札幌市議会 > 1989-05-12 >
平成 元年第 1回臨時会−05月12日-02号

ツイート シェア
  1. 札幌市議会 1989-05-12
    平成 元年第 1回臨時会−05月12日-02号


    取得元: 札幌市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成 元年第 1回臨時会−05月12日-02号平成 元年第 1回臨時会                平成元年   第1回臨時会           札 幌 市 議 会 会 議 録 (第 2 号)             平成元年5月12日(金曜日)午後1時開議   ――――――――─――――――― 〇議事日程(第2号) 第1 議案第1号から第14号まで  平成元年第1回定例市議会議案第54号,平成元年第1回定例市議会議案第56号(市長提出)  (16件に対する常任委員長・第一部及び第二部予算特別委員長報告等)   ――――――――─――――――― 〇本日の会議に付した事件 日程第1 議案第1号 平成元年札幌一般会計補正予算(第1号)  議案第2号 専決処分承認の件(一般会計予算補正)  議案第3号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案  議案第4号 札幌婦人文化センター条例の一部を改正する条例案  議案第5号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案
     議案第6号 札幌国民健康保険条例の一部を改正する条例案  議案第7号 札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案  議案第8号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案  議案第9号 札幌婦人文化センター条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案  議案第10号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例の一部を改正する条例案  議案第11号 専決処分承認の件(札幌市税条例の一部改正)  議案第12号 公営住宅新築(その1)工事請負契約締結の件  議案第13号 公営住宅新築(その2)工事請負契約締結の件  議案第14号 公営住宅新築(その3)工事請負契約締結の件  平成元年第1回定例市議会議案第54号 札幌社会福祉総合センター条例案  平成元年第1回定例市議会議案第56号 札幌青少年山家条例案 追加日程 決議案第1号 札幌市とノボシビルスク市との友好促進に関する決議   ――――――――─――――――― 〇出席議員(69人) 議   長      吉 野 晃 司 君 副 議 長      滝 沢   隆 君 議   員      宮 本 吉 人 君 議   員      武 市 憲 一 君 議   員      大 越 誠 幸 君 議   員      高 橋 忠 明 君 議   員      猪 熊 輝 夫 君 議   員      西 村 茂 樹 君 議   員      松 浦   忠 君 議   員      長 内 順 一 君 議   員      柿 崎   勲 君 議   員      春 原 良 雄 君 議   員      関 口 英 一 君 議   員      千 葉 英 守 君 議   員      飯 坂 宗 子 君 議   員      福 士   勝 君 議   員      常 本 省 三 君 議   員      佐 藤 美智夫 君 議   員      佐 藤 寿 雄 君 議   員      室 橋 一 郎 君 議   員      川口谷   正 君 議   員      加 藤   斉 君 議   員      南   二 郎 君 議   員      吉 田 哲 男 君 議   員      小 田 信 孝 君 議   員      丹 野   勝 君 議   員      森   健 次 君 議   員      村 山 優 治 君 議   員      生 駒 正 尚 君 議   員      田 中 昭 男 君 議   員      柴 田 薫 心 君 議   員      山 田 信市郎 君 議   員      青 木   護 君 議   員      須 合 一 雄 君 議   員      富 田 新 一 君 議   員      澤 木 繁 成 君 議   員      伊与部 敏 雄 君 議   員      水 由 正 美 君 議   員      赤 田   司 君 議   員      本 舘 嘉 三 君 議   員      唯   博 幸 君 議   員      八 田 信 之 君 議   員      小 川 勝 美 君 議   員      見 延 順 章 君 議   員      加 藤 隆 司 君 議   員      田 畑 光 雄 君 議   員      朝 川 利 雄 君 議   員      野 間 義 男 君 議   員      湊 谷   隆 君 議   員      工 藤   勲 君 議   員      宮 口 健太郎 君 議   員      政 氏   雅 君 議   員      常 見 寿 夫 君 議   員      磯 野 開 丈 君 議   員      長 岡 武 夫 君 議   員      斎 藤 忠 治 君 議   員      荒 川 尚 次 君 議   員      越 智 健 一 君 議   員      宮 川 新 市 君 議   員      山 田 長 吉 君 議   員      岡 本 修 造 君 議   員      山 崎 七 郎 君 議   員      藤 田 雅 弘 君 議   員      山 本 長 和 君 議   員      田 畔   満 君 議   員      吉 田 一 郎 君 議   員      高 橋 重 人 君 議   員      菊 田 勝 雄 君 議   員      菅 井   盈 君   ――――――――─――――――― 〇欠席議員(1人) 議   員      小 谷 俵 藏 君   ――――――――─――――――― 〇説明員 市長         板 垣 武 四 君 助役         桂   信 雄 君 助役         杉 本   拓 君 収入役        藤 井 憲 次 君 総務局長       木 戸 喜一郎 君 企画調整局長     藤 田 幸 宏 君 財政局長       田 中 良 明 君 市民局長       本 間   雄 君 民生局長       石 原 弘 之 君 経済局長       伊 東 義 昭 君 建設局長       魚 住 昌 也 君 建築局長       柳 町 菊 造 君
    教育委員会委員    冨士元   明 君 教育委員会教育長   荒 井   徹 君   ――――――――─――――――― 〇事務局出席職員 事務局長       鍛冶沢   徹 君 事務局次長      船 木 宏 通 君 総務課長       植 田 英 次 君 議事課長       坂 野   嵩 君 調査係長       大久保   裕 君 資料係長       沼 田 光 弘 君 議事係長       高 森 政 行 君 記録係長       谷 川 輝 雄 君 委員会係長     田 中 博 之 君 委員会係長     土 屋   逞 君 書記         谷   葛 磨 君 書記         長 瀬   宏 君 書記         木 内 二 朗 君 書記         吉 田 雅 博 君   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより,休会前に引き続き会議を開きます。  出席議員数は,69人であります。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 本日の会議録署名議員として川口谷 正君,吉田一郎君を指名します。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ここで,事務局長に諸般の報告をさせます。 ◎事務局長鍛冶沢徹君) 報告いたします。  小谷俵藏議員は,所用のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  また勝田助役は,公務出張のため本日の会議を欠席する旨,届け出がございました。  本日の議事日程及び議案審査結果報告書はお手元に配付いたしております。以上でございます。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) これより議事に入ります。  日程第1,議案第1号から第14号まで並びに平成元年第1回定例市議会議案第54号及び同じく議案第56号の16件を一括議題といたします。  委員長報告を求めます。  まず,総務委員長 松浦 忠君。  (松浦 忠君登壇) ◎松浦忠君 総務委員会に付託されました議案3件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,議案第2号 専決処分承認の件(一般会計予算補正)についてでありますが,主なる質疑として,ユニバーシアード冬季大会開催にかかわる寄附金は,大会開催経費に充てることが最も明確になるような,新たな基金を設けるなどして積み立てるべきではないのか。また,アジア大会に対して寄附金があった場合,今回と同様に取り扱う考えはないのか。まちづくり推進基金は今後,施設整備だけでなく,運常費などのソフト面にも使用する考えとのことだが,文教施設公園整備のための部分までも流用をすることのないよう運用すべきだと考えるがどうか,などの質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致承認すべきものと決定いたしました。  次に,議案第11号 専決処分承認の件(札幌市税条例の一部改正)についてでありますが,主なる質疑として,市税条例改正を専決処分するに当たり,議会側議会開会を要請したのか。63年度分の市税は,国税の状況考えると,相当増収になると思うが,現時点での見込みはどのようになっているのかなどの質疑がありました。  討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致承認すべきものと決定いたしました。  また,議案第1号については,質疑討論はなく,採決を行いましたところ,全会一致可決すべきものと決定をいたしました。以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,文教委員長 荒川尚次君。  (荒川尚次登壇) ◎荒川尚次君 文教委員会に付託されました議案第7号 札幌市立学校設置条例の一部を改正する条例案について,その審査結果をご報告いたします。  主なる質疑として,新設を提案している5校について,特に地元等で問題となった事項などはないのか。また,当該条例提出時期については検討を要するのではないのかなどがありました。  討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定いたしました。以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,厚生委員長 武市憲一君。  (武市憲一登壇) ◎武市憲一君 厚生委員会に付託されました議案第6号 札幌国民健康保険条例の一部を改正する条例案につきまして,その審査結果をご報告いたします。  主なる質疑として,今回の条例改正は,現行の保険料軽減水準を維持するために規定整備を行うものとのことだが,満60歳未満の者も含め,対象者すべてについて従来の軽減水準が維持されるのか。軽減対象外である高額の年金等受給者保険料については,今回の所得税法改正によって差が生じることになるのか等がございました。  討論はなく,採決の結果,全会一致可決すべきものと決定をいたしました。以上でご報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,建設委員長 須合一雄君。  (須合一雄登壇) ◎須合一雄君 建設委員会に付託されました公営住宅新築工事請負契約締結にかかわる議案第12号から議案第14号までの議案3件について,その審査結果をご報告いたします。  これらは,公営住宅である屯田緑里団地里塚団地及び星置駅前団地新築工事契約締結内容とするものでありますが,質疑討論はなく,採決の結果,いずれも全会一致可決すべきものと決定いたしました。以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,第一部予算特別委員長 澤木繁成君。  (澤木繁成君登壇) ◎澤木繁成君 ただいま議題となりました議案のうち,第一部予算特別委員会に付託されました議案5件について,その審査結果をご報告いたします。  最初に,平成元年第1回定例市議会議案第56号 札幌青少年山家条例案についてでありますが,主なる質疑として,本案は,条例使用料上限を定め,規則消費税を含まない使用料を設定するとのことだが,今回新たに提案した婦人文化センター条例使用料を定めることになっており,内部的に整合性がとれていないと考えるがどうか。使用料は本来条例で定めるべきであり,上限のみを設定する方法は,変動の多いものなどに限るべきではないのか。また,条例案は,1時間当たりの使用料等を示すなど,もっと詳しい形で提案すべきではないのか。本案は,1定で継続審査とした消費税含みのままで早期議決を求めているが,継続審査中の消費税関連の他の議案のことを考えると,本来本案は撤回の上,消費税抜きの形で再提出すべきではないのか,等の質疑がありました。  次に,区民センター使用時間改定を定める議案第3号,婦人文化センター新設施設使用料を定める議案第4号,これらの条例案と,継続審査に付されている条例案重複部分を整理する議案第8号及び議案第9号の4件についてですが,主なる質疑として,本臨時市議会では,区民センター使用時間改定を定める議案第3号,婦人文化センター新設施設使用料を定める議案第4号のみを,継続審査となっているもとの条例に差しかえて提案するべきではないのか。議会消費税関係議案をいまだに認めておらず,また,他都市動向市民消費税廃止を求める世論を勘案すれば,市長は今回の議案提出方法に見られるような消費税にこだわった政治姿勢を改めるべきではないのか,等の質疑がありました。  以上が本委員会における質疑概要であります。  続いて,議案5件に対する討論を行いましたところ,共産党飯坂委員から,議案第56号,議案第8号及び議案第9号の3件に反対議案第3号及び議案第4号の2件に賛成立場意見表明がありました。  討論終結後,採決を行いましたところ,議案第56号,議案第8号及び議案第9号の3件は賛成多数で,議案第3号及び議案第4号の2件は全会一致で,いずれも可決すべきものと決定いたしました。以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) 次に,第二部予算特別委員長 見延順章君。  (見延順章登壇) ◎見延順章君 第二部予算特別委員会に付託をされました議案3件について,その審査経緯と結果をご報告申し上げます。  最初に,平成元年第1回定例市議会議案第54号 札幌社会福祉総合センター条例案についてでありますが,主なる質疑として,社会福祉総合センター使用料については,条例限度額を定め,具体的な徴収額規則に委任するという方針をとっておりますが,他の類似施設では条例の中で使用料を定めており,整合性がとれていないと思うが,今回の規則で定めた理由は何か。また,公の施設使用料の定め方について,市の基本的な考え方及び今後の対応についてどうなっているのか。規則消費税を除いた使用料を定めたとしても,市長の判断で規則改正をすることにより,いつでも消費税を転嫁できることになるので,条例の中で使用料を規定すべきと思うがどうか。消費税法を遵守するという市長基本姿勢と,規則によって消費税を除いた使用料を定めるという方法には,いささか矛盾があると思うがどうか。  次に,中央卸売市場業務規程改正にかかわる議案第5号及び議案第10号についてでありますが,主なる質疑として,市場取引は,4月1日の消費税導入以降も,市の行政指導や業者の協力によって混乱なく行われているにもかかわらず,改正を急ぐ理由は何か。市場取引消費税転嫁を認めることになる改正については,世論動向が定まらない状況の中では慎重に対処すべきと思うがどうか。改正に関する国からの指導は具体的にどのようなものなのか。  以上が本委員会における質疑概要であります。  続いて,議案3件に対する討論を行いましたところ,社会党猪熊委員共産党小川委員から,会派を代表してそれぞれの立場から意見表明がありました。  討論終結後,採決を行いましたところ,議案第5号,議案第10号及び継続審査となっております議案第54号の以上3件については,賛成多数でいずれも可決すべきものと決定をいたした次第であります。以上で報告を終わります。 ○議長吉野晃司君) ただいまの各委員長報告に対し,質疑はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) 質疑がなければ,これより討論に入ります。  通告がありますので,順次発言を許します。  まず,猪熊輝夫君。  (猪熊輝夫登壇拍手) ◆猪熊輝夫君 私は,社会党議員会を代表して,平成元年度第1回臨時市議会に提案された議案中,議案第5号 札幌中央卸売市場業務規程の一部を改正する条例案及び同第10号については反対立場で,残余の議案については賛成立場討論を行います。  中でも,議案第5号と10号の中央卸売市場条例案について,若干の意見を述べたいと思います。  中央卸売市場提案内容は,使用料金では消費税を抜いた内容になってはいるものの,民民間取引においては,消費税を上乗せする格好になっているのであります。確かに,使用料金の中で消費税を抜いたことは,これまでの継続審査経緯からいっても当然のことでありますが,その一方で,民民間取引段階で上乗せするということは,明らかに矛盾した行為であります。  この方式からすれば,たとえ使用料金消費税をかけなかったとしても,民民間消費税をかけたなら,結果的に小売段階消費税をかけなければなりません。その結果,消費者である市民にその負担が回ってくるわけであります。公的な範囲では消費税をかけないといいながらも,これでは,実質的に消費税を導入したことに変わりありません。ある意味では,消費税に対する札幌市の対応が一貫せず,この相反する対応について,市長市民にどのような説明をしようとするのか,全く無責任な話であります。  また,各自治体動きを見ましても,現在市場条例に関して継続審査となっている都市は,札幌市を初め,政令指定都市では横浜・名古屋があり,道内では函館市があります。しかし,いずれの都市もまだ継続審査のままであり,その後の動きは全く見られません。むしろ,こうした背景には,各都市とも,国や世論動向をもう少し注視しようとする姿勢がうかがえます。  なぜなら,消費税は法的な意味ではスタートし,実施されたものの,世論は,総じて不満や怒りをあらわしており,あらゆる機関においても困惑の度を増しているからであります。むしろ,継続審査となっているものは廃止していこうとする動きさえ見られるのであります。そうした中で,いま,なぜ札幌市だけが結論を急ごうとするのか,その真意は全く理解できないのであります。  したがって,昨日の伊東経済局長説明にもありましたように,4月1日の行政指導により,市場での取引では混乱もなく,またスムーズに運営されているということであり,今臨時議会で緊急に業務規程改定しなければならない理由は全くありません。その上,3月の定例議会では,札幌市として消費税廃止する意見書賛成多数で可決しております。  以上の視点より,社会党議員会としては,中央卸売市場に関する二つの条例案,第5号及び第10号の条例改正案については反対であります。  また,社会福祉総合センター条例については,消費税込み上限を決め,規則消費税を抜いて料金を設定するやり方には問題がなしとはしませんが,6月オープンを考えたとき,やむを得ないものと考えます。今後,このような条例については,十分整合性を保つよう訴えるものであります。  以上,社会党議員会立場を明らかにして討論を終えますが,理事者にあっては,今後,私ども社会党議員団が訴えてきた意見・要望などを十分参酌して行政執行に当たられるよう,重ねて要望するものであります。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長吉野晃司君) 次に,飯坂宗子君。  (飯坂宗子登壇) ◆飯坂宗子君 私は,ただいまから,日本共産党を代表し,本臨時会に付議されました議案14件のうち,議案第5号,議案8号ないし第10号及び継続審査となっていた第1回定例会議案第54号・第56号に反対立場から,以下簡潔に,その理由に触れながら討論を行います。  市長は5月10日,わが党の高橋議員の質問に対する本会議答弁で,消費税実施後1ヵ月余り経過し,戸惑いはあるが,法改正後の混乱はつきものであり,法がある以上は,それに従うのが自治体の長の責務であるとか,継続審査議案についても,議会早期に可決することを期待しているなどと,天下の悪税「消費税」を認め,これを市民に転嫁する条例案早期可決議会に求める姿勢を明らかにしました。  4月1日の消費税実施後も,消費税反対の声は弱まるどころか,この悪税廃止を求める市民運動は新たな高まりを示しております。5月1日,札幌商店街振興組合連合会は,消費税廃山の運動を進めるという同商店街振興組合連合会決定を確認するなど,消費税導入前とは明らかに違う新たな反対運動が広がっているのであります。  こうした今日の状況を無視して,市長は昨日の第一部予算特別委員会での答弁で,消費税に対する反対世論が鎮静化しているかのような認識を示されましたが,これは事実誤認,実態無視,あるいは国の消費税鎮静化発言に迎合した政治的発言のいずれかであり,全く遺憾であります。  また,名古屋などでの消費税関連条例撤回動きに,「困ったもの」との認識を示すなど,第1回定例議会消費税廃止意見書可決に見られる本市議会の意向にも背を向けて,いまだに消費税転嫁に固執している市長の態度は,とうてい市民の理解を得られるものではありません。  これ以上の負担はやめてほしいという市民の声に耳を傾け,議会の意思を尊重するのであれば,継続審議となっている条例改正案の本体,すなわち,第1回定例会議案第19号及び同第23号を撤回した上で,今回の議案第3号 札幌区民センター条例の一部を改正する条例案及び第4号 札幌婦人文化センター条例の一部を改正する条例案の提案をすべきでありますのに,市長条例の差しかえをあえて行わず,昨日の第一部予算特別委員会質疑でも明らかなように,事務的,実務的な措置どころか,消費税関連条例を生かすための政治的対応として議案第8号及び第9号の調整条例を提案しており,これでは議会が認めるわけにはいかないのであります。  また第1回定例会議案第54号 札幌社会福祉総合センター条例案及び議案第56号 札幌青少年山家条例案についても,消費税を含んだ使用料をそのままにしておきながら,施行規則消費税分を除いて実施するという不当な対応ではなく,当然,消費税分を除いた料金条例そのものを差しかえて提案すべきであり,消費税を含むこれらの条例案には反対するものであります。  さらに,議案第5号については,中央卸売市場取引にかかわる消費税について,外税方式を追認して業務規程改正を行うものであり,調整条例議案第10号とあわせて,市民とともに消費税の速やかな廃止を求めているわが党としては,賛成しかねるものであります。  以上で討論を終わります。(拍手) ○議長吉野晃司君) ほかに発言がなければ,討論を終結し,採決に入ります。
     この場合,分割して採決を行います。  まず,議案第5号及び議案第10号の2件を一括問題といたします。  議案2件を可決することに賛成諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長吉野晃司君) 起立多数であります。よって,議案2件は可決されました。  次に,議案第8号,議案第9号並び平成元年第1回定例市議会議案第54号及び同じく議案第56号の4件を一括問題といたします。  議案4件を可決することに賛成諸君のご起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長吉野晃司君) 起立多数であります。よって,議案4件は可決されました。  次に,議案第1号から第4号まで,議案第6号,議案第7号及び議案第11号から第14号までの10件を一括問題といたします。  議案10件を可決または承認することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,議案10件は可決または承認されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) ここで日程に追加いたしまして,決議案第1号 札幌市とノボシビルスク市との友好促進に関する決議を議題といたします。  本件は全議員の提出によるものでありますので,直ちに採決に入ります。  本件を可決することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,決議案第1号は可決されました。   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 最後にお諮りします。  各位のお手元に配付の閉会中継続審査申出一覧表記載の議案・請願・陳情につきましては,各委員長から,閉会中継続審査といたしたい旨の申し出がありますので,その申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長吉野晃司君) ご異議なしと認めます。よって,さよう決定されました。   ――――――――─―――――――             閉会中継続審査申出一覧表(議案・請願・陳情)  (平成元.臨1) ┌──────┬───────────────┬──────────┬──────────┐ │ 委員会名 │  議         案  │ 請      願 │ 陳      情 │ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │       │               │第 16 号 〜 第 19 号│第 10 号  第 16 号│ │      │               │第 64 号  第 69 号│第 24 号  第 46 号│ │      │               │          │第 50 号  第 54 号│ │      │               │          │第 57 号  第100 号│ │総務    │               │          │第106 号  第108 号│ │      │               │          │第123 号  第125 号│ │      │               │          │第132 号 〜 第134 号│ │      │               │          │第152 号      │ │      │               │          │第170 号 〜 第173 号│ │      │               │          │第200 号  第201 号│ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │      │               │第 21 号  第 40 号│第104 号  第105 号│ │文教    │               │第 44 号  第 58 号│第159 号  第175 号│ │      │               │第 61 号  第 62 号│          │ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │環境消防  │               │          │第176 号  第180 号│ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │      │               │第 28 号  第 54 号│第 20 号  第 28 号│ │      │               │第 55 号      │第 52 号  第 53 号│ │厚生    │               │          │第 55 号  第 56 号│ │      │               │          │第 65 号  第 66 号│ │      │               │          │第 71 号  第110 号│ │      │               │          │第166 号  第177 号│ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │建設    │               │第 36 号      │第 2 号  第 8 号│ │      │               │          │第 59 号  第113 号│ │      │               │          │第135 号  第136 号│ │      │               │          │第153 号  第158 号│ │      │               │          │第167 号  第185 号│ │      │               │          │第198 号  第199 号│ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │経済公営企業│               │第 53 号  第 68 号│第179 号      │ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │      │(平成元年第1回定例市議会議案)│          │          │ │第一部   │   第 19 号 〜 第 24 号   │          │          │ │      │   第 28 号  第 31 号   │          │          │ │予算特別  │   第 39 号         │          │          │ │      │   第 41 号 〜 第 47 号   │          │          │ ├──────┼───────────────┼──────────┼──────────┤ │第二部   │(平成元年第1回定例市議会議案)│          │第193 号  第197 号│ │      │   第 25 号 〜 第 27 号   │          │          │ │予算特別  │   第 29 号  第 30 号   │          │          │ │      │   第 33 号 〜 第 38 号   │          │          │ └──────┴───────────────┴──────────┴──────────┘   ――――――――─――――――― ○議長吉野晃司君) 以上で,本臨時会に付議の案件はすべて議了いたしました。  これをもって,平成元年第1回札幌市議会臨時会を閉会いたします。   ――――――――─―――――――      閉 会 午後1時29分 上記会議の記録に相違ないことを証するためここに署名する。  議  長           吉  野  晃  司  署名議員           川 口 谷     正  署名議員           吉  田  一  郎...