長生村議会 > 2018-12-02 >
平成30年定例会12月会議(第2日) 本文
平成30年定例会12月会議(第2日) 名簿

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  1. 長生村議会 2018-12-02
    平成30年定例会12月会議(第2日) 本文


    取得元: 長生村議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-29
    ▼最初のヒット発言へ(全 0 ヒット) 1 ◯議長【矢部眞男君】 皆様、おはようございます。御苦労さまです。  ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。      ───────────────────────────── 2 ◯議長【矢部眞男君】 日程第1、一般質問を行います。  一般質問は通告順に発言を許します。4番木嶋君。              [4番 木嶋晴一君 登壇] 3 ◯4番【木嶋晴一君】 議席番号4番、木嶋晴一でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。一言にしていえば、今年は自然災害の恐ろしさについて考えさせられる1年ではなかったかと思います。ある程度の予測が可能である台風、そして、今なお、事前に予知することが難しい地震、日本各地において発生したこれらの自然災害における被害は、決して他人事ではないと感じる次第であります。まず、この場を借りまして、犠牲者の方々の冥福と被害に遭われた皆様に、心からのお見舞いを申し上げるものであります。  さて、本題に入らせていただきます。質問事項1、津波対策について。質問事項2、遊休農地の解消についてお伺いいたします。  初めに、質問事項1の1点目、毎年、津波を想定した避難訓練が行われており、多くの方が参加をしていますが、今後、保育所、小学校、中学校の子ども達全員や地域の方により多く参加していただいた方がよりよいと思いますが、その見解を伺います。  質問事項1の2点目、夜間に災害が発生した際に、築山など避難施設に上る必要があると思います。夜間でも避難経路がわかるよう、見える化が重要だと思いますが、どのような対策がなされているか伺います。  次に、質問事項2の1点目、遊休農地は景観の悪化や作物に大きな被害を与える有害鳥獣のすみかになるなど、農家だけでなく、村全体の生活環境にも大きな影響があると考えます。遊休農地解消に向けて、今後の展望を伺います。  質問事項2の2点目、平成21年の農地法改正で、農地取得の下限面積が市町村農業委員会で変更できるようになりました。遊休農地解消のためにも、下限面積を下げることにより、就農しやすい環境になると思いますが、村の考えをお伺いいたします。よろしくお願いします。  1回目の質問といたします。 4 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 5 ◯村長【小高陽一君】 4番木嶋議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、津波対策についての1点目、毎年津波を想定した訓練が行われており、多くの方が参加しているが、今後保育所、小学校、中学校の子ども達全員や地域の方により多く参加していただいた方がよりよいと思うが、見解を伺いますとの御質問ですが、村では、毎年10月に、地震・津波避難訓練を実施しており、多くの住民に参加いただけるよう、広報、ホームページ及び自治会回覧等を通じて周知をしております。平成30年10月14日に実施いたしました地震・津波避難訓練には、1,685人に参加をいただきました。今後とも多くの住民に参加いただけるよう、訓練内容や周知方法等について、検討しながら進めたいと考えております。  2点目、夜間に災害が発生した際に、築山など避難施設に上る必要があり、夜間でも避難経路がわかるよう、見える化が重要だと思うが、どのような対策がされているか伺いますとの御質問ですが、村では、津波避難施設につながる避難路について、道路の拡幅工事を実施し、利便性を確保するとともに、夜間でも住民が安全に避難できるよう、太陽光発電によるLED照明を設置しております。また、各津波避難施設周辺には、蓄光型の避難誘導看板の設置、各避難施設には、太陽光発電による照明の設置、階段やスロープには、夜間でも誘導ができるように、蓄光型誘導材を設置しております。  質問事項2、遊休農地の解消についての1点目、遊休農地は、景観の悪化や作物に大きな被害を与える有害鳥獣のすみかになるなど、農家だけではなく、村全体の生活環境にも大きな影響があると考えます。遊休農地解消に向けての今後の展望についてとの御質問ですが、議員の御指摘のとおり、遊休農地が生活環境に及ぼす影響は大であるという認識はしております。遊休農地の拡大理由としては、農業従事者の高齢化や後継者不足、農産物の価格の低迷等が大きな要因と考えております。農地の掘り起こしや結びつけを図る目的で創設された農地中間管理機構を通じて、遊休農地等の解消をすることが重要と考えております。今後も、農業委員や農地利用最適化推進委員の協力を得て、担い手への農地の集約を進め、遊休農地解消に向け、努力してまいります。  2点目、平成21年、農地法が改正され、農地取得の下限面積が市町村農業委員会で変更できるようになりました。このように、就農しやすい環境づくりをすることにより、遊休農地の減少につながると思うが、村の考えを伺いますとの御質問ですが、村では、農業をしやすい環境づくりのために、45歳までの新規就農者に対して、経営が安定するまでの間、年間150万円、最大5ヶ年にわたり給付する農業次世代人材投資資金を給付しております。このように、就農しやすい環境を整え、遊休農地の削減を図ってまいります。
     以上で、木嶋議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 6 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。4番木嶋君。 7 ◯4番【木嶋晴一君】 それでは、質問事項1の1点目について、第2質問をいたします。  前年の地震・津波訓練の参加者はどのぐらいなのか、お伺いいたします。 8 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 9 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  平成29年の地震・津波避難訓練には、1,582人の参加をいただきました。  以上です。 10 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 11 ◯4番【木嶋晴一君】 前年と比較して、参加者は増えているのか伺います。 12 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 13 ◯総務課長【芝崎正信君】 平成30年の地震・津波避難訓練は、平成29年の地震・津波避難訓練と比較いたしまして、103人増えております。  以上でございます。 14 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 15 ◯4番【木嶋晴一君】 避難訓練の状況はわかりました。引き続き、より多くの住民に参加していただくような工夫をお願いいたします。  次に、津波浸水区域にある一松保育所一松小学校では、どのような訓練が行われているのか伺います。まず一松保育所ではどうでしょうか。 16 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 17 ◯健康推進課長【中川 広君】 保育所に関する御質問でございますので、健康推進課の方からお答えさせていただきます。  一松保育所では、一松小学校との合同訓練を年に1回実施しております。今年度は6月14日木曜日に実施いたしました。主な訓練内容でございますけれども、保育所から小学校屋上への避難する訓練になります。校舎屋外の非常階段を使用いたしまして、避難場所の屋上まで避難する内容でございます。年少以上の児童は保育士とともに自分で歩いて避難いたします。3歳未満の児童につきましては、幼児用の避難車、カートですね。こちらを利用いたしまして、保育士がそのカートを押して移動するような形で速やかな避難となるような訓練を行っております。  以上でございます。 18 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 19 ◯4番【木嶋晴一君】 一松小学校ではどうですか。 20 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 21 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 お答えします。  一松小学校では、年間5回の避難訓練、うち1回は、先ほど健康推進課長が申しましたとおり、保育所との合同訓練を実施しております。内容につきましては、先ほどの健康推進課長が述べたように、屋上に避難して、その後、小学校の場合は防災用のライフジャケットを着用するように指導しております。  以上です。 22 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 23 ◯4番【木嶋晴一君】 防災教育の現状はわかりました。未来を担う子ども達の安全、安心に最大限の努力をされるよう、お願いいたします。1点目の質問はこれで終わります。  次に、質問事項1の2点目について第2質問いたします。津波避難施設のパーゴラに雨よけが必要だと思いますが、村の考えを伺います。 24 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 25 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えいたします。  パーゴラにつきましては、雨天時に天幕を設置できるような構造になっております。地震・津波避難訓練時に天幕を設置しているわけでございますが、設置に多くの人手が必要であり、管理をお願いしている城之内環境保全会竜宮台環境保全会からも恒常的な屋根の設置が必要であるとの要望をいただいているところでございます。平成31年度には、パーゴラの天幕を利用した雨よけが設置できるよう、現在検討しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 26 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 27 ◯4番【木嶋晴一君】 村長にお伺いいたします。竜宮台、築山公園への東側からの避難路は、計画的な整備が必要だと思われますが、村の考えを伺います。 28 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 29 ◯村長【小高陽一君】 この件につきましては、地元の議員さん初め、地域の方々からも御要望いただいておりますので、計画的な整備について調査、検討いたします。 30 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 31 ◯4番【木嶋晴一君】 これで質問事項1の第2質問を終わります。  それでは、質問事項2の1点目について、第2質問をいたします。  新聞や報道等でよく遊休農地、耕作放棄地と耳にしますが、遊休農地や耕作放棄地はどのようなものなのか伺います。 32 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 33 ◯産業課長【芝崎信幸君】 私の方からお答えします。  まず、遊休農地でございますが、農業委員や農地利用最適化推進委員の協力を得まして、年1回調査をしております。耕作の目的に供されないと見込まれる農地のことが、遊休農地と呼んでおります。耕作放棄地につきましては、農業センサスにおきまして、1年以上作付されず、この先、再び作付の意思のない農地ということでございます。  以上です。 34 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 35 ◯4番【木嶋晴一君】 農地中間管理機構を通じて、遊休農地の解消が重要という答弁をいただきましたが、農地中間管理機構とはどのような組織ですか、伺います。 36 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 37 ◯産業課長【芝崎信幸君】 農地中間管理機構とは、県の指定を受けた公的機関でございまして、農地を貸したい人と農地を借りたい人をつなぐ役目をする組織でございます。 38 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 39 ◯4番【木嶋晴一君】 農地中間管理機構を活用した今までの実績を教えてください。 40 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 41 ◯産業課長【芝崎信幸君】 平成30年9月末現在でございますが、田んぼが46.4ヘクタール、畑が2.7ヘクタールでございます。  以上です。 42 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 43 ◯4番【木嶋晴一君】 この農地中間管理機構を活用するメリットはありますか。 44 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 45 ◯産業課長【芝崎信幸君】 農家の皆さんが借り手を探すということは大変だと思います。農地中間管理機構は、農家にかわりまして、借り手を探します。また、公的機関ということでありまして、農地の貸し借りが安心して行えるということがメリットになろうかと思います。  以上です。 46 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 47 ◯4番【木嶋晴一君】 これからは、高齢で、後継者もいないから、農業をやめたいという農家が増えてくると思います。農地中間管理機構は、このような農家にはぜひ必要な組織であると思います。貸し借りが行われた約50ヘクタールが、農地中間管理機構を通じて行われたということですが、この組織のPRはどのようにしていますか。 48 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 49 ◯産業課長【芝崎信幸君】 農家組合長会議や広報でPRしてございます。 50 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 51 ◯4番【木嶋晴一君】 わかりました。これからも農地中間管理機構のPRに努め、安心して農地の貸し借りができるようにお願いいたします。質問事項2の1点目を終わります。  次に、質問事項2の2点目について、第2質問をいたします。新規就農者に対し、年間150万円を給付するとありましたが、この資金を活用している新規就農者は何人いますか。 52 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 53 ◯産業課長【芝崎信幸君】 現在2人おります。 54 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 55 ◯4番【木嶋晴一君】 この2人が長生村に来たきっかけがわかれば、教えていただきたい。 56 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 57 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お一人の方は、長生村の農業法人に勤めておられた方です。もう1人につきましては、八街の農場で農場長として働いていた方でございます。なぜ長生村を選んだかということに関しましては、聞いておりません。  以上です。 58 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 59 ◯4番【木嶋晴一君】 新規就農者の実態をお聞きします。新規就農者の作付はどのようなものをおこなっていらっしゃいますか。 60 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 61 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お一方につきましては、施設野菜をつくっております。内容としましては、トマト、ハーブ等を作付けております。もう1人につきましては、露地野菜で、主な作物につきましては、ネギ、ナス、ショウガ等を作付けております。  以上です。 62 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 63 ◯4番【木嶋晴一君】 新規就農者の住まいはどちらですか。 64 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 65 ◯産業課長【芝崎信幸君】 2人とも長生村にお住まいでございます。 66 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 67 ◯4番【木嶋晴一君】 その新規就農者は、遊休農地を利用していますか。 68 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 69 ◯産業課長【芝崎信幸君】 2人とも遊休農地を利用して、就農しております。  以上です。 70 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 71 ◯4番【木嶋晴一君】 その他に新規就農の問い合わせはありますか。 72 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 73 ◯産業課長【芝崎信幸君】 現在4名の方から就農したいという問い合わせがあります。しかし、4人全ては未経験ということで、これから新規就農研修なるものが必要だと思われます。  以上です。 74 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君。 75 ◯4番【木嶋晴一君】 来年度に設立が予定されている長生農業独立支援センター、まさに新規就農者の研修の場になるであろうと思われますので、センターを中心に新規就農者が増えることを期待したいと思います。  これで私の質問を終わります。 76 ◯議長【矢部眞男君】 4番木嶋君の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩といたします。会議の再開は10時5分といたします。               午前 9時53分 休憩               午前10時05分 再開
    77 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き会議を開きます。15番関君。              [15番 関 克也君 登壇] 78 ◯15番【関 克也君】 ただいま議長からお許しがありましたので、この場所から一般質問をさせていただきます。私、日本共産党の関でございます。いつも住民が主人公という立場から、質問させていただきます。今日の質問は、大きな1点目が国民健康保険税の負担軽減、2点目が駅周辺整備事業で住民が主人公を貫く、3点目がふるさと納税の問題、4点目が防災行政無線の個別受信機の整備という点で、4点にわたります。  まず前置きとして、現在、安倍政権の政治のもとで、地方の経済の疲弊、また暮らしの悪化が進んでおります。全国的に格差と貧困の広がりが生まれております。  1点目の国保税の全国的な引き下げの提案を、私ども政党として全国で今、行っております。これが実現すれば、今年災害が大変問題になりましたが、災害対策の強化にもつながるはずであります。国民健康保険について、今年の11月1日付で、日本共産党として高過ぎる国民健康保険税を引き下げ、住民と医療保険制度を守ります、この提案を今、行っているところです。この提案では、高過ぎる国保税が国保制度の構造的な危機となり、医療保険制度としての持続性を揺るがしている、全国どこでも高過ぎる国民健康保険税に、住民が悲鳴を上げていますとしています。滞納世帯は289万世帯、全加入世帯の15%を超えています。無保険になったり、正規の保険証を取り上げられるなど、生活の困窮で医療機関の受診が遅れたために死亡した事例が、昨年の1年間で63人、これは全日本民医連の調査であります。に上るという深刻な事態も起こっています。高過ぎる保険税、この保険料は、住民の暮らしを苦しめているだけではなく、国民健康保険制度の根幹を揺るがしています。全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体は、国保を持続可能とするためには、被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要だと主張しています。日本医師会などの医療関係者も、国民皆保険制度を守るために低所得者の保険料を引き下げて、保険証の取り上げをやめるように求めております。  また、今年の4月1日から、国民健康保険の広域化、都道府県化がスタートしました。この制度の最大の狙いが、市町村が一般会計から国保会計に繰り入れて行っている自治体独自の国保税軽減をやめさせて、その分を住民の保険料に転嫁させることにありますということに主眼が置かれているために、国保制度の基盤の崩壊が進む可能性もあります。これら全体を見たときに、私どもは、今日の質問では、国民健康保険税の引き下げ、協会けんぽ並みの引き下げをしようと提案しております。その中身についての質問となります。  1点目、国保世帯の所得は低いのに、公的医療保険制度の中で、国保税は一番重い。全国で4人に1人が国民健康保険に加入し、皆保険制度の重要な柱なのに、庶民に大変重い負担を強いる制度になっている。例えば東京23区では、年収400万円、4人世帯の国保税は、42万6,000円にもなります。同様の収入の世帯が協会けんぽに加入したとすると、東京の場合ですが、19万8,000円の保険料で済みます。およそ半分の保険料になる。全国町村会や知事会などは、国民健康保険の構造的な危機だと述べております。その内容はどんなものであると認識しているのか、村長にお伺いをいたします。  2点目、全国知事会の提案、1兆円の公費の投入で、協会けんぽ並みの国民健康保険の負担にというものが、例えばという提案でございます。これについて、村長はどう考えているか、お伺いをいたします。  3点目、全国で国民健康保険の均等割、平等割の徴収金額は、およそ1兆円になります。村の場合で、現行の国民健康保険で均等割、平等割を廃止したと仮定すると、どんな国保税の引き下げになるか。例えば、村の国民健康保険で年収400万円の4人世帯、40代の両親と子ども2人の場合で、国保税の年額が均等割、平等割の廃止で幾らの引き下げになるのか、村にお伺いいたします。  4点目、生活困窮者の国保税を免除する制度をつくり、その費用を国が負担するように求めたいと考えています。これは全国的な共産党の提案です。これについては、生活困窮者ということは、生活保護並みの所得の世帯と考えてよろしいかと思います。これについて、国の制度として国保税を免除する、村長はこれに賛同するかどうかお伺いいたします。  5点目、村の国民健康保険で、直近5年間の国保税の差し押さえ件数と金額について、お伺いいたします。  6点目、村が単独でもできる施策で、低所得者の均等割、平等割の軽減や、子育て支援策としての18歳までの子どもの均等割の軽減がやる気になれば可能です。これを踏み出すべきではないかと思いますが、子どもの均等割軽減については、子育て支援ということでかなり重要なものであります。これについて、村の見解をお伺いいたします。  以上が、大項目の1つ目の質問となります。  大項目の2点目、駅周辺整備事業で、住民が主人公を貫くことについてであります。現駅前の整備ですが、この間の村の説明では、駅前整備を環状交差点というラウンドアバウトの方式を採用するとしております。このような方式を採用するようにした理由、いきさつ、経過について、まずお伺いします。  2つ、住民の意向を最優先にして、駅前整備について、住民意向を最優先にして、居住者の意向を確認し、同意を得ることが極めて大切です。村が決めた日程表に沿って強引に進めるということでは、住民の納得は得られません。駅前整備のラウンドアバウト方式の3つの案が説明されておりますが、関係者や地元住民に意見を聞く機会を設けて、事業の決定過程を含めて説明会を徹底して行い、住民の合意をつくることを求めたいが、村の見解をお伺いします。  3つ、現在の屋根つき駐輪場というのは、大変便利に使われております。早朝から整備をしてくれる方も据えておりますので、きちっと気持ちよく整備されておりまして、使い勝手はよくなっております。この現状の維持は必要だと思いますが、屋根つき駐輪場について、村の見解を伺います。  大きな項目の3点目に入ります。ふるさと納税と村の財政についてであります。ふるさと納税の返礼品で、2つの原則が今、言われています。1つは地元の産品を使うこと、2つは、過度な返礼率にはしないこと、調達価格で3割以下ということであります。これに違反する場合には、制度の対象から外す、つまり、税の控除の対象にしないということになると思いますが、これが国の方針になりつつあると言われています。村の場合、総務省から返礼品の原則についての指摘がされていないかどうか。返礼品の村の場合の今の現状、内容がどうなっているのか。ふるさと納税について、そして村の今後の方針についてもお伺いをいたします。  大きな4点目になります。防災行政無線の個別受診機のデジタル式の方の整備についてであります。平成34年の12月1日以降は、これまでの旧スプリアス規格と言われるものに基づく無線機器は基本的に使えなくなって、新スプリアス規格の条件に適合することの確認を受けない限り、使用できないとされています。アナログ受信機は使えなくなる見通しなのかどうかということですが、防災計画上、これからデジタル個別受信機の無償貸与を一気に進めることが必要かと思いますが、村の見解をお伺いします。  以上、第1回目の質問とさせていただきます。よろしく答弁をお願いいたします。 79 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君の質問に対する当局の答弁を求めます。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 80 ◯村長【小高陽一君】 15番関議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、国保税の負担軽減、国民健康保険についての1点目、国保世帯の所得は低いのに、公的医療保険制度の中で、国保税は一番重い。全国町村会や知事会などが国民健康保険の構造的危機だと述べている内容はどのようなものであると認識しているかとの御質問ですが、全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体が、加入者の所得が低い国保は、他の医療保険よりも保険料が高く、負担が限界になっていることを国保の構造問題とし、被用者保険との格差を縮小する財政基盤の強化が必要であると主張されていることは認識しております。  2点目、全国知事会の提案、1兆円の公費投入で、協会けんぽ並みの国保負担について、村長はどう考えるかとの御質問ですが、2014年の国保新聞の報道によりますと、全国知事会の提案は、国保税を協会けんぽ並みの負担率に引き下げるために、約1兆円が必要であるとのことですが、国保制度の改革が始まった初年度でありますので、公費投入については今後国において対応していただくことであると考えております。  3点目、全国で国民健康保険の均等割と平等割の徴収金額はおおよそ1兆円ですが、現行の村国保で、均等割、平等割を廃止したと仮定すると、どんな国保税の引き下げになるか。その実例として、年収400万円の4人世帯、40代両親と子ども2人の国保税年額が幾らの引き下げになるかとの御質問ですが、年収400万円の4人世帯の場合、国保税は年間43万9,000円で、均等割、平等割を廃止したと仮定した場合には28万600円となり、15万8,400円の引き下げとなります。  4点目、生活困窮者の国保税を免除する制度をつくり、その費用を国が負担するように求めるが、村長は賛同するかどうかとの御質問ですが、国や県、近隣市町の動向を注視しながら判断してまいります。  5点目、直近5年間の国保税の差し押さえ件数と金額を伺いますとの御質問ですが、平成25年度の国民健康保険税の滞納者に対する差し押さえ件数は32件で、差し押さえ金額は1,304万1,000円でございます。平成26年度は83件で2,421万4,000円、平成27年度は75件で3,172万円、平成28年度は51件で2,429万7,000円、平成29年度は53件で2,473万6,000円でございます。  6点目、村が単独でもできる施策で、低所得者の均等割、平等割の軽減や、子育て支援策としての18歳までの子どもの均等割の軽減が可能です。踏み出すべきではないかとの御質問ですが、低所得者の均等割、平等割の軽減については、6月会議で、軽減判定所得の基準額を見直す条例改正を行っておりますので、村が単独で軽減を行うことは考えておりません。また、子育て支援策としましては、平成28年度から、子どもの医療費助成事業を高校生まで拡大しているため、長生村独自の国保税軽減は、今のところ考えておりません。18歳未満の子どもの均等割軽減については、全国知事会でも要望しておりますので、国において対応すべきことと考えております。  質問事項2、駅周辺整備事業で、住民が主人公を貫くことについての1点目、駅前整備をラウンドアバウト、環状交差点方式を採用するようにした理由、いきさつ、経過についてとの御質問ですが、現状の八積駅南口駅前広場の課題といたしましては、駅利用者と通過車両が混在し、双方の安全性確保が大きな課題となっております。これを解消するには、通過動線を確保し、乗降用の駐車スペースを確保する必要があります。駅前には、三方向から道路が接続され、交差処理が発生することから、その対策を調査研究し、交差処理の手法であるラウンドアバウト、環状交差点での対策により、駅前利用者の安全確保、駅利用者の利便性の向上、通過交通の速度抑制が図れることから、最善の方法であるとの結果に至り、ラウンドアバウト、環状交差点方式を採用することとしたものであります。  2点目、住民意向を最優先にし、居住者の意向を把握し、同意を得ること、村が決めた日程表に沿って強引に進めないこと、駅前整備の3つの案について、関係者、地元住民に意見を聞く機会を設け、事業の決定過程を含めて説明を徹底して行い、住民の合意をつくることを求めますとの御質問ですが、八積駅南口駅前広場改修の実施につきましては、居住者や地権者の御理解と御協力なくして事業は行えませんので、十分な説明と合意形成に努めてまいります。  3点目、現在の屋根つき駐輪場はよく使われているので、現状の維持を求めて、村の見解をお聞きしますとの御質問ですが、駅に隣接して設置されております屋根つき駐輪場につきましては、現状を維持できるよう、道路計画をしております。  質問事項3、ふるさと納税と村の財政についての返礼品における2つの原則である地場産品と、3割以内とした総務省の通知に対し、本村は指摘を受けているのか、返礼品の現状及び内容はどうなっているか、村の今後の方針についてとの御質問ですが、本村においては、総務省通知に即した返礼品としており、国や県からの指摘は受けておりません。村の本年度の返礼品につきましては、南部アイガモ農法研究会でつくる米やアイガモ肉、ながいき集落営農組合でつくるそば、長生村稲作研究会から提供されるふさこがねという品種の米を中心に、村内にある伯東商事株式会社で加工する海産物が主なものとなっています。平成29年度で見ますと、海産物の返礼品に対する寄附が2億8,000万円強となっており、米に対する寄附で6,000万円ほどとなっています。本年は、米のてこ入れを図ったところ、米の返礼品に対する寄附だけで、既に1億4,000万円ほどになっています。ふるさと納税も貴重な財源となっていますので、引き続き魅力ある返礼品の掘り起こしを進め、村をPRしてまいりたいと考えています。  質問事項4、防災行政無線の個別受信機デジタルの整備についての平成34年12月1日以降、アナログ波が使えなくなる見通しだが、防災計画上、デジタル個別受信機の無償貸与を一気に進める必要があるのではないかとの御質問ですが、本村の防災行政無線親局及び屋外子局につきましては、既にデジタル化が完了しております。また、屋内のデジタル個別受信機につきましても、有償で貸与しております。2022年12月1日以降は、アナログ波が使えなくなる見込みであり、今後とも国、県の動向を注視しながら、屋内のデジタル個別受信機のあり方や、個別受信機にかわる情報伝達手段の選定等について検討を進めたいと考えております。  以上で、関議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 81 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。15番関君。 82 ◯15番【関 克也君】 第1答弁ありがとうございました。引き続き、大項目の1から一問一答で質問させていただきます。  国保税の負担軽減についてでありますが、先ほどの村長答弁ですと、全国知事会が構造的危機であると認識しているという話でありました。この構造的危機というのは、国保制度そのものがこのまま行くと保険税が払えなくなって、しかも医療を受けられなくなるというような状態に落ち込む。住民にとってはそういうことになるし、村の財政も、国保財政が厳しく運営できなくなるということだと思います。村長本人の認識が先ほどの国保の構造的危機だということ、同じ認識であるのか。知事会と同じ認識なのかどうか、一応確認します。 83 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 84 ◯村長【小高陽一君】 国保の構造的な課題については、同じ認識をしております。 85 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 86 ◯15番【関 克也君】 国民健康保険税制度の問題で、2点目、3点目は答弁のとおりで納得をいたしました。  4点目の生活困窮者の国保税を免除する制度の問題ですが、先ほどの答弁ですと、これは国がやるものだというふうな答弁でありました。しかし、この問題は憲法25条の最低限度の生活を保障するための措置でありますので、これがいいか悪いかについて再度確認させていただきたい。答弁をお願いします。村長の答弁をお願いします。 87 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 88 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  可否についてとのことですが、同じ答えになりますが、国保制度への公費投入については、国において対応していただくことと考えております。 89 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 90 ◯15番【関 克也君】 この問題は、今まで何度も国民健康保険について質問してきたんですが、国が仮に生活困窮者対策として、先ほど言いました生活保護水準以下の所得の被保険者に対して公費を投入して保険料を免除する措置を国が決断したと仮定した場合、村にとっても、これは大変よいことだと思いますが、国民健康保険の財政も安定するし、被保険者も生活が保障されるということになります。村長はこれについて、生活困窮者の国保税の免除を国の制度にする、これについては悪いことではないと考えていると思うんですが、一応お聞きいたします。悪いことではないと考えますか。 91 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 92 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  生活困窮者対策としては、国が対応するのであれば、反対するものではございません。 93 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 94 ◯15番【関 克也君】 そのとおりだと思います。  それで次に、先ほどの差し押さえについてですが、直近5年間の国民健康保険税の差し押さえ、実績を聞きました。これは単純に計算すると、おおよそ近年で2,500万円程度の差し押さえが行われていて、しかも、1件当たりの差し押さえの金額が四十数万円となっています。これはなかなかの差し押さえだろうと思われますが、どんな資産の差し押さえが多いのか、お聞きいたします。 95 ◯議長【矢部眞男君】 税務課長。 96 ◯税務課長【諸岡和代君】 5年間の差し押さえ資産の主なものについてお答えをいたします。  国税還付金が全体の55%でございます。その他に、生命保険が18%、預貯金が17%となっております。  以上です。 97 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 98 ◯15番【関 克也君】 国税還付金の差し押さえというのが、割とやりやすいということだろうと思うんですが、それがいいか悪いかは別にして、それが一番多いということなどでありました。  それで、どんな所得の被保険者が差し押さえを行われているといいますか、差し押さえられているのかについて、現状をお聞きします。 99 ◯議長【矢部眞男君】 税務課長。 100 ◯税務課長【諸岡和代君】 所得300万円を基準にお答えをさせていただきます。  所得300万円未満が74%、300万円以上の方が14%、申告を再三お願いしても、申告をしていただけない未申告の方が12%でございます。  以上です。 101 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 102 ◯15番【関 克也君】 細かくは聞きませんので、今の未申告という問題は若干ありますけれども、所得300万円未満の被保険者の差し押さえが74%ですから、4分の3ですね。4分の3程度でほとんどだということだろうと思います。所得300万円というのは、給与収入でいうと、およそ266万円の給与の収入の世帯ということになります。こういういわゆる低所得者が差し押さえにさらされているという状況がこれはわかると思います。差し押さえという強制をしないと支払わせることができないほど、重い国保税が課税されているという現状はわかるかと思います。  そこで、全国知事会が要望している内容、私は非常に大事だと思います。全国知事会が要望している内容を実は踏襲して、全国的に協会けんぽ並みの国民健康保険税に引き下げるという提案を日本共産党として今、行っております。その全国知事会で要望している内容が、いつ、どのようにどんな内容で要望しているのかについて、答弁をお願いします。 103 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 104 ◯村長【小高陽一君】 私から答弁させていただきます。  昨年8月の国保新聞の報道によりますと、全国知事会は、7月27日、28日の両日、平成30年度、国の施策並びに予算に関する提案、要望を採択し、この中で、医療保険制度間の公平と今後の医療費の増加に耐え得る財政基盤の確立を図るため、子どもに係る均等割保険料軽減措置の導入や、定率国庫負担の引き上げ等さまざまな財政支援の方策を講じることと要望されております。 105 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 106 ◯15番【関 克也君】 大項目の1点目については、今、村長が答弁されたとおり、全国知事会が基本的に子どもの均等割の軽減措置導入や、国の国保への国庫負担の引き上げなどを要望して、被用者保険との国民健康保険との財政の異常な、国保としては非常に低所得者が多くて厳しいというものを、不公平感を埋めるための国庫負担の引き上げなどを強く要望しているということであります。こういう中身を具体化する提案を、実は全国的に日本共産党として今、行っているということをお話ししておきたいと思います。  大きな2点目に移ります。駅周辺整備事業の問題で、住民が主人公を貫くという問題です。先ほどの答弁で、私、最初は余りよくわかっていなかったんですが、新しい道交法上の法制度がこの間、変わっているということであろうと思うんです。ラウンドアバウトというのは、割と新しい制度です。道交法上の導入の時期や車の交通で守らなければならない法規について、確認をさせてほしいと思います。答弁をお願いします。 107 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 108 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 お答えをいたします。  ラウンドアバウトの導入時期につきましては、平成25年に道路交通法の一部を改正する法律により、環状交差点の定義及びその交通方法が定められ、当該規定が平成26年9月1日に施行されております。また、環状交差点における交通方法につきましては、1つといたしまして、環状交差点内は右回り、これは時計回りということになりますが。に通行し、できる限り環状交差点の側端、いわゆる外側となりますが。に沿って徐行しなければならないということになっています。  もう1つといたしましては、環状交差点においては、環状交差点内を通行している車両等が優先ですので、交差点内を通行する車両等の進行を妨げてはならないとされております。  以上でございます。 109 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 110 ◯15番【関 克也君】 今、答弁のとおりで、千葉県内でも、この環状交差点、ラウンドアバウトというのが、何ヶ所かで実は実施されているということもわかりました。市原市や千葉市などです。これは、制度として信号機を設置しないでも交差点処理を安全に行うことができるという点で、これはいい制度だなと、私も考え直しております。  住民意向を最優先にという問題で、居住者や地権者の理解と協力のために、村側が行ってきたこの間の説明会等について、経過をお聞きします。そして、居住者や地権者の理解がどこまで進んでいるのか。また用地を買収する、これを進めるための前提として、問題となっていた所有権の確認の現状について、今の状況をお聞きいたします。 111 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 112 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 八積駅南口駅前広場の改修におけます説明会等の開催につきましては、平成30年3月17日に、八積駅周辺環境整備事業の説明会の中で、事業計画や今後のスケジュールについて御説明をいたしております。その後、土地境界線の確認のための立ち会いを土地所有者に依頼し、平成30年4月8日に境界立ち会いを実施しております。  次に、関係者の理解がどこまで進んでいるのかとの御質問ですが、整備方針が11月に確定いたしましたので、今後関係者への説明会を開催する考えでおります。なお、説明会後の対応といたしましては、個別に交渉を進めてまいりたいと考えております。  次に、用地を買収するための所有権の確認の現状はとの御質問ですが、所有権移転の終えていない土地の問題につきましては、当事者間で登記事務が進められております。従前の所有者に相続が発生しておりますので、現在、相続登記を進められており、これを待って、所有権移転登記がされることとなっております。  以上です。 113 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 114 ◯15番【関 克也君】 相続の問題は当事者間で今、進められているということはわかりました。今の現状も、今の答弁でおおよそわかりました。  1つ確認をしたいんですが、整備方針が11月に確定いたしましたということですが、議会にも説明があったんですけれども、ラウンドアバウト方式という方針は確定したけれども、3つの場所といいますか、位置関係ですね。その3つの位置関係については、まだどのようにすると確定したわけではないということですか。一応確認です。 115 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 116 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 3つの案につきましては、議会の八積駅周辺まちづくり調査研究特別委員会でも御報告をさせていただきました。村といたしましては、その3案の中のC案で現地の工事の整備を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 117 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 118 ◯15番【関 克也君】 それで、C案でということではありますが、これが一番安全の確保ができて、駐車スペースもとりやすいということであろうと思います。  ただ、問題は、地元の住民がどのように考えるかということだと思います。その点について、また後で質問しますが、先ほどのこの中での屋根つきの駐輪場についてはわかりましたが、屋根のない駐輪場もありますので、現状の駐輪場の確保が代替できるのかどうかについて答弁をお願いします。 119 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 120 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 屋根のない駐輪場につきましては、現在の郵便局に隣接した駐輪場が屋根のない駐輪場となっております。そこに隣接をいたします歩道の一部を拡幅する計画を現在持っております。なお、これによる大きな影響は出ないことから、駐輪場そのものの確保はできるものと考えております。  以上でございます。 121 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 122 ◯15番【関 克也君】 概ね現在の駐輪場の数といいますか、面積は確保できるということで、これはよろしくお願いしたいと思います。
     次に、説明会の問題ですが、先ほどの答弁で、経過はわかりましたが、境界立ち会いをするということと、説明会もこの間、先ほどの11月に確定した方針はまだ伝えていないけれども、その前の段階での説明はしてきたということであろうと思います。  この次なんですけれども、3つの位置、ラウンドアバウトの位置の問題も一応含めて、経過ですから、地権者、居住者、周辺住民の理解と納得を得るための説明会、3つの案があって進めてきているよという前提も含めて、説明会を開催する必要があると思いますが、村の予定はどうでしょうか。 123 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 124 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 説明会の開催につきましては、先ほども御答弁をさせていただきましたが、地権者、居住者の方に今後それらを説明してまいりたいと思っております。  なお、今お話のありましたように、3案の中から村が最善と考えている方法を、その地権者にもやはり説明する必要はあるであろうと考えておりますので、村といたしましては、丁寧な説明に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 125 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 126 ◯15番【関 克也君】 おおよそですが、地権者、居住者、周辺住民への説明会、現在の駅前整備についての説明会は、いつごろになる可能性があるんでしょうか。 127 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 128 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 方針が定まっておりますので、村といたしましては、年内には実施をしたいと考えております。 129 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 130 ◯15番【関 克也君】 ぜひ丁寧な説明をお願いしたいと思います。  そこでもう1点、駅の前の交通の問題は、村民の多くが利用するということもありますし、駅を利用する方々は、岩沼の駅周辺に限らず使うわけです。ほぼ地元、居住者、地権者の説明が終わって、全体計画がほぼ確定した段階で、村全域に呼びかけて、住民説明会をやるということも必要だと思いますが、村の見解をお聞きします。 131 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 132 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 駅南口の駅前広場の改修につきましては、八積駅周辺まちづくり基本計画策定に当たりまして、説明会やパブリックコメントを行い、改修に関する御意見をいただいております。この御意見を参考といたしまして、現在の整備方針を策定したものであります。よって、工事の実施に当たり、改めて住民全ての方を対象とした説明会の開催を行う考えは、現在のところ持っておりません。 133 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 134 ◯15番【関 克也君】 駅の現在駅前ということで、村の顔ということですので、全域の説明会、ぜひ検討していただければいいなと、これは要望しておきたいと思います。  次に、第3項目めのふるさと納税と村の財政についてであります。これについては、先ほどの答弁で、平成29年度の返礼品については、海産物の返礼品の寄附で2億8,000万円、これが一番大きいということになります。これが伯東商事の品物だと思われます。この伯東商事という、私どもが余りよく聞いていなかったんですが、場所も確認しましたが、長生村の本当、外れで一宮境、一宮に入ったようなところの場所であります。事務所は確かにありますが、そこで生産している、加工しているということではないということと、インターネットで見ますと、主な品物がそのまま書いてありまして、イセエビ、アワビ、ハマグリ、フカヒレ等の販売と書いておりました。生産本部はいすみ市、工場は千葉県の白浜や土佐清水、稚内、北海道ですね。ここまであるということであります。これはやはり、ここで生産、加工されるものというのは、長生村の産品と言えるのかどうか。これは注意が必要だと思います。国の指導もあろうかと思いますが、しかも、村のアピールになるような商品であるのかというのも疑問であります。この点について、村の見解をお聞きいたします。 135 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 136 ◯企画財政課長【木島正人君】 本村におきましては、一応地場産品というような認識でおります。  以上です。 137 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 138 ◯15番【関 克也君】 これはちょっと細かいんですけれども、返礼品のふるさとチョイスのインターネットですぐ出てくるんですけれども、長生村の返礼品として、太陽くんグッズセット、これはいいと思うんですね。甘酒セット、アイガモ農法によるお米、アイガモ生肉、ながいきそば、あと天然ハマグリ、フカヒレ煮込み、熟成カラスミ、ナガラミ。一部ナガラミなどは悪くないかもしれない。千葉県産サザエ、イセエビの干物、金目鯛の煮つけ、あとズワイガニ等並んでおります。こういうものが並んでいるというのは、ちょっと長生村の産品というものではないものが、かなり含まれているんじゃないかなという感じがいたします。村の返礼品として認めるかどうかというのは、これは当然村の判断だと思うんですが、村もこの返礼品一覧については、了解しているということなのでしょうか。 139 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 140 ◯企画財政課長【木島正人君】 当然、村のホームページで掲載しておるものでございますので、当然認識しております。  以上です。 141 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 142 ◯15番【関 克也君】 これは、総務省の通知で、返礼品について、平成30年4月1日の総務大臣からのふるさと納税に係る返礼品の送付等についてというのがありまして、この中でこうやって書かれております。「地域資源を活用し、地域の活性化を図ることがふるさと納税の重要な役割でもあることを踏まえれば、返礼品を送付する場合であっても、地方団体の区域内で生産されたものや、提供されるサービスとすることが適切である」こうしております。しかも、これからの問題なんですが、ふるさと納税制度の見直しが進められようとしております。これは、国の政治です。寄附金獲得競争が過熱して、総務省通知に従わない自治体が問題となっているふるさと納税で、総務省は、抜本的な制度の見直しに入った。寄附金に対する返礼品調達額の割合が3割を超すケースや、地場産産品でない返礼品を扱う場合は、税優遇の対象から外す方向としております。これが、来年の通常国会にかかって、来年の4月1日から早ければ地方税法改正が行われる可能性があるということになります。しかも問題なのは、これは12月4日付、昨日付の、これはインターネットで、東洋経済オンラインという記事で、今後自治体はどんな返礼品に幾ら使い、返礼割合が3割以下になり、ふるさと納税の適用が受けられると根拠を持って示さなければならない。そうなれば、ふるさと納税制度の透明化に寄与しなどと書いてあります。しかも、この納税制度の見直しは、今年度末までに、与党税制調査会で議論され、早ければ来年の通常国会に地方税法改正案を提出し、可決されれば、来年4月から適用されることになるとしております。返礼品割合や返礼品の内容が透明化されるということになってまいります。  こういうことも含めて、あともう1つ言っておきたいのは、ふるさと納税の長生村での扱いが増えるということになってきておりますが、これはやはり基本的に先ほどのような海産物が影響していると思います。それで、村の決算では、一般会計の基金残高を調べてみますと、この3年間で増えているのは、ふるさと応援基金であります。このふるさと応援基金が増えたために、全体の黒字が増えているという状態であります。これを考えると、こういう、これから地元の産品を使ってふるさと納税を進めるということになると、安定した財源ではなくなってくる可能性があるのではないか。今後、注意して気をつけた方がいいと思いますが、村の見解をお伺いいたします。 143 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 144 ◯企画財政課長【木島正人君】 ふるさと納税につきましては、安定的な財源とは当然考えておりません。ですが、小規模市町村にとりましては、ふるさと納税は貴重な財源となり得る可能性があることから、本村におきましては、今後も努力していきたいと考えております。  以上です。 145 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 146 ◯15番【関 克也君】 この問題では最後です。安定した財源とは考えていないということでありますから、このふるさと納税を期待した財源で、いわゆる大型建設事業を進めることは控えた方がよいと考えられますが、村の見解、村長の見解を伺います。 147 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 148 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  ふるさと納税につきましては、最近、好調が続いておりましたので、ちょっと私も皆さんにどうしても披露したくて、事あるごとにお話ししてまいりました。関議員が今、温かい注意心で言っていただいていると思いますが、全国的に調べてみますと、大体総務省に問い合わせると全部だめになるんですね。ですから、今回、千葉県で説明があったときに、ある町の職員が、ゴルフ場の使用券はどうだと聞いてしまったところ、聞かれたらだめだというお答えが返ってまいりました。こうすると、千葉県は、全国で1、2位のゴルフ場を持っている県でございますから、それを使っていた市や町は、大変困惑しているところでございまして、決して安定した収入ではないけれども、ある程度それを集めることによって、何かの足しにしていく。ですから、私は1つのこれは村のアピールであり、北海道から、沖縄からいろんな方から寄附をしていただいております。そして、先般お話ししたように、高額の寄附者には私から直接電話をすると、大体の方が「長生村は村長がわざわざ礼の電話をくれるんですか」ということを言っていただいて、「また次回もお願いしたい」と言うと、「わかりました」と。要するに、私が1つの商売だとすれば、これはリピーターを増やすしかない。いかに安定させていくか。そうすると、また長生村にしますよという気持ちを起こさせる、そういった配慮が必要かなと。若手も一生懸命頑張って、長生村のPRの、あるいはアイガモオーナーの案内、そばオーナーの案内、それを入れて、その案内をもらった方で入ってくれた方もいらっしゃいますので、決して安定はしていませんけれども、いかに安定させていくかがこれからの勝負だと思います。それに使う返礼品として、村内にある事業所のものを使っているということで、私どもは理解しているところでございます。  さらに、それで知ったことによって、米も相乗的に増えている。事実は先ほど答弁したとおりでございますので、御理解をよろしくお願いいたします。 149 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君に申し上げます。発言の制限時間が近づいておりますので、質問をまとめるようにお願いします。15番関君。 150 ◯15番【関 克也君】 あと少しです。先ほどの答弁でわかりましたけれども、とにかく注意が必要だということは間違いありませんので、村の努力は認めます。これは大事だと思います。よろしくお願いします。  防災行政無線の個別受信機ということで、これはもう時間的に少ないので、大事なのは、先ほどのスプリアス規格の条件に適合するかどうかということなんです。これは、総務省に確認しましたら、アナログ波を使ってはいけないということではないんだよということです。アナログが廃止されるわけじゃない。しかし、新しい基準の新スプリアス規格に旧来のアナログ電波の場合は、規格に適合しない可能性があるということです。メーカーに適合するかどうか確認して、適合すれば引き続き使える。適合しなければ、別の手段が必要になるということだそうです。この点、メーカーにも確認して、村は判断したのかどうか、答弁をお願いします。 151 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 152 ◯総務課長【芝崎正信君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  本村においては、防災行政無線の親宅、それから、屋外の子局については、パナソニック社製を使用しておりまして、メーカーに確認をいたしましたところ、パナソニック社製の旧スプリアス規格の製品において、継続してアナログ波を使用できる製品はないことを確認しております。  以上です。 153 ◯議長【矢部眞男君】 15番関君。 154 ◯15番【関 克也君】 今のとおりで、メーカーに確認したということであれば、これまでのアナログ防災行政無線は、平成34年12月以降は使えないということははっきりいたしました。  とすると、このデジタル個別受信機の整備を一気に進めるということがこれからは必要になると思うんです。その場合、財政支援措置として、これ、確認が、一応調べましたら、無償貸与するデジタルの個別受信機の整備については70%の交付税措置、配備に要する経費について、交付税措置が、特別交付税措置と言われております。平成32年度までということであります。こういうものを利用して一気に配備するという考え方はないのかどうか、答弁をお願いします。 155 ◯議長【矢部眞男君】 総務課長。 156 ◯総務課長【芝崎正信君】 お答えをいたします。  現在、村ではアナログ個別受信機を約3,800台、デジタル個別受信機、約140台を貸与しております。災害発生時等においては、個別受信機は有効な情報伝達手段と考えております。また、平成27年度に実施しました音搬調査をもとに、平成28年度から本年度までの3年間で、屋外子局を4ヶ所新設しまして、難聴エリアは解消されたものと考えております。  今後は、屋内のデジタル個別受信機のあり方や、個別受信機にかわる情報伝達手段の導入について、先進都市の事例等を参考に、費用対効果を検証しながら検討していきたいと考えております。  また、老人世帯等への情報伝達手段の導入についても、併せて検討してまいります。 157 ◯15番【関 克也君】 以上です。ありがとうございました。 158 ◯議長【矢部眞男君】 それでは、15番関君の一般質問を終了します。  暫時休憩といたします。会議の再開は11時15分といたします。               午前11時05分 休憩               午前11時15分 再開 159 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き、会議を開きます。8番井下田君。 160 ◯8番【井下田政美君】 議席番号8番、井下田政美です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。  初めに、近年、学習内容の増加に伴い、小中学校の教科書のページ数が増加し、その質量も増加しています。5月28日の朝日新聞デジタルの記事に、業界最大手の東京書籍株式会社によると、約40年前に使われていた小学3年生の国語、算数、理科、社会の同社教科書の重さは約990グラムであったのに対し、現行版では約2,150グラム、2倍以上にもなるとのことでありました。また、一般社団法人教科書協会の調査によると、ゆとり教育時代だった2005年度、全教科の教科書のページ数、これは1年から6年生合計、また各社平均は4,857ページでした。しかし、その後、脱ゆとり教育を反映した学習指導要領が実施されると、2015年度のページ数は6,518ページと、10年前に比べ、約34%も増加しており、来年度の18年度からは、道徳も教科になるので、さらに1,067ページが加わる計算になるとのことです。  このように、教科の大型化などで、子どものランドセルや通学かばんの重量化を懸念する中、千葉市教育委員会は、今年8月17日付で、登下校時の手荷物の軽量化に向けて柔軟な対応をとるようにとの市内の学校長に通知しました。  そこで、質問事項1、小中学生の荷物の軽減について1点、置き勉に対する村の小中学校の現状についてと、教育委員会の取り組みについて伺います。  次に、近年、複数の自治体及び健康保健組合において、運動を初めとした参加者の健康増進活動にポイントを付与する制度、健康ポイント事業、健康マイレージ制度の導入が進められています。健康ポイント制度、マイレージ制度とは、日々のウオーキングを初め、各種健康診断の受診、健康教室や運動教室、介護予防教室への参加などにポイントを付与することにより、みずからの健康増進行動の参加を促進するための制度で、さらには、医療費の抑制効果を促す制度であります。この制度は、いまだ国レベルでは制度化されていませんが、現在、複数の自治体による大規模検証の取り組みも開始され、全国の多くの自治体で事業を開始しています。県内においても、54市町村中18の市と町において実施しており、郡内市町では、白子町が平成27年度から、また長柄町が平成31年度から実施する予定とのことです。長生村においては、議会提案により平成30年度から健康ウオーキング事業を実施していますが、質問事項2、村民の健康づくりを積極的に支援する取り組みについての1点目として、健康ウオーキング事業に対してポイントの付与をする考えはないのか、伺います。  次に、2点目として、健康ポイント制度の取り組みについて、村の見解を伺います。  次に、農業を取り巻く環境は厳しさを増す中、平成29年度の農林水産省が発表した農業白書によると、2015年までの10年間で、販売農家数は全国で196万戸から133万戸へと32%減少したとのことであり、これに対し、法人経営体数は8,700経営体から1万8,857経営体と2.2倍に増加するとともに、農産物販売金額全体に占める法人経営体のシェアが15%から27%に大きく増加し、農業生産における存在感が増加しているとのことであります。また、販売農家における基幹的農業従事者数は、10年間で224万人から175万人と22%の減少であったものの、常雇い人数は6万1,000人から9万9,000人へと1.6倍に増加し、世帯員から雇用者への労働力のシフトが進展しており、特に、法人経営体の常雇い人数は、5万3,000人から10万4,000人へと2倍に増加し、しかも、常雇いの47%が44歳以下と、若い農業者の受け皿として大きな役割を果たしているとのことであります。  こうした状況の中、土地改良法が平成29年施行、また平成31年改正され、施行されることになっています。  そこで、質問事項3、農業基盤の整備についての1点目、改正土地改良法の改正点について、2点目、改正土地改良法に関する村の取り組みについて見解を伺います。  次に、質問事項4、行政運営の効率化について、1点。自治体クラウド導入に向けた、その後の取り組みについて伺います。自治体クラウドについては、平成29年12月議会を初め、過去に幾度も取り上げさせていただきましたが、自治体クラウドを導入した場合、交付税措置が受けられること、また自治体クラウドで運用することが可能な基幹業務システムは、理論上は全ての基幹業務システムが可能であること、またコストの削減、業務負担の軽減及びセキュリティーのさらなる向上が図れることなどがあります。しかし、各市町村の共同歩調を図る必要があるということでしたが、これまで村が取り組んできた取り組みについて伺います。  最後に、質問事項5、地籍調査事業について、1点目、地籍調査事業の進捗状況と、事業費の推移について。2点目として、国土調査法19条5項に対する村の取り組みについて伺います。  以上です。よろしくお願いいたします。 161 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君の質問に対する当局の答弁を求めます。              [村長 小高陽一君 登壇] 162 ◯村長【小高陽一君】 8番井下田議員の御質問にお答えいたします。  なお、質問事項1については、教育長から答弁させます。  質問事項2、村民の健康づくりを積極的に支援する取り組みについての1点目、健康ウオーキング事業ポイント制の付与についてとの御質問ですが、まず、昨年度に議会から提案をいただいた健康ウオーキング事業を実施いたしましたところ、おかげさまで、6月2日開催の教室は大変好評でありました。歩き方を変える実技講習の評判もよかったのですが、アンケート結果では、足裏バランス測定を行ったことが好評の要因の1つでもありました。ウオーキングのポイント制は、健康意識の向上に効果的のようで、県内自治体でも導入されているところでございますが、このたびの健康ウオーキング事業でわかってきた住民ニーズから、ポイント制よりも、体の変化が見える事業に重点を置いていきたいと考えております。  2点目、健康ポイント制の取り組みについてとの御質問ですが、健康ポイント制は、健診の受診や予防接種、ウオーキングなどの健康に関する活動への参加や実施に対し、ポイントを付与し、報奨品を贈呈することにより、健康増進につなげていく事業と認識しております。村のこれまでの取り組みは、他の自治体よりも、健康づくりの事業や、各種検診内容の充実を重視して取り組んでまいりました。特に、検診では、精度の高い検診を取り入れることにより、早期発見につながるものを実施しております。また、10年ほど前から、住民に浸透してまいりましたウオーキング事業により、自主活動団体も増えていることから、住民の健康意識は高まってきていると認識しております。  したがいまして、ポイント制による健康意識の向上も効果的とは存じますが、村といたしましては、検診内容の充実や健康づくり事業の内容をより魅力的にしていくことに重点を置いていきたいと考えております。  質問事項3、農業生産基盤の整備についての1点目、改正土地改良法の改正点についてとの御質問ですが、今回の改正の趣旨でございますが、近年の農業及び農村をめぐる情勢の変化に対応するとともに、土地改良区の業務運営の適正化を図るため、改良区の組合員資格の拡大、総代会の設置及び土地改良区連合の設立に係る要件の緩和等の措置を講じたもので、平成31年4月1日から施行されます。  2点目、改正土地改良法に関する村の取り組みについてとの御質問ですが、今回の改正では、土地改良団体の体質強化が主な目的でありますが、前回、平成29年5月26日の改正では、農地中間管理機構が借り入れている農地について、さまざまな条件はありますが、農家負担なしで基盤整備を実施できることになりました。村としては、この事業を活用してまいりたいと考えております。  質問事項4、行政運営の効率化についての自治体クラウド導入に向けたその後の取り組みについてとの御質問ですが、昨年の9月会議における井下田議員の一般質問において、メリットを含め、具体的な提言を受けましたので、茂原市長を交えた長生郡町村会の席上で、自治体クラウドの取り組みについて検討を持ちかけたところ、町村会主導で具体的な検討を進めていくこととなりました。まずは職員の基礎的な知識や理解を深めることが必要と考え、先進事例となる講師を招き、今月末に研修会を開催することといたしました。今後も導入の可否を含め、長生郡内市町村で調査研究してまいります。  質問事項5、地籍調査事業についての1点目、地籍調査事業の進捗状況と事業費の推移についてとの御質問ですが、地籍調査事業は、村全体を10地区に分け、事業を実施しているところであります。なお、事業進捗につきましては、法定事業費ベースでの進捗率で申し上げますと、村全体の計画事業費は11億9,000万円であり、事業開始の平成26年度から平成30年度までの法定事業費の合計は5億793万8,000円となっております。よって、進捗率は42.7%となっております。  次に、事業費の推移でございますが、平成26年度が6,640万2,000円、平成27年度が1億280万6,000円、平成28年度が1億7,608万8,000円、平成29年度が6,923万2,000円、そして、平成30年度が9,341万円となっております。  2点目、国土調査法第19条第5項の取り組みについてとの御質問ですが、本村におきまして、国土調査法第19条第5項の指定を受けて実施された測量成果はございません。  以上で、井下田議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 163 ◯議長【矢部眞男君】 教育長。              [教育長 木島晃一君 登壇] 164 ◯教育長【木島晃一君】 8番井下田議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、小学生の荷物の軽減についての1点目、いわゆる置き勉に対する小中学校の現状と教育委員会の取り組みについての御質問ですが、通学かばんの重さは、2011年度の学習指導要領の改定により、教科書等のページ数の増、大きさもA4サイズへと大きくなり、児童生徒の体への負担は大きくなっていると考えており、現在村内各学校で技能教科や資料集、辞書などは置いて帰ってよいこととして対応しております。また、今後とも学校・教育委員会で、子ども達の通学の負担軽減について検討してまいりたいと考えております。  以上で、井下田議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 165 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。8番井下田君。 166 ◯8番【井下田政美君】 それでは、自席において、再度質問させていただきます。御答弁、大変にありがとうございました。  初めに、置き勉について質問させていただきます。今年の11月12日の日本教育新聞の記事に、実際にランドセルの重さを図った記事が載っておりました。平均で8キログラム強あり、最も重いランドセルは14キログラムあったとのことでした。私も仕事中、7.5キロある測量機器をかついで歩いて移動しているんですけれども、かなりきつい思いをしております。子ども達が登下校時、8キロ以上のランドセルを背負って登下校するということは、体にかなりの負担がかかっていることが想像できますが、一松、八積、高根小学校の中で、自宅から学校までの通学距離が一番遠い生徒は何キロでしょうか。 167 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 168 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 ただいまの質問にお答えします。  通学距離ですが、一松小学校では、入山津の木島歯科の北側で約3キロメートル、八積小学校ではダイナミックゴルフ付近で約3.3キロメートル、高根小学校では北水口の長生団地の東部台付近で約3.6キロメートルが一番長い距離でありました。  以上です。 169 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 170 ◯8番【井下田政美君】 3キロから4キロの距離とすると、大人の早歩きでも30分から40分ほどかかると思いますが、ましてや子どもさんの足ですと、もっと時間がかかると思いますが、日本赤十字社医療センターの整形外科センター長、久野木順一先生によると、ランドセルの重さというのは、体重の約15%以下を目安にと注意喚起しております。村の各学校では既に置き勉を一部認めているとのことですが、おおよそ何キロ軽減できるのでしょうか。
    171 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 172 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 小学校高学年の場合、習字セット、絵の具セットなどのセット類で約5.3キログラム、道徳などの教科書類で約2.5キログラムとなっております。  以上です。 173 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 174 ◯8番【井下田政美君】 10月15日、NHKのおはよう日本で、重過ぎるランドセルの対策という題材で取り上げていましたが、番組では、各地でランドセルの重さについて調べている大正大学の白土健教授が説明をしておりましたが、小学生の平均体重をもとに計算したランドセルの重さの目安は、1年生が3.2キロから、6年生で5.7キロまでだと紹介していました。現在村の一部の小学校では、いまだ重い荷物を持って登下校している子がいるとのことですが、保護者に対して、この置き勉の通知はどのように行われているのでしょうか。 175 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 176 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 お答えします。  教育委員会の指導で、村内各学校長が申し合わせをしており、各学校で担任から児童生徒に指導しております。この間、特に保護者への通知はしておりません。  以上です。 177 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 178 ◯8番【井下田政美君】 先生もなかなか忙しいため、場合によっては指導が行き届かないことが考えられます。今後、保護者への通知も検討していただければと提言させていただきます。  長生村において、このランドセルとか、本とか教材用具の置き場所の確保はどのように対応しているのでしょうか。 179 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 180 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 置き場所ですが、習字などのセットは、出席番号順に収納するロッカーを指定して入れております。教科書類は、全員分をまとめて空き教室のロッカーの中に入れております。また、縦笛、色鉛筆は机の引き出しに入れております。あと学校では栽培した植物を持ち帰る場合は、個人面談の際に保護者に持ちかえってもらうようにしております。  以上です。 181 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 182 ◯8番【井下田政美君】 流山市では、昨年10月4日、市内校長会が各学校の判断で計画的に荷物を持ってこさせるか、持ち帰らせるかなどの配慮事項をまとめ、対応を進めております。この配慮事項の具体的な内容はわかりますでしょうか。 183 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 184 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 流山市校長会でまとめた配慮事項は、不必要なものは学校に置いていく4つのルールというものがあります。まず計画的に持ち帰りができるように教職員が指導する。安全面からも両手がふさがらないよう、下校時にチェックして、児童生徒の様子を見守り、声をかける。置いておく場所など、学校の状況に応じて対応する。児童生徒の荷物がなるべく減らせるよう、検討する。以上の4つでございます。  以上です。 185 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 186 ◯8番【井下田政美君】 今、流山市の状況を説明していただきましたが、この取り組みに対する村の見解を伺います。 187 ◯議長【矢部眞男君】 学校教育課長。 188 ◯学校教育課長長谷川浩一君】 流山市の取り組みについて、村の見解との御質問ですが、村でも同様に対応すべきと考えております。教育委員会としましても、今年9月6日に文部科学省から児童生徒の携行品に係る配慮について通知が発せられております。この中で、全国の工夫例が示されておりますので、各学校に今まで以上に具体例を示して、しっかり取り組みを指導してまいりたいと考えております。  以上です。 189 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 190 ◯8番【井下田政美君】 また取り組みの推進の方、強く要求して、この質問は終わりにさせていただきます。  続きまして、ウオーキング事業の質問をさせていただきます。村長答弁によると、当分展開しているウオーキング事業に重点を置いていきたいとの答弁だったんですけど、若干質問させていただければと思います。議会前の事前提出いただいた各種がん検診の受診率の推移と、特定健診の推移、また29年度の決算審査においての資料による受診率の成果による総合計画の視点から、この目標値に向けた受診率向上に対する対策と、今後の具体的な取り組み、また過去5年間の予防接種の接種率の推移をお聞きいたします。 191 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 192 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいま頂戴いたしました御質問が、受診率の向上に関する取り組み、それから、予防接種率の5年間の推移ということでございます。  まず、がん検診等の受診率の向上に対する件でございますが、平日の集団検診を受診できないという方が受けられるようにするため、今年度から土曜日検診を実施し始めたところでございます。土曜日検診の効果については、数年推移を見させていただいて、その効果を判断したいと考えております。また、今後は、村の健康増進計画という計画があるんですが、こちらの見直しに合わせて、未受診の方に未受診の理由について調査するような取り組みを行っていきたいと考えております。  次に、予防接種の率についてでございますが、過去5年間の推移ということで、子どもの定期の予防接種の率で御説明をさせていただきたいと存じます。まず平成25年度が85%でございました。平成26年度が86%、平成27年度が85%、平成28年度が86%、平成29年度が92%でございます。  以上でございます。 193 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 194 ◯8番【井下田政美君】 ありがとうございます。予防接種率については高い数値で推移していることが確認できましたけれども、引き続きまた、努力のほど、よろしくお願いいたします。  私の方から事前に提出させていただいております厚生労働省から入手した資料によりますと、医療費の適正の観点からという項目で、ポイント事業での予定抑制額は、1日当たりの歩数が高いほど医療費の抑制につながると推定しています。年間1日9,000歩、これはかなりの歩数になりますけれども、9,000歩以上歩いた場合、55歳で約4万1,000円から、さらに75歳では年間約34万1,000円の削減効果を推定しております。このデータに関する御意見をお願いします。 195 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 196 ◯健康推進課長【中川 広君】 事前にお示しいただきました資料を拝見させていただきました。一般的に言われていることとしてなんですけれども、ウオーキングは健康の維持ですとか増進に対して、大変な効果があるという認識を持っていたところでございますが、拝見させていただいた資料ですと、ウオーキングがもたらす医療費抑制の効果を大変わかりやすく、そして数値的にも説得力のあるもので示されている資料でございました。1日9,000歩以上歩くという形になりますと、本当に医療費の抑制としては大変な効果が出るというようなことを、大学の教授達がいろんな多くのデータを見ながら検証して、お示しいただいている資料かなと思いました。改めてウオーキングというものが、医療費抑制、それから健康維持、健康増進に寄与することなんだなと認識させられる資料だと考えております。  以上です。 197 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 198 ◯8番【井下田政美君】 今後、このデータも示されていますけれども、村長答弁でも、とりあえずウオーキング事業を今後は中心にやっていきたいということでありますので、そのウオーキング事業を検証した結果、また今後さらに検討していただければと思います。私もまた、いろいろと情報を集めて、検討して、また提案させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、改正土地改良法の改正点について、伺います。平成29年改正の土地改良法は、農地中間管理機構が借り入れている農地について、農業者の申請、同意、費用負担によらず、この費用負担というのが大変大事だと思いますけれども、費用負担によらず、都道府県が基盤整備事業を実施できる制度になりました。農地中間管理機構、農地整備事業を千葉県へ申請できる対象者とは、どのような対象者が考えられますか。 199 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 200 ◯産業課長【芝崎信幸君】 お答えします。  まず、対象者でございますが、担い手農家さん、受け手の皆さんですね。農地の提供者、所有者等になります。構成されます地域集落営農組織をつくっていただきまして、申請するというようなことになります。  事業内容につきましては、排水整備や区画の大規模化などの基盤整備を実施できるものとなります。  以上です。 201 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 202 ◯8番【井下田政美君】 先ほども申しましたように、この事業で利点、大きなメリットは、個人負担のかからない事業であるということですけれども、この事業採択への流れと、事業の費用の、結局はどこかで費用を国が出すのか、どこが出すか。国が出すということですけれども、この事業費用の負担の割合というのはどのような割合になっているんでしょうか。 203 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 204 ◯産業課長【芝崎信幸君】 まず負担の割合から御説明申し上げます。  この事業に対しまして、国62.5%、県が27.5%、市町村10%となっております。  続きまして、採択要件でございますが、採択要件としましては、5つの要件がございます。まず1点目ですが、事業対象農地を全て農地中間管理機構へ集積し、中間管理権が設定されること。2つ目としまして、事業実施範囲が10ヘクタール以上あり、各団地の面積が1ヘクタール以上あること。3番、機構の借入期間が15年以上という制約もございます。4つ目としまして、事業対象農地の8割以上を、事業完了後、5年以内に担い手農家に集団化すること。5番目としまして、本事業の実施により、5年以内に事業実施地域の収益率が向上すること。具体的に申し上げますと、販売金額が20%以上の向上すること。また、生産コストの20%以上の削減を図ることとなっております。生産コストの削減については、最近、国から示されました水稲の1俵当たりの生産費が示されたところでございますが、生産費9,600円以下にすることということで、具体的な数字が示されたところでございます。  以上です。 205 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 206 ◯8番【井下田政美君】 お聞きすると、なかなかハードルの高い採択要件でありますが、村内の関係者を初め、関係団体の皆様のためにも、ぜひ事業採択に対してのアドバイスと情報提供をしていくべきと考えますが、最後に見解を伺います。 207 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 208 ◯産業課長【芝崎信幸君】 村としましては、県などの関係機関と連携を図り、基盤整備事業を実施した場所の取り組み状況を参考にしまして、事業を進める上で有効な情報を共有し、関係団体の皆様とともに、事業を推進してまいりたいと考えてございます。 209 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 210 ◯8番【井下田政美君】 また努力のほど、よろしくお願いいたします。  自治体クラウドについては、今後、説明会等を開催されて、その後、また具体的にいろいろと検討してされると思いますので、この項目の質問は省略させていただきます。  最後に、地籍調査事業について、お尋ねいたします。現在まで、5年間の総事業費5億793万8,000円の事業費とのことでありますけど、この事業費の仕分け、特別交付税措置も含めて、村負担分の年度別実質負担額とともに教えていただけますでしょうか。 211 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 212 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 ただいまの御質問にお答えをいたします。  5年間の合計で申し上げます。国負担分が法定事業費の50%で2億5,396万9,000円、県負担分が総事業費の25%で1億2,698万4,500円、特別交付税措置分が総事業費の20%となりますので1億158万7,600円、そして村の実質負担が法定事業費の5%となりますので2,539万6,900円となっております。また、村の負担の年度別の実質負担額でございますが、26年度が332万100円、平成27年度が514万300円、平成28年度が880万4,400円、平成29年度が346万1,800円、平成30年度が467万500円。  以上でございます。 213 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 214 ◯8番【井下田政美君】 国、県の多額の負担率と交付税措置を受けられる事業でありますので、引き続き事業の完了に向け、さらなる努力をお願いいたします。  次の質問をお尋ねします。2019年度、委託料の当初予算、どのぐらいを考えていますでしょうか。 215 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 216 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 平成31年度の地籍調査の業務委託料は、現在、予算要求段階ではございますが、1億9,240万円を予定しております。  以上です。 217 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 218 ◯8番【井下田政美君】 また予算要求に向けて、努力の方、よろしくお願いします。  国土調査法19条5項は、地籍整備推進調査費補助金の補助を受けることができます。指定を受けるための対象となる測量、調査とは、どのようなものが考えられますでしょうか。 219 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 220 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 地方公共団体や民間事業者等が実施した国土調査以外のさまざまな測量成果のうち、国土調査の成果と同等以上のものが対象となります。  以上です。 221 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 222 ◯8番【井下田政美君】 また、この一定の要件を満たして指定を受けた場合、地籍整備推進調査費補助金の補助が受けられますが、その対象面積と補助金はどのくらいになるでしょうか。 223 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 224 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 対象面積につきましては、500平方メートル以上となります。また、補助項目は地籍情報の整備に必要な調査や測量等の経費となります。また、補助率は地方公共団体が実施したものが経費の2分の1以内、民間事業者が実施したものが3分の1以内となっております。  以上です。 225 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 226 ◯8番【井下田政美君】 19条5項の指定を受けた場合、または受けるためには、一定の要件が必要となりますが、今後村の事業を行う場合、活用する考えはどのようにお考えでしょうか。 227 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 228 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 村が行います事業につきましては、事業規模がさまざまでありますので、個別に費用対効果を検証しながら、活用について検討してまいりたいと考えております。  以上です。 229 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君。 230 ◯8番【井下田政美君】 村が行う事業について、また積極的な活用を求めます。  先ほど説明をいただきましたけれども、民間業者においても500平米以上から3分の1の補助が受けられますので、ぜひ周知していただき、一日も早い事業の完結を求めるものでございますけれども、最後に、見解、答弁、お願いします。 231 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 232 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 民間が行いました事業につきましても、測量成果として認められますので、地籍調査事業全体のさらなる進捗が図れるものと考えております。村といたしましては、そうした制度の周知を図ることに努力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 233 ◯8番【井下田政美君】 終わります。 234 ◯議長【矢部眞男君】 8番井下田君の一般質問を終了します。  ここで、暫時休憩といたします。会議の再開は、13時ちょうどといたします。               午前11時57分 休憩               午後 1時00分 再開
    235 ◯議長【矢部眞男君】 休憩前に引き続き、会議を開きます。5番塩谷君。              [5番 塩谷法道君 登壇] 236 ◯5番【塩谷法道君】 日本共産党の塩谷法道でございます。議長の許可を得ましたので、一般質問をさせていただきます。  昨今のマスコミ報道をにぎわしているのが、日産のゴーン会長の逮捕です。東京地検によって、50億円とも80億円とも言われる所得隠しの容疑で摘発されたものでございます。経営改善に名を借りて、社員を何万人も首を切り、みずからの私腹を肥やしていたというのですから、国民の怒りが湧き上がったのも当然でございます。アベノミクスは一部の大企業と大金持ちを豊かにし、富裕層への富の集中、中間層の疲弊、貧困層の増大という形で、貧困と格差が広がっています。保有株式が時価総額で1,000億円以上の超大株主が、安倍政権のもとで5倍に膨れ上がり、9月末現在で58人、18兆6,000億円でございます。株保有だけで3兆円とか、2兆円を超す資産家達の話でございます。  一方で、命綱である健康保険料も払えない国民が増えています。年金が下げられ、賃金も上がらない。消費税を初め、税金が上げられ、医療や介護の負担が一層重くのしかかり、まさに二重、三重の生活苦が国民を苦しめています。こんなときだからこそ、国の悪政の防波堤となって、村民の命と健康、福祉を守るという村政の真価が問われているのではないでしょうか。  質問の第1は、若い子育て世代を呼び込むためにも、公共住宅の建設並びに改修を行う必要があるという点です。良質な公営住宅建設こそ、若者確保の決め手となります。9月会議でも要求しましたが、県営住宅の建設要求と村営住宅の建設、抜本改修が求められています。まず最初に村の将来を考えるならば、住宅政策に関する総合計画、基本計画の見直しが必要と考えますが、検討の意思があるかどうか、村長の見解を伺います。  第2に、当面の住宅政策として、現在の村営住宅について、改修、修繕の必要があると考えますが、その見通しについて伺います。  質問の第2は、地震・津波からの避難道路の拡張と、路線バスの停留所の新設並びに屋根の設置についてであります。住民要望が強く、避難路確保の点からも急がれる海側から内陸部への避難道路の橋りょうの拡幅の見通しについて、質問をいたします。住民要求に基づく路線バス停留所の新設並びに各停留所に屋根を設置する点について、バス会社に交渉することを求めますが、そのお考えがあるか、お尋ねいたします。  3番目の質問は、村内業者などへの融資や補助助成の必要についてであります。村の中小企業政策、とりわけ小規模業者への支援策は、余りにも貧困です。起業家を含め、村内業者への援助策を強化する意思があるかどうか、質問いたします。  4番目の質問は、医師不足を解消するために、医師確保のための特別奨学金制度の確立を提案いたします。  最初に、国や県の余りにも劣悪な医療対策の遅れ、特に医師不足について、村長の考え方をお尋ねします。  次に、長生郡市の中核病院であり、急性期入院医療、救急医療を担う長生病院の医師不足は深刻でございます。外科医は1人、産婦人科医はゼロという非常事態となっていますが、どうお考えですか。深刻な経営状態を立て直す最重要課題は医師の確保と考えますが、村長のお考えをお聞きします。  医師不足を打開するためには、長生郡市共同で医師確保のための特別奨学金制度の設立を急ぐ必要があると考えますが、この計画を進めていく上では、村独自でも先頭を切って取り組み、活路を開くことが重要と思いますが、村長の決意をお尋ねします。  経済的理由で大学進学を断念している子どもに、夢を与えることにもなります。医師確保特別奨学金制度の確立を急ぎ、年1人の目標でも、これを積み上げれば、10年後には大きな果実をもたらすことは自明の理と思いますが、村の考えをお尋ねします。  最後に、駅周辺整備事業についてであります。この計画の中で、駅北側、すなわち裏駅の広大な駅前広場と、幅員19メートルの都市計画道路、とりわけ自由通路と橋上駅は不要不急であり、計画から除外すべきと考えます。そもそもこの計画の発端は、城之内リゾート開発計画にあるわけですが、これが破綻した現在では、総合計画について抜本的な見直しをするというのがまともな筋道ではないのですか。村の考え方について、ただします。  ちなみに、日本共産党長生議員団が昨年村に提出した2018年度予算要求では、次のように指摘しています。  1、村が実施した八積駅周辺環境整備事業に伴うアンケート調査の結果でも、不満のトップは駐車場が少ない、2位が周辺道路が狭い、3位、南口広場が混雑、危険という意向です。八積駅北側地域の都市計画道路を中心とした駅周辺整備計画を中止し、白紙に戻して、新たに駅北側地域の排水対策事業と、駅南側周辺整備の二本柱の計画を住民参加で立案することが必要です。駅周辺まちづくり整備事業計画策定の前に、地権者、居住者、住民代表と役場職員を合わせた駅周辺整備推進委員会をつくり、住民の意向を十分に反映した計画立案を進めること、自由通路の設置は事業費も莫大となり、利用見通しもないので、駅北側開発口開設の見通しがつくまで中止することと指摘しております。なお、8年ほど前に、民間団体である私どもの村づくりの会が実施したアンケート調査では、860人余りの御回答でございましたけれども、現状のままでよいなど、総合計画案に反対の意見が8割を超えていました。だからこそ、一旦沙汰やみになったわけでございます。計画の抜本的な見直しを求めて、1回目の質問を終わります。 237 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君の質問に対する答弁をお願いします。小高村長。              [村長 小高陽一君 登壇] 238 ◯村長【小高陽一君】 5番塩谷議員の御質問にお答えいたします。  質問事項1、若い子育て世代の呼び込みに公営住宅の建設並びに改修をの1点目、村の将来を考えるならば、計画の見直しは必至であると考えるが、検討の意思があるかとの御質問ですが、村といたしましては、第5次長生村総合計画・後期基本計画における住宅施策を推進する考えであり、現計画を見直す考えはございません。  2点目、当面、村営住宅の改修、修繕を行う必要に迫られているが、その見通しをお尋ねしますとの御質問ですが、村営住宅の改修、修繕につきましては、9月会議でも御答弁いたしましたが、適宜適切に修繕を行うこととしております。  質問事項2、避難道路の拡張と路線バスの停留所の新設並びに屋根の設置についての1点目、住民要望が強く、避難路確保の点からも急がれる海側から内陸部への避難道路の橋りょうの拡幅の見通しについてとの御質問ですが、避難路となる県道茂原長生線にかかる橋りょうの整備計画を長生土木事務所に確認したところ、松潟用水にかかる小泉橋は、平成31年度に拡幅工事が予定されているとのことであります。また、二級河川内谷川にかかる高崎橋につきましては、今年度橋りょうの調査が行われておりますが、拡幅の予定はないとのことであります。  なお、二級河川内谷川にかかる村管理の橋りょうのうち、波見守橋は避難路整備として平成28年に新設いたしております。その他に6橋が架橋されておりますが、いずれも拡幅の予定はございませんが、順次、長寿命化修繕工事を実施しているところでございます。  2点目、住民要望に基づく路線バス停留所の新設並びに各停留所に屋根を設置するよう、バス会社に交渉する考えがあるかとの御質問ですが、停留所の新設及び屋根の設置につきましては、路線バスの事業者によるものとなりますので、自治会長を通じた要望で利用者が多いと判断されれば、村としても事業者に対し要望してまいります。  質問事項3、村内業者等への融資や補助助成の必要性の小規模事業者への支援策が余りにも貧困であるため、起業家を含め、業者への援助策を強化する意思があるかとの御質問ですが、現在の小規模事業者の支援といたしましては、設備改善資金の融資を受けた者に対する中小企業設備改善資金利子補給事業がございます。また、受注機会の拡大を図るという面から、住宅リフォーム補助事業の対象工事は、村内施工業者が施工するリフォーム工事に限定しております。他に村では、簡易な工事並びに業務委託等は小規模工事等契約希望者登録名簿に登載された事業者に発注することとなっております。今後も新たなニーズに対応できるよう、村商工会等と連携を密にしてまいります。  質問事項4、医師不足解消のための努力の一環として、医師確保特別奨学金制度の確立を求めるの1点目、国や県の医療対策の遅れ、特に医師不足について、村長の考え方をお尋ねしますとの御質問ですが、国や県の医療対策の遅れについては、私が見解を述べることはできませんが、医師不足という点については、私としても認識しております。  2点目、長生郡市の中核病院であり、急性期入院医療、救急医療を担う長生病院の医師不足は深刻です。医師確保のため、長生郡市共同で特別奨学金制度の設立を急ぐ必要があると考えます。計画を進める上でも、村独自でも先頭を切って取り組む必要があると思うが、村長の決意をお尋ねしますとの御質問ですが、広域市町村圏組合の副管理者として、管理者会議にて長生病院の医師不足、特に外科医と産科医の現状について報告を受けております。が、この件は、長生病院の運営にとっても、最重要課題であると認識しております。また、医師確保のための努力として、管理者である茂原市長を筆頭に、医師派遣の要望活動を行っているところでございますが、決定打がないところであります。  議員の御質問の医師確保のため、長生郡市共同の特別奨学金制度の設立のため、村独自で先頭を切って取り組む必要があるかとの点については、過去に広域の産科医療問題検討会で、奨学金の制度創設について検討した経緯がございます。しかし、長生管内に研修病院がないため、奨学金だけでは医師の確保につながらないとの事情から、奨学金制度の創設には至りませんでした。千葉県の制度で、千葉県医師修学資金貸付制度や、自治体病院医師確保研修資金等貸付制度という医師確保の奨学金制度がございますので、村独自の医師確保の奨学金制度を設立するということは考えておりません。今後も医師不足解消に対しては、関係機関に派遣要望活動を継続して行ってまいりたいと考えております。  質問事項5、駅周辺整備事業についての北口駅前広場、都市計画道路と自由通路、橋上駅舎は不要不急であり、破綻した城之内リゾート開発構想を引き継ぐ計画は見直すべきだがどうかとの御質問ですが、本村は、平成11年に都市計画制度を導入し、併せて、長生村のまちづくり基本方針の策定、これに基づき、都市計画道路などの都市施設の決定をいたしております。その後、本村を取り巻く社会情勢が大きく変化していることを踏まえて、平成28年3月に、第2次計画となる長生村都市計画マスタープランを策定しております。なお、本計画におきましても、八積駅を交通結節点とし、機能強化を図ることが必要であるため、1次計画と同様に、都市計画道路の計画決定を継続することとしております。また、都市計画道路などの都市施設の整備につきましては、現在進めております八積駅周辺環境整備事業の2期事業に位置づけております。2期事業の計画につきましては、1期事業の中でまちづくりワークショップを開催し、住民から御意見をいただきながら、まちづくりの総合的な評価を行い、進める考えであります。  以上で、塩谷議員の御質問に対する私からの答弁とさせていただきます。 239 ◯議長【矢部眞男君】 第2質問ございますか。5番塩谷君。 240 ◯5番【塩谷法道君】 公営住宅の建築、改修、修繕、これに対する御答弁が9月会議の答弁と全く同じ、第5次総合計画後期基本計画における住宅施設を推進するとして、現計画を見直す考えはないとのことですけれども、9月議会でも指摘しました、住生活基本法とか公営住宅法、これらの住宅関連法の目的や基本理念を、全く理解していない御答弁と言わなければなりません。  そこで、再度確認のために、これらの住宅、住生活基本法や公営住宅法で、一体どういうことが規定されているのか、村長に事前にぜひ読んでいていただきたいとお願いしましたので、この点についてどういうお考えがあるか、村長の御答弁をいただきたいと思います。 241 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 242 ◯村長【小高陽一君】 私も実は勉強不足でして、塩谷議員に指摘されるまで、住生活基本法並びに公営住宅法、これを全文読んだのは実は初めてでございました。議員がおっしゃるように、安価で、そして暮らしやすい住宅を提供しなければならない、そのようなことが書かれておりました。 243 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 244 ◯5番【塩谷法道君】 今、安価でというような話があったんですけれども、もっと大事なことが目的、あるいは基本理念には入っているわけでございます。基本理念の中には、例えば住宅が国民の健康で文化的な生活にとって不可欠であることに鑑み、低額所得者、高齢者等の居住の安定の確保、これはまさに憲法25条に基づく規定です。それと、また基本的施策の中には、子どもを育成する家庭向けの賃貸住宅の供給の促進、その他、必要な施策を講ずるものとする、こういうふうに地方自治体にも義務づけているわけでございます。そういうことから見ますと、長生村の公営住宅に対する取り組みは非常に遅れていると言わなければなりません。しかも、今、村長の御答弁にありました、現計画を見直す考えはないというんですけれども、そうしますと、全く住宅政策をやらないと言わざるを得ないと思うんです。私、これ、ずっと総合計画、前期、後期を見てみましたけれども、結局は村営住宅の運営と書いてあるだけでございます。これで本当に住宅問題を真剣に考えているのかということをやはり問わざるを得ないと思います。  それでは、この住宅について、一体どういう状況があるか。これは、私、実は決算委員会でびっくりしたんですけれども、何と村営住宅から住宅使用料を、全体として29年は167万1,600円受け取っております。ところが、村営住宅維持管理費は22万4,290円。全くほとんど何もやっていないと同じです。しかも現在空き家が5軒ございます。やはりこういう村の大事な資産である村営住宅というものを、空き家で放置しておくようなことは許されません。ましてや、今、多くの低額所得者の方達と私、接触してみますと、民間の住宅はこれよりもはるかに狭い50平米、あるいはそれ以下の住宅でも、大体3万5,000円から5万円はとられるんです。これから比べたら、村営住宅というのはすばらしい住宅なんですよ。私、実は関議員と2人で視察をいたしましたけれども、非常に広い65平米ぐらいあるんですね。これは東京でいったら、立派な3DKのマンションなんですよ。買えば恐らく2,000万円、3,000万円するような。それぐらいの広さを持っておって、なおかつ裏庭が非常にあります。倉庫がそこにもあります。それから、日当たりはもちろんいい。何よりも駅に近い。こういう立派な村営住宅なんですから、やはり放置しないで、きちっと修繕すべきはして、そして、そこに若者にもこういう住宅があるから来てくれよと、これがやはり住宅政策のあり方じゃないでしょうか。その点、どうでしょうか。単に計画を見直すという考えはないというような突っぱねるんじゃなくて、そこら辺、いかがお考えでしょうか。村長の見解をお尋ねします。 245 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 246 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  先ほども答弁したとおり、今すぐ見直す考えはございません。 247 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 248 ◯5番【塩谷法道君】 余りにも居直ってもらうと困るんですけれども。  それでは、お尋ねしますけれども、この長生郡市自治体7市町村と比べてみたらいかがでしょうか。私の調べでは、茂原市が約800戸、白子町14戸、一宮町118戸、睦沢町23戸、長柄町163戸、長南町69戸、長生村が12戸でございます。こういう状態がやはり7市町村の中で最も住宅政策が遅れている、こういうふうに指摘しなければならないと思いますけれども、それはどのようにお考えですか。 249 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 250 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 それぞれの市町村によりまして、住宅施策につきましては同じ考え方ではないと思っております。村といたしまして、当時の建設時には定住促進ということで村といたしましては建設12戸ということで計画をしたところでございます。それ以外の市町村につきましては、施策上、どういった内容でそれだけの公営住宅を持っているのかということにつきましては、私ども承知はしておりませんが、村といたしましては、当時の需要に対応するための戸数を保有したというところでございます。 251 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 252 ◯5番【塩谷法道君】 当時のことを聞いているのではなくて、今の段階で、実際にそういう村営住宅をきちっとつくり、あるいは増やしていくということが必要ではないかということでお聞きしたわけです。先ほど言いましたように、これはまさに低額所得者、あるいは高齢者等の居住の安定の確保、こういう憲法の25条に基づいたそういう立派な施策なわけでございますから、これをおろそかにしているということは、本当に住宅政策を全くやらないのと同じと言わざるを得ないのでございます。  それでは、今まで空き家があるわけですけれども、公募をどのぐらいやっていますか。ここ何年か。 253 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 254 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 募集の戸数につきまして申し上げますと、平成17年度からの数値となりますが、平成17年には2戸、そして、平成18年には1戸、そして平成20年度に1戸、そして、21年度に3戸、そして22年度に2戸でございます。なお、24年度以降につきましては、施設の老朽化等々の問題によりまして、入居者の募集を停止しているという状況でございます。  以上です。 255 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 256 ◯5番【塩谷法道君】 老朽化を放置して、現にまだ住んでいるわけですから、空き家のまま、それはそのまま募集もしないというのは、まさに怠慢そのものではないですか。やはりきちっと修繕すべきところは修繕して、少なくとも満杯に常にしておくというのが、村の財産をきちっと使う、そういう意味からも、また現実にたくさんのそういう低家賃のいい住宅を求めている人というのはいるわけですから、この人達の要望に応えるということが大事なのではないでしょうか。その点、もう一度、再度お願いします。 257 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 258 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 今の村営住宅の状況につきましては、今申し上げましたことに加えまして、やはりバリアフリーの改修でありますとか、近年の住宅水準に届いていないというようなことからしますと、大規模改修が必要であるというようなことは考えております。しかしながら、村といたしましては、大規模改修の予定がないということがまず1つ。それと、村営住宅といいますか、住宅需要によりましては、村内におけます賃貸の状況で申し上げますと、過去の村が村営住宅を建設した当時は、村内に賃貸の住宅というのはほとんどございませんでした。なお、それ以降につきましては、かなりの数での住宅等々も立地しているというようなことから、村といたしましては、現在の村営住宅の入居の今の状況からして、それを改善する、大規模改修を行うまでにないというようなことから、実際にはその入居を求めていなかったという状況でございます。 259 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 260 ◯5番【塩谷法道君】 住宅の現実をほとんど知らないんじゃないですか。私どもの近くの八積地区にしても、あるいは七井土地区ですね。こういうところを見てもらえばわかりますけれども、今の村営住宅よりもはるかに規模が小さく、また条件の悪いようなそういう賃貸住宅で我慢されている方が、本当にたくさんおられます。そこも、私が調べてみましたら、家賃が3万5,000円から6万円ぐらいまではいっていると思います。つまり、村営住宅というのは、これだけ65平米もありながら、恐らく上限、大体3万円ぐらいじゃないでしょうかね。もちろん収入制限とか、そういうものがありますから、誰でも入れるというわけではございませんけれども、やはりこういうちゃんとした村営住宅がある以上は、そこをきちっと改修して、住まわせる必要があると。  今、御答弁の中で、大改修をする必要があるんだというお話がありました。やはりそういうことも含めて、大改修の必要はあるけれども、計画がないからやらないんだという話です。もし計画がないと、建築ないし大規模な改修はできないということであるならば、少なくとも2年後の第6次総合計画には組み入れることが必要だと考えられますけれども、村長の御答弁をお願いします。 261 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 262 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  第6次長生村総合計画の策定につきましては、本年度より策定作業を行うこととし、今後、多様な御意見を伺いながら計画を策定したいと考えております。よって、住宅施策につきましても、さまざまな御意見があろうかと思いますので、そうした御意見を参考としながら、検討してまいりたいと考えております。 263 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 264 ◯5番【塩谷法道君】 そうしましたら、先ほどのまちづくり課長の大改修の必要性があるということも踏まえまして、第6次総合計画には必ず組み入れていただきたいということをお願いして、2番目にまいります。  まず改修、修繕についてでございますけれども、建築大規模改修が現在の計画にないというのであれば、現存する住宅の改修、修繕が求められております。先ほど言いましたけれども、私の視察結果によりますと、今の村営住宅はきちっとしていれば、非常に魅力ある住宅でございます。まず駅に近く、立地条件が最善、日当たりが極めて良好、間取りも広く、収納スペースも十分確保されています。南側に庭があり、倉庫も設置されているのです。  ただ、大きな欠点があります。1つはトイレがくみ取り式でございます。2番目に、風呂の設置場所が確保されていますけれども、風呂おけ、浴槽はありません。風呂釜もありません。3番目に、雨漏りにより、窓際の畳と床が底抜け、腐食ないし変色しております。4番目に、天井にも雨漏りによる変色があります。大改修が現計画では無理というなら、これらの改善だけでも行うならば、それこそ、抽選会をしなければならないほど、応募者が来ることは間違いありません。村民の福祉をいうならば、とりあえずこの改修、修繕を行うべきだと考えますけれども、いかがでしょうか。 265 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 266 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 現在の村営住宅の状況につきましては、ただいま塩谷議員の方から御説明のあったとおり、トイレにつきましてはくみ取り式、そして風呂につきましては、浴槽など持ち込んでもらうということとなっております。村といたしましては、入居当時から、このような状況で実際運営をしていることでございますけれども、これらの改修につきましては、現在のところ、予定としてはございません。 267 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 268 ◯5番【塩谷法道君】 雨漏りによる畳の取りかえ、補修はこれはすぐにでもできると思いますけれども、くみ取り、風呂釜について、やはりもう一度検討してもいいんじゃないか。現に、建築年が1970年、昭和50年代後半ぐらいから、いずれも水洗トイレ、風呂釜つきが標準になっているのではないかと思いますけれども、どうでしょうか。 269 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 270 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 近隣の状況につきまして、私どもでも調査させていただきました。茂原の状況で申し上げますと、茂原には相当数の市営住宅がございますが、中でもやはりくみ取りであったり、それ以外ということでの公営住宅が実はございます。茂原に関して申し上げますと、昭和50年代以降につきましては、トイレにつきましては水洗のトイレというようなことになっているということにつきましては、私ども、調査をさせていただいたところでございます。  以上です。 271 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 272 ◯5番【塩谷法道君】 大規模な改修がまだできないということですけれども、それでは、当面、現在空いている5戸について改修して、そして、その終了後に現存の、現在住んでおられる7戸を改修するという手順で改修作業をしたらどうでしょうか。そうすれば、家賃収入ももちろん今まで以上に入りますし、まさに住宅をきちっと整備していくという村の責任も果たせるのではないでしょうか。 273 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 274 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 村の方針といたしまして、平成24年から入居を求めないという、新たな入居を求めないということで、村の方針を定めさせていただいております。なお、村営住宅の運営につきましては、現在、これに基づきまして行っているというのが先ほど説明させていただいた内容でございますが、空きの改修をし、そして、その後に今入っている方達のところの改修をするということにつきましても、今現在の計画の中には持っておりません。  以上でございます。 275 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 276 ◯5番【塩谷法道君】 先ほどから言っているように、公募を中止してしまったと。それから、大改修をしないと、こういう方針自体が間違っているということを、私は先ほどから言っているわけです。これは聞いておられる方はわかると思いますよ。現実に村にある村有財産を放置しておるわけですから。あのまま放置したら、どんどんそれは腐る一方です。こういうことは許されませんよ。やっぱり住宅を整備するということと同時に、村の財産でもある、ああいうものをきちっと改修して、もともと長寿命化というのは義務づけられているんじゃないですか。そういう意味でも、しっかり修繕はやっていかなきゃならないと思うんですけれども、再度、その決意をお願いして、この問題は終わりますけれども、いかがですか。 277 ◯議長【矢部眞男君】 まちづくり課長。 278 ◯まちづくり課長【田中喜宣君】 修繕につきましては、ただいま入居いただいている方達の不便とならないように、適切に修繕をしていきたいと考えております。  以上です。 279 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 280 ◯5番【塩谷法道君】 これで1問目を終わりますけれども、最後に、やはりそういうふうにかたくなに言うのではなくて、前向きに修繕も少しはやるんだと。それから、特に2年後の6次計画においては、しっかりと住宅政策を入れていくんだということをお願い申し上げまして、1問目の住宅問題は終わらせていただきたいと思います。  それでは、2問目の避難道路、バス停の問題ですけれども、避難道路につきましては、一松地先の松潟用水にかかる小泉橋は、来年度、拡張工事が行われるという答弁が得られました。長年の地域住民の要望が実現されることになり、努力を多としたいと思います。  二級河川内谷川にかかる高崎橋は、来年度予定されていないとのことですが、今年度調査をやるわけですから、これを急いでいただいて、一日も早く改修していただきたいと思います。  2番目のバス停の新設と屋根の設置の問題ですけれども、現在、私のもとに寄せられている要望は、スーパーナリタヤ前に新たに停留所を設置していただきたいとの要望です。また、一松地先の鈴鹿神社の前のバス停に屋根を設置していただきたいとの要望であります。今夏のように猛暑が続きますと、バスを待っているというのが大変だということです。来年夏までには何とかつけてあげたいと思います。自治会長を通じて要望されれば、村として尽力するということですが、早速要望書をまとめてみたいと思いますけれども、村の努力を重ねて伺います。 281 ◯議長【矢部眞男君】 企画財政課長。 282 ◯企画財政課長【木島正人君】 先ほど村長が答弁したとおり、自治会長を通じた要望で利用者が多いと判断されれば、事業者の方に要望してまいりたいと考えております。  以上です。 283 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 284 ◯5番【塩谷法道君】 それでは、3番目の村内の小規模業者への援助の問題でございます。私、初めて決算委員をやってみましてびっくりしたんですけれども、大企業への援助と中小企業への支援金を比べてみますと、大変な問題ですね。例えば、大企業に対する企業立地奨励金、これは29年度決算で3,963万円でございました。ところが一方、中小企業支援金は商工会活動支援を含めても785万7,820円、それを入れなければ、520万円そこそこでございます。しかも、住宅リフォーム事業補助金、29年は171万7,000円、予算は400万円をとっておったんですけれども、こういうように非常に少ない額しか運用されていない。家庭用LED照明器具購入リフォーム事業も169万円でございます。予算は250万円ありました。なぜ予算より減額したのか。お尋ねします。 285 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 286 ◯産業課長【芝崎信幸君】 ただいまの御質問にお答えします。  住宅リフォーム事業でございますが、国の社会資本総合整備交付金を充てておりますので、そちらの方の減額によりまして、村もおのずと減額となるということでございます。  以上です。 287 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 288 ◯5番【塩谷法道君】 国の施策ということですけれども、非常にこれはすばらしい事業なわけです。住民が喜ぶと同時に、地元の小規模業者が非常に潤う立派な事業ですので、まさに村単独ででもやっていかなければならない事業だと思います。それを要望しておきます。
     特に決算委員会では、他の委員からも意見がございましたけれども、大企業は採算性があり、必要ならば補助金などなくても進出してくるんだと、こういう御意見がありました。私も全くごもっともだと思って聞いておりましたけれども。だから、この補助金制度が間違っているとまでは言いませんけれども、余りにも村内の小規模業者への支援策が少ないわけです。そういうことで、時間がないから。  かつて、全国では、無担保無保証人の営業資金、生業資金の貸し付けが行われたこともありますけれども、何らかの小規模事業者に対する支援策をつくるべきではないのでしょうか。小規模事業者は、これから年末にかけて大変厳しい状況に置かれると思うが、前向きの検討を求めたいと思います。 289 ◯議長【矢部眞男君】 産業課長。 290 ◯産業課長【芝崎信幸君】 その辺に関しましては、商工会を通じまして、ニーズ把握した上で検討していきたいと考えております。 291 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 292 ◯5番【塩谷法道君】 それでは、ぜひ前向きに検討していっていただきたいと思います。  それでは、続きまして、医師の養成の問題でございます。医師養成について、やはり奨学金制度が一番具体的で有効な手段と言わざるを得ません。これは、全国各地で僻地医療対策とか、そういうことも含めて、大々的に取り組んできています。千葉県が特に遅れているわけなんですよね。そういうことで、もしわかれば、10万人当たりの医師の数ですね。これを明らかにしていただきたいと思います。全国で何人、千葉県で何人、それから、千葉県内は9つの圏に分かれておりますけれども、それぞれの医師の数がわかりましたら、お願いします。 293 ◯議長【矢部眞男君】 健康推進課長。 294 ◯健康推進課長【中川 広君】 ただいまの御質問、お答えいたします。  人口10万人当たりの医師の数ということで、千葉県の保健医療計画という計画がございまして、この計画の中の数値で確認いたしました内容で御説明させていただきます。  まず全国の平均でございます。240.1人です。次に、千葉県でございます。189.9人です。山武長生夷隅、これ、二次保健医療圏という名称になりますが、この山武長生夷隅では112.7人でございます。  以上です。 295 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 296 ◯5番【塩谷法道君】 千葉県内の9つの圏域の中で、やはりこの山武長生夷隅、この医療圏が一番最下位なんですね。112.7人でございます。全国の本当に半分以下、こういう状況なんです。だから、医師を本当に真剣に増やす努力をしないと、とてもじゃないけれども、我々の今後の医療が立ち行かなくなる。現実に今、救急で救急車に乗せられて長生病院に行っても、外科医がいないということで、そこに収容できない場合があるんです。多いんです、これが。だから、亀田とか、そういうところに連れていかれるわけですけど、やはり中核病院たる長生病院は、そういうものをきちっと備えていなければならない。だから、外科医でいえば最低3人、理想的には4人いないといかん。それから、産婦人科もそうです。最低3人、理想的には4人きちっといないと、しっかりしたフォローができないということになっているわけです。ですから、ぜひ村長も副管理者をやっているわけですから、広域圏の中でやっていただきたい。それが、県やそれだけではだめだということは、そこでやると、どうしても薄くなるんです。先ほど言ったように、県内でも一番低い医師の配置しかないんです。ですから、県段階でやると、よほど立派な配置計画を立てない限りは、ここはいつまでたっても医師の過疎地になる。  ここで、今、非常にすばらしい活動をしているのは岩手県なんですけれども、これは県を挙げて、配置計画まで含めて全部やっている。先ほど村長が何か研修とかそんな話がありましたけど、これも実際にはきちっと組織として保障するようにすれば、つまり卒業したら、すぐずっと長生村に来て、長生村の診療所か、あるいは長生病院に勤めなければならないということじゃないんです。いわゆる奨学金をもらった期間、あるいはそれの1.5倍ぐらいの期間を全体として過ごせば給付制になるわけですけれども、そういうように、研修もきちっと保障する。それから、自分の専門性も保障する。特に、地域医療で大事なのは、総合的な医療の知識なんですね。これも研修させるというようなことも含めてやるためには、どうしてもこの地域として確保した医者が必要なんです。そういう意味で、ぜひやってもらいたいし、長生村が先鞭切ってやったら、村長の株が上がるんじゃないですか。私は、例えば平和記念式典に小学生を派遣するのとか、あるいは小学校の普通教室のエアコンを先にやったとか、子どもの医療費を無料化とか、そういうことを率先してやってきたわけですから、こういう問題でも、本当にやれば、それこそ長生村がやったんだからということで、やはり郡市全体のあれができるようになると思います。そういうことで質問でございますよ。そういうことですので、ぜひ再度、そこへの前向きのやっぱり答弁をいただきたいと思います。村長のこれからの展望というか、決意をお願いしたいと思います。 297 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 298 ◯村長【小高陽一君】 お答えいたします。  医師の確保については、広域で大分皆さんで市長、町長、私も含めて管理者会議で何度ももんでまいりました。当然、先ほども答弁いたしましたように、奨学金のお話も出ましたが、非常に医師の確保というのは、千葉県ですと、やはり千葉大が一番医師を持っているんですが、あそこにも第1外科、第2外科。第2外科の医師が派遣されているところには、第1外科の医師は派遣しないとか、今現在、長生病院の院長は自治医大の出身ですが、そういう院長のとこには、千葉大の医師は派遣しないとか、いろんなかみ合わせといいますか、絡みついた問題がございまして、しかも、私が1期目の公約で、金田の技専跡地に総合病院を誘致したいというお話をしましたところ、郡内の15万人では人口が少なくて、総合病院は成り立たないと、そういうような。病院も商売とは申しませんが、赤字を垂れ流してやっていくわけにはいきませんので、そういった打算的な考えも入ってしまう。非常に本当に難しい問題で行き詰まっているのが現実でございますが、努力しないところには実績はできませんので、今後も広域管理者会議を挙げて、医師の誘致に頑張ってまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 299 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 300 ◯5番【塩谷法道君】 ちなみに、そんなにお金のかかる話ではないよということで、私、試算してみましたけれども、国立大学の場合ですと、入学金が28万2,000円、それから授業料が53万5,800円です。公立でも大体そんな程度ですね。ですから、これを1年目はある意味では400万円もあれば1人目できると。2年目は700万円、そういう形で6年目まで行っても1,900万円なんですよ。これをずっと続ければいいわけですから、そんなに大変な話じゃありません。先ほど村長が自慢されておったふるさと納税のお金でも、こういうものに使えば、まさに有効じゃないですか。そんなにお金がかかる話ではありませんから、ぜひとも実現のために頑張っていただきたいということを思います。  それから、今月ですかね。医療をよくする会というところからの村長への面会の要請もあるようですけれども、それもぜひよく聞いていただいて、私も大体、今、村長が言われたようなことは、今まで全部勉強してきておりますけれども、やはり本当に、本気になって医師確保のための施策を講じなきゃいかん。それにはやっぱり、ちゃんとひもつきといっちゃ語弊がありますけれども、我々が育てるんだという観点に立って、医者を、医学生を育てるということが必要だと思います。  それでは、次に、駅周辺整備事業についてでございますけれども、もう多くを言うつもりはございませんけれども、やはりどうしても、駅北口の開発については、私は何もやらなくていいのでと言っていないんですよ。先ほども言いましたように、きちっと排水事業をする、生活道路はきちっと整備する。こういうことは必要ですけれども、都市計画道路みたいな当初は22メートル道路、今、19メートル道路に計画が縮小されてきてはおりますけれども、それでもまだ、それほど必要のない道路だと思いますし、ましてや、自由通路、橋上駅というのは、どう考えてもこれを使う人、いませんよ、ほとんど。ましてや、私はJRが、副村長もJRはオーケーしたんだなんてことをおっしゃるけれども、本当に簡単にそんなオーケーするはずがないと思っているんですけれども、そういう無駄なものをやめて、やはり駅周辺整備をするという点では、私は既に今、南口をやっておるわけですから、それで十分だと考えておりますので、そこら辺、もう一度あと2年後に迫った第6次総合計画では、もうちょっと地に足をつけた、そういう計画にしてほしいと思います。その点、いかがでしょうか。お考えを、村長のお考えをお聞きしたい。 301 ◯議長【矢部眞男君】 小高村長。 302 ◯村長【小高陽一君】 第1答弁で申し上げましたように、駅南口、そして仮称、交流センターは1期事業、そして、北側は2期事業で行いたい。ただし、1期事業の中で、まちづくりワークショップを開催して、そのあり方をもう一度検討いたしますという答弁をいたしました。ただ、地に足をつけてだけで、現実を受け入れるだけでは、このまま人口減少が続いて、長生村もいずれは1万人を、人口を切ってしまう。8,700人になってしまう。そういった統計が出ている中で、どうそれに抵抗していくのか。私はやっぱり夢がなければ、この地に住む人はいなくなっていくと思います。そうした駅を橋上化して、エレベーターを使って、エレベーターでおりられる、高齢者の方も使いやすい、そして、小さいお子さんを連れたお母さんも使いやすい、そうした夢のあるものを描くことによって、やはりああ、長生村はいいところだな、またここで住み続けたいな、そう思う人が増えてくれるんじゃないか。現実をつけ焼刃で補修していてもだめだと思いますから、私はそこに1つの夢ができるのではないかなという考えでおります。だから、必ず駅前北口を絵に描いたようにやるんだということは申し上げておりません。1期終わった段階で、もう一度考えますと言っておりますので、その時点で、また皆さんといろんな結果、それから、10年先、20年先のことも考えて、計画していきたいと思っております。  以上です。 303 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君。 304 ◯5番【塩谷法道君】 今の多少、前向きな御答弁があったわけですけれども、やはり村の魅力というのは、立派な駅舎というようなことではなくて、やはり先ほど言ったように、住宅がきちんと整備されているとか、あるいは観光、サイクリングロードが立派にできているとか、あるいは産業も、農業と本当に自然とが一体となった、まさに長生き村にふさわしいような、そういう自然環境、何回も私、言っていますけれども、本当にこんな温暖でいいとこころはないんですから、そういうものこそ売り物にすべきであって、駅舎にこだわるようなことは絶対やめてもらいたい。  エレベーターのことでいいますと、私はむしろエレベーターをつけるという発想で行くならば、今の跨線橋ですね。駅にある跨線橋をしっかりと壁もつくり、屋根もつくり、そこにエレベーターをつければ十分なわけで、特に、何回も私、指摘していますけれども、朝の通勤者、あるいは通学者の状況を見ていますと、表口にさっと車で乗りつけて、そこからすっと入って乗れるのが一番いいんですよ。これ、みんなそれが一番いいと言っている。せっかくロータリーもできるわけですから、そういうことで考えていただいて、立派な駅舎だけにこだわっていただかないということで、ぜひお願いしたいと思います。このことを最後にお願い申し上げまして質問を終わりたいと思います。 305 ◯議長【矢部眞男君】 5番塩谷君の一般質問を終了します。  以上で通告のあった一般質問を全て終了します。  本日はこれにて会議を散会とします。明後日7日は、午前9時30分から会議を行います。御苦労さまでした。                午後1時56分 散会 このサイトの全ての著作権は長生村議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) CHOSEI VILLAGE ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....