長生村議会 > 2020-12-03 >
令和2年定例会12月会議(第3日) 本文
令和2年定例会12月会議(第3日) 名簿

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  1. 長生村議会 2020-12-03
    令和2年定例会12月会議(第3日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【小倉利一君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【小倉利一君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は、通告順に発言を許します。4番野口君。              [4番 野口康宏君 登壇] 3 ◯4番【野口康宏君】 皆さん、おはようございます。傍聴席の皆さん、お寒い中、傍聴にお越しいただきまして、ありがとうございます。議席番号4番野口でございます。住民の声なき声に真摯に耳を傾け、2年7ヶ月、ようやく一般質問ができるようになりました。本日はよろしくお願いします。  それでは、早速、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  まず、質問事項の1番目、閉庁日における窓口業務についてであります。これについては、3点伺います。  1点目として、年末年始ゴールデンウイークなどの長期にわたる閉庁日における窓口業務について、役場が連続の休みで、住民は不便を感じています。そこで、このような長期の閉庁日においては連続の休みとせずに、住民の生活に支障を来さないように、年末年始ゴールデンウイークには、窓口を何日か開けることは考えられないでしょうか。  2点目として、住民票等の諸証明書類自動交付機を設置することやコンビニでの交付を行えば、長期の閉庁日があったとしても、住民が不便を感じることも少なくなると思いますが、そのような検討はされているでしょうか。  3点目として、会社勤めをされている方は、役場の開庁時間内に来庁し、諸証明書類の交付を申請することは困難であると思われます。そこで、会社勤めをされている方が勤務終了後でも申請ができるように、窓口業務の時間延長を実施することについて、検討されているのかどうか伺います。  次に、農業に対する支援について、4点伺います。本村の主要産業であります農業の振興なくして、本村の発展はあり得ないのであります。しかし、近年は、天候不順による収量の減少や農産物価格の低迷等により、農業を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。そして、農業そのものが不振であり、後継者が育たないこと、加えて、農家の所得が増加しないということは、誠に憂慮すべき事態であると思われます。  そこで、まずお聞きしたいのは農業後継者の問題であります。  1点目として、少子高齢化により、本村でも農業従事者の高齢化が進み、後継者のいない農家が目立つように見えます。後継者を育てるのは、個々の農家の責任であると思いますが、村の主要産業であります農業であるだけに、看過できない問題であると思います。現在、本村の専業農家の戸数と、その後継者数はどのような状況でしょうか。  2点目は、村の対応であります。後継者、あるいは新規就農者を確保するための対策を打てないものか、離農者の農地に、工場誘致のように新規就農者を誘致するというようなことができないかどうか。  3点目は、長生農業独立支援センターについてであります。同センターは、新規就農者の確保を図るため、昨年度、設立されたものでありますが、現状と実績はどのようになっているのか伺います。  4点目は、農家の所得増加策として、農産物をそのままの形で出荷しないで、価値を付加することによって販売し、農家所得を向上させる方策をお考えではないかということです。本村でも、トマト、キュウリ、長ネギなど、各種の農産物が生産されていますが、形の悪いものは出荷することができず、また、価格の変動が激しいのも実情であります。そこで、これらの農産物に若干の手を加えることでその価値を高め、村の特産物として開発していくことはどうでしょうか。こうした努力が農家の所得を引き上げるとともに、後継者を確保することにつながり、ひいては、村の活性化につながるのではないかと考えますが、村長のお考えを伺います。  次に、質問事項の3番目、高齢者に対するごみ出し支援について伺います。高齢者にとって、物を持って移動するというのは大変危険を伴うものであります。ちょっとした段差でつまずいてしまい、転倒し、骨折をするなどということもあろうかと思います。通信販売などで商品を購入する場合は、自宅まで配達してもらえますが、一般家庭のごみ出しについては、そのようなサービスはありません。業者に依頼をすれば高額な料金を支払わなくてはならず、高齢者世帯にとっては、経済的にも大きな負担となるものであります。しかし、ごみを出さないわけにはいかず、放置すれば、行く行くはごみ屋敷になってしまい、周囲の環境悪化は申すまでもなく、防火の面からも大きな問題になってくると思われます。  そのため、ごみ出し支援というものが非常に重要ではないかと思うのであります。ボランティアなどの善意による支援もあろうかと思いますが、全てを賄い切れるものではありませんので、村がある程度恒久化できるように制度を整え、長期的に実施できるようにすべきであると思います。また、このことは高齢者世帯の見守りにも効果のあることですので、ぜひ実施していただきたいと思いますが、村長のお考えを伺います。
     次に、質問事項の4番目、災害対策について、2点ほど伺います。近年、全国的に、大雨による豪雨災害が多発しております。千葉県でも、昨年10月25日の大雨により、茂原市、長柄町、長南町に甚大な被害を及ぼしたことは記憶に新しいところであります。対策としては、豪雨が発生しても対応できるまちづくりを進めることが最善の方策でありますが、これには時間と経費を要します。  そこで、水害対策についてできることから実行し、住民への情報を周知することが大事ではないかと思います。防災マップの作成、気象情報の広報など、様々な対策が考えられると思います。この豪雨災害をはじめとする水害対策と、住民への情報伝達について伺います。  2点目として、災害時における食料の確保について伺います。災害時の食料については、アルファ米、乾パン、クラッカーなどを中心に備蓄しているものと思われますが、このような食品は、乳幼児や高齢者など、そしゃく力の弱い人にとって、食することが困難であろうかと思います。ミルクや柔らかい食事を必要とする人々に対する災害時の備えは十分でしょうか。  次に、質問事項の5番目、ドローンの活用について、2点ほど伺います。  1点目として、以前であれば、多額な費用をかけて飛行機やヘリコプターを利用していたものが、ドローンを使用すれば安価で簡単に行うことができるということで、社会的にもその利用に注目がされているところです。そこで、村ではドローンの利用の実績があるのかどうかということと、今後の対応について伺います。  2点目は、近年、農薬散布用にドローンを導入する農家が増えてきております。ドローンは、農作業の省力化とコスト削減に多大な効果がありますので、その普及を進めるためにも、村において何らかの支援をするべきであると考えますが、どのようにお考えか伺います。  以上、1回目の質問とさせていただきます。明確で、前向きな答弁をよろしくお願いいたします。 4 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 4番野口議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、閉庁日における窓口業務についての1点目、年末年始ゴールデンウイーク等の長期にわたる閉庁日における窓口業務の実施についてと、3点目、窓口業務の時間延長についてとの御質問につきましては関連がありますので、併せて答弁いたします。  閉庁日における窓口業務につきましては、現在、住民の利便性に配慮し、第4日曜日に、諸証明の発行や税金等の収納も併せて行えるよう、日曜窓口を開設しております。  なお、年末年始ゴールデンウイーク等の長期にわたる閉庁日における窓口業務の実施につきましては、国が推進する働き方改革や日曜窓口の開設を行っている現状に鑑み、新たに開設する考えはございません。  なお、窓口業務の時間延長につきましては、住民サービスの在り方を現在検討しているところでございます。  2点目、住民票等の諸証明書類自動交付機の設置やコンビニでの交付についてとの御質問ですが、9月会議で木嶋議員への答弁と同様になりますが、コンビニ交付は、千葉県では標準的になりつつありますので、経費や効果などを調査し、検討してまいります。また、役場の窓口対応が十分機能していると考えておりますので、庁舎などへの自動交付機の設置については考えておりません。  質問事項2、農業支援についての1点目、村内の専業農家の戸数とその後継者についてとの御質問ですが、2015年2月1日現在の農林業センサスの数字でお答えさせていただきます。本村には480戸農家があり、うち専業農家が42戸でございます。後継者についてのデータはありませんが、村で把握している後継者は9人でございます。  2点目、農業後継者新規就農者の確保対策についてと、3点目、長生農業独立支援センターの現状と実績についてとの御質問ですが、関連がございますので、併せてお答えいたします。  本村では、令和元年度から、長生村、白子町、一宮町、JA長生とともに、長生農業独立支援センターを立ち上げ、新規就農者の確保を図っております。昨年度は4名の新規就農者を支援したとのことです。今年度は、本村に3名の新規就農者が定着しました。村としては、遊休農地を新規就農者に紹介し、土地所有者との引き合わせ農業次世代人材投資資金申請補助を行っております。  4点目、農家の所得増を図るための農産物の付加価値化についてとの御質問ですが、農産物を加工し、付加価値をつけて販売する計画がある農業者からの相談を受けた場合には、国の6次産業化推進施策で、農産物加工や販売に必要な機械、施設等の整備に対する事業を活用し、支援してまいります。  質問事項3、高齢者に対するごみ出し支援についての長期的に実施できる制度をつくることについてとの御質問ですが、村では、ごみ出し支援を含む高齢者への生活支援については、これからも住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、地域の方やボランティアなどと連携し、住民同士が支え合える共助社会の構築を目指したいと考えております。現在、村社会福祉協議会と連携し、ごみ出しや蛍光灯の交換など、高齢者のちょっとした困り事を支援する生活支援ボランティアを募集しております。また、同協議会に配置された生活支援コーディネーターが、民生委員・児童委員と協力の下、直接、高齢者宅を訪問し、生活支援に係る様々なニーズ調査を実施しております。今後は、その調査内容をしっかりと検証した上で、持続可能な制度の構築に努めたいと考えております。  答弁書には書かれておりませんが、このごみ出し支援は、私の3期目の公約の1つでもありますので、早急に取り組みたいと思っております。  質問事項4、災害対策についての1点目、村の水害対策と住民への情報伝達についてとの御質問ですが、水害対策につきましては、長生村地域防災計画により対策を行っております。また、災害発生時の情報伝達につきましては、防災無線、村のホームページ、防災メール、ツイッター及び広報車により情報伝達を行っております。  2点目、災害時における乳幼児及び高齢者の食料確保についてとの御質問ですが、災害時における非常用食料の確保につきましては、乳幼児用には、調乳なしですぐに飲める液体ミルクを確保し、高齢者には、アルファ米、パンやおかゆの中から選んでいただけるように、防災備蓄品として確保しております。  質問事項5、ドローンの活用についての1点目、村におけるドローン利用の有無と今後の対応についてとの御質問ですが、現在、村内には5台の農業用ドローンが導入されていると承知しております。また、今年度中に5台程度増える予定でございます。今後は、これだけ農業用ドローンが村内に増えてきておりますので、村植物防疫協会が業者に委託して実施しているラジコンヘリコプターによる病害虫防除事業を、村のドローン所有者による共同防除事業に移行できれば有益な事業になると考えております。  2点目、ドローン導入者に対する村の支援についてとの御質問ですが、石川議員で答弁したとおり、村では、農業の低コスト化、農作業受委託の推進等を図る上からも、農業機械導入支援事業の中に取り入れることを考えております。  以上で、野口議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。4番野口君。 7 ◯4番【野口康宏君】 前向きで、大変詳しい御答弁をいただきまして、ありがとうございました。それでは、自席にて、2回目の質問をさせていただきます。  閉庁日における窓口業務についてですが、年末年始ゴールデンウイークの長期にわたる閉庁日における新たな窓口の開設は考えていないとのことの理由として、働き方改革や、現在、日曜窓口の開設が行われているとしておりますが、具体的にはどういうことなのか、お聞きします。 8 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 9 ◯総務課長田中喜宣君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  国の働き方改革により、職員の時間外勤務の抑制が求められております。また、日曜窓口につきましては、第4日曜日に実施をしております。これにより、月末の開設となっているところでございます。  なお、年末年始ゴールデンウイークの期間は、月末から月初めとなりますので、この期間に近接して日曜窓口が行われていることとなります。これによりまして、住民サービスは維持されているものと考えているところでございます。  以上です。 10 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 11 ◯4番【野口康宏君】 それでは、次に、窓口業務の時間延長についてですが、現在、住民サービスの在り方について検討しているということですが、具体的には、どういうことを検討しているのか伺います。 12 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 13 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えをいたします。  現在、行財政改革推進本部会で、住民サービスの向上について、時間外窓口の開設や事務の簡素化などを種々検討しているところでございます。その中で、時間外窓口の開設につきましてもどうあるべきかにつきまして、検討を行っているというところでございます。  以上です。 14 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 15 ◯4番【野口康宏君】 それでは、今後のスケジュールはどのようになるのでしょうか。 16 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 17 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えをいたします。  行財政改革推進本部会での検討を本年度中に終え、行財政改革推進委員会への諮問、答申を終えた後、早期にできるものは、来年4月1日から実施したいと考えているところでございます。  以上です。 18 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 19 ◯4番【野口康宏君】 分かりました。  窓口業務の時間延長につきましては、職員の負担が増えないような方法で、実施に向けて、ぜひ前向きに検討していっていただきたいと思います。  次に、農業支援についてであります。本村に3名の新規就農者が定着したとのことで、支援センターの実績も上がってよかったと思います。  そこで、新規就農者3名の栽培品目を教えてください。 20 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 21 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  議員のおっしゃるとおり3名、定着しました。3名のうちの2名につきましては、畑作でございます。主にネギを栽培しているということです。もう1名につきましては、施設野菜で空きハウスを借りまして、トマト栽培を行っております。  以上です。 22 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 23 ◯4番【野口康宏君】 分かりました。せっかく長生村で就農したわけですから、村としてもできるだけの支援をお願いしたいと思います。  次に、農業次世代人材投資資金申請補助を行っているということですが、この資金の内容を教えてください。 24 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 25 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  50歳までの新規就農者に対しまして、技術の習得や所得の確保を目指し、農業経営が安定するまでの5年間、年間150万円の給付金を支給するというものでございます。  以上です。 26 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 27 ◯4番【野口康宏君】 新規就農者の確保については、長生農業独立支援センターが有効に活用され、実績もあるということですので、今後も長生村の農業を守るため、同センターを利用しながら、農業従事者の確保を進めていただきたいと思います。  次に、農産物の付加価値化についてですが、以前、長生村特産物生産支援事業補助金や長生村特産品加工販売支援事業補助金という制度があったかと思いますが、この補助金の内容はどのようなものだったのでしょうか。 28 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 29 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  長生村特産物生産支援事業補助金についてでございますが、農林水産業等の者が自ら生産した農林水産物を使用し、特産品を開発するための経費の2分の1に相当する額で、30万円を補助金の上限としておったものでございます。  また、長生村特産品加工販売支援事業補助金につきましては、村内の地域資源や特性を生かして加工された農林水産物の開発経費、こちらも2分の1に相当する額で30万円の補助金の限度ということでしておった事業でございます。  以上です。 30 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 31 ◯4番【野口康宏君】 農家の所得増を図るためには、村の特産物を開発、生産し、販売する必要があると思います。そのための支援として、この両補助金制度は非常に有効であると思われますが、再度、制定することについて、見解を伺います。 32 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 33 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  過去に実施しておりました補助事業の結果として、誰もが知っている特産品を生み出すことができなかった原因を再度検証しまして、村の農林水産業者や商工業者が魅力ある産品を開発するためにどうしたらよいか、継続して検討していきたいと考えております。 34 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 35 ◯4番【野口康宏君】 特産物を開発し、農産物に価値を付加して販売することは、農家の所得向上に非常に有効でありますので、前向きな検討を求めます。  次に、高齢者に対するごみ出し支援についてですが、村長の答弁の中で、現在、社会福祉協議会に配置している生活支援コーディネーターが、高齢者の自宅を訪問して、生活支援に係るニーズ調査をしているとありましたが、生活支援コーディネーターとはどういう役割の人でしょうか。 36 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 37 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  生活支援コーディネーターの役割ということでございますが、生活支援コーディネーターの配置については、介護保険制度における介護予防事業などの地域支援事業の中で位置づけられております。別名で、地域の支え合い推進員とも呼ばれていて、役割については、高齢者の買物やごみ出しなどの生活する中での困り事や、介護予防につながるサービスの開発など、地域の方やボランティアなどと連携し、それぞれのニーズに合った支え合い体制をコーディネートしていくことが主な役割でございます。  以上です。 38 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 39 ◯4番【野口康宏君】 それでは、生活支援コーディネーターは何名いて、何か資格を持っている人でしょうか。 40 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 41 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  人数でございますが、村全体を1つの圏域としておりまして、2名配置しております。  また、資格についてですが、基本的には資格要件はございませんが、介護保険制度の一環でもあることから、村では、介護福祉士と介護支援専門員の資格を持っている方を配置しております。  以上です。 42 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 43 ◯4番【野口康宏君】 この項目、最後の質問になりますが、高齢者のごみ出し支援などについて、長期的に実施できる制度の構築に向けて、現状において、何か検討している具体的な案はありますか。 44 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 45 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  村としては、村長からの答弁でもありましたように、ごみ出し支援などの生活支援を考える中で、地域の方やボランティアの方など、住民同士で支え合える体制づくりとしたいと考えております。特に、単身高齢者などの健康状態や、防犯対策も含めた見守り的な役割や、地域で孤立することのないよう、日常生活における話し相手の役割なども含めた制度の構築を目指したいと考えております。  まずは、現在実施している生活支援に係る様々なニーズを個別に調査、把握するとともに、随時広報等を活用し、自治会や地域の介護予防団体、または中学生などへも生活支援ボランティアの案内周知を行いたいと考えております。その他、既存の介護支援ボランティアポイント事業の活用や活動報告会の開催なども検討している状況でございます。  以上です。 46 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 47 ◯4番【野口康宏君】 ありがとうございました。引き続き、前向きな検討を希望します。  続いて、災害対策ですが、災害発生時の情報伝達については、現在行えるあらゆる手段で行っているということだと思います。  そこで、防災無線の戸別受信機について伺いたいと思います。防災無線の戸別受信機の普及台数と普及率はどのくらいかお聞きします。
    48 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 49 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  戸別受信機の令和2年4月1日現在における普及台数は4,000台、普及率は66.36%となります。  以上です。 50 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 51 ◯4番【野口康宏君】 現在、戸別受信機は、アナログ方式とデジタル方式が普及していると思われますが、それぞれの導入台数についてお聞きします。 52 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 53 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  アナログ方式の戸別受信機が3,837台、デジタル方式の戸別受信機が163台でございます。  以上です。 54 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 55 ◯4番【野口康宏君】 普及台数4,000台のうち、デジタル方式の戸別受信機が163台ということですから、割合としては4%ということになります。デジタル方式の普及が多くありませんが、この状況を村はどのように見ているのでしょうか。 56 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 57 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  現在の防災行政無線は、アナログ波とデジタル波双方を送信しているため、当初普及いたしましたアナログ方式で受信が可能でございます。また、受信機の故障もほとんどないことから、デジタル方式への普及が多くならないものと考えているところでございます。  以上です。 58 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 59 ◯4番【野口康宏君】 村の見解は分かりました。しかし、私は、他の要因として、デジタル方式の戸別受信機を導入する際に、戸別受信機1台につき1万5,000円の分担金がかかります。このことが、普及の障壁になっているのではないかと思います。  そこで、デジタル受信機の普及に向けて分担金をなくことができないか、村の見解をお聞きします。 60 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 61 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  村は、防災行政無線の整備を進める中で、平成18年に、アナログからデジタルへのシステム移行に合わせて、戸別受信機もデジタルへと移行いたしております。移行するに当たり、アナログ戸別受信機の購入価格が3万円程度であったのに対し、デジタル戸別受信機が、定価が5万5,000円から6万円程度でありましたので、村の財政への影響を考慮し、3分の1程度、金額にいたしまして1万5,000円を使用者に負担していただくことにより、村と住民が負担を共有することにより、事業継続を図ることを目的として、御協力をいただいているものでございます。よって、本制度の趣旨を御理解いただいた設置者の方々との公平性を確保しなければなりませんので、村といたしましては、分担金をなくす考えはございません。  以上でございます。 62 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 63 ◯4番【野口康宏君】 利用者負担の公平性の確保は分かりますけども、防災行政無線の戸別受信機は、住民の生命と財産を守るため、最も重要な情報伝達の手段であると思われますので、その普及を進めるためにも、分担金の撤廃を求めて、この質問は終わりにします。  最後に、ドローンの活用についてであります。ドローンなどの農業機械の導入については、村の農業機械導入支援事業補助金の中で取り入れることも考えていると伺いました。補助率はどのようになっているのでしょうか。 64 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 65 ◯産業課長芝崎信幸君】 現在の農業機械導入支援事業の補助率でございますが、事業費の3分の1以内で300万円を限度としております。  以上です。 66 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 67 ◯4番【野口康宏君】 それでは、村の補助金以外に、ドローンの導入に対し支援できるものはあるのでしょうか。 68 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 69 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  今年度の実績で申し上げます。今年度は国の補助事業を使いまして、事業名は、担い手確保経営強化支援事業という事業を活用しまして導入いたしました。  以上です。 70 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 71 ◯4番【野口康宏君】 農家の収入を増やすことはもちろんですが、経費の削減や省力化も必要です。村長の答弁にあったとおり、ドローン所有者による共同防除ができれば、稲の生育に合わせ適時に散布でき、また、ドローン所有者のメリットになると思いますが、見解を伺います。 72 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 73 ◯産業課長芝崎信幸君】 議員のお見込みのとおり、自らの農地のみを利用している機体を、作業受託に利用することになると思われます。機体の有効利用だけでなく、所有者の所得の向上につながるものと確信しております。  以上です。 74 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君。 75 ◯4番【野口康宏君】 以上で質問を終わります。ありがとうございました。 76 ◯議長【小倉利一君】 4番野口君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は、10時30分とします。                午前10時18分 休憩                午前10時30分 再開 77 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き、会議を開きます。6番塩谷君。              [6番 塩谷法道君 登壇] 78 ◯6番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道です。議長の許可が出ましたので、質問します。  新型コロナウイルスの最初の患者が認定されてから1年が経過しましたが、依然として猛威を振るっており、米国、ジョンズ・ホプキンズ大の集計によりますと、世界での感染者6,800万人、死者155万人を超えました。米国では、感染者1,517万人、死者28万6,000人を超えました。国内では、感染者17万人を超え、死者は2,500人に迫っています。しかも、昨日は感染2,790人、重症552人と過去最多となりました。この重大な事態に直面しても、菅政権は、事もあろうに、コロナ後の経済対策を最重要課題と位置づけ、医療崩壊を防ぎ、国民の命を守ることに集中しようとしていません。政府の感染症対策分科会の尾身会長が、GoToトラベルは不要不急の外出だとして指摘しているのに、来年6月まで延長するという、もはや統治能力なしと言わなければなりません。  今、国民が求めているのは、1、検査体制の確立、2、自粛を求めるだけでなく十分な保障すること、3、医療体制の確立と医療従事者への十分な支援策の確立などの施策を断行することです。コロナ対策において、国と千葉県が効果的な対策を取ってくれない中で、市町村自治体が大変苦労しているわけであります。10ヶ月余りにわたって、感染者ゼロを誇っていた当村にも、ついに感染者が出たことが報告されました。しかも残念なことに、私が9月会議で指摘をしましたが、感染者は首都圏への40代の通勤者でした。私はこのことを恐れて、首都圏に通勤通学する人たちに対して悉皆検査を行って、早く感染者を発見するとともに、保護し治療を援助し、周りへの感染拡大を防ぐべきだと指摘したのであります。また、高齢者施設などでのクラスターの発生も報道されています。  そこで、以下の点について、9月会議に引き続き質問します。  第1に、PCR検査の徹底についてであります。  1つは、再度、長生郡市における検査体制の構築を求めます。  2つは、いすみ医療センターの教訓を学び、開かれた検査場を造るよう求めます。  第2に、情報の公開についてです。非公開では、正鵠を射た感染防止対策はできません。感染経路を追跡し、接触者を明らかにして保護する上で欠かせないと考えますが、いかがですか。  第3に、流言飛語、フェイクの防止対策の設定についてです。公開しない理由に、感染者や関係者への世間の非難がありますが、これは絶対に避けなければなりません。住民全体で感染者を守り、感染の拡大を防ぐことこそが必要であり、フェイクを許さない世論の構築が求められます。そこで、フェイク防止のために、1つは、村、村民全体に対する広報活動、社会教育での徹底が必要ですが、どのように行いますか。  2つは、小中学生に対する防止対策教育の徹底をどのように行いますか、それぞれ具体的な対応策を伺います。  次に、種苗法改正に反対し、村条例によって、村民の自家増殖の原則を守ることについてであります。種苗法改悪が強行されましたが、これは、農家の自家増殖を原則禁止とする一方で、民間の品種開発意欲を阻害しないようにとの口実で、企業参入の拡大を狙い、多国籍企業を利するものであり、ひいては日本の食の安全を脅かすものであると考えますが、いかがですか。  また、農業経営を守り、地域農業、伝統農業を守るために、農家の自家種苗を守り育てるための条例を制定すべきだが、いかがでしょうか。  最後は、乳幼児、児童の保育・教育を守るという点です。  1つは、保育事業の充実について、国の設置基準では不十分だという声が現場から出ていますが、村としてはどのようにしていこうと考えていますか。  2つは、少人数学級の実現への第一歩を踏み出すべきだが、当面、中学校の1学年4クラスの実現を目指すことから始めたらいかがでしょうか。具体策を工夫することを求めます。  3つは、小中学校の給食費の無料化を実現すべきであり、当面、中学校の無料化に着手すべきと考えますが、いかがですか。  4つは、小中学校の特別教室、体育館のエアコン設置を実現するよう再度求めます。  以上で、最初の質問を終わります。 79 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 80 ◯村長【小高陽一君】 6番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項1の(3)の2点目、そして、質問事項3については、教育長から答弁させます。  質問事項1、新型コロナウイルス対策についての(1)PCR検査の徹底についての1点目、再度、長生郡市における検査体制の構築を求めますとの御質問ですが、現在、茂原市長生郡医師会では、発熱などの症状のある方が、かかりつけ医療機関でPCR検査ができる体制整備を行っております。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するためには、日常的な感染予防に加え、感染者の早期発見、早期隔離が重要だと認識をしております。検査対象者の拡大や検査体制の整備については、引き続き、茂原市長生郡医師会、長生健康福祉センターと連携し、対応してまいります。  2点目、いすみの教訓を学び、開かれた検査場を造ることを求めますとの御質問ですが、いすみ市では、いすみ医療センターにPCR検査室を開設しておりますが、長生郡市でいすみ市のように開かれた検査場を造ることは、場所やスタッフの確保などの問題があるため、現状では難しい状況にあります。PCR検査のできる医療機関名は、風評被害による患者の減少等の問題があり、現段階では非公表となっておりますが、今後も、茂原市長生郡医師会、長生健康福祉センターと協議を重ね、公表できる段階になりましたら、住民の皆様へ周知をしてまいります。  (2)情報の公開について非公開では正鵠を射た感染防止対策はできません。感染経路を追跡し、接触者を明らかにして保護する上で欠かせないと考えますが、いかがですかとの御質問ですが、新型コロナウイルス感染症患者は、感染症法に基づき医師が健康福祉センターに届けることにより把握されております。患者が確認された場合は、健康福祉センターが感染症法に基づき積極的疫学調査を実施するとともに、濃厚接触者を把握し、濃厚接触者に対する健康観察や外出自粛等により感染拡大防止を図っております。今後も長生健康福祉センターと連携しつつ、公表できる情報については正確に住民に公表し、感染拡大防止を図ってまいります。  (3)流言飛語、フェイクの防止対策の徹底についての1点目、村民全体に対する広報活動、社会教育での徹底をどのように行いますかとの御質問ですが、新型コロナウイルスは誰もが感染する可能性があり、誰もが気づかないうちに人に移してしまう可能性がある感染症です。感染された方や感染リスクと戦いながら頑張ってくれている医療従事者の皆様や御家族に、いわれのない差別や偏見の目を向けることが絶対にないよう、ホームページや広報紙等でフェイクの防止を行ってまいります。  今後も、新型コロナウイルス感染者に対しては、正確な情報を入手し、人権と個人情報保護に配慮した公表を村のホームページで行ってまいります。村民には不確かな情報に基づく不当な扱いや嫌がらせ、いじめ、SNSなどのインターネット上での誹謗中傷等をしないようお願いし、フェイクを許さない世論の構築に努力してまいります。  質問事項2、種苗法改正に反対し、村条例によって、農民の自家増殖の原則を守ることを求めますの1点目、種苗法改正が強行されましたが、これは、農家の自家増殖を原則禁止として、企業参入の拡大を狙い、多国籍企業を利するものであり、ひいては日本の食の安全を脅かすものであると考えますが、いかがですかとの御質問ですが、この改正案は、去る2日、国会において審議可決されておりますが、近年、国内で多くの時間と費用をかけて開発した種苗が、外国で名前を変えて生産され、産地化していると報道されております。種苗法の改正は、産地や生産者を守るために必要な改正と認識しております。  また、議員御指摘の種苗の増殖については、現種苗法においても、登録品種では許諾を得る必要があります。これは、品種登録がされているものを許可なく増やすことはできないことを意味します。しかしながら、登録期間25年、樹木は30年を過ぎた一般品種については、何も規制を受けるものではないと説明されています。よって、改正法に対し賛否を申し上げるつもりはございませんが、産地を守るための法改正であり、日本の食の安全を脅かすものではないと考えております。  2点目、農業経営を守り、地域農業、伝統農業を守るため、農家の自家種苗、種子を守るための条例を制定すべきだが、いかがですかとの御質問ですが、質問事項1点目のとおり、品種を守ることで産地を守ることができる法改正であることと、伝統的な種苗であれば、登録品種の期間を過ぎ、一般品種化しているため、規制を受けることはありませんので、村独自で条例制定は考えておりません。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 81 ◯議長【小倉利一君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 82 ◯教育長【木島晃一君】 6番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、新型コロナウイルス対策についての(3)流言飛語、フェイクの防止対策の徹底についての2点目、小中学生に対する流言飛語防止対策、教育の徹底をどのように行いますかという御質問ですが、私からは、コロナ禍での人権教育について答弁をさせていただきます。  村では、今年8月25日、文部科学大臣の指示により、「コロナ感染者への差別や中傷しない」緊急メッセージを、児童生徒に指導、配付し、併せて、同メッセージを保護者に配付したところでございます。教育委員会といたしましても、教職員に誤った認識や不確かな情報に惑わされず、科学的根拠に基づいて行動するよう指導しております。また、児童生徒には、特別の教科道徳等で、差別や偏見、誹謗中傷を許さない、そのような言動があったときは同調せず、やめるよう声を上げることを指導徹底しております。  質問事項3、乳幼児、児童の保育・教育を守るためにの1点目、保育事業の充実について、国の設置基準では不十分だという現場の意見が出ているが、村はどのようになっており、どのようにしていく考えかとの御質問ですが、保育所の場合、多様な児童も増えてきておりますので、国基準では保育が成り立たない場合もございます。村といたしましても、今後も国基準を最低基準として、必要に応じて加配措置で対応したいと考えております。  2点目、少人数学級の実現へ当面、中学校の1学年4クラスの実現を目指すべきとの御質問ですが、現在、中学校は1年生と3年生につきましては、学級編制基準の弾力的な運用を活用し、各クラス30名になっております。また、2年生は94名を3クラスに分けているため、各クラス30名前後の学級となっております。来年度の新1年生も学級編制基準の弾力的な運用を活用し4クラスにしますので、各クラスに28名前後となります。当面、中学校は30人前後の少人数学級となります。  3点目、小中学校の給食費の無料化を実現すべきであり、当面、中学校の無料化に着手すべきとの御質問ですが、給食の無償化につきましては、以前から答弁のとおり、他事業との兼ね合いもあり、現在のところ考えておりません。  4点目、小中学校の特別教室、体育館にエアコンを設置するよう求めますとの御質問ですが、特別教室、体育館のエアコン設置については、以前からの答弁のとおり、現在のところ考えておりません。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 83 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。6番塩谷君。 84 ◯6番【塩谷法道君】 第1答弁では独立した開かれた検査場を造ることは、現時点で困難ということでしたが、やはり、いすみ医療センターの教訓は学ぶべきものがあると思います。なぜ、いすみ医療センターのPCRセンターが、地域の感染拡大を阻止したかについて、どのように把握していますか。 85 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 86 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  いすみ医療センターのPCRセンターは、ドライブスルー方式で行われており、また、場所も公表されております。医師の判断に応じて、早期にPCR検査を受けられる体制が、地域の感染拡大を阻止したと伺っております。  以上です。 87 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 88 ◯6番【塩谷法道君】 この教訓を学んで、引き続き、長生郡市でも開かれた検査センターを設置するよう努力していただきたいと思います。  現時点においては、唾液によるPCR検査が可能となり、医療従事者が感染するリスクが減ったので、検査を実施する医療機関を増やしていくことになる、こういう方針のようでございます。現実にこの村でもそういう場所があると思いますけれども、公表できる段階になったら住民に周知するということですけれども、一日も早く公表できるよう努力していただきたいが、いかがでしょうか。 89 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。
    90 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  PCR検査のできる医療機関の公表については、医師会及び個々の医療機関の判断となります。先ほどの村長からの答弁のとおり、今後も、茂原市長生郡医師会、長生健康福祉センターと協議を重ねてまいります。  以上です。 91 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 92 ◯6番【塩谷法道君】 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部からの連絡では、医師の判断により、医療機関がPCR検査や抗原検査を実施する場合は、自己負担を求めない。また、感染者多発地域やクラスター発生地域においては、医療施設、高齢者施設などに勤務する者や、入院、入所者については、行政検査の対象となるとあり、国、県の負担でできるのだから、一日も早く検査体制の確立を求めます。  また、フェイクの防止について、明快な答弁をいただきましたが、何度でも徹底していただきたいと思います。とりわけ、生徒の保護者に対する文科大臣の指示では、具体的なメッセージがあったと聞いていますが、どんな中身ですか。 93 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 94 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  今年8月に、萩生田文部科学大臣から、児童生徒、また、保護者や地域の方へ発出されたメッセージについて、一部でありますが、読み上げさせていただきます。  「第1に、感染者に対する差別や偏見、誹謗中傷等を許さないことです。そして、自分が差別等を行わないことだけでなく、感染した個人や学校を特定して非難する、感染者と同じ職場の人や医療従事者などの家族が感染しているのではないかと疑い、悪口を言うなど、身の回りに差別等につながる発言や行動があったときには、それに同調せずに、そんなことはやめようと声を上げていただきたい。人々の優しさは、ウイルスとの闘いの強い武器になります」。  以上でございます。 95 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 96 ◯6番【塩谷法道君】 大臣のメッセージもなかなか中身がありますし、このフェイク防止の徹底をさらに強めていただきたいと思います。  日本共産党長生村議員団としては、11月25日に、小高村長に対して、予算要望書を提出し、その中でも、検査センターの設置、都市部への通勤者などへのPCR検査、介護福祉施設などへの行政検査、保健所の体制強化、医療機関の減収補填、療養施設の確保などを要望しましたが、村と広域圏組合、医師会と一体となって県を動かし、国を動かして、村民の貴い命を守り抜いていこうではありませんか。これでコロナ関係の質問は終わりたいと思います。  続いて、種苗法の関係ですけれども、1回目の答弁で、種苗が、外国で名前を変えて生産され、産地化されという表現がありましたけれども、どのような中身と承知しているのですか。 97 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 98 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  種苗が何らかの方法で海外に流出し、種子が栽培され、現地の多くの生産者により栽培加工され、それがまた、他の国に輸出されているというような事例を伺ったことがあります。 99 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 100 ◯6番【塩谷法道君】 そのような事例は、これまでの法律でも、きちんと海外で品種登録すれば無断栽培を止めることはできたはずだと承知していますが、いかがですか。 101 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 102 ◯産業課長芝崎信幸君】 そのとおりということになりますが、その品種を登録するのは、それぞれの国の手続になります。村としてお答えする範囲を超えておると思います。また、どのような経路で海外に作物が流出したのかも村での方では把握しておりません。  以上です。 103 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 104 ◯6番【塩谷法道君】 これまでの政府の怠慢を棚に上げて、あたかも今回の改正で無断登録を防げるようになったかの宣伝をして、自家増殖を原則禁止する改正は、到底許されません。種苗法の改正は、産地や生産者を守るためとの答弁があったが、長生村に、これに該当する品種や生産者がいますか。それは何と何ですか。 105 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 106 ◯産業課長芝崎信幸君】 現在、長生村で栽培されている登録品種についてお答えさせていただきたいと思います。主食用水稲としまして、粒すけ、ふさこがね、また、家畜のえさになりますホールクロップサイレージ用の稲、WCSと申しますが、WCS用の稲のたちすずか、サツマイモの紅はるか、落花生のおおまさり、Qなっつなどが該当すると考えております。 107 ◯議長【小倉利一君】 6番番塩谷君。 108 ◯6番【塩谷法道君】 これらの作物は登録品種であり、生産者の権利が守られると考えておられますか。 109 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 110 ◯産業課長芝崎信幸君】 現在、そのように種の生産者についての権利は守られていると思います。 111 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 112 ◯6番【塩谷法道君】 問題は登録期間の過ぎた一般品種については、何ら規制を受けるものでないという答弁がありましたけれども、米では、これに相当する種類が長生村では何がありますか。例えばコシヒカリは、育成者権がない一般品種とされていますが、コシヒカリ新潟BLなどの登録品種も含まれていると聞いています。長生村ではどんな品種が栽培されていますか。 113 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 114 ◯産業課長芝崎信幸君】 長生村で栽培しております一般品種についてお答えさせていただきます。  まず、コシヒカリ、ふさおとめ、ミルキークイーンなどが主食用水稲として栽培されております。その他にも、もち米ですが、ヒメノモチという種類が栽培されております。  以上です。 115 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 116 ◯6番【塩谷法道君】 特産物に力を入れている地域では登録品種が多く、影響が大きくなります。農水省は、ブドウでは登録品種は9種類といいますが、山形の大粒種は56%、北海道の小麦は99%、大豆は86%が登録品種です。沖縄県のサトウキビは半数以上が登録品種だと言われています。長生村におけるトウモロコシや大豆など主な生産品種では、自家増殖はどのくらいなされていますか。 117 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 118 ◯産業課長芝崎信幸君】 自家消費用で栽培されている種子を取ったり、一代雑種、いわゆるF1と言われているものですが、実用化が困難とされている豆類はそれに当たると思いますので、多くの農家で自家増殖は、少なからず行われていると考えております。 119 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 120 ◯6番【塩谷法道君】 長生村における自家増殖にはどのぐらいの影響が出るのか調べていますか。今後、新たな負担が増えることはないと確信を持って言えますでしょうか。 121 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 122 ◯産業課長芝崎信幸君】 新品種ですが、農業者が栽培したいと考えている品種があれば、種の購入の費用は、当然、発生してくると考えます。しかしながら、どの品種を栽培するか農業者の判断で行っておりますので、全てが負担増につながるとは考えておりません。  以上でございます。 123 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 124 ◯6番【塩谷法道君】 現在我々が使っている種は、その多くがアメリカ産であり、巨大な多国籍種子企業の種です。我々が、村の特産品にしようと、資金と労力を傾注しているヒマワリ油においても、日本に多く出回っている病気を防ぐ青い蛍光色の薬剤が塗られたヒマワリの種ではないかと危惧しています。この種は、北海道ではたくさん使われているわけですけども、この種の製造元はシンジェンタという種苗・農薬の販売で、市場の寡占化を進めるバイオ巨大企業の1つです。しかも、トウモロコシや野菜の種に使われているハイブリッド技術で加工された一代雑種であり、F1ですね。これが市場を席巻しており、農家はいや応なく毎年種を買わされているわけです。これでも、今回の法改正が産地を守るための法改正と言えるのでしょうか。 125 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 126 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  一代雑種、通常F1と呼ばれているものですが、御存じのとおり、メンデルの法則を利用したもので、植物の両親が持ついいところが、一代に限り全ての種に現れ、劣性が陰に隠れているということになります。農家は、安定した収量や品質を維持するための選択された一代雑種の種子を使用しております。 127 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 128 ◯6番【塩谷法道君】 答弁の中で日本の種の安全を脅かすものでないと述べておられますが、多国籍農業関連企業、アグリビジネスというそうですけれども、有名なバイエル、シンジェンタなど、上位4社が種苗市場の6割以上をシェアしていると言われています。このバイエル社は、あの有名な除草剤で重大な被害をもたらしたモンサント社を買収した企業です。モンサントの主力商品だった除草剤ラウンドアップは、アメリカでは、12万5,000人余りに大きな被害を与え、約1兆1,600億円の賠償金を支払う、そういう和解が成立し、その賠償金を肩代わりしてもらったわけです。バイエル社はモンサントの買収で、農薬種子分野のトップ企業に踊り出たわけです。日本では既に遺伝子組換え作物の栽培は140件も認可され、3年後には、遺伝子組換え作物でないという表示ができなくなるとされています。ゲノム編集は表示の義務もなく、食の安全が一層脅かされることになると言われています。これでも、日本の食の安全を脅かすものでないと言い切れますでしょうか。 129 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 130 ◯産業課長芝崎信幸君】 生産者も消費者も、食の安全は第一と考えております。日本の食を守ることにつきましては、国も地方公共団体も、農業施策の最優先事項として今後も取り組んでまいりたいと思います。村民の食の安全が脅かされることが考えられれば、当然、対応してまいりたいと考えております。  以上です。 131 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 132 ◯6番【塩谷法道君】 今回の法改正は、2018年の主要農産物種子法の廃止とセットで考えるべきであります。安倍前首相が、世界で一番企業が活躍しやすい国を目指すとして、農業の企業化を進めようと、種子法の廃止を強行したわけです。理由は、国の研究機関や各県の農業試験場などの公的機関があると、民間の種苗会社が参入できないからというのですから、何をかいわんやです。農水省は17年12月の知的財産戦略会議で、自家増殖が種苗開発への民間参入の障害になっている。つまり、自家増殖を原則禁止して、登録品種の種子は全て種苗会社から購入させる仕組みを整える、これが今回の改正の真の狙いだったと言わなければなりません。このような見解については、どのようにお考えでしょうか。 133 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 134 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  国会で審議され、採決されているものでありますので、議会制民主主義の観点から、その判断に従いたいと考えています。 135 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 136 ◯6番【塩谷法道君】 種苗法改正の前段階でありました、先ほど申し上げた種子法の廃止については、全国の農民と食の安全を守るという人たちの運動によって、各都道府県において種子条例をつくってきております。内容を理解しておられるんでしょうか。 137 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 138 ◯産業課長芝崎信幸君】 廃止された種子法につきましては、国が品種改良等をするための財政支援の根拠となる法律であったと承知しております。その法律が廃止されたということで、各都道府県で条例をつくり、財政支援をしていくということになろうかと思います。  以上です。 139 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 140 ◯6番【塩谷法道君】 こういう国の政治の中でも、悪い結果に対して、地方ではやっぱり、これに抵抗するわけですね。だから地方議会では、多くの議会、今のところ、22、23の道と県だと思いますけれども、これに対抗するために、種子条例というのをつくって、種子を守ろうとしているわけです。この点について、千葉県でもようやくこの10月13日に千葉県主要農産物等種子条例が成立しました。全国で22番目と聞いておりますけれども、先進的な県の条例と比較しますと、不十分な点が多いのですけれども、国の不当な種子法廃止に対抗するものとして評価できます。これらの点については、どのようにお考えでしょうか。 141 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 142 ◯産業課長芝崎信幸君】 現在、私の手元にはその条例がありませんので、後ほど拝見したいと思います。 143 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 144 ◯6番【塩谷法道君】 県の条例は従来のものに対して、千葉半立という落花生を加えていると聞いております。この点は評価できます。ただ、国の種苗法改正を忖度したのか、「農業競争力強化支援法の趣旨も踏まえ」などという相反する理念を目的に挿入するなど、ちょっと及び腰と言わなければなりません。それは、進んだ県の条例では、県の責任を明記するとともに、財政措置もしっかりとうたい、「優良な種子の安定的供給を図り、もって、本県の主要農作物等の品質の確保及び安定的な生産に寄与することを目的とする」と高らかにうたい上げています。村として、県条例に基づく施策として、農協と生産関係団体と協力しつつ、農家の自家増殖を守り育てる方策を研究すべきと考えます。とりわけ、今後、村の特産物を育成していくという上でも、種を守り、自家増殖を進めることが極めて大切と考えますが、いかがですか。 145 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 146 ◯産業課長芝崎信幸君】 県の条例の方に従いたいと思います。 147 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 148 ◯6番【塩谷法道君】 食の安全の見地から、全国で有機農業が提唱され、全国で、取組が始まっております。有機農法にとって、自家増殖ということが絶対条件、必要不可欠の条件でございます。多国籍巨大アグリビジネスの遺伝子組換えやゲノム変性品種では、有機農法は不可能です。もうけ本位の一代雑種、いわゆる、F1の種を永久に買わされる農民は、とても農業を続けられません。有機農法の推進を図ることを検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。隣のいすみ市においては、有機農法による「いすみっこ」という米を、今、ブランド化してやっております。長生村でももちろん、アイガモ米を準有機農法で作っておられるようですけども、こういうことを振興していく上でも非常に大事なことだと思いますけれども、何か御感想ありますか。 149 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 150 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  「いすみっこ」につきましては、自家採取して更新しているのかということでございますが、「いすみっこ」の種子につきましても、更新はしているということでございます。また、アイガモ農法につきましては、堆肥をしているので、全て自然の自然栽培というわけにはいきません。有機栽培であるということで、減農薬の有機栽培という農法でアイガモ米を作っております。  以上です。 151 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 152 ◯6番【塩谷法道君】 長生村でも、アイガモ米を学校給食に利用しておるし、「いすみっこ」も、いすみ市では、全量学校給食の米に使っております。それが評判を呼んで、全国への販売まで、これから始まろうとしております。ですから、やはりこういうことを進めていく上でも、こういう種苗法のような問題については大いに考えていかなければならないと。農業と農家の経営を守り、ひいては食の安全を目指すという立場に立って、農家の実態をよく見聞きして、国の悪政の下でも、自治体として何かできないのか、こういうことを常に心がけていただきたいということを申し上げて、この項目についての質問を終わりたいと思います。  続いて、教育の問題になりますけれども、御答弁の中で保育の場合、加配措置で対応したいと答弁されておりましたけれども、どういう制度でしょうか。 153 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 154 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  保育所の場合、いろいろなお子様を預かっているわけですので、特別な支援、介助が必要なお子さんや、手がかかるお子さんもいます。そのような中で、国の基準で配置しますと、暴れたりなんかして保育が成り立ちませんので、面接などを通じて必要人数を加えて配置しております。  以上です。 155 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 156 ◯6番【塩谷法道君】 とても手厚い対応をしておられると思います。私が関係している乳児院などでもお話を聞きますと、やはりゼロ歳から3歳までですから、特にゼロ歳から1歳なんていうのはほとんど保育士が抱いてあげることが仕事になるわけです。そうすると、2人に1人というような配置基準ではとても間に合わないことがあるというようなことで、この長生村においても、そういう加配措置を取っておられるということで、非常にいいことだと思います。  また、学級編制の弾力的運用という御答弁がございましたけれども、どんなふうにされているのでしょうか。 157 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 158 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 学校での弾力的な運用とは、児童生徒の実態を考慮しまして、学級編制基準値を下回る人数で、編制が必要であると認められる場合、特例として運用できるものでございます。  以上です。 159 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 160 ◯6番【塩谷法道君】 結果として、長生村の場合には、前回も言いましたけれども、小学校の場合はもう大体20数名というような形で、事実上30人以下の学級を実現しております。今回もそういう特例運用されまして、中学校が30人前後という、かなり少人数学級になっていて、とてもよいことだと思います。最終的には、さらに理想的と言われる20人以下の学級を目指して、共に運動を進めていこうではありませんか。  最後に、学校給食の問題ですけれども、前回の質問でも言いましたけれども、例えば大多喜町の場合には、最初、何しろ中学3年生から始めて、生徒たちや保護者に対して、学校給食の無料化というのはこういうもんだよというのを知らせることが大事だということで、まず、予算の少なくて済む3年生1学年だけに限って実施して、その結果を見て、中学校全体に広げ、さらに小中学校全体に広めていったという経過をたどっているわけです。ですから、もちろんいろんな事業がありますから、事業との関係でできないという御答弁、これで2回目か3回目ですけれども、やっぱりそういう少しでも前進させる、検討を進めるということはあってもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 161 ◯議長【小倉利一君】 教育長。 162 ◯教育長【木島晃一君】 塩谷議員の質問について御答弁をいたします。  私自身は教育現場を預かる身としまして、常に、保護者の経済負担軽減を図るということを頭に置いておることでございます。そういうことで、しかしながら、私が言うまでもなく、Society5.0時代を迎えまして、教育も変革が求められているのも事実でございます。それで村といたしましても、電子黒板やタブレットの積極的な活用など、デジタル時代に対応した教育環境を整備していかなくちゃいけないということが、私自身にも頭にあるわけでございます。教育委員会といたしましても、優先順位を常に検討いたしまして、喫緊の課題については前向きに対応していこうじゃないかということで、確認しているわけでございます。  そういうことで、第1答弁で申し上げた、現時点においては、給食の無料化、54市町村の中で、小さな町は何町かやっているところも私自身把握しております。しかしながら、現時点においては、それはちょっとできないというのが答えでございますので、御理解をいただきたいと思います。
    163 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 164 ◯6番【塩谷法道君】 ですから、もともと義務教育は無償でやるというのが憲法上の精神ですから、そういう方向を目指して、要検討を進めていっていただきたいと考えております。  以上で質問を終わります。 165 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の一般質問を終了します。  以上で通告のあった一般質問を全て終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は、11時30分とします。                午前11時16分 休憩                午前11時26分 再開 166 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き、会議を開きます。      ───────────────────────────── 167 ◯議長【小倉利一君】 日程第2、議案第45号 長生村議会議員及び長生村長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例制定についてから、日程第7、議案第50号 令和2年度長生村公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)まで、質疑、討論、採決を順次行います。  議案第45号 長生村議会議員及び長生村長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例制定について、質疑を行います。6番塩谷君。 168 ◯6番【塩谷法道君】 この条例では、選挙運動用ビラについて、金銭の話はありますけれども、枚数の規定がなくて、お宅からいただいた参考資料を見ますと、1枚当たり7円51銭で、村議選挙は1,600枚となっておりますけれども、所帯が5,000以上あると思うんですけれども、なぜ1,600枚という少ない数になっているのでしょうか。 169 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の質疑に対する当局の答弁を求めます。総務課長。 170 ◯総務課長田中喜宣君】 ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  これにつきましては、公職選挙法の施行令の中に規定されておりまして、作成枚数が規定されております。その中で村長選挙5,000枚、村議会議員選挙につきましては1,600枚という規定をされておりますので、村の条例につきましては、これを引用しているというところでございます。  以上です。 171 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 172 ◯6番【塩谷法道君】 そうすると、これは公費負担分の計算上1,600枚で計算しているということであって、枚数は何枚出してもいいと考えてよろしいですか。 173 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 174 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えをさせていただきますが、確かに1,600枚、ここでは公費の負担となります。しかしながら、選挙ビラを配布するためには、選挙管理委員会への届出が必要となります。その中で、選挙管理委員会が認めたという証紙を添付していただいた上でそれを配布するということになりますので、それ以外のものにつきましては、選挙運動用のものとしての認められないということになりますので、1,600枚を超えるものを作ったとしても、証紙は張られないということになりますと、選挙運動には使えないということとなります。  以上です。 175 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 176 ◯6番【塩谷法道君】 それは当然分かっていますけれども。  問題は5,000所帯ぐらいある、しかも有権者が、村でいきますと1万2,000人ぐらいですかね。この人たちにビラを届けられないような、そういう条例というのはやっぱりおかしいです。どう考えても。新しい人が出た場合に、全有権者に広報したいと思うわけですから、それができないというのは全く偏ったおかしな条例と言わなければなりませんけど、どう考えますか。 177 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 178 ◯総務課長田中喜宣君】 法律に従いまして条例化したものでございますので、御理解いただきたいと思います。 179 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 180 ◯6番【塩谷法道君】 まさに間違った法律をつくったと言わざるを得ませんけれども、そういう点で、やはり公費負担をやってくださるのはいいんですけれども、新しい有用な人材が活躍できるようにするためには、やはり選挙も、古い人はもちろんいろんな地縁、血縁全部ありますからいいですけれども、新しい人の場合にはそういうのはないわけですから、ビラというものは非常に大きな役割を果たすわけです。ですから、やっぱりこの辺については、改めていかなければならないなと考えております。  以上です。 181 ◯議長【小倉利一君】 答弁よろしいですね。  他に質疑ございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 182 ◯議長【小倉利一君】 質疑を終結いたします。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 183 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第45号 長生村議会議員及び長生村長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 184 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。  議案第46号 地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 185 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 186 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第46号 地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 187 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。  議案第47号 長生村森林環境整備基金条例制定について、質疑を行います。11番門口君。 188 ◯11番【門口 昭君】 議案の説明のときにちょっと聞き漏らした点があるので、ちょっと確認したいと思います。これは一人当たり1,000円を住民税の均等割の枠を利用して、1人1,000円を徴収して、国に行くわけですね。国に行って、特別会計に入って、それが今度、県と市町村に下りてくると、こういう形だと思うんですね。この森林環境税というのは。それで、森林環境税と森林環境譲与税というのは、紛らわしい名前なんですけど。 189 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君、マイクを利用してください。 190 ◯11番【門口 昭君】 森林環境譲与税というのは、下りてくる方なんですね。そして、その下りてくる割合は、私有林と人工林の面積と、そして林業の就業者数によって案分してくるということですけれども、長生村には、私有林と人工林の面積、そして、林業を営んでいる方がどのぐらいいるかちょっと教えてくれますか。 191 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君の質疑に対する当局の答弁を求めます。企画財政課長。 192 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、お答えをさせていただきます。  譲与基準につきましては、先ほど、門口議員がおっしゃったように、私有林、人工林面積、それから、林業の就業者数、人口等で案分されます。本村におきます林業者数につきましてはゼロ人となっております。私有林人工林面積については、38ヘクタールとされているところでございます。  以上です。 193 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君。 194 ◯11番【門口 昭君】 そうしますとね、一人当たり1,000円を負担して、国税になると。長生村に下りてくる方は。就業者数がいない。人工林と合わせても30ヘクタール、何だか変ですね。税金だけ納めて、村には来ないような、私は何か感覚を持つんですけど、その辺は。その58万円幾らでしたか。それが、昨年度から交付されているということでよろしかったですか。 195 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 196 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えさせていただきます。  昨年度の譲与税につきましては58万4,000円ということになってございます。  それから、もう1点、環境税を払っている割に森林環境譲与税が少ないというようなことでございますが、これにつきましては、国の温室効果ガス排出削減の目標達成、それから災害防止等を図るために、森林整備等に必要な地方財源を、森林のあるところに重点的に配付、譲与するというような規定となっておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 197 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君。 198 ◯11番【門口 昭君】 森林を守るという、その趣旨は、京都議定書、あるいはパリ条約によってなされてきているわけですけども、これ個人が、温暖化も絡んでるのね。森林破壊等も関係して、こういう国際的に条例ができたと。そして日本も加盟して、こういう法律をつくって、税金を徴収するということになってきているわけなんですけれども、個人が負担する1,000円、それはさておいて、環境破壊とか地球温暖化の問題は、個人じゃなくて、企業が大いに関係していると思うんですよ。法人等はどのようなこれ、負担するわけですか。 199 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君、議案の域を超えていると思うんですけども。答弁できますか。企画財政課長。 200 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  森林環境税につきましては、令和6年度から国内に住所を有する個人に対して課税される国税でございますので、法人等についての課税はございません。  以上です。 201 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君。 202 ◯11番【門口 昭君】 これ以上は言いませんけども、環境を守り、森林を守ると。最終的に市町村に回ってきたお金を利用して、間伐とか人材育成、担い手の確保、それから木材の利用促進を図ると。国から下りてきたお金では足りないから基金をつくるということなんですよ。そうですよね。この基金をつくる、条例をつくる目的は。 203 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 204 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  本村におきまして、ただいま設置の目的ということで、森林の整備、木材利用の促進、普及啓発等に関する施策の財源に充てるということで、本村におきまして、このような事業で充当できる額まで歳出が行っておりませんので、今回基金へ積立てをさせていただいて、これを後年度に木材利用の促進等について、効果的に利用するため基金を設置するものでございます。  以上です。 205 ◯議長【小倉利一君】 11番門口君。 206 ◯11番【門口 昭君】 そういう基金を利用して間伐、その他、人材育成、それから木材の利用促進と。利用促進等に、林業そのものを営んでいる人はゼロ人だと。しかしながら、木材を加工したりする業者は何名かいるんですね。そうした場合、その基金からそういった木工関係をやっている会社等に助成とか何かという形で、補助したりとかということも考えられるわけですか、将来。 207 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 208 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  これにつきましては、村が実施する事業となりますので、補助というものに使うということはできないと考えております。  以上です。 209 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますか。15番関君。 210 ◯15番【関 克也君】 私の方からは1点ではあるんですが、質疑をさせていただきます。地球温暖化の問題とも関わって、国際的なことからも来るとは思うんですが、ちょっと前置きで、日本の場合は、今まで、森林を守るということについては、国策として、外の外国の材木をどんどん輸入して、国内を潰すという形で森林が荒廃していったという問題がありますので、そこの国の政策をちゃんと変えないと、今回の場合は、個人に税を負担させて森林を守るというのはちょっと本末転倒だと。非常に問題のあるものではあると思います。ただ、その基金を設置して利用するということであれば、村の森林を守るといいますか、温暖化対策としても、整備された森林をきちっとつくっていく、植林も含めてやるということが大事だと思います。  この目的で森林の整備、木材利用促進、普及啓発等の財源に充てるということでありますが、一応森林を育成するというための間伐などには、もちろん十分使えると思いますけれども、間伐にこの基金を使っていくということは、十分できるのかどうか一応確認です。 211 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の質疑に対する当局の答弁を求めます。企画財政課長。 212 ◯企画財政課長【木島正人君】 議員お見込みのとおり、森林の整備につきましては、間伐や人材育成及び担い手の確保とされているところでございます。  以上です。 213 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 214 ◯15番【関 克也君】 それで、昨日の質問で、NTT、東電の関係の電線を守るという意味合いで、予防伐採を行うということがありました。これは当然、この予防伐採という点で、今回の基金が一定活用できるのかどうかということが1つと、あと昨日の質問で土地所有者がどうしても地籍調査の後でも、なかなか所有者不明であるという場合に、間伐というやり方で、この基金の活用ができる可能性があるのかどうか。2点ですけども、予防伐採、あるいは、不明である場合の間伐ということでは、可能かどうかについて、お願いします。 215 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 216 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、お答えをいたします。  まず、電線を守る予防伐採についての活用につきましては、地域森林計画で、森林の区域等定められている場合は、可能性がないとは言い切れないと考えておりますので、今後の研究課題とさせていただきたいと考えております。  もう1点、土地所有者が不明である場合の間伐はできるのかという、その可能性はどうかということですが、そちらの土地所有者不明の場合は、ちょっと可能性が低いのではないかと考えているところでございます。  以上です。 217 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 218 ◯15番【関 克也君】 以上なんですけれども、活用できるものであれば努力していっていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。 219 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますでしょうか。               (「なし」と呼ぶ者あり)
    220 ◯議長【小倉利一君】 質疑がないようでしたら、これにて質疑を終結します。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 221 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第47号 長生村森林環境整備基金条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 222 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。  議案第48号 長生村国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 223 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 224 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第48号 長生村国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 225 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。  議案第49号 令和2年度長生村一般会計補正予算(第4号)について質疑を行います。15番関君。 226 ◯15番【関 克也君】 49号の一般会計補正予算でありますが、1点だけ質疑をさせていただきます。  18ページになりますが、商工費なんですけれども、緊急地域経済対策事業で、今回1,000万円の補正が計上されております。これは県の規定が緩和されて、収入が3割以上減少ということであれば、中小企業再建支援金が使えると。村も上乗せするということであります。これは非常にいいことであります。それで、過去の50%以上というときもありましたので、そのことも併せて、この中小企業等再建支援金を活用している、あるいは活用しようとしている、そういう個人事業者などが、どういう業種の方たちがどのくらいの割合で活用している、どういう業種の方が活用している場合が多いのかについて、一定程度分かる範囲で教えていただきたいと思います。 227 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 228 ◯産業課長芝崎信幸君】 お答えします。  今までの申請の多い順に業種別で、率で申し上げたいと思います。  まず多いのは、飲食業、小売業も含みますが、今までの申請だと28%。同じ率なんですが、理容業、美容業、宿泊業のサービス業、こちらも28%。建設業で26%。製造業で8%と、主なものを答弁させていただきます。  以上です。 229 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 230 ◯15番【関 克也君】 要望になっていきますが、飲食・小売業、理美容業、宿泊も含めということですが、これがやはり多いということで、過半数になるということでありますので、中小企業再建支援金というのは、県の事業が中心で、それに村が上乗せということではありますが、このコロナが長引いているという状況の中で非常に重要な中小企業支援施策になっていると思います。申請しやすいように、あるいは情報をよく提供していただいて、多くの方が利用できるように努力をしていただきたいということと、もし、これで金額足らないということであれば、さらに補正も考えていただければということを申し上げて、私の質問とします。  以上です。 231 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますか。7番石井君。 232 ◯7番【石井俊雄君】 今回の補正で、イベントなどの中止による幾つかかなり出ていました。総合的な金額が幾らぐらいになるのかというのが1つ。そして、それは多分当面は補正、ごめんなさい、繰越金に充てる、繰越しの方に持っていくと思うんですけども、その繰越しを使って、今年度中に何かそれを使う、そういった予定があるのかどうか教えてください。 233 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君の質疑に対する当局の答弁を求めます。企画財政課長。 234 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、お答えをいたします。  まず、今回の補正予算に計上いたしましたコロナの影響による中止した事業ということで合計を申し上げますと、約2,568万5,000円、これが中止事業となります。先ほどもう1点、これを繰越金に持っていくという話ですが、今回の補正予算では、繰越金ではなく、歳出の方が少なかったということで、歳入の基金繰入金の財政調整基金の方に繰り戻すというような方策を取ってございます。  以上です。 235 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 236 ◯7番【石井俊雄君】 財調の方の繰入れに入れるということで、分かりました。  そこで小高村長に考え方をちょっと聞きたいんですね。2,500、2,600万円のお金は今回使おうとして、予算化されていたけど、新型コロナウイルスの関係で、イベントなどが中止になるので、使わないことになった。分かりました。問題はそのお金は本来村民にいろいろこう、いい意味で利便性というか、影響があったわけですけども、その2,500、2,600万円のお金を来年度の予算でどのように使っていくのか。それ、ちょっと考え方があるのか、教えてください。 237 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 238 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  住民福祉の向上にもちろん使わせていただきます。 239 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 240 ◯7番【石井俊雄君】 抽象的であまりよく分からないんですけども、間違った答弁ではないと思います。例えば私が考えるのは、例えば盆踊りだとか、例えばいろんなイベントとか海岸、海水浴の準備だとか、いろいろ2,500、2,600万円を使おうとしたけど、使わなかったわけですね。そのお金を使って来年度は、例えば景品か何かつけようとしたならば、その景品を倍にしていくとか、何かそういうふうに、考え方ですよ。そういう考え方で、次年度に影響させていくと、そういう考え方というのは持てないんですかね。村長、お願いします。 241 ◯議長【小倉利一君】 石井さんに申し上げます。ただいまの要望だと思いますし、観光協会では盆踊りに村のお金は1円も使っておりません。訂正をお願いします。 242 ◯7番【石井俊雄君】 それは訂正いたします。他のイベント事業で、村が支出するお金、そういったところでいろいろ企画があったわけですけども、それが今回、新型コロナウイルスの関係でやむを得ず中止。その中止したのは、2,500、2,600万円ということで分かりましたけども、そのお金を来年度意図的に増額して、同じイベントをつくるのであれば、そのイベントの中で増額して、参加者に、よかったねと、そういうふうに思ってもらえるような発想、企画、考え方をちょっとお聞きしたいんですよ。 243 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 244 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  当然今、各課からの要望を吟味しているところでございます。それに沿って、今年やれなかったことで、住民が大分落ち込んだ面もございますので、コロナウイルスの結果次第でございますけど、もしコロナの収束が見えたのであれば、住民が、コロナが解決してよかったねと言われるような行事にお金を使っていきたいと思います。 245 ◯議長【小倉利一君】 よろしいですか。  他に質疑ございますか。6番塩谷君。 246 ◯6番【塩谷法道君】 商工費の問題ですけれども、予算審議のときも、また、去年の決算審議のときも言いましたけれども、やはり住民の要望が強いリフォームの補助金を、なぜあんなに要望が強いのに補正で組まなかったのか。どのぐらいの応募者があって、どれだけ採用されたか。そこら辺まず明らかにしていただきたいと思います。 247 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の質疑に対する当局の答弁を求めます。産業課長。 248 ◯産業課長芝崎信幸君】 今年の実績で申しますと、たしか20。手元に資料がございませんので定かではないので、後ほどということにさせてもらってよろしいでしょうか。 249 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 250 ◯6番【塩谷法道君】 それはもちろんいいですけれども、問題は、要望がたくさんあって、いるのに、それに応え切れてないと。だからそれだったら補正で組んで、要望があったものについて遡ってでも補助できるようにすると。それが本当に住民の要求に応えるという政策だと思います。ですから、最低限、今回は組まれてないわけですから、そういう分を、来年度予算にはきちっと組み込むと。従来一番最初400万円ぐらいあったと思うんですけども、今はもう200万円を切っているんですか。だからやっぱり、それを上回る予算を組むということを、この補正に組まれなかったことの反省として、私は要望しておきたいと思います。 251 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 252 ◯議長【小倉利一君】 ないようでしたら、これにて質疑を終結します。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 253 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第49号 令和2年度長生村一般会計補正予算(第4号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 254 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。  議案第50号 令和2年度長生村公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 255 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 256 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第50号 令和2年度長生村公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 257 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。      ───────────────────────────── 258 ◯議長【小倉利一君】 本定例会の会議に付された案件の審議は全て終了しました。  なお、会議録の作成に際し、会議規則第44条により、字句、数字等の整理については議長に委任されたく、御了承ください。  以上をもちまして、令和2年長生村議会定例会12月会議を終了いたします。御苦労さまでした。                午前11時55分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議 会 議 長 署 名 議 員 署 名 議 員 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....