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札幌市議会
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1998-02-25
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平成10年第 1回定例会−02月25日-02号
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平成20年第二部予算特別委員会−03月13日-06号
昭和62年第 1回臨時会−01月19日-目次
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札幌市議会 1998-02-25
平成10年第 1回定例会−02月25日-02号
取得元:
札幌市議会公式サイト
最終取得日: 2024-09-10
平成
10年第 1回
定例会
−02月25日-02
号平成
10年第 1回
定例会
平成
10年 第1回
定例会
札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 2 号 )
平成
10年2月25日(水曜日) ――
―――――――――――――――――――――
〇
議事日程
(第2号)
開議日時
2月25日 午後1時 第1
議案
第43号から第45号まで及び
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号(
市長提出
) (4件に対する
委員長報告等
) ――
―――――――――――――――――――――
〇本日の
会議
に付した事件
日程
第1
議案
第43号
仮称
第5
清掃工場新築
(その1)
工事請負契約締結
の件
議案
第44号
仮称
第5
清掃工場新築
(その2)
工事請負契約締結
の件
議案
第45号
仮称
第5
清掃工場新築
(その3)
工事請負契約締結
の件
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号
札幌
市
基本構想改定
の件 ――
―――――――――――――――――――――
〇
出席議員
(66人)
議 長 柴 田 薫 心 君 議 員 高 橋 克 朋 君 議 員 勝 木 勇 人 君 議 員 鈴 木 健 雄 君 議 員 堀 川 素 人 君 議 員 新 山 やすし 君 議 員 大 嶋 薫 君 議 員 小 野 正 美 君 議 員 本 郷 俊 史 君 議 員 高 橋 功 君 議 員 宮 川 潤 君 議 員 中 嶋 和 子 君 議 員 田 中 昭 男 君 議 員 松 浦 忠 君 議 員 北 川 一 夫 君 議 員 横 山 光 之 君 議 員 馬 場 泰 年 君 議 員 宮 村 素 子 君 議 員 笹 出 昭 夫 君 議 員
佐々木
肇 君 議 員 三 上 洋 右 君 議 員 岩 木 みどり 君 議 員 畑 瀬 幸 二 君 議 員 大 西 利 夫 君 議 員 義 卜 雄 一 君 議 員 涌 井 国 夫 君 議 員 横 山 博 子 君 議 員 武 藤 光 惠 君 議 員 山 口 た か 君 議 員 道 見 重 信 君 議 員
上瀬戸
正 則 君 議 員 伊 藤 知 光 君 議 員 原 口 伸 一 君 議 員 千 葉 英 守 君 議 員 村 山 優 治 君 議 員 猪 熊 輝 夫 君 議 員 西 村 茂 樹 君 議 員
川口谷
正 君 議 員 小 田 信 孝 君 議 員 柿 崎 勲 君 議 員 生 駒 正 尚 君 議 員
佐々木
周 子 君 議 員 福 士 勝 君 議 員 宮 本 吉 人 君 議 員 武 市 憲 一 君 議 員 高 橋 忠 明 君 議 員 常 本 省 三 君 議 員 佐 藤 美智夫 君 議 員 加 藤 斉 君 議 員 丹 野 勝 君 議 員 本 舘 嘉 三 君 議 員 森 健 次 君 議 員 春 原 良 雄 君 議 員 荒 川 尚 次 君 議 員 飯 坂 宗 子 君 議 員 小 谷 俵 藏 君 議 員 山 田
信市郎
君 議 員 越 智 健 一 君 議 員 吉 野 晃 司 君 議 員 澤 木 繁 成 君 議 員 伊与部 敏 雄 君 議 員 湊 谷 隆 君 議 員 岡 本 修 造 君 議 員 常 見 寿 夫 君 議 員 高 橋 重 人 君 議 員 菅 井 盈 君 ――
―――――――――――――――――――――
〇
欠席議員
(3人) 副 議 長 富 田 新 一 君 議 員 大 越 誠 幸 君 議 員 室 橋 一 郎 君 ――
―――――――――――――――――――――
〇
説明員
市長
桂 信 雄 君
助役
魚 住 昌 也 君
助役
石 原 弘 之 君
助役
大 長 記 興 君
収入役
伊 藤 忠 男 君
交通事業管理者交通局長
井 原 貴 男 君
水道事業管理者水道局長
平 賀 岑 吾 君
総務局長
佐々木
喜 四 君
企画調整局長
広 畑 民 雄 君
財政局長
米 田 耕一郎 君
市民局長
鈴 木 俊 雄 君
民生局長
吉 本 朗 生 君
衛生局長
上 村 友 也 君
環境局長
平 田 匡 宏 君
経済局長
高 橋 登 君
建設局長
瓜 田 一 郎 君
都市整備局長
松 見 紀 忠 君
下水道局長
島 田 一 功 君
建築局長
前 川 一 彦 君
市立札幌病院長
中 西 昌 美 君
消防局長
高 橋 彦 博 君
教育委員会委員
國 島 峯 夫 君
教育委員会教育長
千 葉 瑞 穂 君
選挙管理委員会委員
関 口 英 一 君
人事委員会委員長
山 岡 暸 君
人事委員会事務局長
大 門 隆 司 君
監査委員
日 野 晃 輔 君
監査事務局長
淋 代 恒 芳 君 ――
―――――――――――――――――――――
〇
事務局出席職員
事務局長
植 田 英 次 君
事務局次長
坪 田 玲 二 君
総務課長
山 内 馨 君
議事課長
土 屋 逞 君
調査係長
渡 辺 三 省 君
資料係長
高 橋 道 孝 君
議事係長
細 川 正 人 君
記録係長
前 野 保 雄 君
委員会
一
係長
木 村 義 広 君
委員会
二
係長
常 野 正 浩 君
書記
佐 藤
比登利
君
書記
高 佐 三緒子 君
書記
今 井 一 行 君
書記
松 田 寛 司 君
書記
池 田 章 宏 君 ――
―――――――――――――――――――――
〔午後1時
開議
〕 ○
議長
(
柴田薫心
君) これより本日の
会議
を開きます。
出席議員数
は,57人であります。 ――
――――――――――――――――――
○
議長
(
柴田薫心
君) 本日の
会議録署名議員
として道見重信君,本
舘嘉三
君を指名します。 ――
――――――――――――――――――
○
議長
(
柴田薫心
君) ここで,
事務局長
に諸般の
報告
をさせます。 ◎
事務局長
(
植田英次
君)
報告
いたします。
室橋一郎議員
及び
大越誠幸議員
は,所用のため本日の
会議
を欠席する旨,それぞれ届け出がございました。 昨日,
議長
は,
議案
第39号
札幌
市職員の
勤務条件
に関する条例の一部を改正する
条例案
につきまして,
地方公務員法
第5条第2項の規定により,
人事委員会
の
意見
を求めました。 本日の
議事日程
及び
議案審査
結果
報告書
は,お手元に配付いたしております。 以上でございます。 ――
――――――――――――――――――
○
議長
(
柴田薫心
君) これより
議事
に入ります。
日程
第1,
議案
第43号から第45号まで及び
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号の4件を
一括議題
といたします。
委員長報告
を求めます。 まず,
総務委員長
小田信孝
君。 (
小田信孝
君
登壇
) ◎
小田信孝
君
総務委員会
に付託されました
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号
札幌
市
基本構想改定
の件につきまして,その
審査
結果をご
報告
いたします。 主なる
質疑
として,
改定案
の
策定段階
と現在とでは,本市を取り巻く
経済情勢
が大きく変わってきているが,どのように認識しているのか。
改定案
の策定に当たって実施された
市民参加事業
の
特徴
は何か。また,集約した
市民意向
を今後どのように生かしていく
考え
なのか。今回の
改定案
は抽象的な
理念
を並べたものとなっているが,従来のように,
長期
的な
視点
に立って追求すべき
重点目標
や
施策
を明記すべきではないのか。
地球規模
での
環境保全
の
必要性
がうたわれているが,その具体的な
施策
が示されていないのはなぜか。
長期総合計画
の
期間
については,
時代
の
変化
が目まぐるしい現代にあって,20年間というのは長過ぎるのではないのか。また,
現状
の5年
計画
を3年程度の
期間
に改めるべきと思うがどうか。さまざまな
社会変化
に伴い
基本構想
を改定するのであれば,
都市像
についても,毎回の踏襲ではなく,新しいものに変えるべきではないのか。日本の中における
北海道
の
役割
を踏まえた上で,
札幌
市の果たすべき
役割
について
位置づけ
るべきと思うが,どのように
考え
ているのか。国際平和の実現に寄与することをうたっている一方で,これに対応する
施策
の
大綱
が見えてこないが,どのように
考え
ているのか。平和を希求する北方の
国際都市
という
立場
から,
核兵器
の廃絶に関して
記述
すべきではないのか。
生活都市
という
記述
については,例えば
産業都市
など対立する概念があって,この
表現
を用いたのか。
環境
と
都市
の
活力
というものは相反する
考え方
であるとも受け取れるが,どのように調和させていこうとしているのか。
北海道
内における
札幌
市の
一極集中
が問題となっているが,
目標年次
における
人口想定値
について,どのように受けとめているのか。
都市膨脹政策
や
市街地改造計画
など
開発優先
の
都市政策
から,
人口
の
抑制
,
過密
の
弊害
の
除去
・
防止
という
方向
に
転換
を図るべきではないのか。多様化する
市民要望
にこたえるため,学校の
空き教室
など
既存施設
の活用を図るべきと
考え
るが,どのように認識しているのか。
市民
・
企業
・
行政
の
パートナーシップ
による
街づくり
という
考え方
については,
市民
に新たな
負担
と
協力
を求めるということを意味するのではないのか。
パートナーシップ
の
関係
においては,この三者が対等・平等であるという認識でよいのか。また,その
関係
を保障する
情報公開制度
の
見直し
について,どのように
考え
ているのか。区役所が果たすべき
役割
は,一層重要になってくるものと思うが,その
機能強化
について,どのように
考え
ているのか。自立や
パートナー
という
表現
については,統一的な定義づけが必要ではないのか。
街づくり
に当たっては,他の
都市
には負けない本市の
特徴
を打ち出すべきと思うが,どのように
考え
ているのか。高齢化問題など生涯
福祉
に関連する
施策
について,特に
問題意識
を持って打ち出したものは何か。
市街地
のあり方を
考え
たとき,
都心居住
の推進は重要な
施策
の一つであると思うが,どのような方策を
考え
ているのか。
路面電車
については,
環境
に優しい
交通手段
としてその
路線延長
が強く求められていると思うが,どのように
位置づけ
ているのか。
都心部
の
交通混雑
を解消するため,どのような
施策
の
展開
を
考え
ているのか。
国際ゾーン構想
にかかわる文言については,
都心部
に潤いとゆとりの空間を創出すべきとの
立場
から,盛り込む必要はないと
考え
るがどうか。
ごみ減量化
の意識を
市民
に定着させることが大きな課題であると思うが,どのように
考え
ているのか。
産業別
の
振興策
については,どのように
考え
ているのか。また,
中小企業
という
記述
がないが,どう
位置づけ
ているのか。
北海道
の
経済状況
を
考え
たとき,
公共事業依存
型の構造から脱却することは困難な
状況
にあると思うが,自立した
経済
を確立するため,どのような方策を
考え
ているのか。拓銀の
経営破綻
など,本市を取り巻く
経済状況
が厳しさを増す中,
改定案
における
産業
の
位置づけ
が弱いという印象を受けるが,どのように
考え
ているのか。実態に合わなくなった
施策
の
矛盾点
を整理するとともに,
時代
に合った
具体的施策
を盛り込むべきではないのか。
具体的施策
を実施する上では,
市民
のコンセンサスを得ることが重要であると思うが,どのように認識しているのか。
行政
の仕組みについて再構築がうたわれているにもかかわらず,
改定案
全体としては,
市民
・
企業
に求める事柄が多く,市の努力に関する事項がほとんど示されていないのはなぜか。
健全財政
に向けた
取り組み
に関しては具体的な
記述
がないが,どのように
考え
ているのか。
市民
・
企業
・
行政
の
役割
はおのずからそれぞれ違うものであり,あえてここに
パートナーシップ
の
考え方
を強調した場合,結果として,
行政
の
責任
や
役割
があいまいになるのではないか。市が
市民
の
意見
を酌み取って
行政
を進め,
議会
もこれをチェックするという
システム
が十分に機能するのであれば,
相互補完
や
パートナー
という
表現
を用いる必要はないと
考え
るがどうか。非営利的な
市民活動団体
に関する部分については,あいまいな
表現
ではなく,明確にNPOという言葉を盛り込むことにより,
行政
の
パートナー
としての
重要性
を
札幌
から発信すべきではないのか。
受益者
である
市民
が
負担
して当然であるという
考え方
は,
地方自治法
に明記されている
地方公共団体
の
事務
の範囲を狭めることになるのではないか等の
質疑
がありました。 これらに対し
理事者
から,
金融機関
の
経営破綻
に端を発した金融不安,雇用不安など,本市を取り巻く最近の
経済環境
については非常に深刻な
状況
にあるものと認識しており,緊急的な課題として,新
年度予算
の中でも配慮していかなければならないものと
考え
ている。また,
改定案
においても,
時代
の
変化
に対応した力強い
産業
の育成を
施策
の
大綱
として掲げ,
経済
の
活性化
を図っていくという
方向
を打ち出している。
基本構想
は,
長期
にわたって本市の進むべき
街づくり
の
基本
的な
方向
を示した指針であり,個別的・具体的な内容にまで言及することは,必ずしも適当ではないと
考え
ている。
市民
・
企業
・
行政
の
パートナーシップ
については,自主的・主体的な
市民運動
を振興していくとともに,これと連携しながら,さまざまな
施策
の
展開
を図っていくという
考え方
である。この場合,基礎的な
行政サービス
については,当然,
行政
の
責任
で行うべきものであり,今後の
費用増加分
を
パートナーシップ
の名のもとに
市民
に直接的に転嫁することは
考え
ていない旨の答弁がありました。 引き続き,
討論
を行いましたところ,自民党・
原口委員
,
民主党
・
加藤委員
,公明・
常見委員
,
市民ネットワーク
・
山口委員
,
新政クラブ
・
田中委員
から可決すべきものとの
立場
で,
共産党
・
荒川委員
からは否決すべきものとの
立場
で,それぞれ
意見
の表明がありました。
討論終結
後,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。 以上で
報告
を終わります。 ○
議長
(
柴田薫心
君) 次に,
建設委員長
上瀬戸正則
君。 (
上瀬戸正則
君
登壇
) ◎
上瀬戸正則
君
建設委員会
に付託されました
仮称
第5
清掃工場新築工事請負契約締結
にかかわる
議案
第43号から第45号までの3件について,その
審査
結果をご
報告
いたします。 主なる
質疑
として,
契約
の相手方である
特定共同企業体
の
構成員
が倒産した場合,一般的にどのような対応を行うのか。また,倒産した会社に支払われていた
前払い金
が欠損となり,
工事
の
期間
や内容に影響を与えることはないのか。
清掃工場
の煙突にも
周辺環境
と調和したデザインが必要であると思うが,
仮称
第5
清掃工場
ではどのように対処するのか等の
質疑
がありました。
討論
はなく,採決を行いましたところ,
議案
第43号から第45号までの3件は,
全会一致
,可決すべきものと決定いたしました。 以上で
報告
を終わります。 ○
議長
(
柴田薫心
君) ただいまの各
委員長報告
に対し,
質疑
はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
柴田薫心
君)
質疑
がなければ,これより
討論
に入ります。 通告がありますので,順次発言を許します。 まず,
荒川尚次
君。 (
荒川尚次
君
登壇
・拍手) ◆
荒川尚次
君 私は,ただいまから,
日本共産党
を代表して,第4回
定例市議会議案
第5号
札幌
市
基本構想改定
の件に反対する
立場
で簡潔に
討論
を行います。 我が党は,第4回
定例市議会
以来,本
会議
での
代表質問
や4回にわたる
総務委員会
での
審査
を通して新
基本構想
の
問題点
をただしてまいりましたが,その中で浮き彫りになった
特徴
は,第1に,従来,
基本構想
に盛り込まれていた
重点目標
や
重点施策
が抽象化される一方で,市にとって都合のよい
理念
を並べ立てた作文になっていることです。本市が,
市民福祉
にかかわる
事業
をどう
位置づけ
,どう推進しようとするのかが全くぼかされてしまっているのです。
理事者
は,従来,
長期総合計画
ができ上がった後で
基本構想
をつくっていたのを,今回,逆にしたからやむを得ないと弁解していますが,なぜそうしたのか。
地方自治法
によって
議決事項
とされている
基本構想
に手足を縛られたくない,こういう
考え
が歴然としています。 第2の
問題点
は,
街づくり
の
基本
として,従来型の
都市膨脹政策
や
ゼネコン奉仕
型の
市街地改造計画
を踏襲し,推進しようとしていることです。
地球規模
での
環境保全
の問題を,口先だけでなく,真に本市の
取り組み
として
位置づけ
ようとするなら,
人口抑制
と
過密
の
防止
と
弊害
の
除去
,自然と調和した住
環境
の
整備
などが
基本
とされるべきであり,これまでの
開発優先
の
都市政策
の
転換
こそ求められているにもかかわらず,そのような
姿勢
が全く見られないのは問題であります。 第3の
問題点
は,今回の
改定案
に新たに盛り込まれた
パートナーシップ
などを標榜しての社会的な
費用
の
抑制
と適正な
負担
の確立という
考え方
が,結局,
市民
に新たな
負担
と我慢を押しつけ,
市民福祉
の
事業
に大なたを振るう
政府主導
のにせものの
行財政改革
を推し進めようとするものだということです。 次に,私が
総務委員会
でも指摘した
改定案
の具体的な
問題点
について,その主なものに触れてみたいと思います。 まず,本市が取り組むべき
重点施策
が抽象化された一方で,求められる
市民像
,あるべき
市民協力
などが盛り込まれるなど,
基本構想自体
が変質させられていること,
市民
の求めるものに市がどうこたえようとするのかという従来の組み立てから見ると,逆立ちしたものになっているということです。 次に,現在の
基本構想
や
長期総合計画
のもとでの本市の
現状
をどう総括し,その教訓をどう生かそうとしているのかが全く不明だということです。2020年の本市の
人口
を
現状
から30万人増の 210万人としていますが,過去の
見直し
に当たって検討された
水資源
など資源問題や,河川の
汚濁防止
など
環境保全
問題,道路や地下鉄の
混雑度
など
交通容量
,こういった問題を踏まえた
許容人口
がどうなのかが資料としても全く出されず,それに基づく
適正人口
についての議論もないまま
改定案
がつくられたのは異例と言わなければなりません。 次に,「
北方圏
の
拠点都市
」としての
位置づけ
の中で,国際平和に寄与するとしながら,
非核平和都市
として,
核兵器廃絶
に向けた本市のリーダーシップが明記されていないことも問題であります。 次に,
市民
に
負担
や
責任
を適正に担ってもらうという
表現
で,
市民
に新たな
負担
と
協力
を求めている問題ですが,
市民
が「
福祉
などの
サービス提供
の主体となる」とまで言い切った上で,「
市民
・
企業
・
行政
が
相互補完
的に社会的な機能を果たしていく」とか,「
パートナー
となって
まちづくり
に取り組む」などと
展開
されています。
委員会
の
質疑
などで,対等・平等の三者の協働などとの答弁もありましたが,
市民
が,
市長
や
議会
を選び,税金を払って
市政
を信託するという
議会制民主主義
のもとで,市と対等に
市民
が何かやらなければならないということになるのか。
市政
の主人公である
市民
の意向に沿う
市政
を目指して
行政
や
議会
が働かなければならないのであり,まして
企業
は
営利追求
の組織であり,それぞれの
役割
が違う中でこれをごっちゃにしてしまうことは,結果として,
行政
の
責任
と
役割
をあいまいにさせ,薄めるものと言わなければなりません。 「社会的な
費用
の
抑制
と適正な
負担
の確立に努める」として新たに起こした項目の中に,「
行政
においては,今後とも厳しい
財政事情
が続く」との記載がありますが,これは,
市民生活
や
中小企業
の実態を無視して,
サービス
を受ける者が
負担
して当然と,新たな
負担
を求める
考え方
を示すものです。これでは,
地方自治法
にも明記されている住民の安全,健康及び
福祉
を保持する自治体の使命はどうなるのか。
行政
の
責任放棄
にもつながることになりかねません。 一方で,
福祉
に関する
取り組み
に触れた「
暮らし
の安全と安心の保障」という項目の中では,
施策
の
大綱
として,「保健・医療・
福祉
の情報の
ネットワーク化
を図り,総合的な
サービス提供システム
を構築することにより,
市民
が多様な選択肢の中から最適な
サービス
を受けられる
体制づくり
を進める。」としているのみで,
市民
が求める
高齢者
や
障害者
,低
所得者
への
福祉
の
充実
や
児童福祉
の
取り組み
については,具体的な
施策
はもとより,その
位置づけ
も
方向
づけも何ら示されていないのです。 以上,申し上げてきたように,今回の
基本構想改定案
は,
市民
の願いに背を向け,
政府追随
・大
企業優遇
の
姿勢
を21世紀に向けてさらに強化するものと断ぜざるを得ないものであり,
市民本位
の
市政
への
転換
を求める我が党は,
市民
とともにこれに反対することを重ねて表明し,
討論
を終わります。 ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○
議長
(
柴田薫心
君) 次に,
鈴木健雄
君。 (
鈴木健雄
君
登壇
) ◆
鈴木健雄
君 私は,
民主党議員会
,
公明議員団
,
新政クラブ
,そして
自由民主党議員会
の4会派を代表して,
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号
札幌
市
基本構想改定
の件について,賛成の
立場
から簡潔に
討論
いたします。 提案された
基本構想改定案
は,
地方自治法
第2条第5項に定められております,その地域における総合的かつ
計画
的な運営を図るためのものという
構想
の目的にかなうものであり,また,提案に至る手続につきましても,
長期総合計画審議会
における論議の積み重ねや
市民意見等
に配慮されており,その
姿勢
,努力を認めるものであります。 本
改定案
は,
国際化
・
情報化
の一層の進展,
少子高齢化
の進行,
地球規模
での
環境保全
の高まりなど,
社会経済情勢
の
変化
に的確に対応するため,新たな
視点
に立った
街づくり
を進める必要があることから
見直し
を行ったとの提案でありました。 その
街づくり
の
基本
的な
方向
として,「
市民一人ひとり
の
暮らし
の
充実
とそれを支える
まちづくり
」「
環境
と調和した
活力
と
創造性
に富んだ
まちづくり
」の二つを挙げたことは,これまでの道路,上下水道など基礎的な
都市基盤整備重視
の
街づくり
から,本格的な
少子高齢化社会到来
に対応した
地域福祉
の
充実
や,
環境
低
負荷型社会
の構築の
必要性
などを十分見据えた
街づくり
の
姿勢
をあらわすものとして評価いたします。また,
地方分権
の
本格化
や
経済
の低成長が見込まれる中,
市民
の多様な
就業機会
の確保と社会的な
サービス確保
のため,
既存産業
はもとより,新しい
時代
に対応した
産業
を振興し,
経済
の
活性化
や
財政基盤
の強化を図るとしていることも一定の評価ができるところであります。 さらに,これからの
札幌
の
街づくり
を
展開
する上での
考え方
でありますが,
市民
意識やライフスタイルが多様化していく中で,私どもは,これまで以上に,
市民
や
企業
と
行政
がそれぞれの
役割
を担いながら,相互の信頼感に支えられた
街づくり
を進めること,すなわち
パートナーシップ
の確立が重要だと
考え
ております。 本
改定案
では,「目標実現のための
基本
方針」として「人づくりを重視し,
市民
の活動を支援する」「多様なネットワークを確保し,連携を強化する」など四つの方針が挙げられ,
市民
・
企業
・
行政
の
役割
分担の明確化や産・学・官の連携強化等がうたわれており,それは,私たちの
考え方
と共通するところであります。 なお,今後この
基本構想
に基づいて新しい
長期総合計画
が策定されると思いますが,その
具体的施策
の検討,
展開
の中で論議を深めていただきたい点について,以下,何点か要望いたします。 第1に,この
基本構想
は,今後20年の長きにわたって
札幌
市の進むべき
方向
を示す指針となるものでありますから,抽象的な
表現
が多く,具体的な
事業
のイメージが浮かびにくいものとなっており,そのことは
基本構想
の性格上やむを得ないものと思います。しかし,
長期総合計画
につきましては,
基本構想
に基づいて
施策
が体系的に書き込まれる,より具体的な内容を持つものでありますから,
市民
にとってわかりやすい形になるよう要望したいと思います。 2点目は,
経済
問題についてであります。 先ほど申し上げましたように,
産業
の振興による
経済
の
活性化
は,
財政基盤
の弱い
札幌
市にとって重要な課題であります。特に,近年の長引く不況に加え,昨年11月の拓銀
経営破綻
に始まる
札幌
経済
の危機的な
状況
を
考え
たとき,
環境
という,これもまた重要な課題との調和を図りながら,どう
経済
の
活性化
を進めていくべきかという問題について,
具体的施策
の検討,
展開
の中で十分論議を深めていただきたいと
考え
ています。 3点目は,少子化の進行への対応であります。 少子化の進行は,子供同士の交流の機会を減少させ,子供の社会性が育ちにくくなるなど,子供自身の健やかな成長にとって問題であるだけでなく,社会全体の
活力
の低下や世代間
負担
の格差拡大なども懸念されることから,20年,あるいはもっと先を見据えた
街づくり
を
考え
る上では大きな課題なのではないかと
考え
ます。 子供を持ちたいと望む人が安心して産み育てられるようにするにはどうすればよいか,また,暴力の風潮が強まりつつある社会の中で,子供たちをどう健やかに育てていくかといったことを十分検討され,
施策
に反映されるよう要望いたします。 最後に,今後の
長期総合計画
策定に当たっては,
市民意向
の把握にさらに努めていただくよう要望して,
討論
を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○
議長
(
柴田薫心
君) 次に,山口たか君。 (山口たか君
登壇
) ◆山口たか君 私は,ただいまより,
市民ネットワーク
北海道
を代表し,
議案
第43号から第45号に反対,97年第4回
定例会
の
議案
第5号
札幌
市
基本構想改定
の件に賛成の
立場
から簡潔に
討論
いたします。 初めに,
基本構想
についてです。 21世紀の本市の進むべき新たな
方向
の指針となる
基本構想
は,世界に類を見ないスピードで進行する高齢化や地球
環境
問題への対応が最優先課題であって,これまでの戦後50年の社会
システム
の大
転換
なしに展望は開かれないという認識のもとに作成されなければならないと
考え
ます。 このたび提案されました本市の
基本構想
を子細に検討してみますと,
転換
や
変化
という言葉は見られるものの,目指すべき将来の
都市像
については,1971年策定の
基本構想
にあった「
北方圏
の
拠点都市
」「新しい
時代
に対応した
生活都市
」の2点を踏襲しており,さきに述べました認識が希薄であると
考え
ます。その
都市像
の意味合いについては,
時代
によって
変化
し,
時代
にふさわしい解釈を与えていくものということですが,
街づくり
に
市民
の参画を求める以上,
都市像
についても,
市民
が共通の認識を持てるようわかりやすくすることが大切なことと
考え
ます。 また,東京都では「千客万来
都市
」を,福岡市は「アジアの見える福岡」を標榜していることからわかるように,現在,各
都市
は,
街づくり
に当たって個別化を図り,街の個性や魅力の創出に力を入れております。こうしたことが,
企業
の進出や観光の振興にインセンティブを与えています。本市の
基本構想
は,そのような積極性に欠けていると言わざるを得ません。 また,
長期総合計画審議会
の答申書を見ますと,
札幌
市の現況と将来展望という中で,
地球規模
での
環境
問題とエネルギー制約の進行,財政的な制約の進行,
地方分権
の推進が盛り込まれています。しかし,この
基本構想
には,エネルギー制約の発想が薄く,エネルギーの有効利用が盛り込まれているのみです。現在,作成中の
環境
基本
計画
と比べても,後退の感が否めません。財政問題についても,一言,「
行財政改革
」と触れられているのみであり,
地方分権
については触れられておりません。 一方,
行政
・
市民
・
企業
の信頼感に支えられた
パートナーシップ
という
理念
,また非営利的な
市民活動団体
,いわゆるNPOについて盛り込まれたことは評価をいたします。さらに,NPOを
行政
の下請とは
考え
ていない,対等・平等の
パートナーシップ
であるというふうに
委員会
において答弁がありました。 ただ,信頼
関係
を保障するには,
行政
の情報公開(ディスクロージャー)と政策形成過程への
市民
参画を大きな柱とすべきですが,
基本構想
からそれらを読み取ることはできません。過去の
基本構想
にないこれらの概念は,21世紀の
経済
社会
システム
を
転換
する概念であり,大変重要であると
考え
ております。 以上,
問題点
と評価できる点を述べてまいりました。
基本構想
は,
市政
全般を対象にしていることから,総花的,抽象的にならざるを得ない側面があることは理解いたしますし,本
議案
には賛成いたしますが,全面賛成ではないことを改めて申し添えますとともに,今後,
基本構想
の具体化として
長期総合計画
,さらには実施
計画
である5年
計画
で,ディスクロージャーやNPOとの連携・支援,
環境
政策などを明確に
位置づけ
ることが大変重要で,強く求めるものです。 次に,
議案
第43号から第45号までの
仮称
第5
清掃工場
工事
契約
締結の件ですが,これまでも申し上げておりますように,リサイクル,リユース,さらにはごみの発生
抑制
が大きな課題である現在,このような大規模な焼却工場の建設自体,問題であり,ごみの焼却主義から脱却すべきであります。 したがって,
議案
3件には反対をいたします。 以上で私の
討論
を終了いたします。(拍手) ○
議長
(
柴田薫心
君) 以上で
討論
を終結し,採決に入ります。
この場合,分割して採決を行います。 まず,
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号を問題といたします。 本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立) ○
議長
(
柴田薫心
君) 起立多数であります。よって,
平成
9年第4回
定例市議会議案
第5号は可決されました。 次に,
議案
第43号から第45号までの3件を一括問題といたします。
議案
3件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。 (賛成者起立) ○
議長
(
柴田薫心
君) 起立多数であります。よって,
議案
第43号から第45号までの3件は可決されました。 ――
――――――――――――――――――
○
議長
(
柴田薫心
君) お諮りします。 本日の
会議
はこれをもって終了し,明2月26日から3月1日までは
議案
調査等のため休会とし,3月2日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
柴田薫心
君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。 ――
――――――――――――――――――
○
議長
(
柴田薫心
君) 本日は,これで散会いたします。 ――
――――――――――――――――――
散 会 午後1時34分 上記
会議
の記録に相違ないことを証するためここに署名する。 議 長 柴 田 薫 心 署名議員 道 見 重 信 署名議員 本 舘 嘉 三...
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