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令和2年定例会3月会議(第2日) 名簿
令和2年定例会3月会議(第2日) 本文

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  1. 長生村議会 2020-03-02
    令和2年定例会3月会議(第2日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【小倉利一君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【小倉利一君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。12番阿井君。              [12番 阿井市郎君 登壇] 3 ◯12番【阿井市郎君】 皆様、おはようございます。議席番号12番阿井市郎でございます。通告に従い当面する諸課題について一般質問を行います。  昨年は台風や豪雨などの大災害が相次いだ1年でした。関東や東北地方などに甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風では、各地で記録的な豪雨が観測され、堤防の決壊や河川の氾濫が同時多発的に起こり、多くの犠牲者や、家屋などに被害が出ました。地震や台風などから逃れることのできない日本列島ですが、自然災害の少ないと言われた千葉でも、台風や豪雨、停電などにより甚大な被害が連続して発生し、多くの犠牲者と家屋、農産物などに大きな被害が出ました。こうした記録的な豪雨を引き起こした原因は、地球温暖化による気候変動であり、近年の猛暑や豪雨などを見れば、気候変動が進んでいることは明らかであります。また、温暖化が進むと、気温の上昇や雨量の増加、海面の上昇など自然環境へ大きな影響があり、温暖化が進めば今後も台風や豪雨が増え、被害の甚大化が懸念されます。災害から住民の生命、財産を守るには、初動体制、事後対応、リスク管理が重要であると同時に、減災・防災につながる取り組みとして、地球温暖化対策及び環境破壊対策について早期に取り組むことが重要であることから、通告してある2項目について一般質問をいたします。  まず1項目目、生活環境の保全対策についての1点目、再生土による埋め立て及び土地利用についてですが、近年、再生土、いわゆる建設汚泥などの産業廃棄物にセメントや石灰などを混入して土砂状の建設資材として再生されたもの、一般的には改良土とも呼ばれ、千葉では再生土と表記されています。この再生土、いわゆる改良土を活用し、太陽光発電パネルの設置やリサイクル資材置き場、駐車場などを設置するための土地造成が各地で行われております。本村においても、再生土で埋め立て造成がされ、リサイクル資材置き場の建設が進められています。土砂等で埋め立てを行う場合には、昨年の3月まではの残土条例や村の残土条例で規制が行われていました。しかしながら、近年、いずれの適用も受けない再生土での埋め立てされることが多く、その中には環境基準を超える再生土による土壌汚染や臭気が発生し、周辺環境の影響が確認され、住環境が侵される状況が出ている地域もございます。本村でも薮塚地先で再生土による埋め立て造成が行われていますが、再生土の埋め立て造成はどのような基準で行われているのか、1点目としてお伺いいたします。  次に、薮塚地先で再生土の造成中でありますが、造成後の事業計画ではリサイクルの鉄やアルミの資材置き場が建設されると聞いています。以前にも計画のありました産業廃棄物の処理施設や、今回のような廃棄されたリサイクル資材置き場などの建設はどのような基準、規制が設けられているのかお伺いいたします。  3点目として、今後も再生土の埋め立てやリサイクル資材置き場などの建設が予想されます。再生土による埋め立てや産業廃棄物の処理施設、また工場排液の処理施設など、またリサイクル資材置き場などの建設は規制すべきではないかと思いますが、村の考えをお伺いいたします。  次に、質問事項2点目の所有者不明の土地についてお伺いいたします。近年、我が国では登記簿などの公簿を閲覧しても、所有者が判明しない、また判明しても所有者に連絡のつかない土地、いわゆる所有者不明の土地や不在所有者の農地、いわゆる相続により取得した農地が、人口減少、高齢化の進展に伴い、土地利用ニーズの低下や地方から都市部への人口移動を背景とした土地の所有意識の希薄化等を背景に、全国的に増加をしております。所有者不明土地問題研究会の試算によりますと、2016年時点では九州の全土の面積を上回る410万ヘクタールの所有者不明の土地があると推計されています。また、団塊の世代が80歳を超える2030年以降、大量の相続が発生するとして、このまま対策を講じなければ、2040年度は北海道全土に相当する、約780万ヘクタールまで拡大する可能性があり、さらに問題が深刻になってくると警鐘が鳴らされております。そもそも登記簿上に土地などの所有権を記載する登記は権利であり義務でないので、相続の際に登記が長年行われず、所有者の特定が難しくなっている土地が全国的に広がっているものです。こうして相続がされずに放置され続ければ、相続人がネズミ算的に所有者不明の土地が増えると、固定資産税の減収に直結するばかりではなく、自治体のまちづくりや防災対策の妨げとなり、また環境破壊になったり、また土地境界確認などの調査業務に多大な支障が出てくるものと思われます。  そこでまず1点目、本村の相続未登記などの所有者不明の土地と不在所有者の農地、いわゆる相続により取得した農地などの実態をお伺いいたします。  次に、所在不明の土地、いわゆる所在のわからない土地や不在所有者の農地は行政運営にどのような影響が出ているのかお伺いいたします。  次に、これ以上所有者不明の土地を増やさない対策が急がれておりますが、村ではどのような取り組みや対策をしておるのかお伺いをして、1回目の質問といたします。 4 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君の質問に対する当局の答弁を求めます。村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 12番阿井議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、生活環境の保全対策についての1点目、再生土での埋め立て造成はどのような基準で行われているのか伺いますとの御質問ですが、再生土の埋め立てにつきましては、千葉再生土の埋め立て等の適正化に関する条例に基づき届け出されます。届け出の基準ですが、主に再生土の汚染の有無、崩落等の防止措置、施工計画、利用計画等を満たすこととなっております。  2点目、産業廃棄物の処理場や廃棄されたリサイクル資材置き場などはどのような規制がされているのか伺いますとの御質問ですが、産業廃棄物の処理場につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び千葉廃棄物の処理の適正化に関する条例等に基づき規制されております。また、リサイクル資材置き場に関する規制は、地目が農地の場合、農地転用の許可が必要となりますが、非農地の場合は今のところ規制するものがございません。
     3点目、再生土による埋め立て造成リサイクル資材置き場などの建設は規制すべきではないか伺いますとの御質問ですが、先ほど答弁したとおり、非農地の場合は規制するものがございません。今後はこのような案件に対応するため、調査研究を行い、条例の制定または改正により規制し、村民の生活の安全確保及び環境の保全を図りたいと考えております。  質問事項2、所有者不明の土地対策についての1点目、相続未登記などの所有者不明の土地、不在所有者の農用地などの実態について伺いますとの御質問ですが、固定資産の課税管理上で把握しております。所有者が不明となっている土地は、4万5,602平方メートルとなっております。また、このような土地に対しては、公示送達や実所有者の把握に努めております。  2点目、所有者不明の土地や不在所有者の農用地は行政運営にどんな影響がありますかとの御質問ですが、行政運営上の影響については、先にお答えしました、固定資産税の課税の取り扱いや、道路用地など公共用地として買収できないなどの問題が考えられます。また、現在、村が進める地籍調査業務においては、筆界未定となり、その周辺の土地の筆界も決まらないこととなります。  3点目、これ以上所有者不明の土地を増やさない対策が急がれるが、村ではどのような対策を感じているか伺いますとの御質問ですが、現在、国が法整備を予定している相続登記の義務化や地方税法の改正に注視してまいります。  以上で、阿井議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。12番阿井君。 7 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、第2質問をさせていただきます。  まず1点目の再生土の問題ですけれども、千葉再生土による埋め立て等の適正化に関する条例では、許可ではなくて届け出でよいとのことです。また、届け出の基準が具体的にどのような項目が満たされていれば、は受理されたのか、1点目としてお伺いいたします。 8 ◯議長【小倉利一君】 阿井議員に対する答弁を求めます。下水環境課長。 9 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 阿井議員の御質問にお答えいたします。  再生土条例届け出基準の具体的な項目でございますが、何点か申し上げますと、再生土の安全性ということで、土質の分析試験結果が環境基準に適合していること、再生土の崩落等の防止措置として、再生土が埋め立て区域からの流出及び周辺環境に影響が生じないような造成計画となっていること、また、自治会等への説明会の開催及び埋め立て後の利用計画等の項目でございます。  以上です。 10 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 11 ◯12番【阿井市郎君】 今お聞きいたしますと、環境基準に対する項目というのがなかったようなんですけれども、特に水質の保全とか有害物質などという問題についての基準はないのか、あるのか、その辺をお伺いいたします。 12 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 13 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 環境基準でございますが、流出する水質基準は、水素イオン濃度のペーハーが8.5以下、それから、塩化物イオン濃度が1リットルにつき500ミリグラム以下となってございます。  以上です。 14 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 15 ◯12番【阿井市郎君】 それについては、了解、わかりました。  それと、次に、再生土の埋め立てはの条例規定に基づくものであるということですけれども、再生土の埋め立てとこれまでの経過、どんな経過があって、この当地域に再生土で埋め立て造成されたのか、経過をちょっとお聞きしたいと思います。 16 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 17 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 これまでの経過でございますが、千葉の指導によりまして、昨年の11月末から12月の上旬にかけて、水口及び薮塚自治会の説明会を実施しております。また、関係する両総土地改良区から排水同意を得ております。その後、村に説明があり、村からの要望を事業者に提出し、その要望を受ける旨の回答を得ました。これにより、昨年の12月27日、千葉に届け出が受理されました。今年の1月21日には、千葉と現地での立ち合いを行いまして、その後、着手され、現在施工中でございます。  以上です。 18 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 19 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、次に、再生土による埋め立ては他の地域で環境基準を超えるものを使用する等により問題が大変発生しておると聞いておりますけれども、本当に当地域の再生土で埋められた造成地については大丈夫なのかどうか、住民の声が、そういう声が聞かれるんですけれども、本当に大丈夫なのか、村の方はどのように掌握しておるのかお聞きいたします。 20 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 21 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 再生土の関係ですが、先ほど答弁しましたとおり、今回の届け出で購入再生土を事前に土質分析を行い、環境基準を満たしたものを購入する、搬入する計画となっております。さらに、の立ち合いの上、抽出試験を行う予定でございます。また、条例制定前の平成31年3月に、再生土を販売する業者に対しまして、千葉から再生土の適正利用についての指導をしております。再生土は環境基準等で規程された品質を有していることなど、再生土条例を厳格に適用し、適正な再生利用の確保を図るよう通知してございます。  以上です。 22 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 23 ◯12番【阿井市郎君】 ぜひ村としてもこの問題について注視していただいて、時にはパトロールとか、あるいは立ち入り検査をしていただきたいなと思っております。  次に、再生土による埋め立てで環境基準を超えるものの使用により問題が発生したとき、例えば再生土から浸透水や資材置き場の金属に腐食した物質が排出され、地下水や農作物に被害が発生したとき、村はどのような対応をするのかお伺いいたします。 24 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 25 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 千葉の条例では、造成中または造成後に水質試験を行うこととなっております。その後のことですが、地元等の要望によりまして、完成後に事業者が年1回3ヶ年水質試験を実施し、報告することとなっております。また、村からは農産物等に被害があった場合は保証するかとの要望したところ、事業者からは原因が特定されれば保証対応する旨の回答を得てございます。  以上です。 26 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 27 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、次に、2点目について再質問をいたします。  非農地の場合は資材置き場等の用途に規制するものはないとのことですけれども、台風や豪雨の際には通常の宅地開発であれば、排水量の調整や排水路の整備を義務づけて、被害を抑制することもできますが、こういうような資材置き場などは何の規制もできないということですので、浸水被害などが考えられるんですけれども、その辺の対応をどのようにしておるのかお伺いいたします。 28 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 29 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  今回の案件につきましては、用途を含めた届け出となっておりますので、地元の要望等を踏まえまして、村道に接続する排水管を細くしてございます。これは200ミリから100ミリに細くしておるんですが、大雨の際には置き場内で貯留する構造としてございます。  以上です。 30 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 31 ◯12番【阿井市郎君】 今の答弁ですと、大雨のときにはできるだけ場内で貯留するということになっているということですので、その辺も1つきちんと指導をしていただきたいと思います。  次に、リサイクルなどの資材置き場を非農地に建設するときには、特に造成が伴わない資材置き場ですけれども、規制がないということは、行政が知らないまま建設をされる問題が生じているわけです。資材置き場などの規制をすべきと思いますけれども、規制をしている自治体が私の調べた中では残念ながら県内にはないんですけれども、外等でそういう規制をかけているところがあるのかどうか、わかれば伺いたいと思います。 32 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 33 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  議員のおっしゃるとおり、千葉県内での資材置き場等の規制を行っている自治体はございません。外では、神奈川及び埼玉の自治体で条例化していることを確認してございます。  以上です。 34 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 35 ◯12番【阿井市郎君】 規制をしているところはないということなんですけれども、今後はこの辺も規制をかけていかなくちゃいけないなと思うんですけれども、そのようなことでちょっとまた再度質問をさせていただきます。  リサイクル資材の鉄やアルミを置く計画ですけれども、最初はそういう計画で進むんですけれども、途中からペットボトルとかプラスチック類、あるいは古タイヤが置かれていると火災の原因になるので、ぜひ鉄やアルミなど、届け出をされておるリサイクル資材のみにしていただいて、不燃物のみということで可燃物は絶対に入れさせないようなために、パトロール等を、あるいは立ち入り検査を強化していただきたいと、そのような考え方でおるんですけれども、村としてはどういうふうにそれをしておるのか。  それと、先般、市原市でリサイクル資材置き場の火災が2件続いてありました。これを遠くから見ていますと、一日中、黒煙を上げて燃え続けていたわけですね。そして、ごみを燃やしたときに発生する二酸化炭素は、先ほど申し上げましたように、地球の温暖化の原因となるわけです。温暖化が進めば気象異常によって自然災害が頻発し甚大な被害を招きますので、この火災予防対策について、このような施設はどのようにしておるのかお伺いいたします。 36 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 37 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  パトロールにつきましては、定期的に実施し、監視を行います。また、火災防止対策につきましては、現在規制するものがございませんので、消防本部と協議を行い、最終的には管内の市や町と調整し対応したいと考えております。  以上です。 38 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 39 ◯12番【阿井市郎君】 火災予防対策については規制するものがないということですけれども、確かに屋内の建物ですとそういう規制ができるんですけれども、屋外に野積みをされた、いわゆる可燃物については心配はされるんですけれども、なかなか規制ができないということですから、ぜひパトロールとか立ち入り調査を定期的にして、そういう可燃物が入らない、置かせないというような指導強化をすべきと思うんですけれども、そのような考え方はあるのかどうか、ちょっとお伺いいたします。 40 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 41 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 議員のおっしゃるとおり、立ち入り調査もしたいというふうな考えです。  以上です。 42 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 43 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、続いて、3点目について再質問いたします。  先ほど村長答弁では前向きな答弁をいただいておるわけでございますけれども、今後、調査研究をして、条例の制定または改正により規制をして、環境保全を図りたいという答弁をいただきました。ぜひお願いしたいと思います。  そして、具体的にどのような内容を今お考えなのかお伺いいたします。 44 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 45 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  今のところ、大きく分けて3つございます。まず1点目は、再生土の埋め立て等に関すること。2つ目は、資材置き場等の建設に関すること。3つ目は、資材置き場等の管理に関することでございます。  以上です。 46 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 47 ◯12番【阿井市郎君】 その再生土の埋め立て等について、今後、村で条例制定を考えておるということでございますので、ぜひお願いしたいと思います。  そして、村が条例を制定すれば、村の条例が制定されれば、条例の適用除外となるのではないかと思いますけれども、また条例は届け出ですけれども、村は許可制にするのかお伺いいたします。 48 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 49 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  議員のおっしゃるとおり、村独自で条例を制定すれば、条例の適用除外となります。また、再生土及び残土の埋め立てについての村の考え方は、砂の品質が環境基準に満たしたものを搬入することと、地元の理解を得ることが重要なことだと考えております。の条例は届け出となっており、再生土の品質に関することはクリアされておりますが、地元の理解を得る規定が、説明会等を行い周知することとなっております。これを改めまして、説明会を行い、その後に承諾を得ることが必要だと思われますので、これに対応するため許可制として強化したいと考えてございます。他法令に抵触しないように、弁護士に専門的意見を伺いながら制定したいと考えております。  以上です。 50 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 51 ◯12番【阿井市郎君】 条例を制定していくという前向きな答弁ですけれども、ぜひそれはお願いした中で、今、県内の北部でしょうか、印旛とか海匝地域で再生土の埋め立てを禁止している自治体が非常に多く増えてきております。村ではどのような規制を考えて条例制定をするのか、その辺がわかれば教えていただきたいと思います。 52 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 53 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  県内の自治体で再生土の埋め立てを禁止することによりまして、こちらの管内に影響を受ける可能性がございます。その辺を踏まえた中で、村の環境審議会の意見を聴取しまして決定したいと考えております。  以上です。 54 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 55 ◯12番【阿井市郎君】 次に、また、先ほど答弁をいただきましたリサイクル資材置き場等の建設に関する条例等についてはどのように考えておるのか、制定をするのか、あるいは今のままで行くのか、その辺をお伺いいたします。 56 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 57 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  資材置き場等の建築に関する条例につきましては、主に排水対策、景観等に関することの規制をしたいと考えております。今後は実施自治体の条例等の調査研究を行い、また条例制定するには、土地利用及び宅地開発等の関係もございますので、村の関係各課と協議を行い対応したいと考えております。  以上です。 58 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 59 ◯12番【阿井市郎君】 それと、リサイクル資材置き場の管理に関する条例はどのようにするのかお伺いいたします。 60 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 61 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  資材置き場の管理に関する条例につきましては、全国で独自に制定しているか調べたところ、ございませんでしたが、中には環境条例等の中で規定している自治体がございましたので、こちらも調査研究を行い、水質の保全、有害物質の流出の制限などを規制したいと考えております。  以上です。 62 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 63 ◯12番【阿井市郎君】 それと、生活環境保全対策について最後の質問といたしますけれども、以前にも計画がありました某化学会社の産業廃棄物の処理施設が計画されたわけですけれども、その処理施設について、今後、法律及び条例で規制はされておりますけれども、村独自の規制は考えておるのか、その辺の考え方をちょっと答弁いただきたいと思います。 64 ◯議長【小倉利一君】 下水環境課長。 65 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  その件につきましては、今後調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上です。
    66 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 67 ◯12番【阿井市郎君】 ありがとうございました。  それでは、続いて、2点目の所在者不明の土地について再度、再質問をさせていただきます。  所在者不明の土地が何と村内にも4万5,600平米あるということですけれども、その件数とか、あるいは課税額はどのぐらいなのかお聞きいたします。 68 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 69 ◯税務課長【諸岡和代君】 それでは、阿井議員の御質問にお答えいたします。  所有者不明の土地の件数は77件で、課税額は116万3,100円でございます。 70 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 71 ◯12番【阿井市郎君】 最初に一緒に聞けばよかったんですけれども、4万5,600平米について、宅地とか農地、その他の仕分けがどういうふうになっているのか、わかれば教えていただきたいです。 72 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 73 ◯税務課長【諸岡和代君】 土地の内訳でございますが、宅地が1万4,410平方メートル、農地が2万448平方メートル、その他の土地で1万744平方メートルでございます。 74 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 75 ◯12番【阿井市郎君】 今、宅地が1万4,410平方メートルということですけれども、この宅地はただの宅地になっているのか、あるいは家屋もあるのか、わかれば御答弁いただきたいです。 76 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 77 ◯税務課長【諸岡和代君】 この宅地の中に空き家となっている居宅が13件ございます。 78 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 79 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、次に、2点目の再質問をいたします。  所有者不明の土地は税収や防災対策などの公共事業、あるいは境界確認など調査業務などでさまざまな支障が出ているということですので、再度お伺いいたします。  まず、所在不明の土地について答弁がございませんでしたが、村は地籍調査を進めている中で、所在のわからない土地はどのぐらい筆数であるのか、あるいは地権者は何人ぐらいいるのか、掌握していれば教えていただきたいです。 80 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 81 ◯まちづくり課長【小高重博君】 ただいまの質問にお答えいたします。  議員のおっしゃるとおり、村では平成26年から地籍調査事業の方を進めておりますけれども、現在、国の認証が完了している土地につきまして、高根中央、高根北部、一松北部の地区が、地籍調査が完了しております。その土地の合計の中で該当するものが44筆ほどあります。対象者にしましては、地権者が20名ほどということになっております。  以上です。 82 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 83 ◯12番【阿井市郎君】 次に、所在不明の土地について、村はどのような対応をするのか、その辺の方策についてお伺いいたします。 84 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 85 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  地籍調査で国の認証が完了している先ほどの3地区につきまして、筆界が未確定のものが578筆ほどありますけれども、内訳として、高根中央が55筆、高根北部が195筆、一松北部が328筆ほどあります。こうした土地につきましては、解決策としますとなかなか見当たらないところではありますが、国の進める地籍調査の基準に合わせまして実施していくというところになります。  以上です。 86 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 87 ◯12番【阿井市郎君】 今の答弁でもあったんですけれども、所在不明の土地は厄介なわけですよね。登記簿上にはあるんですけれども、現地にないという土地ですけれども、これは村がどうこうはできないと思うんですけれども、せっかく地籍調査をしておるわけですけれども、そのような中で、国の基準等の規定を引用できれば、そして、その中で、滅失とか不存在とか現地確認が不能として処理をしていくしかないと思いますけれども、ぜひそういう土地があったら、この際、それを進めてしまうしかないんじゃないかなと思っています。  それでは、次に、所有者不明の農地が2万448平米あるということですけれども、この中で不在所有者の農地なのか、あるいは所有者不明の農地なのか、また、そのような農用地は適正に管理されておるのか、その辺をお伺いいたします。 88 ◯議長【小倉利一君】 産業課長。 89 ◯産業課長【芝崎信幸君】 御質問にお答えします。  所有者個々におきまして耕作依頼している場合等ございますので、全体を把握はできておりません。また、管理につきましては、周辺農地の影響を考慮しまして、地域の方々に協力いただきながら対応しているところでございます。  以上でございます。 90 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 91 ◯12番【阿井市郎君】 わかりました。  次に、公共事業でいろいろ支障が出ているということを聞いたんですが、公共用地として買収できないなどの問題が考えられますけれども、今現在、公共用地買収ができてないところがあるのか、その辺をお伺いいたします。 92 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 93 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  現在のところ、ございます。その具体的な内容から申し上げますと、不動産会社の名義でありまして、その土地が会社が倒産したことによりまして所在不明となりましたため、村の方で道路用地として購入する予定でありましたが、そこが購入できないで道路線形を変えたという事実がございます。  以上です。 94 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 95 ◯12番【阿井市郎君】 わかりました。  また、地籍調査業務において、筆界未確定があるということでございますけれども、どのぐらいあるのか。そして、筆界が未定となったやつはどのように処理をしていくのかお伺いいたします。 96 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 97 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  先ほどお答えしましたとおり、筆数にしまして578筆ほどございます。こちらにつきましては、国の基準に合わせる中で、地籍調査業務の方を進めていきたいというところでございます。 98 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 99 ◯12番【阿井市郎君】 そうすると、所有者が不明なために境界同意が得られないというときになりますと、境界確定ができてないわけですから、そのまま法務局へ登記されてしまうということでよろしいわけですね。 100 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 101 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  地籍調査で筆界が未定となった土地の処理につきましては、土地の情報が記載されます土地登記簿謄本には、国調筆界未定というように記載されます。このまま記載が残ることになります。また、これまでの構図にかわり新たに地籍図が作成されますが、筆界未定となった土地の境界線は表示されないということになります。  以上です。 102 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 103 ◯12番【阿井市郎君】 それでは、最後になりますけれども、3点目について再質問をいたします。  これ以上所有者不明の土地を増やさない施策が急がれるんですけれども、村はどのような取り組みをして、所有者不明の土地をこれから増やさないようなことを考えておるのかお伺いいたします。 104 ◯議長【小倉利一君】 税務課長。 105 ◯税務課長【諸岡和代君】 お答えいたします。  まず、村内の方に対しましては、土地所有者が亡くなられた時点で、遺族の方に相続人代表者指定の届け出をお願いし、相続登記が行われるまでの間、相続人の代表者に課税をさせていただいております。また、村外の所有者につきましては、納税通知書が返戻となった場合に、速やかに相続人等の調査を行いまして、対象者の把握に努めております。  以上です。 106 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君。 107 ◯12番【阿井市郎君】 村でも行政でできる範囲内で努力をされておることはわかりました。  これは参考になるかどうかわかりませんけれども、京都府の精華町というまちでは、死亡届を受け付けした際に、農地や森林を相続する際に義務づけがされていると。その義務づけをされている。そして、そのようなものがあるので、届け出があると、必要となる諸手続を一覧で示して、資料を相続人に送付し、さらにはまた手続のために相続人が来庁した際には、税務課の窓口で法務局などで相続登記が必要となることを説明して、相続登記の際に提出する書類リストを渡していると。こういう対面による親切な説明で、相続登記がかなり最近増えてきたということを聞いておりますので、ぜひ参考にされてはいかがかなと思っております。他にも新潟の長岡でもそういうことで、とにかく対面でやっていくという、親切な手続について指導をして、相談をさせているということです。そういうことをお聞きしますと、固定資産税や管理の負担を逃れるために、安易に放棄が継続していくのであれば、税収の減収や村のこれからの支出を招きかねないわけです。ですので、またその土地が荒廃すると、自然環境が破壊され温暖化を招きますので、適正な土地管理をしていただくためにも、ぜひその相続登記というものが重要だということで、指導をしていただきたいなと思っています。登記の必要性を認識してもらうことが重要でありますので、村の啓発活動が強く求められるところでございます。そして、丁寧な窓口案内が鍵であることを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 108 ◯議長【小倉利一君】 12番阿井君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は10時25分とします。                午前10時15分 休憩                午前10時25分 再開 109 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  6番石井君。              [6番 石井俊雄君 登壇] 110 ◯6番【石井俊雄君】 皆さん、こんにちは。議席番号6番石井俊雄でございます。  若干、地球規模、あるいは日本国内のことを触れさせていただきます。  新型コロナウイルスが世界の感染者が9万人を超えている。そして、イランでは受刑者を5万4,000人釈放している。そして、日本の国内の感染者が1,000名を超えている。そして、そのうち亡くなった方は12人。そういう状況の中で、国を預かる安倍内閣の支持率が、桜を見る会を含めて、今回の新型コロナウイルスの対策への不満があるものということで、共同通信、日本経済新聞、テレビ東京、産経新聞、それぞれ支持率が逆転をしています。そういう大きな世界的、国内的な状況がまずあります。一日も早く新型コロナウイルスがおさまって、安心して暮らせる世の中になればいいなと思っております。  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まず1点目、高齢者等の終活支援の対策についてであります。長生村における高齢者世帯とひとり暮らしの世帯の現在数と今度の変化の予測をお聞きいたします。  2点目、高齢者世帯の終活支援の現状について伺います。  3点目、他の市町村で実施している終活支援、エンディングノートなどを村が取り組む考え方があるのかお聞きします。  質問事項2点目であります。自治会の加入率の現状と改善についてであります。  1点目、小高村長の公約は、自治会の加入率の向上でありました。8年間の自治会の加入率の変化と加入率向上に向けての努力をしてきたことを具体的に伺います。  2点目、長生郡市の加入率の実情はどうなっているのか。県内を含めて、自治会加入率の高い自治会があれば教えていただきたい。そして、加入率が高い自治体はどんな努力で加入率の向上を達成しているのか、教えていただきたいと思います。  3点目、公用車の現状、利用と今後についてであります。  1点目、高額な村長公用車を購入した理由、経過、購入金額、価格と落札金額をお尋ねします。そして、利用頻度、年間走行キロなども伺います。  2点目、今後もこの高額な高級公用車を購入していく考えがあるのか伺います。  最後になります。中国から始まった新型コロナウイルス感染の対策についてであります。本村でも中国の方々が多くお越しいただいて宿泊される施設もあります。村民の方々から、「どうなっているんだ」と、「感染が心配だ」ということで、直接お電話をいただきました。新型コロナウイルスの対策として、国やからどのような通達、通知が来ているのか伺います。また、それを受けて、村ではどのような対策を講じてきたのか伺います。  以上、1回目の質問とさせていただきます。 111 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君の質問に対する当局の答弁を求めます。村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 112 ◯村長【小高陽一君】 6番石井議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、高齢者等の終活支援対策についての1点目、長生村における高齢者世帯とひとり暮らし世帯の現在数と今後の変化予想をお聞きしますとの御質問ですが、現在、村で把握している高齢者夫婦の世帯数や高齢者のひとり暮らしの世帯数は、住民基本台帳をもとに年齢要件を70歳以上とした数値となりますが、昨年の10月時点で、高齢者夫婦の世帯数が約590世帯、単身世帯は約780世帯でございます。また、今後の推移については、主に高齢化に伴い増加傾向となることが見込まれています。  2点目、高齢者世帯の終活支援の現状について伺いますとの御質問ですが、高齢者世帯の終活支援については、村の地域包括支援センターにおける総合的な相談をお受けする中で、随時相談に応じております。また、昨年の1月と8月に、地域のケアマネジャーや民生委員、児童委員の研修会においても、地域住民からの相談や援助活動の一助となるよう、終活をテーマとした講演会を実施したところでございます。  3点目、他市町で実施している終活支援、エンディングノートなどを村が取り組む考えはありますかとの御質問ですが、先にお答えしたとおり、今後、高齢者夫婦や単身の世帯数も増加傾向と見込まれていることから、終活にかかわる支援は必要と考えております。一方で、高齢者が人生の記録として記載するエンディングノートについては、終活そのものを不安に感じてしまい、多くのことを1人で抱え込み、落ち込んでしまう場合もあるようでございます。終活にかかわる支援については、個々の相談に応じた上で、そのノートの活用や案内方法についても慎重に考えつつ対応していきたいと考えております。  質問事項2、自治会の加入率の現状と改善についての1点目、小高村長の公約は自治会加入率の向上でした。8年間の自治会加入率の変化と加入率向上に向けて努力してきた具体策について伺いますとの御質問ですが、過去8年間の自治会加入率は、平成24年度、55.73%、平成25年度、54.87%、平成26年度、54.85%、平成27年度、54.05%、平成28年度、52.94%、平成29年度、51.42%、平成30年度、50.27%、平成31年度、48.96%となっております。また、自治会加入率の向上に向けた取り組みといたしましては、自治会長会議において、自治会加入促進パンフレットを配布し、自治会加入促進について協力を依頼しております。なお、村で実施している自治会加入促進の諸施策といたしましては、転入者に対する自治会加入依頼文書の配布、村ホームページでの加入の呼びかけ。自治会運営費補助金の交付、及び役場で使用する封筒の裏面に、自治会加入の促進を掲載、これにより自治会への加入を呼びかけております。  2点目、長生郡市の加入率の実情はどうなっているのか。県内を含めて、自治会加入率の高い自治体があれば教えてください。そして、加入率が高い自治体はどんな努力で加入率向上を達成しているのか伺いますとの御質問ですが、長生郡市の自治会加入率について調査したところ、茂原市56.7%、睦沢町89%、一宮町は回覧数をもとにした調査で約70%、長柄町は事務連絡班8班を含んで71.1%、長南町は広報の配布数をもとにした調査で99.4%、白子町は未調査とのことであります。県内における自治会加入率の高い自治体は、長南町、睦沢町及び南房総市の約80%となっております。なお、この3自治体に加入率向上のための対策を伺ったところ、睦沢町、南房総市では、転入の際にお知らせを配布しているとのことであり、長南町においては、対策はしていないとの回答でありました。  質問事項3、公用車の現状利用と今後についての1点目、高額な村長公用車を購入した理由、経過、購入金額、価格と落札金額をお尋ねします。そして、利用頻度、年間走行キロを伺いますとの御質問ですが、公用車を購入するに至った理由といたしましては、これまで使用しておりました公用車が15年を経過し、経年劣化による故障が多くなってきたことから、買いかえの必要が生じたものでございます。なお、村で所有しております公用車に、村長専用の、いわゆる村長公用車はございません。また、車種の選定につきましては、官公庁で使用する車両であることから、環境性能の高い車両とするとともに、当時5人を超える乗車可能な普通乗用車が1台であったことから、利用時のコスト削減や人員を有効活用できるようミニバンを購入することといたしました。購入時の販売価格は560万2,090円で、購入契約金額は551万5,890円となっております。年間走行距離数につきましては、年間平均で約1万2,000キロメートルとなっております。  2点目、今後もこの高額な高級公用車を購入していく考えがあるのかお聞きしますとの御質問ですが、公用車の購入につきましては、購入時に必要とされるスペックを有した車両を選定し購入してまいります。  質問事項4、中国から始まった新型コロナウイルス感染の対策についての1点目、本村でも中国人が来村し宿泊される施設があり、感染が心配されております。新型コロナウイルスへの対策として、国、からどのような通達が来ているか伺います。また、それを受けて、村はどのような対策を講じてきたか伺いますとの御質問ですが、まず通達については、1月27日に、新型コロナウイルスに関する市町村説明会が開催され、その会議でから市町村の役割が示されました。その内容は2点で、1つ目は、保健所と連携した可能な範囲での住民相談、2つ目は、季節性インフルエンザ対策を中心とした住民の感染症対策の広報周知でありました。これを受けて、村は保健所と連携し情報の収集や周知に努めてまいりました。1月28日から村ホームページで情報発信を開始し、2月18日から防災行政無線により、せきエチケットや手洗いなど、季節性インフルエンザ対策と同様の感染症対策を中心にお知らせしております。また、マスク2,000枚を小中学校に緊急対応用として配布し、公共施設で従来から設置しておりますアルコール消毒液の補充を行うなど、感染症対策に努めております。そして、2月21日に長生村感染症対策本部を立ち上げております。  以上で、石井議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。
    113 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。6番石井君。 114 ◯6番【石井俊雄君】 答弁ありがとうございました。  質問事項1のところから入ります。いろいろ村もエンディングノートに向けて講演会をやったり、一定の努力をしてきたという報告をいただきました。そこで、1月と8月に実施したケアマネと民生児童委員の研修会で使った資料や話された中身について教えていただきたいと思います。 115 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 116 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  それぞれの研修のテーマは、「自分らしい最期のために、我々支援者にできること」ということでございました。内容につきましては、主に終活の目的やその意義、終活に関する社会の動きや変化、関連法律の現状、支援者に期待される役割など、専門講師をお呼びし、講演会方式で行いました。その中で、エンディングノートについても触れておりまして、その活用方法やメリット、その必要性について御説明がありました。  以上です。 117 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 118 ◯6番【石井俊雄君】 村長答弁でも終活支援は今後必要と考えていると言っていただきましたし、今もその必要性の説明について講師からありましたと、そういうお話がありました。  私自身がこのエンディングノートの取り組みをちょっと勉強しないといけないなということで、3つの自治体に伺って、いろいろ勉強してまいりました。  最初に横芝光町では、出前講座をいろいろやって、エンディングノートの活用方法について、産業振興課の商工観光班が、「エンディングノートがありますよ、活用してくださいよ」ということで始まっているそうです。  次に、山武市役所にも伺いまして、内容はほとんど同じなんですけれども、これをもらってきました。中を見ますと、共通性はほとんどあるんですけれども、病名の告知を希望する、希望しないとか、延命治療を希望する、希望しないとか、介護が必要になったときに介護する必要はありますかとか、財産についてとか、預金とか、そういうものを書き込んで、次、東金市もそうなんですけれども、書き込んでおいて、仏様あたりにしまっておくと。それで、何かあったときにこれを遺族の方が見て、一定の判断材料で参考にすると。こういうことで、これはほとんど紙代だけで山武市はやっていますから、お金はほとんどかかりませんと言っておりました。  次に、東金市は非常に立派なものをつくって用意していました。概略をいいますと、こういうすごく立派なものなんですけれども、実は無料なんです。なぜかと言うと、お葬式の業者とかそういう関連の業者の広告が入っている。その広告を入れさせていただくのであれば無料でおつくりしましょうということで、去年の5月から始まって、やっぱりさっき御案内したように、いろんなことを書き込んでおいて、いざとなったときに活用すると。そういうことで、いずれにしても、自治体がつくって、希望者にお分けする。希望者がもらって、もちろん書き込むときのアドバイスは自治体でしてくれるんですけれども。アドバイスをいただきながら、自分で書き込んで、大切なところに保管をしておく。そういうことでやっていました。東金市は東メディカルのセンター、増田政久さんというセンター長をお呼びして、これは別件でお呼びしていますからお金はかかってないんですけれども、このエンディングノートの説明、こういったものを皆さんにして、そして、その説明が終わった後に、ぞろぞろ、ぞろぞろと市民の方が担当課に行って、「下さい、下さい、下さい」と。そんな感じでやっておりますと。そういうことを言っていました。  私もいろいろお年寄りの方といろいろ関係とか結びつきがあるんですけれども、もちろん民間でもこういったものは販売しているんですけれども、あるお年寄りの方は、弁護士さんにお願いをして、自分の将来のことについて、財産をどうするとか、お葬式をどうするとか、そういったものを弁護士さんと相談をして、遺言書みたいなものですけれども、それをつくって、公証役場に持っていって保管をしておく。そういう形で対応した方もいらっしゃいました。先日その方と行き会って話を、このエンディングノートのことの話をしましたら、「それはいいですね。もっと早く長生村でやっていただければ、私は弁護士を頼まないで、このエンディングノートを活用したのに」と、そういう声も聞かれました。そういう意味で。 119 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君に申し上げます。質問内容を明確化にしてください。 120 ◯6番【石井俊雄君】 もう次の質問です。大丈夫です。  そういう具体的に、このエンディングノートを実際に取り扱って取り組んでいるところを見てきましたので、それをまず報告をしたいということであります。  こういう私が調べてきたことを今お話しさせてもらったんですけれども、担当課長の答弁を、私としてはこれを村でぜひ実施していただきたい、取り組んでいただきたい、そのように思っていますので、村でエンディングノートを取り組んでいただく考えがあるのかということについて、答弁をお願いします。 121 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君に対する当局の答弁を求めます。福祉課長。 122 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  先ほどの村長からの答弁でもありましたけれども、エンディングノートに関して必要性は非常に高く評価しているところなんですが、一方でデメリットとしまして、やはり本人が死を意識してしまいまして不安を感じてしまう場合や、また家族からそういったノートを勧められたことで比較的トラブルに発生するようなこともあるようでございます。よって、エンディングノートの種類やまた入手方法、無料でもインターネットや葬儀場にも置いてあるそうでございます。そういったことを含めて、さまざまあることから、現状において村としては個々の相談に応じた上で、そのノートの必要性や活用方法について、サンプル等を用いた案内や、必要であればそういったサンプル等を希望者に配布することも含めまして、慎重に対応していきたいと考えております。  以上です。 123 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 124 ◯6番【石井俊雄君】 村の答弁、そして、私の報告を含めて、やっぱりデメリットの問題を少し今教えていただきましたけれども、メリットがあるとすれば、どの辺がメリットだというふうに認識しておりますか。 125 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 126 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  メリットとしましては、先ほど議員の方からの話にもありましたけれども、まずもって、自分の意思が明確に家族に伝わり、老後の生活が前向きになること。そして、病気やけがで自分の意思が伝えられなくなったときでも、ノートに書き込んでおくことで、そういった自分の意思に沿った介護や医療が受けられること。あともう1点、葬儀の手続や財産等のその後の調査において、残された家族にかかる負担の軽減があること。  以上でございます。 127 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 128 ◯6番【石井俊雄君】 いろいろ総合的に見て、いいことがかなりありますので、できるだけ早く実現していただくようにお願いをしたいと思います。  2点目、自治会の加入率の向上の問題であります。これは執行部も我々もともに共通の願い、共通の目的というか、達成したいということで何ら対立するところはないと考えているんですけれども、本村では48%、いろいろ頑張ってきたかと思いますけれども、毎年毎年加入率が落ち込んでいる。長南町では99%、びっくりしちゃいました。茂原市では56%、びっくりしました。長生村が一番低いんですけれども、総論からいうと何が原因なのかなと思うんですけれども、新しい住民が多い自治体と昔からの住民の方が多いところ、その違いかなという感じもちょっとするんですけれども。  そこで、お聞きします。年に2回自治会長会議を村は開催をしています。この中で、やっぱり挨拶すると思うんですよね。自治会の大切さ、自治会の加入率向上に向けてのお話、この辺が小高村長はどういうふうにお話をこの間、されてきたのか、教えていただきたいと思います。 129 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 130 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  まず最初に、私の公約が加入率を上げるという公約であったのに、8年たっても1%も上がるどころか、どんどん下がってしまったということについては、努力不足と言わざるを得ないことを認めます。  そして、今御質問いただきました自治会長会議でどのような挨拶をしているかというお話でございますが、冒頭の挨拶でもちろん村の今やっている事業の説明等ありますが、大体いつも3つのことをお話しします。自治会は自分達が会費を出して、その村のいろんな行事に協力していただいていることに対して、まずは敬意を表します。そして、次には、自治会は行政を進める上での最大のパートナーであるということ、そして、皆さんが生活上村に要望する事項は必ず自治会をまず通していただきます。そして、そこから優先順位が決まってまいります。ですから、個別の要望にはお応えしかねますので、自治会長さんはよく自治会内を取りまとめていただきたいと、その3つは必ずお話ししています。 131 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 132 ◯6番【石井俊雄君】 今の考え方、そのとおりだと思います。私が思うに、自治会に入ってもメリットがないんだという声が多いんですね。そんなことないんですよ、実は。私は具体的に3つ申し上げます。七井土の工業地域の指定を受けたときに、地元議員さんと自治会を通じて、工業地域の面積の縮小が達成できました。2つ目は、光ケーブルの導入のときに、自治会が動いて署名活動をやってくれた。これによって、長生郡市で茂原市を除いて一番先に長生村に光ケーブルを引いてもらえた。3つ目、信友の携帯電話の基地局のちょっといろんな運動というかがあったんですけれども、そのときに住居の本当に近いところに鉄塔が建つものだからやめてほしいという話があったんですけれども、デジタルホンは撤退しないと。最後の最後でどうなったかというと、自治会の決議なんです。自治会が反対するとなった瞬間に、次の日、撤退です。そういう具体的なメリットの話をもっと加えていただいて、自治会長会議の中でお話をしたらどうかなと思うんですけれども、村長、いかがでしょうか。 133 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 134 ◯村長【小高陽一君】 いろいろメリットについても紹介しておりますが、私は今まで自分がいろんな活動に足を入れてきましたけれども、「まずそれはどんなメリットがあるんですか」と言われて加入する方の気持ちがちょっとわかりません。やはり自分が生活していく上で、いろんな協力があって初めて生活が成り立ちます。それに対して、何か負担するのは当たり前だと思っていますので。ただ、それを言って、入ってくれる人はまずいません。ですから、「地域生活をする上で誰かの力は必ず借りるでしょう。ですから、みんなで一緒にやっていった方がいいんじゃないですか」ということを申し上げたいと思います。  それと、先ほど全然上がらなかったという話をちょっとしましたけれども、現状は一方的に加入数が少なくなっているのではなくて、御存じのように、世帯数が増えていますね、ずっと。世帯分離で世帯数が増えていて、分母がどんどん大きくなっちゃっているので。そして、高齢者が、「もうちょっと出られないよ」ということで抜けているということの実態があることを、まず。  そして、まずは地域をきれいにしたり、それから高齢化になって周りの助けが必要なときに、恐らくこれから石井議員さんが言うと思いますけれども、「地域の助けが必要でしょう」というときに、「やはり自治会に入っていた方がいいんじゃないですか」ということを申し上げております。 135 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 136 ◯6番【石井俊雄君】 私もよく防犯灯とかカーブミラーの要望をいただくんですけれども、そのとき、自治会に入っている人は自治会長さんに持っていくんですけれども、「自治会に入っていない人は、ぜひ自治会長さんにお願いをして要望を上げたいので、自治会に入っていただきたい」ということで言うんですけれども、なかなか、「はい、わかりました」という方は少ないんですけれども、基本的には、やっぱり自治会から要望を受けた方が村は重く受けとめると思っていますので、そういう話をこれからもしていきたいと思っています。  それで、私自身がちょっと自治会の他の自治体の実情を少し調べてみました。茂原市では、市と不動産協会が話し合って、アパートなどの入居時に自治会加入の要請をしているそうです。それから、市民活動のフェスティバルでは、加入促進のブースを用意して、そこで発表する。そういう努力をしているそうであります。大網白里市では、自治会長の方々を対象にした研修視察をいろんなところに、泊まり込みとか日帰りもあるんですけれども、行って、自治会の活動の意義について、あるいは先進的に活動しているところを勉強に行くと。そのことを通じながら、自治会長相互の人間関係を深めていくと。そういうこともやっているということでありました。長南町も私の同級生が議員をやっていますから電話して聞いてみたいんですよね。余り具体的に出ないんですけれども、「自治会に入るのは当たり前だ」と言うんですよね。この間、八積医院に私はちょっと検査で伺ったときに、長南町出身の人がいたんですね。聞いたら、やっぱり、「いや、自治会に入るのは当たり前なんですよ」と言っていて。ただ、言っていたのは、ちょっと調べてこなかったんですけれども、自治会長手当を多めに出していると。そういうことが1つあるのかなというふうにおっしゃっていました。もう1つは、長南町、私も同じ問題意識なんですけれども、例えば災害があったときに、災害の前と後、自治会長が、自治会の役員さんが回るそうなんです。これは私はずっと去年の議会でも言ってきましたけれども、そういうこともやっていることで、1つは、自治会の信頼性もあるのかなと思うんです。それで、新しい住民も農家の田んぼの草刈りとかそういうのも全部一緒にやるんだと。長生村の場合はばらばらですけれどもね。  1つ、沖縄の宜野湾の話を少しさせていただきます。実は宜野湾の市役所に伺ったときに、まず目に入ったのが、のぼり旗なんですね。市役所の前に、「自治会に加入しましょう」というのぼり旗をいっぱい立てているんですよ。これはすごくインパクトがありました。聞いてみましたら、実は驚くべき加入率、25%、自治会加入率が。「何でですか」と聞いたら、「いや、新しく本土から入ってくる人達がいっぱい多いもので。それから、沖縄には祭りがない、本土は祭りがある。そういうことがあって、自治会にはなかなか入ってくれないんですよ」という話でありました。そこで、これは郵送でもらってきたパンフレットなんですけれども、宜野湾の市役所がつくっているパンフレットなんですけれども、やっぱり具体的に書いてあるんですね。災害のときに自治会があった方が安心・安全ですよ。自分達のまちは自分達の手で自主的に地域を守りましょう。自治会のないまちはこうなるよ。まちにはごみがあふれ、防犯灯が消えて夜道は真っ暗で怖い。それに、ひとり暮らしの高齢者、体調を壊しても誰にも気づかれない。そんなまちは犯罪者にも襲われます。防犯についてはどんな最新のセキュリティーシステムよりも、地域の目が最高の抑止力になると言われていますと。そういうことで加入率25%なんですけれども、こうやって必死に取り組んでいる。後で総務課にちょっとお貸ししますけれども、こういう取り組みがありました。  それで、今日、朝、自分のパソコンで長生村のホームページを見せていただきました。長生村も長生村なりに頑張っていらっしゃいますけれども、これほどのインパクトのある、「自治会に入りましょうよ」というパンフレットではありませんでした。何か知らないけれども、私の地域でやっている花づくりの写真も出ていたんだけれども、びっくりしちゃったんだけれども、そういうことで、今、幾つか取り組みを紹介しました。  この取り組みを紹介した中で、何か長生村としてちょっと参考にしてみたいなと、今ここですぐ決断するのは難しいかと思いますけれども、何点か少し参考になったかどうか、御意見、答弁をいただきたいと思います。 137 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 138 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをさせていただきます。  ただいまたくさんの参考となるような御意見をいただきました。村といたしましては、本村にとって有効な対策、これを調査していきたいと考えております。  以上でございます。 139 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 140 ◯6番【石井俊雄君】 何かさっぱりした答弁で寂しいんでございますけれども、もう少し具体的に、例えばのぼり旗なんか、簡単じゃないですか。相模原市もやっていますね。長生村の役場のホームページにも入れてありました。のぼり旗なんか1つ1,000円ですよ。これによって意識改革がつながっていくしね。そういうお金のかからない取り組みもできますから、ぜひよろしくお願いしたいなと思います。  村長にちょっとお伺いしたいんですけれども、私はどうしても強調したいのは、やっぱり自治会が頑張って災害のときに見守りをしたり、「けがとか災害はなかったですか」というふうに見回ってもらう、大変でしょうけれども、そういうことを自治会、自主防災、そういうところにこれからお願いしていったらいいんじゃないかなということで、村長に、短い言葉でいいですけれども、いいですねとか、要らないとか、どっちでもいいです。お願いします。 141 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 142 ◯村長【小高陽一君】 私がもう答弁する前から答えられちゃいましたけれども、それぞれの自主防災、そして、自治会長会議でもそのような例を挙げてお願いしていくつもりです。 143 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 144 ◯6番【石井俊雄君】 公用車の問題、ワンボックスの問題の話をちょっとさせていただきます。  村長公用車ではないという答弁でありましたけれども、こういうふうにちょっと質問を変えたいと思います。村長が使っている回数とそれ以外の職員と諸団体、議会の方々が使っている、その回数、比率、ちょっと教えてください。 145 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 146 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問ですが、公用車の使用につきましては、さまざまな使用形態がございますので、村長の利用と村長以外の利用であるという、その比率を過去5年間に遡りまして、その内容を確認することは困難でありますので、比率を出すことができておりません。御理解をいただきたいと思います。  なお、利用予約につきましては、全ての職員から予約ができるようになっております。このことから、議会や各種団体などの利用もございますので、村長専用ではないということでございます。  以上でございます。 147 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 148 ◯6番【石井俊雄君】 質問に対して適切な答弁をお願いしたいんです。事前に総務課に行って、このことを質問しますよと言ってあります。ちょっと誠意が感じられません。この1年間でもいいから、調べればわかることでしょう。そう思いますよ。総務課長、いかがですか。 149 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 150 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまお答えしましたように、その用務の内容で、仕事にどちらが主体で出るかということにつきまして、それを明確に分けることができないということでございますので、私の方ではそのような形での答弁、そして、過去5年間の資料につきましては、今年1年のものにつきましては資料としてございますが、過去5年のものにつきましてはないので、私が資料として整理できていない、そして、比率が出ないということで申し上げたところでございます。 151 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 152 ◯6番【石井俊雄君】 では、これは要望です。1年間でいいです。後で資料提供を下さい。よろしくお願いします。  次に、販売価格と購入契約の問題です。560万円の販売価格に対して、購入契約550万円なんですけれども、ちょっと通常考えられない。なぜか。まず、私は某自動車販売会社に行ってきました。通常、まず、ストレートで20万円まけます。そして、プラスアルファで大体4、50万円は引きますよと。それをお客さんとの面談の中で詰めていきたいと。これを見ますと、560万円の販売価格に対して、購入契約が555万円ですね。余りにも価格が接近し過ぎている。この理由を教えてください。 153 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 154 ◯総務課長【田中喜宣君】 車両の購入、これにつきまして競争を行った結果として、この金額になっているというところでございます。  以上です。 155 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 156 ◯6番【石井俊雄君】 入札でやったんですよね。 157 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 158 ◯総務課長【田中喜宣君】 車両の購入につきましては、見積もり入札で行っています。 159 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 160 ◯6番【石井俊雄君】 全く考えられません。この価格の接近、これ以上言いませんけれども、この場所にいる皆さん方で考えてみてください。自分が車を買うときに、こういう価格の接近の差はちょっと考えられません。  車種の選定の問題についてお聞きします。いろいろ5人を超えて乗車できる車とか、多数乗れる車が必要だという位置づけはあるかと思います。しかし、私はアルファードとボクシーのカタログをもらって価格表を勉強してみたんですよ。1週間前にもらったやつだから、購入年月日が違いますから若干違うかと思いますけれども、型式でお聞きしますと、型式を先ほど総務課長に聞いて、私が調べたら、534万4,000円というのが型式から見た価格でした。これは消費税込みでしたね。それが560何万円というのはオプションが入ったのかなと。価格を見ると534万円ですからね。その金額に対して、ボクシーを調べてみました。一番高いハイブリッドの車で343万円でございます。200万円差があるんですよ。同じワンボックスでも、同じ乗車人員でも乗れるのに、何でそんな高額なお金、村民の貴重な税金を使って購入の選択をしたんですか。職員からアドバイス、やめた方がいいよとか、内部からのそういう議論はなかったですか。 161 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 162 ◯総務課長【田中喜宣君】 内部からの意見につきましては、先ほど村長からの答弁で申し上げましたとおりで、環境性能の高い車両とすることや、5人乗りを超えての車両を購入することが望まれていましたので、そのものとしたということでございます。  以上でございます。 163 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 164 ◯6番【石井俊雄君】 私が村長選挙、議員の選挙のときにアンケートをとりました。70から80%の方が、余りの高額な金額でよくないという結果であります。小高村長、最高上位にいる小高村長としての私見、考え方を答弁願います。 165 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 166 ◯村長【小高陽一君】 お答えします。  私が、単なる専用車ではない、公用車としてあると、先ほど課長が答えましたように、大人数が乗れて、そして、環境性能がある、それの車が今現在入っている公用車であるという認識でございます。時には6人、課長を5人連れて県庁に御挨拶に回らなきゃいけないことが何度もありますし、担当課長を乗せて会議に出席しなくちゃいけないときもある。そして、小学校6年生のキャンプの視察、そして、今回の埼玉の東秩父村との友好関係にも行ってまいりましたし、そういう長距離を走る。その中で、何があっても情報がすぐとれる。また、指示ができる。そういった空間が必要という意味で、今の車は大事だなと思っているところでございます。 167 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 168 ◯6番【石井俊雄君】 スペックという言葉も初めて答弁でいただいたんですけれども、仕様、同じ乗車人員で乗れるワンランク下のボクシー、ノアに切りかえれば200万円は下がる。なぜこの選択を選択できないんですか、村長。 169 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 170 ◯村長【小高陽一君】 当時、私が自分がこの車種が欲しいとかと言った覚えもありませんし、その決定に私が異を挟む余裕はございませんでした。 171 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 172 ◯6番【石井俊雄君】 それは安倍総理と同じで、職員に責任を転嫁するということになりますから、その答弁は非常に職員に対して、側近に対して失礼な答弁だと私は思います。この先、また今の専用車じゃない、村長が主に使うワンボックスカー、高級車、この先にもそういう高額な車を買う予定、考えがあるのかどうかお聞きします。 173 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 174 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問にお答えをさせていただきますが、今後、購入する車両につきましては、これまで同様の考えでございまして、その必要な仕様、いわゆるスペックということになりますが、そういったものから購入を考えていくということでございます。  以上でございます。 175 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 176 ◯6番【石井俊雄君】 貴重な村民の税金、お金で買うわけですから、私としてはワンランク下げた形での購入にぜひすべきだと思いますし、そういうことでお金を使っていただきたいと思っています。
     最後の新型コロナウイルスのところで御質問いたします。世界的、国内的、いろいろさっきお話ししましたけれども、長生、夷隅、山武にも発生しているようであります。何人ぐらいいらっしゃいますか。 177 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 178 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの質問にお答えいたします。  2月28日付のの公表された資料によりますと、患者の数は14名で発表がされております。  以上です。 179 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 180 ◯6番【石井俊雄君】 長生地域では何人ですか。 181 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 182 ◯健康推進課長【中川 広君】 質問を確認させてください。長生地域というのは、長生村を指しますか。茂原を含めた長生郡市を指しますでしょうか。 183 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 184 ◯6番【石井俊雄君】 茂原市も含めてです。 185 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 186 ◯健康推進課長【中川 広君】 現時点では、患者はおりません。公表されている資料ですと、患者はいないです。 187 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 188 ◯6番【石井俊雄君】 ちまたでは、茂原市緑ヶ丘団地に1人いらっしゃるということが聞こえてきます。それは、実際はわかりません。  続きまして、お年寄りが主に住んでいる施設、それから、中国の方がたくさん来る太陽の里、ここに対する具体的な村として訪問したりなんかして、こういうことに気をつけてくださいとか、そういうことはされましたか。 189 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 190 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  老人福祉施設とか宿泊施設ということになろうかと思いますが、直接足を運んでの要請とかというものはしておりません。これは監督権限のある機関がの機関になりますので、から直接周知等がされていると思いますので、そのような形をとらせていただいております。 191 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君に申し上げます。発言の制限時間が近づいております。質問をまとめてください。6番石井君。 192 ◯6番【石井俊雄君】 からの話があったから村としては動かないということですけれども、太陽の里にちょっとお邪魔いたしました。お客の減った分については補てん金などがありますよということで、産業課長、産業課の職員が伺ったようです。それ以外のことについては、もちろん今の答弁と関連があると思うんですけれども、一切コロナウイルスの問題については話はなかったということでありますけれども、私としてはやはりお邪魔して、ヒアリングして、こういうところに気をつけてくださいよということで、ぜひやってほしいなと思います。  それから、学童保育の問題でお聞きいたします。  共働き、シングルマザー、この間説明を受けましたけれども、希望を出せば学童保育に入れるというのはわかったんですけれども、その情報を当事者の方々にすべきだと思うんですけれども、その辺はいかがですかね。 193 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 194 ◯健康推進課長【中川 広君】 周知方法に関する御質問かと思いますけれども、周知については広報等は行っておりません。なぜならば、学校臨時休業とした趣旨というものが、児童生徒が集団感染を生活する中でしていかないように、そのリスクを予防するために実施したものでありますので、できる限り御家庭で生活してもらいたいと考えていたためでございます。  以上です。 195 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 196 ◯6番【石井俊雄君】 情報を知らないで、無理やりに職場を休めなくて、子どもをうちにそのままにしておくとかは不安があるし、私の場合なんかは、場合によっては、年寄り、90を超えていますけれども、外孫を2人見てもらっている時間帯もあるんですけれども、私はぜひ周知をすべきだというふうに要望します。  もう1つ、幸福の科学大学の問題なんですけれども、3月15日に卒業式というのか、何式というのかわかりませんけれども、やるそうです。謝恩会もやるそうです。ここは全国から保護者とか何かが来ると思います。そういう意味で、そこに対する延期、自粛配慮、そういうものの要請はされましたか。 197 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 198 ◯健康推進課長【中川 広君】 幸福の科学大学につきましては、私立の私学の塾でございます。こちらのところまでの授業の予定を全て把握しているものではございませんでしたので、まず3月15日の卒業式といいましょうか、修了式といいましょうか、そちらの方の予定までは把握しておりませんでした。あくまで私学の施設でございますので、自主的に判断されると考えておりますので、村から直接伺って要請するというようなことは考えておりません。  以上です。 199 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 200 ◯6番【石井俊雄君】 直接伺って訪問する考えはないということでありますけれども、万が一その全国から集まってくる中で、陽性の方が来たら大変でございます。そういった意味で、私としては幸福の科学にお邪魔をして、状況を聞いて、できるだけ自粛なりそういう方向でできませんかということでやるべきだと思います。  最後になります。体調が悪い方には即検査をさせて入院させる、そういう状況が私は大事だと思っています。自宅待機じゃなくて、すぐ検査、入院、そういうことについての考え方を最後に伺います。 201 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 202 ◯健康推進課長【中川 広君】 その検査、PCR検査のことかと思いますけれども、検査の関係、それから、入院措置については、村が対策をとることができる範囲ではないんですけれども、必要が発生してくればの方に要請してまいりたいと思います。  以上です。 203 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。 204 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。再開は1時といたします。                午前11時25分 休憩                午後 1時00分 再開 205 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  15番関君。              [15番 関 克也君 登壇] 206 ◯15番【関 克也君】 ただいま議長から許可がありましたので、この場所から一般質問をさせていただきたいと思います。日本共産党の、私、関でございます。いつも住民が主人公という立場から質問をさせていただいております。  まず、質問の前提として、新年度の予算要望書を、私ども党の長生村議員団が提出いたしましたが、その中で、地球温暖化対策が本格的に求められること、台風や大雨の被害等が多発する傾向が強まるため、大型建設事業を抑制して、災害対策を優先にするべきだと要求いたしました。災害対策では、今やるべきことがたくさんあります。道路排水整備の充実や公営住宅の充実、住宅リフォーム助成金の充実、学校給食の各学校での自校方式の確立や施設整備、そして、小中学校体育館へのエアコンの設置など、たくさん必要なものがございます。これらの分野に思い切った重点を置くことが求められ、今回質問はその一部を取り上げたものであります。  項目としては、1番目が保育料等の軽減、2番目が村道側溝の泥上げ、3番目が災害対策、そして、最後が障害者控除対象者認定書の問題です。  1点目であります。保育料等の軽減と私立幼稚園就園奨励金についてであります。  第1に、昨年10月から始まった保育料の無償化、これは軽減でありますが、村が支出する一般財源がこの国の施策によってどの程度節約になったのかについて、村の見解をまず伺います。  第2、長生村から私立幼稚園に通う、これは茂原市になりますが、村民の負担が軽減されるような施策の必要性を感じておりましたが、この軽減施策として、周辺で行われていた奨励補助金について、この実施について、村の考え方をお聞きします。  第3、保育料と保育所給食費が滞納された場合に、保護者の滞納があった場合に、この対応の違いがあるかについて確認をさせていただきます。  大きな2番目、2項目目であります。村道側溝の泥上げについてであります。  第1、側溝のある村道の道路の延長、長さ、そして、側溝部分の、両側側溝の場合もありますから、側溝の長さの延長をまず確認し、そのうち側溝の清掃の要望が上がっている箇所数と長さについてお聞きします。また、村道で側溝清掃が必要と考えられる箇所数や長さについて把握しているかどうかお聞きいたします。  第2、地域住民の利用する村道の側溝の泥上げについて、村の方針をまずお聞きします。  第3、村道側溝清掃を、例えばですが、村が3ヶ年、あるいは数ヶ年の計画で公費で実施する計画を立て実行することについて、村の見解をお聞きします。  大きな項目の第3項目目であります。災害対策及び温暖化対策についてであります。この問題は一番重要な問題であるのですが、ちょっと項目が多いです。  第1、村が実施している、あるいは新年度に予定されている地球温暖化対策がどんなものがあるのか、さらに温暖化対策の目標が設定されているのかどうか、まずお聞きします。  第2、台風豪雨に際して、災害対策本部の設置前と後の村が予定している対応の流れについてお聞きします。  第3、降雨量や地形などを踏まえた一宮川などの浸水シミュレーションの活用についての考え方、あるいは浸水ハザードマップを有効に活用することについて見解をお聞きします。  第4、防災災害情報を村民に伝えるという点で、長野宮田村が実施している防災無線の情報を携帯に送る防災アプリの活用ができないのかどうか、ここでは伺います。  第5、災害時の災害弱者に対する支援が大変大事になります。災害弱者の情報の共有、あるいは支援対策を確認という点でここではお聞きします。  第6、災害救助法が適用された場合に、この法が予定している応急対策、避難所及び応急仮設住宅、炊き出し、その他による食品の給与、寝具その他生活必需品の給与等の準備を村がどこまで進められているのかお聞きします。  第7、これは倒木の問題で、これは停電が大変多発しましたが、この倒木の伐採について、建設業者との協定の内容、そして、応急対策でブルーシート張りが問題になりましたが、千葉土建などの小規模建築業者との村との協定も必要と考えられますが、村の見解をお聞きします。  第8、罹災証明書の申請について周知をすることが非常に大事です。村の現状について、これは確認します。  そして、第9、昨年の台風15号では、山武杉が倒壊して電柱や電線を壊したという事例が多かったと聞きます。山武杉は非赤枯性溝腐病ということにかかって倒壊しやすくなっているというのが事実です。これについて長生村の山武杉の実態がどうなっているのか、併せて、この倒木対策についてはどう考えているのかお聞きいたします。  大項目の4番目であります。障害者控除対象者認定書の積極的な適用についてであります。これは以前にも聞いておりますが、要介護1以上に認定された世帯全部に障害者控除対象者認定書の申請書類も届けて、説明書きも届けて、きちんと申請していただくようにすることが、正しく確定申告をしていただくということと負担軽減という点でも必要ではないかと思います。村の対応、この間の対応も含めてお聞きいたします。  以上、第1質問とさせていただきます。よろしく答弁をお願いいたします。 207 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 208 ◯村長【小高陽一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項1については、教育長から答弁させます。  質問事項2、村道側溝の泥上げについての1点目、側溝のある村道の延長、長さ、村道側溝の延長をお聞きし、そのうち側溝清掃の要望が上がっている箇所数と長さをお聞きします。また、村道で側溝清掃が必要と考えられる箇所数と長さについてお聞きしますとの御質問ですが、道路台帳の側溝調書によりますと、平成30年度末の側溝のある村道の延長は、1級、2級、その他村道の合計で約76キロメートルです。道路の両側に設置されている部分もあるため、側溝の延長としましては約109キロメートルとなります。要望については、令和元年度中にこれまで寄せられたものが8件ありますが、延長については把握しておりません。また、村道で側溝清掃が必要と考えられる箇所数や長さについても把握しておりません。  2点目、地域住民の利用する村道の側溝の泥上げについて村の方針をお聞きしますとの御質問ですが、現在の村の考え方としては、地域環境の保全の観点から、各自治会や保全会等の御協力をいただいているところです。村の対応としましては、側溝のふた上げ機の貸し出しや上げられた砂の処分を行っております。また、道路状況や地域環境によっては対応を図っております。  3点目、村道側溝清掃を村が3ヶ年、あるいは数ヶ年の計画で公費で実施する計画を立て実行することについて村の見解を聞きますとの御質問ですが、各側溝の現状を見ますと、砂だまりが発生しにくく、清掃を必ずしも必要としない箇所があり、側溝全体を計画的に清掃することは不合理であると思われます。しかしながら、交通量の多い道路や高齢化等により実施が困難な状況があることは承知しておりますので、実情を把握した上で、今後、側溝清掃について、どういった対策がとれるか検討してまいります。  質問事項3、災害対策及び温暖化対策についての1点目、村で実施している、あるいは新年度に予定している地球温暖化対策がどんなものがあるのか、さらに、温暖化対策の目標が設定されているかお聞きしますとの御質問ですが、村で実施している地球温暖化対策につきましては、冷暖房の温度設定や照明の一部撤去及びグリーンカーテンの設置により電気使用量の削減を行っております。また、公用車の小型化や低燃費車、ハイブリッドカーを導入し、燃料使用量の削減を継続して行っております。  次に、温暖化対策の目標設定ですが、村では、地球温暖化対策実行計画を策定しております。この計画は、平成17年度の地球温暖化ガスの排出量を基準として6%の削減をすることを目標としています。この目標を平成23年度から達成している状況にあります。  2点目、台風豪雨に際して、災害対策本部設置の前と後の村が予定している対応の流れについてお聞きしますとの御質問ですが、災害時の行動につきましては、事前行動マニュアルにより災害行動をとることとしております。災害対策本部設置前は、気象情報等の収集、対策会議開催、避難所開設の準備、台風等への注意喚起、村内のパトロール及び状況に応じて避難所開設となります。災害対策本部設置後は、避難所運営、対策会議、水防救助活動、広報活動、被害状況調査、災害対応及び千葉への被害状況の報告を行うこととしております。  3点目、雨量や地形などを踏まえた一宮川などの浸水シミュレーションの活用についてと、浸水ハザードマップを有効に活用することについてお聞きしますとの御質問ですが、昨年12月に千葉が一宮川と南白亀川流域における予想し得る最大規模の浸水想定が公表されました。村では、このデータに基づき洪水ハザードマップを今年度中に作成し、住民に配布いたします。これによりふだんからどのような場所にリスクがあるのかを確認して、身を守る行動に役立てていただきたいと思っております。  4点目、防災災害情報を村民に伝えるという点で、長野宮田村が実施している防災行政の情報を携帯に送る防災アプリの活用ができないか伺いますとの御質問ですが、防災行政無線のデジタル化に伴い、アナログ個別受信機にかわる情報伝達方法が必要であると考えております。こうした検討にはさまざまな世代への対応が求められますので、今後は県内における先進地の導入状況を調査していきたいと考えております。  5点目、災害時の災害弱者に対する支援が大変大事となります。災害弱者の情報の共有と支援対策を確認しますとの御質問ですが、村では避難行動要支援者の名簿を作成しており、民生委員、千葉県警、長生郡市広域市町村圏組合消防本部に提供をしています。災害の発生が予想される場合は、民生委員を中心に災害弱者への情報提供と情報共有をしております。また、昨年の台風19号での支援対策といたしましては、避難所への移動が困難な方に対して、職員での対応を行ったところであります。  6点目、災害救助法が予定している応急対策、避難所及び応急仮設住宅、炊き出し、その他による食品の供与、寝具その他生活必需品等の準備をどこまで進められるかお聞きしますとの御質問ですが、本村において各種事業者と協定を結んでおり、長期の避難生活が必要となる場合にも、必要物品の供給を受けられる体制を整えておりますが、災害救助法による全ての救助を事前準備することは現実困難でありますので、必要が生じた場合は、国、及び関係機関に援助を要請してまいります。  7点目、倒木の伐採についての建設業者との協定の内容、応急対策でのブルーシート張りなどで千葉土建などの小規模建設業者との協定も必要と考えられるがお聞きしますとの御質問ですが、倒木につきましては、長生村土建組合と公共土木施設の機能確保及び回復を目的とした災害応急業務が要請できるよう、災害時における応急業務に関する協定を締結しております。なお、応急対策でのブルーシート張りの協定につきましては、村に登録のある小規模事業者と対応について協議してまいります。  8点目、罹災証明書の申請の周知について確認しますとの御質問ですが、周知方法につきましては、防災行政無線、広報12月号、村ホームページへの掲載、自治会回覧及び民生委員に依頼し、被災住宅への補助金制度や災害義援金制度と併せて周知を図っております。  9点目、昨年の台風15号では、山武杉が倒れて電柱や電線を壊した。山武杉は非赤枯性溝腐病で倒壊しやすくなっている。これについて長生村の山武杉の実態はどうなっているのか。併せて、倒木対策はどうかとの御質問ですが、本村における山武杉の実態について、千葉北部林業事務所に確認したところ、平成29年度の調査において、村の森林面積の12%に当たる16.6ヘクタールの山武杉林があるとの回答でありました。倒木対策につきましては、12月会議でお答えしましたように、千葉市長会並びに千葉町村会を通じて、千葉に対して要望書を提出しておりますが、現在のところ、からの回答は出ておりません。村といたしましては、東京電力と倒木対策について個別に協議をし、停電の早期復旧のため、東京電力で伐採の追いつかない倒木処理については、東京電力立ち合いのもと、村で倒木の伐採を行うことで確認いたしました。また、災害時の倒木による電線等ライフラインの被害を未然に防止するため、静岡が実施しております東京電力との共同による予防伐採を試験的に実施することとしております。  質問事項4、障害者控除対象者認定書の積極的な適用についての要介護1以上に介護認定された世帯全部に障害者控除対象者認定書の申請書類を届けて、申請していただくようにすることが必要ではないか、対応をお聞きしますとの御質問ですが、村では年に2回、介護保険サービスを利用された方に、その給付費にかかる通知を行っておりますが、確定申告等の時期に当たる毎年1月に給付書通知に同封する形で、障害者控除も含めた介護保険制度における所得控除の案内をしております。以前は、障害者控除対象者の認定に係る申請書も同封しておりましたが、確定申告等を必要としない方や控除対象者とならない方が申請書に記入し来庁されたりする場合もあり、御足労をおかけすることもありましたので、現在は主に制度内容について御案内し、電話等での御相談も含め、対応しているところでございます。  以上で、関議員の質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 209 ◯議長【小倉利一君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 210 ◯教育長【木島晃一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、保育料等の軽減と私立幼稚園就園奨励金についての1点目、昨年10月から始まった保育料の無償化で村が支出する一般財源がどの程度節約になったかとの御質問ですが、保育料の無償化では3歳以上児及びゼロ歳から2歳児の市町村民税非課税世帯の保育料は無償化され、保育料減額分は令和元年度では臨時交付金、その後は交付税による地方財政措置で補てんされることになっております。御質問の支出に関しては、今までと変わりがございませんので、節約にはなっておりません。  2点目、長生村から私立幼稚園に通う村民の負担が軽減されるような施策の必要性と軽減施策としての奨励補助金の実施についての御質問ですが、昨年10月から就園奨励補助金は廃止され、子育てのための施設等の利用給付として、1人当たり2万5,700円を上限に施設に給付しております。  3点目、保育料と保育所給食費の滞納の対応の違いについての御質問ですが、保育料の消滅時効の期間は5年、保育所の給食費については先例が出ておりませんが、学校給食費は民法173条3号に該当し、2年で時効となりますので、保育所給食費についても同様の期間ではないかと考えております。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 211 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。関君。 212 ◯15番【関 克也君】 今回ちょっと項目が多かったので、質問の順序をちょっと変えさせていただいて、災害対策は最後に持っていきたいと思います。  それでは、第1答弁ありがとうございました。  最初の1項目目の保育料の軽減と私立幼稚園奨励金についてですが、今の答弁でありますと、一般財源の節約にはなっていないという答弁がありましたが、保育料の無償化、いわゆる無償化と言っておりますけれども、主に3歳以上の保育料ということになります。以前は村独自の保育料軽減が行われておりましたので、例えば第2子は原則半額、第3子は無料などの村が独自財源で行われていた軽減策がありました。国による保育料の無償化が、先ほど言いました、主に3歳以上ということになりますが、これについては臨時交付金などが国からおりてくるので、村独自の財源分は国から補てんされるということになるのではないですか。確認です。
    213 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 214 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  今年度、保育料にかわって国から交付される子ども子育て支援臨時交付金は、保育料の階層別人数をもとに算出されている見込みです。国から確かな計算方法や金額がまだ示されておりません。また、国の予算の範囲内で交付されることとなっておりますので、現時点では補てんされるかどうか確認ができておりません。  以上です。 215 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 216 ◯15番【関 克也君】 現時点では確認はできていないということではありますが、村独自に保育料の軽減をしていた分の一定部分は国による交付金で補てんされることになると思います。  そこで、これまで村が独自に保育料軽減をしていた分というのは、これはできれば年間でおよそ幾らぐらい、村独自軽減分が幾らぐらいなのか、わかれば答弁をお願いします。 217 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 218 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 平成31年4月の保育料の村独自軽減額が40万3,200円ですので、年間で約480万円となります。  以上です。 219 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 220 ◯15番【関 克也君】 そうしますと、これは3歳以上ということと、先ほどの国が軽減するのは村民税の非課税世帯ということで、これは無料になるということですので、そうしますと、この480万円の半分程度は国からの交付金で補てんされることになるというふうに思われます。これは指摘しておこうと思います。  次に、先ほどの、私は勘違いをしていたんですが、私立幼稚園の就園奨励補助金、これは他町でやっていたわけですけれども、国によるいわゆる無償化が実施されて、奨励補助金が廃止されたということがわかりましたので、これについては確認だけさせていただきます。  村民が私立幼稚園に通う場合に、他町の園児と保護者負担は変わらないということは、これは当然そうなると思いますが、確認の意味で答弁を、変わらないことの確認を答弁お願いします。 221 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 222 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 これは全国一律で2万5,700円となっております。  以上です。 223 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 224 ◯15番【関 克也君】 今まで奨励金が出されていた家庭の負担も変わらないということがわかりました。  そこで、次なんですが、給食費は徴収するということになっております。給食費の徴収については、無料の部分もありますが、3歳以上では原則徴収するということになっていきます。この給食費の徴収が、先ほどの時効の問題ですと2年ということで、早く時効が来るということになりますから、これについては滞納がある場合に滞納処分、差し押さえなどはすべきではないと考えますが、村の現状はどうであるのか答弁をお願いします。 225 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 226 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 現在まで保育料、給食費を滞納処分した事例は、実績はございません。  以上です。 227 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 228 ◯15番【関 克也君】 実績はないということですので、引き続き、これは滞納処分はしないということで継続していってほしいということを要望しておきます。  さらに、これは東北ですが、全国全て調べたわけではないんですが、秋田ではこの給食費の副食費を無料にするという自治体が増えております。村でも無料にと言いたいんですが、せめて給食費を一定の条件で減免できる仕組みをつくることについて、村の見解をここでは伺います。 229 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 230 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 保育所の給食費については、国基準では保育料の5万7,701円未満、年収360万円以下は無料となっておりますので、これにより一定の減免となっていると考えておりますので、現在のところ考えておりません。  以上です。 231 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 232 ◯15番【関 克也君】 低所得者は無料になっているということは、そのとおりです。今、格差と貧困が広がっているという状態がありますので、これについてはもう少し努力していってほしいと思うのですが、先ほどの答弁で、国は臨時交付金を出すということで、この根拠はぜひ調べて後でお聞かせ願いたいと思います。これは要求です。それと、給食費、あるいは副食費の減免制度をぜひつくってほしいということ、これは要望してこの項目、保育料等の軽減については終わらせていただきます。  次の村道側溝の泥上げについてであります。  答弁いただきましたが、答弁の中で、村の泥上げの問題では、道路環境や地域の環境によって村が対応を検討というような答弁がございました。この道路環境や地域環境によっての中身について、どういうことなのか答弁お願いします。 233 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 234 ◯まちづくり課長【小高重博君】 ただいまの質問にお答えします。  交通量が多い、安全を確保するだけの道路幅員が確保できないような場合や、地域住民の高齢化が進んでおり、泥上げを行うだけのマンパワーがない場合などが想定されます。  以上です。 235 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 236 ◯15番【関 克也君】 今の答弁のあったように、高齢化が進み、この泥上げを地元でやるのがきついという声が聞かれます。その他あると思うんですけれども、寄せられた要望はこの1年の間で8件の泥上げ清掃の要望があったという答弁でありました。交通量の多さや高齢化等により実施が困難な状況の場合、実情を把握し対応を検討ということでありますが、どんな対応を考えているのか、これについて答弁をお願いします。 237 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 238 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  状況把握につきましては、先ほどの答弁のとおり、あらかじめの想定が困難でありますので、これまでどおり自治会や保全会等の御協力をいただきながら、実施が困難な場合には村に御相談いただきたいと考えております。  以上です。 239 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 240 ◯15番【関 克也君】 村に相談いただきたいということですが、これは最近の雨量が多くなってきたということもあって、これは一松のある自治会でこんな声が寄せられています。ある班の方の声ですが、「昨年10月の豪雨は今までにない雨量で、短時間のうちに道路と空き地が水であふれ、家から出ることもできませんでした。2階の部屋からただ見ているだけで、物すごい恐怖感を感じました。今まで住んで不安はありませんでしたが、この豪雨を見て、他人ごとではないと痛感しました」という声であります。ここはやはり高齢化ということもあって、地元でなかなか清掃ができないということで、村に側溝清掃をお願いしますということであります。相談があった場合に、具体的にどういうことを行えるのか、もう少し答弁いただければと思います。 241 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 242 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  窓口で個別に相談させていただきまして、村の方で現地確認を行い、予算もあることですので、公衆衛生上や周辺環境への影響などを考慮しまして、実施の判断をさせていただきたいと思います。御理解いただきたいと思います。  以上です。 243 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 244 ◯15番【関 克也君】 公衆衛生上や周辺環境への影響が考えられる場合に、村が泥上げを実施するという場合もあるということでしょうか。 245 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 246 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えします。  その都度の状況により個別対応とはなると思いますが、実施が困難な場合には村に御相談いただければと存じます。  以上です。 247 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 248 ◯15番【関 克也君】 多分まだ実例が余りないのかもしれませんが、これは市レベルでは、市が泥上げを実施するということを状況によってやっているところもあります。インターネットで見ると、例えば青森市なんかの例ですが、これは相談が来た場合に親身になって答えていただき、災害対策にもなりますので、一定の条件がある場合、泥上げの実施を村がやるということも含めて、親身に相談に乗っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に、大きな項目の4番目になります。障害者控除対象者認定書の積極的な適用についてですが、これについては先ほどの答弁でありますと、この認定書を必要としない方や控除対象者でない方が来庁されてという話がありましたが、こういう場合は当然あると思います。ただ、一度認定されないということがわかれば、二度目は来ないということになりますが、これはいわば当然であります。以前に障害者控除対象者認定書の申請書類を届けて、全ての介護認定者に届けてほしいという要望をしたことがございますが、そのときに届けたと思うんですが、具体的にどんなやり方をしたのか、村のこの間の経験をお聞きいたします。 249 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 250 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  以前申請書を送付していた、年なんですけれども、平成28年、平成29年、平成30年の3ヶ年でございます。申請書の送付方法につきましては、村長からの答弁でもありました、確定申告の時期に当たる、この毎年1月に介護給付費通知に同封する形で、案内文と申請書も含めて同封をしておりました。村からの送付文書の中に申請書があるということだけで、比較的、必ず申請をするものだと思われる方がどうしても多くて、本制度については内容説明に今後重点を置きまして、わかりやすい案内文での対応とすることが効果的だと考えて、今は申請書の方は送付してございません。  以上です。 251 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 252 ◯15番【関 克也君】 それでは、障害者控除対象者認定書の発行枚数について、平成31年分、あるいは直近で長生村、白子町、一宮町、この周りですけれども、その実績発行枚数について答弁をお願いします。 253 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 254 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 直近ということで、今年の2月末現在の発行枚数となりますが、本村におかれましては22枚、白子町におきましては41枚、一宮町につきましては12枚でございます。  以上です。 255 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 256 ◯15番【関 克也君】 昨年の確定申告の時期といいますか、平成31年になりますが、これではどのぐらいの実績になるか答弁はしていただけますか。 257 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 258 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えします。  昨年の実績ということとなりますと、長生村は46枚、白子町は111枚、一宮町は12枚でございます。  以上です。 259 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 260 ◯15番【関 克也君】 これは白子町が一時全てに発送して300人程度の認定書の発行がされたということ、これは昔ですけれども、聞いたことがあります。これについては、この間、申請書も同封して送っていただいた3年間という村の努力は大変評価をいたします。これで、さらにやってほしいのは、どこまでできるかわかりませんが、例えば村のホームページで見ますと、障害者控除ができるということで、身体障害者手帳等の交付を受けてない人でも、寝たきりや認知症、身体障がいにより日常生活に支障のある人で、申請をして認定されれば控除が受けられるというような説明が、これは説明文書も送っているということですが、ホームページにも確かに載っているということであります。ただ、確定申告をして、控除が受けられますよというのが大きく見出しに載ってないわけで、見てすぐこれを使おうという人がなかなかいないということなのかもしれません。そのお知らせに工夫をするということの答弁がありましたので、わかりやすい案内文での対応をするということがありましたので、申請書も送ってほしいんですが、わかりやすい案内文での対応を、さらに努力してやっていただければありがたいということを申し上げて、ここでの質問を終わります。  最後の災害対策に移ります。  時間が限られてきていますが、災害対策については、これは全体は非常に大きな問題で、まず第1という点では、温暖化対策に取り組む決意を表明する気象非常事態宣言というのを出す自治体が日本国内でも出てきています。昨年12月の東京新聞の記事では、この気候非常事態宣言は世界で1,000以上の国と自治体に広がっており、日本では長崎壱岐市が昨年9月に発表、昨年12月には長野白馬村と続いているというふうに書いています。白馬村では、昨年12月4日に村長が村議会で宣言文を読み上げ、2050年に再生可能エネルギー自給率100%を目指すということや、温室効果ガスの排出抑制に取り組むことを約束したと、こう書いてあります。昨年の台風や豪雨でこの温暖化の問題は大きな焦点になりました。気候、気象の変動を強く感じている、この千葉長生村で、非常事態宣言を村で発表することが必要ではないかと思いますが、村長の見解をここではまずお聞きします。よろしくお願いします。 261 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 262 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  必要なのは、正直、私も実感として持っておりますけれども、近隣の状況等いろいろありますので、その辺を調査してから決定したいと思っております。 263 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 264 ◯15番【関 克也君】 これは初めての質問ですから、ぜひ調査していただいて、積極的にこれは取り組んでいってほしいと思います。  今、実は本当に深刻でありまして、産業革命以後、現在で1度まで上がってないという状況なんですね。今のハイペースがもし続くと、この今世紀中に3.9度上昇するという予測もあると。これがもし上昇してしまうということになれば、地球は破局的事態に陥るとも言われています。これは若者の問題でもありますけれども、私達の責任の問題になってくるということになります。これは要望として終わりとさせていただきます。  次に、はしょって質問します。第4の宮田村の防災アプリということを言いましたが、宮田村では平成31年度の予算がインターネットで載っておりまして、同報無線システム構築、スマホアプリによる情報ネットワークという予算ですが、昨年度121万円、導入の初年度でこの121万円です。次の年からは運営費だけで済むということになりますから、安価でできるものですから、やってみてはどうかと。どうでしょうか、担当課長、もしくは村長。 265 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 266 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの質問にお答えをいたします。  先ほど村長答弁にもありましたように、さまざまな世代の方への対応が求められます。今回のアプリケーションを取り込みますにはスマートフォンが必要となりますので、そういった情報を収集し、調査をしていきたと考えております。  以上です。 267 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 268 ◯15番【関 克也君】 宮田村の防災アプリ、入れられるので、試しに入れてみたんですね。そうすると、情報が、もちろん声の情報もあるんですが、テロップで、文字で流れてきています。ですから、後から見てもその情報が、防災無線の情報がそのままこのアプリで見られるということと、それだけじゃないんですね、災害関係の村のホームページとつながっています。ですから、今災害関係でどういうことが必要となっているのかというのがわかる。これは同時にわかるということなので、非常に便利だということがあろうかと思います。ぜひ研究して取り入れていただければ。高齢者の場合はちょっと難しいというのもありますが、家族の中でちょっと協力してくれれば、アプリをダウンロードすれば誰でも見られるというものであります。  次に、第6番目の災害時の問題ですが、避難所の問題ですが、これは1つだけ、災害時に避難所に必要な段ボールベッド、仕切りも含めた段ボールベッド、あるいは仮設トイレの確保についてはどのようになっておりますでしょうか。 269 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 270 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  段ボール製の簡易ベッド及び仕切りなどの救援物資の供給支援につきましては、白子町の株式会社アベクラと令和元年8月1日に災害時における救援物資の供給等の支援協力に関する協定を締結いたしております。また、トイレにつきましては、常設トイレの他に、マンホールトイレや簡易トイレで対応できるよう準備しているところでございます。  以上です。 271 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 272 ◯15番【関 克也君】 わかりました。これは昨年避難所が開設されたんですが、仕切りのないところにシートだけという状況もありましたので、ぜひこれは用意されているということですので、こういうものも用意して改善していってほしいと思います。  7点目の、これは災害が起きた場合の倒木伐採ということですが、各種事業者との協定、土建組合との応急業務活動に対する協定が結ばれているということですが、これは委託料といいますか、手当もあるということも含めての協定ということでしょうか。確認です。 273 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 274 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。
     災害時の倒木処理などの復旧活動は、災害応急復旧業務委託として実施をいたしております。その際、費用の積算につきましては、協定によりまして、応急業務に要する費用の積算は、災害発生時の千葉積算基準等により積算するものというふうになっております。  以上でございます。 275 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 276 ◯15番【関 克也君】 委託料の中身もの基準でやっているということでありました。これは進めていってほしいと思います。  次に、8点目の罹災証明書の申請でありますが、これは今回実施されてみて、災害が起きてみて気づいたんですが、罹災証明の申請をする場合に、損害保険の加入があるということを前提にして申請を受けるということになっておりました。これでは罹災証明が十分発行できないというふうに感じましたので、これは村の対応の考え方をまず答弁していただけますか。 277 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 278 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  台風15号の発災時における罹災証明の対応につきましては、被災された方が保険金等を請求するに当たりまして、地方自治体が交付する罹災証明は原則必要ないとの通知が、生命保険協会、日本損害保険協会、外国損害保険協会及び日本少額短期保険協会の連名で、関東財務局を通じて出されておりました。このことから、この通知に基づきまして、被災者の負担が軽減されるように対応したところであります。よって、このこと自体が罹災証明の申請を制限したというものではございません。しかし、今回の一連の災害によりまして、災害義援金が支給されることとなり、この申請に当たっては全ての被災家屋の罹災証明書が必要となりました。ただし、このことは必ずしも災害救助法の適用となった場合に罹災証明書が必要というふうになるものではないということでございますので、このような形で対応したということでございます。 279 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 280 ◯15番【関 克也君】 災害救助法が適用されて、義援金の申請も行うということで、罹災証明書が必要になったという経過がありました。災害救助法が適用された場合は当然罹災証明書申請は基本的に制限なく受けるということになるでしょうか。考え方をお願いします。 281 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 282 ◯総務課長【田中喜宣君】 災害救助法の適用がされた場合に、全て罹災証明書が被災された方が必要かどうかというところでございますけれども、ケースによっては必ずしもそうでないという場合が出てまいりますので、先ほど申し上げましたように、対応といたしましては、これまで同様の対応で進めていきたいと考えているところでございます。 283 ◯議長【小倉利一君】 15番関君に申し上げます。発言の制限時間が近づいております。質問をまとめてください。15番関君。 284 ◯15番【関 克也君】 ここの部分はもう短いです。罹災証明書の申請ということでは、災害救助法が適用された場合に、20万円という、この間の経過ですと、以上の被害ということもあろうかと思うんですが、義援金が必要になれば、それは全て発行することになると思うんですけれども、法が適用されれば、よく説明して、見込まれる提出先を、これは行政なら行政ということで書いていただいて、申請を受けるということを基本にしてほしいんですが、どうでしょうか。 285 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 286 ◯総務課長【田中喜宣君】 これまでの災害の一連の流れで申し上げますと、やはり住民の方達が罹災証明の必要性について深く理解がなかなかできていらっしゃらなかった方もいらっしゃいました。ですので、そういったところにつきましては、丁寧な説明をしながら対応してまいりたいと考えております。  以上です。 287 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 288 ◯15番【関 克也君】 丁寧に説明をしていただいて、納得していただいて、受けるということで進めていただきたいと思います。  時間があと4分ということですが、先ほどの9番目の事前伐採ということが言われました。あと山武杉の問題では、山武杉は面積が決して多くないということがわかりましたので。ただ、溝腐病ということになると倒壊するということになります。電線、電柱との山武杉のかかわりというのも見た上で、予防伐採に生かしてほしいと思いますが、この点はどうでしょうか。 289 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 290 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  まず、予防伐採につきまして御説明をさせていただきますが、予防伐採は村と東京電力が共同で実施をするものでございます。その内容につきましては、従来の伐採可能範囲を超えた範囲の伐採を行い、予防につなげるというものでございます。従来の伐採可能範囲は、これは道路管理者の場合で申し上げますと、道路構造令によりまして、建築限界内、これは道路の路面から高さ4.5メートルまでの枝葉までを道路管理者が行う。また、電線類の管理者につきましては、架線の直接影響する枝葉、これは架線から半径2メートル程度の範囲の中のものを伐採するというのが原則となっております。予防伐採では、伐採可能な範囲を拡大することで、災害時の緊急車両の通行確保や停電防止を図ることとして実施をするということで考えております。なお、実施に当たりましては、村内の状況を調査しながら、東京電力と協議した上で進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 291 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 292 ◯15番【関 克也君】 予防伐採という考え方は初めて聞きましたので、これはぜひ進めていってほしいと思います。  あと、最後の確認、電柱、電線に実際に木の枝がかぶさっているという場合、住民が気にして、これを何とかしてほしいという場合があると思うんですが、そのかぶっている場合の対応についてどうするか、答弁をお願いします。これが最後です。 293 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 294 ◯総務課長【田中喜宣君】 先ほども申し上げましたように、電柱、また電線にかかっている枝につきましては、東京電力によりその影響範囲内の枝葉の伐採を行うということになっております。これによりまして、敷地内の場合、これは引き込み線などが敷地内にある場合がありますが、その場合ですと、直接東京電力へ御連絡をいただければというふうに思っております。また、道路上の場合ですが、道路上は道路占用で電柱を建て込んでいますので、これは直接東京電力でも結構ですし、もしくは役場総務課に御連絡をいただければ、村の方でも東京電力の方へその対応をお願いするということで連絡させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 295 ◯15番【関 克也君】 以上です。ありがとうございました。 296 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の一般質問を終了します。  暫時休憩といたします。14時15分再開といたします。                午後2時00分 休憩                午後2時15分 再開 297 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  皆様に申し上げます。先ほど石井議員から、先ほどの質問中に不適切な発言があったので訂正したいとの申し出があり、会議規則第63条によりこれを許可いたしましたので、報告いたします。  続きまして、一般質問に入ります。  5番塩谷君。              [5番 塩谷法道君 登壇] 298 ◯5番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道です。議長の許可を得ましたので、一般質問させていただきます。  新型コロナウイルスの猛威が世界中を震撼とさせています。日本においては安倍内閣のクルーズ船への対応を初め、初動対応の遅れと失敗により、国内感染拡大の危険が迫っています。2月28日には突如として小中高校の全面休校と諸行事の自粛が安倍首相によって発せられ、混乱と不安が広がっています。これまでに明らかになった経緯を見ますと、専門家会議や文科大臣との事前調整もなく総理の独断で発せられたことが明らかになってきました。そして、今、総理は緊急事態法の制定を言い始めています。総理の宿願である憲法改正の1つをなす緊急事態発令を総理の手に入れようというわけです。国民の心配を逆用して、憲法の事実上の改悪を成し遂げようとすることは許されません。今必要なことは、感染拡大防止のための施策を抜本的に整備することと、今回の発令による国民の生活破壊に対するきめ細かな支援策を講ずることです。桜を見る会や森友、加計学園問題など、政治の私物化、国会にも諮らず中東への自衛隊出動、検察官人事への違法な介入などなど、安倍総理の政治の私物化、独裁的政治への危険は極まっています。このような反国民的政治をこれ以上続けさせるわけにはいかないという決意を表明いたしまして、質問に入らせていただきます。  質問の第1は、広域的公共交通網の整備についてであります。  住民の声は、村内をめぐる循環、あるいは巡回バスの運行、そして、これをデマンド乗り合いバス、あるはデマンドタクシーと連携させるとともに、一宮駅、茂原駅への連絡を求めていますが、いかがですか。とりわけ茂原駅から長生病院、県立循環器病センター、塩田記念病院など、病院と結ぶ路線バスへの連絡が必要ではないでしょうか。長生郡市広域圏内7市町村を網の目のように結ぶ公共交通網の構築こそ急務であり、広域連合で広域的公共交通網整備のための法定協議会を速やかに設立して、検討を始めるべきと考えますが、いかがですか。  質問の第2は、村営住宅の建設整備についてであります。  これまで、県営住宅の誘致と村営住宅の建設を進めよと再三質問、要請してきましたが、改めて要求いたします。村営住宅は村民の財産であり、有効活用が義務ではありませんか。そこで、村営住宅の公募をやめた理由をお聞きします。直ちに村営住宅を改修して、公募を実現すべきですが、いかがですか。  質問の第3は、役場職員の正規職員化と会計年度任用職員の待遇改善についてであります。  昨年の条例改正で、会計年度任用職員となる従来の非正規職員の給料並びに保険など、待遇はどのように改善されますか。その結果、正規職員との差はどのくらい縮められますか。さらに、同一労働、同一賃金というなら、可能な限り正規職員に採用すべきだが、いかがですか。  質問の第4は、一宮川の改修についてであります。  昨年の台風21号に伴う暴風雨によって、茂原市を初め、甚大な被害がもたらされました。当村においても、長生村村内七井土地先において堤防が決壊し、床上浸水被害が出ました。一宮川の決壊箇所は河道を修正しない限り破堤の危険は解決されないと思われます。設置された一宮川流域減災対策会議できちんと主張すべきだと考えますが、いかがですか。長生村にかかわる河道拡幅について、そのための土地買収など、と連携しつつ村が主体的に取り組むことが必要だが、いかがですか。  以上で、1回目の質問を終わります。 299 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 300 ◯村長【小高陽一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、広域的公共交通網の整備についての1点目、住民の声は村内の巡回バスとデマンド乗り合いバスを連携させるとともに、一宮駅、茂原駅への連絡を求めていますが、いかがですかとの御質問ですが、村ではJR八積駅を交通結節点とし、まちづくりと公共交通を一体として整備する必要があると考えております。八積駅周辺環境整備事業の進捗に合わせ、八積駅へ結ぶ地域交通のあり方などを総合的に検討してまいります。  2点目、茂原駅から長生病院、千葉循環器病センター、塩田記念病院など、病院を結ぶ路線バスへの連絡が必要ではないかとの御質問ですが、茂原駅からは長生病院方面へ向かう市民バスが、塩田記念病院や市原市にある千葉労災病院へは民間バスが運行しており、JRからバスへの乗り継ぎは必要ですが、八積駅から郊外にある拠点病院への通院は可能であります。  3点目、長生郡市7市町村を結ぶ公共交通網の構築こそ急務であり、広域的公共交通整備のための法定協議会を速やかに設立して、検討を始めるべきと考えるが、いかがかとの御質問ですが、本村の住民にとって関係性が最も大きいのは隣接している茂原市だと思いますが、行政を超えた公共交通の取り組みについては今後の課題だと考えています。昨年の9月会議における一般質問で答弁したとおり、今後、広域行政の中で調査を行っていく必要があると考えております。  質問事項2、村営住宅の建設整備についての1点目、県営住宅の誘致と村営住宅の建設を進めよとの御質問ですが、令和元年6月会議においても同様の御質問をいただき、既にお答えさせていただいております。繰り返しの答弁となりますが、村営住宅については建てかえによる提供が必ずしも必要であるとは考えておりません。また、県営住宅の誘致についても、現在、での県営住宅を建設する計画はないとのことでございます。  2点目、村営住宅は村民の財産であり、有効活用が義務ではないか。村営住宅の公募をやめた理由をお聞きしますとの御質問ですが、議員の御指摘のとおり、村営住宅に限らず、村の財産は有効活用が図られるべきだとは思いますが、現在の村営住宅を見ますと、建設後40年近く経過し、老朽化が進み、劣化に対する部分的な修繕の効果が発揮できずに、安心して新規入居者を受け入れるだけの健全な状態を維持できませんので、村営住宅貸付委員会にも諮問して、現在公募は行っていない状況でございます。  3点目、直ちに村営住宅を改修して、公募を実施せよとの御質問ですが、先ほど答弁しました内容も踏まえつつ、現在は必要最低限度の修繕にとどめているところであり、大規模改修の計画は持っておりませんので、繰り返しとはなりますが、新たな入居者の募集は考えておりません。  質問事項3、役場職員の正規職員化と会計年度職員の待遇改善についての1点目、4月施行の条例改正で、会計年度任用職員の給料並びに保険など、待遇はどのように改善されたのかとの御質問ですが、会計年度任用職員の給料につきましては、時給から月給に変更し、月々の収入が平準化される他、新たに期末手当、退職手当が創設され、収入面での待遇が改善されております。また、有給休暇として、夏季休暇、結婚休暇等を創設して待遇が改善されました。保険については、現行においても法令にのっとり適正に社会保険に加入しておりますので、引き続き、同様の適用を行います。  2点目、その結果、正規職員との差はどのくらい縮められたのかとの御質問ですが、正規職員との収入面では、新たに期末手当が支給されることとなりましたので、その分が正規職員に近づいております。  3点目、同一労働、同一賃金というなら、可能な限り正規職員に採用すべきだが、いかがかとの御質問ですが、正規職員の採用につきましては、必要に応じて職員採用試験を実施し採用しております。よって、会計年度任用職員が正規職員を希望されるのであれば、受験を拒むものではありません。  質問事項4、一宮川の改修についての1点目、今回の長生村内七井土地先における一宮川の決壊箇所は河道を修正しない限り破堤の危険は解決されない。協議会できちんと主張すべきだが、いかがかとの御質問ですが、一宮川流域における浸水対策については、本村だけでなく、流域一貫で取り組む必要があるため、本年1月29日に千葉及び流域市町村からなる一宮川流域減災対策会議が設置されたところですので、関係機関と連携を図りながら、この会議の中で村の考えを伝えてまいります。  2点目、そのための土地買収など、と連携しつつ、村が主体的に取り組むことが必要だが、いかがかとの御質問ですが、一宮川の改修については、平成27年にが定めております2級河川一宮川水系河川整備計画をもとに、管理実施主体であるにより対策が進められております。議員のおっしゃるとおり、本村としましても、一宮川流域減災対策会議の構成自治体でもあるので、積極的に事業へ協力してまいりたいと考えています。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 301 ◯議長【小倉利一君】 第2質問ございますか。5番塩谷君。 302 ◯5番【塩谷法道君】 それでは、2回目の質問をさせていただきます。  公共交通網の整備については、私は2年間でこれで3度目の質問になるかと思いますけれども、村民の要求は非常に強いわけですね。にもかかわらず、毎回毎回総合的に検討してまいりますというような答弁しか出ていないわけですけれども、これをもしやろうとすると、2年や3年かかるんですよ。計画をつくり、それに基づく試行期間が1年とか2年とかやって、そして、始めないといけないわけです。ですから、私が何度も言っているように、せめて法定協議会を立ち上げると、そのための努力を今すぐに始めるべきではないかと、そう思いますけれども、相変わらず必要があると考えると、そんなのだけでおしまいにするつもりでしょうか。 303 ◯議長【小倉利一君】 塩谷君に対する当局の答弁を求めます。企画財政課長。 304 ◯企画財政課長【木島正人君】 先ほどの村長答弁のとおりでございます。  以上です。 305 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 306 ◯5番【塩谷法道君】 そういうそっけない答弁をいただいては、こちらも少し声を荒げないといかんのですけれども、とりあえずは我慢しておきます。  まず、実は前回も私共共産党の郡市議員団で長野の木曽町という、非常に公共交通が網の目のようにひかれているという、そういう自治体を視察してきました。今回も私は、この2月21日、白子町議と町民の方々のデマンドタクシーを実現する、そういう目的でもって、千葉の芝山町へ現地調査に行ってまいりました。8名の調査団で芝山町役場を訪れて、企画空港政策課の高橋課長を初め、同課空港地域振興係の堀越係長、橋本氏の説明を受け、質疑応答、意見交換をしてまいりました。芝山町は面積は長生村の約1.5倍、人口は約半分の自治体ですけれども、公共交通に力を入れております。特徴は、いろいろな交通機関を組み合わせている点であります。1つは、空港シャトルバス、横芝屋形海岸と成田空港第2旅客ターミナルを結ぶバス、運賃は大人300円です。運営は山武市と横芝光町、芝山町で構成される芝山鉄道延伸連絡協議会です。2つ目は、芝山鉄道、これは東成田駅と芝山千代田駅を結ぶ日本一短い鉄道で、運賃大人200円、運行は国の補助でつくった芝山鉄道株式会社で、多古町と芝山町で構成される芝山鉄道利用者駐車場管理運営協議会で管理しています。3つは、芝山ふれあいバス、これは芝山町で運行するコミュニティバスで、運賃は200円、定期券が1ヶ月3,000円です。回数券もあります。松尾駅を利用する学生を中心に利用されているとのことです。4つ目は、芝山あいあいタクシー、芝山町が運行するドアツードア方式のデマンド交通です。運行範囲は、芝山町内と国保多古中央病院及びその近隣の個人病院で、運賃は1乗車200円、多古方面は300円で、事前登録制です。運行は民間会社、京成タクシー成田株式会社で、運行経費、管理費は町が負担しております。  こういうようにいろんな交通機関、この他にもまだ民間のやっている路線バスとかそういうのがあるわけですけれども、そういうものを組み合わせてやってこそ、初めて住民の足が確保できる。これは前回の木曽町のことも話をしましたけれども、拠点の県立病院を中心に、幹線バスを各主要な集落に走らせて、そこの集落の中ではコミュニティバスで連携をとると。そのコミュニティバスに対しては、デマンドタクシーでするという形で、非常に網の目を張りめぐらせるようにつくるということがポイントだということでございます。  そういうことで、前回も紹介しましたけれども、国土交通省もこういう点は進めるべきだということで、ぜひ村長にもお読みいただきたいということで、前回示しました。これは地域公共交通の活性化及び再生に関する法律、これに基づいて、国交省が担当職員向けの手引き、地域公共交通網形成計画及び地域公共交通再編実施計画作成のための手引き、こういうものをつくっているわけです。それで、前回から課長さんにもじっくり読んでいただいているようでございますけれども、ここにも私が指摘したように、いろんな交通手段を組み合わせてつくることが大事と。とりわけ地域全体で交通網を形成していくのが大事だということが言われております。そういう点について、いかがでしょうか。勉強された結果として。 307 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 308 ◯企画財政課長【木島正人君】 勉強された成果ということなんですが、9月議会でも同じような答弁をさせていただきまして、地域公共交通が必要だという認識は当然持っております。その中で、やはり広域化、これも必要ではなかろうかということで、9月議会でも答弁をさせていただいたことと認識をしておりますが、この中で、村長の方からも、今後、広域行政として調査をしていくというようなことを回答させていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 309 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 310 ◯5番【塩谷法道君】 今後、今後だけでは、いつまでたっても今後になるんですよ。やっぱり直ちに検討するためのものをつくるべきじゃないですか。これまでの答弁では、村内の会議の中では検討したことがあるということですけれども、やはりできるならば広域的な法定協議会、その前提として村内の公共交通を確保するための協議会を立ち上げるべきです。現にこのいろんなデマンド型交通が、ずっと調べてみますと、この周辺でも皆さん結構やっておられるんですね。茂原市はデマンド交通、これはふれあいです。それから、山武市、山武市乗り合いタクシー、あいのりくん、いすみ市、いすみ市デマンド交通、多古町、多古町デマンドタクシー、たまこタクシー、芝山町、芝山あいあいタクシー、先ほど紹介しましたね。一宮町、新にこにこサービス、長南町、長南町デマンド、御宿町、エビアミーゴ。このように多くの自治体がやっているわけですよ。これはまだ完全にうまくいっているとは、私は言いません。非常に乗客が少ないとかという点もあります。しかし、そういうのを一つ一つ積み重ねながら、計画として持っていかないと、いつまでたってもそれはできないですよ。検討します、検討しますと、もう私は2年間それを聞きましたけれども、ぼつぼつ立ち上げる。そして、立ち上げた上で、住民の意見を十分聞いて、そして、試行をやる。試行だって1年や2年かかるんですよ。それで初めて、実現へ向けての一歩を踏み出すことができるわけではないですか。先ほどちょっと課長にお渡ししたんですけれども、国土交通省でも、地域公共交通確保維持改善事業の概要というようなことを出しておりますけれども、こういうのを見てみますと、いろんなところにいろんな補助を国が出しますよと言っているんです。この持続可能な地域公共交通ネットワークの実現に向けた取り組みを支援しますよと書いてある。平成31年度の場合だと、予算として220億円もつけているんです。つまり、調査のための予算まで国はつけているわけです。それなのに、一向に立ち上げない。それはやっぱり怠慢ですよ。その点、いかがでしょうかね。 311 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 312 ◯企画財政課長【木島正人君】 先ほど塩谷議員からいただいた地域公共交通確保維持改善事業の概要というような形で、補助金が相当国から流れてくるというような形も当然理解をしております。ただ、先ほど来、一宮町だとか各市町の御案内がありましたけれども、一宮町でやっている新にこにこサービスにつきましては、村の外出支援サービス事業と変わらないというような形でありまして、前回、塩谷議員の方から、「これをよく読んで勉強しておけ」というような形で、私もしっかり読ませていただいた、先ほどの地域公共交通再編実施計画作成のための手引き、その中で、54ページに書いてあるんですが、まず考えるべきなのは、現状で提供されている地域公共交通サービスを有効に活用することにより対応できないかということが書かれております。これによりまして、本村では外出支援サービス、それから、福祉タクシー事業、これの充実をさせていただいているところでおりますので、今の現状ではこれが一番だと考えております。  以上です。 313 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 314 ◯5番【塩谷法道君】 その答弁はけしからんですよ。それは前回、私はちゃんと言いましたけれども、今の福祉タクシーとか外出支援サービス、これは非常にいい制度です。しかし、これはあくまでも、この前も言いましたけれども、福祉政策なんです。公共交通政策じゃないですよ。もちろん公共交通政策として取り込んでいくことは当然ですけれども、政策の趣旨が全然違うんですよ。しかも、この前も指摘しましたけれども、この長野の木曽町で公共交通網をつくったときには、職員の皆さんが必死になって、国のあらゆる制度を見て、どんな補助制度がある、どんな補助がある、どんな制度をしたらより村の出費も少なくてと、頑張っているんだ。こういうような研究を一生懸命やって、そして、そういう幹線バスと地域コミュニティバス、あるいはデマンドタクシーを組み合わせた、そういう公共交通網を築き上げたわけですよ。そういうようなことをぜひ、福祉政策でやっているからそれでいいんだということではなくて、これはこの前も指摘しましたけれども、これだけを本当にやっていったら何千万円という、それこそ莫大な費用になりますよ、将来的に。それだけでは村の貧しい財政の中ではやっていけません。必ず公共交通網をしっかりとして、免許返上した方がたくさん出ていますけれども、そういう人達がまだ歩けるんだと、歩けるけれども免許を返上したと、そういう人達が気軽に使える、そういう公共交通をつくりなさいと、これが私から再三言っていることなんです。その点について、村長、いかがですか。直ちにその検討を始めませんか。 315 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 316 ◯村長【小高陽一君】 ことごとく国の政策に反対する方から、今回は国の政策をしっかりと使えと言われる御助言をいただきまたけれども、正直申しまして、毎月私ども町村会で会議をやっておりますが、お互いに行き交う交通網をつくろうという話題は1回も残念ながら出てきません。ですから、その必要性が余り感じられないのかなと思っております。いいですか、それだけで。 317 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君に申し上げます。冷静に対処してください。 318 ◯5番【塩谷法道君】 そんなデマを言うから、こういう正式の場で、共産党が全て反対していますか。あなたはあちこちでそういうことを言っているんですけれども、賛成しているものの方が多いんですよ。この村議会だって、そうです。ほとんど賛成しています、いろんな問題について。それを何でも反対だからなんて、そんな言い方はだめですよ、こういう正式の議場で。とんでもない話です。  そういうことで、やっぱりそんなことにこだわらずに、きっちりと準備をしていただきたいと思います。いろんなお見せしたいものがいろいろありますけれども、この問題はとりあえず今回はこれで終わっておきます。  次に、村営住宅の問題であります。村営住宅の問題につきまして、非常に第1答弁は不遜な答弁になっております。  まず最初に、必要であるとは考えておりませんと。なぜ必要でないか、お答えください。 319 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 320 ◯まちづくり課長【小高重博君】 ただいまの質問にお答えさせていただきます。  必要でないという点につきましては、現在の村営住宅の状況から考えまして、老朽化が著しいという点から、村営住宅を現状維持のまま、大規模な改修は行わないというような意味でございます。 321 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 322 ◯5番【塩谷法道君】 今おもしろい答弁がありました。老朽化が進みと、この答弁書にもあります。どうして老朽化が進むんですか。誰が老朽化させたんですか。その点、お答えください。
    323 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 324 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  誰が老朽化させたかどうかは、私がお答えできかねます。実際に風や雨水、そういった状況が各地域では違います。そういった状況も踏まえまして、老朽化が一様ではないということは、議員も御理解いただけると思います。  以上です。 325 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 326 ◯5番【塩谷法道君】 老朽化しているのは、一切長期修繕をきちっとやってないからですよ。やっていますか。これまでの住宅建設から現在までの収支を決算状況で報告していただきました。これを見ると、収入は9,759万円、もし全室、常に満杯だったら恐らく1億2,000万円ぐらいの収入があったでしょう。これに対して、支出は1,198万5,400円、こういう状況ですね。ごめんなさい。今の数字は間違えました。2,226万4,000円です。つまり、収入の19%しか使っていません。これを見ると、8年に一遍ぐらい、10年に一遍ぐらいですか、100万円ぐらいかけていますけれども、こんなものは長期修繕とは言えません。つまり、全くきちっとした管理をしてなくて、老朽化したんですよ。外から見たら、今かなりみすぼらしくなっているでしょう。村長、村営住宅をきちっと視察したことはありますか。 327 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 328 ◯村長【小高陽一君】 築40年、普通のうちでも相当老朽化しますよね。私も建築業界にいましたし、議員も詳しいようですけれども。そして、進んだ時点で入居者を募集しなくなったということは、修理も入っている方のための修理はするけれども、全体の修理はもう見合わせてもいいんじゃないかということで、より一層老朽化したことは私も認めます。 329 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 330 ◯5番【塩谷法道君】 40年たてば古くなるといいますけれども、これは40年たってないんですけれども、今ここの建物は建築基準法上、どういうあれになっていますか。簡易防火が今、ちょっと名前が変わっていると思いますけれども、どんなふうになっていますか。それで、耐用年数といいますか、償却限度は何年になっていますか。 331 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 332 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えいたします。  現在の村営住宅の構造につきましては、プレキャストコンクリート造で、準耐火構造となっております。それで、耐用年数につきましては、準耐火構造物としましては、耐用年数45年というようになっております。  以上でございます。 333 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 334 ◯5番【塩谷法道君】 そのように、法律上の耐用年数でさえ45年あるんですよ。つまり、45年まではずっと保っていかないといかんわけです。にもかかわらず、全くやってない。そんなことで、村の財産を守れると思っているんでしょうか。放っておけば家は必ず朽ちてくるんですよ。きちっと手入れすれば、ああいう住宅だって、50年、60年もつんですよ。何を言っているんですか。私ごとで恐縮ですけれども、私は東京にいたときにマンション住まいでした。このマンションは江戸川区のなぎさニュータウンというちょっと有名なマンションです。中規模のマンションです。分譲住宅ですけれども、戸数が大体1,360戸ぐらい。私がちょうど30年ほど前に理事長をしていたときには、人口も5,000人近くおりました。このときに、建てかえ問題とかいろんなことが全国的に問題になって、今の管理会社に任せていたのではとても40年、50年しかもたないだろうということで、これを自主管理組織にしまして、そして、自分達で長期修繕委員会を組織して、団地の中には1級建築士からゼネコンのそういう専門家、それから、法律家もおりました。いろんなそういう専門家を全部集めて、ボランティアで長期修繕委員会をつくって、そして、長期修繕計画を立てて、それで10年に一遍は外壁塗装をやる、20年に一遍は水回り改修をやると、そういうことを通じてやっています。今40年過ぎましたけれども、今行ってもピカピカですよ。外から見たら新築マンションに思えるぐらいです。ですから、今あそこの住民達は、これは当初50年と言っていたけれども、70年、80年多分もつだろうと。大規模、大きな地震でも来て潰れるなら別ですけれども。それが住宅の管理というものですよ。何もしないといって、35年、あるいは37年たったから老朽化したなんて、よくこんなことが言えたものですよ。ちょっとそこら辺、考え方を変えていただけませんか。きちっと管理すれば、今の村営住宅だってまだまだ20年、30年もちます。間違いないです。それで、居住者を公募して、そして、住んでもらう。住んでもらうことが一番のまた住宅の保全につながるわけですから。いかがですか。私がここまで言っても、まだ放っておきますと言うのですか。 335 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 336 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  先ほど構造の話で、村営住宅につきましてはプレキャストコンクリート造だというお話をさせていただきました。このプレキャストコンクリート造という構造が、通常コンクリート造ですと、現場で枠組みを組んでそこにコンクリートを流してつくっていくというような形がコンクリート造なんですが、このプレキャストですと、工場の段階でこのコンクリートを精製して、それを運んできて組み込むというような形のコンクリート造になります。そうなってきますと、あらかじめのコンクリートが、型枠が決まってきてしまっているというところから、なかなか全体の建物の中身の変更がしづらいというところがございます。そういったことも踏まえまして、近年のニーズとかそういったことにも、建物を建て直すに当たっても影響がありまして、なかなか難しいところでございます。  また、ただいま御指摘がありましたとおり、公営住宅の考え方からしますと、村営住宅につきましては、長期的な見方もできますけれども、現在民間アパート等も村内には数多く今あるような状況でございます。そういった状況も踏まえまして、村内の住宅事情は充実してきているというような判断から、村営住宅は現状維持に努めるというような考えでございます。  以上です。 337 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 338 ◯5番【塩谷法道君】 そういう答弁を多分言うんだろうと思って、それじゃ、民間住宅はどうなっているか。環境課長、どうですか。民間住宅、何平米で幾らぐらいの賃料ですか。 339 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 340 ◯まちづくり課長【小高重博君】 ただいまの質問にお答えさせていただきます。  本村のアパート、賃貸住宅の状況につきましては、七井土地区で一番安いものですと月3万7,000円からございます。数多くのアパートの空き部屋が存在しているというような状況でございます。  以上です。 341 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 342 ◯5番【塩谷法道君】 それは平米数もちゃんと言わないといかんのですけれども、村営住宅は65平米もあるんですよ。それで最高でも恐らく4万円でしょう。平均すると大体3万円弱じゃないかと思うんですけれども、全然質が違うんですよね。そういう一番低いやつを持ってきて、これがあるからいいんだということではないと思います。私はいろいろ調べてみましたら、これもやっぱり長野の下條村というところです。若者の移住を図るために、すばらしい村営住宅をつくっています。人口わずか2,000人ぐらいの村ですけれども、この写真に見られるように、4階建ての12戸を2棟持っております。3万3,000円から3万4,000円の2LDK、これで住めるようになっております。そして、この村では若者を呼び込むために体験入居みたいなことまでやって、そして、若者をどうしたら呼び込めるか、こういうことをやっているわけですね。下條村お試し住宅規則というのまでつくってやっているわけです。つまり、若者を本当に呼び込もうという意思があるのなら、村営住宅はもっときちっとしたものを建てる。あるいは、今あるものをきちっと修繕して、トイレも水洗にする。お風呂もちゃんとつける。そういうことをしてこそ、初めて若者を呼び込めるんじゃないですか。ただ言葉だけで言ったってだめなんですよ。具体的な実際のそういう施策をやっていかないとできないのではないでしょうか。その点、いかがでしょうか。 343 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 344 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  今、村が進める少子化対策や若者の定住施策、空き家の活用、または民間住宅の借り上げなども考えまして、総合的に住宅施策については今後考えていきたいと思っております。  以上です。 345 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 346 ◯5番【塩谷法道君】 総合的な住宅施策じゃなくて、村が責任を持って、住宅に困っている人々に住宅を提供する。それから、財政力のない若者を、子連れの若者を呼び込む。このために村営住宅をつくり、あるいは現在ある村営住宅をきちっと改修、そして、公募しなさいということを言っておるわけです。総合的な住宅施策なんか別に聞かなくていいですよ。空き家がいっぱいあることは私も承知していますしね。そういうところももちろん埋めないといかん。そういうことはありますけれども、村として責任を持って、そういう困っている人、しかも若い人で子連れの人、こういう人を呼び込むにはどうしたらいいかと、それを真剣に考えてもらいたいということでございます。  それでは、3番目の質問に入りたいと思います。会計年度職員の問題でございます。  これは非常に村の方が努力されて、今回条例改正に伴うものとして、これまでの臨時職員の待遇改善につなげたわけですけれども、私がこの質問をしたのは、やっぱり非正規職員から会計年度任用職員に改定されることによって、何が改善されたのかと。そして、新たにどのような危険性が出ているのかという観点から、そのよしあしを確認するためでございます。といいますのは、関係者から幾つかの点で危惧される点が指摘されているからであります。例えば、今年2月に共産党が行った茂原市におけるアンケートによりますと、その人の声ですね、「現在非常勤職員をしていますが、今年4月より時給が1,500円から1,100円に減給されるということに非常に抵抗があります。そのことに関して、市の職員より2月6日に話があり、そのまま継続するなら選考するので、2月13日に申込書を提出するようにとのことで、非常にがっかりしてしまいました。非常にひどいと思います。なので、まず食費を少しでも抑えなければいけないと思うようになりました。いきなり減給はないと思います。弱い者を急にたたくというのはどうかと思います」と、こういうアンケート結果が私どもに寄せられております。また、一般紙の紙上でもいろんな声が出ております。こういうように、ボーナスを出すようになったのは非常にいいことだけれども、それを水準に抑えるために給料を下げるというんですから、全く本末転倒ですね。こういう点について私は危惧しての質問になるわけですけれども、いかがでしょうか。 347 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 348 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。  今回の会計年度任用職員制度の施行に向けた留意事項ということで、実は総務省自治行政局から、いわゆる通知が発出されております。この内容の中にございますように、適切な給与の決定をしなさいというのが、この中にうたわれております。これらの内容に基づきまして、本村におきましては、現在非常勤で勤めていらっしゃる方の給料とする部分につきましては、現給を保証するというような内容でございますので、先ほど村長答弁でありましたように、正規とどう近づいたかということにつきましては、新たに創設されます、いわゆる期末手当、この部分が上乗せになっていくということでございますので、そのような形で制度を創設してございます。  以上です。 349 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 350 ◯5番【塩谷法道君】 事前にいろいろ課長のお話をお伺いしますと、この村では非常に本来のきちっとしたやり方で移行を進めているということで安心しました。  そこでもう1つ聞きますけれども、答弁によれば月給制に変更になって、期末手当、退職手当が創設され、有給休暇として夏季休暇、結婚休暇などが創設されたと。そうしますと、正規職員との一番の違いは、勤勉手当ということになると思いますけれども、その他にも違いはありますでしょうか。勤勉手当でどのぐらい違うのかということと、その他の違いを述べてください。 351 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 352 ◯総務課長【田中喜宣君】 今お話のありました勤勉手当、ボーナスの内容といたしましては、通常ボーナスと呼ばれておりますものは、期末手当と勤勉手当が合わさったものをボーナスと一般的に呼んでおります。今回、期末手当が会計年度任用職員には上乗せになりましたということで、先ほど説明させていただいておりますが、この期末手当につきましては、法制度上、いわゆる勤勉手当の支給は行わないということになっておりますので、これはある意味正規職員と少し差の出ている部分であるというふうには認識しているところでございます。その他の休暇等につきましては、これは一般職と変わらないということになりますので、その点につきましては、特に私どもは問題ないと考えているところでございます。 353 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 354 ◯5番【塩谷法道君】 今のお話ですと、事前にいただいたものとしては、一番の大きな違いが勤勉手当になるわけですけれども、これでの違い、勤勉手当もこれは0.95ヶ月でしたかね。ですから、かなりの違いが出てくるわけですけれども、その他にもう1つ私が心配しているのは、退職金の問題なんですけれども、毎年度契約更改という形になるわけですから、正規職員とは全く違ってくるのではないでしょうか。つまり、継続をちゃんと計算してくれるのか、そこら辺の点について、毎年度支給されるのか、あるいは加算されていくのか、どのようになりますか。 355 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 356 ◯総務課長【田中喜宣君】 会計年度任用職員制度につきましては、これは各会計年度ごとの任期ということになります。しかしながら、これを継続するということも事実可能でございまして、継続された場合につきましては、その分についての加算がされていくというような内容になるものでございます。  以上です。 357 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 358 ◯5番【塩谷法道君】 一番わかりやすい例として、人数が多い保育士のフルタイム任用職員を例にとってみますと、1級の24号で見ますと、年収が214万1,604円になり、期末手当31万7,120円を加えますと、年収245万8,724円。そして、これに対して正規職員は、この別に22万1,806円がつくと、こういう理解でよろしいんでしょうか。 359 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 360 ◯総務課長【田中喜宣君】 お見込みのとおりでございます。 361 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 362 ◯5番【塩谷法道君】 もう1つの問題は、昇給の関係ですね。先ほどは1級の24号に昇給するのに、正規職員と任用職員ではどのような差が出てくるんでしょうか。継続されていく場合といかない場合、いろいろあるんでしょうけれども。 363 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 364 ◯総務課長【田中喜宣君】 継続した場合になりますと、前年度経歴などが加算されるということになりますので、そうした中での号給が上がってまいります。それらにつきましては、正規職員と同等に扱っていくという形になるということでございます。 365 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 366 ◯5番【塩谷法道君】 もう1つ、小さなことですけれども、広報の3月号を見ました。ここに人事行政の運営と、こういう特集ページがあって、村の職員の給料とか人数なんかがやってあるんですけれども、この部門別職員数の状況の中には、正規職員のみしか記載されておりません。全く同じように村政の一翼を担っている会計年度任用職員に一切触れておりません。これはちょっと片落ちではないでしょうか。何らかの表示をして、村の職員は今144ということになっているけれども、この他にも村に貢献している職員が、89人ですか、おりますよというのはあってしかるべきじゃないでしょうかね。全く表示されてないのはちょっと異な感じがします。 367 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 368 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  3月号に掲載いたしました長生村人事行政の運営等の状況につきましては、これは平成30年度の決算に基づく内容を公表しているものでございます。ということで、当然ながら会計年度任用職員がこの時点ではおりませんので、会計年度任用職員につきましては令和2年度からの決算状況の報告の中に載ってまいりますが、載ります会計年度任用職員につきましては、フルタイム会計年度任用職員の記載がされるという内容になっているところでございます。  以上です。 369 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 370 ◯5番【塩谷法道君】 フルタイム任用職員については今後明確に記載されると。いずれにしましても、この条例改正に伴う村の対応は、私は非常に適切でよかったと思っております。今後もう一層近づけるために、先ほどの勤勉手当やらそこら辺についても、法律との関係でいろいろ難しい問題もあるでしょうけれども、考慮していっていただきたいと思います。  それでは、4番目の一宮川改修問題について、時間がないので急いで質問します。  2月10日に同僚の石井議員と千葉合同庁舎を訪ね、千葉長生土木事務所の一宮川改修課の渡辺課長と大川主査に面会して、河川改修問題について要望してきました。現在示されている一宮川流域浸水対策特別緊急事業の一部として、国の激甚災害指定を受けて、令和6年度までに152億円をかけて緊急に河道断面の拡大事業を行うとして、一宮川中流域の瑞沢川合流地点から豊田川合流地点までの間の河道拡幅などを行うという大事業です。ですから、事務所も新たに一宮川改修事務所ができるわけですけれども。下流域はこれまで事業が進められてきましたから、この改修速度を抜本的に速めていこうというのですから、当然の措置です。村長の答弁で、村の考えを伝えてまいりますということですが、どのような提案をしていくおつもりでしょうか。 371 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 372 ◯村長【小高陽一君】 まずは、第1回が立ち上ったばかりで、今までの結果、事後の結果報告などでございましたが、今議員がおっしゃった河道を拡幅する、そして、流量を増やすというお話でしたが、私どもの方の心配は、中流域が広がれば当然下流域に余計な水が、時間当たりの流量が大きいものが来ますので、それに耐えられるかどうか、まずはその流量計算をきちんとポイントポイントでやってほしいと。そして、下流域にも影響の出ない拡幅をお願いしたいと、そういうことをまずは述べてありますが、これからの会議は恐らくどこをどう直すとどう流量が変わってくるという水量的な計算も出てくると思いますので、それに対して意見を伝えていこうと思いますし、もちろん両議員が調査していただいた決壊部分はどのように補強するのか、それも私の方から聞いてまいります。 373 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 374 ◯5番【塩谷法道君】 これは先ほども言いましたように、もともと一宮川流域浸水対策特別緊急事業というのをやられているわけです。その事業によって下流域が既にここ数年で物すごい改造されて、容量で恐らく何十倍ぐらいの容量になっていると思います。これにつなげるための改修をこれからやるわけです。しかもこれは去年の台風によって、激甚災害事業として152億円もつぎ込んで一挙にやろうというわけですから、この一挙にやるときに、この点をぜひお願いしたい。今回決壊した、これは鶴枝遊水公園、これは第1調節池というんですけれども、この対岸の堤防決壊はほぼ直角に蛇行しておるんですね。だから、上流からの水流が堤防の正面から激突する、そういう形になっています。河川工学も私も専門家ではありませんから、河道が直線より湾曲したほうがいいというのかどうかわかりませんけれども、常識的に考えれば、激流が正面から堤防にぶつかれば決壊して当たり前と言わなければなりません。かつて46年前、1974年の9月に多摩川水害というのが起きました。私も現場を見て、いろいろ対策に動いたわけですけれども、我々が見ている前で、住宅が次から次へと濁流にのまれていきました。これがテレビで放映されたものですから、全国民が震撼とさせられました。この原因ももともとの河道を変えたことにあるとされて、湾曲部分に激流がぶつかって、堤防が決壊したわけです。ですから、一宮川についても、少なくとも決壊部から下流の東橋まで間は、長生村側の堤防を左側に移設して、真っすぐになるように拡幅すべきであります。これをぜひ提案していただきたいと思います。そして、この部分は長生村の地域ですから、用地買収などについて村が全面的にバックアップしていくべきと考えておりますけれども、いかがでしょうか。 375 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君に申し上げます。発言の制限時間が近づいておりますので、質問をまとめるようにしてください。  答弁をお願いします。まちづくり課長。 376 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 377 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  一宮川の管理者であります千葉が実施主体でこの事業は行っていくというところで、先ほど議員からも御説明がありましたけれども、同じような災害がいつまた発生するかわからないような状況でございますので、の準備が整い次第、村も協力して早期の実現を目指したいというように考えております。  以上です。 378 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 379 ◯5番【塩谷法道君】 先ほど言いました破堤部分から東橋の部分の拡幅をぜひやってもらいたいし、できるだけ直線にしてもらいたいと。これは地権者も余りたくさんおられないようなので、村が本当に、村長が頑張れば十分可能な計画になると思います。  なお、東橋から下流の下流域についても早急に拡幅すべきであります。これをやらないと、せっかく私が言った部分を拡幅してもいけない。この場合には多分逆に対岸の睦沢町と連携をとってやらないとできないのではないかと思います。こういう沿岸の町村がに協力して、一日も早く進むよう努力されたいと思います。  なお、最後に、この緊急事業の中で、市町村が実施する内水対策として数点指摘されておりますけれども、村として至急何をなすべきか検討しておりますでしょうか。あるいは、どういう実施をするおつもりでしょうか。この村長が出られた会議の中で示された問題ですけれども、市町村の役割。 380 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 381 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  会議の中ではまだ、先ほど来村長が話させていただきましたとおり、具体的な内容については踏み込んでおりません。今後関係機関と連携をとりながら、具体的な施策については検討していきたいというように考えております。  以上です。 382 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 383 ◯5番【塩谷法道君】 市町村が実施する内水対策や土地利用施策ということで、一宮川流域全体で必要な内水対策、それから、土地利用施策、避難等のソフト対策などについてやるべきだというようなことで、さまざまな項目が指摘されております。こういう点については、の指示を待つのではなくて、みずからも計画して、とタッグマッチを組んできちっと進めていただきたいということをお願いしたいと思いますけれども、最後にいかがですか。 384 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 385 ◯まちづくり課長【小高重博君】 お答えさせていただきます。  今議員がおっしゃったことを踏まえまして、関係する担当課、それと連携しまして実施していきたいというように考えております。協議していきたいというように考えます。  以上です。 386 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 387 ◯5番【塩谷法道君】 終わります。 388 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の一般質問を終了します。  本日はこれにて会議を散会とします。明日6日は午前9時30分から会議を行います。御苦労さまでした。                午後3時15分 散会 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....