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平成 8年第 1回定例会−03月06日-05号

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  1. 札幌市議会 1996-03-06
    平成 8年第 1回定例会−03月06日-05号


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    最終取得日: 2024-09-10
    平成 8年第 1回定例会−03月06日-05号平成 8年第 1回定例会                平成8年  第1回定例会         札 幌 市 議 会 会 議 録 ( 第 5 号 )               平成8年3月6日(水曜日)          ─────────────────────── 〇議事日程(第5号)  開議日時 3月6日 午後1時 第1 議案第64号から第76号まで(市長提出)  請願第17号及び請願第18号  陳情第12号,陳情第34号,陳情第36号,陳情第42号,陳情第43号,陳情第47号,陳情第59号及び陳情第66号から第68号まで   (25件に対する委員長報告等) 第2 議案第77号(市長提出)          ─────────────────────── 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第64号 札幌精神障害者社会復帰施設条例案  議案第65号 札幌市営住宅条例の一部を改正する条例案  議案第66号 財産取得の件(廃棄物埋立用地
     議案第67号 財産取得の件(雪たい積場用地)  議案第68号 財産取得の件(都市環境緑地用地)  議案第69号 財産取得の件(学校用地)  議案第70号 財産取得の件(住宅団地用地)  議案第71号 市道認定変更及び廃止の件  議案第72号 二級河川指定変更についての意見に関する件  議案第73号 平成年度札幌一般会計補正予算(第6号)  議案第74号 平成年度札幌土地区画整理会計補正予算(第2号)  議案第75号 平成年度札幌公債会計補正予算(第6号)  議案第76号 平成年度札幌下水道事業会計補正予算(第3号)  請願第17号 白石区内地下鉄全駅にエレベーター設置を求める請願  請願第18号 北区内地下鉄全駅にエレベーター設置を求める請願  陳情第12号 ウタリ生活館建設を求める陳情  陳情第34号 あいの里地域地区センター等集会施設早期建設を求める陳情  陳情第36号 拓北・あいの里地区地区センター建設を求める陳情  陳情第42号 高層マンションによる日照被害等に関する陳情  陳情第43号 あいの里コミュニティ施設建設等を求める陳情  陳情第47号 職員綱紀粛正に関する陳情  陳情第59号 精神障害者社会復帰社会福祉施策充実に関する陳情  陳情第66号 地下鉄全駅にエレベーター設置を求める陳情  陳情第67号 地下鉄全駅へのエレベーター設置に関する陳情  陳情第68号 地下鉄全駅にエレベーター設置を求める陳情 日程第2 議案第77号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件 追加日程 意見書案第3号 寒冷地手当支給水準維持に関する意見書  意見書案第4号 JR採用問題の早期解決を求める意見書  意見書案第5号 日本鉄道共済年金格差是正に関する意見書  意見書案第6号 薬害エイズ問題に関する意見書  意見書案第7号 公的介護保険制度の導入に関する意見書  決議案第1号 国内航空運賃の改定に関する決議          ─────────────────────── 〇出席議員(68人) 議   長       柴 田 薫 心 君 副 議 長       澤 木 繁 成 君 議   員       高 橋 克 朋 君 議   員       勝 木 勇 人 君 議   員       鈴 木 健 雄 君 議   員       堀 川 素 人 君 議   員       新 山 やすし 君 議   員       大 嶋   薫 君 議   員       北 川 一 夫 君 議   員       小 野 正 美 君 議   員       本 郷 俊 史 君 議   員       高 橋   功 君 議   員       宮 川   潤 君 議   員       中 嶋 和 子 君 議   員       田 中 昭 男 君 議   員       松 浦   忠 君 議   員       横 山 光 之 君 議   員       馬 場 泰 年 君 議   員       宮 村 素 子 君 議   員       笹 出 昭 夫 君 議   員       佐々木   肇 君 議   員       三 上 洋 右 君 議   員       岩 木 みどり 君 議   員       畑 瀬 幸 二 君 議   員       大 西 利 夫 君 議   員       義 卜 雄 一 君 議   員       涌 井 国 夫 君 議   員       横 山 博 子 君 議   員       武 藤 光 惠 君 議   員       山 口 た か 君 議   員       道 見 重 信 君 議   員       上瀬戸 正 則 君 議   員       伊 藤 知 光 君 議   員       原 口 伸 一 君 議   員       千 葉 英 守 君 議   員       村 山 優 治 君 議   員       猪 熊 輝 夫 君 議   員       西 村 茂 樹 君 議   員       川口谷   正 君 議   員       小 田 信 孝 君 議   員       柿 崎   勲 君 議   員       生 駒 正 尚 君 議   員       佐々木 周 子 君 議   員       福 士   勝 君 議   員       宮 本 吉 人 君 議   員       武 市 憲 一 君 議   員       大 越 誠 幸 君 議   員       高 橋 忠 明 君 議   員       常 本 省 三 君 議   員       佐 藤 美智夫 君 議   員       加 藤   斉 君 議   員       富 田 新 一 君 議   員       丹 野   勝 君 議   員       本 舘 嘉 三 君 議   員       森   健 次 君 議   員       春 原 良 雄 君 議   員       荒 川 尚 次 君 議   員       飯 坂 宗 子 君 議   員       室 橋 一 郎 君 議   員       小 谷 俵 藏 君 議   員       山 田 信市郎 君 議   員       越 智 健 一 君 議   員       伊与部 敏 雄 君 議   員       湊 谷   隆 君 議   員       岡 本 修 造 君 議   員       常 見 寿 夫 君 議   員       高 橋 重 人 君 議   員       菅 井   盈 君  ──────────────────
    欠席議員(1人) 議   員       吉 野 晃 司 君  ────────────────── 〇説明員 市長          桂   信 雄 君 助役          魚 住 昌 也 君 助役          田 中 良 明 君 助役          石 原 弘 之 君 収入役         伊 藤 忠 男 君 交通事業管理者交通局長 土 榮 勝 司 君 水道事業管理者水道局長 平 賀 岑 吾 君 総務局長        大 長 記 興 君 企画調整局長      井 原 貴 男 君 財政局長        米 田 耕一郎 君 市民局長        前 川 一 彦 君 民生局長        佐々木 利 幸 君 衛生局長        上 村 友 也 君 環境局長        平 田 匡 宏 君 経済局長        鈴 木 俊 雄 君 建設局長        瓜 田 一 郎 君 都市整備局長      広 畑 民 雄 君 下水道局長       松 見 紀 忠 君 建築局長        西 村 公 男 君 市立札幌病院長     手 戸 一 郎 君 消防局長        中 谷 多 宏 君 教育委員会委員     村 田 忠 良 君 教育委員会教育長    藤 島   積 君 選挙管理委員会委員長  長 岡 武 夫 君 選挙管理委員会委員   宮 口 健太郎 君 人事委員会委員長    山 岡   暸 君 人事委員会事務局長   大 門 隆 司 君 監査委員        谷 口 政 範 君 監査事務局長      三 上 重 之 君  ────────────────── 〇事務局出席職員 事務局長        入 江 一 郎 君 事務局次長       植 田 英 次 君 総務課長        小 村 雅 彦 君 議事課長        土 屋   逞 君 調査係長        渡 辺 三 省 君 資料係長        高 橋 道 孝 君 議事係長        細 川 正 人 君 記録係長        前 野 保 雄 君 委員会係長      山 本 祥 一 君 委員会係長      常 野 正 浩 君 書記          佐 藤 比登利 君 書記          高 佐 三緒子 君 書記          鈴 木 和 弥 君 書記          尾 形 英 樹 君 書記          今 井 一 行 君 書記          山 本 扶 美 君  ──────────────────  〔午後1時開議〕 ○議長柴田薫心君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,67人であります。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) 本日の会議録署名議員として岩木みどり君,田中昭男君を指名します。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長入江一郎君) 報告いたします。  吉野晃司議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届出がございました。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕  ────────────────── ○議長柴田薫心君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第64号から第76号までの議案13件,並びに請願第17号及び第18号の請願2件,並びに陳情第12号,第34号,第36号,第42号,第43号,第47号,第59号及び第66号から第68号までの陳情10件,以上25件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 畑瀬幸二君。  (畑瀬幸二登壇) ◎畑瀬幸二君 総務委員会に付託されました議案7件及び陳情4件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第67号 財産取得の件(雪たい積場用地)についてでありますが,主なる質疑として,今回取得予定雪堆積場については,夏は公園として複合利用を予定しているが,どこが主体となって管理するのか。また,地域バランス考え当該地を選定したとのことだが,全市的な取得計画はどのようになるのか。公園として市民が利用開始できる時期は,いつごろになるのか。また,今回のケースの逆のケースとして,既存公園を冬は雪堆積場に使用できるのではないか。取得予定地に隣接する旧発寒川用地民有地も一体とした利用が望まれるが,これらの土地の取得についてどのように取り組んでいるのか。今後の雪堆積場取得に当たり,用地選定の条件をどのように考えているのか。大規模な雪堆積場整備とは別に,小規模なものを数多く確保する必要があると思うがどうか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第69号 財産取得の件(学校用地)についてでありますが,主なる質疑として,八軒西小学校用地については,国から借用していたものを期限の到来により今回取得するとのことだが,他の学校用地で国から借用しているものはあるのか。また,取得するのではなく,借用期間の延長などの方策はないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  また,議案第66号,第68号,第70号,第73号中関係分及び第75号については,質疑討論はなく,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,陳情第12号 ウタリ生活館建設を求める陳情についてでありますが,主なる質疑として,建築後17年を経過する現在の生活館の現状をどのように認識しているのか。福祉的側面が強い現在のものに比べ,新生活館はどのような性格を持たせる考えなのか。新生活館は,アイヌ文化の伝承の場とすると同時に,本市観光ポイントの一つとしても位置づけるなど,当事者話し合いを持つべきと考えるがどうか。平成年度懇談会設置し,より多くの意見を反映させるとのことだが,構成員などはどのように考えているのか。また,ウタリ新法などの問題に対応するある程度長期のものとする考えはないのか。懇談会での検討と並行して,場所の選定等の具体的な取り組みも進めるべきと思うがどうか等の質疑がありました。  これらに対して理事者から,現在の生活館老朽化狭隘化が進んでおり,アイヌ文化の保存・継承の拠点として,新しい生活館必要性を強く認識している。このため,ウタリ関係者学識経験者等から成る懇談会平成年度の早い時期に設置し,幅広い意見を聞きながら取り組みを進めたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  最後に,あいの里地区等地区センター等建設を求める陳情第34号,第36号及び第43号の3件についてでありますが,主なる質疑として,地区センター設置基準として,人口規模はどのように考えているのか。大手企業や大学などが施設建設する際には,ある程度地域住民にも開放するよう話し合いを持つべきではないか。高齢化社会への対応なども考慮し,他の施設との複合化により,エレベーター設置すべきと思うがどうか。エレベーターについては,必要な経費の寄附がある場合には設置するなど,幾つかの方法地域に提示することも必要ではないか。一定の経費地区センター整備していくためには,エレベーター設置ではなく,設計の段階で高齢者等の使用する部屋を1階に配置すべきではないか。4月に予定されている篠路地区連合町内会の分割に伴い,あいの里地区への連絡所建設については,どのような検討がされているのか。また,この連絡所地区センターとの複合化考えていないのか。地域の声を聞き,既存地区センターにはない,あいの里のイメージアップにつながる設計も必要と思うがどうか。あいの里地区地区センターについては,具体的に新5年計画のどの時期に整備する考えなのか等の質疑がありました。  これらに対して理事者から,既存施設との距離や単位町内会の数などを考慮し,あいの里地区地区センター建設が必要と認識しており,北区役所などとも十分協議を重ね,新5年計画の早い時期に具体化したい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,環境消防委員長 道見重信君。  (道見重信登壇) ◎道見重信君 環境消防委員会に付託されました議案2件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第76号 平成年度札幌下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが,主なる質疑として,民間においては徐々に景気回復感が出てきた中,さらなる景気対策として,可能な限り債務負担行為増額すべきではないのか。また,新年度の工事についても,4月早々から発注すべきと思うが,どのように考えているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第73号 平成年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,厚生委員長 猪熊輝夫君。  (猪熊輝夫登壇) ◎猪熊輝夫君 厚生委員会に付託されました議案2件及び請願陳情6件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第64号 札幌精神障害者社会復帰施設条例案についてでありますが,主なる質疑として,今回設置される施設について,事業開始に向けてのスケジュールはどのようになっているのか。また,施設利用者募集方法及び応募の見込みは,どうなっているのか。精神障害者授産施設以外に,法律に基づく社会復帰施設にはどのようなものがあるのか。精神障害者社会復帰施設利用者数がいまだに少ないことから,施設の増設が望まれるが,今後,施設整備をどのように進めていく考えか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第64号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第73号 平成年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,保育所への措置率が伸び,年度途中の入所児童も増加したことから予算が不足することとなったが,この背景をどのように認識しているのか。低年齢児保育需要が高くなることは,年度当初から予測できたと思うが,私立保育所環境整備を含め,当初予算に十分盛り込むべきではなかったのか。生活保護を受けている世帯数世帯類型別の動向はどうなっているのか。また,今後の保護率の推移については,どのように見込んでいるのか。病院での付添い看護廃止した新看護体系への移行などが医療扶助費増加の要因となっているが,国の医療制度の改正をどのように受けとめているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第73号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,地下鉄駅へのエレベーター設置に関する請願第17号,第18号,陳情第66号,第67号及び第68号の5件についてでありますが,主なる質疑として,エレベーター設置の駅について,設置障害となっていることは何か。設置のために必要な民有地取得ができない場合は,次善の策としてどのような対応考えているのか。また,用地取得パーク・アンド・ライド駐車場整備事業に組み込んで行うことはできないのか。地下鉄駅へのエレベーター設置は,地下鉄需要喚起策経営安定化策の中に位置づけるとともに,国の障害者プラン本市障害者福祉計画に沿って推進していくべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  これらに対して理事者から,今後の地下鉄駅へのエレベーター設置については,市の用地ではなく民有地の中で行うこととなるため,時間を要することが予想されるが,より広い範囲で方法検討し,できる限り早急に整備していきたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,請願陳情5件は,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第59号 精神障害者社会復帰社会福祉施策充実に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,札幌精神障害者家族連合会に対して,いつから,どのような事業を対象に補助金を交付しているのか。補助金増額を求める声については,どのように受けとめているのか。精神保健福祉センター設置に当たっては,先進事例調査研究を進めていくべきと考えるがどうか。また,当事者家族会などの意見を反映させるための機関を設置してはどうか。今後,本市精神保健福祉に関する大綱的なプランを策定するためには,実態調査を十分行うことが必要ではないか。本市精神保健福祉相談指導業務実施体制は,どのようになっているのか。また,体制の充実強化に向けて具体的な人員配置組織整備を早急に進めていかなければならないと思うが,どう取り組んでいく考えなのか等の質疑がありました。
     これらに対して理事者から,札幌精神障害者家族連合会への補助金については,同連合会との連携を密にとりながら,事業内容に応じた増額に努めていきたいと考えている。精神保健福祉センター設置に関しては,新5年計画の中で事業に着手する考えであり,具体的な内容については,現在検討を進めている。また,運営方法については,関係者意見を聞きながら検討していきたい。精神保健福祉相談指導体制については,業務に従事する職員資質向上連携強化を図り,訪問指導相談業務の一層の充実強化に努めていきたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,陳情第59号は,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) 次に,建設委員長 三上洋右君。  (三上洋右登壇) ◎三上洋右君 建設委員会に付託されました議案5件及び陳情2件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第72号 二級河川指定変更についての意見に関する件についてでありますが,琴似川のほかに,都市小河川改修事業制度を活用できる河川は,本市にどのくらいあるのかとの質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第72号は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第73号 平成年度札幌一般会計補正予算(第6号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,除雪費が当初予算に対し,約45億円不足する見込みとのことだが,この額で春先の雪解け時までの十分な安全確保ができるのか。年度末までの降雪状況によっては,今回の補正では足りなくなる可能性もあると思うが,その場合の財源についてどう考えているのか。豪雪に備える財源として,除雪基金など基金の創設を考えたことがあるのか。豊平区真栄地区の雪捨て場における樹木の伐採について,業者に対する積極的な指導が必要だったのではないか。民間業者が許可なく樹木を伐採した行為は,森林法などの関係法規に一切抵触しないのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決の結果,議案第73号中関係分は,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第65号 札幌市営住宅条例の一部を改正する条例案議案71号 市道認定変更及び廃止の件及び議案第74号 平成年度札幌土地区画整理会計補正予算(第2号)についてでありますが,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,陳情第42号 高層マンションによる日照被害等に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,住民にとっては,いわば迷惑施設建設されるわけであるが,そのかわりに住民に対して何らかの利益を還元できるのか。本件は,建築基準法には適合しているが,建て主の姿勢が強硬であると受けとめられることから,もっと住民話し合い,要望を取り入れるよう指導を強めるべきではないか。今年度提出された中高層住宅をめぐる陳情は,いずれも住居系地域におけるものであったのに対し,本陳情近隣商業地域であるが,過去に近隣商業地域における紛争はなかったのか。もし仮に,同じ建て主が隣接した敷地に2棟の中高層建築物を同時に建てようとした場合,建築基準法上の取扱いはどのようになるのか。本件建物のように,建築基準法日影規制をそれぞれ単独ではクリアしているものであっても,2棟同時にごく近くに建設され,複合日影が問題となる場合については,円満解決に向け,建て主と住民との調整を積極的に図るべきではないか。また,こうした事例では,建築協定を含め,住民合意形成が図れる街づくりが今後必要になると思われることから,本市としては,どのような取り組み姿勢で臨むのか等の質疑がありました。  これらに対して理事者から,当地区は,本市の土地利用基本構想では,高度利用住宅地帯に位置づけられ,さらに近隣商業地域に指定されていることから,中長期的には,高密度の中高層住宅と商業・業務施設などが併存する地区へと変わっていくものと考える。また,建築基準法では,日影規制の対象は個々の敷地単位となっており,複合日影の規制はできないことになっている旨の答弁がありました。  討論を行いましたところ,共産党・飯坂委員から採択すべきものとの立場で意見の表明がありました。  続いて,採決を行いましたところ,陳情第42号は賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第47号 職員綱紀粛正に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,本件の場合,職員の私費で整備したのだから問題ないという意識が職員にあったと思うが,公有地の私物化につながる可能性もあることについて,市としてどのように考えていたのか。本市の公用地内につくられた職員の福利厚生のための施設として,どのようなものがあるのか。また,公用施設の敷地内に職員が私費で福利厚生施設整備している例は,本件のほかにもあるのか。造成した芝は,ゴルフにおけるパター練習用のグリーンをまねたものと聞くが,実際にグリーンとしての使用に耐えるものなのか等の質疑がありました。  討論を行いましたところ,共産党・飯坂委員から採択すべきものとの立場で,また,自民党・宮本委員からは不採択とすべきものとの立場で意見の表明がありました。  続いて,採決を行いましたところ,陳情第47号は賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長柴田薫心君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,陳情第42号を問題といたします。  本件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立少数であります。よって,陳情第42号は不採択とすることに決定されました。  次に,陳情第47号を問題といたします。  本件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立少数であります。よって,陳情第47号は不採択とすることに決定されました。  次に,議案第64号から第76号までの議案13件,並びに請願第17号及び第18号の請願2件,並びに陳情第12号,第34号,第36号,第43号,第59号及び第66号から第68号までの陳情8件,以上23件を一括問題といたします。  議案13件を可決することに,請願2件及び陳情8件を採択することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,議案13件を可決することに,請願2件及び陳情8件を採択することに決定されました。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) 次に,日程第2,議案第77号を議題といたします。  本件は,市長の提出によるものであります。  提案説明を求めます。桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長(桂信雄君) ただいま上程をされました議案第77号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件につきまして,ご説明申し上げます。  本委員会の償却資産部会に属する委員であります佐々木正丞氏は,来る3月27日をもって任期満了となりますが,引き続き同氏を選任することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。  佐々木正丞氏は,昭和32年に北海道瓦斯株式会社に入社され,同社代表取締役専務等を歴任後,現在は,同社代表取締役社長をされており,平成2年3月から,本市固定資産評価審査委員会委員に就任されている方でありまして,固定資産評価に関する専門的知識に長じておられ,本委員会委員として適任と考えるものであります  以上で,ただいま上程をされました案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。 ○議長柴田薫心君) これより,質疑及び討論の通告がありませんので,採決に入ります。  本件に同意することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長柴田薫心君) 起立多数であります。よって,議案第77号は同意されました。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) ここで,日程に追加いたしまして,意見書案第3号 寒冷地手当支給水準維持に関する意見書意見書案第4号 JR採用問題の早期解決を求める意見書意見書案第5号 日本鉄道共済年金格差是正に関する意見書意見書案第6号 薬害エイズ問題に関する意見書及び意見書案第7号 公的介護保険制度の導入に関する意見書,並びに決議案第1号 国内航空運賃の改定に関する決議の6件を一括議題といたします。  いずれも全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  意見書案5件及び決議案1件の6件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,意見書案第3号から第7号まで,及び決議案第1号の6件は可決されました。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) ここで,陳情の特別委員会付託についてお諮りします。  各位のお手元に配付のとおり,陳情第76号及び陳情第77号の2件につきましては,第一部予算特別委員会に付託いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明3月7日から3月27日までは委員会審査等のため休会とし,3月28日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  ────────────────── ○議長柴田薫心君) 本日は,これで散会いたします。  ──────────────────      散 会 午後1時30分     上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。     議     長            柴 田 薫 心     署 名 議 員            岩 木 みどり     署 名 議 員            田 中 昭 男...