札幌市議会 > 1989-09-12 >
平成 元年第 4回臨時会−09月12日-02号

ツイート シェア
  1. 札幌市議会 1989-09-12
    平成 元年第 4回臨時会−09月12日-02号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成 元年第 4回臨時会−09月12日-02号平成 元年第 4回臨時会                平成元年   第4回臨時会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 2 号)             平成元年9月12日(火曜日)午後1時開議   ――――――――─――――――― 〇議事日程(第2号) 第1 議案第1号,議案第2号(市長提出)   ――――――――─――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第1号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例案  議案第2号 札幌水道事業給水条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案   ――――――――─――――――― 〇出席議員(67人) 議   長      吉 野 晃 司 君 副 議 長      工 藤   勲 君 議   員      宮 本 吉 人 君
    議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      松 浦   忠 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      加 藤   斉 君 議   員      南   二 郎 君 議   員      吉 田 哲 男 君 議   員      小 田 信 孝 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      田 中 昭 男 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      須 合 一 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      小 谷 俵 藏 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      見 延 順 章 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      朝 川 利 雄 君 議   員      野 間 義 男 君 議   員      湊 谷   隆 君 議   員      宮 口 健太郎 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      磯 野 開 丈 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      斎 藤 忠 治 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      宮 川 新 市 君 議   員      滝 沢   隆 君 議   員      山 崎 七 郎 君 議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      山 本 長 和 君 議   員      田 畔   満 君 議   員      吉 田 一 郎 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ――――――――─――――――― 〇欠席議員(3人) 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      山 田 長 吉 君 議   員      岡 本 修 造 君   ――――――――─――――――― 〇説明員 市長         板 垣 武 四 君 助役         桂   信 雄 君 助役         勝 田 義 孝 君 助役         杉 本   拓 君 収入役        藤 井 憲 次 君 交通事業管理者交通局長長 部 幸 一 君 水道事業管理者水道局長出木岡 謙 三 君 総務局長       木 戸 喜一郎 君 財政局長       田 中 良 明 君   ――――――――─――――――― 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      船 木 宏 通 君 総務課長       植 田 英 次 君 議事課長       坂 野   嵩 君 調査係長       大久保   裕 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 委員会係長     田 中 博 之 君 委員会係長     土 屋   逞 君 書記         谷   葛 磨 君 書記         長 瀬   宏 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         吉 田 雅 博 君 書記         高 佐 三緒子 君   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより本日の会議を開きます。  出席議員数は,66人であります。   ――――――――─―――――――
    議長吉野晃司君) 本日の会議録署名議員として須合一雄君,関口英一君を指名します。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  山田長吉議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  本日の議事日程はお手元に配付いたしております。以上でございます。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第1号及び議案第2号の2件を一括議題といたします。  ただいまから質疑に入ります。  通告がありますので,発言を許します。小川勝美君。  (小川勝美君登壇・拍手) ◆小川勝美君 私は,日本共産党を代表し,昨日市長から提案されました議案と,その提案説明に関連して質問いたします。  市長が,この春の予算議会提案されました本市公共料金への消費税転嫁条例案と,これにかかわる水道交通料金値上げ議案は,消費税導入に対する市民の強い反対世論配慮した本市議会によって,今日まで継続審査にされてまいりました。  この間,消費税を争点とした参議院選挙が行われ,主権者国民は,公約違反消費税に「ノー」という明確な審判を下し,自民党は大敗北を喫し,参議院で過半数割れを引き起こしました。札幌市内における比例区の自民党得票率は19.9%で,圧倒的多数の市民は,自民党が主張した見直しや手直しではなく,消費税廃止を明確に要求したのであります。  市長は,消費税を外して料金値上げを急ごうと今臨時議会を招集したのでありますが,今回の再提案は,消費税に対する市民の強い反対を反映したものと考えてよいのかどうか。参議院選挙を通じて下された消費税に対する市民の明確な審判に対して,市長はどのようにお考えになっておられるのか,まずお尋ねいたします。  質問の第2は,消費税転嫁議案撤回についてであります。  市長は,市政の主人公は市民であるということを常々申されております。今回の参議院選挙を通じて下された明確な市民審判に従って,市長みずから,水道料金への消費税上乗せを初め,消費税転嫁議案撤回すべきではないでしょうか。名古屋市のように撤回したり,東京都を初め各地で,選挙結果を踏まえ,消費税転嫁議案提案を見送っている例もあることから,市長みずから消費税転嫁議案撤回すべきと考えますが,いかがでありましょうか。参議院選挙結果を踏まえた上での市長公共料金使用料・手数料などへの消費税転嫁についての考えを,いま一度お示し願います。  5月の臨時議会での新設施設にかかわる使用料条例などの対応に引き続く今回水道料金値上げに際して,消費税とそれを除く料金値上げを切り離すことによって料金値上げを急ごうとしているのでありますが,なぜ,継続審査中の議案撤回して,明確に消費税転嫁を否定する姿勢を示さないのか。自民党政府との関係で,みずから撤回はできないが,議会市民意向をくんで判断し,否決をしてもやむを得ないとのお考えなのか,市民の前に明らかにしていただきたいのであります。  質問の第3は,市民生活への配慮に関してであります。  予算議会における説明では,水道は6月1日実施交通についても,運輸省認可を受けすぐ実施するということで,6月ごろを予定していました。  ところが,今回の市長提案によると,水道は来年2月実施交通についても,運輸省認可があっても,実施水道と同じ時期まで延ばすことを念頭に置いて,昨日の提案説明でも,「議会側意向も十分考慮して対処してまいりたい」と述べられました。  しからば,あえてこの時期に,臨時議会まで招集して料金条例の改正を急ぐ必要もなく,交通は第3回定例市議会で,水道は12月の4定でも十分間に合うものと考えますが,いかがでありましょうか。今回の臨時会を招集した意味は何であったのでありましょうか。  近く臨時国会が召集され,消費税廃止問題を焦点に当てた論議がなされるように報道されておりますから,これらの国会論議推移を見てからでもよいのではないでしょうか。水道財政は4年間の収支見通しが示されておりますが,消費税改廃によって大きく財政収支が異なってきます。交通についても同様でありますが,いかがでありましょうか。  わが党は,最悪の不公平税制公約違反消費税の速やかな廃止を主張しておりますが,見直しを主張する自民党ですら,食料品などの非課税を言い始めていますことから,水道交通料金などの公共料金については,当然廃止されるべきでありましょう。今後の消費税改廃に対する市長見通しも含めてお示し願います。  次に,料金値上げの手続問題についてお尋ねします。  水道については,条例案で2月実施となっておりますが,交通については,料金値上げ認可申請をおくらせるのか。また,認可を受けても実施をおくらせるのかも明らかにしていただきたいのであります。  最後に,市長提案説明で,料金値上げ実施をおくらせる理由に,市民負担の軽減に配慮したということを述べられましたが,本当に市民生活配慮を加えるというのであるならば,一般家庭水道料金についてはこれを据え置き,大企業などの大口利用者料金については他の大都市並みに引き上げるなどの修正こそ図るべきではないでしょうか,お尋ねいたします。  また交通についても,消費税を外しても当初提案と同じ初乗り20円値上げというのでは,市民理解や納得を得れないと考えるのでありますが,いかがでありましょうか。市民生活配慮し,今回の値上げは見送るべきと考えますが,料金値上げ撤回考えがないのか,改めてお尋ねし,質問を終わります。(拍手) ○議長吉野晃司君) 答弁を求めます。板垣市長。 ◎市長板垣武四君) まず,ご質問の第1点目と第2点目についてでございます。  消費税につきましては,私は,市民の間にもいろいろなご意見があるということは承知をいたしておりますが,現在,国においても,そうした声を受けとめ,見直しに向けて検討が進められているところであり,その推移を十分見守ってまいるべきだと考えております。私といたしましても,国において国民の声を十分聞き,国民理解が得られるように検討を進めていただきたいと思うものであり,全国市長会を通じまして,かかる点につきましても要望を行っているところでございます。  しかし,消費税法がすでに施行されている現在におきまして,地方公共団体が行う財貨,サービスの提供等につきましても,原則として消費税課税対象とされておりますので,そのそれぞれについて,消費税の円滑かつ適切な転嫁を行うよう,所要の措置を講じる必要がございます。  以上のことから,自治体の長として,法に基づき行政を進めていくことが当然の責務であると考えており,消費税関係条例案撤回考えていないところでございます。  次に,第3点目についてでございますが,交通及び水道は,いずれも市民生活に密着した事業でございますから,後世の市民に多大な負担をもたらすことのないよう,何よりもその安定した事業運営が求められるものであり,そうした中にあって,経営の根幹となる料金水準につきましては,常にその適正化配慮すべきものだと考えております。  このたびの料金改定につきましても,できるだけ早期議会のご審議をいただき,少しでも早く両事業の今後の経営健全化見通しを立てる必要がございますことから,今回臨時市議会にお諮りをしたものでございます。  次に,第4点目についてでございますが,すなわち交通料金改定実施の時期についてでありますが,議決後速やかに申請をいたしますが,この場合,議会側意向も十分考慮してまいりたいと考えております。  次に,第5点目についてでございますが,本市水道需要構造は,家事用が全体の70%を占めておりますことから,少数の大口使用者一定限度以上の負担を強化することは,地下水利用への移行等が予想され,安定収入確保の面で支障を来たすおそれがありますので,これ以上大口使用者料金を引き上げることは適当ではないと考えております。  なお,今回の料金改定に当たりましては,家事用などの生活関連用水について,特に低廉化配慮しているところでございます。  また,交通料金改定に当たりましては,市民負担をできるだけ抑制するため,一般会計からの補助金の大幅な増額を図りながら,3事業とも初乗り20円の改定提案したところであり,これらの措置を行ったとしても,なお相当の赤字が見込まれているところでございます。  さらに,現時点で財政収支見直しを行ったところ,一層収支の悪化が見込まれますことから,できるだけ早期改定実施したいと考えたものでございます。  また,この料金水準は,すでに昨年料金改定実施しております他の大都市料金水準と比較して同程度もしくは低いものとなっております。これらのことから,今回の料金改定十分市民負担配慮したものでございますので,ぜひご理解をいただきたいと存じております。以上でございます。 ○議長吉野晃司君) ほかに発言がなければ,質疑を終了します。  (朝川利雄君「議長」と呼び,発言の許可を求む) ○議長吉野晃司君) 朝川利雄君。 ◆朝川利雄君 委員会付託動議を提出いたします。  すなわち,ただいま議題とされております議案2件を第二部予算特別委員会に付託することを求める動議であります。(「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ただいまの朝川議会運営委員長動議に対し,所定の賛成者がありますので,本動議を直ちに問題とし,採決を行います。  動議のとおり決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,議案第1号及び議案第2号の2件は第二部予算特別委員会に付託されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) お諮りします。  本日の会議はこれをもって終了し,明9月13日は休会とし,9月14日午後1時に再開いたしたいと存じますが,ご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日はこれで散会いたします。   ――――――――─―――――――      散 会 午後1時15分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           吉  野  晃  司  署名議員           須  合  一  雄  署名議員           関  口  英  一...