茂原市議会 2019-09-12 平成31年 第3号 令和元年9月12日
胃がん検診では、安全基準というものが設けられておりますが、身体的負担の軽減といった 意味においても、胃がんの主な原因となるピロリ菌検査を検査項目に取り入れてはどうか、御 見解をお伺いいたします。 ○議長(ますだよしお君) 市民部長 関屋 典君。 います。 ○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
胃がん検診では、安全基準というものが設けられておりますが、身体的負担の軽減といった 意味においても、胃がんの主な原因となるピロリ菌検査を検査項目に取り入れてはどうか、御 見解をお伺いいたします。 ○議長(ますだよしお君) 市民部長 関屋 典君。 います。 ○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
その胃がんの原因にピロリ菌が大きくかかわってい ることは既によく知られているところであり、日本のピロリ菌感染者の数は3500万人以上と言 - 160 - われていることからも、対策が急がれます。 平成25年2月、ピロリ菌除菌へ保険が適用となり、胃がんとピロリ菌の関連性が大きく判断 されたものと思われます。
1994年、WHOは、疫学的調査からピロリ菌を確実な発がん物質と認定しました。ピロリ菌の 感染は、生まれてから10歳ぐらいまでに感染し、現在の感染率は10代では10%以下に対して50 代では約50%、60代以上では80%の方が感染者と言われております。このピロリ菌を除菌する と胃がんの発生率が3分の1に抑制されたことが発表されております。
これは胃粘膜の萎縮程度がわかるペプシノーゲン 胃検査と、胃がんの原因と言われるピロリ菌の有無を調べるピロリ菌抗体検査を合わせたもの で、判定は4つに分類されます。リスク判定により、1つには、健康な人は精密検査を受けな くて済み、身体的、経済的負担の軽減となります。2つには、がんになる危険因子を早期に見 つけ、除菌などでがんを予防でき、将来の医療費を削減できます。
ピロリ菌に感染した人ががんになる確率は、データによると3%と 高く、公明党の取り組みによって、厚生労働省は、この2月21日にピロリ菌による慢性胃炎の 除菌治療に用いる複数の薬剤を保険診療に拡大するということを決めました。日本人のピロリ 菌患者数は3500万人以上と言われております。茂原市に当てはめると、約2万人が感染してい るということになります。
例えば胃がんでは、ピロリ菌感染の検査及び除去、子宮がんでは HPV検査と細胞診の併用等が研究され、これらを検診に取り入れている検査機関や自治体も ございます。このため、市といたしましては、従来どおり検診の充実に努めるとともに、新た な予防等の対策につきまして調査研究してまいります。
日本人の約半分の人の慢性胃炎、胃潰瘍や十二指腸潰 瘍の原因はヘリコバクターピロリ菌が80%を占めると言われています。ピロリ菌除菌が胃炎、 潰瘍を防ぐだけではなく、胃がんを防ぐということが追跡調査で因果関係が明らかになったそ うであります。