以上で,報告を終わります。
○議長(
佐藤美智夫君) 次に,
厚生委員長 藤原廣昭君。
(
藤原廣昭君登壇)
◆
藤原廣昭君
厚生委員会に付託されました
議案4件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,
議案第14号
平成13年度
札幌市
一般会計補正予算(第6号)中
関係分についてでありますが,主なる質疑として,今回の
補正予算により市内3カ所の
保育所整備を行うと聞くが,国が進めている
待機児童ゼロ作戦との
関連性はどのようになっているのか。今回の
保育所整備は,計画の
前倒しにより執行すると聞くが,
建設工事を早期に発注することで,開園時期を含めた
事業スケジュールはどの程度早まるのか。既存の
保育所には老朽化した施設も多いと聞くが,これらの改築に向けて今後どう取り組んでいくのか。
共働き世帯の増加に伴い,
乳児保育の需要が高まっているが,乳児の受け入れが可能な施設はどの程度あり,
乳児保育の現状について本市はどう考えているのか。ことし10月現在の
保育所待機児童数は,区別と
年齢別でそれぞれどのような状況になっているのか。また,
待機児童の解消に向け,
保健福祉局としてはどのような姿勢で取り組んでいく考えか。
少子化対策臨時特例交付金の
執行状況と
年度別の
事業実績はどのようになっており,
執行残額が生じた場合は国に返還するのか。また,
当該交付金は,11年度から3カ年に限定されたものであるが,
少子化対策の
重要性から,国に対して
交付金の継続を求めるべきではないか等の質疑がありました。
これらに対して,
理事者から,
保育所の整備は,仕事と子育ての
両立支援の中心となるものであり,
少子化対策の見地からも重要な柱であるため,14年度の
予算要求の最
重点施策と位置づけ,
待機児童の
早期解消に最大限の努力をしていきたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,
議案第14号中
関係分は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,
議案第17号
平成13年度
札幌市
介護保険会計補正予算(第1号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の
補正予算では,国費と道費を合わせて7億円の
返還金が計上されているが,
交付金の返還が必要となった具体的な要因は何か。今年度の
在宅サービス費の推移はどうなっており,今後の
需要予測をどのように見込んでいるのか。また,
在宅サービスの
利用実態調査を行っていると聞くが,その調査結果はいつごろ明らかになるのか。
介護保険制度の基本は在宅であるが,
施設サービスに比べて
在宅サービスの
利用率が極めて低いことから,在宅に重点を置いた
取り組みを行うべきではないか。
介護保険制度の導入に伴い,
在宅サービスにおける新たな雇用の創出が期待されていたが,実際には
介護報酬が低く事業として成り立たないとの声も聞くが,
事業者の
経営実態をどのように認識しているのか。
介護老人福祉施設などの
入所待機者を解消するため,計画を
前倒しして
施設整備を行う考えはないのか。また,
施設サービスの
利用動向を把握するため,
入所希望者の
実態調査を行ってはどうか。低
所得者の
利用手控えや
在宅サービスの利用しづらさが指摘されているが,
次期計画の策定に当たってはこのような点も反映させるべきではないか等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,
議案第17号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,
議案第16号及び第19号の2件についてでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
佐藤美智夫君) 次に,
建設委員長 馬場泰年君。
(
馬場泰年君登壇)
◆
馬場泰年君
建設委員会に付託されました
議案5件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,
議案第14号
平成13年度
札幌市
一般会計補正予算(第6号)中
関係分及び
議案第15号
平成13年度
札幌市
土地区画整理会計補正予算(第1号)について,これらの補正は,主に,国の
補正予算に関連し,本市としての
地域経済対策を講ずるものであり,
工事発注時期の
前倒しによる
中小企業等の
受注額の確保や
事業執行の
平準化を図る観点から,今年度内に契約を行うため,
債務負担行為を設定するものでありますが,質疑・討論はなく,採決の結果,
議案第14号及び第15号は,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,残余の
議案第5号,第10号及び第12号につきましても,質疑・討論はなく,採決の結果,いずれも
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
佐藤美智夫君) 次に,経済公営企業委員長 飯坂宗子君。
(飯坂宗子君登壇)
◆飯坂宗子君 経済公営企業
委員会に付託されました
議案6件について,その審査結果をご報告いたします。
最初に,
議案第4号
札幌市
産業振興センター条例案についてでありますが,主なる質疑として,本市は中小企業の割合が高く,その支援策が重要課題となっているが,今回新設される産業振興センターの果たす機能と主な事業はどのようなものか。また,施設使用料については,企業が利用しやすい料金設定になっているのか。創業者の支援を目的としてスタートアップ・プロジェクトルームを設置するとのことだが,入居資格や募集時期等についてはどのように考えているのか。本市が行ってきた中小企業支援業務の一部を産業振興センターの運営財団に移管すると聞くが,具体的にどのような業務が移管されるのか。また,財団の組織体制についてはどのように考えているのか。中小企業支援の窓口が産業振興センターと経済センターに分散することになるが,利用者の混乱を避けるため,どのような役割分担にする考えか等の質疑がありました。
これらに対し,
理事者から,産業振興センターについては,本市産業の振興を図る中核拠点施設と位置づけており,総合的・体系的に
中小企業等を支援する役割を果たしていきたい旨の答弁がありました。
討論はなく,採決の結果,
議案第4号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,
議案第14号
平成13年度
札幌市
一般会計補正予算(第6号)中
関係分についてでありますが,主なる質疑として,雪まつり会場特別警備事業については,警備員と補助員により警備を行うとのことであるが,具体的にどのような警備体制を考えているのか。また,従来の警備体制と比較してどの程度の規模になるのか。警備員,補助員の雇用については民間に委託するとのことであるが,業務マニュアルの作成も委託することになるのか。また,企業支援の観点から,委託先は複数の企業に振り分けるべきと考えるが,どうか。国が示している事業要綱を遵守するために,委託企業に対しどのような行政指導を行っていくのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,
議案第14号中
関係分は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
次に,
議案第20号
平成13年度
札幌市
中央卸売市場事業会計補正予算(第2号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正により水産棟の工事を
前倒しして行うと聞くが,市場全体の再整備事業計画も早まることとなるのか等の質疑がありました。
討論はなく,採決の結果,
議案第20号は,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
最後に,
議案第21号,第22号及び第23号についてでありますが,いずれも質疑・討論はなく,採決の結果,
全会一致,可決すべきものと決定いたしました。
以上で,報告を終わります。
○議長(
佐藤美智夫君) ただいまの各
委員長報告に対し,質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤美智夫君) 質疑がなければ,討論に入ります。
通告がありますので,発言を許します。
熊谷憲一君。
(熊谷憲一君登壇)
◆熊谷憲一君 私は,日本
共産党を代表して,
議案第2号
公益法人等への
札幌市
職員の
派遣等に関する
条例案,
議案第7号
札幌市立高等学校授業料等に関する
条例の一部を改正する
条例案及び
議案第8号
札幌市立高等専門学校の
授業料等に関する
条例の一部を改正する
条例案に反対する立場から,討論を行います。
まず,
議案第2号
公益法人等への
札幌市
職員の
派遣等に関する
条例案についてですが,この
条例案は,
公益法人等への
一般職の
地方公務員の
派遣等に関する法律が制定されたことに基づき
条例を定めるものですが,本市の
派遣職員は,本市出資団体,株式会社等を含め,10月1日現在で,47団体,377人,
一般職では145人が派遣され,大半は本市から給与が支給されています。
委員会の質疑でも触れましたが,神奈川県茅ヶ崎市では,住民から訴訟が起こされ,職務に専念する義務や給与の支給が問題となり,その公益上の必要性について一度は違法との判決も出ております。現在,なお最高裁で係争中ですが,こうした中で,株式会社などへ本市
職員を派遣するためにその手続を改めて定めようとするのが今回の
条例であり,賛成できるものではありません。
第三セクターの経営破綻が全国でも本市でも問題となっており,自治体の財政負担や人的支援の
見直しが強く求められている中で,今回,
職員派遣の根拠
条例をつくり,本市の関与を続けようとすることは,法人の経営破綻などの際に,結果として本市と市民がそのツケを負うことにもなりかねないものであり,反対です。
次に,
議案第7号は,市立高等学校の
入学料の値上げ,
議案第8号は,市立
高等専門学校の
入学料及び
授業料の値上げを行うものであり,容認できません。
長引く不況のもとで,失業やリストラなどによって市民の所得が著しく低下し,高校生を持つ
保護者世帯の生活も大変深刻な状況にあります。学校現場では,親の失業やリストラのために,学業を中途であきらめざるを得ない高校生も急増していると言われています。
市立高校の
授業料免除の状況は,1997年度の341人から2001年度には581人へと,年々顕著に増加しております。市立
高等専門学校の
授業料免除の状況についても,97年度の14人から今年度24人へとふえています。
このように
授業料の免除世帯が増加している事態は,
授業料などの教育費負担に耐え切れない
保護者が増加していることのあらわれです。こうした状況のもとで,新たに市民負担を強いる
高等専門学校授業料などの値上げはすべきではなく,これは,市長の
公共料金は値上げはしないとした
選挙公約にも反するものであり,我が党は,到底,容認できません。
以上で,私の討論を終わります。(拍手)
○議長(
佐藤美智夫君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。
まず,
議案第7号及び
議案第8号の2件を一括問題といたします。
議案2件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,
議案第7号及び
議案第8号の2件は可決されました。
次に,
議案第2号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,
議案第2号は可決されました。
次に,
議案第9号を問題といたします。
本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
佐藤美智夫君) 起立多数であります。よって,
議案第9号は可決されました。
次に,
議案第1号,
議案第3号から第6号まで,
議案第10号から第12号まで及び
議案第14号から第25号までの20件を一括問題といたします。
議案20件を可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,
議案20件は可決されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
佐藤美智夫君) 次に,日程第2,
議案第13号を議題といたします。
本件は,全
議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。
本件を可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,
議案第13号は可決されました。
――――――――─―――――――――
○議長(
佐藤美智夫君) 次に,日程第3,
議案第26号,
議案第27号及び諮問第1号の3件を
一括議題といたします。
いずれも,市長の提出によるものであります。
提案説明を求めます。
桂市長。
(市長桂 信雄君登壇)
◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました
議案2件及び諮問1件につきまして,ご説明申し上げます。
まず,
議案第26号は,
監査委員選任に関する件であります。
本市
監査委員のうち橋本昭夫氏は,来る12月22日をもって任期満了となりますが,引き続き同氏を選任することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。
橋本昭夫氏は,昭和44年4月に弁護士の登録をされ,
札幌弁護士会会長,北海道弁護士会連合会理事長,日本弁護士連合会副会長等を歴任され,現在は,
札幌地方・簡易裁判所調停委員等をされている方でありまして,法律に関する専門的知識に長じておられ,人格,識見ともに高く,
監査委員として適任と考えるものであります。
次に,
議案第27号は,
土地利用審査会委員任命に関する件であります。
本市土地利用審査会委員であります五十嵐八枝子,石川俊二,加賀屋誠一,黒田重雄,高橋眸,水野政勝,渡辺英一の7氏は,いずれも来る12月19日をもって任期満了となりますので,石川俊二,加賀屋誠一,黒田重雄,高橋 眸,渡辺英一の5氏につきましては,引き続き任命することを適当と認め,また,五十嵐八枝子氏の後任者といたしまして冨士田裕子氏を,水野政勝氏の後任者といたしまして東田愼悟氏をそれぞれ任命することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。
石川俊二氏は,現在,株式会社システム鑑定の代表取締役をされているほか,社団法人北海道不動産鑑定士協会会長等をされている方であります。
加賀屋誠一氏は,現在,北海道大学大学院工学研究科教授をされているほか,北海道都市計画審議会委員等をされている方であります。
黒田重雄氏は,現在,北海道大学経済学部教授をされているほか,
札幌市
中小企業等振興審議会会長等をされている方であります。
高橋 眸氏は,昭和46年1月に土地家屋調査士の登録をされ,現在,
札幌市東さっぽろ土地区画整理審議会委員等をされている方であります。
東田愼悟氏は,長く農業に携わり,この間,
札幌市農業
委員会農地部会副部会長等を歴任された方であります。
冨士田裕子氏は,現在,北海道大学農学部助教授をされているほか,
札幌市環境影響評価審議会委員をされている方であります。
渡辺英一氏は,昭和54年4月に弁護士登録をされ,現在,
札幌弁護士会常
議員会議長等をされている方であります。
次に,諮問第1号は,
人権擁護委員候補者推薦に関する件であります。
本市を職務区域とする人権擁護委員であります赤渕由紀彦,国岡智哉,杉本慶子,鈴木 豊,西山秀一,新田正弘,羽生有伸,原 敦子,三島辰雄の9氏は,いずれも来る
平成14年2月28日をもって任期満了となりますので,赤渕由紀彦,杉本慶子,西山秀一,新田正弘,原敦子,三島辰雄の6氏につきましては,引き続き推薦することを適当と認め,また,国岡智哉氏の後任者といたしまして小六久枝氏を,鈴木豊氏の後任者といたしまして武田真知子氏を,羽生有伸氏の後任者といたしまして渡邊 清氏をそれぞれ推薦することを適当と認め,議会の意見を求めるため,本案を提出したものであります。
赤渕由紀彦氏は,昭和60年4月に弁護士の登録をされ,
平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
小六久枝氏は,株式会社小六専務取締役をされているほか,社団法人
札幌青年会議所会員交流
委員会委員をされている方であります。
杉本慶子氏は,現在,
札幌保護観察所保護司のほか,
札幌家庭裁判所家事調停委員をされており,
平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
武田真知子氏は,長く教職に携わり,
札幌市立曙小学校校長等を歴任後,現在は,北海道教育大学岩見沢校非常勤講師をされている方であります。
西山秀一氏は,
札幌市アパート業協同組合専務理事,社団法人北海道住宅協会
事務局長理事等を歴任され,
平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
新田正弘氏は,
平成元年4月に弁護士の登録をされ,
平成11年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
原 敦子氏は,昭和59年4月に弁護士の登録をされ,
平成2年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
三島辰雄氏は,長く教職に携わり,
札幌市立
札幌中学校校長等を歴任後,
平成2年3月から人権擁護委員に就任されている方であります。
渡邊 清氏は,長く法務局に勤務され,
札幌法務局苫小牧支局長等を歴任された方であります。
以上で,ただいま上程をされました各案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。
○議長(
佐藤美智夫君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。