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令和元年定例会12月会議(第3日) 名簿
令和元年定例会12月会議(第3日) 本文

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  1. 長生村議会 2019-12-03
    令和元年定例会12月会議(第3日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【小倉利一君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は15名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【小倉利一君】 日程第1、諸般の報告を行います。  初めに、昨日、12月5日に開催されました災害対策特別委員会で、災害対策特別委員会委員長に不肖私、副委員長に8番井下田君が就任しましたので報告します。  次に、昨日12月5日に開催されました議会だより編集特別委員会で、議会だより編集特別委員会委員長に10番矢部君が就任しましたので報告します。      ───────────────────────────── 3 ◯議長【小倉利一君】 日程第2、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。15番関君。              [15番 関 克也君 登壇] 4 ◯15番【関 克也君】 ただいま議長から許可がありましたので、この場所から一般質問をさせていただきます。いつも申し上げるんですが、住民が主人公という立場から質問をさせていただきます。日本共産党の関でございます。  初めに、この間の相次ぐ台風や豪雨災害で被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。今年の台風の災害で明らかになってきたのは、私どもの住む千葉県が今後、大型の台風の通り道になっていくという点であろうかと思います。さらに、いずれ起こるであろうと言われている大規模地震と併せて、災害に対する備えの強化が今後の村の最重点課題、優先課題となったと言わなければなりません。本日の質問は3点にわたります。第1が交流センターの建設について、第2が高齢者・要介護者への紙おむつ支給事業などについて、そして、第3が私道の整備についてであります。  初めに、大きな1番目で交流センターの建設について、まず質問をさせていただきます。先ほども言いましたが、この建設では、キーワードはやはり防災ということがあろうと思います。災害に強い建物にするという点が大事であります。交流センター基本計画と目的が、長生村の現状から見て適切であるのかどうかについて、ここでは伺いたいと思います。  駅周辺まちづくり基本計画では、交流センターのコンセプトと基本方針というのがあります。そこには、交流センターは人々が集い、交流し、コミュニティ、地域社会を育むということが一番の目的であり、そして、第1は「村の顔、にぎわいの創出」、第2が「安心・安全・快適」、これは災害に強いということもあると思います。そして、第3に「維持管理しやすい施設建築物の長寿命化」、第4に「十分な広さの駐車場の確保」などとなっています。かいつまんだ基本方針ということでありますけれども、そこで第1に、この交流センターの当初計画、6億円台の最初の建設費ということがありましたが、これが2倍以上の金額に膨れ上がった建設費について、さまざまな機会にこの間、住民に説明してきていると思いますが、その経過、そして、どんな説明を行い、どんな意見が村側に寄せられているのか、まずお聞きいたします。  第2に、駅周辺のにぎわいの創出ということでありますから、このにぎわいについて、村の現在の計画では八積駅を橋上駅にして、北側と南側の両方におりるという計画と交流センターはセットですから、そうなりますとにぎわいが半分になるのではないか、現状の駅前と比べて、両側に分かれておりるということになると、駅周辺のにぎわいが半分になると。そして、これがにぎわいを確保するといいますか、創出するということになると、最低でも八積駅、茂原駅、村役場などを経由する巡回交通が必要で、乗り合いタクシーの整備も求められると思います。現行の南側のみから乗車することで、上り電車に乗車しやすく、村民の通勤の利便性がよい、これは朝の通勤には非常に乗りやすいという状況です。これが橋上駅にすると乗りにくくなる。事前に早く着いて乗らないと、遅れるということになります。併せて、橋上駅にするということで、にぎわいが逆効果になると、閑散になるということについて、村はこの交流センター建設の計画について、どのように考えているのかお聞きいたします。  第3は、橋上駅については今後よく検討する課題になろうと思いますから、橋上駅じゃなくなったと、南側のみのおり口になるという場合もあると思うんですね。そうすると、交流センターの今回の計画の位置がちょっと不便なものにならないかということについて、村の見解を伺います。  第4は、仮称ですけれども、交流センターの建設が完了して施設を運営していく場合に、運営主体はどこが担う計画なのか、村直営にする場合に人件費や維持管理費の増加はどの程度、見込まれるのか。子育て支援の機能を有するとしていますが、その中身とその体制はどうなるかについてお伺いします。  次に、大きな2点目であります。高齢者・要介護者への紙おむつ支給事業及び子育て世帯等への可燃ごみ袋の支給についてであります。  紙おむつ給付事業実施要綱によりますと、概略で要介護3、要介護4または要介護5の認定を受けて、居宅介護を受けている者で、村民税非課税世帯または課税世帯のうち、所得割が課税されていない世帯に属する者に給付するとなっています。この給付事業紙おむつの給付を受けている村民の世帯数や内容をまず確認いたします。  第2は、県内でも高いと言われている長生郡市の可燃ごみ袋、青い袋でありますが、この値段の一定の引き下げを行う考えがあるのかどうかについてお聞きし、さらに、乳幼児のいる家庭には可燃ごみ袋の一定の数の給付が行われていますが、高齢者・要介護者世帯には可燃ごみ袋の支給が今、行われておりません。そういう点で、乳幼児のいる家庭、要介護者の世帯への可燃ごみ袋の支給の充実を求めたいが、村の見解をここではお聞きいたします。
     大きな3点目、私道であるけれども、公道となっている道路の整備についてであります。公道として使用されている地域の道路、私道の整備の現状をお聞きするとともに、その整備の考え方について、まずお聞きいたします。  私道であっても、地域の重要な生活道路である場合に、公費を投入して整備、道路舗装が中心なんですが、整備を行っている自治体もあると聞きます。長生村においても同様の整備事業ができないかどうか、村の見解をお聞きいたします。  以上で、第1質問とさせていただきます。よろしく答弁をお願いします。 5 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 6 ◯村長【小高陽一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。なお、質問事項1の4点目については、教育長から答弁させます。  質問事項1、交流センターの建設についての1点目。当初計画の2倍以上になった建設費についてさまざまな機会に住民に説明していると思うが、その経過とどんな説明を行い、どんな意見が寄せられているのかとの御質問ですが、整備計画の変更については、本年8月20日開催の長生村まちづくり推進委員会の場で御説明させていただいております。会議の内容は、交流センター建設費用に変更が生じた件が主なものとなっており、各委員からは、「変更後においても事業を進めていくのか」「今後の村の財政に問題はないのか」といった御意見や「これまで時間をかけて議論してきた整備計画なので進めていただきたい」といった御意見をいただきました。  2点目。駅周辺のにぎわいについて、橋上駅にして北側と南側の両方におりることになると、にぎわいが半分になるのではないか、駅周辺のにぎわいを増すためには、最低でも八積駅、茂原駅、村役場などを経由する巡回交通乗り合いタクシーの整備が求められます。現行の南側のみから乗車することで、上り電車に乗車しやすく、村民の通勤の利便性がよいこと、橋上駅にすることがにぎわいの逆効果になることについてどのように考えているのかとの御質問ですが、人の流れが分散することは、車の流入の分散にもつながることになります。これまで高根地区や一松地区の方々は踏切を横断して駅舎に向かうことで、時間帯交通量も1ヶ所に集中しておりましたので、アクセスが2ヶ所になることは、駅前の最大の懸案でもあります交通問題の解消には大きな効果が得られると考えております。また、自由通路ができることで人の流れは1ヶ所から2ヶ所へ変わること容易に想像できることですが、にぎわいが半減することにはつながらないと考えております。また、巡回交通乗り合いタクシーの整備について、現在、計画は持っておりませんが、今後の社会情勢により、検討も必要になると考えております。  3点目、橋上駅が不可能になった場合に、交流センターの位置は不便なものにならないかとの御質問ですが、交流センターの位置については、補助事業の活用から八積駅周辺への建設となりましたが、住民の利便性や将来的な利活用を考慮し、村の顔となるような施設として配置したところです。  質問事項2、高齢者・要介護者への紙おむつ支給事業及び子育て世帯等への可燃ごみ袋の支給についての1点目。紙おむつ給付事業実施要綱によれば、概略で要介護3、要介護4または要介護5の認定を受けて居宅介護を受けている者で、村民税非課税世帯または課税世帯のうち所得割が課税されていない世帯に属する者としているが、この給付事業紙おむつの給付を受けている村民の世帯数、内容を確認しますとの御質問ですが、本事業は、在宅において寝たきり状態等の高齢者に係る紙おむつの費用を給付することにより、その御家族の経済的負担を軽減することを目的としております。今年度、本事業において給付を受けている世帯数は18世帯であり、御質問にあった対象者をもとに日常生活において常時、車椅子が必要な人、寝たきり状態の人、または認知症状により介護者が必要と判断された人に対し、月額6,000円を限度に給付しております。  2点目、県内でも高い長生郡市の可燃ごみ袋の値段となっているが、一定の引き下げを行う考えがあるのかどうかお聞きし、さらに乳幼児のいる家庭及び高齢者・要介護世帯への可燃ごみ袋支給充実を求めますとの御質問ですが、可燃ごみ袋の値段の引き下げですが、これは長生郡市広域市町村圏組合で価格設定をするもので、今年10月1日の消費税及び地方消費税の増税に伴い、可燃ごみ袋の値段は据え置きとしておりますので、実質、引き下げを行ったこととなっております。  次に、乳幼児家庭への可燃ごみ袋の支給については、子育て世代応援事業として3歳までの子どものいる家庭を対象に、可燃ごみ袋を平成27年度から配付しております。3歳未満の子ども1人当たり、30リットルの袋を1年間で30枚配付しており、今年度は194人に通知しています。例年、ほぼ全ての対象世帯に配付ができております。子育て世代を応援していきたいとの考えから始めた事業ですが、乳児家庭の訪問や健診時に聞き取り調査を行った結果、希望の多かった可燃ごみ袋を選定して実施しております。  また、高齢者世帯や要介護世帯への可燃ごみ袋の支給については、主に紙おむつ等の処理に伴うものとして、近隣自治体では紙おむつ給付事業と同様に実施していることがありますが、先ほどお答えしました本村の紙おむつ給付事業による年間給付額は、近隣自治体と比較しても手厚く対応していることから、現時点では可燃ごみ袋を支給する考えはございません。  質問事項3、私道(公道)の整備についての、公道として使用されている地域の道路(私道)の整備の現状を聞くとともに、その整備の考え方を聞く。私道であっても、地域の重要な生活道路である場合に、公費を投入して整備(道路舗装)を行っている自治体もあり、その考え方と長生村においても同様の整備事業を要求して質問しますとの御質問ですが、令和元年6月議会の塩谷議員からの質問にお答えしましたとおり、私道は私有財産であり、村が道路の形質変更を行うことは地権者との紛争が懸念されるため行っておりません。こうした私道への村の対策としましては、砕石補修やアスファルト補修剤の無償配付を行っております。また、私道整備補助金制度もございますので、御活用いただければと存じます。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 7 ◯議長【小倉利一君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 8 ◯教育長【木島晃一君】 おはようございます。15番関議員の御質問にお答えいたします。  4点目、交流センター建設が完了して施設を運営する場合、運営主体はどこが担う計画なのか、村直営にする場合に人件費や維持管理費の増加はどの程度、見込まれるのか、子育て支援の機能を有するとしているが、その中身とその体制はどうなるのか伺いますとの御質問ですが、交流センター運営主体でございますが、中央公民館の代替えとなる施設でありますので、村直営といたします。したがいまして、職員の配置は現状の体制を維持したいと考えております。  また、子育て支援の機能でございますが、現在の中央公民館にはない子育てルームを設置する計画となっております。この子育てルームのあり方としては、親子が自由に遊べる場を通して親子の触れ合いを育むことはもとより、子育ての中の親子の交流等を促進し、子育てに対する不安などを緩和するなど、子育て支援の一環として利便性を高めたいと考えております。以上を踏まえながら、公民館の利用や公民館運営審議会と協議しながら、内容の整理を進めてまいります。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 9 ◯議長【小倉利一君】 第2質問はございますか。15番関君。 10 ◯15番【関 克也君】 それでは、引き続いて一問一答で質問させていただきます。第1答弁、ありがとうございました。  最初に、交流センターについては鉄筋コンクリートということではなくて、鉄骨づくりということで、この間、聞いておりますので、まず、耐用年数について確認をしておきたいと思います。鉄筋コンクリートの場合と鉄骨づくりの場合と、耐用年数はそれぞれ何年なのかお聞きします。 11 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 12 ◯まちづくり課長小高重博君】 お答えします。  今の議員の御質問なんですけれども、財務省で定めます財務省令の減価償却資産耐用年数表に関する省令に基づきまして、建物の耐用年数表から申し上げますと、鉄筋コンクリートでは庁舎等では50年、鉄骨造につきましては38年ということになっております。  以上です。 13 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 14 ◯15番【関 克也君】 それでは、引き続き質問させていただきます。  先ほどの答弁は、住民への説明の中で幾つか意見が寄せられたことの答弁がありました。その中で、最近、村長が直接いろんな会議の場で説明をしていると言っておりましたので、そういう場合に寄せられた意見は他にはございますか。 15 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 16 ◯まちづくり課長小高重博君】 お答えします。  村長というお話なんですが、本村のまちづくり推進委員会を開いた中での意見としましては、やはり特別委員会で御指摘のありました、建設費が膨らんでいるというところで、この事業をこのまま進めていくのかという点と、あと財政的な確保は大丈夫なのかという心配の意見がありました。また同様に、オリンピックが終了すれば、建設資材の高騰は落ち着くのではないかという意見もございましたが、最終的にはこれまで時間をかけて話し合ってきたというところもありまして、駅に近い整備事業近隣自治体のモデルにもなると、ぜひ進めていただきたいという意見をいただいております。  以上です。 17 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 18 ◯15番【関 克也君】 推進委員会ということでありましたが、村長が直接、説明をしているということなので、もしあれば。 19 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 20 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  公式な会議もありますし、またそれぞれ公民館事業で行っている団体の活動の中でお呼ばれしたときに、その件について触れております。皆さんが十分に活動できるスペースを確保し、そして、特に長生中学校の屋根が二度にわたって飛んだというような懸念もはいし、屋根は皆さんにもう二度と心配されないような十分なものにしましたという報告の中で、金額が倍近くに上がってしまったんですよと私がお話ししますと、一斉に皆さんに驚きの声が当然上がります。ざわつくんですけれども、さっきおっしゃったように皆さんの希望をかなえる施設で、そして、50年使っていただく村の象徴となる建物ですという御説明をいたしますと、大体の皆さんに御納得いただいている状況でございます。 21 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 22 ◯15番【関 克也君】 それでは、引き続き。2.14倍なんですね。議会に説明している全ての建設費で言いますと、2.1倍以上ということになります。そういう金額に高騰した主な理由は何だったのかについて、どのような説明をしたのか、もう一度、答弁をお願いします。 23 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 24 ◯まちづくり課長小高重博君】 お答えします。  先ほど村長のお話の中でありましたとおり、皆さんが利用していただくという中で、その部屋の面積を確保していくというところと、あと先ほど私が申し上げましたとおり、資材費や人件費が当初の見込みより上がっているということを御説明させていただきました。併せまして、最初の単価につきましても特別委員会で御説明させていただきましたとおり、かなり低い単価で設定してしまいましたため、こういった当初の倍になるような状況が生まれているという御説明をさせていただいたところです。  以上です。 25 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 26 ◯15番【関 克也君】 先ほどの答弁の中で50年使うと村長が言ってらしたけれども、今回の鉄筋コンクリートじゃなくて、鉄骨づくりということで、最初の答弁ですと、耐用年数が38年ということでありますので、その辺はどういう兼ね合いとなりますか。 27 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 28 ◯まちづくり課長小高重博君】 お答えします。  先ほど私が申し上げましたのは、あくまでも財務省の減価償却の年数表によるものです。実際にはもっと耐用年数はあるというところがあります。実際に使用する中では、躯体だけではなくて、その他の電気設備やその内装設備、水回り、そういったところの方が早く消耗してしまうというところがありますので、そういったことを考慮しますと、鉄骨づくり鉄筋コンクリートづくりの建物だけの考えではいかないというところがあるかと思います。  以上です。 29 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 30 ◯15番【関 克也君】 国の基準でいくと、やっぱり鉄骨づくりというのは鉄筋コンクリートよりも耐用年数は劣るということはあると考えられます。その辺は、指摘はしておきたいと思います。  次に、交流センターの管理体制の問題ですが、中央公民館に配置されている職員を交流センターに分けて配置していくと、人数は現状と変えないということですから、その場合、正規の職員が何人で臨時職員が何人でということになるのか。あと文化会館の体制との関係はどうなるのか、答弁をお願いします。 31 ◯議長【小倉利一君】 生涯学習課長。 32 ◯生涯学習課長【渡辺孝平君】 ただいまの御質問にお答えいたします。  まず、職員の体制でございますけれども、現在の公民館担当職員でございますが、社会教育業務も一部兼務してございます。したがいまして、公民館担当職員と社会教育の担当職員を交流センターの方に配置したいと考えてございます。この人数でございますけれども、管理職を除いて、公民館のバスの運転手を含めますけれども、公民館の方の正規職員が3名、非常勤職員が1名、社会教育担当職員が正規職員2名となってございます。  また、交流センター完成後、文化会館との位置が離れますけれども、当然ながら業務の方は連携する必要があると考えておりますので、文化会館の職員体制は正規職員3名と図書の非常勤職員が1名となっております。ただ、ホール等の利用があった際に、正規職員が2名対応することになりますので、当然、事務室の方が手薄になることが考えられます。こういった場合には、課員の中で交流センターの方から応援に来たりとか、そういった形で対応したいと考えてございます。  以上です。 33 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 34 ◯15番【関 克也君】 今の生涯学習課の文化会館にいる体制といいますか、中央公民館にも臨時の方がいらっしゃるということだと思うんですけれども、文化会館にいる正規職員が全体をカバーしているということだと思うんですね。それが、今度は分散して、交流センターの方と分けるということになるわけです。そうしますと、やはり大きな行事があったときにお互いに応援し合うということになるのかという感じはいたしますが、お互いの応援体制は、若干離れておりますが、うまくとれますでしょうか。 35 ◯議長【小倉利一君】 生涯学習課長。 36 ◯生涯学習課長【渡辺孝平君】 そういった大きなイベント等があった場合ですけれども、それぞれの施設の管理を十分できるような体制でお互いに協力し合えるということで考えてございます。 37 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 38 ◯15番【関 克也君】 理想的にはやっぱり応援し合うということであれば、施設が近い方がいいなという感じがいたします。今の計画では若干離れるということであろうと思います。  それで、一応、今の計画ですと人件費は変わらないだろうと思うんですけれども、あと維持管理費については増加する見込みなのかどうか、幾らか試算してあるのかどうか、一応、答弁をお願いします。 39 ◯議長【小倉利一君】 生涯学習課長。 40 ◯生涯学習課長【渡辺孝平君】 維持管理費の主な経費というものは、いわゆる光熱水費となろうかと思います。水道、ガス、電気等になると思いますけれども、現在、中央公民館と文化会館は一体として接続されているという形になってございますので、どのように増減するのかという具体的な数字の算定は、申しわけございませんが、できません。ただし、交流センターの現在の計画では、照明や空調機器等には省エネルギー対策を講じた機器を導入するという計画になってございます。  以上です。 41 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 42 ◯15番【関 克也君】 一応、省エネタイプの設備にするということですから、今の文化会館と中央公民館維持管理費がそんなに大きく増えるということではないと考えてよろしいですか。 43 ◯議長【小倉利一君】 生涯学習課長。 44 ◯生涯学習課長【渡辺孝平君】 現在のところ、試算ができておりませんので、何とも言うことはできませんけれども、今までの他の設備の変更状況、そういったところから考えますと、多少そういったものが節約できるのではないかと考えてございます。 45 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 46 ◯15番【関 克也君】 維持管理費については、おおよそわかりました。  それで、私がここで一番聞きたいのは液状化との関係です。先日、大手のゼネコンで設計を担当してきた方に伺いますと、長生村の場合は液状化が当然あると、公共施設は当然に鉄筋コンクリート工法がよいという意見でありました。となると、当然、支持基盤まで、固い地層までくいを打つということも当然必要であろうというのが原則的な考えでありました。  千葉県が作成した液状化しやすさマップというのがあります。担当課にもちょっと小さいやつを渡してあるんですが、これは巨大地震、震度6強が発生したとき、一応そういう想定ですが、そうしたときに長生村は液状化しやすいところがどれぐらいあるのかと、この赤いところが、長生村全域がほとんど液状化しやすいということになっているんですね。交流センターが建つところは液状化しやすいところが基本であろうと。ややしやすいというところとちょっと接するということです。あと、今、文化会館が建っているところはややしやすいということで、液状化しやすい一番危険なところよりも若干、液状化しやすくないということですね。なかなか長生村の場合は、公共施設を建てるときに大地震対策をしっかりやる必要があって、駅の北側については特にしっかり耐震、液状化対策をやった方がいいだろうと考えられます。  私どもが日本共産党長生村議員団として提出した緊急申し入れ、今年の3月15日に出しましたけれども、それでは地震に耐える堅牢な鉄筋コンクリートづくりにすること、津波対策を考慮して、建物の高さを再検討すること、屋上は一時避難所、つまり、屋上を津波避難場所として確保すること、こういう提案をしております。ヘリポートになればもっといいんですけれども、提案をしております。この提案についてどのように検討されたのか答弁をお願いします。 47 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 48 ◯まちづくり課長小高重博君】 ただいまの御質問にお答えします。  先に液状化のお話でよろしいでしょうか。それでは、液状化のことにつきまして御答弁させていただきます。  村では交流センターを建設する事前調査として、地権者から承諾を得まして(仮称)長生村交流センター整備に伴う土地調査を実施しております。液状化の判定に当たりましては、日本建築学会の建設基準構造設計指針に準じて実施しまして、液状化に対する安全値をFLと言いますが、この値が1を超えないと安全とは言えないと言われているところですけれども、調査の結果、各震度とも10地点を調査したんですが、いずれも1を超えているという状況でございました。  また、土質調査を用地内の5ヶ所で行いましたが、支持層まで最も浅いところで29メートルほど、最も深いところで41メートルほどありました。このことから、建物の重量が重いRCでは、くい打ちが必要だというところがありまして、大変コストがかかってしまう。また、予定地が液状化しにくいといったところから、建物重量が軽量でくい打ちが必要ないS造、鉄骨造としたところでございます。  ヘリコプターのヘリポート等の検討につきましては、さきに特別委員会等でも御説明させていただきましたとおり、駅に近接していて安全性の確保ができないというところと、あと長生分署にヘリポートが設置されているといったところから、交流センターの方には設置しないという考えでございます。  以上でございます。 49 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 50 ◯15番【関 克也君】 今、言われたようなことでありますけれども、液状化の問題で液状化しないという根拠について、先ほどFL値と言っていましたが、確かにそういうものもあります。これはインターネットで引いてみるとN値というのがあって、これがわかれば答弁してほしいんですけれども、液状化が高くなる場合は3点あって、砂地盤で緩い、地下水の位置が高い、長生村は両方とも該当しますし、あと大きな地震の揺れが長く続くこと、これは巨大地震の場合です。これ全部、長生村の場合は当てはまると思うんですね。地盤の堅さを示すN値が大事だということで、軟弱な地盤だとN値が5以下ということで、N値というのが20以下であると、よくないとなっています。30を超えれば固いということであります。  これについてもしわかれば、このN値という点ではどうかということで、答弁できればお願いしたいと思います。 51 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 52 ◯まちづくり課長小高重博君】 N値につきましては、先ほど議員がおっしゃるとおり、上からの力に耐え得る強さということで、基礎地盤の支持力というところでございます。N値につきましても計測しておりまして、深度1.3メートルから20.3メートルまで実施しまして、一番最高値が3.3メートルの31、一番低いところで20.3メートルで3でございます。  以上でございます。 53 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 54 ◯15番【関 克也君】 専門家ではないので何とも言えないところがあるんですが、近いところは1.3メートルのところで20.3ですからカバーしているといいますか、液状化しないという部分ですけれども、さらに深いところではやわらかいと、軟弱地盤があるということであろうと思うんですね。これがどういう意味を持つのかということは、私は専門家ではないのでよくわからないところがあります。ただ、地震にきちっと備えるということであると、やはり一番いいのは鉄筋コンクリートでくいをしっかり支持基盤まで打つというのが一番、避難施設としてもよろしいんではないかと感じます。それは、この間、私も十分ではないですけれども、情報をかじって感じたことであります。  それで、こういうことも含めてあともうちょっと発言させていただきますと、これが言われているんですけれども、自家発電設備を設置するということでありますが、津波や水害対策を考えて発電設備は2階に上げることが必要じゃないかという意見もあります。これについては、どのような対応をされますか。 55 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 56 ◯まちづくり課長小高重博君】 ただいまの質問にお答えします。  自家発電につきましては、交流センターの建て位置の海抜が6.48メートル、かさ上げにつきましては30センチほどを予定しまして、高さは6.8メートルほどに設置する予定でございます。これは、千葉県の最新の津波浸水想定が平成30年11月に出されておりますけれども、この津波高11.5メートルというところで、現在のところ、内谷川を若干越えるようなところまでの到達となっております。それから考えまして、当施設の交流センターにつきましては、そこまで津波が到達しないというような考えのもとから、雨水対策という面からも考慮しまして、そういった高さにしたというところでございます。 57 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 58 ◯15番【関 克也君】 30センチメートルかさ上げということは、地面から30センチメートル上ということですか。一応、確認です。
    59 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 60 ◯まちづくり課長小高重博君】 おっしゃるとおりでございます。交流センターの地面から30センチメートル上げるというところでございます。 61 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 62 ◯15番【関 克也君】 これは要望として伝えておきたいと思いますが、さらにかさ上げの努力、もっと高い位置にということをやってほしいということを申し上げておきます。  私の方で調べた点では、まだまだ十分じゃないんですけれども、素人目に見てもここの地盤ということを考えたときに、もう1つ、液状化対策は他には考えているんですか。 63 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 64 ◯まちづくり課長小高重博君】 他の対策というところなんですが、土質調査を行った結果、液状化が極めてしにくいというような調査結果が出ておりますので、土壌改良といったところも考えておりません。  以上でございます。 65 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 66 ◯15番【関 克也君】 一応、わかりました。もう少し慎重に、この建物については地震対策、液状化対策という点で徹底してやっていった方がいいんじゃないかなと思います。鉄筋コンクリート製にしないということで、くい打ちもしないということですから、そういう状況で金額が2倍以上になっているということですから、しかも今回、10億円を超える公共事業ということですから、これはやはり住民説明会を最低でも全村民に呼びかけて1回は住民説明会をやって、よく意見を聞くということが私はやっぱり必要だと思うんですが、念のため答弁をお願いします。 67 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 68 ◯まちづくり課長小高重博君】 過日の特別委員会の方でも御説明させていただきましたとおり、我々としましては現在の計画のまま進めていく考えであります。当初の計画段階での住民説明会を実施しているというところから、それ以後、今回の建設に至るまで大きな計画の変更はしておりません。併せまして、今回、金額の方が倍になったというところにつきましては、村として広報あるいは村のホームページ等で住民には丁寧に説明していきたいと考えております。  以上でございます。 69 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 70 ◯15番【関 克也君】 わかりました。次の質問に移ります。  次の高齢者・要介護への紙おむつ給付事業等についてであります。これについては一問一答の中では、乳幼児家庭への可燃ごみ袋の支給は、これはよい事業で大変喜ばれております。年間子ども1人に30枚だと思うんですが、これはどういう根拠でこの枚数にしているのかということと、先ほど訪問や健診のときに聞き取り調査をしているということで、寄せられている声か何かがあれば答弁をお願いします。 71 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 72 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの御質問にお答えいたします。  まず、可燃ごみ袋をお渡ししている30枚の根拠についてでございますが、これは制度を実施しました平成27年度当初、近隣の自治体で先行して実施している自治体の量を参考にさせていただきました。最終的に参考にさせていただいたのは、他の自治体では20リットルで配っていたということと、あとその枚数がどれぐらいだったかということ、それから何歳まで配っていたかということで、それと金額的に同等程度の数量になるような形を考えまして、村では20リットルよりも30リットルの方が、お母さん達は使い勝手がよろしいんではないかという考え方で、30リットルの袋を当初は40枚配付して、その翌年度から配付の年数を1年引き延ばしまして30枚という形で現在に至っております。  それともう1つ、聞き取り調査での寄せられている声でございますが、これは肯定的な御意見しか伺っていないです。助かりますというお声とかうれしいですというお声をいただいておりまして、私どもとしても大変ありがたいなというような反応でございます。  以上です。 73 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 74 ◯15番【関 克也君】 これは大変いい事業なので、近隣の袋の枚数、配付状況や金額と比較して同じようにということで、30リットルの袋を30枚ということで、これはこれでなかなか役に立っていると思います。評価できる事業だと思います。  紙おむつ支給事業、これは高齢者の問題ですけれども、先ほどの答弁のとおり、所得制限があるわけです。村民税の非課税あるいは所得割がないという部分で、それを超えると支給しないということになっている。しかも、村の事業のいいところは、毎月6,000円を限度にということですから、他よりも進んでいます。ただ、進んでいない部分があります。それは、所得制限があるということです。所得制限については同じような事業で、茂原市はないし、白子町も所得制限はありません。そこで、どんな所得を超えると対象から外されるのか、長生村の場合で70歳の夫婦2人と、さらに40代の1人、3人の世帯でどんな場合に所得制限がかかって、給付対象から外れるのか、おおよそで答弁をお願いします。 75 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 76 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  所得制限に係る除外対象で、例として70代の夫婦と40代の子の3人世帯という場合でございますけれども、こちらもあくまでも1つの例として一般的なケースで申し上げますと、70代夫婦の方は主に年金所得、40代の方は給与所得が考えられ、40代の子が70代の親を扶養しているということとして考えさせていただきます。住民税の計算によるそれぞれの方の所得控除の内容にもよりますけれども、簡単に試算いたしますと、年金の収入では夫婦それぞれで185万円以上、給与の収入では390万円以上の場合に非課税世帯とならない可能性があります。本事業の対象外となる可能性がございます。  以上です。 77 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 78 ◯15番【関 克也君】 今年の状況で、申請したけれども、所得制限で対象から外れてしまったというのは何世帯あるのか、申請の数と除外された世帯数、これがわかればお願いします。 79 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 80 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えいたします。  今年度、現時点において所得制限により対象外となった世帯数に関しましては、申請件数で8件のうち3件でございます。  以上です。 81 ◯議長【小倉利一君】 15番関君に申し上げます。発言の制限時間が近づいております。質問をまとめてください。15番関君。 82 ◯15番【関 克也君】 ちょっとどういう数字なのか、若干、確認をさせてほしいんですが、18世帯に給付しているけれども、申請数が8で、3が除外されたということは、5給付世帯になったということだろうと思うんですけれども。現状の18世帯のうち、新たに申請があって給付になったのが5世帯分ありますよということなんでしょうか。確認です。 83 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 84 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えします。  そのとおりでございまして、18世帯のうち、既に5世帯はもうその18世帯に含まれているということでお願いいたします。  以上です。 85 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 86 ◯15番【関 克也君】 そうしますと、18世帯程度ですので、新たに申請があるかもしれないけれども、今年は8の申請があったということです。そうしますと、先ほどの収入でいいますと、年金の収入はやっぱり権利としての生活費ですから、これはいいとして、年収390万円以上だと除外されてしまうと、年収390万円というのはやはり低所得者世帯だと思うんですね。除外すること自体が負担軽減にならないという感じはいたします。  それと、申請者数でいってもそんなに多くないということですから、所得制限を外したらどうかと思うんですけれども、どうでしょうか。村の今後の方針として、どうでしょうか。 87 ◯議長【小倉利一君】 福祉課長。 88 ◯福祉課長【芝崎広幸君】 お答えします。  所得制限以外にも、この紙おむつ給付事業に関しましてはさまざまな要件が、最初の答弁にもありましたようにございます。近隣の市町村の対応を確認しながら、検討の方はしていきたいと考えております。  以上です。 89 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 90 ◯15番【関 克也君】 ぜひ検討していただいて、所得制限は外して充実していってほしいと申し上げます。  最後に、私道、公道の整備ですが、これは時間がないので少し省いて。これはインターネットで見ると、横浜市に私道整備制度というのがあります。これは、公道と同じように使われている未舗装の道路について、舗装工事などを市が行う制度となっています。対象となる私道はどこかというと、駅や区役所や小中学校など公共的施設などから概ね半径500メートルの範囲の私道だとか、新たに通学路に指定された私道で、幅員が2.7メートル以上、両端が公道に接しているなどの条件で申請をして、市が舗装を実施するというものであります。若干必要な書類もありますけれども、これは大変いい制度だと思うんですね。  長生村の場合、大事なのは今、16件ほどの砂利敷きをやっているという話でした。これは決算委員会であったんですが、16ヶ所で私道の砂利敷きをやって、これは毎年やると。これは、固定されてしまっていると思うんですね。ところが、そういう地域、砂利敷きをやっているところは都市計画の住居専用地域や住居地域も含まれております。放置できない問題ですから、この問題の今後の研究と整備、推進を求めていきたいと思います。  最後に、交流センターですが、これは公民館の建てかえということもあって、非常に大事です。これはやってほしいんですけれども、液状化、耐震を確保すること、災害できちっとできる施設にするということを申し上げて終わります。 91 ◯議長【小倉利一君】 関君に申し上げます。制限時間を超えましたので、発言の中止を命じます。  15番関君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は10時45分からとします。               午前10時31分 休憩               午前10時45分 再開 92 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  5番塩谷君。              [5番 塩谷法道君 登壇] 93 ◯5番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  さきの台風15号、19号と、それに引き続く21号に伴う豪雨による災害はかつてない被害をもたらしました。亡くなられた方の御冥福を謹んでお祈り申し上げるとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。それにしても、安倍内閣と森田県政の災害に対する対応は余りにも無責任で、国民をないがしろにしたものでした。国民の批判を受けるのは当たり前です。  さて、昨日のマスコミ報道で衝撃的な事件が報道されました。アフガニスタンで人道支援活動に取り組んでいたNGOペシャワール会の現地代表、中村医師が移動中に銃撃されて亡くなったというニュースです。東京新聞によれば、中村さんは「30年近くに及ぶ活動の中で戦争放棄の憲法9条の重みを感じていた」また「政府が人道復興支援を名目に自衛隊を派遣するためのイラク特措法を成立させた後は、活動用車両から日の丸を取り外した」あるいは「活動できるのは日本の軍人が戦闘に参加しないから、9条はまだかろうじて力を放ち、自分を守ってくれている」と語っていたそうです。安倍晋三首相が掲げた言葉、「積極的平和主義」について、「言葉だけで平和の反対だと思う」と批判し、憲法9条の改正に反対していたといいます。安倍総理は首相として憲法で禁じられた改憲策動を強引に進めていますが、中村さんの崇高な犠牲に真摯に向かうべきであります。  一方では、公的行事である「桜を見る会」に安倍晋三後援会の人々を1,000人以上も招待し、国費でもてなすなど、国政を私物化するこの内閣にはもはや政治を司る資格はありません。多数の反対を押し切って消費税10%への大増税を強行し、国民に大打撃を与えています。こういう国の国民いじめの悪政の防波堤となって、村民の福祉と暮らしを守るのが村の執行部であり、我々議員の仕事ではないでしょうか。こういう見地から何点か質問いたします。  第1番に、役場職員の同一価値労働、同一賃金への改善についてであります。小泉構造改革による自治体財政削減で、地方公務員数は激減しています。当村の職員数について、正規、非正規、これは臨時、非常勤なども含めて区分をして、1994年から現在までの推移を明らかにされたい。また、それぞれについて男女別で人数、割合を明らかにされたい。  次に、現在の臨時、非常勤職員について、部署、雇用形態別、性別について明らかにされたい。さらに、正規職員と非正規職員の賃金、年収でいいんですけれども、実態はどうなっていますか。非正規職員については、特別職、一般職、臨時職員など種別にそれぞれ、また性別で明らかにしていただきたい。  第2問は、小中学校の特別教室と体育館へのエアコン設置の問題です。これまでも再三取り上げてきましたが、なかなか進まないので、ひとつ提案をしたいと思います。それは、小中学校の特別教室、体育館の室温測定を行い、基準を超えているか確認されたらどうでしょうかということです。教室のエアコン設置基準は、文部科学省の学校環境衛生基準によれば17度以上28度以下となっていますが、長生中学校並びに各小学校の特別教室の授業時間の室内温度の測定とその結果はどうなっているのか。エアコンが設置されていない教室の現状、実態をお聞きします。  次に、今年度中の設置は無理でも来年度予算には組み込むべきであり、そのためにも測定は必要であるが、いかがですか。  第3の質問は、災害対策についてであります。  1点目は、災害被害者に対する万全の救助体制をとり救助することは自治体の責務です。その点で、災害救助法の適用を受けることが決め手になります。15号、19号台風では、どの時点で県に対して要請し、いつ適用になり、救助の内容についてどのような変化、対応の拡充が行われましたか。  2点目は、今後の災害に対する対応について、いち早く救助法の適用を受け、どのように救助体制をとっていくのかについて検討し、対策を講じる用意をしておくべきだと考えますが、いかがですか。  3点目は、浸水、停電、避難所などの対策の具体化。停電の予防の1つである障害樹木等の撤去についてどのようにしていくのかお尋ねします。  4点目は、被害認定、罹災証明の申請について、全ての被災者が知り得る方法を考えて、周知徹底に努力されたい。  以上で、1回目の質問を終わります。 94 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 95 ◯村長【小高陽一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。なお、質問事項2については教育長から答弁させます。  質問事項1、役場職員の同一価値労働、同一賃金への改善についての1点目、小泉構造改革の自治体財源削減で、地方公務員数は激減している、当村の職員数について正規、非正規(臨時、非常勤など)を区別して、1994年から現在までの推移を明らかにされたい。また、それぞれについて男女別で人数、割合を明らかにされたいとの御質問ですが、正規職員数につきましては、1994年、平成6年の資料がございませんので、資料として存在する20年前から5年ごとの職員数でお答えいたします。  平成11年度、152名。平成16年度、154名、平成21年度、142名となります。なお、この間の非常勤職員数及び男女別につきましては、統計資料がございませんので、御理解ください。  5年前の平成26年度における正規職員数は139名で、男性66名、女性73名です。非常勤職員は89名で、男性11名、女性78名です。令和元年度における正規職員数は144名で、男性66名、女性78名です。非常勤職員数は89名で、男性11名、女性78名となっております。  2点目、現在の臨時、非常勤職員について、部署、雇用形態別、性別について明らかにされたいとの御質問ですが、現在の非常勤職員が在籍している部署は総務課、企画財政課、税務課、まちづくり課、産業課、健康推進課、福祉課、子ども教育課、生涯学習課となります。雇用形態は、一般事務職12名、保育所関係29名、小中学校関係23名、施設管理人11名、運転手3名、その他専門職11名です。性別は、男性11名、女性78名です。  3点目、正規職と非正規職員の賃金、年収実態はどうなっていますか、非常勤職員については特別職、一般職、臨時職員別にそれぞれ性別を明らかにしていただきたいとの御質問ですが、正規職員の年収は一般行政職の高卒の初任給を基準とし、非常勤職員の年収は一般事務職が正規職員と同等の時間働いた年収を基準としてお答えいたします。一般行政職の高卒の初年度の年収は概ね228万円となり、一般事務職の非常勤職員の年収は184万円となっています。非常勤職員の性別数はさきに御回答したとおりとなります。  質問事項3、災害対策についての1点目、災害被害者に対する万全の救助体制をとり援助することは、自治体の責務です。その点で、災害救助法の適用を受けることが決め手となります。15号、19号台風では、どの時点で県に要請し、いつ適用になり、救助の内容にどのような変化、対応の拡充が行われましたかとの御質問ですが、台風15号の災害救助法の適用日は9月9日となっております。なお、災害救助法の適用に当たり、村からの要請を行う間もなく、千葉県に甚大な被害が発生したことから、即時に災害救助法の適用がされております。また、台風19号につきましては、台風15号からの継続被害として災害救助法がそのまま適用されております。  なお、災害救助法では被災者の救出など12種類の救助が受けられますが、本村におきましては、生命及び身体に被害を受ける状況とはなりませんでしたので、対応の拡充は行われておりません。  2点目、今後の災害に対する対応について、いち早く救助法の適用を受けてどのように救助体制をとっていくかについて検討し、対策を講じる用意をしておくべきと考えるが、いかがですかとの御質問ですが、今回の台風災害を教訓として、いつ発生するかわからない自然災害への備えは必要であると考えております。  3点目、浸水、停電、避難所などの対策の具体化、停電の予防の1つである障害樹木等の撤去についてとの御質問ですが、避難所の運営につきましては、今回の台風災害による運営を検証し、今後の避難所運営につなげてまいります。また、浸水対策につきましては、河川管理者である千葉県と協議しながら対策を進めてまいります。停電対策及び停電の予防の1つである障害樹木等の撤去につきましては、「停電対策の充実強化」と台風で倒木が予想される樹木の事前の撤去費用について補助制度を創設することを「令和元年台風第15号、台風第19号及び10月25日の大雨の災害対応に係る要望」として、11月11日に千葉県市長会と千葉県町村会の連名で千葉県知事に要望いたしております。  4点目、被害認定(罹災証明)の申請について、全ての被災者が知り得る方法を考えて、周知徹底に努められたいとの御質問ですが、罹災証明を必要とされる方への周知方法につきましては、あらゆる措置を講じて周知してまいります。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 96 ◯議長【小倉利一君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 97 ◯教育長【木島晃一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項2、小中学校の特別教室、体育館のエアコン設置についての1点目、教室のエアコン設置基準は学校環境衛生基準によれば17度以上、28度以下となっているが、長生中学校及び各小学校の特別教室の授業時間の室内温度の測定とその結果はどうなっているかとの御質問ですが、教室等の環境に係る学校環境衛生基準は、平成30年4月1日に改正され、温度の基準を17度以上、28度以下が望ましいとされたところでございますが、本村においては現在のところ、測定は実施しておりません。  2点目、エアコンの設置について今年度中の設置は無理としても、来年度予算に組み込むべきであり、そのためには測定は必要ではないかとの御質問ですが、学校では児童生徒の健康状態を観察し、授業を進めております。現在、高温の場合は授業内容を入れかえるなどして、普通教室や図書室を活用して授業を行っておりますが、今後、現状を把握するめためにも温度測定を定期的に行っていく必要があると考えます。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 98 ◯議長【小倉利一君】 第2質問はございますか。5番塩谷君。 99 ◯5番【塩谷法道君】 小泉改革前との比較がほしかったんですけれども、1994年のデータがないということなんですけれども、これは本当にないんでしょうか。常識的にいってわずか25年前ですからね。あれはないんですか、予算書原本。予算書原本は公文書のはずですけれども、これがあれば当然、簡単に出すことができるはずですけれども。 100 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 101 ◯総務課長【田中喜宣君】 いわゆる公文書の扱いということになろうかと思いますが、保存年限につきましては、その重要性から3年、5年、10年という形に分類がされております。その中で、最長10年という形での扱いになっておりますので、それらの資料につきまして、現在ないということでございます。なお、それ以外の重要な登記資料ですとか、そういった特別なものにつきましては、これは永久保存という形になっているところでございます。  以上です。
    102 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 103 ◯5番【塩谷法道君】 それにしましても、今、答弁された人数でいきましても、昔は150人から154人あったのが、現在は139人から144人、約1割が減っております。しかし、今、出されたのは正規職員の数を出されたんですけれども、全体の職員の数について出ないでしょうか。 104 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 105 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいま御質問のありました、全体というのはどういうことでしょうか。私どもで、村長答弁でさせていただいておりますのは、現在、役場の中に従事しております正規職員、そして、それ以外の非常勤ということですので、これ以外の職員はいないということになります。  以上でございます。 106 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 107 ◯5番【塩谷法道君】 平成11年度、152人、平成16年度、154人、平成21年度、142人、これは正規職だけじゃないんですか。 108 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 109 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問は、これは正規職員の数でございます。  以上です。 110 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 111 ◯5番【塩谷法道君】 そしたら、それぞれの全体の職員数。 112 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 113 ◯総務課長【田中喜宣君】 この当時の資料につきましては、正規職員の数の把握でしかできておりませんので、ここにある資料のとおりでございます。 114 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 115 ◯5番【塩谷法道君】 職歴の長い田中副村長、田中総務課長、それから企画財政課長、あなた方の経験で、25年前、何人いましたか。大体の記憶でもいいです。 116 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 117 ◯副村長【田中孝次君】 確かな記憶ではありませんけれども、当時は臨時というか非常勤の方々は保育所の先生方が主な方々で、多分10人前後だったんではないかなと記憶しております。あと、登記をやる方が、毎日ではありませんけれども、来ていた方がいました。そのくらいだったと思います。  以上です。 118 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 119 ◯5番【塩谷法道君】 全体の職員数。 120 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 121 ◯副村長【田中孝次君】 ですから、先ほど総務課長の方から答弁した人数に、プラス12、3人という形になろうかと思います。 122 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 123 ◯5番【塩谷法道君】 それでは確認しますけれども、そういうことから見ると、20年前から見ると、現在は全体として増えているとおっしゃるんですか。 124 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 125 ◯総務課長【田中喜宣君】 全体の数といたしましては、やはり事務量等々が増えておりますので、職員及び、いわゆる非常勤職員を足した人数は増えているという状況でございます。 126 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 127 ◯5番【塩谷法道君】 私が問題にしていのは、結局、業務量は非常に増えていますから、本来、職員数も増えなきゃいけないのは当然のことですけれども、しかしそれをやらないために構造改革でどんどん削られていっているというのが現実です。現時点で全職員233名に対して、非常勤職員、今は会計年度職員と呼ぶようになったんですかね。来年の4月からですか、これは98名ということで、38%ですけれども、これは市町村の全国平均の34.7%からみると少し高いんですけれども、その辺についてはどんなお考えでしょうか。 128 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 129 ◯副村長【田中孝次君】 今回、全てということでございますので、時間帯、3時間ぐらいの方ですとか、それぞれの部門の全てを出していますので、非常に多いとなっているのが現状でございますので、これは例えば保育所なんかについても各年度ごとによっては子ども達の数が変わったりしますので、臨時の方も増減がありますので、その年度だけを捉えて多いとか少ない、パーセントが上がった、下がったというのは一概には言えないとは思いますけれども、正規職員の数というのは定数が定められておりますので、また部分的なものについては臨時で賄うというのが現状でございます。  以上です。 130 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 131 ◯5番【塩谷法道君】 私のこの質問の趣旨は、公務をやる職員ですから、できるだけ正規の職員でやることが望ましいわけです。いろんな機密事項も扱いますし、それが小泉改革以降、減らされて、委託されたり、臨時いわゆる非正規になってきていると。全国的に見ましても、これはひどいもので、定数内職員、これは1994年には全国で、町村ですけれども、328万2,492人、これが2016年には273万7,263人、54万5,229人も減っています。ところが一方で、非正規職員ですけれども、これは1994年当時、23万4,657人、これが2016年には64万3,131人と40万8,474人も増えていると。つまり、正規の職員としてきちっとやっていく必要がある、そういう業務についても非正規にどんどん回しているという実態が明らかにされているわけでございます。  それでは、先ほどの答弁に絡めましてお尋ねしますけれども、部署別の人数はわかりましたけれども、性別は出ておりません。計算しますと、全体として女性が87.6%と非常に多いわけですね。このうち、職種についての詳しい内容、保育とかあるいは小中学校の先生、あるいは専門職の職種別の内訳、これは出せないんでしょうか。 132 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 133 ◯総務課長【田中喜宣君】 御質問の趣旨をもう一度、お伺いしたいと思いますけれども、先ほど村長の方からお答えしました雇用形態の中で、それぞれに一般事務職であったり、保育所関係、また小中学校関係、各施設の管理人、運転手もございますが、その他専門職とお答えさせていただいてございますけれども、今のお話はこの中の男女別というのがまず1つかと思いますが。 134 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 135 ◯5番【塩谷法道君】 保育所とかは出ましたけれども、保育士、教師、職種別の内訳の専門職というのが出ています。これは多分、子ども相談員とか生活相談員とかそういう類いだと思うんですけれども、そこら辺の区別もしっかり出してもらいたいなと、それぞれについての女性の比率を出していただきたいということでございます。 136 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 137 ◯総務課長【田中喜宣君】 それでは、まず1点目のその他の専門職が11人ということで、その内訳をということでございます。これは、嘱託によります徴収職員は男性が1名、そして介護予防教室の方への雇い上げで女性が4名、介護認定調査員といたしまして女性が4名、精神衛生福祉士といたしまして女性が1名、介護福祉士といたしまして女性が1名ということでございますので、その他の専門職におきます11名の内訳としましては、男性が1名、女性が10名ということでございます。  それ以外のところの男女別というのも先ほど御質問がございましたので、その他の部分についてもお答えをさせていただきますと、まず一般事務職12名のうち、これは全て12名が女性です。そして、保育所関係の29名につきましても、これは全て女性でございます。小中学校の関係23名につきましては、男性が2名、女性が21名。各施設の管理人11名の内訳といたしまして、男性が5名、女性が6名。運転手3名につきましては、これは全て男性でございます。  以上でございます。 138 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 139 ◯5番【塩谷法道君】 わかりました。それで、結局、私が問題にするのは、非常に重要なというか、あるいは専門的な知識、技能、資格がないとできない職種が結構多いわけですね。特に保育所関係とか学校関係もそうですし、それから専門職の方の場合も特定の知識がないとできない大事な仕事になるわけです。こういう人達が非常勤職員として、正規職員に比べて低い待遇で雇われているわけです。献身的な努力をされているわけですけれども、やはりこれはきちっと正規職員として扱っていく必要があるんではないかと思います。  そういうことで、3番目の賃金格差の問題についてお尋ねしますけれども、先ほどの答弁は非常にまやかし答弁だと思います。現実に高卒の初任給、初年度の年収が228万円と、比べるべき非常勤のものについては、平均年収だと思いますけれども、こういうことであるならば、一般行政職の平均年収は幾らで、非常勤職員の平均年収は幾らかということで比較しなければ、全く比較にならないわけです。こんなまやかしの答弁ではいけませんよ。これでは正規職員と非正規職員がわずか2割ぐらい低いだけじゃないかというような話になります。実際には3割、4割、あるいはそれ以上の格差がついているはずなんです。そういうまやかしの答弁をしてはまずいんですけれども、いかがですか。平均の給与で比較したらどうですか。あるいは同じ職種で、正規職員と非正規職員の年収の比較、それをお願いします。全部じゃなくても結構です。 140 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 141 ◯総務課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問ですけれども、私どもがお示ししましたのは、いわゆる同等の仕事を担った場合の、いわゆる正規、非正規ということで、これを比較するために高卒の初任給ということで出させていただいております。今、おっしゃられました一般職の平均からということにつきましては、現在、資料を持っておりませんので、お答えすることができません。 142 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 143 ◯5番【塩谷法道君】 重ねてお尋ねします。一般職の平均年収、それと非常勤職員の平均の給料、これを比較して出してください。こういう統計は、ちゃんと全国的には出ていますよ。 144 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 145 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをさせていただきますが、勤務の状態、また平均年齢などによりまして、当然、決まってまいりまして、これらを平均化するということにつきましては、それが一概に比較できるかということが考えられます。なお、今現在、その資料につきましては手持ちに資料がございませんので、御了承いただきたいと思います。 146 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 147 ◯5番【塩谷法道君】 総務省のいろんな資料等を見ますと、だからこそ私は職種別にきちっと出しなさいよということをお願いしたわけです。例えば、保育士などで見ますと、かなりの差があるんです。そういうことで、職種別に。だから、もし同程度の仕事ということであれば、一般職の非正規と正規の職員を同じ勤務年数というので比較すれば明確になるんじゃないですか。そこら辺の比較、できないですか。年収ですよ。だから、かなりの差が出てくると思います。 148 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 149 ◯総務課長【田中喜宣君】 先ほど申し上げましたとおり、その年齢等々につきましても実態で今現在、村が雇用している方々の年齢もさまざまでございますので、一概にそうした比較はできないと私どもは考えておりますし、資料がございません。  以上です。 150 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 151 ◯5番【塩谷法道君】 非正規と正規って、物すごい違うんですよ。現実の差だけではなくて、退職した後も全然違います。それから、非常に厳しい例では、専門職で非常に真面目にやった職員が、しかし扱いは非常勤職員ということで、思い詰めて、余りにも勤務が厳しくて自殺されたような、亡くなられたような方もおられる。もちろん、公務の扱いになったとは思いますけれども。しかし、実際にそういう形で亡くなっても、退職の扱いとかそういうのは丸っきり違っているんですね。そういうように同じ仕事をやっておって、そしてまた非常に大事な仕事をやっていながら、そういう差がついている。これはやっぱり許しがたいことなわけです。  ですから、私は国の方針に対してどうのこうのとか、そういう意味ではなくて、やっぱり村としては村の職員はきちっと公務員としての待遇をして、そして公務にしっかりと当たれるように、そういう気持ちを持っていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。村長、何か見解があれば。 152 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 153 ◯村長【小高陽一君】 お答えさせていただきます。  4月1日から採用する会計年度任用職員には、給与、期末手当の支給及び新たな休暇制度の付与をいたします。これにより、労働条件を改善し、正規職員との格差是正を図ってまいります。  以上です。 154 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 155 ◯5番【塩谷法道君】 この点は、さきの議会でも私も言いましたけれども、現在の非正規職員の待遇自体は改善されます。問題は、この人達が今までどおり一定の条件を備えれば、正規職員にきちっと改めて採用されるのかどうか、そこら辺についての見解を尋ねたいと思います。 156 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 157 ◯総務課長【田中喜宣君】 正規職員の採用につきましては、その採用がある年につきましては応募をしていただくということで、それが会計年度任用職員であったとしても、それは可能でございます。ですので、いわゆる会計年度任用職員であった者がその後に役場の採用試験を受けて、いわゆる正職員となるということはあり得るということでございます。 158 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 159 ◯5番【塩谷法道君】 私は、女性の職員の多い保育士について、あらかじめ子ども教育課にお尋ねしておきました。子ども教育課の中では、正職員になられた方がどのぐらいおられるか、実績をお話しください。 160 ◯議長【小倉利一君】 子ども教育課長。 161 ◯子ども教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  過去5年ですが、また受験年度でお答えさせていただきます。平成26年度に臨時職員から正職員になった者が2名、平成27年度が同じく3名、平成28年度が同じく3名、平成29年度が2名、平成30年度におきましては、受験するが合格しなかった者が1名ということになっております。  以上です。 162 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 163 ◯5番【塩谷法道君】 今、非常にいいデータが出されたわけですけれども、やはり同じ仕事をしておって、同じように誠実に働いている者については、当然、積極的に正規職員として取り入れていくということが非常に大事だと思うんですよ。この点について、課長どうですか。今後、どのように考えていますか。 164 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 165 ◯総務課長【田中喜宣君】 先ほど、職員の採用の中でお話をさせていただきましたとおり、そういったことで村の方にも経験を有しているということであれば、正職員として受験をしていただければと思っております。 166 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 167 ◯5番【塩谷法道君】 その点を積極的に進めていっていただきたいと思います。  なお、先ほど村長の方から会計年度任用職員制度について触れられました。先ほども言いましたように、現在の臨時職員についての待遇はよくなっているけれども、実際にはこれが固定化される危険が非常にあると、年度ごとに切りかえるので、わかりやすい言葉で言えば、首を切りやすくなるということがあります。これは一般的には官制ワーキングプアの合法化だと、公務員原則の地殻変動だというような厳しい批判も中にはあります。ですから、こういう不安定に労働者が公共サービスを提供するという、これを法定化していくということは非常に問題があるんですけれども、それは前回も批判しましたので、この点についてはこれで終わりにしたいと思います。  それでは、2番目のエアコンの問題でございます。これにつきましては、測定を定期的に行っているというような話がありましたけれども、振り返って、このエアコン設置のもとになる学校保健安全法、これには非常にきちっとしたことが書かれています。学校保健安全法の第6条、「文部科学大臣は学校における換気、採光、照明、保温、清潔保持、その他、環境衛生に係る事項、これについて児童生徒等及び職員の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準、これを定めるものとする」と学校環境衛生基準に定めるものとするということになっておって、「設置者はこの基準に照らして適切な環境の維持に努めなければならない」となっています。これは教育長並びに村長の役割です。また、「校長はそれぞれ学校の環境衛生に関し、適正を欠く事項があると認めた場合には遅滞なく改善のために必要な措置を講じるとともに、設置者に対してその旨を申し出るもの」となっています。そこで、本当に児童生徒の健康あるいは職員の健康を維持する上で、この適合基準に、私は明らかに適合していないと思いますが、実際に私は中学校を視察しておりますから、それこそ何回も言いますけれども、びしょびしょになって授業を受けているわけですよ。だから、もちろん先ほど今度、調査しますという答弁がありましたけれども、それはそれでぜひやってもらいたいけれども、それがなくても来年の夏には快適な授業が送れるようにやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 168 ◯議長【小倉利一君】 教育長。 169 ◯教育長【木島晃一君】 塩谷議員の御提言については重く受けとめます。私どもは、エアコンの普通教室の設置については、平成27年度に7ヶ市町村の中で一番最初に議会の皆さん方の御理解をいただきまして、普通教室にエアコンを設置したわけでございます。特別教室等について今、御質問がございますけれども、ちょっと時間をいただいて御説明申し上げますけれども、私なりに御提言を重く受けとめるということで、それなりに考えなくちゃいけないと思うんですけれども、教育現場を見ますと、教育課程というものがございまして、国語、社会、数学とかがありまして、1,015時間、年間の総授業数です。その中で、理科が中学校1年生の場合には週3時間、それから2年、3年の場合には4時間、そして、音楽の場合には週1時間と各学年でなっているわけです。そして、理科の実験等については特別教室で対応しますけれども、その他の授業については、普通教室で対応するということになっております。  私は、先ほど先生がおっしゃったように、環境衛生基準の最後の中で、教室等の環境の維持に当たっては温度のみで判断せず、その他、環境条件、児童生徒の健康状態を観察する上で、衣服を脱いだりとかいう中で対応しろという形での指示もございます。そういうことで、教育現場の方からいろいろなお考えを聞いたと言われますけれども、私なりにも教育現場から校長、管理職からも意見は聞いているのは重々ございます。  ちょっと時間をいただきますけれども、教育委員会の所管については、今、まちづくり課の方で交流センターをやっておりまして、当然これは私どもに関して、生涯学習の中でこれから公民館活動が盛んになってくると思います。そして、長生管内では公民館活動が58クラブ、教室をやっておりまして、これも長生管内でもトップになっているわけです。ですので、学校教育も大事ですけれども、生涯学習も進めていかなくちゃいけないということで、備品とかいろんな問題もあるわけです。その他、昨日、給食センター、これは私が来る前に、私は平成24年に御承認いただいたんですけれども、平成23年の1月19日に長生中学校がノロウイルスで大きく取り上げられたわけです。そして、文部科学省、あるいは日本健康センターの方から指摘がございまして、これではまかりならんという御指摘がございました。そういう中で、自校給食がいいのか、センター方式がいいか、そういう中でこれも喫緊の課題で取り組んでいかなくちゃいけない。そして、食物アレルギーの子ども達、私どもは今年から保育所を所管しておりますので、40人近い児童生徒がいるわけです。その命ということを考えとき、この給食センターを改善していかなくてはいけないと思っているわけです。それから、学童保育、現在、一松小学校の学童保育は農協の跡地で学童をやっておるんですね。これも高根小学校に学童、それから八積小学校に学童をやっておりますけれども、これも一松小学校の農協の跡地でやっておりますけれども、いずれ一松小学校の跡地に学童を、あるいは余裕教室で対応していかなくちゃいけない。  そういうことで、先生のおっしゃっていることは十分わかりますけれども、現段階では、来年度すぐやるということが御答弁できなくてもどかしいと思いますけれども、そういうことで御理解をいただきたいと思います。 170 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 171 ◯5番【塩谷法道君】 まああんまり言いわけされない方がいいと思います。脱げと言っても、私が見たのもTシャツ1枚でしたから、それでも汗びっしょりでしたからね。そうではなくて、子どもの学習環境をきちっと守っていくと、よくしていくというのは教育長の大事な役割ですから、ぜひ努力していただきたいと思います。  それでは、災害対策の方に入りたいと思います。これで一番問題になりますのは、救助内容を改善されてきたわけですけれども、災害対策基本法に基づいて、村は指定緊急避難場所、そしてもう1つは指定避難所、この2種類、かぶってもいいわけですけれども、それについてどことどこを設定してあるかお答えください。 172 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 173 ◯総務課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  指定避難所につきましては、まず一松小学校、高根小学校、八積小学校、長生中学校、長生村文化会館、長生村保健センター、長生村福祉センター、長生村尼ヶ台総合公園、そして、一松北部コミュニティセンターが指定避難所でございます。なお、一時避難所としての指定をしている箇所といたしましては、この指定緊急避難場所になっておりますところは、一松小学校の屋上、一松小学校の2階、高根小学校の2階、八積小学校の3階、八積小学校の2階、長生中学校の3階、長生中学校の2階、長生村文化会館の2階、長生村役場の3階、同じく役場の2階、そして、長生村保健センターの2階、長生村総合福祉センターの2階、長生村尼ヶ台総合公園、一松北部コミュニティセンターの屋上及び2階、城之内築山公園、竜宮台築山公園。  以上でございます。 174 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 175 ◯5番【塩谷法道君】 この避難所については、内閣府の通知を見ますと、避難所の生活環境の整備等についてということで、非常に細かな規定がございます。避難所の設置については、プライバシーの確保、暑さ対策、入浴及び洗濯の機会の確保など、全部入っているわけですね。原則としてリースを基本とするけれども、必要に応じては購入による整備も可能であるとしております。簡易ベッド、畳、マット、カーペット、間仕切り用パーティション、仮設スロープ、テレビ、ラジオ、冷暖房機器、公衆電話、公衆ファクシミリ、仮設トイレ、障がい者用ポータブルトイレ、仮設洗濯場、簡易シャワー、仮設風呂、仮設炊事場。このように非常に手厚いことができるように、国の内閣府がそういう基準を出しているわけです。  私は、実は災害時に公民館にも視察に行ってまいりました。広い講堂にブルーシートを敷いて、ござぐらいの程度でやっております。これではやっぱり避難所をきちっとやっているとは言えないんじゃないかと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。 176 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 177 ◯総務課長【田中喜宣君】 今回の災害におきましては、皆さんには各避難所に緊急避難をしていただきました。その中で避難におけます避難生活というものは、正直なところ申し上げて、そう長期にはなっていなかったというような実態がございます。当然、今、お話がありました、そういった救援の物資でありますとか、各施設というものにつきましては、やはり長期にわたっての避難生活を強いられた場合には、当然、必要となってくると考えております。それにおきましては、当然、災害救助法の適用を受けた中で対策を講じていくということで考えております。  以上でございます。
    178 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君に申し上げます。発言の制限時間が近づいております。質問をまとめるようにお願いします。 179 ◯5番【塩谷法道君】 災害救助法が適用された場合には、本当に手厚いことができるようになっています。ですから、長期の場合にこういうことは当然やるとおっしゃったんですけれども、長期といったって、災害時にいきなり長期だからこれを全部そろえますとできないんですよ。普段からこれを整えておく必要があるわけですけれども、その点についての今後の見通しはいかがでしょうか。 180 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 181 ◯総務課長【田中喜宣君】 先ほど塩谷議員の方から災害時に必要なものということで多くの設備を必要とするよということで御発言がありました。村といたしましては、現在、整備できるもの、またその台数なども今後、精査しながら、十分に災害対応、まして今回は3回も被災したという状況でございます。これからの災害対応の中で、今の御意見を踏まえて考えていきたいと思います。  以上です。 182 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 183 ◯5番【塩谷法道君】 もう1つ、今回の長生村の災害で一番大きかった停電の問題ですけれども、小高村長も先ほど言われましたけれども、11月11日に行った町村会の要望書を見ますと、こういうこともあるわけですけれども、「電柱及び電線に影響を及ぼす立木などについて、倒木による停電を未然に防止するため、県と電力会社等の重要インフラ施設管理者との森林整備に係る包括的基本協定を締結すること、また重要インフラ施設周辺森林整備事業の実施に際しては、より弾力的な運用ができるよう政府も要件緩和に努めることなど、実効性のある対策を検討し推進する」ということが書かれています。そして、この村で実際にマリオン団地に対してやった措置は、私は非常に適切だと思うんですけれども、あれも普段からきちっと対応していくことが必要ではないかなと思います。その点について、いかがでしょうか。 184 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 185 ◯総務課長【田中喜宣君】 本件につきましては、千葉県町村会を通じまして千葉県知事に要望いたしております。当然、私どもとしますと非常に重要なことであるという認識のもとに知事に要望をしておりますので、これらが速やかに実行されることを今後も要望していきたいと考えております。  以上です。 186 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 187 ◯5番【塩谷法道君】 倒木の問題ですけれども、これについても別の項目を改めて要望しております。台風などで倒木が想定される樹木の事前の撤去費用、これについて補助制度を創設するとなっておりますけれども、創設を当然要求すると同時に、東電と地主との調整等についてきちっとした制度設計をしておく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、普段から災害が来る前から危険なものについてはちゃんと三者で協議して伐採できるように、そこら辺をぜひやっていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 188 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 189 ◯総務課長【田中喜宣君】 まさしく今、議員のおっしゃったことが今回の長期にわたる停電の原因であったということでございますので、それらにつきましては先ほど来、申し上げておりますとおり県へ要望しているところでございます。また、今の項目とは別に、電線にかかった倒木については、市町村及び電力会社相互に最善かつ最速の対応ができるように県と電力会社において協定をとにかく結んでいただき、早急な対応ができるようにしていただきたいという項目も要望で上げておりますので、これらを踏まえまして現場の対応に当たっていきたい、また県の方へ要請し、補助制度の創設などをしていただきたいとお願いしているところでございます。 190 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 191 ◯5番【塩谷法道君】 最後にしますけれども、空き家とかそういうところで電線にかかっている樹木がたくさんあるわけですよ。私も下水環境課長にお願いして、以前、地元の近くにある電線にひっかかっている樹木を私がみずから伐採したことがあるんですけれども、これは本当は危ないし、やってはいけないことなんですけれども、そういう意味でも、現実に電線にかかっている樹木を見た場合には、直ちに村と東電と話し合って、安全を確保していくための伐採をやっていくということについて検討するという点で、ぜひ前向きの答弁をいただきたいと思います。 192 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 193 ◯総務課長【田中喜宣君】 先ほど来、申し上げていますように、この問題は非常に本村にとっては大きな問題でございましたので、今後そうした県の動向を注視するとともに、電力会社との協力を求めてまいりたいと考えております。  以上です。 194 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 195 ◯5番【塩谷法道君】 このたびの災害のときには、私も役場にも何度かお願いに行きましたけれども、全ての課長さんが残られて、非常に熱心に対応されていたことに感謝申し上げます。しかし、やっぱり万全を期していく上では、もう少し事前に計画、その他、しっかりしたものにしていただきたいということをお願いしまして、質問を終わります。 196 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は13時といたします。               午前11時45分 休憩               午後 1時00分 再開 197 ◯議長【小倉利一君】 休憩前に引き続き会議を開きます。      ─────────────────────────────  日程第3、議案第47号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定についてから、日程第6、議案第50号 令和元年度長生村一般会計補正予算(第6号)まで質疑、討論、採決を順次、行います。  議案第47号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について、質疑を行います。5番塩谷君。 198 ◯5番【塩谷法道君】 全く初歩的な質問で恐縮ですけれども、条文だけだと具体的にどういう人を指しているのかわからないので、どういう人の、どういう権利をどうされるのかというのをちょっと具体的に、国民の感覚でわかる言葉で説明していただきたいと思います。 199 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の質疑に対する当局の答弁を求めます。総務課長。 200 ◯総務課長【田中喜宣君】 それでは、お答えをいたします。  地方公務員法では、これまで成年被後見人及び保佐人は一般職の職員になることができないというような欠格条項がございましたが、この中からこれらが廃止されましたので、今後、一般職の職員となることができるというものに変わったというところでございます。 201 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑はございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 202 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 203 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第47号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 204 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。  議案第48号 長生村特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について、質疑を行います。6番石井君。 205 ◯6番【石井俊雄君】 一番びっくりしたのは、千葉日報の新聞に掲載されたということで、千葉県内はともかく全国的に情報が広がりました。それで、私自身のところにも村民から、役場はどうなっちゃっているんだと、そして、議会のあんたらもチェックする仕事だろうと。そして、一緒に仕事をしていました埼玉の元町長、そういう方からもメールが入りました。そういった意味で、非常にこの問題は関心が高まっていて、今後本当にこういうことがあっちゃならんということで、私達も執行部もいろいろ考えて行かなきゃいけない問題だと思っています。  そこで、3つ質問いたします。  1点目は、担当課、どこの課でこのことが発生したのかということがひとつ知りたいところであります。  2つ目は、パワハラ、暴力、土地登記の未処理などの説明を12月3日に副村長から我々にいろいろ説明をされたわけですありますけれども、この問題はそのことを怠った、あるいは事件的なものを起こしてしまった当事者にもまず責任があるかと思います。問題は、その職員が働いている職場の管理者が、職員に対しての仕事の育成、指導、監督、チェック、そして、役場の職員同士のトラブルの解消に向けてどういう努力をしてきたのか、それをわかるように教えていただきたいと思います。 206 ◯議長【小倉利一君】 石井君に申し上げます。一問一答でお願いします。 207 ◯6番【石井俊雄君】 2つだけ。あとまだあるんです。3つ目は、一問一答ということでありますので、今の質問に対してお答えをいただいた後に質問させていただきたいと思います。 208 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君の質疑に対する当局の答弁を求めます。副村長。 209 ◯副村長【田中孝次君】 まず、担当課ということでございますけれども、登記の関係については、旧建設課が担当となります。あと、傷害、パワハラについては福祉課ということになります。  以上です。 210 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 211 ◯6番【石井俊雄君】 課はわかりました。今までそのことが報告されていなかったので、一体どこの課でこの問題が発生したのかなということで、誰しもが関心を持つ1点目の質問でありました。  2点目については、みんな一生懸命、村長を初め、職員も担当課長も一生懸命、仕事をされてきたかと思います。今回のこの問題が本来あってはならないことでありまして、こういうことがないようにするためにどうやって各職場の担当課長は努力をしてきたのかなと、もちろん努力はしてきたと思います。その努力を教えていただきたいと思います。 212 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 213 ◯副村長【田中孝次君】 それぞれ担当課がございます、2課にまたがっておりますけれども、各課長は毎日、今は朝礼を行っております。職員の体調ですとか、何かあれば聞き取るということを毎朝、各課がやられております。それとあとは、前期、後期、これは時間のずれは多少、各課によって違いますけれども、課長がそれぞれの担当課職員と面談をして、困ったこと、悩んでいること、もしくは問題となっていること、いろいろあろうかと思いますが、そういう聞き取り、ヒアリングを行っているという状況でございます。 214 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 215 ◯6番【石井俊雄君】 関連ですけれども、職場の課内会議、各課で多分やられているんじゃないかと思うんですけれども、各課でやられている課内会議を実際にやっているのかということをひとつ聞きたいし、問題は、今、副村長からいただいた説明の中で、個人面談だと思うんですね。あるいは毎日の朝礼だと思うんですけれども、個人面談の中で年間2回ということですけれども、その中で職員からの悩みあるいは上司からいじめられた、パワハラだとか、そういうことは把握していれば、その担当課長がこれはこうした方がいいよ、これあんたやっちゃだめだよとかできていたと思うんですよね。そこができていれば、こういうことは発生しなかったと思っているんです、私は。その辺はどうなんですか。 216 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 217 ◯副村長【田中孝次君】 まず、課内会議は毎月、課長等連絡会議がありますので、その後、各課でそれぞれやり方はさまざまでありますけれども、課内会議はやられております。それと、ヒアリングの中でそれがきちんと表に出てこなかったということについては、これは大いに反省すべき問題でございましたので、この事件が発生後、即、担当課長会議を開きまして、村長の方からこういうことが二度とあってはならない、ですから職員の意見よく聞き、またよく話合い、お互いの連絡網をつくるようにという指示をしているところでございます。 218 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 219 ◯6番【石井俊雄君】 もちろんそういうことでやられて、部下の指導とかいろんなことの面談などをやってきたと思うんですけれども、それが相談できなかったということだったと思うんですよね。これ以上はお聞きしませんけれども、やっぱり言いにくいこと、聞きづらいこと、嫌なこと、そういうことが職員同士で、そして課長と職員との関係で、今後、より何でも話し合いができて、相談できるような工夫とか対策をいろいろ考えていただいて、ぜひ二度とこういうことが起こらないようにお願いしたいと思います。  最後に、3つ目の話をします。職員は直属の上長の課長や主幹からいろいろな指示をいただいて、アドバイスをいただいて仕事の問題なり、トラブルの問題、そういった問題を助言をいただきながら成長していくわけでございますけれども、その各担当課長に対してアドバイス、育成指導をするのは村長の仕事です。やっぱり管理者意識を持っていただいて、村長からいただいた業務指示なり、考え方なり、住民を幸せにしていくんだという地方自治法の第1条か第2条に書いてありますけれども、そういったことを伝えていると思うんですけれども、この間、今回の事例が発生した2つの課、あるいは全課長に対してどのように村長自身がどういう言葉をもって指導されてきたのか、小高村長から答弁をお願いいたします。 220 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 221 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  今回、発表までには時間がかかったわけですが、こういう事件が起こるということは予想だにしておりませんでした。というのは、私が就任した7年6ヶ月前、接遇が悪いとかなり住民から叱られました。カウンターの対応が悪い、何とか気持ちよく住民の方のお話を聞いて、それを解決して気持ちよく役場から帰っていただきたいと、そういう考えを職員に広めるために、常に課長会議で接遇に気をつけるように、親身になって聞いてあげるように、そして、いつか皆さんからも御指示をいただきましたけれども、やさしい対応、そしてできるだけ1つでも解決できるようにということで、職員に常に話はしてきたつもりでした。副村長と教育長は8時前に庁舎に入り、私も8時10分には庁舎に入り、カウンター越しに挨拶をしながら職員の顔を見ていく、誰が早く来て、誰がおそくにとかいうのも確実につかみながら、今では10分前に全員が庁舎に入る、そういう形もでき上がって、そして、みんなで庁舎をきれいにして気持ちよく帰ってもらおうということで、私も駐車場から玄関からごみ拾いをしながら、この7年間やってきまして、率先して私が拾おうとすると、若い職員も私がというような体制もできてきましたので、まさかの事件でございます。  毎月1回の課長会議で、例えば今回のパワハラにしても、受ける側が励ましのつもりで課長が肩をたたいたのが暴力ととられかねない、そういう時代ですので、常々、気をつけるようにと、お互いに気を使い合って、そして、気持ちを通い合って、それが立派な仕事につながるんじゃないかと、これは常々、私も言ってきたことですし、よりきつく副村長も言ってまいりましたので、こういう事件が起きてしまったことは、私自身も本当に悲しいし、まだまだ努力が足らなかったんだなと思っているところでございます。何よりも村民の皆さんが一番がっかりしたと、そう私も強く感じておりますので、その点については深くおわび申し上げますとともに、二度と起こらないように、さらに会議を開き、そして、今後、総務課長にも言ったんですけれども、ひとつみんなでやはり専門家の教義を受けようじゃないかと。我々が思っている以上に、ちょっと根の深い問題もあるんじゃないかということで、そういう機会も必ず早い時間につくりたいと思っておりますので、よろしく御理解をお願いいたします。 222 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 223 ◯6番【石井俊雄君】 執行部の努力については、理解できます。私はやっぱり副村長に今、言っていただきましたけれども、毎朝のミーティング、朝礼、そして月に1回の課内会議、そして年2回の個人面談、これを形式ではなくて、本当に職員同士が、本当に職員と課長同士が、そういう上下の関係も含めて何でも言える状況、環境、雰囲気、これが私は非常に大事だと思っております。そういうことさえつくれれば、今回のような事件は、問題は発生しにくくなると思っていますので、ぜひ職員管理のことについては、これからも一生懸命、頑張っていただきたいと思います。  以上です。 224 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑はございますか。5番塩谷君。 225 ◯5番【塩谷法道君】 3点ぐらいあるんですけれども、一問一答ですので、最初に3つの事件があるわけですけれども、それぞれの関係で当事者同士の民事上の請求、あるいは争いはあったのか、ないのか。あるいは、それは解決がついたのか、つかないのか、それをまず最初にお聞きします。 226 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君の質疑に対する当局の答弁を求めます。総務課長。 227 ◯総務課長【田中喜宣君】 3つの事件につきましては、民事上の問題はございませんでした。 228 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 229 ◯5番【塩谷法道君】 この前の全員協議会の説明のときにも出ましたけれども、例えば登記の問題ですが、登記されなかったことによって、当事者の租税上の問題とか、その他でいろいろな損害等も出ている可能性もあるんですけれども、そこら辺についての解決はどのようになっていますでしょうか。 230 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 231 ◯総務課長【田中喜宣君】 今回、その未登記分につきましては、そこに係る税金の問題が発生しております、これはもう所有者の方に説明をし、これから税額等も把握しながらきちっとした形で処理させていただきたいと考えております。 232 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 233 ◯5番【塩谷法道君】 3点目、このパワハラの問題と傷害事件の問題、これは当事者が現にいるわけですし、これからも職員として勤めていかれると思うんですけれども、この関係、どのように配置して、その他どのような方式で管理されていくおつもりでしょうか。 234 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 235 ◯副村長【田中孝次君】 特に福祉課については、それぞれの課が分かれております。受けた方はそのまま残っていますけれども、あとは異動がされています。それと、それぞれ特に傷害、パワハラについては今後、十分注意するようにということで、処分ともども厳重に注意をしているということと、それぞれ若い将来ある人達ですので、周りもそういう温かい目で育てていくようにということで指導はしておるところでございます。 236 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 237 ◯5番【塩谷法道君】 もう1点は処分の内容ですけれども、当事者の処分の中身は別として、管理責任の方の処分内容については、これは妥当なものなんでしょうか。私はちょっと特別職の場合、軽すぎるような感じがしているんですけれども、大体、世間から見てこれが普通なんでしょうか。少し軽すぎるんじゃないでしょうか。3つの事件があったわけですから。 238 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 239 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  この際、この内容につきましては県にも相談しまして、いろんな事例と比べまして、そして今回、数字だけ見るとちょっと金額、下げ幅が足らないんじゃないかとか、月数が少ないんじゃないかということで、これは公務員にとっては非常に厳しい結果となることがわかっておりますので、私はこれが妥当だと思っております。 240 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 241 ◯6番【石井俊雄君】 もう1つありました。一番これはお互いに大事なことがわかると思っているんですけれども、チェックという言葉は余り好きじゃないんですけれども、例えば登記漏れ、こういう問題があったときに、その職員が1年間終わったときに課長に報告するとか、あるいは決裁なんかもあるし、異動するときには、担当をかわるときには、こういう仕事をやってきたんだけれども、こういう成果があって、この部分についてはできなかったとか、それが必ず引き継ぎがあると思うんですよね。そこの引き継ぎのときにどうしてこれがわからなかったのか、課長、管理職含めて、そこをちょっと振り返らないと、また同じようなことが起きちゃいけないと思いますので、ちょっとお聞きします。 242 ◯議長【小倉利一君】 副村長。 243 ◯副村長【田中孝次君】 まさしくそこの部分が欠けていたために、こういう事件が発生したものでございますので、本来であれば、石井先生が御指摘のようなことがあってしかるべきなんですけれども、そこの部分が欠けてしまった、確認ができなかったということで、こういう大きな問題が発生した。これからは、今もそうですけれども、その都度、それぞれ必ずチェックをする、二重、三重のチェックをするという体制で進んでいるところでございます。 244 ◯議長【小倉利一君】 他にございますか。14番中村君。 245 ◯14番【中村秀美君】 雇用者の責任というのは、昨日の一般質問で申し上げたんですけれども、私どもの職場でも実際に運転手さんですから、割と自己主張が強くて、やっぱり過去にもそういった事例があって、労働基準監督署に聞きますと、職務上のその業務に当たるか否かで、雇用者責任というのは随分変わってくるんだそうで、それが民事、単なる個人同士の問題であるのか、あるいは雇用者の管理監督責任まで追及されるのかというような事例がまた違うんだそうです。その際に、やはり当事者同士の問題は民事、刑事に当たるかどうかはともかくとして、意見の陳述をしてもらって、行政側の管理監督責任を有する村長が、その事件については意見の聴取をして、こういった供述を得ましたという何か記録に残しておかないと、監督署に指摘をされたときに困るよということで、そのときに業務上にこういった服務規程があったりなんかすると、これが業務上の責任で、会社側に責任が及ぶとかというのもありましたので、ちょっとその辺は事例を詳しくは聞いてはおきませんけれども、その辺は後に問題にならないように対処しておく必要があろうかと思いますので、これは申し上げておきたいと思います。ちょっと何かあれば。 246 ◯議長【小倉利一君】 総務課長。 247 ◯総務課長【田中喜宣君】 まさしく後に問題を残さないようにということで、今回も意見を全て伺いまして、それらを審査するというようなことで調書もとっております。全てそれに基づく処分というものを出しておりますので、今後こういうことがあってはなりませんけれども、今回につきましてもそのような形で進めさせていただいておりますということです。  以上でございます。 248 ◯議長【小倉利一君】 他にございますか。               (「なし」と呼ぶ者あり)
    249 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 250 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第48号 長生村特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 251 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。  議案第49号 財産の取得について、質疑を行います。               (「なし」と呼ぶ者あり) 252 ◯議長【小倉利一君】 質疑なしと認めます。討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 253 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第49号 財産の取得について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 254 ◯議長【小倉利一君】 挙手全員。よって、議案第49号は原案のとおり可決されました。  議案第50号 令和元年度長生村一般会計補正予算(第6号)について、質疑を行います。15番関君。 255 ◯15番【関 克也君】 2点ばかり質疑をさせていただきます。10ページのところのふるさと応援寄附金事業、歳出のところですが、消耗品費で1億9,000万円ということで載っております。返礼品の購入費だと思うんですけれども、これについては返礼品として、中身がどのような返礼品を予定しているのか。これは当然、希望のとおりに返礼品を出すということだと思うんですけれども、その中身についてざっと答弁をお願いします。 256 ◯議長【小倉利一君】 15番関君の質疑に対する当局の答弁を求めます。企画財政課長。 257 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  消耗品費につきましては、送料や手数料込みの返礼品であります。この物につきましては、村の特産品でありますアイガモ農法によるお米、ながいきそば、それらを初め、ふさこがねという長生産のお米、また村内にある水産加工所の水産加工物等が主なものとなってございます。  以上です。 258 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 259 ◯15番【関 克也君】 念のため、その水産加工物というのはどんなものが多いんでしょうか。 260 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 261 ◯企画財政課長【木島正人君】 お答えいたします。  今、一番人気のあるものについては、カニであるとか、ボイルハマグリ、それからナガラミ等となってございます。  以上です。 262 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 263 ◯15番【関 克也君】 2点目は、12ページのやはり歳出のところで、一番上の保健衛生総務事務運営費で、負担金のところで広域市町村圏組合病院事業負担金、説明の中では長生病院の長期ビジョン作成を委託するための負担金だと思うんですが、村の負担は49万6,000円ということですが、これはどのような内容なのかということをまず教えてください。 264 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 265 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  この長生病院の中長期ビジョンにつきましては、昨年度、長生病院で行われました経営診断の結果を受けて、課題とされていたものの1つとして、今回、作成していくものです。具体的には、昨年の経営診断の中での課題として、この長生病院はどのようにしていくかという長期のビジョンがないという指摘がございました。そういったことで、先々どう運営していくかというビジョンをつくりましょうということで、今回の委託になったものでございます。  以上です。 266 ◯議長【小倉利一君】 15番関君。 267 ◯15番【関 克也君】 なかなか長生病院の運営は大変だとは思うんですが、特に外科医がまだ1名だと思うんですけれども、本来は4人必要なところが確保されていないで、実際、夜間の救急の手術の受け入れが困難という状況になっていると聞いています。これについてはいろいろ努力していると思うんですけれども、やっぱり地域の公立病院として地域医療を担っていただくということが非常に大事で、そういう観点を貫いてほしいなと思っております。現状では、白紙の状態からいろんな関係者の声を聞きながらどういう方向の病院にするのか、現状では白紙ということで、これから計画を練るという考え方でよろしいんですか。 268 ◯議長【小倉利一君】 健康推進課長。 269 ◯健康推進課長【中川 広君】 さようでございます。今後の方針について、白紙の状態から有識者の会議、あり方検討委員会という会議を設けて、同時進行でビジョンをつくっていくんですが、その中で議論をしていくという形になっております。  以上です。 270 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますか。6番石井君。 271 ◯6番【石井俊雄君】 2つありますけれども、1点目だけまず言います。今回の交流センターの建設に向けて、8月の時点で執行部の方から説明をいただいて、そして12月3日にまた副村長もいらっしゃったと思うんですけれども、まちづくり課長の方からまた説明をいただいて、何回か説明をいただいて、その都度いろんな意見、要望をしてきました。結論は、変更しないでこのままいくということの態度なんですけれども、そこで、執行部の主張はどういうことかというと、まちづくり推進委員会や公民館推進審議会などに金額の変更も含めて当初から変わっている内容について説明をしてきて、理解と納得を得ていただいていますので、このまま進めますと、こういう説明と態度なんですね。  今回も議案が出されているわけですけれども、そこで、私達、議会の全員じゃないんですけれども、何人かの方々が一生懸命に考えて、いろんなことを聞いて提言をしてきましたよね。例えば防災に強い交流センターにした方がいいとか、あるいは役場が建設するんじゃなくて、住民の皆さんのお金を使って建設するんですよとか、液状化で大丈夫でしょうかとか。私で言えば、やっぱり全村民に御案内して、金額が大幅に増えていることに対して説明をちゃんとして、理解と納得を得た形での議案提案にしてほしいということで、担当課長も含めて、副村長のところにも上げてください、村長にも上げてくださいということで、本当に真剣に訴えてまいりました。  しかしながら、どうしても住民説明会をやらないで、議案の採決を今日、提案されているわけですけれども、私がまず1つだけお聞きしたいのは、前段で言いましたように、まちづくり推進委員会や公民館推進審議会に諮って説明して、理解と納得を得たとおっしゃいますけれども、我々議員は8月とこの間の12月3日、2回にわたって真剣に問題提起したり、質問したり、提言をしてきたわけですよ。そのことって全く取り入れてくれないじゃないですか。そのことについて執行部のお言葉をここで改めていただきたいと思います。 272 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 273 ◯まちづくり課長小高重博君】 ただいまの御質問にお答えします。  まず、防災に強い施設、そういった点につきましては、液状化も含めて私の方から本日、説明はさせていただいたというところです。そういったところから、防災の対応につきましては、交流センターの施設につきましては防災に備えた施設というところで御理解いただきたいと思います。また、併せまして液状化の問題につきましては、液状化しにくいところで立地するというところでありますので、その辺もクリアしていると考えていいかなと思います。  問題として残っているのが、費用面というところになるんですが、費用面につきましては、さきに説明申し上げましたとおり、今後、広報、ホームページ等で説明していくわけなんですけれども、費用のベースとなっているものから、どういった形で現在の価格に至ったのか、そういったところも含めまして、今後、広報等で説明していくというところで、計画全体の概要等が大幅に変更になっているわけではないので、その辺を踏まえまして、住民説明会を当初に行っていますので、今後、説明会を開く予定はないということで申し上げたところでございます。  以上です。 274 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 275 ◯6番【石井俊雄君】 何が壁になっていて、何が障害になっていて、申しわけないけれども、これほど強固な姿勢が続くのかなとちょっと疑問なんですよね。業者と何か約束してあるとか、内部で打ち合わせ、決定してあるとか、いろんな要因があるかと思うんですが、私で言えば、住民説明会を手前でやることによって、恐らく1ヶ月か2ヶ月ぐらい始まりが遅れるだけだと思うんです。そういうことを考えたときに、なぜ強行突破をしようかなと思っているか、ちょっと理解に苦しむんだけれども、これはもう村長に一言、こういうわけです、やりますと言ってください。 276 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 277 ◯村長【小高陽一君】 公民館運営審議会は、村の著名な、今まで村のために活動していただいた方にメンバーになっていただいておりますし、まちづくり委員会もそれなりの各界の代表の方に入っていただいて、その方がいる会あるいは団体、そこで十分な意見を聞いていただいて、今回の交流センターに貴重な御意見をいただいているわけですから、それが私は村民の大方の意見がそこへ集約されるんではないかと思っております。  それをいただいた中で、スケジュールに沿って、今回、多少遅ればせながらも進めているわけでございますので、あえてここで住民説明会はするつもりはありません。ただ、私が今後、自治会の総会やいろんなところに招かれた場合には、これは説明しなくちゃいけないだろうと思っておりますので、丁寧な説明をするつもりでおります。 278 ◯議長【小倉利一君】 6番石井君。 279 ◯6番【石井俊雄君】 経過説明と結論から申し上げますと、全議員の要望じゃなかったけれども、一生懸命、提言をしたり、要望したことの御意見を聞いていただけなかったと解釈をいたしました。  2点目の質問に入ります。今回、ここで議決をするわけですけれども、バツになるか丸になるかわかりませんけれども、議決終了後、丸になったとしましょう。可決したとすると、その後でも結構でございますので、改めて全村民を対象にした経過説明と、こういうわけでこれだけの金額になったんですよということの説明会を事後でいいですから説明会をもっていただく考え方はあるのかどうかお聞きします。 280 ◯議長【小倉利一君】 小高村長。 281 ◯村長【小高陽一君】 何度も申し上げておりますが、既に決定をして、これで進めたいということで、説明会をするつもりはございません。 282 ◯議長【小倉利一君】 他に質疑ございますでしょうか。8番井下田君。 283 ◯8番【井下田政美君】 10ページなんですけれども、交通安全対策事業、これは私は以前にも議会質問で、大津の事件を受けて交通安全対策について質問させていただいたところ、村内に危険な箇所が幾つかあるということで、これは安全施設の設置というのは大変喜ばしいことなんですけれども、この具体的な場所を教えていただけますでしょうか。 284 ◯議長【小倉利一君】 まちづくり課長。 285 ◯まちづくり課長小高重博君】 ただいまの議員の質問にお答えします。  これは、井下田議員のおっしゃるとおり、先般の滋賀県大津市の事故を受けての対策というところで考えているところでございます。今回の補正につきましては、一松小学校東側、1-10号線になるんですが、一松小学校からやや100メートルから200メートルぐらい下がったところの交差点になります。その場所が1ヶ所。  それと、一松小学校の西側というか上側ですね。上側、諸岡設備さんの付近、1-9号線沿いというところで、この場所につきましては、公安委員会によりまして横断歩道が設置されることになっておりますので、今回はその2ヶ所を予定してございます。 286 ◯議長【小倉利一君】 8番井下田君。 287 ◯8番【井下田政美君】 村内には他に危険な箇所が多くありますので、またぜひ整備のほど申し添えさせていただいて、終わります。 288 ◯議長【小倉利一君】 他にございますか。5番塩谷君。 289 ◯5番【塩谷法道君】 21ページの関係ですけれども、これは説明を受けたわけですからあれですけれども、やっぱり会議録にきちっと残しておいた方がいいだろうなと思ってお尋ねしますけれども、予算は割に増えましたけれども、国や県の補助も増えてきていると。それから、ふるさと納税から2億円入れたからいいやないかというようなことになるかと思いますけれども、いずれにしてもこの経過、この資金繰りの経過、どういう形でどうなったと。なぜ、建築が増えたけれども、それはこういう形で国、県の補助も増えていますよというようなことになると思うんですけれども、そこら辺を丁寧に、一般の人がわかるように説明してください。 290 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 291 ◯企画財政課長【木島正人君】 ただいまの御質問にお答えいたします。  まず、21ページの下の段が、変更後の継続費に関する調書となります。令和元年度につきましては、金額が変わらず、令和2年度についてが、事業費が上がっております。その内訳といたしまして特定財源、これについては国の社会資本整備総合交付金、これについては本年、変更認可申請を受けましたので、補助金として40%、それから地方債については、公共事業等債という起債を使ってございます。これにつきましては、補助金を抜いた金額の90%が充当できるということになっております。それから、その他財源といたしまして、2億円投入させていただいておりますのは、教育施設整備基金、これを2億円投入するというものとなってございます。  以上です。 292 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 293 ◯5番【塩谷法道君】 私は誤解して、ふるさと納税の分じゃないかと言いましたが、それは違うわけですね。 294 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 295 ◯企画財政課長【木島正人君】 こちらは教育施設整備基金の充当ということになっています。 296 ◯議長【小倉利一君】 5番塩谷君。 297 ◯5番【塩谷法道君】 もう1つの確認は、地方債の起債についてどのぐらいの地方交付税の戻しといいますか、加算といいますか、そういうのはあるかどうかちょっと。 298 ◯議長【小倉利一君】 企画財政課長。 299 ◯企画財政課長【木島正人君】 この公共事業等債につきましては、概ね22%が交付税算入されるということになっております。  以上です。 300 ◯議長【小倉利一君】 よろしいですか。他に質疑ございますでしょうか。               (「なし」と呼ぶ者あり) 301 ◯議長【小倉利一君】 ないようでしたら、これにて質疑を終結します。  討論に入ります。               (「なし」と呼ぶ者あり) 302 ◯議長【小倉利一君】 討論なしと認めます。  採決をします。議案第50号 令和元年度長生村一般会計補正予算(第6号)について、原案のとおり賛成の方は挙手を願います。                 (賛成者挙手) 303 ◯議長【小倉利一君】 挙手多数。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。      ───────────────────────────── 304 ◯議長【小倉利一君】 本定例会の会議に付された案件の審議は全て終了しました。  なお、会議録の作成に際し、会議規則第44条により、字句、数字等の整理については議長に委任されたく、御了承ください。  以上をもちまして、令和元年長生村議会定例会12月会議を終了いたします。御苦労さまでした。                午後1時44分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議 会 議 長
    議 会 議 長 議 会 副 議 長 署 名 議 員 署 名 議 員 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....