長生村議会 > 2019-03-02 >
平成31年定例会3月会議(第2日) 名簿
平成31年定例会3月会議(第2日) 本文

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  1. 長生村議会 2019-03-02
    平成31年定例会3月会議(第2日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【矢部眞男君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【矢部眞男君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。6番石井君。              [6番 石井俊雄君 登壇] 3 ◯6番【石井俊雄君】 おはようございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。6番、石井俊雄でございます。私は、常に貫きます住民が主人公、という考え方に基づいて活動をしております。  それでは、質問に入ります。質問事項1、旧原種農場跡地の有効利用についてというところで1点目、旧原種農場の用地の歴史的所有の経過について、伺います。  当初は、村の土地を県に無償譲渡されたという話も聞いておりましたので、歴史的な所有を教えてください。2つ目は、全体の面積がどのぐらいあるのか、現在どのように使われているのかお聞きしたします。また、あいている土地が何ヘクタールあるのかお聞きします。3つ目は、今後、県から返していただくか、買い取るか、お借りして有効利用をする考え方はあるのか教えてください。  質問事項2、おくやみワンストップサービスについてであります。  1点目、村民が他界されたときに、役場に関係書類の手続や変更が必要であります。現状の必要書類の手続はどうなっているのか、教えていただきたいと思います。2つ目は、遺族が窓口に来て、関係書類の手続を各課に行かせるのではなく、おくやみワンストップサービスなるものをつくり、関係する担当課が手続に来た村民に付き添って御案内をするようなワンストップで手続ができるように改善する考え方はあるのか、お聞きいたします。  3つ目の質問事項であります。学校保育所の給食について、安全について伺いたいと思います。  1点目、学校や保育所の給食で使用する米、小麦粉、大豆、肉、野菜、調味料などは外国産、国内産、村内生産者の使用の現状と比率はどうなっているのか、お尋ねをいたします。2点目、野菜などの農薬の使用の検査、放射能検査などはどうされているのか、お尋ねをいたします。3つ目であります。日本のスーパーで売られている食品の6割は遺伝子組みかえの原料が使われているという事実があります。日本は、遺伝子組みかえ作物の生産は禁止をされていますけれども、しかし、遺伝子組みかえ作物の輸入の大国であります。遺伝子組みかえを使った食品の危険性が心配されます。食材や調味料などに使用されているのか、お尋ねをいたします。  以上、1回目の質問であります。よろしくお願いいたします。 4 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 6番石井議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、旧原種農場跡地の有効利用についての1点目、「旧原種農場用地歴史的所有の経過について伺います」との御質問ですが、原種農場の目的が、花、植木の研究、母樹の育成及び増殖であったため、当時、植木の産地の隣接地であったこと、温暖な気候、交通の便がよかったこと、また雇用労力を得やすかった等の理由で、公有水面だった現在の場所に決定し、昭和49年から50年にかけて埋め立てられ、現在に至っております。  2点目、「全体の面積、現在どのように使われているのか、また、あいている土地は何ヘクタールあるのかお聞きします」との御質問ですが、全体面積は22ヘクタールであり、そのうち17ヘクタールにつきましては、公益社団法人千葉県園芸協会と千葉県農林総合研究センターが利用しているとのことでございます。従いまして、5ヘクタールは未利用地となっております。  3点目、「今後、県から返していただくか、買い取るか、お借りして有効利用する考えはあるのかお聞きします」との御質問ですが、遊休農地対策も思うように進まないところでございますので、当該地を利用する考えはございません。
     質問事項2、おくやみワンストップサービスについての1点目、「村民が他界されたときに、役場に関係書類の手続や変更が必要です。現状の必要書類手続がどうなっているのかお聞きします」との御質問ですが、死亡届が出された際、最近は葬祭業者の方がほとんどですが、来庁された方に、役場での主な手続の一覧をお渡ししております。後日、遺族の方が来庁されましたら、その一覧に基づいて必要な手続と書類の説明を行っております。  2点目、「遺族が窓口に来て、関係書類の手続を各課に行かせるのではなく、おくやみワンストップサービスをつくり、関係する担当課が手続に来た村民に付き添って御案内をするようなワンストップで手続ができるよう改善する考えはありますか」との御質問ですが、関係書類の手続については、住民課で説明し、窓口が異なる場合には、担当課への案内を行っております。遺族の方に寄り添った対応を心がけておりますので、改めておくやみワンストップサービスというコーナーをつくる考えは、今のところございません。  質問事項3、「学校、保育所の給食は安全なのか」の1点目、「給食で使用する米、小麦粉、大豆、肉、野菜、調味料などは外国産、国内産、村内生産者の使用現状と比率はどうなっているのか」との御質問ですが、保育所では、米は全て村内産、小麦粉は1割が国内産で9割がアメリカ、カナダ、オーストラリアの外国産です。大豆は、加工品での使用となりますが、豆腐、油揚げは栃木県産とアメリカ産、黄な粉は北海道産、豆乳はカナダ産です。肉については、豚肉が千葉県産、鶏肉は千葉県と岩手県産、ウインナーなどの加工品は国内製造です。野菜は国内産の使用となり、一部は村内産の野菜を使用しております。時期及び品種により、産地は異なりますため省かせていただきます。  調味料についてですが、醤油と味噌の原料の大豆の産地は記載がございませんが、国内製造です。料理酒と酢は国産米を使用しており国内製造です。みりんは、タイ産と国内産の米を使用しており国内製造です。学校では、米については、全て村内産、小麦粉・大豆は千葉県給食会で規格を統一した国内産を使用しております。また、大豆を加工した豆腐、油揚げは国内産とアメリカ産、黄な粉は国内産です。  肉については、豚肉は千葉県産、鶏肉は茨城県、岩手県産を使用。牛肉については、千葉県学校給食会を通じてオーストラリア産を使用しております。野菜ですが、パプリカなど一部を除いては、国内産を使用しております。また、村内農家から仕入れられる物は村内産野菜を使っております。調味料については、保育所と同様、国内製造の物を使用しております。  2点目、「野菜など、農薬使用の検査、放射能検査などは、どうされているのか」との御質問ですが、国内流通食品については、都道府県が検査等により監視・指導を行うこととされております。また、輸入食品については、国が抜き取り検査等により監視・指導を行うこととされております。このため、保育所では農薬使用の検査は行っておりません。また、放射能検査についてですが、放射性物質検査を2ヶ月に1回、1品目に対して実施しております。流通されている食材は、抜き取り検査が行われておりますため、保育所では村内産の米や直売所から納品される野菜を対象に検査しております。  学校では、学校給食衛生管理基準により、毎年、村内1校で微生物検査理化学検査を実施しており、その中でくだものの残留農薬検査を行っております。また、保育所と同様に、放射性物質検査は2ヶ月に1回、行っております。  3点目、給食の食材や調味料などに、遺伝子組みかえ、私、作物と伺っておりましたが、議員は原料と申し上げましたので、「遺伝子組みかえ原料が使用されているのか」との御質問ですが、保育所、学校とも遺伝子組みかえの表示義務対象であります。農産物8作物及び加工食品33食品群について確認しましたところ、遺伝子組みかえ作物、原料と作物はどこが違うか不明ですが、遺伝子組みかえ作物の表示がされているものはございません。  以上で、石井議員の御質問に対する、私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。6番石井君。 7 ◯6番【石井俊雄君】 答弁、ありがとうございました。  質問事項1のところの原種農場のところから質問させていただきます。まず、簡単な質問であります。村有地であったのか、国有地だったのか。それ1点、説明、お願いします。 8 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 9 ◯産業課長【芝崎信幸君】 先ほど、村長からの答弁もありましたとおり、公有水面でございましたので、国のものでございます。 10 ◯議長【矢部眞男君】 6番、石井君。 11 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。  それでは、5ヘクタールは使っていないということであります。「遊休農地の対策も進まないので、当該地を利用する考えはない」とのことでありました。私から有効利用について提案させていただきます。旧原種農場は、県道路に隣接し、全て平らな農地であります。1月8日、県の担い手支援課の崎山課長と面会をしてまいりました。利用方法については、「村からの申し出があれば、上部と協議をして貸すこともあります」とのことでありました。私の有効利用の方法は、新規就農者を募集に入れて、施設園芸のハウスなどを建てて、トマトやメロン、イチゴなどを栽培する。露地には、野菜や果樹も植えていくと。就農者が自活できるように、県と村が援助をしていく。その先に、道路沿いに直売所を設置する。そして、村営レストランみたいなものをつくって、観光的に人寄せをする。つまり生産から直売まで行う6次産業化へとつなげていくことこが大事ではないかと思っています。この企画の提案を、村は検討してみる考えがあるのか、再度、御質問いたします。 12 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 13 ◯産業課長【芝崎信幸君】 村長の方から、答弁もありましたとおり、まず遊休農地の解消対策が優先すべき事案だと考えておりますので、今、当該地を利用する考えはございません。しかしながら、民間等で利用したいという相談がありましたら、状況により判断したいと考えております。 14 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 15 ◯6番【石井俊雄君】 わかりました。希望する民間団体等が出てくればというお話を受けました。ということは、そういう民間団体が出てくれば、県と協議をするということで、よろしゅうございますか。 16 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 17 ◯産業課長【芝崎信幸君】 状況により判断させていただきたいということでお願いします。 18 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 19 ◯6番【石井俊雄君】 県と協議をするという認識をいただきました。  次に、私は、県の育種研究所の跡地を有効利用したらいいのかというヒントを、3年前に、伊豆フルールパークというところに行って視察をしてまいりました。ここでは、3ヘクタールぐらいを、イチゴ、それから、メロンとか、そういうガラス温室を建てて生産をする。そして、露地ではミカンを植えて生産をする。そして、道の駅みたいなものを、隣に建物を建てて観光客にもぎとりをさせて、そして、お土産などにも買ってもらって帰ってもらいながら、非常ににぎやかな形でお客様がいっぱい来ておりました。これは、露地で栽培をしているミカンだそうであります。これは、ガラス温室の中に水耕栽培でしたけど、イチゴをつくっていて、たくさんのお客様が来て、直接もぎとりをしていました。  総論で言いますと、現地の営業マンとお話をしたんですが、名古屋に社長がいて、1つ目のお店として、このフルーツパークをつくった。支店を山梨の方につくった。そして、これから、もし競合するということでなければ、さらにまた支店を増やしていきたいと。そういうふうにおっしゃっておりました。そういう意味で、あの原種農場の跡地は5ヘクタールありますから、十分、そういったものを網羅して生かせる場所ではないかと思いますので、その私の報告に対して感想なり、答弁を担当課長でも村長でもいいですので、お聞きしたいと思います。 20 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 21 ◯村長【小高陽一君】 それでは、私からお答えさせていただきます。  今、初めて聞いた話で、すぐ感想と言われても大変なんですけれども、まずは、石井議員が県まで行って、いろんなお聞きしたということは、報告を受けております。県の方から報告によりますと、「県が貸すとなると村が何かをやるんですか」ということに、石井議員が「そうなると思います」という答弁をされていたように思いますけれども、それは越権行為かなと、私は思っております。  それと、私も2年前に、静岡県の三島市に両総土地改良区で視察に行ってまいりまして、標高2、30メートルの丘陵地帯に畑が、何十面もありまして、大根、それから白菜、キャベツ、にんじん、十数種類の野菜をつくっておりまして、三島ブランドという野菜で、非常に高値で売れて潤っている。そして、畑が一面もあいていません。次、誰かがやめたら、俺がやるという、待っている人が多数いるそうです。その程度に育てあげるまでには、農協が主体となった有志の皆さんが、一生懸命つくりあげてきたそうです。  ですから、今のお話も、石井議員が自分の負担を強いても、有志を集めて、そして、最後の結果まで自分が責任を持つんだというような計画があるんであれば、私どもが汗をかいて、きちんと成長する機会は当然つくるべきだと思っておりますが、おそらく、今まで来る話は、補助金を何とかできないかとか、今の時代、村が補助金を払ってまでやっていける事業は、私はないと思っておりますので、まずは先ほど、課長が答弁したように、村の遊休農地をしっかりと対策を立てていく、そうした後に、そういうことが必要となれば、これは全くゼロ回答ではなくて、考える余地はあると思いますけど、それが、私の感想でございます。 22 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 23 ◯6番【石井俊雄君】 関連性があると思って、私は長生農協の組合長の河野さんとも、お話をしてきました。先ほど申し上げた私の構想をお話ししたら、十分それは協議の対象になるということで、「場合によっては、共同で取り組んでもいいんじゃないかと」、そういうところまで、私にはそういう言葉をいただきました。  そういうことでありますから、あそこは、あのままにしておいたらもったいない。本当にもったいない。だから、積極的に民間から話があったということではなくて、村として主体的に、積極的に呼びかけたり、探したり、そういう姿勢が、私は必要だと思っています。  私が持っているノウハウ、あるいは私が持っているいろんな民間企業とのパイプもつくってまいりましたので、惜しみなく汗をかきますので、ぜひ有効活用が具体的にできるように、努力をしていただきたいということで、よろしくお願いをいたします。  それでは、質問項目の2点目の、おくやみのところに入らせていただきます。このおくやみのワンストップサービスのことについては、NHKのテレビで放映されたそうで、私はたまたま見なかったんだけれども、村民から電話がかかってきまして、「このサービスって長生村で取り入れたらいいんじゃないんですか」と言われて、どうしても質問してくださいということだったので、私は、先月、神奈川県の大和市というところに、視察をしてきました。  そこで、わかったことですけれども、これが、市役所の市民課の隣に設置をしている御遺族支援コーナーという受付でございます。これは、そのときにたまたま寄り添って、各課を回っている臨時職員の方が、御遺族の関係者をお連れして回っている姿であります。そんなところで、どんな感じでやっているかと言いますと、予約制でやっているんですけれども、葬祭業者が死亡届に来ると必要書類一覧表をまず渡す。遺族が電話して、相談コーナーに来ると前段で関係各課と連絡し、必要書類の作成を準備しておく。予約日に御遺族がコーナーに来て、必要書類を持って、付き添いの臨時職員が寄り添って同行して回る。今までは、半日かかった手続が、場合によっては、2回、3回の来庁はありますけれども、ほとんど1回90分で終わるように改善されたとのことであります。  村も、この御遺族支援コーナーという名前でしたけれども、ワンストップコーナーを取り入れる考えがあるのか、改めて御質問いたします。 24 ◯議長【矢部眞男君】 住民課長。 25 ◯住民課長斉藤加代子君】 はい、お答えいたします。  ただいま石井議員のおっしゃられた制度の内容につきましては理解できますが、先ほど、村長が申し上げましたとおり、本村といたしましては、手続の一覧をもとにわかりやすい案内に努めておりますので、今のところ導入する考えはございません。  以上です。 26 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 27 ◯6番【石井俊雄君】 このワンストップサービスというものは、大和市の場合は、市長がこれはいいことだということで、トップダウンで、3ヶ月間で準備をされました。昨年の10月から始めております。問い合わせが今まで500件を超えておるそうであります。職員が何を言っているかというと、「お金もかからないし、こんないいサービスは断れませんでした」と言っております。  再度、お聞きします。このワンストップサービスを導入する考え方があるのか、どうか、伺います。 28 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 29 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  お話はよくわかりました。ただ、職員の数も違いますし、担当部署に対応する人数も違うと思います。現在、私は住民課の窓口は非常に対応がすばらしいと思っております。おほめの言葉も多数いただきます。そうした案内状況を考えると、今の対応で十分ではないかなと考えますし、また、そういった窓口を別につくる考えはございません。 30 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 31 ◯6番【石井俊雄君】 現地でいただいてきた資料によりますと、利用している市民からのアンケート調査では、60件ですけど、93.8%が満足しています。職員からも「楽になった」とのことでありました。それでも、今のところ取り入れる考え方はないということでありますけれども、長生村の住民課の皆様も頑張っていらっしゃるということで、私は評価をいたします。村からいただいた葬祭業者にお渡しする資料を、目を通してみました。そして、大和市で葬祭業者にお配りをしている資料を見比べてみました。  何が違うかというと、長生村の場合は、役場の中で必要な手続書類などの一覧表が15ぐらいありますよということでチェックをするようになっていました。大和市の方では、役所以外の税務署だとか、警察だとか、いろんな団体のところにも手続が必要になりますよということの、御案内を丁寧に書き込んで説明していたんですよね。  私は、やっぱりここを取り入れていただいて、バージョンアップとしての改善ができないものかと思いましたので、お聞きをいたします。 32 ◯議長【矢部眞男君】 住民課長。 33 ◯住民課長斉藤加代子君】 はい、お答えいたします。  手続の一覧につきましては、主な内容については網羅されていると考えておりますが、役所外の手続も含めまして、課内で協議し、過不足なところがあれば見直しを行い、さらにわかりやすい案内に努めてまいります。  以上です。 34 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 35 ◯6番【石井俊雄君】 最後に村長にお尋ねをいたします。  別府市から始まったこの御遺族のワンストップサービスについては、調べますと、ほとんど首長が判断をして、いいことだからやろう、こういうことなんですよね。それは、職員と協議をして、いい村をつくりあげていくということが一般論ですけれども、やはり首長の判断なんですよ。だから、小高村長が「これはいいな」というふうにできれば思っていただいて、首長の判断で「やろう」ということで指示をすれば、スタートするわけですよ。例えば、私で言えば、人口が長生村は少ないですから、1人の臨時職員を雇っていただいて、専門に説明をするとか、寄り添っていくとか、そういうことができればいいなというふうに考えているんですけれども、そこで、小高村長の御意見を、主体的にどう考えているかということを、最後にお聞きしたいと思います。 36 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 37 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  私も今、就任して6年半ばを過ぎましたけど、トップダウンということもよく周囲から言われてきましたが、私が就任した当初は、職員が5分前に駆け込んでいく姿が多かった。ところが、私と副村長と教育長が8時前、8時近くに登庁するようになったら、職員が、それから15分早く登庁するようになりました。そうすると、私、昼休みもカウンター前を通って、泥やごみが落ちていると、私が、自分で拾っておりますけれども、若い職員が率先して拾うようになりました。それが、私はトップダウン、自分が身を挺して教える。そういうことだと思っております。  今回の考えは、別に悪いと言っているわけではありません。いいことなのは間違いありませんが、私も、この14、5年の間に父親と母親を看とって、自分が手続に役場に来て、決して不便を感じたことはありませんでしたし、今まで住民の皆さんから、あれは不便だ、職員の対応が足りなかったという声も聞いたことがないので、今のままで十分なのかなという考えで、先ほど答弁させていただきました。 38 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 39 ◯6番【石井俊雄君】 済みません。そこの大事な部分、先ほど抜かしちゃったので。これで最後です。質問したいと思います。  実際、私も長生村の村民何人かの方に聞いてみました。あるお年寄りの方がおっしゃっていたんですけれども、2回行かざるを得なかったというのが1人。もう1人の方は、「あっちへ行ってください」と言われたというんですよね。多分、福祉課だと思うんですよ。あっちへ行ってくださいといったって、あっちがわからなかった。そういう意味で言えば、わかる人はいいと思いますけど、あっちがわからない人については、役場の職員が寄り添って、福祉課まで連れていって、「ここですよ」と、そうしていただけないものかと考えますので、いかがでしょうか。 40 ◯議長【矢部眞男君】 住民課長。 41 ◯住民課長斉藤加代子君】 お答えいたします。  わからないとおっしゃられる方、また不安を感じているような方につきましては、関係各課への案内は付き添って御案内をいたします。 42 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 43 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。  そのお年寄りに、今、いただいた言葉を確実に伝えて、今後、そういう不安を感じる村民が発生しないように、役場も頑張っていただきたいし、私も伝えていきたいと思います。  それでは、質問事項3に入ります。  保育所の給食、小中学校の給食の現状がどうなっているかということで、いろいろ丁寧な答弁をいただきまして、ありがとうございました。  まず、保育所で言いますと、米と肉は国内産を使っている。非常にこれは大事なことであり、安心をいたしました。だけど、小麦粉は、9割はアメリカ産を主に使っているということであります。豆腐などに使われる大豆もアメリカ産とのことであります。外国から入る場合は、飛行機じゃなくて船です。タンカーです。そうしますと、タンカーの中は、赤道を通ってくるので非常に温度が高くなってくる。そうすると、カビが発生しないように薬をまくとか、燻蒸をするとか、防腐剤とか、そういうことをして輸入しているという文献を、昔ですけれども、私は読み取ったことがあります。非常に大事なことだから、いまだに忘れないで記憶の中に残っているんですけれども。  そこで、心配なんですね。外国から入る食料について、検査が行われていると思いますけれども、その検査の結果を伺います。 44 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 45 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの御質問にお答えいたします。厚生労働省の発表している資料によりますと、平成30年4月から9月までの間、この半年間での資料になりますが、輸入食品の届出件数が122万8,500件ほどございました。そのうちの10万3,000件ほどの検査を行ったというようなところでございます。そのうち、385件の違反があったとの発表資料がございました。  主な違反の内訳を申し上げますと、残留農薬ですとか、添加物の使用基準などの食品の規格違反というものが249件、指定外添加物の使用に関する違反が9件、それから食肉の衛生証明書の添付に関する違反が2点というようなことでございました。  以上です。 46 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 47 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございます。それでは、次に、国内の野菜、果物などの残留農薬検査放射能検査の結果を伺います。 48 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 49 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの質問にお答えいたします。  県内で生産されている、あるいは流通されて販売されている食品については、千葉県が検査を行うということになっておりますが、その検査の結果について、平成29年度のものとして、千葉県食品衛生監視指導計画の実施状況というような資料がございます。この内容によりますと、農産物の検査では、国内産の食品を83件、輸入食品6件を検査したというところでございますが、残留農薬の検査では、法に定める基準値を超える物はありませんでした。そして、放射性物質検査についても、法に定める基準値を超えた食品はなかったというような発表でございました。  以上です。 50 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 51 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。安心をいたしました。  外国産を検査した結果、残留農薬や添加物、食肉などに関する違反もあったということなんですね。やはり外国産が、危険なものが入っているんだなあということがわかりました。また、村内でも独自に、あるいは広域に頼んでいるかな。放射性物質検査を行っていると言うことのようでありますので、その結果を教えてください。 52 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 53 ◯健康推進課長【中川 広君】 保育所の給食に関するものでお答えさせていただきます。  保育所の給食における放射性物質検査では、基準値を超えた食品というものは見つかっておりません。 54 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 55 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございました。次に入ります。  学校給食で使う肉の調達の問題であります。学校の問題です。豚肉、鶏肉は国内産を使っている。安心しました。心配は牛肉です。「オーストラリア産の牛肉を使っています」ということです。その理由をお聞きします。 56 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 57 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。オーストラリア産の牛肉を使用の理由ですが、国内産より安価で品質の安全性が確保されているためでございます。  以上です。 58 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。
    59 ◯6番【石井俊雄君】 実は、私も最初はそう思っていたんですけれども、2月7日に、小高村長もここにいる議員の多くの人たちもいらっしゃいましたが、東京大学の鈴木宣弘教授がシーサイドオーツカに来て、いろいろ資料を持ってお話をいただきました。この中に、何が書いてあるということであります。  安価で安全性が確保されているという答弁ということですけれども、オーストラリア産は、「EUに輸出する場合は厳しい検査なので成長ホルモンは入れないで輸出している。日本は検査がゆるいので成長ホルモン入りを輸出している」という話を聞きました。これが現物でございます。これは、小高村長も、当日、来ていましたので、担当課長にも、これを直接お見せしています。  先日、東京大学の鈴木宣弘教授から聞いたわけでありますけれども、そこでオーストラリアから輸入している牛肉は成長ホルモンを使った牛肉なのか、どうなのかを伺います。 60 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 61 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  こちらで業者に確認しますと、成長ホルモンを使用していないという証明は出ておりませんが、農薬と動物用薬品に対する日本の残留基準値制度に適合した牛肉を使用しております。  以上です。 62 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 63 ◯6番【石井俊雄君】 成長ホルモンを使っていない証明は出ていないがということと、残留基準値制度に適合した牛肉を使用している。つまり、成長ホルモンを使っているということです。  「EUでは、アメリカから成長ホルモン入りの牛肉を中止してから7年間で、乳がんの発生が45%減った」という鈴木教授の報告がありますし、あるいは、堤未果さん、川田龍平さんの奥さんです。この「日本が売られる」という本の中にも、そのことが詳しく書いてありました。  今後、どういうふうに村が学校給食について対応していくのか、お考えをいただきたいと思います。 64 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 65 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  世界保健機関によりますと、乳がんの死亡率は、成長ホルモンを使っているアメリカでも同時に下がっております。また、ホルモン剤についてですが、先ほどから言っています残留基準値は、人が一生涯にわたって毎日摂取しても健康に悪影響がないとされる量をもとに設定されておりますので、安心だと考えております。  以上のことで、安全性が確保されていると思いますので、現在のところ変更するという考えはございません。  以上です。 66 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 67 ◯6番【石井俊雄君】 安全性が確保している、だから変更する考えはないという答弁をいただきました。  そこでお聞きいたします。いつ、どこで、誰が、オーストラリアの牛肉を検査して、どういう結果が出たのか。それをお聞きします。 68 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 69 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えします。  厚生労働省によりますと、輸入食品監視指導計画に基づき、モニタリング検査を実施しており、その中にホルモン剤等の残留動物用薬品も含まれて検査されております。検査の結果ですが、2006年から2017年までのところですが、違反したものはないということでございます。  以上です。 70 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 71 ◯6番【石井俊雄君】 この問題は、非常に保護者も、子どもも、役場も、私どもも関心があるし、事実がどうなのかということで調べなきゃいけない。そういう意味で、昨日の夜と、今日の朝、東大の鈴木教授と電話連絡をとりまして、お話をいたしました。  そうしましたら、40年前までは検査機械があったけれども、老朽化して云々という話もあったんですけれども、今は検査していませんよということで、私は報告を受けました。  検査をしているという話と、検査をしてないという話が、両方、対立しちゃうんですけれども、そこはどういうふうに整理したらいいんでしょうかね。 72 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 73 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 厚生労働省の資料によりますと、平成30年度輸入食品監視指導計画の中には、牛肉、豚肉、鶏肉、馬肉、その他の食品の抗菌性物質等の検査項目も含まれておりまして、この検査から、ホルモン剤の検査ですが、それが含まれておりますので、私どもとしましては、行っておるというふうに思っております。  以上です。 74 ◯議長【矢部眞男君】 石井君に申し上げます。役場では、はっきりわからない状態が出ているんですよ。その辺を頭に入れながら質問の方をお願いします。 75 ◯6番【石井俊雄君】 見解がわかりました。文献においても、いろいろと違う見解が出ております。これは、時間をかけて調査研究をしていただいて、また、報告をいただきたいし、本当に、お互いに、全員が、安全なものを食べさせてやりたいという思いは一緒だと思いますので、今後、さらに、十分な調査をしていただきたいと思います。  それでは、次に、遺伝子組みかえ食品の問題について伺います。  アメリカの場合は、大豆も菜種も92%が遺伝子組みかえ作物です。小学校に伺うと、遺伝子組みかえは一切使っていないと、栄養士の方に教えていただきました。私も、じゃ、その根拠となるものをお見せしていただきたいということで、製品の企画書に、一切の遺伝子組みかえ食品は使ってないと読み取りました。  だけど、学校からはアメリカ産の70~80%の大豆を使用している。一切の遺伝子組みかえを使ってないと明記もしているし、話も聞いてきたんですよね。そこで、アメリカ産の大豆は、遺伝子組みかえではない、大豆の生産は8%ですよ。その8%を狙って、購入して使っているのか。そこを非常に勉強したいところですけれども、お答えを願います。 76 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 77 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 私の方で業者に確認したところ、遺伝子組みかえでない大豆を取り寄せて使用しているとのことでした。  以上です。 78 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 79 ◯健康推進課長【中川 広君】 保育所の方の件について、お答えいたします。  保育所では、豆腐製造業者に確認させていただいたんですけれども、栃木県産とアメリカ産の大豆を使っているというところでのアメリカの部分についてなんですが、遺伝子組みかえではないということが確認されていましたので、御報告させていただきたいと思います。  以上です。 80 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 81 ◯6番【石井俊雄君】 私も実は、その問題で写真を撮ってきてお見せしたかったんですけど、この中に紛れ込んじゃっているもんだから、お見せすることができないんですけれども、本当に私も、その活字を読み取らせていただきました。  つまり結論は、8%しかアメリカは大豆の生産を遺伝子組みかえではないものを生産しているけど、その8%を輸入して使っているということですよね。これ、非常に大事なことだし、私もすごく評価をしているところでありますので、確認の上でもう一度、答弁をお願いします。 82 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 83 ◯健康推進課長【中川 広君】 保育所の方の給食で、引き続きお答えします。  大豆に添付されている証明書を製造業者から取り寄せさせていただいて、中身を確認いたしました。その内容ですと、使用している大豆は、他の農産物と混入しないように保管、そして輸送されており、遺伝子組みかえ品種は使われていないと、その証明書に記載されておりました。  ただしですが、注意書きがございます。分別生産、流通管理の性質上、輸送途中のコンテナなどで意図せざる混入が避けられないため、100%非遺伝子組みかえであることを保障するものではありませんと。そういう注意書きが、その証明書には記載がございました。  以上です。 84 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 85 ◯6番【石井俊雄君】 ありがとうございます。非常に大事な説明、答弁をいただいたと思っています。  ここで、共通認識をつくりたくて、1つ、お話を伺います。通常、私どもがスーパーで、豆腐や納豆を購入しに行ったとき、醤油もそうでございます。遺伝子組みかえではないというふうに書いてあります。「やあ、これは安心だ」「これを食べていれば問題ないな」と私も思っていました。この鈴木宣弘教授のお話を聞く前は、本当にそう思っていただいたんですね。ところが、よく勉強してみると、5%までの遺伝子組みかえ原料を入れて豆腐や納豆をつくる分については、遺伝子組みかえではないというふうに表示ができるということなんですね。これが1つ。もう1つの話は、TPPが締結されて、国が今議論をして決めたことは、これからは0%でなければ遺伝子組みかえではないというふうに表示できないというふうになったそうであります。  そこで、中川課長がおっしゃったように、コンテナでいろんな原料を入れかえて使っているわけだから、遺伝子組みかえの原料が若干混入することはあり得るということですよね。私もそう思います。  そういう意味で、その2つの話、特に、5%以内であっても、遺伝子組みかえ作物の原料としたものが入っている。これを、私たちは認識しなきゃいけない。この認識について、共通認識でとれるかどうかお聞きします。 86 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 87 ◯健康推進課長【中川 広君】 済みません。御質問を確認させてください。  その意図せざる混入によって、その5%未満の遺伝子組みかえ作物が混入することがあり得るかどうかというのを認識しているかどうかと問われているんでしょうか。 88 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 89 ◯6番【石井俊雄君】 済みません。私の聞き方が悪かった。お詫び申し上げます。  1つは、5%までは遺伝子組みかえの原料を混入してつくった豆腐や納豆であっても、遺伝子組みかえは使っていませんというふうに、現在は書ける。だから、そこだけまず、そうなっているということについて、共通認識をいただきたい。 90 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 91 ◯健康推進課長【中川 広君】 豆腐をつくるときに、5%、遺伝子組みかえ作物が入っても表示しなくていいという認識ではなくて、分別生産、流通管理という、その輸送途上の中での意図しない混入、意図せざる混入があった場合には、表示の必要がないというふうに、食品衛生法の制度での定めがあるということなので、5%未満だったら混ぜてもいいとか、そういう認識では、私は持っておりません。  以上です。 92 ◯議長【矢部眞男君】 6番石井君。 93 ◯6番【石井俊雄君】 私が勉強したいろんな文献とか資料によると、5%までは入れても遺伝子組みかえではないというふうに書ける。そして、上位1、2、3番目や4番目あたりまでの中に、遺伝子組みかえの原料を入れても、そういうふうに書けるというふうになっていました。それは、もういいですけれども、私も一生懸命勉強して、そういうことを調べてみたということであります。  最後になります。これが最後でございます。村長にお聞きいたします。  村も栄養士さんも、子どもたちの安心・安全の食材を使う努力を一生懸命されている。これは、今回の質疑の中で明らかになったし、本当に評価をしております。給食で使う食材はできるだけ外国産ではなく、国内産を使っていただきたい、そして、遺伝子組みかえ原料は、今後も、一切……。使っていないという話ですからね、さっきの答弁。今後も一切、使用しないでいただきたいと思います。  残るところは、牛肉の問題でありました。「オーストラリア産は安全だと考えるので変更しない」と、そういう答弁でありましたけれども、しかし、成長ホルモン入りなので、やっぱり女性は乳がんの発生ですね。男性は前立腺がんの発生であります。思春期の子どもたちには月経不順だとか、あるいはいろんな意味での障害が出てくる。そういう報告もありますので、オーストラリア産の牛肉については、さらに検討していただいて、できれば使わないで、子どもたちに安心な牛肉を食べさせてやりたいというふうに思っています。  そういった意味で、最後に、小高村長のお言葉をいただいて終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。 94 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 95 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  今、議員のおっしゃった中の参考例として、先日、郡市の議員会で勉強会をやったときのお話が主流かと思いますけれども、「確かに輸入品は危険だよ、だから、国産物を重宝しなさい。しかも、お米については、3倍の値段を払ってでも国産米を育てていくんだ」そういう、たしか結論もあったように思います。  私は、食は信頼だと思いますから、使ってないといっても、どこで使っているか。それは見たことがありませんし、昔、輸入牛肉を国産牛肉だといって摘発された業者もいました。ですから、これだけは信じるしかない。ですから、もちろん安心・安全なものを子どもたちに提供する。当たり前のことでございますから、これはしっかりと学校関係者、そして給食関係者にお願いしてまいります。  ただ、1つの考え方として、全部国産を使え、国産が全部安心なのかというと、そうでもない面もあったり、あるいは値段がすごい違います。今、中学校が1食350円ですか。そのぐらいで抑えている給食費が、1食1,000円になる場合もある。その辺の家庭の負担を考えると、安全性を追求しつつも、やはり、安全で安価なものを選んでいかざるを得ない。そういう現状もはかり合わせながら、今後、進めていきたいと思います。 96 ◯議長【矢部眞男君】 はい、よろしいですね。 97 ◯6番【石井俊雄君】 はい。 98 ◯議長【矢部眞男君】 以上で、6番石井君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩といたします。会議の再開は10時40分といたします。               午前10時28分 休憩               午前10時40分 再開 99 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。8番井下田君。              [8番 井下田政美君 登壇] 100 ◯8番【井下田政美君】 議席番号8番、井下田政美です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。  初めに、財団法人交通事故総合分析センターの出会い頭事故における人的要因の分析で、カーブミラーの活用の必要性を調査した、少々古いですけれども、平成15年のデータによると、分析対象者832人中、カーブミラーが設置されていない場所で事故に遭った人は700人、残りの132人はカーブミラーが設置された箇所でした。  この132人のカーブミラー活用状況では、カーブミラーを活用しなかった人が113人で約86%、残りは、事故相手を正しく認知された人が3人で2%、他の16人、約12%はミラーを活用していたが、相手を正しく認知できなかったとのことで、この誤認の要因を見ると、距離の誤認が5%、向きの不適が2%、汚れが2%、ミラーの死角1%、理由不明が2%という結果でした。  以上のことから、カーブミラーの活用は効果的であるが、最終的には目視で確認することの必要性を指摘しています。この冬も冷え込みが強い日が多く、霜が降りた早朝、カーブミラーが曇ったり、凍結して白くなり、何も見えなくなることにより、危険な思いを体験された方も多くいると思います。  いつもは無意識に安全確認の手段として活用しているカーブミラーが、通勤や通学などで慣れている交差点やカーブが突然、危険な場所となってしまい、安全運転ができなくなってしまうドライバーや、運転が不慣れなドライバーもいるようです。また、自動車の通行量が多いところでは、カーブミラーによる確認は大きな意味を持つものと思われます。  そこで、質問事項1、カーブミラーの設置について1点、ハイドロクリーン、曇りどめ効果のあるミラー導入について伺います。  次に、いかなる状況にあっても、子どもが理不尽な虐待を受け、ましてや尊い命を落とすことがあってはなりません。虐待によって子どもが亡くなる不幸な事件が後を絶ちません。昨年は、東京都目黒区で5歳女児が、今年は千葉県野田市で小学4年女児が、それぞれ虐待を受けて亡くなり、社会に大きな衝撃を与えました。  これを受け、今、国会では児童福祉法、児童虐待防止法の改正が重要課題となっています。子どもたちが生きる権利を保障され、健全に育っていくために、虐待防止に向けたさらなる取り組みを進めていく必要があります。  そこで、質問事項2、児童虐待の取り組みについて、1点目、児童虐待の村の現状について、2点目、児童虐待に対する村の取り組みについて、伺います。  次に、わが国では小児の死亡原因の第1位はがんとなっています。小児がんの患者と家族は、発育や養育への対応など、成人のがん患者とは異なる課題をかかえています。小児がんの発症数は、年間に2,000人から2,500人と少ないですが、小児がんを扱う医療施設は全国に200程度しかなく、多くの医療機関では小児がんに対する医療経験の乏しい中、小児がん患者は適切な治療を受けられないことが懸念されています。  国では、昨年より全国15ヶ所に小児がん拠点病院を指定し、質の高い医療の提供と相談体制の充実を図っています。  そこで、質問事項3、乳幼児健診について。1点目、小児がんの早期発見のための村の取り組みについて、2点目については、乳幼児健診に対する聴覚検査の取り組みについて伺います。  次に、質問事項4、障がい者支援について1点。聴覚、音声、言語障がい者への119番通報への取り組みについて伺います。  最後に、質問事項5、風疹対策について伺います。風疹は発熱及び発疹を主な症状として、飛沫感染により人から人へ感染し、感染力が強い疾患です。妊娠中の女性が風疹に感染すると、子どもに目・耳等の障がいを含む先天性風疹症候群が生じる可能性があり、一度風疹が蔓延すると、その影響を受けて先天性風疹症候群の発生も増加することがみられるため、定期予防接種の対象となっています。2018年7月以降、特に関東地方において風疹の患者数が増加しており、患者の中心は30代から50代の男性であります。明年2020年には、東京オリンピック、パラリンピック競技大会が開催され、さまざまな国から多くの訪日客の増加が見込まれる中、このような一定期間に限られた地域に、人の往来が活発になり、国内で流行している感染症の感染が拡大するおそれがあることを懸念されることから、早急に今後の風疹の発生及び蔓延を予防するための対策が必要になっています。  そこで、質問事項5、風疹対策についての1点目、村の風疹対策の現状について、2点目、今後の取り組みについて伺います。  以上、第1質問を終わります。よろしくお願いいたします。
    101 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 102 ◯村長【小高陽一君】 8番井下田議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、カーブミラーの設置についての、ハイドロクリーンミラーの導入についてとの御質問ですが、曇りどめ効果のあるカーブミラーの設置につきましては、本村では、過去に交通事故が発生している危険な交差点、3ヶ所に試験的に設置をいたしております。なお、設置いたしましたカーブミラーの曇りどめ効果は認められておりますので、カーブミラーの更新時に、現地を精査し、必要に応じて設置を検討してまいりたいと考えております。  質問事項2、児童虐待についての1点目、児童虐待の現状についてとの御質問ですが、厚生労働省における定義によりますと、児童虐待は4種類に分類されております。身体的虐待、性的虐待、育児放棄とされますネグレクト、そして心理的虐待の4種類です。この4種類の児童虐待のいずれも、村の中で発生していると認識しております。保育所や学校における子どものようすや状態に違和感を覚えた保育士や病院からの情報や、民生児童委員や近隣の方からの情報、児童相談所からの情報などにより発覚しておりますが、その背景は家庭での出来事でありますため、非常にデリケートなものがあります。  2点目、児童虐待に対する村の取り組みについてとの御質問ですが、子どもの様子や状態に違和感があった場合、身体の状態確認や聞き取りなどを行い、単なるけがなのか、そうではないのかを確認し、必要に応じて児童相談所や医療機関などに相談を行うようにしております。このような確認等により、児童虐待が疑われる場合には、自宅あるいは保育所、学校などで家族との面談を行っております。幸い、本村の場合、大半は面談を行うことで落ち着いてきますが、一部では長期化するケースがございます。長期化した場合には、職員が繰り返し自宅を訪問しての面談や、虐待となる要因を排除する対応を行うようにしております。  質問事項3、乳幼児健診についての1点目、小児がんの早期発見のための取り組みについてとの御質問ですが、小児がんは小児がかかるさまざまながんの総称で、主なものは白血病、脳腫瘍、神経芽腫、リンパ腫などと言われております。大人のがんが上皮から発生する比較的表面の見えやすいところから起こるのに比べ、小児がんは血液や脳など、表面からは見えにくいところから始まることが多いため、早期発見が難しいと言われております。村の乳幼児健診は、子どもの健康状態の把握を主な目的としているため、専門的な検査を必要とする小児がんの検査を行うことは難しく、何らかの異常が疑われる場合には、医療機関を受診することを勧めております。  2点目、乳幼児に対する聴覚検査の取り組みについてとの御質問ですが、乳幼児の聴覚検査は、生後2日から4日の間にて、産科にて、新生児聴覚検査を行うのが一般的であります。村の乳幼児検診では、4ヶ月の検診時に音のする方向を向く動作があるかの確認を行うことにより、聴覚の検査を行っております。また、3歳児健診の中で聴覚検査を行い、異常があった場合には医療機関の受診を勧めております。  質問事項4、障がい者支援についての、聴覚、音声、言語障がい者の119番通報への取り組みについてとの御質問ですが、千葉県が公表している平成30年4月1日現在の市町村ごとの身体障害者手帳所持者数によりますと、御質問の対象となる障がい、聴覚平衡機能障がいと音声、言語、咀嚼機能障がいに区分されるそれぞれの人数は、長生郡市内では、茂原市が210名と29名、一宮町が39名と5名、睦沢町が17名と2名、白子町が30名と5名、長柄町が29名と3名、長南町が22名と6名、そして、長生村では45名と6名となっております。消防、救急の業務については、長生郡市広域市町村圏組合で行っているため、村としての対応はいたしておりません。  質問事項5、風疹対策についての1点目、風疹対策の現状についてとの御質問ですが、平成30年度は県の風疹ワクチン接種補助事業に基づき、村の補助事業を実施しております。県の補助事業は妊娠を希望する女性や、妊娠を希望する女性のパートナーを主な対象者としており、これらの方が県の抗体検査を受けて、抗体価が低いとされた場合に、補助対象としております。  2点目、今後の取り組みについてとの御質問ですが、厚生労働省の風疹に関する追加的対策に基づき、2019年度から2021年度末までの3年間をかけて、抗体保有者の低い世代の男性に対する抗体検査と予防接種を実施してまいります。対象者は現在39歳から56歳の男性で、この対象者に抗体検査を実施し、結果が陰性だった方に対して、風疹の定期接種を行うものとなります。  以上で、井下田議員の御質問に対する、私からの答弁とさせていただきます。 103 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。8番井下田君。 104 ◯8番【井下田政美君】 それでは、引き続き自席で2次質問の方を行わせていただきます。2次質問の順番ですけど、かなり変更させていただきますので、対応の方、よろしくお願いいたします。  初めに、小児がん早期発見についてですけれども、村の乳幼児健診で確認をして何らかの異常があった場合は、医療機関に受診することを勧めているということでありますけれども、小児がんの中に、網膜芽細胞腫という目のがんがあります。発症は、出生時1.5万人から1.6万人に1人と少なく、このがんは5歳までに95%が診断されており、その多くは家族が子どもの目の異常に気づき受診に至っているとのことです。素人でも、病状に気づきやすい小児がんです。腫瘍が眼球内にとどまっている場合、眼球を摘出しないで、可能な限り残す方針で治療することが多く、そのためにも、早期発見が非常に重要と言われています。発症が少ないと言われるこの目のがんですが、実は千葉県の場合、平成26年度の千葉県子ども病院のデータによると、網膜芽細胞腫の患者数は6名確認されています。  全国的の事例の1つですが、近年発見が遅れ、眼球を摘出しなければならないという事例がありました。そのお子さんは、乳幼児健診では全く気づかず、1歳半のときに片目が光っていることに母親が気づき、小児科のドクターに相談したけれども、「わからない」と言われ、2ヶ所の眼科でもわからず、最終的に小児がんの拠点病院で網膜芽細胞腫と判明したとのことです。判明するまで約1ヶ月半が経過し、病名がわかった時点では既に、ステージ4まで進んでいて、転移の危険性があるとの判断から眼球を摘出することになったとのことです。お母さんは、初めての女のお子さんで迷い悩んだそうですが、命にかえられないとの断腸の思いで決断したと伺います。気づいていたのに、いち早く小児がん専門の医療機関にたどりつけず、母親の気持ちを思うと、いかに事前の意識啓発が大事かと考えさせられます。  そこで、網膜芽細胞腫早期発見のための村の取り組みをお聞かせください。 105 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 106 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの質問にお答えいたします。  村の乳幼児健診では、医師が1人ずつ全員を診察しております。何らかの異常がございました場合には、千葉県こども病院への紹介状を発行し、受診を促すこととしております。このような形で、一歩踏み込んだところでの対応とさせていただいております。  以上です。 107 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 108 ◯8番【井下田政美君】 乳幼児健診の際、子どもが泣いてしまって目の確認をできない場合も考えられます。保健師さんなどが訪問する際、注意することが大事だと思いますので、対応の方、よろしくお願いいたします。  次に、乳幼児に対する聴覚検査の取り組みについて伺います。  新生児聴覚検査とは、どのように行われるのでしょうか。 109 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 110 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  新生児聴覚検査は、出生後入院中に医療機関で行うことが大半でございます。専用の機器を使用して、赤ちゃんが寝ているときを見計らって検査が行われるものでございます。  以上です。 111 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 112 ◯8番【井下田政美君】 村の直近の出生数と新生児聴覚検査の初回検査実施率を教えてください。 113 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 114 ◯健康推進課長【中川 広君】 出生数については年度で申し上げさせていただきます。平成29年度の出生数は54人でございました。また、新生児聴覚検査の初回検査の実施率については把握をしておりません。 115 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 116 ◯8番【井下田政美君】 厚生労働省では、新生児に先天性の聴覚障がいの発見を目的として実施する新生児聴覚検査の取り組みを全市区町村に促進しております。新生児聴覚検査に対する公費助成も実施しておるそうです。村はこの制度を活用し、新生児聴覚検査に対する公費助成をどのように考えているのでしょうか。 117 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 118 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  平成32年度、再来年度からという形になるんですけれども、市町村の公費負担で事業を実施する方向で、今、千葉県が検討しているというようなところで情報が入っております。このため、県の動きを注視させていいただきながら備えてまいりたいと考えております。  以上です。 119 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 120 ◯8番【井下田政美君】 はい、ありがとうございます。県の動向をいち早くキャッチして手を挙げていただければと思いますので、対応の方よろしくお願いいたします。  続きまして、カーブミラーの設置について伺います。村内カーブミラーの設置数と合わせてこのカーブミラーの管理はどのように行われているのでしょうか。 121 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 122 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  村内のカーブミラーの設置数につきましては、884基となっております。また、カーブミラーの日常管理といたしましては、面体の清掃や強風などによる面体の調整を行っているところでございます。また、村の交通安全対策協議会によりまして、年2回カーブミラー清掃が実施されているところであります。  以上です。 123 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 124 ◯8番【井下田政美君】 またカーブミラーの清掃等については、引き続きよろしくお願いいたします。  過去3年間のカーブミラーの新設数と予算額をお聞きします。 125 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 126 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 平成28年度から申し上げます。平成28年度の設置数は11基、予算額は49万8,000円でございます。平成29年度の設置数は8基、予算額は49万8,000円でございます。そして、30年度の設置数は11基、予算額で54万9,000円でございます。  以上でございます。 127 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 128 ◯8番【井下田政美君】 村長答弁で、既に曇りどめのカーブミラーが設置されているところが、村内3ヶ所あるということでありましたけれども、具体的な場所をお聞きいたします。 129 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 130 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 お答えいたします。  1ヶ所は役場西側の交差点となります。そして、2ヶ所目は役場西側交差点から南に向かいまして、長生いきいきロードとぶつかりますが、その交差点が2ヶ所目となります。そして、3ヶ所目でございますが、長生いきいきロードから文化会館への入り口の交差点、この3ヶ所となっております。  以上です。 131 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 132 ◯8番【井下田政美君】 曇りどめ効果のあるカーブミラーは、どういう構造で、なぜ曇らないのでしょうか。 133 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 134 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 まず、カーブミラーが曇る原因につきまして、お話をさせていただきますが、鏡面の温度が下がり、外気温より低くなると結露し曇ってしまいます。曇らないようにするためには、鏡面の温度が下がらないよう、蓄熱材により鏡面温度を上げるか、鏡面を浸水性の高いコーティング剤で表面加工をすることにより曇らない構造となります。  以上です。 135 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 136 ◯8番【井下田政美君】 曇りどめ効果のあるカーブミラー、なぜ設置が進まないのでしょうか。 137 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 138 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 主な理由といたしましては、曇りどめ効果のあるカーブミラーの価格が一般的なカーブミラーに比べかなり高いことにございます。村が試験的に導入をいたしましたときには、一般的なカーブミラーの倍以上の価格でございました。今はいろいろなメーカーが、曇りどめ効果のあるカーブミラーの開発と販売をいたしておりますので価格は下がっておりますけれども、それでも、1.5倍以上の価格差でございます。このことが1つの要因となっております。  以上でございます。 139 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 140 ◯8番【井下田政美君】 現在、カーブミラーが設置されている交差点で、特に、危険と認識している交差点箇所並びに交通事故の多い交差点はありますでしょうか。 141 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 142 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 事故によりカーブミラーの損壊があった場合には、村に警察や保険会社から事故報告がございます。これによりますと、複数回事故が起きている交差点もございます。  以上でございます。 143 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 144 ◯8番【井下田政美君】 金額が高いことにより、カーブミラーの設置が進まないということでございますけれども、金額の高い材料より安い材料を使うことは経費の削減の上から理解できますが、村民の安全のために要望のあった箇所で、特に危険な交差点については、状況をしっかりと精査した上で、曇りどめ効果のあるカーブミラー設置を検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、聴覚、音声、言語障がい者の119番通報についての取り組みについて伺います。対象者は長生村で45名と6名、郡市内総数で448名が聴覚、音声、言語障がい者であるとのことですが、世代別の聴覚、音声、言語機能障がい者の方の割合について、厚生労働省、平成18年身体障害児者実態調査結果によると、70代以上の高齢者が54%と半数以上を占めています。長生郡市内対象者のうち、市町村別の65歳以上の対象者の方はわかりますでしょうか。 145 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 146 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えいたします。  平成30年3月31日現在の長生郡市各市町村、65歳以上の対象者につきましては、聴覚平衡機能障がい、音声言語咀嚼機能障がい、それぞれ茂原市が137名と24名、一宮町が24名と1名、睦沢町が14名と1名、白子町が26名と5名、長柄町が17名と2名、長南町が20名と3名、長生村が33名と5名という状況であります。 147 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 148 ◯8番【井下田政美君】 ただいま答弁いただきました長生郡市内の聴覚平衡機能障がい、音声言語咀嚼機能障がいの方の総数が312名で、全体の約70%になりますけれども、緊急通報手段の採用状況について、これは、平成22年度の総務省消防庁によるデータですけれども、聴覚・言語障がいに対応した緊急通報技術に関する検討会の報告書によりますと、平成22年度時点では、91%の消防機関が採用しており、全国規模で音声によらない緊急通報手段が導入されております。現在、広域消防本部では、どのような対応をしていますでしょうか。 149 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 150 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えいたします。  長生郡市では、千葉市にある「ちば消防共同指令センター」で119番通報を受け付けております。現時点につきましては、聴覚・言語機能障がい者の通報手段としては、ファックスによる「FAX119」と、メールによる「メール119」を導入しております。いずれも、必要事項を記載し、その送信を受けて救急車等が出動することとなります。また、「メール119」は、あらかじめの登録が必要となっております。  以上です。 151 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 152 ◯8番【井下田政美君】 体の具合が悪くなったときに、紙に書いてファックスする、メールで送るということは大変緊急性を要する中で、言語障がいとか視覚障がいの方が、そういうことを対応するということは、大変なことだと思います。全国の消防署では、音声による119番通報が困難な聴覚・言語機能障がい者が、消防への通報を円滑に行うことを可能とする「ネット119緊急通報システム」、また「Web119」の導入が進められていますが、このシステムはどのようなシステムでしょうか。 153 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 154 ◯福祉課長【小高重博君】 お答えいたします。  本システムは、音声による119番通報が困難な聴覚・言語機能障がい者が、円滑に消防への通報を行えるようにするシステムとなっております。具体的に申し上げますと、スマートフォンなどから通報用ウエブサイトにアクセスし、消防隊や救急隊をどこに出動させるべきか判断するために必要な救急、火事の別と、通報者の位置情報等を入力すれば、即座に指令センターに通報がつながり、その後に、テキストチャットで詳細を確認する仕組みとなっております。  以上です。 155 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 156 ◯8番【井下田政美君】 このネット119緊急通報システムの運用経費については、交付税措置が講じられるとのことを伺っておりますが、講じられるのでしょうか。 157 ◯議長【矢部眞男君】 福祉課長。 158 ◯福祉課長【小高重博君】 ネット119緊急通報システムに限定されているわけではありませんが、消防庁からの通知によりますと、平成30年度から消防防災に関する普通交付税の中で措置が講じられていると聞いております。  以上です。 159 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 160 ◯8番【井下田政美君】 この項目の最後にしますけれども、村長にお聞きいたします。聴覚・音声言語障がい者の方のために、ネット119緊急通報システムは大変に有効なシステムだと考えます。導入について、村長の見解を伺います。 161 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 162 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。
     ネット119緊急通報システムの導入につきましては、総務省の情報難民ゼロプロジェクトの関連施策として位置づけられ、国が第4次障害者基本計画に掲げ、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年度までに、全ての消防本部で導入することを目標としていると伺っております。  御承知のとおり、長生郡市では、消防、救急業務については、長生郡市広域市町村圏組合で行っておりますが、本組合の副管理者との立場でもありますので、関係市町村で協議し、導入に向け進めていきたいと考えております。 163 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 164 ◯8番【井下田政美君】 ぜひ、協議を進めていただき、導入に向けた取り組みをお願いいたします。  次に、児童虐待の取り組みについて伺います。児童虐待に対する行政の対応について妨げになっている民法822条親権者の懲戒権について、村の見解をお聞かせください。 165 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 166 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  民法第822条の条文ですと、「親権者が子の利益のために、子の監護及び教育をする権利を有し義務を負う」とされ、その場合、その看護及び教育に必要な範囲で、その子を懲戒することができるというふうな規定が822条でございます。したがいまして、その必要な範囲を超えた場合の懲戒は、懲戒権の乱用になるものと考えております。  以上です。 167 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 168 ◯8番【井下田政美君】 懲戒権の乱用については、非常に気づきにくいものでございますけれども、村は懲戒権の範囲を超えた懲戒が、懲戒権の乱用となるとの見解ですので、しっかりと情報を収集し対応をお願いしたいと思います。  乳幼児健診を受けていなかったり、小学校などに通っていなかったりして、行政機関が安全を確認していない18歳未満の子どもが、全国で2,936人いることが、先日の新聞紙上で、厚生労働省の緊急の調査で初めて明らかになったそうです。村内には、対象者はいないと思いますが、確認のため答弁願います。 169 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 170 ◯健康推進課長【中川 広君】 村内では、その対象者はおりませんでした。  以上です。 171 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 172 ◯8番【井下田政美君】 現在、村で把握している村内の児童虐待の実態数を教えていただけますでしょうか。 173 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 174 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  これは、幼保児童対策協議会の管理台帳で登録している数ということで、御報告させていただきたいと存じます。28人が対象となっております。 175 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 176 ◯8番【井下田政美君】 そのうち、先ほど、村長が第1答弁で言われておりましたけれども、児童虐待に分類される身体的虐待、また性的虐待、ネグレクト、心理的虐待のそれぞれの件数を教えてください。 177 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 178 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  身体的虐待が5件、ネグレクトが1件、心理的虐待が13件、そして、身体的虐待と心理的虐待の両方が重なっているものが1件、性的虐待については、その他の要素の一部の中に含まれているところがあるので、カウントとしてはございません。  また、この管理台帳では、要支援の分類として登録しているものもございますので、そちらについても申し上げますと、家庭が不安定などの要素で要支援というのが3件、不登校で要支援というものが5件。  以上でございます。 179 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 180 ◯8番【井下田政美君】 そのうち長期化している件数と、また、その主な原因を把握していると思いますが、答弁願いますでしょうか。 181 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 182 ◯健康推進課長【中川 広君】 長期化している件数は19件ございます。主な要因は、親の側の問題があるというふうに判断しております。  以上です。 183 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 184 ◯8番【井下田政美君】 この児童虐待の事実を、主にどういう原因で村が知ることができたのかをお聞かせください。 185 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 186 ◯健康推進課長【中川 広君】 これは、村長からの、先ほどの答弁と重複する部分がございますが、まず、保育所や学校における子どもの様子や状態に違和感を覚えた保育士や教員からの情報、それから、民生児童委員や近隣の方からの情報、児童相談所からの情報などにより発覚しております。  以上です。 187 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 188 ◯8番【井下田政美君】 野田市で小学校4年生の女の子が死亡し両親が逮捕された事件を受けて設けられた厚生労働省と文部科学省合同の作業チームは、2月28日、2回目の会合を開きました。会合では、女の子が学校を長期間休んでいた情報が関係機関で共有されていなかったとのことや、女の子が父親から暴力を訴えた学校のアンケートのコピーを教育委員会が独断で父親に渡していたことなどを踏まえ、対応策を協議した結果、過去に虐待が疑われる情報があった児童生徒が1週間以上学校を休んだ場合、学校や児童相談所など関係機関で情報を共有していくことと決めました。このことを受け、今後、村においても早急に共有していくべき課題だと思いますが、見解をお聞かせください。 189 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 190 ◯学校教育課長【長谷川浩一君】 お答えいたします。  学校では、今までも虐待が疑われる、疑われないにかかわらず、連絡なしで休んだ場合は家庭に連絡をして安否を確認しております。また、3日以上休んだ場合は、家庭訪問を行っております。今後とも、虐待が疑われるケースにつきましては、関係機関等と連絡を密にしまして、情報共有を図りたいと考えております。  以上です。 191 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 192 ◯8番【井下田政美君】 引き続き、情報共有の方をよろしくお願いいたします。  長生村の例規集には、長生村虐待防止等対策連絡協議会設置要綱があり、村では、虐待等を受けた被害者とその養護者に適切な対応をするため、虐待防止対策連絡協議会を設置するとあります。この虐待防止対策連絡協議会の構成員と会議の開催の頻度を教えてください。 193 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 194 ◯健康推進課長【中川 広君】 健康推進課の方から答弁させていただきたいと思います。  まず、協議会の構成員でございますが、長生健康福祉センター、それから、東上総児童相談所、茂原警察署、法務局茂原支局、茂原人権擁護委員連絡協議会、村の民生委員児童委員協議会、村内の小中学校、村の教育委員会事務局、村社会福祉・児童福祉・高齢者福祉・障がい者福祉・保健担当、以上の関係職員が構成員となっております。  また、会議につきましては、全体での会議を年に1回、そして、実務者会議を年に3回、学校の学期に1回の頻度で開催しております。  以上です。 195 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 196 ◯8番【井下田政美君】 この協議会ですけれども、年に1回と年に2、3回等々開催されているようですけれども、緊急の場合は、ぜひ招集していただいて、開催していただければと思います。  千葉県子ども虐待対応マニュアルによると、「子ども虐待の早期発見のために、管内の小学校や保育所、幼稚園、児童館他、子ども虐待を発見しやすい機関や、地域の支援者等にあらかじめ通告書式や早期発見のためのチェックリストを配布しておくと、発見及び通告がスムーズになる」とされておりますが、村の現状をお聞かせください。 197 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 198 ◯健康推進課長【中川 広君】 千葉県子ども虐待対応マニュアルの様式は、大変よくできていまして、詳細にわたり記載がされているものでございますが、私ども現場の実態といたしましては、違和感を感じた方からの電話による通告が事案の早期把握につながっております。また、これまでは、村独自の様式で案件の管理をしておりました。今後は、県のマニュアル様式を参考にして早期発見を優先して、柔軟に対応していきたいと考えております。  以上です。 199 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 200 ◯8番【井下田政美君】 よろしくお願いします。村民全員で虐待防止、その発見に努めていくことが必要だと思いますので、また相談があった場合には、対応の方よろしくお願いいたします。  また、先ほどの県の資料ですけれども、市町村に求められる体制として、子ども虐待庁内緊急対応チームの設置をしておくとよいと提言されておりますが、対応の方を伺います。 201 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 202 ◯健康推進課長【中川 広君】 現状ですと、事案ごとに個別の支援会議、ケース会議というものですが、こちらを行っておりまして、事案対応に必要な関係機関の連携は、もう対応をとっております。したがいまして、名称はこのとおりではありませんけれども、この子ども虐待庁内緊急対応チームの構成要素となります母子保健担当、児童福祉の担当、教育委員会の三者の連携は常にとりながら対応をとっておるところでございます。  以上です。 203 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 204 ◯8番【井下田政美君】 また引き続き密な連絡の方をお願いいたします。  そして、重要なこととして、転入転出の手続を担当する部署との連携体制の整備が重要とのことですが、村の対応をお願いします。 205 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 206 ◯健康推進課長【中川 広君】 現状、転入・転出の手続を担当する住民課とは常に連携がとれておりまして、全て情報をいただいております。 207 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。  引き続き、その連絡の方を密にお願いいたします。国は、2020年度までに、子育ての悩み相談に応じる子ども家庭総合支援拠点を全市区町村に設置する目標を掲げています。厚生労働省のホームページを見ると、長生村においては、子育て包括支援センターは、設置されているとの記載が載っておりますが、子ども家庭総合支援拠点については確認できません。村の現状の取り組みをお聞かせください。 208 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 209 ◯健康推進課長【中川 広君】 子ども家庭総合支援拠点につきましては、本村の場合、都市部の自治体に比べて規模が小さいということもありまして、設置については、現時点では考えておりません。しかし、4月からは保健センターの事務室でもって、母子保健、児童福祉、教育委員会が同一空間で業務を行うこととなっておりますため、十分に連携がとれて、支援していくことができるものと考えております。 210 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 211 ◯8番【井下田政美君】 引き続き、その連携で密なほど、教育委員会部局とそちらの課だけではなくて、庁内全域での連携の方をよろしくお願いいたします。  村長答弁でもありましたように、非常にデリケートなものがあります。しかし、対応についても、担当職員の皆さんが努力されています。そんな、野田市のような虐待による死亡事件を絶対に発生させないとの、しっかりとした対応を求め、この質問を終わります。  最後に、風疹対策について伺います。  平成30年千葉県の風疹ワクチン接種補助事業の補助対象者は、把握できますでしょうか。 212 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 213 ◯健康推進課長【中川 広君】 この県の風疹ワクチン接種補助事業の対象者については、把握はできておりません。なぜならば、この対象者が妊娠を希望する女性とそのパートナーが主な対象者ということもありまして、把握はできない状況となっております。  以上です。 214 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 215 ◯8番【井下田政美君】 この事業ですけれども、現在まで、抗体検査または予防接種をした方の人数はわかりますでしょうか。 216 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 217 ◯健康推進課長【中川 広君】 大変残念ですが、現在のところ、まだおりません。 218 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 219 ◯8番【井下田政美君】 国の事業を期待するばかりでありますけれども、抗体率の低い世代、39歳から56歳の男性ですけれども、この抗体率が低い理由、また、なぜ女性を対象から除外されているのか。御答弁願います。 220 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 221 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  抗体率の低い世代の男性は、定期接種の機会が一度もなかったため、抗体保有率が約80%程度と、低いということになっております。また、同世代の女性が対象者から除外されておりますのは、中学生のときに1回定期接種を受けている世代だそうでございまして、そのため、抗体保有率が高いということでございました。  以上です。 222 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 223 ◯8番【井下田政美君】 この緊急接種または抗体検査に対する、村の対象者数はわかりますでしょうか。 224 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 225 ◯健康推進課長【中川 広君】 この39歳から56歳の男性ということになりますと、村の対象者は約1,750人になります。 226 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 227 ◯8番【井下田政美君】 村は、この対象者1,750人に対して、何%の抗体検査及び接種率、最終的には、抗体保有率の方を目指しているのでしょうか。 228 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 229 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  村では、村内のその対象者の方の抗体保有率の把握が、残念ながらできない状況でございます。そのため、目標値の率というものは設定しておりません。 230 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。
    231 ◯8番【井下田政美君】 厚生労働省の「風疹抗体検査及び予防接種法第5条第1項の規定に基づく風疹の第5期の定期接種の実施に向けた手引き」によりますと、風疹の抗体検査に当たっては、対象者の多くが働く世代の男性であることから、「対象者が抗体検査または接種を受けやすくするよう配慮すること」としています。  夜間診療所で、抗体検査または接種を受けることは可能でしょうか。 232 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 233 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。夜間診療所の目的からいたしますと、予防接種や検査という類いのものはできないものと考えます。 234 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 235 ◯8番【井下田政美君】 そうしますと、先ほども申しましたように、可能な限り受診の機会を増やせるようということで、国民健康保険の被保険者等に対しては、「特定健診の機会を活用すべきである」とされております。国保の特定健診の際に、抗体検査を実施できるようにすべきと考えますが、見解を求めます。 236 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 237 ◯健康推進課長【中川 広君】 お答えいたします。  国保の特定健診の際の抗体検査につきましては、医師会と郡市7市町村とで、現在調整中でございます。これは、この協議が整いましたらば周知していきたいというふうに考えております。  以上です。 238 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 239 ◯8番【井下田政美君】 また協議のほど、よろしくお願いいたします。  最後になりますけれども、答弁を求めませんけれども、さっきも申しましたが、対象者のほとんどが働く世代の男性です。国は、抗体保有率を90%以上に引き上げる目標を定めております。また、市区町村に対し実施状況の報告を求めるようであります。さっきも申しましたが、対象者のほとんどが働く世代の男性です。ぜひ抗体検査または接種できる環境の整備を求め、質問を終わります。  以上です。 240 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は11時45分からといたします。               午前11時33分 休憩               午前11時45分 再開 241 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。2番岩坂君。               [2番 岩坂研二 登壇] 242 ◯2番【岩坂研二君】 議席番号2番、岩坂研二です。ただいま議長のお許しがありましたので、一般質問を行います。初めての質問でありますので、少しお話をさせていただきます。  私は、昨年の4月の村議会議員選挙で村民や後援会の皆様からの御支援をいただき、議員にさせていただきました。早いもので4月には1年になろうとしています。これからも地域のために、また、村発展に向けて一生懸命勉強し、働くつもりです。職員の皆様、議員の皆様、私の至らないところについては、今後とも御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。  さて、私の住む市ヶ谷の尼ヶ台公園では、昨年の12月、観光協会のお力で、夜間、イルミネーションが設置され、とても魅力的になりました。そして、もう少しですが桜の時期には、夜のライトアップの話も聞いています。私、地元住民として、とてもうれしく思っております。  それでは、通告に従い一般質問に入ります。  質問事項1つ目は、空き家対策の現状についてであります。質問の要旨、長生村の空き家数について、直近の状況、また空き家等に対する措置について伺います。  質問事項2つ目は、村の特産品についてであります。質問の要旨1、村の特産品として位置づけしているものは何品目あるか伺います。2、特産品の推移と新たな産品の開発に対する支援の考え方を伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 243 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 244 ◯村長【小高陽一君】 2番岩坂議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、空き家対策の現状についての、長生村の空き家等の直近の状況、また空き家等に関する措置についてとの御質問ですが、村の空き家数ですが、平成30年12月末現在、199件で、そのうち危険と判断された空き家は13件、売却など有効活用できる空き家は172件、売り家が14件でございます。また、危険と判断された七井土地区の旧シノヤ跡地につきましては、昨年の11月に解体され解消しております。  次に、空き家等に関する措置についてでございますが、危険と判断された空き家については、今後も所有者への指導を粘り強く行います。また、来年度には空き家バンクを開設し、有効活用できる空き家を把握し問題の解消を図ってまいります。  質問事項2、村の特産品についての1点目、「村の特産品として位置づけているものは、何品目あるのか伺います」との御質問ですが、長生村の特産品として、村のホームページでは、青のり、地引き網でとれたアジでつくったたたき、俗に言うなめろう、ながらみ、トマト、竹細工のズエの5品目を紹介しております。  2点目、「特産品の推進と新たな産品の開発に対する支援の考え方を伺います」との御質問ですが、先に述べた特産品を、村の観光をPRする際に、引き続き紹介していきたいと考えております。また、新たな産品の開発については、意欲のある個人やグループと意見交換をしながら支援内容を検討していきたいと考えております。  以上で、岩坂議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 245 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。2番岩坂君。 246 ◯2番【岩坂研二君】 それでは、自席にて、2次質問に入ります。  初めに、質問事項1の空き家対策についてから質問をします。  平成24年の総務省調査によれば、全国の空き家数は約820万戸となり、全国的に放置空き家が問題になっています。平成26年には、空き家等対策の推進に関する特別措置法が成立し、空き家問題への取り組みが進められています。  先ほどの村長答弁での、平成30年12月現在での空き家の件数は199件とのことですが、平成28年4月1日から村の空き家条例が施行され、そのときからの空き家件数の推移がわかれば教えてください。 247 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 248 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 岩坂議員の質問にお答えいたします。  空き家の件数の推移でございますが、平成27年度に村内全域の空き家調査を行いました。そのときの空き家の数は207件でした。その内訳として、危険と判断した空き家が20件、有効活用できる空き家が170件、売り家が17件でした。その後、危険と判断された空き家20件に対しまして、助言及び指導を行い7件解消しました。また、有効活用できる空き家170件に対して意向調査を行い、その結果、空き家でない物件、また売り家が売却され居住したものもあり、当時の空き家調査から比較すると、空き家数207件から43件減少し164件となりました。  しかし、当時に空き家の調査を行ってから約3年経過しております。転出などにより、空き家は35件増えたことから、平成30年12月末現在で、199件となったわけでございます。  以上でございます。 249 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 250 ◯2番【岩坂研二君】 ただいまの答弁で、空き家件数が直近で199件になったことがわかりました。危険と判断された空き家は、倒壊及び周辺に危害を与える空き家だと思います。村長の答弁では、旧シノヤの跡地が解消されたとありましたが、危険空き家の解消7件のうちの1件だと思います。残りの6件は、どこの地区なのか伺います。 251 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 252 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 議員のおっしゃるとおり解消された7件のうち1件は、旧シノヤ跡地でございます。残りの6件につきましては、そのほとんどが一松地区の海岸部南側になります。  以上でございます。 253 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 254 ◯2番【岩坂研二君】 そうしますと、残りの危険と判断された空き家13件についてですが、先ほど、村長から粘り強く指導すると答弁されましたが、具体的な対策を伺います。 255 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 256 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えいたします。  危険と判断した空き家13件のうち、1つ目は道路沿いにある空き家で、近隣住民からの苦情も多く早急に対応しなければならない空き家が2件ございます。2つ目は危険ではあるものの、屋敷林等があり、倒壊しても周辺に危害を与えるおそれがない空き家が9件です。これを合わせた11件の大半は、金銭的な理由により解消されていない状況であります。  今後も、道路沿いの危険な空き家2件に対しまして、重点的に所有者との連絡を密にし、引き続き指導をしてまいりたいと考えております。残りの2件につきましては、いまだに所有者が特定しておりませんので、今後も調査を進めてまいりたいと思っております。  以上です。 257 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 258 ◯2番【岩坂研二君】 ただいまの答弁で、金銭的な理由により解体されないことが多いのであれば、今後、危険空き家の解消を図るために、解体費用の一部を補助する施策もあるかと思います。また、村が寄付または無償譲渡により公共施設に利用できるようにしたらどうかと思いますが、そのような考えがあるか伺います。 259 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 260 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  今のところ考えはございませんが、他の自治体の状況を調査・研究してまいりたいと考えております。  以上です。 261 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 262 ◯2番【岩坂研二君】 考えがないとのことですが、実際に、他の自治体では、既に解体の費用の一部を補助しているところもあります。村も補助制度を今後、つくるべきだと思います。  次に、有効活用できる空き家170件に対して、意向調査を行ったと答弁がありましたが、その調査内容と調査結果を伺います。 263 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 264 ◯2番【岩坂研二君】 お答えします。意向調査の主な内容でございますが、緊急連絡先、空き家になっているかどうか。空き家バンクへの登録を希望するか等の設問をいたしました。  次に、調査件数ですが、有効活用できる空き家170件のうち、宛所不明が75件ございましたので、実質送付された件数が95件で、そのうち、回答数が48件、約50%の回答率でございました。調査結果でございますが、48件中22件が何らかの形で利用していて、空き家ではないという回答でした。空き家となっている回答が26件で、そのうち、空き家バンクの登録を希望する回答が10件ございました。  以上でございます。 265 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 266 ◯2番【岩坂研二君】 それでは、次に、空き家バンクについて質問したいと思います。  村長の答弁で、来年度には空き家バンクを開設し、有効活用できる空き家は、空き家の解消を図るとのことですが、どのようなスケジュールで開設するか伺います。 267 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 268 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  空き家バンク開設までのスケジュールでございますが、空き家バンクの登録を希望した方が、今のところ10名でございます。その人に対しまして、登録申請の手続を行います。それから、村の担当及び千葉県宅地建物取引業協会九十九里支部の担当と現地調査を行います。登録者の希望価格や修繕の有無などの調整を行い、価格が決まりましたら村のホームページに掲載し、空き家情報を公開することとなります。公開につきましては、平成31年6月を目標として進めております。  以上でございます。 269 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 270 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 それでは、長生郡市内の空き家バンク開設状況ですが、私が調べたところ、一宮町以外の長生郡市内では、空き家バンクを開設していると思いますが、契約成立等の実績があれば、わかる範囲で教えてください。 271 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 272 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 お答えします。  長生郡市内の契約成立の実績でございますが、管内の市及びまちの空き家バンクの登録件数、開設時期によりばらつきもございますので、割合でお答えいたします。契約成立できた割合は少ないところで8件の申し込みで成立1件の、約13%から、多いところでは、55件の申し込みで、成立50件、約90%と伺っております。  以上でございます。 273 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 274 ◯2番【岩坂研二君】 私も各自治体のホームページで調べてみましたが、契約成立の割合の高いところは、リフォーム補助などの補助金を交付しているからだと思いますが、今後、移住定住の促進を図るために、空き家バンクの他に何らかの補助を考えているかどうか伺います。 275 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 276 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 今のところ、空き家のリフォームの補助金は考えておりませんが、実施している自治体の状況、調査・研究を行い、今後検討してまいりたいと考えております。  以上です。 277 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 278 ◯2番【岩坂研二君】 ぜひ、検討をお願いいたします。  最後の質問になりますが、空き家バンクは全国で開設され、今後も空き家の件数も増えてくる中、特色のない空き家バンクを開設だけでは解消できるとは思いません。村の魅力を全国に発信する必要があります。空き家も増えましたが、村には農地もございます。全国でも農地付空き家も行っている事例もあります。ぜひ、村への移住、定住の促進、遊休農地の解消及び新規就農を含め、村の重点施策として進めていただきたいと思いますが、そのような考えがあるか伺います。 279 ◯議長【矢部眞男君】 下水環境課長。 280 ◯下水環境課長【秋葉幸彦君】 議員のおっしゃるとおり、村の特色を生かした空き家バンクにしたいと考えてございます。また、農地付空き家につきましては、制約の項目がございますので、今後は農業委員会と協議して検討してまいりたいという考えでございます。  以上です。 281 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 282 ◯2番【岩坂研二君】 どうもありがとうございました。ぜひ、検討をお願いしたいと思います。  次に、質問事項2に入ります。特産品として紹介しているのは、先ほど、青のり、なめろう、ながらみ、トマト、ズエの5品目でしたが、現在、作付が増えているそば、合鴨農法による米を特産品として紹介していないのはなぜか伺います。 283 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 284 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。
     そばや合鴨農法によるお米についても村の特産品と考えております。これらについては、個別にオーナー制度やふるさと納税制度を活用し、特産品としてPRしているところでございます。村のホームページに掲載し、幅広く情報発信していきたいと考えております。 285 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 286 ◯2番【岩坂研二君】 今までホームページに載っていなかったということが、すごい不思議ですけれども、ぜひ、これを幅広く載せることによって情報発信していただければと思います。  それでは、特産品として紹介している先ほどの5品目とそば、合鴨農法による米の生産量と販売の現状について、わかれば教えてください。 287 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 288 ◯産業課長【芝崎信幸君】 特産品として紹介しているもののうち、まず、農作物でトマト、そば、合鴨農法によるお米ですが、出荷販売等が、生産者によりさまざまであります。例えば、JAであったり、直売所であったり、直接、店舗に持ち込むというような多岐にわたるため、その状況を把握するのは難しい状況にあります。  農産物以外につきましても、そのような販売の把握はしておりません。  以上です。 289 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 290 ◯2番【岩坂研二君】 今後、こういう調査もしておく必要があると考えます。  次に、特産品に対しての村の支援として、以前、長生村特産品生産支援事業補助金があったと思いますが、活用実績と現状について伺います。 291 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 292 ◯産業課長【芝崎信幸君】 平成25年から平成27年度にかけまして、そばに取り組む3団体が活用しております。現在も、そばの経営面積は拡大しておりますので、事業の効果はあったと考えております。 293 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 294 ◯2番【岩坂研二君】 その他の支援として、長生村特産品加工販売支援事業補助金という制度があると思いますが、この活用実績と現状についても伺います。 295 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 296 ◯産業課長【芝崎信幸君】 その補助金につきましては、平成28年度から今年度でということになりますが、28年度につきまして、イチジクジャム、そば茶、山芋入りのそばの乾麺が活用したということでございます。 297 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 298 ◯2番【岩坂研二君】 この2つの補助金制度ですけれども、現在、この補助金制度が……。ということは、先ほど、最初の方は27年度で終わったということですけれども、この2つの関連性と現在の状況をお聞きします。 299 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 300 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  特産物支援事業でございますが、そちらの方はまず生産をしていただくということで創設されたものでございます。それを3年間、実のあるものにしていただきまして、その後、その特産品加工販売支援事業で加工販売というような6年スパンで考えております。今年度、30年度が加工販売事業につきましては、最終年度ということになります。 301 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 302 ◯2番【岩坂研二君】 それでは、次に新たな特産品の開発として、先ほど、個人やグループと意見交換するとのことですが、(仮称)特産品開発研究委員会なるものを立ち上げ、組織的に特産品の開発を行う考えがあるかを伺います。 303 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 304 ◯産業課長【芝崎信幸君】 現在では、委員会を立ち上げて特産品の開発をするという考えはございません。ただし、村の特産品をPRしていくことは重要と考えております。現在の特産品であります青のりなどの生産者、生産団体と連携し、今後も長生村の特産品として長く伝承され、この貴重な特産物を絶やさないようにすることが重要であると考えております。その中で、新たな特産品につきまして、意欲のある生産者グループ等と検討していければなと考えております。  以上です。 305 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 306 ◯2番【岩坂研二君】 補助金制度が本年度で終了するということでありますが、最後に、今後、この制度を継続ですか、継続または復活というんですか。そのようにお考えかどうかを、村の考え方をお聞きします。 307 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 308 ◯産業課長【芝崎信幸君】 先ほども答弁申し上げましたとおり、新たな特産品について意欲ある生産者グループ等と検討して考えていきたいと思っております。  以上です。 309 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君。 310 ◯2番【岩坂研二君】 こういう補助金制度がありましたけれども、やっぱり農業というものは、この長生村にとっては基幹産業といいますか、主な産業であると、私は思っています。農業も、高齢化も進んでいますし、また経営も今厳しいと考えます。しかし、このような、やはり補助金制度やまたそういうことについても、村も積極的に取り組んでいただければという、要望ではありますが、これで終わりにしたいと思います。  以上です。 311 ◯議長【矢部眞男君】 2番岩坂君の一般質問を終了します。  本日はこれにて会議を散会とします。明日7日は、午前9時30分から会議を行います。御苦労さまでした。                午後0時12分 散会 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....