委 員 上瀬戸 正 則 君 委 員 三 上 洋 右 君
委 員 荒 川 尚 次 君 委 員 飯 坂 宗 子 君
委 員 横 山 博 子 君 委 員 武 藤 光 惠 君
委 員 山 口 た か 君 委 員 福 士 勝 君
──────────────
開 議 午後1時
──────────────
○八田
委員長 ただいまから,第二部
決算特別委員会を開会いたします。
報告事項でありますが,特にございません。
それでは,議事に入ります。
議案第6号
平成3年度
札幌市
水道事業会計決算認定の件について質疑を行います。
◆越智
委員 久しぶりに少ししゃべらせてもらいます。
いろんな事情で早く終わらすという意見のほうが多いようでありますから,10分で終わらせます。
札幌市の
歴史123年,これはたくさんの
市民の人が,正確には覚えていないかもしれないけれ
ども,100年ちょっとだなということは大体わかっています。まだ若いまち100年ちょっとの間にこんなにすばらしいまちになったことに誇りを持っております。
さて
水道事業,きょう
質問しようと思って,私,きょう床屋へ行ったら,床屋にいる人に「
皆さん水道の水飲んでいるでしょう。
札幌市の
水道,いつから飲めるようになったか知っていますか」と,何人かの人に聞いたの。みんなまちまちなことを言う。「明治の終わりぐらいかな」と言う人もいた。「いや,大正でしょう」と。「大正でしょう」と言う人が多かった。
しかし,
札幌市の
水道は,ご
承知のように,昭和12年,初めて開設をされた。昭和12年は私が12歳のとき,
うし年です。この中には,伊与部さん,
伊藤知光さん,
うし年生まれが,昭和12年
生まれがおられます。伊与
部委員,
伊藤委員が
生まれた年に,
札幌の
水道は初めて開設された。この物知りの伊与
部委員でさえそう言うんだから,
市民はなかなか,
札幌市の
水道というのは
札幌市ができたときから,あるいは明治の終わりぐらいからやっているんだなというふうに認識をしているけれ
ども,55年の
歴史しかない。その55年,長いと言えば長い,しかし,短いと言えば短い55年の
歴史の中で,いま165万の人が飲めるまでに整備が進んだこと,これを私は高く評価していいと思います。先代の
人たちがそれだけの努力をしてくれたから,
水道事業の今日があると,こう評価をいたします。
そこで,最近その
水道事業が
財政面からちょいと厳しくなったということを聞いております。
累積欠損金もこの年終わると60億ぐらいになるそうですし,後から述べますけれ
ども,
資金収支も
資金残がほんのわずかになっちゃうということらしい。このままでいったら,これは55年の短い
歴史の中でこれだけの設備をやったんだから,そういう結果になることはわかっているけれ
ども,しかし,何とかして健全な
財政状況を保っていかなければ,決してこの間まで審議された交通のことを言うわけじゃないけれ
ども,厳しい時期が来るかもわからないから,これから申し上げること,
質問は
一つですから,基本的なことに
お答えをいただきたい。
いままで
料金改定も含めて
水道の
財政を論じているときに,いつも
資金収支と
収益収支との
あり方の問題が
議論をされました。私も何回もその
議論に参加をしました。
当局側は,どちらかというと
資金収支に
重点を置いた形の
財政の論議をされたように記憶しています。もちろん
収益収支も
予算書を初めちゃんと載ってはいるけれ
ども,
資金収支に
重点を置いた
議論が多かったようだ。平たく言えば,借金をした金であっても何の金であっても,いまここにこれだけのお金があるんだから何かができるというような
議論のように私は思った。これでしくじったのは,私は交通だと思う。
かつて地下鉄建設華やかなりしときに,何百億というお金が,
建設補助金なり起債の許可があって,金があったと。
水道は,あのとき借りたか借りないかちょっといま記憶にないけれ
ども,
一般会計も交通から借りたことあったし,病院もたしか借りたことがあった,そのお金を使ったことがある。あのころから私は
議論をしたけれ
ども,これも
資金収支でいう金たくさん何百億余っているからと,こういうことは間違いだよと,やはりきちっと計画的に収益の面から見なきゃいけないというふうに言ってきましたけれ
ども,なかなかいまポケットに金あると,どうしたって買わなくてもいいものでも買っちゃうのが人情。役所の
企業会計も,金あればどうしたって同じように放漫になる部分があることも,個人で言えば人情だと私は思う。その結果がこういう状態を招いていたとするならば,これからの
水道事業の
財政を考える場合,もっと
収益収支に
重点を置いた
考え方を多くしていかなければ,困ることになるんではないかと思う。
いま,
水需要は伸びが鈍化しているということも言われている。
逓増料金の問題も,いまうちの部屋でも
議論になりました。何だ,おかしいんじゃないかと。同じものをたくさん買えば買うほど値段が高くなる。そんなものあるかというような素朴な
議論もありました。こういうとき,来年からさらにまた新しい
財政計画を立てていくんだろうけれ
ども,これからの水に対する
市民のニーズが別な形でまたあらわれると私は思うんです。なぜならば,いままでは量の
確保,
拡張拡張でまだ
水道いっていないところに引かなきゃいけないという使命があったけれ
ども,スーパーでどんどん,
日本じゅうの水ばかりでなくフランスの水まで売っている時代になったら,果たしてそれだけでいいのかと。質を重視した経営を行なっていかなければならない時期が早晩来るんではないか。そうしたときには,一方の
財政を本当に健全なものにして,余裕がある,ゆとりのある
財政にして,新しいそういう
事業に取り組まなければならない,そういう使命も一方では負う,こういう
水道事業に私はなるんではないかというような気がします。
そこでお聞きしたいのは,これからの
水道事業の
財政の
あり方について,いま申し上げた幾つかのことを踏まえて,基本的にどういう
考え方で臨んでいくか,
財政の基本的な
考え方をお聞きします。以上です。
◎中嶋
管理部参事 私のほうからただいまのご
質問に
お答えをさせていただきます。
いま
越智委員からるるお話ございましたように,この
平成4年度末で,私
どもとしては資金的には1億少々ぐらいの残になるかなと,そんな感じでございます。しかし,いまお話ありましたように,55年という
歴史の中で,今後また
施設の改良あるいは更新,その他
維持管理の
業務も進めていかなければなりません。そうしたことを考えますと,現在の
財政圧迫の原因というのが,
資金ベースでやってきたということで,
企業債の償還あるいは
支払利息それから
減価償却,いわゆる
資本費が大きく増加してきております。そんなことが一層
財政の
状況を苦しくしている,そんな現状でございます。それが結果的には,ご
承知のように,60億円余りのおそらく
累積欠損金になるであろうというふうに,いま推測をしているところでございます。
そうした
状況で,新しい
財政運営はどうあるべきかということでございますけれ
ども,いまお話申し上げましたように,55年という
歴史の中でのそうした
施設の
維持管理,今後そうした経費がだんだん増高していくどいうことになりますので,それらのやはり資金を
確保しなければなりません。そういう意味で,とりあえずはまず
累積欠損金を解消させていただく。そんなことに
重点を置きながら,いま言われた
越智委員の趣旨も踏まえまして
財政健全化の方法について
検討していきたい,このように考えております。以上でございます。
◆
大西 委員 私は,
本市の
水道事業について,大きく2点について
質問いたします。
一つは,
水道事故の
対策についてであります。
現在,
本市の
水道普及率は98.6%であります。大部分の
市民の方々が
水道を利用している
状況にあるのであります。この結果,
水道が
生活用水確保のための唯一の手段となっておりまして,したがって,
給水制限や
断水が
市民生活や
都市活動にきわめて大きな
影響を与えることになるのであります。
そこで,先日来
マスコミ報道で大きく
報道されておりますけれ
ども,
水道にかかわる大規模な
事故が
報道されているのであります。近くは去る10月2日,
広島市において
水道水源の大半を賄っている太田川に
シアンと思われる
化合物が混入し,43万
世帯が
断水になったと,こういう
報道が読売新聞で大きくなされているのであります。
そこで私は,この
報道について少しく
本市の
考え方を
お尋ねしたいと思いますが,その
一つは,この
事故について
本市が知り得る概況についてご説明をいただきたいと思うのであります。
第2点目は,
広島市のうち60万
世帯の
水道水の
水源となっている太田川,これは
水源全体の大半を占めている
河川ではないかと,こう私は思うのでありますが,実態を調査していればお知らせをいただきたいと思います。
第3点目に,今回の
事故が43万
世帯という非常に広範に広がった原因は,
水源が
一つの
河川に頼られている,こういう
水道システムにあったのではないかと私は推察をするのでありますが,この点について
本市の見解を
お尋ねしたいと思います。以上3点について,とりあえず
お答えをいただきたいと思います。
◎本間
施設担当部長 ただいま
大西委員から,われわれ
水道事業に携わる者として,170万
市民の
飲料水をつくる側として,非常に身の締まる思いでお聞きしております。
ただいまのご
質問の1点目について,まず
お答えいたしたいと思います。
私
どもが知り得た情報を整理いたしましたところ,
事故を発見したのは10月2日午前9時30分ごろ,
広島市北区の太田川で魚類数千匹がへい死し浮上しているとの通報を受けた
水道局で,
水質調査の結果,最高0.04ppmの
シアン化合物を検出したため,同日正午に
取水を停止したとのことでございます。この
シアン化合物と申しますのは,
シアン化ナトリウムそれから
シアン化カリウムなどが代表的なものでございます。
その後の
給水については,午後7時に一部の
配水池の水が底をつき,
高台地区から
断水状態になったとのことであります。その後,水質に異常がないかということを確認したため,午後7時40分に
取水を再開し,翌日3日未明には復旧したとのことでございます。
それから,2点目のご
質問でございますが,
広島市が
水道水源として
太田川系河川に依存している割合は,全
取水量の88%と聞いております。ちなみに
本市の場合は98%を
豊平川1
河川に依存しておりますが,
広島市とは
水源の
状況が多少違っておりまして,
水源の
集水区域がほとんど
国立公園あるいは
国有林野でございますので,汚染の確率は非常に低いと考えております。
それから,3点目のご
質問になりますけれ
ども,
札幌市につきましても,ご
承知のように,数パーセントになりますけれ
ども小さな
河川からの
水源を得ております。今後は,
委員のご指摘のように,
水源の
確保につきましてはこれからも
検討してまいりたいと思います。以上でございます。
◆
大西 委員 いまご答弁をいただきまして,
状況についてはおおむねわかりました。
そこで,
本市の場合においても,いま答弁ありましたように
k豊平峡ダム,
定山渓ダム,ここを
水源として約98%ここに依存していると,こういうお話がございました。これはいずれも
豊平川の上流に位置しているわけでありまして,そういう意味で,この
広島市で起きた太田川に
水源を頼っているという点では,かなり
状況としては類似をしているんではないか,似ているんではないか,こう私は思うわけであります。
河川の水について,常に安全を
確保する,これは
本市の
水道行政の主要な務めでございまして,何よりも170万
市民の口に直結する
飲料水の源であります
水源というものは十分過ぎるほど
安全性を
確保していかなければならない,そういう任務を負っていると思うのであります。
そこで
お尋ねをしますが,
一つは,万が一今回の
広島市と同様な
事故が発生した場合,
本市にはどのような
対策をするのか。また,日ごろの
河川の
安全性の
確保について,どのように取り組んでおられるのか,お示しをいただきたいと思うのであります。
次に,これも
事故でありますが,まる9月1日旭川市で,落雷が原因と思われる停電のために
送水ポンプが停止し,約5万
世帯が
断水をしたと,こういう
報道が出されております。この5万
世帯という数は,旭川の
給水全
世帯の40%に当たるそうでありますが,こういう大変な
事故が起きているわけであります。
本市においても,私の調査によれば
ポンプ場だけで43ヵ所もある,こういうことであります。
そこで
質問でありますが,このような
施設において,停電の際に同様な
事故が発生した場合,その被害は甚大でありますし,
市民にとってきわめて不安であるということになると思うんでありますが,この場合,
本市は
事故に備えどのような
対策を立てられているのか,お
伺いをいたします。
次に,
事故における
広報体制についてであります。
先ほど私が申し上げました
広島県においても,
市民の
皆さんから,
広報体制についてきわめて不十分だと,こういう指摘を受けているわけであります。このような
事故が発生の場合,とかく問題になりますのは,
市民に知らせる
広報体制の
あり方について,この
水道事故に限らず,いろいろと
市民の
心配事になっているわけであります。すなわち,
事故が発生したにもかかわらず,
市民に知らされるのは,
断水など直接的な
影響が出た後で知らされるということでありまして,これではまずいんではないかと,こういう苦情をよく耳にするのであります。
そこで,
本市の場合,この
広報体制について,どのような
広報体制をとり,
市民の苦情についてどういう解決を今日までしてきているのか,その点について
お尋ねをいたします。
◎本間
施設担当部長 先ほどありました
広島市と
水源事故でございますけれ
ども,
広島市と同様な
事故が発生した場合には,直ちに
浄水場の
取水を停止することになるかと考えております。
白川浄水場,それから
藻岩浄水場では,
浄水の
ストック容量が最大限12時間程度
確保しておりますことから,この間に原因の究明,適切な対応を図る考えでございます。また,日常の
水源管理につきましては,
水源の
監視パトロールを初め,
浄水場ではバイオアッセと言いまして,
管理室に
河川の水を引きこみニジマスを飼育し,
毒物等が混入した場合に魚の
異常行動を常に赤外線で自動的に感知させるという
監視方法も取り入れております。
次に,第2点目の高区
施設での
停電事故についてでございますが,これらの
施設には避雷機を設置して,
避雷対策を講じているほかに,万一に備えまして
自家発電装置を設置し,万全を期しているところでございます。また,
本市の場合は,
ポンプで一
たん配水池に揚水しまして,そして配水する方式を基本としているため,
施設の故障時においても,すぐに
断水につながらない仕組みになっております。ただ,まだ一部に
直送方式の
施設もありますので,これからも計画的に解消していく方針でございます。
それから,最後の3点目の
事故時の
広報体制についてでございますが,
事故による
影響の範囲が比較的小規模な場合につきましては,直接
広報車でお知らせしながら,
応急給水体制をとることとしておりますが,
影響範囲が広く,かつ
事故の
影響が持続するような場合につきましては,先ほど申し上げました
広報活動と
応急給水体制を大規模に
実施するとともに,
報道機関の方々にご協力を要請しまして,広く
市民の方に
事故状況等を知らしめたいと,このように考えております。以上でございます。
◆
大西 委員 ただいま,
本市では万全を期していると,こういうご回答がありました。
しかし,
本市の場合,
水源となっている
河川の上流のダムから各家庭の蛇口まで膨大な
施設と設備を持っているのであります。あわせて,お聞きしますと,
配水管だけで4,500キロメートル,大変膨大な距離にわたる
配水管を持っているわけでありまして,したがって,24時間いつも管の中を水が流れているわけでありますから,この
事故というのはいつ発生するかという点で非常に心配だと,こう私は思うのであります。
そこで,大切なのは,このような
水道事業の実態を考えますと,日ごろから
事故対策を念頭に置いた
事業の展開が重要であります。そこで
お尋ねをいたしますのは,科学の進歩に対応して,
本市の
水道事業も大きくコンピューターに依存をする,こういう時代に入ってきているかと思うんでありますが,この場合,どのような
システムづくりを行なっているのか。また,これが
事故のときにどのような威力を発揮し,具体的にどのような効果があるのか,お
伺いをいたします。
◎西條
配水担当部長 ただいまのご
質問に
お答えをいたします。
委員お話しのとおり,私
どもも
水道事故の
影響の大きさを絶えず念頭に置きまして,常に
事故に強い
システムづくりを行なってきているところでございます。
具体的に申し上げますと,
一つには,
マッピングシステムがございます。この
システムは,
水道管の
埋設位置であるとか,管径,管の材質,履歴,さらには市内の
配水管網の現況が瞬時にして明らかになるものでございまして,
事故処理の
迅速化に大きな効果がございます。
また,
ブロック配水システムは,
事故時の
水道水の濁り,
断水などの
影響を
ブロック内に封じ込めるという
考え方でございまして,他の区域に
影響を及ぼさないということから,
事故発生時には大きな効果が期待できるものでございます。
さらに,次に
浄水場管の
融通システムでございますが,
本市の場合,
白川浄水場系統から西野,宮町の両
浄水場への
バックアップが可能になっておりまして,
小規模浄水場の
水源事故あるいは
浄水場事故に備えた
安全対策を講じているところでございます。今後とも,より効率的な
バックアップの方策につきまして
検討を進めてまいりたいと考えてございます。以上でございます。
◆
大西 委員 水道事故は,申し上げましたように,
市民生活や
都市活動に大変重大な
影響を及ぼすと,こういうものでございます。したがって,いまご答弁の中で,万全を期してその点の
事故対策に当たっていると,こういうご説明がありましたけれ
ども,ぜひひとついま申し上げたような視点で,くれぐれも万全を期すように,さらに努めていただきたいと思います。とりわけ,いま聞いていますと,
水源地の多面的な活路,たとえば先ほど議会でも可決をされました
当別ダムなどの活用を,ぜひこれからも
水源として十分に考えていくどいう点で努力をしていただきたいということを最後に要望しておきたいと思います。
次に,
水道事業における週体二日制の
導入についてお
伺いをしたいと思います。
週休二日制の
導入は,今日,国,道においても
完全実施をしておりまして,
本市においても,さきの
総務委員会で
理事者から,来年の1月から
実施をすると,こういう回答が出ております。しかし,一部
職場では
完全実施が困難なところもあるやに聞いております。
そこで
質問ですが,
本市水道局においては,24時間の
職場もあると,こう聞いてございまして,そういう点では,この
週休二日制を
実施するに当たっての
問題点になるんではないかと,こう推察をするわけでありますが,
実施のめどはついているのかどうか,この辺についてお
伺いをしたいと思います。
◎中谷
管理部長 本市全体の
完全週休二日制の
導入については,ただいまのお話のとおり,
総務局が中心になって,来年の1月をめどに,現在
検討を進められているところでございますけれ
ども,
水道局といたしましては,この
考え方に立ちまして,私
どもとしましては,
水道使用者である
お客様に対するサービスの低下を来たさない,これを基本的に念頭に置きながら,さらに
人員増だとか,それからまた極力
経費増を招かないと,そういうようなことを基本に置きまして,各
職場ごとに,ただいま
業務の
見直し,それから係間の
業務の調整などを図るなどして,これまでに増して効率的な仕事を進めるという
考え方で,現在労使間の間において週体二日
制導入のための
検討委員会を設置してございます。
これまで,都合17回にわたって
検討を進めてまいりましたけれ
ども,その結果,ほぼ双方の間で
合意見通しが得られるような
状況になりましたので,市全体と同じように1月
実施に向けて
水道局としても
実施していきたいという
考え方で,ただいま進めているところでございます。以上でございます。
◆
大西 委員 最後に
お尋ねをしますが,
水道事業は
市民のライフラインとして24時間絶えることなく水を
市民の
皆さんに供給する,こういう大事な仕事を持っているわけであります。したがって,
週休二日制を
実施した場合,特に緊急の
事故,給・
配水管事故などが起きた場合に,
市民の立場で考えますと,
大変心配があるわけでありまして,具体的にこういう
事故が起きた場合に,どういう
対策を立てられているのか,その点についてお
伺いをして
質問を終わります。
◎中谷
管理部長 ただいま
委員のご指摘のとおり,
水道事業は命と健康を守り,かつ
社会基盤を支えるために,ひとときたりとも
事業の停滞を招くわけにまいらない,重要な
業務を担っております。そういう意味では,
医療分野と同じように,ほかの
業務とは違った非常に
特殊性を備えたわれわれの仕事でございます。
そのような立場から,
完全週休二日制の
実施に当たりまして,特に問題となりますご指摘の
一つで,
閉庁日における給・
配水管緊急事故の対応でございますけれ
ども,これまでも日曜だとかそれから祭日,それから隔
週休日もございましたけれ
ども,そういうように
営業所だとかそれから
配水事務所,そういうところで対応しておりましたけれ
ども,これらについて,さらに
完全週休になった場合に備えて,
業務の
見直しを含めまして,決して
お客様への支障を来たさないように適切な対応をしてまいりたいと,このように考えております。
またもう
一つ,私
ども浄水場あるいは
配水センターにおきます日常の
運転管理につきましても,ご
承知のとおり,24時間の
勤務体制をしておりますけれ
ども,この原則という枠の中で,それぞれの
職場の中の作業工程でありますとか,それから作業内容だとか,そういうところを
検討を行いまして,これも従前に増して一層きめ細かな点検整備を進めながら,
完全週休二日制を
導入していきたいと,このように考えております。以上でございます。
◆長内
委員 それでは,私は,先般の議会の中でも,
委員会の中でもずいぶん
議論されたようでありますけれ
ども,
水道の水を直接5階まで
水道管をつなぎまして提供していこうというサービスについて,率直に,素直に
質問してまいりたいと思います。
この話はずいぶんもう広まっておりまして,いままで受水槽を通して高層の,中層のその階へ水を供給していたと。ところが,受水槽は
皆さんご
承知のようにさまざまな
問題点をはらんでおる。特に,衛生的じゃないだとかということもずいぶん
議論されておりまして,そこで,安全でおいしい水の提供のためには,直接管をつなぐということは欠くべからざる条件であると,このように認識はしております。
そこで,
市民にとってみて,直接
給水というのがどんな形で行われるのか。今年度は準備期間で,いよいよ
平成5年4月から
実施ということでございますから,もう間もなく。内容について,ちょっと細かくなりますけれ
ども伺うてまいりたい,こんなふうに思います。
その
一つは,5階まで直接
給水するサービスでございますけれ
ども,市内全域で受けられるのかどうか,その地区を明らかにしていただきたいと思います。
それから二つ目,今度はお金の問題でありますけれ
ども,この
事業のためにはどのぐらいの
事業費を見込んでおるのか。そして,一番大事な点であります,
市民にとって受益者負担といいますか,このサービスを受けることによって
市民が負担する金額というのは大体どのぐらいなのか,これ2点目であります。
それから3点目は,例の法律との問題なんでありますが,受水槽の場合はたしか建築基準法の配管設備基準に抵触するということでございましたけれ
ども,今回,特に建築基準法との法的な兼合い,これは大丈夫なのかどうか。この3点お願いしたいと思います。
◎工藤
給水部長 ただいまのご
質問につきまして,
お答えしたいと思います。
まず第1点目のご
質問でございますが,来年度から
実施をいたします5階直結
給水では,地域を限定するようにしております。それは,
本市の場合の
給水方法は,水が高いところから低いところに流れるという自然流下方式と申しますが,こういう方式によりまして行なっておりますので,標高の低いところでは5階直結
給水に必要な圧力が十分に
確保されますが,一方,標高の高い地域では十分な水圧が
確保できないため,地域を限定するものであります。
また,
実施対象地域でございますが,これは建設されております
配水池の高さによっても異なりますが,標高がおおむね25メーターから35メートル,これ以下の地域としております。具体的に申し上げますと,白石区・厚別区は東北通以北,豊平区は白石区に隣接する一部,中央区は南9条通以北,西区・手稲区は旧国道5号線以北,北区・東区は全域としております。この
実施対象地域は,5階建て建物が建築可能な面積の約7割に相当をしております。また,ただいま南区が落ちておりましたが,ご存じのとおり自然流下方式で行いますので,南区のほうは地盤が高くなっておりますので,対象地域から外れているものでございます。
続きまして,次に2点目の
事業費についてでございますが,今回の5階直結
給水は
施設を変更することなく,現状
施設の中の水圧を利用して
実施しようどするものであります。したがいまして,このための
施設整備費用は不要でありますが,検針効率の向上を図るための遠隔指示メーターの
事業費といたしまして,年間1億円程度の費用が必要であります。一方,
市民の方につきましては,メーターのためのパネルを設置していただくことになりますので,このための費用が必要でございます。
3点目の建築基準法との関連でございますが,受水槽方式の場合には,受水槽以降の配管設備は建築基準法の規制を受けることになっております。これを直結
給水にいたしますと,その配管設備は
水道法上,
給水装置と位置づけられます。そして,建築基準法の規制からは除外されることになっております。したがいまして,この場合は
水道法に基づく配管設備となりまして,直結
給水方式では安全でおいしい水がご利用できるようになります。以上でございます。
◆長内
委員 ただいまの答弁で,一部地域は方式が違うので供給できないけれ
ども,
札幌市内のほとんどの地域には供給がいきますよというようなお話でございました。
ひとつここで,やはり後ろからも先ほど声が上がっておりまして大変気になるところなんでありますけれ
ども,確かに片一方では直接安全でおいしい水が供給されている。もう一方では方式が違うんで,南区やなんか一部の地域なんですけれ
ども,従来の受水槽方式,
ポンプアップ方式,こんな形でなければならない。こんなことがありまして,この方式による
給水の範囲なんでありますけれ
ども,これはこれからお考えになるのかどうか。要するに,時限的な処置,いまだけどりあえずということなんでしょうか。それとも,これからもまた考えていくのか,この辺について
伺いたい。
それで,たまたま9月16日の新聞
報道ででっかく「10階まで直接
給水」という形で,10階までですよ,5階じゃなくて。それで,「『まずい・不衛生』の受水槽不要に」という形で,厚生省が10階まで今度は
給水をしていこうというような形の
報道がなされております。これは確かに読んでみますと,
本市でやられているような自然流下方式じゃなくて,もっと機械によったりなんかということなんでしょうけれ
ども,こんなことも出ておりますので,将来は
札幌市全域で
実施するのかどうなのか
お答えをいただきたい。
それから,2点目の
市民にとっての部分なんですが,そういう方式で1億
事業費がかかって,
市民はほとんどかかりませんよということなんでしょうかね。お金のほうはかからないと。じゃ,このサービスを受ける場合,
市民はどんな手続とどんな準備が必要なのか,この点についても明らかにしていただきたいと思います。
◎工藤
給水部長 まず,第1点目の対象地域を限定するのは時限的なものなのかとのご
質問について,
お答えを申し上げます。
先ほどご説明いたしましたとおり,
本市の場合におきましては,5階直結
給水は自然流下方式を基本としておりますので,当面は現行のままとさせていただきたいと考えております。
委員のほうから先ほど10階まで,これは厚生省のほうから新聞に出た内容でございますが,厚生省の意図するところと申しますのは省エネの立場から,より高層階への直結
給水を目指しまして,これは自然流下方式ではなく,ブースター
給水,すなわち
ポンプによる増圧
給水方式の方向を打ち出したものでございます。したがいまして,この方式によりまして,いますぐ10階直結
給水を実現しようと,こういう意図は厚生省ではいまのところないというふうに聞いております。したがいまして,
本市におきましても,現段階では自然流下方式により,直結
給水の拡大に向けましてさらに
検討してまいりたいと,こういうふうに考えます。
それから,先ほどの
市民への負担はほとんどないのかというお話でございますが,これは遠隔指示メーターのほうは
水道局の
事業費で賄います。それで,
お客様につきましては,メーターをパネルの中に組み込みますので,このパネル代を用意していただくだけで結構でございます。したがいまして,ほとんどお金はかからないようになってございます。
それで,続きまして事務手続でございますが,対象地域内でございましても,水圧等の確認をさせていただくために,建築設計前に
本市と事前に協議をしていただく,こういうふうにしております。この事務手続でございますが,5階直結
給水を要望される方は,所定の事前協議中請書に建物の位置,建築高さ,
給水戸数などを記入をいたしまして,
水道局に提出していただくだけで結構でございます。その後は,要望地点の
配水管の水圧などにつきまして
本市のほうで調査をいたしまして,5階直結
給水が可能かどうかを判断いたしまして,その結果をお知らせすることにしております。以上でございます。
◆長内
委員 市民が知りたいようなことは大体わかったようでございます。
私は,これからちょっと先のことを。先ほど,流下方式なんで,とうしてもこの範囲に限られるんだよというようなご答弁でございました。それで,ちょっと局長に確認をしたいし,それから方向性について伺っていきたいと思うんですが,実は21世紀に向けてフレッシュ
水道計画というのが今回策定されております。これは3木柱と七つの項目で成り立っておりまして,21世紀はこんな
水道を目指すんですよという
一つの目途となっていると思うんですが,これを読みますと,
札幌の場合はもうほとんとこのレベルまで私は達していると思うんですね。ただ,先ほど言いました7項目目に直結
給水対象の拡大というのがありまして,この中にやはり3階建て,5階建てまでの直接
給水をサービスするというのが載っているわけです。
先ほど
越智委員のほうからもお話ございましたけれ
ども,量の面では98.数パーセントまで普及率というのは来ていると。じゃ,本当に質がこれから求められる,そんな時代だなと,こんなふうに思うわけなんですが,私はこうやって21世紀の
水道のプランを見たときに,
本市としては,いろいろな条件がいいせいもあるし,
皆さんのご努力もあってのことだと思うんですが,もうほとんど
水道としてはやるべきことというのは限られてくるかなと。メンテナンスかなんかぐらいしかないんじゃないかなと。そうした場合に,直接
市民の方に安全でおいしい水を供給するという
水道本来の使命,これは非常に大事たなと思うんですよ。遠隔装置だとかメーターだとかいろいろありますけれ
ども,これは
市民の方がそんなにメーターを見るわけでもありませんし,それから見ますと,直接
給水というのは非常に重要な問題かなと,こんな認識をしております。
そこで局長,先ほどは自然流下方式なので
給水地域が限定されると,ここからなかなか超えられないよという話があったんですが,フレッシュ
水道計画その他を見ますと,これからますますこれは拡大していくんだというような
考え方もございます。
本市のこれからの
水道事業の
あり方,どういうふうに認識されているのか,
お答えをいただきたいと思います。
◎石原
水道事業管理者 先ほど,
給水部長から70%をカバーできるという
お答えをいたしました。あとの30%が,南区を中心とした問題の地域であります。自然流下方式でありますから,地域として直結・直圧ができるように70%ができるわけでありますけれ
ども,残余の30%につきまして,地域として直結・直圧にするためには莫大な費用と技術を必要とします。したがって,ブースター方式と言いまして,ヨーロッパではもう使われておりますけれ
ども,点として,建物ごとに,そのビルごとに直圧で上げると,こういったものが
検討の課題となろうと思います。したがいまして,将来はそのブースター方式を含めまして100%
市民に行き渡るように努力をしてまいりたいと考えております。
◆上瀬戸
委員 私は,6月の2定の代表
質問でも市長に対しまして,今後の
水道事業の
あり方と,いま長内
委員からのフレッシュ
水道云々という話がございましたけれ
ども,これらに関連しまして,市長の
考え方をお聞きをしたところでございます。
魚住助役のほうから,これからは高水準の
水道の実現を図ってまいりたいと,こういった旨の回答を得ているところでございますけれ
ども,こういった観点から,私は今5年計画の中ですでに
実施をしていること,また
実施をしようとしている
事業のうち何点かについて端的に
質問をしてまいりたいと。
その第1点は,いま長内
委員からもお話ございましたが,来年から
実施を計画しております直結
給水の拡大といいますか,具体的には5階までの直結
給水ということに関連してでございますけれ
ども,長内
委員のほうからも数点お聞きになっておりますので,重複を避けまして,2点ほどお聞きをしたいわけでございます。
直結
給水というのは,
市民の側から見ても,受水槽設備をしなくてもいいだとか,したがって,水質の問題については解消されるわけでございますし,また
ポンプ設備だとか電気設備,こういったものが全く要らなくなるわけでございまして,省エネの観点から考えても非常に有効な手法でないかなと,このように考えているところでございます。しかし一方,受水槽に蓄えております貯留
施設がなくなるわけですから,ストック機能が失われることによって,たとえば地震だとかそういった災害時に心配がないのかなと。ストック機能がなくなることによって,
水道施設に及ぼす
影響等が心配になるわけでございますけれ
ども,その辺についても危惧をするところでございます。
そこで現在は,すでに,昭和61年だったと思いますけれ
ども,3階までの直圧
給水については
実施をしております。したがって,来年から
実施をしようとしているのは4階,5階建ての建物が該当するということになろうと思いますけれ
ども,現在,4階建て,5階建ての建物の戸数といいますか,棟数といいますか,それがとのぐらいあるのか,その数をまずお知らせをいただきたいということが1点と,それから前段で申し上げました
水道施設のうちのストック機能といいますか,そういった面で心配がないのかどうか,これについてまずお聞きをしたいと思うわけでございます。
それから,2番目につきましては,来年から試験的
導入を考えられております遠隔指示メーターの件でございます。
現在,
札幌市で採用しておりますのは地下式メーターといいますか,まさしく地下に設置をされておりまして,
市民の方が自分で使ったところの水量を確認するなんていうことは困難でもございますし,また
札幌のような積雪寒冷地においては,冬期間の
維持管理と申しますか,点検作業もできないと。こういった
維持管理には非常に困難な場所に設置をされているわけでございまして,これが遠隔指示メーターということになりますと,電気メーターであるとかガスメーターと同じように,まさしく地上に設置をされるわけでございまして,使用水量等の確認も非常に簡単にできるわけでございますし,
維持管理等も容易になると,こういった利点もあろうかと思うんです。現在,遠隔指示メーターの試験
導入に当たっていろいろと
検討していると思うんでございますけれ
ども,その
検討結果についてもお聞かせをいただきたい。これが2点目でございます。
それから3点目は,俗に言う訪問サービス
事業と申しますか,これはたしか3年前から
実施していると記憶をしておりますけれ
ども,局の職員がみずから一般家庭を訪問をされまして,
水道の設備といいますか,
給水装置を点検をしたり,また蛇口等で水漏れがあるような場合には,そのパッキングを無料で交換をすると。こういったことで,全国的に先駆けて
実施をしたサービス
事業の一環でないかと思うわけでございますけれ
ども,すでに
実施をされましてから3年が経過をするわけでございますが,これらの
実施内容といいますか,効果といいますか。また,これらの
事業に当たりましては
市民の方に
給水設備の管理意識なんていう言葉を使うと怒られるかもしれませんけれ
ども,
水道施設に対する認識を深めていただくど。こういったことが目的の中にもあったと思うんですけれ
ども,それらに対する評価をどのようにされているのか。以上,3点についてお
伺いをいたします。
◎工藤
給水部長 ただいま3点のご
質問でございますが,そのうち第1点目につきましては,私のほうから
お答えを申し上げたいと思います。
今回の5階直結結水対象地域内にございまして,受水槽方式により
給水をされております建物の棟数といたしましては,4階建てが約2,600棟,5階建てが約1,200棟でございます。したがいまして,直結
給水の拡大によりまして切りかえ可能な棟数は全体で3,800棟ということになります。
また,ご指摘のとおり,直結
給水にいたしますと,受水槽の持つ貴重なストック機能が失われてしまいますので,十分な
対策が必要であるというふうに認識をしております。現在進めております第2次
施設整備
事業では,安全・安定
給水を目指しまして,
配水池の容量を計画1日最大配水量の12時間分
確保することにしております。したがいまして,これらの容量を上手に活用することによりまして,失われる受水槽の持つストック機能の補完が可能であると,こういうふうに考えております。
また,
事故・災害時における
ストック容量といたしましては,各
営業所に緊急貯水槽を備えていく計画としておりますので,これを活用してまいりたいと,こういうふうに考えております。以上でございます。
◎荒木 営業担当部長 残りの2点について,私のほうから
お答えさせていただきたいと思います。
まず,遠隔指示メーターの件でございますけれ
ども,来年度からの試験的
導入に向けまして,これまでに約5,000件の既設の家屋を対象に調査した結果,
市民の要望などによりまして,工事費で相当高くなっております。したがいまして,現在のところ,これらの
状況を踏まえまして,工事費の削減方策等を含めまして
検討しているところでございますので,ご了解いただきたいと思っております。
次に,3点目の訪問サービスについてでございます。
平成元年度から10ヵ年計画で約25万
世帯を
実施するということで,今日までやってきております。これに対し,
平成3年度までの訪問
世帯は約11万6,000
世帯で,その
実施率,進捗率でございますけれ
ども,46%となっております。したがいまして,これまでと同じ
事業規模で推移した場合には,当初の予定より2年ほど早く目的が達成できるのではないかと私
どものほうでは見ております。
また,お話にございましたその効果でございますけれ
ども,
実施した地区での漏水の修繕件数と申しますか,
実施前に比較いたしまして約3分の1まで減少しており,有収率の向上は非常に効果があったのではないかと考えております。
また,
市民の方々の管理意識の高揚でございますけれ
ども,簡単な修繕,たとえば蛇口のパッキンの取りかえ方法などを直接指導しておりますことから,今後その知識が大いに生かされてくるものではないかと,私
どもとしては非常に期待をしているところでございます。以上でございます。
◆上瀬戸
委員 3点についてお聞かせをいただいたわけですけれ
ども,5階の直結
給水と申しますか,いま
お答えの中にも4階建て,5階建てだけで約4,000弱,3,800戸ほどあると。私の記憶ではr
札幌市内に現在受水槽方式で
給水をされている,すなわち受水槽を持っている
施設が約1万弱ぐらいあるんでないかなと,このように試算をするわけでございまして,そのうち5階までを直結
給水にいたしますと,その約4割近くが直結
給水が可能になると。したがって,水質の心配もないと。こういった非常にいい手法を来年から
実施するわけでございまして,どうか積極的に取り組んでいただきたいと,このように考えるわけでございます。
それから,2点目の遠隔指示の
検討結果についていろいろ説明をいただいたわけでございますけれ
ども,現在
札幌市には約60万戸の地下メーターがあるわけでございまして,先ほど私申し上げたように,
市民の側から見ても,また当局の
維持管理面から見ても非常にメリットのあることでないかなと。また反面,私,試算をいたしますと,現在使っている地下メーターから見ると,数倍の費用がかかると。聞くところによりますと,60万戸のメーターを全部取りかえるなんていうことになると,二百数十億の予算が必要であると,このようにもお聞きをしているわけでございまして,現在単年度で
水道の料金の収入が約300億ぐらいでございますから,それに匹敵する金をかけなければ,この遠隔指示メーターというのは
実施に踏み切れないなと。こういった点も考えられるわけでございまして,これからより一層いろんな角度で
検討をして,慎重に対応するのが本筋じゃないかなと,このように考えているところでございます。
それから,3番目の訪問サービス,いま
お答えの中では10ヵ年計画を立てられて,すでに3年
実施をして,数で言うと1万一千数百,率で言うと計画の46%がすでに進んでいると。10ヵ年計画が,いまの
事業の推移でいくと,2年ぐらい短縮をして8年で一回りすると,こんなような
お答えをいただいたわけで,
皆さん方の努力でこういった計画年次を短縮して
実施をしていることについては高く評価をさせていただきたいと,このように考えるところでございます。しかし一方,
市民の側から考えますと,たとえ計画を2年短縮をして8年で
実施をするにいたしましても,8年に1回の恩恵をこうむることしかできないと。こういうような,見方を変えるとそういう言い方もできるんでないかと思うわけです。
私も,じかに多くの
市民の方々から,いや,
水道局ではこういうことを始めたんだなと,こういうことで,私の地区はいつになるんでしょうかと,こんなようなことをよく耳にするわけでございます。私なりの説明はしているわけですけれ
ども,これから先,いろいろ
財政的な
バックアップがなければまたできないというようなことにもなるんでしょうけれ
ども,少なくとも
市民が待ち望んでいるこういったサービス
事業については,現行よりももっと積極的に拡大をしていくことが必要でないかなと,このように考えますので,この点についてはあらためて
お答えをいただきたいと思うわけでございます。
また次に,
藻岩浄水場の改修の問題についてちょっと
質問をさせていただきたいんですけれ
ども,先ほど
札幌の
水道は,創設以来といいますか,営業してからすでに55年,昭和の年次で言いますと昭和12年に営業通水を開始し,私はまだ
生まれていない時期であったわけでございますけれ
ども,55年経過をしているわけですから,ある意味では非常に各
施設が老朽化をしているんでないかなと。たとえば
札幌市内の道路網に配管をされております古い
配水管,専門用語で言いますと普通鋳鉄管ということになると思います,また赤水の発生原因となっておりました無ライニング管がまだ若干残っているやに聞いておりますけれ
ども,これらの老朽管につきましては,年次計画を立てながら計画的に改修・更新をされていると,このように伺っているところでございまして,大変結構なことだと私も感じているところでございます。
水道施設の源であります
藻岩浄水場について考えますと,たしか第1期の拡張
事業が
実施をされました昭和33年,いまから35年前に建設をされた
浄水場でございまして,お聞きをするところによりますと非常に老朽化が進んでいると,このようにもお聞きをしているところでございます。ことわざで申しますと「転ばぬ先の杖」と申しますか,
事故があってからでは遅いわけでございますし,現在でもこの
藻岩浄水場の能力と申しますか,全配水量の約30%近くを
藻岩浄水場が負担をしているといいますか,機能をしていると,こういった非常に重要な
施設でございますので,もうそろそろこの辺で改修について真剣に取り組む時期に来ているんでないかなと,このように考えるわけでございまして,これら
藻岩浄水場の改修について
検討されているんでしたら,その辺についてもあわせて
お答えをいただきたいと思います。
◎荒木 営業担当部長 1点目のお話のございました訪問サービスの拡大についてでございますけれ
ども,
市民サービスの充実を図らなければならないという観点から,積極的に推進する必要な
事業であると認識しております。したがいまして,今後の
事業計画の執行
状況等の推移を見ながら十分
検討させていただきたいと,このように考えております。
◎松見 工務部長
藻岩浄水場の改修について,その進め方について
お答え申し上げます。
ご
質問にもございましたように,
藻岩浄水場は建設以来35年余りを経過しておりまして,老朽化の度合いといたしましても,もう局部的な改修だけでは対応が難しいという,こういう
状況になっております。したがいまして,総体的にかなり老朽化が進んでいると,このように判断をいたしております。
しかし,
浄水場の構造上の制約がございまして,改修する場合に,少なくとも
浄水場の半分を長期間にわたって休止をしなければならないという問題がございます。このため,改修のタイミングというのが非常に難しい,そういう
浄水場でございます。
したがいまして,休止に伴って不足をする分につきましては,白井川
浄水場から融通できるようなそういう
バックアップの体制を整える必要があるわけでございます。そのために,
白川浄水場の能力の増強とあわせまして,既設の白川・藻岩連絡線というのがございますが,それとまた現在進めております西部幹線というのがございます。これらの完成を待って,これから分岐をして
藻岩浄水場に送水をするという,そういう
バックアップの
事業について,これらにつきまして,現在進めております第2次
施設整備
事業の中で
実施をしてまいりたいと。その後で,できるだけ早い時期に改修に取り組んでまいりたいと,このように考えているところでございます。
◆上瀬戸
委員 訪問サービスの件,また
藻岩浄水場の改修についても,理解をさせていただきました。
そこで私,最後に
財政状況といいますか,
財政基盤の確立と,こういった観点から管理者にお聞きをしてまいりたいと思うんですけれ
ども,これからいろんな
事業を展開をしていく上では,端的に言って,お金がなければできないわけでございますし,先ほど
越智委員のほうからもいろいろ心配をなされた
質問があったわけでございます。
そこで私は,
平成3年度の決算書を見ましても,累積の留保資金といいますか,これが約12億7,000万ほどありますし,また先ほど中嶋参事のほうから,4年度についてはまだ決算数値ではございませんですけれ
ども,それが大分なし崩されて,1億程度になるだろうと,こんなようなお話もあったわけでございますけれ
ども,少なくとも私はこれから,
前段で申し上げました高水準の
水道の実現を図っていくと,このためにはいろんな
事業展開をしていかなきゃならんと。そのためには,やはり経営基盤の確立といいますか,
財政基盤の確立をするということが急務でないかなと,このように考えるわけでございます。また,内部効率だとかそういうことをしながら,これは当然
検討していかなきゃならんわけですけれ
ども,私は少なくとも,ほんの近いうちに
財政基盤の確立をしていく必要があるんでないかと,このように考えるわけでございますけれ
ども,管理者のお考えをお聞かせをいただきたいと思います。
◎石原
水道事業管理者 上瀬戸
委員のお考えと全く同感でありますが,要するに経営の長期的安定を図るためには,先ほど
越智委員のご
質問もありましたように,やはり
累積欠損金の解消を当面の目標としなきゃいけないと思っております。またさらに踏み込んでいかなければなりませんけれ
ども,当面は,少なくともそのことを念頭に置いて取り組んでまいりたいと考えております。
◆荒川
委員 いま上瀬戸
委員の最後の
質問で,
水道財政の新たな対応という問題,企業管理者は積極的に取り組む,そういう答弁でございました。
聞くところによりますと,この11月にも市営企業審議会のほうに市長から諮問が出されて,年内にも値上げ答申が出されるような動きのようでございます。そういう意味で,3年度決算,ここにあらわれた
水道財政については,この4年間の
事業の執行の総括的な観点から,注目する必要があるのではないか。あらためて
水道財政論議をしなければならない機会には,私
どもも本腰を入れて
市民の立場で対応するつもりでありますが,そういう観点から,私,5点ほど
質問したいというふうに思っております。
第1点,
平成3年度決算で12億7,500万円の
資金残が,また4年度の予算見込みでは1億5,200万,こういう
資金残が明らかにされておりますが,来年度にも
料金改定を目指すという動きも出てきている中で,前回改定の際の
財政計画に比してこの4年間の推移はどうであったかということで,私分析をさせていただきました。
4年前の1定におきまして,料金条例が継続審議とされ,
料金改定が実質的には凍結されて,その年の9月の臨時会で,消費税を外してこれが施行されることになった。こういう経過に見られる改定
実施時期のおくれ,これに伴って
財政計画に比して減収は31億6,500万円,こういう数字になっております。また,消費税転嫁がことしにまでずれ込んだことに伴う減収,これが27億5,400万円。合計で59億1,900万円もの多額の見込み違いがあったにもかかわらず,4年間の料金収入で50億円の見込みを上回る数字が出ておりますし,加入金でも4億7,000万円,計画を上回っております。また,もともと
料金改定のベースともなった63年度決算,これにおいても見込みを上回る4億8,000万円,こういうことがあって,合計60億円の好転。つまり,プラスマイナスで言えば,プラス1億5,200万円,こういうことになっているわけです。
これは,余りにも大きな見込み違いではないのか。4年間で60億円,年にならすと15億円もの
財政計画での収入見込みの狂い。これでは,
料金改定を容易に進めるために,意図的に厳しい
財政計画をつくったと言われてもしようがないのではないかと思いますが,あらためてこの点についてどう釈明されるのか,第1点お
伺いいたします。
第2点目で,
一般会計からの繰入れの問題について
伺います。
あらためて
料金改定も含めて
水道財政を見直すというこの時期,
一般会計からの繰入れについて,従前,
一般会計からは消火栓関連あるいはダム建設関連,こういったものについて繰入れがなされ,この4年間に新たに緊急貯水槽関連補助金,地震
対策としてこれが
一般会計から補助金という形で援助を受ける。また,エキノコックス
対策として,この期,長期借入金などに対する新たな援助が進められております。
かつて市営企業調査審議会は,
料金改定とあわせて,公共性の強い
施設建設については
一般会計の助成が望ましい,こういう答申をされておりますことからも,今後,公共性の強い
施設建設,私は
取水施設や
浄水施設,配水
施設,こういうものは欠かせない都市
施設としてこれは
水道料金に課すべきものではないというような
考え方を持っておりますが,これは
事業管理者,
水道局サイドとして
一般会計に新たな繰入れを求める考えがあるのかどうか,そういう
検討をしているのかどうか,この点第2点目に
お尋ねをいたします。
3点目は,料金体系についてであります。
4年前,標準
世帯で消費税込みで19.2%の値上げ。それでなくても家事用料金について言えば,大都市中最高という
本市の
水道料金が,またまた引き上げられて,大きな
市民負担となっている一方で,大口利用者に対してはこれがきわめて低く抑えられて,最低最高の単位料金の比較をあらわす逓増度,料金体系の逓増度で言えば,大阪の6倍を筆頭に大都市が5倍,4倍,こういう逓増度の料金体系を組んで,
市民の負担を軽減する,こういう姿勢をとっているのに対して,
本市は前回の改定で逓増度が2.6倍から2.8倍に0.2ポイント上がったとはいえ,他都市とは大きな開きがあります。
次に,料金を考える機会があれば,逓増度を他都市を比較にして引き上げて,家事用の料金体系を軽くする,こういうことは当然考えるべきだと思いますが,料金体系の
あり方について,逓増度の問題にメスを入れたお考えをお示し願いたい。
4点目に,
理事者はいつも,
本市の都市構造の特徴として,大口利用者に対して高い料金をかけるようなことをすれば地下水に逃げられる,こういうことを繰返し言ってきているわけでありますが,その地下水のくみ上げ規制について真剣に
検討してきているんだろうか,この点についても
お尋ねをしたい。
水道サイドには関係ないというようなことは言ってられないと思うんですよ。
最近でも地下水の汚染の問題,
市民の重大な関心事になっておりますね。トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,
本市においても公害部のほうの調査によりますと,15ヵ所の井戸で汚染が確認されている。地域の中の110ヵ所の井戸のうち,こういうことから一気に33ヵ所が
水道に切りかわってきているというようなことも聞いております。発がん性の強いこういう地下水の汚染というような事態も起きてくれば,なおさらに地下水を貴重な公の水として管理する,こういう行政対応が当然必要になってくると思いますが,地下水のくみ上げ規制について,
水道に関係ないなどというようなお考えはよもやないと思いますが,あらためてどういうふうに受けとめておられるか。
最後に,過大な設備投資の問題について
お尋ねをしたいと思います。
本市の
施設能力は,63年から3年後の
平成7年度までの8年間というのは78万5,000立方メートル,こういう形で推移することになっております。これは,
浄水として供給可能な能力ということです。そういう
本市の
施設能力があるにもかかわらず,実際の配水量はどういうふうに推移してきているか。これを見ますと,3年度の決算で1日最大配水量は60万札000立方メートル,1日平均配水量で言えば,52万6,000立方メートルですね。この78万5,000立方メートルという
施設能力は,63年度からこういう体制になってきているわけでして,それ以前はどういう段階にあったかといいますと,58年度から62年度まで68万5,000立方メートルという
施設能力で推移しているわけですね。
3年度の1日最大配水量の60万8,000立方メートルというのは,
本市の
水道として
歴史的に最大の配水量だったわけですから,この60万8,000立方メートルという現状から照らせば,58年から68万5,000立方メートルというふうになってきているこの
施設能力があれば,今日十分対応できているんだということになるわけですね。つまり,10年先にもういまの需要に見合う
施設能力は
確保してきている,こういうことなんです。この
施設能力をつくるために膨大な設備投資が行われ,しかもこれが多額の元利償還金となって,2005年,長期計画の目標年度としている,
平成で言えば17年,ここにピークが当たるような形でどんどんどんどん元利償還が膨らんでいくというような形になっているわけですね。
つまり,過大な設備投資,私はかつても議会で,こう指摘してまいりました。時間をかけなければならない
水源の
確保,こういう点で言えば,もういま2005年に対応する
水源を手にしているわけですね,われわれは。
取水能力,
取水権,17年先までの人口に,需要に対応できるだけの
水源は
確保しているわけです。問題は,この先行的な
水源確保と現実に見合う
取水施設,
浄水施設,配水
施設をどう現実的に整備を進めるかという問題で,これらは全部
市民の負担にかかわるわけですね。
札幌市の場合,家事用料金の負担は70%でしょう,全体の。
そういう意味で,私は次の
事業計画を考える場合に,現実に照らして過大でない控え目な
市民負担を急激に招くことのないそういう計画が必要ではないかと思うんですが,その点についてもお考えをお示し願いたい。以上。
◎石原
水道事業管理者 私から,第2点目の
一般会計の繰入れについて
お答えをいたします。
水道事業会計といたしましては,お金があることは,よそから来ることは大変ありがたいことですけれ
ども,経営の安定の基盤はみずからの安定の基礎を確立することだと思っております。したがいまして,地方公営企業法に基づいた,独立採算に基づいた安定を求めて進まなければいけないと考えておりますから,いま一般
財政の現状を見たときには積極的に要求していく考えはございません。
◎中嶋
管理部参事 私から1点目と3点目について
お答えを申し上げます。
まず,1点目の現行
財政計画と実績との乖離,それは結果的に見積もりが甘かったんではないかという,そういうご指摘でございました。
荒川
委員がるる述べられましたように,確かに10ヵ月おくれの問題,それから消費税転嫁のおくれの問題,そんなことで約59億円ほどの減収を見込んでおりました。しかし,ご説明にもありましたように,本当におかげさまと申しましょうか,元年あるいは
平成2年,そのときご
承知のように非常に天気がようございました。それと,景気もよかったと。そんなことがございまして,実は
財政計画を策定する段階では
給水収益の伸び率につきましては,62年以前の実績,それを踏まえまして平均的2%という形で組ませていただいたわけでございます。しかし,いま申し上げましたように,元年と2年につきましては4.8あるいは4.5%という,本当にかつてないほどの急激な伸びがございました。そうしたことに支えられて,結果的には4年度末で1億5,000万余りの剰余が出るという,そういう
状況になったわけでございます。
確かに甘かったと言われれば甘かったかもしれませんけれ
ども,やはりこれは当然そうした計画のもとで組ませていただいた。それが好景気あるいは天候に支えられたということで,これは当然予測し得ない事態ではなかったかというふうに理解をしております。
それから,3点目の逓増度の問題でございますか
確かに大阪市あるいはその他の都市で6倍とかあるいは4.7倍とかという,そういう
状況でございます。
本市は,ご
承知のように2.8倍でございますけれ
ども,これはやはりその都市の需要構造から来ているものと判断をしております。
札幌市の場合,家事用が件数で約90%,それから水量で申し上げますと70%という
状況になっております。片や
業務用ということになりますと,収益全体で12%程度と,そういうような
状況でございます。やはり利用者からいただいた料金で企業を運営していくどいうことになりますと,やはり需要構造に合った料金体系というものが,これはどうしても必要でございます。そうした意味で現在の逓増度があるわけでございますけれ
ども,それについては,
札幌市の
状況から見て当然なことではないかというふうに考えております。以上でございます。
◎工藤
給水部長 3点目の地下水規制に対する
考え方につきまして,私のほうからご説明いたしたいと思います。
地下水規制でございますが,
一つは,逓増度を上げれば地下水へ大口需要者が逃げると。それからもう1点は,汚染それから地盤沈下等を考えますと,地下水規制を
水道局としても積極的に考えていくべきではないかと。こういう趣旨のご
質問だと思いますが,ご存じのとおり,地下水規制につきましては,これは衛生局の所管になっておりまして,
水道局といたしましてはいかんともしがたいということになります。
しかしながら,地下水の利用者の動向につきましては,
水道局としても直接収入の増減につながりますものでございますことから,今後とも重大な関心を持ってまいりたいと,こういうふうに考えております。以上でございます。
◎松見 工務部長
施設の投資が過大投資とならないように,これからの計画について十分配慮すべきだろうというご
質問でございます。
基本的に私
どももそういうことで考えておりまして,需要に応じた適切な
施設整備ということで,決して過大にならないようにということが基本でございます。
ちなみに,いままでの1日最大配水量といいますのは,これは気候に左右される部分が大きくございまして,現にいままでの日最大配水量は,
平成2年度が日最大でございまして,いまだにまだこれを更新しておりません。これはあくまでも夏場の気温の継続日数の
影響が大きいものだということでございます。
ちなみに,日最大配水量とそれから
浄水場の能力との比率,これを稼働率と言いますけれ
ども,これは
平成2年度の数字で比較いたしますと,約80%ということになります。12大都市の平均を見ますと,これも約80%ということで,こういう点から見ましても,同じようなレベルではないかなということで考えております。
いずれにいたしましても,今後とも安全・安定
給水というのが基本でございます。これを維持するために必要な最小限の
施設整備ということを心がけていきたいと,このように考えてございます。
◆荒川
委員 答弁いただきました。
私は,いま
質問した問題については,次にじっくりと論議をする機会があるたろうというふうに考えておりますので,
理事者のほうの基本的な姿勢については伺ったと,非常に問題があると,概括的に言えばそういう感じがしますが,しかるべき時期にあらためて
議論をするということで,きょうのところはやめておきます。
○八田
委員長 以上で,議案第6号の質疑を終了いたします。
本日は,これをもって終了し,次回はあす27日午後1時から本
委員会に付託されました全案件に対する討論及び採決を行いますので,定刻までにご参集ください。
それでは,散会いたします。
──────────────
散 会 午後2時26分...