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平成11年第 4回定例会−11月30日-01号
平成11年第 4回定例会−11月30日-目次

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  1. 札幌市議会 1999-11-30
    平成11年第 4回定例会−11月30日-01号


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    平成11年第 4回定例会−11月30日-01号平成11年第 4回定例会                平成11年    第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )                平成11年11月30日(火曜日)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇議事日程(第1号)  開会日時 11月30日 午後1時 第1 会期の件 第2 議案第1号から第27号まで(市長提出)  議案第28号(共産党所属議員全員提出)           ―――――――――――――――――――――――─ 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 議案第1号 平成11年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第2号 平成11年度札幌団地造成会計補正予算(第2号)  議案第3号 平成11年度札幌公債会計補正予算(第3号)
     議案第4号 札幌乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例案  議案第5号 財産処分件議決変更の件(住宅団地用地)  議案第6号 札幌情報公開条例の全部を改正する条例案  議案第7号 札幌税条例の一部を改正する条例案  議案第8号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案  議案第9号 札幌留学生交流センター条例案  議案第10号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案  議案第11号 札幌老人休養ホーム条例の一部を改正する条例案  議案第12号 札幌環境影響評価条例案  議案第13号 札幌ユースホステル条例の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌地区計画等区域内における建築物制限に関する条例の一部を改正する条例案  議案第15号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案  議案第16号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第17号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第18号 札幌ジャンプ競技場条例案  議案第19号 札幌ウィンタースポーツミュージアム条例案  議案第20号 消防指令システム更新工事請負契約締結の件  議案第21号 財産取得の件(サッポロさとらんど整備事業用地)  議案第22号 財産取得の件(札幌留学生交流センター等建物)  議案第23号 財産取得の件(戸籍事務電算処理用コンピュータシステム)  議案第24号 財産取得の件(公園用地)  議案第25号 訴えの提起の件(市営住宅明渡し等)  議案第26号 平成12年度当せん金付証票発売限度額を定める件  議案第27号 市道の認定及び変更の件  議案第28号 札幌福祉オンブズマン条例案           ―――――――――――――――――――――――─ 〇出席議員(68人) 議長          佐 藤 美智夫 君 副議長         川口谷   正 君 議員          長 内 直 也 君 議員          五十嵐 徳 美 君 議員          村 松 正 海 君 議員          山 田 一 仁 君 議員          近 藤 和 雄 君 議員          村 上 勝 志 君 議員          藤 原 廣 昭 君 議員          三 浦 英 三 君 議員          青 山 浪 子 君 議員          坂 本 恭 子 君 議員          岡   千 陽 君 議員          恩 村 一 郎 君 議員          小 林 郁 子 君 議員          松 浦   忠 君 議員          高 橋 克 朋 君 議員          勝 木 勇 人 君 議員          鈴 木 健 雄 君 議員          堀 川 素 人 君 議員          横 山 光 之 君 議員          大 嶋   薫 君 議員          小 野 正 美 君 議員          涌 井 国 夫 君 議員          本 郷 俊 史 君 議員          高 橋   功 君 議員          岩 村 よね子 君 議員          熊 谷 憲 一 君 議員          宮 川   潤 君 議員          井 上 ひさ子 君 議員          馬 場 泰 年 君 議員          宮 村 素 子 君 議員          笹 出 昭 夫 君 議員          三 上 洋 右 君 議員          道 見 重 信 君 議員          上瀬戸 正 則 君 議員          原 口 伸 一 君 議員          畑 瀬 幸 二 君 議員          大 西 利 夫 君 議員          義 卜 雄 一 君 議員          武 藤 光 惠 君 議員          小 川 勝 美 君 議員          田 中 昭 男 君 議員          山 口 た か 君 議員          千 葉 英 守 君 議員          村 山 優 治 君 議員          宮 本 吉 人 君 議員          武 市 憲 一 君 議員          大 越 誠 幸 君 議員          猪 熊 輝 夫 君 議員          西 村 茂 樹 君 議員          森   健 次 君 議員          柿 崎   勲 君 議員          小 田 信 孝 君 議員          生 駒 正 尚 君 議員          飯 坂 宗 子 君 議員          福 士   勝 君 議員          高 橋 忠 明 君 議員          常 本 省 三 君 議員          柴 田 薫 心 君 議員          小 谷 俵 藏 君 議員          加 藤   齊 君 議員          澤 木 繁 成 君 議員          伊与部 敏 雄 君 議員          湊 谷   隆 君 議員          常 見 寿 夫 君 議員          本 舘 嘉 三 君 議員          荒 川 尚 次 君  ――――――――─――――――――― 〇欠席議員(なし)  ――――――――─――――――――― 〇説明員 市長          桂   信 雄 君
    助役          魚 住 昌 也 君 助役          大 長 記 興 君 助役          千 葉 瑞 穂 君 収入役         高 橋   登 君 交通事業管理者交通局長 片 桐 政 美 君 水道事業管理者水道局長 瓜 田 一 郎 君 総務局長        佐々木 喜 四 君 企画調整局長      高 橋 賢 治 君 財政局長        植 田   浩 君 市民局長        三 井   尚 君 保健福祉局長      舘 美 武 弘 君 環境局長        平 田 匡 宏 君 経済局長        小 川 敏 雄 君 建設局長        浅 沼 勝 利 君 都市局長        本 間 博 昭 君 下水道局長       小 西 十四夫 君 市立札幌病院長     中 西 昌 美 君 消防局長        石 原 昭 一 君 教育委員会委員     村 田 忠 良 君 教育委員会教育長    山   恒 雄 君 選挙管理委員会委員長  関 口 英 一 君 選挙管理委員会委員   長 岡 武 夫 君 選挙管理委員会委員   宮 口 健太郎 君 選挙管理委員会委員   田 畑 光 雄 君 人事委員会委員     諏 訪 裕 滋 君 人事委員会事務局長   古 田 勝 榮 君 監査委員        日 野 晃 輔 君 監査委員        橋 本 昭 夫 君 監査事務局長      羽 田   勲 君  ――――――――─――――――――― 〇事務局出席職員 事務局長        植 田 英 次 君 事務局次長       坪 田 玲 二 君 総務課長        山 内   馨 君 議事課長        福 島 康 則 君 調査係長        塩 澤 正 樹 君 資料係長        岩 谷 隆 博 君 議事係長        細 川 正 人 君 記録係長        阿 部 吉 秀 君 委員会係長      木 村 義 広 君 委員会係長      吉 野   豪 君 書記          佐 藤 比登利 君 書記          高 佐 三緒子 君 書記          山 本 扶 美 君 書記          松 田 寛 司 君 書記          池 田 章 宏 君 書記          柴 井   康 君  ――――――――─―――――――――  〔午後1時1分開会〕 ○議長佐藤美智夫君) ただいまから,本日をもって招集されました平成11年第4回札幌市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) 出席議員数は,67人であります。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) 本日の会議録署名議員として高橋忠明君,本郷俊史君を指名します。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長植田英次君) 報告いたします。  高橋 功議員は,所用のため遅参する旨,届け出がございました。  本日の議事日程及び陳情受理付託一覧表は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) 次に,去る10月26日の本会議において同意の議決を行い,教育委員会委員に任命されました村田忠良委員及び人事委員会委員に選任されました諏訪裕滋委員から,各位にごあいさつしたい旨の申し出がありますので,順次ご紹介します。  まず,村田教育委員。 ◎村田忠良君 村田でございます。  諸先生のご承認をいただきまして,去る10月29日,教育委員会委員に再任されました。  今後は一層のご指導をいただきながら,重責を全うしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長佐藤美智夫君) 次に,諏訪人事委員。 ◎諏訪裕滋君 ごあいさつ申し上げます。  去る11月1日付をもちまして,人事委員会委員に選任されました諏訪でございます。  地方公共団体の果たすべき使命,役割が一段と重要性を増してきております。そうした中,適切な人事行政が大切なことであることを認識し,非力ではございますが,尽力いたしたいと考えております。  何とぞよろしくご指導くださいますようお願い申し上げ,ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) これより,議事に入ります。  日程第1,会期の件を議題といたします。  (宮本吉人君議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長佐藤美智夫君) 宮本吉人君。 ◆宮本吉人君 会期設定動議提出いたします。  すなわち,本定例会会期を本日から12月14日までの15日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ただいまの宮本議会運営委員長動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,本定例会会期は,本日から12月14日までの15日間と決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) 次に,日程第2,議案第1号から第28号までの28件を一括議題といたします。  議案第1号から第27号までの27件は,市長提出によるものであり,議案第28号は,共産党所属議員全員提出によるものであります。  まず,議案第1号から第27号までの27件の提案説明を求めます。  桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長桂信雄君) ただいま上程をされました諸案件につきまして,逐次,提案の趣旨とその概要をご説明申し上げます。  初めに,議案第1号から第3号までの平成11年度予算補正に関する議案でありますが,これらは,新たに年度内に予算措置の必要が生じた経費の追加等にかかわるものであります。  まず,議案第1号 平成11年度札幌一般会計補正予算でありますが,その内容は,乳幼児医療費助成につきまして,明年1月から入院外医療費助成の対象を3歳未満の乳幼児にまで拡大することに伴い,所要の経費5,544万7,000円を追加するとともに,明年2月に開催されるスノーボードのFISワールドカップ2000札幌真駒内大会に対する補助金1,000万円を追加するものであります。  なお,この財源といたしましては,道補助金3,060万9,000円を充て,差し引き3,483万8,000円の一般財源につきましては,地方交付税をもって充てるものであります。  また,これに関連して,議案第4号 札幌乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例案提出いたしております。  次に,議案第2号は,平成11年度札幌団地造成会計補正予算であります。  これは,篠路地区住宅団地造成事業につきまして,実勢価格に応じた分譲価格の設定及び造成費見直しによる事業計画変更に伴い,継続費の総額と年割り額変更し,あわせて本年度の事業費を減額するものであります。  なお,これに関連して,議案第5号 財産処分件議決変更の件を提出いたしております。  次に,議案第3号 平成11年度札幌公債会計補正予算は,このたびの団地造成会計補正予算に伴う市債を整理するものであります。  次に,議案第6号は,札幌情報公開条例の全部を改正する条例案であります。  本市におきましては,平成元年札幌情報公開条例を制定して以来,その適正な運用に努めてまいりました。しかし,地方分権の推進,情報化の進展,情報公開に対する市民の意識の高まりなど,情報公開制度を取り巻く社会情勢は大きく変わりつつあり,また,本年5月には,国において,いわゆる情報公開法が成立しております。
     これらの状況を踏まえ,本市におきましても情報公開制度見直しを行うため,昨年12月に制度の基本的なあり方及び条例改正すべき事項について札幌公文書公開審査会に諮問し,本年10月に同審査会から答申をいただいたところであります。  本案は,この答申の内容を尊重いたしまして,現行の情報公開条例を全面的に改正するものであります。  その主な内容を申し上げますと,まず第1に,情報公開制度を支える基本的な理念として,市民の知る権利や市の説明責任などを目的規定に盛り込むことにしております。  第2に,公文書公開につきましては,市民に限らず,だれもが公開請求をできることにするとともに,公開請求があったときは,非公開情報が記録されている場合を除き,これを公開しなければならないことを明記しております。また,非公開情報が記録されている場合であっても,公益上,特に必要があると認めるときは,裁量により公開することができる制度を新設しております。  なお,公文書公開審査会につきましては,委員の数をふやして部会制をとることができるようにするほか,審査会調査権限を強化することにしております。  第3に,情報公開の総合的な推進についての基本的な事項といたしまして,政策形成過程にある情報積極的公表など情報提供施策の一層の充実に努めることにするほか,附属機関等会議を原則として公開することにしております。また,本市が出資その他の財政的援助を行っている団体が保有する文書につきまして,実施機関を経由して公開を求めることができる制度を新設することにしております。  次に,議案第7号 札幌税条例の一部を改正する条例案は,本年度の税制改正に伴う地方税法の一部改正等により,今後,固定資産評価審査委員会に対する納税者からの審査申し出件数の増加が予想されることなどを踏まえ,委員の定数を12人以内に変更するものであります。  次に,議案第8号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案は,新たに白石区に菊水元町地区センターを設置することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。  なお,この地区センターは,明年2月中旬に開館する予定であります。  次に,議案第9号 札幌留学生交流センター条例案及び議案第13号 札幌ユースホステル条例の一部を改正する条例案は,留学生等に良質な宿泊施設を提供するほか,市民及び留学生等相互理解並びに親善を深めるための施設として,新たに留学生交流センターを設置するとともに,これとの複合施設として,老朽化が著しいライオンズユース・ホステルを移転改築し,新たに国際ユースホステルを設置するものであります。  なお,これらの施設は,いずれも明年4月1日に開館する予定であります。  次に,議案第10号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案は,新たに清田区に平岡みどり児童会館を設置することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。  この児童会館は,明年3月中旬に開館する予定であります。  次に,議案第11号 札幌老人休養ホーム条例の一部を改正する条例案は,保養センター駒岡に,これまでの屋外施設に加え,新たに屋内施設としてパークゴルフ場を設置し,その利用料を定めるものであります。  なお,この施設は,明年2月中旬にオープンする予定であります。  次に,議案第12号は,札幌環境影響評価条例案であります。  これは,環境文化都市さっぽろの実現に向けた施策の一つとして,環境に著しい影響を与えるおそれのある事業を実施する前に,市民事業者・市のパートナーシップのもとで環境影響評価を行うことにより,環境保全について適正な配慮がなされることを一層推進するため,新たに条例を制定するものであります。  その主な内容を申し上げますと,まず,この条例適用対象となる事業でありますが,環境に著しい影響を及ぼすと認められる特定の種類の事業で,一定規模以上のものにつきましては,必ず環境影響評価の手続を行わなければならないことにするとともに,特に環境保全に配慮する必要がある地域については,これに満たない規模の事業等であっても,環境影響評価の手続を行うかどうかを個別に判断した上で,この条例を適用することにしております。  また,事業者は,事業計画を策定する段階から,本市で策定する指針に基づいて,環境保全について適正な配慮を行わなければならないことにするほか,環境影響評価市民の意見を反映しながら,適切かつ円滑に進められるよう,方法書準備書評価書作成手続などを定めております。  さらに,事業の実施前に環境への影響についての予測が困難な場合などは,事業者は,事業の開始後に,その事業環境に与える影響を調査し,環境保全上,必要な措置を講ずるとともに,その結果を報告しなければならないことにしております。  このほか,環境影響評価に関する重要事項を専門的な見地から調査,審議するため,札幌環境影響評価審議会を設置することにしております。  次に,議案第14号は,札幌地区計画等区域内における建築物制限に関する条例の一部を改正する条例案であります。  これは,本年5月に新たに都市計画の決定を行った前田東地区整備計画区域内における建築物の用途,構造及び敷地に関する制限を定めるなどの改正を行うものであります。  次に,議案第15号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案は,近年の産地の大型化大型小売店等からの要請に対処し,市場の健全な発展と活性化を図るため,卸売市場法の一部改正が行われたこと等に伴い,中央卸売市場における売買取引に関する規定の整備などを行うものであります。  次に,議案第16号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第17号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案であります。  これらは,道立高等学校入学料並びに国立高等専門学校授業料及び入学料が改定されたことに伴い,市立高等学校入学料並びに市立高等専門学校授業料及び入学料をこれらに準じて改定するものであります。  なお,市立高等専門学校につきましては,国立高等専門学校に準じて,新たに科目等履修生などの授業料等を定めることにしております。  次に,議案第18号 札幌ジャンプ競技場条例案は,大倉山ジャンプ競技場整備事業完了等を機に,本市の所有するジャンプ競技場を公の施設として設置し,ジャンプ競技に対する市民の理解を深めるとともに,ジャンプ競技普及振興及び競技力の向上を図るものであります。  次に,議案第19号は,札幌ウィンタースポーツミュージアム条例案であります。  これは,冬季オリンピック開催都市としての栄誉と功績を後世に継承するとともに,広くウインタースポーツに関する興昧と理解を深める機会を提供することにより,今後のウインタースポーツ普及振興に寄与するための施設として,大倉山ジャンプ競技場に隣接して新たに札幌ウィンタースポーツミュージアムを設置するものであります。  なお,この施設は,明年4月下旬にオープンする予定であります。  次に,議案第20号 工事請負契約締結の件は,消防指令システム更新工事にかかわるものでありまして,昭和62年に運用を開始した現在の消防指令システム老朽化したことに伴い,消防局庁舎,消防署その他の主要施設消防指令システム及び機器を更新するものであります。  この工事請負契約につきましては,地方自治法施行令第167条の規定により指名競争入札を行いましたところ,議案記載請負業者契約の相手方となりましたので,このたび,請負契約を締結しようとするものであります。  次に,議案第25号は,訴えの提起の件であります。  これは,滞納額が高額になっている市営住宅家賃滞納者で,滞納家賃の納付に関し誠意ある対応を示さない者に対しまして,その占有する住宅の明け渡しと滞納家賃等の支払いを求める訴えを提起しようとするものであります。  このほか,議案第21号から第24号まで,議案第26号及び議案第27号につきましては,議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。  なお,報告第1号は,調停にかかわる専決処分報告であります。  以上で,ただいま上程をされました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長佐藤美智夫君) 次に,議案第28号の提案説明を求めます。  宮川 潤君。  (宮川 潤君登壇・拍手) ◎宮川潤君 私は,ただいまから,日本共産党の11名の議員を代表して,今回,私外10名が共同で提出いたしました議案第28号 札幌福祉オンブズマン条例案について,提案の趣旨を簡潔にご説明いたします。  私ども日本共産党市議団は,ことし7月の臨時会におきまして,介護福祉についてのオンブズマン制度条例提案いたしましたが,今回は,前回の議論も踏まえ,福祉全般にわたるオンブズマン制度に範囲を広げたものとなっております。したがって,この条例案は,介護保険制度保険給付にかかわる苦情を初め,保健医療サービス及び福祉全般にわたる市民の苦情,要望を,市民の立場に立って迅速に処理する職務を行う札幌市福祉オンブズマンを設置し,必要な事項を定めることにより,市民の福祉を受ける権利と利益の擁護を図り,もって,公正で信頼される市政の推進と福祉施策の充実を図ろうとするものであります。  同時に,来年4月から新しく介護保険制度が始まろうとしており,市民の中に新制度に対する不安が高まっていることから,介護保険の実施に関するチェックを,とりわけ重視したものでもあります。  ご承知のとおり,成立した介護保険法には最初から国民の厳しい批判があり,保険料,利用料の問題,介護サービスがきちんと保障されるのかどうか,介護の水準が低下するのではないかなど,さまざまな問題が指摘されております。加えて,コンピューターによる一次判定,認定審査会による二次判定において,果たして実態を十分に把握した判定が行われるかどうかについて,市民は大きな不安を抱いております。  特別養護老人ホームに入所している人が,自立や要支援と判定された場合,希望する人の生活福祉センターへの入所が保障できるのか,必要な介護が受けられるのか。また,在宅でサービスを受けている人が,自立,あるいは介護度を低く判定されて必要なサービスが提供されない事態となるなどして,多くの市民の苦情,不満が生じることは十分想定できます。  ところが,介護保険法では,想定され得る市民の苦情,要望を受けとめる苦情処理制度,権利擁護制度について全く顧みられていないのが実情です。介護保険制度成立に関与した国の老人保健福祉審議会の1996年4月22日の報告書では,介護保険制度の適正な運用を確保するため,要介護認定や保険料賦課に対する不服申し立ての仕組み,介護サービス等に関するオンブズマン制度などを確立すべきであると提言されていたのですが,これが全く無視されて,設置されなかったのです。  オンブズマンは,こうした制度の不備を補うものであります。保険料や認定に対する不服については,北海道介護保険審査会へ申し立てができることになっておりますが,この制度は,複雑かつ厳格な基準による手続を経なければならず,市民のさまざまな苦情,要望を受けとめて,迅速に処理を行う上で大きな制約があります。しかも,北海道介護保険審査会は,道の段階に位置するもので,全道の事案を処理する役割を持っており,札幌市民の生活の中から生じてくる身近なさまざまな苦情,要望に迅速にこたえることができるかどうか,全く保障がありません。  福祉オンブズマンは,こうした介護保険制度の欠陥を補うことを初めとして,福祉全般を対象にしておりますから,近年,急増しております生活保護受給をめぐる窓口でのトラブルや人権問題,また,精神障害者施設での人権問題を初め,不足が深刻な保育所の入所をめぐる問題,共同学童保育所の児童会館児童クラブとの併設や障害児対応など,既に顕在化している問題も含めて,福祉をめぐる市民の苦情処理機関,権利擁護機関の役割を果たすものとして,市の行政から独立した第三者機関として設置しようとするものです。  なお,市長サイドに行政オンブズマンの設置という動きもありますが,ここであえて福祉オンブズマンを提案した理由は,第1に,不服,苦情の殺到することが予想される介護保険制度の実施が来年4月1日と切迫しており,それまでにオンブズマン制度の実施が必要とされていること。第2に,特に市民の関心が強く,切実な要望とあわせて苦情も多い介護と福祉の分野でこそオンブズマンが強く求められており,介護と福祉に関する豊富な知識とすぐれた人権感覚を有する福祉の専門家をオンブズマンに任命してこそ,市民の願いにこたえられるからであります。  本条例案は,以上申し述べました目的や設置についての規定のほか,福祉オンブズマンの責務・職務,市の責務,定数,市民の苦情申し立て,審査・措置の報告,勧告等の公表,活動状況の報告などについて規定した13条と附則から成っております。細かい内容については省略いたしますが,オンブズマンの定数は4人以内とし,市長が議会の同意を得て委嘱することとしております。  以上,議案第28号についての提案の趣旨と内容について申し上げました。議員各位におかれましては,市民の切実な願いであります公正で生活実態に見合った福祉サービスの実現を目指し,市民の苦情,要望を迅速に処理する権利擁護機関を設置するための札幌福祉オンブズマン条例案にご賛同をお願いし,私の提案説明とさせていただきます。(拍手) ○議長佐藤美智夫君) お諮りします。  ただいま説明のありました議案28件のうち,議案第1号から第19号まで及び議案第21号から第28号までの27件につきましては,議事の都合上,その議事を延期することとし,議案第20号につきましては,これより,その議事を続行いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  これより,議案第20号に対する質疑に入りますが,通告がありませんので,質疑を終結いたします。  (宮本吉人君議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長佐藤美智夫君) 宮本吉人君。 ◆宮本吉人君 委員会付託の動議提出いたします。  ただいま議題とされております議案第20号を建設委員会に付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ただいまの宮本議会運営委員長動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,議案第20号は建設委員会に付託されました。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明12月1日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長佐藤美智夫君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ――――――――─――――――――― ○議長佐藤美智夫君) 本日は,これで散会いたします。  ――――――――─―――――――――      散 会 午後1時28分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議長           佐   藤   美 智 夫  署名議員         高   橋   忠   明  署名議員         本   郷   俊   史...