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令和2年定例会9月会議(第2日) 名簿
令和2年定例会9月会議(第2日) 本文

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  1. 長生村議会 2020-09-02
    令和2年定例会9月会議(第2日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【小倉利一君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【小倉利一君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。2番岡本君。              [2番 岡本高直君 登壇] 3 ◯2番【岡本高直君】 皆様、おはようございます。ただいま議長より発言の許可がありましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。私、議席番号2番、岡本高直でございます。  世界中で新型コロナウイルス感染拡大に伴う厳戒体制が続いている中、日本でも、様々な感染防止策の実践により、ソーシャルディスタンス、リモートワークオンライン授業など、私たちの生活様式、働き方、そして、教育現場でもさま変わりしている状況であることは間違いありません。当たり前だったことが失われ、多くの物事が一変したこの時代、これからの長生村がどうなっていくのか、どう進んでいくのか案じております。我々村民も変化と向き合い、今を生きていくための何かを身につけ対応していかなければならないのかもしれません。  そんな状況下、去る6月に小高村長が再選を果たされました。時代に合わせた柔軟な取組が必要とされる状況の今だからこそ、改めて小高村長3期目の公約について質問いたします。  質問事項1の小高村長の公約についての1点目。6月の長生村長選挙において掲げられた公約についての将来計画である八積駅橋上化、小中学校1人1台タブレット端末認定こども園給食センター高齢者ごみ捨て支援の具体的な説明内容を求めます。  2点目、公約に掲げられた項目の優先順位、現在のところの実現の可能性、計画等の進捗状況について説明を求めます。  以上、私からの第1質問とさせていただき、答弁のほどよろしくお願いいたします。 4 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君の質問に対する当局の答弁を求めます。村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 2番岡本議員の御質問にお答えいたします。小高村長の公約についての1点目。「長生村長選挙において公約に掲げた項目について、具体的な内容説明を求めます」との御質問ですが、私はこれまで8年間、議員の皆様と一緒に、魅力ある村となるよう、粉骨砕身努めてまいりました。そして、これからも変わらず、「夢がある、生きがいを感じる、住んで良かった長生村」の実現に向け、邁進していく所存であります。  まず、八積駅橋上化につきましては、全国的に少子高齢化が叫ばれる今、村の将来像を考えたときに、JR八積駅を交通結節点として、駅を中心としたまちづくりをすることとして、八積駅周辺環境整備事業に取り組んでまいりました。おかげを持ちまして、第1期事業も、議員の皆様をはじめ、住民の皆様の御理解と御協力により、概ね計画どおり進んでおります。  引き続き、第2期事業を進めますが、そのメニューである駅の橋上化では、住民の皆様が北側からの利用ができる利便性の向上に加え、双方向からの駅利用により周辺のにぎわいが形成されればと思っております。  なお、駅の北口整備や橋上化について、現段階では具体的な内容は決定しておりません。令和3年度を議員の皆様と住民の皆様の様々な意見をお聞きする1年としたいと考えております。  小中学校1人1台タブレット端末につきましては、変化の激しい時代を生き抜くには、従来の一斉教育だけでなく個別最適化された創造性を育む教育が重要と考えております。また、児童生徒のさらなる教育の充実と教職員の働き方改革に役立てるものと確信しております。  次に、認定こども園につきましては、現在の八積、高根、一松保育所をそれぞれ認定こども園に移行し、保育と教育の両立を目指したいと考えております。
     給食センターにつきましては、学校給食衛生安全基準に基づいた安全・安心な施設の実現と、昨今の気候変動や地震など、非常時ライフラインが止まった場合でも、炊き出しなどに対応できる施設が必要と考えております。  高齢者のごみ捨て支援につきましては、今後、ますます高齢化が進む中、高齢者のみの世帯においては、ごみの重量や集積場までの距離などが原因でごみ捨てにおける生活上の不便さや、居住の衛生環境にも影響が出ることが予想されます。高齢者の方が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、地域の方やボランティアなどと連携し、共助の形成など、社会資源を見直すと共に、新たな体制整備の構築を図りたいとの考え方から公約として掲げたところでございます。  2点目、公約に掲げた優先順位、現在のところの実現の可能性、計画等の進捗状況についてとの御質問ですが、公約の優先順位につきましては、私の中でどの項目も甲乙つけがたいものがあります。  現在、村では第6次の総合計画を策定中でありますが、計画の実現にも新型コロナウイルスの影響などにより、現時点で財政的な影響度を測ることは非常に困難な状況となっております。掲げた公約については、私も全身全霊をかけて臨んでまいりますが、必ずしも思いどおりになるとは思っておりません。  事業実施においては財政的な負担も含め、その都度、将来への影響も考えながら判断してまいりたいと存じます。その中で補助事業等の兼ね合いもございますので、9月会議に補正予算として提出しております、小中学校1人1台タブレット端末購入を1番とし、2番に保育所の認定こども園への移行、3番に安全・安心な給食の提供を行う必要性から給食センターの建設、4番目に高齢者ごみ捨て支援を、体制整備の構築ができ次第始めたいと考えております。  そして、最後に八積駅橋上化を考えております。  以上で、岡本議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。2番岡本君。 7 ◯2番【岡本高直君】 質問事項1について、私、教育民生常任委員会に属する議員としての立場もありますので、主に教育に関する内容で第2質問をいたします。  まず、今回の補正予算として提出されている1人1台タブレット等の端末を整備する公約についてですが、小高村長の小中学校の児童生徒に1人1台タブレット等の端末を整備する公約と、文部科学省が実施しているGIGAスクール構想の関連の説明をお願いいたします。これを小高村長に答弁を求めます。 8 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 9 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。文部科学省ではGIGAスクール構想として、児童生徒に1人1台タブレット等の端末と高速大容量通信ネットワークを一体に整備することにより、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質能力が一層確実に育成できる教育、ICT環境を実現することと、これまでの教育実践と最先端ICTベストミックスを図ることにより、教師、児童生徒の力を最大限に引き出すことを目的としております。  この構想に共感し、早期実現のため、村でも1人1台の端末整備が早急に必要であると考え、村長選挙の選挙公約に位置づけ、9月の補正予算で御提案させていただいております。 10 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 11 ◯2番【岡本高直君】 ただいま御説明がありましたように、今回の9月補正予算に小中学校の児童生徒用に1人1台タブレット端末を整備する経費が計上されていますけれども、その内容を教えていただきたいと思います。 12 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 13 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 お答えします。  まず、児童生徒用に909台、教職員用に64台、予備機として各学級に1台ずつ、42台、計1,015台を購入する予定です。また、あわせて、全ての端末に事業支援用のソフトと学習ソフトを用意いたします。そのほか設定費用や自然故障の際の補償等の費用が含まれております。  以上です。 14 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 15 ◯2番【岡本高直君】 児童生徒用タブレット端末の購入に当たりまして、今後どのように整備していく考えか伺います。 16 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 17 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 このたびの補正予算計上に当たり、教員の主な人事異動の範囲である長生郡市の教育委員会の事務職員で情報交換を実施し、情報収集いたしました。その中で長生郡市でなるべく同じ製品でそろえ、導入することで、経費負担の軽減や教員の負担軽減ができ、授業研究なども共同で行われるのではないかとの話があります。  そういった面を検討しながら、整備を進めていきたいと考えております。 18 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 19 ◯2番【岡本高直君】 では、長生郡市の他の自治体ではどのようなタブレット端末を導入、または導入予定であるか分かりますでしょうか。 20 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 21 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 茂原市、一宮町、白子町、睦沢町では、グーグル社製クロームOSを搭載したクロームブックと言われるものの導入を検討しております。先ほど答弁したとおり、本村もこのクロームブックOSの製品の導入を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 22 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 23 ◯2番【岡本高直君】 児童生徒用に1人1台タブレット端末を整備することで、今後、児童生徒はその端末を活用して、どのような教育を受けていくことになるのでしょうか。活用方法について説明をお願いいたします。 24 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 25 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 例として、今回、補正予算で計上させていただいております小学校用のデジタル教科書を利用しての授業や、子どもたちが個々の端末で学習している状況を電子黒板で確認することや、電子黒板を使って発表するなどの授業展開が可能です。  また、今回のコロナ禍でありました学校の臨時休業が再度起きた場合でも、端末を持ち帰り、家庭と学校とを結んでオンライン授業等の展開も可能であると考えております。 26 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 27 ◯2番【岡本高直君】 指導する先生方、教員の方も、今回の児童生徒用タブレット端末整備で、当然、指導方法が変化していくと思います。その辺りのサポート等はどのように考えておられますか。 28 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 29 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 今回の補正予算でも計上させていただいておりますが、GIGAスクールサポーター配置支援事業で対応を考えております。 30 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 31 ◯2番【岡本高直君】 以前より教育のICT化ということで、先ほど答弁にありました電子黒板ということをよく耳にしたり、テレビで拝見したりします。具体的に電子黒板とはどのようなものなのでしょうか。 32 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 33 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 端末上の資料や写真、映像を大きく映し出したり、附属のペンや指で直接書き込みをしたり、その書き込んだ資料をデータとして保存し、後で活用したりといったパソコンと双方向の利用ができる機能を持ったホワイトボードや大型のテレビモニター等の機器です。  以上です。 34 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本。 35 ◯2番【岡本高直君】 それでは、電子黒板を含め、教育のICT機器整備については、今後計画がありますか。 36 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 37 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 現在のところ、次年度に現在のリース契約中の教員用のパソコンや書画カメラ等教育ICT機器の契約期間が満了となりますので、それに併せて、教職員の業務効率化、負担軽減のための指針として、統合型校務支援システムの整備と電子黒板の整備を検討してまいりたいと思っております。  以上です。 38 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本。 39 ◯2番【岡本高直君】 私も昨年の9月議会で要望しましたけれども、教員の方の負担軽減や働き方改革についても御検討いただきたいとお願いしたところでございます。  今後、計画をしているという統合型校務支援システムで先生方の業務の効率化や負担軽減が図られるということですけれども、統合型校務支援システムを導入することによって、どのように先生方の業務の負担軽減になるのか、答弁を願います。 40 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 41 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 一例を挙げますと、現在、各学校で行っている成績処理や出欠管理、指導要録等を個々の先生方が手書きであったり、ワード、エクセル、一太郎などを使って個別にファイルを作成しているところですが、共通したシステムを通じて作業することで、児童生徒の必要な情報を一元管理し、共有が可能となります。  また、情報管理が一元化することで、転記ミスや情報の持ち帰りによる漏えいなどのリスクを回避することができます。効率化、負担軽減によって、長時間勤務を解消し、児童生徒と接する時間が確保でき、教育の質の維持向上を図ることができます。  以上です。 42 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 43 ◯2番【岡本高直君】 それでは、引き続き、導入の計画について検討していただき、ぜひ導入していただければと思います。児童生徒の教育のさらなる充実と教員の方の負担軽減や働き方改革につながるようにお願いいたします。  続きまして、給食センターの建設について、第2質問をいたします。  長生郡市内の他の自治体では、どのような方法で給食を提供しているかお伺いいたします。 44 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 45 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 茂原市、白子町、長南町、長柄町では給食センター方式を採用しており、睦沢町では中学校の給食室で作ったものを運搬する親子方式を採用しております。一宮町は自校方式でございます。  以上です。 46 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 47 ◯2番【岡本高直君】 過去にも一般質問されていると思いますけれども、改めて、自校方式から給食センター方式を検討している理由について説明をお願いいたします。 48 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 49 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 平成24年1月19日に長生中学校において、給食のパンを原因とするノロウイルス感染が発生し、有症者数は生徒、教職員合わせて26名に達しました。この事件によりまして、平成24年3月16日に文部科学省の実地調査、また平成25年2月25日、26日に日本スポーツ振興センターによる食中毒事件発生後の衛生管理改善などの調査が行われました。  この報告では、学校給食衛生管理基準を遵守した改善計画を示すよう指示があり、この条件を満たす施設を建設するには、現在の給食室の約3倍程度の建築面積が必要となります。このような現状から、平成28年度に長生村学校給食の在り方検討委員会を立ち上げ、様々な検討を行った結果、平成28年度末に学校給食安全基準に適合した施設にすることが適当であると報告を受けております。  また、村長の第1答弁にもありましたとおり、災害時の炊き出しなどに対応できる施設の必要性を考慮して、電気、水道、ガス等の停止した場合でも、稼働可能な設備についても検討していくことが必要と考えております。  以上です。 50 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 51 ◯2番【岡本高直君】 ただいま御説明がありました平成28年度に立ち上げた長生村学校給食の在り方検討委員会とはどのような組織なんでしょうか。答弁願います。 52 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 53 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 構成員は15名で、保護者代表の教育委員、各学校のPTA役員代表、各学校の栄養士、校長会長等で構成されております。  以上です。 54 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 55 ◯2番【岡本高直君】 学校給食衛生管理基準を満たしていないところは、具体的にどのようなところなんでしょうか。 56 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 57 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 主だったところですと、現在の給食場はウェットシステム、またはウェット方式といって、調理や洗浄の際に床に直接排水する方式です。この場合、高温多湿となり、カビや病害虫の発生が問題となります。また、床から跳ねた水による2次感染の可能性もあるため、調理員が注意を払う必要があります。  また、トイレが和式でありますので、やはり跳ね水で汚染された衣服等から汚染が広がる可能性があります。  他には、給食室内に空調設備がないため、温度と湿度の管理ができないなど、多種多様な要件が学校給食衛生管理基準を満たしておりません。  以上です。 58 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本。 59 ◯2番【岡本高直君】 今、答弁のありました学校給食衛生管理基準の条件を満たす場合、過去の施設に概ね3倍の面積が必要になるということでしょうか。 60 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 61 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 そのとおりでございます。現在の学校給食衛生管理基準を満たすよう改修する場合、昨今、特に問題となっております食物アレルギー対策の対応スペースも当然必要となりますので、広い面積が必要となります。 62 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 63 ◯2番【岡本高直君】 これは全ての小中学校において条件は同じなんでしょうか。 64 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 65 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 同じ条件でございます。 66 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 67 ◯2番【岡本高直君】 ただいま食物アレルギーの話が出ましたけれども、食物アレルギーを持つ児童生徒は何人いらっしゃいますか。 68 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 69 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 現在のところ、アナフィラキシーショックに対応する薬、エッペンを所持している重症化する可能性がある児童生徒は7人でございます。 70 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 71 ◯2番【岡本高直君】 先ほど、食物アレルギー対策スペースということもお話がありました。アレルギーの原因となる食材を同じ空間で調理するのはよくないということであります。どういったことが問題なのでしょうか。 72 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 73 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 例を取ると、小麦やそばアレルギーの場合、同じ空間内で、小麦粉、そば粉を使用した場合、空気中に飛散した粉末がアレルギー対応食に混入する場合があるので、別室で調理しなければならならないということです。アレルギー症状が重い場合は、粉末の飛散でもアナフィラキシーショックを発症する場合があるため、特に注意が必要とします。  以上です。 74 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 75 ◯2番【岡本高直君】 センター方式になった場合はどうなりますか。
    76 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 77 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 アレルギー対応調理室の設置、専任調理員の配置により対応できると考えております。 78 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本。 79 ◯2番【岡本高直君】 ここまでの答弁で確認させていただきましたけれども、長生村学校給食の在り方検討委員会が示した給食センター方式が衛生的ですし、子どもたちに安心・安全な給食を提供するのにはふさわしいのではないかと改めて感じました。このことについても、議員派遣により給食センター方式を視察しており、理解もしております。視察したこの市に、子ども安心・安全を求めて引っ越されたという御家族もいらっしゃると伺いました。  そして、また夏場には高温多湿となりますので、調理に従事する方の健康にも関わりますので、防災の面を考慮するとのことなので、早期に取り組むことを切にお願いして、給食センターについての質問を終わりたいと思います。  続きまして、認定こども園について、第2質問をいたします。  認定こども園への移行を目指すとのことですが、保育所が認定こども園になった場合、どんなところが変わるのかお伺いいたします。 80 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 81 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 まず、何歳から預けられるかという問題ですが、保育所と同じく0歳から小学校就学前の子ども達を預かります。認定こども園になることで、3歳以上の子どもが保護者の就労状況等に関係なく利用することができます。  以上です。 82 ◯議長【小倉利一君】 ここで暫時休憩といたします。換気休憩といたしますので、再開は10時10分といたします。               午前10時00分 休憩               午前10時10分 再開 83 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  2番岡本君。 84 ◯2番【岡本高直君】 先ほどの保育所が認定こども園になった場合の違いを答弁していただきましたけれども、3歳以上の子どもが保護者の就労状況に関係なく利用することができるという答弁は、非常に保護者にとって大きな利益と言えると思います。  次に、保護者が負担する保育料はどうなりますでしょうか。 85 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 86 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 保育所と全く変わりはございません。保育所では保護者の収入に応じ、0歳から2歳までの子どもが保育料、3歳以上の子どもの給食費を負担していただいておりますが、認定こども園になっても一切変更はございません。  以上です。 87 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 88 ◯2番【岡本高直君】 教育の内容、そして保育の内容はどうなりますでしょうか。 89 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 90 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 原則として保育所と変わりません。引き続き、英語や運動教室などの幼児教育を積極的に取り入れるほか、スムーズに就学に向けて小学校と連携していきます。  以上です。 91 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 92 ◯2番【岡本高直君】 子どもの預かり時間はどうなりますか。 93 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 94 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 具体的には今後検討してまいりますが、利用する家庭のニーズに沿った預かり時間としたいと考えております。  以上です。 95 ◯議長【小倉利一君】 2番岡本君。 96 ◯2番【岡本高直君】 認定こども園になっても保護者に不利益なことはないと分かりました。私はかねてから幼児教育は大事だと考えておりますので、ぜひ進めていただければと思います。  それでは、小高村長の公約が早期に実現することを信じております。これで私の一般質問を終わりたいと思います。 97 ◯議長【小倉利一君】 2番、岡本君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。再開は10時20分といたします。               午前10時12分 休憩               午前10時20分 再開 98 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  1番石川君。              [1番 石川忠夫君 登壇] 99 ◯1番【石川忠夫君】 議長のお許しをいただきました議席番号1番石川忠夫でございます。  一般質問の前に新人議員として、一言御挨拶を述べさせていただきます。6月に行われました長生村議会議員補欠選挙におきまして当選させていただきました。「見る、聞く、動く村民主役の村づくり」を掲げ、生まれ育った長生村に恩返しをすべく、議員活動に邁進してまいります。  また、村長をはじめとする執行部の皆様、先輩議員の皆様と共に、村民のため頑張ってまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  では、一般質問を行わせていただきます。  質問事項1、小高村長の政治姿勢について。去る6月21日執行の議会議員補欠選挙の結果、小高村長が全面的に応援した方を制し、私、石川忠夫が3地区の保育所存続、八積駅北口開発賛否における住民投票の実施の公約を掲げ、当選させていただきました。  この選挙結果を踏まえ、小高村長の政治姿勢について伺います。  問事項2、防災対策について。  1つ目、6月議会にて村では当面は3保育所を廃止せず、認定こども園化を考えるが、一松保育所は千葉県が想定する津波の浸水域内にあり、子どもたちの安全・安心を確保することも課題とし、認定こども園化を進める中で検討していく旨、説明をしております。一松保育所のみならず隣接の一松小学校や地域住民全体の安全確保が重要であります。津波対策をどのように考えているか伺います。  2つ目、長生郡市広域市町村圏組合、消防本部長生分署の隣接地に整備され、平成30年12月26日から運用開始されたドクターヘリ場外離着場につき、大規模災害発生時、救難活動を行う海上保安庁、自衛隊、千葉県警、千葉市消防などの回転翼航空機を所有する関係機関との利用調整状況、及び村の防災計画への位置づけについて伺います。  質問事項3、第6次長生村総合計画策定について。  1つ目、本計画の策定準備状況について伺います。  2つ目、村の大切な地域資源であるすばらしい一松海岸、一宮川河口、及び一松内水面潮遊池を含む周辺地は、漁業、観光、マリンレジャーと多目的エリアとして、子ども達や多くの方の集える憩いの場所、また長生村全体の産業活性化の起爆剤となり得る適地と考えております。村はこの地区の活性化策を具体的にどのように考えているか伺います。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 100 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 101 ◯村長【小高陽一君】 1番石川議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、小高村長の政治姿勢についての「去る6月21日執行の議会議員補欠選挙の結果を踏まえ、小高村長の政治姿勢について伺います」との御質問ですが、6月21日執行の議会議員補欠選挙の結果につきましては、真摯に受け止めております。  なお、私の政治姿勢につきましては、これまでと変わるものではなく、「夢がある、生きがいを感じる、住んで良かった長生村」の実現に向けて邁進してまいります。特に、将来必要となる施設の整備につきましては、様々な御意見を伺い、議会の御理解をいただいた上で、誤解のないよう、丁寧な説明を行い、合意形成を図り、住民の負託に応えてまいります。  質問事項2、防災対策についての1点目、「津波対策をどのように考えているのか伺います」との御質問ですが、津波対策につきましては、ハード事業とソフト事業を組み合わせた対策を行っております。村におけるハード事業では、津波避難施設となる一松北部コミュニティーセンター、城之内築山公園、竜宮台築山公園、及び一松小学校屋上避難場所の整備を行うと共に、千葉県に対し、海岸線及び一宮川への津波対策事業の早期完成を要請しております。  また、ソフト事業では、津波避難訓練を実施し、津波発生時にはより内陸へ、より高いところへ避難するよう、住民に周知をいたしております。村といたしましては、この津波対策により住民の安全確保を図っております。  2点目、ドクターヘリの緊急離発着場の利用調整状況及び防災計画への位置づけについて伺いますとの御質問ですが、村が整備いたしましたドクターヘリ場外離着陸場の使用につきましては、現在、千葉県警の警察用航空機離発着に伴う使用も可能となっております。また、大規模災害発生時におけるヘリコプターによる救助活動を行うこととなる各機関との利用調整につきましては、村が行える立場にありませんので、各機関相互で調整が図られるものと考えております。  なお、村の防災計画への位置づけにつきましては、本計画を平成26年に策定していることから、平成30年12月26日から運用を開始いたしましたドクターヘリ場外離着陸場の位置づけは明記されておりません。  質問事項3、第6次長生村総合計画策定についての1点目、本計画の策定準備状況について伺いますとの御質問ですが、令和3年度からスタートする本計画につきましては、平成30年度末から策定準備に入り、庁内職員で組織する策定委員会、庁外作業部会としてのまちづくり推進委員会、諮問機関である総合開発審議会で検討を重ねております。  また、昨年度には、住民の意識やニーズを把握し、今後のまちづくりの基礎資料とするため、住民アンケートや住民ワークショップを開催したところです。現在、基本構想の素案が出来上がりましたので、総合開発審議会へ報告すると共に、本会議において議員の皆様にも御説明したところであります。  今後は、前期基本計画を取りまとめ、各種委員会等の審議を経た後、議会への報告、パブリックコメントを実施し、令和3年3月会議において、長生村議会基本条例第21条の規定により、議案として上程する予定となってございます。  2点目、海岸地区の活性化策をどのように考えているか伺いますとの御質問ですが、一松海岸を中心とした周辺地域は、村の重要な観光及び産業資源と考えています。しかし、近年は海岸侵食や内水面の青海苔の不作など問題が生じていますが、貴重な資源でありますので、今後も活性化を図っていきたいと考えております。  以上で、石川議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 102 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。1番石川君。 103 ◯1番【石川忠夫君】 御答弁ありがとうございました。  2次質問について。まず順次、小高村長の政治姿勢についてから伺いたいと思います。今の答弁の中で様々な御意見を伺い、とあります。将来、必要となる施設の整備については、様々な意見を聞くということですが、どのような方法で市民の意見を聞くのか伺います。 104 ◯議長【小倉利一君】 石川君の質問に対する当局の答弁を求めます。総務課長。 105 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。村はこれまで各種委員会、審議会や議会の御意見を伺うと共に、住民意見を反映するため、パブリックコメントを行っておりますので、これからも同様に御意見を伺ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 106 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 107 ◯1番【石川忠夫君】 この意見の聞き方でございますが、住民から意見を聞く手法の1つとして、住民投票というような手法もございますが、この様々な意見を伺うという中に住民投票というものはございますか。伺います。 108 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 109 ◯総務課長【田中喜宣君】 住民投票につきましては、多様な意見を伺うものではなく、賛否を判断する手法の1つであると考えているところでございます。  以上です。 110 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 111 ◯1番【石川忠夫君】 分かりました。様々な住民の意見を聞いていただき、今後も丁寧な説明をお願いしたいと考えております。  続きまして、防災対策についての2次質問でございます。千葉県が行っている海岸線及び一宮川における津波対策事業の進捗状況及び目標年度を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。 112 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 113 ◯まちづくり課長【小高重博君】 ただいまの御質問にお答えいたします。海岸線の津波対策につきましては、千葉県東沿岸海岸保全基本計画で平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災を受けまして、平成25年11月にこの計画が変更され、九十九里有料道路から海岸側、海側に天端6メートルの土塁を築くこととなっております。現在、一宮川河口部から城之内の開口部まで完了しているという状況であります。  また、今年度、村に3ヶ所、城之内、驚、入山津にあります開口部につきまして、浜に行くために、土塁を越えます道路を設けることとなっておりますが、保安林について、関係機関と調整手続中と聞いております。着手に現在は至っていないというような状況でございます。目標年度につきましては、今年度末を目指しているということでございます。  また、一宮川の津波対策につきましては、河口部から2.5キロメートルまでの区間で、堤防のかさ上げ等を平成26年度から着工しております。  新一宮大橋など堤防高さが確保できない部分につきましては、Jアラートによる警報等の発令で、自動的に閉まるゲートが設置されることとなっていると聞いております。目標年度につきましては、今年度末を目指しているということでございます。  以上です。 114 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 115 ◯1番【石川忠夫君】 今の説明、ありがとうございました。今年度目標、3ヶ所の開口部、これも今年度でよろしいんでしょうか。 116 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 117 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。議員のおっしゃるとおりでございます。目標としまして今年度というところで伺っております。 118 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 119 ◯1番【石川忠夫君】 分かりました。ということは、長生村におきまして、東日本大震災発生以降、九十九里にも襲来いたしました津波、このことによりまして、住んでいた住民の方、また、よき長生村に移住をしたい方がちゅうちょしているというお声を聞いております。村としてこのような対策を十分しているんであれば、周知をしっかりしていただき、移住を考えている方、また御高齢の方、安全・安心を踏まえて、村に住めるような形で情報提供等が必要かと考えますので、よろしくお願いいたします。  続いてもう1点、津波避難訓練につきまして、想定を津波到達時間である発災時より30分間をめどとし、平日の昼間、夜間など避難行動が取りづらいものを繰り返し行うことが重要と考えますが、この辺についていかがでしょうか。 120 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 121 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。平日の昼間行動が取りづらいという御意見につきましては、昼間、遠くに勤務されている方たち、いわゆる御自宅にいらっしゃらない方たちが多いというような御意見であろうかと思います。  また、夜間につきましては、多くの方が居宅にいらっしゃる時間帯というようなことになると思いますが、そうしたことを踏まえて避難訓練を行うべきという御意見だと思います。まさしく議員のおっしゃるとおり、いつ何時、津波が発生するのか、地震が発生して津波が発生するわけですが、そうしたことが起きるのかという想定は誰にもできません。むしろ、そういうことを想定すべきというところはございますが、村といたしまして訓練実施の内容といたしましては、やはり、休日に皆さんが在宅しているところで、避難訓練を繰り返し行うという形でこれまで行っております。今年度も同様な形で行うということを予定しておりますので、そうした形で繰り返しということにつきましては、議員のおっしゃるとおりだと思いますので、そうした反復の訓練を積み上げていきたいと考えているところです。 122 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。
    123 ◯1番【石川忠夫君】 今の答弁のとおりと思います。東日本大震災の際、直近に行った訓練が功を奏したという事例も多数伺っております。ぜひとも、よりよい、実際に即した想定を盛り込んでいただき、長時間ではなく、短い、御高齢の方もおられますので、30分程度を目標に想定を考えていただいて、繰り返し行うことを望むものでございます。  最後、この防災関係の関係で1つ確認事項がございます。冒頭に申しました一松保育所は、洪水、津波ハザードマップにおける浸水域内に入っているという話なんですが、この書き方が悪いのか、北緯東経が、私が確認したところ、浸水域内に入ってないと思われるんですが、この件について伺います。 124 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 125 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。一松保育所は村の洪水、津波ハザードマップの浸水エリアの境目に位置しておりますが、浸水区域想定区域内には入っていないということでございます。 126 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 127 ◯1番【石川忠夫君】 そのとおりでございます。一松保育所は浸水域内に入っておりません。際ということで、また村のつくっている防災対応につきましては、なるべく遠くへ高くということがございますので、この辺につきましては臨機応変に、自分の命は自分で守るということを踏まえまして、ちょうど私の住む部落の周辺になります。ほとんどが一松地区が津波被害にあるものでございますので、よろしくお願いいたします。  今、言ったように、正確な情報を村は住民へ伝えることが必要と肝要かと思います。先ほど、津波対策についてやっておられることはいいことであります。前広に周知をお願いしたいと申しましたが、正確な情報があっての周知であり、情報提供でございます。その辺よろしく御配慮お願いいたします。  続きまして、防災対策の2点目でございます。ドクターヘリの場外離発着場の関係でございますが、現在、村の防災計画にある臨時ヘリポートは小中学校のグラウンドなどであり、機能的に完璧なものではございません。しかしながら、ドクターヘリの場外離発着場につきましては、先ほど説明がございましたように、千葉県警回転翼機、俗に言うヘリコプターが恒常的に離発着できるようになっていると。このヘリポートにつきましては機能として十分で、他の市町にも誇れる施設であり、本防災計画に盛り込むべきと考えますが、いかがでしょうか。 128 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 129 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。千葉県は現在、防災計画の見直しを行っております。村といたしましては、県計画を受け、見直しを行う考えでありますので、その中で既存のヘリポートを位置づけていきたいと考えております。  以上でございます。 130 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 131 ◯1番【石川忠夫君】 ありがとうございます。長生村にヘリポートがあることを改めて防災計画に明記することによりまして、関係機関は緊急時及び平時を踏まえ、使用するための手続を進められますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  追加としまして、私、前職海上保安庁におりまして、長生村の地先海面の海難救助に指揮官として従事しておりました。その際、航空機の運用を行っておりましたが、私ちょっと勉強不足でこのヘリポートがなかったということで、もう少し長生村を理解すべきでありましたけれども、もう少し機動的な救助活動ができたものと反省しております。それは私の反省でございます。ありがとうございました。  引き続きまして、大きな3点目の第6次長生村総合計画策定についての関連でございます。海岸侵食について、長生村に係る千葉県東沿岸海岸保全基本計画における海岸侵食対策事業の進捗状況及び目標年度が分かれば伺いたいと思います。お願いいたします。 132 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 133 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。先ほど、津波対策で触れました千葉県東沿岸海岸保全基本計画では、銚子市の県境から館山市の洲崎まで延長約230キロの海岸を対象に、千葉東沿岸の広域的な視点で各海岸の特性に応じた海岸防護のための海岸保全施設の整備等の侵食や高波、高潮に対する対策と共に、海岸環境の保全や海岸利用に配慮した総合的な海岸保全を推進するものとして、平成15年8月に策定されたものでございます。  以後、平成25年、28年に変更が加えられております。これまでの間、侵食対策としましては、鉄線籠型護岸工、サンドパック工、消波ブロック据付け工や養浜工などを実施してきましたが、海岸線の後退は止まらない状況でございます。こうした中、県では総合的な見地からより具体的な対策として、九十九里浜侵食対策計画を今年7月に策定いたしました。この計画は40メートルの砂浜を造ることとして、全体で2020年度から30年間の計画としております。さらに、その実施計画を10年、3期に分けまして、最初の第1期を2020年度から2029年度の10年間としまして、一松海岸では離岸堤1基200メートルの設置と養浜を行うこととしております。  今後につきましては、この計画に基づきまして、実施した対策の効果や影響を検証し、必要に応じまして、計画の見直しを行っていくということです。  以上であります。 134 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 135 ◯1番【石川忠夫君】 ありがとうございます。我が長生村におきましては、美しい海岸線を持ち、村民の皆様が憩える場所と考えております。その前には、海岸保全、防護という考えを踏まえまして、侵食事業については大切と考えております。  小高村長が出席されました、3月に実施した九十九里浜侵食対策検討会議、これにおきましても、各市町村の首長はじめ、関係者の皆様の御利用もいただき、ただ今のような計画が進んでおります。  この千葉県東沿岸海岸保全基本計画につきましては、海岸線の利用、海岸保全、環境整備に欠かせない計画でございますので、積極的に村として取り組んでいただきたいと思いますが、具体的に海岸侵食対策事業を進めると共に、千葉県東沿岸海岸保全基本計画における海岸の一体化の適正利用を進めるため、市町村による適正利用の計画化と日常的管理移管を推進することが望ましいと言えることを踏まえ、これは本計画にうたっている内容でございます。これを踏まえまして、長生村村民憲章における燃える太陽九十九里浜及び長生村の花、ハマヒルガオをイメージできるように、この地区におきまして動植物の保護エリアの設定、海水浴場の開設、漁業といたしまして、底引き網漁、地引き網漁、ハマグリ手繰り採捕などに配慮しつつ、サーフィン、釣り、バナナボート、水上オートバイ、ディンギーヨットとなど、マリンレジャー全般ができるエリアとし、個々のレジャーはもとより、スポーツをして各種目による競技会開催などを行うことで、イベント、文化、学習活動を含めた地域活動が通年にわたり、多くの人々が集う場所となり、同エリアの活性化が図られ、長生村全体の産業活性化の起爆剤となり得ると考えます。  これらを進めるに当たり、船舶の上げ下ろし場としての多目的スロープ、また一般観光客なども利用できる遊歩道、駐車場、道路の拡張などの整備が不可欠であり、村は千葉県東沿岸海岸保全基本計画に係る魅力ある海岸づくり会議を設けるなど、ぜひこの地区の活性化につき、積極的な取組をお願いしたいと思いますが、改めて取組についていかがでしょうか。伺います。 136 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 137 ◯村長【小高陽一君】 それでは、私からお答えいたします。  今までも過去何度もこの九十九里浜の侵食についてはいろんな会合が開かれ、そして県でも研究会が開かれ、私も地元の長として参加させていただきました。議員も恐らく小さいときは遊んであろう一松海岸は、途中で足を冷まさないと水辺まで到着できないほどの広い砂浜を持っていたわけですが、近年、急激に侵食されまして、特にその原因の1つが3.11の津波で海底がえぐられて深くなった、深くなると波が高くなる。あっという間にここ3年から5年ぐらいで、今まで10メートルもっていたのが、今では駐車場が5メートルの崖になってしまうような無様な姿になっておるという、非常に私も残念な思いをしております。  できれば、10年後、20年後の子どもたちに、昔の姿をとは言いませんが、やはり先ほど課長が申し上げましたように県が目標とする40メートルの砂浜、これを造るんだということで、県の方も計画しているところでございますが、ただ、どういう方法が一番よいのか、私も分科会議で出てきましたが、4人の大学教授がそれぞれ自分の持論を展開していまして、これは50年、100年かかっても解決できないなと思った次第です。  まずは海水浴場を確保するのがいいのか。ただ、そこには漁業権が発生したり、あるいは夏の地引き網があったりとか、いろんなものが交錯しまして、これが一番いいという対策が実は取れてないのが現実でございますが、県では養浜、砂を入れるのと、それから、護岸工、そして、今、突堤を造って、少しでも流れをこう入れ、そういう幾つかの方法を取ってくれるということですので、私といたしましては、その方法を聞きながら、そして、何が地元にとって一番いいのか。ただ、現在、あまり海水浴を好む方が少なくなってきたという現状もありまして、長生村の、先ほど、私も宝だと言わせていただきましたけれども、これを保存できるような、しっかりと対策を私からも県の方にお願いしていきたいと思っております。  以上です。 138 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君。 139 ◯1番【石川忠夫君】 ありがとうございました。まさしくそのとおりだと考えております。  海岸線につきまして、国、県、直接、村が管理するわけにはいきません。しかしながら、この千葉県東沿岸海岸保全基本計画につきましては、村が、先ほど私が述べた内容のとおり、村が主体となって管理、利用を考えてもいいよと、そのためにこの魅力ある海岸づくりの会議を提唱しております。  私、調べたところ、県のインターネットの情報によりますと、匝瑳市と一宮町の方がつくっております。しかしながら、まだ現在、侵食の事業、また津波対応のものが進められておりますので、環境の整備、自然環境ですね、また利用について議論がされないで、公安法に基づく防護環境利用というものがありますが、海岸保全がメインとなって、あとの利用と環境が後からついてくるというのがございます。  長生村につきましては、あらかた、方向性ができていると、私は解しております。村長が出席していただいこの九十九里浜侵食対策検討会議、これが直近の会議だと思いますが、この資料を見ますと、なるほどなと、こういうことをやれば安全・安心が図られると。なかなかこの内容まで周知されておりませんので、先ほど言いましたように、ちょっと残念だなと、せっかくよくやっていることにつきましては、情報提供、周知をお願いしたいと考えております。  ということで、第6次総合計画に話を戻させていただきますけれども、基本構想につきましては、今つくられております。具体的な絵柄につきましては、基本計画、実施計画ということで進んでおりますので、引き続き、村民の皆様の意見等を聞きながら、村の方も計画を進めていただき、積極的な取組をお願いしたいと思いまして、私の一般質問とさせていただきます。  以上でございます。ありがとうございました。 140 ◯議長【小倉利一君】 1番石川君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は11時10分といたします。               午前10時58分 休憩               午前11時10分 再開 141 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  7番石井君。              [7番 石井俊雄君 登壇] 142 ◯7番【石井俊雄君】 ただいま議長からお許しをいただきました7番議員の石井俊雄でございます。  私の今回の一般質問につきましては、1つは消防団員の確保の問題、2つ目はデマンドの乗り合いタクシーの必要性と準備について、3つ目が新型コロナウイルスの対策について、4点目が小高村長の政治姿勢についてであります。  まず1点目の質問事項、消防団員確保の現状についてであります。村の消防団の方々からの声は、「新しく団員を確保するのが非常に難しい。この問題についてぜひ議会で取り上げて一般質問をしてほしい」と、そういうことを強く言われてきました。この議会の皆様にも、多分、経験した方がいらっしゃると思いますので、いろいろと私に代わって、質問をお願いしますという問いかけもしてきましたけれども、結果的に私が今回質問することになりましたのでよろしくお願いをいたします。  村の消防団員の確保の現状について伺いたいと思います。困難だというふうに私は聞いておりますので、その原因についてどうなっているかということを伺いたいと思います。  2点目は、消防団員の確保に向けたアンケート調査を行った経過があるのかということをお聞きしたいと思います。もし、実施されているということであれば、その結果から何が言えるのかということを伺いたいと思います。  2点目、デマンドタクシーの必要性と準備についてであります。1点目、デマンドの乗り合いタクシーは非常に低料金、300円から500円ぐらいの低料金で、場合によっては誰でも利用できるなどの利点があるかと思います。その利点についてどうなっているかということをお聞きいたします。  2つ目は、第6次総合計画に向けたアンケートが昨年行われました。今年の3月ぐらいでしたかね、村役場のホームページにその結果が入れられました。それを見ますと、問いの13のところでは、いずれ転出をするつもりというのが7%あって、もう1つの同じような問いかけで1.9%の結果でしたね。9%ぐらいの人が何を言っているかということなんですけれども、小さなことかもしれませんけれども、買物が非常に不便であるということで、回答の中で82.8%となっております。そして、問いの20のところでは、公共交通の充実についてはやや不満である、そして、不満である、合わせて60.3%となっています。それから、今後の村の取組として重要度として公共交通の充実として、重要が55.2%、やや重要が28%以上、合わせますと83.2%の方々が公共交通の整備を急いでほしいというアンケート結果が出ております。このことについて、村の考え方を伺いたいと思います。  3つ目は、村で地域公共交通会議を立ち上げて、デマンドタクシーを始めた場合の全体の事業費、おおよそでいいんですけれども、全体の事業費、歳入歳出の金額などがもし分かりましたら教えていただきたいと思います。  3点目、新型コロナウイルス対策につきまして、1点目、コロナウイルスで村民がどういうふうになっているかということをちょっとお聞きしたいんです。1つは、苦しさから生活保護の申請が増えているのではないかというその変化を伺います。2つ目は、体調の不良を訴える村民がいるのかということ、この2点伺います。  大きく2点目ですけれども、PCR検査のことでございます。ドライブスルーを長生郡市に1ヶ所設置するということは、前回の6月議会では7市町村の首長がこぞって要望をしているんだということで伺いました。その進捗状況を伺いたいと思います。  3つ目は、アメリカのニューヨークではPCR検査を「いつでも誰でも何回でも無料」とする。東京の世田谷ではそこを学んで、検査の数を1桁増やすなどの先進事例が出てきております。そこから学ぶことはあるかと思いますので、所見をいただきたい。  4つ目は、多古町も睦沢町に続きまして、中小企業支援30万円ということで、9月の補正で提案するようでございますけれども、そういうことが出てまいりました。習志野では、令和3年4月1日までに生まれる子どもさんに10万円の給付を行うことを聞いております。村は第3の対策として今後どう考えているのかということについて伺いたいと思います。  最後になりますけれども、小高村長の政治姿勢について、3期目に向けて支援者や村民に何を訴えたのか。また、当選後、どんな村づくりに力を入れるのかということについて伺いたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。 143 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 144 ◯村長【小高陽一君】 7番石井議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、消防団員確保の現状についての1点目、村の消防団の確保が難しくなっていると聞いています、村の消防団員の確保の現状について伺います、困難であればその原因を伺いますとの御質問ですが、長生郡市広域市町村圏組合消防本部に確認したところ、本村の消防団員の定数は169名に対し、4月1日現在での登録団員数は161名となっており、定数に満たない状況となっております。なお、定数に満たない消防団の団員確保における事情は様々であると思われますが、その要因を村で調査しておりませんので、お答えはいたしかねます。  2点目、消防団員確保に向けたアンケート調査を行った経緯がありますか、実施されたなら結果から何か言えるか伺いますとの御質問ですが、消防団員確保に向けたアンケート調査が実施された経緯について、長生郡市広域市町村圏組合消防本部に確認したところ、直近で本調査が行われた経緯はありませんとの回答でありました。  質問事項2、デマンドタクシーの必要性と準備についての1点目、デマンド乗り合いタクシーは低料金、誰でも利用できるなどの利点があるかと思います。利点について伺いますとの御質問ですが、石井議員も御承知のことと存じますが、デマンド型交通にも数通りの方式があり、それぞれメリット、デメリットがあります。完全デマンド型と仮定してメリットを申し上げますと、ドア・ツー・ドアに近い交通サービスであること、市町村の負担があるので、既存のタクシーより利用者の費用負担が少ないなどが挙げられます。  2点目、第6次総合計画に向けたアンケート結果を見ると、公共交通の整備を急ぐことだと思います、考え方を伺いますとの御質問ですが、3月会議での塩谷議員の一般質問で答弁したとおり、JR八積駅を交通結節点とし、まちづくりと公共交通を一体として整備する必要があると考えています。八積駅周辺環境整備事業の進捗及び第6次総合計画前期基本計画の中で総合的に検討してまいります。  3点目、村で地域公共交通会議を立ち上げ、デマンドタクシーを始めた場合の全体事業費と歳入歳出金額を伺いますとの御質問ですが、現段階で事業費等について試算することは不可能であると考えています。  質問事項3、新型コロナウイルス対策についての1点目、コロナウイルスで村民がどうなっているかの中の1番目、生活保護申請の変化はありますかとの御質問ですが、本村における生活保護申請の変化については、今年の3月から8月までの申請者数を昨年の同時期と比較したところ、申請者が特段増加しているということはない状況です。また、今年の生活保護の申請理由についても、現時点においては新型コロナウイルス感染症の影響を起因とし申請に至ったという人もいない状況でございます。  2番目、体調不良を訴える村民はいますかとの御質問ですが、新型コロナウイルスの感染によって、体調不良を訴える住民の情報は村には入っておりません。ただし、感染しているかどうかもしれないという不安を感じて相談される電話での問合せは1ヶ月に1件程度あります。そのような問合せに対しては、帰国者接触者相談センターを開設している長生健康福祉センターを御紹介しております。  2点目、PCR検査ドライブスルーを長生郡市に1ヶ所設置する進捗状況を伺いますとの御質問ですが、長生郡市におけるPCR検査体制の拡充に向けて、茂原市長生郡医師会、千葉県長生健康福祉センター、長生郡市広域市町村圏組合と検討を重ねております。今後、早期にPCR検査体制の強化が図られるよう、8月28日に長生郡市7市町村長の連名で千葉県知事に要望書を提出したところでございます。長生地域ではドライブスルー方式ではなく、PCR検査を行う医療機関を増やす方法について、千葉県長生健康福祉ンターと茂原市長生郡医師会が協議を行っていると伺っております。  3点目、ニューヨークでは「いつでも誰でも無料」、世田谷では検査を1桁増やすなど、先進事例から学ぶことはありますかとの御質問ですが、日本では新型コロナウイルス感染症は感染症法に基づく指定感染症となっておりますので、行政検査の対象者にPCR検査を実施しております。いつでも誰でも無料で行政検査ができる体制となってはおりません。ただし、感染経路不明者は無症状の感染者から感染している可能性がありますので、感染者が多くなった場合は、先進事例を参考にできる部分はあると考えます。  しかし、現状の長生村の感染状況及び長生健康福祉センター管内の現時点での検査体制では、先進事例のような対応を取ることは難しいと考えます。  4点目、多古町は中小企業支援30万円、習志野市は令和3年4月1日までの誕生に10万円給付です、村は第3の対策をどう考えているのかとの御質問ですが、新型コロナウイルス対策については、5月及び6月会議の補正予算において村の独自支援策として御可決いただいているところですが、まだ収束する見込みがなく、経済の疲弊も大きくなっているのは周知の事実です。  本村においても、地方創生臨時交付金を有効活用すると共に、いかに住民の安全・安心な生活を守るかを最優先に村の支援策を決定し、9月会議の一般会計補正予算として議案上程したところでございます。一般会計補正予算で担当課長から説明させましたが、私の方から何点かお答えさせていただきます。  1点目として、感染リスクなど心身に重い負担がかかる中、強い使命感を持って業務に従事している医療従事者や介護職員等に対し、一人当たり2万円の慰労金を給付します。  2点目として、村内全住民を対象としたインフルエンザの予防接種費用を助成するもので、3,000円を上限とし、助成いたします。これは発熱などの症状が似ているインフルエンザ患者を減らすことと新型コロナウイルス感染拡大に当たる医療機関の負担軽減を目的として実施するものです。  3点目は、在宅の要介護認定者や重度心身障がい者に対し、経済的支援をいたします。  4点目は、子育て世帯への応援給付金の対象児童の拡大や今後の出産、子育てへの経済的支援のため、母子健康手帳を所持している妊婦への給付金を支給いたします。  5点目は、中小企業者が感染症拡大防止措置のための機器や消耗品の購入、新サービスの導入に対し補助金を交付いたします。また、台風シーズンを迎えることから、感染症防止策を講じた避難所運営をするため、間仕切り用のテント購入費用などを計上したところです。  質問事項4、小高村長の政治姿勢についての小高村長は3期目に向け、支援者や村民に何を訴えたのか、当選後はどんな村づくりに力を入れるのか伺いますとの御質問ですが、私の政治姿勢につきましては、石川議員の質問にお答えしたとおりでございます。  なお、どのような村づくりに力を入れるのかとの御質問につきましては、住民福祉の向上及び安全安心な村づくりに向け、バランスの取れた村づくりを進めてまいります。  以上で、石井議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 145 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。7番石井君。 146 ◯7番【石井俊雄君】 第1答弁ありがとうございました。団員確保の原因を調査していないとのこと、そして長生広域消防団で直近でアンケートを取ったことがないとのことでありますが、平成29年10月5日付けで長生広域消防が県から依頼されたアンケートを県の防災危機管理部消防課に提出していることが分かりました。そして、総務省消防庁から消防団員の確保方策等に関する検討会を開き、4回議論してきたことも分かりました。その報告書が平成30年1月付けで総務省のネットに出ていることも分かりました。  まず、広域消防が平成29年10月5日付けで県に提出したアンケートの結果、これを広域消防の方に連絡を取りまして、いただくことができました。この原本は、総務課長の方にも行っているということであります。これを見ますと、新入団員の確保が困難から始まって高齢化で大変だとか全ての活動に参加できる団員の確保が困難だとか、全て困難であるという丸表示がついておりました。  それから、これはアンケートそのものの中から拾っていたんですけれども、昭和30年に200万人ぐらいまでいた消防団員が、平成2年には99万6,000人、そして平成29年には85万人と急激に消防団員の数が減ってきているという現実があります。  そしてまた、資料の6、課題の問い1では新入団員の確保の困難は83%ということも表で答えておりました。したがって、消防団員の確保が大変厳しいとの調査結果であります。この認識、これに対する考え方を答弁願いたいと思います。 147 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 148 ◯総務課長【田中喜宣君】 それでは、お答えをさせていただきます。  議員の御質問の消防団員確保に向けたアンケート調査を実施したことがあるかという御質問でありましたので、私どもでは広域の方にそのアンケートがございますかということを問い合わせさせていただきました。そのときにそうした名称のアンケートは、過去に実施された経緯がございますが、それは平成16年のときに行われたものだということでありましたので、先ほど、村長が答弁させていただいた内容につきましては、それに基づく答弁となっております。また、広域がその調査を報告しておりますのは、消防団の組織概要等の調査というアンケートの調査でございまして、今、その内容があるというのは、その1つの問いの中にそれがあるという内容のものでございました。  そして、今、お話のありました消防庁の資料編の中にあります、今の団員数の減少の状況につきましては、先ほど議員の方からも御説明がありましたけれども、昭和30年の団員数が194万人、そしてそれが徐々に減少して現在に至っているということにつきましては、これは長生郡市広域市町村圏組合消防本部の設立が昭和46年ということで、それ以前のこの数字となっているということであります。こういった状況から全国的にも常備消防の設置や非常備消防の統合などが進められたことによりまして、団員数が減っているものというふうに思われます。  また、新入団員の確保につきましては、消防団員が自らの地域は自らで守るという郷土愛護の精神に基づき、地域防災力向上のため、地域を挙げて確保に取り組まれておりますが、やはり、事情は様々あるものと認識しているところでございます。  以上でございます。 149 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 150 ◯7番【石井俊雄君】 最高194万人もいた消防団員が100万人を切っているという驚くべき状況であります。この原因については消防手当とか団員の処遇の改善などの問題もありますけれども、私が消防団員の方々から直接伺いますと、操法大会の問題が一番あるようでございます。操法大会に向けた練習など、多くの時間を取っているということであります。  それから、自分の自治会の中で新しい団員を確保しようと思うと、全員自治会に入っているわけじゃありませんから、どこにその対象者がいるか分からないといって困っている。そうこうしているうちに団員が見つからず高齢化している、もう新しい人が入ってこないんだから、一層のこと全員で退団しちゃおうかという声も聞こえております。  この現状を広域の副管理者であります小高村長はどのように考えておられるか答弁をお願いいたします。 151 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 152 ◯村長【小高陽一君】 私から答弁いたします。
     先ほど答弁したとおり、事情は様々あろうかと思いますが、消防行政は長生郡市広域市町村圏組合消防本部の所掌であり、第6支団、この村の第6支団の活動に影響が出ているとの報告は受けておりません。しかし、今議員がおっしゃったような意見が団員の中にあるとすれば、前途が危惧されるところと感じております。 153 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 154 ◯7番【石井俊雄君】 これから副管理者であります小高村長にお聞きするわけでありますけれども、1つは、操法大会の練習3回の大変さを改善する何か策はお持ちでしょうか。伺います。 155 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 156 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをさせていただきます。操法大会はそれぞれの職業の傍ら、日夜、地域の消防活動に従事している消防団員が日頃の訓練の成果を発表し、披露、実演することにより、消防操法技術の向上と士気高揚を図り、地域防災体制の強化に役立てるため実施されております。こうしたことを踏まえた上で、各部、地元の消防団が方策を検討していただくべきと考えております。  以上です。 157 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 158 ◯7番【石井俊雄君】 各地区の消防団がうまく新しい団員を確保できないから苦しんでいるという現実なんですね。各地区で考えてくれということだと、ちょっとそれは厳しい、冷ややかであるなと思います。  私が伺ったことの中にこういうことを言われました。例えば、操法大会を八積、一松、高根と3つの地区がありますけれども、毎年、全部の消防団員を集めて操法大会じゃなくて、今年は八積地区、来年は一松地区、その次は高根地区というふうに回していく。加えて、希望する消防団の方については入ってやってもらうと、そういう改善の策、方法もあるのではないかと、ちょっとそこを聞いたんですけれども、いかがでしょうか。 159 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 160 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問につきましては、広域市町村圏組合消防本部によりまして、実施要領を定めて実施しているところでございますので、村としてお答えすべき内容ではないと思っております。  以上でございます。 161 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 162 ◯7番【石井俊雄君】 そうかもしれませんけれども、それも1つの考え方、やり方、回し方ですねという言葉はなぜもらえないんでしょうかと思いました。  次に、消防団員の確保に向けて、自治会内で情報が欲しいということなんですね。「誰がどこに何歳ぐらいの人が住んでいるか分からないということで、加入のお願いに行こうとしても、どこに行っていいか分からない」、そういうことを聞きました。これについての改善策はありますでしょうか。 163 ◯議長【小倉利一君】 ここで30分たちましたので暫時休憩いたします。11時50分、再開をいたします。               午前11時42分 休憩               午前11時50分 再開 164 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  総務課長。 165 ◯総務課長【田中喜宣君】 それでは、お答えをいたします。  先ほどの御質問は、消防団員の確保に向け自治会内の情報が村から提供できないかという趣旨の御質問でありました。村といたしましては、地元にこういった方がいらっしゃいますというそういったことは個人情報保護の観点から情報提供が困難となります。よって、これまで同様に地元で情報共有をお願いしたいと考えております。  以上です。 166 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 167 ◯7番【石井俊雄君】 私も苦しみ紛れに考えたり、あるいは提案をいただいたりの中のお話ですけれども、選挙人名簿というのがございますよね。もちろん、選挙のために事前に閲覧できるわけですけれども、そして、一定の期間が過ぎると破棄しなければいけない。これはもちろん分かっています。その選挙人名簿を閲覧して情報把握するということについては可能ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 168 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 169 ◯総務課長【田中喜宣君】 それは目的が異なりますので、それを利用してということにはならないと考えております。 170 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 171 ◯7番【石井俊雄君】 何かいい策がないですかね。情報を、本当に苦しんで苦しんで、新たな消防団員を確保するための情報を得る手段がなかなか見つからない中での今の聞き方をしたわけですけれども、それもままならぬということであります。これ以降の課題として、何かいい方法がないかなということを、もし、私も考えますけれども、執行部の方でも、あるいは村長に何かいい策があれば今後教えていただきたいと思います。  続きまして、実は広域の議会で、3年ぐらい前に茂原市会議員の常泉さんが広域の議員でございます。同じような団員確保に向けて質問をしています。その広域の議会のときに着座して座っているのは市町村長でございますから、どんな質疑があったのかということを少しかいつまんで、簡単に小高村長に情報提供をいただければと思います。よろしくお願いします。 172 ◯議長【小倉利一君】 村長。 173 ◯村長【小高陽一君】 そういう質問があったことは私も記憶しておりますが、ただ内容がどういう内容でどのような答弁をされたかちょっと記憶が定かではありません。残念ながら。恐らく、このように当時消防長が答えているのではないかなと思います。  常泉議員がいろんな組織をつくったらどうだというような提案だったと思われますけれども、これが消防長の答弁ですが、消防団員は一定の年齢や任期が終わると、次の世代に引き継ぎ退団してしまうことで、消防活動とは関わり合いがなくなるケースが多く見受けられます。これまで長年培ってきた経験や地域事情の精通から消防職団員OBによる大規模災害や昼間の火災に限定した対応など、防災に関わる人々を増やすという観点から、特定の活動や役割に限定した機能別団員には大きな可能性があると考え、制度導入につきまして、前向きに検討したいと考えております。このように答弁しております。 174 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 175 ◯7番【石井俊雄君】 今出てきました機能別消防団、これが一番解決策だと私は思っている。例えば、操法の大会のときに、操法の大会は参加しないけれども、準備はしないけれども、火災のときは参加するとか取り組むとか、いろいろこう、限定付きで消防団の協力をしているという機能別消防団ですかね、そこに向けてぜひ、これから広域の中で消防団と協議を深めていただいて、できるだけ早くその制度を実現することをお願いしたいと思います。  時間の関係上、次の質問に入ります。  質問事項2のところで言います。デマンドタクシーのことで、いろいろとお聞きしながら勉強しながら提言をしていきたいと思います。非常に安価で誰でもということで使っているわけですけれども、この近くでデマンド乗り合いタクシーを実施しているところの利用対象者、利用料金などを教えていただきたいと思います。 176 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 177 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、お答えいたします。  近隣自治体では茂原市と長南町が実施しておりまして、茂原市では該当地区の住民で1回当たり400円、長南町につきましては事前登録をされた65歳以上、または事前登録された障がい者手帳所持者で1回当たり500円となってございます。  以上です。 178 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 179 ◯7番【石井俊雄君】 長南町と茂原市が実施をしているということであります。長南では65歳以上ということで、ちょっと制限があるんですけれども、私が調べたところ、横芝光町、いすみ市などについては、御宿もそうだったかと思います。全住民、町民対象、御宿はちょっと分かりませんけれども。そういう形で利用者の対象者がオッケーになっています。利用料金もいすみが400円、御宿300円、横芝光町が300円ということになっております。ちょっとここで1つお聞きしたいんですけれども、運行の範囲について、これをすぐ答えられると思うんですけれども、大体、私もそう思ったんですけれども、自治体の中にデマンド乗り合いタクシーが運行できると思っていたんですけれども、実は、酒々井町では、隣の町の日赤の病院に飛び出てオッケーになっています。いすみ市では旧自治体の3つのところからいすみ医療センターに向かって行くところは、今、1つの自治体ですけれども、認められております。  一般的には自治体の中と言われていますけれども、私はこの地域公共交通会議を立ち上げて、そのメンバーの中で合意をすれば可能ではないかなという気がする、合意をすればですよ。私が当面考えるのは、一宮駅、茂原駅、長生病院、こういうところに地域公共交通会議の中で合意が得られれば運行が可能ではないかと考えるんですけれども、ちょっと教えてください。 180 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 181 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  先般、令和2年3月会議で塩谷議員の御質問で答弁したとおり、現在では広域的公共交通整備のための法定協議会というのが立ち上げることが可能となっております。やはり、先ほど石井議員がおっしゃいましたように、当然、各郡内、それから事業者等の合意が当然必要となってまいります。  以上です。 182 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 183 ◯7番【石井俊雄君】 分かりました。1次質問の中で、具体的に総合計画の策定アンケートの中で、問13、問14,問20、問17も非常に大事だったんですけれども、そこに対する具体的な見解というか、所見がちょっと出てなかったので、かいつまんで答弁のほどお願いしたいと思います。 184 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 185 ◯企画財政課長【木島正人君】 それでは、お答えをさせていただきます。  まず問13につきましては、定住の意向を聞いているもので、先ほど石井議員には、いずれか村を転出するというような答弁させていただいたんですが、私の方では、逆に約80%以上が長生村に住み続けていくと、そういうような結果だと考えております。これにつきましては、前回アンケート結果とほぼ同様の結果となってございます。  続きまして、問14につきましては、先の定住意向の調査のうち、いずれは村外に転出するつもり、すぐにでも転出したいという答えた方の理由を問うものでありまして、その中では、先ほど石井議員は買物など生活が不便とおっしゃいましたけれども、正確には買物など日常生活が不便という方が最も多く、次いで、働く場所が少ないということになっております。この村外に転出したいと答えている年代は20歳代で突出をしているということから、都会内から転入した若い世代の方が本村と都会を比較して生活の不便さについて回答しているのではないかと思料しているところでございます。  それから、問20につきましては、村の生活環境に係る取組について、現在の満足度、今後の重要度を問うものでございまして、この質問の性質上、日常生活に便利な都会等と比較して、本村にとって不足している生活の不便さに対して不満が出てくるのは当然のことであろうかと考えているところでございます。  以上です。 186 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 187 ◯7番【石井俊雄君】 同じくアンケート調査の中で、現在の満足度というところがありました。公共交通の充実が不満とやや不満を超えると60%、今後の重要度は重要である、やや重要を入れると83%でした。この結果について、認識の一致ができますか。答弁をお願いします。 188 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 189 ◯企画財政課長【木島正人君】 アンケート結果については、当然、そのような形になっておりまして、先ほどの前段質問で見解をお聞きしたいということでしたので、先ほど私どもの見解を述べたところでございます。  以上です。 190 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 191 ◯7番【石井俊雄君】 デマンド乗り合いタクシーを運行した場合の国からの補助金や赤字分の特別交付税などはどうなっているかというところで、ちょっとお聞きしたいんですけれども、よろしくお願いします。 192 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 193 ◯企画財政課長【木島正人君】 現在、地域公共交通確保維持事業というものがございまして、これらについて活用ができる場合におきましては、収支差、いわゆる収入から経費を引いた赤字分でございますが、赤字分の2分の1が国から運行事業者等に補助されます。また、残りの赤字分について、市町村が運行事業者等に補助した場合におきましては、その額の80%が特別交付税の対象になり得るとされているところです。  以上です。 194 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 195 ◯7番【石井俊雄君】 ここで私は不勉強さを自覚いたしました。ヒアリングでは福祉タクシーのこともちょっと勉強したんですけれども、国からの補助金もないし、特別交付税のこともないということで、村の持ち出しが決算報告で言いますと、2,000万を超えています。1年前の決算だと、1,800万円ぐらいちょっとかな。そういうことで福祉タクシーは非常に県下でナンバーワンだという評価をある自治体の長から伺ったんですけれども、そことこのデマンド乗り合いタクシーを比較しますと、大きなことが分かりました。  例えば、1つでいうと、御宿町からもらったんですけれども、平成30年度の決算で言いますと、全体事業費984万円で国からの補助金が287万円、運賃と回数券収入が138万円、特別交付税が447万円、町の持ち出しは111万円、つまり、全体の事業費の11%等が町の持ち出し金なんです。あとは、全部補助金と特別交付税で運行できているということなんですね。  したがいまして、私どもの長生村で福祉タクシーもやってきて、いいことはいい、悪いことは、そんなに悪くはないんですけれども、これ以降、福祉タクシーをずっと続けていきますと、ますます経費が村の持ち出し金が上がっていきます。1年で200万円上がっていますから、もっともっと上限の補助金を上げてくれとかって、いろいろ増えていきます。  そうであれば、現行の福祉タクシーはいいところありますけれども、デマンド乗り合いタクシーを村でもきちっと立ち上げていくことが私は必要だと思います。安い経費で、全体の1割ちょっとぐらいで運行できますので、ぜひそれをやるべきだと思います。  そして、第1答弁のときには第6次総合計画の中に総合的に検討していくということが出ておりましたけれども、実は第5次総合計画の後期計画のこの中には、公共交通推進と書いているんですね。推進という言葉と第6次は検討ということになると、ちょっと後退してしまうんじゃないかなと私は思いますけれども、これちょっと村長、所見をお願いいたします。 196 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 197 ◯村長【小高陽一君】 私は現在行われている福祉タクシーが非常にいい制度であるし、使い勝手もいい。また、住民からも好評を得ている。そういったものを考えた場合に、デマンドのどこまで出かけられるか、ちょっと私はまだ全部研究しておりませんから分かりませんけれども、うちでは村外にも出かけられる。特に一番いいのはお買物に行けるという、自分たちでものを選べるというので、高齢者の女性には特に支持されているんじゃないかなと思う。  現在、そういう点で、今、本村が行っている福祉タクシー制度が一番住民にとってはいいんじゃないかとそういう気持ちがありますので、今回の第6次総合計画では、言い方は違いますけれども、検討はしないわけではないですけれども、早期実施はまだ考えていない、そういうことでございます。 198 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 199 ◯7番【石井俊雄君】 デマンド乗り合いタクシー、長南町を除いて住民の誰もが使えるとやっています。安価な料金、300円から500円ということです。国からの補助金が出る。赤字分の80%が特別交付税で出る。こんないい制度をもっともっと着目して、私は導入していった方がいいんじゃないかなと思います。ぜひ、第6次総合計画の素案も、ちょっと昨日見せてもらいましたけれども、公共交通のことが書いてなかったんですけれども、私は、デマンド乗り合いタクシーを非常に村の負担が軽くなりますので、ぜひ一日も早く取り入れ、実施していただきたいということを要望いたします。  続きまして、質問事項第3のところでございます。生活保護の申請が新型コロナ禍の中で、従来と同じ申請数ということであります。ここでちょっとお聞きしたいんですが、時間がないからちょっと割愛しますけれども、県の方の情報から聞きますと、新規に生活保護を申請したときに、熱中症の予防としてエアコンなどが特に必要とされる場合はその購入費用として5万円を限度に支給されるということになっているようであります。  これはこれで大変いいことでありますけれども、問題は既存の生活保護者がエアコンを使っていて、壊れた場合、この暑さの中でやはりすぐエアコンを取り付けなきゃいけないと思います。そういう意味でそういう場合の配慮、可能であるかどうかをお聞きしたいと思います。 200 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 201 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  先ほど、石井議員がおっしゃったとおり、新規の設置をする場合については5万円の支給がされるというところでございます。既存、使っていらっしゃる方が壊れたという状況、または買い換えるという状況になったときには対象とはならないというような状況でございます。  以上です。 202 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君。 203 ◯7番【石井俊雄君】 生活保護は小さな自治体、町や村は自分のところから生活保護費を支払わない。市はたしか3分の1だか半分ぐらい出すようになっていると思います。県との関係だと思いますので、ぜひ、これ、命の問題ですから、新規の生活保護申請の方だけにエアコンの設置補助5万円、これはいいことですけれども、実際に生活保護を受けている方がエアコンが壊れたときに、やはりこの暑さの中で体力の危険性、命の問題がありますから、できるだけ早く県と交渉して、既存の生活保護を認めている方がクーラーが壊れたときにちゃんと同じように補助をするように、県の方と交渉して要望していただきたいと思います。  次に、ドライブスルーのところに行きます。6月議会ではPCRの検査場は場所がないからということでいろいろちょっと検討中だったという話があったんだけれども、今、そのドライブスルーに代わって、診療所やクリニックでPCRの検査ができるように何か変えたみたいな感じがあるんですけれども、そこがどうなっているか変更の理由を、時間がありませんので、簡単にかいつまんで教えていただきたいと思います。 204 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 205 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  ドライブスルー方式の検査センターの設置につきましては、関係機関と検討を行ってまいりましたが、スタッフの確保などの問題があり、設置が難しいということ。また、検査体制についても複数の検査方法が認められてきたことが変更の理由となっております。  今、石井議員からお話があったように、現在は鼻咽頭ぬぐい液を採取する方法だけではなくて、簡便な唾液を用いた検査方法についても国で承認されてきておりますので、新型コロナウイルスの感染を疑う方に対しては地域の診療所やクリニックの医師の判断により、各医療機関でPCR検査のできる体制を進めているところであると伺っております。  今現在、千葉県と千葉県医師会が契約を行いまして、その医師会に所属する茂原市長生郡医師会の医療機関に対しましても、契約を希望する医療機関の取りまとめを行っている段階ということでございます。  以上です。 206 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君に申し上げます。発言の制限時間が近づいております。まとめてください。7番石井君。 207 ◯7番【石井俊雄君】 新型コロナウイルスの対策については、アメリカのニューヨーク市かな、東京の世田谷でも、「いつでも誰でも何回でも無料」だという考え方がアメリカから始まっています。世田谷では1桁増やす検査数まで行くんだということで、確か4億円の補正を使ってやるんだということを聞いております。ぜひそういうことで早めに安全対策をする、検査をするということが大事でありますので、今後、広域の市町村長の中で話合いを深めていただいて、我々が住んでいる地域もそういう形で「いつでも誰でも何回でも無料」でPCR検査を受けることができると、そういうふうに心がけて村長の業務を頑張っていただきたいと思います。  次に、補正予算5点にわたっていろいろ答弁をいただきました。大変ありがとうございます。しかし、我々より優るところがあります。習志野では国からの給付金10万円を来年の4月1日まで生まれた方に全部与えるという話も出てきています。これはやっぱり同級生、一緒に生活をしているわけですから、ぜひ、村も今後そのように考えていただきたいというふうに思っております。中小企業支援も30万円ということで、一定の評価をしますけれども、お願いしたいと思います。 208 ◯議長【小倉利一君】 残り時間がありませんけれども、7番石井君。 209 ◯7番【石井俊雄君】 いろいろもっと質問したかったんでございますけれども、時間の制限がありまして、これで終わりにいたします。答弁いろいろありがとうございました。 210 ◯議長【小倉利一君】 7番石井君の一般質問を終了します。  ここ暫時休憩といたします。会議の再開は13時20分とします。
                   午後0時18分 休憩                午後1時20分 再開 211 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番塩谷君。              [6番 塩谷法道君 登壇] 212 ◯6番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道です。議長の許可を得ましたので質問させていただきます。  新型コロナウイルス感染の第2波といわれる感染拡大で、大切な時期に安倍総理が突然辞職表明しました。病気を理由にしていますが、河合元法相議員夫妻らの公選法違反事件等の公判の判決の行方、自民党総裁として1億5,000万円の河合事務所への陣中見舞金などについても取り沙汰されている中での辞職です。  コロナ対策では……。 213 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君に申し上げます。今の内容は一般質問以外の内容ですので注意します。 214 ◯6番【塩谷法道君】 全部関係あります。コロナ対策では2月27日の突然の全国一律休校要請、アベノマスクやGoToキャンペーンなど失態が続き、モリカケ疑惑、桜を見る会など政治の私物化問題、公文書改ざん問題、黒川検事長問題など、疑惑が解明されないままです。それらの心労に耐えかねたのかもしれません。  それにしても戦後最悪と言われた安倍総理の悪政の数々は見過ごすことはできません。 215 ◯議長【小倉利一君】 一般質問に入ってください。 216 ◯6番【塩谷法道君】 憲法第99条の憲法遵守義務に反して、自ら改憲を公然と豪語し、また、数々の違憲立法を強行しました。 217 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君に申し上げます。一般質問の通告内容とかけ離れておりますので注意します。 218 ◯6番【塩谷法道君】 歴代政権が違憲としてきた集団的自衛権行使を容認する閣議決定を、いや、関係あります。国政問題は国民生活にも極めて重要ですし、この我々の地方自治にとっても重大な関連がございます。歴代政権が違憲としてきた集団的自衛権行使を容認する閣議決定を突然行い、憲法学者や国民が反対する中、戦争法すなわち安保関連法改正案の強行突破、共謀罪や秘密保護法など、国民監視治安立法。 219 ◯議長【小倉利一君】 塩谷君に申し上げます。一般質問に入ってください。 220 ◯6番【塩谷法道君】 さらに、沖縄県民の民を無視した米軍辺野古基地の建設強行、アメリカ兵器の爆買いなど、数え上げられないほどです。経済政策ではアベノミクスが成功と喧伝していますが、株価は倍加しましたが、実質経済はむしろ下落しました。さらに、2度にわたる消費税の大増税による国民生活は苦しくなり。 221 ◯議長【小倉利一君】 暫時休憩といたします。                午後1時23分 休憩                午後1時24分 再開 222 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。6番塩谷君。 223 ◯6番【塩谷法道君】 質問の第1は、新型コロナウイルス感染防止対策の強化についてであります。8月5日に長生村日本共産党議員団が新型コロナウイルス感染防止対策に関する申入れを村長に提出しましたが、その後の村や町村会、広域組合などの対応、経過についてお聞きします。  1点目、PCR検査の抜本的強化こそ最大の課題であり、広域圏組合として医師会等の協力の下、新たな検査体制を構築することが必要ではないかという点です。  2点目、東京の感染の危険性の高い地域に通勤通学などしている村民について不安解消と感染防止と予防のため、行政検査を行うことが大事だが、実施に向けて努力すべきではありませんか。  3点目、病院に次いで感染が急拡大し、重篤患者が出る危険性が危惧される老人介護施設、福祉施設、保育園、学校の職員、出入り業者などに対して、定期的に行政検査を実施する必要があるのではないかという点です。  4点目は、学校施設で感染者が出た場合の対応策を検討して、対策を準備しておくことが重要だが、どのような対策を考えていますか。  質問の第2は、今こそ、小中学校の少人数学級に踏み込むことです。その1点目は、コロナ禍で実施をされたように、20人以下の少人数学級の実現が求められています。当村では、小学校は事実上、少人数になっている学級もあると思いますが、30人以上の上回る学校クラスもあります。議論を単純にするために、当面、中学校での実現に踏み出すべきだと考えますが、いかがですか。  2点目は、3密を避けるため、教室の広さを1.5倍から2倍程度に改修することを検討すべきだと考えますが、いかがですか。  質問の第3は、生活環境の整備についてであります。  1点目は、県道茂原長生線の鈴賀神社前のバス停への待合場設置について、その後の進捗状況について伺います。  2点目は、同線の小泉橋及び高崎橋の拡幅改修について、その後の進捗状況を伺います。  3点目は、一松の村道、3105号線の未舗装部分の整備等の要望がありますが、至急調査して整備していただきたい。  4点目は、公道として使われている生活道路の整備は、最低限簡易舗装すること、それができないなら砂利をまくだけでなく、凸凹をならしてローラーをかけ、固めていただきたい。  以上で1回目の質問を終わります。 224 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 225 ◯村長【小高陽一君】 6番塩谷議員の御質問にお答えいたします。なお、質問事項2については教育長から答弁させます。  質問事項1、新型コロナウイルス感染防止対策の強化についての1点目。PCR検査の抜本的強化こそ最大の課題であり、広域圏組合として医師会等の協力の下、新たな検査体制を構築せよとの御質問ですが、PCR検査体制の拡充については、先ほどの石井議員への答弁のとおり、8月28日に長生郡市7市町村長の連名でPCR検査の拡充及び検査体制の強化が図られるよう、千葉県知事に要望書を提出しております。  2点目、東京など感染の危険性の高い地域に通勤通学などしている村民について、不安解消と感染予防のため、行政補助で検査を行うこととの御質問ですが、これも先ほど石井議員に御答弁申し上げたとおり、現時点では行政補助で検査を行うことは考えておりませんが、今後の国の動向に注視してまいります。  3点目、老人介護施設、福祉施設、保育園、学校の職員、出入り業者などに対して、定期的に行政検査を実施することとの御質問ですが、施設内に感染者が発生した場合は、クラスターを予防することが重要ですので、まずはウイルスを持ち込まないように感染予防をすることが重要だと認識しております。行政検査については県が実施することとなりますので、村では行政検査を実施することはできません。検査体制の強化については、8月28日に県に要望を行っております。  4点目、学校、施設で感染者が出た場合の対応策を検討して、対策を準備しておくこととの御質問ですが、村内の幼児、児童生徒、教職員に感染が確認された場合の保育所、学校の対応についてはマニュアルを作成しておりますので、職員が共通認識を持って対応してまいります。村内の福祉施設等につきましては、各施設において、昨年改定した国の感染対策マニュアルに基づいて作成することになっており、新型コロナウイルス感染症における対策についても関係機関と連携してまいります。  質問事項3、生活環境の整備についての1点目、県道茂原長生線の鈴賀神社前のバス停の待合場設置について、その後の進捗状況を伺うとの御質問ですが、村はバス事業者である小湊鐡道株式会社に対し、鈴賀神社前のバス停への待合場の設置を希望してまいりましたが、事業者側での設置は困難であるとの結論に至っております。そこで村といたしましては、利用状況や利用者の利便性を考慮し、バス待合場設置する方向で関係機関と協議を進めております。  2点目、県道茂原長生線の小泉橋及び高崎橋の拡幅改修について、その後の進捗状況を伺うとの御質問ですが、県道整備においては千葉県で進めておりますが、村も、毎年、県への歩道整備の早期完了を要望しているところであります。小泉橋の改修においては、橋の東側直前まで歩道が完了しておりますが、橋部分の整備を実施するに当たり、改めて調査を行ったところ、架け替えの必要が生じたため、歩道と併せて、今年度中に事業を着手すると聞いております。  また、高崎橋につきましては、令和2年度と3年度の2ヶ年で整備する計画である旨の説明を受けております。村も主要幹線である県道茂原長生線の整備の早期実現に向け、引き続き要望を重ねてまいります。  3点目、村道3105号線の未舗装部分の整備等の要望がある、至急調査していただきたいとの御質問ですが、御指摘の道路につきましては、信友笹島の松潟用水を挟んで東側、東西に走り、諏訪台霊園まで伸びる道路となっておりますが、令和2年2月に砂利舗装と交差部のアスファルト舗装を実施したところです。管理においても、地域の方々の御協力により草刈りが実施され、道路機能が守られている状況ですので、現在のところ、整備の予定はありません。  村道の整備を行う場合には、要望のあった道路の状況を確認した上で、限られた予算の中で、村内全体の道路状況を比較しながら、利用頻度や緊急性などに応じて適正に対応してまいります。  4点目、公道として使われている生活道路の整備は、最低限、簡易舗装すること、それができないなら砂利を敷くだけでなく、凸凹をならしてローラーをかけ、固めていただきたいとの御質問ですが、議員のおっしゃるように、地域の生活道路の観点から、村は私道への砂利敷きや穴埋めなど道路機能の維持のお手伝いをさせていただいております。  これまでも御答弁してきたとおり、私道の整備においては私道は私的財産であるため、村が簡易舗装の形状変更を行うことは法的に困難です。今後とも住民の皆様の通行に支障のないよう、砂利敷きや穴埋め等の支援をさせていただく所存でございます。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 226 ◯議長【小倉利一君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 227 ◯教育長【木島晃一君】 6番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項2、今こそ少人数学級に踏み込むことについての1点目、コロナ禍で実証されたように、20人以下の少人数学級の実現が求められている、当面、中学校での実現に踏み出すべきとの御質問ですが、コロナ禍においては3密の回避が必要条件です。学級を20人以下の少人数学級にすると。ソーシャルディスタンスはとれます。また、一人一人に目が行き届き、学力向上につながる大変有意義なものだと考えております。  しかし、少人数学級を行うためには、学級数の2倍の教員が必要でございます。現在、小中学校に配置されている教職員の数は、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律で、学級数によって定められております。  具体的に申し上げますと、管理職と養護教諭、事務職員を除けば、本村の小学校では学級数プラス1名であり、中学校では学級数プラス7名でございます。少人数学級を取り入れることが学力向上という面からも大変重要でありますが、法の改正なくしては導入が困難であると考えております。  2点目、3密を避けるため、教室の広さを1.5倍から2倍に改修することを検討すべきとの御質問ですが、現在、長生村は感染者数がゼロという状態で、新しい生活様式のレベル1程度に満たない状況ですが、各学年とも1学級の人数は30人程度で、間隔は1メートル弱であり、冷房をかけながら換気をして対応をしております。また、レベル2または3になった場合には、オンライン授業を行えるよう整備していくことが大事であると感じておりますので、教室の改修については考えておりません。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 228 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。6番塩谷君。 229 ◯6番【塩谷法道君】 私が先ほど質問したウイルス対策についての基本は、私ども日本共産党は7月28日に政府に緊急申入れを行いました。申入れは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぎ、クラスターの発生や医療崩壊を防ぐためには検査体制の抜本的強化が必要だとして、1.感染震源地、エピセンターと言いますけれども、これを明確にし、その地域の住民や事業者、在勤者全体に対して網羅的に大規模なPCR検査を実施すること、2.地域ごとの感染状況の情報を住民に開示すること、3.医療機関、介護施設、福祉施設、保育園、幼稚園、学校などに勤務する職員などへの定期的なPCR検査をする、4.検査によって明らかになった陽性者を保護、治療する体制を緊急につくり上げる、こういう4点でございます。  こういう観点から村としてどうしたらいいかということをお尋ねしたわけでございます。それに対して村は7市町村と共に県知事に申し入れたということですけれども、県知事からどのような回答をもらったのですか。 230 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 231 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。当日、知事からは、「外房の地域はオリンピックでのサーフィン会場として準備してきましたので、その地域に新型コロナウイルス感染症が発生するのは避けたい思いがある。また、医療機関、医療従事者には大変な御苦労をかけていると思っている。首長にはそのケアをしていただきたい。県としてできることは一生懸命行っているので、相談を受けることも含めて協力していきたい」と、コメントをいただいております。  以上です。 232 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 233 ◯6番【塩谷法道君】 この申入れ書を見ますと、1番目、検査体制の強化、2番目、軽症者や無症状病原体保有者向けの宿泊療養施設の確保、3番目、感染者や濃厚接触者の情報、感染拡大防止や風評被害防止に対処するため連絡及び共有を図ること、4番目、地域医療体制維持のためにもさらなる減収分の補填策を講ずること、5番目、ガウン、手指消毒液等を千葉県が一括管理し、感染防護物品が安定して供給できる体制を整備する、このように非常に具体的な要望をしたわけですけれども、これに対する具体的な回答は全くなかったんですか。 234 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 235 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  当日は、お答えはいただいておりません。  以上です。 236 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 237 ◯6番【塩谷法道君】 参加された村長にお伺いしますけれども、なぜもっと具体的に強く要請しなかったんでしょうか。 238 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 239 ◯村長【小高陽一君】 こう言っては身も蓋もないんですが、本来、要望事項というのは、先方にも伝えてありますが、具体的な答えはその日は返ってきません。後日、こういう検討したが、こういうことになりました、あるいはこう進めるつもりですということはありますけれども、先ほど課長が答弁したとおりで、今のところは推移しております。 240 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 241 ◯6番【塩谷法道君】 分かりました。それでは、次の県の原種農場の一部を借りて、ドライブスルーの検査施設にしようとの提案がなされたと聞いていますが、誰がどのように提案し、どのような理由で県が断ってきたのか、詳細を御報告願います。 242 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 243 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。令和2年4月に、小高村長より長生健康福祉センター長に、村内にあります県の施設の原種農場の一部を借り受けて、ドライブスルーによる検査ができないかと打診を行いました。その後、長生健康福祉センター、茂原市長生郡医師会、広域市町村圏組合医療民生部の担当者が現場確認を行いまして、その際に施設の管理者からは5月から9月までは作業がないので、その間だったら建物の利用は可能ということでお話がありました。ここでこの建物を使用する場合は期限があるという問題が発生しております。  また、県の農林水産部より近隣に民家があるので、近隣住民への説明が必要と助言があったということを長生健康福祉センターより説明を受けております。正式に県が断ってきたという状況ではありません。  ドライブスルーによる検査体制につきましては、茂原市長生郡医師会と協議を重ねてまいりましたが、石井議員への答弁のとおり、スタッフの確保などの問題があり、難しい状況があります。しかし、現在は新しい検査方法で地域の医療機関で検査できる体制整備を行っている状況でございます。  以上です。 244 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 245 ◯6番【塩谷法道君】 小高村長が具体的なこういう提案をされたということですが、非常によいことだと思います。この場所を含めて、引き続き、検査体制確立のために努力していただきたいと思います。  それでは、次に、日本共産党の千葉県東部地区委員会が管内の病院診療所に対して、新型コロナウイルス感染症による地域医療への影響について、こういう緊急アンケートを実施しましたが、寄せられた18通の回答書を見ますと、ほとんどの病院、診療所が1から8割の減収となっており、助成を求めています。  また、PCR検査の徹底と検査体制の確立を求めており、陽性患者の濃厚接触者であれば一定期間の健康観察、もしくは隔離処置をする必要があるとの提言なども見られます。このような地元医師会の意見を生かし、コーディネートするのが自治体の役割ではないでしょうか。 246 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 247 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。長生健康福祉センターに確認しましたところ、陽性患者につきましては、過去2週間の行動歴を確認し、マスクをしないで1メートル以内の距離に15分以上いた場合の基本的な定義のほかに、手を触る、同じものを共有するなど、接触の度合いなどを勘案して、濃厚接触者を決定しているということでした。濃厚接触者につきましては、2週間の自宅待機となり、毎日、長生健康福祉センターの職員が健康観察を行っていると伺っております。  新型コロナウイルス感染症は、感染症法に定める指定感染症となっておりますので、具体的な対応につきましては県が行っております。  以上です。 248 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 249 ◯6番【塩谷法道君】 規模は違うといいますけれども、各地で独自の検査体制の確立に向かって動いております。例えば、松戸市の千葉西総合病院では、感染患者を受け入れる専用のプレハブ病棟を3億5,000万円かけて建設し、5月から運用していると報道されています。院長は布マスクに使う数百億円があれば、プレハブ病棟を100ヶ所以上造れたと訴えています。いすみ、長生、山武医療圏は県内で最も医療過疎となっているわけですから、ひとたび感染が爆発すれば、医療崩壊が起こり、大変な犠牲者を生むことになります。何としても感染拡大は防がねばなりません。ドライブスルーの検査体制がいすみではできましたが、長生茂原広域圏でも一日も早く確立すべきだと思いますけれども、最後に村長の決意をお伺いします。 250 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 251 ◯村長【小高陽一君】 議員のおっしゃることは大変理解できます。そして、それに対して、今日は非常に納得のいく答弁がしたくて、7日の日に茂原長生郡市医師会長鈴木院長、それからは健康福祉センター長の2人に村長室まで来ていただきました。我々の要望は、やはり不安解消のために今のPCR体制、もう少し数をどんどんやれないか、そしてそういう体制を郡内でどっか1ヶ所つくれないかということを再度申し入れましたが、現在、県の方では、唾液検査を主流にして、早く大勢の検査ができるような体制をつくる、そして特別な場所でなくて、民間の病院に手を挙げてもらって、誰でもではありませんけれども、発熱とかいろんな状況がある人にはそちらを紹介して行ってもらって、多くの不安解消に今後努めていくというような答弁をいただきましたので、やはり、誰でもどんどん来てしまいますと、その検査体制の崩壊を招く、それから、保健所とすれば、やはり、陽性あるいは疑わしき人の追跡調査をずっと続けたいので、あまりにも大勢の方に来られるのは逆に状況が悪くなってしまうんですよという説明を受けまして、私も100%満足したわけではありませんけれども、ではなるべく、今、県が進めていることをもう少しこの長生地区でも充実させてくださいというお願いをするにとどまりました。  今後も、議員におっしゃられたことをきちっと実現できるような方向で、県やいろんな機関に訴えていきたいと思います。 252 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 253 ◯6番【塩谷法道君】 非常に積極的な御答弁をいただきました。やはり、国の方もこの検査体制はもう少し強めなければならないというのを専門家の方からも意見がありまして、そういう方向には向かっていますので、それに備えて、しっかりとした体制をつくっておいていただきたいと思います。  次に、少人数学級の問題に移りますけれども、教育長から少人数学級に対する高い評価をいただきましたけれども、なかなか教員確保の問題でできないんだというようなことがありましたけれども、ちょっと確認しておきたいことがあるんですけれども、日本教育学会では、やはり、少人数学級が必要なんだというような指摘をしておりますけれども、これは御承知でしょうか。 254 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 255 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 お答えします。存じております。
    256 ◯議長【小倉利一君】 これで暫時休憩といたします。30分たちましたので換気休憩といたします。再開は14時ちょうどといたします。                午後1時50分 休憩                午後2時00分 再開 257 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番塩谷君。 258 ◯6番【塩谷法道君】 先ほど、日本教育学会の提言は承知しているというお答えでしたけれど、その前にもともとこの問題の本質は、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議というのが政府の機関であります。この専門家会議が新しい生活様式の実践例ということで5月14日に発表したのは、1番は、一人一人の基本的感染病対策として、1番目、身体的距離の確保、人との感覚はできるだけ2メーター空けると、最低でも1メーター空けると。それから、2番目にはマスクの着用、3番目に手洗いと。これからコロナ禍の下での新しい生活様式をするにはこういうことですよというのを厚生労働省が発表したわけです。専門家会議が。そういうことに基づいて、やはり少人数学級でなければならないということ、それから教室も広いところではないかということでの私の質問になるわけです。  それで、先ほど言いました日本教育学会は、提言で9月入学問題よりも今本当に必要な取組をより質の高い教育を目指す改革、こういうことを発表しまして、この学会が10万人増員を打ち出したわけです。これを見ますと、1番目、1校当たり小学校3人、中学校3人、高校2人、合計約10万人。2番目に、小中学校に4人、高校2人のICT支援員、学習指導員、合計約13万人。こういうような提案をしたわけです。ですから、私ども日本共産党も6月2日に緊急提言で10万人の教員増員の要望を出したわけでございます。  これは教育学会や共産党が言っているだけではなくて、もっと多くのところで少人数学級を進めるということを言っております。例えば、全国連合小学校校長会の会長などはウィズコロナウイルス時代には20から30人学級にすべきだということも提言しております。ですから、そうしますと、これについては一体そんな10万人になどということができるのかということがありますけれども、学者の調査によりますと、この教員の確保をするために、どんな潜在的な人材がいるのかというのを調べた結果、例えば、退職者、過去10年の定年退職者、定年退職教員を見ると、約20万人です。過去10年でね。その半分ぐらいの人たちは既に任用教員とか非常勤講師で実際に活躍されているわけです。ですから、まだ10万人ぐらいの余裕があると。  それからもう1つは、20代30代の受験者が去年ですか、これ、13万7,753人に受けて、採用されたのがたった3万7,080人ということで、十分ここにもいわゆる教員の資格を持ったプールがある。  ですから、10万人必要だという我々の主張は決して無理な主張ではないんです。問題は予算をつけるかどうかです。こういう点でぜひ少人数学級を実現するという点ではやっていく必要があるのではないかと思います。 259 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君、質問に入ってください。 260 ◯6番【塩谷法道君】 それで質問は、教職員の定数に関する要望を教育委員会でも、県の方に出していると思いますけれども、こういう点についていかがでしょうか。30人学級編制の実現など言っていますけれども、どんな状況でしょう。 261 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 262 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 お答えします。  取りあえず、村としましても千葉県市町村教育委員会連絡協議会を通じまして、35人学級、取りあえず35人学級を目指して、要望はいたしております。  以上です。 263 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 264 ◯6番【塩谷法道君】 ですから、少なくとも35人学級って、至急実現すれば、仮にその学年が36人になると、実際にそれを2つに割らなければならないわけですから、18人ですかね、そういう少人数学級が実現するわけです。そういう意味でぜひともこれは進めていただきたいと思います。  これは今の教室の配置からいっても、今の40人学級ですと、児童間の距離が85センチとか105センチ、とてもコロナ対策で言われている2メーター以上という距離には該当しません。  これが仮に20人になれば、一番近いところで135センチ、つまり、1メーター35、一般的には1メーター90から2メーター10の間隔が設けられるわけです。ですから、この20人学級というのを求めている根拠はコロナ対策からいっても必要なことだと思います。  それで、もう1つの私の課題は、やはり、そうであれば、逆に教室をもっと広げる必要があるのではないかということで、大分調べてみました。そしたら、幸いなことに長生村は非常に進んでいるんですね。長生村の場合は中学が64.8平米、これは大体標準です。それから、八積小学校は非常に立派で76.5平米が7教室、63.6平米が5教室、高根小学校が73.08から73.1平米。それから、一松小学校が71.13平米、あるいは68.7平米、大体標準よりは広くなっているようです。ただ、残念ながら、中学が標準並みで非常にまだ狭いという状況にあります。  これが大体基準としている64平米というのは非常に古い規格でやっているわけです。ですから、今の生徒の体格、それから、教材の大きさ、本の大きさとか、そういうのから見て、明らかにもう足りなくなってきているわけですから、私はもし基準がまだ改まらない中でも、教室、今、実際に減って空き部屋が出ているわけですから、3つを2つにするとか、そういう改修をやれば、非常に大きな空間が確保できるのではないかと思いますけれども、そこら辺についていかがでしょうか。 265 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 266 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 教室2つを1つにするとか、3つを2つにするということは現在のところ考えておりません。  以上です。 267 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 268 ◯6番【塩谷法道君】 もし仮にそれができないとすると、いわゆる廊下との関係、これ、私、実は2年前ですか、8月に新潟県の五泉市を視察いたしました。これは共産党の郡市の議員団で視察したんですけれども、この五泉小学校というのを視察させていただきましたら、普通教室は8メーター掛ける9メーター、つまり、72ですか、だから標準の64平米よりも非常に広い、72平米ですか。しかも、驚いたことは、教室の壁が、廊下側の壁がないんです。なくしてしまって、6メーターの廊下を造って、この6メーターの廊下の長さが50メートルですけれども、物すごい広い空間をつくっているんですね。  つまり、非常に広々としたところで、伸び伸びと教育をするということをやっている学校もあるわけです。私のこういう紹介について、どんなふうに何か、所感がありましたら、教育長いかがですか。 269 ◯議長【小倉利一君】 教育長。 270 ◯教育長【木島晃一君】 ただいまの御質問にお答えいたします。少人数学級については、議員の進言どおり、私も同感しているところでございます。子ども一人一人を大切にする、手厚い教育が必要ではないかということで、多分、議員はお話ししているんじゃないかと思います。そういう意味で少人数学級は大変意義があると思っているところでございます。  第1答弁で言いましたが、現段階では教員の確保は大きな課題であるということでございます。去る7月20日には全国の知事会あるいは全国の市長会、全国の町村会の会長が国の方に緊急要望を出しているのも、私自身、確認しているところでございます。そういうことで、今後、方向性が定まってくるのではないかと思うところでございます。  私は、常日頃、教育現場に教育長といたしまして、児童生徒は一人一人は無限の能力を持っているんだと、その能力を引き出すのが教育に携わる責務だということを教育現場の先生方に指導しているところでございます。そういうことで、今の先生の進言を素直に受け止めまして、教育行政の責任者といたしまして、今後、あらゆる機会を通しまして、要望していきたいと考えております。  以上です。 271 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 272 ◯6番【塩谷法道君】 力強い答弁ありがとうございました。ちょっと私の質問にはなかったんですが、先ほどの岡本議員の質問の中で、タブレットの話が出ましたけれども、実は母子家庭の方々をNPO法人のシングルマザーズフォーラムというところが、全国の1,800人の方にアンケート調査をしたところ、子どもが学校に行けなくなった、タブレット、パソコンがないため会話に入れず、いじめに近い感じで、子どもを守れてない自分が嫌で嫌で死にたいというようなアンケートの回答があったそうです。やはり、タブレットを導入しても、家庭にWi-Fi環境がなければ使えないわけですから、そこら辺についての見解、それから、もしそういう子どもがいたらどういう対策を取るのか、それをお答えいただきたいと思います。 273 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 274 ◯子ども教育課長長谷川浩一君】 お答えします。  全ての家庭で支障が出ないよう準備を進めております。また、まだ細かいことは決まっておりませんが、先ほど申したとおり、そういう家庭が出ないように、今後、準備してまいります。  以上です。 275 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 276 ◯6番【塩谷法道君】 それでは、質問の3番目の問題に移りたいと思います。  バス停の問題ですけれども、これまであったバス停が歩道にかぶさっていて、いわゆる言ってみれば違法の状態だった、今撤去されてないわけですけれども、これ、地元の3つの自治会の会長さんをはじめ、相当多数の方の署名を添えてお願いしてあるわけですけれども、なかなか造るのが今の時点で難しいのは、隘路はどこにあるんですか。土地の確保にあるんですか。そこら辺、ちょっと御答弁いただければ。 277 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 278 ◯総務課長【田中喜宣君】 それでは、お答えをいたします。  ただいま協議を進めている段階でございますけれども、これにつきましては、当然バス事業者、そして今回計画しておるバスの待合場につきましては、今まであった場所、歩道内に造ることが難しい状況でございます。これによりまして、他の場所、これは私有地を借り受けるというようなことで進める、今計画でおります。  当然、借り受ける先の地権者の了解を得る、また近接して、実は小泉橋、これは松潟用水が通っておりますところの橋、これ県道茂原長生線でございます。それが今回の鈴賀神社前のバス待合場に近いところにございまして、その拡幅工事などそういった工事の予定がございますので、それらとの調整も含めて、今関係機関との協議を進めているというところでございます。  以上です。 279 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 280 ◯6番【塩谷法道君】 そうしますと、私も見て、近くに畑なんかもあって活用できる土地があるわけですけれども、今の答えですと、小泉橋の拡幅、それがきちっと工事が終われば、やはり具体的な待合場の設置に動くことができると捉えてよろしいですか。 281 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 282 ◯総務課長【田中喜宣君】 議員、お見込みのとおりでございまして、その部分をクリアしなければどうしてもなりませんので、その以降に、村としては設置に努めてまいりたいというふうに考えております。 283 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 284 ◯6番【塩谷法道君】 それでは、次の小泉橋と高崎橋の拡張の件ですけれども、これは前にも要望したときに述べましたけれども、やはり、地震津波災害、これからの幹線避難道路ということで非常に大事な道路なんだということで、それを一日も早い改修をお願いするということでしたけれども、なかなか進まないので、努力してることは分かりますけれども、何とか実現に努力すべきだと思います。再度、どんなふうにやって、どんなふうに努力するのかという点をお願いします。 285 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 286 ◯まちづくり課長【小高重博君】 私の方からお答えさせていただきます。  茂原長生線県道84号につきましては、毎年、長生土木からの事業説明があります。その折に土木の所長もお見えいただいて、事業の内容の説明をしていただくわけですけれども、村からは村長はじめ副村長、それで私、まちづくり課の方からもその席に出席しまして、随時、県道84号の歩道整備と、あと、先ほど議員がおっしゃっていました避難路の整備も併せまして、早期の完成をお願いしているところでございます。  以上です。 287 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 288 ◯6番【塩谷法道君】 極力、進めていただきたいと思います。  それで3点目の一松の村道の舗装の問題ですけれども、当面やるつもりはないということでしたけれども、私に要望されてきた方は、自転車で通るわけですけれども、通行が大変であり、転んだこともあるんだということでした。ですから、やはり自転車が通っても、安全な、少なくとも村道である以上、そういう点では努力していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。 289 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 290 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。  議員のおっしゃるとおり、道路につきましては、やはり、走行上の問題があるというところは避けてとおらなければならないと思います。その上で、歩道整備についてはそういった状況が発生しないよう、村の方でも整備していきたいと思います。  以上です。 291 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 292 ◯6番【塩谷法道君】 今の答弁、もう一遍確認ですけれども、この3105番ですかね、この村道について舗装してない部分があるわけだけれども、舗装はすぐにはできないけれども、自転車なんかで通っても安全のようにという点ではきちっとやると考えていいですか。 293 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 294 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。  先ほど、村長答弁の方でもさせていただきましたが、村全体の道路の状況を比較しながら、道路整備は進めていこうという所存でありますので、今後も道路の状況を確認しながら、そういったところは整備していきたいというところであります。  以上です。 295 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 296 ◯6番【塩谷法道君】 優先道路といいますけれども、これは、先ほど、私的財産どうのこうのという、別の話でありましたけれども、村道の場合、村の責任が非常に重くなってくるわけですよ。もし自転車で転んだら、下手したら訴えられかねないわけですから、そういう点もよく考えていただいて、自転車で通っても安全だとしていただきたいと思います。  次に、一般的な公道として使われている私道の舗装の問題ですけれども、これは引き続き、また、後日詰めてやっていきたいと思いますけれども、ここで申し上げたのは、単に砂利をまくじゃなくて、きちっと、以前は私が十何年前に長生村に越してきて、それから五、六年の間は私が見ている範囲では、砂利を敷くと同時にブルドーザーではつって、そしてならした後、ローラーをかけていたわけです。なぜこれをやめてしまったのか教えてください。 297 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 298 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。  村では20年以上前には直営舗装という形で、先ほど議員のおっしゃったとおり、道路舗装の方を行っておりました。ただし、この道路舗装につきましては、その技術的職員が退職したこと、それと併せまして、経費的に村でその機材を維持していくのは困難だというところがありまして、現在の委託事業の方に切り替えたという状況でございます。  以上です。 299 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 300 ◯6番【塩谷法道君】 今20年以上前という話だったんですけれども、私が越してきたのは17年前ですからね、それから5年間ぐらいはちゃんとローラーをかけておりましたから、やっぱり少なくともローラーぐらいは、買うのが無理ならちゃんと委託業者にそろえさせて、そしてその経費をきちっと持っていくとしないと、ここはぜひ村長並びに課長、副村長も、一緒に私と私の近辺を回ってみてくださいよ。これは交通の非常に頻繁なところですけれども、凸凹ですよ、穴だらけです。こういう状態を放置しておって、決していい村づくりなんてことは言えないわけですから、再度、お聞きしますけれども、ローラーについて検討していただきたいということをお願いしたいんですけれども、いかがですか。 301 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 302 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。  議員の意図としては分かります。ただし、ローラーの転圧につきましては、表層の砂利路面を踏み固め、一時的には密度が高くなりますけれども、砂利には粘性がないためすぐにばらけてしまうというような状況になります。こういったことを考えますと、村としましては、路面整備の効果とコストを比較して実施していかないければならないというようなところでございますので、御理解いただきたいと思います。  以上です。 303 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君。 304 ◯6番【塩谷法道君】 いずれにしても、先ほど私的財産だからという答弁がありましたけれども、この問題について私は大いに異論があるわけで、今後、じっくりと議論していくと同時に、皆さんと一緒に考えて、これは法務省と国交省の了解を取っていくことが必要になるわけですけれども、方向としてはある程度出てきているわけですけれども、なかなかね、なぜかというと、やっぱり、私有地というけれども、これは何の財産的価値もない私有地なんですよ。それはもうお分かりいただけると思うんです。  そこについて、課長、この前、こういう裁判例があるというのを私に持ってきましたけれども、これも全然当たらない裁判例です。これは共有地の話を、裁判例を持ってきましたけれども、そうじゃなくて、いわゆる共同名義でやっている、なおかつ建築基準法に基づく接道道路として造った道路であって、全く、持ち主の私有財産の価値のあるそういう私的財産ではありません。  ですから、今後どういうふうにしたら打開できるか、また相談していきたいと思いますけれども、これは今後の課題として引き続き追及していきますということを申し述べて、私の質問を終わりたいと思います。 305 ◯議長【小倉利一君】 6番塩谷君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩をします。再開を14時35分といたします。                午後2時24分 休憩                午後2時35分 再開 306 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  15番関君。              [15番 関克也君 登壇] 307 ◯15番【関 克也君】 ただいま議長から許可がありましたので、この場所から一般質問をさせていただきます。  いつも住民が主人公という立場から質問をさせていただきます。日本共産党の関でございます。  今日は4点にわたっての質問になります。1項目めがジャンボタニシの被害の問題、2項目めが、農業分野の持続化給付金の活用、3項目めが中小企業再建支援金の充実、そして4項目めがインフルエンザの予防接種の充実という4点であります。  第1項目めですが、ジャンボタニシの被害と農家経済への影響、今後の対策であります。この項目では第1に、今年のジャンボタニシ、スクミリンゴガイによる食害は近年と比較して多いと言われています。長生村の水田の被害面積はどの程度だったのか、全体の水稲作付面積に対する被害面積の割合はどの程度か、被害金額としては幾ら程度になるのか、まず、これをお願いします。
     2点目、村内水稲の生産で、ジャンボタニシの被害を小さくするために、今年度行われている対策の内容について概要をお聞きします。  3点目、ジャンボタニシによる被害を抑制するために、一般的に農家が行っている防除対策はどんなものかについてお聞きします。  4点目、ジャンボタニシの被害を抑えるための今後の対策について、まず、ここでお聞きします。さらに、使用農薬等への補助金制度や農家への助成制度はどのようなものが考えられているのかについてお聞きします。  2項目めでありますが、農業分野の持続化給付金の活用についてであります。中小企業小規模事業者が活用できる国の制度で、コロナ対策ということもありますが、持続化給付金というのがございます。この給付金を多くの農家農業者が活用できるように支援することについてここではお聞きします。  国会では江藤農水大臣が委員会で次のように答弁しています。「農業の場合は過去1年間の収入」、昨年のですね、「収入を12で割って、その間の」、「その間の」というのは今年のことなんですが、「その間の売上げの低いときと比較していただければ、ほぼほぼ全ての農家が給付金の対象になる可能性が極めて高い」、こう言っております。極めて柔軟な対応を農林水産分野ではできることになっていると答弁しています。  つまり、ほぼ全ての農家がこの持続化給付金の対象になるということを農家にお知らせをして申請を援助することが大切ではないかと思います。この点について村の見解をお聞きします。  次、3項目めであります。中小企業再建支援金の充実についてであります。村の中小企業再建支援金の申請状況及び給付実績についてここではお聞きします。  第2、国・県の支援制度、国は持続化給付金で、また、県は千葉県中小企業再建支援金ということでありますが、それぞれ売上げが半分以下に、つまり、50%以上売上げが減るということが条件となっておりますので、これから漏れた4割、3割あるいは2割、売上げが減ったところもコロナ問題ではかなり苦労しております。  そういうところへの事業者への村による独自支援金が実施できるようにすること、これは必要だと思いますが、村の見解をお聞きします。  最後に4項目めであります。インフルエンザの予防接種の充実についてでありますが、これはWHO(世界保健機構)が今年から来年にかけての冬の時期にインフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行ということもあり得ると予測をして、インフルエンザの予防接種、これだけでも早く予防接種を実施して、できるだけ多くの人がこの接種を受けられるようにすべきだと、こう言っております。これは当然、医療機関は同時流行となったら医療機関の受入れがパンクするということも十分ありますので、インフルエンザ予防接種助成金の現状をまずお伺いし、さらにこの予防接種助成金を充実させる村の対策について、ここではお聞きいたします。  以上、4項目に当たっての質問です。よろしく答弁をお願いいたします。 308 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 309 ◯村長【小高陽一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、ジャンボタニシの被害と農家経済への影響、今後の対策についてとの御質問ですが、質問事項1から4まで一括して答弁させていただきます。  本村の飼料用米等も含めた水稲作付面積はおよそ740ヘクタールです。千葉県農業共済組合で把握している今年度の水稲共済申請件数は6件で、被害面積は9ヘクタールとのことです。共済申請件数での被害面積割合は1.2%です。被害金額については10月にならないと公表できないとのことでありました。  対策として、村では長生村植物防疫協会を実施主体として、千葉県が実施するジャンボタニシ緊急防除対策に村稲作研究会の会員を主体として、地域での防除対策事業を実施し、普段の取組と併せて、ジャンボタニシを防除するための薬剤散布や、これから秋に向けて石灰窒素を施肥し、防除対策に取り組むための準備をしています。  農家が行っている防除対策については、薬剤散布や水路などに産みつけられた卵を水に落とすなど行っております。今後の取組ですが、被害状況や防除取組の可視化を図るため、地図情報システムでの管理を行うことで、その地域に合った防除対策を見つけていきたいと考えています。また、防除対策の取組を村独自でチラシを作るなどして周知していく考えです。  補助金制度については、ジャンボタニシの駆除についての制度はありません。  質問事項2、農業分野の持続化給付金の活用についてとの御質問ですが、村では5月24日に議員御質問の持続化給付金に関するお知らせを含む新型コロナウイルス感染症に関する支援情報をまとめて、新聞折り込みをしました。江藤農林水産大臣が令和2年5月12日の第201回国会、農林水産委員会で発言された言葉の趣旨は、多くの農業者が対象になる可能性があるため、国としてこの制度が農業者に利用されるよう努力していきたいという姿勢を示したものであると承知しております。  村といたしましては、コロナ禍で苦境に立たされている農業者の皆様を支援するため、改めて周知を実施していく考えでおります。  質問事項3、中小企業再建支援金の充実についての1点目、中小企業再建支援金の申請状況及び給付実績についてとの御質問ですが、8月24日時点で51件の申請があり、うち35件350万円を支出しました。  2点目、国・県の支援制度、持続化給付金だったり、県中小企業再建支援から漏れた事業者への村による独自支援金が実施できるようにすることを求めるとの御質問ですが、村での独自支援策として、売上げ減少要件を設けずに、事業者が新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をしつつ、事業を継続していくための機器、備品、消耗品等の購入費用の一部を補助する長生村中小企業等感染症対策事業補助金を創設いたします。  質問事項4、インフルエンザの予防接種の充実について、のインフルエンザ予防接種助成金の現状と村の対策についてお聞きしますとの御質問ですが。昨年までは、中学3年生を対象にインフルエンザ予防接種の助成を行ってまいりましたが、今年度からは中学3年生と同一世帯の生後6ヶ月以上65歳未満の方に対象を拡大して実施いたします。  給付の方法については、今までの償還払いから現物給付に変更して実施いたします。  65歳以上の高齢者インフルエンザ予防接種助成事業については、継続して実施いたします。  また、これに追加して、臨時インフルエンザ予防接種事業として、生後6ヶ月以上65歳未満の住民に対しても3,000円のインフルエンザ予防接種費用の助成を今年度に限り行う考えで、9月会議に補正予算を上程いたしました。この事業を実施することにより、生後6ヶ月以上の全ての村民に対し、3,000円の助成を実施することができます。御可決いただきましたら、広報、ホームページ、防災無線等、あらゆる手段をもって周知してまいります。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 310 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。15番関君。 311 ◯15番【関 克也君】 第1答弁ありがとうございました。引き続き、一問一答で質問をさせていただきます。  1項目めのジャンボタニシの被害の問題ですが、先ほどの答弁ですと、農業共済組合での共済金の申請ということでありますが、それですと、6件で9ヘクタールということですが、この共済の申請ではどの程度の被害になると共済金を申請するのか、そういう何か基準がありますでしょうか。また、被害面積は9ヘクタールということですが、目視による調査で被害面積割合などを調査していないでしょうか。答弁をお願いします。 312 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 313 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  まず、共済に申請する場合ですが、下限面積は特に設けておりません。あと、実際の被害面積ということでございますが、昨年12月に木嶋議員から御質問いただき、水田の作付状況調査、併せて被害状況の確認、再度植付けについて聞き取った結果、20ヘクタールという結果でございました。今年度も同様の調査を行いまして、23ヘクタールほどではないかと思われます。  以上です。 314 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 315 ◯15番【関 克也君】 今の答弁ですと、今年度の調査で23ヘクタール程度の被害はあるんではないかということでありました。今年度も、これ、県の事業ということだと思いますが、対策の効果についてはどのように村は見ておりますか。 316 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 317 ◯産業課長【芝崎信幸君】 今年度は薬剤による防除対策を120ヘクタール分を実施いたしました。現段階で効果があったと、春先でございましたので、現段階で効果があったということは分かりませんが、今年度対策を行った水田で来年度のジャンボタニシの密度が減るかどうかを確認しまして、効果を検証していくことになります。  以上です。 318 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 319 ◯15番【関 克也君】 薬剤の散布で120ヘクタールほどの防除対策はしてきたということであります。効果の確認はこれからということだと思います。  それで、使用農薬への助成金の制度、このようなものを県と協力して、あるいは村独自にでもつくる考えがないかどうか、また取組団体への村独自の支援が行われているかどうかについてもお聞きいたします。 320 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 321 ◯産業課長【芝崎信幸君】 そのような取組につきましては、県に対しまして、農家個人に対するジャンボタニシ対策の補助事業創設について要望していきたいと考えております。  以上です。 322 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 323 ◯15番【関 克也君】 今、ぜひそれは個人向けの補助事業について県に要求するということでやってほしいんですが、この間、取組団体への助成だと思うんですが、村独自の支援というのはやられていないということでしょうか。確認です。 324 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 325 ◯産業課長【芝崎信幸君】 独自の支援は行っておりません。  以上です。 326 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 327 ◯15番【関 克也君】 それで、先ほどの第1答弁で可視化する地図情報システムでの管理を進めるというような答弁をしていただきました。その内容について、大ざっぱに答弁いただければと思います。 328 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 329 ◯産業課長【芝崎信幸君】 水稲防除の図面に、目視による被害状況を産業課で管理しております地図情報システムに実施した取組を加えまして、翌年度にどのような効果があったか記録を残していきたいと考えております。効果がみられた場合には防除対策の参考にできると考えております。  以上です。 330 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 331 ◯15番【関 克也君】 図面で、この地図の情報システムということで、現行のシステムがあるということでありますので、そこに記録を残していくことで、全体の面でどこにその被害があるか、タニシがいるかということが分かるようにしていくということだと思いますので、ぜひそういうこともやりながら、現状がよくなっているか悪くなっているかというのが分かると思いますので、全体としての対策を練っていっていただきたいなと思います。  そこで全体が見えていないものですから、水稲の作付面積は全体で740ヘクタールということですが、それで、農家の戸数がどうなっているかということについて、農業統計での資料、また販売農家戸数がどのくらいあるのかについて答弁をお願いします。 332 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 333 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  平成27年2月1日現在の農業センサスの数字でお答えさせていただきます。農家戸数につきましては560戸でございます。うち販売をしている農家数につきましては377戸でございます。  以上です。 334 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 335 ◯15番【関 克也君】 全体の農家戸数ではもう少し減っているかもしれませんが、平成27年のセンサス数では560戸あって、その中で販売戸数は377ということでありました。この377、あるいは農家戸数全体で560程度の農家があって、これ、それぞれ最近のジャンボタニシの被害を受けるか、あるいは懸念するかして、苦労して農業、水稲などの生産に努力しているという状況であろうと思います。  ここで要望なんですけれども、ジャンボタニシは以前なら冬の時期に越冬できなくて死滅していたという状況があります。ところが、現在では地球温暖化などの影響を受けて越冬すると言われておりまして、これで個体が増えると言われております。世界的にも問題ですけれども、温暖化問題が大きく影響していると思います。農家の苦労は大変であります。  次のような声が聞かれます。「田植をしたその日のうちに植えた苗が全部食い尽くされてしまった」という声、「ジャンボタニシの農薬は2キログラムの袋で1袋2,800円と高い。散布して次の日雨だと流れてしまうため、2回散布した」、こういう声もあります。繰り返しですが現状では、23ヘクタール程度の被害で済んでおりますけれども、増加するという傾向もありますので、今後しっかり対策を進めていってほしいと思います。要望です。  次に、農業分野の持続化給付金の活用についてであります。これについては、これは国の制度ではありますが、農家にとってこの給付金が個人の農家なら100万円、企業ということであれば、法人であれば200万円までの給付金で受けられますから、非常に有効な給付金です。相談窓口の設置などの村としての支援策は考えているんでしょうか。お願いします。 336 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 337 ◯産業課長【芝崎信幸君】 この事業は対象者が速やかに申請できるよう、国で一括して相談を受けるコールセンターを設置しております。統一した回答を行っておりますので、村に相談窓口を設置する考えはございません。  以上です。 338 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 339 ◯15番【関 克也君】 この農業分野のというところが面白いこの給付金の制度で、持続化給付金という一般的なものではありますが、農業の分野は、実はなかなか簡略化された申請の内容になっています。改めて、村の答弁ですと、制度の周知をするという重要な答弁もありました。農水大臣の答弁で、ほぼほぼ全ての農家が対象になるというふうに答えているんですが、この意味は、実は持続化給付金の農業分野の申請は、条件が簡素化されていて、どの農家も対象になる可能性が大きいんですよということなんですね。  つまり、今年の1月から12月までの間の月で、米の単作農家なら農業の収入のない、当然ゼロの月もあると思うんです。昨年、例えば年収120万円で月平均の収入が10万円だと仮定すると、対象月の収入の減少を見ると、去年10万円で、今年、例えば3月が収入ゼロだったということになると、対象月の収入減少は10万円引く0円ということになって、10万円減少だと計算できるという仕組みなんです。10万円掛ける12ヶ月、120万円が昨年の年収ですけれども、120万円全てが給付金の対象になりますよという意味だそうです。個人事業主の場合は100万円が給付されることになります。  農家に聞いた話では、大変これ問題なんですけれども、今年の米は1反当たり1表は減収になっている。さらに米価が下がっている。だからダブルパンチだという話であります。  これ、農民の団体で、千葉県農民連の事務局長の方が次のように言っています。「コロナ禍による19年産米」、去年の米ですね。「過剰在庫が原因となり、米価は1表1万1,000円から1万2,000円になろうとしている。大暴落が懸念されています」と言っています。「米価が1万2,000円になると、高齢の農家はやめてしまいます。若い人も離農する傾向にある。まして、大規模農家ではもうやってられない。離農が進み、地域の経済が維持できなくなる」と言っています。  ここでもっと面白いことを言っているんですけれども、この農家が「今年の持続化給付金を生かして、生産の継続につなげていくことが大切だ」と言っています。給付金で言えば、「100人申請して100万円給付されれば全体で1億円になる。これは地域の経済を活性化させて、地域の農業と暮らしを守る力になる」と、こう言っています。さっきの村の答弁では、販売農家戸数は377戸程度ありますから、このおよそ4分の1が、つまり、100人がこの給付金の申請をすれば、1億円の農家収入の増加が実現するということになります。単純計算でね。  所得の底上げになります。地域経済の活性化にも貢献します。ぜひ、この制度の周知に力を尽くしていただきたいと申し上げて、この部分の項目の質問は終わります。  次に、中小企業再建支援金の問題で、農家が国の持続化給付金を申請して100万円が下りたという場合、村の中小企業再建支援金の対象にできますか。上乗せ支給が可能でしょうか。お願いします。 340 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 341 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  村では千葉県中小企業再建支援金の交付を受けた者に対して上乗せ10万円を交付しております。千葉県の中小企業再建支援金には農業部門が含まれておりませんので、対象にすることはできません。  以上です。 342 ◯議長【小倉利一君】 ここで暫時休憩といたします。休憩を取ります。15分再開。                午後3時05分 休憩                午後3時15分 再開 343 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  15番関君。 344 ◯15番【関 克也君】 引き続き、質問をさせていただきます。  村長答弁では、村の中小企業再建支援金の給付が35件あったということですが、申請が51件ということは、残りの給付されてない16件はどのようになる見込みなのか、答弁をお願いします。 345 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 346 ◯産業課長【芝崎信幸君】 給付済みが35件ということでございます。申請したものについては、今速やかに支払うよう手続を進めておるとこでございます。  以上です。 347 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 348 ◯15番【関 克也君】 支払いの手続を進めているということで給付される見込みだということだと思います。  それで、どうしても国や県の制度ですと、売上げが50%以上減少したということが条件になっておりますので、申請できない人が出てくると思います。  例えば、長南町のいわゆる中小企業再建支援金と同じものなんですが、事業継続支援金というのがあります。長南町事業継続支援金、この中小企業者用と書いてあるのを見ますと、1事業者につき1回限り10万円の給付をするというものですが、コロナウイルスの感染症の拡大により、売上高が前年同月と比較して20%以上減少し、今後も事業を継続する意思があるという方、町内に事業所及び営業所を有する中小企業者であること、こういう条件で、つまり、売上げが20%以上減少するということを条件にして申請すれば、10万円の給付をするということにしているようであります。  中小企業者用ということでありますが、農業者も農業についても同様な基準であります。売上げの減少で国・県の減少割合に満たない中小企業者、事業者に対し、長南町のようなやり方で援助ができるようにできないのかどうか、村の見解をお願いします。 349 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。
    350 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えさせていただきます。  先ほどから申し上げていますとおり、千葉県中小企業再建支援金の交付を受けた者に対して、村は上乗せ、10万円を交付しております。現在、県では9月補正でございますが、この支援金の交付要件の売上げ減少率を5割から3割に変更して、対象の枠を拡大するという予定をしております。  したがいまして、県の補正予算成立後には3割減少した事業者まで村の支援金の交付対象者となります。  以上です。 351 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 352 ◯15番【関 克也君】 村独自というわけにはいきませんが、これ、県の条件緩和に乗せてといいますか。村が上乗せ給付するということで前進するという答弁でありました。ぜひこれは多くの人にお知らせをしていただいて、県の制度が変わるというのもありますけれども、広報やインターネットでお知らせしていただいて、申請をする方が、条件のある人はどんどん申請するような流れにしていっていただきたいと思います。  次に、4項目めのインフルエンザの予防接種の充実についてであります。昨日、執行部側からの報告で予防接種の周知と実施の方法については説明がございましたので、次の項目で質問をさせていただきます。  65歳以上の高齢者及び中学3年生とその家族、その他の村民に対してインフルエンザの予防接種の助成金を支出するということに、その予算が補正予算で回す、可決される運びになる可能性が十分あると思いますので、そこで、それぞれ65歳以上の高齢者、中学3年生とその家族、その他の対象人数について、それぞれ確認させていただきたいと思います。 353 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 354 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  高齢者のインフルエンザの対象者65歳以上の高齢者を約4,800人、子どものインフルエンザ対象者、中学3年生とその家族を約560人、そのほか臨時の予防接種の対象者を8,690人と見込んでおります。  以上です。 355 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 356 ◯15番【関 克也君】 今答弁されたとおりだということですが、単純に今、答弁の数字の合計をしますと、約1万4,000となりますので、全ての村民に近い方々が予防接種を助成金で受けられるという流れが生まれてくると思います。  そこで問題なのは、全ての村民対象の予防接種の助成を実施するということになると、ワクチンが全国的に不足するのではないか。せっかく助成金を出すというのにワクチンが不足しては困るわけですけれども、ワクチンの供給不足が見込まれる場合に、失礼、その前に、失礼しました。供給不足も心配されるけれども、ワクチンの供給については、今後、どのような状態が予想されるでしょうか。答弁をお願いします。 357 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 358 ◯健康推進課長【川島千秋君】 お答えいたします。  厚生労働省のホームページで確認したところ、今年度供給されるインフルエンザワクチンの見込み量は約3,178万本と、昨年度から約7%増加し、平成27年度以降、最大の供給量を見込んでいるとのことです。昨年の使用量2,825万本と比較しますと、約12%多い状況となっております。  例年より多い供給量が確保されておりますが、ワクチンの需要が高まり、供給不足とならないよう、国からの伝達では、効率的なワクチンの使用について、医療現場への働きかけを行うとされておりますので、今後の国の方針や感染症学会の提言等について注視していきたいと考えております。  ワクチン不足の問題につきましては、村単独では解決できませんので、ワクチンの供給不足が見込まれた際には、国への要望等についても長生郡市7市町村で協議してまいりたいと考えております。  以上です。 359 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 360 ◯15番【関 克也君】 さらに進めて答弁していただきましたので、ワクチンの供給不足が見込まれるという場合も確かに可能性としてあるんだろうなと私も思います。  今の課長の答弁にあったんですけれども、長生郡あるいは長生郡市自治体で、ワクチンの供給不足が見込まれるような場合にはよく協議して、国に一定の要望を実施していただきたいと思うんです。これ、念のため、村長の考えを、答弁を最後にいただきたいと思います。 361 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 362 ◯村長【小高陽一君】 御答弁いたします。  議員のおっしゃるとおり、私の方からは保健所等にも働きかけて、しっかりと情報が届くように投げかけていきたいと思います。  以上です。 363 ◯15番【関 克也君】 以上で終わります。 364 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の一般質問を終了いたします。  本日はこれにて、会議を散会とします。明日10日は午前9時30分から会議を行います。御苦労さまでした。                午後3時25分 散会 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....