長生村議会 > 2020-09-03 >
令和2年定例会9月会議(第3日) 名簿
令和2年定例会9月会議(第3日) 本文

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  1. 長生村議会 2020-09-03
    令和2年定例会9月会議(第3日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【小倉利一君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【小倉利一君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。5番木嶋君。              [5番 木嶋晴一君 登壇] 3 ◯5番【木嶋晴一君】 おはようございます。ただいま、議長からお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。議席番号5番木嶋晴一でございます。  令和2年の幕が明け、1月16日に国内で新型コロナウイルスの感染が発表されてから、今までに経験したことのない感染症の驚異に日本国全体がさらされております。  まずは、新型コロナウイルスに感染し苦しい思いをされている方に心よりお見舞い申し上げます。また、結果、残念ながら亡くなられた方々に衷心より哀悼の意を表します。このような中で、多くの医療関係者学校関係者、介護施設の職員の皆様、小高村長をはじめ、役場関係者も、今までにない様々な対応をされています。私達住民のために御尽力をいただき本当にありがとうございます。  さて、このような新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、私達は新たな生活様式といわれる、今まで以上に衛生面に心がけた生活をしています。この先のまだ見えない状況下においても、季節は進み、千葉県においても昨年は大きな被害をもたらした台風シーズンが間もなくやってきます。また、大地震等の突発的にやってくる自然災害も、いつ本村を襲うか分かりません。  そこで、質問事項の1として、昨年の台風15号、19号及び21号によりもたらされた豪雨災害による災害経験を踏まえた、コロナ禍といわれる現在における今後の災害対応等の具体策についてお聞きします。  質問事項1の1点目、停電対策及び対応について伺います。  2点目、コロナ禍における避難及び避難所運営について伺います。  3点目、被災者の衛生環境について、昨年の12月会議で民間の入浴施設を村民が利用できるよう協議を進めているとの答弁でしたが、その後の状況について伺います。  続きまして、質問事項の2、農産物の生産における外来植物の脅威に対する取組について伺います。  令和元年12月会議において、外来生物であるスクミリンゴガイ、通常ジャンボタニシについて一般質問をさせていただき、昨日の関議員の質問に対する執行部からの御回答を拝聴し、ジャンボタニシの被害に苦しむ農家の皆様のためによい対策が実施されていくよう、ぜひとも皆様よろしくお願いいたします。  今回は農業生産に影響のある外来植物に注目して質問をさせていただきます。村では、毎年、内谷川の各支線で公費をかけて外来植物のオオフサモを除去していますが、私の見たところ、オオフサモは年々増加し、農業用排水路を詰まらせ、排水機能に影響を与えるほどになってしまっているように見受けられます。ただ単に除去するだけではなく、増加に歯止めがかからないと考えます。根絶させる方法はないのか状況を伺います。  質問事項3、現在、マイナンバーカードの普及を促進するため、国はマイナポイントなどのキャンペーンを実施しています。村におけるマイナンバーカード普及の推進と今後のマイナンバーカードを活用した住民サービスの向上についてお聞きします。  1点目、本村における現在のマイナンバーカードの交付枚数及び交付率はどれくらいか、また、国、県と比較して普及状況はどうか伺います。  2点目、マイナンバーカードの普及推進に向け住民への周知はどのように取り組んできたか伺います。
     3点目、マイナンバーカードを持つことで住民にどのようなメリットがあるか伺います。  以上、3項目について御答弁をよろしくお願いいたします。 4 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 5番木嶋議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、災害対応等についての1点目、停電対策及び対応について伺いますとの御質問ですが、停電対策につきましては、3月会議で関議員の質問にお答えしておりますが、災害時の倒木による電線等のライフラインの被害を未然に防止するため、東京電力と協働による予防伐採の実施を所有者に依頼し、停電対策として実施しております。また、停電対応につきましては、停電が長期化した原因が倒木の処理が進まなかったことによるものでありましたので、速やかに処理が行えるよう、東京電力パワーグリッド株式会社木更津支社と、災害時における停電復旧の連携等に関する基本協定を令和2年7月1日に締結しております。  2点目、コロナ禍における避難及び避難所運営について伺いますとの御質問ですが、新型コロナウイルス感染症と自然災害の複合災害時における避難につきましては、避難所の過密を避けるため、自宅の安全が確認できる場合は自宅避難としていただくことや、親族、友人宅への分散避難をお願いしております。  また、避難所運営につきましては、千葉県が作成した「災害時における避難所運営の手引き」新型コロナウイルス感染症への対応編により、避難所運営を行ってまいります。対応としては、家族ごとに2メートル程度離した滞在スペースの確保、換気は1時間に2回程度実施することや、発熱者には専用のエリアを用意するなど、密閉、密集、密接の3密とならないような具体策が示されておりますので、これにより避難所運営に当たってまいります。  3点目、被災者の衛生環境について、昨年の12月会議で民間の入浴施設を村民が利用できるよう協議を進めているとの答弁でありましたが、その後の状況について伺いますとの御質問ですが、災害時に民間の入浴施設を村民が利用できるよう、太陽の里を経営する株式会社デーベロップヤリタと協議を進め、令和2年3月2日に、災害時における入浴施設等の提供に関する協定を締結しております。  質問事項2、農作物の生産における外来植物の脅威に関する取組についての、外来植物の除去に毎年多額の費用を投じているが根絶させることはできないか伺いますとの御質問ですが、内谷川の各支線では、昭和の時代から、オオフサモという外来の水草を排水機能維持のため重機を使用して除去しております。費用については、今年度280万円、前年度比で100万円程度増加する見込みです。近年では内谷川各支線だけでなく、農業用小排水路や水田へ侵食も見られ、千葉県長生農業事務所や農業者の協力を得て、駆除についての検証を始めています。  質問事項3、マイナンバーカードの普及に向けた取組についての1点目、本村における現在のマイナンバーカードの交付枚数及び交付率はどれぐらいか、また、国、県と比較して普及状況はどうか伺いますとの御質問ですが、総務省が毎月集計している資料で、マイナンバーカード交付状況について、というデータが公表されています。令和2年8月1日時点での本データに基づきお答えいたしますと、長生村の交付枚数は2,371枚、交付率は16.5%となっております。また、国、県の交付率については、国が18.2%、県が19.2%となっております。村の数値と比較しますと、国からは1.7%、県とは2.7%の開きがございます。  2点目、マイナンバーカードの普及推進に向け、住民への周知はどのように取り組んできたか伺いますとの御質問ですが、村はこれまで広報やホームページポスター掲示等で周知をしてきました。また、住民課では、身分証明書のない方やマイナンバー通知カードを紛失されました方に対して、マイナンバーカードの申請を直接案内し、取得を促しております。  3点目、マイナンバーカードを持つことで住民にどのようなメリットがあるか伺いますとの御質問ですが、次のような点がメリットとして挙げられます。まず、マイナンバーを証明する書類として使用できること。本人確認の際の公的な身分証明書として使用できること。各種行政手続オンライン申請に使用できること。コンビニなどで行政上の各種証明書を取得できること。各種民間のオンライン取引に使用できること。以上の点がメリットとして挙げられます。  以上で、木嶋議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【小倉利一君】 第2質問はございますか。5番木嶋君。 7 ◯5番【木嶋晴一君】 ありがとうございました。  それでは、答弁を踏まえて、一問一答式で再質問をさせていただきます。  まず、停電対策ですが、倒木による停電被害を未然に防ぐために予防伐採で対策していると御答弁をいただきましたが、実施に当たり所有者の理解と協力が必要だと思います。協力依頼はどのように行っているのか伺います。 8 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 9 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えをいたします。  村では広報やホームページ予防伐採をお願いするとともに、倒木の危険のある土地所有者には直接依頼をいたしております。また、東京電力パワーグリッド株式会社におきましても、台風接近前の対策に御協力くださいとするチラシを配布し、協力がされているところでございます。  以上でございます。 10 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 11 ◯5番【木嶋晴一君】 東京電力と協働で予防伐採が行われるということですが、その際、東京電力はどのような作業をするのかお聞きします。 12 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 13 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  東京電力は、電線にかかっている枝の除去や、伐採作業を行う際の感電や火災の危険性排除のために必要な措置を講じることとなっております。  以上です。 14 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 15 ◯5番【木嶋晴一君】 村内で予防伐採が行われた場所はあるかお聞きします。 16 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 17 ◯総務課長田中喜宣君】 村といたしまして村内の状況を確認させていただきましたところ、予防伐採が実施されていた箇所はございました。 18 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 19 ◯5番【木嶋晴一君】 何ヶ所実施されていましたか。 20 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 21 ◯総務課長田中喜宣君】 箇所数についての御質問ですが、村内6ヶ所で実施されていることを確認しております。また、現在、予防伐採の実施に向けて、村といたしましては所有者と直接協議を進めている箇所が1ヶ所ございます。  以上でございます。 22 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 23 ◯5番【木嶋晴一君】 災害はいつ起こるか分かりませんので、現在協議中の場所も早期に予防伐採が実施されるよう努力をお願いします。これは要望です。  次に、停電対応について伺います。昨年停電が長期化した原因は倒木処理が進まなかったことであったとのこと、東京電力と本年7月1日に締結した協定により、速やかに行えるようになるとのことですが、これまでと具体的に何がどう変わったのかお聞きします。 24 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 25 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  これまでは、停電復旧にかかる作業に支障となる樹木などの障害物の除去は感電のおそれがあることから、東京電力での復旧を待たざるを得ない状況であり、このことが停電を長期化させた原因となっておりました。このたびの協定の締結により、停電復旧にかかる作業に支障となる樹木などの障害物の除去を、東京電力が村に要請することができるようになっております。その際、感電や火災の事故とならないよう、東京電力は技術員を派遣することとしております。これにより倒木処理が速やかに行えるようになると考えております。  以上でございます。 26 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 27 ◯5番【木嶋晴一君】 倒木処理などは村内の業者で行ってよいということでしょうか。 28 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 29 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  倒木の処理につきましては、村が実施するというようなことになりますので、村内の業者が倒木処理を行うなどは可能となります。  以上でございます。 30 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 31 ◯5番【木嶋晴一君】 これは確認ですが、倒木処理などの費用について、東京電力から村が要請を受けて処理を実施した場合は東京電力が負担することとなると理解してよいのでしょうか。 32 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 33 ◯総務課長田中喜宣君】 この件につきましては、議員お見込みのとおりでございます。このことにつきましては、別途、災害時における停電復旧作業及び警戒作業に伴う障害物等の除去に関する覚書を締結してございます。この中で、東京電力の負担としているところでございます。  以上でございます。 34 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 35 ◯5番【木嶋晴一君】 分かりました。協定を締結したことにより、昨年の災害時よりも改善が図られたと思います。  次に、コロナ禍における避難についてですが、避難所の過密を避けるため、自宅の安全が確認できる場合は在宅避難としてくださいとしていますが、どのように自宅の安全を確認すればよいかお聞きします。 36 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 37 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  村では洪水時における自宅の災害リスクをチェックしていただくために洪水ハザードマップをお配りしております。これにより浸水しない地域であることを確認していただきます。また、浸水が想定されている地域であっても、建物が堅牢で浸水想定以上の高さに部屋が確保できるような場合は自宅での垂直避難も可能となりますので、こうしたことの安全を確認していただくということとなります。  以上です。 38 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 39 ◯5番【木嶋晴一君】 こうした安全確認をした上で在宅避難としていただくことは、現在のコロナ禍では、感染防止の観点からも密集を防ぐため重要だと思います。そこで、住民の周知はどのように行われているのかお聞きします。 40 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 41 ◯総務課長田中喜宣君】 住民への周知でございますが、村では避難行動に関するチラシを自治会配布とするとともに、ホームページにも掲載をいたしております。  以上です。 42 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 43 ◯5番【木嶋晴一君】 在宅避難や知人宅への避難が困難な方は避難所への避難となるわけです。そこで、避難所運営について伺います。新型コロナウイルス感染症への対応で、これまでとは違う避難所運営が求められることから、避難所運営訓練を行う自治体もあります。そこで、村もこうした訓練を行う考えがあるか伺います。 44 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 45 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  避難所における新型コロナウイルス感染症対策として、検温や滞在スペースの確保及び飛沫感染を防ぐためのパーテーションを設置する必要がございます。こうした対応はこれまでの避難所運営にはなかった内容となります。こうしたことから、村といたしましては、避難訓練を9月25日に行うこととしております。  以上でございます。 46 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 47 ◯5番【木嶋晴一君】 現場で混乱が生じないよう訓練をお願いします。また、コロナ禍での避難所運営について、他の自治体と情報を共有しながら、万全を期していただきたいと思います。  次に、被災者の衛生環境について、災害時に太陽の里の入浴施設が利用できるようになったとのことですが、協定内容がどのようになっているのか説明をお願いします。 48 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 49 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  協定の内容につきましては、災害が発生した際、村が入浴施設の提供を太陽の里に要請いたします。村が要請した場合は被災者に利用できる旨を、村が周知いたします。なお、利用に当たり太陽の里からタオルなどの消耗品の提供も受けられるようになっているところでございます。また、利用料につきましては、1人500円となっており、この施設利用料は村が負担することといたしております。  以上でございます。 50 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 51 ◯5番【木嶋晴一君】 昨年の災害経験から、被災者の衛生環境の改善が図られるものと思います。しかし、太陽の里が使えない場合もあると思いますので、利用可能な施設を増やす努力をしていただきたいと思います。この点について御答弁いただけますか。 52 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 53 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  太陽の里以外にも、茂原市にございますイーストとも協議をし、災害発生時に施設の利用相談が行えるようにはなっているところでございます。しかし、これらの施設が被災することも考えられますので、今後は利用可能な施設を増やしていきたいと考えております。  以上でございます。 54 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 55 ◯5番【木嶋晴一君】 分かりました。入浴は衛生面の確保だけでなく、ストレスの低減にもなります。今後も村民のため対策をぜひともお願いします。  これで質問事項の1を終わらせていただきます。  続きまして、質問事項2について再質問をいたします。  毎年村の維持管理費で200万円から300万円かかっているとのことですが、村の他に内谷川の高根、八積両支線を両総土地改良区高根支部が維持管理しています。こちらの排水路の維持管理費ということで、村から補助金が出ているということでよろしいでしょうか。確認いたします。 56 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 57 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  議員のお見込みのとおり、排水路でございますので、事業費の50%を補助しております。  以上です。 58 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 59 ◯5番【木嶋晴一君】 ありがとうございます。つまり、村の単独事業費と補助金分で毎年300万円から400万円程度はオオフサモの除去等にかかっているという認識になるかと思います。駆除について検証されているとのことですが、どのようなことを始めたのでしょうか。 60 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 61 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  千葉県農業事務所によれば、駆除をするには1年間遮光するというようなことで駆除できるというような回答をいただいておりますが、水路や水田はそのような対応はできませんので、現在、農業者の協力を得まして、除草剤を散布してもらいまして、経過を写真で記録しております。きちんと記録することで、オオフサモを除去するか検証していきたいと考えております。
     以上です。 62 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 63 ◯5番【木嶋晴一君】 これだけ増えてしまった植物は完全に駆除することは難しいと思いますが、いろいろな検証をしてよい方法を見つけていただけたらと思います。  最近、千葉県が注意喚起しているナガエツルノゲイトウという外来植物が印旛、山武の地域で広がり、農業用排水路等で増えてしまっているようです。ジャンボタニシオオフサモのような侵入を許して何もしないでいれば、増え過ぎてしまってどうしようもなくなってしまいます。村の状況はどうでしょうか。 64 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 65 ◯産業課長【芝崎信幸君】 ナガエツルノゲイトウという植物は、水路や畦畔、溜池などで増えているということで問題になっているところでございます。県の方から長生地域では南白亀川で発生が確認されているという情報を得ております。村内ではまだ発見されておりませんが、今年度中に千葉県により合同の調査をしたいという打診が来ております。議員の御指摘のとおり、新たな外来生物植物が確認された際には、適切に処理し、増える前に対処してまいりたいというふうに考えております。そのためには農家さんからの情報が得られるよう村から情報発信をしてまいりたいと考えております。  以上です。 66 ◯議長【小倉利一君】 ここで暫時休憩、換気休憩を取りますので、再開は10時10分といたします。                午前10時00分 休憩                午前10時10分 再開 67 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。5番木嶋君。 68 ◯5番【木嶋晴一君】 外来の生物や植物は一度侵入を許すと根絶することは大変困難です。従来の取組だけでなく、多方面から情報を得て、いろいろな方法で現状を打開していただけることを切に希望いたします。村の農業者の皆さんが安心して営農ができず離農してしまうと、農地は荒廃し、生活環境が悪化します。住民の方々が住んでよかったといつまでも思える村であり続けるためには、農業施策は極めて重要です。オオフサモの除去に毎年数百万円の経費をかけ続けてしまっているものを根絶させることにより、経費を圧縮し、村の新たな農業施策に投資できるようにしていただければと思います。限りある財源をぜひとも有効に活用していってください。今後も村の取組に期待して、質問事項2を終わりといたします。  続きまして、質問事項3、マイナンバーカードの普及に向けた取組について再質問をさせていただきます。  マイナンバー制度の目的は、国民の利便性の向上、行政の効率化、公正、公平な社会の実現の3つとされております。平成28年1月から制度が開始され、年末には5年が経過しようとしております。しかし、村長からの答弁によりますと、村での交付は2,371枚とのことですので、年平均では約500枚の交付になります。このままでは住民に行き渡るまで相当な年数がかかるということになりますので、何か方策が必要と感じます。先ほどの答弁ですと、村は住民周知の他、来庁された方々にも直接案内し、マイナンバーカードの申請を促しているとのことですが、交付率が国よりも1.7%、県よりも2.7%下回るとのことです。このように国や県よりも村の交付率が低い理由はどのような点にあると考えているか伺います。 69 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 70 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  村の交付率が国や県よりも低い理由はという御質問でございますが、この原因の正確なところというのは捉えにくいものでございますため、交付率の高い自治体の取組についてお答えさせていただきたいと思います。先進地の事例を確認いたしますと、特徴的な取組が2点確認されます。1つは申請がしやすくなるような取組がされているということ、2つ目はマイナンバーカードを利用した利便性の向上につながるような施策が行われているということ、これらの取組をしているか、していないかの違いが、交付率の差につながっているものと考えられます。  以上でございます。 71 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 72 ◯5番【木嶋晴一君】 今御答弁いただいたことに関連してお聞きします。交付率の高い自治体で取り組まれている申請がしやすくなるような取組とはどのようなものがありますか。 73 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 74 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  申請には写真が必要となります。この写真を用意するということが負担に感じられる要因の1つでございました。このため、写真撮影が可能なタブレット端末を用意しまして、無料の写真撮影及びオンラインの申請の補助を職員が実施するというような取組を行い、申請をしやすくしたという事例がございました。また、このタブレット端末を活用しまして、商業施設などへ出向いて、来店している方を対象に、職員が補助をしながらタブレット端末を用いたオンライン申請を行う取組がございました。同様にですが、企業等の就業地へ出向き、働いている人を対象とし、オンライン申請を行うという事例もございました。  以上でございます。 75 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 76 ◯5番【木嶋晴一君】 今答弁のあった取組について、村も実施するよう検討した方がよいと思われますが、いかがでしょうか。 77 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 78 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  今答弁させていただいたような施策を村も実施した方がよいのではないかというような御質問でございますが、このタブレット端末につきましては、写真撮影可能なものを昨年度末に購入させていただきまして、今年度から住民課窓口で使用を開始させていただいたところでございます。手軽に申請ができますため、徐々に申請される方が増えてきているという状況でございます。また、商業施設などに出向いて申請を行うことにつきましては、タブレット端末の通信環境の課題がございますため、現時点では考えておりません。  以上でございます。 79 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 80 ◯5番【木嶋晴一君】 状況は分かりました。タブレット端末は導入されているとのことですので、効果的に活用していただき、申請を進めていただきたいと思います。また、商業施設などへの出向いての申請受付は、現時点では考えていないとのことでありますが、交付率が国、県よりも低いという状況でありますので、何らかの施策を検討していただき、普及に努めていただきたいと思います。  次に、利便性の向上につながる施策について伺います。  具体的にどのような施策が事例としてあるのか伺います。 81 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 82 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  行政側の内容といたしましては、マイナンバーカードの中に入っております電子証明書、これを利用いたしまして、図書館などの施設利用に関するものに使用するという施策ですとか、あとは、コンビニ交付といって、諸証明をコンビニエンスストアで交付する施策などが挙げられます。  以上でございます。 83 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 84 ◯5番【木嶋晴一君】 答弁の内容ですと、何らかの整備が必要で、経費も相当に必要になるのではないかと思います。しかし、住民の皆さんにマイナンバーカードを持っていただくには、行政としては利便性を高めていくことが必要と考えます。そこで、コンビニエンスストアでの諸証明の交付なら広く多くの方の利便性が高まると思われますが、このコンビニ交付とはどのようなものか伺います。 85 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 86 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  コンビニ交付は、マイナンバーカードを利用いたしまして市区町村が発行する住民票などの証明書が、全国のコンビニエンスストア等のマルチコピー機を使用しまして取得することができるというサービスでございます。  以上です。 87 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 88 ◯5番【木嶋晴一君】 そのサービスを導入すると、どのような証明が発行できますか。 89 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 90 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  市町村によって取得できる証明書は異なるのでございますが、全体としては6種類ございます。まず、住民票の写し、住民票の記載事項証明書、印鑑登録の証明書、各種の税の証明書、それから、戸籍の証明書、そして、最後に戸籍の附票の写し、この6種類となります。  以上でございます。 91 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 92 ◯5番【木嶋晴一君】 導入されている自治体はどれぐらいありますか。 93 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 94 ◯住民課長【中川 広君】 お答えします。  全国1,741ございます市区町村のうち、約750の自治体で導入がされております。  以上です。 95 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 96 ◯5番【木嶋晴一君】 千葉県内での導入状況はいかがですか。 97 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 98 ◯住民課長【中川 広君】 お答えします。  千葉県内54市町村のうち、32団体が導入をしております。 99 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 100 ◯5番【木嶋晴一君】 全国ではまだ半分に満たない導入数ですが、千葉県では半数以上の自治体が導入されており、徐々に標準的な施策となってきております。そこで、確認します。県内で交付率の高い自治体はコンビニ交付を導入されていますか。 101 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 102 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  総務省が毎月集計している資料によりますと、千葉県内ではマイナンバーカードの交付率が20%を超えると高い部類になってきます。この交付率が20%を超える団体が幾つあるかというと12団体、自治体として県内にはございます。この12団体で見ますと、全ての自治体がコンビニ交付を導入しているという状況でございます。  以上です。 103 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 104 ◯5番【木嶋晴一君】 反対に交付率の低い自治体では導入されていないと思われますが、状況はいかがですか。 105 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 106 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  交付率が千葉県内の場合ですと15%を下回ってくると交付率が低い部類になってまいります。この15%未満の自治体は11団体ございますが、このうち6団体はコンビニ交付をまだ導入していないという状況でございます。  以上です。 107 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 108 ◯5番【木嶋晴一君】 状況が見えてきたように感じます。コンビニ交付は施策の一例だと思いますが、導入した方がマイナンバーカードの普及は進むようです。県内では標準的なサービスになりつつありますことを踏まえ、村もコンビニ交付の導入を検討してはいかがでしょうか。この点について伺います。 109 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 110 ◯住民課長【中川 広君】 確かに交付率の高い団体は全て導入済みでございますので、マイナンバーカードの利便性を感じていただけるという要因にはなっていると思われます。また、議員御指摘のとおり、千葉県では標準的になりつつある施策でもございますので、経費ですとか効果などを調査して検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 111 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君。 112 ◯5番【木嶋晴一君】 令和3年3月から順次、医療機関や薬局でマイナンバーカードが健康保険証として利用可能になる予定で、利便性がさらに高まることとなります。よその自治体では選挙の入場受付、図書カードとしての利用など、独自の利用方法を導入し、住民の利便性を向上させているところもあるそうです。村もマイナンバーカードの普及を進める上で、他の自治体に負けない住民の利便性を高める施策を導入していただけるよう要望いたします。  以上で、今回の一般質問を全て終わらせていただきます。ありがとうございました。 113 ◯議長【小倉利一君】 5番木嶋君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。職員がそろい次第、開会いたしますので、そのまましばらくお待ちください。                午前10時24分 休憩                午前10時26分 再開 114 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。9番井下田君。              [9番 井下田政美君 登壇] 115 ◯9番【井下田政美君】 議席番号9番井下田でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  今回は質問事項を4項目に分けて質問させていただきます。  初めに、高齢者の生活支援について、今回を含め過去に何度も質問させていただきましたが、1点目として、福祉タクシー事業の現状と課題について伺います。  2点目として、農家の収入保険制度について、1点、農家の収入保険制度の概要と村の取組について伺います。  3点目として、ICTを活用した取組について、1点目、自治体クラウドのその後の進捗状況について伺います。  2点目、被災者支援システムのその後の運用について伺います。  3項目め、新型コロナウイルスに対する村の取組について、1点目、コロナ禍における避難所運営の在り方について伺います。  2点目として、新しい生活様式に向けた諸施策について伺います。  3点目、コロナにより村内の経済的影響もかなり受けていると思いますが、村内の経済的影響について伺います。  以上で、第1質問とさせていただきます。答弁よろしくお願いいたします。 116 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。
                 [村長 小高陽一君 登壇] 117 ◯村長【小高陽一君】 9番井下田議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、高齢者の生活支援についての福祉タクシー事業の現状と課題についてとの御質問ですが、主に高齢者の社会活動の拡大や在宅福祉の向上を目的に実施しております福祉タクシー事業については、高齢化率の増加や高齢者世帯における生活形態の変化、並びに、本事業を活用する際の利便性などに伴い、利用登録者及び利用者は年々増加しております。8月現在の利用登録者数は約800人で、事業内容を拡充した平成29年度以降、毎年100人程度増加しております。今年度も同水準に推移する見込みであり、利用者からの御意見としても、本事業の有効性及び必要性も確認しております。このようなことから、現状における本事業の課題は少ないものと考えており、高齢者等が外出する際の生活支援の一助として欠かせないものであると考えております。  質問事項2、農家の収入保険制度についての農家の収入保険制度の概要と村の取組についてとの御質問ですが、令和元年度から開始された収入保険制度には、令和2年9月現在、村の認定農業者3名が加入しております。制度の概要ですが、青色申告を行っている農業者が作る全ての農産物を対象に、自然災害による収穫量の減少や価格低下など、農業者の経営努力では避けられないリスクによる収入減少を補償するとされております。相談窓口は千葉県農業共済組合連合会に設置されております。村の取組につきましては、令和元年10月に千葉県農業共済組合の職員による制度説明会を開催しました。個別に掛金などのシミュレーションを行い、相談会も併せて実施したところであります。  質問事項3、ICTを活用した取組についての1点目、自治体クラウドのその後の進捗状況についてとの御質問ですが、過去の一般質問におきまして、長生郡町村会主導で具体的な検討を進めると答弁しておりますが、住民基本台帳システムや税務システムなどの基幹業務のクラウド化につきましては、現在のところ、進展はない状況となっております。なお、基幹業務以外では、平成31年に千葉県森林クラウドサービスに加入し、共同利用をしたところです。今後も自治体クラウドのメリットを生かせるよう、町村会主導で協議を重ねてまいります。  2点目、被災者支援システムのその後の運用状況についてとの御質問ですが、千葉県地域災害情報連携システムにつきましては、その後の検証で、村が保有しております旧システムのカスタマイズや既存データのひもづけが困難であることが確認されました。このことから、現在、新システム導入に向けたデータベースのマッチングについて調査研究を行っております。  質問事項4、新型コロナウイルスに対する村の取組についての1点目、コロナ禍における避難所運営の在り方についてとの御質問ですが、木嶋議員の質問にお答えしたとおりでございます。  2点目、新しい生活様式に向けた諸施策についてとの御質問ですが、新型コロナウイルス感染防止と社会経済活動両立に向けた生活様式の実践例が示されております。1つ目は、一人一人の基本的感染対策として感染防止の3つの基本となる、身体的距離の確保、マスクの着用や手洗いを行っていただくこと、2つ目は、日常生活を営む上での基本的生活様式として、3密を回避すること。3つ目は、日常生活の各場面別の生活様式として、買物、食事、娯楽、スポーツ等の場面での感染症対策を徹底すること。これらの実践は一人一人の心がけが何より重要でありますので、住民への周知に努めてまいります。また、4つ目では、働き方の新しいスタイルとして、テレワーク、ローテーション勤務やオンライン会議などの実施による対策が求められております。このことから、村もICT情報通信技術を活用し、感染拡大防止と社会経済活動との両立に向け、引き続き、努力してまいります。  3点目、村内の経済的影響についてとの御質問ですが、まず、本村の農業への影響ですが、テレビや新聞報道等によると、在宅での食事の機会が増え、需要が拡大し、農産物の価格が上がっているようです。次に、商工業への影響ですが、長生村中小企業等再建支援金の8月24日時点の申請者の業種内訳では、美容業などのサービス業が18件、飲食店が17件、建設業が8件、運送業が3件、製造業が3件、及びその他業種2件の合計51件となっております。また、村商工会に寄せられている新型コロナウイルス感染症関連の相談も、小売業、サービス業が主なものとなっております。以上のことから、本村では小売業及びサービス業に多くの影響が出ていると考えられます。  以上で、井下田議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 118 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。9番井下田君。 119 ◯9番【井下田政美君】 答弁ありがとうございました。  それでは、自席より第2質問をさせていただきます。  福祉タクシー事業については現状は概ね順調に推移しているようですけれども、何点か質問させていただきます。  先ほど村長の方から答弁ありましたように、福祉タクシー事業はタクシーを利用しなければ移動が困難な高齢者や妊産婦へタクシー利用券を交付し、タクシーを利用した場合、その料金の一部を助成する事業ですが、長生郡市内の各市町における村の福祉タクシー事業と同様の事業と、その利用回数、また助成額を教えていただけますか。 120 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 121 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  福祉タクシー事業に関する郡市内の事業内容等については、平成29年3月会議にて井下田議員から同様の御質問をいただいております。その後、変更している自治体の状況について今回はお答えさせていただきます。変更している自治体については、白子町と長柄町でございます。白子町は一人当たりの年間の助成額は最大2万4,000円で変更の方はございませんが、タクシー利用1回当たりの町の助成額を1,000円から2,000円に引き上げております。また、1枚当たりの利用券を1,000円単位から500円単位にしております。長柄町につきましては、以前御質問をいただいた翌年度の平成29年度から福祉タクシー事業を実施しておりまして、1,000円単位の利用券を最大48枚交付しております。タクシー利用1回当たりの町の助成額は3,000円までとなっております。他の自治体につきましては、平成29年3月時点から変更の方はございません。  以上でございます。 122 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 123 ◯9番【井下田政美君】 福祉タクシーの利用券で介護タクシーの利用が可能だと思うんですけれども、タクシー事業者の中には介護タクシーを兼ねている事業者もあると思うんですけれども、この介護タクシーと普通のタクシーの利用料金というのは差はあるんでしょうか。 124 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 125 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 介護タクシーの料金形態につきましては、運賃に関する料金については一般タクシー料金と比べてもさほど違いの方はございませんが、介護タクシーということもありまして、利用者の方がタクシーに乗り降りする際に運転手の方が介助をするサービス料金や、オプションとして病院などへの付添いのサービスや車椅子等のレンタル料金など、一般のタクシー料金とは異なる点がございます。このような価格につきましては、各事業所により価格が異なっておりますが、一般的に比較したところでございますが、介護タクシーの方が1,000円から1,500円程度高くなるようでございます。  以上です。 126 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 127 ◯9番【井下田政美君】 介護タクシーはやはり障がい者の方またはお年寄りのちょっと体の不自由な方の介護をするからその分だけ割高だということが分かりましたけれども、千葉県タクシー協会のホームページを見ますと、千葉県東部の迎車回送料金は300円から400円と表示されていますけれども、村と協定を結んでいるタクシー事業者の迎車回送料金と迎車距離は分かりますでしょうか。 128 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 129 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 一般のタクシーの迎車回送料金、すなわち自宅等にタクシーを呼ぶ料金というようなことになるんですが、村と協定を結んでいる事業所にも確認をしましたが、千葉県タクシー協会、長生村の方は千葉県のB地区というところになるんですけれども、そちらの方が今年の2月1日からタクシーの料金の改定をしております。現在、迎えに来る距離、迎車距離に関係なく定額で300円となっております。  以上です。 130 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 131 ◯9番【井下田政美君】 距離に関係なく一律300円かかるということでありますけれども、この福祉タクシー、1回の利用料金1,500円はどのくらいの距離を走れるというか、移動できるんでしょうか。 132 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 133 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 迎車回送料金や渋滞などの状況により若干異なる点もございますけれども、一般的な試算で行きますと、約4キロメートルとなります。  以上です。 134 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 135 ◯9番【井下田政美君】 1,500円のうち300円が迎車料金でかかってしまうということで、答弁は求めませんけれども、現状の福祉タクシーは非常に順調に推移しているということでありますけれども、利用回数は年48回、1回の券が1,500円、助成額の総額が7万2,000円、1,500円で移動できる距離は4キロ、今後、助成方法を再検討して、年間の助成額は変更せずに白子町のように500円券を追加するなど、1,000円券と500円券で両方使えることができるような制度に変更するなど、利用者である高齢者のために、利用者の側に立った利便性を重視したさらなる検討を求めて、この質問を終わります。  続きまして、農家の収入保険制度について伺います。収入保険制度は自然災害などで予期せぬ収入減少に見舞われた農家に対し、その一部を補填する制度を2019年1月にスタートしました。2年目に入った制度ですが、農業収入保険制度の加入要件を答弁願えますか。 136 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 137 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  村長答弁にもありましたとおり、青色申告を行っている農業者が作る全ての農産物が対象になるということでございますので、加入要件としましては青色申告をしている方、実績が1年分あれば加入できるということになっております。また、既存の各種農業共済制度、ナラシ対策、野菜価格安定制度などの類似制度との重複は加入できないということになっております。  以上です。 138 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 139 ◯9番【井下田政美君】 他の、例えば農協共済等は併用で加入できないということであって、また、青色申告が必要であるということでありますけれども、農水省のホームページなどで基準収入1,000万円の場合のモデルケースが紹介されていますが、年額保険料等について概略を紹介願えますでしょうか。 140 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 141 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  補償割合を下限設定なしで上限80%としまして、支払い率を90%としますと、掛け捨ての保険料が年間でおよそ7万8,000円と、付加保険料ということで2万2,000円、合計10万円程度となります。また、掛け捨てでない積立金22万5,000円を納めますと、保険期間の収入がゼロになった際でも、810万円の補填が受けられるということになっております。  以上です。 142 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 143 ◯9番【井下田政美君】 ただいま説明していただきました内容によりますと、1,000万円のモデルケースの場合は、掛け捨てが7万8,000円、付加保険料が2万2,000円で年間10万円、月に約8,800円か900円くらいだと思うんですけれども、それに併せて、掛け捨てでない積立金の22万5,000円を納めれば810万円の補填が受けられるということでありますけれども、この22万5,000円の掛け捨てでない積立金については、何かホームページを見ると、補填されなければ次年度にも繰り越されるということでありますけれども、国の助成について答弁していただけますか。 144 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 145 ◯産業課長【芝崎信幸君】 国の助成につきましては、保険料に50%、積立金には75%の補助がございます。  以上です。 146 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 147 ◯9番【井下田政美君】 この収入保険の支払いのスケジュールというのは分かりますでしょうか。 148 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 149 ◯産業課長【芝崎信幸君】 保険期間に当たる年の確定申告をした後の3ヶ月から6ヶ月で支払うということでスケジュールはされております。 150 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 151 ◯9番【井下田政美君】 先ほど青色申していなければ加入できないという答弁をいただきましたけれども、村の農業経営者で青色申告をしている世帯数を答弁願います。 152 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 153 ◯税務課長【諸岡和代君】 お答えいたします。  農業経営の申告を行っている世帯は村全体で343世帯です。そのうち青色申告を行っている世帯は137世帯でございます。  以上です。 154 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 155 ◯9番【井下田政美君】 村長答弁で、説明会を開催したとのことですが、説明会の周知と参加人数を教えていただけますか。 156 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 157 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  昨年、村ではおよそ60名の認定農業者がおります。60名の認定農業者を対象に説明会の案内をさせていただきました。また、JA長生でも周知を行っているということでございます。説明会の出席者につきましては10名でございました。その場で保険料等のシミュレーション相談会を実施しまして、3名が加入をしたところでございます。なお、欠席者の多くにつきましては、現在の共済制度で十分なので替えるつもりはないというようなこととか、青色申告をする予定はないからということでございました。  以上でございます。 158 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 159 ◯9番【井下田政美君】 ただいま説明していただいたように、事業主体はまた加入申請については各地の農業共済組合が担当ですが、自治体としてもまた行政としても周知が必要と考えますが、村の見解を再度お聞きしたいんですけれども。 160 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 161 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  議員のおっしゃるとおり、農業者の収入を守る制度でございます。情報提供は十分にしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 162 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 163 ◯9番【井下田政美君】 この項目の最後になりますけれども、答弁は求めませんけれども、保険料は掛け捨てですが、先ほど申しましたように、積立金は補填されなければ翌年度に持ち越されます。また、保険料の50%、積立金の75%は国が補助してくれる制度です。また、今年の1月から基本タイプに加え、新たに収入5割減または4割減、3割減までを補償する3つのタイプが設けられました。今後また積極的な情報提供を求めて、この項目の質問を終わります。  次に、被災者支援システムについて伺います。先ほどデータベースのマッチングについて調査、研究との答弁をいただきましたけれども、近年では毎年のように全国各地で自然災害が頻繁し、甚大な被害が発生している状況の中、早急な導入が求められますが、導入予定の見込みが分かれば答弁願えますか。 164 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 165 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  井下田議員のおっしゃるとおり、近年の自然災害における被災状況を見ますと、導入を急ぐべきと思っております。なお、データベースのマッチングについて調査したところ、基本データとして必要な家屋計上図の一部の電子化が追いついていないことなど、幾つかの課題が確認されております。よって、まずは課題解決に当たりたいと考えております。なお、導入時期についてでございますが、現時点では見通しが立っていない状況でございます。  以上でございます。 166 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 167 ◯9番【井下田政美君】 現時点では課題があるのでなかなか導入に向けては厳しいものがあるということでありますけれども、村はGISも導入して利用していますので、今後課題解決に向け努力され、早急な対応を求めます。  次に、先ほど木嶋議員の方から質問がありましたマイナポータルなんですけれども、このマイナポータル等で罹災証明の申請については、自治体がその利用を希望すれば現状はすぐに実施できるとのことですが、村の見解をお聞きします。 168 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 169 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  議員お見込みのとおり、マイナポータル上、ぴったりサービスというサービスがございますが、これに被災者支援制度における罹災証明書の発行申請の準備をしておくことにより、災害発生後の被災者におきましては、村の窓口に出向かずにマイナポータル上で電子申請が行えると、可能となるというものでございます。この制度につきまして、特に遠隔地に避難されることとなった場合には、被災者の負担軽減が期待されるものであると認識しているところでございます。  以上です。 170 ◯議長【小倉利一君】 ここで暫時休憩といたします。再開は11時5分といたします。                午前10時51分 休憩                午前11時05分 再開 171 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。9番井下田君。 172 ◯9番【井下田政美君】 今後、国は本格的に社会全体のデジタル化を進める姿勢ですけれども、デジタル行政の一環として、先ほども紹介申しましたけれども、コンビニで証明書が取得される方法により、店舗に設置されている、先ほど木嶋議員からも話がありましたけれども、キオスクマルチコピー機の設置されたコンビニエンスストアでは、住民課長の方からも幾つか証明書の発行が可能だということがありましたけれども、罹災証明も交付が可能になるとのことであります。この見解を伺います。 173 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 174 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  デジタル化の進展により民間のキオスク端末の利用が可能となり、これにより罹災証明書の交付が可能となれば、被災者の利便性向上が期待されるというふうに考えているところでございます。  以上です。 175 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 176 ◯9番【井下田政美君】 木嶋議員と重複しますけれども、マイナポータルを活用するにはマイナンバーカードの交付が必要になります。マイナンバーカードの交付に向けた周知努力の取組を重ねてお願いいたします。
     引き続き、避難所運営について1点お尋ねします。今回の台風10号の反省点から、避難所運営についてリアルタイムの避難所の運営情報を発信することが重要であることが確認されました。専門家は提言していますが、避難所運営に対する村の現状と今後の具体的な対策についてお聞かせください。 177 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 178 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  これまでは台風接近時における避難所の開設状況について、防災行政無線、防災メール等について周知をいたしております。今後は、開設している避難所の空き状況について、各避難所責任者と情報を共有し、避難所運営を行ってまいりたいと考えております。また、避難所の新規の開設につきましては、早め早めに住民への周知を行い、住民の安全確保を図ってまいります。  以上でございます。 179 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 180 ◯9番【井下田政美君】 これは防災無線をはじめ村のホームページ、また、場合によってはエリアメールで情報の提供になると思いますけれども、ぜひ早めの周知をお願いいたします。  それでは、続きまして、新しい生活様式の取組について伺います。  昨日の質問でも取り上げられましたが、今後、教育分野において3密を防ぎながら切れ目のない学習環境の提供が重要になります。昨日岡本議員から詳細な質問がありましたが、オンライン学習のための端末や機器の整備など、GIGAスクール構想関連事項等々の連携、さらには、児童生徒、学生や教員が学校、自宅で使うICT環境の整備が急務と考えます。この9月会議補正予算にGIGAスクール構想予算が計上されていますが、今後の具体的なスケジュールをお聞かせください。 181 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 182 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  今議会に提案させていただいておりますタブレット端末等の購入につきましては、補正予算が議決いただけましたら直ちに取りかかることとしております。ですが、実際の使用につきましては、来年2月を目指しております。  以上です。 183 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 184 ◯9番【井下田政美君】 また、目標を2月ということでありますけれども、2月に向けて御努力よろしくお願いいたします。  次に、デジタル化の果実を村内に大胆に取り入れるとともに、オンライン、テレワーク、ワーケーション、働き方改革や、学校の休日を見直し分散化を図ることによって魅力ある村づくりと質の高い地域社会を築いていくために、具体的な施策の進捗や見通しについて答弁願います。 185 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 186 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  村では村内公共施設に公衆無線LANの整備を進めており、庁舎の敷地、文化会館、尼ヶ台総合公園などは整備が既に進んでおります。役場内部におきましても、在宅勤務やリモートワークなど新しい生活様式に対応した庁内情報システムを構築すべく、今回の補正予算に計上しているところでございます。今後も住民の皆さんが働き方の新しいスタイルに対応できるよう、総合戦略の基本目標に掲げた、住む魅力のあるまちづくりを目指してまいりたいと考えております。  以上です。 187 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 188 ◯9番【井下田政美君】 次に、図書館や文化会館、公共の施設など、人が集まる空間では密を可視化するためのオンライン情報やアプリなどを活用した予約システムの確立、情報発信などが、安心を担保すると考えます。また、文化、芸術、スポーツの活動継続に向けた支援についても積極的に取り組むべきと思いますが、現在の村取組と今後の見通しについてお聞かせください。 189 ◯議長【小倉利一君】 生涯学習課長。 190 ◯生涯学習課長【今井 徹君】 お答えさせていただきます。  現在、文化会館、公民館、体育施設等では、コロナの対策としまして、国のガイドライン等にのっとりまして、マスクの着用、手指の消毒等、部屋ごとに使用人数を制限しまして、貸出しを行っております。内容につきましてはホームページで公表しております。今後もコロナの状況等を注視しながら、基準の見直し等を行ってまいりたいと思います。  また、アプリ等を活用した予約システムやプッシュ型の情報発信等につきましては、関係各課と協議、調査をしてまいります。  また、文化、芸術、スポーツ活動への現在の支援策についてということでございますが、文化、芸術では村の岩沼獅子舞保存会に対しての助成を行っております。  また、スポーツではスポーツ少年団等、村のスポーツ協会に対し助成を行っております。今後の支援策につきましても、関係各課と協議して検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 191 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 192 ◯9番【井下田政美君】 今後、関係各課と協議して検討していただくということでありますけれども、このことについてはぜひ横のつながりを密にして、協議、検討していただきたいと思います。  次に、新たな日常の構築に向け、様々な生活現場で感染拡大を防ぐ取組が必要となります。例えば、多くの人が集まる場所の水道やトイレ、ごみ箱等に手を触れずに済ませることができる自動化の推進や工夫、また、住宅における宅配ボックスなどの設置なども有効であると考えますが、村においても生活上のリスクを避けるための取組を推進すべきと考えますが、どう取り組まれるのか見解を聞かせてください。 193 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 194 ◯総務課長田中喜宣君】 お答えいたします。  新たな日常の構築に向けた取組といたしましては、先ほどの村長からの第1答弁でもございましたとおり、基本は密閉空間、密集場所や密接場面を避けることであり、その上でさらなる感染リスクを下げる対策が必要であると考えております。そこで、村といたしましては、小中学校の水道に自動水栓を取り付け、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に向けた取組を行うことといたしております。今後も引き続き感染リスクを下げる対策を講じてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 195 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 196 ◯9番【井下田政美君】 この項目の最後になりますけれども、感染症への感染拡大防止を強化するため、オンラインによる医療支援などの強化について伺います。  離島や僻地などの医療提供体制が脆弱な地域に限らず、少子高齢化社会に対応するためにも、血圧や脈拍などの基本的な体調の確認に加えて、オンライン診療や遠隔医療の推進、オンラインツールを活用した遠隔健康相談等の普及、促進が求められていますが、見解をお伺いします。 197 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 198 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  厚生労働省のホームページで確認しましたところ、電話や情報通信機器を用いて診療を実施する医療機関数は千葉県内に741医療機関、そのうち長生郡市内では11医療機関、村内では1ヶ所の医療機関で実施していることが分かりました。そちらの村内の医療機関に確認しましたところ、これから対象者を決めるなどの準備を行うとのことで、実績の方はまだないとのことでした。感染症の感染拡大防止や少子高齢化社会に対応するために、血圧や脈拍などの基本的な体調の確認のためには、オンライン診療やオンラインツールを活用した遠隔健康相談が今後必要だと思われますが、受診者側のインターネット環境や支払い方法などの課題もあるということも分かりましたので、今後は村内の医師の見解を伺いながら、国、県の動向についても注視してまいりたいと考えております。  以上です。 199 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 200 ◯9番【井下田政美君】 ぜひまた動向を注視して検討の方をよろしくお願いします。私もちょっと確認しましたところ、カード払いで、いすみ市の何とか医療というところがやっていまして、そこが投薬も診療の料金もカードで引き落としで今、できるようになっておりますので、ぜひまた検討の方をよろしくお願いいたします。  それでは、最後の項目をさせていただきます。  村内の経済的な影響について伺います。先ほど村長答弁では、農業については在宅の食事が増えたのでかえって需要が拡大し、農産物の価格が上がっているとの答弁をいただきましたが、昨日、関議員の方から米の需要が、在庫が増えてきているということで話がありましたけれども、農業協同組合新聞のホームページを見ますと、この米の需要が減った理由として、1つはまずインバウンド、外国人観光客が日本に来なくなったということが要因の1つとされています。今年の1月から6月の訪日外国人の減少は1,269万人とのことで、減少の影響があるということでありますけれども、村長答弁ではそのような答弁をいただきましたけれども、今後また農業についても動向を注視していただければと思います。  それで、新型コロナウイルス感染症の影響により収入減少となった方々に対する税制上の支援措置がありますけれども、この支援措置について、納税が困難な方に対する徴収猶予の種類と申請件数、また、猶予額をお伺いします。 201 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 202 ◯税務課長【諸岡和代君】 お答えいたします。  徴収猶予の特例につきましては、令和2年2月1日から令和3年2月1日までに納期が到来する全ての村税が該当となります。9月8日現在の徴収猶予の許可件数は11件で、猶予額は1,503万3,600円でございます。 203 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 204 ◯9番【井下田政美君】 猶予の他に減免もあると思うんですけれども、減免となる税目と申請件数、減免額について伺います。 205 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 206 ◯税務課長【諸岡和代君】 減免につきましては、令和2年2月1日から令和3年3月31日までに納期が到来する国民健康保険税が対象となっております。9月8日現在の申請世帯は15世帯で、減免額は220万1,900円となっております。  以上です。 207 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 208 ◯9番【井下田政美君】 これで最後にしますけれども、村長答弁にありました中小企業等再生支援金の8月24日時点の申請が、美容業などのサービス業が18件、飲食店が17件、建設業が8件、運送業が3件、その他の業種が2件で合計51件の答弁でしたけれども、今後、さらに影響が起こると考えられます。今後、村としてどのような対応を考えていくのか、最後に村長答弁をお願いできますか。 209 ◯議長【小倉利一君】 村長。 210 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  それぞれ立場がこの業種は違いまして、いろんな影響もまた種類が違うと思いますので、状況に応じて順次対応できるよう、また、国、県の動向にも対応できるように、これからもコロナの経済的対応を努めてまいりたいと思います。  以上です。 211 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君。 212 ◯9番【井下田政美君】 今後、国は緊急対策3次を発出するかもしれませんけれども、ぜひ動向を注視して、また、活用していただければと思います。終わります。ありがとうございました。 213 ◯議長【小倉利一君】 9番井下田君の一般質問を終了します。  以上で、通告のあった一般質問は全て終了いたしました。  ここで暫時休憩といたします。職員がそろい次第、開会いたしますので、そのまましばらくお待ちください。                午前11時22分 休憩                午前11時24分 再開 214 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。      ─────────────────────────────  日程第2、議案第36号 長生村手数料徴収条例の一部を改正する条例制定についてから、日程第7、議案第41号 令和2年度長生村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)まで、質疑、討論、採決を順次行います。  議案第36号 長生村手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。15番関君。 215 ◯15番【関 克也君】 それでは、2点ばかり質疑をさせていただきます。  手数料徴収条例の一部改正ということでありますが、これはマイナンバーカードの通知カードが廃止されることによる改正ということであります。私どもはこのマイナンバーカードそのものが国民総背番号制につながる問題があるということで、カードそのものについては反対をしております。そして、今回、最初に住民に通知されたマイナンバーの通知カードが廃止されるということでありますが、この通知カードが発行されていて、その後の住所が変わっていない場合に、そのカードは無効となってしまうのでしょうか。まず、このことをお聞きいたします。 216 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 217 ◯住民課長【中川 広君】 ただいまの御質問にお答えいたします。  住所が変わっていない場合に、その通知カードが無効となってしまうかという御質問かと存じますが、住所が変わってない場合は、通知カードは有効となります。住民票に記載になっている、例えばですけれども、氏名の名字、姓が変わってない、それから、住所も変わってない、こういった場合には通知カードはそのまま有効として機能しまして、マイナンバーの番号を証明する機能としては有効となります。  以上でございます。 218 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 219 ◯15番【関 克也君】 マイナンバーの番号そのものを証明するにはまだ効果はあるということでありました。それで、住所、氏名ということもありますが、途中で変更されたという場合に、このマイナンバーのナンバーを証明するにはどのようにしたらよいのでしょうかお聞きします。 220 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 221 ◯住民課長【中川 広君】 ただいまの質問にお答えいたします。  住所や氏名が変更されている場合、マイナンバーをどういうふうに証明するかという御質問かと思いますが、この場合は住民票を取得していただきまして、その住民票の中でマイナンバー、個人番号を表示してもらうような申請をしていただくことで、住民票自体にその方の個人番号が表示されます。これをもって個人番号、マイナンバーを証明するということができるようになりますので、こういった形での住民票の御利用をお願いしたいと思います。なお、村としましては、通知カードの記載事項の変更ができなくなって以降というのは、マイナンバーを取得していただくようにお勧めしておりますので、その点につきましては御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 222 ◯議長【小倉利一君】 他に。6番塩谷君。 223 ◯6番【塩谷法道君】 そもそも論なんですけれども、マイナンバーの何が情報として収集されるのか、それを全部述べてください。 224 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 225 ◯住民課長【中川 広君】 御質問の要旨を確認させてください。マイナンバーの何が情報として収集されるかというのは、通知カードの中でということでよろしいでしょうか。 226 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 227 ◯6番【塩谷法道君】 そもそもマイナンバーカード制度というのは個人識別ということのための制度ですね。ですから、個人を識別するための情報として何を収集しているのかと、それを全部。 228 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 229 ◯住民課長【中川 広君】 答弁調整のため、休憩をお願いします。 230 ◯議長【小倉利一君】 暫時休憩といたします。準備出来次第、再開をいたします。                午前11時30分 休憩                午前11時37分 再開 231 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、答弁からですので、住民課長、お願いします。
    232 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  マイナンバーが連携している情報、一部でございますが、お答えさせていただきます。まず、個人の所得などに関する税情報、こういったものがつながっております。あと、詳細でいろいろなものにつながっているかもしれませんが、後ほどお答えさせていただきたいと思いますので、御理解ください。  以上です。 233 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 234 ◯6番【塩谷法道君】 後ほどと簡単に言うんだけれども、法律ももちろんそうだし、条例の中でも、この情報提供ネットワークシステムというものがあって、これが地方公共団体システム機構に丸投げしているわけですよね、多分。それが間違っていたら指摘ください。丸投げしておると思うんですよ。ここからの情報漏えいとかそういうのが全国でも大きな問題になっているわけですよ。これは先ほど中村さんがちょっとおっしゃったけれども、貯蓄の状況とかいろんな重要な情報が入っておって、それが結局、抜き取られているというような問題が根本的にあるわけですから、だから、そういうことをきちっとやらないとね。  先ほど、メリット、メリットということでいろいろあって、これにも使えます、あれにも使えますよとあったけれども、そんなのをどんどんどんどん野放図に広げていったら、ますますこの情報が全部ここに集約されていくわけで、我々としては非常に危惧すると。完全に役場が責任を持ってやっているのならいいですよ。例えば、地方公共団体情報システム機構に対して、役場がどんな監視システム、あるいは監視のあれを持っているかというようなことも含めてね。 235 ◯議長【小倉利一君】 塩谷君に申し上げます。それは今の議案に対する質疑の範囲を超えておりますので、答弁はしかねると思いますので、先ほどの答弁で納得いただいたかどうか。塩谷君。 236 ◯6番【塩谷法道君】 じゃ、少なくとも現在分かっている範囲で、先ほど所得の話がありました。住民票も先ほど答弁ではありました。戸籍もありました。その他、あったと思うんですけれども、分かる範囲で結構ですから、取りあえず。 237 ◯議長【小倉利一君】 塩谷さんに申し上げます。住民課長が答弁した内容で、詳細は後でということで納得できませんでしょうか。今はこの36号議案はカードの発行の手数料の一部変更の条例で審議しているわけですので、その範囲内の答弁だと思いますけれども、よろしいですか。 238 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 239 ◯6番【塩谷法道君】 この通知カードというのはどういうことで発行されて、どういう役割を果たしたものですか。 240 ◯議長【小倉利一君】 住民課長。 241 ◯住民課長【中川 広君】 お答えいたします。  この通知カードはどういうことで発行されたか、その役割はというような御質問かと存じます。少々お待ちください。通知カードというものはマイナンバー、個人番号をお知らせする紙製のカードになっておりまして、日本で住民票を有する方に1つずつお送りさせていただいているものです。通知カード自体には、氏名、それから、住所、性別、生年月日、これらが記載されておりまして、それが一致している場合に、その方の個人番号、マイナンバーをお知らせし、証明するという機能を持っております。  以上でございます。 242 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 243 ◯6番【塩谷法道君】 今回の条例案で見ますと、通知カードというのが総務省令の第85号第11条1項第1号または3号から7号までに基づくというようになっていますけれども、この中身を少し教えてください。 244 ◯議長【小倉利一君】 もう一度、塩谷君、お願いします。 245 ◯6番【塩谷法道君】 通知カードを廃止するわけですから、それをそういう法律に基づいてこの条例も廃止するということですから、どういう役割を果たしておって、それがなぜそういうふうになったのかということを聞いているわけです。 246 ◯議長【小倉利一君】 それでは、暫時休憩といたします。再開を13時といたします。                午前11時44分 休憩                午後 1時00分 再開 247 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。住民課長。 248 ◯住民課長【中川 広君】 先ほどの質問にお答えさせていただきます。  質問は2点あったかと思いますが、確認させていただきたいと思います。まず1つ目が、新旧対照表の方に記載がございました平成26年総務省令第85号の中で、ここに規定されている内容がどういう内容であるかということがまず1つ、もう1つが、地方公共団体情報システム機構の情報管理がどのようにされているかと、その2点の御質問だったかと思います。  まず、1つ目の新旧対照表の方にあります省令の内容がどういうものかという点についてでございますが、これは省令の内容を全て御説明させていただくと相当なお時間をいただくようなことになりますので、主だった説明に絞らせていただきたいと思います。まず、再交付手数料として規定させていただいたものというのが、何らかの形で再交付が必要になった場合のことが、ここの中で例として挙げられています。どういう場合が再交付手数料が必要になるかというものが、省令に、場合として挙げられております。例を挙げますと、紛失や消失、あるいは著しく損傷をさせてしまった場合、それから、何らかの理由によって個人番号を変更しなければならない必要が生じた場合、それから、国外転出して返納になるような場合、その後、また再交付というふうになった場合、こういうようなことが省令の例として挙げられているものでございます。  続きまして、2つ目の御質問でございますが、地方公共団体情報システム機構がどのように情報管理をして、安全対策を取っているかという点でございますが、これは情報システム機構のホームページの中で、情報セキュリティについてというもので公表されているものがございます。その中で、基本方針として示されているものがあるんですが、詳細についてはちょっと私どもの方では具体的には分かりかねるものでございましたので、お答えすることはちょっと難しい状況でございます。  以上でございます。 249 ◯議長【小倉利一君】 よろしいですか。6番塩谷君。 250 ◯6番【塩谷法道君】 大体それは分かりました。いずれにしましても、今回の改正自体は通知カードをなくすという法改正、これは法律の7条の1項になるんですけれども、7条1項の中にある通知カードと、これが削除されたわけで、それに基づく条例改正だというふうに思いますから、それはそれでいいですけれども、問題は、先ほどから言っているように、今答弁にあった地方公共団体情報システム機構に全部丸投げしているわけですけれども、セキュリティが本当の意味で守られているのかというような心配は依然として残りますので、ぜひ村としてはその辺については注意を引き続きお願いしたいと思います。  あと、いずれにしてもこの午前中の答弁でいろんなことに便利に使えるよというお話がありましたけれども、それが使えれば使えるほど、そういう分野が増えれば増えるほど、その情報がカードに全部集積されて、その個人情報として積み上げられてくるわけですから、安易にやっぱり広げるという方向はぜひ謹んでいただきたいということを申し上げて、私の質問は終わります。 251 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 252 ◯議長【小倉利一君】 ないようですので、質疑を終了します。  討論に入ります。7番石井君。反対討論ですね。 253 ◯7番【石井俊雄君】 はい。今回の議案第36号の議案に対する反対の討論をいたします。  このマイナンバーカード、もとはといえば、国民総背番号制でやろうとしたわけですけれども、なかなか反対が多いもので、いろんな名前を変えている中で、最終的にマイナンバーというふうな名前になったと思っています。このマイナンバー制の問題なんですけれども、情報漏えいが当初からいろいろ言われていました。幾つかの自治体では既に情報漏えいが発生しておりまして、いろいろ問題になってきたところであります。そういう問題に不安を感じている証として、今回の住民課長からの説明、答弁で、全国的に見ても18%だったかな、村内的に見ても16、7%ということで、マイナンバーカードの申請が非常に少ない。これは情報の漏えいを心配して、あるいはこの制度そのものが問題があるという意味での、発行数が減っているということだと思います。そして、私自身は、はっきり活字で国が言っているわけではありませんけれども、我々の全ての全国の国民に番号が振られています。そこにいろんな情報を加えていって、誰がどこで何をしているのか、あるいは、今の政権に対して反体制的な動きをしているかどうかを含めた思想的なチェック、そういうことも含めて、やろうとしているというふうに私個人的には思っています。したがいまして、今回の議案第36号につきましては反対であります。  以上です。 254 ◯議長【小倉利一君】 他に討論、賛成討論を含めて、ありますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 255 ◯議長【小倉利一君】 ないようですので、討論を終結します。  採決をします。議案第36号 長生村手数料徴収条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 256 ◯議長【小倉利一君】 挙手多数。よって、議案第36号は可決されました。  議案第37号 長生村ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 257 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 258 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第37号 長生村ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 259 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。  議案第38号 令和2年度長生村一般会計補正予算(第3号)について、質疑を行います。14番中村君。 260 ◯14番【中村秀美君】 38号ですよね。 261 ◯議長【小倉利一君】 38号です。 262 ◯14番【中村秀美君】 この16ページ、3款の民生費の関係なんですけれども、子育て世帯への臨時特別給付金給付事業というのが、これは180万円計上されているんですけれども、これはちょっと想定していたわけではないんですが、意外と金額が少ないかなというふうに感じたものですから、これは該当する世帯が何世帯あって、これは必要とする世帯が何名だからこの180万円を計上しましたというような積算根拠、積算の基礎みたいなのがあればちょっと教えていただきたいと思います。 263 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 264 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  まず、子育て世帯臨時特例給付金対象児童は、こちらは14名を2万円で28万円と、子育て世帯応援給付金、これは公務員の未支給分とかを含めます。それが23名が2万円です。それと、この拡大分で6月1日から10月31日までの出生と転入、こちらが50人分を2万円で100万円、合わせて180万円ということになっています。 265 ◯議長【小倉利一君】 14番中村君。 266 ◯14番【中村秀美君】 これがもし仮に不足すれば、これは当面は予備費で対応するということになって、12月で補正をかけるということになるかと思うんですけれども、ちょっとこのコロナの影響がどこまで拡大するのかというのがまだ分かりませんし、ちょっとこの辺の周知も必要なのかもしれませんので、もう少し詳しく丁寧に関係する世帯等に周知をお願いしたいというふうに思います。  以上です。 267 ◯議長【小倉利一君】 他に。7番石井君。 268 ◯7番【石井俊雄君】 一般会計補正予算全体については大きく評価をし、賛成する立場でありますけれども、22ページの中大型扇風機を導入、入れるということで、どこかに説明を受けているんですけれども、26ページ、他にも小中学校の体育館があります。本来であればそこに避難所としても将来使えるわけですから、エアコンを設置していただきたいということをこの間、数回にわたって要望、質問をしてきました。だから、できれば一番いいのは、エアコンを全部体育館に入れていただくのが一番いいんですけれども、取りあえず大型扇風機を小中学校の体育館にも設置することは考えなかったのか、できなかったのか、それをまず1つ教えてください。 269 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 270 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  学校には工事用の扇風機が、大きなものが常時用意してありますので、その辺については検討しなかったというか、それで足りると考えております。 271 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 272 ◯7番【石井俊雄君】 分かりました。認識の不一致が。じゃ、既に設置してあるということですね。小中学校のね。分かりました。  もう1つは、昨日の一般質問でもちょっと時間が足りなかったので質疑を深めることができなかったんですけれども、これから生まれてくる子どもさん達、来年の4月1日までに生まれてくる子どもさん達にも、当初の国からのお金を使った10万円の給付金、これを、同学年で成長していくわけですから、やはり、言葉はよくないですけれども、差別的な給付になります。そういう意味で、今回は難しかったかもしれない、今回入れてほしかったんですけれども、それが入っていない理由、そして、今後の執行部の提案で第4弾、あるいは第4弾の対策で、できれば来年の4月1日まで生まれた子ども達にも同じ10万円の給付金を与えてほしいということについての御意見、考え方、答弁をお願いいたします。 273 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 274 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、私の方からお答えをさせていただきます。  まず今回の補正で16ページに、まず子育て世帯への臨時特別給付金給付事業ということで、先ほど答弁の中で、6月1日から10月31日までに生まれた子ども達については、前回4月、5月、6月の補正予算で御可決いただきましたとおり、同額の2万円を給付するということでございます。  それから、今回併せまして、次のページ、18ページになりますが、妊婦支援臨時給付金給付事業ということで、11月1日現在で母子健康手帳を所持している方に2万円を給付するということで、11月1日現在で母子手帳を持っている方であれば、当該年度、令和3年の3月31日までに子どもが生まれるであろうというような考えから、ここでちょっと対象は違ってしまいますが、11月1日現在で母子健康手帳を所持している方について2万円を給付するというような形になりますので、3月31日までに生まれた子ども達については同額支給ができるというように考えておりまして、なおかつ、妊婦支援臨時給付金については、翌年の3月31日まで母子健康手帳を取得した方については2万円の給付をすることになりますので、少し長生村としては幅広い給付になろうかと考えております。  以上です。 275 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 276 ◯7番【石井俊雄君】 それはそれで大きく評価をしております。ただ、同じ同学年で、ちょっと4月何日だか、までに生まれた子どもさん達には、赤ちゃんには10万円給付しているわけですよね。月日はちょっと忘れちゃいましたけれども。同学年で成長しているのに、1ヶ月、2ヶ月ぐらい早く生まれた方には10万円の給付を差し上げて、他の子ども達には10万円は差し上げない。これはちょっと、言葉は悪いですけれども、差別というふうになるんじゃないかと思いますので。今回は無理ですけれども、今後についてはぜひ検討してほしいということで、これは村長にちょっと考え方をお聞きしたいと思います。 277 ◯議長【小倉利一君】 村長。 278 ◯村長【小高陽一君】 先ほども申し上げましたように、広く長く子ども達のために給付をしていきたいということで、生まれた月で、その年で違ってしまうということ、これは国の方針でもございましたので、それに沿ったやり方で、今後もまた第3弾、第4弾、第5弾が必要になるかも分かりませんし、いっときに大きく出してしまって次が続かないと困りますので、その辺も考えて、広く長くやりたいと思っております。 279 ◯議長【小倉利一君】 よろしいですか。6番塩谷君。 280 ◯6番【塩谷法道君】 ごく単純な質問ですけれども、8ページの企画事務運営費の中で、たしか私の記憶で言いますと、技専校跡の浄化槽は村で作ったわけですけれども、これに付随してまたトイレも設置するという話だと思うんですけれども、間違いなければ、それはイベント企画会社だけが使えるというものじゃなくて、当然村が設置するわけだから村民が使えるというような趣旨でしょうか。作る理由と、それから、理念、どういうあれで村としてこれを作るんだということを教えていただきたいと思います。 281 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 282 ◯企画財政課長【木島正人君】 議員のおっしゃるとおり、これはあくまでも公衆用トイレというような形で設置をするということでございます。それから、これについては歳入でも説明したとおり、県の観光地魅力アップ整備事業という形の、ふだんであれば2分の1の助成事業なんですが、今回オリンピック、パラリンピックの助成事業ということで上乗せ補助になりましたので、これに併せて整備をするというものでございます。  以上です。 283 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 284 ◯6番【塩谷法道君】 先ほど聞いたんですけれども、村が設置するという理念、どういう理由で村が設置するんだという点をちょっとお話しいただければと。 285 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 286 ◯企画財政課長【木島正人君】 村で設置する理念といいますか、当然、今現在、既に浄化槽を設置しておりまして、その浄化槽の上に何かないと無駄になってしまいますので、まず今回、補助事業を使って設置をして、近隣住民の方のため、それから、今現在、5年賃貸借契約ということで、株式会社BUBの方に貸しているわけですが、これから技専跡地を有効活用するに当たって、公衆用トイレが必要であろうというような理念のもと、設置するものでございます。  以上です。 287 ◯議長【小倉利一君】 よろしいですね。他にございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 288 ◯議長【小倉利一君】 ないようですので、質疑を終了いたします。討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 289 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第38号 令和2年度長生村一般会計補正予算(第3号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 290 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。  議案第39号 令和2年度長生村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、質疑を行います。15番関君。
    291 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 292 ◯15番【関 克也君】 これについて1点だけ質疑をさせていただきます。  この補正予算の中にはコロナ関連の国保税の申請減免の部分が入っておりますので、この国保税の申請減免をするコロナ関連ということでやる場合に、国保税を滞納していることを理由に申請を拒否するということがあるかどうかなんですが、この感染症の影響による収入の減少が実際にあり、このコロナ関連の国保税減免を申請したある方から次のようなことを、間接的ではありますが聞きました。長生村の窓口に減免申請に伺ったところ、国保税の滞納があり、分納をしていたということを理由に申請ができなかったということであったようであります。国保税の滞納を理由にこのコロナ関連の申請減免ができないというようなことが実際あるのかどうかお聞きいたします。 293 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 294 ◯税務課長【諸岡和代君】 お答えいたします。  保険税の減免につきましては、市町村の条例等に基づいて行われるものとされております。コロナウイルス感染症の影響による減免につきましても、長生村国民健康保険税減免取扱要綱に基づいて行っております。減免の条件といたしまして、第2条で、当該年度の納期限までに村の賦課金に未納のない世帯に限るとしております。このことから分納している方につきましても減免の対象とはなりません。  以上です。 295 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 296 ◯15番【関 克也君】 これは今言われたとおり、確かに減免取扱要綱を見ますと、村の賦課金、つまり、税の未納のない世帯に限るというように確かに書いてはあるんですが、このコロナの影響による今回の減免規定というのは、ちょっと非常事態ということもあります。実際に国保税を滞納していることによって、払えないことによって医療機関になかなか行かないというようなことがあるとすれば、実際にコロナにかかっている方が重症化するというようなこともあり得るわけですね。コロナによる減免というのは、この収入の減少が、ざっくりですけれども、30%以上あった村民に対して国保税を減免して、その財源は国から交付されるということになっております。あくまで収入の減少に見舞われた、コロナ関連で見舞われた村民を救済するというのが狙いだと思うんですね。ですから、過去の国保税の滞納があったからといって減免申請をさせないということがないようにした方がよろしいかと私は思います。申請に当たり、どのような工夫、どのような対応が他にあるでしょうか、答弁をお願いします。 297 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 298 ◯税務課長【諸岡和代君】 減免の対象とすることはできませんけれども、徴収猶予の特例制度は、要件を満たせば税を滞納している方であっても申請することができます。令和3年2月1日までに納期が到来する村税について、1年間は延滞金なしで納付を猶予することができますので、今おっしゃった分納者の方につきましては猶予特例制度の申請の案内をするようにしたいと思います。  以上です。 299 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 300 ◯15番【関 克也君】 これは今言われたとおりの工夫をしてほしいということではありますが、これはぜひもう少し調査をしていただいて、国の通知等も影響しているとは思うんですが、工夫しているところがもし全国にあるとすれば、ぜひ工夫していただいて、減免申請ができるだけ可能になるように努力していっていただきたいと。併せて、徴収猶予もあるんですよということもきちんと情報提供をしていただいて、住民の方の状況に寄り添っていただくようにお願いしておきたいと思います。  以上です。 301 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 302 ◯議長【小倉利一君】 ないようですので、質疑を終了いたします。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 303 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第39号 令和2年度長生村国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 304 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。  議案第40号 令和2年度長生村介護保険特別会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 305 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 306 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第40号 令和2年度長生村介護保険特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 307 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。  議案第41号 令和2年度長生村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 308 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 309 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第41号 令和2年度長生村後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 310 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。      ───────────────────────────── 311 ◯議長【小倉利一君】 日程第8、発議案第8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、提案理由の説明を求めます。12番阿井君。              [12番阿井市郎君 登壇] 312 ◯12番【阿井市郎君】 発議案第8号の提出について、御説明申し上げます。  提出者、井下田政美議員、そして、私、阿井市郎でございます。  発議案第8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書提出について、その提案理由の説明を申し上げます。  新型コロナウイルス感染の拡大は甚大な経済的、社会的影響をもたらし、国民生活への不安が続いている中で、地方税、地方交付税等の一般財源の激減が避けがたくなっています。地方自治体は福祉、医療、教育、子育て、防災減災、地方創生、地域経済活性化、雇用対策など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策に追いやられ、今後の地方財政はかつてない厳しい状況になることが予想されます。よって、国においては令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、次の事項を確実に実現されるよう強く要望するものです。  1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税等の一般財源総額を確保、充実すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確認すること。  2、地方交付税については、引き続き、財源保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。  3、令和2年度の地方税収が大幅に減少することが予想されることから、万全の減収補填措置を講ずるとともに、減収補填債の対象となる項目についても、地方消費税を含め、弾力的に対応すること。  4、財源の健全性が小さく税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税、地方税の政策税制ついては積極的な整合、合理化を図り、新設、拡充、継続に当たっては、有効性、緊急性等を厳格に判断すること。  5、特に固定資産税は市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは家屋償却資産を含め断じて行わないこと。また、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として講じられた特別措置は、本来国庫補助等により対応すべきであり、今回限りの措置として期限の到来をもって確実に終了すること。  以上の要望事項を意見書として地方自治法第99条の規定により提出するものであります。  何とぞ慎重審議をいただき、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 313 ◯議長【小倉利一君】 御苦労さまでした。提案理由の説明が終わりました。  これより質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 314 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 315 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。発議案第8号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 316 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、発議案第8号は原案のとおり可決されました。  ここで暫時休憩といたします。休憩中に追加議事日程を配付いたしますので、しばらくお待ちください。                午後1時35分 休憩                午後1時36分 再開 317 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りします。休憩中にお手元に配付した日程を追加して議題としたいと存じますが、これに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 318 ◯議長【小倉利一君】 異議なしと認めます。よって、発言の取り消しについてを日程に追加して議題とすることに決定しました。      ───────────────────────────── 319 ◯議長【小倉利一君】 追加日程第1、日程第1 発言の取り消しについてを議題とします。7番石井君から昨日9月9日の会議における発言について、議会会議規則第63条の規定によって、お手元に配付しました発言取消申出書に記載した部分を取り消したいとの申出がありました。  お諮りします。これを許可することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 320 ◯議長【小倉利一君】 異議なしと認めます。よって、7番石井君からの発言の取り消しの申出を許可することに決定しました。  追加日程第1、日程第2 発言の取り消しについてを議題とします。小高村長から昨日9月9日の会議における発言について、お手元に配付しました発言取消申出書に記載した部分を取り消したいとの申出がありました。  お諮りします。これを許可することに御異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 321 ◯議長【小倉利一君】 異議なしと認めます。よって、小高村長からの発言の取り消しの申出を許可することに決定しました。      ───────────────────────────── 322 ◯議長【小倉利一君】 本定例会の会議に付された案件の審議は全て終了しました。  なお、会議録の作成に際し、会議規則第44条により、字句、数字等の整理については議長に委任されたく、御了承ください。  以上をもちまして、令和2年長生村議会定例会9月会議を終了いたします。御苦労さまでした。                午後1時38分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議 会 議 長 署 名 議 員 署 名 議 員 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....