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平成12年第 3回定例会−09月21日-01号
平成12年第 3回定例会−09月21日-目次

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  1. 札幌市議会 2000-09-21
    平成12年第 3回定例会−09月21日-01号


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    平成12年第 3回定例会−09月21日-01号平成12年第 3回定例会                平成12年    第3回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )                平成12年9月21日(木曜日)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇議事日程(第1号)  開会日時 9月21日 午後1時 第1 議席の一部変更の件 第2 会期の件 第3 議案第1号から第20号まで(市長提出)  議案第21号(共産党所属議員全員提出)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議席の一部変更の件 日程第2 会期の件 日程第3 議案第1号 平成11年度札幌市各会計歳入歳出決算認定の件
     議案第2号 平成11年度札幌市病院事業会計決算認定の件  議案第3号 平成11年度札幌市中央卸売市場事業会計決算認定の件  議案第4号 平成11年度札幌市交通事業会計決算認定の件  議案第5号 平成11年度札幌市高速電車事業会計決算認定の件  議案第6号 平成11年度札幌市水道事業会計決算認定の件  議案第7号 平成11年度札幌市下水道事業会計決算認定の件  議案第8号 平成12年度札幌市一般会計補正予算(第3号)  議案第9号 平成12年度札幌市国民健康保険会計補正予算(第2号)  議案第10号 平成12年度札幌市公債会計補正予算(第3号)  議案第11号 平成12年度札幌市下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第12号 札幌市健康づくりセンター条例の一部を改正する条例案  議案第13号 札幌市老人ホーム条例の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌市建築基準法施行条例の一部を改正する条例案  議案第15号 札幌市火災予防条例の一部を改正する条例案  議案第16号 社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律の制定に伴う関係条例の整理に関する条例案  議案第17号 仮称第5清掃工場新築(その1)工事請負契約締結件議決変更の件  議案第18号 財産の取得の件(雪たい積場用地)  議案第19号 財産の取得の件(公園用地)  議案第20号 市道の認定及び変更の件  議案第21号 札幌市商店街緊急活性化事業補助金交付条例案 追加日程 決議案第1号 米国及びロシアの再三にわたる臨界前核実験強行に抗議する決議           ―――――――――――――――――――――――─ 〇出席議員(68人) 議長          佐 藤 美智夫 君 副議長         川口谷   正 君 議員          長 内 直 也 君 議員          五十嵐 徳 美 君 議員          村 松 正 海 君 議員          山 田 一 仁 君 議員          近 藤 和 雄 君 議員          村 上 勝 志 君 議員          藤 原 廣 昭 君 議員          三 浦 英 三 君 議員          青 山 浪 子 君 議員          坂 本 恭 子 君 議員          岡   千 陽 君 議員          恩 村 一 郎 君 議員          小 林 郁 子 君 議員          松 浦   忠 君 議員          高 橋 克 朋 君 議員          勝 木 勇 人 君 議員          鈴 木 健 雄 君 議員          堀 川 素 人 君 議員          横 山 光 之 君 議員          大 嶋   薫 君 議員          小 野 正 美 君 議員          涌 井 国 夫 君 議員          本 郷 俊 史 君 議員          高 橋   功 君 議員          岩 村 よね子 君 議員          熊 谷 憲 一 君 議員          宮 川   潤 君 議員          井 上 ひさ子 君 議員          馬 場 泰 年 君 議員          宮 村 素 子 君 議員          笹 出 昭 夫 君 議員          三 上 洋 右 君 議員          道 見 重 信 君 議員          上瀬戸 正 則 君 議員          原 口 伸 一 君 議員          畑 瀬 幸 二 君 議員          大 西 利 夫 君 議員          義 卜 雄 一 君 議員          武 藤 光 惠 君 議員          小 川 勝 美 君 議員          田 中 昭 男 君 議員          山 口 た か 君 議員          千 葉 英 守 君 議員          村 山 優 治 君 議員          宮 本 吉 人 君 議員          武 市 憲 一 君 議員          大 越 誠 幸 君 議員          猪 熊 輝 夫 君 議員          西 村 茂 樹 君 議員          森   健 次 君 議員          柿 崎   勲 君 議員          小 田 信 孝 君 議員          生 駒 正 尚 君 議員          飯 坂 宗 子 君 議員          福 士   勝 君 議員          高 橋 忠 明 君 議員          常 本 省 三 君 議員          柴 田 薫 心 君 議員          小 谷 俵 藏 君 議員          加 藤   齊 君 議員          澤 木 繁 成 君 議員          伊与部 敏 雄 君 議員          湊 谷   隆 君 議員          常 見 寿 夫 君 議員          本 舘 嘉 三 君 議員          荒 川 尚 次 君  ――――――――─――――――――― 〇欠席議員(なし)  ――――――――─――――――――― 〇説明員 市長          桂   信 雄 君 助役          魚 住 昌 也 君 助役          大 長 記 興 君 助役          千 葉 瑞 穂 君 収入役         高 橋   登 君
    交通事業管理者交通局長 片 桐 政 美 君 水道事業管理者水道局長 瓜 田 一 郎 君 総務局長        佐々木 喜 四 君 企画調整局長      高 橋 賢 治 君 財政局長        植 田   浩 君 市民局長        三 井   尚 君 保健福祉局長      舘 美 武 弘 君 環境局長        平 田 匡 宏 君 経済局長        小 川 敏 雄 君 建設局長        浅 沼 勝 利 君 都市局長        本 間 博 昭 君 下水道局長       小 西 十四夫 君 消防局長        石 原 昭 一 君 教育委員会委員長    牧 口 準 市 君 教育委員会教育長    山   恒 雄 君 選挙管理委員会委員長  田 畑 光 雄 君 選挙管理委員会委員   岡 本 修 造 君 選挙管理委員会委員   田 畔   満 君 選挙管理委員会委員   青 木   護 君 人事委員会委員長    朝 倉   賢 君 人事委員会事務局長   古 田 勝 榮 君 監査委員        日 野 晃 輔 君 監査委員        橋 本 昭 夫 君 監査事務局長      羽 田   勲 君  ――――――――─――――――――― 〇事務局出席職員 事務局長        金 野 信 夫 君 事務局次長       岸     稔 君 総務課長        山 内   馨 君 議事課長        福 島 康 則 君 調査係長        中 村 信 弘 君 資料係長        岩 谷 隆 博 君 議事係長        大 島 和 幸 君 記録係長        阿 部 吉 秀 君 委員会一係長      木 村 義 広 君 委員会二係長      吉 野   豪 君 書記          高 佐 三緒子 君 書記          山 本 扶 美 君 書記          松 田 寛 司 君 書記          池 田 章 宏 君 書記          柴 井   康 君 書記          酒 井 智 美 君  ――――――――─―――――――――  〔午後1時開会〕 ○議長(佐藤美智夫君) ただいまから,本日をもって招集されました平成12年第3回札幌市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 出席議員数は,68人であります。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 本日の会議録署名議員として鈴木健雄君,高橋 功君を指名します。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長金野信夫君) 報告いたします。  中西市立札幌病院長は,公務のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  去る9月8日,人事委員会委員長から,職員の給与に関する報告及び勧告が提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしました。  また,市長からは,法人の経営状況説明書が,監査委員からは,監査報告15件がそれぞれ提出されましたので,各議員控室に配付いたしております。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び陳情取下げ一覧表は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) これより,議事に入ります。  日程第1,議席の一部変更の件を議題といたします。  本件につきましては,会議規則第4条第3項の規定により,当職からお諮りします。  各位のお手元に配付の議席表のとおり議席の一部を変更いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  〔議席表巻末議決事件等一覧表参照〕  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 次に,日程第2,会期の件を議題といたします。  (宮本吉人君「議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長(佐藤美智夫君) 宮本吉人君。 ◆宮本吉人君 会期設定の動議を提出いたします。  すなわち,本定例会の会期を本日から10月26日までの36日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ただいまの宮本議会運営委員長の動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は,本日から10月26日までの36日間と決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 次に,日程第3,議案第1号から第21号までの21件を一括議題といたします。  議案第1号から第20号までの20件は,市長の提出によるものであり,議案第21号は,共産党所属議員全員の提出によるものであります。  まず,議案第1号から第20号までの20件の提案説明を求めます。  桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました諸案件の説明に先立ち,このたびの本市部長職が引き起こしました収賄事件につきまして,この場をおかりして,おわびをさせていただきます。  本市におきましては,本年1月の雪堆積場管理業務の委託をめぐる収賄事件を契機に,二度と同じ過ちを繰り返すことのないよう,職務上関係する業者等との対応に係る行動基準を策定し,各局の主任服務管理員を中心に,服務規律の確保と公務員倫理の確立を目指して,全職員が一丸となって取り組んでおります。  本件は,その取り組みの最中に逮捕されたものであるだけに,まことに痛恨のきわみであります。  今後は,本人といつ接見できるようになるかという問題もありますが,本人からの事情聴取などにより,早期に事実関係を明らかにし,厳正な処分を行うとともに,これを機に,仕事の進め方の観点からも改めて点検を行うこととし,発注にかかわる事務手続執行状況について,現在,調査を進めているところであります。  一刻も早く市民の皆様の信頼を回復すること,市政をあずかる市長として,今後は,このことを最優先課題とし,全庁を挙げて取り組んでいく所存であります。  それでは,ただいま上程をされました諸案件につきまして,逐次,提案の趣旨とその概要をご説明申し上げます。  まず,平成11年度各会計決算につきまして,その概要をご説明申し上げます。  平成11年度予算は,市議会議員及び市長の選挙が4月に行われたことから,当初は骨格予算とし,選挙後に肉づけ予算を編成したところであります。  この予算は,第3次5年計画の4年次目として,この計画の確実な達成にめどをつけるとともに,行財政改革推進計画の着実な推進と限られた財源の重点的な配分に心がけ,「人輝き心響き合うまちさっぽろ」の実現を目指し,編成を行ったところであります。  この執行に当たりましては,収入においては,事業の執行に必要な歳入の早期収入と増収に努めるとともに,支出においては,景気対策の観点から公共事業早期発注にも配慮しつつ,効率的な執行と経費の節減に努め,最少の経費で最大の効果を上げるよう努めたところであります。  この結果,各会計とも,予算に計上した事業については,ほぼ所期の目的を達成することができたと考えております。  しかしながら,国及び地方の財政状況は,累増する多額の借入金残高を抱え,財政の硬直化が一層進行しており,抜本的な行財政改革必要性が高まる一方で,経済の自律的回復や雇用不安の払拭を図るための地域経済対策や,少子高齢化,環境問題への対応などの行政需要に対しては,早期かつ適切に対応していかなければならず,財政運営は極めて難しい状況に直面しております。  本市におきましても,依然として税収が伸び悩む中で,扶助費公債費といった義務的経費が増加し,国民健康保険事業交通事業への財政支援繰出金が多額に上っており,将来の行政需要を考えますと,今後とも,行財政改革の大胆かつ速やかな実行を基本とし,施策の重点化優先順位明確化によって厳しく事業を選択し,限られた財源を有効に生かす必要があると認識しております。  次に,主要な事業の執行結果につきまして,5本の施策の柱に従い,その概要をご説明申し上げます。  第1に,行財政改革の大胆かつ速やかな実行に関する施策の成果であります。  市民に開かれた透明な行政運営市政情報の積極的な提供を進めるため,事業評価システムの導入や情報公開条例の改正を行うとともに,市民が必要とする情報の集約,編集,提供等を行う市民情報センター実施設計を行ったほか,主要行政施設を光ファイバーの回線網で結ぶ基幹情報ネットワークの整備など,行政内部情報化を推進しました。  また,行政運営効率化として,戸籍事務電算化に着手し,証明発行に要する時間の短縮など市民サービスの向上を図ることとしました。  さらに,第4次長期総合計画を策定し,新しい時代に向けた街づくり方向性を定めるとともに,その実施計画として第1次5年計画を策定したところであります。
     第2に,快適・安全・安心な福祉のまちづくりのための施策の成果であります。  高齢者保健福祉計画最終年次として,ホームヘルプサービス事業の拡充を初め,特別養護老人ホーム等施設整備を行うなど,各計画事業の推進を図り,ほぼ目標を達成しました。また,介護保険制度の円滑な導入に向け,その体制整備を着実に推進するとともに,高齢者等健康維持を目的として,通年利用可能な屋内パークゴルフ場保養センター駒岡に整備しました。さらに,地域ぐるみで支え合う福祉都市さっぽろを目指し,地域福祉を支えていくマンパワーの養成・確保に向けてボランティア研修センターを整備しました。  次に,障害者福祉の充実につきましては,福祉のまちづくり条例に基づき推進会議を設置し,具体的な施策の推進を図るための指針の策定に着手するとともに,障害者の自立を支援するため授産施設新築等に補助を行ったほか,障害者雇用促進のために設置される障害者雇用支援センターの運営に対する支援を行いました。  また,暮らしの安全と健康を守る観点から,ダイオキシン類などの環境ホルモン対策を推進するための調査を実施したほか,防災面取り組みとして,災害時の迅速な初動体制の確立やその後の災害対応を的確に行うための防災支援システム整備を推進しました。  第3に,北の暮らしを支える産業を育て,札幌の活力を高めるための施策の成果であります。  札幌の風土に根差した産業の育成を推進するため,情報通信サービス産業福祉産業など今後成長が期待される産業分野について実態を調査し,その振興策の検討を進めるとともに,新しい事業に挑戦する意欲ある起業家などを支援する新たな融資制度としてフロンティア事業支援資金貸付制度を創設したほか,コールセンタービジネスの誘致に向けたPR活動を行いました。また,情報関連企業と他の産業分野の企業との連携や共同事業化を仲介・調整する情報ビジネス支援センター開設準備を進めたほか,電子商取引普及拡大に合わせ,サッポロ新市民10万人事業を展開し,地元企業の販路や事業機会の拡大を図りました。  次に,イベントコンベンションの展開につきましては,国際都市さっぽろの地位を高めるため,APEC人材養成作業部会の開催や北方都市市長会議への参加とともに,核兵器廃絶平和都市として世界の軍縮・平和に貢献するため,中央アジア非核兵器地帯国連札幌会議の開催を支援しました。また,本市のコンベンション推進中核施設となるコンベンションセンター実施設計を行うとともに,観光拠点としての魅力を一層高めるため,大倉山ジャンプ競技場周辺を再整備しました。  次に,中小企業の振興につきましては,景気の影響を受けやすい中小企業経営安定化のため,北海道信用保証協会に対する損失補償の対象を一般中小企業振興資金のすべてに拡大するなど,融資制度の拡充を行ったほか,中小企業の人材の育成と企業活動の支援を行う産業振興施設実施設計を行いました。また,厳しい雇用情勢に対応するため,国の施策に呼応し,緊急地域雇用対策事業を実施しました。  次に,都市基盤の充実につきましては,車中心から公共交通中心交通体系への転換を目指して,人に優しい交通対策を積極的に推進することとし,都心循環バスの運行や荷さばき時間の設定などの交通実験プロジェクトを引き続き実施したほか,魅力ある都心空間づくりのため,路面電車を活用した便利で快適な街づくりに向けての調査を行いました。また,道都札幌の玄関口にふさわしい風格ある都心空間を創出するため,札幌駅南口駅前広場の整備を行うとともに,道路,公園,上下水道施設などの基礎的な都市基盤施設についても,高齢化防災面,環境への配慮など,社会情勢の変化に対応した整備を行いました。  第4に,札幌をはぐくむ豊かな緑ときれいな水,さわやかな空気の保全のための施策の成果であります。  自然と調和するさわやかな街づくりを推進するため,環境影響評価条例を制定し,その運用支援のため市域内の自然環境要素のデータベースを整備するとともに,ダイオキシン対策として篠路清掃工場排ガス高度処理施設の整備に着手しました。また,地球環境の保全に積極的に貢献するため,地球温暖化防止に向けた具体的実行計画を策定するとともに,環境に関する国際会議としてアジア・太平洋環境会議を開催したほか,産業廃棄物適正処理リサイクルの一層の推進に向けた実態調査を行いました。  次に,限りある資源やエネルギー有効活用策として,廃プラスチック分別収集の実施に向け,市民への周知を行うなどの準備を進めるとともに,廃プラスチックの再商品化事業を行う札幌プラスチックリサイクル株式会社に対して出資を行いました。また,札幌駅南口において新たに熱供給を行う札幌駅南口エネルギー供給株式会社に対して,出資や施設建設補助を行いました。  第5に,市民の心豊かな暮らしの実現のための施策の成果であります。  市民と行政のパートナーシップによる施策を進めるため,市民活動団体情報交流などを支援する市民活動プラザを設置するとともに,市民活動を促進するための指針策定に向けた調査を行いました。また,地域の住民活動地域コミュニティーの一層の向上を図るため,地区センター地区会館の建設を進めました。  次に,少子化対策につきましては,待機児童の解消に向けて私立保育所の新築時に対する補助を行うとともに,延長保育や一時保育の大幅な拡充,病気回復期集団保育が困難な児童に対するデイサービスの開始など,多様化する保育需要に対応したほか,乳幼児に対する医療助成の対象を拡大しました。さらに,児童会館ミニ児童会館の整備や円山動物園における新動物館の建築など,施設の充実に努めるとともに,放課後や休日における子供たちの活動を支援するため,体育施設公園施設文化施設における中学生以下の個人使用料金無料化を実施しました。  次に,学校教育の充実につきましては,小・中学校の新築や増改築を行ったほか,食器の改善やランチルーム用備品の整備を通して楽しさとゆとりのある給食を推進するなど,教育環境の充実を図りました。  次に,市民の生涯学習・生涯スポーツ活動支援につきましては,生涯学習と青少年活動全市的拠点施設となる生涯学習センター青少年センターの建設を引き続き行うとともに,生涯学習に関する情報を全市的・一元的に集約し提供するためのシステム開発を進めました。また,大倉山各種冬季スポーツを疑似体験できる札幌ウィンタースポーツミュージアムの建設を進めました。さらに,本市のスポーツイベント施設の中核となる札幌ドームの建設を引き続き行うとともに,平成13年6月のオープンを目指して開設準備を本格化させました。  以上,平成11年度各会計の事業執行の概要について申し上げましたが,議案第1号から第7号までの各会計決算につきましては,決算書のほかに,歳入歳出事項別明細書決算説明書,その他の決算に関する書類及び監査委員審査意見書を添付しており,また,継続事業年度が終了した継続費につきましては,報告第1号から第3号までの精算報告書をあわせて提出しておりますので,詳細につきましては,これらを対照,検討の上,ご認定をいただきたいと存じます。  以上で,各会計決算の説明を終わりまして,次に,補正予算その他の諸案件の説明に入らせていただきたいと存じます。  初めに,議案第8号は,平成12年度札幌市一般会計補正予算であります。  まず,歳入歳出予算の補正でありますが,補正項目の第1は,国の公共事業等予備費の配分に伴うもので,国道や国営滝野すずらん丘陵公園の整備にかかわる負担金を追加するものであります。  補正項目の第2は,新たに年度内に予算措置の必要が生じた経費を追加するもので,不足が生じる見込みとなった法人市民税還付金等を追加し,養護老人ホーム等の新設に伴って廃止する軽費老人ホーム稲明園の解体に要する費用を追加するとともに,映像,デザイン制作などのデジタルコンテンツ関係の事業者の起業支援を行うデジタル系産業支援センターの整備に対する補助を行うほか,新たに国庫補助の見通しを得た高規格救急車の購入に要する経費を追加するものであります。  以上によります一般会計歳入歳出予算の補正総額は14億1,400万円となり,この財源といたしましては,国庫支出金2,529万8,000円及び市債4億9,600万円を充て,差し引き8億9,270万2,000円の一般財源につきましては,地方交付税及び平成11年度からの繰越金をもって充てるものであります。  次に,債務負担行為でありますが,これは,札幌市土地開発公社に公共用地の先行取得を依頼するに当たり,同公社の事業運営の一層の適正化を図るため,公社取得地の買い取りに関して債務負担行為を設定するものであります。  次に,議案第9号は,平成12年度札幌市国民健康保険会計補正予算であります。  これは,介護保険の実施に伴い国民健康保険料の収納率の悪化が懸念されることから,国が措置した介護円滑導入給付金を活用し,納付督励の強化等を行うための経費を追加するものであります。  次に,議案第10号 平成12年度札幌市公債会計補正予算は,今回の一般会計及びこの後ご説明いたします下水道事業会計の補正に伴う市債を整理するものであります。  次に,議案第11号 平成12年度札幌市下水道事業会計補正予算は,国の公共事業等予備費の配分に伴い,新たに国庫補助の見通しを得た地震対策のための管渠布設にかかわる経費を追加するものであります。  次に,議案第12号は,札幌市健康づくりセンター条例の一部を改正する条例案であります。  これは,本市3館目の健康づくりセンターを西区に設置し,その名称,位置,使用料等を定めるものであります。  この健康づくりセンターにおいては,近年,ますます市民の関心が高まっている健康づくりに対応するため,検診機能を持つ中央健康づくりセンターとの連携を図りながら,運動の実践・指導機能の充実を図ることにしており,同センターの開館により,市民の健康づくりをより一層推進し,市民の健康増進を図ることが期待できるものであります。  なお,この健康づくりセンターは,本年12月に開館する予定であります。  次に,議案第13号 札幌市老人ホーム条例の一部を改正する条例案は,築後27年が経過し,建物の老朽化が進んでいる手稲区の軽費老人ホーム札幌市稲明園を廃止するものであります。  なお,これにかわる施設として,隣接地に,同園の管理運営を受託している社会福祉法人により養護老人ホーム及び高齢者生活福祉センターが建設されており,明年の開設が予定されております。  次に,議案第14号は,札幌市建築基準法施行条例の一部を改正する条例案であります。  これは,建築基準法及び建築基準法施行令の一部改正により,建築物に使用する材料,工法等を具体的に定める規定の一部が,建築物に要求される性能を定める規定に改められたことに伴う所要の規定整備を行うとともに,近年の社会情勢の変化に対応するための関係規定の見直し等を行うものであります。  次に,議案第15号 札幌市火災予防条例の一部を改正する条例案は,ただいまご説明いたしました建築基準法及び建築基準法施行令の一部改正に伴う所要の規定整備を行うものであります。  次に,議案第16号は,社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律の制定に伴う関係条例の整理に関する条例案であります。  これは,社会福祉事業法の一部改正により,その題名が社会福祉法に改められたことなどから,本市の関係条例について所要の規定整備を行うものであります。  次に,議案第17号は,工事請負契約締結件議決変更の件であります。  これは,平成10年第1回定例市議会で議決をいただきました仮称第5清掃工場の新築にかかわる工事請負契約につきまして,賃金水準及び物価水準の下落により,契約金額が不適当になったと認められるため,その契約金額を減額しようとするものであります。  なお,報告第4号は,同様の理由による工事請負契約金額の変更にかかわる専決処分の報告であります。  このほか,議案第18号から第20号までにつきましては,議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。  以上で,ただいま上程をされました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長(佐藤美智夫君) 次に,議案第21号の提案説明を求めます。  荒川尚次君。  (荒川尚次君登壇) ◎荒川尚次君 私は,ただいまから,日本共産党札幌市議会議員団を代表して,私を含む11人の議員が共同して今議会に提出した議案第21号札幌市商店街緊急活性化事業補助金交付条例案について,その内容と提案の趣旨を簡潔にご説明いたします。  この条例案は,長引く不況と,政府の大手商業資本優先の,いわゆる規制緩和政策などによって苦境に立たされている商店街の現状にかんがみ,その活性化を緊急に図ることが,商店街の衰退を防止するとともに,高齢者や障害者などを含む地域住民の消費生活を守るために極めて重要だという考えのもとにつくられたものでございます。  具体的には,商店街のさまざまな取り組みに対し,構成店舗数などによって100万円から600万円まで,平均しておよそ500万円の補助金を交付して,商店街が,消費者とのつながりを広げ,高齢者や障害者にも優しい地域住民の交流の場として発展するよう促そうとするものであります。  現在,札幌市が行っている商店街活性化事業補助制度は,99年度実績で見ると,ステップアップ事業が,調査研究補助として30万円限度で3分の2補助のものが4件,活性化計画策定補助として135万円限度で3分の2補助のものが2件,実験事業として300万円限度で3分の1補助のものが2件,商店街等にぎわいイベント事業として20万円限度のものが3分の2補助で30件,商店街等コンサルティング事業として経営動向の分析や小売市場の診断などの補助が数件ある程度です。このように,現行の市の補助制度は,補助金額も利用件数も少なく,商店街の活性化を促しているなどとは言えない現状にあります。  そこで,私たちは,商店街や市場の中の空き店舗のシャッターを開くことができ,共同宅配センターや駐車場を確保してもらうことなど,地域商店街が希望する新たな事業の展開ができるようにするために,補助額を思い切って引き上げ,対象を全商店街とし,対象事業を緊急活性化に向けたさまざまな取り組みに広げ,実効の上がるようにしようと考えました。  もちろん,今日,商店街が抱える困難は複雑な要素が絡み合っており,これだけですべて解決するとは思っておりません。  しかし,3年間の時限措置としての本条例案に基づく事業が起爆剤となって,商店街が地域住民との結びつきを強め,商店街の新たなにぎわいに向けた第一歩が踏み出されるなら,本市の街づくりや地域経済の上でもその効果は大きいと言えましょう。  本市経済局産業振興部の調査によれば,ことし1月1日現在,札幌市商店街振興組合連合会に加盟していない任意の団体も含め,活動している商店街組合は127団体ですから,仮にこれらすべての団体が補助を申請したとしても,補助金総額はおよそ6億円と見込まれ,条例案第4条の予算の範囲内の規定に基づき,これを3年度で実行すれば,各年度の事業予算は2億円ということになり,市長がやる気になれば十分可能な金額です。  私ども日本共産党市議団は,この商店街緊急活性化条例の大綱を本年2月の第1回定例札幌市議会において議会各派に提起して以来,関係業者団体などとの懇談を重ねてきましたが,商店街活性化に向けた市の対策強化を求める声とあわせ,本条例への期待の大きさを実感してまいりました。  今,政府が,規制緩和の名のもとに,地元商店街との調整を図るために設けられていた大型店や専門店への規制を全面的に取り除こうとしている中,地元商店街や民間小売市場の衰退が進み,スーパーが撤退したら何もなくなって高齢者などが日常生活にも事欠く状況まで起きているだけに,住民生活に必要な食料品や日用品等の確保のためにも,改めて街づくりの中で地域商店街の役割が見直されているだけに,緊急に商店街の活性化を図ろうとする本条例案に対する議員各位のご賛同をお願いして,提案説明を終わります。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(佐藤美智夫君) お諮りします。  ただいま説明のありました議案21件につきましては,議事の都合上,その議事を延期いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) ここで,日程に追加いたしまして,決議案第1号 米国及びロシアの再三にわたる臨界前核実験強行に抗議する決議を議題といたします。  本件は,全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,決議案第1号は可決されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) ここで,報告いたします。  本日,宮川 潤君から,会議規則第62条第1項の規定による文書質問が提出されました。  理事者におかれましては,9月27日までに答弁書を提出されるよう求めます。  〔質問趣意書は巻末資料に掲載〕  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明9月22日から26日までは議案調査等のため休会とし,9月27日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長(佐藤美智夫君) 本日は,これで散会いたします。  ――――――――─―――――――――      散 会 午後1時35分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議長           佐   藤   美 智 夫  署名議員         鈴   木   健   雄  署名議員         高   橋       功...