札幌市議会 > 2001-03-21 >
平成13年第一部予算特別委員会−03月21日-07号
平成13年第二部予算特別委員会−03月21日-07号

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  1. 札幌市議会 2001-03-21
    平成13年第一部予算特別委員会−03月21日-07号


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    平成13年第一部予算特別委員会−03月21日-07号平成13年第一部予算特別委員会  札幌市議会第一部予算特別委員会記録(第7号)                 平成13年3月21日(水曜日)       ────────────────────────────────── ●議題 付託案件の審査 ●出席委員 31人(欠は欠席者)     委 員 長  道 見 重 信 君       副委員長   森   健 次 君     委   員  柴 田 薫 心 君       委   員  大 越 誠 幸 君     委   員  宮 本 吉 人 君       委   員  千 葉 英 守 君     委   員  上瀬戸 正 則 君       委   員  笹 出 昭 夫 君     委   員  馬 場 泰 年 君       委   員  鈴 木 健 雄 君     委   員  近 藤 和 雄 君       委   員  村 松 正 海 君     委   員  五十嵐 徳 美 君       委   員  湊 谷   隆 君     委   員  川口谷   正 君       委   員  猪 熊 輝 夫 君     委   員  畑 瀬 幸 二 君       委   員  大 嶋   薫 君     委   員  藤 原 廣 昭 君       委   員  本 舘 嘉 三 君     委   員  義 卜 雄 一 君       委   員  高 橋   功 君     委   員  三 浦 英 三 君       委   員  生 駒 正 尚 君   欠 委   員  飯 坂 宗 子 君       委   員  井 上 ひさ子 君     委   員  宮 川   潤 君       委   員  坂 本 恭 子 君
        委   員  福 士   勝 君       委   員  田 中 昭 男 君     委   員  小 林 郁 子 君       委   員  松 浦   忠 君       ──────────────────────────────────     開 議 午後1時 ○道見重信 委員長  ただいまから,第一部予算特別委員会を開会いたします。  報告事項でありますが,飯坂委員から欠席する旨の届け出がありました。  それでは,議事に入ります。  第9款 教育費 第9項 生涯学習費の質疑を行います。 ◆小林郁子 委員  私からは,4項目にわたりまして質問をさせていただきます。  まず初めに,札幌市生涯学習振興財団の行いました2000年度の職員採用試験についてです。(発言する者あり)  さきの文教委員会におきまして,教育委員会からこの件について説明があり,各会派の委員からも質問,意見が出されました。このことを踏まえて,市民ネットワークとして1点だけお尋ねをいたします。  今回報道されました問題につきまして,教育委員会は,職員採用試験は公平に行われたと。しかし,依頼者の名前も記された受験者名簿が流出したことについては,文書管理に不手際があるので,関係職員を処分するとのことです。しかしながら,これは本質的な問題から目をそらすことで決着させるような気がいたします。  採用されました17人のうち16人は依頼のあった人,しかも,これら正職員だけではなく,嘱託職員も12人中7人も依頼のあった人であるということが報道されておりまして,教育委員会もそのことを否定しておりません。濃淡の差はあれ,何らかの形で依頼のあった人たちであることは事実であります。  このことによりまして,財団,そしてまた「ちえりあ」に対しての市民の信頼というのは失われております。市民は疑惑の目で見ております。それに含めまして,まじめな気持ちで受験をした3,000人余りの方々も,疑いの目で見ているところですけれども,文書管理の問題によって関係職員を処分するということだけでは,私は市民の信頼を回復することは到底できないと思います。  そこで,伺いますけれども,今後,市民の信頼回復に向けて具体的にどういう努力をされるのか,具体的な方策についてお示しをいただきたいと思います。  以上,お尋ねいたします。 ◎川口 生涯学習部長  1点目のご質問でございますけれども,教育委員会といたしましては,一昨日の文教委員会でも報告させていただきましたが,このたびの財団の職員採用につきましては,公平かつ厳正に行われたと判断しているところでございます。  しかしながら,財団の書類管理の不手際から,市民の皆様に疑いを招きかねない状況になりましたことについては,大変遺憾に思っているところでございます。  今後,財団に対しましては,今回の事柄を真摯に受けとめ,公共的な性格を持つ団体として,より一層,適正かつ厳正な事務処理を行うとともに,市民の信頼を得られるような事業運営に努めていくよう,厳しく指導・監督していくところでございます。  また,事務処理体制につきましては,我々,それから総務局等を入れた,事務処理適正化委員会なども早速立ち上げながら体制をつくってまいりたいと,このように思っております。 ◆小林郁子 委員  私は,この問題の処理は本末転倒ではないかと思っております。教育長は,調査はしないと言われました。であれば,厳正,公平にやられたということを市民の前にどのように証明されるのかと思うのです。  「ちえりあ」というのは,管理運営だけで年間約5億円を札幌市から支出しております。そしてまた,生涯学習というのは市民の協力,市民と一緒にやっていく事業です。そういうところですから,市としてもう少し厳しく受けとめていただきたいと思っておりまして,今回採用されました職員の進退も含めて,私は,本当に最終的なところでは,職員それぞれについての責任を問うていかなければいけないと思っております。  このことはこれで終わりまして,続いて2点ご質問をいたします。  まず,1点目ですけれども,「ちえりあ」のシックハウス症候群についての取り組みでございます。  「ちえりあ」を利用する人からですけれども,地下鉄からずっと通路を伝いまして,リサイクルプラザのところを通っていった人とか,4階の講堂を利用した人から,吐き気とか目の痛みとかの訴えがあったわけです。これにつきまして,都市局の建築部で早速調査をしてくれました。揮発性有機物ですね,ホルムアルデヒドトルエンキシレンについてです。その調査を行ってくれた結果ですけれども,特に,メディアプラザとか講堂など,主要な部屋の7カ所を調査してくれておりますが,これによりますと,トルエンキシレンは検出されておりません。ただ,ホルムアルデヒドが0.01ppmから0.05ppmの範囲内で検出されております。  この数字自体は,WHOの室内ガイドラインの0.08ppmより低いものですけれども,ホルムアルデヒドの濃度が0.03ppm以上で,目とか鼻とかのどとか,そういうところに刺激を感じると。それから頭痛,吐き気を覚える人が出てくるという状態です。  「ちえりあ」では,ことし,子育てフェスティバルというのが催される予定になっておりまして,多くの子供たちが来るということになりますから,ぜひその対策を早急にとっていただきたいと思いますが,そこをまずお伺いいたします。  それから,もう1点ですけれども,同じく「ちえりあ」の貸し出しの基準についてです。  「ちえりあ」は昨年の8月にオープンしまして,現在の部屋の利用率は,今までの6カ月の平均で68%と聞いております。かなり利用されていると思いますし,また,今後,利便性を向上させることよって,さらに利用率は高まってくるものと思います。  そこで,一つお伺いをいたしますが,部屋を貸すときの公平性の確保ですけれども,事業関係者が借りるときには,通常の2倍の料金をいただくということになっておりますけれども,紛らわしいのは,書道とか英会話という,授業料を取って教室をしているのか,あるいはまた,サークル的な趣味の集いなのか,そこがわからないと。実際は,授業料を取ってやっているという場合もかなりあります。  そこで,お伺いいたしますけれども,まず,事業者が利用している割合はどのくらいあるのか,その点をまず1点と,それから公平性を期す意味で,事業関係者について実態を把握していらっしゃるかどうか,そこをお伺いいたします。 ○道見重信 委員長  質問はそれですべてですか。 ◆小林郁子 委員  あと,最後に1点あります。 ○道見重信 委員長  一緒にやってください。一問一答は避けてください。 ◆小林郁子 委員  それでは,関連で,学社融合取り組みについてお伺いをいたします。  学校教育社会教育の融合を図る取り組みにつきましては,10年ぐらい前から教育界で出されておりますけれども,今,小・中学校で総合学習の時間というのが設けられておりまして,児童・生徒が地域の人から自然保護の大切さを学ぶとか,地域と学校のさまざまな連携が進んでおります。しかしながら,こうした取り組みも,現実にはまだ緒についたばかりで,どういう事業がふさわしいのか,学校側も地域も手探り状態にあるというのが実情かと思います。  この生涯学習センターは,教育研究所青少年センターリサイクルプラザとの複合でして,何か事業目的があって意図的に複合したということではないでしょうけれども,結果的には,子供から大人まで,生涯学習ができる環境が地域に整っているというふうに見られます。  そこで,私の知る限りですけれども,相模原市では,学校教育支援機関としての教育研究所と,それから生涯学習センターの機能を統合して,学校教育社会教育の一体的な運用を目指す総合学習センターの設立を目指しているところです。そのような中でも,学校と地域の連携事業を支援したりとか,教員や職員の研修,調査研究もできるようにしているとのことです。  本市の場合も,この四つの施設が一つとなって連携して,乗り入れ合って,相互連携した事業展開が可能だと思います。そういう学社連携取り組みについて,お伺いをしたいと思います。  以上です。 ◎川口 生涯学習部長  1点目の生涯学習センターシックハウス症候群の対応でございますが,委員もおっしゃってございましたが,本年2月に,建築部の方に測定していただきました。お話のとおり,ホルムアルデヒドについては,国の環境基準を下回っておりまして,トルエンキシレンについては全く検出されていないとの報告でございます。  揮発性有機化合物の影響への対策につきましては,この解決のためには,一つには,時間の経過により,自然と濃度が下がることを待つことと,もしくは換気を十分に行うことしかないというふうに言われてございます。  現在のところ,私どもには,利用者からの症状を訴える声は寄せられておりませんけれども,まだ施設が新しいことでもございますので,今後も,空調の調整や窓の開閉などを十分行い,特に,委員からご指摘のございました箇所につきましては,重点的に監視いたしまして,施設内の換気に十分注意を払ってまいりたいと,このように思います。  それから,大きな2問目でございます。  貸し室の状況でございますが,昨年9月から本年2月末までの間,営利または営業の目的で使用を承認した件数は278件で,全体の7.4%となってございます。  また,その状況でございますけれども,施設利用申し込み受け付けの際には,営利目的かどうかを含めて,どのような利用をされるかお尋ねするとともに,さらに,委員がおっしゃったような教室等で定期的な利用をされるような団体につきましては,「ちえりあ」を使う前の施設にも確認いたしまして,どのような利用状況であったのか,できる限り確認するなど調査をした上で,承認をしてございます。  それから,大きな3問目でございますが,施設間の連携ということかと思いますが,「ちえりあ」内の施設につきましては,毎月,連絡協議会を設けてございます。その中で,施設の相互利用調整とか情報交換を行っているほか,各施設で実施する事業の情報を集約したりして,生涯学習センター発行の情報誌や生涯学習関連情報システムで紹介しているところでございます。  委員ご提案の問題につきましては,貴重なご意見と承りまして,今後,複合施設の機能を十分生かせるような事業の連携の可能性について研究してまいりたいと,このように存じています。  以上でございます。 ◆小林郁子 委員  最初のシックハウス対策についてですけれども,本当にこういう揮発性有機物があるところへ行きますと,ぜんそくの方とアトピーの方についてはそれが出てくるということがあるとされております。  そこで,今,部長もおっしゃいましたように,とにかく自然換気が一番いいということらしいのですけれども,利用者は自分で窓を開けられないようなのですが,あそこの構造は開くようになっているということですので,ぜひ早急にやっていただきたいと思います。  それから,貸し出し基準につきましては,実態を把握されているということですので,これからも公平性を期していただきたいと思いますけれども,私は,昨年の決算特別委員会におきまして,窓口での受け付け時間の問題を取り上げさせていだたきました。そのときに,生涯学習施設というのは,利用する方は,土・日・祝日が多いわけですけれども,受け付け時間が,月曜から金曜日の午前9時から午後5時までというのは,今の時代といいますか,そういうものにとっては余りにもちょっと狭過ぎないかという気がしておりまして,改善をお願いしたのですが,なかなかそこまではいっていないようで,今後とも,ぜひこれも検討課題にしておいていただきたいと思います。  それから,学社融合取り組みですけれども,札幌市の生涯学習センターは,本当に意図したわけではないのに教育研究所とか青少年センターとかリサイクルプラザ,いろんな意味で融合しているということがあって,ぜひこの利点を生かして,これから総合学習も入ってまいりますし,力を発揮していただきたい,そういう面でも事業展開をしていただきたいことを要望いたしまして,終わります。 ◆近藤和雄 委員  私は,中央図書館のことにつきまして質問をさせていただきます。  まず最初に,中央図書館の機能の充実強化につきまして,5点ほど質問いたします。  図書館は,生涯学習の振興を図る上で,市民の身近にあって,学習活動を支援するという,極めて重要な社会教育施設であるということは申し上げるまでもありません。非常に今,生涯教育と言われて,お年寄りの方も若い方と一緒に勉強することによって,知識をためていくというか,大事なことであります。  今日,社会のさまざまな変化に伴って高度化・多様化する市民の皆さんの学習要求に適切に対応するために,生涯学習の振興や地方分権の推進等が進められておりますが,私はこれを踏まえて,全市の図書館統括的機能,いわゆるセンター館としての役割が一層期待されております中央図書館機能強化につきまして,今後,どのような姿勢で,市民のニーズ,市民へのサービスに取り組んでいこうとなさっているのか,数点お伺いします。  質問の第1点目は,中央図書館の1階及び2階の機能的フロア構成についてでありますけれども,図書館の利用者の利便性を考えますと,貸し出しする部門,それから調査,相談するレファレンス部門が混在しているために,利用者の方に十分なサービスが行き届いていないのではないかと,私は思っております。  私は,2階にある2門及び3門の地理,それから歴史,社会科学等は1階へ,それから2階はレファレンス図書郷土資料室国際資料,それから雑誌,新聞コーナーにまとめるなど,室内レイアウトを工夫して変更するということで,中央図書館が,より市民に喜ばれる効果的なサービスの提供ができることにつながっていくのではないかと考えておりますけれども,この辺,いかがでございましょうか,お考えをお伺いします。  質問の2点目は,中央図書館の機能の充実強化の上で,新しい情報通信技術の活用についてであります。  技術革新図書館の発展に生かすために,まず第一に,インターネットを活用した自宅での蔵書検索ができるよう整備することが急務ではないかと考えております。札幌市図書館は,これらの情報化にかかわる整備が,ほかの都市と比べますと大変おくれているのではないかと,私は思うのであります。  21世紀には,さらに電子化が進むということで,ネット上のサービスが充実して,電子図書館が次々と出現することが予想されているところであります。  コンピューターの整備,それからインターネットへの接続など,新しい情報通信技術の導入,活用を本市としても積極的に進めるとともに,既存の図書館の資料の中で,貸し出しをしていない古文書とか,あるいは歴史,地図などの貴重な資料の電子化,あるいはデータベース化インターネットによる貸し出し予約など,新しい電子資料の収集,提供等を行うことによって,従来の図書館サービスの大幅な拡大,あるいは高度化が期待されると考えておりますけれども,今後,どのように取り組んでいかれるのか,お伺いいたしたいと思います。  質問の3点目でございますけれども,今後,国際化,あるいは高齢化,札幌市も高齢化ということで高齢者が急増しておりますけれども,この対応であります。  国際化が急速に進んでいる中で,札幌市に在住されている外国の方も相当いらっしゃると思われます。札幌市図書館にありましても,外国語の資料の収集,提供,あるいは多言語による利用者案内,レファレンスサービスの実施など,従来の図書館サービスについて,やはり国際的視野に立った充実・拡大が必要ではないかと考えております。  そこで,札幌市に在留する外国人に対して,どのように対応をされているのか。また,今後,どのように進めていくのかをお尋ねしたいと思います。  また,これに関連しまして,急速に進展しております高齢化社会に対応するために,拡大読書機など,高齢者の方が,本当に来てよかったなと,そういう設備を適切に整備して,関係機関あるいは団体と連携をとりながら,図書館の利用の際の対面朗読とか,宅配サービスなど,高齢者の方々への,要するに相手を思いやる,そういう立場に立ったきめ細かい図書館サービス拡充が必要ではないかと思っておりますが,いかがでございましょうか,お伺いいたします。  質問の4点目ですけれども,市内及び近郊の大学等,他の図書館との連携協力についてであります。  これはどうなっているのかなというところでございますけれども,他の政令指定都市では,公共図書館相互の連携のみならず,市内及び近郊の大学図書館等の所管の異なる図書館との連携に努めていることは,市民に広く多様な学習機会を提供する上で,一番大切なことではないかと考えております。  そこで,札幌市内及び近郊大学図書館の市民の開放状況はどのようになっているのかをお伺いいたします。また,その連携を進めたネットワークの構築等についての基本的なお考えを,あわせてお伺いいたします。  質問の5点目でございます。  5点目は,職員の資質・能力の向上についてであります。  中央図書館の機能の充実強化のためには,やはり職員の皆さんの資質・能力の向上もまた一方では必要で,立派な器をつくっても,その中で働いていらっしゃる職員の方が,十分な技能,知識をきちっと押さえていただかないといけないということです。特に,これから情報化と国際化がスピードを持って進展していくわけですから,それに配慮をしつつ,継続的・計画的な研修,事業の実施,あるいは内容の充実など,職員の各種研修の機会等を拡充して,職員の方がそれに参加して,十分知識を深めていくということが必要ではないかと思います。  そこで,新しい高度情報通信技術社会や国際化の進展にかんがみまして,図書館にありましても,情報処理や語学力を有する職員を積極的に配置していただくということが重要ではないかと思います。図書館サービス充実向上を図る上からも重要であると考えますので,お伺いしたいと思います。  これにつきましては,やはりローテーションとか,あるいは教育指導の中から2年とか3年ぐらいで,人事異動が行われているのではないかと思いますけれども,ある程度は図書館のそういう機能にふさわしい職員の配置,技術系と申しますか,技術力を持った職員の方の配置も,やはりこれからの多様なニーズにこたえていくには重要ではないかと思いますので,その辺をどうお考えかお伺いします。 ◎平野 中央図書館長  中央図書館の機能の充実強化ついて,1点目の中央図書館の1階及び2階の機能的なフロア構成についてでございますが,現在の中央図書館の各フロアの面積上の制約から,貸し出し部門レファレンス部門を完全に分離することは,なかなか困難な状況にあります。  しかしながら,ここ数年,市民の学習意欲の高まりにより,図書館に対する要求も急速に変化しておりまして,これらに対応する体制を整備していくことが急務になっておりますことから,現5年計画の中で,中央図書館センター機能整備事業として,2階図書室に電子化情報提供スペースを確保する予定にしておりますので,これに伴うレイアウトの変更の際に,混在しております貸し出し用資料調査資料を分離し,1階,2階フロアの機能をより明確にしたいと考えております。  2点目の新しい情報通信技術の活用についてでございますが,まず,インターネットを活用した蔵書検索につきましては,平成14年11月に,図書館電算システム機器の更新を予定しておりますので,この更新時期をめどに導入ができるよう努力してまいりたいというふうに考えております。  次に,新しい電子資料の収集・提供等の取り組みについてでありますが,近年,情報通信技術の目覚ましい発展に伴いまして,電子メディアなどを利用した新たな資料提供が求められております。  このため,中央図書館におきましては,現5年計画の中で,図書館情報化推進事業として,電子化情報の提供を行うため,パソコンなどの検索機器を設置して,CD-ROMによる情報提供インターネットによる情報収集が可能となるよう計画しておりますので,当該事業早期実現に向けて検討を進め,情報提供サービスの拡大を図ってまいりたいと考えております。  3点目の国際化,高齢化への対応についてでございますが,まず,外国語の資料につきましては,中央図書館の2階に開設しております国際資料コーナーに配架しております。現在,約1万1,000冊の図書,それから新聞5紙,雑誌40誌を収集し,提供しているところでございます。  外国語の資料につきましては,近隣市町村などからの相互貸借等申し込みも定期的にありますので,今後もこのような支援を含めて,充実に努めてまいりたいというふうに考えております。  また,利用案内につきましては,英語のリーフレットを作成いたしまして,国際交流プラザ等市内関連施設などに配付するなど,PRに努めておりますが,英語以外の利用案内につきましては,今後の状況を見きわめたいと考えております。  次に,高齢化への対応についててでありますが,本市の図書館では,現在,大活字本,拡大写本拡大読書機などにより,高齢者へのサービスを実施しております。また,来館が困難な高齢者の方には,郵送貸し出しサービスも行っているところでございます。  委員からのご提言がありました各種サービスを初め,高齢者のニーズに沿った資料の収集を含めまして検討を進め,きめ細かな図書館サービスの拡充を図ってまいりたいと考えております。  4点目の市内及び近郊の大学等,他の図書館との連携協力についてでありますが,市民への開放状況につきましては,資料の閲覧や複写は市内の大学図書館すべてにおいて開放しておりますし,また,貸し出しは5館において可能となっております。また,インターネット上における蔵書検索も11館が提供しておりますし,土曜日・日曜日にも開館する大学図書館も増加しております。近郊の大学図書館においても同様の傾向にあり,一般市民への開放が進んでいるところでございます。  次に,大学図書館との連携につきましては,本市の図書館は,昭和61年に札幌大学図書館との相互協力を本格的に開始したのを皮切りに,資料の取り寄せや利用者への案内など,市内の大学図書館等との連携を図ってまいりました。また,近年は,全国の大学図書館約850館が所蔵する図書,雑誌の総合データベースを活用した資料提供も行っております。  各種図書館とのネットワークにつきましては,インターネットを介することより技術的には容易になっておりますので,市内の公共及び大学図書館の蔵書のすべてを一般市民が手軽に利用できるよう,図書館相互の役割分担と協力体制の調整に,今後とも一層努力してまいりたいというふうに考えております。  5点目の職員の資質・能力の向上についてでございますが,今日,情報処理技術を活用して,市民によりわかりやすく,かつ迅速に情報を提供できる検索環境を開発する発想だとか,あるいは能力が,図書館職員には強く求められており,また,インターネットの普及により,情報のグローバル化が進み,資料や情報の提供能力には語学力も必要になっているところでございます。  このようなことから,本市図書館におきましても,社会の変化に対応できる職員の育成を図るとともに,情報処理技術や語学力を有する人材の配置については,必要なことであるというふうに考えておりますので,関係部局とも協議し,配置に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆近藤和雄 委員  再質問いたします。  図書館の機能,それから充実強化についてでありますけれども,図書館全体に,中長期的視点で,市民の皆さんの立場から総合的,体系的な施策が望まれているところであります。中央図書館では,今年度において,札幌市の図書館ビジョンを策定して,今後の図書館のあるべき姿,21世紀構想を進めていると伺っております。私は,このビジョンは,大変有意義で,必要ではないかと思います。かつ,社会の変化に合致した,時宜を得た計画ではないかと,私自身,深い関心を持って見守っているところでございます。  そこで,この図書館のビジョンにつきまして,どこまで進んでいるのか,現時点でよろしいのですが,お聞かせいただきたいと思います。 ◎平野 中央図書館長  札幌市の図書館ビジョンについてでございますけれども,中長期的展望に立った図書館サービスの充実を図るため,まず,図書館の現状を全体的に分析した上で,図書館のあり方を体系的に整理した,札幌市の図書館づくりの指針となります図書館ビジョンを策定することとしたものでございます。  そのため,昨年7月には,2,000人余の図書館利用者を対象とした札幌市図書館利用者アンケート調査を実施し,図書館に対する要望や満足の度合いなどを聴取いたしました。  また,策定に当たりましては,市民の立場からの意見等を十分に反映する必要がありますので,図書館利用者を初め,学識経験者,各種関係団体等,12名で構成しました札幌の図書館を語る懇談会を昨年9月に設置し,幅広い討議をお願いしたところでございます。  そして,このたび,この懇談会から,札幌の図書館のあり方についてと題する提言があったところでございます。  この提言には,「市民の生涯学習のための学習環境を支える」「情報化,国際化,高度技術化の進展への対応」「知識と情報の発信」「ゆとりある読書空間の提供」「効果的,効率的,機能的な運営」の五つの基本的な方針に基づいた施策の方向が示されているところでございます。  今後,図書館といたしましては,この提言を踏まえまして,21世紀の情報拠点としての役割を図書館がどう担うか,具体的な計画をつくってまいりたいというふうに考えております。
     以上です。 ◆近藤和雄 委員  質問の最後ですけれども,中央図書館から地区図書館,さらには図書館施設の図書の盗難等について,質問させていただきます。  私もときどき図書館を利用させていただいております一人ですが,先月,目にしたことですが,図書の一部抜き取り,さらに切り取り,汚損が大変多いことがわかりました。これには,図書館を利用されますお一人お一人ということもありますけれども,私も利用者の一人として大変心を痛めております。  図書館の職員の方にお聞きしますと,さらに盗難と思われる本と雑誌等がかなりの数に達しているということです。  日ごろ図書館の職員の皆様も,心を込めて大切な本の保存に努めて,また,13年度予算でございますが,約11万冊の新しい図書を購入することになっております,予算が通ればの話でございますけれども。一方で,一部の心ない利用者のために,市民の貴重な財産が失われているということは,あってはならないことではないかと思うのであります。  そこで,質問の1点目は,中央図書館,地区図書館等,それから図書館施設で1年間にどのぐらいの図書がなくなっているか,盗難に遭っているか,その内容,種類,総額についてお伺いしたいと思います。  質問の2点目です。  図書の盗難に対する防止策についてでありますけれども,現在,図書館では,磁気式の持ち出し防止機,BDSを設置しているわけですけれども,位置をカウンター近くに持っていくとか,今のあれでは難しいのじゃないかなと,盗まれてもしようがないのじゃないかと思います。あるいはミラーや監視カメラ等を設置してはどうかと考えるわけです。図書館としての防止策は,貴重な市民の財産を守っていくという意味では,取り組みを強化する以外にないのではないかと思いますけれども,その点につきましてご質問いたします。 ◎平野 中央図書館長  図書について,1点目の忘失図書の総数などの状況についてでありますが,平成11年度におきます忘失図書は,中央図書館では約3,100冊,地区図書館9館では約5,100冊,区民センター,地区センター図書室21室では約2,600冊で,合計いたしますと約1万800冊となります。また,金額では1,600万円余ということになります。  また,その内容等でありますが,中央図書館の例で申し上げますと,一般資料が約2,800冊,児童資料が約200冊,郷土資料が約80冊,その他の資料が約60冊となっております。特に多いものといたしましては,食品・料理関係,小説関係,それから健康・栄養関係の本となっております。  2点目の図書の盗難に対する防止策についてでございますが,まず,気軽に図書館を利用し,親しんでいただける雰囲気づくりに配慮しなければならないというふうに考えておりますが,貴重な参考資料等の盗難防止を図るため,2階図書室に盗難防止装置を現在設置しております。  ご質問のありました盗難防止装置をカウンター近くに設置することにつきましては,施設の配置及びフロアの有効利用の観点から難しいものと考えております。また,監視カメラ等の設置につきましては,他都市の状況等を見きわめながら,調査研究してまりいたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆近藤和雄 委員  最後,要望でございますけれども,今のお話では,忘失,盗難と思われるものが1万800冊,金額にして1,600万という,大変な損害というか,紛失されているということでございます。これは,平成13年度の中央図書館の図書購入予定の1万2,700冊にほとんど匹敵するような状況でございます。何とか防止策をやっていかなければ,間に合わないのではないかと思います。それで,図書の盗難等につきまして要望をさせていただきます。  図書の盗難防止については,ごく一部の利用者の方のモラルに負うところが大きいのではないかと思われますので,ぜひ抜本的な対策を,何回も質問するよりも,対策を立てることが急務ではないかと思っておりますので,ぜひ検討していただいて,この次は質問をしないようにしたいなと,私は思っております。  以上です。 ◆藤原廣昭 委員  私は,PTA活動にかかわる点について,2点質問を行います。  ここにいらっしゃる皆さん方も,現在あるいは過去において,PTAの役員や運営委員,ご本人や奥様などが経験をされた方もたくさんいらっしゃるかと思うわけであります。  市内の小・中学校でも,4月の上旬には入学式が行われ,その後,PTAの入会式が行われるわけであります。そして,4月の中旬から下旬にかけて,各学校では授業参観などが開催され,終了後,各クラスごとに懇談会を開催し,PTAの運営委員などを数名選出するところが多いようであります。  この運営委員は,各クラス,学校によっても違いますけれども,大体四,五名ぐらいが平均的な数字とされているようであります。以前からも傾向はありましたけれども,特に,最近は,PTAの役員あるいは運営委員のなり手が少なくなり,重苦しい雰囲気の中で懇談会が進められ,時にはじゃんけんやくじ引きで決められ,中には,第1回目の全校PTA運営委員会までに運営委員などが決まらないという悩みも私どもに寄せられているわけであります。  こうした中で,質問の1点目は,学校週5日制の完全実施に伴って,こうしたPTAの活動の開催条件が狭まるわけでありますけれども,生涯学習部としてはどのように受けとめているのか,あわせて,教育委員会内部で,関係団体,市P協などとも何か検討されているのか,お伺いをしたいと思うわけであります。  質問の2点目は,こうした状況を打開していくための方策でありますけれども,私は,以前,小学校のPTAをやっていたときに,アンケート調査をしたことがあります。約14項目に上り,子供の数ですとか学年の種別,それから役員や委員の経験の状況やお勤めをしているかというような4項目のフェースシートも活用しながら実施をしましたけれども,471世帯に配付をし,回収は410世帯,回収率87.4%となっているわけであります。  こうしたアンケートを分析し,同小学校において討論会を数回開催し,PTAの活動の活性化に取り組んできたわけでありますけれども,やはり自分たちの努力だけではなかなか解決が難しい要素もあるわけであります。  このような中で,お仕事をしているお母さんは,低学年では40%,高学年では60%となるわけであります。そしてまた,PTAの役員や運営委員に携わる状況は,お勤めしている方は103人で約51%,仕事をされていない方でそうした委員などをやっている方は81人で45%,その他2.9%となるわけであります。やはり子供たちのさまざまな成長を願って,あるいは先生や地域の皆さんとも連携をするために,そうした役員や運営委員の皆さんは大変な努力をされているわけであります。  こういう中で,私どもに寄せられる声や私が感じ取った中では,例えば,勤務変更をしていただこうとか思っても,会社の上司の方に嫌な顔をされたり,たしなめられたり,そうした状況の中で,毎年,PTAの改選時期が来ると,皆さん大変な苦労をしているわけであります。  そんな意味では,PTAの活動の重要性や意義や目的というものを,広く市民や企業等にも理解をしてもらう必要があるのではないかと思うわけであります。やはり,女性の社会進出や,あるいはPTAの活動がまだまだ十分認知をされていないのではないかというように思うわけであります。  そんな意味では,行政の視点から,商工会議所ですとかあるいは青年会議所,各業界団体や各企業に対して,こうした小・中・高等学校のPTAの会合や諸行事に参加しやすくするためのさまざまなお願い,要請というようなものに,具体的に文書等,あるいは広報さっぽろなどを使って,そうした役員や運営委員等さまざまな体験をして得たことや,あるいはこんなときにはこんなことをして対応してきたというような対談やコメントの記事を載せて取り組んでいくべきではないかというふうに考えているわけでありますけれども,こうした視点に立って,生涯学習部としてはどのようにお考えなのか,お伺いいたします。 ◎川口 生涯学習部長  1点目のお話は,PTA活動の場の確保ということだと思いますが,この件につきましては,委員お話のとおり,市P協からも要望が出てございます。特に,4週5休に絡みまして,今まで土・日にできていたところができなくなるというお話もございます。  そこで,これは学校管理運営上の問題でございますので,生涯学習部といたしましても,学校側の方に,その活動についてのお願いを申し上げているところでございます。  それから,2点目でございますけれども,委員お話のとおり,このPTA活動の活性化というのは,やはり非常に重要なことであると私どもも考えているところでございます。そのためには,まず活動内容とか参加への理解を市民の方々に深めていただくことが大事じゃないかと思います。  そのために,第一義的には,先ほどの札幌市PTA連合会,これは各PTAとか区P連の連合体でございますけれども,ここではホームページをお持ちになっていますし,また,広報紙などを持っておりますので,それらを積極的に活用していただくことをお願いしてあると思いますし,また,市教委といたしましても,委員のご意見を参考にいたしまして,今後,前向きに検討してまいりたいと,このように考えております。  以上でございます。 ◆藤原廣昭 委員  要望を申し上げて終わりたいと思いますけれども,1年後から,ご承知のとおり学校の週5日制というのが完全実施されるわけであります。今,市P協のホームページや広報紙など,そしてまた,行政としても前向きに取り組んでいくということであります。  しかし,広い意味では,このPTA活動もボランティアだと思うのです。国や本市のボランティア休暇制度を調べてみますと,残念ながら災害ですとかそうしたものに,あるいは障害者のことに携わるものということに限定されて,こうしたPTAというものは,国も含めて余り重視されていないという状況もありますので,ぜひ,今後,こうしたPTA活動についても,特段の配慮というものを要請しておきたいと考えております。  そんな意味では,先ほども申し上げたように,市P協だけではなくて,行政としても,この1年間かけて何ができるのかということを具体的に検討していただくよう強く要望いたしまして,質問を終わります。 ◆高橋功 委員  私からは,ワールドカップサッカー札幌大会にかかわりまして,特に,PR活動という観点からお伺いをいたしたいと思っております。  先日,このワールドカップ本大会のチケットの,今月15日までということで,申し込みがございました。私もファンの一人として申し込みをさせていただきましたけれども,新聞,テレビ等を拝見しますと大変人気が高いようでございまして,かなり申し込みが殺到したということでございます。それだけ札幌市民のワールドカップへの関心も,徐々にではありますが高まってきたのかなと。あの申し込み時点では,まだ組み合わせも決まってないわけですから,ただワールドカップ大会のサッカーを見るということだけで,相当な申し込みがあったと,こういうことでございます。  そこで,だんだんこの開幕が近づいてまいりまして,あと400日余りということでもございます。もっともっと本市の開催機運というか,それをもっと盛り上げていくということは大事だと。いよいよ,あと1年ということにもなってまいりましたので,この1年前の機会をとらえてイベント等いろいろ計画をされているのだと思います。  そこで,具体的にどのような事業を計画され,また,本番に向けた準備をどういうふうに進めておられるのか,これをまずお伺いしたいと思っております。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  1年前イベントなどの機会をとらえましたPR活動についてお答えをいたします。  本市では,これまで大会の開催周知を目的といたしましたPR活動を中心に行ってまいりましたが,来年度は,さらにリーフレットとかパンフレットを配付し,ワールドカップへの理解をより深めてもらいながら,開催機運と歓迎ムードを盛り上げるためのPR活動を展開してまいりたいと考えてございます。  特に,札幌開催記念行事といたしましては,少年サッカーの記念大会,サッカーフォーラム,リハーサル大会でのPR,12月に韓国の釜山で行われる予定の,本番の大会の組み合わせ抽選会でのシティPRなどを検討してございます。  また,開幕1年前や半年前などの大きな節目には,大通カウントダウンタワー周辺でのイベント,駅前通での旗の掲出,パネル展などを計画してございます。  さらに,さっぽろ雪まつり,リンケージ・アップフェスティバルなど,既存のイベントにおきまして,ワールドカップの周知を目的として,引き続きPR活動を行ってまいります。 ◆高橋功 委員  いよいよ1年前,さらには半年前ということで,だんだんだんだん,まさにカウントダウンという時期でございますから,当然,今伺ったさまざまな活動,イベントが計画されている,これはよくわかるところでございますけれども,室長,やっぱり私が思うのは,大会のPRをする場合に,こういった活動をする場合には,何といっても,大会の名称,これは欠かせないと思うのです。それから,いわゆるエンブレム,これを使用していくということは欠かせない,当然のことですが。あわせて,公式スポンサーとの連携というのは,非常に大事になってくると思いますね。札幌市だけの話じゃありませんし,そういう大会名称,それからエンブレムが使えるのと使えないのとでは全然PR効果が違ってくるわけです。  そういう意味でお尋ねをしたいと思っておりましたのは,昨年9月に,議会の国際化推進調査特別委員会,私も特別委員会のメンバーでもございますので,私からも機会あるごとにいろいろこのワールドカップについてはお尋ねをしてまいりました。そのときに,今申し上げた大会名称だとか,いわゆるエンブレムを使用するに当たっては,大変厳しい制限があるのですと,こういうお話でございました。開催自治体といえどもなかなか勝手に使えませんと,自由にならないのですと,こういうお話がございました。近く,使用基準というのが示されるのですと,こういうお話だったのですが,以後,そういうお尋ねをする機会がございませんでしたので,改めてきょうここでお尋ねをいたしますが,示されました使用基準,これがどういう内容でございましたか,お尋ねをいたします。  2点目は,いわゆる知的財産を使用する権利を持っている公式スポンサー,これが徐々に決まってまいりました。そこで,そうした企業と連携する機会が今後もふえていくことになるのだと思います。そこで,公式スポンサーと連携を図ることで,今申し上げた,より効果的なPR活動を行うことができるようになると思いますけれども,この点,どのようにお考えになっているか,あわせてお伺いをいたします。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  まず,1点目の,大会名称,エンブレム等の使用基準につきましてお答えいたします。  国際サッカー連盟の知的財産を管理いたしますISL社から,昨年の秋に示されましたガイドラインによりますと,一定の条件をクリアすることによりまして,開催自治体も大会名称,エンブレム等の使用が認められるようになりました。  その条件は,公式スポンサーの権利を侵害しないこと,大会のイメージを損なわないこと,グッズの数量限定などでございます。このような条件がありながらも,昨年秋以前と比べますと,その使用制限が,徐々にではありますが緩和されつつございます。  また,今後,ホームページやマスコット等の使用のガイドラインも示される予定ですので,これらを遵守しながら,大会名称等を効果的に使用し,PR活動を行ってまいりたいと,このように考えてございます。  次に,2点目の公式スポンサーとの連携についてお答えいたします。  現在,ワールドワイドのスポンサーでございますオフィシャルパートナー11社と,活動が国内に限定されますオフィシャルサプライヤー4社が公式スポンサーとして決定しております。このほかに,エンブレム等の知的財産を使用した商品の製造・販売権,いわゆるライセンシーを取得した企業も数十社が決まっております。これらと連携する機会もふえてきております。また,これらの企業がかかわっているイベントも,市内で多数開催されております。  私どもも,これら公式スポンサーとの連携は非常に有効な手段であり,ぜひ取り組むべきものと考えておりますが,中には,販売促進を主体とした協力依頼,あるいは業種が競合する企業が関係しているイベントも見受けられます。  したがいまして,行政として,公式スポンサーに慎重に対応しつつ,連携できるものを見きわめ,効果的かつ経済的なPR活動を展開してまいりたいと考えてございます。 ◆高橋功 委員  質問はこの程度なのですが,ぜひお願いというか,要望というか,提案といいますか,いよいよ,あと1年足らずですから,来年は,札幌オリンピック開催が1972年でしたから,2002年となるとちょうど30周年に当たるわけですね。そういうときに,再びこの札幌でこういう世界的イベントが行われる。この札幌オリンピックの30年をぜひうまく使っていただきたい,ひとつね。それをPRの一つの材料として,当時オリンピックのジャンプ人の云々だとか,ジャネット・リンとかいろいろいましたけれども,そういう方々なんかもうまく招聘できればいいなと,こんなことを思っています。  それからもう一つお願いは,オリンピックのときに「虹と雪のバラード」という歌がございまして,トワエモアというグループが歌って大変ヒットをいたしました。あの歌で,大変この札幌のイメージというのは全国的にも知られるところになりましたし,それから非常にムードの盛り上がりに私は役に立ったと思っているのですね。そんな意味では,今回のワールドカップの札幌大会のイメージソングぐらいあっていいのじゃないかと,大変に乱暴な言い方ですが,そのぐらいまでやっぱり考えて,もちろん全国的な話ですから,札幌だけというわけにはいきませんけれども,今,まさに伺った公式スポンサーとの連携ということも真剣に考えていただいて,こんなこともぜひお考えになってはいかがかと,こういうことで質問を終わります。 ◆坂本恭子 委員  私からは2点,スケートボード場の整備についてと図書館行政についてお聞きをしたいと思います。  まず,スケートボードの競技施設,練習施設の整備について伺います。  昨年の3定では,ニュースポーツの振興と,特に若者が中心となって親しんでいるスケートボード,インラインスケートへの積極支援について伺いました。今回も引き続き,これらの種目への具体的な環境整備といった観点から質問させていただきたいと思います。  現在,スケートボードについては,全日本スケートボード協会があり,全国五つの地区でも組織化されております。それぞれの地区や全国的な規模で大会も行われているようです。前回,3定で取り上げたときも反響があり,若い方を中心に幅広い年齢層の方たちが署名運動にも取り組んで,ぜひ施設整備をやってほしいという要望も高まっています。実際,教育委員会の方へも要望書が出されていると聞いておりますけれども,こういう現状をどのように考えるのか,市民の要望にどうこたえていこうとしているのか,伺います。  また,前回のご答弁では,愛好者の増加に伴う組織化,技術の向上や定着の状況,さらには若者のニーズも図りながら研究していきたいとのことでしたけれども,この間,どのように取り組んできたのかについても,あわせて伺いたいと思います。  次の大きな項目,図書館行政について,3点ご質問いたします。  質問の第1は,中央区都心部につくる図書館についてです。  都心にふさわしい図書館の機能,役割を柱に置いて,現5年計画では実施設計まで予定されているこの図書館については,昨年の予・決算特別委員会での我が党の質問に対して,交通の利便性,土地の有効活用等を十分配慮した土地の選定が必要との答弁がありました。  また,あわせて他の施設との複合化も選択肢の一つであるというご答弁もありました。  新しい図書館にどのような機能を持たせるか,どんな施設・設備の整備充実を図っていくかは,図書館の場所や,あるいは単独施設か複合施設かによって大きく左右されると思われますが,場所の選定も含め,今後の計画の具体化はどのように進んでいるのか,伺います。  また,都心部の図書館という側面,利便性や職域に当たるなどの地理的条件から,中央区民だけでなく,広範な市民を対象とした都心にふさわしい機能をあわせ持つ,本市としても核となる図書館になると思いますが,中央図書館とはどのような役割分担,機能分担を想定しているのか,基本的なお考えをお示しください。  質問の第2は,図書館職員に占める司書資格者の比率についてです。  この問題については,我が党は特別委員会のたびに取り上げ,12政令指定都市の比較で最低ランクになっている状況の改善を求めてまいりました。  1998年と1999年を比較してみると,98年42.4%だった比率が,99年には40.8%と,再び政令市間最下位に転落しています。政令指定都市の平均は大体60%程度で推移をしており,97年当時の中央図書館長も,当面の目標は政令市の平均である60%程度を達成することだというふうにおっしゃっておられました。しかし,現状は全く改善されておりません。  98年に,本市同様40%台だった他の四つの政令指定都市は,軒並み比率を伸ばしております。仙台市や北九州市では50%台に比率を上げている一方で,本市だけ相変わらず比率が低いのは,前回,平野中央図書館長のご答弁のとおり,専門職として職員を採用していないことが大きな理由であると思いますが,この間,弾力的な人事交流に支障を来すことを理由に,非常に難しいとのお答えに終始しております。学校司書の配置も含め,職域の拡大を図り,専門職化すべきと思いますが,改めてこの点について伺います。  質問の第3は,中央図書館と学校図書館の連携についてです。  2003年には司書教諭が各学校に配置され,学校図書館法に基づく機能の充実が求められています。学校図書館法第4条には,「他の学校の図書館,図書館,博物館,公民館等と緊密に連絡し,及び協力すること」とあり,学校図書館の機能を高める上でも,図書館の側の支援体制をつくっていくことが,これまで以上に求められていると考えます。  そこで,伺いますが,2003年に向けて,学校図書館との連携について,より踏み込んだお考えをお持ちなのか。また,学校とのレファレンス機能を充実するためには,そこに対応する専門部門を図書館の中につくるべきと思いますが,この点,どのようにお考えか,お聞かせください。 ◎川口 生涯学習部長  私から,スケートボードについてお答えいたします。  まず,1点目でございますけれども,委員のお話にございましたご要望は,確かに受けてございます。しかしながら,私どもといたしましては,このような新しい種目につきましては,一般的に時間の経過とともに愛好者が増減するなど,非常に変化が大きいことがまた特徴でございまして,なかなかその定着の見きわめが難しい状況でございます。  したがいまして,本市における愛好者の増加に伴う組織化の動向や指導体制,あるいは競技会の開催の状況を見ながら,今後とも研究してまいりたいと存じます。  2点目のスケートボードの現状などでございますが,札幌市では関係団体等の組織化がまだ進んでいないため,なかなか情報収集がしづらい面もございますが,競技大会あるいは関係団体の状況を取りまとめて申し上げますと,全日本スケートボード協会がございますので,ここからの情報によりますと,全国的な競技会は,平成12年度に6回開催されてございます。これは本州を中心に各県から平均約180名ほどの参加者となってございます。また,13年度につきましては,同様の回数で開催されると聞いているところでございます。  次に,関係団体の状況につきましては,全日本スケートボード協会が,全国の販売店を加盟店として,競技会の開催やプロ選手の認定など,普及振興に努めておりますが,本市では,現在のところ,個々の販売店による競技会の開催や用具の販売を通じての情報提供が行われているのみでございまして,今後,なお,他都市の状況なども含めまして,引き続き状況を把握してまいりたいと存じております。  以上でございます。 ◎平野 中央図書館長  図書館行政について,都心にふさわしい図書館の建設についてのまず1点目の位置の選定と今後の計画についてでございます。  今,委員お話のとおり,私どもといたしましても,都心の性格を踏まえ,利用者の交通の便,あるいは土地の有効利用等を踏まえて,現在選定に努力しているところでございまして,こうした考え方を基本としまして,関係部局と一層連携をとり,引き続き協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  2点目の現段階で考えている中央図書館との機能分担ということでございますけれども,中央図書館につきましては,センター館としての機能充実を一層図ってまいりたいというふうに考えております。一方,都心にふさわしい図書館につきましては,従来の地区図書館の機能に加えまして,新しい情報メディアへの積極的な対応を図り,インターネット,データベースなどによる資料,情報の提供機能等を検討してまいりたいというふうに考えております。  3点目の図書館司書の配置でございますけれども,図書館法では,司書の必要性や必要配置数については特に明確に規定されておりませんが,図書館の運営に当たりましては,司書の有資格者を多く配置することは望ましいことと考えております。  しかし,本市の場合,司書配置職場がどうしても図書館ということに限定されますので,行政需要の多様化に対応し得る弾力的な人事交流が難しいこと等から,現在,専門職化は考えておりません。  ただし,これも前にお答えしましたように,司書資格を持たない職員でありましても,優秀な人材として能力を発揮している職員も数多く育っていることも事実でございますし,また,情報化等の進展に伴い,利用者のニーズにこたえて,情報処理等,幅広い能力を持った職員もこれからは求められております。  したがいまして,本市といたしましては,今後とも,人事交流により司書資格者の配置や広く市全体の中から適材職員の配置を進めるとともに,図書館職員の資質の向上について努力してまいりたいというふうに考えております。  次に,ご質問の学校図書館との連携についてでございますが,現在,図書館業務に関するノウハウの提供や学校図書館に関する研修会に当たっての図書館施設の提供,さらには蔵書そのものにつきましても,学校の事業や学校教育活動に利用する必要があれば,特別利用などを行っているところでございます。  今後につきましては,図書館として連携できる事項について,関係部局及び学校図書館協議会などと調整してまいりたいと考えております。  また,図書館側の体制についてでございますけれども,学校図書館では,現在,国の委託研究事業で通信環境を利用した図書館活用の研究が行われているというふうに伺っておりますので,これらの動きも見ながら適切に対応してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆坂本恭子 委員  まず,スケートボードについいてですが,スケートボード,インラインスケートは,単なる遊びだけではなく,スポーツとしての要素を十分に持っているというふうに思っております。ただ,残念なことに,札幌市にはこれを生かし切る施設がなく,結果として,大通公園や札幌駅北口,一般の歩道などで,人の目と事故を気にしながら行うというような状況になっていると思います。  先ほどもご答弁で,札幌市ではまだ組織化がされていなくて,情報収集が難しかったというようなお話がありましたけれども,北海道地区では大会も開催されてきていないということがありますが,やはりこれはそういうものが受け入れられる施設の整備がおくれているということも一因ではないかなというふうに思っております。  そしてまた,このスケートボード,今やられている状況が,人に迷惑をかける遊びだとか,不良の集まりなのではないかとか,そういうような誤解を与えることにもなっているのではないかというふうに思っているわけですが,ぜひとも,このような認識を改めて,スポーツとして普及するためにも,施設整備に着手していただきたいというふうに思うのですがいかがでしょうか,改めてお聞きしたいと思います。  また,スケートボードは,夏場のスノーボードのトレーニングとして,あるいはインラインスケートは,アイススケートやスキーのトレーニングとしても有効であると,役立つということを聞いております。利用を限定的にとらえずに,幅広いものとしてぜひ検討していただきたいというふうに思いますが,この点からの調査研究などは,この間していたのかどうか,このことについても伺いたいと思います。  都心部の図書館についてですけれども,場所の選定についていろいろ検討を重ねているというご答弁でしたが,現在,開発基本計画の策定が企画調整局の方で予算化をされております大通西1街区,これに図書館の建設というのが想定をされていないのか。市民会館との合築というような考え方がおありなのかどうかについて伺いたいと思います。  それから,司書比率の問題についてですけれども,専門職化ということでは,従来どおりのご答弁で,大変残念に思っております。やはり抜本的に比率を高めるためには,職員の専門職化が絶対的に必要であるというふうに思います。これを実現するための手だてを速やかにとるべきと思います。このことを指摘しておきたいと思います。  次に,現在配置されている職員の司書資格取得について質問いたします。  資格を持っていない職員の方でも,意欲的に向上心を持って職務に当たっておられるというのが館長のご答弁でもありました。現在,正職員については,筑波市にある図書館情報大学へ2カ月間の派遣研修制度が行われていて,ここで司書資格を取得することができます。この制度は,1981年に始められております。20年ほど経過をしているわけですが,派遣実績がこの20年間で総数22名,このうち現職員の方が7人いらっしゃるということをお聞きしました。しかし,この20年間のうち,四,五年ほどは研修希望者が全くいないと。例年は,大体一,二名程度が派遣されていると,そういう数字で推移しているというふうに聞いております。
     この研修は,7月の末から9月の末までということで,2カ月間完全に筑波市の方に拘束されると。あるいはスケジュールが大変短期間の講習なので,ハードであると。あるいは時期が夏の大変暑い時期に当たるというような理由から,募集してもなかなか希望者が集まらない。せっかく予算化をしても希望者が集まらないということで,せっかくの制度なのに利用しづらい状況になっているというふうに言えると思います。  そこで,伺いますが,本市独自の研修体制,札幌市内あるいは近郊にも図書司書の資格を取得できる講座を持っている大学などがあるわけですけれども,こういう大学などと連携をして,本市独自の研修体制をつくることはできないのか。また,道立図書館などに自治体職員の司書資格者養成講座の開設などを要請することはできないのかについてお聞きをしたいと思います。  また,嘱託職員の研修制度についてですが,現在,通信講座を受講している職員が2名ほどいらっしゃるというふうに伺っております。この方たち,日ごろは通信講座ですから集中講座でスクーリングが行われるわけですが,スクーリングに参加するときは,勤務体制などについて配慮をしているのだというようなお話もお聞きしました。しかし,受講料などは自己負担になっていて,現状では大幅な受講希望者を望むことは難しいのではないかと。現状を維持していくだけで精いっぱいなのかなというふうに思いますが,受講料等の補助・助成制度を設けるなど,意欲のある嘱託職員の資質向上のため,支援体制を強力にすべきだというふうに考えますが,いかがでしょうか。  そしてまた,嘱託職員の司書資格取得者に対して,希望する方については専門職の正職員として採用すべきというふうに思いますがいかがでしょうか,あわせて伺いたいと思います。 ◎川口 生涯学習部長  私からは,スケートボードの件についてお答えしたいと思います。  施設でございますから,大変なお金もかかると思いますので,せっかくつくりましても利用されないというのはまことに残念ですので,先ほどから申し上げているとおり,その定着度,これを確認しながら検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◎平野 中央図書館長  都心にふさわしい図書館の建設についてのことでございますけれども,企画調整局あるいは都市局等で,都心にいろんな複合施設等の構想があります。そういういろいろな機会を通じて,我々も十分連携をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。  それから,2点目の筑波大学の絡みで,独自の研修体制ができないかというお話でございますけれども,これは近郊の短大等も含めて,そういうような要請にこたえれるかどうか,ちょっと今そこまで調べておりませんけれども,今後,調査研究してまいりたいというふうに思います。  それから,非常勤職員の方の司書資格の取得のための機会の提供でございますけれども,現在,数人の方が通信教育を受けておりますので,受講しやすい職場環境づくりに努めるなど,単位取得にかかわる支援体制について十分配慮してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆坂本恭子 委員  スケートボード場のご答弁,大変残念に感じております。定着の度合いを見てということでしたけれども,既に定着していると私たちは考えておりますし,前回の委員会のご答弁で,部長が若者のニーズについても耳を傾けていきたいというふうにおっしゃっておりましたので,引き続き,ぜひとも若者の方たちの要望にこたえるために,調査研究,検討をしていっていただきたいと。そして,やはりこういう若者向けの施設を整備していくという中で,こういうことにも取り組んでくれるのかと,行政や政治に対して大いに若者が関心を持ってくれる絶好のチャンスなのではないかというふうにも考えますし,引き続き取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  図書館行政についてですが,先ほどの西1街区については,具体的なご答弁がいただけなかったのですが,そういうようなお話も私の方では聞いておりますけれども,改めてここについての想定がないのかについてだけご確認をさせてください。  それから,司書比率の問題なのですけれども,先ほど言った学校図書館との連携,体制を強化していくという意味でも,図書館職員の資格取得者をふやすということは,子供たちも含めて市民の学習権を保障していくと,そういう上で大変重要なものだというふうに考えております。現在配置をされている職員の研修体制の強化とともに,やはり何よりも専門職化,そして正職員化を進めるということが求められているという点について,再度指摘をしておきたいと思いますが,先ほどの点だけ確認をさせてください。 ◎平野 中央図書館長  先ほども申し上げましたけれども,企画を含めた関係部局と調整中でございまして,現在のところ,まだ具体的な場所の選定には至っていないということでございます。 ◆五十嵐徳美 委員  私からは,ワールドカップのリハーサル大会について,ご質問をさせていただきます。  本市で開催されますリハーサル大会,先日の新聞報道によりますと,7月1日,札幌ドームで日本のフル代表によるキリンカップが開催されるということでありました。札幌ドームにおいて,日本の代表チームがプレーをし,それを多くの市民・道民が直接応援できる機会を得たということは,先ほどのワールドカップに向けての効果的なPR,そういった観点からも非常に有意義なことであるというふうに考えております。  このリハーサル大会は,1年少し先に迫った本番大会の成功に向けても欠くことのできないものであると考えております。日本の代表,札幌の本大会では,日本代表チームが試合をする予定にはなっておりませんが,やはり集客力が高い大会というふうに思っていまして,市民はもとより,道内外からも大勢の観客が訪れることが予想されております。そして,それに対しては,さまざまな対応,対策のためのシミュレーションを行う上で大変有意義なものになるのではないかと思います。  そこで,質問いたしますが,このリハーサル大会の開催内容と,この機会をとらえて具体的に本番に向けてどのようなシミュレーションを行う考えなのか,お尋ねをいたします。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  まず,リハーサル大会の開催内容についてお答えをいたします。  本市のリハーサル大会といたしまして,7月1日日曜日,午後3時から札幌ドームでキリンカップを開催することが,去る3月15日の日本サッカー協会理事会において正式決定されております。  対戦カードは,日本代表対パラグアイ代表であります。パラグアイは,南米のサッカー強豪国で,本番の大会出場が有力視されております。ちなみに3月14日付の国際サッカー連盟の月間ワールドランキングでは,8位に位置しております。  そこで,シミュレーションでございますが,課題といたしまして,観客輸送や警備及びボランティアを考えております。  まず,観客輸送につきましては,交通手段の利用状況,周辺道路の交通流動の調査,交通整理員などについて,また,警備につきましては,警備員の配置や監視システムの運用などについて,警察とも連携を図りながら検証をすることとしております。  さらに,ボランティアでございますが,スタジアムや公式練習場などは,アクセス管理エリアとして組織委員会のJAWOCボランティアが担当し,それ以外の場所では,開催地のボランティアが支援活動を行うという基本的な協力体制があり,それぞれの役割と連携などについて円滑な運営を確認してまいりたいと考えてございます。 ◆五十嵐徳美 委員  このキリンカップ,本番の大会につなげるシミュレーションを行う,またとない機会でありますから,今,室長がおっしゃったようなさまざまな検証をしていただきたいと思います。  そこで,もう1点なのですが,今,ボランティアについて答弁がありました。ボランティアは,スタジアムや公式練習場などで,アクセス管理エリアということで,組織委員会のJAWOCボランティアで行うと。それ以外の場所は開催地のボランティアが行うという答弁があったわけですけれども,やはりこういった大会の成功には,このボランティアの持つ役割というのが非常に大きな部分を占めていると思います。  そこで,今,話があったように,二つに分かれるということで,具体的にどのような業務内容に分かれるのかと。そして,もう1点,先ほど言った日本の組織委員会では,4月16日からボランティアを募集するというふうに伺っておりますけれども,こちらの方で言う開催地のボランティアの募集時期はいつからか,その点をお聞きいたします。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  ボランティアの業務内容と募集時期につきましてお答えいたします。  まず,業務内容でございますが,開催地ボランティアは,アクセス管理エリア外で,観客誘導,観光案内,通訳,車いす介助,手話通訳などの業務に携わるもので,約400名を予定しております。  この開催地ボランティアには,これまで数々のスポーツイベントに大きな実績のございます本市の体育協会や体育指導委員会などのスポーツ関係団体のほか,外国語や観光及び福祉ボランティアの方々にご参加をいただき,このワールドカップの経験を資産として,今後につなげてまいりたいと考えております。  一方,JAWOCボランティアは,アクセス管理エリア内で,選手・大会関係者への対応,観客整理,報道・スポンサー対応などの業務に携わるもので,約1,000名を予定しております。これらの業務は,経験と専門的技能・知識を必要とする部分が非常に多く,サッカー協会や北海道フットボールクラブ及び国際プラザなどからの推薦を主体とするとともに,一般募集を行う予定でございます。  次に,開催地ボランティアの募集時期についてでありますが,4月中に募集を開始したいと考えております。  本市といたしましては,今後とも,日本組織委員会と密接に連携し,大会成功に向けまして円滑な運営に努めてまいりたいと考えてございます。 ◆大嶋薫 委員  私の方から,2点伺わせていただきます。  1点目は,先ほど来,高橋委員,五十嵐委員からありましたワールドカップに関連してでございます。  今,やりとりの中で,準備状況等々についてのお話がございました。これからまた,いろいろなご苦労があるのかなと思いますが,さきの特別委員会の中で,今後の課題として,公式練習場の整備の問題があるのだというふうなお話がありました。この公式練習場の整備,本大会については天然芝で,かなり厳しい基準に沿って行われるということでありますから,天然芝の練習場をきちんと整備しなければならないのだということであります。ことしじゅうに,日本組織委員会の要請によって,芝面整備あるいは養生のための使用抑制を実施しなければならない。養生するためには,その練習場,いろんな市民利用に供している部分を利用できないように,ある意味で,極端に言うと,しなければならないというお話でありますが,この具体的な内容についてどのように実施されるのかという点が1点です。  それからもう1点は,当然,今言ったように一般の使用をある程度遠慮してもらうということでありますから,特に,札幌については,夏から秋にかけて,夏場,本州ではサッカーとか野外のスポーツというのはオフシーズンみたいになるのですけれども,札幌,道内含めて,オフシーズンのところから涼しい環境を求めて,いろんな団体が,合宿等々含めて練習の場所を求めたり,あるいは公式大会が北海道で行われる機会が大変多いのではないかと思います。  このような状況を考えたときに,競技団体間でどのような調整が行われているのか。この施設確保について,札幌市として一定程度配慮が必要なのではないかと考えますので,この対応について伺います。  それから,2点目ですが,これは生涯学習,そして社会教育分野のボランティアの施策についてであります。  今,ワールドカップサッカーのプレ大会でのボランティア等々についての少し論議がありましたけれども,私どもの畑瀬委員の方から代表質問で,2001年はボランティア国際年に当たるということで,市民局に対して,どのような事業の展開を考えているのかというような視点で質問させていただいたわけです。  このボランティア国際年の目的というのは四つ挙げられています。ボランティアに対する理解を深めること,それからボランティアへの参加が促進される環境を整備すること,ボランティアのネットワークを広げること,ボランティア活動を推進する,この4点というふうになっているわけです。  このボランティアのいろんな課題といいますか,役割については,日本においては,阪神大震災,これはボランティア元年というふうな言われ方をしまして,この社会のいろんな今後の活動といいますか,将来を考えていく上で,単にこれまで行政を補完する,あるいは本当に実績的な形で地域で活動するということであったボランティアの活動を,社会の大きな仕組みの一つとして,これからは位置づけて考えていかなければならない。当然,そのために,自治体や国もきちんとした支援策を講じていかなければならないのだというのがこの間の論議の過程かというふうに思います。  このボランティアのすそ野をどういうふうに広げていくかという面で考えますと,やはり社会教育の面,あるいは生涯学習にかかわる点での役割というのは非常に大きいというふうに感じております。この間のいろんなアンケート調査でも,ボランティアに積極的にかかわりたい,参加したいという人は年々ふえています。ただ,そのきっかけがなかなかつかめないというようなこと,あるいはそのボランティアの役割を果たすためのいろんな研修,支援の仕組みがなかなか整っていないということもまた指摘されております。  そこで,現在,生涯学習部で所管している生涯学習及び社会教育分野のボランティアの種類,活動人員,育成や養成の取り組み状況はどのようになっているかという点について,まず伺います。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  私から,公式練習場についてお答えいたします。  1点目の芝面整備と使用の抑制についてでありますが,公式練習場といたしまして予定しております4会場のうち,札幌市所管の白旗山競技場及び厚別公園競技場につきましては,本年夏ごろから,芝床を平らにしたり,特に荒れた箇所に対するまき芝や張り芝,さらに融雪促進などの芝面整備と,芝生養生のための使用抑制を実施いたします。  また,北海道所管の野幌総合運動公園サッカー場につきましても,北海道のご協力によりまして,同じく本年夏ごろから,同様の芝面整備と使用抑制を行う予定と伺ってございます。  なお,新設の札幌ドームのサッカー練習場につきましては,使用抑制をお願いしているところでございます。  2点目の関係団体の対応についてお答えいたします。  芝面整備や使用抑制に当たりましては,サッカー協会,陸上競技協会,アメリカンフットボール協会などの競技団体にご理解とご協力をいただく必要がございます。私どもといたしましては,これら団体の13年度の事業に与える影響を最少限度にとどめるべく,かわりの施設確保について施設管理者に働きかけましたほか,これら団体間の調整にも努めているところでございます。その結果,現段階におきましては,これら団体の皆様のご理解が得られるものと考えてございます。 ◎川口 生涯学習部長  生涯学習部で所管しているボランティアの状況についてでございますが,生涯学習部の事業につきましては,大変多くのボランティアの方々にご協力をいただいてございます。  関連の深いボランティアといたしましては,まず,生涯学習センターにおきまして,さっぽろ市民カレッジの講座企画を行っております生涯学習ボランティア,これに87人の方が登録されております。このボランティアにつきましては,生涯学習振興財団が,平成11年度から養成講座を実施してきているものでございます。  このほか,社会教育分野では,学校図書館開放事業ボランティアが3,197名,林間学校やアタックキャンプなどの野外活動事業に協力をいただいております野外活動指導員,この方々が438名,豊成養護学校の学校開放事業の運営ボランティアが60名登録されてございます。また,視聴覚センターでは,映像,音楽,語学にかかわる六つのボランティアグループ,合わせて182名が活動をしているところでございます。そのほか,青少年科学館におきましては,学生の天文指導員50名に天文台の事業で活動していただいております。  スポーツ分野では,地域においてスポーツの指導を行います地域スポーツリーダーが508名登録されてございますし,それぞれの地域で活躍されております。また,今年度の札幌マラソン大会では,約20名のボランティアの方々に大会運営へのご協力をいただいております。  これら生涯学習部のさまざまな事業分野で活躍されておりますボランティアは,合わせて4,500人余りを数えてございます。毎年,新たなボランティアを育成するための養成講座や専門性を高めるための研修なども実施してきているところでございます。  以上でございます。 ◆大嶋薫 委員  公式練習場の整備については,今お答えいただきましたように,これから計画的に進めていくと,そしてまた,道の方とも協議を進めながら,あるいはそれぞれの団体と協議を進めながら,できる限り支障を来さないようにということでありますから,1年とちょっとの間,やはり最高の環境でワールドカップ大会を開催するというのが一番の目標でありますから,そこに向けてぜひ努力を積み重ねていただきたいと思いますが,やはりできるだけ支障のないようにという方向も,非常に難しい課題はあろうかと思いますが,だた,先ほど言いましたように,北海道という恵まれた環境での大会,練習,合宿等を希望している団体は多うございますから,ぜひその点にも心を砕いていただきたいというふうに思います。  公式練習場についてですが,もう1点伺わせていただきたいと思います。  いわば世界のトップチームが札幌で試合を展開するということで,子供たち,あるいはサッカーファンにとって,またとない機会であるわけですけれども,札幌に来る外国のチームと,市民交流の機会を何とか持てないものだろうかというふうに思うわけです。これはだれしも期待をするところだとは思いますが,一方で,前回のワールドカップの際のニュースなどを見ますと,特に,準決勝,決勝戦というふうに盛り上がってきますと,一切,公式練習,あるいは自分たちのチームの練習も公開しないと,厚いカーテンを引いてシャットアウトして,記者にも公開しないというふうなことになっているようでありますから,難しい課題はあろうかと思います。  ただ,やはりこういう機会を通じて,いろんな触れ合いを通じて,ワールドカップ自体の理解を広めていく,あるいはサッカーの選手層の底辺を広げていくということに利用していただきたいと思いますので,この一般公開,あるいは市民交流の機会を持てるように働きかけを行っていただきたいと思うわけですが,この点についてワールドカップの最後に伺います。  もう1点,生涯学習であります。  非常に幅広い範囲のボランティア活動が生涯学習の分野で行われているというお答えでございました。これからますますこのボランティアの役割が重要になっていくのは,これは共通の認識であろうと思います。このボランティア活動を持続的にしっかりと広がりを持ってやっていくということと,やはりいろんな分野にさらに広がっていくことが必要なのかなと。あるいは,専門家というと言葉はあれですけれども,よりレベルアップしていくことが,これからいろんな場面で求められてくるのかなというふうにも思っています。  そしてまた,行政が直接関連する分野だけでなく,もっと広がりを持った分野にとって必要になってくるだろうという気もいたしております。  そこで,このボランティア国際年という一つの大きな節目の中で,ボランティアを推進するために,今後,より積極的な取り組み,これが求められているというふうに考えるわけですが,どのような取り組みを進めていこうとされるのかという点について伺います。 ◎渡辺 ワールドカップサッカー推進室長  私の方から,公式練習場の一般公開と市民交流についてお答えをいたします。  最初に,ワールドカップにおきます公開練習についてでございますが,これは報道・メディア関係者に対するもので,フランス大会におきましては,国際サッカー連盟が各チームに対し,スタジアムでの大会前日の練習と公式練習場での練習を合わせて2回行うことを義務づけておりました。  また,スタジアムと公式練習場につきましては,原則として,日本組織委員会が資格認定をいたしました関係者だけが入場できることになっております。市民の方々を想定した,練習の一般公開は,基本的に考慮されておりません。  しかし,フランス大会の例を見ますと,いわゆる公開練習とは別に,ブラジルとユーゴスラビアの2チームがそれぞれ練習を一般公開し,特にユーゴスラビアチームは,市民との交流も行ったとのことであります。  このような一般公開は,チームの意向によるものでございますが,もし公開されるとなれば,市民の皆様にとって,試合観戦とは違った意味でワールドカップを体験する,またとない機会となりますので,ご提案につきましては,今後,出場チームが決まった段階で,国際サッカー連盟あるいは当該チームに対して働きかけるなど,可能性につきまして検討してまいりたいと,このように考えてございます。 ◎川口 生涯学習部長  ボランティア育成を推進するための今後の取り組みでございますが,ただいまお答えいたしました当部の事業に関連の深いボランティアにつきましては,引き続き,それぞれの自主的な活動を支援するとともに,養成やレベルアップのための必要な研修を行っていく考えでございます。  ちなみに,具体的には,今年度のさっぽろ市民カレッジの中で,ボランティアコーディネーター実践交流講座やボランティアのマネジメントに関する講座,経済局との連携による観光ボランティアレベルアップ講座を実施しておりまして,多くの参加をいただいたところでございます。  13年度におきましても,これらの講座のほか,環境局との連携による環境ボランティア養成講座を計画しておりますし,今後とも,ボランティアに関する講座につきましては,さっぽろ市民カレッジにおきます主要な分野と位置づけ,内容を充実させていきたいと考えております。  また,ボランティア活動を希望される方への情報提供につきましては,生涯学習センター1階メディアプラザの学習相談におきまして,活動分野に応じた問い合わせ先を随時紹介する対応を行っていくなど,ボランティア国際年を契機に,より一層,充実した取り組みを進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆大嶋薫 委員  一般公開については,ぜひ積極的な取り組みをお願いいたしたいと思いますし,私たちも,そのために汗がかけることがあれば頑張っていきたいと思います。  最後でありますけれども,生涯学習センターについて,今それぞれコーディネートあるいはマネジメントについての,ある意味で,それぞれの分野にとどまらない役割についてのボランティアの研修等々について進んでいくのだと,あるいは新しい分野についても積極的に取り組んでいくというようなお話がございました。この間,いろんなボランティアの取り組み,あるいは札幌市においてもNPO活動センター等の論議がありまして,これから改めて役割についての論議というのがいろんな形で進んでいくのだというふうに思います。  ただ,それぞれ分野別に取り組みが進められているような状況も一方ではありまして,例えば,DPIの世界大会が来年度行われると。ワールドカップサッカーは6月で,DPIは9月ということになっているわけですけれども,その際に,ボランティアというのはいろんな分野で当然必要になってくるわけです。通訳あるいは観光的な案内,あるいはいろんな外出にかかわるサポート等々,広い分野でのサポートが必要になるし,それでボランティアが必要になってくるわけですが,それをどういうふうにコーディネートするのか,あるいは必要なボランティアの人たちを集めるための工夫,情報等々がなかなか整備されていないというようなことがあって,どことどういうふうに協議をして協力を求めていけばある程度見えてくるのかというのも,今不安に思っているというような事務局の方の考えといいますか,現状があるわけです。札幌で行われる大きな大会,これはある意味で,単にその目的が大会だけではなくて,そのことを通じていろんな課題を札幌市民に,あるいは生徒,子供たちに投げかけるのだろうと思いますし,そういう機会を利用してすそ野を広げていくということが必要になってくるのだろうと思います。  そういうようなボランティアを確保するといいますか,あるいはきちんと情報としてネットワーク化していくような仕組みを,やはりこの際,札幌市としてきちんと準備しなければならないのだろうというふうに思いますが,この点についてどのようにお考えか,最後に伺います。 ◎川口 生涯学習部長  ボランティアのネットワークということかと思いますが,確かに,委員のお話のように,現在はそれぞれの部局におきまして,事業に関連の深いボランティアの育成,募集,登録を行っているところでございますが,ご提案の仕組みづくりにつきましては,今後,市民活動支援の調整窓口でございます市民局などとも協議しながら研究してまいりたいと,このように考えております。  以上でございます。 ◆三浦英三 委員  私の方からは,図書館における子供,特に幼児・児童に対する読書の普及啓発についてお尋ねをしたいと思います。  ここ10年ほど,全国的に子供の読書離れが叫ばれております。それに対して,各分野において,その防止策などが検討されてきていると,このように思うわけであります。  昨年,全国学校図書館協議会と毎日新聞社によりまして,読書世論調査が行われました。1999年5月の1カ月間に一冊も本を読まなかった小学生が,前年の同じ調査の16.6%と比較すると,5.4ポイント減少して11.2%となったと,こういう明るい状況等も報告をされているわけであります。  これについては,千葉県の一教諭が,学校での授業が始まる前の10分間,生徒と教師が一緒に本を読む,朝の10分間読書運動として提唱したことが,全国の教育現場において取り組まれまして,その効果としてあらわれたものではないかということで,高く評価をされていると聞いております。  この朝の10分間読書運動というのは,現在では,国内の小・中・高約4,000校以上で実施をされているそうでありまして,効果も,読書のことばかりじゃなくて,遅刻が減ったとか授業中も静かになったとか,家で本を読むようになった等々,いろいろな効果があらわれているそうであります。  しかし,私は,子供の読書離れについては,社会的に深刻な問題だというふうに考えております。  そこで,質問の1点目ですけれども,本市図書館における児童図書の貸し出し状況について伺いたいと思います。  毎年発行されています「札幌の図書館」という冊子を見ますと,総貸し出し冊数に占める児童図書の貸出率が,平成8年度は26.3%,平成11年度を見ますと24.1%と,減少傾向を示しています。これについてどのように図書館側として分析をされているのか,伺いたいと思います。  次に,質問の2点目ですが,私が調べさせてもらいましたけれども,神奈川県では県内全域で,子供への絵本の読み聞かせ運動を展開されております。そのことが,地域社会に大きな波紋を呼び起こしております。また,東京都,さらには千葉県内では,図書館司書の方や図書館の館長さんが講師として出向いて,読書セミナーとか読書フォーラム等が活発に展開されております。また,時には,テーマを設けて,例えば,子供に与える読書の影響,読み聞かせの大切さ,さらには図書館の果たす役割等々,こういうテーマを設けて,講師を招いて勉強会を開いていると,そして,大きな反響を呼んでいるとのことであります。  そこで,他の政令市などにおけるこのような運動の取り組み状況について,把握されているならば教えていただきたいと思います。  次に,質問の3点目ですけれども,子供たちの読書力が地球と人類の展望を開くかぎであるとの理念を基盤に,昨年を子ども読書年とする国会決議がなされました。そして,当時の文部省主催により,子ども読書年フェスティバルが6月から10月にかけて全国6会場で実施されました。本市でも,生涯学習総合センターを会場に「子ども読書年フェスティバル・in・北海道」が開催されたと聞いております。  そこで,本市図書館では,この子ども読書年記念事業として,昨年どのような事業を実施し,その成果はどうだったのか,伺いたいと思います。  また,あわせて,現在幼児・児童サービスを実施している子供向け事業の取り組み状況についても,あわせて伺いたいと思います。  次に,質問の4点目になりますけれども,私は,今後の図書館運営,とりわけ幼児や児童の事業を推進していく上で,ボランティアの皆さんの活用が必要不可欠だと,このように考えております。本市図書館においても,子供への読み聞かせなどにおいて,ボランティアの方が活動されているようですけれども,その活動状況についてお伺いしたいと思います。  最後の質問になりますけれども,乳幼児期から絵本などに親しむことの重要性が認識されまして,1992年に,イギリスのバーミンガムからブックスタート運動が始まりました。現在,国内においても,例えば,昨年11月から東京都杉並区等で試験的な実施が行われております。  この運動は,図書館の職員や専門的知識を有する図書館司書の方が積極的に幼児や児童が集まる施設に出向いていって,そして幼児期から読書に親しむための動機づけを行うという,そういう趣旨に基づいて行われている運動であります。私は,非常に大きな効果がありますし,また,有意義な運動ではないかと,このように考えております。  そこで,本市図書館において,これら子供,特に幼児や児童に対する読書の普及啓発に,今後,どのように取り組まれていくのか,その方針などについて伺いたいと思います。 ◎平野 中央図書館長  幼児・児童に対する読書の普及啓発について,第1点目の本市における児童図書の貸し出し状況についてでございますが,本市図書館全体の総貸し出し冊数に占める児童図書の貸出率は,ご指摘のとおり減少傾向を示しております。これは児童図書の貸し出し冊数の推移以上に,一般図書などの貸し出し冊数が伸びていることによるものでございます。  しかしながら,少子化が進んでいる状況で,児童図書の貸し出し冊数は,9年度まで減少しておりましたが,中央図書館におきまして,児童専用カウンターの設置や専任職員を配置したこと,また,全館における幼児・児童サービスの拡充,あるいは職員やボランティアによる読み聞かせなどの活動成果によりまして,平成10年度,11年度は,若干ですがふえてきております。
     2点目の他の政令市などにおける取り組み状況についてでございますが,各政令市とも,職員やボランティアによる読み聞かせや映画会など,ほぼ類似した事業を実施しております。  この中で,特徴的なものといたしましては,千葉市では,子供の読書の重要性を啓発するため,親子で楽しむ絵本講座を,横浜市では,職員によるブックトークを,福岡市では子供たちがグループで絵本をつくる子供のワークショップなどが開催されております。  3点目の子ども読書年における本市の取り組み等についてでございますが,昨年9月6日から10月15日までの期間,中央図書館の1階の展示室で,しかけ絵本ミュージアムというものを開催し,飛び出す絵本や珍しい仕掛け絵本などを展示するとともに,一部の絵本については,直接手にとってみることができるコーナーを設置したところでございます。成果につきましては,親子の見学が非常に多く,大変好評であったと思っております。  次に,本市の幼児・児童サービスの現状についてでございますが,幼児や児童を対象として,職員による楽しいお話の会や子供向け映画会などを定期的に実施しており,また,夏休みや冬休みなどの長期休暇期間には,特別行事として,童話を絵にかく会や各種の工作会などを開催するとともに,季節にあった各種児童図書の展示を実施しているところでございます。  さらに,これらの行事のお知らせは,職員の手づくりによる図書館だよりを作成し,図書館に対する子供たちの関心を高めるために,近隣の小学校や児童会館などにも配付しております。  4点目のボランティアの活動状況についてでございますが,中央図書館と各地区図書館の10館において,幼児・児童を対象とした絵本などの読み聞かせを行うグループ14団体が活動しており,定期的に図書館行事に協力してもらうとともに,グループによっては,特技を生かした手づくりの人形劇や影絵,さらには遊びを中心とした工作会などを企画し,それぞれの図書館などを会場に,特別行事として発表活動を行っております。  5点目の本市における子供,特に幼児・児童に対する今後の普及啓発の方針についてでございますが,幼年期の子供を抱える母親を対象として,本に触れる機会の大切さを啓発し,読書の重要性を再認識する講座や親子で楽しむ絵本講座などの新たな事業を検討する一方で,これまで実施してきた幼児や児童を対象とした各種事業についても創意工夫に努力するなど,より一層充実を図るとともに,お話のありました国内でのブックスタート運動につきましては,その実施状況も視野に入れながら,サービスの向上に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆三浦英三 委員  今,館長から種々説明がありましたけれども,少子化がいろいろ問題になっておりまして,それに伴いまして子供の絶対数というのも減少しているということで,非常に今,社会問題になりつつあるところであります。そのことに対しまして,本市図書館では,現在の社会情勢,背景等をとらえて,子供の読書離れをどう防いでいくかということで,各種サービスをやられているということが,館長のお話から受け取れるわけでありますが,しっかりと他市町村の状況等も踏まえながら,より充実した子供の読書離れを防ぐ対策を講じていっていただければと思います。  続いて,再質問でありますけれども,子ども読書週間ですけれども,この子ども読書週間中の祝日の図書館の開館についてお尋ねしたいと思います。  図書館は,子供の健全育成を支援するための身近な社会教育施設としまして,いつでも気軽に親子で利用できるような環境整備が,今広く求められていると考えられます。そのためには,親子での利用が期待される祝祭日の開館は必須条件ではないかというふうに,私は思いますけれども,現在,本市図書館は休館になっております。祝祭日を開館するためには,職員の体制とか財源の措置など,大変難しい整理すべき問題も多々あるとは思いますけれども,私は,ぜひとも開館してほしいと願うわけであります。  特に,ゴールデンウィークを含む4月23日から5月12日までは,例年,子ども読書週間,このように銘打たれまして,読書の普及啓発事業が行われております。私は,親子で図書館へ出かけていって,絵本を読み聞かせるなど,子供が直接本に親しめる機会を与えることが,子供の読書離れに歯どめをかける大きなきっかけになると思うわけであります。  そこで,質問ですけれども,子ども読書週間,とりわけゴールデンウィークの祝日について,開館される計画があるかどうか,伺いたいと思います。 ◎平野 中央図書館長  ご質問の読書週間における祝日開館についてでございますが,委員のご指摘のとおり,本市図書館では,現在,祝日は休館というふうになっております。確かに,近年,市民生活の多様化に伴って,利用者などからも多くの要望が寄せられております。また,道立図書館や他市の状況を見ましても,一部祝日を開館する傾向にあり,社会趨勢であることも確かでございます。  したがいまして,子ども読書週間,とりわけゴールデンウィークの祝日につきましては,条件整備を取り急ぎ進め,早期実現に向けて鋭意努力してまいりたいというふうに考えております。 ◆三浦英三 委員  最後に要望ですけれども,先ほどからも言っていますように,これからの時代を担う子供たちが,賢く健やかに成長していくためには,この読書の果たす役割というのはとても大きいと思うわけです。図書館の幼児や児童に対するサービスは,言葉と想像力をはぐくむため,本に親しみを感じ,読書する喜びに目覚める身近な機会を提供するものとして大切な役割であると思います。  したがいまして,児童・幼児のみならず,子供を取り巻く大人に対しても,子供の読書の重要性を認識してもらう普及啓発事業を含めたサービスの充実に,今後も積極的に取り組んでいただきたいと思います。そして,あわせて,今質問しました,親子での利用が期待できるこの祝日の開館実現につきましては,今,館長から,条件整備を取り急ぎ進め,早期実現に向け,鋭意検討してまいりたいと,こういう答弁でしたけれども,私は,ぜひともこの5月のゴールデンウィークから実現をしてくださることを強く強く要望いたしまして,私の質問を終わりたいと思います。 ◆井上ひさ子 委員  私の方から,サッカーくじについて,1点質問します。  見るものに大きな感動と夢を与える競技を通して,青少年の健全な心身の発達を願うこのサッカーに,ギャンブル化を持ち込み,青少年に悪影響を及ぼすというPTAや教育関係者から批判の声が,当初から上がっている中で,サッカーくじが決められました。この3月3日,全国一斉にこのくじが販売されました。我が党も繰り返し指摘してまいりましたが,19歳未満への販売禁止も含め,危惧されていた問題等がありましたが,これらについて,現時点でどのように受けとめておられますか,お尋ねしたいと思います。 ◎川口 生涯学習部長  ご質問のスポーツ振興くじの実施に当たりましては,スポーツ振興投票の実施等に関する法律にきめ細かく定められているところでございまして,その目的といたしまして,「スポーツの振興のために必要な資金を得るため」「スポーツの振興に寄与すること」がうたわれておりまして,その収益金につきましては,地方公共団体またはスポーツ団体が行う地域におけるスポーツの振興を目的とする事業を行う拠点施設の整備やスポーツの指導者の養成及び資質の向上など,スポーツの振興の貴重な財源になるものでございます。  さらに,その実施に当たりましては,19歳未満であることを知りながらその違反行為の相手方となった者に対する罰則規定や,スポーツ振興くじの実施に当たり,文部科学大臣は,児童・生徒の教育に重大な悪影響を及ぼしていると認めるときは,停止を命ずることができるということも明文化されてございます。  その上,スポーツ振興くじの実施主体であります日本体育・学校健康センターが,年齢不詳の場合には身分証明書等の提示を求めたり,基本的に対面販売を原則とするよう販売店に指示するなどの自主的な取り組みも行ってございます。19歳未満の青少年に対しまして,十分に配慮された内容となっておりますことから,市教委といたしましても,今後ともスポーツ振興くじが健全な形で運営され,スポーツ全体の振興に寄与することを期待しているものでございます。  以上でございます。 ◆井上ひさ子 委員  今,いろいろと説明がありましたが,十分に配慮された内容になっているというふうにおっしゃったと思うのですけれども,実は,19歳未満に販売しないための手だてとして,8点にわたる措置がとられているのです。その中には,マークシートにも各種広告にも,必ず19歳未満の方は購入できませんと明記するというふうになっているのですね。実は,このチラシは札幌のチラシで,新聞に折り込まれましたけれども,どこにもそれが書いておりません。それから,これは地下街で大々的に通行人の方に配られたものですけれども,これには本当に小さく19歳未満の方は買えませんということを書いているのですね。だから,実際に,十分に配慮されていると言っていますけれども,私たちの周りでもこういうことが起こっているのです。  この問題を取り上げるに当たって,窓口がどこなのか,またそういう詳しい資料もないということで,非常に行政として問題意識を持っていないということを私は大変危惧いたしました。  昨年の10月から11月にテスト販売された静岡県では,19歳未満の販売禁止というのは抜け穴だらけだったということが指摘されました。これはマスコミにより,100円で最高1億円,こういう宣伝が連日続けられ,マークシートは新聞にチラシと一緒に折り込まれる,親に頼んで買ってもらう代理投票は高校生の間で浸透し,引換券を友達と見せ合っていたという,青少年対策の不徹底が明らかになり,県議会では,19歳未満の措置が不十分で,徹底されていないということで,全会派一致で国に対して意見書が上げられています。だから,もう少し問題意識を持って販売状況などの実態を本市としてもきちんと把握して,チェックする体制が必要なのではないでしょうか,改めてお尋ねいたします。 ◎川口 生涯学習部長  先ほども申し上げましたとおり,国会の場で多くの議論が尽くされまして,さらには衆議院文教委員会でも,スポーツ振興くじの発売に当たって,19歳未満の購入禁止の徹底とか,販売方法などについて適切な方策を講ずるような附帯決議がなされた法律でございます。  いずれにいたしましても,3月3日に販売がスタートしたばかりでございますので,いましばらく今後の動向を慎重に見きわめていきたいと,このように考えております。 ◆井上ひさ子 委員  本市においては,販売店は120カ所あります。ガソリンスタンドを除きますと,いずれも青少年が出入りするところばかりです。ある区では,学校から5分のところもあれば,地域的に固まっているところもあります。私の手稲区では,親が心配で,あるほっかほか弁当の店に見に行きましたら,19歳未満お断りというのはどこも張っていなかったということが報告されていました。また,親子3人連れで行って買ってきたと。ところが,その子供さんはと聞いたら18歳だったのですね。それで,18歳は買えないといったら,まじめにびっくりしているのですね。親自身がきちんとつかんでなかったと,そういうことがあります。  東京の中野区では,教育委員会として,青少年への販売を行わないように,くじの販売店,それから小学校,中学校の校長先生あての文書を出して,指導を徹底しているのですよ。本市についても,このような対策をとるべきだと,私は思いますがいかがですか,改めてお尋ねしたいと思います。 ◎高橋 指導担当部長  児童・生徒への指導についてでございますけれども,今回のJリーグを対象としたこのくじにつきましては,ご指摘のとおり,新しく始まったものでもございますので,児童・生徒の関心も非常に高いことから,学校での指導も必要であるというふうに考えております。  今後,私どもといたしましては,全校種の校長を対象とした教育方針の説明会でありますとか,生徒指導にかかわる通知などを通しまして,指導の徹底を図るとともに,PTAや中学校区の青少年健全育成推進会等におきまして,家庭や地域と連携をした指導を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆井上ひさ子 委員  今,指導されていくということですので,本当に私も問題意識を持っておりますので,そういうふうに徹底してほしいと思います。  この間,くじは売り上げが倍増しました。青少年に限らず,このくじはギャンブル性が高く,購入者の射幸心があおられるくじだと思います。ぜひ19歳未満の青少年への対策を徹底していただきたいということと,スポーツ予算は,くじに頼ることなく,本市としてきちんと責任を持つことを強く求めたいと思います。 ◆宮川潤 委員  市営温水プールのコインロッカーの無料化を求めて,質問します。  昨年の予算特別委員会決算特別委員会で,この問題を取り上げてまいりました。理事者の答弁は,ロッカーは附帯設備であり,受益者負担であると言いながら,プールという特性から,大半の人が使うものとされてきました。しかし,利用者全員が服から水着に着がえなければならないわけですから,ロッカーは利用者みんなが使うものと考えるのが当たり前であり,他の社会教育施設における附帯設備とは性格が違うものであります。  私は,すべて受益者負担を取り入れるということは賛成しかねますが,例えば,市民会館や区民センターの会議室を利用する場合,マイクや放送機材は使う場合と使わない場合があるでしょう。しかし,机やいすは恐らく大半は使われるでしょう。区民センターでも,会議室の使用料のほかに,机,いすの使用料は取らないはずであります。プールのロッカーも同じです。全員が使うものでありますから,附帯設備といっても,会議室の放送設備などとは性格が違う,この点をまずお認めになるのか,1点伺います。 ◎川口 生涯学習部長  温水プールにつきましては,私ども,プールにおきましても,使う人,使わない人がいるのではないかと,そのような考えでつくってございます。最近,調査した結果によりますと,約2割の方々が何らかの格好で使っていないという現状がございます。  以上でございます。 ◆宮川潤 委員  違います。ロッカーは全員が使うものなのです。使わない人が若干いるということは,それは有料だから,主に子供が使えないということではないのですか。  例えば,親子でプールに行った場合,有料なので親子一緒に同じロッカーに服を入れるとか,子供の水泳教室の場合には,付き添った親がバックに子供の衣服を入れて持っているとか,子供同士の場合には,有料なので,バックに衣服を入れてそのまま更衣室に置いておくとか,ロッカーを使わない人というのは,主にこういうようなケース,主に子供です。  50円かかるから,子供が使えないということであります。ここに無料化する根拠があるのではないですか。衣服を脱ぐのですから,ロッカーは使いたいに決まっています。全員使いたいということなのです。使っている人と使っていない人というとらえ方をしないで,せっかくの子供料金無料化の精神を生かして,50円の負担で使えない子供がいるから無料化の必要性があるとはお考えにはならないのですか。早期に具体的検討に入るべきと思いますがいかがか,伺います。  また,昨年の決算特別委員会でも,市営プールを持つ政令指定都市11市の比較を行いましたが,ロッカー有料は,11市中で本市を含め4市のみ,無料の7市は,プールの利用料が高いかといえばそうではなく,本市より高いところは3市,安いところは4市であることが明らかになりました。  ロッカーの有料のところでは,まず本市ですが,大人のプール利用料580円とロッカー50円で630円かかります。千葉市,プール450円とロッカー10円で460円。広島市,プール470円とロッカー100円で570円。福岡市,プール260円とロッカー30円で290円。いずれも,プール利用料も,ロッカーとの合計でも,本市より安くなっています。利用料とロッカー負担で高いというのが実態になっておりますから,やはりこの点からも,ロッカー無料化を早期に実施すべきと思いますがいかがか,伺います。 ◎川口 生涯学習部長  平成12年の3定決算特別委員会でもお答えしてございますけれども,温水プールのコインロッカーだけを無料化するということは,本市の現行の料金体系の考え方に原則的になじまないものでございまして,公の施設の使用料につきましては,やはり受益者負担の原則に沿って行うのが公平の原則にかなうものと考えております。  しかしながら,先ほど段々の委員のお話もございますが,温水プールを利用する方々の大半がロッカーを利用するという実態を踏まえまして,お金を入れて使用後に戻ってくる,いわゆるリターン方式のロッカーと申しますが,このロッカーを導入した場合に,経費がかかるわけでございますので,施設整備や管理にかかわるこれらの経費負担をどのような形でご負担いただく方法がよいのか,また,時期はいつごろがよいのかなどを含めまして,引き続き検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◆宮川潤 委員  先ほども申し上げましたが,ロッカーを使う人は大半という答弁ですけれども,そうではないと。大半という考え方そのものが,私は違うと思います。全員使いたいのですよ。しかし使えないと。そこのところをしっかり受けとめていただきたいと思います。子供料金の無料化,プールの場合は,この無料化が生かし切れていないという点で非常に残念であります。  私,昨年の1定から,1年間ずっと取り上げてまいりました。1年間待ってきました。待てば待つほど期待感は高まっておりますので,一刻も早く無料化を実施していただきたと申し上げて終わります。 ○道見重信 委員長  以上で,第9項 生涯学習費の質疑を終了いたします。  以上で,本日の質疑を終了いたします。次回の委員会は,明日午後1時から,環境局関係の質疑を行いますので,定刻までにご参集ください。  本日は,これをもちまして散会といたします。     ──────────────       散 会 午後3時17分...