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定例会 3月11日

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  1. 御宿町議会 2021-03-11
    定例会 3月11日


    取得元: 御宿町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-30
    令和3年第1回御宿町議会定例会 事 日 程 (第4号) 令和3年3月11日(木曜日)午前10時開議 程第 1 議案第27号 令和3年度御宿町一般会計予算 日程第 2 発議第 1号 御宿町議会会議規則の一部を改正する規則の制定について ───────────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 日程第2まで議事日程に同じ 追加日程第1 議案第28号 第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償等に関 する条例の一部を改正する条例の制定について
    追加日程第2 議案第29号 令和3年度御宿町一般会計補正予算(第1号) ───────────────────────────────────────────────── 出席議員(12名) 1番 岡 本 光 代 君 2番 田 中 とよ子 君 3番 市 東 和 之 君 4番 土 井 茂 夫 君 5番 立 野 暁 広 君 6番 藤 井 利 一 君 7番 貝 塚 嘉 軼 君 8番 髙 橋 金 幹 君 9番 伊 藤 博 明 君 10番 堀 川 賢 治 君 11番 北 村 昭 彦 君 12番 滝 口 一 浩 君 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────────── 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町 長 石 田 義 廣 君 教 育 長 齊 藤 弥四郎 君 総 務 課 長 殿 岡 豊 君 企画財政課長 金 井 亜紀子 君 産業観光課長 渡 邉 和 弥 君 教 育 課 長 吉 野 信 次 君 建設環境課長 渡 辺 晴 久 君 税務住民課長 齋 藤 浩 君 保健福祉課長 田 邉 義 博 君 会 計 室 長 大 竹 伸 弘 君 -171- 議 日 ───────────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者 事 務 局 長 埋 田 禎 久 君 主 任 主 事 鶴 岡 弓 子 君 -172- ───────────────────────────────────────────────── ◎開議の宣告 ○議長(土井茂夫君) 皆さん、おはようございます。 本日の日程は、あらかじめお手元に配付いたしました日程のとおりです。よろしくお願いい たします。 本日の出席議員は12名です。 直ちに本日の会議を開きます。 よって、定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。 新型コロナウイルス感染防止のため、席と席の間にパーティションを置きました。このため、 質疑応答及び討論につきましては、着席のまま発言してください。 なお、議会だより編集のため、議場内の写真撮影を許可いたしました。 傍聴人に申し上げます。 傍聴にあたっては、傍聴規則に従い、静粛にお願いいたします。また、携帯電話の類は使用 できませんので、電源をお切りください。 ───────────────────────────────────────────────── (午前10時01分) ◎議案第27号の質疑、討論、採決
    ○議長(土井茂夫君) これより日程に入ります。 日程第1、議案第27号 令和3年度御宿町一般会計予算を議題といたします。 本案につきましては、3月5日に企画財政課長より議案の説明がありましたので、直ちに質 疑に入ります。 質疑ありませんか。 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 2番、田中です。 歳出について伺います。 それについてお伺いします。 ○議長(土井茂夫君) 総務課長。 予算書の39ページ、総務費、総務管理費財産管理費公共施設等総合管理事業、この委託 料500万円が計上されていますが、これについてどのような内容の計画を予定しているのか、 ○総務課長(殿岡 豊君) 公共施設等総合管理計画の関係でございますが、28年度中に御 -173- れております。 宿町の公共施設等総合管理計画のほうを策定をさせていただきました。政府のほうからの、国 のほうからの要請もございまして、令和3年度中に総合管理計画の見直しを行うことが求めら そうした中におきまして、教育施設、いわゆる学校施設ですとか、トンネルや道路等の社会 インフラ施設等については、先行して個別管理計画ができておりますが、その他の社会教育施 設、また役場庁舎、そして観光施設を含めまして、まだ個別管理計画の策定が終わっていない ものもございます。 こうした見直しにあたりまして、個別管理計画のいわゆる将来の維持管理の見通し等が立っ ていない中においては、なかなか総合管理計画の見直しを行うにも根拠がないという流れの中 で、個別管理計画を総合的に一体として、それぞれの施設を個別につくるのではなく、役場庁 舎、社会教育施設観光施設等を合わせて一体として個別管理計画を策定し、その後に公共施 設の総合管理計画の見直しを進めてまいりたいと考えております。 総務費のほうで500万円の計画策定委託が掲げておりますが、この中において個別管理計画 を進めていく代表的な施設といたしましては、庁舎保健センターを含めまして、月の沙漠記念 館等の観光施設、それから公民館ですとか、B&G海洋センター等社会教育施設等がその中 に含まれており、それを一体として個別管理計画を策定するものです。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中君。 ○2番(田中とよ子君) 多分今おっしゃったのはこれ、このことだと思うんですけれども、 これは29年、28年度ですよね。28年度にこの計画が立てられて、個別がこの中の幾つかを既に 立てられているということで、学校関係も含めて、この後また質問しますけれども、学校関係御宿小学校の校舎に関しても、もう既にできているということ、個別計画がもう立てられてい るということで解釈してよろしいんですかね。 ○議長(土井茂夫君) 教育課長。 ○教育課長吉野信次君) 本年、町内3校の校舎と体育館の個別計画を現在策定中でござい ます。 以上です。 か。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 続けて、97ページの教育費、教育総務の事務局費の委員報償につい て、これは今お話がありました教育施設検討委員会、この報償費が計上されているんでしょう -174- 昨年4月に教育施設検討委員会が設置されて、議会からも3名が町長から委嘱をされていま す。これは諮問機関であるということで理解しているんですが、この委員会が教育施設の老朽 化や少子化、財政状況等を踏まえて、御宿町の今後の教育施設の整備方針を調査検討する委員
    会であるということなんですけれども、今年度はこの委員会が何回開催されて、委員会からど のような検討内容が提言されたのか。また、新年度に向けては今後何回の開催を予定している のかをお伺いします。 ○議長(土井茂夫君) 教育課長。 ○教育課長吉野信次君) まず、教育委員の報酬については、これは教育委員さんの報酬で すので、教育委員さんが任命されていますから、その方の報酬。このほかに、別の科目のとこ ろに教育施設検討委員会のPTAの会長分ということで計上はされております。 今ご質問の御宿町教育施設検討委員会につきましては、本年7月に1回会議を開いておりま す。その中で、議員さんからも3名選出していただいております。議員さん3名、教育委員さ ん1名、御宿小学校の校長と御宿中学校の校長、あと御宿小、御宿中のPTAの会長の計8名 で委員を構成しております。 この中で、本年については学校の給食の共同調理場の閉鎖についてのまずお話をさせていた だきました。給食事務の委託につきましては、先の議会でもご説明したとおり、来年4月1日 から事務委託ということで予定をされております。 また、本年行っております、先ほど申し上げました学校施設個別計画の策定についても、 今後この1年をかけてやっていきますよという説明をさせていただいたところでございます。 今後、来年に向けては、まずこの出来上がった個別計画についてのご説明をさせていただい て、その後、方針を決めていって、内部的な方針も決めないと進められませんので、その中で またこの委員会に、校舎の新築等の話合いにつきましても委員会にかけていこうというところ 一応回数ということをお聞きになっていたと思いますけれども、まだ回数を何回というとこ ろまでは決めておりませんので、進み具合によって回数が決まってくるのかなというところで でございます。 ございます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 分かりました。 関連しますけれども、99ページの教育施設建設基金積立事業について、この総合管理計画な -175- んですけれども、この内容でいきますと建て替えについては平成39年から41年で、御宿小学校 は約4億円、3年かけて計12億円というような数字も出ているんですね、具体的に。 現在、基金がどれだけあるのか。決算のときに1億700万円というふうに決算書で見て、そ この部分は分かるんですが、1億700万円がいつからその1億700万円なのか。この間、積立て が行われてきたのかどうか、そこについてお伺いします。 ○議長(土井茂夫君) 教育課長。 ○教育課長吉野信次君) 教育施設の建設基金につきましては、平成12年度から基金を積み 始め、平成16年、17年度に御宿中学校の校舎新築により一旦取崩しを行っております。引き続 き、平成18年度から基金をまた積み始めまして、平成24年、25年度に御宿中学校体育館の新築 により取崩しを行い、その後、残高の1億700万円ほどが積まれておるところです。 残高は、令和2年度の末の現在高、予定として1億765万4,389円でございます。平成26年か らは、利子の積立てのみをしてきているところでございます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 今回の予算も利子分のみが計上されているんだと思いますが、財政 的には非常に厳しい状況だと思います。基金がずっと積み立てられていないということは、今 後の校舎をどうするのかという検討も、方針も決められていない、決まっていないのではない かというふうに危惧します。 そこで、101ページについてもお伺いします。 101ページの小学校管理事務事業の中で、修繕料が28万円組んであるんですね。現況の御宿 小学校の校舎の状況は、私も議員になってから2回、教育民生常任委員会で学校訪問をさせて
    いただいています。そのときに、学校のほうからも施設の改修要望が出てはいるんですが、現 状を見ますと、やはり小学校の校舎の老朽化は非常に進んでいると思います。 そこで、状況を分かる範囲で申し上げますが、校舎内で雨漏りしている現状がありまして、 大雨が予想されるときは先生方がブルーシートを敷いたり、机や椅子を教室の雨漏りがしない 場所に移動するというようなことを教職員が行っているということです。 当然、雨漏りをしていると、それは階下、2階であれば1階のところにも影響が多分出てく るんではないかと思います。天井がたわむとか、雨漏りによっての弊害が出てくるのは当然な ことだと思うんですね。 2年前ですかね、3年前だったと思うんですけれども、校長室の机の真上が、天井が落下し -176- たということも伺いました。すぐに修繕していただいたんですけれども、たまたまそのときに は先生がいらっしゃらなくて、人的な被害はなかったということでほっとしたんですが、それ がもし生徒がいる場所であれば、大変なことになると思うんですね。 そのほかにも、教室の床板はささくれて、破損もひどいところでは拭き掃除もできないよう な床になっていると。また、廊下のカーペットは、梅雨時に滑るんで、転倒防止のために敷い たということを聞いています。もう部分的には剥がれがあったり、擦り切れたり、そういう状 況にあります。 ベランダは腐食があって、危険だから児童には出るなと、そういう指示を先生方がされてい るということです。でも、子どもたちのことですから、万が一がないとは限らないと思うんで すね。やはり必要なものはきちっと修繕なりなんなりしていかないと、危険が分かっていて対 応していないということはどうなのかなと。この予算で28万円という金額を見ても、何をどう 直すのと、そういう心配があります。 町長がこの現況は多分見ていらっしゃると思うんですけれども、建て替えるのか、修繕をし て子どもたちの危険を回避するのかという、今すぐにも対応を図っていかなきゃいけない状況 ではないかなということを考えているんですけれども、仮に建て替えるという計画上で出てき たとしても、2年、3年先に建て替えられると思えないんですね、財政的なことも考えて。 そうであれば、小修繕でもいいです。危険な箇所についてはもうちょっと財源を投資して、 児童の安全を確保してほしいなということを考えているんですけれども、当然そういう状況で は子どもたちの学業にも影響が出てくると思います。早急に小修繕でもいいので、危険箇所を もう一度確認して対応を図っていただきたいなと思います。 議会が始まってすぐに、町長から所信表明で資料館の移転とか、図書館の開設、そういった ことをお聞きしました。そのときに、御宿小学校の校舎の施設整備については、何ら言及され ていませんでした。 財政的には、すごいもう厳しい状況だということはよく分かっています。しかしながら、こ れから御宿町を背負っていく私たちの子どもや孫が学ぶ場です、ここの小学校の教室は。早急 な対策を取っていただきたいと思うんですが、町長、どのようにお考えになるか、お聞かせ願 いたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) ご質問ありがとうございます。 まず、公共施設管理計画に係るものでございますけれども、先ほどお手元にございますよう -177- に、平成29年3月ですか、28年度において計画をしてありますが、この中で、御宿小学校につ いては令和3年度に方針を決定するということになっております。そういう中で、当然そのと おりにこれから各委員会等で議論をいただきながらやっていきますけれどもね。 それと、私はこのたびの選挙において、公約の中で各学校の適正配置ということで表現をし ておりますけれども、これはまさにもう一歩進むと学校の統合とか、あるいは具体的に御宿小 学校をどうするのかという話になるわけでございまして、その辺はここ一、二年の間の最も重 要な課題かなと考えております。
    そういう中で、今ご指摘があった、実は数日前に小学校に、私も何度か御宿小学校には行っ ておりますけれども、改めて教育課長と行きましたけれども、ご指摘のように子どもたちに対 する危険性の排除というのは当然のことながらやっていかなくちゃいけない。 しかしながら、そういった数年のうちにこれからどうするのかということを決めるわけでご ざいますので、なかなか大規模の修繕というのは手がけにくいという。当然、方針が決定すれ ばそれに基づいてもう済むわけですけれども、それまでは子どもたちに危険のないような、安 全な校舎を保持していかなくちゃいけないと。 そのための修繕費がどの程度かかるのかと、ある程度の修繕費は当然考えなくてはいけませ んけれども、今ご指摘いただきましたが、確かに子どもたちを守らなくちゃいけませんので、 改めまして幾分か費用がかかっても、すぐ学校が方針が決定してできるわけじゃないですから、 必ず、今から考えれば建設方針が例えば令和3年度で決定して、それから当然建設まで3年ぐ らいは少なくともかかるんじゃないかなと思っているんですね。 そういうことで、必要な修繕は改めてしていきたいと、何度か現場をもっと詳細に視察させ ていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 老朽化しているので、徐々に危険度が増すということではなくて、 年数がたっているから、その速度はすごく早いと思うんですね。老朽化して、修繕が必要な箇 所が悪くなるところは、ぐっと悪くなると思うんです。 だから、そういったところも踏まえて考えてほしいということで、今後、学校施設整備につ いての優先順位を早急に出していただきたいなと、計画を今年度、来年ですよね。令和3年度 に立てるということなんですけれども、できるだけ早く方針を示していただいて、子どもたち に危険を回避できるような、そういった対応を図っていただきたいと思います。 -178- 以上です。 ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ありませんか。 9番、伊藤さん。 ○9番(伊藤博明君) 73ページの環境衛生費の中のミヤコタナゴの報償費の中で、ちょっと 一言。去年と同じことを言うかも分かりませんけれども、ちょっと聞いてもらいたい。 実は、この報償費は委員会費だと思うんですよね。そういう中で、昨年も私申し上げました けれども、昨年もまた委員会もやっておりません。これ、やっていないからどうだの、こうだ のと言うんじゃないんですよ。この委員会はもう煮詰まっているんですよ、正直言って。 それで、実際に現場もそうなんですけれども、昨年ですか、昨年は北村議員と担当課長も現 場に来てくれました。私は毎年行っていますけれども、それで一昨年の話なんですけれども、 県の連中が調査に来ていて、もうこのままだと二、三年で絶滅するだろうと言われたんですよ 言われてきていて、それでいて委員会でも開かないから、なかなかそういうことが言わなか った。それで、言わないままここへきちゃったんですけれども、実際に昨年ですか、議会では 神奈川にちょっとおって、ミヤコタナゴをこれ、そこで増殖しますよというので、それは種の 保存で、これは平成5年ですか、種の保存として魚類じゃ一番最初の絶滅危惧種に指定されて ね。 います。 そういう中で、絶滅がもう危ぶまれているというところで、種の保存として私が提案したい のは、この役場の下にちょっと池がありますよね。あの池に種の保存として何とかできればな と考えているんですけれども、それを町長にまずはそういう気持ちがあるかどうか。気持ちが ないことは絶対ないと思うんですけれども、町長、やっぱりこれ、いつもこれは選挙のたびに も町長もこのミヤコタナゴの保存事業って、もううたってくれていますけれども、これから先 どういう考えをしているのか、ちょっと私のこの予算に対して聞きたいんですよ。いいですか ね。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。
    ○町長(石田義廣君) ありがとうございます。ミヤコタナゴ保護の重要性をもう少し深く認 識して、よりスピーディーな対応をお願いするというようなご質問の趣旨だと思いますけれど も、この役場の下の調整池というか、池というか、ここにつきましては、先般皆様方、視察へ 行ってきていただきまして、いろんなご意見もいただいております。 そういう中で、これまで実谷の生息地を、現在もそうですけれども、保存措置を図ってきた -179- ところでございますが、一つには天然記念物ミヤコタナゴが御宿に生息しているということを 一つの観点として、より広く町内の人、また町外の人にお知らせをするということも必要なの ではないかなと思っております。 そういう意味で、この下の池については、申し上げるまでもなくミヤコタナゴの保存という ことに関しては、水利の問題が一番重要かなと。貝の関係もございますけれども、その辺が例 えば事前に確認調査して、この下の池を調査して、どうしたらミヤコタナゴが棲めるような環 境づくりができるのかどうかと。それはできるだけ早くやって、例えば道路の上から、あるい は上がり口がベンチ等ありまして、小公園的になっておりますけれども、この池を景観的に見 れるような環境をつくりたいなと思っております。 もう1点は、なかなか小さな魚ですから、道路の上から果たして生息しているのか、確認で きないと思いますので、見本として例えばきちんと保護する形で、池に隣接して、ここにござ いますようなミヤコタナゴというのはこういう魚で、こういうふうに生息していますよという 見本的な、簡単な施設を隣接してつくることができれば、御宿町、ミヤコタナゴ生息の地だと いうことを広くPRして、それだけ環境が優れている地だということをPRすることができる できるだけご提言といいますか、ご意見を尊重させていただいて、できるだけ速やかに対応 のかなと思っております。 していきたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) ほかに。 伊藤議員、手を挙げてください。 9番、伊藤さん。 ○9番(伊藤博明君) すみません。難しいかも分からないですけれども、水のプロの今この 御宿に住んでくれている望月という人がいらっしゃるんですよ。やっぱり水のプロですから、 これは調整池、上の元の関水というんですか、防火用水に使っているような。そんなのが調整 池になっていますよね。 そういうところはその先生なんかといろいろ相談していけば、何かを解決つくような話をし ていましたけれども、私はまだ先のことは分かりませんけれども、とにかく望月先生に相談し てやることが一番じゃないかなと思っています。 それで、特にこの種の保存に対しては、住んでいるところで実谷村、今は実谷と言いますけ れども、七本にも御宿はいましたよね。七本と実谷でDNAが違うというんですよ、その先生 たちは。だからこそ、みんな種の保存をしているわけですよ。これは日本のやっぱり宝ですか -180- らね、やっぱり魚類科じゃ初めての絶滅危惧種というのは。 それで、神奈川県でいち早く権田池が平成5年からすぐしかかっています。それで、完成し ていますけれども、私らの行った場所は、もう今も一生懸命やっていますけれども、それと、 栃木県、あと残っている栃木県に1か所。栃木県はやっぱり県の施設で、ミヤコタナゴ公園と いうのをつくっていますよね。出来上がっています。それと、埼玉県の滑川町ですか。滑川町 にはミヤコタナゴのミュージアムというのがありまして、かなりの建物を中にミヤコタナゴを、 その自分のところにいたミヤコタナゴを増殖しています。 今、千葉県下では3年ぐらい前かな。11か所にいたと言われています、千葉県下は。だけれ ども、今は9か所になっています。そういう中で、千葉県下にはそういう施設、施設というよ りも種の保存、まだ取りかかっているところがないんですよ。このままでは絶滅にならないう ちに、私はこの種の保存をしたほうがいいんじゃないかと、それが長の役目じゃないかと、そ
    う思って私は申し上げたわけなんですよ。 皆さん、これは去年視察へ行って、やっぱりその種の保存をしなくちゃいけないんじゃない かなという気持ちに皆さんになってくれたと思うんですよ。だけど、これは非常に難しいもの で、相手も子どもを産む貝が必要なところもありますから、それはそれで先の話として、とに かく取り組む考えをやっぱり町長ももう持っているんで、私も安心しましたけれども、先々こ れ、3、4年やっていなかったものをもう一回掘り起こして、委員会でもう一遍煮詰めてみて、 それで町長、お互い勉強しながらやったらどうなんですかね。要望しますよ。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 貴重なご意見ありがとうございました。検討していきます。 ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 10番、堀川さん。 ○10番(堀川賢治君) 10番、堀川です。 一般会計予算概要でちょっと質問をしたいと思います。 今日は3.11の日で、10年目でございます。けさ、新聞を見ておりましたら、人口が集中して いるところと、人口が減っているところと、両方出ておりました。宮城県の仙台市というのは、 あれは昭和六十三、四年ですかね。政令都市になって、それからどんどん人口増えております。 最初は60万人口あったのが80万になって、政令都市にして、そして現在は100万都市以上にな っていますけれども、宮城県、仙台はそのように増えているんですが、もう一方、福島県の大 熊町というところがありますけれども、ここは人口がどんどん減っていると。 -181- これを何とか立て直せないけないということで、3つの大学から学生が来て、プロジェクト をつくって、人口増対策を今は打っているということですね。 けさ、新聞でそういうのを見ておりましたんですが、私が今これから質問したいのは、概要 の2ページのところに、財政課長が細かくコメントをされております。今の今年度の御宿町の 財政状況がここに全て出してあります。私も議員になって28年から今日まで、5回か6回予算、 決算を経験しておりますが、27年の決算から見ておりますけれども、年々財政は厳しくなって いるというのが実態です。 そこの中で、特に経常収支比率、これが95%近くまで、令和元年の決算で94%いっていると 思うんですが、ここにも財政課長がそのように高比率だというふうにうたっております。 もう一つは、予算の自主財源と依存財源を見ると、自主財源が41%、依存財源のほうがかな り高いと。最低でも五分五分まで持っていかないと、安全ではないんじゃないかなというふう に思っております。 もう1点は、財政調整基金残高がかなり厳しい。たしか令和元年度決算で、ほとんど底をつ いているんじゃないかな。細かなことは分かりません。ただ、令和元年度決算でかなり厳しい 調整資金だったと思います。財政課長もそういうふうに、こういう状況が続くと御宿町の財政 の自由度はほとんどないものではないかと、そういうふうに表現をされております。 もう1点は、財政問題でいいますと、投資的な資金、いわゆる戦略的な資金というのがたし か昨年度は4億4,000万円あったものが、今年度は2億2,000万円ぐらいですかね。約半分にな っていると。こういうようなことから見て、非常に厳しい財政状況の中で、今年度の予算が組 見ますと、ほとんどが経常的なものに支出していると。戦略的というか、町の未来、5年後、 10年後をどうするかという問題には、なかなか財源が配分ができないというのが御宿町の実態 まれているわけです。 ではないかなと。 そこで、1点だけ企画財政課長に質問をいたしますけれども、財政課長が町の財政状況をコ ントロールされているというふうに思っておりますんで、そういう意味で質問いたしますが、 この厳しい財政状況というのが続いています。続いているんですね。去年、今年でこうなった んじゃなくて、何年も続いてきていると。こういう状況が続いている主な要因というのを、ど のように課長は認識されているのか、あるいは判断されているのか。そこのあたりについて質 問をしたいと思います。よろしくお願いします。
    ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長。 -182- ○企画財政課長(金井亜紀子君) 昨年度のこの3月議会、令和2年度の当初予算の審議の中 で、当時の財政課長が、北村議員さんの質問だったかと思いますが、財源が苦しい中での予算 組みですので、最終的に基金を繰り入れて急場をしのいだというような予算編成だったと。 そうした形でこうずっと基金を繰り入れて、何とかその年度年度の予算を編成してきており まして、もうここ数年になって基金のほうもなくなってくる中では、やはり同じような予算規 模はもう組めないという状況で、厳しいという表現をさせていただいておるんですけれども、 持続可能な財政運営をするためには、やはり必要な財源を確保して、歳入に見合った歳出を組 んでいく、身の丈に合った歳出を念頭に置いて予算を組んでいくということが必要だったかと は思いますが、今まで基金を繰り入れながら何とか予算編成を行ってきて、それを続けてきて しまったことで、今この厳しい財政状況になっているのではないかなというふうには考えてお りますので、今回そうした中で、経常収支比率が高いというふうにお話ありましたとおり、や はりいわゆる投資的経費という部分ではなかなか予算が組めない状況になっておりますので、 より一層自由度というのは低くなってきてしまっておりますので、今年度からまたその辺を再 度見直しをかけまして、ちょっと投資的経費は今年度非常に少なくなっておりますが、先の財 政運営を見据えながら、基金等を含めて運用を図りながら予算を組んでいきたいというふうに は考えてございます。 ○議長(土井茂夫君) 10番、堀川さん。 ○10番(堀川賢治君) 4ページに課長が書かれている主な要因は、町民税の給与や事業等 の個人所得において減少しているというようなことを表現されているんですね。まさしくその とおりだと思うんです。 一番最初にこの予算を編成するにあたって、どこに重点を置くかというところにも、これは 昨年度もそうです。昨年度の予算もそうですし、今年度の予算も中心的には人口減少問題と、 それから町の活性化、高齢者対策、こういうものをしっかりやっていかないと、あるいはもう 一つ、町の活性化、若者移住導入ですね。こういうものを手を打っていかないと、そこに重点 を置いてこれから町の町政運営をしていくんだと、こういうような表現をされている。 ちょっと今質問したんですが、こういう中で、今の状態で経常的なものにほとんど今の投資 的といいますか、戦略的な資金も約2億円ぐらいありますよね。これもほとんど建設ですよね。 すると、先ほど質問が田中さんからありましたけれども、公共施設をどうするか。これにほと んど回ってしまうと、フリーハンドの金がほとんどない、戦略的な金がほとんどないというの が今の御宿町の実態ではないかなというふうに、私はこの概要を見せていただいて判断をして -183- いるんですが、そこで、石田町長に質問をさせていただきたいと思うんですが、私は今年度の この財政の編成について、かなり厳しい中でここまで予算を組んでいただいたことに対して、 本当にご苦労さんでしたと申し上げたいぐらい厳しい。このままいったら、来年はもっと厳し い財政状況になるんじゃないだろうかと。 今までは、コロナまでは低成長でどんどん財政が厳しくなって、そこに1年前のコロナでま た財政が厳しくなってきているわけです。経済活動ができませんから。それに人口減少が加わ っていると。 幸いにして、自然災害が御宿町はないんですよ。地震、津波もなければ、台風、洪水はない よわけですよ。今は旭市が大変苦労していますけれども、そういう中で、まだ我々は幸いにし て自然災害に見舞われていないだけ、私はまだいいんじゃないかなと。これがあったらもっと 厳しい財政状況だと思うんです。 そこで、町長にこの厳しい財政の中で、一般質問でも私は申し上げましたけれども、御宿町 の税収が、収入が減っているということは、人口減少問題が一番大きな問題ではないのかなと。 人口減少問題とかそういうものは、3年や5年ではなかなか出てこないんですよ。今打たなか ったら、これから5年先、10年先はもっと厳しい。
    それで、御宿町の人口は、千葉県の67市町村の中で下のほうから何番目かですから、かなり 厳しい人口なんです。ですから、私はこの人口対策について、もっと具体的な取組をしていか なきゃならないんじゃないのかなということで、人口減少問題、少子高齢化の問題、それから 経済成長の問題、それから若者、移住定住の問題と、こういう問題を、この課題、目的に対し てどういう手を打っていくのかということだろうと思うんですが、石田町長に対して質問、公 約たくさんありますけれども、その中の主立ったものは、一般会計でも申し上げました全町公 園課の問題。 これはソフト面とハード面とありますから、ソフト面は私は短時間でできるんじゃないかな と。ハード面もあります。先ほどミヤコタナゴの話がありましたけれども、町の海の水質をよ くしなきゃならないという、こういう問題もある。これはハード面だと思うんです。 その他、全町公園課にはいろんな課題がありますけれども、この問題をソフト面とハード面、 短期と中期でどういうような、せっかくの町長の公園化の公約ですから、これをいち早く手を 打っていただきたい。 それと、もう一つはICTです。これは先ほども申し上げましたけれども、今がチャンスな んです。もう遅いくらいなんですね、ICTを取り入れていくということは。もう、ほかはI -184- CTで物すごく成功しているところもあります。ですから、ICT問題もいち早く手を打たな いと、間に合わないんじゃないかな。 エレベーターの問題がある。これはバリアフリーの問題。観光にも高齢者にも影響してくる 問題じゃないかなと。せっかくの町長の、ほかにもありますけれども、大きく取り上げて3つ のこの公約に対して、今回のこの予算の中にはほとんど予算化されていないんですよ。どのよ うにこれを取り組んでいかれるのか。 私はこれを予算化しているかと思ってずっと見たんですが、ない。しかも、27年度からスタ ートしている地方交付税も、もう31年度で終わっているわけですね。そのいわゆる国のバック アップ体制のない中で、これからどのように手を打っていかれるのか。予算化されていないこ とについて、町長はどのように考えておられるのか、質問をしたいと思います。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ます。 ○町長(石田義廣君) 今、堀川議員さんから3点についてご質問があったと受け止めており まず、第1点目が全町公園課について、どのように対応するかと。一般質問等でも幾分かお 答えしておりますが、申し上げましたように、全町公園課の設置についてしたかったんですが、 なかなかまだ現時点では少し無理があるのかなという判断の中で、全町公園化の課の設置はご 提案させていただいてございません。 そういう中で、具体的にはしかし内実的に人事も含めまして、全町公園課が目指す事業内容 等を少しずつ手をかけていきます。建設環境課の環境整備班が一つの軸になるということで申 し上げてございますが、人事を兼ねてそういう体制を組んでいくと。 スタート時点は、やはり基盤づくりという意味で、と同時に基盤づくりの定着させるために いろんな作業は行っていきますけれども、具体的な予算は即どの程度入り用だということは考 えておりませんので、初年度といいますか、令和3年度は基盤づくりをそういった体制を整え て、そして基盤づくりをしながら、必要な予算については幾分かずつは補正予算等でお願いし たいなと考えております。全町公園課は、令和4年度に向けて準備をそのように進めていきた いなと考えております。 そして、ICTの事業については、先日、一般質問等でお答えを申し上げましたが、具体的 にはこの3年度の当初予算には入ってございませんので、国のほうの第3次補正に関連しまし て、4月に入りましたらICT事業関係の予算を補正予算としてご提案させていただいていき -185- たいと考えております。
    これはご指摘のように今は社会状況が、国がデジタル化の振興を提案しておりますので、社 会状況もそのようになっておりますので、ぜひ、申し上げておりますが、医療関係とか、様々 な面でこれはICTの活用は考えられますので、非常に重要な事業でございますので、予算的 にはそのような対応でお願いしたいと考えております。 エレベーターの設置につきましては、協議会を設置いたしまして、委員の皆様には通知が届 いたとは思いますが、今月25日に第1回の会議を開催したいと考えております。特に、そうい う形で協議会を中心にこの問題を進めていきたいなと考えておるところでございます。非常に エレベーター設置についても、町にとっては福祉対策であり、観光対策である重要な課題であ りますので、皆さんのご意見を広く伺いながら進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 10番、堀川さん。 ○10番(堀川賢治君) ありがとうございました。人口問題にしましては、今申し上げまし たとおり、町づくり、未来のあしたの町づくりを一日でも早く手を打たないと、また同じよう な状況を来年も再来年も繰り返しますんで、タイム・イズ・マネーじゃなくて、時間はコスト ですから、一日でも早くスタートするようにお願いして終わります。 ○議長(土井茂夫君) ここで15分間の休憩といたします。 ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前10時52分) (午前11時10分) ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 質疑ありませんか。 7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) 7番、貝塚。 新年度、令和3年度予算の編成について、私は毎年、前の年の12月定例議会において、次年 度の予算についてということでいろいろといつも質問しています。今回は11月でありましたの で質問しませんでしたけれども、この予算審議の中で、予算概要の2ページに予算編成の基本 的考え方ということでご説明をしております。 まさにそのとおりだと思いますけれども、その中におきまして、真に必要な事業に予算を重 -186- 点配分することとしましたというふうに示されております。よって、それじゃ必要な事業、重 点的に事業を行うと。そこに配分したということで見てみますと、どれもこれもみんな必要な ことではございますけれども、特に今年度予算は昨年と比べると減額になっております。 特に、私が常々申しているとおり、町長も先の選挙で公約しておりますように、やっぱり活 力ある町づくりということで、そうすると、そのことで活力あると、今御宿町が活力をつける ことはどんなことなんだろうと。どれもこれもみんな必要であるけれども、特にやはり予算が ないとできない、何とか予算を獲得しなきゃいけない。 個人的に言うと、商売したけれども、もうけがないじゃいけない。もうけを出さなくちゃい けない。もうけを出すためには、何を重点的に商売をするんだというような考えが当然あるは ずです。 その中で、やっぱり御宿町も一つの企業と考えた場合に、次年度の事業予算において、ここ に力を入れて、まずここから費用対効果を得ようと、利益を得ようとするような事業が組まれ て当たり前だというふうに思うんですけれども、ですから、ここに真に必要な事業に予算を重 点配分したと。この重点配分した事業というのは何かということをお聞きしたいんですけれど も。 ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長。 ○企画財政課長(金井亜紀子君) 令和3年度当初予算の重点配分ということでございますが、 先ほど堀川議員さんからのご質問にもありましたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響等 を受けまして、町税等は大きく減少する見込みでございます。
    また、それに伴って様々な歳入が大きく減少するという中で、歳出面につきましても新型コ ロナウイルスの感染症の対応として新たに行政需要も生まれておりますし、また高齢化に伴う 社会保障費などの義務的経費が非常に伸びているということで、義務的経費の部分が占めるも のが多くて、これと、いわゆる戦略的な予算に配分ということはなかなかできていない、難し い予算になっているかと思いますが、下の概要の2ページの下に書いてありますとおり、コロ ナウイルスへの対応や財政を維持する、健全財政の維持といったような視点で各課の要望を検 討させていただいて、予算を配分したという形でございます。 (貝塚嘉軼議員「分かりました」と呼ぶ) ○議長(土井茂夫君) 挙手の基に発言してください。 7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) すみません。よく分かりました。 -187- ます。 しからば、今の時点でおいては、そういう考えが最優先されて編成されたと。それは分かり しかしながら、やはりそういうことであっても、町民がやっぱり豊かな暮らしを求めている。 そのためにどうしたらいいかということが、一番行政としては大事なことじゃないかなという ふうに思うわけで、そういう思いの中で、町長も一つの事業に集中して、それがすぐさま結果 が出るんであれば町民も喜ぶだろうけれども、そうでなければ、やはり平等に配分をした中で 活力をつけていくんだというお考えだろうとは思いますけれども、その考えもあろうかとは思 うんですけれども、私とすればどういうふうになるか分からないこのコロナ騒動の中で、やは り御宿町として御宿の取るべき道、あるいは取るべき基本というんですかね、根幹というか、 そういうものはやっぱり観光を重点的に、他町からの交流人口をまず増やしていくと。それに よってにぎやかさを保ち、また潤いを得るというようなことが必要じゃないかなというふうに 私は思って、この予算をずっと見てきましたけれども、町長の考えと、ちょっとこれは町長が 選挙時に掲げた公約と、街頭でお話ししたお考えと、ちょっと前向きでありながらも後退した 予算組みだなと。 この予算編成においては、私はコロナの昨年の状態から御宿、ほとんど自己資金に当たる事 業がマイナス事業であります。マイナス決算になっております。ですから、やむを得ないとは 思いますけれども、それだからこそ何とかしなきゃいけないというのが首長の考えじゃないか なと思うんですけれども、その辺についてどうでしょうか、町長。この予算を組んだその背景 において、苦渋の選択をしたんだろうと思いますけれども、その辺のお考えをちょっとお聞か せ願います。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 貝塚議員さんからご質問いただきましたが、一般質問の中で令和3年 度の当初予算に盛り込んだ事業は何ですかということで、大きな8つの政策の中で主なものを 申し上げてございますので、財政需要が非常に厳しい中、私の考えとしては可能な限り、可能 な範囲でそれぞれの政策に盛り込むことができたと考えております。 しかしながら、今ご指摘のように観光振興、観光が大事だというご意見でございますが、コ ロナ禍でありまして、非常に大変だとは思いますが、現状は第2回目の緊急事態宣言がある中 で、また宣言の延長ということで、この21日まで延長されておりますけれども、そういう意味 では宿泊業等の方々を中心に、非常に経済が疲弊して大変な状況にあると思いますが、とにか く地域の活性化を図っていくためには、やっぱり必要な対策が今後必要だと考えております。 -188- おります。 以上です。 そういう意味では、コロナ対策については今後とも検討は充分に検討していきたいと考えて (貝塚嘉軼議員「分かりました」と呼ぶ) ○議長(土井茂夫君) 挙手の上。
    7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) 重複する質問でもあったかと思いますけれども、そこのところは許し ていただいて、先ほども堀川議員から投資的経費、経常経費の比率、そして、要するに活性化 対策としての投資的経費が昨年の半分であるというような指摘があって、お答えされていまし たけれども、私もまさに今町長に申し上げたような観点からして、それでいいんだろうかと。 御宿町、このままいったらどうなっちゃうんだろうと。 やはり一時の苦しみはみんなで分かち合って、乗り越えていかなきゃいけないという部分が あるんで、思い切ってここでそのような考えに基づいた予算が組まれてしかるべきじゃなかっ たのかなというふうな思いはするんですけれども、その中で、それでもやはり今手を抜いては いけないだろうと、何とかしてやらなきゃという中で、先ほど文化的なことでいえば、ミヤコ タナゴのことについては、伊藤議員が申したように昨年我々も視察に行って、全員がやっぱり 貴重なことだと、よそにないんだと、日本で御宿だけなんだというような認識で、これは保護 をしなきゃいけないというような考えを持ったと思うんですよ。 ですから、そういう方面に、私とすればもう500万円ほど積んで、1,000万円ぐらいの予算組 みをされてそういうふうにしていただければ、視察に行ったかいがあったなと、これで一歩前 進したなと、保護されていくなというような考えを持っていたんですけれども、今後そういっ た協議会等を立ち上げてほしいということで、その中で示されていくだろうと思います。 それはそれとして、私も農林、水産、観光ですから、この中で年々水産、御宿の県の千葉ブ ランド水産物として指定をされたアワビ、イセエビ、これについて生産振興と磯根資源の保護 と活用ということで、予算が予算概要の32ページに書かれております。 そこで、担当課長にお聞きしたいんですけれども、今年も昨年とそう変わらずアワビの放流、 あるいはマダカアワビ中間育成、これも昨年、町長も一昨年ですか、視察に行かれて、マダカ アワビの育成について事業をされて、9か所たしか岩礁を置いたと。その管理がどのようにさ れているんだろうかと思って、昨年の予算を見たら1回か2回、何か潜って調査をしたという ことなんですけれども、専門家の人に聞くと、やはり常に管理をしていかないと、マダカアワ -189- ビというものはそこに根づいていかないと、繁殖していかないと。 それはというのは、やはりほかのいろんなものがそこに付着すると。そうすると、アワビに よくない貝類が、海藻や何かも付くんだと。ですから、それを設置したからそれでいいんだと、 それでそこに稚貝を放流したから、それで何年後には収穫できるんだというようなことは全く 分からないと。やはり管理して、棲みやすい環境を整えてあげて、初めてそこに根づいて成長 それで、この184万8,000円の予算は、内容はどういう内容なんですか。それをお聞かせくだ していくという話を聞きました。 さい。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) それでは、令和3年度におけるアワビ種苗放流補助、マダカ アワビ中間育成費用の184万8,000円の内容についてでございますが、令和3年度における稚貝 放流につきましては、クロアワビ130キロ、メガイアワビを100キロ予定しております。マダカ アワビにつきましては、稚貝の生育の関係から、今、県のほうとも調整を行っている状況でご ざいます。 さらに町では、議員さんのほうのご質問ありましたが、漁業組合と連携をいたしまして、稚 貝の放流を継続的に実施しているところで、安定的な漁獲に努めておりますが、アワビの漁獲 量につきましては、ここ10年で年間平均約2.3トンとなっております。直近で申し上げますと、 3年間で年間で約2.2トンと横ばいで推移しており、稚貝放流の効果というか、維持というこ とで努めているところでございます。 また、先ほどブランドの千葉ブランドのお話がございましたが、平成18年11月に外房あわび といたしまして、千葉ブランド水産物の認定をいただいております。こういった付加価値をつ けることで水産の魚価の価格の安定と併せて、町づくり資源の一つとして活用していくところ でございます。
    いずれにしましても、魚礁につきましては現在、町の魚礁協議会で千葉県水産公社の方、ま た海生研の職員の方の意見をいただきながら進めているところなんですが、先ほどマダカアワ ビの放流は令和2年度なんですが、40キロ放流をいたしました。 その前、27年からこの魚礁事業は始まっておりますが、今年で5年目を迎える中で、マダカ アワビにつきましては岩和田の魚礁のほうに放流をしているんですが、なかなか定着しないと。 議員さんおっしゃるような環境面も含めてあるのと、あと、またイセエビ等の外敵種もいると いうことで、モニタリング調査の中ではそういう結果で伺っております。 -190- また、クロアワビにつきましても、魚礁のやっぱり生育環境がなかなかよくないということ で、原因は何かというと、外敵種のイセエビじゃないかというところで伺っているので、その 辺につきましては今、魚礁協議会を中心に対応を今後していこうかということで考えておりま す。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) 今詳しく説明いただいて、私も前が組合ですから、組合から資料を取 り寄せて、まさにそのとおりであって、ここのところずっと横ばいなんですね。当然、取る人 の数も減っているから多少なり、あるいは海の状況にもよって、やっぱり漁に出た日数にもよ ってあると思いますけれども、関係者に聞くとやっぱり少なくなっているということは申して おります。 私も春になるとワカメの口が開くんでワカメを取りに行くんですけれども、そのときに磯根 がだんだん砂が積み上がって、軽石のような状態になっているんですね。それが年々灘から沖 に向かっての磯根に付着しているというか、積み重なっていると。 そうすると、アワビやエビが棲む棚というところがだんだん狭くなっていくんですよ。です から、当然その環境というのは、じゃ、それは何でそういうふうになるかというと、砂が流れ てきているからあれなんですけれども、それが油と一緒にというか、そうでなかったらさらさ らになるわけですから、ただの砂だったらね。そこに積み重なっていくわけじゃないんですけ れども、どうもやはり家庭から出るそういった油とかそういうものは、そういうふうな状況を つくるんじゃないかなというふうに思われて、一時期いろいろと川の環境をよくしようと言っ て、境川には浄水設備をつけてやって、海の環境をよくしようとしてやりました。 まさに、しかしながら、やはりそれだけでは足りない。何かあるんだろうなと思っているん ですけれども、その辺の調査して、研究をしていただいて、何とか磯根を保護するような、で すから、もうちょっと踏み込んでこの沿岸の御宿の、要するにダイヤと言っていいぐらいアワ ビとか、イセエビを守りつつ、生産をしていかなきゃいけないんじゃないかと。 そのためには、やはり生活、家庭残飯水の完全なる浄化をした中で、川を通して海に流すと。 それが大事なんじゃないのかなというふうに思うんで、そういうことからすると、環境衛生の ほうでの合併浄化槽の設置について、ここにも予算が予測として出ていますけれども、その浄 化槽について、観光課長、今後どのように進めていくか、ちょっとお聞かせ願えますか。 ○議長(土井茂夫君) 建設環境課長。 -191- だきます。 ○建設環境課長(渡辺晴久君) 浄化槽についてという、浄化ということでお答えさせていた 現在、御宿町汚水適正化計画においては、これまで同様に浄化槽の整備は、合併浄化槽の処 理とするような形になっておりまして、合併浄化槽の設置基数を年間35基として目標を設定し ているところですが、この3年間の合併浄化槽の設置基数は、令和元年度が21基、平成30年度 が16基、平成29年度は23基となっています。 小型合併浄化槽の設置については、国・県の補助金を活用し補助を行い、町民の設置負担の 軽減をしているところではございますが、単独浄化槽から合併浄化槽への転換については、5 人槽でおおむね200万円程度の経費がかかりますので、景気の動向や人口の推移なども影響す
    ることとなり、補助金については検討されている方のきっかけづくり、また負担を少しでも軽 減するという意味合いが強いものであるというふうに考えております。 合併浄化槽の設置についての推進を行っておるところでございますが、排水についてはお一 人お一人の河川や海、また自然への意識醸成が大切なことになりますので、浄化槽の補助金の 周知にとどまらず、排水浄化意識醸成の啓発に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(土井茂夫君) 7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) 課長のおっしゃるとおりなんですよ。ですから、町民にやっぱり啓蒙 運動をして、一日も早く単独浄化槽じゃなくて設置してほしいというようなことで、助成金も 国・県・町という形で出ておりますけれども、もっと厚く助成したら速やかに協力して、合併 槽に変えていただくようなこともできるんじゃないかと思うんです。 とにかく、そこが根本であると。こういった海の資源を、環境を守るために、そういうこと が必要なんだということで、あるいはそれが難しいんであれば、やはり思い切った予算投入を して、以前、滝口前町長が海を掃除したように思い切った資金投入をして、もう一度ヘドロや そのものがたまっているところにおいては、きれいにやるとか、そういうことをしないと、も う漁業の働き手もいなくなるし、衰退していって、千葉ブランドである、あるいは全国でも優 秀なこの御宿のアワビやイセエビが取れなくなるということになってしまいますんで、ぜひこ れは思い切ったやはり施策、対応が必要だというふうに思うんですけれども、町長、その辺は どうなんですかね。 先ほども町長からお聞きしたけれども、私は観光施設はものをつくるのはつくっても、やは り10年一区切りで、以前にも申したとおり変えていかなきゃいけない。また、日々の経費がか かる。だから、自然のままの環境を観光の施設として、あるいは地域として提供することがい -192- いんだということは分かっております。 ですから、そのためにはどうしたらいいんだということになるんだろうと思いますけれども、 この海の状況につきまして、町長、どのように考えていますか。今の状況をどのぐらいまで町 長は認識して、それでどのような危機感、あるいは今後どうするのかということをちょっとお 聞かせ願いたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 であると思います。 ○町長(石田義廣君) 御宿町にとって水産資源といいますか、磯根資源、非常に重要な内容 そういう中で、このたびの議会においても、これからのことについては水質浄化対策をでき るだけ力を入れていきたいと考えております。浄化槽の徹底した管理ですね。公共水域に浄化 槽から出る水は、非常に大きな要素があると思いますね。 これが全く基準に見合わない水が出ていた場合、必ず川から海へと行きますので、大きな影 響があります。そういう意味では、今後その対策はしっかりとやっていきたいなと考えており ます。境川の施設についても、今は補修したり、できるだけ浄化して海へ放流しているわけで ございますけれどもね。 それともう1点、何年か前に、もう10年近く前でしょうかね。もう少し前ですか。海の浄化 といいますか、磯根資源の。やったことがございますけれども、それなりにかなりの費用がか かっておりますので、今の財政状況の中で果たしてどうなのかと。いろいろ研究はしていきま すけれども、なかなか即応するということは無理なのかなとは考えておりますけれども、今後 の海域の磯根資源の浄化対策については、今申し上げたようにしっかりとやっていきたいとは 思っております。 ○議長(土井茂夫君) 7番、貝塚さん。 ○7番(貝塚嘉軼君) 最後です。今、町長も今後しっかりと考えていきたいということであ りますので、ここで私が1つ提案をしてお願いして最後にしたいと思います。 とにかく、この経常経費を上回る投資的経費が組めるような時代が果たして来るかどうかと いうのは難しいとは思いますけれども、町においてはそういう心構えで町が栄えるように、に ぎやかな町になるようにすべきだというふうに思っております。
    そのために、やはり私は足元からきちっとしていきましょうよということになると、環境基 金というものを条例化して設置して基金を積んでいって、今のような状況の中において、これ はというときに、そこに国・県の援助資金と同時に、それを町がプラスして、できるだけ事業 -193- 者や個人が負担なく町のそういった事業に積極的に賛成、協力していただくような、そういう 意味合いを含めて、ぜひ環境基金というものを設置していただきたいなと、そう思って、私の ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 質問を終わります。 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 時間もあれですけれども、3点ほど大きく分けて質問をしたいと思います。 まずは、1番目は予算概要の30ページですけれども、予算書では71ページ、75ページ、85ペ ージあたりに予算が載っている全町公園課準備室について、まずは令和3年度予算において、 前段の議員からも少しその辺の話は出たんですけれども、令和3年度予算において、どのよう な取組をしたのか、まずはそこからお聞きしたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長。 ○企画財政課長(金井亜紀子君) 全町公園課の準備にかかる予算ということでございますと、 今滝口議員のお話ありましたとおり、概要の30ページ、公衆トイレ等維持管理事業955万8,000 円につきまして、そちらにも記載はありますが、今年度までは環境施設維持管理事業というと ころの産業観光課のほうの予算に位置づけておりましたが、こちらを建設環境課の環境班のほ うの予算に組替えをしてございます。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 財政課長から予算の組替えということで、金額的には今までほぼ同じ、観光課から建設環境 課のほうに予算が移動したと、そのような受け止めでいます。 その中で、新年度予算の36億5,300万円、苦労して削りに削ってここまでが限界だったのか ということは分かります。うちの町の規模ですと、税収もどんどん減っている中で、今まで三 十二、三億円ぐらいで当初予算を組んで、補正で35億円ぐらいになって、だんだん膨らんでき たんじゃないかなという指摘も大分あった中で、今年度とか、国の助成金とかなんやかやでも う40億円を突破するような、それは国から2億6,000万円とか、今度の3次補正でまた1億円 とかというような中で、また補助金が、交付金が来るわけですが、それを有効活用していく中 で、町長の公約でもあります全町公園課ですね。一番最初は全町公園化、化けるのほうが化け て担当課の課になったということで、街路景観の整備ときれいな砂浜維持を専属で行う課をつ くりたいという思いからで、そのような提案がされて1月に、先ほども町長のほうからありま -194- は。 したけれども、まだ時期尚早※ということで一応準備室をつくって様子を見ることである程度 のことは落ち着いたわけですが、これを見ると、先ほども前段の議員からソフト、ハード面と かという視点から見て、いろいろな解釈があるわけですが、どちらかというと、これはもう12 年前から出ている話で、住民の方からすればマルシェをやれるような公園の整備だとか、遊具 の整備だとか、どちらかというとハード面を期待、あと街路樹ですね。ストリートの街路樹。 あと、やるんだったら景観条例とかもやらなきゃいけないようなことなんですが、ただ、準 備室ということで、観光課から人員の配置がどうなのか、会計年度職員の関係などよく分かり ませんが、スライドしただけで、取りあえずそれはそれで完結したのかなという感じはあるん ですけれども、ここからどのようにプランを立てて進めていくのかというものはまだ分からな いんですけれども、それでそれがうまくいくというか、人間だけスライドさせて、それででき ちゃえば、それで終わりということにもなりかねない。班で、別に課にすることもないんじゃ ないかなと個人的には思うわけですけれども、その辺はいかがですかね。町長のほうにその辺
    班をつくって、その班が機能すれば、課をつくるような大それた事業というものが、先ほど 言いましたけれども、ハード面でそういうものを目的にしているのか、その辺が問われていく と思うんですけれども、その辺はどうですかね。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 私はこの準備室としての機能を充実させていく中で、内容的に後の全 町公園課がやっていくような内容も実際的にやっていくということで、全町公園課という課の 設置については、私は対外的にも、あるいは町内的にも非常に私はインパクトがあると。要す るに、強い印象づけをすることができると。また、同時に職員の皆さんもその気持ちで邁進し てもらいたいと私は考えております。 ハード面については、非常に財政的な面もありますので、結果的に私は全町公園課の設置に ついて、ハード面がどの程度伴うかということについては、あまり大きくは考えておりません。 ただ、以前から申し上げましたように、例えばメキシコ記念公園の整備とか、あるいは月の 沙漠公園の整備とか、そういうものは必要な予算が当然、後々出てくると思います。 基本的には、街並み景観の整備にしても、あるべきものがあるべき姿でないというようなひ とつひとつの事象を見てございますので、それをきちんと整備していくと。まずは、それが町 の環境美化につながっていくのかなと思います。海岸環境についても、できるだけより多くの 手を入れて、マンパワーも入れてやっていきたいなと考えております。 -195- ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 1月15日の協議会資料の中で、幾つか主な事務のことが書いてありますが、まさに環境美化 は町長が得意とする分野なんでしょうけれども、実は1点、この件に関しての最後に、町民へ の広報、所管が変わったからといって住民の人にはあまり関係ないかもしれないですが、問合 せとかはするんで、その前に1点だけちょっと厳しい指摘させていただくんですけれども、そ の当時、森は海の恋人と言って、議会のもう知らない間にドングリの木を新町の山に植えまし た。これ、今はミヤコタナゴとかでもお世話になっています望月先生だとか、地元の、名前を 挙げて申し訳ないんですが、名前はやめておきましょう。望月先生と土木委員の方とかに言わ せれば、イノシシの餌になっていると。これを放置していると。どうなっちゃっているんだと。 本来ですと、そこから落ち葉が枯れて、雨水がきれいな状態で川を使って海に流れて、磯根 をきれいにしていく。望月先生いわく、これもちょっとあれですけれども、御宿の海を一目で 見れば、磯根が汚れているのは分かると。あの人はもうプロフェッショナルな方なんで、僕も たまに今散歩しているんで、たまにいろいろと会って、いろいろ知恵をもらったり、どっちか というとお叱りを受けているんですけれども、ひとつひとつ、年配の方も言っていましたけれ ども、すごいきれいに文章はまとめて、きれいなものを町長は出すのは得意なんだけれども、 いいことを言ったって全然進んでいないじゃないかという批判もあるわけですよ、正直。 このドングリに関しても、全くドングリと山の伐採も、それは所有者が民間の方ですと勝手 に切るわけにいかないし、その辺も財政課なんかは厳しい指摘は、新町地区の土木の方からは 受けているのを承知なんですよ。 僕はどっちかというとかばっているほうなんですけれども、確かに地滑りもして危ないよう な状況もあって、民地で所有者不在でなかなか進まないような状況もあるんですけれども、そ こまで課にこだわるんだったら、こういうことを的確にまずはやってもらわないと、水質の浄 化とか、公衆トイレとか、植栽遊歩道の管理なんていうのは10年前から言っているわけで、も う一つ、時間もあれですけれども、言わせてもらえれば、海岸道路のヤシの木47か所あるんで すけれども、商工会で僕が先頭になって10年間やりましたけれども、見事に5本ぐらいしか育 てないんですけれども、大体のあれは1万円で5本育っている中で、一番育ててくれた3本ぐ らいが、すごくあれは買えば50万円ぐらいになっているんですよ、今。 確かに完成はしていないので、3年前に観光課にもう10年やったんで、大体のことは分かっ て申し訳ないけれども、完成できなかったけれども、最初の水やりをしっかりやれば、本当に -196-
    こんな小さいときからぐんぐん育つと。実証されたのはたまたま一番成長してくれたのは鈴木 造園さんで、これもあまりちょっと議員もいらっしゃるんで、ご主人のほうが植えてくれたや つが相当な勢いで、そのノウハウを教えてくれよみたいなことも言って、でもやっぱりやる人 の意識なもので、それは3年前から僕は観光課ですよね。そこも今度、建設環境課になるか、 ちょっと海岸道路は分からないんですけれども、あそこも縦割りで、遊歩道が観光課、道路は 建設課。あそこは相当な人が朝晩散歩をしていて、電線、一番皆さんが気づかないのは、あそ こは電線がないんですよ。気持ちがいいんですよ。ああいう歩く場所って、ほかの自治体には 恐らくないんですよ。海見ながらあそこを。 そこをなかなかほったらかしにされたという、ちょっと僕にしては首ひねることもあるんで、 まずは課を設置するなら、そこも含めて具体的なものを打ち立ててやっていただかないと、た だ公約で課をつくるだけのことになっちゃうんで、それでは住民とか、議員も、議会も納得は いかないんで、やはりそういう具体的なものをやっていかないと、浄化槽だってもう全然進ん でいないわけですよ。清水川なんかだって全く話にならないレベルで、今回の言わせてもらえ ば、御宿海岸が湖になっちゃったみたいなね。 慌てて県の土木が入って、ちょっと時間がやっぱりかかるのは分かるんですけれども、取り あえず直してビーチにはなったんですけれども、やっぱりその辺からまずは組立てをしていた だいて、正直もうここの時点で、じゃ、何とか班だとか、準備室だというんだったら、じゃ、 室長になる人の名前ぐらい挙がってくるのかなみたいなあれも期待していたんですけれども、 その辺は長くなっちゃったんであれなんで、一応一言言わせてもらって、最後に、だからその 所管の町民への広報がどうなっているか。もし総務課のほうですかね。 ○議長(土井茂夫君) ここで12時になりますので…… ○12番(滝口一浩君) それだけちょっと終わらせてくれますか。 ○議長(土井茂夫君) じゃ、それだけ。はい。 殿岡課長。 ○総務課長(殿岡 豊君) ただいま全町公園課に向けた準備の広報ということでございます が、基本的には、町長がこれまで来年度の方向性として町長のほうからお考えのほうが示され ている内容につきましては、現状の建設環境課の環境整備班を軸に準備を進めるというような 内容でございます。 そうしたことから、基本的には課やそういう行政組織自体は変わらないんですが、滝口議員 さんご指摘のとおり、公衆トイレですとか、植栽整備、またいわゆる遊歩道関係とかを含めま -197- す。 黙祷。 して、一体的に環境の整備を従来までの環境整備班と合同で行うことで、課の縦割りをなくし て、より効果的な事務の執行を進めるというところでは、来年度予算の組替えを含めて進めて いきたいと考えております。 そうしたことから、時期といたしましては4月になってしまうかとは思いますが、スタート をした段階では速やかにそういう取組の趣旨や変更点等を含めまして、広報等でお知らせをし ていければと考えております。 ○議長(土井茂夫君) 質疑の途中ですが、ここで午後1時半まで休憩といたします。 ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 本日は、平成23年3月11日に発生した東日本大震災から10年になりま (午後12時02分) 震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、黙祷いたしますのでご起立願います。 (黙祷) ○議長(土井茂夫君) 黙祷を終わります。ご着席ください。 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番、伊藤博明君が早退いたしました。
    ただいまの出席議員は11名です。 ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さんより質疑の続きを行います。 (午後 1時28分) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 午前中に引き続き、大きく分けて1番目の全町公園課準備室については質問を終わりまして、 2番目の、予算書でいえば111ページの資料館運営委員会、資料館運営事務事業ですね。 この件に関しましては、予算というよりも町長公約で、議員協議会で御宿高校を使うという ことで、ICT事業で活用するということで、いきなりそれが見積り等々のことを踏まえて規 模縮小というか、場所替えというか、まだ新年度予算にもICT事業のほうは入ってきていま せんが、一つ公約の中で図書館を含めて五倫文庫の書籍の移転を御宿高校というものが、いき なり上がってきた。 -198- それはそれで町長の公約としては構わないんですが、事務的な作業からいえば、中身がIC Tの拠点で使おうというものが白紙に戻って、今度は図書館は10年前から話が出ていたボシト ツドウ図書館とかは、たしか記憶に新しいうちなんですけれども、今度は五倫文庫を含めて、 資料館の爆裂しています施設の老朽化は承知しています。 承知していますが、先ほど前段の議員からも少し出ましたけれども、五倫文庫は伊藤家の創 始者が御宿小学校、五倫黌の小学校としての銅像もありますけれども、運営は財団法人五倫文 庫、書物は町に移管されていることは承知している中で、これも1つずつ片づけていくという よりは、全てがつながっているわけですね。五倫黌の、御宿小学校の場所はもう五倫文庫の場 所でありますし、たまたま資料館が今ずっとあそこの場所であったんですけれども、建て直す のか、そのまま使うのか、津波の問題等々あって、これも前から書物をどうするのかという問 題もあった中で、御宿小学校、先ほど前段の議員さんからもありましたけれども、建て直すの か、その場所で使うのか、統合するのか、いろいろな中で、はっきり言って今回5,000万円の トイレの補修は、どちらかというと我々から見れば大規模改修で、そのまま使うんだろうなみ たいなことで、建て直しだとか、そういうことを全く議論もされていない中で、この五倫文庫 が今入っています資料館自体の建物をはじめ、運営は財団法人なので、また我々とは別のとこ ろなんですけれども、全てひっくるめてちょっと見解を伺いたいんですけれども、ただ1つ言 えることは、御宿高校は、1回だけのリノベでも5,000万円を軽く超えていくような見積りが 出ていて、それを中身をすり替えて、そこに持っていくという話でもないんで、その辺のとこ ろを町長はどのように考えているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) まずは、資料館につきましては、やはり非常に老朽化が進んでおりま す。そういう中で、現時点においては、これも数年のうちにきちんと方針を出して、実施をし ていかなければならないんですが、現時点におきましては、資料館については建て替えという 考えは持っておりません。 そういう中で、東日本大震災が発生いたしましたときに、その直後、翌年ぐらいだったと思 いますが、やはり五倫文庫自体の中でいろんな議論がございました。あのような津波が御宿を 襲った場合に、やはり平坦地であるところは全部やられてしまうんじゃないかというようなこ との中で、五倫文庫を高台に移転したいというような議論があった中で、何度か旧御宿高校を 見学、視察したり、蔵書だけでも移せないかとか、いろんな何回かそういうことがありました が、結果的にその検討内容は進まなかったわけなんでございますが、そういう中で、それは東 -199- 日本大震災の直後でしたから、それから既に9年がたっているわけでございますね。そういう 中で、やはり旧御宿高校の活用ということで、私もかなり長く念頭にありました。 そういうことで、高台にあるということと、旧御宿高校については耐震化が既に終わってお
    りますので、建物としてはかなり古いんですが、耐震化が完了しているということで、リニュ ーアルといいますか、補修すれば20年、30年はもつだろうという考えでおります。 それで、ICTの関係も、ICTと同時に五倫文庫についても同時に考えておりましたけれ ども、ただ、ICTの検討を先にして、五倫文庫を云々というのは同時には検討のテーブルに は上げなかったんですけれども、私の中では同時にあったわけでございます。 そういう中で、今後ぜひ、それと図書館といいますか図書室、かなりこれまでの経緯を見ま しても、平成17年の合併問題からずっと流れてきておりますのが、やはり図書館というテーマ といいますか、ございますので、現時点においては中学校の生徒の図書、あるいは公民館にも 少しありますけれども、なかなかちょっと少ないんじゃないかなと。そういう中で、やはり図 書室を設置できたらと考えております。 五倫文庫についても、教育関係の文化的資料でございますから、やはり図書室と隣接して隣 り合わせで旧御宿高校を活用できればなと、そのように考えておるわけでございます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 予算も上がってきていませんし、協議もされていない中でそれ以上はということで、1点だ け、五倫文庫創設者の伊藤家は私もよくご存じで、若々しい民間企業、日本を代表するKOD ENホールディングスの会長さんで、中核のハーモニック・ドライブは上場会社なんで、町予 算よりもでかい会社なんで、トップとしてその方たちとぜひ五倫文庫をはじめ、図書館にして も建てるのはお金かかるんですよ、相当。 日本で有名な日本図書サービスの会長さんの、今は個人所有から会社になったと思うんです けれども、うちの近所にありまして、何度かお会いしたことありますけれども、一時、公民館 前に図書館をつくったらどうだみたいな、クラマ先生を介して意見を聞かせてくれということ で、8億円かかるということで、うちのほうの町でやれるわけないじゃないですかと僕は即答 したんですけれども、要するに今、若手が森の図書館、それは九州のほうの離れ小島のあれで すけれども、有名なところで、近場では大多喜に多分うちのほうの町のクリエーターの方が関 わっていると思うんですけれども、ちょっとした子どもを、どのぐらい規模か分からないんで -200- 直。 すけれども、図書館を廃校になった小学校でやっております。 何度も言うようですけれども、その辺を踏まえてやっぱりプロの方とか、会社を経営されて いる方の御宿でも相当でレベルの高い人がいるんで、その方たちとぜひ煮詰めて議会のほうに 下ろしていただければなという、これは希望なんで、またその辺はよろしくお願いいたします。 2番目の質問は終わりまして、3番目の質問に入らさせていただきます。 これは予算書の45ページ、地方創生推進事業(移住・交流促進事業)ですね。これは何度も 協議会で町長ともぶつかり合いながら議論を交わしているところ。一向にかみ合いません、正 ここで予算が上がっているのが施設借上料の96万円なんですが、この96万円の内訳、これは 家賃ですよね。月8万円ということですが、間違いないですか、財政課長。 ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長。 ○企画財政課長(金井亜紀子君) はい、そのとおりでございます。 (滝口一浩議員「12番、滝口です。ということは、 のお手伝い の中で2年間ですね」と呼ぶ) ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口君。 ○12番(滝口一浩君) 滝口です。 2年間町から委託されて、大学の研究機関に2年間委託事業として、今年度は3年目でいよ いよ事業がスタートできるという話だったわけですね。 いろいろな意見はあるんですけれども、一番の問題はオーナーさんに非常に迷惑をかけてし まった。オーナーさんはもう貸し出していただくだけで、運営には一切ノータッチということ で全く関係ない話が、いろいろなあれで引っ張り出されてしまったということと、事務方の企
    画財政、総務課長から決算が上がったのは6月で、そこから町長が私に任せてくれということ で、結局、事業が今年度できなかったと。その分、家賃も発生しています。 この辺に関しては、公費として家賃が発生して、事業ができるにもかかわらず、町長の考え と違うからといって、事業ができなかったこの家賃ですね。10か月、光熱費含めて約60万円、 全く無駄にしてしまった。それに関して、町長は住民に対して何か言うことはないですか。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 昨年7月に決裁が出てきまして、中身が全然私が考えていた事業と違 いました。お試し居住であの施設は活用するということで修繕し、また、施設を賃借しており ます。 -201- そういう中で、住民の皆様に対しても、お試し居住でやりますということを言っております ので、そのような違った趣旨の決裁が来ましたんで、私はこれは認めることはできないと。住 民を欺くことになるということで止めてあります。 すぐにでも私の考えで出発したいと思いますが、これまで皆様ご承知のように、こういう経 緯になっておりまして、この事業は、一昨日、所有者の方に役場に来ていただきまして、1時 間弱お話をいたしましたが、すぐにでも町の考えで出発してくださいと。それについては、ま ずやっぱりきれいに施設ができていますので、清掃については充分気をつけてください、周囲 の方々に迷惑をかけないようにということでございまして、この21日に緊急事態宣言が予定ど おりといいますか、そこで解除になれば早速いろんな準備に入って、新年度を迎えてスタート したいと思っております。 これにつきましては宿泊体験でございますから、以前皆様方にご提示した内容については、 最長1か月というようなことでございましたけれども、ちょっと長過ぎるということで、10日 までとしたいと思っております。大体4日間ぐらいから10日間ぐらいの間で募集をかけたいと 思っておりますが、町が窓口になって直営でやると。 そして、まずはお試し居住事業というのは、観光客を泊めるんじゃないんですから、民宿と か、あるいは民泊というのは観光客を泊めることになりますけれども、これは御宿町に移住を 真剣に検討している方々に対して募集を受け付けて、そして町の行政、教育施策、子育て施策、 福祉施策をはじめ様々なことを紹介、説明しまして、それで町のいろんなご案内もしまして、 そういう目的を持った方々に泊まっていただくということでやりたいと考えておりますので、 これからコロナの状況もありますけれども、コロナが、緊急事態宣言が解除されれば、間もな く準備に入りたいなと。そして、その工程ごとにスケジュール、プログラムを立てて、希望さ れるお客様に説明して事業をスタートとしたいと考えています。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 真剣にお試し住居を求めるならば、なぜ無償でやるんでしょうか。真剣に求めている人たち は、高いお金を払ってでもそこで体験をして移住を考えるのが民間レベルの考え方であります。 今出ました、これは家賃だけしかなくて、じゃ、一体補正予算も新年度で組まなくて、これ は突入できるのかという話なんですよ。ということは、民間でやればそのお客様から頂いたお 金で、今言いましたオプションツアーみたいなことも考えておられるようですけれども、シー ツだとか、掃除だとか、その辺の費用だって発生するのに、この新年度予算には載ってこない -202- ということは、4月1日からのスタートできないですよ。お金かかりますよ。 たとえ職員がもしやるとして、仮にやるとしても、残業代かかりますよね。それは需用費か ら何かで賄うのかもしれませんが、そもそも論として無料でこれをやるということは、町が相 当なリスク、町長が相当なリスクを負うということで、24時間クレーム処理を町長が対応する ような話になってきて、万が一何かあった場合、町長が全部かぶってしまいますよ。 町長が直営、直営と言いますけれども、私の調べたところでは、私は旅館業だとか、民泊業 は国土交通省のホームページのほうは全く全部民間がやっています、この手のお試し住居は。
    それも高い、結構施設をリノベをして払っています。ほかの自治体もほとんどが、ほとんどと いうか全てですね。NPOとか、民間の団体とか、そういうところに委託契約で出しているん ですよ。窓口は町とか市かもしれないけれども、全部丸投げなんですよ。 正直、言葉は悪いですけれども、垂れ流し。やっぱり責任がないですから、稼ぐということ をしなくていいとなると、やっぱり垂れ流しになっちゃうんですよ。それを我々も2年間、大 学の機関と事務方と積み上げて、御宿町にとって最善な方法、家賃も戻してもらう、事業者に。 かかった経費も全てもう赤字になっても全て事業者がかぶるという、ほかのところの前例なん かは全然関係ないですよ。我々がモデルとなるべきものをつくり上げて、町は一銭もこの予算 すら、家賃がかかっても、家賃に関してもまたゼロ予算でできるものを考えに考え抜いたんで すよ。 それを私の思っているのと違うからといっても、じゃ、2年間そっぽ向いていて、3年目で いきなり入ってきて、2年間は町長の決裁いただいていますよ、リノべするのに。そのときか らどういうふうな事業をやるのか、僕も県とかに問い合わせて、町がそういうことはできない。 ましてや、一番いけないことは、事業者に対して失礼なことは無料でやると、無償でやるとい うことと、このコロナ禍でみんな苦しんでいるところに、自分たちは別に人の金だと思って出 すからいいかもしれないですけれども、無償でやるということも全く失礼な話と、あとは、許 可を取らずに他人様を泊めるなと。要するに、親戚だったらただで泊まらせていいですけれど も、ただで泊まらせる理由なんか全くないですよ、税金使って。 お金出してもらって、やっぱり本気の人は泊めるのが筋だと思うし、町がましてやそういう 移住定住事業で、宿泊業とは違うとはいっても、結果的に人様を、他人様を泊めるということ は、お金を取ろうが、取らまいが、反復継続でそういうことをやるのは業なんで、宿泊業の許 可は取らないといけない、まず。 今、違法民泊が問題になっていて、3年前に民泊新法でいろいろなルールをクリアして、御 -203- 宿町の民泊をやっている方々も許可をクリアしてやっている最中に、町が許可を取らずに人を 泊めるという行為も、これはまずい。 ましてや、全体会議、協議会も開かずに、町長はオーナーさんと年中会っているみたいです けれども、これは関係者は観光協会長も含め商工会長、私ですけれども、地方創生の責任者、 委員長をはじめ、大学研究機関、その方たちと一度ぐらいは協議会を開いて実行してください という要望書もこの前、私とオーナーさんで出したばかりです。 そういうものをクリアしなければ、絶対にこの事業は、僕たちは成功させるためにすごい自 信があったんですけれども、今の町長の考え方だと、例えば先ほど言いました、ただで、無料 で泊めて、なおかつアクティビティーみたいなオプション、サーフィン体験させるだとか、ゴ ルフ体験させるだとか、多分そのようなことなんでしょうけれども、これまでただで請け負う ような話は、ちょっと今聞いてびっくりなんですけれども、これは僕らもお金取って、町のN POか何かがもうやれるような人員も、あれの体制も全てワンチームで実はつくり上げたと。 全く6月から稼働できる状態にあったものを、わざわざこれをストップさせて、4月1日か らはもう無理ですよ、こんな状況じゃ。7、8は何か民間の人たちの迷惑になるからみたいな ことで、お試し住居は休憩する。これはお役所仕事ですよ。7、8の御宿を知らないで、何で 御宿のよさが分かるんですか。 ということも、ここでやってもしようがないんで、まずは関係者を含めてちょっと会議とい うか、協議会を開かないと前へ進めないんで、町長はやる、やるといっても10か月間過ぎちゃ ったわけですからね。 その辺、さっき言いました家賃、欺くって何かおかしい言い方ですよ。僕からしてみれば町 長が住民を欺いているんですよ。無駄にしちゃっているんじゃないですか、家賃を。 ほかの施設もそうですよ。無駄にしてある施設、いっぱいありますよ。今回初めての地方創 生で、官民一体のことで進んでいるから、これは失敗があっても当然なんですよ。これはよそ でもいっぱい失敗はあります。 そんな中で、昨晩のテレビでデジタル庁、400人規模の省庁です。これは100人からの民間人
    を登用するという、官民一体でつくり上げる、これが地方創生御宿版のCCRCの一角を担う 移住定住事業なんですよ。 だから、違っちゃいましたけれども、1つ聞きたいのは、じゃ、古家の、空き家の活用とか ってよく言いますけれども、何をどういうふうに活用していくんですか、ならば。御宿の無償 でやるようなことだったら民泊にもなれないし、何も利益を得ないですよ。 -204- だから、活用するということはお金もうけをするということだから、何を活用させるんです か、じゃ、民泊じゃなくて民間の古家、空き地対策、空き家対策の人たちには、何をそれを活 用させるんですか。その辺の町長の考えをちょっとお聞きします。 それと、全体会議は今月中に開いてもらいます。どうですか。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) まず、約2年ぐらいの間、町担当者と協議してきたということですが、 決裁が上がってきたときに、中身は工事に関する決裁です。契約書の中に、設計費と工事費が 委託業務だと書かれてあります。私はそれで印をついています。運営に関することは一切協議 もない、決裁もないです。だから、私はこれは駄目ですよと言った。 当初は、お試し居住住宅で出発しています。町民に対してもそうです。ある時点から、そう いう民泊とか、民宿とか、そういうことのほうに、あるいは転貸とか、全く当初の趣旨とは違 いますから、これは駄目ですと申し上げております。 ですから、一番の肝腎なことは、お試し居住を実施して成功させることなんです。先ほどお っしゃっていましたけれども、お試し居住については直営でやっている方が非常に多いです。 逆に、委託とか、NPOとか、当然何%かはありますけれども、直営のほうが私は非常に多い という調査と分析をしております。 そういうことで、とにかくお試し居住の一番の成果を上げるためには、私は直営が一番いい と考えております。結局、料金を頂ければ、それなりの当然サービスはしますけれども、そう いうことで、本当に移住を考えている人の気心というか、気持ちは薄れると思います。お試し 居住を目的にして、移住を検討して、そういう目的を持っている方々にしっかりと説明させて いただいて、移住される方が一人でも二人でも多く御宿町に住んでもらえることを考えており そして、何か協議とか、会議とかっておっしゃっていますけれども、私はこの件については そういうことは全く必要ないと。現在は考えておりません。 ます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 滝口さん、ちょっとお待ちください。 本件につきましては、すごく大事な件ですので、会議規則第55条ただし書の規定によって、 1回だけ特に発言は認めますので、どうぞ。 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 何度も町長は直営でやっているところがあると言う。じゃ、その自 -205- 治体の名称とあれを、後でいいですから出してください。もし違っていたら、これは精査しま す。それはもうここで言いません。 あと、ちょっとそれは会議を開かない言い方はないんじゃないですかね。観光協会長も認め ない、認めないということは、無料で宿泊させることですよ。私、商工会長としては認められ ない。そのほかに商工会員20名の署名をもらっています。わざわざ町に出すのは大げさになる んで出していませんけれども、施策の見直しを20名の方から、僕、書面でもらっています。そ れを開かないとここで言い切っちゃうって、そんなことを言っちゃっていいんですかね。どう ですか、それは。無視じゃないですか、全く。 事業は始まらない。何で事業始まらないんですか。私は知らないじゃないですよ、そんな。 じゃ、この事業の、地方創生の責任者じゃないんですか、町長は。職員をかばうのがトップの 役目じゃないですか。職員に僕は落ち度があったとは全く思いませんよ、一緒に僕は見ていま
    したから。そのやり方が違うとか、そういう今、僕は難癖にしか思いません。 だから、何度も言うように、町長の施策はほかのファーストステップで出した宿泊施設のゲ ストハウスでできる施策です、すぐにでも。一番の問題は、10か月間ストップしているという ことが問題なんですよ、すり替えるかもしれないですけれども。 この事業がスタートできないのは、じゃ、どこに問題があるのかということを一歩進めなき ゃいけないから全体会議、関係者で協議しましょうということなんで、この政策、正直言って 商業者から見れば絶対無理があります。予算で上がっていないじゃないですか、だって。全て 至れり尽くせり、無償でやるなんてことはよくないですよ。 本気で移住定住するんだったら、高いお金を払ってでも来させるような施策 をするのが今の自治体の現状ですよ。職員がもう相当汗水垂らして、ほかの業務も相当残業が たまっている最中に、こういうものはNPOだとか、普通任せるのが当たり前じゃないですか ね。大した別に問題じゃないですよ、これ。 正直言って、6月の僕、一般質問に取っておいてありますけれども、そんなことよりも町長 として、海のホテルのもう閉まったまま、隣のしぶごえも買った人はいるけれども、遊び場に なっている状況がある中で、そっちに精力を使うのが僕は筋だと思うんです。 事務方が何の落ち度もなく、何十時間もかけて積み上げたものを平気で切り捨てるなんてこ とは全く納得いきませんし、私自身、商工会の会員さんからもこの政策はおかしい、10人が10 人言っていて、もしあれだったら50人の署名を集めてもいいですよ。 わざわざ説明してもらうことはないです。我々でそれは処理しますんで、とにかく関係者で -206- これ、協議会1回開かなければ、新年度も多分棒に振りますよ、これ。だから開いてください という、町長の思いをそこで言ってくれればいいじゃないですかみたいに。 僕とはかみ合わないけれども、ほかの委員さんからはかみ合うかもしれないんで、僕は凡人 なんで全く町長のそういう神がかった、そういう無料でやるということは全く全然頭の中には なくて分からないんで、だから協議会をぜひとも一応開いて、それも傍聴人も含め公開でやっ てくださいよ。施策に自信があるのなら、それくらいのことをやってしかるべきだと僕は思う んですけれども、これでもう質問は終わります。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 繰り返しますが、そういう協議会は実施する考えはありません。 以前にも申し上げましたけれども、これは一つの政策に関する町の行政方針です。行政方針 に関して、いいとか、悪いとかは、議決としての議決機関は議会がございますが、そういう今 おっしゃられているような形で、私はそこに説明して賛否を問う必要はない、私はそのように ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 考えております。 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 それでは、私のほうからも何点か、少し細かいものもありますけれども、質問をさせていた だきたいと思います。 まず、41ページの定住化促進事業の中ですかね。失礼しました、場所を間違えました。その 下ですね。地域おこし協力隊関係事業579万6,000円のところについてなんですけれども、この ところ毎年のように募集がかかって、新しい方が着任されている。いろいろな取組が、中には 苦戦しているかなと見受けられるような事業もございますけれども、皆さん頑張ってくださっ て、この3月で任期を終えられる方も含めて、今まで3名の隊員さんが任期を終えられるとい うことで、その3名の方はいずれも今のところ御宿に住所を持って、今後もこの町に対して貢 献していきたいという意思を見せてくれています。 それから、うれしいことにそのうちお二方のご家庭には赤ちゃんも生まれて、もうこの町で 本当に貴重な御宿っ子が増えたというような、本当にありがたい、もともと願ってもなかった ような大きな貢献もしていただいているというふうに認識しているのですが、この予算を見ま すと、昨年というか今期ですか、今期着任された1名の方を引き続きお願いするというだけで、
    次年度は新しい募集がないのかなというふうにお見受けしているんですけれども、その辺どの -207- ださい。 ような評価をされて、今どういう状況で今回の提案に至ったかというあたりについてご教示く ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長。 ○企画財政課長(金井亜紀子君) 地域おこし協力隊についてということでございますが、今、 北村議員さんからお話ありましたとおり、任期を終えた方が2名定住をしていただきまして、 そのまま町内で起業をされて活躍されておりまして、今年度末退任される方も同様な予定でい るということで伺っておりますので、この地域おこし協力隊制度の一つの目標というか、目的 であります地域の協力活動に従事してもらって、そのまま併せて定住定着を図って、地域力の 維持強化を図っていくという部分では、少しずつではありますが効果が出てきているのかなと は思ってございます。 そうした中で、御宿町においても平成29年度からこの制度を活用して今まで6人の地域おこ し協力隊を採用しまして、様々な分野において活動してもらってきました。現在1名、来年度 は1名になるということで、新たな採用はどう考えているかということでございますが、3名 の方はそのまま任期を終えて現地に残っていただけておりますが、それとはまた逆に、2名の 方は1か月とか、数か月という単位で退任をされているという状況がございます。 隊員の思いであったりとか、受入体制であったり、また当初の思いと違ったりということで、 任期途中で退任されるケースは全国的にも多くありまして、御宿町もそうですが、受入れ側の 体制づくり、支援づくりが課題の一つとなってございます。 そうした中で、今後この制度をうまく活用して、地方創生を推進していく担い手になってい ただくためには、まずはやはりいま一度、我々行政側が対応を受け入れたときに、その人にど のような役割をお願いするのかとか、どのような活動してもらいたいのかというのを、まずも う一度きちんと明確にして、やる気を持って御宿町を選んでくださった方を、きちんと任期途 中で辞めることがないようなサポート体制であったりとか、そうしたものをきちんと検討して、 そうした中で、各課の要望が上がってきた中で、それは年度途中であっても、やはり地域おこ し協力隊を使って事業を進めていける分野があるということであれば、積極的にまた採用をし ていきたいというふうには考えてございます。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。状況は大体分かりました。 -208- 私の希望といたしましては、やはり今課長からお話がございました受入れ側のご苦労だった りということも、重々と言ったら失礼かもしれないですけれども、理解はしているつもりです。 ただ、一方で、やはりご縁というか、来られてやっぱり合わなかったなというのは、これは もうどんなに受入体制が整ったとしても、一度や二度の面接等々でそこまでの2年、3年とい う任期絶対いけるねという確証を得るというところまでは、やっぱり難しいと思うんですね。 なので、そういう意味でも受入れ側のノウハウもやっぱり走りながら、受け入れながら、学 びながらということも含めて、勇気を持ってというか、ぜひこれは各課の課長の皆さん、今日 はいらっしゃいますけれども、改めて年度途中からの採用ということも、募集ということもあ るかと思いますので、ご検討いただければなというふうに希望します。 これについては以上です。 続きまして、45ページ、先ほど滝口議員からもお話がございました施設の借り上げですね。 別個ハウスの部分について、私からも一言質問をさせていただきたいと思います。 これは町長にお伺いしようと思うんですけれども、以前議員協議会でも、町外から移住をし てきた自分の経験からしても、やはり滝口委員がおっしゃったように、移住を検討されていて、 大きなチャレンジになると思うんですね。どんな方にとっても、ましてや地方に移住をしてと いうことは。なので、それなりの思いをかけて、当然それなりの下準備、下調べもした上で、
    相当な思いで探されている方がほとんどだと思います。 だから、そういう意味で滝口議員おっしゃったように、もしお試し居住の施設、その取組が 本当に移住を検討されている方々にとって価値あるものであれば、それに見合う対価というの は、必ず喜んで払うものだと私は思います。 逆に、無料でというのも、お気持ちはよく分かるんですけれども、無料でやるというふうに 最初から決めてかかってしまうことによって、本当にその方たちが移住を検討されて、本気で 検討されている方たちが必要な施策というのが、どんどんやりづらくなってしまうんじゃない かなというところを私はとても懸念しています。 ですので、無料でやられている自治体がよそにあるというのも私は承知していますし、その 具体的な中身、どういうお金をどういうふうに回してというところまで私は承知しておりませ んけれども、でも、今言ったような観点から、どうしても無償で、それからどうしても町直営 でというところについて、そうでないやり方もあるんではないかな。 私だったら、一番ありがたいなと思うのは、やはり移住の経験者、先輩、体験談みたいなも のが、一番ここは聞きたいところなんですね。これは私が議員になる前から移住経験者として お手伝いくださいと役場にお願いされて、そういう委員にもなったこともございますけれども、 -209- 移住定住施策って本当にきれいごとばかり、いいことばかり並べて、実際住んでみると、あっ、 こういうこともあるとか、こういう難しさもあるとか、こういう不便さもあるとかということ が出てきて、思ったのと違うなというような話をよく聞くんですね。 ですので、私の考えでは、そういったいろんな都会に比べてこういうマイナス面もあるけれ ども、それでもそれをはるかに上回るようなプラス面もあるよと、私はこういうことに喜びを 感じながら、幸せを感じながら毎日暮らしているよというような、本当の生の声を聞く機会を つくるというようなことが一番大事であるんじゃないかなというふうに思っています。 そういうことを無料でやるというのは、なかなか厳しい。ましてや、滝口議員ご指摘のよう に、この家賃だけの予算というわけにはいかないんじゃないかなという部分も含めまして、協 議会というようなご意見もございましたけれども、あまりちょっと滝口議員と町長のほうお二 人で少しヒートアップされているかなというところも感じますので、ちょっと違った観点から、 いろんなまた違うご意見なんかもちょっと聞いていただきながら、もちろん職員の皆さんの声 とか、思いなんかも聞いていただきながら、ちょっとクールダウンをした上で再検討というこ ともお考えいただけたらなと思うんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 冷静に物事を言いきれませんけれども、お試し居住というのは、私は お試し居住の原型は、分かりやすく言えば直営であるし、無償であると。移住する前に、試し に宿泊をしていただくと、御宿を知っていただくと、そういうことだと私は思っております。 実際に、例えば民宿等に泊まる場合は、宿泊料代金を払って、それだけ払えばこれだけのサ ービスが受けられると、それは当然のことだとお客さんとしては思うと思いますが、お試し居 住は、町がこのような今、人口減少対策で一人でも多く移ってきていただきたいんだと、移住 していただきたいんだという熱意を含めて説明して、ご理解いただくと。そのために無償でお 泊まりいただくんですよと、言葉では言わないかも分からないけれども、そういう熱意は必ず 私は伝わっていくんじゃないかなと思います。 だから、民泊とか民宿とお試し居住は、全く趣旨が違うんです。趣旨が違う。そういうこと で、これを実施していきたいなと考えております。 今、その中の一つで、北村議員おっしゃいました、移住されてこられた方に体験談をどうか という、これは本当にいいことだと思います。お試し居住を少しでも成功させるプラス要素だ と思います。このことも当然これは検討していかなくちゃいけない。 そういう中で、とにかく人口が一人でも多くなるように、移住されて来ていただける方が多 -210- くなるように工夫して、私は実施していきたいと考えております。
    以上です。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 これですぐまた4月1日からという状況でもないようですので、引き続き私もいろいろ考え ながら、ご助言できる部分についてはご助言を、移住の体験者の一人として続けていけたらな というふうに思っております。よろしくお願いします。 それでは、次の質問にいきたいと思います。 47ページの土砂災害ハザードマップ作成という488万8,000円、こちらは概略というか、今ま でなかった言葉かなと思いますので、この作成に至る経緯とか、それからどういったものにな るのか、いつ頃できるのか、その辺について、分かる範囲で結構ですので教えていただければ と思います。 ○議長(土井茂夫君) 総務課長。 ○総務課長(殿岡 豊君) この土砂災害ハザードマップでございますが、先般千葉県の住宅 地におきまして、いわゆる土砂災害で民家が被害を受けたというようなニュースもございまし た。 そういう中において、千葉県内におきましては、いわゆる土砂災害の危険箇所の特定ですと か、ハザードマップの整備が遅れているというような課題もございまして、県を挙げて緊急に 全体的な調査をして、速やかにそのハザードマップを作成をして、住民の方にお知らせをする というのが県下全域で、千葉県の全体の取組として方針が示されたところでございます。 危険箇所の調査につきましては、県のほうが、いわゆるこの辺でいきますと、夷隅土木事務 所のほうが中心となって現地調査をやっていただいているんですが、いわゆる危険箇所の定義 といたしましては、高低差5メートル以上で勾配が30度以上の崖地について、一つの土砂災害 の危険区域として定義づけをしまして、町内にどういった箇所があるのか、何か所程度あるの かというところが、まず1点の調査の対象でございます。 当初、御宿町におきましては、岩和田地先とか、高山田地先の崖地を中心に40か所程度が指 定をされておりました。岩和田地先、高山田地先、後は新町のいわゆる商工会のほうから入っ たところの崖地ですとか、そういうところを含めて40か所程度が指定をされておりましたが、 このたび新たに調査をした結果、約120か所の追加箇所がございます。 そうした中には、御宿台のいわゆる300番台ですとか、200番台地含めまして、新たに指定さ -211- れたような箇所もございます。町内全域で120か所ほどが増えまして約160か所、当初の40か所 と新たに指定された120か所で、約160か所の危険箇所かございます。 そういうものを一つのハザードマップとして、この辺が土砂災害危険区域ということでハザ ードマップにまとめまして、それをまた最終的には県との協議も行いますが、策定を終えた段 階において住民の方にお知らせをしていく、そういうような事業内容でございます。 この財源につきましては、半分が補助金から賄われるものであり、今年度中の早期に発注を して、少し余裕を持って出来上がりを目指せればと考えております。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 概要は分かりました。私が少し気になっているというのか、今勾配の角度ですとか、それか ら高さというお話ございましたけれども、そのほかに土砂災害を引き起こす要素として、その 斜面に木が生えて、根がきちっと張っているのかとか、それとも何かもう小っちゃい草しか生 えていないのかとか、もう裸の土になっちゃっているのかとか、そういった要素も多分に影響 があるかと思うんですけれども、その辺についてもこういうのというのは評価がされているん でしょうか。 ○議長(土井茂夫君) 総務課長。 ○総務課長(殿岡 豊君) ただいまのご質問でございますが、当然のことながら崖の状態に 応じて危険度というのは当然違うとは考えますが、一旦の定義づけとしましては、木が生えて
    いる、生えていないとか、のり面の状況がどういう状況であるとかということは抜きにして、 一つの定義づけとして、5メーター以上の高低差があるもの、そして勾配が30度以上のものと いうことで、それに該当するものが基本的には危険区域として一旦は定義づけをして、ハザー ドマップとして作成をいたします。 いろんな環境整備の中で、やはり地下に水がどのくらいためられるのかとか、あと、当然の ことながらの降水、雨がずっと降り続いたときに地中の雨量等によって、実際に土砂災害の警 報等については、累積雨量等の結果によって警報が出される仕組みにはなっておりますが、箇 所の指定としましては、そういったその他要因は基本的には考慮することなく、一旦その5メ ーターと30度という現状の状態の中で、一旦は箇所として指定をするというような状況です。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 -212- かしこまりました。実際に各地域地域で生活されている中で、あそこは結構崩れやすいんだ ねとかという住民の皆さんの経験とか、そういったものも今後アップデートをかけていく中で、 そういったものも盛り込んでいけるような仕組みができていったらいいなというふうには思い ますので、その辺については今後のことですけれども、ご検討いただければなと思います。 これについては以上にしまして、続きまして、65ページに御宿児童館運営事業の中で遊具、 500万円ですかね。遊具設置というのがございます。 なかなか今は新型コロナ等々で暗いニュースが多い中で、少し明るいニュースかなと思うん ですけれども、この遊具設置に至った経緯とか、それからどんなものがつくられるのかなとか、 分かっている範囲で構いませんので教えてください。 ○議長(土井茂夫君) 田邉保健福祉課長。 ○保健福祉課長(田邉義博君) 児童館の遊具でございますが、これは今年木製の大型遊具が 老朽化のために使えなくなりまして、1台撤去いたしました。その代わりに新しい遊具をとい うことで、取りあえず予算の範囲ということで500万円の配分を受けたところで、この範囲内 で物品は今後選定していきたいと思っております。 撤去しました木製遊具なんですけれども、木製でしたので、適当な長さに刻みまして、ただ いま御宿台の小公園のベンチの補修を進めていまして、そこの材料に再利用しています。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。本当に明るいニュースだと思いますので、どんなものをつくるかは これから検討されるというお話でしたので、利用者の方のご意見なんかも伺いながら、いいも のをつくっていただければなというふうに思います。よろしくお願いします。 それでは、次の質問なんですが、73ページ、ミヤコタナゴ環境整備事業に関してお伺いしま す。 伊藤議員からもご質問がございましたけれども、伊藤議員のお話の中でちょっとその委員会 がもうかなり煮詰まってしまっているというようなご発言がございました。私も自然が好きで 移住してきて、ミヤコタナゴのことについても少し思い入れがございまして、この委員等では ないんですけれども、いろいろ望月先生なんかにもご教示をいただきながら、何かできること があればと思っているところでございます。 昨年10月か、議会のほうでミヤコタナゴをもう一度仕切り直しで施策を検討してみようとい -213- うことで視察にも行ってまいりまして、その後、そこでつながったご縁の中で、私はその後も 個人的にそこの施設に伺いまして、作業をちょっとお手伝いしながらお話を聞く機会をいただ くことができたんですね。 そのときは、保護増殖事業をそこでもされているんですけれども、そこの池の底にたまった ヘドロを人力で、みんなで手作業でかい出して環境を整備しようという活動の呼びかけに、50
    人ぐらいの、やっぱり対外的にそこにミヤコタナゴがいるということは伏せているという関係 で、主に研究者の方、それから学生さんたちというような、ミヤコタナゴについてよくご存じ で、思いを持ってらっしゃる方たちが、有志が集まって作業するという場に私も同席させてい ただきました。 その中で私がびっくりしたのが、いろんな研究者の方とか、それから学生さんもこの御宿が やばいと。今にもいなくなって、伊藤議員からお話もございましたように、今にもいなくなっ てしまいそうだという状況をご存じの方が非常に多くて、もし御宿で今回そのときのようなみ んなで作業して何とかしようとか、いろんな形での新しい動きがもし始まるようであれば、ぜ ひ手伝わせてほしいということで、連絡先はここ、こうだからということで、いろんな方に熱 いエールをいただいて帰ってきた次第です。 なので、そんなことも含めまして、伊藤議員もこの委員会、要は今までの限られたメンバー では少しに詰まりぎみだという、そういうご発言だったと思うんですけれども、私からの提案 としては、今までのメンバーにそういった少し外の若い研究者の方とか、あるいは学生さんた ちなんかもちょっと関わっていただきながら、新しい動き、仕切り直しでちょっと新しい一歩 を踏み出すみたいなきっかけづくりを少し始めていくというのも一つ手なのかなと思うんです が、ちょっと長くなっちゃっているんですけれども、そのあたり、まず担当課のほうとしては いかがでしょうか。 ○議長(土井茂夫君) 建設環境課長。 ○建設環境課長(渡辺晴久君) ミヤコタナゴの保全についてということのご質問でございま すが、建設環境課では現在ミヤコタナゴの生息地の環境保全のため、生息地において保存会の 皆さんとともにイノシシ等の獣害被害防止や草刈り、水路整備などを行い、生息環境の維持保 全に努めているところです。 度々お話に出ますが、今年度については議会におかれましても10月に神奈川県へミヤコタナ ゴ生息環境復元の取組などの視察をされておりまして、私も同行させていただきまして、先進 地の取組やそれに携わる方々の熱意に直接触れることができたところでございます。 -214- ございます。 今年度の生息保全については、イノシシ、キョンの被害防止のための柵の設置替えや草刈り、 水路の泥上げ、それに修復など、これまでにも増して実施したところであり、11月に実施され た自然環境研究センターの調査では、ミヤコタナゴの生息も再確認され、水路泥上げの際には 二枚貝も確認されるなど、生息環境も徐々に向上しているのではないかと感じておるところで ただ、生息環境を維持するには、町の力だけでは財源、知識、パワーがどうしても限界がご ざいますので、環境保全の知識に併せて人材の確保が重要なこととなります。 また、同時に天然記念物の保護という面で、どのような方に協力いただくのかということも 慎重に検討する必要もございますし、天然記念物の乱獲を守る体制づくりも必要となります。 人材確保、また人材を円滑に合理的に生かし、ミヤコタナゴの生息を守る体制をどう構築して いくのかなどは、ここ数年の課題となっていることは承知しているところでございますが、正 直なかなか全てをクリアにすることは難しく、進んでいない状態であると認識しているところ です。 今回、視察に同行させていただいた先進地の事例などを生かしながら、また北村議員さんの いろいろな人脈等を参考にさせていただきながら、引き続き人材確保、そういったことに対し て検討、努力してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。先ほど、伊藤議員のご質問に対して、町長のほうからもいろいろ前 向きなご答弁をいただいたところでございます。 それから、全町公園課のいろいろな町長のビジョン、思いの中に、ミヤコタナゴのことに関 しても少し触れられていたようにも記憶しております。私としても、これは単に絶滅しそうな 小さい魚を救おうというような話だけではなくて、この町が元気に前に進んでいくための、こ
    れはよそには本当にない、いろんな可能性を秘めた要素の一つだと思っていますので、その辺 も含めて一緒に前に進んでいけたらいいなというふうに思っています。今後ともよろしくお願 いいたします。 それでは…… ○議長(土井茂夫君) 北村さん、いいですか。 ○11番(北村昭彦君) はい。 ○議長(土井茂夫君) ここで15分間の休憩をいたします。 -215- ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後 2時37分) (午後 2時53分) ───────────────────────────────────────────────── ○議長(土井茂夫君) 質疑はありませんか。 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 それでは、休憩前に引き続きまして、85ページの観光関係ですね。観光振興推進事業補助金 640万円ということで、昨年とこれは同額という形でついているんですけれども、これまでと 全く同じような内容をお考えなのか、その辺について確認をさせてください。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) それでは、観光振興事業についてのご質問でございますが、 地域の活性化を図るためには、観光需要の回復が喫緊の課題だと考えております。 令和3年度予算では、夏季のにぎわいを取り戻すため、海水浴場の安全対策事業1,803万 2,000円、観光関係事務事業として施設の管理費を含め2,126万7,000円を計上させていただい ております。観光協会等と連携して、特産品を生かした伊勢えび祭りやライフセービング大会 など、各種イベントを実施することで観光事業の喚起策に取り組んでまいります。 今回ご質問いただいた640万円につきましては、前年度と同様の金額を計上させていただい ておるところでございます。 また、新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態措置の延長や、昨年度末からのGoToキ ャンペーンの中断によって、来客者のキャンセルなどで地域経済は大変厳しい状況にございま す。その中でも、宿泊業については極めて苦しい時期でありますので、できるだけ早く予算執 行に努め、事業の効果を出していきたいと考えております。 また、県の実施する「おもてなし」提供事業は、5月まで予定されておるんですけれども、 そういった事業につきましても、さらなる延長や新たな観光支援策について、関係する市町の 課長さんとも連携して、また外房観光連盟もございますので、そういった団体と連携しまして 県に対する支援要望など、今後協議、検討させていただければと思っておりますので、よろし くお願いいたします。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 -216- ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。この640万円は例年どおりの内容ということで一旦はご答弁いただ きましたけれども、やはりこういうコロナの状況の中で、なかなか例年どおりというわけにも いかないような状況もいろいろ出てくると思いますし、また、課長お話しいただいたとおり、 特に宿泊業の皆様におかれましては本当に厳しい状況、しかも、やはりお宿の規模等によって もやっぱり状況はいろいろ違うと思いますし、私も何件かお話を伺っていますけれども、それ ぞれいろんなご事情を抱えて、何件かは本当に廃業ということももう見えてきたというような 本当に厳しい状況も、悲痛な声も聞こえてきております。 そういう意味で、課長、スピーディーにという話もございました。やっぱり今までどおりい
    かない部分についても、いろんな柔軟な形で予算が執行できるようなご配慮とか、あるいは新 しいアイデア、昨年も伊勢えびをつけるとか、いろんな新たな試みございましたけれども、ま たそういったこの危機を打開するための思い切った施策なんかも、当然当事者の皆さんとも知 恵を合わせながら、ただ、本当にもうここまで厳しくなってきてしまいますと、ふだんだった らいろいろこう前に向けるような新しいアイデアをみんなで考えようとか、そういったゆとり もあるかもしれないんですけれども、ここまでなってくると、そういった前を向いて頑張ろう とか、新しいことにチャレンジしようというような気持ちさえももう持ちづらくなるような、 そのぐらい本当に予想だにしなかった苦しい状況が突然降ってきたというような、本当に苦し い状況だと思いますので、アイデアは当事者の皆さん考えて、それに対して町は支援しますよ と、これは理想はそうなのかもしれない。 本来は、そういう形が望ましいのかもしれないんですけれども、やはり、本当に今どれだけ 苦しいのかというところを現場に足を運んでいただきながら、その痛みを感じながら、寄り添 いながらと言うと、言葉は言うのは簡単なんですけれども、本当に難しいとは思うんですが、 前を向いて一歩踏み出そう、小さな一歩でも前に踏み出してちょっぴりずつでも前に進んでい こうというようなきっかけをつくるお手伝いというか、そういった部分もちょっと今まで以上 に、ちょっと一歩、二歩踏み込んだ形での支援というものを、行政側としてもやっていただけ たらなと思いますし、我々議会もそういった思いで動いていかなければいけないなというふう に思っております。 観光協会さんも、事務局の方含めて、会長を含めて、いろいろご苦労もされていると思いま す。でも、なかなかうまくいかない、前になかなか進んでいけないというような雰囲気も何と なく私は感じておりますので、その辺も含めながら、何とかやっぱり連携というか、こういう -217- ときこそ力を合わせてというふうに思っておりますので、その辺について課長、もう一度お気 持ちを聞かせていただければと思います。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 たいと思います。 で、よろしくお願いいたします。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) 今、議員おっしゃるように、現場の声ということを大事にし ていきながら、観光協会を含め、各種団体と町が一体となった取組ということで進めてまいり そのために、町が行う事業についてしっかり準備をして取り組んでまいりたいと思いますの ありがとうございます。同様に町長、このあたりについて、今までもいろんな席で観光立町、 今は宿泊業の方は大変だということで、力強く支援していくというようなご発言、今までもい ろいろいただいておりますけれども、改めまして町長、一言いただければと思います。よろし くお願いします。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 観光事業につきましては、非常に町の中心施策といいますか、非常に 重要な事業であるという認識は持っております。そういう中で、こういったコロナ禍の中にあ りまして、今いろいろとご意見もいただきましたけれども、皆さん方の英知を結集して、同時 に町独自の施策もぜひ考えて、観光事業については実施していきたいと思っております。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。やはりいろんな観光に携わる方、それから宿泊に限って申しまして も、やはり規模の大きいところ、従業員を何名も抱えて経常経費をかなりかけて日頃運営され ているところから苦しくなってくるというふうに理解しております。 そういう意味で、ただ1件、2件、3件の宿屋さんが潰れましたでは済まされない、この町 全体に関わる、そういう大きなところがこの町から仮に消えてしまうようなことがあるとすれ ば、本当に町全体に関わるゆゆしき事態になるというふうに私も危惧しておりますので、何と
    か町長、ご発言いただきましたとおり、一丸となってこの危機を乗り越えていけたらなという ふうに思っております。ありがとうございます。 それでは、最後になります。105ページですね。 -218- 中学校のほうで、Wi-Fi環境を新しく整備されるというようなお話をいただいています。 36万8,000円、Wi-Fi使用料、このあたり、あれ、今までWi-Fiはなかったのかなみ たいな部分も含めて、今までこうだった、今後はこんなふうに変わったのでこんな活用ができ るよというような部分、教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(土井茂夫君) 教育課長。 ○教育課長吉野信次君) 御宿中学校のWi-Fi環境の整備につきましては、中学校建設 時に行ってございました。コロナ禍により学習支援ソフトの導入や学習動画を活用する中で、 一斉に生徒が接続することで、接続スピードが遅くなる事象が発生したところでございます。 それを解消するために、先に御宿小学校に導入いたしました移動式のWi-Fiルーターを導 入するものでございます。 先に導入いたしました御宿小学校では、Wi-Fi環境がよくなったことにより、スムーズ な学習環境となっております。この予算要求を受けるときに、中学校のそれぞれの教科の先生 方に導入後の活用方法も検討していただいております。各クラス5基の移動式のWi-Fiル ーターを要求しておるところでございます。 導入後の活用といたしましては、各教科での授業の中での活用はもとより、進路先の高校の 検索、総合的学習の調べ物を効率的に行うものでございます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ありがとうございます。やはりこのコロナ禍の中でいかにネット環境、それも今お話あった ようなスムーズな通信というものがいかに大事かというのは、もう本当に申し上げるまでもな く、世の中のいろんなところでもう必需品になってきたというところ、そんな中で、今回こう いう形で増強していただいて、新しい使い方についてもご検討いただいているということで、 非常に明るいニュースだなというふうに思います。 今までできていたことがコロナでできなくなったから、その埋め合わせをするというだけに とどまらず、お話あったようにこのネットを使うからこそできるというような新しいこととい うのがどんどんまた検討を進めて、あるいは使っていきながらいろんなアイデアが出てくると 思いますので、今後とも議会としても注視しながら応援していきたいなというふうに思ってお ります。 いろいろ数ありましたけれども、以上で私の質問を終わります。 -219- ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ありませんか。 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 1点お伺いします。 49ページの賦課徴収費の賦課徴収事務費の中に、電子預金照会接続手数料というのがあるん ですけれども、初めて聞く言葉なんで、どういった内容のものなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(土井茂夫君) 税務住民課長。 ○税務住民課長(齋藤 浩君) 今回計上させていただいております電子預金照会の接続手数 料ということでございますけれども、従来、滞納整理事務を行うときに、税法の調査権に基づ きまして、預金照会という業務を従来より行っております。 今回のこの電子預金との差でございますけれども、例えば今までですとA銀行、B銀行に狙 いを定めまして、1行ごとに書類を作成して、送付して照会をしていたところですが、今回の 電子預金照会につきましては、関連している銀行系でございますと、一つの書式をつくりまし て、A銀行、B銀行を指定しますと、一斉に情報が飛んでいくということで、事務の省力化等
    が図られることが予定されております。 ○議長(土井茂夫君) 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 滞納対策の一つの効率的な調査ができる。その滞納処理、滞納事務 もスムーズに進められるということでの手数料ということでよろしいんですよね。 (「はい、そうです」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 まだ時間があるので、やめようと思ったんですけれども、ちょっとこのままでは消化不良を 起こすので、ちょっと質問させていただきます、何点かね。 予算書の85ページ、観光協会費絡みですけれども、一般質問で議会議決以前に補助を契約し た責任ということで僕、町長に一般質問して、観光協会を支援していくという言葉を回答いた だいたんですけれども、この支援の意味が、この予算書の中のお金の支援なのか、1,500万円 今、観光協会が借入れしてしまった補塡の意味での支援なのか、政策的な支援なのか、その辺 をどういうふうに町長は思っているのか、その支援の意味を教えてください。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 簡潔に申し上げますと、補塡に関する支援ではなく、政策的支援です。 -220- 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 政策的支援というのは、ちょっと総合的に考えて分かりにくいんですけれども、政策的支援 ってどういうこと。お金は全く、じゃ、関わらないということですかね。資金的な、正直、観 光協会は穴を負ってしまった。そのため、返済しなくてはならない。 ただ、町の支援は議決以前の問題でなかなか入れることはできない。社団法人ですから、独 立した会社です。その都度、町長は確約している。政策的支援の意味がちょっと分からないん で、お金の支援をしないんですね、じゃ。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) このたび、この前のクーポン券発行事業に関しまして、金融機関から 観光協会が事業費を借り受けたと、手当てしたということについて、今後においてどの程度の 観光協会の運営が困難性が出てくるのかという中で、当然のことながら観光協会というのは観 光事業を担当して、非常に重要な機関でありますので、その状況を見ながら、言わば観光振興 のための事業費、必要になったときにはそのような支援は、当然皆様方のこの議会に予算提案 してお認めいただかないといけないですけれども、そういう意味の支援でございます。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 その昔から先人の知恵で、観光協会との在り方は承知しています。ただ、それならば観光協 会が町のその支援を使って、返済に充てることはできないわけですよね。独自で観光協会が稼 いだものでしか、銀行借入れの返済はできないということの認識でよろしいんでしょうか。 もし違う施策で、そこをいろいろなあれで出したとして、その利益で返済に充てることは、 じゃ、自治体の長として、決算で分かりますから、それは。やっていいことですか、それとも、 まずいことなんですか。 あります。 普通、民間でいえば、何とかして早く返そうというものであれですけれども、今回は自治体 の議会の議決以前に確約をしたことで進んでしまったという、議会も相当苦しいような立場も そこの今後の補塡という言い方はしませんけれども、支援を、支援はお金の支援しかないわ けですよ、実際問題。現場とか僕たち、事業をやってきた人からしてみれば、言葉の支援なん か要らない。お金の支援しか要りませんよ、そんなのは。そういう支援ははっきり言って、そ -221-
    れに稼いだものは、じゃ、違う施策でも返済に充てていいわけですね。どうですか。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 繰り返しますけれども、この金融機関から借り受けた事業費といいま すか、それに関する直接的な補塡資金という考えは持っておりません。 観光振興事業として事業計画を立てて、それでその事業費についての支援ということについ て、そのときになれば議会に提案してお認めいただく中で支援していくと、そういうことでご ざいます。 ○議長(土井茂夫君) 滝口さん、本件の質疑は既に3回になります。会議規則第…… ○12番(滝口一浩君) はい。最後、一言言って。 ○議長(土井茂夫君) 一言。 ○12番(滝口一浩君) うん。 ○議長(土井茂夫君) じゃ、許します。どうぞ。 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 もうこれ以上、別に重箱の隅をつつくわけではありません。僕が何を言いたかったというの は、私が間違っていたということを一言言ってくれれば、こんなもの別に質問の何でもないこ とを言っただけで、それを全然町長は言葉では英知を集めてとか言うけれども、さっきの答弁 だってそうじゃないですか。何で協議会開かないんでしょう。自信があるんだったら協議会開 けばいいじゃないですか。別にそれは求めてませんけれども、いいです。 ただ、この件に関しては、本当に僕も団体を預かる長として、観光協会長の気持ちを思うと、 やり切れない気持ちだと思いますよ。やっぱりその辺の人間対人間のコミュニケーションをし っかり取っていただいて、町づくりに反映させていただきたいと思っています。 一番最後の質問ですけれども、45ページに戻ります。 ちょっと探していて全然見当たらなくて、たまたま今見つけて、施設借上料120万円、これ は白鳥丸水産の賃貸料だと思うんですけれども、ここもストップしていますよね。 町長は、ある一部では自分が介入して、自分の思いは言っていますけれども、ここだってこ っちのほうが家賃代金高いですよ。ここは所管が保健福祉課から観光課に途中で変わったのは 承知していますけれども、この1年間ほとんど、何回かは開いたのを見たことありますけれど も、ポスターが張ってあるだけでですよ、この1年間。 ここも踏まえて、ここには町長は思い入れはないんですか。何かやろうということはないん -222- ですか。所管のほうはいろいろ模索して、いろいろな農産物の開発を進めるみたいなことを言 っていますけれども、オリーブはじめ、アイスクリーム、様々なことをやって、なかなかこれ は実際問題難しいですよ。前にも協議会で言いましたけれども、プロが入ってもなかなか地元 産品というのは立ち上げられない状況の中で、ましてやここは施設を借り上げているんで、施 設のここはどうするんですか。 新年度予算、これは家賃しか入っていませんけれども、ここだって僕は口酸っぱく言ってい ましたけれども、館長を置くようなことをしないと、これは開けられないみたいなことはずっ と僕は提案していましたけれども、今、商工会、先ほどのデッコハウスのことに戻りますけれ ども、その施策に対して、町の施策に文句つけるんじゃなくて、ちょっとおかしいんじゃない ですかという20名からの人がいるということと、観光協会長も国際交流協会長も全くなじんで いないじゃないですか。 町づくりをやる中で、この核となる経済団体や観光団体や国際交流の団体と、蜜月とは言い ませんけれども、そういうあれがなければ、どうやってこれからこの施設も進めていくんです か。無理ですよ、団体がそっぽ向いたら。役場職員だけじゃ。役場職員もあっぷあっぷなんで すよ、実は。 僕もたまにしか来ないから、みんな課長さんたち、顔色僕いつも、趣味なわけじゃないです けれども見ていて、すがすがしいのは田邉課長ぐらいですよ、すがすがしい顔しているの。み
    んな疲れ切っちゃっていますよ。まずいですよ、こういう。 やっぱり事業というのは楽しく進めないといけない。ばかになって楽しく進めるのが事業で すよ。それは失敗しようが、成功したことにこしたことはないんですけれども、ほぼほぼ小さ な失敗の繰り返しでつかんでいくというものが前提なわけで、ここの施設もちょっとあと2年 間家賃が発生しますよ。大丈夫なんですかということをちょっと聞きたいんですけれども、来 年度に向けて。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) ご指摘いただいた特産品開発の拠点となっている空き店舗利 用につきましては、今、食用菜花ですとか、オリーブといったものを活用して進めていく予定 ではございますが、なかなかそういった中で進んでいない状況にございます。 一応考え方として、いま一度関係する使用者、例えば観光協会ですとか、商工会ですとか、 営農組合ですとか、そういった方々の実際に使われる人の意見を聞きながら、どうしたらいい のかということで、再度検討して進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいた -223- します。 体が。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 担当課が一生懸命やっていることも承知しています。やっぱりそれはそれとして、町長は北 村議員の言葉じゃないですけれども、これですよ、大事なことは信頼関係の構築だと考えてい ますというのは無私に徹し、人の話を聞き、人の心を察し、その後に来るのが決断であると言 って、全然シャットアウトしちゃっているじゃないですか、さっきの話。 観光課長も観光協会や商工会をあてにしてくれて、本当に力になってあげたいですよ、でき る限りは。ただ、町長がそういうふうだと、ちょっと前へ進めないですよね、多分お互いの団 だから、その辺に関して、気に入らないこともあるんでしょうけれども、町づくりのためな んですから、ちょっとは話を聞いていただいて、そういう何か前向きになるような、楽しくや っていただきたいと思うんですけれども、最後、それで質問は終わるんですけれども、町長に 最後、よろしくお願いします。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 私は幾つかのこのテーマが違いますけれども、自分の認識として、こ れは間違いになってしまうと、間違いであるということについては進めることはできない、そ う考えております。いろいろな考え方もあると思いますけれども、私はそのような感覚を持っ ております。 ○議長(土井茂夫君) 12番、滝口さん。 ○12番(滝口一浩君) 12番、滝口です。 答えになっていないんですよ。白鳥の施設を、だからどういうふうにするんですか。ひとつ ひとつ小さなところまで町長が下りてきて介入しているじゃないですか。どうしたいんですか、 あそこの。7月1日から開けられるんですか。 ○議長(土井茂夫君) 石田町長。 ○町長(石田義廣君) この件につきましては、今まで観光課長がお答えしておりますように、 なかなか充分に活用し切れていない状況がコロナ禍の中にあったと、コロナ禍に起因してあっ たということでございますので、そういう中で極力今申し上げましたように、活用できるよう に関係の皆さんの意見を伺いながら実施していきたいと、私もそのように考えております。 ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑はありませんか。 -224- ね。 1番、岡本さん。 ○1番(岡本光代君) 概要の31、32あたりなんですけれども、農林水産のほうで新しく農業
    振興等の補助金で、食用菜花の普及振興策として、営農組織にビニールハウス100万円の補助 というふうに書いてあるんですけれども、これって営農組織にしか出さない補助金なんですか ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) 農業振興費の中の農業振興補助金のところのビニールハウス のところだと思うんですが、その点についてですが、農業振興補助金として今年度新しく、農 業生産の振興を図ることを目的に、農業生産団体組合と実施する事業に対して補助金を交付す るわけですが、これにつきましては農業法人、営農組合共同出荷ということで、農業法人、営 農組織のみということで、今のところは制度として考えております。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) 1番、岡本さん。 ○1番(岡本光代君) 1番、岡本です。 ハウスなんですかね。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 このビニールハウスは食用菜花しか使えないとか、そういうほかの用途は使わないビニール ○産業観光課長(渡邉和弥君) このビニールハウスにつきましては、営農組合のほうで育苗 ハウス、いわゆる水稲の育苗で時期が4月から5月ですので、その後に、9月以降に食用菜花 のハウスとございますので、そういった中で1年を通じて有効活用していければということで、 営農法人とは今後進めていきたいと考えております。 ○議長(土井茂夫君) 1番、岡本さん。 ○1番(岡本光代君) ビニールハウスのほうは分かりました。 もう一つのほうなんですけれども、有害鳥獣対策のほうで、捕獲の処理の報償金が526万円 というふうに載っているんですけれども、これってイノシシ1頭捕まえたら幾らとか、キョン を捕まえたら幾らといって、捕獲していただいた方に払うお金ですよね。これは県の補助金と して1頭当たり幾らというふうになっていると思うんですけれども、これって1頭当たり 8,000円とか、そこら辺の金額ですかね。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) イノシシの処理費用についてでございますが、イノシシ成獣 -225- 1頭当たり9,000円、幼獣でございますと7,000円となっております。 ○議長(土井茂夫君) 1番、岡本さん。 ○1番(岡本光代君) 私の知り得るところで、隣のいすみ市なんですけれども、県の補助と 国の補助を両方もらっているらしくて、イノシシを捕まえると1万6,000円というふうに聞い ているんですよ。 御宿は何で県のものしかもらえなくて、国の補助を載せてこないんだろうねという、隣と、 御宿と隣同士でこんなに捕獲した金額が違ってくると、やっぱりもう本当にイノシシって捕ま えていかないと、どんどん増えていってしまうんですよ。 本当に近づきにくい環境づくりと追い払いの活動のために、囲うだけでは本当に逃がしてい るだけなので、捕まえていかないと本当に増える一方で、捕まえていただく人には真剣に取り 組んで捕まえていってもらわないといけないと思うので、県と国両方からもらって、捕まえた 人に報奨金というか、料金を払っていただけたらと思うんですけれども。 ○議長(土井茂夫君) 産業観光課長。 ○産業観光課長(渡邉和弥君) 有害鳥獣の処理について、県、また国のほうから両方という、 隣のいすみ市ということなんですが、御宿町におきましても同様でございまして、概要版の32 ページということでございますが、有害対策ということで有害鳥獣駆除事業、これにつきまし ては県の補助金も入れております。 また、鳥獣被害防止総合対策ということで、国の事業ということで、報奨につきましてはそ れぞれの事業で別々に従事者のほうへ捕獲した頭数に応じてお支払いをしておりますので、い すみ市と同様だと思いますので、よろしくお願いしたいんですが。 ○議長(土井茂夫君) 1番、岡本さん。
    ○1番(岡本光代君) 捕獲している人にはちょっと多分伝わっていないと思うので、隣がこ んなにもらっていて、うち、これだけというふうに思っている人がかなりいると思うんですよ。 だから、狩猟免許を持っている人にはちゃんと伝えて、そういう捕まえるとこんな感じだよ というのをちゃんと伝えてあげて、よりよく捕まえていただく方向でやっていただけたらと思 います。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 質疑がないようですので、質疑を打ち切り討論を行います。 -226- まず、原案に反対の方の発言を許可します。 いませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) します。 11番、北村さん。 ○11番(北村昭彦君) 11番、北村です。 ○議長(土井茂夫君) 反対の討論はございませんので、次に、原案に賛成の方の発言を許可 令和3年度御宿町一般会計予算に、賛成の立場から討論を行いたいと思います。 賛成はいたしますが、以下3点について要望させていただきたいと思います。 まず、1つ目といたしまして、質問でも申し上げましたが、新型コロナウイルス感染拡大の 影響で日々の生活に支障の出始めている方、また、廃業の危機に瀕しているような事業者の方 等々がどの程度いらっしゃるかの実態把握に努め、寄り添い、そして柔軟かつスピーディーな 予算執行で手を差し伸べていただけるよう、強く要望します。 今、一番厳しい状況に置かれているのは、この町の経済の原動力とも言われる宿泊業の皆様 ではないかと考えます。理屈から言えば、当事者の方たちがまずアクションを起こし、役場、 行政はそれを支援するというのが理想的なのかもしれませんが、想定外の事態でここまで追い 込まれてしまうと、物理的にも、精神的にも当事者がアクションを起こすことが相当難しくな ってきているように思います。どうかこれまで以上に当事者の方々の元へと足を運んでいただ き、小さくとも前に進み続けられるためのアイデア創出、きっかけづくりの段階から手を携え ながら、ともに歩みながら、予算を執行していっていただきたいと思います。 2つ目といたしまして、地域おこし協力隊の新規募集について。 質問でも申し上げました、年度途中の採用という形でも構いませんので、前向きに検討して いただけるよう要望します。町外から移住し、二、三年の任期のうちに一定の成果を出しつつ も、さらに加えて任期終了までにこの町に住み続けるための足がかりをつくっていく、この2 つを同時にやっていくということは、本当に人生をかけた大きなチャレンジであり、思うよう にいかないことも多々あると思いますけれども、彼らのチャレンジがこの町が前へ進んでいく ための様々な示唆やきっかけを与えてくれ続けていると私は確信しています。 また、何よりうれしいことに協力隊の任期中、あるいは任期を終えた後、彼らのご家庭で赤 ちゃんが生まれるというようなことも起き始めています。この町をふるさととして育っていく 貴重な御宿っ子をもたらしてくれたこと、これもかけがえのない大きな貢献であると思います。 -227- 一方で、経費のほとんどが国費で賄われるとはいえ、隊員さんを1名採用することで、担当 課の皆さんの仕事も増え、見えないご苦労もいろいろあるのだろうなと想像しますけれども、 それでも受入れ側のノウハウの蓄積も含め、継続は力なりです。国の補助制度が続く限り、な るべく隙間をつくらず、継続して採用を続けていくべきだと考えます。他市町村の事例なども 参考にしながら、各課それぞれ改めて新規募集についてご検討いただきたいと思います。 3つ目といたしまして、田中議員からもございました学校施設等の大規模改修、学校の施設 をこれからどうしていくのかということについてです。
    児童数の著しい減少が進む布施小学校の問題も含めて、非常に難しい判断が迫られている。 一方で、子どもたちにとっての1年、2年という時間は非常に大きく、やはりこれは待ったな しという状況でもあると思います。 町長のご答弁の中で、令和3年度に方針を決定するというようなご答弁もございました。こ れは本当に期待したいところでございますが、やはり難しい問題でもございますので、当事者 の皆さん含め、町民の皆さんの声を充分に確認しながら、丁寧に進めていただきたいと思いま す。議会のほうも、もちろん心して当たらなければいけないと思っております。 次に、評価したい部分についても述べたいと思います。 堀川議員のご質問への答弁、企画財政課長のご答弁にもありました、本当に投資的に使える ような予算がほとんどない中、抜けなくバランスよくというところで、本当に苦慮しながらの 予算編成だと思います。 本当にそういう余裕のない中でも、例えば児童館の遊具のリニューアルですとか、小中学校 のWi-Fi整備増強、それから乳児相談の新設等々、未来につながる子どもたちのための施 策も何とか盛り込んでくださっているということについては評価をしたいと思います。 それから最後に、これは町長にお願いがございます。 一般質問等でも同じようなことを何度も申し上げてしまっておりますが、今回いろいろほか の議員さんからのご質問からも感じ取れることといたしまして、やはり町長の思い、意図、狙 いというものが伝わっていないんじゃないかな、職員の皆さんに伝わっていないんじゃないか な、あるいは我々議員もなかなかまだ理解できていないんではないかなと思われるケース、結 構あります。 また、反対に現場の職員の皆さんの思い、あるいはなかなか町長はこういう形でとご希望さ れていても、なかなか現場としては苦しいよ、やりづらいよというような、そういった思いが 町長に伝わっていないと、そうなんじゃないかなと思われるケースもあるんじゃないかなと思 -228- われます。 と思います。 滝口委員がコミュニケーションと、町のいろんな各種団体の皆さんとのコミュニケーション というお話もございました。職員の皆さんとのコミュニケーションという部分もやはり大事だ 町長の意向だからやるというのではなく、職員の皆さん一人一人が、あるいはチームとして の担当課が自信と誇りを持って自分の仕事だと、あるいは自分たちの仕事だと胸を張って予算 を執行していけるような、そういった雰囲気を庁舎内につくっていく。そのためには、やはり 町長はあまり細かいところまで指示を下さずに、大きなビジョンを分かりやすく、力強く示し ていただいた上で、細かな実現方法については思い切って現場に任せると、これにやはり尽き るのではないかなと思います。 いま一度このことをご留意いただきながら、町を前に進めていっていただけるように強く希 望いたしまして、令和3年度御宿町一般会計予算への私の賛成討論とさせていただきます。 以上です。 ○議長(土井茂夫君) ほかに原案に反対の方の発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) なしということで、次に、原案に賛成の方の発言はありませんか。 6番、藤井さん。 ○6番(藤井利一君) 6番、藤井です。 令和3年度御宿町一般会計予算に賛成の立場から討論を行います。 昨年12月に石田町長が再選され、これから4年間、町長は町のかじ取りとして町民に託され たところであります。大きな期待が込められていることと思います。 ここに提案されました令和3年度御宿町一般会計の予算は、石田町長が4期目のスタートに 際し、住民のためにを随所に配慮された予算であると見ることができます。 予算は36億5,300万円と、前年度に比べ1億2,800万円の減額となっておりますが、決して消 極的なものではなく、地域活性化、財政健全化の両立を念頭に置きながら、町の将来を見据え
    ての予算編成になっていると思います。 子育て環境の向上、高齢者の暮らしやすい環境整備、学習環境向上のための教育施設整備の ほか、コロナ禍によって低迷する地域の立て直しを踏まえ、時代のニーズに合わせた地方創生 の事業が盛り込まれております。 この令和3年度御宿町一般会計予算を効率的かつ効果的に執行していくことにより、本予算 -229- が地域経済の活性を生み、町民の満足度向上につながることを期待しまして、本予算に対する 賛成の討論といたします。 ○議長(土井茂夫君) ほかに原案に反対の発言はありませんか。 ○議長(土井茂夫君) 次に、原案に賛成の方の発言はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立によって行います。 議案第27号に賛成の方は起立願います。 (起立全員) ○議長(土井茂夫君) 全員の起立です。 よって、議案第27号は原案のとおり可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────────────── ◎発議第1号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(土井茂夫君) 日程第2、発議第1号 御宿町議会会議規則の一部を改正する規則の 制定についてを議題といたします。 提出者、7番、貝塚嘉軼君の登壇の上、説明願います。 (7番 貝塚嘉軼君 登壇) ○議長(土井茂夫君) 立ってしますか。 (「椅子がないのです」と呼ぶ者あり) ○7番(貝塚嘉軼君) よろしいですか。 ○議長(土井茂夫君) はい、大丈夫です。すみません。 ○7番(貝塚嘉軼君) 議長が何か言うと、小心者ですからね。どきどきしちゃって。 7番、貝塚です。 議長より指示をいただきましたので、ご説明をいたします。 発議第1号 令和3年3月3日、御宿町議会議長、土井茂夫様。 提出者、御宿町議会議員、貝塚嘉軼。賛成者、御宿町議会議員、滝口一浩、同、堀川賢治、 同じく、髙橋金幹、同じく、北村昭彦。 御宿町議会会議規則の一部を改正する規則の制定について。 -230- のとおり提出します。 上記の議案を、地方自治法第112条及び御宿町議会会議規則第14条第2項の規定により別紙 提案理由。議員活動と家庭生活との両立支援策など、男女の議員が活動しやすい環境整備の 一環として、育児、介護などを議会への欠席事由として整備するとともに、母性保護の観点か ら、出産については産前・産後の欠席期間を規定するものであります。 また、請願者の利便性の向上を図るため、議会への請願手続における請願者の押印の義務付 けを見直し、署名又は記名押印に改めるものです。 改正の内容につきましては、新旧対照表をご覧ください。 第2条は、欠席の届けについて定めていますが、第1項中「事故」を「公務、傷病、出産、 育児、看護、介護、配偶者の出産補助その他のやむを得ない事由」に改め、同条第2項中、 「議員」を「前項の規定にかかわらず、議員」に、「日数を定めて」を「出産予定日の6週間
    (多胎妊娠の場合にあっては、14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの 範囲において、その期間を明らかにして」に改めるものです。 第89条は、請願書の記載事項等について定めていますが、第1項中、「、請願者の住所及び 氏名」を「及び請願者の住所」に、「名称及び代表者の氏名」を「所在地」に、「押印しなけ れば」を「請願者(法人の場合にはその名称を記載し、代表者)が署名又は記名押印しなけれ ば」に改めるものです。 附則として、この規則の施行日を公布の日からとするものであります。 以上で説明を終わります。 ○議長(土井茂夫君) これより質疑に入ります。 質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 質疑なしと認めます。 本案につきましては、討論を省略して採決いたします。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 異議なしと認めます。 これより採決を行います。 この採決は挙手によって行います。 発議第1号に賛成の方は挙手願います。 -231- (挙手全員) ○議長(土井茂夫君) 全員の挙手です。 よって、発議第1号は原案のとおり可決することに決しました。 ここで石田町長から発言を求められておりますので、これを許可します。 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 新型コロナウイルスワクチン接種事業を進めるにあたりまして、第1 号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定 についてと、令和3年度御宿町一般会計補正予算(第1号)を追加提案をさせていただきます。 内容につきましては、会計年度任用職員の特殊勤務に関わる報酬、手当に関連した条例改正 と、令和3年度から開始予定のワクチン接種事業に係る予算の追加でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(土井茂夫君) ここで議会運営委員会開催のため、暫時休憩いたします。 ───────────────────────────────────────────────── (午後 3時49分) ○議長(土井茂夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番、市東和之君が早退いたしました。 ただいまの出席議員は10名です。 (午後 4時27分) ───────────────────────────────────────────────── ───────────────────────────────────────────────── ◎日程の追加について ○議長(土井茂夫君) お諮りします。
    ただいま石田町長から議案第28号、議案第29号が提出されました。 -232- これを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として議題といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 異議なしと認めます。 議案第28号、議案第29号を日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として議題とするこ とに決定しました。 ───────────────────────────────────────────────── ◎議案第28号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(土井茂夫君) 追加日程第1、議案第28号 第1号会計年度任用職員の報酬、期末手 当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 本案について、提案理由の説明を求めます。 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 議案第28号 第1号会計年度任用職員の報酬、期末手当及び費用弁償 に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、一般職の職員の給与について、特殊勤務手当を6 月議会にて創設させていただいたところですが、ワクチン接種にあたり、会計年度任用職員に ついても支給対象としたく、条例の改正を行うものでございます。 詳細につきましては、担当課長から説明をさせますので、ご審議の上ご議決いただきますよ うお願いを申し上げます。 総務課長。 ○議長(土井茂夫君) 総務課長より議案の説明を求めます。 ○総務課長(殿岡 豊君) それでは、議案第28号 第1号会計年度任用職員の報酬、期末手 当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、一般職の職員の給与について、防疫に関わる特殊 勤務手当を6月議会にて創設させていただいたところでございます。現在、準備が進められて おりますワクチン接種にあたり、会計年度任用職員についても職員と同様の対応も想定される ことから、特殊勤務手当の支給対象とするため条例の改正を行うものです。 それでは、条例の改正内容につきまして、新旧対照表でご説明させていただきますので、新 旧対照表の1ページをご覧ください。 まず、第1号会計年度任用職員でございますが、これは第1号会計年度任用職員は、いわゆ -233- るパートタイム会計年度任用職員さんのことでございます。パートタイム任用職員さんの取扱 いでございますので、給与ではなく報酬という形での条例上の規定になっていることについて、 あらかじめご承知おきいただければと思います。 まず、第3条第2項につきましては、支給する報酬の種類を規定するものであり、新たに特 殊勤務報酬を追加するものです。 続いて、3条の2として、特殊勤務報酬として新たに創設するものであり、第1項は給与条 例に基づく勤務に従事した際に、報酬として支給する旨を規定しております。また、第2項に つきましては、支給の方法を給与条例の例による旨を規定しております。 第5条第2項の改正につきましては、第3条の2を追加したことによる字句の調整です。 第9条第1項の改正ですが、報酬の支払い方法について特殊勤務報酬を追加するものです。 2ページに移りまして、中段でございますが、附則といたしまして第1項は施行期日につい て定めており、施行期日を令和3年4月1日とするものです。 続いて、附則の第2項でございますが、今回の条例改正に伴い、第2号会計年度任用職員の 給与に関する条例の一部改正が必要なことから、併せて附則により改正を行うものです。 先ほど、第1号会計年度任用職員につきましては、パートタイム会計年度任用職員というこ
    とでご説明させていただきましたが、第2号会計年度任用職員につきましては、フルタイム会 それでは、第2号会計年度任用職員の給与に関する条例の一部改正について、新旧対照表の まず、第3条第2項の改正につきましては、特殊勤務手当を追加し、第2号会計年度任用職 計年度任用職員になります。 3ページで説明をさせていただきます。 員の給与について規定するものです。 第4条、第6条の改正は字句の調整です。 第8条の2として、特殊勤務手当を追加し、給与条例の例による旨を規定するものです。 第2号会計年度任用職員につきましては、先ほど申し上げましたとおり、フルタイムの職員 でございますので、一般職の職員と同じ勤務形態であることから、特殊勤務は手当として支払 うこととなります。 以上で説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(土井茂夫君) これより質疑に入ります。 質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) -234- ○議長(土井茂夫君) 質疑なしと認めます。 本案につきましては、討論を省略して採決いたします。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 異議なしと認めます。 これより採決を行います。 この採決は挙手によって行います。 議案第28号に賛成の方は挙手願います。 (挙手全員) ○議長(土井茂夫君) 全員の挙手です。 よって、議案第28号は原案のとおり可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────────────── ◎議案第29号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(土井茂夫君) 追加日程第2、議案第29号 令和3年度御宿町一般会計補正予算(第 1号)を議題といたします。 本案につきましては、提案理由の説明を求めます。 石田町長。 ○町長(石田義廣君) 議案第29号 令和3年度御宿町一般会計補正予算(第1号)について、 提案理由を申し上げます。 このたびお願いいたします補正予算は、歳入歳出ともに3,505万7,000円を追加し、補正後の 予算総額を36億8,805万7,000円とするものでございます。 本補正予算の内容につきましては、国の補助金を活用し、令和3年度初旬開始予定のワクチ ン接種事業に係る費用について、予算措置をお願いするものでございます。 現在のところ、ワクチンの供給状況など未確定の部分が多々ありますが、本町への供給が始 まりましたら速やかに接種可能となるよう体制を整えてまいります。 詳細につきましては、担当課長から説明させますので、よろしくご審議の上、ご議決いただ きますようお願いを申し上げます。 ○議長(土井茂夫君) 企画財政課長より議案の説明を求めます。 企画財政課長。 ○企画財政課長(金井亜紀子君) それでは、議案第29号 令和3年度御宿町一般会計補正予 -235- 算(第1号)についてご説明申し上げます。
    本補正予算につきましては、国の新型コロナウイルスワクチン接種事業負担金及び接種体制 確保事業補助金を活用し、速やかにワクチン接種が可能となるよう体制を整え、事務が円滑に 遂行できるよう、万全の対策を講じる必要があることから、年度開始前ではありますが、コロ ナウイルスワクチン接種事業に係る予算措置をお願いするものです。 予算書の1ページをご覧ください。 第1条でございますが、歳入歳出それぞれ3,505万7,000円を追加し、補正後の予算総額を36 億8,805万7,000円と定めるものでございます。 それでは、内容につきまして、予算書の事項別明細に沿ってご説明いたします。 初めに、歳入予算をご説明いたします。 6ページをご覧ください。 15款国庫支出金、1項国庫負担金、2目衛生費国庫負担金、2節新型コロナウイルスワクチ ン接種事業負担金の1,356万4,000円は、ワクチンの集団接種等に係る費用について、全額国が 負担するものでございます。 2項国庫補助金、3目衛生費国庫補助金、3節新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事 業補助金の2,149万3,000円は、ワクチン接種事業に必要な体制整備にかかる費用について、全 額国が補助するものでございます。 以上、歳入予算に3,505万7,000円を追加しております。 次に、歳出予算をご説明いたします。 8ページをご覧ください。 4款衛生費、1項保健衛生費、2目予防費、1節報酬の437万3,000円は、本事業の迅速かつ 適切な遂行に向け、看護師や事務員等を会計年度任用職員として配置するための人件費で、特 殊勤務報酬として7万円、年間の通常報酬として430万3,000円をそれぞれ追加するものです。 2節給料の247万2,000円及び3節職員手当の264万3,000円は、本事業に専属で従事する任期 付職員の人件費でございます。 4節共済費の122万円は、任期付職員及び会計年度任用職員に係る社会保険料です。 7節報償費の409万6,000円は、接種会場までの送迎バス運転手の報償として33万3,000円、 ワクチン接種に係る看護師への報償として376万3,000円をそれぞれ追加するものです。 8節旅費の5万3,000円は、会計年度任用職員に係る通勤費用弁償です。 10節需用費の32万4,000円は、送迎バスの燃料費として10万4,000円、予診票の印刷代として -236- 22万円をそれぞれ追加するものです。 11節役務費の153万1,000円は、クーポン券の発送や意向調査等に係る郵便代として103万 5,000円、コールセンターにおける電話代として6万円、国保連合会事務手数料として33万円、 注射針等医療器具の廃棄手数料として10万6,000円をそれぞれ追加するものです。 12節委託料の1,746万7,000円は、集団接種等に係る予防接種事務委託料として1,055万5,000 円、本事業におけるネットワークシステム整備委託として10万5,000円、コールセンター業務 委託料として680万7,000円をそれぞれ追加するものです。 13節使用料及び賃借料の87万8,000円は、コールセンターにおけるコピー機使用料として35 万円、ウェブ予約システムの使用料として52万8,000円をそれぞれ追加するものです。 以上、歳出予算に3,505万7,000円を追加しております。 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(土井茂夫君) これより質疑に入ります。 質疑ありませんか。 2番、田中さん。 ○2番(田中とよ子君) 2番、田中です。 この内容についてではないんですが、このワクチンの集団接種が行われるにあたって、受付 をして、問診をして、接種をして、事後観察をするということなんですけれども、それぞれに 人的配置が必要になると思われます。 必要なところはこの補正、予算書の中に載っていますが、住民健診を実施したときに、多く
    のスタッフの方が受診者に対しての誘導をしていたと思うんですね。かなりの人数のスタッフ が一人一人を誘導していたという状況がありました。 今回接種を行うにあたって、同じように人的配置、必要になるのではないかというふうに思 われるんですけれども、その点については大丈夫なんでしょうか。 ○議長(土井茂夫君) 保健福祉課長。 ○保健福祉課長(田邉義博君) おっしゃるとおり、最初は高齢者からということで、介助の 必要な方、またご案内を必要な方は多々みえると思います。今回こちらで人件費を取っている のは直接的なスタッフでして、そういう誘導ですとかは、できれば役場の職員の中で当番制で 事務にあたっていただこうかと、今のところ考えております。 ○議長(土井茂夫君) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) -237- ○議長(土井茂夫君) 質疑なしと認めます。 本案につきましては、討論を省略して採決いたします。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(土井茂夫君) 異議なしと認めます。 これより採決を行います。 この採決は挙手によって行います。 議案第29号に賛成の方は挙手願います。 (挙手全員) ○議長(土井茂夫君) 全員の挙手です。 よって、議案第29号は原案のとおり可決することに決しました。 ───────────────────────────────────────────────── ◎閉会の宣告 ○議長(土井茂夫君) 以上をもちまして、今定例会の議事日程は全て終了しました。 ここで石田町長より挨拶があります。 石田町長。 (町長 石田義廣君 登壇) ○町長(石田義廣君) 令和3年第1回定例会の閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げ ます。 このたびの定例会では、29議案をご審議いただきましたが、いずれもご承認、ご決定いただ きまして閉会の運びとなり、ここに御礼を申し上げる次第でございます。 定例会の中でいただきました貴重なご意見、ご助言等を充分に踏まえながら、町政の運営に 努めてまいる所存でございます。 新年度を迎えるにあたり、何かとご多忙の時期ではございますが、議員の皆様におかれまし ては、くれぐれも健康にはご留意いただき、ますますご活躍されますことを心からお祈りを申 し上げ、閉会のご挨拶といたします。 ありがとうございました。 ○議長(土井茂夫君) 議員各位には慎重審議をいただき、また議事運営につきましてもご協 力をいただきまして、厚く御礼申し上げます。 ここで齊藤教育長から発言を求められておりますので、これを許可します。 -238- 齊藤教育長。 し上げます。 ○教育長(齊藤弥四郎君) お疲れのところ、貴重なお時間をいただきましてありがとうござ います。一言、退任の挨拶を申し上げます。 3月31日をもって、3年間務めさせていただきました教育長の職を退任させていただきます。
    石田町長、議員の皆様方の元で町の教育行政に関わらせていただきましたことに深く感謝を申 町づくりは人づくりという教育行政の基本理念の下、学校教育においては子どもたちの健康 と快適な学習にとエアコンの設置、より効果的な学習にと1人1台のタブレット端末の支給、 コロナ禍でも主体的に家庭学習ができるようにと学習支援ソフトの導入など、様々な面から教 育環境を整備していただきました。 今日の学習課題である社会に開かれた教育課程を目指し、スペイン船座礁による命の海洋学 習をはじめ、海の子山の子交流事業、童謡月の沙漠の芸術学習、五倫黌の道徳学習など、地域 の歴史や文化を生かした教育、CCRC事業による学力向上を目指した大手予備校による土曜 塾など、御宿町に根差した特色ある学校教育の充実発展のために、ご指導、ご協力いただきま また、義務教育費国庫負担金制度の堅持に関する意見書、国における教育予算拡充に関する 意見書の決議など、絶えず子どもたちの豊かな育ちと学びをご支援くださったことに改めて感 した。 謝を申し上げます。 社会教育においても、公民館のバルコニーの手すり、B&G海洋センターのプール、野球場 のフェンス改修工事など、社会教育の施設を整備していただきました。 町民が集い、いつでもどこでも学習できる生涯学習を目指した公民館活動、町の歴史や文化 など、伝統に根差した歴史民俗資料館事業、また、町の豊かな自然を生かしたミヤコタナゴの 保護活動など、皆様のご指導、ご協力によって実施することができました。 しかし、今年度令和2年度は新型コロナウイルス感染の影響で学校教育、社会教育とも多く の事業が縮小されたり、中止されたり、教育行政として充分な成果を上げることができなかっ たことは残念でなりません。一日も早く感染が収束し、笑顔と夢が膨らむまち御宿がさらに輝 くときが来ることを願っております。 これからも教育行政におきましては、少子化、若者の都市部への流出、教育施設の老朽化な ど課題が山積しておりますが、引き続き教育行政へ叱咤激励と温かなご指導をお願いいたしま す。 -239- 最後になりましたが、今日まで支えていただきましたことを心から感謝申し上げ、皆様方の ご健康とご活躍、併せて御宿町議会、御宿町のますますの発展を心から祈念申し上げ、お礼の 挨拶とさせていただきます。 本当にありがとうございました。(拍手) ○議長(土井茂夫君) 齊藤教育長におかれましては、御宿町の教育行政発展のためご尽力い ただきました。今後も後進のご指導、ご助力を賜りますようお願い申し上げます。 3年間誠にありがとうございました。 以上で令和3年御宿町議会第1回定例会を閉会いたします。 9日間にわたりご苦労さまでした。 (午後 4時52分) -240- 方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和3年6月21日 議 長 土 井 茂 夫 署 名 議 員 滝 口 一 浩 署 名 議 員 岡 本 光 代 -241- 地
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