札幌市議会 > 1990-02-26 >
平成 2年第 1回定例会−02月26日-05号

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  1. 札幌市議会 1990-02-26
    平成 2年第 1回定例会−02月26日-05号


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    最終取得日: 2024-09-10
    平成 2年第 1回定例会−02月26日-05号平成 2年第 1回定例会                平成2年   第1回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 5 号)             平成2年2月26日(月曜日)午後1時開議   ――――――――─――――――― 〇議事日程(第5号) 第1 議案第30号から第49号まで(市長提出)  陳情第24号,第46号,第106号,第173号,第201号,第208号,第215号,第216号,第218号,第227号,第234号  意見書案第1号(総務委員会所属議員全員提出)   ――――――――─――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第30号 札幌平成元年4月分から同年7月分までの遺族扶助料に係る加算の年額等の特例に関する条例案  議案第31号 札幌証明等手数料条例及び札幌畜犬取締り及び野犬掃とう条例の一部を改正する条例案  議案第32号 札幌国民健康保険条例等の一部を改正する条例案  議案第33号 札幌公設小売市場条例の一部を改正する条例案  議案第34号 札幌緑化推進条例の一部を改正する条例案
     議案第35号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案  議案第36号 財産の取得の件(学校用地)  議案第37号 訴え提起の件(市営住宅明渡し等)  議案第38号 市道の認定,変更及び廃止の件  議案第39号 平成年度札幌一般会計補正予算(第8号)  議案第40号 平成年度札幌一般会計補正予算(第9号)  議案第41号 平成年度札幌土地区画整理会計補正予算(第1号)  議案第42号 平成年度札幌公債会計補正予算(第3号)  議案第43号 平成年度札幌病院事業会計補正予算(第2号)  議案第44号 平成年度札幌高速電車事業会計補正予算(第3号)  議案第45号 平成年度札幌下水道事業会計補正予算(第2号)  議案第46号 専決処分承認の件(一般会計予算補正)  議案第47号 札幌基金条例の一部を改正する条例案  議案第48号 札幌国民健康保険条例の一部を改正する条例案  議案第49号 平成年度当せん金付証票発売限度額を定める件議決変更の件  陳情第24号 北区茨戸の一部地域市街化区域編入に関する陳情  陳情第46号 東区東雁来町の一部地域市街化区域編入に関する陳情  陳情第106号 北区篠路町太平,篠路町上篠路の一部地域市街化区域編入に関する陳情  陳情第173号 北大第二農場跡地公園設置に関する陳情  陳情第201号 北区篠路町上篠路及び東区丘珠町北丘珠の一部地域市街化区域編入に関する陳情  陳情第208号 札幌市豊平区清田の一部地域市街化区域編入に関する陳情  陳情第215号 札幌市の精神発達遅滞児・者の教育充実に関する陳情  陳情第216号 札幌市在住の原爆被爆者援護対策に関する陳情  陳情第218号 在日韓国人法的地位及び待遇改善要請方に関する陳情  陳情第227号 「全身性重度障害者介助人派遣事業実施に関する陳情  陳情第234号 札幌居住原子爆弾被爆者援護対策に関する陳情  意見書案第1号 在日韓国人法的地位に関する意見書   ――――――――─――――――― 〇出席議員(67人) 議   長      吉 野 晃 司 君 副 議 長      工 藤   勲 君 議   員      宮 本 吉 人 君 議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      松 浦   忠 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      加 藤   斉 君 議   員      南   二 郎 君 議   員      吉 田 哲 男 君 議   員      小 田 信 孝 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      田 中 昭 男 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      須 合 一 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      小 谷 俵 藏 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      見 延 順 章 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      朝 川 利 雄 君 議   員      野 間 義 男 君 議   員      湊 谷   隆 君 議   員      宮 口 健太郎 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      磯 野 開 丈 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      斎 藤 忠 治 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      岡 本 修 造 君 議   員      滝 沢   隆 君 議   員      山 崎 七 郎 君 議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      山 本 長 和 君 議   員      吉 田 一 郎 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ――――――――─――――――― 〇欠席議員(2人) 議   員      宮 川 新 市 君 議   員      田 畔   満 君
      ――――――――─――――――― 〇説明員 市長         板 垣 武 四 君 助役         桂   信 雄 君 助役         勝 田 義 孝 君 助役         杉 本   拓 君 収入役        藤 井 憲 次 君 交通事業管理者交通局長長 部 幸 一 君 水道事業管理者水道局長出木岡 謙 三 君 総務局長       木 戸 喜一郎 君 企画調整局長     藤 田 幸 宏 君 財政局長       田 中 良 明 君 市民局長       本 間   雄 君 民生局長       石 原 弘 之 君 衛生局長       島 中 貞 夫 君 環境局長       柴 田 浩 英 君 経済局長       伊 東 義 昭 君 建設局長       魚 住 昌 也 君 下水道局長      渡 辺 信 仁 君 建築局長       柳 町 菊 造 君 市立札幌病院長    竹 田   保 君 消防局長       谷   裕 之 君 教育委員会委員    富士元   明 君 教育委員会教育長   荒 井   徹 君 選挙管理委員会委員長 大 橋 八 郎 君 人事委員会委員長   山 岡   暸 君 人事委員会事務局長  水 島 典 弘 君 監査委員       中 目 啓 市 君 監査事務局長     谷 口 政 範 君   ――――――――─――――――― 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      船 木 宏 通 君 総務課長       植 田 英 次 君 議事課長       坂 野   嵩 君 調査係長       大久保   裕 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 記録係長       谷 川 輝 雄 君 委員会係長     土 屋   逞 君 委員会係長     野辺地   正 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         吉 田 雅 博 君 書記         鈴 木 和 弥 君   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,65人であります。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日の会議録署名議員として加藤 斉君,村山優治君を指名します。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  田畔 満議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。以上でございます。   ――――――――─―――――――                陳 情 受 理 付 託 一 覧 表 (平成2.定1)                             (平成 2. 2.26) ┌────┬────────────────────────┬────┬────┬────┐ │番  号│      件           名     │受  理│付  託│付  託│ │    │                        │年日│年日│委会│ ├────┼────────────────────────┼────┼────┼────┤ │陳  情│保育料の値上げに反対する陳情          │ 2. 2.24│    │    │ │第240 号│                        │    │    │    │ └────┴────────────────────────┴────┴────┴────┘   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第30号から第49号まで並びに陳情第24号,第46号,第106号,第173号,第201号,第208号,第215号,第216号,第218号,第227号及び第234号,並びに意見書案第1号 在日韓国人法的地位に関する意見書の以上32件を一括議題といたします。  委員長報告及び提案説明を求めます。  まず,総務委員長 藤田雅弘君。  (藤田雅弘登壇) ◎藤田雅弘君 総務委員会に付託されました議案8件,陳情7件について,その審査結果をご報告いたしますとともに,意見書案第1号の提案趣旨をご説明いたします。  最初に,議案第39号 平成年度一般会計補正予算(第8号)中関係分議案第40号平成年度一般会計補正予算(第9号)中関係分及び議案第42号 平成年度札幌公債会計補正予算(第3号)についてでありますが,主なる質疑として,今回の補正予算出捐金を計上している財団法人地方公務員等ライフプラン協会はどのような事業を行うのか。協会役員は,現在専従が1人であるが,今後増加し,官僚等天下りポストになるおそれはないのか。また,民間銀行出身者で役員に加わっているが,年金の民間運用等に向けた調査研究を目的にしているのではないのか。地方交付税及び減債基金造成費増額補正は例年になく多額となっているがどのような理由なのか。今回の補正予算消費税関連分はあるのか,等の質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。  また,議案第30号,議案第36号,議案第46号,議案第47号及び議案第49号の5件については,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,いずれも全会一致,可決または承認すべきものと決定をいたしました。  次に,市街化区域編入に関する陳情第24号,陳情第46号,陳情第106号,陳情第201号及び陳情第208号の5件について,その審査結果をご報告いたします。  陳情部分については,これまで,各地域の地質・地形・法規制関係等について理事者から説明を受けるとともに,現地調査を行うなど,現況把握のため精力的に審査を進めてまいりました。  主なる質疑としては,都市計画法区域区分農林漁業との調整措置等に関する農林事務次官通達は,陳情地域編入にどのような影響があるのか。農振法に基づく農用地区域及び伏籠川流域整備計画による保水地域指定されている陳情地域は,市街化区域編入する場合,代替地確保等指定を解除しなければならないとのことだが,調整作業はどこの部局が担当しているのか。また,解除の交渉は,地主が直接担当部局と行うべきものなのか。東区東雁来地区は,地下鉄東豊線の開通で交通利便がよくなり,住宅地としての利便が可能と考えるがどうか。陳情地域内にある住宅の上下水道はどのようになっているのか。陳情地域住民は,環境整備のおくれから,市街化区域内の住民と比較して大きな不利益を受けており,市街化調整区域指定前から居住をしていることに十分配慮した見直し基準を策定し,救済すべきと考えるがどうか。本市の原案はいつごろまでに決定し,道に提出する考えなのか,等の質疑がありました。  さらに,当委員会としては,市街化区域見直しは,本市基本的都市計画にかかわる重要な問題であることにかんがみ,数回にわたり,都市計画行政について委員会を開催をし,関係通達都市計画基礎調査等をもとに,理事者基本方針開発完了後の市街化区域内収容人口等について,鋭意調査実施したところであります。  こうした経緯を踏まえた上で,今回の見直しに当たっては,第3次長期総合計画土地利用構想を踏まえ,計画的で効率的な都市施設整備を図り,あわせて緑に包まれた安全で潤いのある市街地の形成を図るため,おおむね10年先の人口及び産業を適正に収容する規模の範囲内で行うことを基本方針とした陳情判断基準を策定をいたしました。  この基準に基づき採決を行いましたところ,陳情第24号及び陳情第46号の2件については,いずれも全会一致,採択すべきものと,また,陳情第106号,陳情第201号及び陳情第208号の3件については,いずれも全会一致,不採択すべきものと決定をいたしましたところです。  次に,陳情第173号 北大第二農場跡地公園設置に関する陳情についてでありますが,主なる質疑として,本市が取得する跡地公園として整備したいとのことだが,今後,できる限り多くの面積を確保し,住民要望にこたえるべきではないのか。また,体育施設は,ろう学校の開放で対応したいとのことではあるが,道立の場合,計画されてもスムーズに行われない例が多いので,十分の調整を行うべきではないのか。公園内に設置する予定の緑道は,冬期間も十分利用可能な幅員があるのか。跡地埋蔵文化財発掘調査が必要とのことだが,出土した文化財は,跡地内に建設が予定をされている児童会館への展示を検討すべきではないのか,等の質疑がありました。  これらに対して,理事者から,本市では約2.9ヘクタールを取得できる見込みであり,このうち,道路用地を除いた約2.2ヘクタールを平成年度及び4年度の2カ年で,軽スポーツ等,多目的に利用できる芝生広場遊戯広場ゲートボールコート等を配置した近隣公園として整備をしたい。また,ろう学校の開放については,十分検討していくとの回答を道から得ている旨の答弁がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致,採択すべきものとの決定をいたしたところであります。  次に,陳情第218号 在日韓国人法的地位及び待遇改善要請方に関する陳情について,その審査結果をご報告をいたしますとともに,意見書案第1号 在日韓国人法的地位に関する意見書提案趣旨をご説明いたします。  陳情第218号は,在日韓国人法的地位待遇がより安定したものとなるよう,国の関係機関意見書の提出を求めるものであります。在日韓国人は,すでにその多くが日本に生まれ育った二世・三世となっており,地域社会の一員として広く国民の認めるところであります。しかしながら,その法的地位はいまだ不安定な状態にあり,日本居住に関する歴史的特殊性等考えれば,より安定した法的地位待遇が必要であると考えられます。  よって,本委員会としては,陳情第218号を全会一致,採択すべきものと決定し,あわせて,総務委員会所属議員全員により意見書案第1号を提案した次第であります。  以上で報告及び説明を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,文教委員長 荒川尚次君。  (荒川尚次登壇) ◎荒川尚次君 文教委員会に付託されました陳情第215号 札幌市の精神発達遅滞児・者の教育充実に関する陳情について,委員会における審査結果をご報告いたします。  主なる質疑として,平成元年度の高等養護学校への合格率を見ると,札幌市は70%で,他都市に比べて低過ぎるのではないのか。豊明高等養護学校志願者は毎年50人程度であることから,志願者全員を入学させることはできないのか。道立の各高等養護学校等への合格状況定員枠いっぱいなのか。また,北海道計画している精神発達遅滞児対策とは何なのか。精神発達遅滞児は,健常者よりも長期にわたって教育を受ける必要性があり,教育内容を拡充すべきではないのか,等がございました。  これらに対し理事者から,北海道においては,比較的障害の程度が重い生徒を対象とした高等部をモデル的に設置する計画もあることから,この推移を見守りながら,本市としても今後,高等養護学校増設等について道教委十分協議を重ねてまいりたい旨の答弁がありました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,採択すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,環境消防委員長 菅井 盈君。  (菅井 盈君登壇) ◎菅井盈君 環境消防委員会に付託されました議案4件につきまして,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第34号 札幌緑化推進条例の一部を改正する条例案議案第40号 平成年度札幌一般会計補正予算(第9号)中関係分及び議案第45号 平成年度札幌下水道事業会計補正予算(第2号)でありますが,いずれも質疑討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第35号 札幌火災予防条例の一部を改正する条例案についてでありますが,主なる質疑として,今回の改正を徹底するために,タンクの製造業者及び設置業者に対してどういう方法で指導するつもりか。貯蔵の基準改正に対して,一般住宅の場合,地区によっては,土地の不足により対応できないことも考えられるが,緩和措置をとる考えはないのか。可燃物に対する査察の体制はどうなっているのか,等の質疑がありました。  引き続き討論を行いましたところ,共産党・飯坂宗子委員から,一昨年5月の消防法改正は,住民の保安の低下につながるもので,それを受けた当条例改正にも反対であるとの意見の表明がありました。
     討論終結後,採決を行いましたところ,賛成多数で可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,厚生委員長 武市憲一君。  (武市憲一登壇) ◎武市憲一君 厚生委員会に付託されました議案6件及び陳情3件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,札幌証明等手数料条例の一部改正にかかわる議案第31号,国民健康保険条例の一部改正にかかわる議案第32号中関係分及び議案第48号,並びに平成年度一般会計及び病院事業会計補正であります議案第39号中関係分議案第40号中関係分及び議案第43号の以上6件についてでありますが,いずれも質疑討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。  次に,原爆被爆者援護対策に関する陳情第216号及び陳情第234号についてでありますが,両性は,被爆者市内交通機関利用時の交通費助成を求めるものであります。  主なる質疑として,本市内の被爆者手帳所持者はどの程度いるのか。また,その中で敬老パス及び障害者助成により交通費助成を受けている者はどの程度いるのか。被爆者への交通費助成は,11政令指定都市中8市ですでに実施されているが,本市では今後の対応をどう考えているのか。実施の検討に当たっては,民間バスも含めて検討するのか,等がございました。  これに対し理事者から,政令市の実態を参考に,本市においても新年度から,民間バスも含めて,何らかの形で助成に踏み切りたいとの答弁がございました。  討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,採択すべきものと決定をいたしました。  最後に,全身性重度障害者介助人派遣事業実施に関する陳情第227号についてでありますが,主なる質疑として,国の施策として地方自治体が行う介助人派遣事業に対する予算等補助制度はあるのか。在宅福祉政策について,国の考え方及びこれを進めるに当たっての問題点は何か。東京都及び大阪市で実施している介護人派遣事業について,その実態予算規模及び介護人の登録・連絡システムはどのようになっているのか。在宅で家族の介助も得られない重度障害者にとって,現行の家庭奉仕員派遣制度では介助時間が制限されており,また,低所得世帯で有償のヘルパーを利用する場合の経済的救済措置がないことから,介護体制を早急に充実させる必要があると思うが,市は,来年度に向けてどういった対応を考えているのか,等がございました。  これに対して理事者から,東京都及び大阪市の制度を十分に参考にし,全身性重度障害者に対する介助人派遣事業を来年度後半から試行的に実施したいとの答弁がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,採択すべきものと決定をいたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,建設委員長 須合一雄君。  (須合一雄登壇) ◎須合一雄君 建設委員会に付託されました議案6件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第37号 訴え提起の件(市営住宅明渡し等)についてでありますが,主なる質疑として,本件の家賃滞納者について,どのような判断基準により悪質と認定し,訴え提起したのか。また,再度調停を行うなど,時間をかけて解決する考えはないのか。支払い能力があるにもかかわらず滞納している理由は何か。市営住宅家賃滞納額及び不能欠損額実態はどうか。退去者も含めて,滞納整理については強い姿勢で臨むべきと思うが,どのような対策を講じているのか,等がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第39号 平成年度札幌一般会計補正予算(第8号)中関係分についてでありますが,主なる質疑として,用地買収が遅延することによって土地価格が上昇するが,本市予算用地取得にかかわる関係権利者への影響についてどう考えるのか。用地買収に伴う補償は代替地を提供することで行なっているが,代替地の取得状況はどうなっているのか,等がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  次に,議案第32号中関係分議案第38号,議案第40号中関係分及び議案第41号の4件につきましては,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,経済公営企業委員長 森 健次君。  (森 健次君登壇) ◎森健次君 経済公営企業委員会に付託されました議案3件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,札幌公設小売市場条例の一部改正にかかわる議案第32号中関係分及び議案第33号についてでありますが,主なる質疑として,平成元年度中に民営化されない4ヵ所の公設小売市場について,今後どのように民営化の交渉を進めていくのか。そのうち,屯田公設小売市場については,昨年来,使用料が滞納されており,条例などに違反しているが,どのような対応をしてきたのか。また,61年に2億円を投入して活性化を行って以来,協同組合員が脱退する等,経営が不安定となっているが,協同組合の適正な組織化のためどのような指導を行なってきたのか。また,南円山公設小売市場協同組合の理事長が引き続き経営を肩がわりすると聞くが,見通しはどうなっているのか,等がございました。  討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。  次に,議案第44号 平成年度札幌高速電車事業会計補正予算(第3号)についてでありますが,地下鉄建設費補助金の繰り延べに伴う本市のこれまでの金利負担はどの程度だったのか。また,今回の回復処置により,平成元年度末決算見込みで約254億円の資金剰余となるが,今後3年間の財政計画はどのような見通しとなるのか。また,この資金剰余金は,資本費負担の軽減のために使うなど,思い切った活用をすべきと思うがどうか。今回の補正では,料金改定による2ヵ月分の増収を見込んでいるが,値上げ実施時期のおくれによる営業収益の不足額についてはどのように対応するのか,等がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致,可決すべきものと決定をいたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) ただいまの各委員長報告及び提案説明に対し質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) 質疑がなければ,討論の通告がありませんので採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,陳情第106号,第201号及び第208号の3件を一括問題といたします。  陳情3件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (起立者なし) ○議長吉野晃司君) 起立者はありません。よって,陳情3件は不採択と決定されました。  次に,議案第35号を問題といたします。  議案第35号を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長吉野晃司君) 起立多数であります。よって,議案第35号は可決されました。  次に,議案第30号から第34号まで及び第36号から第49号までの議案19件,並びに陳情第24号,第46号,第173号,第215号,第216号,第218号,第227号及び第234号の陳情8件並びに意見書案第1号を一括問題といたします。  議案第30号から第34号まで,第36号から第45号まで及び第47号から第49号までの議案18件並びに意見書案第1号を可決することに,議案第46号を承認することに,陳情8件を採択することにご異議ありませんか。  (「異議なし」)と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,議案18件及び意見書第1号は可決することに,議案第46号は承認することに,陳情8件は採択することに決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 次に,陳情の特別委員会付託についてお諮りします。  各位のお手元に配付のとおり,保育料の値上げ反対を内容とする陳情第240号を第二部予算特別委員会に付託いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,陳情第240号は第二部予算特別委員会に付託されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明2月27日から3月18日までは委員会審査等のため休会とし,3月19日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日はこれで散会いたします。   ――――――――─―――――――      散 会 午後1時30分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           吉  野  晃  司  署名議員           加  藤     斉  署名議員           村  山  優  治...