議員 柴 田 薫 心 君
議員 小 谷 俵 藏 君
議員 伊与部 敏 雄 君
議員 湊 谷 隆 君
議員 常 見 寿 夫 君
議員 本 舘 嘉 三 君
議員 荒 川 尚 次 君
議員 佐 藤 美智夫 君
――――――――─―――――――――
〇
欠席議員(なし)
――――――――─―――――――――
〇説明員
市長 桂 信 雄 君
助役 佐々木 喜 四 君
助役 福 迫 尚一郎 君
助役 高 橋 賢 治 君
収入役 高 橋 登 君
交通事業管理者交通局長 片 桐 政 美 君
水道事業管理者水道局長 牧 野 勝 幸 君
総務局長 角 田 義 寛 君
企画調整局長 小 川 敏 雄 君
財政局長 平 口 愛一郎 君
市民局長 谷 紘 子 君
保健福祉局長 宮 田 睦 彦 君
環境局長 川 瀬 洋 三 君
経済局長 波 田 正 明 君
建設局長 西 條 肇 昌 君
都市局長 田 中 賢 龍 君
下水道局長 仁 科 聰 君
市立札幌病院長 中 西 昌 美 君
消防局長 阪 下 征 哉 君
教育委員会委員 千 葉 瑞 穂 君
教育委員会教育長 善養寺 圭 子 君
選挙管理委員会委員 青 木 護 君
選挙管理委員会委員 越 智 健 一 君
選挙管理委員会委員 岡 本 修 造 君
人事委員会委員長 伊 藤 忠 男 君
人事委員会事務局長 宮 崎 芳 幸 君
監査委員 川 越 公 夫 君
監査事務局長 南 槇 子 君
――――――――─―――――――――
〇
事務局出席職員
事務局長 岸 稔 君
事務局次長 福 島 康 則 君
総務課長 渡 邉 惠 君
議事課長 高屋敷 智 彦 君
調査係長 武 田 章 憲 君
資料係長 山 越 英 明 君
議事係長 大 島 和 幸 君
記録係長 長谷川 万壽美 君
委員会一係長 酒 井 欣 洋 君
委員会二係長 中 村 俊 樹 君
書記 山 本 扶 美 君
書記 池 田 章 宏 君
書記 柴 井 康 君
書記 酒 井 智 美 君
書記 本 島 光 二 君
書記 松 崎 朗 子 君
――――――――─―――――――――
〔午後1時開議〕
○議長(
高橋忠明君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。
出席議員数は,65人であります。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) 本日の
会議録署名議員として
山田一仁君,
坂本恭子君を指名いたします。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) ここで,
事務局長に諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(岸稔君) 報告いたします。
去る12月5日,
人事委員会委員長から,議案第8号
札幌市立高等学校及び
幼稚園職員の給与,勤務時間その他の
勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案,議案第28号 札幌市
職員給与条例等の一部を改正する条例案,議案第29号 札幌市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第30号 札幌市
職員特殊勤務手当条例の一部を改正する条例案に対する意見書が,また,本日,市長から,松浦 忠議員の
文書質問2項目中残余の部分に対する答弁書がそれぞれ提出されましたので,その写しを各
議員控室に配付いたしました。
本日の
議事日程及び
議案審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。
以上でございます。
○議長(
高橋忠明君) これより,議事に入ります。
日程第1,議案第1号から第30号までの30件を
一括議題といたします。
委員長報告を求めます。
まず,
総務委員長 勝木勇人君。
(
勝木勇人君登壇)
◆
勝木勇人君
総務委員会に付託されました議案10件につきまして,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第16号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第5号),議案第21号 平成14年度札幌市
公債会計補正予算(第3号)及び議案第28号 札幌市
職員給与条例等の一部を改正する条例案の3件についてでありますが,主なる質疑として,不利益不¥外字(8a71)及という一般的な原則があるが,4月にさかのぼって給与を減額することについてどのように考えているのか。また,労使間の交渉については,どのような結論に達したのか。今回の
減額措置が本市の
非常勤職員や
臨時職員に波及することになれば,非常に深刻な問題となるが,このことについて配慮はなされるのか。来春以降,市職員の
給与減額をよりどころにして,
民間企業が給与を縮減していくことが懸念されるが,市はどのように考えているのか。
給与削減による効果額は,
景気対策として運用すべきと考えるが,どうか。今回の
給与改定は,¥外字(8a71)及ではなく,
調整措置とされているが,実態としては同じなのではないか等の質疑がありました。
これらに対し,理事者から,
公民給与の均衡は,
当該年度の4月の時点で比較し均衡を図ることとしているため,4月からの
年間給与について実質的な均衡を図る必要から,3月の
期末手当の額において所要の
調整措置を講じることとしたものである旨の答弁がありました。
続いて,討論を行いましたところ,共産党・
宮川委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
引き続き,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第29号 札幌市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,これまで,支度料はどのような目的で支給されてきたのか。また,支度料の廃止により,どの程度の
経費削減になるのか。
旅費条例は,昭和26年に制定されたものであり,見直すべき項目があると思うが,今後の全体的な見直しについてどのように考えているのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議案第1号中関係分,第3号,第4号,第5号,第14号及び第30号の6件についてでありますが,質疑・討論はなく,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
文教委員長 笹出昭夫君。
(
笹出昭夫君登壇)
◆
笹出昭夫君
文教委員会に付託されました議案2件につきまして,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第1号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第4号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,今回の
補正予算によって,
校内LANの整備は本市全体の約半数の学校で完了するとのことだが,これは,他の政令市と比較してどの程度のレベルなのか。
校内LANの今後の
整備計画について,
最終目標はどのようになっているのか。また,その
達成年次はいつごろになるのか。
コンピューター機器は,一学校で同一機種による整備を進めているが,複数の機種に触れさせる方が
コンピューターに対する興味・関心は高まるのではないか。道では,
経費削減のため,ウィンドウズから,
設計内容が無料で公開されているリナックスへの切りかえを行うようだが,本市でも採用を検討してはどうか。
コンピューター機器の
ハード整備が進む一方で,これを教える教員の能力が伴わなければならないが,
教員研修の充実をどのように図っていくのか。
情報教育では,
発達段階に応じた指導が大切と考えるが,この場合の
マニュアル等の整備はどのようになっているのか。
コンピューター室だけでなく,
普通教室にも機器を整備し,各
クラスごとに
コンピューターを使った授業ができるようになるのはいつごろなのか。
校内LANが整備された学校と,まだ整備されていない学校では,
情報格差が生じると思われるが,そのことをどう認識し,どのように対応するのか。全校での
LAN整備を終えるまでに,既に整備を終えた学校の設備が技術的に陳腐化して,その結果,投資がむだになるおそれはないのか等の質疑がありました。
これに対して,理事者から,本市における
校内LANの整備率は,平成14年度で55%となる。今後は,できる限り
国庫補助を導入しながら,
文部科学省の方針である平成17年度までの
全校整備完了を目指して積極的に進めてまいりたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決を行ったところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第8号
札幌市立高等学校及び
幼稚園職員の給与,勤務時間その他の
勤務条件に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
環境消防委員長 高橋克朋君。
(
高橋克朋君登壇)
◆
高橋克朋君
環境消防委員会に付託されました議案4件につきまして,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第11号 札幌市石狩市
茨戸下水処理場管理組合の解散及び解散に伴う
財産処分に関する協議の件及び議案第12号
茨戸下水処理場の
維持管理に係る石狩市の事務の受託に関する協議の件についてでありますが,主なる質疑として,
当該処理場の
管理体制や
人員配置は,本市への
事務委託によりどのように変わるのか。
管理組合解散後における処理場の
管理運営について,選択肢の一つとして
民間委託の検討を行ったことがあるのか等の質疑がありました。
これに対して,理事者から,このたびの一部
事務組合の解散及び
事務委託への移行は,25年にわたる
共同運営により培われた両市の
信頼関係に基づくものであることから,当面は,直営による
管理運営を行ってまいりたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第27号 平成14年度札幌市
下水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが,質疑はなく,討論を行いましたところ,共産党・
飯坂委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
引き続き,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第9号 札幌市
消防本部及び
消防署設置条例の一部を改正する条例案についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
厚生委員長 大嶋 薫君。
(大嶋 薫君登壇)
◆大嶋薫君
厚生委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第2号 平成14年度札幌市
介護保険会計補正予算(第2号)についてでありますが,主なる質疑として,
特別養護老人ホームにおいて多額の余剰金が発生している状況で,
施設介護サービス費を今回さらに追加する理由は何か。
施設サービス費負担の増加が
介護保険財政悪化の要因と考えるが,
介護保険の趣旨である
在宅介護増加のため,
次期事業計画ではどのような見直しを行うのか。
介護保険制度の
周知不足から,
介護認定を受けていない要介護者も潜在的にいると思うが,
在宅サービスの利用につなげるため,どのような取り組みを行う考えか等の質疑がありました。
これらに対して,理事者から,本市では,
施設入所の希望が多いことから,
介護保険制度の趣旨を周知,浸透させるため,新聞を活用する等,
広報活動を充実させて,さらなる普及啓発に努めたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第2号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,職員の
給与改定に関する議案第19号,第20号及び第22号の3件についてでありますが,質疑はなく,討論を行いましたところ,共産党・
武藤委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第19号,第20号及び第22号の3件は,いずれも賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議案第1号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第4号)中関係分についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
建設委員長 高橋 功君。
(高橋 功君登壇)
◆高橋功君
建設委員会に付託されました議案6件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第6号 札幌市
建築基準法施行条例及び札幌市
地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,
総合設計制度は,一定の敷地面積と空地を有する建築物について
容積制限等を緩和する制度であるが,制度の
利用状況はどのようになっているのか。また,バブルが崩壊した時期を境として,
利用状況にどのような変化が見られるのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第6号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,職員の
給与改定に関する議案第17号及び第18号についてでありますが,質疑はなく,討論を行いましたところ,共産党・
荒川委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第17号及び第18号は,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議案第7号,第10号及び第15号についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
経済公営企業委員長 小川勝美君。
(
小川勝美君登壇)
◆
小川勝美君
経済公営企業委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,職員の
給与改定に関する議案第23号から第26号までの4件についてでありますが,いずれも質疑はなく,討論を行いましたところ,共産党・
熊谷委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第23号から第26号までの4件は,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第13号
石狩西部広域水道企業団規約変更に関する協議の件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) ただいまの各委員長の報告に対し,質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) 質疑がなければ,討論に入ります。
通告がありますので,順次発言を許します。
まず,宮川 潤君。
(宮川 潤君登壇)
◆宮川潤君 私は,
日本共産党を代表して,議案第16号から議案第28号までの13件に反対,残余の議案17件に賛成する立場から,討論を行います。
議案第16号から第27号までの12件の
補正予算は,議案第28号
職員給与条例改定案で,
職員給与を2.06%,平均16万円の
引き下げを行おうとすることに基づいた
職員給与の
減額補正です。この
給与減額の総額は32億円にもなるもので,
職員給与を
引き下げた場合の影響は,1万6,000人の職員とその家族のみならず,関連団体での給与の
引き下げや,
民間中小企業でも
公務員給与を参考にしているところも多く,来春の給与にも波及するものです。それがまた,
民間準拠という形で,さらに公務員の給与を
引き下げる
賃金引き下げの悪循環になりかねず,市民の一層の
購買力低下,将来への不安の増大につながり,デフレの進行や
地域経済にもたらす影響は大きなものになります。
ことしの5月から6月にかけて,人事院がまだ勧告を出していない
検討段階で,政府が
公務員給与の
引き下げを求めるような
介入的姿勢を異常に強めた経過がありました。すなわち,5月26日,竹中大臣が,「政府のスリム化が必要で,そのためには
公務員給与の削減問題は避けて通れない。」。5月28日,小泉総理は,「これからあらゆる歳出を見直していく。
公務員給与削減も検討していく課題だ。」。5月29日,
財政制度審議会の建議で,「
公務員給与のあり方の検討を進めるべきだ」,また,「総
人件費抑制」の文言が盛り込まれる。6月13日の閣議で,公務員の定員削減,
給与削減を求める,いわゆる骨太方針が決定されました。
このように
公務員給与引き下げの大合唱と方針が出される中で,人事院は,実質的に4月まで¥外字(8a71)及しなければ余り人件費を抑制できないと判断したこともあり,今回の勧告となったものであります。
そして,その
公務員給与削減の政治的な流れの中で,本市人事委員会は,政令指定都市中最大の減額改定を勧告し,市長の今回の条例改定提案となったのであります。
この
職員給与条例の改定案は,来年1月1日実施としながら,実質的にはことし4月1日にさかのぼって削減するもので,4月から12月までの削減分は,来年3月の
期末手当から
調整措置として一括して引き去ろうとするものです。これは,労働者の給与など基本権について,不利益不¥外字(8a71)及の原則を突き崩し,既に支給された給与の一部返却を求めることと同じ意味を持つことでもあります。
職員,労働組合が同意しないのも当然であり,我が党としても容認できるものではなく,議案第28号
職員給与条例改定案,及びそれに基づく
給与減額のための
補正予算,議案第16号から議案第27号に反対することを表明し,私の討論といたします。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 次に,松浦 忠君。
(松浦 忠君登壇)
◆松浦忠君 議案第30号に反対。議案第1号から第28号までに賛成。
議案第29号に賛成ではありますが,しかし,海外出張の旅費に関することでありますので,これは,住民監査請求の指摘に基づいて支度料を廃止するということであれば,海外出張にかかわる経費については,国会議員などは,きちっと国会議員の歳費,旅費及び手当等に関する法律というものが昭和22年に定められております。したがって,本市も,この条例を制定すべきであると私は思うのでありますが,先般,市長は,規則の改正を行ってこれらを盛り込みました。これらについては,この条例との兼ね合いからいけばですね,当然,特に指摘されたのが議員の海外出張でありますから,そういう意味からすると,当然,条例としてですね,きちっと議会の議決を得て,その同意のもとに制定をしていくということが当然のことだと思います。
そんなことから,私は,この第29号の改正議案についてはですね,支度料の廃止については賛成をいたしますけれども,これにかかわる,さきの,旅費などに関することについて,規則で明示したと,こういうことについては,本来であれば,この支度料の廃止と同時に,これらも条例として市長は提案すべきである,そういうことを強く求めておきます。
さらに,これはですね,改正には賛成しますけれども,早急に,規則ではなくて,条例として議会のきちっと同意を得る,このことを申し上げて,求めておきたいと思います。
それから,議案第30号に反対する理由であります。
平成11年度冬季より,現業職員の,土木センターの職員の直轄業務を全面的に外注するということから,この対象とする仕事がなくなったわけであります。したがって,この仕事がなくなってから,もはや2年有余が経過しているわけでありますが,その間,全くこの条例の改定などの話は議会側にもなく,市の内部にもそういう動きすら見えませんでした。
しかし,ここに至って,一連の住民監査請求などを含めたこの条例整理の中からですね,これもついでに,条例の不要なものは一つの文書の整理として提案してですね,議会の同意を得て整理をするとか,こういう形の提案としか私は読み取れません。
だとすれば,私はですね,この条例については,まだ存続しても別に何の支障もない。条例の廃止を提出するならば,現在,札幌市においては,特殊勤務手当については,労務職の,現業職の皆さんについては64項目,さらにまた,一般職員については124項目,合わせて188項目の,1回30円の手当から始まって,188項目の手当が支給をされております。もはや,現代の状況においては不要と思われるような手当も数多く見受けられます。ならば,今回のこの廃止に合わせて,これら188項目の手当も全面的に見直しをして,同時に提案すべきだというふうに私は思うわけであります。
したがって,意味のないこの手当の条例の提案については,反対であります。
以上,討論を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,議案第16号から第28号までの13件を一括問題といたします。
議案13件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案13件は可決されました。
次に,議案第30号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第30号は可決されました。
次に,議案第1号から第15号まで及び議案第29号の16件を一括問題といたします。
議案16件を可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,議案16件は可決されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) 次に,日程第2,諮問第1号を議題といたします。
本件は,市長の提出によるものであります。
提案説明を求めます。
桂市長。
(市長桂 信雄君登壇)
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました諮問第1号
人権擁護委員候補者推薦に関する件につきまして,ご説明申し上げます。
本市を職務区域とする人権擁護委員でありました田原國雄氏は,去る8月31日をもって辞任されましたので,その後任者といたしまして畑山昭信氏を推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。
畑山昭信氏は,札幌法務局人権擁護部第一課長,札幌法務局苫小牧支局長等を歴任され,現在は,財団法人民事法務協会札幌支部参事をされている方で,人権問題について豊富な知識と経験を有しており,また,人格,識見ともに高く,社会の実情に広く通じていることから,人権擁護委員として適任と考えるものであります。
以上で,ただいま上程をされました案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
○議長(
高橋忠明君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。
本件については,推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,諮問第1号については推薦することを適当と認めることに決定されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) ここで,日程に追加いたしまして,議案第31号を議題といたします。