山武市議会 2019-02-26 平成31年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2019-02-26
胃がん検診では、早期発見にピロリ菌抗原検査や血液検査リスク判定、ピロリ菌便抗原検査等を提案してきました。毎年の集団検診において、高齢者の方々が、胃部X線検査で、バリウムによる誤嚥が増加傾向にあるとも聞いております。前回の答弁で、胃内視鏡検査等の実施に向けて、体制づくりを進めていく予定とありました。
胃がん検診では、早期発見にピロリ菌抗原検査や血液検査リスク判定、ピロリ菌便抗原検査等を提案してきました。毎年の集団検診において、高齢者の方々が、胃部X線検査で、バリウムによる誤嚥が増加傾向にあるとも聞いております。前回の答弁で、胃内視鏡検査等の実施に向けて、体制づくりを進めていく予定とありました。
胃がん検診、40歳以上の予防検診について、平成23年第3回定例会、平成25年第2回定例会で、ピロリ菌検査や血液検査リスク判定の導入を訴えてきました。がん死亡率第2位で、大黒柱の男性の罹患率が最も多い胃がんについても、主な原因とされています。
ピロリ菌の研究の第一人者である北海道大学の浅香正博特任教授は、1994年に、WHO(世界保健機関)の国際がん研究機関が、ピロリ菌は胃がんの因子であると認められています。この菌は、胃の粘膜に生息する菌で、子供のころに衛生上によくない水を飲んだことなどで感染すると考えられ、そのため、上下水道が整備されていなかった世代に感染が多く、若年世代では激減しているようです。
今回は、市民のさらなる予防対策として、がんの死亡率第1位の肺がんに続いて、第2位の胃がんの早期発見で死亡を減少させるために、従来行っているバリウム検査に加え、胃がん予防として、容器に息を吹き込むことでピロリ菌の有無がわかる検査や、特に死亡率が高くなる50歳代以降に対して血液検査とピロリ菌の除菌を行うことが有効であると言われております。