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平成 元年第 3回定例会−10月11日-06号

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  1. 札幌市議会 1989-10-11
    平成 元年第 3回定例会−10月11日-06号


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    最終取得日: 2024-09-10
    平成 元年第 3回定例会−10月11日-06号平成 元年第 3回定例会                平成元年   第3回定例会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 6 号)             平成元年10月11日(水曜日)午後1時開議   ――――――――─――――――― 〇議事日程(第6号) 第1 議案第8号から第12号まで,議案第16号から第19号まで(市長提出)  陳情第209号,陳情第210号,陳情第212号,陳情第219号,陳情第221号から第223号まで  意見書案第1号(厚生委員会所属議員全員提出)  意見書案第2号(文教委員会所属議員全員提出)  (18件に対する委員長報告等)   ――――――――─――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第8号 平成元年度札幌一般会計補正予算(第3号)  議案第9号 平成元年度札幌公債会計補正予算(第1号)  議案第10号 札幌恩給条例等の一部を改正する条例案
     議案第11号 札幌の街を車粉から守るためスパイクタイヤ使用を規制する条例の一部を改正する条例案  議案第12号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案  議案第16号 財産取得の件(公園用地)  議案第17号 財産取得の件(工業団地用地)  議案第18号 市道認定変更及び廃止の件  議案第19号 平成元年度札幌一般会計補正予算(第4号)  陳情第209号 義務教育費国庫負担法の一部適用除外反対要請方に関する陳情  陳情第210号 義務教育学校学校事務職員栄養職員給与費国庫負担制度堅持要請方に関する陳情  陳情第212号 「原爆被害者援護法制定促進要請方に関する陳情  陳情第219号 世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情  陳情第221号 世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情  陳情第222号 「世界・食の祭典」の債務処理問題に関する陳情  陳情第223号 世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情  意見書案第1号 原爆被害者援護法制定を求める意見書  意見書案第2号 義務教育費国庫負担制度堅特に関する要望意見書   ――――――――─――――――― 〇出席議員(68人) 議   長      吉 野 晃 司 君 副 議 長      工 藤   勲 君 議   員      宮 本 吉 人 君 議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      松 浦   忠 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      加 藤   斉 君 議   員      南   二 郎 君 議   員      吉 田 哲 男 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      田 中 昭 男 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      須 合 一 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      小 谷 俵 藏 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      見 延 順 章 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      朝 川 利 雄 君 議   員      野 間 義 男 君 議   員      湊 谷   隆 君 議   員      宮 口 健太郎 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      磯 野 開 丈 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      斎 藤 忠 治 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      宮 川 新 市 君 議   員      山 田 長 吉 君 議   員      岡 本 修 造 君 議   員      滝 沢   隆 君 議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      山 本 長 和 君 議   員      田 畔   満 君 議   員      吉 田 一 郎 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ――――――――─――――――― 〇欠席議員(2人) 議   員      小 田 信 孝 君 議   員      山 崎 七 郎 君   ――――――――─――――――― 〇説明員 市長         板 垣 武 四 君 助役         桂   信 雄 君 助役         勝 田 義 孝 君 助役         杉 本   拓 君 収入役        藤 井 憲 次 君 交通事業管理者交通局長長 部 幸 一 君 水道事業管理者水道局長出木岡 謙 三 君 総務局長       木 戸 喜一郎 君 企画調整局長     藤 田 幸 宏 君
    財政局長       田 中 良 明 君 市民局長       本 間   雄 君 民生局長       石 原 弘 之 君 衛生局長       島 中 貞 夫 君 環境局長       柴 田 浩 英 君 経済局長       伊 東 義 昭 君 建設局長       魚 住 昌 也 君 下水道局長      渡 辺 信 仁 君 建築局長       柳 町 菊 造 君 国民体育大会事務局長 河 崎 快 二 君 市立札幌病院長    竹 田   保 君 消防局長       谷   裕 之 君 教育委員会委員    秋 山 喜 代 君 教育委員会教育長   荒 井   徹 君 選挙管理委員会委員長 大 橋 八 郎 君 人事委員会委員長   山 岡   暸 君 人事委員会事務局長  水 島 典 弘 君 監査委員       中 目 啓 市 君 監査事務局長     谷 口 政 範 君   ――――――――─――――――― 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      船 木 宏 通 君 総務課長       植 田 英 次 君 議事課長       坂 野   嵩 君 調査係長       大久保   裕 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 委員会係長     田 中 博 之 君 委員会係長     土 屋   逞 君 書記         長 瀬   宏 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         吉 田 雅 博 君 書記         高 佐 三緒子 君   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ただいまから,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,67人であります。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日の会議録署名議員として常本省三君,政氏 雅君を指名します。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  山崎七郎議員及び小田信孝議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  本日の議事日程陳情受理付託一覧表及び議案等審査結果報告書は,お手元に配付いたしております。以上でございます。   ――――――――─―――――――                陳 情 受 理 付 託 一 覧 表  (平成元.定3)                            (平成元.10.11) ┌────┬────────────────────────┬────┬────┬────┐ │番  号│      件           名     │受  理│付  託│付  託│ │    │                        │年日│年日│委会│ ├────┼────────────────────────┼────┼────┼────┤ │陳  情│世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情    │元.10. 4│元.10. 4│総  務│ │第221 号│                        │    │    │    │ ├────┼────────────────────────┼────┼────┼────┤ │陳  情│「世界・食の祭典」の債務処理問題に関する陳情  │元.10. 4│元.10. 4│総  務│ │第222 号│                        │    │    │    │ ├────┼────────────────────────┼────┼────┼────┤ │陳  情│世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情    │元.10. 5│元.10. 6│総  務│ │第223 号│                        │    │    │    │ ├────┼────────────────────────┼────┼────┼────┤ │陳  情│スパイクタイヤ使用規制に関する陳情      │元.10. 6│    │    │ │第224 号│                        │    │    │    │ └────┴────────────────────────┴────┴────┴────┘   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第8号から第12号まで及び議案第16号から第19号まで,並びに陳情第209号,陳情第210号,陳情第212号,陳情第219号及び陳情第221号から第223号まで,並びに意見書案第1号 原爆被害者援護法制定を求める意見書及び意見書案第2号 義務教育費国庫負担制度堅特に関する要望意見書の18件を一括議題といたします。  委員長報告及び提案説明を求めます。  まず,総務委員長 松浦 忠君。  (松浦 忠君登壇) ◎松浦忠君 総務委員会に付託されました議案5件,陳情4件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第19号 平成元年度札幌一般会計補正予算(第4号)並びに世界・食の祭典債務処理問題に関する陳情第219号,陳情第221号,陳情第222号及び陳情第223号についてでありますが,主なる質疑として,食の祭典委員会に対する融資は,市民の70%が反対していると報道されており,反対陳情提出されているが,どのように認識しているのか。赤字責任はどこにあると考えているのか。食の祭典は,実施前から多くの不安が指摘されていたが,成功に向けて具体的にどのように取り組んだのか。また,道に対する運営上の働きかけは,十分に反映されたのか。市長は,食の祭典失敗を残念だと答弁しているが,血税を出資して失敗したことを市民に謝罪すべきではないのか。道の返済計画は,本市協力を前提にしておらず,単独で返済可能な内容となっていることから,赤字処理問題は解決したと考えるがどうか。融資は道からの協力要請を受けて検討した結果決定したとのことだが,具体的にどのような折衝を行ったのか。食の祭典赤字は,本市負担すべき義務はなく,仮に負担した場合,市民にとっては二重負担になると考えるがどうか。本市協力によって短縮される返済期間は6ヵ月程度と考えられることから,早期返済などの効果はほとんど期待できないのではないのか。食の祭典失敗で,民間活力を導入する手法は破綻したと考えるがどうか,などの質疑がありました。  これらに対して理事者から,赤字責任財団及び道にあると認識している。陳情者市民の感情は理解しつつも,経済界の信頼やマイナスイメージを早く払拭したいことから支援を決めた旨の答弁がありました。  次に,討論を行いましたところ,共産党生駒委員から,議案第19号に反対陳情4件に賛成立場意見の表明がありました。  続いて採決を行いましたところ,議案第19号は賛成多数で可決すべきものと,陳情4件は賛成少数で不採択とすべきものと,それぞれ決定いたしました。  また,議案第9号,議案第10号,議案第16号及び議案第17号の4件については,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,文教委員長 荒川尚次君。  (荒川尚次登壇) ◎荒川尚次君 文教委員会に付託されました議案2件,陳情2件について,委員会における審査結果をご報告いたしますとともに,文教委員会所属議員全員提出にかかわる意見書案について,提案趣旨をご説明いたします。  最初に,議案第8号 平成元年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分についてご報告いたします。  主なる質疑として,アジア冬季大会ユニバーシアード冬季大会では,競技レベルに差があるが,両大会では白旗山スキー距離競技場の11キロと15キロコースのどちらを使用するのか。また,両大会後の同競技場利用計画はどのようになっているのか。白旗山スキー距離競技場の総工事費は幾らになるのか。また,ルール改正等に伴う追加経費の財源はどうなっているのか,等がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。  また,議案第12号 札幌児童会館条例の一部を改正する条例案につきましては,質疑討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。  次に,陳情第209号 義務教育費国庫負担法の一部適用除外反対要請方に関する陳情及び陳情第210号 義務教育学校学校事務職員栄養職員給与費国庫負担金堅持要請方に関する陳情の2件の陳情についてご報告いたします。  主なる質疑として,本市学校事務職員栄養職員給与費国庫負担から適用除外となった場合,本市が肩がわりする金額はどのくらいになるのか,等がありました。  討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致採択すべきものと決定いたしました。  なお,陳情趣旨実効を期すため,意見書案第2号 義務教育費国庫負担制度堅特に関する要望意見書を提案した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,厚生委員長 武市憲一君。  (武市憲一登壇) ◎武市憲一君 厚生委員会に付託されました議案第8号 平成元年度札幌一般会計補正予算(第3号)中関係分及び陳情第212号 原爆被害者援護法制定促進要請方に関する陳情について,その審査結果をご報告いたしますとともに,陳情第212号に関して私ほか本委員会所属議員全員により提出いたしました意見書案第1号について,その提案趣旨をご説明いたします。  最初に,議案第8号中関係分についてでありますが,本件は,児童福祉支援システム整備に伴う補正でございます。  主なる質疑として,この事業は厚生省から委託を受けて実施するとのことだが,全国で本市がただ1ヵ所選定されたのはどのような事情によるのか。データの入力を外部に委託した場合など,プライバシーの保護についてはどのような配慮を考えているのか。将来,関係機関とオンライン化された場合に予想された諸問題については,どのように考えているのか,等の質疑がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。  次に,陳情第212号についてでありますが,9月21日に審査を行いましたところ,過去において類似の請願または陳情が本会議提出されたと思うが,どのように処理されたのか,等の質疑がありましたが,討論はなく,採決の結果,全会一致採択すべきものと決定いたしました。  また,当該陳情趣旨実効を期すため,被爆者とその家族や原爆死没者の遺族の不安を解消するよう,意見書案第1号 原爆被害者援護法制定を求める意見書を提案する次第であります。  以上で,報告及び提案趣旨説明を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,建設委員長 須合一雄君。  (須合一雄登壇) ◎須合一雄君 建設委員会に付託されました議案第18号 市道認定変更及び廃止の件について,その審査結果をご報告いたします。
     本件は,市道110路線認定し,24路線変更するとともに,2路線廃止するものであります。  質疑討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,交通問題等調査特別委員長 赤田 司君。  (赤田 司君登壇) ◎赤田司君 交通問題等調査特別委員会に付託されました議案第11号 札幌の街を車粉から守るためスパイクタイヤ使用を規制する条例の一部を改正する条例案について,その審査結果をご報告いたします。  主なる質疑として,市の駐車場については,脱スパイクの掲示を行い,スパイクタイヤ装着車利用を制限をするとのことであるが,具体的にはどのように実施をするのか。公安委員会反則金制度適用期間は,道の脱スパイク推進条例案における使用規制期間より短いものとなる見込みであるが,どのような経緯があったのか。また,これに対する本市の見解はどうか。道条例案は,本市条例案よりも規制期間が緩いものとなっており,本市条例効果が希薄になるとも考えられるが,この点について関係機関とどのような協議を行ってきたのか。また,一切の指導の上でどう対応を行っていくのか。モニター制度については継続をしないとのことであるが,これにかわるものとして,補助金制度等,新たなスタッドレスタイヤ普及促進策実施する意向はあるのか,等の質疑がございました。  これに対し理事者から,道条例案公安委員会反則金制度については,適用期間の違いはあるものの,いずれもスパイクタイヤ装着車をなくする趣旨のものであり,相乗効果によって脱スパイクは一層進むものと考える。今後のスタッドレスタイヤ普及策については,安全運転技術講習会体験試乗会の拡充,あるいは冬期道路整備の充実,国に対する法制化要請など,積極的に対応してまいりたい,等の答弁がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) ただいまの各委員長報告及び提案説明に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) 質疑がなければ,これより討論に入ります。  通告がありますので,発言を許します。生駒正尚君。  (生駒正尚登壇拍手) ◆生駒正尚君 日本共産党を代表し,議案第19号 一般会計補正予算,すなわち世界・食の祭典の巨額の赤字処理支援するために,本市財団に20億円の貸し付けを行うことに反対立場から,簡潔に討論を行います。  なお,これに関連して,北海道商工団体連合会札幌東部民主商工会札幌北部民主商工会北海道生活と健康を守る会連合会などから提出された財団法人食祭典委員会への貸し付け反対する陳情4件については,採択を主張するものであります。  以下,その理由について述べてまいります。  本件は,世界・食の祭典赤字処理に当たり,本市が20億円を無利子で融資を行うものであり,そのために本市市中銀行より一時借り入れを行い,これによって生ずる利率4%,約2億円の利息を負担するというものであります。わが党が,この貸し付け反対をする理由の第1は,ご承知のように,世界・食の祭典の問題は,道議会での論議本市議会での論議を初め,一般マスコミ等での報道でも明らかにされてきましたように,90億円にも上る前代未聞の赤字が生じたのは,道と財団が道の戦略プロジェクト汚職疑惑同根同類のずさんで疑惑にまみれた企画運営の結果生じたものであり,本来的に道と財団責任を持って処理すべきものであり,本市並び札幌市民が何らその負担を負うべきものではないからであります。  わが党の菊田議員代表質問委員会質疑に対する理事者答弁でも明らかなように,本市赤字に対して負う責任は全くなく,道,財団に対する支援義務的でないことは明白であります。市理事者も繰り返し議会の中で,本来的に財団,道が責任を負うべきものとの態度を表明してきたものを,突然態度変更して支援を決めたことは,市民に対する背信行為とも言うべきであり,全く遺憾であります。  第2に,市長並びに理事者が繰り返し述べた貸し付け支援理由が全く認められないことであります。  市長は,開催地として,出資者として,祭典失敗の悪いイメージを早く払拭して,今後のイベント開催に当たっての環境を回復したい。そのために赤字を早急に解消したいと強調されましたが,今回の本市貸し付けの実際の効果は,道,財団債務処理期間11年間のうち数ヵ月程度期間の短縮であって,市長がにしきの御旗にしてきた貸し付け理由,すなわち早急な解消ということからみれば,全く無意味なものであることは明らかであるからです。  第3に,すでに財団と道が債務処理の短期,長期の計画札幌市の支援を当てにしない形の完結した返済計画を持った段階で,本市支援しなければならない特別の理由は存在しないからであります。  以上のように,市民批判が強い食の祭典赤字処理に対して,本市支援する理由は全くないのであります。市長が述べた開催地出資者であるからということについて言えば,わが党の反対を押し切って市民血税出捐金として2,500万円,補助金として5,000万円も支出し,さらに職員も出向させて協力してきたのに,祭典失敗で,開催地である札幌市のイメージが傷つけられたという事態でありますから,その上さらに赤字処理にまた本市負担を負うというのは全く逆であります。市民の強い批判がある中で,血税を投入し,札幌市民に税の二重負担を強制する今回の貸し付けは不当であり,反対するものであります。  以上で討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長吉野晃司君) ほかに発言がなければ,討論を終結し,採決に入ります。  この場合,分割して採決を行います。  まず,陳情第219号及び陳情第221号から第223号までの4件を一括問題といたします。  陳情4件を採択することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長吉野晃司君) 起立少数であります。  よって,陳情第219号及び陳情第221号から第223号までの4件は不採択と決定されました。  次に,議案第19号を問題といたします。  本件を可決することに賛成の諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長吉野晃司君) 起立多数であります。よって,議案第19号は可決されました。  次に,議案第8号から第12号まで及び議案第16号から第18号までの議案8件並びに陳情第209号,陳情第210号及び陳情第212号の陳情3件並びに意見書案第1号及び意見書案第2号の意見書案2件を一括問題といたします。  議案8件及び意見書案2件を可決することに,陳情3件を採択することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,議案第8号から第12号まで,及び議案第16号から第18号までの議案8件並びに意見書案第1号及び意見書案第2号の意見書案2件は可決することに,陳情第209号,陳情第210号及び陳情第212号の陳情3件は採択することに決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 次に,陳情の特別委員会付託についてお諮りします。  各位のお手元に配付いたしておりますとおり,陳情第224号 スパイクタイヤ使用規制に関する陳情交通問題等調査特別委員会に付託いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よってさよう決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明10月12日から10月26日までは委員会審査等のため休会とし,10月27日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日は,これで散会いたします。   ――――――――─―――――――      散 会 午後1時23分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           吉  野  晃  司  署名議員           常  本  省  三  署名議員           政  氏     雅...