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平成13年第 4回定例会−12月12日-05号

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  1. 札幌市議会 2001-12-12
    平成13年第 4回定例会−12月12日-05号


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    平成13年第 4回定例会−12月12日-05号平成13年第 4回定例会                平成13年  第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )                平成13年12月12日(水曜日)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇議事日程(第5号)  開議日時 12月12日 午後1時 第1 議案第1号から第12号まで及び議案第14号から第25号まで(市長提出)   (24件に対する委員長報告等) 第2 議案第13号(全議員提出) 第3 議案第26号,議案第27号及び諮問第1号(市長提出)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第1号 政治倫理の確立のための札幌市長資産等の公開に関する条例の一部を改正する条例案  議案第2号 公益法人等への札幌職員派遣等に関する条例案  議案第3号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案
     議案第4号 札幌産業振興センター条例案  議案第5号 札幌市営住宅条例の一部を改正する条例案  議案第6号 札幌下水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第7号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第8号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第9号 財産の取得の件(公園用地)  議案第10号 訴えの提起の件(市営住宅明渡し等)  議案第11号 平成14年度当せん金付証票発売限度額を定める件  議案第12号 市道の認定及び変更の件  議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)  議案第15号 平成13年度札幌土地区画整理会計補正予算(第1号)  議案第16号 平成13年度札幌国民健康保険会計補正予算(第2号)  議案第17号 平成13年度札幌介護保険会計補正予算(第1号)  議案第18号 平成13年度札幌公債会計補正予算(第3号)  議案第19号 平成13年度札幌病院事業会計補正予算(第1号)  議案第20号 平成13年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第2号)  議案第21号 平成13年度札幌交通事業会計補正予算(第1号)  議案第22号 平成13年度札幌高速電車事業会計補正予算(第1号)  議案第23号 平成13年度札幌水道事業会計補正予算(第1号)  議案第24号 平成13年度札幌下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第25号 札幌職員給与条例等の一部を改正する条例案 日程第2 議案第13号 政治倫理の確立のための札幌市議会議員資産等の公開に関する条例の一  部を改正する条例案 日程第3 議案第26号 監査委員選任に関する件  議案第27号 土地利用審査会委員任命に関する件  諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関する件 追加日程 意見書案第1号 薬害ヤコブ病問題に関する意見書  意見書案第2号 骨髄バンクの利用に関わる医療保険の適用を求める意見書  意見書案第3号 医療保険制度改革に関する意見書  意見書案第4号 ワークシェアリングの導入に向けた取り組みに関する意見書  意見書案第5号 牛海綿状脳症(狂牛病)対策の強化を求める意見書           ―――――――――――――――――――――――─ 〇出席議員(67人) 議長          佐 藤 美智夫 君 副議長         加 藤   齊 君 議員          長 内 直 也 君 議員          五十嵐 徳 美 君 議員          村 松 正 海 君 議員          山 田 一 仁 君 議員          近 藤 和 雄 君 議員          村 上 勝 志 君 議員          藤 原 廣 昭 君 議員          三 浦 英 三 君 議員          青 山 浪 子 君 議員          坂 本 恭 子 君 議員          岡   千 陽 君 議員          恩 村 一 郎 君 議員          小 林 郁 子 君 議員          松 浦   忠 君 議員          高 橋 克 朋 君 議員          勝 木 勇 人 君 議員          鈴 木 健 雄 君 議員          堀 川 素 人 君 議員          横 山 光 之 君 議員          大 嶋   薫 君 議員          小 野 正 美 君 議員          涌 井 国 夫 君 議員          本 郷 俊 史 君 議員          高 橋   功 君 議員          岩 村 よね子 君 議員          熊 谷 憲 一 君 議員          宮 川   潤 君 議員          井 上 ひさ子 君 議員          馬 場 泰 年 君 議員          宮 村 素 子 君 議員          笹 出 昭 夫 君 議員          三 上 洋 右 君 議員          道 見 重 信 君 議員          上瀬戸 正 則 君 議員          原 口 伸 一 君 議員          畑 瀬 幸 二 君 議員          大 西 利 夫 君 議員          義 卜 雄 一 君 議員          武 藤 光 惠 君 議員          小 川 勝 美 君 議員          田 中 昭 男 君 議員          山 口 た か 君 議員          千 葉 英 守 君 議員          村 山 優 治 君 議員          宮 本 吉 人 君 議員          武 市 憲 一 君 議員          大 越 誠 幸 君 議員          猪 熊 輝 夫 君 議員          西 村 茂 樹 君 議員          川口谷   正 君 議員          森   健 次 君 議員          柿 崎   勲 君 議員          小 田 信 孝 君 議員          生 駒 正 尚 君 議員          飯 坂 宗 子 君 議員          福 士   勝 君 議員          高 橋 忠 明 君 議員          常 本 省 三 君 議員          柴 田 薫 心 君 議員          小 谷 俵 藏 君 議員          伊与部 敏 雄 君 議員          湊 谷   隆 君 議員          常 見 寿 夫 君 議員          本 舘 嘉 三 君 議員          荒 川 尚 次 君  ――――――――─―――――――――
    欠席議員(なし)  ――――――――─――――――――― 〇説明員 市長          桂   信 雄 君 助役          千 葉 瑞 穂 君 助役          佐々木 喜 四 君 助役          福 迫 尚一郎 君 収入役         高 橋   登 君 交通事業管理者交通局長 片 桐 政 美 君 水道事業管理者水道局長 瓜 田 一 郎 君 総務局長        高 橋 賢 治 君 企画調整局長      角 田 義 寛 君 財政局長        平 口 愛一郎 君 市民局長        谷   紘 子 君 保健福祉局長      宮 田 睦 彦 君 環境局長        三 井   尚 君 経済局長        小 川 敏 雄 君 建設局長        西 條 肇 昌 君 都市局長        角 尾 大 和 君 下水道局長       小 西 十四夫 君 市立札幌病院長     中 西 昌 美 君 消防局長        阪 下 征 哉 君 教育委員会委員     矢 野 義 和 君 教育委員会教育長    土 橋 信 男 君 選挙管理委員会委員長  岡 本 修 造 君 選挙管理委員会委員   田 畔   満 君 選挙管理委員会委員   青 木   護 君 選挙管理委員会委員   越 智 健 一 君 人事委員会委員長    朝 倉   賢 君 人事委員会事務局長   古 田 勝 榮 君 監査委員        川 越 公 夫 君 監査事務局長      南   槇 子 君  ――――――――─――――――――― 〇事務局出席職員 事務局長        金 野 信 夫 君 事務局次長       岸     稔 君 総務課長        渡 邉   惠 君 議事課長        福 島 康 則 君 調査係長        中 村 信 弘 君 資料係長        岩 谷 隆 博 君 議事係長        大 島 和 幸 君 記録係長        長谷川 万壽美 君 委員会一係長      酒 井 欣 洋 君 委員会二係長      吉 野   豪 君 書記          山 本 扶 美 君 書記          池 田 章 宏 君 書記          柴 井   康 君 書記          酒 井 智 美 君 書記          本 島 光 二 君 書記          松 崎 朗 子 君  ――――――――─―――――――――  〔午後1時開議〕 ○議長(佐藤美智夫君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,60人であります。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 本日の会議録署名議員として堀川素人君,井上ひさ子君を指名します。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長金野信夫君) 報告いたします。  恩村一郎議員及び勝木勇人議員は,所用のため遅参する旨,それぞれ届け出がございました。  去る12月7日,人事委員会委員長から,議案第2号 公益法人等への札幌職員派遣等に関する条例案及び議案第25号 札幌職員給与条例等の一部を改正する条例案に対する意見書が,また,昨日,教育委員会委員長から,平成13年第3回定例会において採択されました陳情の処理の経過及び結果の報告がそれぞれ提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程及び議案審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) これより,議事に入ります。  日程第1,議案第1号から第12号まで及び議案第14号から第25号までの24件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 本郷俊史君。  (本郷俊史君登壇) ◆本郷俊史君 総務委員会に付託されました議案7件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第2号 公益法人等への札幌職員派遣等に関する条例案についてでありますが,主なる質疑として,公益法人等への一般職地方公務員派遣等に関する法律,いわゆる派遣法制定の背景はどのようなものか。また,法の施行により,これまでの取り扱いと何が大きく変わるのか。派遣職員の給与や勤務条件等については,どのような考え方に基づき定めていくのか。条例の制定に伴い,職員の派遣や公益法人の業務の見直しをどのように進めていくのか。派遣先の団体により勤務条件が異なることから,待遇面において極端な差が生じないような工夫が必要と考えるが,どうか。職員の派遣に当たっては,本人の同意が法律上の要件となっているが,具体的にどのような手続により行うのか。派遣職員を引き上げる際には,派遣先プロパー職員にとって仕事がしっかりできる環境づくりをすべきと考えるが,どうか。神奈川県茅ヶ崎市では,職員の派遣に対する給与の支出が違法であるとの住民訴訟が提起され,現在も最高裁において係属中であるが,今回の派遣法及び条例の制定は,違法の可能性がある職員の派遣を合法化するものではないのか等の質疑がありました。  これらに対し,理事者から,平成10年度からの行財政改革推進計画の一環として,各団体の所管部局派遣職員引き揚げ計画の策定を求めており,計画的な引き揚げを進めていきたいと考えている。また,公益法人見直しについては,これまで官が行っていた分野に民間企業が参入してきていることや,行政みずからが行うべき見直し等も考えられるので,引き続きその役割について検討してまいりたい旨の答弁がありました。  続いて,討論を行いましたところ,共産党宮川委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  引き続き,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第3号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,今回の条例改正は,区民センターを生涯学習関連施設として位置づけるものであるが,これにより,区民センターの機能をどのように高めていこうと考えているのか。条例中の助長という言葉は,インフレを助長するなど,もともと悪い意味に用いられるものであることから,今回の改正に合わせて見直すべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分議案第18号 平成13年度札幌公債会計補正予算(第3号)及び議案第25号 札幌職員給与条例等の一部を改正する条例案の3件についてでありますが,主なる質疑として,特別地方交付税も含めた今後の地方交付税の見通しはどうなっているのか。市税収入の確保については大変厳しい状況であると思うが,今後どのような考え方財政運営に臨んでいくのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第1号及び議案第11号の2件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,文教委員長 横山光之君。  (横山光之君登壇) ◆横山光之君 文教委員会に付託されました議案3件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第7号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第8号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,市内にある私立高校や他の政令市の市立高校においては,授業料入学料はどのように推移しているのか。道立,市立,私立,それぞれの高校における中途退学者はどのように推移しており,その主な事由は何か。また,その中で経済的事由による中途退学者はどのくらいいるのか。経済的事由で高校に就学できないということがないように配慮すべきと考えるが,本市での奨学金制度利用状況はどのようになっているのか。今回の授業料入学料を改定するという提案は,公共料金は改定しないという市長の選挙公約に反するのではないのか。また,改定を行えば,長引く不況で所得が低下している保護者に対し,過大な負担を強いることになるのではないか。高等専門学校においては,地方財政計画に影響を受けないことから,独自の立場で料金の改定を行わないことが可能なのではないか等の質疑がありました。  これらに対し,理事者から,本市では,道と連携をとり,市立高校道立高校も,同じ学区,同じ時期,同じ試験内容入学者選抜を実施しており,合格者はどちらも公立の高校生という認識にあるところから,市立高校入学料を,額及び改定時期ともに道立高校に合わせて改定するものである旨の答弁がありました。  続いて,討論を行ったところ,共産党熊谷委員から否決すべきものとの立場で意見の表明がありました。  討論終結後,採決を行ったところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,環境消防委員長 小野正美君。  (小野正美君登壇) ◆小野正美君 環境消防委員会に付託されました議案4件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第9号 財産の取得の件(公園用地)についてでありますが,主なる質疑として,1坪当たり約9万円という取得価格は,つどーむなど周辺用地取得の事例と比較して割高であるが,どのような根拠で価格が決定されたのか。取得予定地内において,今回,このような分散した用地取得となったのはなぜか。また,今後の取得も含めて,すべての地権者と既に合意はできているのか。平成16年の供用開始に向けた今後のスケジュールはどうなっているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,緊急地域雇用特別交付金を活用した事業によって,緊急査察で明らかになった問題点のうち,どの課題を解決しようとしているのか。また,消防力基準を満たすためにも,臨時雇用ではなく,正規職員としての消防職員をふやすことが必要ではないのか。テロ対策に関連した今回の化学防護服などの整備は,どのような事態を想定してのものなのか。来年のワールドカップサッカー大会開催時に,万一,テロが発生した場合,今回の装備で十分対応できると考えているのか。同時多発テロに対応するためには,自衛隊や警察などとの連携が不可欠であるが,これら関係機関との訓練体制についてどのように考えているのか等の質疑がありました。  これに対して,理事者から,訓練体制については,既に与えられた装備の中で,それぞれの消防署において訓練を重ねているが,新たな装備が導入された時点で,関係機関とも連絡を密にしながら訓練を積んでまいりたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第24号 平成13年度札幌下水道事業会計補正予算(第1号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正予算の執行により,地元企業への景気効果をどのように見込んでいるのか。また,市街化調整区域で実施される特定環境保全公共下水道工事はどの程度の進捗状況となるのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第6号 札幌下水道事業設置等に関する条例の一部を改正する条例案についてでありますが,質疑・討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
     以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,厚生委員長 藤原廣昭君。  (藤原廣昭君登壇) ◆藤原廣昭君 厚生委員会に付託されました議案4件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正予算により市内3カ所の保育所整備を行うと聞くが,国が進めている待機児童ゼロ作戦との関連性はどのようになっているのか。今回の保育所整備は,計画の前倒しにより執行すると聞くが,建設工事を早期に発注することで,開園時期を含めた事業スケジュールはどの程度早まるのか。既存の保育所には老朽化した施設も多いと聞くが,これらの改築に向けて今後どう取り組んでいくのか。共働き世帯の増加に伴い,乳児保育の需要が高まっているが,乳児の受け入れが可能な施設はどの程度あり,乳児保育の現状について本市はどう考えているのか。ことし10月現在の保育所待機児童数は,区別と年齢別でそれぞれどのような状況になっているのか。また,待機児童の解消に向け,保健福祉局としてはどのような姿勢で取り組んでいく考えか。少子化対策臨時特例交付金執行状況年度別事業実績はどのようになっており,執行残額が生じた場合は国に返還するのか。また,当該交付金は,11年度から3カ年に限定されたものであるが,少子化対策重要性から,国に対して交付金の継続を求めるべきではないか等の質疑がありました。  これらに対して,理事者から,保育所の整備は,仕事と子育ての両立支援の中心となるものであり,少子化対策の見地からも重要な柱であるため,14年度の予算要求の最重点施策と位置づけ,待機児童早期解消に最大限の努力をしていきたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第14号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第17号 平成13年度札幌介護保険会計補正予算(第1号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正予算では,国費と道費を合わせて7億円の返還金が計上されているが,交付金の返還が必要となった具体的な要因は何か。今年度の在宅サービス費の推移はどうなっており,今後の需要予測をどのように見込んでいるのか。また,在宅サービス利用実態調査を行っていると聞くが,その調査結果はいつごろ明らかになるのか。介護保険制度の基本は在宅であるが,施設サービスに比べて在宅サービス利用率が極めて低いことから,在宅に重点を置いた取り組みを行うべきではないか。介護保険制度の導入に伴い,在宅サービスにおける新たな雇用の創出が期待されていたが,実際には介護報酬が低く事業として成り立たないとの声も聞くが,事業者経営実態をどのように認識しているのか。介護老人福祉施設などの入所待機者を解消するため,計画を前倒しして施設整備を行う考えはないのか。また,施設サービス利用動向を把握するため,入所希望者実態調査を行ってはどうか。低所得者利用手控え在宅サービスの利用しづらさが指摘されているが,次期計画の策定に当たってはこのような点も反映させるべきではないか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第17号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第16号及び第19号の2件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,建設委員長 馬場泰年君。  (馬場泰年君登壇) ◆馬場泰年君 建設委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分及び議案第15号 平成13年度札幌土地区画整理会計補正予算(第1号)について,これらの補正は,主に,国の補正予算に関連し,本市としての地域経済対策を講ずるものであり,工事発注時期の前倒しによる中小企業等受注額の確保や事業執行平準化を図る観点から,今年度内に契約を行うため,債務負担行為を設定するものでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,議案第14号及び第15号は,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,残余の議案第5号,第10号及び第12号につきましても,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,経済公営企業委員長 飯坂宗子君。  (飯坂宗子君登壇) ◆飯坂宗子君 経済公営企業委員会に付託されました議案6件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第4号 札幌産業振興センター条例案についてでありますが,主なる質疑として,本市は中小企業の割合が高く,その支援策が重要課題となっているが,今回新設される産業振興センターの果たす機能と主な事業はどのようなものか。また,施設使用料については,企業が利用しやすい料金設定になっているのか。創業者の支援を目的としてスタートアップ・プロジェクトルームを設置するとのことだが,入居資格や募集時期等についてはどのように考えているのか。本市が行ってきた中小企業支援業務の一部を産業振興センターの運営財団に移管すると聞くが,具体的にどのような業務が移管されるのか。また,財団の組織体制についてはどのように考えているのか。中小企業支援の窓口が産業振興センターと経済センターに分散することになるが,利用者の混乱を避けるため,どのような役割分担にする考えか等の質疑がありました。  これらに対し,理事者から,産業振興センターについては,本市産業の振興を図る中核拠点施設と位置づけており,総合的・体系的に中小企業等を支援する役割を果たしていきたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第4号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第14号 平成13年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,雪まつり会場特別警備事業については,警備員と補助員により警備を行うとのことであるが,具体的にどのような警備体制を考えているのか。また,従来の警備体制と比較してどの程度の規模になるのか。警備員,補助員の雇用については民間に委託するとのことであるが,業務マニュアルの作成も委託することになるのか。また,企業支援の観点から,委託先は複数の企業に振り分けるべきと考えるが,どうか。国が示している事業要綱を遵守するために,委託企業に対しどのような行政指導を行っていくのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第14号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第20号 平成13年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第2号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正により水産棟の工事を前倒しして行うと聞くが,市場全体の再整備事業計画も早まることとなるのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第20号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第21号,第22号及び第23号についてでありますが,いずれも質疑・討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長(佐藤美智夫君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) 質疑がなければ,討論に入ります。  通告がありますので,発言を許します。  熊谷憲一君。  (熊谷憲一君登壇) ◆熊谷憲一君 私は,日本共産党を代表して,議案第2号 公益法人等への札幌職員派遣等に関する条例案議案第7号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第8号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案に反対する立場から,討論を行います。  まず,議案第2号 公益法人等への札幌職員派遣等に関する条例案についてですが,この条例案は,公益法人等への一般職地方公務員派遣等に関する法律が制定されたことに基づき条例を定めるものですが,本市の派遣職員は,本市出資団体,株式会社等を含め,10月1日現在で,47団体,377人,一般職では145人が派遣され,大半は本市から給与が支給されています。  委員会の質疑でも触れましたが,神奈川県茅ヶ崎市では,住民から訴訟が起こされ,職務に専念する義務や給与の支給が問題となり,その公益上の必要性について一度は違法との判決も出ております。現在,なお最高裁で係争中ですが,こうした中で,株式会社などへ本市職員を派遣するためにその手続を改めて定めようとするのが今回の条例であり,賛成できるものではありません。  第三セクターの経営破綻が全国でも本市でも問題となっており,自治体の財政負担や人的支援の見直しが強く求められている中で,今回,職員派遣の根拠条例をつくり,本市の関与を続けようとすることは,法人の経営破綻などの際に,結果として本市と市民がそのツケを負うことにもなりかねないものであり,反対です。  次に,議案第7号は,市立高等学校の入学料の値上げ,議案第8号は,市立高等専門学校入学料及び授業料の値上げを行うものであり,容認できません。  長引く不況のもとで,失業やリストラなどによって市民の所得が著しく低下し,高校生を持つ保護者世帯の生活も大変深刻な状況にあります。学校現場では,親の失業やリストラのために,学業を中途であきらめざるを得ない高校生も急増していると言われています。  市立高校授業料免除の状況は,1997年度の341人から2001年度には581人へと,年々顕著に増加しております。市立高等専門学校授業料免除の状況についても,97年度の14人から今年度24人へとふえています。  このように授業料の免除世帯が増加している事態は,授業料などの教育費負担に耐え切れない保護者が増加していることのあらわれです。こうした状況のもとで,新たに市民負担を強いる高等専門学校授業料などの値上げはすべきではなく,これは,市長の公共料金は値上げはしないとした選挙公約にも反するものであり,我が党は,到底,容認できません。  以上で,私の討論を終わります。(拍手) ○議長(佐藤美智夫君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,議案第7号及び議案第8号の2件を一括問題といたします。  議案2件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,議案第7号及び議案第8号の2件は可決されました。  次に,議案第2号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,議案第2号は可決されました。  次に,議案第9号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,議案第9号は可決されました。  次に,議案第1号,議案第3号から第6号まで,議案第10号から第12号まで及び議案第14号から第25号までの20件を一括問題といたします。  議案20件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,議案20件は可決されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 次に,日程第2,議案第13号を議題といたします。  本件は,全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,議案第13号は可決されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 次に,日程第3,議案第26号,議案第27号及び諮問第1号の3件を一括議題といたします。  いずれも,市長の提出によるものであります。  提案説明を求めます。  桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案2件及び諮問1件につきまして,ご説明申し上げます。  まず,議案第26号は,監査委員選任に関する件であります。  本市監査委員のうち橋本昭夫氏は,来る12月22日をもって任期満了となりますが,引き続き同氏を選任することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。  橋本昭夫氏は,昭和44年4月に弁護士の登録をされ,札幌弁護士会会長,北海道弁護士会連合会理事長,日本弁護士連合会副会長等を歴任され,現在は,札幌地方・簡易裁判所調停委員等をされている方でありまして,法律に関する専門的知識に長じておられ,人格,識見ともに高く,監査委員として適任と考えるものであります。  次に,議案第27号は,土地利用審査会委員任命に関する件であります。  本市土地利用審査会委員であります五十嵐八枝子,石川俊二,加賀屋誠一,黒田重雄,高橋眸,水野政勝,渡辺英一の7氏は,いずれも来る12月19日をもって任期満了となりますので,石川俊二,加賀屋誠一,黒田重雄,高橋 眸,渡辺英一の5氏につきましては,引き続き任命することを適当と認め,また,五十嵐八枝子氏の後任者といたしまして冨士田裕子氏を,水野政勝氏の後任者といたしまして東田愼悟氏をそれぞれ任命することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。  石川俊二氏は,現在,株式会社システム鑑定の代表取締役をされているほか,社団法人北海道不動産鑑定士協会会長等をされている方であります。  加賀屋誠一氏は,現在,北海道大学大学院工学研究科教授をされているほか,北海道都市計画審議会委員等をされている方であります。  黒田重雄氏は,現在,北海道大学経済学部教授をされているほか,札幌中小企業等振興審議会会長等をされている方であります。  高橋 眸氏は,昭和46年1月に土地家屋調査士の登録をされ,現在,札幌市東さっぽろ土地区画整理審議会委員等をされている方であります。  東田愼悟氏は,長く農業に携わり,この間,札幌市農業委員会農地部会副部会長等を歴任された方であります。  冨士田裕子氏は,現在,北海道大学農学部助教授をされているほか,札幌市環境影響評価審議会委員をされている方であります。  渡辺英一氏は,昭和54年4月に弁護士登録をされ,現在,札幌弁護士会常議員会議長等をされている方であります。  次に,諮問第1号は,人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。  本市を職務区域とする人権擁護委員であります赤渕由紀彦,国岡智哉,杉本慶子,鈴木 豊,西山秀一,新田正弘,羽生有伸,原 敦子,三島辰雄の9氏は,いずれも来る平成14年2月28日をもって任期満了となりますので,赤渕由紀彦,杉本慶子,西山秀一,新田正弘,原敦子,三島辰雄の6氏につきましては,引き続き推薦することを適当と認め,また,国岡智哉氏の後任者といたしまして小六久枝氏を,鈴木豊氏の後任者といたしまして武田真知子氏を,羽生有伸氏の後任者といたしまして渡邊 清氏をそれぞれ推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。  赤渕由紀彦氏は,昭和60年4月に弁護士の登録をされ,平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  小六久枝氏は,株式会社小六専務取締役をされているほか,社団法人札幌青年会議所会員交流委員会委員をされている方であります。  杉本慶子氏は,現在,札幌保護観察所保護司のほか,札幌家庭裁判所家事調停委員をされており,平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  武田真知子氏は,長く教職に携わり,札幌市立曙小学校校長等を歴任後,現在は,北海道教育大学岩見沢校非常勤講師をされている方であります。  西山秀一氏は,札幌市アパート業協同組合専務理事,社団法人北海道住宅協会事務局長理事等を歴任され,平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  新田正弘氏は,平成元年4月に弁護士の登録をされ,平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  原 敦子氏は,昭和59年4月に弁護士の登録をされ,平成2年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  三島辰雄氏は,長く教職に携わり,札幌市立札幌中学校校長等を歴任後,平成2年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。  渡邊 清氏は,長く法務局に勤務され,札幌法務局苫小牧支局長等を歴任された方であります。  以上で,ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。 ○議長(佐藤美智夫君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。
     議案第26号及び議案第27号については同意することに,諮問第1号については推薦することを適当と認めることにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,議案第26号及び議案第27号については同意することに,諮問第1号については推薦することを適当と認めることに決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) ここで,日程に追加いたしまして,意見書案第1号 薬害ヤコブ病問題に関する意見書意見書案第2号 骨髄バンクの利用に関わる医療保険の適用を求める意見書意見書案第3号 医療保険制度改革に関する意見書意見書案第4号 ワークシェアリングの導入に向けた取り組みに関する意見書及び意見書案第5号 牛海綿状脳症(狂牛病)対策の強化を求める意見書の5件を一括議題といたします。  いずれも,全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  意見書案5件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,意見書案第1号から意見書案第5号までの5件は可決されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 最後に,お諮りします。  各位のお手元に配付の閉会中継続審査申出一覧表記載のとおり,各委員長から閉会中継続審査といたしたい旨の申し出がありますので,その申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  〔一覧表は巻末資料に掲載〕  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 以上で,本定例会に付議の案件は,すべて議了いたしました。  これをもって,平成13年第4回札幌市議会定例会を閉会いたします。  ――――――――─―――――――――      閉 会 午後1時41分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議長         佐   藤   美 智 夫  署名議員       堀   川   素   人  署名議員       井   上   ひ さ 子...