次に,2件について一括して討論を行いましたところ,自民党,民主党,公明党を代表して自民党・
宮村委員及び
市民ネットワーク・
小林委員から,議案第11号については可決すべきものと,陳情第638号については不採択とすべきものとの立場で,
共産党・
武藤委員から,議案第11号については否決すべきものと,陳情第638号については採択すべきものとの立場で,それぞれ意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第11号は,賛成多数で可決すべきものと,陳情第638号は,
賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。
次に,議案第14号
市立札幌病院使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例案についてでありますが,主なる質疑として,今回新設された
加算料により,どの程度の増収を見込んでいるのか。また,改正によっても,130億円の
累積赤字に加え,毎年3億3,000万円の赤字が発生するが,今後も厳しい
病院経営が強いられる状況をどう認識しているのか。
病院施設内に看板を掲示し,
広告収入を得るなど,
医療費以外の増収策を検討すべきではないか。今回の改正は,
病院経営の根幹にかかわる
診療報酬の改定に伴うものだが,これを契機として,
市立病院は地域の中で今後どのような役割を担っていく考えか。
患者負担の伴う改正であるため,運用上の配慮も必要と思うが,紹介状を持たない患者からは例外なく
加算料を徴収するつもりなのか。市民に求めた負担を還元するため,待ち時間を短縮するなど,
サービス向上策を検討すべきではないか。国の
医療制度改革により
患者数は
減少傾向にあるが,
加算料の徴収でさらに
患者数が減少する懸念はないのか等の質疑がありました。
これらに対して,
理事者から,
加算料の徴収により,診療所と病院の
役割分担を明確にし,
急性期医療機関としての役割を強化できるため,
自治体病院として
地域貢献も可能になり,ひいては
経営健全化につながるものと考える等の答弁がありました。
次に,討論を行いましたところ,
共産党・
井上委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第14号は,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議案第5号についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,
全会一致,承認すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) 次に,
建設委員長 高橋 功君。
(
高橋功君登壇)
◆
高橋功君
建設委員会に付託されました議案6件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,議案第1号 平成14年度札幌市
一般会計補正予算(第2号)中
関係分についてでありますが,主なる質疑として,
北海道住宅供給公社の13年度決算は38億1,000万円の欠損となっており,
経営状況がさらに悪化しているものと考えるが,本市はどのように認識しているか。16年度を目途に公社の事業を整理縮小する方針であることから,新たな支援を行うのではなく,貸付金の
債権保全に努めるべきではないのか。公社の
新規借入金に対する
損失補償は,
経営責任を負う
北海道が対応すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。
これらに対して,
理事者から,公社の借入金に対する
損失補償については,
北海道が
主体的責任を持って対応すべきと考えるが,事業が中断した場合の
地域経済への
影響等を考慮して,本市内で継続中の事業に
限り損失補償が必要と判断した旨の答弁がありました。
次に,討論を行いましたところ,
共産党・
岡委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。
続いて,採決を行いましたところ,議案第1号中
関係分は,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。
次に,議案第19号についてでありますが,主なる質疑として,市道に認定した路線のうち,敷地の権原が本市に移譲されていない路線については,下水道の布設に地主の許可を要すると聞くが,権原が移譲されていない路線はどの程度あるのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,議案第19号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,議案第6号,第12号,第13号及び第16号についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも
全会一致,可決または承認すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
高橋忠明君) ただいまの各委員長の報告に対し,質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) 質疑がなければ,これより討論に入ります。
通告がありますので,順次発言を許します。
まず,宮村素子君。
(宮村素子君登壇)
◆宮村素子君 私は,ただいまから,民主党議員会,公明党議員会,新政クラブ及び自由民主党議員会を代表いたしまして,議案第1号 札幌市
一般会計補正予算(第2号)及び議案第11号 札幌市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例案に賛成する立場から,また,陳情第638号 大多数の
加入者の
国保料がいま以上に高くなる
見直しをやめて,大幅な
引き下げを求める陳情を不採択とする立場から,討論をさせていただきます。
最初に,国保条例の一部改正についてですが,ご承知のとおり,本市国保の
財政状況は逼迫しており,平成13年度においては256億円もの
一般会計からの
繰り入れを行ったにもかかわらず,約18億円もの赤字を見込んでいるという状況であり,
累積赤字も約90億円に達しようとしています。
この赤字の要因の一つは,私は,やはり
収納率が政令指定都市中最下位にあることではないかと思います。さらに,その原因として,全階層の中で,いわゆる
中間所得層に
保険料総額の約70%が集中しているという問題を指摘できると思います。これにより,
中間所得層の一部では,収入に対する
保険料の負担率が10%を超える世帯があるなど,厳しい状況が生じており,ひいては,このことが
収納率の低迷にもつながっていると考えられるわけであります。
このような状況をつくり出している要因は,特に,
所得割保険料の
賦課方式において,昭和34年の
国保制度創設以来,実に43年もの間,一貫して市民税
所得割方式を採用していることにあると思います。日本経済が右肩上がりの成長であった時代はともかくとして,
所得割が賦課される範囲が狭いこの方式では,これから迎える高齢社会に十分対応できないおそれがあると考えるものであります。
そこで,今回,札幌市が進めようとしております
保険料賦課方式の変更は,社会経済状況の急速な変化に対応できるよう,
中間所得層への著しい
保険料負担の集中を緩和し,世帯間の負担の公平を図ろうとするものであります。負担能力に応じて,適正かつ公平に
保険料収入を確保することは,
国保会計にとって極めて重要な課題であります。世帯間の著しい
保険料格差をそのまま放置することは,制度をますますゆがめることにつながると考えます。
累積赤字の解消や収入率向上を図る上でも,速やかに
賦課方式の変更を行うべきと考えるものであります。
一方,陳情では,方式の変更によって8割の世帯が現行よりも
負担増となることを
見直し反対の理由として挙げておりますが,保険制度に合った負担の公平化を図る上では,やむを得ないものと考えるものであります。
また,
保険料の
引き下げについては,1世帯平均で仮に2万円
引き下げるためには,約60億円もの一般財源の投入が必要であり,
一般会計も厳しい
財政状況にあることから,他の事業への影響は避けられず,極めて困難と考えるものであります。
次に,
北海道住宅供給公社の
新規借入金にかかわる
損失補償についてでありますが,今回の議案は,豊平6・6北地区で実施されております市街地再開発事業と,南郷16丁目南地区で実施されております優良建築物等整備事業を対象としているものであります。これらの事業にかかわる
損失補償については,さきの第1回
定例会において,いずれも本市の街づくりとのかかわりが大きく,また,
地域経済等に与える影響を考慮し,平成16年度までの
損失補償の必要性を想定した上で,平成13年度の
損失補償にかかわる
債務負担行為を可決したところであります。
本件議案については,その議決の趣旨に沿ったものであり,これらの事業を滞りなく完成させるために必要な措置であると判断するものであります。
以上のことから,議案第1号及び議案第11号に賛成し,陳情第638号を不採択とするものであります。
以上で,私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 次に,岡 千陽君。
(岡千陽君登壇)
◆岡千陽君 私は,日本
共産党を代表して,本
定例会に付議されました議案第1号 札幌市
一般会計補正予算(第2号),議案第2号
公債会計補正予算(第1号),議案第11号
国民健康保険条例の一部を改正する
条例案及び議案第14号
市立札幌病院使用料及び
手数料条例の一部を改正する
条例案に反対し,残余の議案15件に賛成,陳情第638号 大多数の
加入者の
国保料がいま以上に高くなる
見直しをやめて,大幅な
引き下げを求める陳情を採択すべきとの立場から,討論を行います。
議案第1号
一般会計補正予算に反対する理由は,PFI方式による第2斎場整備運営事業,及び
北海道住宅供給公社が金融機関等から資金を借り入れることに伴う
損失補償のための
債務負担行為が含まれているためです。
まず,PFI方式による第2斎場設置の問題です。
これは,手稲区山口に予定している第2斎場の設計,建設,運営をゼネコンや金融機関がつくる特別目的会社に行わせ,本市が事業期間20年間にわたって総額234億円を支払い続けるものです。自治体固有の火葬事業を民間の特別目的会社に任せて安定的利益を保証しようとするもので,大手ゼネコンなどの新たなもうけ口となるものです。
PFI方式については,建設省幹部が,「一度に予算をつけて行うのが効率的なわけです。サービス購入型PFIは,利子もあるわけですから,高くつき,後世の負担が大きくなる」と述べているように,結果として市の負担が重くなることが考えられるものです。このような問題点を含む
PFI事業はやめて,市の責任と負担で適正規模の第2斎場を建設すべきです。
次に,
北海道住宅供給公社の金融機関からの借り入れに対する
損失補償についてですが,既に経営破綻の状況に陥っている公社に対して,本来,道が負うべき責任を本市も背負い込むことであり,認めることはできません。
長引く不況のもと,本市財政が一層厳しさを増す中で,本市がまずやるべきことは,3年後に役割を終了する公社に対して,これまでの支援策を整理し,3年後に向けて,本市のリスクを回避するための対応をとることです。この上,さらに
損失補償を行って,新たに市民の財産をむだに支消することは,問題です。
この時期に,道からの要請にこたえ,新たに支援を行うのではなく,道の責任と負担で問題の処理を進めるよう求めるべきです。あえて新たなリスクを背負い込む市民不在の市長の対応は問題であり,我が党は,
北海道住宅供給公社への
損失補償の追加には反対です。
議案第2号
公債会計補正予算は,我が党が一貫して問題を指摘し,反対しているコンベンション
センター建設費を含むものであり,むだな大型開発へのこのような予算は容認できません。
議案第11号
国民健康保険条例改定案についてですが,
保険料の
賦課方式を市民税
所得割方式から
住民税方式にかえ,
所得割を50%から46%に,均等割を35%から39%にすることで,約8割の
加入者の
保険料を引き上げ,特に低
所得世帯や単身世帯の
保険料の値上げを進めるものです。
不況の影響などにより,本市の国民健康保険加入世帯の
平均所得が,1993年度279万円であったものが,今年度131万円に半減し,昨年度の
保険料法定減免世帯が54.3%に上るなど,加入世帯の所得が激減していますが,この法定減免を受けている住民税均等割世帯など低所得者に著しい負担の強化を押しつけるものです。
アルバイトなど不安定雇用が多い若者など,給与単身世帯では,生活保護基準以下でもある年収140万円以下の世帯が値上げになりますが,特に,120万円では33%もの大幅な値上げになります。給与2人世帯では,年収280万円以下の世帯で値上げになります。
低所得者に
負担増を押しつける条例改定案に対して市民から反対の声が強く上がっており,我が党もその撤回を求めたところであり,反対であります。関連する陳情第638号は,採択すべきことを主張します。
最後に,議案第14号 市立札幌病院の使用料・手数料にかかわる条例改定案についてです。
今回の条例改定案は,他の病院や診療所からの文書による紹介がない非紹介患者の初診料に特別な料金1,050円を加算し,徴収しようというものです。さらに,他の病院や診療所に対して文書による紹介を行う旨の申し出を行ったにもかかわらず再診の際にも,再診患者
加算料300円を徴収しようというものです。これら
加算料は,
医療機関の自由裁量で加算しなくてもよいものとなっており,
市立病院がこれまで実施しなかったことで何ら問題は起きていないものであります。
現在,政府が,医療の改悪によって国民負担をふやし,できるだけ病院にかかるのを抑制しようという動きを強める中,労働組合や医師会など,全国で反対の声が上がっているところです。これに追い打ちをかけるような新たな
患者負担増を盛り込んだ条例改定案には,反対です。
以上で,私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
高橋忠明君) 次に,松浦 忠君。
(松浦忠君登壇)
◆松浦忠君 ただいま上程されております議案19件,陳情1件について,議案第1号及び第8号については反対,残余の議案については賛成,陳情第638号については反対。
まず,議案第1号の反対理由を申し上げます。
第2斎場の建設をPFI方式で,本市で初めて実施するということでありますが,PFI方式,その是非についてはおくとしても,炉数について,29基,なぜ29基なのか。現在,里塚が30基。平成11年に設置をされた検討
委員会で,その炉数についての検討の結果,この29基というところに落ちついたという見解であります。
さて,1人の遺体をだびに付すのには,およそどのぐらいの時間なのかというと,約2時間と聞いております。そうすると,59基で1日2回転ということでありますから,1日に118人。59基が24時間フル稼働しても700人ちょっとであります。そして,この検討
委員会が検討したときに,平成7年に発生したあの神戸の大震災が委員の脳裏に強くあったというふうにも漏れ聞いております。
しかし,あの規模の大災害が本市で起きたときに,この1日700人の遺体処理で,到底,間に合わないのではないかということであります。
そんなことから考え合わせたら,災害などを想定してというよりも,むしろ,平常時における炉の使用頻度を考慮して炉数を決めていくべきではなかったか。
そんなことから,1日2回転ということが過少回転だと私は思います。
今日,葬儀も多様化しておりまして,親族,家族による密葬もふえていることからすれば,朝早い葬儀,さらにまた,夕方遅い時間の葬儀などもあると思います。そんなことからすれば,1日平均で2.5回なり,あるいは,場合によっては3回ということも可能であります。そう考えていけば,炉数はもっと少なくて済んだのではないか。
借金をふやして,そして,大きくて立派なものをつくるのもいいけれども,しかし,後に残される借金の返済ということを考えれば,これはちょっと大き過ぎはしないか。
そんなことを考えるとですね,私は,やっぱり,この炉数については賛成することができない,過大投資である,こう私は判断をいたしましたので,反対をするわけであります。
続いて,議案第8号の札幌市
職員退職手当支給条例の一部改正でありますけれども,45歳以上の方に退職金を割り増すということであります。
ちなみに,調べてみましたら,平成11年,12年,13年の3月末で,48歳から53歳までで自己都合で退職した人は,11年度は16人,12年度が41人,13年度が41人であります。これら48から53までで退職する人は,市側の,市長の勧奨によるものではなくて,本人が退職しても,札幌市職員として生計を立てる以上に生計の心配もなく,むしろ,それ以上によい条件で転職ができる,こういうことから本人の都合によって転職をしていったものであります。だとすれば,退職金の割り増しをする必要はありません。
さらにまた,45歳以上の退職金を割り増ししたとしても,これから先を見なければわかりませんが,結果としては,私は,そのわずかの割り増し退職金によって数がふえてくるというふうに想定できるものではないと思います。
そんなことからすれば,自己都合でやめていく方々に,より厳しい財政の中で,割り増し退職金を払うということは理に合わない,そういう理由から反対であります。
以上,反対の理由を討論いたしまして,終わります。
○議長(
高橋忠明君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,陳情第638号を問題といたします。
本件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立少数であります。よって,陳情第638号は不採択とすることに決定されました。
次に,議案第2号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第2号は可決されました。
次に,議案第1号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第1号は可決されました。
次に,議案第11号及び第14号の2件を一括問題といたします。
議案2件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第11号及び第14号の2件は可決されました。
次に,議案第15号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第15号は可決されました。
次に,議案第8号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第8号は可決されました。
次に,議案第3号から第7号まで,議案第9号,第10号,第12号,第13号及び議案第16号から第19号までの議案13件を一括問題といたします。
議案第9号,第10号,第12号,第13号及び議案第16号から第19号までの8件を可決することに,議案第3号から第7号までの5件を承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,議案第9号,第10号,第12号,第13号及び議案第16号から第19号までの8件は可決することに,議案第3号から第7号までの5件は承認することに決定されました。
○議長(
高橋忠明君) 次に,日程第2,議案第20号及び諮問第1号の2件を
一括議題といたします。
いずれも,市長の提出によるものであります。
提案説明を求めます。
桂市長。
(市長桂信雄君登壇)
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案1件及び諮問1件につきまして,ご説明申し上げます。
まず,議案第20号は,
北海道公安委員会委員推薦に関する件であります。
本
委員会委員のうち,札幌市長の推薦にかかわる委員であります佐々木正丞氏は,来る7月22日をもって任期満了となりますが,引き続き同氏を推薦することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。
佐々木正丞氏は,昭和32年に
北海道瓦斯株式会社に入社され,同社代表取締役専務等を歴任後,現在は,同社代表取締役社長をされているほか,札幌商工会議所副会頭等をされている方であります。
次に,諮問第1号は,
人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。
本市を職務区域とする人権擁護委員であります秋田喜美男,侍園 毅,高田悦子,田中正人,中易愛子,難波隆一,冨士元 明の7氏は,いずれも来る9月30日をもって任期満了となりますので,秋田喜美男,侍園 毅,高田悦子,田中正人,難波隆一の5氏につきましては引き続き推薦することを適当と認め,また,中易愛子氏の後任者といたしまして穴水興子氏を,冨士元 明氏の後任者といたしまして奥野郁男氏をそれぞれ推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。
秋田喜美男氏は,現在,日本労働組合総連合会
北海道連合会副会長をされており,平成5年10月から人権擁護委員に就任されている方であります。
穴水興子氏は,札幌市女性団体連絡協議会会員として,長年にわたり,家庭生活全般の支援活動をされている方であります。
奥野郁男氏は,長く教職に携わり,札幌市立向陵中学校校長等を歴任後,現在は,学校法人札幌予備学院講師をされている方であります。
侍園 毅氏は,現在,日本労働組合総連合会
北海道連合会顧問をされており,平成8年10月から人権擁護委員に就任されている方であります。
高田悦子氏は,現在,札幌市社会福祉審議会委員をされており,昭和56年7月から人権擁護委員に就任されている方であります。
田中正人氏は,昭和50年4月に弁護士の登録をされ,平成2年10月から人権擁護委員に就任されている方であります。
難波隆一氏は,昭和50年4月に弁護士の登録をされ,平成8年10月から人権擁護委員に就任されている方であります。
以上で,ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
○議長(
高橋忠明君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,議案第20号を問題といたします。
本件に同意することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,議案第20号は同意されました。
次に,諮問第1号を問題といたします。
本件については,推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,諮問第1号については,推薦することを適当と認めることに決定されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) ここで,日程に追加いたしまして,
意見書案第5号 「
有事関連三法案」の慎重な審議を求める
意見書及び
意見書案第6号 「
有事関連三法案」の撤回を求める
意見書の2件を
一括議題といたします。
意見書案第5号は,自民党及び公明党所属議員全員の提出によるものであり,
意見書案第6号は,民主党,新政クラブ及び
市民ネットワーク所属議員全員の提出によるものであります。
これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,
意見書案第6号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立少数であります。よって,
意見書案第6号は否決されました。
次に,
意見書案第5号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
高橋忠明君) 起立多数であります。よって,
意見書案第5号は可決されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) さらに,日程に追加いたしまして,
意見書案第1号
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書,
意見書案第2号
こども一人ひとりを大切にするゆとりある
教育環境の実現を求める
意見書,
意見書案第3号 森林・
林業政策の拡充を求める
意見書及び
意見書案第4号
温泉療法の
普及等を求める
意見書の4件を
一括議題といたします。
いずれも,全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。
意見書案4件を可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,
意見書案4件は可決されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) 最後に,お諮りします。
各位のお手元に配付の閉会中継続審査申出一覧表記載のとおり,各委員長から閉会中継続審査といたしたい旨の申し出がありますので,その申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
高橋忠明君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。
〔一覧表は巻末資料に掲載〕
――――――――─―――――――――
○議長(
高橋忠明君) 以上で,本
定例会に付議の案件は,すべて議了いたしました。
これをもって,平成14年第2回札幌市議会
定例会を閉会いたします。
――――――――─―――――――――
閉 会 午後1時52分
上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。
議 長 高 橋 忠 明
署名議員 常 本 省 三
署名議員 涌 井 国 夫...