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平成 5年第 1回定例会−03月09日-05号

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  1. 札幌市議会 1993-03-09
    平成 5年第 1回定例会−03月09日-05号


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    平成 5年第 1回定例会−03月09日-05号平成 5年第 1回定例会               平成5年   第1回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 5 号)               平成5年3月9日(火曜日)             ――――――――─――――――――─ 〇議事日程(第5号)  開議日時 3月9日 午後1時 第1 議案第31号から第50号まで(市長提出)  議案第51号(共産党所属議員全員提出)  請願第61号,請願第146号及び請願第156号  陳情第24号,陳情第45号,陳情第49号,陳情第208号,陳情第226号及び陳情第230号から第236号まで   (36件に対する委員長報告等) 第2 議案第52号(市長提出)             ――――――――─――――――――─ 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第31号 札幌事務分掌条例の一部を改正する条例案
     議案第32号 札幌職員公務災害等に係る給付に関する条例の一部を改正する条例案  議案第33号 札幌福祉地区及び福祉に関する事務所設置条例等の一部を改正する条例案  議案第34号 札幌保健所設置条例の一部を改正する条例案  議案第35号 札幌屋外広告物条例の一部を改正する条例案  議案第36号 札幌建築物における駐車施設附置等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第37号 札幌建築基準法施行条例の一部を改正する条例案  議案第38号 札幌地区計画及び再開発地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例案  議案第39号 札幌下水道条例の一部を改正する条例案  議案第40号 財産処分の件(土地区画整理事業用地)  議案第41号 市道の認定,変更及び廃止の件  議案第42号 二級河川の指定及び指定廃止についての意見に関する件  議案第43号 平成4年度札幌一般会計補正予算(第7号)  議案第44号 平成4年度札幌土地区画整理会計補正予算(第3号)  議案第45号 平成4年度札幌団地造成会計補正予算(第1号)  議案第46号 平成4年度札幌国民健康保険会計補正予算(第2号)  議案第47号 平成4年度札幌公共用地先行取得会計補正予算(第2号)  議案第48号 平成4年度札幌公債会計補正予算(第5号)  議案第49号 平成4年度札幌下水道事業会計補正予算(第3号)  議案第50号 財産取得の件(学校用地)  議案第51号 札幌民間賃貸住宅家賃等助成条例案  請願第61号 札幌市立手稲山口小学校プール設置を求める請願  請願第146号 地下鉄駅へのエレベーター設置に関する請願  請願第156号 高齢者に対する住宅費補助を求める請願  陳情第24号 重度精神薄弱児(者)のための通所更生施設設置に関する陳情  陳情第45号 西野小学校プール設置に関する陳情  陳情第49号 北区光陽地域児童会館建設に関する陳情  陳情第208号 地下鉄東西線二十四軒改札口からホーム間のエレベーター設置に関する陳情  陳情第226号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第230号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第231号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第232号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第233号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第234号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第235号 商品切手発行税廃止に関する陳情  陳情第236号 札幌市立手稲山口小学校プール新設を求める陳情 日程第2 議案第52号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件             ――――――――─――――――――─ 〇出席議員(69人) 議   長      見 延 順 章 君 副 議 長      湊 谷   隆 君 議   員      道 見 重 信 君 議   員      伊 藤 知 光 君 議   員      宮 本 吉 人 君 議   員      畑 瀬 幸 二 君 議   員      大 西 利 夫 君 議   員      義 卜 雄 一 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      三 上 洋 右 君 議   員      上瀬戸 正 則 君 議   員      武 藤 光 惠 君 議   員      井 上 ひさ子 君 議   員      山 口 た か 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      加 藤   斉 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      原 口 伸 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      横 山 博 子 君 議   員      中 嶋 和 子 君 議   員      佐々木 周 子 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      小 谷 俵 藏 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      工 藤   勲 君 議   員      岡 本 修 造 君 議   員      滝 沢   隆 君 議   員      山 崎 七 郎 君
    議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      田 畔   満 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      吉 野 晃 司 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ―――――――――――――――― 〇欠席議員(1人) 議   員      野 間 義 男 君   ―――――――――――――――― 〇説明員 市長         桂   信 雄 君 助役         杉 本   拓 君 助役         木 戸 喜一郎 君 助役         魚 住 昌 也 君 収入役        長 部 幸 一 君 交通事業管理者交通局長三 海   弘 君 水道事業管理者水道局長石 原 弘 之 君 総務局長       伊 藤 忠 男 君 企画調整局長     田 中 良 明 君 財政局長       久 元 喜 造 君 市民局長       本 間   雄 君 民生局長       大 長 記 興 君 衛生局長       高 杉 信 男 君 環境局長       大 野 雅 弘 君 経済局長       鈴 木 俊 雄 君 建設局長       平 賀 岑 吾 君 都市整備局長     広 畑 民 雄 君 下水道局長      井 原 貴 男 君 建築局長       関 谷 幸 正 君 市立札幌病院長    竹 田   保 君 消防局長       前 田 悦 雄 君 教育委員会委員    山 本 順 子 君 教育委員会教育長   藤 島   積 君 選挙管理委員会委員  大 橋 八 郎 君 人事委員会委員長   山 岡   暸 君 人事委員会事務局長  水 島 典 弘 君 監査委員       野 島 廣 紀 君 監査事務局長     西 村 公 男 君   ―――――――――――――――― 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      植 田 英 次 君 総務課長       佐 藤 正 明 君 議事課長       坂 野   嵩 君 記録主幹記録係長事務取扱            谷 川 輝 雄 君 調査係長       深 村 康 雄 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 委員会係長     山 内   馨 君 委員会係長     野辺地   正 君 書記         佐 藤 比登利 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         高 佐 三緒子 君 書記         鈴 木 和 弥 君 書記         山 本 扶 美 君 書記         今 井 一 行 君   ――――――――――――――――  〔午後1時開議〕 ○議長見延順章君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,67人であります。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) 本日の会議録署名議員として富田新一君,高橋重人君を指名します。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  野間義男議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  昨日,市長から,高橋重人議員文書質問項目中,残余の1項目に対する答弁書が提出されましたので,各議員控室に配付いたしました。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) ここで,市長から発言したい旨の申し出がありますので,許可をいたします。桂市長。 ◎市長桂信雄君) 貴重な時間を割いて,特に発言の機会を与えていただきましたことを心から感謝申し上げます。  さて,昨年の8月以来,発生をしております本市職員による一連不祥事件につきましては,大変申しわけないことであり,心から深くおわびを申し上げます。  これら一連事件によりまして,本市行政の名誉,そして信用を著しく傷つけ,市民の厳しい批判を受けるに至っておりますこと,まことに残念なことであり,また遺憾に存じます。  したがいまして,今後は,全職員挙げて,さらに公務員倫理に基づく服務規律の徹底を図りながら,各職場の事務見直しを行い,適正な事務執行を確保するように努め,一日も早く市民信頼回復のために,全職員が一丸となって努力をする所存でございます。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第31号から第51号までの議案21件並びに請願第61号,第146号及び第156号の請願3件並びに陳情第24号,第45号,第49号,第208号,第226号及び第230号から第236号までの陳情12件,以上36件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 川口谷 正君。  (川口谷 正君登壇) ◎川口谷正君 総務委員会に付託されました議案5件及び陳情7件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第32号 札幌職員公務災害等に係る給付に関する条例の一部を改正する条例案議案第40号 財産処分の件(土地区画整理事業用地),議案第43号 平成4年度札幌一般会計補正予算(第7号)中関係分議案第48号 平成4年度札幌公債会計補正予算(第5号)及び議案第50号 財産取得の件(学校用地)の以上5件についてでありますが,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,商品切手発行税廃止に関する陳情第226号及び陳情第230号から陳情第235号までの7件についてでありますが,主なる質疑として,東京都及び大阪市はどのような理由で商品切手発行税廃止を決定したのか。商品切手発行税については,都市間で不公平が生じていることや,消費税との二重課税的性質など,多くの不合理な点があることから,東京都などと同様に平成5年度から廃止すべきと考えるがどうか。大衆課税的性質のある商品切手発行税廃止は,商品流通促進に有効であると考えられることから,景気対策として,平成5年度からの廃止予算編成の中で検討すべきではないのか。廃止による市税の減収については,行政改革の徹底などによる経費節減で対処するよう努力し,結果として歳入欠陥が生じた場合には,財政調整基金を取り崩してもよいのではないか。また,減収により,ロードヒーティング施設整備等の現在実施している事業が縮小されることのないような財政運営に努めるべきと考えるがどうか等の質疑がありました。  討論を行いましたところ,社会党・工藤委員,公明党・政氏委員共産党高橋委員民社クラブ菅井委員から,採択すべきものとの立場から討論がありました。  続いて,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) 次に,文教委員長 村山優治君。  (村山優治登壇) ◎村山優治君 文教委員会に付託されました議案1件,請願1件及び陳情3件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第43号 平成4年度札幌一般会計補正予算(第7号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正により奨学基金2億円を造成しても,平成5年度の運用収入は金利の低下により4年度実績を下回るとのことだが,なぜ4年度並みの実績が確保できないのか。景気が後退している時期こそ,奨学金制度重要性があると考えるが,制度を後退させることのないよう市内部において最大限の努力をすべきではないのか。公有財産購入費に関して,バブル経済崩壊後の土地価格の下落による影響は出てきているのか等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,手稲山口小学校プール設置を求める請願第61号及び陳情第236号並び西野小学校プール設置に関する陳情第45号についてでありますが,主なる質疑として,西野小学校は,校地面積基準を下回っているが,既存の施設に支障なくプール設置できるのか。学校プール設置に当たっては,近くに公共のプールがない学校地理的条件に配慮して整備順位を考えるべきではないのか。また,同じ地域の中で,新設校のほうが既設校よりも先にプール設置されるケースが目につくが,既設校児童や父母の感情も考慮して整備すべきと思うがどうか。毎年度のプール建設数をふやし,小学校の100%設置を早期に達成すべきではないのか等の質疑がありました。  これらに対し理事者から,手稲山口小学校及び西野小学校プール設置については,請願陳情趣旨を十分理解し,できるだけ早い時期に設置するよう努力したい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第49号 北区光陽地域児童会館建設に関する陳情についてであります が,主なる質疑として,児童会館の未整備校区における用地確保状況はどのようになっているのか。児童会館設置場所は,校区の境界に位置しているところが多いが,今後はもっと利用しやすい場所を選ぶべきではないのか等の質疑がありました。
     これらに対し理事者から,光陽中学校区内児童会館用地の確保にめどがついたので,早期建設に向け努力したい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) 次に,環境消防委員長 春原良雄君。  (春原良雄登壇) ◎春原良雄君 環境消防委員会に付託されました議案4件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第39号 札幌下水道条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,業務用における汚水排出測定器公費設置については,未設置の業者と設置済みの業者との間に不公平感を生ずるのではないのか等の質疑がございまし た。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第43号 平成4年度札幌一般会計補正予算(第7号)中関係分及び議案第47号 平成4年度札幌公共用地先行取得会計補正予算(第2号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,公共事業前倒し発注については,本市における景気対策として積極的に進めるべきであると考えるが,来年度においても,公園整備あるいは下水道事業について,補正予算等により行なっていく考えはあるのか等の質疑がございました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第49号 平成4年度札幌下水道事業会計補正予算(第3号)についてでありますが,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) 次に,厚生委員長 常本省三君。  (常本省三登壇) ◎常本省三君 厚生委員会に付託されました議案5件及び陳情1件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第43号 平成4年度札幌一般会計補正予算(第7号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,本議案は,国民年金加入者がふえたことにより印紙の購入費を増額するものであるが,それに伴って歳入も増収となるのか等がありました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第31号,議案第33号,議案第34号及び議案第46号の4件についてでありますが,いずれも質疑討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  最後に,陳情第24号 重度精神薄弱児(者)のための通所更生施設設置に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,本陳情に類似した重度精薄児・者の通所更正施設は,市内に何ヵ所あるのか。本市の更正施設では,入所者通所者を上回っている状況だが,通所を希望する入所者は多いのか。また,通所・入所を希望する在宅待機者の数は正確に把握されているのか。現5年計画整備事業として,札幌養護学校の跡地に精神薄弱者通所更生施設設置計画し,4年12月に用地取得を行なったと聞くが,この施設には体育館が整備される予定か。小規模作業所をつくるに当たり,地元町内会が反対する例があると聞くが,本施設については近隣の理解が得られているのか。また,陳情趣旨を踏まえ,重度重複障害を持ち,いずれの施設からも漏れた,いわゆる測定困難な精薄児・者を収容できる施設とすべきであるが,どのような内容となっているのか等の質疑がありました。  これに対して理事者から,これからは,重度重複障害者十分配慮をした施設整備計画的に行なっていく必要があり,計画中の施設についても,できるだけ本陳情趣旨に沿った形で進めてまいりたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) 次に,建設委員長 宮本吉人君。  (宮本吉人君登壇) ◎宮本吉人君 建設委員会に付託されました議案11件及び請願1件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,市長提出議案であります議案第35号から第38号まで,議案第41号,議案第42号,議案第43号中関係分議案第44号,議案第45号及び議案第47号中関係分の以上10件についてでありますが,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第51号 札幌民間賃貸住宅家賃等助成条例案及び請願第156号 高齢者に対する住宅費補助を求める請願についてでありますが,質疑はなく,討論を行いましたところ,共産党横山委員から,議案及び請願については可決または採択すべきものとの立場から意見の表明がありました。  続いて,採決を行いましたところ,議案第51号は賛成少数で否決すべきものと,また,請願第156号は賛成少数で不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) 次に,経済公営企業委員長 小川勝美君。   (小川勝美登壇) ◎小川勝美君 経済公営企業委員会に付託されました請願第146号 地下鉄駅へのエレベーター設置に関する請願及び陳情第208号 地下鉄東西線二十四軒改札口からホーム間のエレベーター設置に関する陳情について,その審査結果をご報告いたします。  これまでの当委員会における主なる質疑として,エレベーターの未設置駅に対する整備計画はどうなっているのか。エレベーター整備優先順位を決定するに当たっては,市民が納得できる客観的基準が必要であるが,どのように考えているのか。既設駅のエレベーター整備は,現在,一般会計の負担により実施されているが,本来は交通局整備を進めるべきものであることから,交通局としても,早期整備に向け独自に努力をすべきではないのか。市民の要望にこたえるためには,5年計画におけるエレベーター設置10駅を見直し,着工の前倒しにより設置駅の増を図るべきと思うがどうか。二十四軒駅の改札口から地上部までのエレベーター東西線開業後に整備された際,陳情箇所エレベーター設置されなかった理由は何か。また,陳情箇所整備費用はどの程度を見込んでいるのか等の質疑がありました。  これらに対して理事者から,エレベーターの未設置駅については5年計画に基づき,障害者高齢者利用状況及び駅舎の構造等を検討しながら,逐次整備を図る考えであり,平成5年度には二十四軒駅ほか2駅を整備し,また,西28丁目駅ほか1駅の実施設計を行う予定である旨答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長見延順章君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) 質疑がなければ討論に入ります。  通告がありますので,発言を許します。横山博子君。  (横山博子登壇) ◆横山博子君 私は,ただいまから,日本共産党の9人の議員が連名で提出いたしました議案第51号 札幌民間賃貸住宅家賃等助成条例案の可決と,札幌在宅福祉をよくする連絡会から提出されている請願第156号 高齢者に対する住宅費補助を求める請願の採択を主張する立場から簡潔に討論を行います。  高齢化社会を迎えて,施設福祉とともに在宅福祉の対策強化が求められている中で,住宅問題は基本的かつ重要な課題です。憲法の言う「健康で文化的な最低限度の生活」も,住宅の保障なしにはあり得ません。高齢者のための大量の市営住宅の建設,福祉施設と併設のケア付住宅の建設,住みなれた土地で安心して住み続けられるための,借上げ福祉住宅などのきめ細かな施策が求められています。  本市の65歳以上の高齢者世帯は,単身世帯の2万人を含めて5万2,000世帯であり,このうち民間借家に居住している高齢者は,単身,夫婦世帯合わせて1万3,000世帯となっており,再開発が進む中央区を初め,都心周辺地域や地下鉄沿線などでは,木造賃貸アパートに居住している多くの高齢者の皆さんが立退きを迫られ,住みかえなければならない事態が広がっています。  この30年来,都市膨張政策により急激に人口がふえてきた本市において,住宅の確保は民間借家に大きく依存してきており,都心部周辺は再開発と地上げで木造共同住宅の取壊しが進み,地価の高騰による高い家賃の鉄筋コンクリートの中高層マンションなどが,これに取ってかわるなど,居住環境の変化が急速に進んでおり,民間賃貸住宅に居住している高齢者障害者の皆さんの状況は深刻で,その生存権が脅かされています。立退きを迫られ,住みかえたいと思っても,近隣に安い家賃のアパートや借家がないのです。  昨年の4月,市長の諮問に答えて出された札幌市住宅対策協議会の答申には「高齢者が現在までに築きあげてきたそれぞれの生活実態は多様である。長い間親しんだ生活を急激に変化させることは容易に受け入れられないし,健康にも悪い影響を及ぼす。」と,住みなれた街に住み続けたいという高齢者の皆さんの願いに沿う一つの施策として,民間借家建てかえ後の継続居住を援助する家賃助成制度の必要性がうたわれています。  高齢者住宅対策の諸施策とともに,住みかえ家賃助成制度を3年前から施行している東京都江戸川区では,明快に「住宅は福祉です」と,その施策を積極的に促進しています。東京都や川崎市,横浜市などでは,すでに借上げ福祉住宅の制度などとともに,家賃助成制度がスタートしています。  これらの各都市では,生活保護世帯も対象とし,家賃上昇分を自治体が負担する仕組みがつくられるなど,高齢者障害者の皆さんの居住権が守られています。住みかえを余儀なくされながら,住みなれた街に住み続けたいと援助を待ち望んでいる多くの高齢者障害者の願いにこたえて,議案第51号 札幌民間賃貸住宅家賃等助成条例案を可決し,あわせて,市民から議会に寄せられた高齢者に対する住宅費補助を求める請願第156号を採択すべきであると考えます。  以上で討論を終わります。(拍手) ○議長見延順章君) ほかに発言がなければ,討論を終結し,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,議案第51号及び請願第156号の2件を一括問題といたします。  議案1件を可決することに,請願1件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長見延順章君) 起立少数であります。よって,議案第51号は否決することに,請願第156号は不採択とすることに決定されました。  次に,議案第31号から第50号までの議案20件並びに請願第61号及び第146号の請願2件並びに陳情第24号,第45号,第49号,第208号,第226号及び第230号から第236号までの陳情12件,以上34件を一括問題といたします。  議案20件を可決することに,請願2件及び陳情12件の14件を採択することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,議案20件は可決することに,請願2件及び陳情12件の14件は採択することに決定されました。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) 次に,日程第2,議案第52号を議題といたします。  本件は,市長の提出によるものであります。  提案説明を求めます。桂市長。  (桂 信雄君登壇) ◎市長桂信雄君) ただいま上程をされました議案第52号 固定資産評価審査委員会委員選任に関する件につきまして,ご説明申し上げます。  本委員会の償却資産部会に属する委員であります佐々木正丞氏は,来たる3月27日をもって任期満了となりますので,引き続き同氏を選任することを適当と認め,議会の同意を得るため,本案を提出したものであります。  佐々木正丞氏は,昭和32年に北海道瓦斯株式会社に入社され,同社代表取締役常務,代表取締役専務等を歴任後,現在は同社代表取締役社長をされており,平成2年3月から本市固定資産評価審査委員会委員に就任されている方でありまして,固定資産評価に関する専門的知識に長じておられ,本委員会委員として適任と考えるものであります。  以上で,ただいま上程をされました案件についての説明を終わりますが,何とぞ原案のとおりご同意くださいますようにお願いを申し上げます。 ○議長見延順章君) ただいまの市長の提案説明に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので,採決に入ります。  本件に同意することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長見延順章君) 起立多数であります。よって,議案第52号は同意されました。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) ここで,陳情の特別委員会付託についてお諮りをいたします。  各位のお手元に配付のとおり,水道料金の値上げ反対を内容とする陳情第240号から第273号までの30件につきましては,第二部予算特別委員会に付託いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  〔一覧表巻末資料に掲載〕   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) お諮りをいたします。  本日の会議はこれをもって終了し,明3月10日から29日までは委員会審査等のため休会とし,3月30日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ―――――――――――――――― ○議長見延順章君) 本日は,これで散会いたします。   ――――――――――――――――      散 会 午後1時33分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           見  延  順  章  署名議員           富  田  新  一
     署名議員           高  橋  重  人...