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平成10年第 3回定例会−10月06日-06号

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  1. 札幌市議会 1998-10-06
    平成10年第 3回定例会−10月06日-06号


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    最終取得日: 2024-09-10
    平成10年第 3回定例会−10月06日-06号平成10年第 3回定例会               平成10年   第3回定例会         札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 6 号 )               平成10年10月6日(火曜日)          ―――――――――――――――――――――――議事日程(第6号)  開議日時 10月6日 午後1時 第1 議案第8号から第14号まで及び議案第18号から第22号まで(市長提出)  陳情第 177号及び陳情第 224号   (14件に対する委員長報告等) 第2 議案第23号及び議案第24号(全議員提出)          ――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第8号 平成10年度札幌一般会計補正予算(第2号)  議案第9号 平成10年度札幌公債会計補正予算(第2号)  議案第10号 平成10年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)  議案第11号 札幌市議会議員及び札幌市長の選挙における選挙運動に要する費用の公費負担に関する条例の一部を改正する条例案
     議案第12号 札幌税条例の一部を改正する条例案  議案第13号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌屋外広告物条例の全部を改正する条例案  議案第18号 仮称手稲東バスターミナル建設工事等委託契約締結件議決変更の件  議案第19号 財産取得の件(廃棄物埋立用地)  議案第20号 財産取得の件(公園用地)  議案第21号 指定金融機関指定の件  議案第22号 市道の認定及び変更の件  陳情第 177号 情報公開条例の改正を求める陳情  陳情第 224号 札幌ガイドヘルパー制度改善を求める陳情 日程第2 議案第23号 札幌情報公開条例の一部を改正する条例案  議案第24号 札幌個人情報保護条例の一部を改正する条例案 追加日程 意見書案第1号 北朝鮮のミサイル発射に関する意見書  意見書案第2号 国立病院療養所の統廃合,地方への移譲及び民営化並びに独立行政法人化に反対する意見書 追加日程 決議案第1号 米国の度重なる臨界前核実験強行に強く抗議し,即時停止を求める決議          ―――――――――――――――――――――――出席議員(69人) 議   長       柴 田 薫 心 君 副 議 長       富 田 新 一 君 議   員       高 橋 克 朋 君 議   員       勝 木 勇 人 君 議   員       鈴 木 健 雄 君 議   員       堀 川 素 人 君 議   員       新 山 やすし 君 議   員       大 嶋   薫 君 議   員       小 野 正 美 君 議   員       本 郷 俊 史 君 議   員       高 橋   功 君 議   員       宮 川   潤 君 議   員       中 嶋 和 子 君 議   員       田 中 昭 男 君 議   員       松 浦   忠 君 議   員       北 川 一 夫 君 議   員       横 山 光 之 君 議   員       馬 場 泰 年 君 議   員       宮 村 素 子 君 議   員       笹 出 昭 夫 君 議   員       佐々木   肇 君 議   員       三 上 洋 右 君 議   員       岩 木 みどり 君 議   員       畑 瀬 幸 二 君 議   員       大 西 利 夫 君 議   員       義 卜 雄 一 君 議   員       涌 井 国 夫 君 議   員       横 山 博 子 君 議   員       武 藤 光 惠 君 議   員       山 口 た か 君 議   員       道 見 重 信 君 議   員       上瀬戸 正 則 君 議   員       伊 藤 知 光 君 議   員       原 口 伸 一 君 議   員       千 葉 英 守 君 議   員       村 山 優 治 君 議   員       猪 熊 輝 夫 君 議   員       西 村 茂 樹 君 議   員       川口谷   正 君 議   員       小 田 信 孝 君 議   員       柿 崎   勲 君 議   員       生 駒 正 尚 君 議   員       佐々木 周 子 君 議   員       福 士   勝 君 議   員       宮 本 吉 人 君 議   員       武 市 憲 一 君 議   員       大 越 誠 幸 君 議   員       高 橋 忠 明 君 議   員       常 本 省 三 君 議   員       佐 藤 美智夫 君 議   員       加 藤   斉 君 議   員       丹 野   勝 君 議   員       本 舘 嘉 三 君 議   員       森   健 次 君 議   員       春 原 良 雄 君 議   員       荒 川 尚 次 君 議   員       飯 坂 宗 子 君 議   員       室 橋 一 郎 君 議   員       小 谷 俵 藏 君 議   員       山 田 信市郎 君 議   員       越 智 健 一 君 議   員       吉 野 晃 司 君 議   員       澤 木 繁 成 君 議   員       伊与部 敏 雄 君 議   員       湊 谷   隆 君 議   員       岡 本 修 造 君 議   員       常 見 寿 夫 君 議   員       高 橋 重 人 君 議   員       菅 井   盈 君  ―――――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ―――――――――――――――――――――――説明員 市長          桂   信 雄 君 助役          魚 住 昌 也 君 助役          大 長 記 興 君 助役          千 葉 瑞 穂 君 収入役         伊 藤 忠 男 君 交通事業管理者交通局長 井 原 貴 男 君 水道事業管理者水道局長 松 見 紀 忠 君 総務局長        佐々木 喜 四 君 企画調整局長      高 橋 賢 治 君 財政局長        植 田   浩 君
    市民局長        鈴 木 俊 雄 君 保健福祉局長      舘 美 武 弘 君 環境局長        平 田 匡 宏 君 経済局長        高 橋   登 君 建設局長        瓜 田 一 郎 君 都市局長        吉 本 朗 生 君 下水道局長       島 田 一 功 君 市立札幌病院長     中 西 昌 美 君 消防局長        高 橋 彦 博 君 教育委員会委員     山 本 順 子 君 教育委員会教育長    山   恒 雄 君 選挙管理委員会委員長  宮 口 健太郎 君 人事委員会委員長    山 岡   暸 君 人事委員会事務局長   大 門 隆 司 君 監査委員        日 野 晃 輔 君 監査事務局長      淋 代 恒 芳 君  ―――――――――――――――――――――――事務局出席職員 事務局長        植 田 英 次 君 事務局次長       坪 田 玲 二 君 総務課長        山 内   馨 君 調査係長        渡 辺 三 省 君 資料係長        岩 谷 隆 博 君 議事係長        細 川 正 人 君 記録係長        前 野 保 雄 君 委員会係長      木 村 義 広 君 委員会係長      吉 野   豪 君 書記          佐 藤 比登利 君 書記          高 佐 三緒子 君 書記          今 井 一 行 君 書記          松 田 寛 司 君 書記          池 田 章 宏 君  ―――――――――――――――――――――――  〔午後1時開議〕 ○議長柴田薫心君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,62人であります。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) 本日の会議録署名議員として武市憲一君,高橋 功君を指名します。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長植田英次君) 報告いたします。  本日の議事日程及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) これより,議事に入ります。  日程第1,議案第8号から第14号まで及び議案第18号から第22号まで,並びに陳情第177 号及び陳情第224 号の14件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 大西利夫君。  (大西利夫登壇) ◎大西利夫君 総務委員会に付託されました議案6件及び陳情1件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第12号 札幌税条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,NPOが,税務上,公益法人等とみなされることになるが,現在,本市において,公益法人等に対する市民税の減免はどのように行われているのか。NPOへの支援において,市町村が果たすべき役割は重要であり,今後,税制上の減免措置を積極的に行うことが全国の市町村でも主流になると思うがどうか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案18号 仮称手稲東バスターミナル建設工事等委託契約締結件議決変更の件についてでありますが,主なる質疑として,当該事業の執行には資金の調達やスタッフの確保などの課題があるが,札幌振興公社委託先とされたのはどのような理由によるものなのか。流通業界において,組織のスクラップ・アンド・ビルドへの取り組みが進む中,振興公社における経営リスクの回避についてはどのように考えているのか。大成建設本市との間で土地の等価交換の交渉が行われているが,その内容はどのようなものか。また,土地の交換によって,市民のために行う他の事業の執行に影響が生ずることはないのか。丸井今井経営悪化を受け,当初,事業委託先大成建設変更した理由はどのようなものだったのか。総事業費の圧縮については,現在どのような検討がなされているのか。また,事業費の圧縮により,地下鉄の需要喚起に悪い影響が生ずるおそれはないのか。事業資金の主要な融資元とされる北東公庫とは,現在までどのような協議が行われているのか。今回の議決変更により,本市が何らかの損害をこうむることはあるのか。今回,テナントが西友に決まった経緯はどのようなものなのか。また,大店法上の手続や開業時期にかかわる見通しはどうなっているのか。西友とのテナント契約に当たっては,今後20年間にわたる事業の継続や違約金の定めなどについても検討されているのか。これまで,丸井今井にかわる事業者の探索についてはどのように行われてきたのか。振興公社事業を継承することによって,バスターミナル経営見通しはどのような影響を受けるのか。また,バス路線の再編成に支障が生ずる心配はないのか。今回の議決変更により,本市の第三セクターである振興公社事業経営への取り組みを求められることになるが,本市としても,必要な経営支援について十分な検討を行い,あわせて,施設の清掃,警備などに当たる地元業者に対しても特段の配慮が必要と思うが,どうか。今回,丸井今井が負担する設計費分約1億3,000 万円は,本来,当然に支払われるべきもので,市民が納得するようなペナルティーとは言えないと思うが,どうか。また,今後,具体的に本市が損害をこうむる場合には丸井今井の責任を検討すると言うが,事前の取り決めがなければ責任追及は難しいのではないか。用地の交換により,本市が土地を取得し,振興公社にこれを貸し付けるとのことだが,その地代は適正に算定されているのか。民間活力によって公共施設整備を図るに当たっては,今後,その実効性の担保に関する検討を行うとのことだが,具体的にはどのような考えを持っているのか。今回の議決変更に至るまでの経緯の中で,本市としても反省すべき点はなかったのか等の質疑がありました。  続いて,討論を行いましたところ,自民党・道見委員,民主党・川口谷委員,公明・常見委員市民ネットワーク山口委員から可決すべきものとの立場で,共産党・荒川委員から否決すべきものとの立場で,それぞれ意見の表明がありました。  討論終結後,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第21号 指定金融機関指定の件についてでありますが,主なる質疑として,本市が北海道拓殖銀行から受けた一時借り入れは,そのピーク時においてどれほどの金額になっていたのか。本市のほか,道内自治体の一時的な資金需要は膨大であり,その調達先を分散しなければ,道内の3銀行が行う民間企業への資金貸し付けに支障を招くおそれがあるのではないか。また,自治体資金調達によって金融機関の貸し渋りが起こることがないように,国において資金別建て調達検討するなどの動きはないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第8号中関係分,第9号及び第11号の3件についてでありますが,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第177 号 情報公開条例の改正を求める陳情についてでありますが,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,環境消防委員長 三上洋右君。  (三上洋右登壇) ◎三上洋右君 環境消防委員会に付託されました議案3件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第8号 平成10年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,エコタウン事業による雇用促進についてどのように見積もっているのか。また,雇用対策として,より広範に効果が期待できるようにすべきではないのか。廃プラスチック油化事業公害未然防止策として,事業者と協定を結ぶ考えはないのか。廃プラスチックの残渣を燃料化することにより,ダイオキシンや窒素酸化物が発生する可能性はあるのか。廃プラスチック油化施設のプラントの安全性は実証されているのか。また,情報提供を義務づける協定を事業者と締結すべきではないのか。活性炭再商品化事業の主体及び具体化の時期は,どのようになっているのか。リサイクル団地については,市民に認知されていると考えるが,具体的な事業化に当たり,市民の不安を解消すべく十分な説明を行うべきではないのか。根本的なごみ減量化を図るためには,製造者自主規制が必要ではないのか。平成12年度から容器包装リサイクル法対象品目となる廃プラスチックを分別収集する計画はあるのか。また,容器包装以外のプラスチックについてはどのように考えているのか。補助金の使途に関する監視体制は,今後,より強化すべきではないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第20号 財産取得の件(公園用地)についてでありますが,主なる質疑として,市民の自然に対する関心が高まっている中で,今回取得する公園用地にかかわる公園整備考え方及び事業スケジュールはどのようになっているのか。現在,本市全体でどのくらい公園が整備されているのか。今後は,緑地の取得がさらに難しくなると考えるが,どのような将来計画を持っているのか。仮称篠路森緑地用地については,自然林を残してほしいという地元の要望を踏まえた上で整備を行うべきではないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第19号 財産取得の件(廃棄物埋立用地)についてでありますが,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,厚生委員長 高橋重人君。  (高橋重人登壇) ◎高橋重人君 厚生委員会に付託されました議案2件及び陳情1件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第8号 平成10年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,介護保険制度の導入に向け,さらに不足すると思われる特別養護老人ホーム整備計画について,どのように考え,今後,その具体化のためどう対処するのか。また,約1,800 人いる入所待機者のうち,在宅福祉サービスを受ければ施設に入所しなくてもよい人がいないか,実態調査を行ってはどうか。長期入院患者に対応する療養型病床群の増加に伴い,在宅介護支援施策の財源が不足しないよう,特別養護老人ホームへの転換も含め,新たな施策が必要だと思うが,どうか。乳児保育促進対策事業にかかわる国の補正予算策定段階では沐浴設備設置等も含まれていたが,本市補正予算において措置されていないのはなぜか。低所得高齢者に対する臨時福祉特別給付金の支給に際し,対象者全員が受給できるよう十分配慮すべきと思うが,まだ申請していない対象者に,再度,周知する考えはないか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第8号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第13号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案についてでありますが,質疑討論はなく,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第224 号 札幌ガイドヘルパー制度改善を求める陳情についてでありますが,主なる質疑として,本市ガイドヘルパー活動報酬は,仕事内容から見て低額だと思うが,他都市との比較も考慮した上で現状をどのように認識しているのか。早急に国の基準に沿ったガイドヘルパー制度にしてほしいとの陳情趣旨について,本市はどのように考えているのか。活動報酬の引き上げや利用回数制限緩和等を行った場合,どの程度の事業費が必要となるのか。厚生省は,在宅福祉施策における利用回数等の制限は撤廃すべきとの方針を示しているが,本市に対して最初改善指導があったのはいつか。また,その指導を受けて,本市はどのような対応を検討してきたのか。利用時間は1回4時間を単位としており,活動報酬派遣回数基準としているが,実際の利用時間数はさまざまであることから,時給制として柔軟に利用できるよう改善してはどうか。ガイドヘルパーもホームヘルパーとほぼ同様のサービスを提供していることから,両制度を統合して一元的に運営すべきと思うが,どうか。派遣対象となる外出目的の拡大に伴い,夜間のガイドヘルパーに対する需要の増加が予想されるため,利用時間帯を改善すべきではないか。障害者社会参加について,予算の可能な範囲で推進する立場と,社会が障害者社会参加を不可欠なものとして求めている立場があると思うが,本市はどのように認識しているのか等の質疑がありました。  これらに対して,理事者から,ガイドヘルパー制度については,他の在宅介護支援制度との整合性を十分踏まえるとともに,市民ボランティア意識の向上,障害者みずからの努力限度等も視野に入れながら,制度改善を心がけていきたいと考えている旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,陳情第224 号は,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,建設委員長 伊藤知光君。  (伊藤知光登壇) ◎伊藤知光君 建設委員会に付託されました議案3件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第14号 札幌屋外広告物条例の全部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,今回の条例改正により,新たに資格を有する管理者の設置が義務づけられたが,管理者に必要な資格とは,具体的にどのようなものを想定しているのか。管理者となり得る屋外広告士の任務や役割をどのように位置づけるのか。管理者制度を導入することにより,広告物安全性を向上させると聞くが,具体的にどのような方法で安全性のチェックを行うのか。また,老朽化した広告物に対しては,どのような安全対策を講じていく考えか。本年6月に開催された懇談会において,子供の教育的見地から,広告内容規制必要性が指摘されているが,これらの規制について,本市はどのように考えているのか。条例改正の趣旨にある自然景観の回復を図るため,市街化調整区域における屋外広告物許可基準について,具体的にどのような見直しを行うのか。また,既存屋外広告物については,今後どのように対応するのか。屋外広告物禁止区域において,他都市の例では点字ブロックの色まで規制されたと聞くが,このようなことのないよう十分な配慮が必要ではないか。バスなどの車体を利用した広告に対し,本市規制は非常に厳しいと聞くが,どのような規制内容となっているのか。車体広告は,宣伝効果が高く,事業者にとっても貴重な収入源となることから,規制緩和の方向で検討を進めるべきと思うが,どうか。地域住民違反広告物を判断する場合,どのような方法で見きわめができるのか。また,町内会との連携により,違反広告物の取り締まりに当たってはどうか。所有者不明の違反広告物が放置されたままとなっているが,どのように対処する考えか。本条例の中には,違反広告物に対する罰則規定があるが,過去にこの規定を適用した例はあるのか。規制緩和に伴い,さらに違反広告物の増加が予想されることから,今後は,条例の運用を厳正に行い,違反に対し厳しく対処すべきではないか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第14号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第22号 市道の認定及び変更の件についてでありますが,主なる質疑として,今回,認定を行う路線の中に実態のない道路及び橋梁があるが,どのような基準で市道の認定を行っているのか。また,北区上篠路の橋梁については,既存の橋梁と近接した場所に建設される予定であるが,既存の橋梁を歩行者専用として残す考えはないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第22号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,議案第8号 平成10年度札幌一般会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが,質疑討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,経済公営企業委員長 春原良雄君。  (春原良雄登壇) ◎春原良雄君 経済公営企業委員会に付託されました議案第10号 平成10年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)につきまして,その審査結果をご報告いたします。  主なる質疑として,立体駐車場実施設計及び当該予定地既存建物解体工事を前倒しすると聞くが,移転などの協議をどう進める考えか。また,この前倒しにより,水産棟や青果棟の建てかえなど,全体のスケジュールは影響を受けるのか。国の第6次中央卸売市場整備計画が全国的におくれている中で,本市には3,200 万円の補助金が交付されることにかんがみ,今後の再整備計画についてどのような見通しを持っているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,議案第10号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で,報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) 質疑がなければ,討論に入ります。  通告がありますので,発言を許します。  荒川尚次君。  (荒川尚次君登壇・拍手)
    ◆荒川尚次君 私は,ただいまから,日本共産党を代表して,議案第18号 仮称手稲東バスターミナル建設工事等委託契約締結件議決変更の件に反対の立場で,その理由に触れて,簡潔に討論します。  この議案は,地下鉄宮の沢新駅に隣接する再開発地域で,本市が設置主体となるバスターミナルを取り込みながら建設されていた商業施設から,ことし2月になって,突然,建て主の丸井今井が手を引くこととなり,本市が中に入って,一たん,土地所有者であり施工業者であった大成建設に引き継がせた後,今回,改めて本市の第三セクター札幌振興公社に肩がわりさせようとするものです。  市長が,議会に諮ることもなく,専決処分によって丸井の撤退を認め,暫定的なオーナーとして大成とバスターミナル建設の委託契約を結んだことに対して,3月9日の市議会本会議で,我が党はその問題点を明らかにして反対しましたが,そのポイントは,丸井がみずからの経営戦略のもとに計画した自社所有の商業ビルを,その中に公的施設を取り込んでいるとはいえ,市が結果としてこれを背負い込むことは,丸井の責任を免罪するものであり,市がこのような形で丸井を支援することで将来にわたって大きなリスクを背負い込むことは,市民に対して許されないことであり,また,不確定要素を含む商業施設での事業展開に,なぜ本市が第三セクターを表に立ててかかわろうとするのか,極めて不可解だということでした。  今回,市長は,丸井が途中で投げ出した商業ビルを,大成から,市が株式の89%を所有する第三セクター札幌振興公社に引き取らせる方針のもと,ターミナル建設の委託契約変更議案を提案しているのでありますが,我が党が,10月1日の本会議での代表質問や,10月5日の総務委員会質疑を通して明らかにしてきたように,契約不履行の場合,本市の請負契約でも1割の違約金を徴収しているにもかかわらず,ターミナル部分の21億円余の委託工事について,丸井に何のペナルティーも求めず,しかも,39億円の商業施設をそっくり市の第三セクターに引き取らせるなどは,特定企業に対する異常な支援であり,到底,市民の納得し得ないところであります。  今後,市に具体的な損害が生じた場合は,その時点で検討するとしながら,そのことを丸井との約束事として,将来にも対応できる公文書として残す手だてを講じようとしないのも,また異常であります。  さらに,公示価格で21億円と評価される商業施設用地の敷地約1万平方メートルを,市が大成から取得する問題についても,財政危機を喧伝して市民福祉の事業に大なたを振るう行財政改革推進計画を強行しようとしているときに,市民の理解を得られるものではありません。暫定的ではあったとしても,大成建設に,一時,施設を引き取らせたのは,土地所有者であり施工業者でもある大成にも責任の一たんをとってもらうということだったと思うのでありますが,それが,振興公社に商業ビルを引き取らせるのに加えて,敷地も市が購入するというのでは,筋が違うと言わなければなりません。  他の市有地との交換という手法をとっての用地取得が,市民福祉の事業への活用を予定している用地を交換対象とすることも考えられ,その影響ははかり知れないものであります。振興公社が商業ビルのオーナーとなっての事業展開は,テナントの撤退など予期せぬ事態が生じたときに行き詰まることも予想され,市がさらに公費の支出を余儀なくされることにもなりかねないものであります。  最後に,バスターミナルをめぐる今回の問題は,行政目的に基づく公共施設を,民間に委託して複合施設として建設させるやり方,すなわち,本市民間活力の活用の名のもとに進めてきた開発行政の手法そのものが,行政と企業との境界をあいまいにした本市事業展開の問題点が浮き彫りにされた問題であることを指摘して,討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長柴田薫心君) 以上で討論を終結し,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,議案第18号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立多数であります。よって,議案第18号は可決されました。  次に,議案第8号から第14号まで及び議案第19号から第22号まで,並びに陳情第177 号及び陳情第224 号の13件を一括問題といたします。  議案11件を可決することに,陳情2件を採択することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,議案11件は可決することに,陳情2件は採択することに決定されました。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) 次に,日程第2,議案第23号及び議案第24号の2件を一括議題といたします。  いずれも,全議員の提出によるものであります。  提案説明を求めます。  村山優治君。  (村山優治君登壇) ◆村山優治君 私は,ただいまから,全議員により提出いたしました議案第23号 札幌情報公開条例の一部を改正する条例案議案第24号 札幌個人情報保護条例の一部を改正する条例案の提案趣旨についてご説明申し上げます。  本案は,それぞれ条例の実施機関に議会を加えようとするものであります。  ご承知のとおり,本市議会は,本会議はもとより,各委員会の会議につきましても,先輩議員のたゆまぬ努力によって,昭和28年から現在に至るまで完全公開を続けており,議会に関する会計文書についても公開するなど,従来から,市民に対する開かれた議会としての姿勢を明確にし,市民の負託にこたえてきたところであります。  しかしながら,昨今の行政全般に対する社会情勢の変化に伴い,行政への市民参加の機運が以前にも増して高まっており,議会の情報公開に対しても市民の要望がより強まっている状況にあって,議会の情報公開制度のあり方について改めて検討することが必要との判断に至り,各会派の代表者による情報公開検討委員会を本年5月に設置し,種々検討を重ねてまいったところであります。  その結果,情報公開に対する市民要望にこたえるためには,従来の取り扱いから一歩踏み込んで,議会においてもできるだけ早期に情報公開制度を実施することが必要であると判断し,現行の情報公開条例の実施機関に加わることが適当であるとの結論に至ったものであります。  なお,現行の情報公開条例の内容については,知る権利,説明責任,請求者の範囲など,なお検討すべき課題があることは十分承知しておりますが,本市議会が制度としての情報公開を早期に実施することを最優先し,条例の内容については,情報公開法をめぐる国の動向や他の自治体の動向なども踏まえ,今後,情報公開検討委員会においてさらに継続して検討していくことが必要であると判断し,今回は,議会が現行条例の実施機関になるための必要最小限の改正にとどめたものでありますことを,念のため申し添えます。  また,個人情報保護条例の改正につきましては,個人情報の開示,保護制度が情報公開制度と表裏の関係にあり,本市議会の総合的な情報施策を推進する上で必要不可欠であることから,個人情報保護条例についても実施機関に加わることが適当であるとの結論に至ったものであります。  今後は,地方分権の推進に伴い地方議会の役割がますます重要となることから,今回の情報公開制度及び個人情報の開示,保護制度の実施を契機として,より一層,市民に対して開かれた議会を目指し,市民の負託にこたえていくことを議員各位とともに申し上げ,議案第23号,議案第24号に対する提案説明を終わります。 ○議長柴田薫心君) これより,採決に入ります。  議案2件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,議案第23号及び議案第24号の2件は可決されました。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) ここで,日程に追加いたしまして,意見書案第1号 北朝鮮のミサイル発射に関する意見書及び意見書案第2号 国立病院療養所の統廃合,地方への移譲及び民営化並びに独立行政法人化に反対する意見書の2件を一括議題といたします。  意見書案第1号は,自民党,民主党,公明,共産党及び新政クラブ所属議員全員の提出によるものであり,意見書案第2号は,民主党,公明,共産党,市民ネットワーク北海道及び新政クラブ所属議員全員の提出によるものであります。  これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,意見書案第2号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立多数であります。よって,意見書案第2号は可決されました。  次に,意見書案第1号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立多数であります。よって,意見書案第1号は可決されました。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) さらに,日程に追加いたしまして,決議案第1号 米国の度重なる臨界前核実験強行に強く抗議し,即時停止を求める決議を議題といたします。  本件は,全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,決議案第1号は可決されました。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明10月7日から26日までは委員会審査等のため休会とし,10月27日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ――――――――――――――――――――議長柴田薫心君) 本日は,これで散会いたします。  ――――――――――――――――――――       散 会 午後1時39分   上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。     議  長       柴   田   薫   心     署名議員       武   市   憲   一     署名議員       高   橋       功...