札幌市議会 > 1997-09-24 >
平成 9年第 3回定例会−09月24日-01号
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  1. 札幌市議会 1997-09-24
    平成 9年第 3回定例会−09月24日-01号


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    平成 9年第 3回定例会−09月24日-01号平成 9年第 3回定例会               平成9年   第3回定例会         札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 1 号 )               平成9年9月24日(水曜日)          ―――――――――――――――――――――――議事日程(第1号)  開会日時 9月24日 午後1時 第1 会期の件 第2 議案第1号から第31号まで(市長提出)          ――――――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 議案第1号 平成8年度札幌市各会計歳入歳出決算認定の件  議案第2号 平成8年度札幌病院事業会計決算認定の件  議案第3号 平成8年度札幌中央卸売市場事業会計決算認定の件  議案第4号 平成8年度札幌交通事業会計決算認定の件  議案第5号 平成8年度札幌高速電車事業会計決算認定の件
     議案第6号 平成8年度札幌水道事業会計決算認定の件  議案第7号 平成8年度札幌下水道事業会計決算認定の件  議案第8号 平成9年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第9号 札幌防災会議条例の一部を改正する条例案  議案第10号 札幌福祉地区及び福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例案  議案第11号 札幌市保健所及び保健センター設置条例の一部を改正する条例案  議案第12号 札幌体育施設条例の一部を改正する条例案  議案第13号 札幌図書館条例の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌消防本部及び消防署設置条例の一部を改正する条例案  議案第15号 札幌消防団条例の一部を改正する条例案  議案第16号 豊平区の分区に伴う関係条例の整理に関する条例案  議案第17号 札幌災害対策本部条例の一部を改正する条例案  議案第18号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案  議案第19号 札幌市民交流広場条例の一部を改正する条例案  議案第20号 札幌土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案  議案第21号 札幌地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案  議案第22号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案  議案第23号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案  議案第24号 専決処分承認の件(札幌特別職の職員の給与に関する条例の一部改正)  議案第25号 環状通改良(その1)工事請負契約締結の件  議案第26号 環状通換気所新設工事請負契約締結の件  議案第27号 川下公園温水利用型施設新築工事請負契約締結の件  議案第28号 厚別公園競技場改修(その1)工事請負契約締結の件  議案第29号 厚別公園競技場改修(その2)工事請負契約締結の件  議案第30号 公営住宅新築(その7)工事請負契約締結の件  議案第31号 市道の認定及び変更の件          ―――――――――――――――――――――――出席議員(69人) 議   長       柴 田 薫 心 君 副 議 長       富 田 新 一 君 議   員       高 橋 克 朋 君 議   員       勝 木 勇 人 君 議   員       鈴 木 健 雄 君 議   員       堀 川 素 人 君 議   員       新 山 やすし 君 議   員       大 嶋   薫 君 議   員       小 野 正 美 君 議   員       本 郷 俊 史 君 議   員       高 橋   功 君 議   員       宮 川   潤 君 議   員       中 嶋 和 子 君 議   員       田 中 昭 男 君 議   員       松 浦   忠 君 議   員       北 川 一 夫 君 議   員       横 山 光 之 君 議   員       馬 場 泰 年 君 議   員       宮 村 素 子 君 議   員       笹 出 昭 夫 君 議   員       佐々木   肇 君 議   員       三 上 洋 右 君 議   員       岩 木 みどり 君 議   員       畑 瀬 幸 二 君 議   員       大 西 利 夫 君 議   員       義 卜 雄 一 君 議   員       涌 井 国 夫 君 議   員       横 山 博 子 君 議   員       武 藤 光 惠 君 議   員       山 口 た か 君 議   員       道 見 重 信 君 議   員       上瀬戸 正 則 君 議   員       伊 藤 知 光 君 議   員       原 口 伸 一 君 議   員       千 葉 英 守 君 議   員       村 山 優 治 君 議   員       猪 熊 輝 夫 君 議   員       西 村 茂 樹 君 議   員       川口谷   正 君 議   員       小 田 信 孝 君 議   員       柿 崎   勲 君 議   員       生 駒 正 尚 君 議   員       佐々木 周 子 君 議   員       福 士   勝 君 議   員       宮 本 吉 人 君 議   員       武 市 憲 一 君 議   員       大 越 誠 幸 君 議   員       高 橋 忠 明 君 議   員       常 本 省 三 君 議   員       佐 藤 美智夫 君 議   員       加 藤   斉 君 議   員       丹 野   勝 君 議   員       本 舘 嘉 三 君 議   員       森   健 次 君 議   員       春 原 良 雄 君 議   員       荒 川 尚 次 君 議   員       飯 坂 宗 子 君 議   員       室 橋 一 郎 君 議   員       小 谷 俵 藏 君 議   員       山 田 信市郎 君 議   員       越 智 健 一 君 議   員       吉 野 晃 司 君 議   員       澤 木 繁 成 君 議   員       伊与部 敏 雄 君 議   員       湊 谷   隆 君 議   員       岡 本 修 造 君 議   員       常 見 寿 夫 君 議   員       高 橋 重 人 君 議   員       菅 井   盈 君  ――――――――――――――――――――欠席議員(なし)  ――――――――――――――――――――
    説明員 市長          桂   信 雄 君 助役          魚 住 昌 也 君 助役          石 原 弘 之 君 助役          大 長 記 興 君 収入役         伊 藤 忠 男 君 交通事業管理者交通局長 井 原 貴 男 君 水道事業管理者水道局長 平 賀 岑 吾 君 総務局長        佐々木 喜 四 君 企画調整局長      広 畑 民 雄 君 財政局長        米 田 耕一郎 君 市民局長        鈴 木 俊 雄 君 民生局長        吉 本 朗 生 君 衛生局長        上 村 友 也 君 環境局長        平 田 匡 宏 君 経済局長        高 橋   登 君 建設局長        瓜 田 一 郎 君 都市整備局長      松 見 紀 忠 君 下水道局長       島 田 一 功 君 建築局長        前 川 一 彦 君 市立札幌病院長     中 西 昌 美 君 消防局長        高 橋 彦 博 君 教育委員会委員長    牧 口 準 市 君 教育委員会教育長    千 葉 瑞 穂 君 選挙管理委員会委員長  長 岡 武 夫 君 選挙管理委員会委員   宮 口 健太郎 君 選挙管理委員会委員   関 口 英 一 君 人事委員会委員長    山 岡   暸 君 人事委員会事務局長   大 門 隆 司 君 監査委員        日 野 晃 輔 君 監査事務局長      淋 代 恒 芳 君  ――――――――――――――――――――事務局出席職員 事務局長        植 田 英 次 君 事務局次長       坪 田 玲 二 君 総務課長        山 内   馨 君 議事課長        土 屋   逞 君 調査係長        渡 辺 三 省 君 資料係長        高 橋 道 孝 君 議事係長        細 川 正 人 君 記録係長        前 野 保 雄 君 委員会一係長      木 村 義 広 君 委員会二係長      常 野 正 浩 君 書記          佐 藤 比登利 君 書記          高 佐 三緒子 君 書記          尾 形 英 樹 君 書記          今 井 一 行 君 書記          山 本 扶 美 君 書記          松 田 寛 司 君  ――――――――――――――――――――  〔午後1時開会〕 ○議長(柴田薫心君) ただいまから,本日をもって招集されました平成9年第3回札幌市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) 出席議員数は,63人であります。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) 本日の会議録署名議員として大越誠幸君,加藤 斉君を指名します。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長植田英次君) 報告いたします。  去る9月5日,人事委員会委員長から,職員の給与に関する報告及び勧告が提出されましたので,その写しを各議員控室に配付いたしました。  また,市長からは,法人の経営状況説明書が,監査委員からは,監査報告12件がそれぞれ提出されましたので,各議員控室に配付いたしております。  本日の議事日程及び請願・陳情受理付託一覧表は,お手元に配付いたしております。  以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) これより議事に入ります。  日程第1,会期の件を議題といたします。  (武市憲一君「議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長(柴田薫心君) 武市憲一君。 ◆武市憲一君 会期設定の動議を提出いたします。  すなわち,本定例会の会期を本日から10月27日までの34日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ただいまの武市議会運営委員長の動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,本定例会の会期は,本日から10月27日までの34日間と決定されました。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) 次に,日程第2,議案第1号から第31号までの31件を一括議題といたします。  いずれも市長の提出によるものです。  提案説明を求めます。  桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました諸案件につきまして,逐次,提案の趣旨とその概要をご説明申し上げます。  まず,平成8年度各会計決算につきまして,その概要をご説明申し上げます。  平成8年度予算は,北の理想都市サッポロの実現を目指す新しい5年計画初年度として,この計画に盛り込まれた種々の施策を着実に実施していくことを基本にして,六つの施策を柱に編成を行ったものであります。  この執行に当たりましては,収入につきましては,予算に計上された歳入の完全な確保に努めるとともに,支出につきましては,事業早期発注にも配慮しつつ,事業年度内完全執行を目標とし,最小の経費で最大の効果を上げるよう努めたところであります。  この結果,各会計とも予算計上事業をほぼ完全に執行し,所期の目標を達成することができたと考えております。  しかしながら,平成8年度の地方財政は,特別減税の継続による減収等もあり,大変厳しい状況の中で,特別の地方債の発行や交付税特別会計における借り入れ等を行うことで収支の均衡を図ったところであります。  本市におきましても,3年連続して減税補てん債財源対策債の発行を行ったところであり,加えて,国民健康保険事業交通事業健全化,さらには今後の市債償還本格化などの状況を考え合わせますと,一層慎重な財政運営を心がけていくことが必要であると認識しております。  このような中で,少子高齢化の進行などにより,社会経済状況が大きく変化することに伴い,新しい社会の要請に柔軟に対応できる行政システムの再構築が求められており,従来の行政改革取り組みに加えて,本市の事務事業全般にわたる再検討を行う事業評価プログラムを先般策定し,現在その取り組みを行っているところであり,引き続き積極的に行政改革推進を図ってまいりたいと考えております。  次に,主要事業の執行結果につきまして,六つの施策の柱に従い,その概要をご説明申し上げます。  第1に,自然と調和するさわやかなまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,環境保全対策の充実につきましては,環境保全に関する総合的な計画を策定するための基礎調査を引き続き行ったほか,環境プラザの建設に向けた基本構想の策定などを行いました。  次に,ごみの減量やリサイクル推進につきましては,その拠点施設となるリサイクルプラザ基本設計を行ったほか,資源物収集モデル事業実施地区の拡大を図りました。また,発寒破砕工場の建設に着手するとともに,第5清掃工場建設用地の取得やごみ埋立地の造成を行うなど,ごみ処理施設整備充実を図りました。  次に,都市緑化推進につきましては,緑豊かな潤いのある街づくりをより一層推進していくため,新・緑の基本計画の策定に向けて基礎的調査等を行いました。  次に,雪対策推進につきましては,雪さっぽろ21計画に基づき,幹線道路等排雪強化など除排雪水準の向上を図るとともに,坂道ヒーティング50カ所の整備など雪対策施設整備を促進しました。  次に,上下水道の整備につきましては,それぞれ新たな整備計画初年度として各施設整備に努め,その中で,水道事業では緊急貯水槽など災害対策施設整備下水道事業では創成川貯留管などを利用した雪対策施設整備にも力を注ぎました。  第2に,ともに支えあうあたたかなまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,防災対策の強化につきましては,平成10年度を目標に地域防災計画の総合的な見直しを進めるとともに,災害発生時に迅速に緊急態勢をとれるよう,施設資機材等整備を行いました。また,災害時の避難場所等となる公共施設等について耐震診断を行うとともに,災害時の消火用水を確保するための耐震性貯水槽整備等を行いました。  次に,福祉保健医療の充実につきましては,高齢者保健福祉計画など福祉にかかわる各計画に基づき積極的に事業推進しました。とりわけ高齢者保健福祉計画の3年次目として,ホームヘルプサービスにおける24時間巡回型サービスを新たに実施するとともに,保健婦等による訪問指導の充実などを図りました。  また,重度の全身性障害者在宅生活を支援するため介護料助成の充実を図るとともに,時間延長型保育サービス事業実施園をふやすなど子育て支援のための事業の拡充を図ったほか,地域福祉活動拠点となる福祉まち推進センター12カ所に対して新たに助成を行い,地域の方々が互いに助け合うネットワークづくり推進を図りました。
     次に,総合交通対策推進につきましては,パーク・アンド・ライド駐車場整備する民間事業者に対する資金の融資制度を新設するなど,人に優しい交通対策を引き続き推進しました。  第3に,市民の個性が輝くまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,芸術文化の振興につきましては,21世紀の芸術文化行政のビジョンの形成を目的とした基本構想を策定するとともに,札幌コンサートホール建設等を引き続き行いました。  次に,スポーツ・レクリエーションの充実につきましては,全天候型多目的施設の建設に向け設計・技術提案競技を実施したほか,大倉山ジャンプ競技場については,ジャンプ台の改修を進めるとともに,競技場の再整備のための基本設計を行いました。  次に,学校教育の充実につきましては,良好な教育環境整備するため,小学校1校を新築したほか,学校プール及び格技場等整備を進めました。  次に,社会教育の充実につきましては,生涯学習に対する市民ニーズにこたえる全市的施設となる生涯学習総合センター及び青少年活動拠点施設となる新青少年センターを建設するための基本設計を行いました。  また,青少年科学館については,施設機能の充実と新しい分野の導入を図った第2期整備を完了し,本年3月にリニューアルオープンしたところであります。  第4に,未来へはばたく活力あふれるまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,中小企業の振興につきましては,中小企業の経営安定のため,中小企業金融対策資金貸付金を増額するとともに,新たな雇用機会の創出と事業展開を促進するため,創業・独立開業支援資金貸付金を新設しました。  次に,農業の振興につきましては,都市型農業の振興を図るため,市民に安全で新鮮な農産物を提供する都市環境調和型の農業を引き続き支援しました。  次に,産業の活性化につきましては,老朽化狭隘化の進んだ大谷地流通業務団地の再整備に向けた調査を行ったほか,財団法人札幌国際プラザによる本市企業ビジネスサポートを行う世界貿易センターサッポロ開設等に対する支援を行いました。  第5に,世界と結ぶ心ときめくまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,風格ある都市空間整備につきましては,国際都市さっぽろの玄関口にふさわしい都市空間を創出するため,札幌駅南口の土地区画整理事業を引き続き行ったほか,公共交通機関の充実を図るため,地下鉄東西線延長工事を引き続き推進し,また,延長終点周辺地区整備のため用地確定測量等を行いました。  次に,国際交流推進につきましては,平成10年に開催が予定されている第8回北方都市市長会議幹事会を本市で開催しました。  次に,広域行政推進につきましては,石狩管内10市町村広域的連携強化等を図るため,札幌広域圏組合を設立するとともに,同組合が設置する札幌ふるさと市町村圏基金出資等を行いました。  さらに,第3次長期総合計画策定後の社会経済情勢の変化に対応して,新たな政策課題への取り組み施策体系の再構築を図るため,次期長期総合計画策定作業に着手しました。  第6に,市民とつくるみんなのまちサッポロの実現のための施策の成果であります。  まず,地域活性化推進につきましては,地域の住民活動及び地域コミュニティーの一層の推進を図るため,拓北・あいの里地区地区センターの建設に向けて設計に着手するとともに,厚別東地区などの連絡所地区会館整備を行いました。  次に,市民参加推進につきましては,市民から広く委員を公募して,街づくりサッポロ会議を引き続いて開催し,今後の街づくりに関する提言を受けました。  次に,市民サービスの充実につきましては,市民利便向上を目的として,地下鉄大通駅構内に諸証明の発行業務を行うサービスコーナーを設置するための整備を行ったほか,市民が利用する情報のシステム化に向けて,地域情報化構想を策定するための調査を行いました。また,本年11月4日の豊平区の分区による清田区の設置に向けて,区役所,保健センター消防署及び地区図書館を併設する複合施設の建設を引き続き行いました。  以上,平成8年度各会計事業執行の概要について申し上げましたが,議案第1号から第7号までの各会計決算につきましては,決算書のほかに歳入歳出事項別明細書決算説明書,その他の決算に関する書類及び監査委員審査意見書を添付しており,また,継続事業年度が終了した継続費につきましては,報告第1号及び報告第2号の精算報告書をあわせて提出しておりますので,詳細につきましては,これらを対照,検討の上,ご認定をいただきたいと存じます。  以上で,各会計決算の説明を終わりまして,次に,補正予算その他の諸案件の説明に入らせていただきたいと存じます。  初めに,議案第8号は,平成9年度札幌一般会計補正予算であります。  この内容は,第1に,新たに国庫補助の見通しを得たことなどにより早期の事業化を図るためのものであり,特別養護老人ホームの改築及び重症心身障害児施設増改築に対する補助金を追加するほか,軽費老人ホーム札幌琴寿園改修経費を追加するものであります。  なお,この改修につきましては,平成10年度までの2カ年にわたりますことから,継続費を設定するものであります。  補正の内容の第2は,新たに年度内予算措置の必要が生じたためのものであり,不足が生じる見込みとなった法人市民税還付金等を追加するほか,仮称)財団法人2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会に対して出捐をするものであります。  なお,この財団法人は,2002年に開催されるサッカーワールドカップ大会を運営する組織として,財団法人日本サッカー協会及び本市を含む10の開催自治体の出捐により設立される予定となっております。  以上によります一般会計歳入歳出予算補正総額は12億 579万 2,000円となり,この財源といたしましては,国庫補助金3億 4,429万 2,000円を充て,差し引き8億 6,150万円の一般財源につきましては,地方交付税及び繰越金をもって充てるものであります。  次に,議案第9号から第16号までは,いずれも,本年11月4日の豊平区の分区による清田区の設置に伴い,関係条例の一部を改正するものであります。  まず,議案第9号 札幌防災会議条例の一部を改正する条例案は,新たに清田区の区長及び消防団長防災会議委員に加えることなどから,その定数の上限を65人から80人に改めるものであります。  次に,議案第10号から第15号までは,清田区の設置に伴い,新たに福祉地区及び福祉に関する事務所保健センター体育館温水プール地区図書館消防署並びに消防団を設置するため,それぞれ関係条例の一部を改正するものであります。  なお,あわせて,議案第10号の札幌福祉地区及び福祉に関する事務所設置条例の一部を改正する条例案におきましては,保健と福祉の連携を図るため,各区の福祉部保健センターの組織を統合し新たに保健福祉部とすることに伴い,福祉に関する事務所の名称を変更することにしており,また,議案第12号の札幌体育施設条例の一部を改正する条例案におきましては,美香保体育館温水プールとしての利用を廃止し,競技室に変更するとともに,大倉山ジャンプ競技場の再整備に伴い,同競技場のリフトを廃止することにしております。  次に,議案第16号 豊平区の分区に伴う関係条例の整理に関する条例案は,分区に伴い,関係する8条例字句等を整理するものであります。  次に,議案第17号 札幌災害対策本部条例の一部を改正する条例案は,災害対策本部機能の強化・充実を図るための組織の見直しに伴い,区災害対策本部及び現地災害対策本部にかかわる規定を整備するものであります。  次に,議案第18号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案は,新たに北区に拓北・あいの里地区センターを設置することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。  なお,この地区センターは,本年12月下旬に開館する予定であります。  次に,議案第19号 札幌市民交流広場条例の一部を改正する条例案は,新たに清田区役所の隣接地に市民交流広場を設置することに伴い,その名称,使用料等を定めるものであります。  なお,この市民交流広場は,本年11月4日に開設する予定であります。  次に,議案第20号 札幌土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例案は,新たに新琴似駅前土地区画整理事業を実施するため,この事業の名称等を定めるとともに,事業の終了した土地区画整理事業について,その名称等を削り,これらの事業にかかわる審議会を廃止するものであります。  次に,議案第21号 札幌地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案は,本年6月以降に,新たに都市計画の決定または変更を行った里塚緑ケ丘北地区地区整備計画及び手稲東駅周辺地区再開発地区整備計画の区域内における建築物について,その用途,構造及び敷地に関する制限を定めるほか,建築基準法の改正に伴う所要の改正を行うものであります。  次に,議案第22号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案は,水道法施行令の改正等により,給水装置の構造及び材質の基準が明確化されたこと等に伴い,当該基準を規定している部分について所要の改正を行うものであります。  次に,議案第23号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案は,新たに手稲区に金山児童会館を設置することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。  なお,この児童会館は,本年12月中旬に開館する予定であります。  次に,議案第24号は,専決処分承認の件であります。  これは,市長,助役及び収入役の給与の一部を減額するための札幌特別職の職員の給与に関する条例の一部改正につきまして,早期に措置するため,去る8月13日に市長において専決処分をいたしましたので,これを報告し,承認を求めるものであります。  本市の職員が欠勤扱いで労働組合業務に従事していた問題に関連し,当該職員の給与の取り扱いにつきまして,これまでの私の市議会での答弁の中に誤解を招く表現があり,これにより本市に対する疑念や不信感を招きましたことから,私といたしましては,できるだけ早期にその責任を明らかにし,遺憾の意を表するため,助役,収入役も含め,給与の一部を減額することにいたしたものであります。  次に,議案第25号から第30号までは,いずれも工事請負契約締結の件であります。  まず,議案第25号は,環状通の改良工事であります。これは,北海道大学の構内を横断する環状通を地下トンネルとするもので,トンネル部の総延長は 730メートル,今回施工する部分の延長は 108メートルであります。  次に,議案第26号は,この環状通整備事業の一環として換気所を新設する工事でありまして,その規模は,鉄筋コンクリートづくり地上1階地下4階建てで,延べ面積は 5,561平方メートルであります。  次に,議案第27号は,川下公園温水利用型施設の新築にかかわる主体工事であります。これは,現在整備を進めている川下公園内に温泉を利用した複合健康増進施設を新設するもので,その規模は,鉄筋コンクリートづくり一部木造2階建てで,延べ面積は 2,999平方メートルであります。  次に,議案第28号及び議案第29号は,厚別公園競技場サイドスタンド等の改修にかかわる主体工事でありまして,その主な内容は,これまでの芝生席にかえて 9,398席のいす席を設けるものであります。  次に,議案第30号は,平岡南団地の新築にかかわる主体工事でありまして,戸数は 109戸,延べ面積は 9,660平方メートルであります。  以上6件の工事請負契約につきましては,地方自治法施行令第 167条の規定により指名競争入札を行いましたところ,各議案記載の請負業者が契約の相手方となりましたので,このたび,それぞれ請負契約を締結しようとするものであります。  このほか,議案第31号につきましては,議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。  なお,報告第3号及び報告第4号は,調停及び工事請負契約金額の変更にかかわる専決処分の報告であります。  以上で,ただいま上程をされました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長(柴田薫心君) お諮りします。  ただいま説明のありました議案31件のうち,議案第1号から第21号まで,議案第23号,議案第24号及び議案第31号の24件につきましては,議事の都合上,その議事を延期することとし,議案第22号及び議案第25号から第30号までの7件につきましては,これよりその議事を続行いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  これより,議案第22号及び議案第25号から第30号までの7件に対する質疑に入りますが,通告がありませんので,質疑を終結します。  (武市憲一君「議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長(柴田薫心君) 武市憲一君。 ◆武市憲一君 委員会付託の動議を提出いたします。  すなわち,ただいま議題とされております議案7件のうち,議案第22号を経済公営企業委員会に,議案第25号から第30号までの6件を建設委員会にそれぞれ付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ただいまの武市議会運営委員長の動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,議案第22号は経済公営企業委員会に,議案第25号から第30号までの6件は建設委員会にそれぞれ付託されました。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) ここで,報告いたします。  本日,生駒正尚君から,会議規則第62条第1項の規定による文書質問が提出されました。  理事者におかれましては,9月30日までに答弁書を提出されるよう求めます。  また,本日,松浦 忠君から,同じく文書質問が提出されました。  理事者におかれましては,9月29日までに答弁書を提出されるよう求めます。  〔質問趣意書は巻末資料に掲載〕  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明9月25日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ―――――――――――――――――――― ○議長(柴田薫心君) 本日は,これで散会いたします。  ――――――――――――――――――――       散 会 午後1時29分   上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。     議  長       柴   田   薫   心     署名議員       大   越   誠   幸     署名議員       加   藤       斉...