札幌市議会 > 1991-11-26 >
平成 3年第 4回定例会−11月26日-01号
平成 3年第 4回定例会−11月26日-目次

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  1. 札幌市議会 1991-11-26
    平成 3年第 4回定例会−11月26日-01号


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    平成 3年第 4回定例会−11月26日-01号平成 3年第 4回定例会                平成3年   第4回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 1 号)             平成3年11月26日(火曜日)午後1時開会   ――――――――─――――――― 〇議事日程(第1号) 第1 会期の件 第2 議案第1号から第19号まで(市長提出)  議案第20号及び議案第21号(共産党所属議員全員提出) (追加)議案第22号(市長提出)   ――――――――─――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 会期の件 日程第2 議案第1号 平成3年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第2号 平成3年度札幌公債会計補正予算(第2号)  議案第3号 平成3年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算(第1号)
     議案第4号 平成3年度札幌水道事業会計補正予算(第1号)  議案第5号 札幌心身障害者扶養共済制度条例の一部を改正する条例案  議案第6号 札幌電車乗車料金条例の一部を改正する条例案  議案第7号 札幌自動車乗車料金条例の一部を改正する条例案  議案第8号 札幌高速電車乗車料金条例の一部を改正する条例案  議案第9号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案  議案第10号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案  議案第11号 市立札幌病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例案  議案第12号 札幌下水道条例の一部を改正する条例案  議案第13号 札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案  議案第14号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第15号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案  議案第16号 仮称白石温水プール新築工事請負契約締結の件  議案第17号 財産取得の件(公園用地)  議案第18号 財産取得の件(工業団地用地)  議案第19号 市道の認定及び変更の件  議案第20号 札幌税条例の一部を改正する条例案  議案第21号 札幌老人性白内障治療のための人工水晶体購入費等助成条例案 (追加)議案第22号 石狩西部広域水道企業団設立に関する協議の件   ――――――――─――――――― 〇出席議員(65人) 議   長      見 延 順 章 君 副 議 長      湊 谷   隆 君 議   員      道 見 重 信 君 議   員      伊 藤 知 光 君 議   員      宮 本 吉 人 君 議   員      畑 瀬 幸 二 君 議   員      大 西 利 夫 君 議   員      義 卜 雄 一 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      三 上 洋 右 君 議   員      上瀬戸 正 則 君 議   員      武 藤 光 惠 君 議   員      井 上 ひさ子 君 議   員      山 口 た か 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      原 口 伸 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      横 山 博 子 君 議   員      中 嶋 和 子 君 議   員      佐々木 周 子 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      小 谷 俵 藏 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      野 間 義 男 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      工 藤   勲 君 議   員      岡 本 修 造 君 議   員      滝 沢   隆 君 議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      吉 野 晃 司 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ――――――――─――――――― 〇欠席議員(5人) 議   員      加 藤   斉 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      山 崎 七 郎 君 議   員      田 畔   満 君   ――――――――─――――――― 〇説明員 市長         桂   信 雄 君 助役         杉 本   拓 君 助役         木 戸 喜一郎 君 助役         魚 住 昌 也 君 収入役        長 部 幸 一 君
    交通事業管理者交通局長三 海   弘 君 水道事業管理者水道局長石 原 弘 之 君 総務局長       伊 藤 忠 男 君 企画調整局長     田 中 良 明 君 財政局長       高 田   恒 君 市民局長       本 間   雄 君 民生局長       大 長 記 興 君 衛生局長       高 杉 信 男 君 環境局長       大 野 雅 弘 君 経済局長       鈴 木 俊 雄 君 建設局長       平 賀 岑 吾 君 都市整備局長     広 畑 民 雄 君 下水道局長      井 原 貴 男 君 建築局長       関 谷 幸 正 君 市立札幌病院長    竹 田   保 君 消防局長       前 田 悦 雄 君 教育委員会委員    村 田 忠 良 君 教員委員会教育長   荒 井   徹 君 選挙管理委員会委員長 大 橋 八 郎 君 選挙管理委員会委員  越 智 喜代秋 君 選挙管理委員会委員  高 橋 光 義 君 選挙管理委員会委員  加 藤 利 昭 君 人事委員会委員長   山 岡   暸 君 人事委員会委員    水 原 清 之 君 人事委員会事務局長  水 島 典 弘 君 監査委員       野 島 廣 紀 君 監査事務局長     西 村 公 男 君   ――――――─――――――――─ 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      櫻 田 直 己 君 総務課長       植 田 英 次 君 議事課長       坂 野   嵩 君 記録主幹記録係長事務取扱            谷 川 輝 雄 君 調査係長       深 村 康 雄 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 委員会係長     山 内   馨 君 委員会係長     野辺地   正 君 書記         佐 藤 比登利 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         高 佐 三緒子 君 書記         鈴 木 和 弥 君 書記         山 本 扶 美 君 書記         今 井 一 行 君   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) ただいまから,本日をもって招集されました平成3年第4回札幌市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) 出席議員数は,65人であります。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) 本日の会議録署名議員として大西利夫君,吉野晃司君を指名します。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  山崎七郎議員関口英一議員及び春原良雄議員は,所用のため本日及び明27日の会議を欠席する旨,加藤 斉議員は,公務出張のため本日の会議を欠席する旨,それぞれ届け出がございました。  本日の議事日程及び陳情受理付託一覧表は,お手元に配付いたしております。以上でございます。  〔一覧表巻末資料に掲載〕   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) 次に,去る10月15日の本会議において同意の議決を行い,教育委員会委員に任命されました村田忠良委員及び人事委員会委員に選任されました水原清之委員から,各位にごあいさつしたい旨の申し出がありますので,順次,ご紹介をいたします。  まず,村田教育委員。 ◎村田忠良君 村田でございます。諸先生のご承認をいただきまして,去る10月29日教育委員会委員に再任されました。  今後は一層のご指導をいただきながら,重責を全うしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長見延順章君) 次に,水原人事委員。 ◎水原清之君 人事委員会委員として再任を受けました水原でございます。  従前にも増しまして,一層の努力をいたしたいと思いますので,今後ともよろしくご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) これより議事に入ります。  日程第1,会期の件を議題といたします。  (佐藤寿雄君「議長」と呼び,発言の許可を求む。) ○議長見延順章君) 佐藤寿雄君。 ◆佐藤寿雄君 会期設定動議を提出いたします。  すなわち,本定例会会期を本日から12月11日までの16日間とすることを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ただいまの佐藤議会運営委員長動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,本定例会会期は,本日から12月11日までの16日間と決定されました。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) 次に,日程第2,議案第1号から第21号までの21件を一括議題といたします。  この場合,議案第22号 石狩西部広域水道企業団設立に関する協議の件を日程第2に追加し,以上22件を一括議題といたします。  議案第1号から第19号まで及び議案第22号の20件は市長の,議案第20号及び議案第21号の2件は共産党所属議員全員の提出によるものであります。  まず,議案第1号から第19号まで及び議案第22号の20件の提案説明を求めます。桂市長。  (市長桂 信雄君登壇) ◎市長桂信雄君) ただいま上程をされました一般会計補正予算その他の諸案件につきまして,逐次,提案の趣旨とその概要をご説明申し上げます。  まず,議案第1号 平成3年度札幌一般会計補正予算でありますが,以下,事項別明細書記載の順序に従いましてご説明申し上げます。  まず,議会費総務費810万円でありますが,これは,現在,本市では解決すべき多くの重要な課題を抱えておりまして,議会活動におきましても,今後,ますますさまざまな視点からの調査・研究が必要となりますことや,他の政令指定都市との均衡を勘案いたしまして,明年1月から市議会各会派に対する市政調査研究交付金を増額するものであり,所要経費のうち既定予算内で措置できるものを差し引いた額を追加するものであります。  次に,経済費商工費1,000万円でありますが,これは,本市観光国際化を一層促進するため,明年2月1日から4日間にわたり本市を主会場として開催されますアジア・太平洋国際観光サミットにかかわる開催費補助金を補正するものであります。  次に,諸支出金の諸費1億7,000万円でありますが,これは,法人所得の伸びが予想を下回ったことなどによりまして,中間申告により納付されておりました法人市民税等にかかわる還付額が,当初の予想を大幅に上回る見込みとなりましたことから,所要経費を追加するものであります。  以上によります一般会計歳入歳出予算補正総額は1億8,810万円でありまして,この財源といたしましては,市税及び繰越金をもって充てるものであります。  次に,議案第2号 平成3年度札幌公債会計補正予算でありますが,これは,次にご説明いたします中央卸売市場事業会計補正予算に伴う市債を整理するためのものであります。  次に,議案第3号 平成3年度札幌中央卸売市場事業会計補正予算でありますが,これは,中央卸売市場拡張整備に必要な用地の一部につきまして,このほど年度内に取得できる見通しが得られましたことから,所要経費8億9,500万円を追加するものであります。  次に,議案第4号 平成3年度札幌水道事業会計補正予算でありますが,これは,退職者が当初の予想を上回る見込みとなりましたことから,所要経費のうち既定予算内で措置できるものを差し引いた9,300万円を追加するものであります。  次に,議案第5号は,札幌心身障害者扶養共済制度条例の一部を改正する条例案であります。  本市では,心身に障害を持つ方の保護者相互扶助精神に基づき,保護者死亡等により障害者を扶養することができなくなった場合に,残された障害者の方に終身年金を支給するための共済制度を設けておりますが,その掛金につきましては,加入者市民税課税状況等に応じて助成を行なっているところであります。  しかしながら,現行の制度では,一たんは掛金の全額を納付しなければならず,経済的に恵まれない加入者にとりましては,一時的にせよ大きな負担となっておりますことから,本案は,事務簡素化等も考慮し,掛金につきまして,助成制度を廃止して新たに減免制度を導入しようとするものであります。  次に,議案第6号から第8号までは,いずれも交通料金にかかわる福祉割引制度の拡大を内容とするものでありますので,一括してご説明申し上げます。  このたび,運輸省からの通達により,精神薄弱者生活圏を拡大し,その自立と社会参加を促進するため,本年12月1日から,鉄道,バス,タクシー等国内旅客運送にかかわる交通機関について,運賃割引制度が導入されることとなりました。  そこで,本市交通事業におきましても,この通達を受け,すでに実施しております精神薄弱者に対する乗車料金割引対象を拡大いたしますとともに,福祉割引制度全体の均衡を図るため,身体障害者及び養護児童に対する割引制度対象を一部拡大することとしたものであります。  改正案の主な内容を申し上げますと,まず,定期料金につきましては,療育手帳交付を受けている精神薄弱者すべてを割引対象にいたしますとともに,精神薄弱者身体障害者及び養護児童介護人あるいは付添人につきましても,一定の要件のもとに割引対象とするほか,地下鉄定期料金にかかわる割引率の上限を引き上げるものであります。  次に,定期以外の乗車料金についてでありますが,療育手帳交付を受けている精神薄弱者すべてを普通料金割引対象にいたしますとともに,重度の精神薄弱者身体障害者につきましては,その介護人も含めて,回数料金割引を実施するものであります。
     次に,議案第9号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案議案第10号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案議案第11号 市立札幌病院使用料及び手数料条例の一部を改正する条例案及び議案第12号 札幌下水道条例の一部を改正する条例案は,いずれも消費税法の一部を改正する法律が本年10月1日から施行されたこと等を踏まえまして,水道事業中央卸売市場事業病院事業及び下水道事業にかかわる料金等について消費税相当分の改定を行うもの であります。  次に,議案第13号は,札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案であります。  これは,障害児に対する教育の一層の充実を図るため,山の手養護学校からつぼみ小学部分校つぼみ中学部分校及びつぼみ高等部分校を分離し,これらを合わせて新たに一つの養護学校を設置することに伴い,その名称及び位置を定めるものであります。  なお,この養護学校は,明年4月上旬に開校の予定であります。  次に,議案第14号 札幌市立高等学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案及び議案第15号 札幌市立高等専門学校授業料等に関する条例の一部を改正する条例案は,本年10月に道立高等学校入学料及び入学検定料が,また,本年6月に国立高等専門学校入学料及び検定料がそれぞれ改定されましたので,本市高等学校入学料及び入学手数料並びに高等専門学校入学料及び入学選抜料につきましても,これらに準じて改定しようとするものであります。  次に,議案第16号は,仮称白石温水プールの新築にかかわる工事請負契約締結の件でありまして,建物の規模は,鉄筋コンクリートづくり2階建てで,延べ面積2,143平方メートルであります。  この工事請負契約につきましては,地方自治法施行令第167条の規定により指名競争入札を行いましたところ,議案記載請負業者契約の相手方となりましたので,このたび,請負契約を締結しようとするものであります。  次に,議案第17号及び議案第18号は,いずれも財産取得の件であります。  これは,仮称北野たかくら緑地用地及び新川地区工業団地用地の一部を取得しようとするものであります。  次に,議案第22号は,石狩西部広域水道企業団設立に関する協議の件であります。  本市におきましては,平成元年度に定山渓ダムが完成したことによりまして,平成17年に予想されている200万人の市民に必要な水源を確保しているところであります。しかしながら,本市市勢発展状況を考えますと,その後も人口の増加が予想されますことから,新たな水源としての当別ダムの実現と,このダムを水源として,本市のほか小樽市,石狩町及び当別町に水道用水を供給する企業団の発足につきまして,北海道を初め関係地方公共団体と事前の協議を重ねてまいりました。その結果,本年8月には,この協議内容を踏まえた石狩西部地域広域的水道整備計画案北海道知事から示され,本市もこの案に同意したところであります。  そこで,この計画に基づき建設される当別ダムにつきましては,平成4年度の着工が予定されており,これに合わせまして企業団を発足させる必要がありますことから,この企業団設立のための規約を定めるに当たり,北海道小樽市,石狩町及び当別町と協議するため,地方自治法第290条の規定に基づき本案を提出したものであります。  以下,規約案の概要につきましてご説明いたします。  第1に,この企業団は,本市小樽市,石狩町及び当別町に水道用水を供給することを目的とし,構成する地方公共団体は,水道用水の供給を受ける4市町のほか,石狩湾新港地域水源確保を図る立場にある北海道としております。  第2に,企業団議会につきましては,議員の定数を15人とし,各構成団体における議員定数につきましては,各団体の出資金の割合などに応じて協議により定めることとしております。  第3に,企業団執行機関につきましては,企業長のほか,監査委員2名を置くこととしております。  第4に,企業団経費につきましては,用水供給料金企業債補助金出資金負担金その他の収入をもって充てることとし,その負担割合は,構成団体受水割合等を考慮し,その協議により定めることとしております。  なお,この企業団設立につきましては,自治大臣の許可を得る必要がありますので,その設立時期は,明年3月を予定しているものであります。  このほか,議案第19号につきましては,議案末尾に記載の理由によりご了解をいただけるものと存じますので,説明を省略させていただきます。  なお,報告第1号及び報告第2号は,和解及び工事請負契約金額の変更にかかわる専決処分報告であります。  以上で,ただいま上程をされました各案件の説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 ○議長見延順章君) 次に,議案第20号及び議案第21号の2件の提案説明を求めます。荒川尚次君。  (荒川尚次君登壇・拍手) ◎荒川尚次君 私は,ただいまから,日本共産党の9名の議員を代表して,今回私ほか8名が共同で提出した議案第20号 札幌税条例の一部を改正する条例案及び議案第21号 札幌老人性白内障治療のための人工水晶体購入費等助成条例案について,提案の趣旨を簡潔に説明いたします。  まず,議案第20号であります。  引き続く地価高騰は,3年に1度の固定資産評価替えの都度,固定資産税都市計画税の増税となって市民生活に影響を与えてきました。マイホームのローン支払いに追われる勤労者などを直撃しただけでなく,地代,家賃にもはね返って市民生活を圧迫してきました。  特に,同じ課税客体に課税され,同一の納税通知書をもって処理されるにもかかわらず,固定資産税の場合は課税標準額住宅地を2分の1に軽減している上に,200平方メートル以下の住宅地部分については,小規模住宅用地としてさらに2分の1が軽減されて,実質4分の1とされているにもかかわらず,都市計画税には軽減措置が適用されておりません。  100分の0.3の税率都市計画税は,100分の1.4の税率固定資産税と合わせて,100分の1.7の税率となって課税されておりますから,その構成比固定資産税が82.36%,都市計画税は17.64%と単純にはじき出されるのでありますが,実際の市民負担はどうかといえば,本市の場合,200平方メートルの住宅用地にかかわる税額は,全市平均固定資産税が1万9,690円,都市計画税が1万6,880円。最高の中央区の場合で言いますと固定資産税が3万9,170円,都市計画税が3万3,570円と,都市計画税の比率が何と46.15%にもなっているのであります。  このような中で,今日,地価高騰の大都市において,地方税法の枠内での不均一課税として,小規模宅地に対する都市計画税負担軽減措置がとられるようになってまいりました。3年前の東京都における2分の1軽減,そして今年度から大阪市においても3分の1軽減が実施され,さらに大都市に波及する勢いにあります。  このような状況のもとで,本市においても市民の願いにこたえて,200平方メートル以下の小規模宅地にかかわる部分について,都市計画税を来年度から2分の1に軽減すべく本案を提出いたしました。このことによって,土地にかかわる全納税者の84.3%,25万8,000人が減税となり,軽減額は,200平方メートルの土地所有者の場合,全市平均で8,440円。区別では,最高の中央区で1万6,790円,最低の手稲区で5,100円と見込まれます。  また,減税額は25億円余と推定されますが,本市財政が厳しい現状にあるとはいいながら,第3回定例市議会における法人市民税の超過課税の緩和,すなわち大企業減税は強行しているのでありますから,大衆減税を阻む根拠はありません。本市の財政運営の中で十分吸収可能な減税措置と確信しつつ,同僚議員の皆さんのご賛同をお願いする次第であります。  次に,議案第21号についてであります。  高齢者の7割から8割もの多数の方が白内障に冒されているという現状で,人工水晶体,いわゆる眼内レンズの手術が有効な治療法として確立されてきたにもかかわらず,これがいまだに保険の適用から除外されており,お年寄りに1眼10万円から15万円もの負担を強いております。このことが,年金暮らしなどのお年寄りにとって過酷な負担となっているだけでなく,資金の用意ができないため,せっかく光を取り戻せる機会をみすみす見送らざるを得ない方々や,片目だけで我慢している方がたくさんいると聞いております。  いま,生活と健康を守る会や老人クラブなどから,切実な願いを込めた助成要望の請願・陳情が多数本市議会に寄せられております。血を吐くようなお年寄りの声にこたえて,保険適用を国に求める一方,保険適用までの間,低所得のお年寄りに眼内レンズの費用助成を進めることは,本市にとっても緊急課題となっております。  東京都が来年度から10万円を限度とする助成の方針を固めるなど,いま助成に踏み切る自治体が全国的に急増しています。本市議会としても,過日の第3回定例市議会で国に対して保険適用を求める意見書を送ったのに続いて,これがいまだ実施のめどが立っていない状況のもとで,そう長くは待てないお年寄りの願いにこたえ,先進他都市の取組みにも倣って,独自の助成制度をスタートさせるべく来年度予算に向けた取組みが求められております。  かかる状況から,いままさに機は熟しているとの判断から,私どもは条例案を提出いたしました。  この条例案のポイントは,来年4月から,65歳以上のお年寄りのうち,生活保護世帯,所得税非課税世帯に限って,1眼10万円の範囲で,眼内レンズ移植手術に必要な経費を医療機関を通して支払おうとするものであります。とりあえず生活保護世帯,所得税非課税世帯でスタートさせようとするのは,他都市などでの実施状況をにらみつつ,このことによっておよそ対象者の3分の1を救済できるからであります。  なお,助成実施に伴う費用は年間約3,500万円と見込まれますが,この程度の財源ならば,本市財政運営上,何の支障もないと判断しております。  以上,議案第21号について,簡潔に提案の趣旨とその内容について申し上げました。  同僚議員各位に,市民の切実な願いを反映した二つの条例案,すなわち小規模住宅用地にかかわる都市計画税軽減内容とする議案第20号 札幌税条例の一部を改正する条例案及び低所得のお年寄りに1眼10万円の眼内レンズ助成を実施しようという議案第21号札幌老人性白内障治療のための人工水晶体購入費等助成条例案に対するご賛同をお願いし,私の提案説明といたします。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長見延順章君) お諮りをいたします。  ただいま説明のありました議案22件のうち,議案第1号から第5号まで,議案第9号から第15号まで及び議案第17号から第22号までの18件につきましては,議事の都合上,その議事を延期することとし,議案第6号から第8号まで及び議案第16号の4件につきましては,これよりその議事を続行いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。  これより,議案第6号から第8号まで及び議案第16号の4件に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) 質疑なしと認めます。  (佐藤寿雄君「議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長見延順章君) 佐藤寿雄君。 ◆佐藤寿雄君 委員会付託の動議を提出いたします。  すなわち,ただいま議題とされております議案4件のうち,議案第6号から第8号までの3件を経済公営企業委員会に,議案第16号を建設委員会にそれぞれ付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ただいまの佐藤議会運営委員長動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,議案第6号から第8号までの3件は経済公営企業委員会に,議案第16号は建設委員会にそれぞれ付託されました。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) お諮りをいたします。  本日の会議はこれをもって終了し,明11月27日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長見延順章君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ――――――─――――――――─ ○議長見延順章君) 本日は,これで散会いたします。   ――――――─――――――――─      散 会 午後1時29分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           見  延  順  章  署名議員           大  西  利  夫  署名議員           吉  野  晃  司...