札幌市議会 2003-02-21
平成15年第 1回定例会−02月21日-05号
平成15年第 1回定例会−02月21日-05号平成15年第 1回定例会
平成15年 第1回定例会
札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )
平成15年2月21日(金曜日)
―――――――――――――――――――――――─
〇
議事日程(第5号)
開議日時 2月21日 午後1時
第1 議案第43号から第59号まで(
市長提出)
議案第60号(
共産党所属議員全員提出)
陳情第628号,陳情第735号及び陳情第737号
(21件に対する
委員長報告等)
第2 議案第62号及び議案第63号(
市長提出)
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〇本日の会議に付した事件
日程第1 議案第43号 札幌市
事務分掌条例等の一部を改正する条例案
議案第44号 財産の取得の件(札幌市
男女共同参画センター等建物)
議案第45号 財産の取得の件(
公園用地)
議案第46号
全国自治宝くじ事務協議会への
さいたま市の加入及びこれに伴う
全国自治宝くじ事務協議会規約変更の件
議案第47号 関東・中部・
東北自治宝くじ事務協議会への
さいたま市の加入及びこれに伴う関東・中部・
東北自治宝くじ事務協議会規約変更の件
議案第48号 町の区域を変更する件
議案第49号 (仮称)札幌市第2
斎場整備運営事業特定事業契約締結の件
議案第50号 市道の認定,変更及び廃止の件
議案第51号 二級
河川指定についての意見に関する件
議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)
議案第53号 平成14年度札幌市
土地区画整理会計補正予算(第2号)
議案第54号 平成14年度札幌市
国民健康保険会計補正予算(第3号)
議案第55号 平成14年度札幌市
老人医療会計補正予算(第2号)
議案第56号 平成14年度札幌市
砂防用地先行取得会計補正予算(第1号)
議案第57号 平成14年度札幌市
公債会計補正予算(第4号)
議案第58号 平成14年度札幌市
高速電車事業会計補正予算(第2号)
議案第59号 平成14年度札幌市
下水道事業会計補正予算(第2号)
議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案
陳情第628号 札幌市及び市民が所有する図書・資料等の収集と保管・公開を行う機能(施設)の整備に関する陳情
陳情第735号 「
遺伝子組み換えイネ」の承認と表示に対して国への
意見書提出を求める陳情
陳情第737号 札幌市
心身障害者小規模授産事業運営費補助金及び札幌市
精神障害回復者小規模作業所運営費補助金減額の再検討についての陳情
日程第2 議案第62号
固定資産評価審査委員会委員選任に関する件
議案第63号 札幌市
オンブズマン委嘱に関する件
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〇
出席議員(66人)
議長 高 橋 忠 明 君
副議長 加 藤 齊 君
議員 長 内 直 也 君
議員 五十嵐 徳 美 君
議員 村 松 正 海 君
議員 山 田 一 仁 君
議員 近 藤 和 雄 君
議員 村 上 勝 志 君
議員 三 浦 英 三 君
議員 青 山 浪 子 君
議員 坂 本 恭 子 君
議員 岡 千 陽 君
議員 恩 村 一 郎 君
議員 小 林 郁 子 君
議員 松 浦 忠 君
議員 堀 川 素 人 君
議員 高 橋 克 朋 君
議員 勝 木 勇 人 君
議員 鈴 木 健 雄 君
議員 横 山 光 之 君
議員 藤 原 廣 昭 君
議員 大 嶋 薫 君
議員 小 野 正 美 君
議員 涌 井 国 夫 君
議員 本 郷 俊 史 君
議員 高 橋 功 君
議員 岩 村 よね子 君
議員 熊 谷 憲 一 君
議員 宮 川 潤 君
議員 井 上 ひさ子 君
議員 馬 場 泰 年 君
議員 宮 村 素 子 君
議員 笹 出 昭 夫 君
議員 三 上 洋 右 君
議員 上瀬戸 正 則 君
議員 原 口 伸 一 君
議員 畑 瀬 幸 二 君
議員 大 西 利 夫 君
議員 義 卜 雄 一 君
議員 武 藤 光 惠 君
議員 小 川 勝 美 君
議員 田 中 昭 男 君
議員 山 口 た か 君
議員 千 葉 英 守 君
議員 村 山 優 治 君
議員 宮 本 吉 人 君
議員 武 市 憲 一 君
議員 大 越 誠 幸 君
議員 猪 熊 輝 夫 君
議員 西 村 茂 樹 君
議員 川口谷 正 君
議員 森 健 次 君
議員 柿 崎 勲 君
議員 小 田 信 孝 君
議員 生 駒 正 尚 君
議員 飯 坂 宗 子 君
議員 福 士 勝 君
議員 常 本 省 三 君
議員 柴 田 薫 心 君
議員 小 谷 俵 藏 君
議員 伊与部 敏 雄 君
議員 湊 谷 隆 君
議員 常 見 寿 夫 君
議員 本 舘 嘉 三 君
議員 荒 川 尚 次 君
議員 佐 藤 美智夫 君
――――――――─―――――――――
〇
欠席議員(1人)
議員 道 見 重 信 君
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〇説明員
市長 桂 信 雄 君
助役 佐々木 喜 四 君
助役 福 迫 尚一郎 君
助役 高 橋 賢 治 君
収入役 高 橋 登 君
交通事業管理者交通局長 片 桐 政 美 君
水道事業管理者水道局長 牧 野 勝 幸 君
総務局長 角 田 義 寛 君
企画調整局長 小 川 敏 雄 君
財政局長 平 口 愛一郎 君
市民局長 谷 紘 子 君
保健福祉局長 宮 田 睦 彦 君
環境局長 川 瀬 洋 三 君
経済局長 波 田 正 明 君
建設局長 西 條 肇 昌 君
都市局長 田 中 賢 龍 君
下水道局長 仁 科 聰 君
市立札幌病院長 中 西 昌 美 君
消防局長 阪 下 征 哉 君
教育委員会委員 丹 羽 祐 而 君
教育委員会教育長 善養寺 圭 子 君
選挙管理委員会委員長 青 木 護 君
人事委員会委員長 伊 藤 忠 男 君
人事委員会事務局長 宮 崎 芳 幸 君
監査委員 川 越 公 夫 君
監査事務局長 南 槇 子 君
――――――――─―――――――――
〇
事務局出席職員
事務局長 岸 稔 君
事務局次長 福 島 康 則 君
総務課長 渡 邉 惠 君
議事課長 高屋敷 智 彦 君
調査係長 武 田 章 憲 君
資料係長 山 越 英 明 君
議事係長 大 島 和 幸 君
記録係長 長谷川 万壽美 君
委員会一係長 酒 井 欣 洋 君
委員会二係長 中 村 俊 樹 君
書記 山 本 扶 美 君
書記 池 田 章 宏 君
書記 柴 井 康 君
書記 酒 井 智 美 君
書記 本 島 光 二 君
書記 松 崎 朗 子 君
――――――――─―――――――――
〔午後1時開議〕
○議長(
高橋忠明君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。
出席議員数は,64人であります。
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○議長(
高橋忠明君) 本日の
会議録署名議員として
小野正美君,
小林郁子君を指名します。
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○議長(
高橋忠明君) ここで,
事務局長に諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(岸稔君) 報告いたします。
道見
重信議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。
去る2月19日,
人事委員会委員長から,議案第22号 札幌市
職員給与条例等の一部を改正する条例案に対する意見書が提出されましたので,その写しを各
議員控室に配付いたしました。
また,本日,市長から,平成15年度各
会計予算説明書及び平成15年度
局別施策の概要の正誤表が提出されますので,その写しを各
議員控室に配付いたします。
本日の
議事日程及び
議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。
以上でございます。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) これより,議事に入ります。
日程第1,議案第43号から第60号までの議案18件並びに陳情第628号,第735号及び第737号の陳情3件,以上21件を
一括議題といたします。
委員長報告を求めます。
まず,
総務委員長 勝木勇人君。
(
勝木勇人君登壇)
◆
勝木勇人君
総務委員会に付託されました議案7件につきまして,その審査結果を報告いたします。
最初に,議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第57号 平成14年度札幌市
公債会計補正予算(第4号)の2件についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正のうち,新
世代地域ケーブルテレビ施設整備について,西区の一部で実施する理由は何か。また,他の区における整備はどのようになるのか。テレビの
地上波放送が従来の
アナログ放送から
デジタル放送へ移行することについて,どのような見通しを持っているのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第43号,第44号,第46号,第47号及び第48号の5件についてでありますが,質疑・討論はなく,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
文教委員長 笹出昭夫君。
(
笹出昭夫君登壇)
◆
笹出昭夫君
文教委員会に付託されました議案2件及び陳情1件につきまして,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案についてでありますが,主なる質疑として,本年度から,道では,
モデル校を選定し,35人程度の
学級編制を試行しているが,その成果や問題点はどのようなものか。
小・中学校の全校で30人
学級編制を実現した場合,本市の学級数,教員数や
費用負担はどの程度ふえるのか。30人
学級編制の実施に伴う費用について,1学年で実施した場合や,人件費を
平均給与でなく新採用の給与で計算した場合には,どの程度増加するのか。本市の
小・中学校において30人
学級編制の実現に踏み出せないのはどのような理由によるのか,また,いつごろ実現が可能となるのか等の質疑がありました。
これに対して,理事者から,本市の
学級編制は,国及び道の基準によって行っている。したがって,国の計画に基づく
加配教員を配置し,
複数教員による少
人数指導を積極的に進めるとともに,引き続き道の
モデル事業の推移を見守っていきたい旨の答弁がありました。
続いて,討論を行ったところ,自民党,民主党及び公明党を代表して,自民党・
山田委員,並びに
会派無所属・
山口委員から否決すべきものとの立場で,共産党・
生駒委員から可決すべきものとの立場で,それぞれ意見の表明がありました。
討論終結後,採決を行いましたところ,
賛成少数で,否決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,陳情第628号 札幌市及び市民が所有する図書・資料等の収集と保管・公開を行う機能(施設)の整備に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,歴史的な価値のある公文書や市民から寄贈された資料について,本市の各部局ではどのような
役割分担で保管されているのか。各部局で保管する資料について,窓口を一本化し,既存の各施設を
情報ネットワークで結び,市民が求める資料を提供できるようにしてはどうか。貴重な資料の散逸を危惧する市民に対し,相談・
受け入れ体制を充実する必要があると思うが,どうか。資料等の収集,保管のためには,
公文書館の設置を検討すべきであり,保存する文書については,公文書か私文書かということではなく,歴史的な価値を基準に判断すべきと考えるが,どうか。施設を設置するに当たっては,既存の施設を活用するとともに,運営面で再
任用職員やボランティアの
受け入れを検討してはどうか。
歴史的価値のある資料を持つ市民は高齢化が進んでおり,資料の
受け入れを早く制度化すべきと考えるが,生前
予約制度についても検討すべきではないか。収集,保管する資料等の範囲や
保管場所については早急な検討が必要であるが,どのような検討を行ってきたのか等の質疑がありました。
これに対して,理事者から,
歴史的公文書等の保存・活用に関する
基礎調査の中で,私文書を含めた収集のあり方について一体的に検討を進めてきた。今後は,他都市等の
状況調査を継続するほか,施設や体制の問題,
既存施設との
役割分担,収集の基準等について引き続き検討を進め,現5年計画の中で方向性を定めていきたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,採択すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
環境消防委員長 高橋克朋君。
(
高橋克朋君登壇)
◆
高橋克朋君
環境消防委員会に付託されました議案3件につきまして,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第45号 財産の取得の件(
公園用地)についてでありますが,主なる質疑として,
取得金額について,その算定に際し,
平たん地と傾斜地の
単位価格にどの程度の差を設けているのか。また,標準地を取得地内に想定した理由は何か等の質疑がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,
前田森林公園について,今回の補正により,どのような造成・整備がなされるのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第59号 平成14年度札幌市
下水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
厚生委員長 大嶋薫君。
(大嶋薫君登壇)
◆大嶋薫君
厚生委員会に付託されました議案4件及び陳情1件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第49号 (仮称)札幌市第2
斎場整備運営事業特定事業契約締結の件についてでありますが,主なる質疑として,
当該事業の
落札グループの
代表企業は,今回不
起訴処分になった
公職選挙法違反事件にどのようなかかわりがあったのか。
代表企業が起訴された場合の対応について,
グループの解散や仮契約の解除も想定していたのか。また,本契約について,今回議決が得られない場合,どのようになるのか。
代表企業は,以前にも
独占禁止法違反で処分を受けているが,この事実を本市はどの程度把握していたのか。
事業者選定委員会が違反の事実を把握していた場合,事業者の選定に影響を与えたのではないか。第2斎場の進入路について,
PFI事業者ではなく本市で整備し,完成後,市道として認定する理由は何か。市道は地権者から寄附されることが原則であり,進入路をこの原則に反して本市で整備する理由は何か。第2斎場の進入路については,
当該道路に布設する上下水道を一体的に整備することが効率的であるため,
PFI事業者が整備を行うべきと思うがどうか等の質疑がありました。
次に,討論を行いましたところ,共産党・
武藤委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第49号は,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,
生活保護費について,今回の補正で13億6,000万円も増額されるが,どのような原因によるものと考えているのか。
生活保護の動向は,
経済情勢等によって大きな影響を受けるため,予測が難しいが,今回の補正額で14年度の保護の需要に十分対応できると考えているのか。
生活保護費を減少させるには,
新規雇用の創出が必要であり,全庁的な問題として取り組み,何らかの方策を実施できるよう検討を行うべきではないか。
地下鉄東札幌駅
エレベーター等は,
用地取得が困難なため,設置ができなくなったと聞くが,
用地取得ができる見込みがないまま
予算計上を行っていたのか。土地の取得に当たっては,
担当部局において事前に抵当権などの
権利関係を調査すべきだが,今回の対応は十分なものだったのか。14年度予算の議決前に
用地取得が困難な状況は認識されていたが,今回まで
減額補正がおくれた理由は何か等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第52号中関係分は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第54号及び第55号の2件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,陳情第737号 札幌市
心身障害者小規模授産事業運営費補助金及び札幌市
精神障害回復者小規模作業所運営費補助金減額の再検討についての陳情についてでありますが,主なる質疑として,
小規模作業所の
運営費補助金は15年度から減額されるが,どのような考え方に基づいて算出されたのか。今回の
補助金減額により,
作業所運営への影響も懸念されるが,このような
作業所の現状を本市はどのように認識しているのか。
補助金の削減額について,道に比べ,本市の
引き下げ幅が大きくなっている理由は何か。また,道と同じ
積算方法を採用し,削減額を15年度予算よりも少なくすることはできないのか。
補助金額を算出するに当たって,
作業所の
関係者とこれまでどのような協議を行ってきたのか。今回の
補助金減額は,一方的に決められているため,再度十分な話し合いを行い,
関係者の合意が得られてから実施すべきと思うが,どうか。今回の
補助金減額は,わずかな
補助金で運営を行っている
作業所の経営を悪化させ,利用者である障害者の自立や
社会参加を阻害する原因になるのではないか。本市よりも高い水準で補助を行っている政令市もあるため,
補助金増額こそ,今回,検討すべきではないか。今回の
補助金減額について,
人事院勧告の
給与勧告率を参考に
人件費相当分を削減したものと聞くが,
事務費相当分まで削減した理由は何か。本市の
補助金には家賃分が含まれているが,
作業所の実態に合わせ,きめ細かな補助を行うため,別枠で実施することはできないのか。道と同じように,
作業所の
活動内容に合わせて
補助金に類型を設けるなど,よりきめ細やかな補助を行う方策を検討すべきではないか。
障害者施策が
在宅重視となり,
作業所の役割が今後ますます重要になる中で,新規に
補助金を交付する
作業所を
申請件数に比べて少なくした理由は何か。
小規模作業所の経営安定のため,将来のあり方について
関係者と十分な協議を行うとともに,
サポートセンター等による行政の支援も検討すべきではないか等の質疑がありました。
これらに対して,理事者から,
小規模作業所運営費補助金については,今後も
作業所関係者と
十分協議を行うとともに,
予算執行時における
予算確保に向けて局内においても努力したい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,陳情第737号は,
全会一致,採択すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
建設委員長 高橋功君。
(高橋功君登壇)
◆高橋功君
建設委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第51号 二級
河川指定についての意見に関する件についてでありますが,主なる質疑として,界川の改修に当たり,本市で初めて
地下貯留池方式を採用するとのことだが,
地下貯留池方式により改修を行う理由は何か。また,
維持管理費等を含めた
トータルコストは,どの程度になるのか。計画されている
貯留池は約2万トンの大規模なものであるが,
貯留池の多
目的利用についてどのように考えているか。また,
貯留池を整備することにより,界川の
治水安全度はどの程度向上するのか。
地下貯留池方式は都市部において有効であるとのことだが,今後の
事業展開についてどのように考えているのか。
貯留池の
設置予定場所が学校に隣接していることから,
地域住民への
周知徹底が必要と考えるが,
説明会等の予定はどのようになっているのか。平成12年に河川法が改正され,
法定河川の
権限移譲が進められているが,本市における
進捗状況はどのようになっているのか,また,権限の
移譲対象河川については,どのような基準により決められているのか等の質疑がありました。
これらに対して,理事者から,
地下貯留池の多
目的利用については,本来の
治水目的を損なわない範囲で,
雪処理施設や
防火貯水池等としての活用を検討していきたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第51号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第50号,第52号,第53号及び第56号についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
経済公営企業委員長 小川勝美君。
(
小川勝美君登壇)
◆
小川勝美君
経済公営企業委員会に付託されました議案2件及び陳情1件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第58号 平成14年度札幌市
高速電車事業会計補正予算(第2号)についてでありますが,主なる質疑として,
減額補正は,
地下鉄東札幌駅に
設置予定だった
エレベーター1基の整備が行えなくなったためとのことだが,いかなる理由によるものか。また,
エレベーターの設置を待ち望んでいた
地域住民に対して,どのような説明を行ってきたのか。設置不可能となった
エレベーター1基については,再度,整備の早期実現を図るべきと考えるが,どのように取り組んでいくのか等の質疑がありました。
これらに対して,理事者から,
地下鉄東札幌駅への
エレベーター設置については,新たな設置場所の調査検討等を進め,早期の実現を目指したい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第58号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第52号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,議案第52号中関係分は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,陳情第735号 「
遺伝子組み換えイネ」の承認と表示に対して国への
意見書提出を求める陳情についてでありますが,主なる質疑として,国内で消費される食品について,その総量に占める遺伝子組みかえ食品の割合はいかほどであるのか。また,それらの食品のうち,遺伝子組みかえ食品であることを表示しているものの割合はどの程度か。国内における遺伝子組みかえ稲の研究開発は,現在,どのような
進捗状況にあるのか。遺伝子組みかえ食品の研究が進められる背景には,食物生産のコストを下げ,国際競争力を上げる目的があると考えるが,どうか。遺伝子組みかえ稲及びその他の作物も含めて,食品として,認可状況及び国の定める認可基準はどのようになっているのか。遺伝子組みかえ食品について,国は,その安全性にかかわる問題点に関してどのような認識を持っているのか,また,市域内においてもこれらの食品が流通,販売されているが,本市は,食品衛生の観点からどのような対応を図るのか等の質疑がありました。
次に,討論を行いましたところ,自民党・小谷委員から,不採択とすべきものとの立場で,民主党・西村委員,共産党・熊谷委員及び
会派無所属・松浦委員から,採択すべきものとの立場で,それぞれ意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,陳情第735号は可否同数となりましたので,この場合,委員長採決により採択すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) ただいまの各委員長の報告に対し,質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) 質疑がなければ,討論に入ります。
通告がありますので,順次発言を許します。
まず,山田一仁君。
(山田一仁君登壇)
◆山田一仁君 私は,ただいまから,公明党議員会及び自由民主党議員会を代表して,共産党所属議員全員から提出されております議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案に反対し,陳情第735号 「
遺伝子組み換えイネ」の承認と表示に対して国への
意見書提出を求める陳情については,不採択にすべきとの立場から,討論を行います。
最初に,議案第60号についてであります。
学級編制などゆとりある教育環境の実現について,昨年,本市議会において,国及び北海道に対し,意見書を
全会一致で可決し,提出した経緯があります。
学級編制は,公立義務教育諸学校の
学級編制及び教職員定数の標準に関する法律により,国が定めた標準をもとに,都道府県教育
委員会が基準を定めることとされております。国は,現行の40人学級を維持しつつ,基礎学力向上ときめ細かな指導の充実を図るため,
加配教員を配置し,少
人数指導を行う学校への取り組みを支援する,第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画を実施し,来る平成15年度は5年計画の3年目となります。
一方,国は,40人
学級編制を基本としつつも,各都道府県において
学級編制の弾力化を認める方向に動いているものの,国の財政的負担は従来どおりの40人学級により算定されております。
義務教育においては,国の財源をもとに教育水準を保つべきものであります。
委員会審議においても明らかになったように,人件費だけでも毎年128億円もの
費用負担が生じることとなるほか,教室不足解消のための施設整備も必要であり,
学級編制の問題は多大な財源を要することから,予算的な裏づけがなされていない現状においては,少なくとも平成15年度からの30人学級実施は,現状では無理と判断せざるを得ません。
また,北海道においても,昨年度から,小学校低学年少人数学級
モデル校事業を実施し,学級の少人数化による効果等の把握を行っております。これは平成14・15年度の2年事業であり,この
モデル事業の効果等について検証途中である以上は,国の定数改善計画等の動きを見つつ,まだ推移を見守るべき段階ではないかと判断するものであります。
また,条例案の提出理由にある児童・生徒の健やかな成長,きめ細やかな教育の実現に向けては,果たして
学級編制の見直しだけでよいのだろうか。例えば,個々に応じた指導の充実,不登校に対するきめ細やかな対応,入試の壁を低くするなど,さまざまな観点からの検討とあわせて,総合的に議論を深めていくことが必要と判断するものであります。
加えて,本条例案のような30人以下学級という限定の方法が最善なのだろうか。学級規模については,児童・生徒の社会性の育成という観点からは,ある一定以上の規模は必要と考えられ,30人以下にこだわることなく,
学級編制の弾力的運用を考える発想もあってしかるべきと考えるものであります。
このような諸状況を総合的に勘案しますと,同趣旨の陳情が継続審査となっていることから,本条例案については,本議会において今の段階で一定の結論を出すとすれば,本年4月から本市の
学級編制実施計画を策定することは現実的な対応ではないと判断され,したがいまして,この議案第60号に対し,反対するものであります。
なお,今後の
学級編制については,ゆとりある教育環境を実現するために,法的整備及び財源措置等を早急に行うように国に強く働きかけるとともに,北海道に対しても学級定数の弾力的な編制の推進に一層努力するよう要望いたします。
次に,陳情第735号についてであります。
世界貿易機関,WTOの農業に対する自由化ルールの取り決めにおいて,我が国の農業が壊滅的打撃を受ける内容の1次案が提示されるなど,米をめぐる情勢はかつてないほど厳しい状況に置かれております。
我が国の主食作物である米については,遺伝子組みかえ技術の分野において激しい国際競争が展開されており,この分野だけは,何としても他国の後塵を拝するようなことがあってはならないと考えるのであります。したがいまして,米に関する遺伝子組みかえ技術の実用化への道を閉ざすということは,ひいては,我が国の食糧安保を脅かすことにつながりかねないのであります。
加えて,今回の陳情では,遺伝子組みかえ稲に関して,すべての食品化を阻止する内容となっておりますが,例えば,低たんぱく・低アレルゲン性稲の食品化を本当に阻止しなければならないものでしょうか。世の中には,アレルギーで困っている子供たちが病院に列をなしているのが現状であり,高たんぱく質の食事制限に悩んでいる腎臓病患者がいるのも事実であります。そうした方々の心情を察すると,すべての稲の承認を一律に阻止すべきであるとは考えられないのであります。
私たちは,決して遺伝子組みかえ技術が万能と考えているわけではなく,大豆やトウモロコシなどでは,遺伝子組みかえ食品の表示も十分になされないまま,それらを口にしなければならないという消費者の不安も十分認識しているところであります。
しかしながら,本件に関しては,拙速な判断によることなく,さらに幅広い知識や見解を収集するとともに,より市民的な立場から,政令指定都市の議会として独自の明確なスタンスを示していくべきであり,陳情第735号については,不採択にすべきものと考えるのであります。
以上で,私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 次に,西村茂樹君。
(西村茂樹君登壇)
◆西村茂樹君 私は,ただいまから,新政クラブ,市民ネットワーク北海道及び民主党議員会の3会派を代表いたしまして,議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案に反対をし,陳情第735号 「
遺伝子組み換えイネ」の承認と表示に対して国への
意見書提出を求める陳情については,採択をすべきとの立場で,討論を行います。
最初に,議案第60号についてであります。
本条例案は,学校教育において,児童・生徒一人一人が尊重され,健やかな成長を促すためのきめ細かな教育の実現を目指すものとして提案されておりますが,こうした教育の実現は,極めて大切なものであります。
その方法の一つとして,
学級編制の基準をどのように考えていくかについては,本市議会でも,これまでさまざまな議論を重ねてきたところであります。現在,国は40人学級を基本としつつも,都道府県の裁量で弾力的な
学級編制を認める方向に進んでおりますが,これに伴う人件費の財政的裏づけはなされておらず,さらに,教室等の施設面についても札幌市の負担が必要となります。恒常的に必要となる財源についての検討を行うことなく,本条例案のように平成15年度から
学級編制の変更を計画することは,現状では非常に困難と判断せざるを得ません。
さらに,本条例案の目的であるきめ細かな教育については,
学級編制のあり方とあわせ,個性を伸ばす教育の充実,人間的魅力にあふれた教員の育成など,さまざまな教育の質の向上策についても,多角的かつ総合的に議論を積み上げていく必要があると判断するものであります。
加えて,平成15年度には,きめ細かな指導の充実を図るため,40人学級を維持しながら,
加配教員による少
人数指導を行う第7次公立義務教育諸学校教職員定数改善計画の5年計画の3年目であること,北海道においても学級の少人数化による効果等の把握に取り組む小学校低学年少人数学級
モデル校事業の2年目であることから,これらの推移を見守る必要もあると考えるものであります。
このような諸状況を総合的に勘案いたしますと,本条例案については,本市議会において同趣旨の陳情が継続審査となっていること,
学級編制についての議論をたびたび重ねていることから,今の段階で一定の結論を出すとすれば,この議案第60号に対しては反対と言わざるを得ないとするものであります。
なお,今後の
学級編制については,昨年の本市議会において
全会一致で可決された意見書の趣旨を踏まえ,国及び北海道に強く働きかけることに一層努力するよう要望いたします。
次に,陳情第735号についてであります。
遺伝子組みかえとは,遺伝子の一部を切り取ってその構成要素の並び方を変え,生物の遺伝子に戻したり,別の種類の生物の遺伝子に組み入れたりする技術です。
このような方法でつくられた遺伝子組みかえ作物によって,イギリスでは,大豆を食べた被験者の腸内細菌から組みかえDNAが検出されたり,組みかえジャガイモを食べたラットに免疫細胞の異常や内臓障害が起きていることが報告されています。こうしたことから,遺伝子組みかえ食品により,私たちの生態系が破壊されるおそれがあると指摘をされているのであります。
今回の陳情の内容は,食の安全性を求める観点から,もっともっと広く情報を開示すべきということが大きなポイントとも言えます。遺伝子組みかえ食品の表示については,現在の基準からすると,原材料が重量で上位3品目かつ食品重量の5%以上のものしか表示義務がなく,言ってみれば4番目,5番目以降は表示しなくてもよい。また,しょうゆ,大豆油,コーン油など,食品中の組みかえDNA,それにより新たにつくられたたんぱく質が除去,分解されている加工食品についても表示は省略できることになっております。こういった基準を,もっときめ細かに見直していくことが必要だと考えているわけであり,そんな意味では,食の安全性を求めている消費者,生活者である市民にとっては当然のことであると思うわけであります。
もう一つ,遺伝子組みかえ稲の問題については,研究開発までは反対するものではありませんが,我々の主食である稲が,一般の農作物として栽培,商品化され,口に入っていくこと,そのことが大きな不安につながっていくのだと思います。
食の問題は,市民にとって最も身近な問題ですから,国には,より慎重な取り扱いが求められるものと考えるのであります。過去の人類が学んだ教訓を生かし次世代にツケを残さないためにも,また,疑わしいものは認めないという予防原則が貫けるよう,安全性の確認がされないまま遺伝子組みかえ稲を食品として承認しないよう,また,基本的にすべての遺伝子組みかえ食品についても表示を義務化するよう求めるものであります。
遺伝子組みかえ稲を,食品,飼料として承認しないことについては,全国の140団体が58万人の署名を集め,270の自治体で請願・陳情がなされております。本市においても,多くの不安を抱える市民からたくさんの,2万を超える署名が集まっている現状を考えてみるときに,いま一度,議員の皆さん方の陳情第735号への賛同をお願いいたしまして,私の討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 次に,井上ひさ子君。
(井上ひさ子君登壇)
◆井上ひさ子君 私は,ただいまから,日本共産党を代表して,議案第49号 (仮称)札幌市第2
斎場整備運営事業特定事業契約締結の件に反対,残余の議案16件と日本共産党所属議員提出の議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案については賛成する立場から,また,陳情3件については採択する立場から,討論を行います。
まず,議案第49号の(仮称)札幌市第2
斎場整備運営事業特定事業契約締結の件についてです。
本市は,第2斎場の設計,建設,管理運営についてPFIを導入いたしましたが,この方式は,落札価格185億円余の巨費を投じる市の重要な公共事業を,特定企業や金融機関がつくる特別目的会社に任せ,23年間にわたって企業のもうけを保障しようとするものであり,我が党は,このようなやり方にはもともと反対であります。
今回の契約締結の内容を見ますと,契約金額は,185億4,852万2,000円に,金利変動,物価変動及び税制度の変更による増減額並びに消費税額及び地方消費税額を加算した額となっており,社会経済情勢の変動によっては,今後,本市の追加負担が迫られることなど,先行きの見えない契約金額となっていることも問題です。
また,今回の契約相手であるPFI斎場運営株式会社の代表は,この会社を設立した東亜建設工業株式会社の北海道支店長であります。ご承知のように,東亜建設工業は,長崎県知事選にかかわって,自民党長崎県連に対し,3度にわたって350万円の献金を行い,公職選挙法違反が問われています。このような問題を引き起こしている会社であっても,長期の契約がなされているために,それを排除することのできないPFI方式はやめて,本来,市の責任と適正な負担でやるべきであることを厳しく指摘しておきます。
次に,日本共産党所属議員全員で提出しました議案第60号
札幌市立小学校及び中学校の
学級編制の基本に関する条例案についてでありますが,提案説明でも述べましたが,本条例案は,今,教育をめぐる状況が深刻で,学校の危機,教育の危機とも言われる状況を打開するための解決策が強く求められている中で,その有効な手だてとして,市民や教員などの強い要望にこたえ,本市の
小・中学校において30人以下学級の実施に踏み切ろうとするものです。
また,本条例案は,
学級編制に当たっての国の弾力化方針,道の規則の改正など,現行の法制に沿ったものでもあります。
文教委員会の審査の中で,趣旨は賛成だが,4月1日施行は無理との議論がありましたが,本条例案は,ことしの4月1日に条例を施行することとしておりますが,実際に30人以下学級を実施するに当たっては,具体的な作業が必要なことから,教育
委員会において,必要な計画を策定しなければならないことを規定しているように,計画的,段階的に実施できるように配慮されています。
また,
委員会でも議論があった,30人学級実施に当たっての教員増員による財源問題についてですが,国,道が財政的な裏打ちを与えていないため,当面,本市独自で手当てしなければなりませんが,1学年当たり新採用教員の増員に係る人件費は6億9,000万円程度であり,計画的に進めれば財源問題は障害にならないものと我が党は考えます。
今,
小・中学校において,児童・生徒一人一人が尊重され,健やかな成長を促すためのきめ細かな教育を実現できる環境を整えるための30人以下学級の実現は,世論を背景に全国的な大きな流れとなっていますし,全国各地で既に30人以下学級などの少人数化に踏み出す自治体が広がってきていることは,ご承知のとおりです。
本市においても,30人学級の実施を求める市民世論は広がっています。本市の未来を担う子供たちの健やかな成長を願い,市民の強い要求にこたえるために,本条例案の可決を強く主張するものです。
また,陳情第628号 札幌市及び市民が所有する図書・資料等の収集と保管・公開を行う機能の整備に関する陳情,陳情第735号 「
遺伝子組み換えイネ」の承認と表示に対して国への
意見書提出を求める陳情及び陳情第737号 心身障害者,精神障害回復者の
小規模作業所運営費補助金減額の再検討についての陳情の3件は,いずれも願意妥当であり,採択を主張するものです。
以上で,討論を終わります。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,議案第60号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立少数であります。よって,議案第60号は否決されました。
次に,陳情第735号を問題といたします。
本件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立少数であります。よって,陳情第735号は不採択とすることに決定されました。
次に,議案第49号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第49号は可決されました。
次に,議案第43号から第48号まで及び議案第50号から第59号までの議案16件,並びに陳情第628号及び第737号の陳情2件,以上18件を一括問題といたします。
議案16件を可決することに,陳情2件を採択することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,議案16件は可決することに,陳情2件は採択することに決定されました。
○議長(
高橋忠明君) 次に,日程第2,議案第62号及び第63号の2件を
一括議題といたします。
いずれも,市長の提出によるものであります。
提案説明を求めます。
桂市長。
(市長桂 信雄君登壇)
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案2件につきまして,ご説明申し上げます。
まず,議案第62号は,
固定資産評価審査委員会委員選任に関する件であります。
本市固定資産評価審査
委員会委員でありました水口 武氏は,昨年11月22日に死亡退任されましたが,その後任者といたしまして山谷隆史氏を選任することを適当と認め,また,現在,委員であります大萱生 哲,佐藤輝夫,山本明恵及び和田丈夫の4氏は,来る3月31日を持って任期満了となりますが,引き続き選任することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。
大萱生 哲氏は,昭和49年4月に弁護士の登録をされ,現在,札幌地方裁判所鑑定委員等をされている方で,平成12年4月から本委員に就任されております。
佐藤輝夫氏は,昭和28年4月に札幌国税局に勤務されて以来,長く税務行政に携わり,余市税務署長等を歴任後,現在は税理士をされている方で,平成12年4月から本委員に就任されております。
山本明恵氏は,現在,恵和建築設計事務所を開業されているほか,北海道固定資産評価審議会委員等をされている方で,平成12年4月から本委員に就任されております。
山谷隆史氏は,昭和56年4月に公認会計士の登録をされ,現在,日本公認会計士協会理事等をされている方であります。
和田丈夫氏は,札幌地方検察庁等の検事及び札幌高等裁判所等の判事を歴任後,平成6年5月に弁護士の登録をされている方で,平成9年4月から本委員に就任されております。
以上5氏につきましては,いずれも固定資産評価に関する専門的知識に長じておられ,固定資産評価審査
委員会委員として適任と考えるものであります。
次に,議案第63号は,札幌市
オンブズマン委嘱に関する件であります。
札幌市オンブズマンであります長井敬子及び廣岡得一郎の両氏は,来る2月28日をもって任期満了となりますが,引き続き両氏に委嘱することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。
長井敬子氏は,現在,札幌地方裁判所及び札幌簡易裁判所の民事調停委員のほか,人権擁護委員等をされている方で,平成13年3月から札幌市オンブズマンに就任されております。
廣岡得一郎氏は,昭和30年4月に裁判官に任命され,札幌地方裁判所小樽支部長等を歴任後,昭和47年4月に弁護士の登録をされ,日本弁護士連合会副会長等を歴任された方で,平成13年3月から札幌市オンブズマンに就任されております。
両氏とも,人格,識見ともに高く,行政に精通されており,札幌市オンブズマンとして適任と考えるものであります。
以上で,ただいま上程をされました各議案についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
○議長(
高橋忠明君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。
議案2件に同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第62号及び第63号は同意されました。
○議長(
高橋忠明君) お諮りをいたします。
本日の会議はこれをもって終了し,明日2月22日から3月4日までは
委員会審査等のために休会とし,3月5日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。
本日は,これで散会いたします。
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散 会 午後1時55分
上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。
議 長 高 橋 忠 明
署名議員 小 野 正 美
署名議員 小 林 郁 子...