船橋市議会 > 2017-11-09 >
平成29年11月 9日市民環境経済委員会−11月09日-01号

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  1. 船橋市議会 2017-11-09
    平成29年11月 9日市民環境経済委員会−11月09日-01号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    平成29年11月 9日市民環境経済委員会−11月09日-01号平成29年11月 9日市民環境経済委員会                                   平成29年11月9日(木)                                          午後3時                                     第4・第5委員会室 [議題] 1.窓口プロセス改革事業進捗報告について(報告) 2.行政視察の感想について 3.船橋市観光協会との意見交換会について    ………………………………………………………………………………          15時01分開会 ○委員長(つまがり俊明) それでは、ただいまから市民環境経済委員会を開会する。    ────────────────── △委員会の傍聴について  現段階で傍聴の申し出はない旨、委員長から報告があった。    ────────────────── △委員会進め方等について ○委員長(つまがり俊明) 窓口プロセス改革事業進捗報告について理事者から報告を受け、質疑があれば質疑を行う。  次に、さきの委員会でご案内したとおり、行政視察を終えての感想を述べていただく。
     最後に、来年1月18日に予定している船橋観光協会との意見交換会について協議いただきたい。  以上のとおり、進めることとしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(つまがり俊明) では、そのように決する。    ────────────────── 1.窓口プロセス改革事業進捗報告について(報告) [理事者説明] ◎市民生活部長 窓口業務プロセス改革、本年度から実施しているが、その進捗報告について、戸籍住民課長から報告する。 ◎戸籍住民課長 説明は、お手元にお配りした窓口業務プロセス改革事業進捗報告についてという資料に沿って説明をさせていただく。  まず、資料の1ページ目をごらんいただきたい。  初めに、事業概要である。本年第1回定例会議案等説明で説明させていただいたとおり、本事業は当課の課題となっていた時間外勤務時間の縮減の取り組みから始まり、あわせて市民窓口あり方等に関する検討の一環として実施する事業である。  事業を計画する段階においては、昨年度本委員会で視察に行かれた青森県弘前市の取り組みに関する委員の皆様の意見や他市での取り組みを参考に、市民利便性を維持、向上しつつ、いかに窓口業務効率化を図っていくかの検討を行ったところである。  本年度予算額は1700万円で、業務分析業務フロー構築等コンサルティング事業者に委託するための費用である。  続いて、1ページ下段になるが、総務省のこの事業については、総務省業務改革モデルプロジェクトに係る提案事業への応募をしている。こちらの応募状況について、本年5月に提案書を提出し、6月5日付で総務省より事業委託団体としての決定を受け、同月22日付で国と業務委託契約を締結したところである。  事業委託団体としての決定を受けたことにより、事業の実施に係る経費の一部については、事業実施後に総務省に納入する報告書の検査後に精算払いされることになっている。  続いて、資料の2ページ、3ページに移らせていただく。こちらは、戸籍住民課において来月12月25日より試験導入する申請書作成支援についての説明資料となる。  現在、転入、転出、転居については、住民異動届手続に来庁された市民の方に記入をしていただいて、窓口へ提出していただく方式となっているが、多くの方が記入にふなれであるため窓口にて訂正をお願いすることが多くある。  また、あわせて児童手当等関連手続も必要となる場合、住所氏名等同じ項目を──改めて同じような書類を記入していただかなければならない手間をかけることになり、市民の方の負担となっている現状がある。  今回導入する申請書作成支援窓口は、職員が、手続に来庁された市民の方から必要事項窓口で聞いて、お互い窓口に設置したモニターで確認しながら端末への入力を行い、書類を作成するものである。旧住所や新住所、氏名、生年月日などの情報を入力していくと、住所変更と同時に行うべき届け出が一覧として表示され、各課に提出する書類が印刷されるので、来庁された市民の方の書類記入の手間が軽減されるほか、付随するさまざまな手続の漏れも防止することが期待できる。これにより、簡単で正確──わかりやすい窓口を実現するものである。  窓口イメージとしては、2ページの下段、このようなモニターを使って、お互いに確認しながらというところ──それから、2枚めくっていただくと、設定、設問等の画面のイメージ。それから、次の裏面、手続が終わった後の一覧がこのような形で出る。それから、最後に異動届印刷イメージというものも資料としてつけさせていただいた。  1枚めくっていただいて4ページになるが、実際に窓口申請書作成支援窓口の導入の実施概要であるが、開始日は29年12月25日の月曜日から平成30年1月31日までは試験運用とさせていただき、1つの窓口でまず運用を開始する。平成30年2月1日から異動届窓口が、戸籍住民課全6窓口あるので、そちら6窓口で導入の予定となっている。実施場所は、戸籍住民課住民異動窓口のみでの実施である。  対象手続は、住民異動届のうち転入、転出、転居の各届出──作成可能な申請書としては、住民異動届児童手当特例給付認定申請書子ども医療費助成登録申請書等10業務21種類の申請書が作成可能となっている。  なお、戸籍住民課における申請書作成支援窓口試験導入については、来週15日開催予定の市長の定例記者会見市民の皆様にお知らせする予定である。    ……………………………………………… [質疑] ◆佐藤重雄 委員  12月29日から開始するのは、試験で窓口は1つだけか。 ◎戸籍住民課長 はい。 ◆佐藤重雄 委員  じゃあ、6窓口で本実施するのは、平成30年1月……。 ◎戸籍住民課長 全6窓口で導入するのは、平成30年2月1日から。全窓口での導入を予定している。 ◆佐藤重雄 委員  これで全体になるということね。このシステムになるのか。 ◎戸籍住民課長 異動届窓口戸籍住民課6窓口あるので、全ての窓口でこの仕組みを使った形での手続を行いたいと考えている。 ◆斉藤誠 委員  4ページの作成可能な申請書ってありますよね。10業務21種類──これは窓口でいろいろと話している中で、全部申請書を打ち出してくれるわけですよね。それは、全部、名前だとか必要なところに全部記入済みのものがインプットされてくるのか。 ◎戸籍住民課長 作成可能な申請書21種類のうち、住民異動届のみイメージのとおり全て印刷され、最後署名だけしていただければいいような形で出てくる。  その他の申請書は、必要に応じて項目によってだが、住所、氏名、生年月日、性別の4つの基本情報とヒアリングをした内容が一部印刷された形で、記入されたものをお渡しするような形になる。 ◆斉藤誠 委員  もう一回言って。住所、生年月日……。 ◎戸籍住民課長 住所、氏名、生年月日、性別の4情報、プラス手続によってお聞きした内容、お子様の名前や、そういうものを記入する必要がある部分があるので、項目に応じて必要な部分、内容を記入して、印字したものでお渡しする流れになっている。 ◆斉藤誠 委員  去年、視察に行ったときに、弘前市の場合は、そこから行く担当課に連絡をして、ランプだったか何だか忘れたが──そこの現場は見れなかったけど、そういうことをされていたが──担当課への連携協力はどうされるのか。 ◎戸籍住民課長 この取り組みを始めるのが、先ほども説明したように、まだ私どもの時間外縮減というところが緊急の要件というか──改善というところで、まず戸籍住民課から何かできる、自分のところの業務を見直す、プラス何か関連して市民の方々の利便が図れないかというところで、まず取り組んだ授業である。現在の状況だと、弘前市と同じようにデータを送信するところまでは、今のところは検討を進めていない。  今後は、この取り組み、効果があるようなことが検証されて、ほかの課の事情等あるので、戸籍住民課だけでデータの送信になると──進めることがなかなか難しい部分があるので、そちらはまた全体的な協議の中で要望等出れば、その時点でまた改めて検討を加えていきたいと考えている。 ◆斉藤誠 委員  私も弘前市の取り組み、今やろうとしていることは非常にいいことだと評価しているが、その一方で、6窓口……そこで1人の方に今までの対応より、よりきめ細かい対応になると思うが、そうすると、窓口に従事している職員の負担は増すような気もちょっとしていて──そこはわからないが、人員体制は今と比べてどうなるのか。 ◎戸籍住民課長 人員は、特に増員等はない。昨年度──28年度末に一度このシステムを使って、窓口異動届の処理をした場合の実証を試している。その際、実際に市民の方に異動届を記入いただいて手続を進める場合と、システムを使って異動届を作成する場合、窓口での時間自体にさほど大きな変化はなかった。 ◆斉藤誠 委員  ちょっと待って。ごめん。何か実験をされたということか。もう一回お願いする。 ◎戸籍住民課長 昨年度末に、この取り組みを計画した後に、実際にこの事業──そういうナビゲーションシステムをお持ちの事業者に協力を得て、窓口にかかる時間──斉藤委員おっしゃられるように、窓口で、今までの手続よりも長く時間がかかっては意味がないので、実際にそのシステム異動届をつくったときに、現在の状況とどれくらい時間的なものがあるかを試すために、今回の試験導入とは別に、その時間の測定──システムを使った形での確認作業を昨年度末に一度行っている。 ◆斉藤誠 委員  わかった。平成30年2月1日から6窓口でスタートするが、さっきモニターの画面とかあったが──そういうトレーニングは済んでいるのか、職員の。 ◎戸籍住民課長 実際にシステム納入されるのが12月20日前後と予定されている。1月いっぱい試験運用としたのは、まず、戸籍住民課窓口を担当しているのが非常勤職員が多くいるので、その職員へのトレーニングも含めて試験運用期間を設けて……その間に2月1日からの本格運用に向け、市民の方々にご迷惑をおかけすることのないようにシミュレーションをしてまいりたいと考える。 ◆斉藤誠 委員  わかった。6窓口でそういうやり方をする。一方で、例えば住民票異動プライバシーの……自分のことだから、今までのように自分で書いて出したいという人も中にはいるかもしれないと思う。それはそれで窓口は別個で、そのままのものがあるのか。 ◎戸籍住民課長 今のところ、こちらで記入する方法で取り扱いを考えている。自分で記入をして出される想定を、私どもはしていないので、その辺は実際にそのような内容……2月1日までに──本格運用までに、斉藤委員から指摘のあった部分についても、改めて検討したい。 ◆斉藤誠 委員  そうすると、今質問して、答弁が出たが……そもそもの考えとしては、この6窓口で全部を対応する考えのつもりか。 ◎戸籍住民課長 6窓口全てでこれからの対応を想定していた。 ◆桜井信明 委員  新しいシステムが導入されるので──使っていく上で、例えばちょっと動きや、読み込みが遅くなったのが、機械が原因なのか、操作が原因なのかって戸惑うこともあると思うが、サポートしてくれる人がこの機械を使う上で、窓口についたりとかっていうのはあるのか。 ◎戸籍住民課長 それは、サポートする業者ということか。 ◆桜井信明 委員  というよりも、入力をしていくときに、読み込まないとか……ここにクリック入れていないとか……出てくるかと思うが、そういう操作上の細かいところ──自分でなれるまではなかなか解決できないと思う。そういう使い方のサポートをする方は、窓口に誰か1人つくとかあるのか。 ◎戸籍住民課長 当初、1カ月間の運用の中で、特に戸籍住民課でも住基の知識が豊富で、実際にシステム取り扱いになれている職員を中心に3名程度、集中的にこちらのシステムについて勉強して、その者がリーダーとなって非常勤職員の教育を行う。実際の2月1日からの窓口運用においても、非常勤職員と操作が滞った場合などは正職員ですぐに対応するような形で、正職員が対応するというようなところは想定している。 ◆桜井信明 委員  この10業務21種類の申請書がつくれるとのことだが、それ以外でも例えば住民票異動することによって、必要な手続が出てくると思うが、例えばどんな手続はできないのか。やってもらわないといけない業務は何かあるのか。これ全部足りるのか。 ◎戸籍住民課長 当初、このシステムを導入する際に、当初、棚卸の対象とした窓口業務は8課にまたがる業務で、全61の業務についてお声かけをしたが、実際導入するまでに各課との協議の中で、最終的に10業務戸籍住民課窓口において、申請書を配っていいと承諾がとれたのが10業務21種類の申請書となっている。  今後、取り組みを行っていく中で、他の業務等希望があれば、予算的なものもあるので、また検討をしながら追加をしていく想定がある。 ◆桜井信明 委員  そうすると、まだかなりの部分の業務が一回の手続では済まないと思うが、今回、住民票異動で来られた方に対して、このシステムではカバーできない部分の業務の案内は、何か考えはあるか。対応として。 ◎戸籍住民課長 21種類の申請書のほかに、案内書をお渡しするものも5種類の案内書を用意しており、児童家庭課障害福祉課保健総務課地域保健課等で行う業務申請書の作成は行わないが、関連して手続が必要になる。その場合、こちらの窓口でこのようなというような案内書を差し上げる部分もある。 ◆桜井信明 委員  窓口に来られた方、その一番初めに対応された方を本当に信頼をして何でも相談すると思うので、このシステムだけではカバーできない業務についても、ある程度の知識を持って案内して──例えば、こういう手続が必要になる、こういう内容であるなど、軽くでも案内が丁寧にできるように知識を得てもらうのと、そのときにわからないことがあったときに、一緒に先ほどみたいな正規の職員の方、職員の方がサポートにちゃんとついて、丁寧な説明ができるような体制を組んでいただきたいので、今後またさらなる改善が出てくると思うが、また引き続きよろしくお願いする。 ◆佐藤重雄 委員  まず1つ、これ将来、ワンストップで市役所の窓口に行けば手続か何かが全部完了できる……そういう構想の中には入っているのか、入っていないのか。 ◎戸籍住民課長 現在、ワンストップ窓口は計画の段階では考えたが──現在はワンストップ窓口は全庁的な協議等が必要となるので、今現在、戸籍住民課が行っている業務の中で、そこまでの展開は想定はしていない。 ◆佐藤重雄 委員  想定しているんじゃなくて、ワンストップ窓口での枠組みの中に、もしこのまま移行するとすれば、これは生かせるのか、生かせないのか。 ◎戸籍住民課長 ワンストップ窓口に対応することは可能である。 ◆佐藤重雄 委員  申請した結果……例えば住民票を交付するとか、そういうときに手続が終わったら直ちに交付できるのか。この写真で言うと、来庁者が左側に座っているよね。この手続が終わった瞬間に交付手続ができるのか。 ◎戸籍住民課長 証明書の交付については、現在と流れは変わらないで、この手続が終わると、窓口での手続が終了する。それから住民票の作成に入るので、その作成が終了次第、交付窓口から別にお渡しする──こちらの流れは現在と変更は特にない。 ◆佐藤重雄 委員  いや、それでなくても、今、非常勤を主役にするって言っているでしょ。実は、私自身も……担当者もかわっているから、皆さんに責任があるとは1つも思わないが、私が申請して、交付……行って受け取ったら違う人の書類が出てきた。それで、どうしたって大騒ぎになって探したら、僕のを前の人に渡しちゃっていた。全部の申請者の顔がわかるわけではないが、何らかの形で突合するのが必要だと思う。そういう防御装置はこれで働くと思うか。  それで明確に答えればすぐれた課長だが……そんなことは言わない。言わないが、いわゆる交付は、極端に言えばその人がその人であることを確認して交付するのは1つだが、交付された人も実はそのまま信用して受け取って、中身も見ないで、別のところでその証明書を提出したときに、全然違う人のものを提出する可能性もある。  そういうものに対する防御機能は、この手続で働くのか。 ◎戸籍住民課長 こちらの申請書作成支援の中では特に交付、証明書を渡す窓口がまた違うところになるので、このシステムで直接的な防御的なものは少し難しいかなと。ただ、現状でもそうだが、先ほどのように渡し間違い等ないように当然お声かけをし、お呼びした方、内容について確認を──この内容でよろしいか声かけ窓口で行って、お渡し間違いのないように、現在も交付で注意をして取り組んでいるので、これを引き続き徹底をしていきたいと考えて……また、システム的にという話になると、そこは確認してみないと……このシステムを使ってということになると、その辺はもう一度確認をさせていただきたい。 ○委員長(つまがり俊明) 佐藤委員、どうか。実際、課長もお聞きしたのは今初めてなんですよね。なので、事実関係も確認しないといけない。委員がご体験になった1例だけなのか、それともそうでないのかというのもあるので、精査をしていただいて、改めて報告いただく……。 ◆佐藤重雄 委員  その問題は結局、前に渡した人の書類がさらに前にあったわけで、それは解決した。ただ、危惧するのは、職員がその辺、非常に機械的になっている……なり過ぎているということが──僕はそのときはもう自分で決めたが、そんなこともあって、この非常勤で使用に対応しなければならない理由ってあるのか。 ◎戸籍住民課長 今現在も職員が、他の業務等があるので、窓口の受付においては現在も非常勤職員の力をかりて対応している。  繁忙期等含め、窓口業務、限られた職員で……なかなかその職員が全て窓口にという対応ができないから、引き続き非常勤職員で受付の対応をお願いしたいと考えている。 ◆佐藤重雄 委員  もう少しひねた質問すると、非常勤、3対1で、1人に換算しているでしょ、たしか。違ったか。非常勤3人で正規1人と換算していますよね。 ◎戸籍住民課長 即答ができないので……。 ◆佐藤重雄 委員  総務部だ。だから、そこまで掌握できていないんだ。そこも少し心配、不安なところなの。そこから先はまた別のときにやる。 ○委員長(つまがり俊明) 今すぐお答えになれなければ、役割分担の中で総務部に確認をされたらどうか。その間に、ほかの質問を進めるので。すぐ確認すればいいんじゃないか。 ◆佐藤重雄 委員  もう1点だけ。戸籍住民課で、よく職権除斥をやるでしょ。何カ月もいないみたいな情報があって、職権で除斥をするときがあるよね。そのときは、このシステムでいくと、どの段階で入力するのか。 ◎戸籍住民課長 今回、対象となる手続としては、実際に窓口でやる転入と転居、転出の手続になるので、職権での住民票修正等についてはこのシステムでは対応せず、別に入力を職員が対応する形になる。 ◆佐藤重雄 委員  これは、この流れには……どの段階になるんだろうね。  職権で除斥した後は、結構、回復するのが厄介なんですよね。 ◎戸籍住民課長 今回、この申請書作成支援窓口は、受付の方法について変わる部分で、それ以降の入力等からの流れについては従来と変わっていない。実際、職権の修正などは、この流れの中ではなく、別の流れで入力作業などを行う形になる。 ◆滝口宏 委員  このイメージ……2ページ目にあるが、依頼人と、モニターを使って一つ一つ聞きながら入力していくのか。 ◎戸籍住民課長 一つ一つ確認をしながら入力を、チェックしていく。 ◆滝口宏 委員  そうすると、モニターはこの写真に出ているモニターを使われるのか。 ◎戸籍住民課長 実際、窓口で使うモニターは現在写真で写っているものよりも、多少画面の大きさは大きいものになる。 ◆滝口宏 委員  そうすると、高齢者とかが来られたときに、こっち向けたりどうのこうのというような形で。それとも、もう固定しちゃってその中でやりとりをやるのか。 ◎戸籍住民課長 このモニター自体が動くので、お近くで見ていただくことは可能である。 ◆滝口宏 委員  例えば、30年2月1日から本格運用ということだが、例えば引っ越しの時期や、入居の時期、いろんな忙しい時期ってある。そのときに、6つの窓口だけで結構負担はかからないものか。職員の方の。 ◎戸籍住民課長 これまでも異動届──繁忙期においては、今回、従来型の方式だが6つの窓口で多少お待たせし、時間がかかることはあったが、その6窓口で効率よく回転できるように対応していたので、そこはできるだけ時間をかけないで──シミュレーションを重ねて円滑に回るようにしていきたい。 ◆滝口宏 委員  さっきの佐藤委員の質問と重なるかもしれないが、よくコンビニで身分の……「はい」とか「いいえ」とか押すのがあるではないか。あなたは18歳以上かとか。あのようなものをとりつけることは考えられているのか。最後に、これが正しければ「はい」だとか、「いいえ」とかっていうのは取りつけていないのか。 ◎戸籍住民課長 一緒に確認はさせていただくが、最後、内容を確認していただいて、システムの最後に「了解」というボタンを押させていただくのは職員で対応させていただく。内容については双方で確認をしながら進めさせていただいて、間違いがないかどうかか確認をした上で、実行ボタン職員で押させていただく形で進めたい。 ◆斉藤誠 委員  細かいことだが、6窓口でちゃんとプライバシーを守るため、仕切りはされるのか。 ◎戸籍住民課長 まず、モニターは真後ろから見られないように垂直に──窓口の片面に写真のとおり置かせていただき、フィルムも張らせていただく。  そこから、戸籍住民課窓口に対して多少外側に出っ張るような形で仕切りが入っているので、隣からのぞき見をされるようなことはない。 ◆斉藤誠 委員  結局、これだと会話が出てくると思うので、隣の人に聞こえたりすることもなきにしもあらずなので、完全に音を防御することは無理だと思うが、防音というか、隣の方の会話の内容が入ってこないような工夫もしていただきたいので、要望する。 ◆長野春信 委員  ワンストップ窓口に移行することが可能と今、課長が言っていたが、そのワンストップサービスは、ここで住民異動を出したら、それがそのまま各課に流れていき、来庁された人は各課に行かなくてもいいよという意味のワンストップか。 ◎戸籍住民課長 ワンストップ化をしたときに、このシステムが対応できるかというところで──ワンストップ化したときに、このシステムは対応できるとお答えをさせていただいたが、そのワンストップは、千葉市も取り入れているように、お客様はそこの窓口で動かずにという意味を指している。 ◆長野春信 委員  そうすると、そういったことができるようになると、最終的な出張所連絡所とかでも可能になってくるということか。 ◎戸籍住民課長 出張所等への展開については、今後取り組みを検証した中で、検討をしていきたい。
    長野春信 委員  今回、システムの取り入れは、本当に船橋市としてはいいと思う。でも、もっと次のステップを考えてもらいたい。例えばスマホでできるだとか。逆に来庁者を減らしていけば、仕事の負担もぐっと減る。来庁するということは、みんな仕事を休んで来ているので、経済的にもよくなる。やはり、そういうところにも目を向けて、将来的にはそういった話に持っていってもらいたい。 ◆佐藤重雄 委員  窓口は今のままで聞き取って、ボタンを押して、表示して、これでいいのかっていうと、隣の人なり後ろの待合を通る人が見えちゃう。だから、僕もたばこ吸いに行くのに、前を通るのを遠慮して、後ろ、V字型に回るが、もう少し窓口をボックス型にする──そうすれば、もっと広場のスペースを有効に使えると思うが、あのレイアウトは変える気はないのか。 ◎戸籍住民課長 今現在は変える予定はないので、今後いただいた意見等を参考に、また検討を加えていきたい。 ◆佐藤重雄 委員  そう言われると僕もむきになるが、特に東側にあるいろんな外国人登録をやっているところあるでしょ。あの辺を通っていて、僕が外国語が堪能であれば、ほとんどわかっちゃう。たまたまわからないからいいようなものでね。  あの後ろを通る人が……通る私が気にするが、聞かれている人たちは何も言わないのか。 ◎戸籍住民課長 今、佐藤委員が言われた内容は、今年度、翻訳アプリを外国人──日本語のなかなか理解いただけない方に翻訳、テレビ電話を使って内容をお伝えするような翻訳アプリを使ったサービスを実施しているが、そのやりとりに多少声とかが大きくないと聞こえないっていうのがあり、今のお話だと、そのときかなとは思うが、その辺は配慮をしながら対応していきたい。 ◆佐藤重雄 委員  とにかく、考えてもらいたいとだけ言っておく。      [つまがり委員長、長野副委員長と交代] ◆つまがり俊明 委員  2点だけお聞きする。  まず1点は、今回は総務省のモデル事業ということだが、これは100%補助なのか、補助というか、市の負担はどれぐらいなのか。行政局の補助金、旧総務庁系の補助金か。 ◎戸籍住民課長 補助金は総務省の自治行政局の補助金……委託金になる。事業委託団体決定通知により指名された委託予定額──これは内定額でだが1581万5000円が示されているが、最終的に総務省に納入する報告書を精査後ということで、この内定額100%が保証されているものではない。 ◆つまがり俊明 委員  ちょっとわかりにくかったが、ここにある予算額は1700万円というのが書かれていますよね。この業務改革モデルプロジェクトを行うに当たっての総事業費が幾らで、それに対して市のお金がどれくらい出る可能性があるのか。 ◎戸籍住民課長 予算額1700万円に対して、委託予定額が1581万5000円となるので、130万円ほどが市の持ち出し予定である。 ◆つまがり俊明 委員  それ以外には、市の持ち出しはないという理解でよろしいか。 ◎戸籍住民課長 ない。 ◆つまがり俊明 委員  これは7団体が選ばれたということだが、恐らくコンペ──幾つかの団体が応募して、その中からという理解でよろしいか。 ◎戸籍住民課長 正式に公表されていないが、総務省に確認したところ、19団体の応募があり、その中から7団体が採択されたと伺っている。 ◆つまがり俊明 委員  19団体のうちから7団体選ばれたうちの1つでというのは、非常に光栄なことだと思うが、その努力には敬意を表したい。  そもそも先期の委員会の視察から始まって、私も先期委員だったので、先ほど課長の説明でも委員の意見も踏まえてというような話があって、それは大変ありがたいし、我々委員としても大変誇らしいことだと思う。私の記憶だと、当初行ったときにはそんなに前向きではなかったような記憶もあるが、どういう意思決定の過程を経て……例えばモデル補助金がとれたからやろうとなったのか、ちょっとその辺の意思決定の過程、時系列を簡単に追って……ご教示いただきたい。 ◎戸籍住民課長 まず、昨年度の視察後、いろんな意見をいただいている中で、戸籍住民課で時間外勤務の縮減という宿題をいただき、何をしていけるのかと検討していく中で、業務を見直しながら簡単にわかりやすい窓口──弘前市の取り組みを何かヒントにできないかと、総務省のモデルプロジェクトに応募をして、採択をされれば予算的にも効果が出るところから弘前市等の取り組みを参考に、現在の申請書作成支援窓口を、フェアやセミナーなども見にいき、実際に窓口取り組みをしている事業者の話なども聞いて、小さい形──全庁的というよりもまず戸籍住民課としてできるところから取り組むには、システム的にもいいだろうという検討からこの事業を開始した。 ◆つまがり俊明 委員  視察の経験、そこで見た知見、委員の意見を生かしていただいたことは大変ありがたいので、この後、視察の感想についてもまたあるので、そのあたりも生かしていただきたい。      [長野副委員長と、つまがり委員長交代] ◎戸籍住民課長 先ほど佐藤委員から質問いただいた内容を確認したところ、戸籍住民課のみの話になるが、非常勤、これ人工になるが、20.5人工に対して正職員は63人工になっており、比率で言うと、正職員3.07に対して非常勤1。3.07対1という比率であると確認がとれた。          15時53分休憩    ──────────────────          15時54分開議 2.行政視察の感想について ○委員長(つまがり俊明) 10月24日から26日まで、愛知県の豊田市、大阪府豊中市、兵庫県神戸市、福岡県福岡市への行政視察を行ったので、本日はその感想を述べていただきたい。  なお、本日出された視察の感想については、視察報告書にも添付をすることとしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(つまがり俊明) では、そのように決する。  それでは、感想をお願いする。  まず、豊田市の豊田市交通安全学習センターについて、感想をお聞きする。 ◆石川りょう 委員  豊田市に関しては、正直、豊田市ほどの交通公園を船橋市にというところでは、済みません、個人の感想だが、難しいのかなという印象は持っている。  今回の視察ではなく、その前の予習で行った千葉市の交通公園であれば検討していく価値はあるのかなと思った。 ◆斉藤誠 委員  交通公園──アンデルセン公園でやれなくもないなと。小規模でというのが印象である。 ◆桜井信明 委員  豊田市の交通公園は、豊田市初のPFI事業ということで、民間事業者が委託を受けて運用されているので、結構活気のある運営をされている印象を受けた。費用もその分かかっているとは思うが、民間の力をしっかり生かした運営をされているなと感じた。  あと、交通安全教育とか交通安全指導に関しては、高齢者の方の交通安全についてもしっかり取り組んでいること、あと送迎なんかも工夫をしながら、来てもらえるような取り組みもされていたので、これからの交通安全教育や交通安全指導でも、なかなか行って、そこの場所に来てもらうのが難しい状況であれば、送迎などで、高齢者の方が参加しやすいような環境をつくることも大事なのかなと感じた。 ◆長野春信 委員  豊田市は、千葉市も見に行ったが、障害者への取り組みではどちらもそんなではなかったと思う。地方公共団体は地方公共団体なりの特色を生かせばいいと思うので、船橋は船橋、別に全てまねするつもりはないと思うので、障害者への取り組みを視点、中心に挙げていったらいいのかなと思う。 ◆佐藤重雄 委員  交通公園は、交通ルールと交通のシステムをもう少しきちんと検討しないと、あれはあれで終わるかなという気もした。  千葉市も見て、斉藤委員はアンデルセン公園でいいなんて言っているけど、私は高瀬処理場を整備したら本当にいろんなことができると思ってはいる。ただ、余り人が周りに来られるのは面倒かなって、わがままを言えばそういうところもある。 ◆滝口宏 委員  豊田市の交通学習センター、土地があるからできるんだなとすごく感じた。ただ、内容的にやっぱり高齢者、小学生、子供たちもああいう形で学ぶのはすごくいいので、船橋──先ほど斉藤先生もアンデルセン公園との話があったが、例えば耕作放棄地とかかなり大きい土地もあるので、そういうところをうまく使って、できないのかなというのが感想である。      [つまがり委員長、長野副委員長と交代] ◆つまがり俊明 委員  やっぱり警察と人事交流というか、もっと深い連携をしていく必要もあること──あとはかなりデータをもとにきちんと分析をされて、少なくともデータをきちんと把握をされているという印象があった。こういった交通安全自体がまだまだ基礎自治体である市としてやっていくものとしては、まだ新しい部分があると思うので、もっといろいろ研究、検討していける余地があるのかなと思う。高齢者のお話もあるし、子供のこと、障害のある方々──ある意味、可能性を感じるようなところだったかなと思ったので、ぜひまたいろいろな角度で研究を進めていただきたい。 ◆佐藤重雄 委員  自転車の交通ルールの徹底、あるいは自転車に乗る人間が周りに配慮しなければならないことと、自分自身を防御するということ──さっき交通システムなんて一言で言っちゃったけど、もう少しきちんと解析をしてみる必要があると思う。 ◎市民生活部長 まず、今回、議員の皆様と同行という形で、先進市の実態を──視察の機会をいただきありがとうございました。  感想だが、豊田市の交通安全学習センターについては昭和45年に開設して、交通公園が手狭になったと──面積は約1万平米と聞いたが、その移転と新設にあわせて、体験学習を中心とした安全教育の拠点と位置づけている。面積については2万5000平米である。全体を見て、有能なインストラクターと有効な機器──適切な教育プログラムに沿って体験学習をするとなると、豊田市のような学習センターの形になるのだろうと思った。  それと、この学習センターのルールとして、敷地内は交通ルールが適用されることを担当者から聞いて、移動の際に歩道の学習の実体験ができたとは言える。  それと、委員の皆様が横断歩道を渡るときに、恥ずかしながら、手を挙げながらわたっていたのが印象によく残っている。  あと、費用対効果のことだが、交通事故の防止は安全教育と道路の整備、あと警察の取り締まりが重要だと言われている。後ほどいただいた資料だが、これを見ると、平成22年に開設をしているが、24年に死傷者数が増加をしている。その後横ばい状態であるような状況である。  残念ながら、その効果については確認ができなかったが、このような施設は、長い目で見て効果が出てくるものだろうと感じた。 ○委員長(つまがり俊明) 続いて、豊中市の雇用就労施策推進プランについて感想を──どっちから行くか。 ◆石川りょう 委員  ポイントを絞って神戸ばかり考えていて、一個一個聞かれるとは思っていなくて……豊中市では、スーパー職員というイメージが強くて。説明いただいた方のやる気とアイデアにあふれた──職員の方がいると進む面があるのかなと思った。  特に、感銘を受けたのは、アウトリーチの積極的に役所側が出ていく姿勢だった。ひきこもりの人や、なかなか外に出てこられない人に対して、自分たちからアンテナを高く、病院などにアンテナを高く広げて、自分たちから積極的にかかわっていこう、積極的に支援を必要としている人を探し出していこうというような点が、このような先進的な事例を生み出しているのかなと思ったので、もちろん船橋市の職員の方々もとても優秀だと思う。そこにプラスアルファして、外に出ていこう、アウトリーチしていこう、自分から積極的に手を差し伸べていこうというと、おこがましいのかもしれないが、マインドが広がっていくといいなと僭越ながら思った。 ◆斉藤誠 委員  簡単に言うと、ひきこもり等の若い人たちの就労支援──社会的弱者への就労支援と判断をしたが、一般的に就労支援、職探しはハローワークがメーンでやっていることだが、ハローワークは自力で働ける人というようなこともおっしゃっていた中で、やはり自力で働きたくても働けない人への支援は、非常に豊中市の熱意を感じ、この施策は必要ではないかと感じた。これこそ取り組むべきではないかと思っている。 ◆桜井信明 委員  この資料でも豊中市における生活困窮者自立支援の取り組みということで見させていただいた。通常であれば、福祉部門などに関係するところだと思うが、豊中市では市民協働部くらし支援課──いわゆる労政の部分で生活困窮者自立支援の出口は就労なんだという考え方、非常に参考になった。  今、船橋市も就労支援についてさまざまな取り組みをされているところだが、いろんなつながりの中から就労支援につなげていく、こういう体制をつくっていけるのがいいと感じた。 ◆藤代清七郎 委員  豊中市で一番思ったのは、行政がどれだけ民間側と──いろいろとコラボしながらの事業だと思うが、行政がどれだけできるのかを体現していた事例だったかなと思った。  縦割りで仕事をするのは行政の方はしやすいのかもしれないが、豊中の例を見るとそういうものもなく、どこまでやれるのかを念頭にずっと進めていた結果じゃないかなと思う。  いろんなアイデアも出すし、仕掛けも出すことで、あれだけできていると思う──社会資源的なものもたくさんある。船橋と事情が違うところも多々あると思うが、市街化100%って全く船橋とは違うところなのかもしれないし、多分町工場などたくさんある中で、多少、船橋とは違うと思うが、いい事例を見させてもらった。また、あの職員さん、ずっと2時間お茶も飲まずにしゃべっていた気もするが、本当はもっとしゃべりたいんだと言うくらい──仕事を自分の生きがいといっていいのかわからないけど、あれくらいやれている人が、本市の職員にも何人かいれば随分と行政の仕掛けなど変わっていくと思ったので、あの職員さんに来てほしいとはいわないが、あのような職員さんがあらわれることがあれば、とてもいいと思った。 ◆佐藤重雄 委員  今までそれほど視察好きではなかったが、行ってみて、豊中のキーパーソンになっている若手の方は、なかなかすぐれていると思う。  1つは、労働による社会参加──社会参加と労働の役割の言い方はいろいろな表現をするが、私の考えていたこととまさに一致していた。労働による社会参加である。趣味による社会参加とかいろいろあるが、最高の形の社会参加は労働だろうと思って今までも進めてきたから、それを彼は表現は違うが、位置づけがそうなっていて、なるほどと思って評価をした。  もう1つは側面で、行政がやるには、船橋のようなシステムでは、そういう職員は生まれないだろうと、帰ってきて落胆もした。なぜかというと、極端に言うと彼の理論をやってみろよというので、役所が企業に行って、就労の窓口まで拡大して歩いている。そこまでやるには、遅刻せず、働かずという、その延長線上では無理である。  だから、さっき船橋に来てくれればと言ってたけど……本当にキーパーソンをどう発掘するか。そして、発掘したキーパーソンを、市のトップがどれだけ、認めて、働いてもらうか……このキーパーソンは市長だが、ちゃんと2つそろわないと難しい。  船橋はいっぱい職場あるから──周り、隣じゃないや、千葉の花見川団地あたりから毎日通勤してきて、南船橋駅下りて、外国語しゃべって通勤している人いっぱいいるから、そういうことを考えたときに、船橋で可能性がないとは言えない。鍵になるのはキーパーソンの発掘と、それを認めてサポートする行政全体の体制が必要だろう。それが見事にあそこでは見せてもらった。 ◆滝口宏 委員  今回の視察の中で、このテーマが一番興味深かった。高齢者の方、若者、女性、全ての方に就労支援を考えていること。本当に素晴らしい取り組みだと思っている。また、これは船橋でもぜひ取り上げてもらえればと思った。  皆さん、いろいろと言われてるキーパーソンの方、スーパー職員の方って、船橋の中にも才能がある方がいると思っている。隠れている人がいるのではないかと思っているので、ぜひとも上層部がそういう方を発掘して、その人に全てを任せるような形でやってもらったら、本当に同じようなことができると思った。      [つまがり委員長、長野副委員長と交代] ◆つまがり俊明 委員  皆さん、いろんな意見、感想が出ていたように、やっぱり職員の方のこの問題に対して向き合っていこうという熱意がすごいなと。関西の方だからお話し上手なんでしょうけど、仕事のことを話したくてしようがないというのはすごいことだなと思うので、そういった方々がもっと出てきやすいような環境づくりを、ぜひ頑張っていただきたいし、先ほど桜井委員も組織的な話をされていたが、こういったことに取り組んでいくにはやっぱり、市民協働部でやっていることで、もうちょっと雇用、経営労政班──労政係か、商工振興課の経営労政係という枠ではちょっと小さいんじゃないかなと。結局、それが福祉にも行ったり、あるいは地域経済の発展とかにもつながっていくので、やっぱり市民生活部とか、もうちょっと大きな枠のところで受けとめていくことも必要かなと感想を持った。      [長野副委員長、つまがり委員長と交代] ○委員長(つまがり俊明) 理事者の方から感想をお願いしたいと思う……経済部長いないか。経済部長にも聞いてほしかった。ぜひ、2人からもお伝えいただければと思うので。  また、きちんとお伝えするように、事務局からも、きょうの議論の内容を、議事録ができたら経済部長にお渡しをいただければと思う。  それでは、最後になるが、神戸市のステンスワンプロジェクトと福岡市の路上喫煙関連に関する条例ついて感想を、また石川委員からお願いする。 ◆石川りょう 委員  私は、もちろん豊中市もすごい勉強になったが、今回の4つの中では、この路上喫煙のところにかなりポイントを絞って参加させていただいた。  船橋市にも同様の条例があるが、いつも私が気になっているのは、これを定量的に分析できないことのもどかしさだった。それを神戸は定点調査を定期的に行っているということで、今までも船橋市の皆さんに聞くと、環境部からのお答えって掃除を委託している人たちからの声とか、地域の商店会からの声で、条例制定前に比べてよくなっているという感想的なところでしか示せていなかった。  この条例って、年間で4000万円近くもかけて毎年実施しているものなので、ここの部分のデータ的な証明っていうのは説明責任があると思う。なので、神戸市でもできることなので、船橋市でもできると思っていて、皆さんにお願いしたいのは定点調査をやっていただきたい。この条例がちゃんと機能しているところを示していただきたい。これがないと、次の議論に進めない。今の現状と今後のことについては、私が思うところの1点である。  もう1個、執行部の方に提起というところで言えば、喫煙所の設置である。これは既に今、たばこだめなところはスペースを見つけてやるということで検討中だという話ではあったが、神戸市の場合だと、道路に灰皿を置くだけというようなやり方もあったと思う。  私は喫煙を禁止する以上、喫煙できる場所をつくるのが筋だと思っているので、ここのあたりのやり方については検討する価値はあるのかなと思う。これが2点目。  3点目は、看板の設置──禁止地区はここである。今、ここが禁止地区になっているところ。あと、ここでは過料1,000円かかるというところ。船橋も路面には書いてある。過料2,000円になり、ここは禁止区域である。でも、神戸で我々が見た立て看板のようなものはもっと目につくし、わかりやすいかなというふうに思ったので、こちらも検討の価値はあると思う。  そして、4点目。これは市役所の皆さんだけじゃなくて、我々議会も考えてもいいのかなと思うのは、過料のところである。今、船橋は過料2,000円。神戸は1,000円だったところもあって、過料を取るべきか否かは、考えてみてもいいと思う。金額の設定も含めて。  もちろん神戸と船橋では事情が違って、神戸の場合は、近隣の大阪や京都も徴収しているという例があるので取らざるを得ない事情はあると理解していて、船橋市は注意をすればそれを聞いてくれるというような現状だから、今取っていないというところはあると思うが……せっかくという言い方は語弊がありますね。この条例があって、その条例を生かすか、どうしていくかは、市民の人たちがこの条例についてどう思っているのかを、議会としても住民の人たちと意見交換をしたりしてもいいと思う、委員会として。  あと、執行部の方も似たようなこと、執行部としてもできると思うので、この条例の過料についても、どうしていくかは、市民の人たちの意見を聞いていく価値は、私はあると思う。  最後、これは僕ら委員会側への提案だが、JTの方を参考人として呼んでみる──お話を聞いてみるのは、僕らの委員会としてもありかなと思う。その理由は、喫煙所の設置の補助についてJTがやっていて、そのやり方、補助金の額、そういった細かいところについて、僕ら委員会も知っておく。その上で執行部の皆さんと話をしていく努力はしていってもいいのかなと思う。  以上である。済みません。長くなった。 ◆斉藤誠 委員  要は、路上喫煙者をいかに減らすかが一番大事だと思うので、過料徴収するにしても、しないにしても、どちらの方策もあるのかなというのは2市を見て思った。  一方は過料徴収している。一方は注意、投げかけで減らしているので、それはどちらでもいいと思った。要するに、路上喫煙者を減らしていく努力をし続けることをしていただきたい。  それと、喫煙をする場所の問題だが、神戸は3カ所だったか……路上にあって、公園の中にもあったが、路上にしても公園にしても、船橋の場合はもう今さら無理だと思った。今やれば、今度は批判を浴びると……もうそれをやるなら、条例制定のときに、例えば天沼公園の一角に高いフェンスをつくっておけばまだよかっただろうが、今さら神戸のようなやり方は恐らくできないだろうと感じた。  では、例えば屋内型の喫煙所をどこに設置するかは、道路上は無理だし、誰かのご厚意で土地を提供していただいて、そこに設置できるなら方法としてあると思うが、それ以外の方策はちょっと私も思い当たらなかったので、そこは喫煙者の方に諦めていただくしかないのかなと思った。  反論をお願いする。 ◆桜井信明 委員  穏便にいきたいと思う。  まず、神戸のポイ捨てに関しては、過料1,000円を取っていて非常に印象に残った。これで本当に減っていくのかどうかは、またいろんな……福岡では取っていないので、過料のあり方についてはこれからいろいろ考えていかなきゃいけないと思うが、目的としては、路上喫煙をどうやって減らしていくかは、市としてどう取り組んでいかなきゃいけないのか──これは具体的に、先ほども調査をしたほうがいいというお話もあったので、そういうデータをとって、効果的な対策がとれるような検討を本当にすべきだと思う。  その目的を達成するために、例えば、先ほど喫煙所の設置が必要だとか──何とかいろんな施策は出てくると思うが、そこに向けての方向性をしっかりまた改めてつくっていく必要性は感じた。  それと、あと福岡のポイ捨てに関しては、こちらはそれよりも議会側から条例をつくっていたところなので、この委員会の視察ではちょっと違う……視点としては違うところかもしれないが、みずからがそういう問題意識を持って取り組む……議会として条例をつくっていく。そのサポート体制がしっかり議会事務局にもとられている。こういったところの体制は、参考にしながらポイ捨てのことに関してもそうだし、それ以外のことに関しても議会側としてしっかりやろう──意見を言って、常に政策として提案できるような形はつくっていかなきゃいけないと改めて決意をさせていただいたところでもあったので、また、しっかり勉強していきたいので、よろしくお願いする。 ◆長野春信 委員  官民一体となって年300回か──啓蒙活動をしているということで多くの市民を巻き込んで、意識を改革することができれば──船橋市もできれば、津田沼の喫煙問題は解決するのかなと思った。モラル向上に努めるとよく部長は言うので──年1回じゃなかなか難しいのかなと強く感じた。後で感想を聞かせていただきたい。 ◆佐藤重雄 委員  僕両方見たし、話も聞いたが、スタートに冷静さがないと思った。  なぜかというと、喫煙とか禁煙は、人の嗜好の問題で生き方にかかわる問題──そのものにカバーをするのは難しいし、やっちゃいけないと思う。要は何が一番対応が必要かというと、喫煙と路上喫煙による──例えば船橋駅事件も出たが、人ごみの中で裸火を持って歩くのは、それはそもそも危険なことである。だから、それは絶対にだめな話で、人に傷つけるような──刃物を持って町の中を歩くというのはだめなのは、それこそ絶対的な基準になっていいと思うの。  そういうことから話がスタートしていない。どちらも。だから、冷静なスタートに対して、冷静な対応がなかったのは、僕はどっちも不満である。  それを、私は話を聞いていて思った。昔は喫煙なんて誰でもやっていて、ちっとも社会問題にもならなくて、嫌煙権というのは、まずなくて、船橋の市役所のこの議会の中も委員会やっているとき、この上に灰皿があった。そのぐらいおおらかだった、喫煙者にとっては。  だけど、たばこの嫌いな人には、それが苦痛だったっのは後で……今でもまだ元気でいるけど、稲葉さんという議員がいた。同じ委員会だったときに、「佐藤さん、このたばこだけは何とかやめないか」って言われて、「だったらやめようか、嫌な人がいるところで吸いたくもないや」って僕もふてくされて反論をしながら、やめた。  それがきっかけで議会の中の喫煙はまず一瞬にしてなくなった。だから、嫌煙者がいるところで喫煙をするのを、別に喫煙者がそれを望んでいるわけではない。そこのところを踏まえてスタートが冷静じゃないと、結論が人混みの中で裸火を持って歩くことの危険性と、路上に吸い殻が捨てられたこと、それを不快だからなくそうみたいな、そういう非常に単純な論立てになっているのは私にとっては、日本のたばこのポイ捨て禁止運動は、本当にどうしてこんな一面的な判断基準で動き出したのかって、ちょっと危険だなとさえ思うときがある。
     だから、もうここから先は視察で、自分でも検証したから、あの施策では完璧な問題解決にはならないというのが結論である。  では、処方箋はないのかといったら、それはある。分煙──完全な分煙である。これは昔は難しかったの。フィルターの精度や、なかなか高精度なものがなくて。今はほぼ99.9%まで除去して排煙できる。外に風……空気を除去する技術がある。新幹線では、あれは除去していないかもしれないけど、高速で外に飛ばすからごまかしているのかもしれないけど、うちの1階にある、私が不良小屋といっているところは、そういう意味では完全な分煙に近い状態でしょ。  問題は、解決しなきゃならないのは、路上でたばこを持って歩くこと──それをやめようと、そこはちゃんとキャンペーンの柱になれば別に何もあれこれ言いわけを考えることもないというのが結論である。まだ、あと1時間ぐらいこの問題でしゃべれる。 ◆滝口宏 委員  今回の神戸、福岡を見せていただいて、やっぱり歩道もすごい違う──船橋と違う。かなり広い中でいろいろな取り組みをされていたが、どこの市町村も大変だなと感じた。  たばこの好きな方っていうのはあれだなと思ったのは、小屋の中に分煙室があった……ガラス張りの。あそこで佐藤先生がたばこを吸って、煙が出ているときに本当においしそうに吸っている──喫煙家は本当にたばこがないとだめなんだなと感じた。  だから、今、佐藤先生いろいろ話されていたが、船橋も佐藤先生を中心にこれをいろいろと喫煙者の立場、吸わない人の立場で決めていくのもおもしろいかなと思った。      [つまがり委員長、長野副委員長と交代] ◆つまがり俊明 委員  神戸も福岡も実際に景観とかかなり意識をされているんだろうなと。やっぱり国際観光都市という意識があるんだろうなと。その中に、どうやってこの繁華街での喫煙なり、美化という観点や、ポイ捨て、先ほど話もあった歩きたばこの危険性……今どうしても煙の健康、受動喫煙の話の健康のこともちょっと混ざってきてしまって、非常に論点が難しくなっているのかなと、きょうの話も聞きながら感じた。  ただ、神戸は過料を取っていて、福岡は高かったので恐らく過料を取っていない形なんでしょうが、やっぱり規制の一定の強化は、もう一度考え直してもいいんじゃないかと個人的には感じたのと、あとはやっぱり分煙という話もあったが──北風と太陽じゃないが、全てそうやって規制を強化すればそれで済むのかというわけでもないのかなと。ここは吸ってもいいというようなところに誘導していくのも、同時にやっていかないと根本的な解決には……要するに、たばこが普通に売られていて、たばこ税もかかっている。公に認められているものなので、両方の面が必要なのかなというのを感じた。      [長野副委員長、つまがり委員長と交代] ◎環境部長 まず、今回、神戸市と福岡市の路上喫煙、ポイ捨て防止に関する先進都市への視察の機会をいただきましてどうもありがとうございます。  神戸市については、路上喫煙の違反者に対して、外国人観光客も含めて過料を厳しく徴収するとともに、喫煙所も整備しているということや、特にステンスワンプロジェクトでポイ捨て、路上喫煙防止キャンペーンを委託事業ではあったが、資料で年間250回ほど実施していることに驚きを感じた。  福岡市については、路上喫煙やポイ捨てに対しては、本市と同じく指導による……過料徴収ではなくて巡回指導を中心としていること。それから、啓発活動が啓発ポスターを作成して、公共施設や商店街に掲示したり、あるいは啓発プレートは全小学校の通学路に掲示したり、また、いろいろ地下鉄の構内でも歩行喫煙防止の啓発アナウンスを実施したりと、あわせてデジタルサイネージでの啓発を行うなど、さまざまな啓発活動を行っていることが大変参考になった。  今回、視察から帰ってきて、所管のクリーン推進課へ概要は説明させていただいた。その中で、まず神戸市、福岡市の両市が実施していた路上喫煙率調査を行うことを検討するように話した。こうした取り組みについて定量的に効果を把握することは必要だと思うので、今後調査を実施していきたい。  それから、神戸市で数多く実施していた地域と連携したポイ捨て、路上喫煙防止運動も、本市で昨年度、大穴地区でこうした取り組みをした例もあるので、もっと他の地区でも同様の取り組みができないか。長野委員からも話があったので、検討していきたい。  それから、福岡市で実施をしていたデジタルサイネージの話だが、本市で昨年、JR船橋駅と京成船橋駅を結ぶ歩道橋にデジタルサイネージがあるので、早速所管課と協議をさせていただき、来年の1月に1カ月間、啓発情報を載せる予定である。  今後も、路上喫煙、ポイ捨て防止に向けて、今回の視察の結果を参考に取り組んでいきたいと思うので、よろしくお願いする。 ○委員長(つまがり俊明) ありがとうございました。  それでは、皆様から感想を伺ったので、以上で本件を終了する。また、いろんな形で生かしていただければと思う。          16時39分休憩    ──────────────────          16時40分開議 3.船橋市観光協会との意見交換会について ○委員長(つまがり俊明) 船橋観光協会との意見交換会についてを議題とする。  ここで会議を休憩する。          16時40分休憩          16時45分開議 ○委員長(つまがり俊明) それでは、会議を再開する。  船橋観光協会事務所への視察について、協議をお願いする。  視察の行程について、当日は午後1時30分に市役所を出発し、ららぽーとの施設内にある観光協会事務所に向かう。現地に到着後、10分から15分ほど事務所内を案内していただきながら視察を行う。現地視察終了後、午後2時30分ごろを目安に再び市役所に戻る予定である。  以上のような行程を先方と調整をした。観光協会事務所への視察については、このとおり実施することとしてよろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ◆佐藤重雄 委員  いいが、観光協会の事務所、ららぽーとにつくったのか。新設したのか。 ○委員長(つまがり俊明) そのように聞いているが、事務局、何か詳しいことわかるか。 ◎担当書記 いつ設置されたか詳細までは今持ち合わせていないので、確認をさせていただきたい。 ◆佐藤重雄 委員  うちの隣なのに……。 ○委員長(つまがり俊明) それはまた別のときで、よろしいか。 ◆佐藤重雄 委員  はい。 ○委員長(つまがり俊明) では、このとおり実施することとして、よろしいか。      [「はい」と呼ぶ者あり] ○委員長(つまがり俊明) そのように、決する。  その他、観光協会事務所への視察に関して皆さんから何かあるか。 ◆佐藤重雄 委員  何もないなら一言。  当日は、懇談だから、こちらからもいろんな意見を出してもいいのか。 ○委員長(つまがり俊明) 今、視察についてを議題にしているので……。 ◆佐藤重雄 委員  ああ、そうだそうだ。ごめん。 ○委員長(つまがり俊明) 後ほどお答えできるので、よろしいか。 ◆佐藤重雄 委員  はい。 ○委員長(つまがり俊明) 本件については、以上である。    ────────────────── ○委員長(つまがり俊明) 他に委員の皆さんから、何かあるか。      [「なし」と呼ぶ者あり] ○委員長(つまがり俊明) なければ、本委員会を散会する。          16時48分散会    ────────────────── [出席委員]  委員長  つまがり俊明(市民共生の会)  副委員長 長野春信(自由市政会)  委員   藤代清七郎(自由市政会)       大矢敏子(自由市政会)       桜井信明(公明党)       鈴木いくお(公明党)       佐藤重雄(日本共産党)       斉藤誠(民進党)       滝口宏(船橋清風会)       石川りょう(研政会) [説明のため出席した者]  野々下市民生活部長  戸田戸籍住民課長  須永環境部長       その他、課長補佐、係長 [議会事務局出席職員]  委員会担当書記 杉原議事課主事          菅原議事課主事          矢野庶務課主事...