──────────────────
○議長(
柴田薫心君)
出席議員数は,66人であります。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) 本日の
会議録署名議員として
室橋一郎君,
武藤光惠君を指名します。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) ここで,
事務局長に諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(
入江一郎君) 報告いたします。
村山優治議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届出がございました。
監査委員から,
監査報告14件が提出されましたので,各
議員控室に配付いたしました。
本日の
議事日程,請願・
陳情受理付託一覧表及び陳情取下げ
一覧表は,お手元に配付いたしております。以上でございます。
〔
一覧表は
巻末資料に掲載〕
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) 次に,昨年12月13日の本会議において
本市選挙管理委員に当選されました
長岡武夫委員,
加藤隆司委員,
宮口健太郎委員及び
関口英一委員から,各位にご
あいさつしたい旨の申出がありますので,順次ご紹介します。
まず,
長岡委員。
◎
長岡武夫君 ただいまご紹介をいただきました
長岡武夫でございます。
さきの
平成7年第4回
定例議会におきまして,
本市選挙管理委員に選任をいただきました。大変光栄に存じております。
もとより微力ではございますが,
誠心誠意これから努めてまいりたい所存でございますので,
皆様方のご指導,ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして,
大変簡単措辞でございますが,ご
あいさつとさせていただきます。(拍手)
○議長(
柴田薫心君) 次に,
加藤委員。
◎
加藤隆司君
加藤隆司であります。
長岡委員同様,よろしくお願いをいたします。(拍手)
○議長(
柴田薫心君) 次に,
宮口委員。
◎
宮口健太郎君
市選管委員に選任されました宮口でございます。
どうか皆さんのご指導と協力を心からお願い申し上げまして,ご
あいさつにかえます。(拍手)
○議長(
柴田薫心君) 次に,
関口委員。
◎
関口英一君 同様に,選任をいただきました
関口英一でございます。
非力でございますけれども,全力を尽くしたいと存じますので,
皆様方のご指導をよろしくお願いいたします。(拍手)
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) これより議事に入ります。
日程第1,会期の件を議題といたします。
(
大越誠幸君「議長」と呼び,発言の許可を求む)
○議長(
柴田薫心君)
大越誠幸君。
◆
大越誠幸君
会期設定の動議を提出いたします。
すなわち,本
定例会の会期を本日から3月28日までの35日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(
柴田薫心君) ただいまの
大越議会運営委員長の動議に対し,所定の
賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。
動議のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,本
定例会の会期は,本日から3月28日までの35日間と決定されました。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) 次に,日程第2,
議案第1号から第76号までの76件を
一括議題といたします。
いずれも市長の提出によるものであります。
提案説明を求めます。
桂市長。
(
市長桂 信雄君登壇)
◎市長(
桂信雄君) ただいま上程をされました
平成8年度
予算を中心とする諸案件の説明に先立ちまして,市政を執行するに当たっての基本的な
考え方につきまして,
一言所信を申し述べさせていただきたいと存じます。
21世紀を目前に控えた現在,
高齢化,
国際化,
情報化などの著しい進展,また,
地方分権や
規制緩和などに象徴されます行政や経済の仕組みについての新しい
考え方が生まれてきているなど,本市を取り巻く
社会経済情勢は大きく変化しております。
札幌市は,今,このような時代の
情勢変化に柔軟かつ的確に対応しながら,21世紀において本市の果たすべき役割を踏まえ,北の
理想都市として個性と魅力にあふれ,活力に満ちた
街づくりを進めていかなければなりません。また,さきの阪神・
淡路大震災を貴重な教訓とし,市民のだれもが安心して暮らせる
街づくりをより一層進めていく必要があります。
このような
基本的認識に立って,このたび,新たに
平成8年度を
初年度とする第3次5年
計画を策定したところであります。この
計画は,西暦2000年度を
最終年度とし,まさに21世紀へのかけ橋となる重要な
計画となりますことから,北の
理想都市サッポロの実現を目指して,質の高い
計画的な
街づくりを進めるための課題に積極的に取り組むこととしているものであります。
次に,
平成8年度の
予算編成方針につきましてご説明申し上げます。
本市の
財政状況は,いわゆる
バブル経済崩壊後の景気の低迷により,
市税収入が大きく減少するなど,
財源面での厳しさが増す一方で,
高齢化社会への対応など多くの
財政需要を抱え,ここ数年,大変厳しい
財政運営を余儀なくされてきたところであります。
平成8年度においては,景気の回復が期待されているところではありますが,
特別減税の継続などにより,
市税等の
一般財源については低い伸びにとどまるものと見込まれますことや,
国民健康保険事業及び交通・
高速電車事業の
健全化を着実に進めていく必要がありますことなどから,引き続き厳しい
財政状況にあるものと認識しております。
したがいまして,これまでにも増して効率的・機動的な
財政運営に努める必要があり,そのためにも,
歳出面におきましては,
事務事業全般にわたっての
見直しや再構築を行うなど,昨年策定いたしました新
行政改革大綱に基づいて,引き続き
行政改革の積極的な推進に力を注いでいくことにしております。なお,
食糧費予算につきましては,いやしくも市民から誤解を招くことのないように,徹底した
見直しを図り,
必要最小限の額に削減をいたしました。
また,
歳入面におきましては,市税などにつきまして
収入率の向上に努めるほか,
必要最小限の範囲で
使用料・
手数料等の改定も行うなど,できる限りの
財源確保を図ったところであります。
このような厳しい
財政環境の中ではありますが,
平成8年度が,先ほど申し上げました第3次5年
計画がスタートする重要な年であることを踏まえまして,将来につながる施策について積極的な取り組みを行うとともに,
市民生活の各分野にわたる従来からの継続的な
事業につきましても,確実なレベルアップを図ることとしているものであります。
その結果,
平成8年度の各
会計当初
予算の規模は,
公債会計を除きまして,
一般会計 8,325億円,
特別会計 3,029億 7,520万円,
企業会計 3,332億 2,800万円,合計で1兆 4,687億 320万円となり,これを
平成7年度肉づけ後の
予算と比較しますと,その
伸び率は,
一般会計 5.0%の増,
特別会計 5.3%の増,
企業会計 2.4%の増,合計で 4.5%の増となるものであります。
次に,
議案1号から第18号までの各
会計予算の内容につきまして,
市政執行の目標として定めております六つの施策の柱に従い,その主要なものにつきまして,逐次ご説明を申し上げます。
その第1は,自然と調和するさわやかな
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,
環境保全対策の充実についてでありますが,昨年制定いたしました
環境基本条例の理念の実現に向けて,
環境保全に関する総合的な
計画を策定するための調査を継続して行うほか,
環境学習の
拠点施設となる
環境プラザ建設のための
基本構想の策定や
札幌にふさわしい
実効性のある
環境影響評価の
制度化に向けた調査,
フロン回収推進事業の実施など,
環境保全対策を積極的に進めることにしております。
また,ごみの減量や
リサイクルの推進を図るため,その
拠点施設となる
リサイクルプラザの
建設設計を行うほか,
資源物収集モデル事業の
実施地区を2地区から4地区に拡大するとともに,
ごみ処理体制の充実を図るため,
発寒破砕工場の建設に着手するほか,第5
清掃工場の建設に向けた
用地取得や
ごみ埋立地の造成など,
ごみ処理施設の
整備を引き続き行うことにしております。
次に,
都市緑化の推進につきましては,昭和57年の策定から14年を経過した
札幌市緑の
基本計画の内容を
見直して,緑豊かで潤いのある
街づくりをより一層推進していくため,新しい緑の
基本計画の策定に着手することにしております。
さらに,
雪対策の推進につきましては,雪さっぽろ21
計画に基づき,
幹線道路等の
排雪強化など
除排雪水準の向上や,50ヵ所の
坂道ヒーティング整備など
雪対策施設のより一層の充実を図ることにしております。
次に,上・
下水道の
整備につきましては,それぞれ新たな
整備計画の
初年度として,各
施設の
整備に努めることにしておりますが,その中で,
水道施設では
緊急貯水槽など
災害対策施設の
整備を,また,
下水道施設では
創成川融雪管建設などの
雪対策事業を引き続き行うことにしております。
その第2は,ともに支えあうあたたかな
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,
防災対策の強化につきましては,だれもが安心して暮らせる災害に強い
街づくりを進めるため,
地域防災計画の総合的な
見直しを進めるとともに,
災害発生時に迅速に
緊急体制がとれるよう
施設や
機材等の
整備を推進することにしております。また,災害時には
避難場所や
救護活動の拠点となる
公共施設や学校などについて
耐震診断を行うとともに,
地下鉄施設などについて必要な
耐震補強整備を順次行うことにしております。
この結果,
防災関連予算につきましては,
企業会計分も含めて前年度比4割増と大幅な伸びを確保したものであります。
次に,福祉・
保健医療の充実につきましては,だれでもが健康で生きがいを持って暮らせるように,
高齢者保健福祉計画など福祉3
計画を積極的に推進することにしております。特に,
高齢者保健福祉計画につきましては,実施の3
年次目として,ホームヘルプサービスにおける24時間
巡回型サービスを新たに実施するなどの内容の充実も図りながら,前年度比3割増と大幅な
事業費の増額を図りました。また,重度の全
身性障害者の
在宅生活を支援するため
介護料助成の充実を図るなど,
在宅障害者への支援を充実させるとともに,
病気回復期にある児童の
保育需要等の調査を行うほか,
延長保育の
実施園をふやすなど
子育て支援のための
事業の拡充を図ることにしております。
さらに,
総合交通対策の推進につきましては,
民間事業者に対する
パークアンドライド駐車場整備資金の
融資制度を創設するなど,一昨年から進めてまいりました人に優しい
交通対策を引き続き積極的に推進することにしております。
その第3は,市民の個性が輝く
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,
芸術文化の振興につきましては,
札幌芸術の森について,第3期
整備計画の
後期事業として,
造形館の建築や
野外美術館の拡張に着手するとともに,
平成9年夏のオープンを目指して,
札幌コンサートホールの建設を引き続き進めるほか,
子どもギャラリーの建設に向けての調査を行うことにしております。
次に,スポーツ・レクリエーションの充実につきましては,本市のスポーツ・イベント
施設の核として,ワールドカップサッカーやプロ野球などにも対応でき,一年を通じた利用が可能な全天候型多目的
施設を建設するための基本設計を行うほか,市民利用を促進し,観光拠点としての魅力を一層高めるため,大倉山ジャンプ競技場周辺の再
整備を行うための基本設計等を行うことにしております。
さらに,学校教育の充実につきましては,良好な教育環境を維持するため,新たに28学級以上の大規模校の解消を図ることとし,小学校1校を新築するほか,学校プールや格技場について引き続き
計画的な
整備を進めていくことにしております。
次に,社会教育の充実につきましては,生涯学習に対する市民のニーズにこたえるため,全市的な
拠点施設となる生涯学習総合センターを建設するための基本設計を行うとともに,より高度で体系的な学習機能を持つさっぽろカレッジの開設に向けた調査研究を行うことにしております。また,青少年活動の一層の促進を図るため,新青少年センターを建設するための基本設計を行うことにしております。
その第4は,未来へはばたく活力あふれる
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,中小企業の振興につきましては,景気の影響を受けやすい中小企業の経営安定化のため,中小企業金融対策資金貸付金を大幅に増額するとともに,新たな雇用機会の創出と
事業展開を促進するため,創業・独立開業支援資金貸付金を新設することにしております。
次に,農業の振興につきましては,都市型農業の振興を図るため,市民に安全で新鮮な農産物を提供する都市環境調和型の農業を引き続き推進するとともに,将来にわたり農地として保全すべき地域を明確にする農業支援ゾーンの指定に向けた調査を行うことにしております。
さらに,産業の活性化として,老朽化・狭隘化の進んだ大谷地流通業務団地の再
整備に向けた調査を行うほか,本市企業の
国際化に対応するため,財団法人
札幌国際プラザによる世界貿易センター連合への加盟と,世界貿易センター・サッポロの設置に対して補助を行うことにしております。
また,丘珠空港の滑走路延長問題につきましては,これにかかわる各種の課題について,さまざまな角度からの調査検討を引き続き行うこととし,空港周辺の
街づくりにかかわる基本調査や地元住民への説明会等を行うことにしております。
その5は,世界と結ぶ心ときめく
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,風格ある都市空間の
整備につきましては,国際都市さっぽろの玄関口にふさわしい都市空間を創出するため,
札幌駅南口地区土地区画整理
事業を引き続き行うほか,地下歩行空間ネットワークの主要幹線となる
札幌駅前通地下通路
整備の基本設計を行うことにしております。また,公共交通機関の充実として,地下鉄東西線の延長工事を引き続き行うほか,延長終点駅周辺地区の
整備のための用地確定測量等を行うことにしております。
なお,交通
事業の経営
健全化計画を着実に推進するため,
一般会計から交通
事業会計に2億 6,700万円を,
高速電車事業会計に 114億 6,300万円をそれぞれ繰り出すことにしております。
次に,国際交流の推進につきましては,北方都市市長会関連
事業として,
平成10年に予定されているハルビン会議に向けた幹事会を本市で開催するほか,エドモントン市で開催されるウインターネット小
委員会等に参加することにしております。
さらに,第3次長期総合
計画策定後の
社会経済情勢の変化に対応して,新たな政策課題への取り組みと施策体系の再構築を図るため,次期長期総合
計画の策定作業に着手することにしております。
その第6は,市民とつくるみんなの
まちサッポロに向けての施策であります。
まず,地域活性化の推進につきましては,コミュニティ
施設の
整備として,拓北・あいの里地区における地区センターの建設に着手するほか,厚別東地区及び福住地区に連絡所・地区会館を,拓北・あいの里地区に連絡所をそれぞれ新設するとともに,簾舞連絡所・地区会館の改築を行うことにしております。
次に,市民参加の推進につきましては,市民の皆様から市政に関する自由な提言をしていただくため,
街づくりサッポロ会議を引き続き開催することにしております。
さらに,市民サービスの充実として,市民が利用する情報のシステム化に向けた調査を行い,地域
情報化推進のための構想を策定するほか,
平成9年11月の豊平区の分区に向けて,区役所,保健センター等の建設を引き続き行うことにしております。
以上で,
市政執行の目標とこれに基づく主要施策についての説明を終わり,次に,歳入の主なものにつきましてご説明を申し上げます。
まず,市税につきましては,
特別減税の継続や土地にかかわる固定資産税の税負担の緩和措置などの税制改正による減収が見込まれますものの,個人市民税の総所得の伸びや固定資産税の新築家屋の増などから,前年度比 2.5%増の 2,857億円を計上しております。
次に,地方交付税につきましては,
平成8年度の地方財政
計画等を勘案して,前年度比10.1%増の 1,090億円と見込み,その全額を計上しております。
次に,市債につきましては,後年度における財政負担にも十分配慮しながら,その有効な活用を図ることとし,住民税減税による減税補てん債約 170億円を含めて,前年度比24.0%増の約 1,180億円を計上しております。
以上のほか,その他の歳入につきましても可能な限り計上しているところでありますが,なお不足する財源を補てんするため,財政調整基金30億円を取り崩すことにしております。
次に,
使用料・
手数料等につきましては,
議案第19号から第50号までの各
条例案に関連いたしますので,一括してご説明を申し上げます。
まず,
使用料・手数料につきましては,今回改定いたしますものの大部分が
平成4年度以降据え置かれているものでありまして,今後とも市民サービスを安定的に提供していくため,また,受益者負担の適正化を図るという観点から,この4年間における維持管理費や事務処理経費の増加などを勘案して,行政の効率化や経費の節減を図った上で,なお必要となる最小限の範囲での改定を提案したところであります。
次に,国民健康保険料につきましては,これまでも可能な限りその軽減に努めてきたところでありますが,
平成8年度につきましては,総医療費が前年度比 9.0%の増と見込まれる中で,保険料の軽減のために
一般会計から約 142億円の繰入れを行い,1世帯当たりの平均保険料を前年度と同額にするほか,中間所得層の負担を緩和するため,保険料賦課限度額を47万円から50万円に引き上げることにしております。
なお,この結果,国民健康保険
会計における累積赤字解消分などを含めた
一般会計繰入金の総額は,これまでで最高の約 241億円となったものであります。
また,保育料につきましては,保育経費の増加による国の基準の改定や他都市の状況等を勘案し,多子世帯の負担軽減の拡充などを図った上で,平均2.75%増の改定を行うことにしております。
以上で,
平成8年度各
会計予算の説明を終わりますが,
予算に計上いたしましたすべての
事業につきまして全力を挙げて執行し,市民の負託にこたえてまいる所存であります。
次に,各
会計の
予算及び補正
予算以外の一般
議案につきましてご説明を申し上げます。
まず,
議案第19号から第50号まで,
議案第52号,
議案第53号及び
議案第57号から第62号までは,ただいまご説明いたしました各
会計予算に関係するものであり,いずれも以上の説明あるいは
議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,これらにつきましての説明は省略させていただきます。
次に,
議案第51号は,
札幌市
地方精神保健福祉審議会条例案であります。
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の大都市特例に関する規定が本年4月1日から施行され,精神保健及び精神障害者の福祉に関する事務が指定都市に委譲されることに伴い,本市に付属機関として地方精神保健福祉審議会及び精神医療審査会を置くことになります。
本案は,同法の規定に基づき,
札幌市地方精神保健福祉審議会の運営に関し必要な事項を定めるものであります。
また,
議案第54号
札幌市
特別職の職員の給与に関する
条例の一部を改正する
条例案は,地方精神保健福祉審議会及び精神医療審査会の委員の報酬を定めるものであります。
次に,
議案第55号は,
札幌市民交流広場条例案であります。
これは,市民に多様な憩いと集いの場を提供することにより,地域住民のコミュニティ活動の助長と都市における市民の交流の促進を図るため,厚別区厚別中央1条5丁目に市民交流広場を設置し,その管理運営に関し必要な事項を定めるものであります。
なお,この
施設は,本年5月上旬に開設する予定であります。
次に,
議案第56号は,
札幌国際交流館条例案であります。
これは,市民と外国人がスポーツ,文化活動等を通じて相互理解と親善を深めることにより国際交流を推進するため,白石区本通16丁目南に
札幌国際交流館を設置し,その管理運営に関し必要な事項を定めるものであります。
なお,この
施設は,本年4月1日に開館する予定であります。
次に,
議案第63号
札幌市
児童福祉施設設置条例の一部を改正する
条例案は,琴似保育園及び琴似乳児保育園を乳幼児併設
施設として統合するものであります。
次に,
議案第64号は,
札幌市
精神障害者社会復帰施設条例案であります。
これは,精神障害者の社会復帰の促進及び自立と社会経済活動への参加の促進を図るため,主として作業訓練及び指導を行う
施設として,白石区川北に精神障害者授産
施設を設置し,その管理運営に関し必要な事項を定めるものであります。
なお,この
施設は,本年4月1日に開館する予定であります。
次に,
議案第65号
札幌市営住宅条例の一部を改正する
条例案は,被災市街地復興特別措置法の制定に伴い,大規模災害による被災者にかかわる市営住宅の入居者資格の特例を定めるものであります。
このほか,
議案第66号から第72号までにつきましては,
議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。
なお,報告第1号は,調停にかかわる専決処分の報告であります。
次に,
議案第73号から第76号までは,
平成7年度
予算の補正に関する
議案であります。
まず,
議案第73号
平成7年度
札幌市
一般会計補正予算でありますが,社会福祉費 3,000万円,児童福祉費2億 1,900万円及び生活保護費5億 7,100万円は,扶助費の追加でありまして,これは,主に件数あるいは単価の増により不足を生じる見込みとなることによるものであります。
次に,道路橋りょう費37億 7,000万円は,昨年来の記録的な豪雪により除雪費に大幅な不足が見込まれますことから,所要の経費を追加するものであります。
次に,消防費 7,992万円は,
防災対策の一環として,新たに国の補助の見通しを得ましたことから,耐震性貯水槽を
整備するための経費を追加するものであります。
以上によります
一般会計歳入歳出
予算の補正総額は46億 6,992万円となり,この財源といたしましては,国庫負担金等の特定財源6億 2,555万円を充て,差引き40億 4,437万円の
一般財源につきましては,地方交付税をもって充てるものであります。
次に,繰越明許費でありますが,これらは,工事が冬季間となることなどにより,
事業の年度内執行が困難と予想されますことから,
事業費の一部を翌年度に繰り越すものであります。
次に,債務負担行為でありますが,これらは,国庫債務負担行為としての公共
事業の追加に伴い,また,工事の早期発注により
事業実施の平準化を図るための,いわゆるゼロ市債として,道路新設改良等につきまして債務負担行為を設定するものであります。
次に,
議案第74号
平成7年度
札幌市
土地区画整理会計補正予算でありますが,繰越明許費は,
札幌駅南口地区土地区画整理
事業にかかわる移転補償につきまして,権利者との調整に時間を要し,
事業の年度内執行が困難と予想されますことから,
事業費の一部を翌年度に繰り越すものであります。また,これとあわせて,
平成9年度での支出が見込まれる分につきまして債務負担行為を設定するものであります。
次に,
議案第75号
平成7年度
札幌市
公債会計補正予算でありますが,これは,整理
会計として,このたびの
一般会計補正予算に伴う市債を整理するものであります。
次に,
議案第76号
平成7年度
札幌市
下水道事業会計補正予算でありますが,これは,いわゆるゼロ市債として,管渠布設
事業につきまして債務負担行為を設定するものであります。
以上で,ただいま上程をされました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(
柴田薫心君) お諮りします。
ただいま説明のありました
議案76件につきましては,議事の都合上,その議事を延期いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) ここで,日程に追加いたしまして,
意見書案第1号 「
日本電信電話株式会社の
経営形態のあり方」に関する
意見書及び
意見書案第2号
住宅金融専門会社の不良債権処理問題に関する
意見書の2件を
一括議題といたします。
いずれも全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。
意見書案2件を可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,
意見書案第1号及び
意見書案第2号の2件は可決されました。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) ここで,報告いたします。
本日,飯坂宗子君から,会議規則第62条第1項の規定による文書質問が提出されました。
その内容は,
平成8年度補助
事業及び委託事務の超過負担調べほか6項目であります。
理事者におかれましては,2月28日までに答弁書を提出されますよう求めます。
〔質問趣意書は
巻末資料に掲載〕
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) お諮りします。
本日の会議はこれをもって終了し,明2月24日から27日までは
議案調査等のため休会とし,2月28日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柴田薫心君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。
──────────────────
○議長(
柴田薫心君) 本日は,これで散会いたします。
──────────────────
散 会 午後1時36分
上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。
議 長 柴 田 薫 心
署 名 議 員 室 橋 一 郎
署 名 議 員 武 藤 光 惠...