東庄町議会 2017-11-30
平成29年第1回臨時会は
長 石 毛 美恵子
査 岩 瀬 知 博
−(2)−
(午前10時00分 開会)
議長(
土屋 進君)
き、ご苦労さまでございます。
では皆様、おはようございます。本日は
東庄町議会第1回
臨時会にご参集いただ
開会に先立ち、
議員各位にご了解をいただくことがあります。これは去る11月
24日開催の
議会運営委員会におきまして、
申し合わせ事項として
全会一致で決定
した事項でありますので、ご理解をいただきたいと思います。
まず、
組合議員についてでありますが、
組合議員のうち規約によりその任期が実
質議員の任期となっている
香取広域市町村圏事務組合議会議員、千葉県
後期高齢者
医療広域連合議会議員については、慣例により2年交代とし、
辞職願を提出するこ
とにより、
選挙を行うものとする。
次に、
各種審議会等委員についても、条例により、その任期が
実質議員の任期と
なっている
総合計画審議会委員、
青少年問題協議会委員については、慣例により2
年経過の平成29年11月30日をもって辞任されたものとする。
従いまして、選出においては、再選される場合があるとしても、全ての新
委員の
候補者を選出の上、町長に推選する扱いとします。
最後に、
監査委員については、これら
議員役職の
改選等により、変更の必要があ
る場合に限り、
退職願を提出することとし、退職の場合、同
委員の
候補者を選出の
上、町長に推選する扱いとする。
これらにご異議ありませんか。
議長(
土屋 進君)
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、以上3点を確認して、開会したいと思います。
ただいまの
出席議員は全員、13名です。
ただいまから、平成29年
東庄町議会第1回
臨時会を開会します。
これから本日の会議を開きます。
日程に先立ち、去る10月20日にご逝去されました
林俊之君のご冥福を祈り、
1分間の黙祷をささげたいと思います。全員起立願います。
(
起立全員 黙祷)
−1−
続いて、4番、
板寺正範議員より
追悼演説をしたいとの
申し出がありますので、
議長(
土屋 進君)
終わります。ご着席ください。
これを許します。
4番、
板寺正範君。
4番(
板寺正範君)
ただいま
議長より報告がありましたように、当
議会の
文教福祉常任委員長、林俊
之
議員が、去る10月20日、逝去されました。
9月の
定例会を無事終えたその日に体調を崩し、入院されました。入院中、何度
か携帯で話をさせていただき、ご本人から大丈夫だよという声を聞いて、安心して
いましたので、今回の訃報を受けた時、まさかという以外、言葉が見つかりません
でした。
し上げます。
本日、ここに皆様の同意をいただき、
議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申
林議員、林さん、俊之さん、新兵衛さん、そしてラバさん、長いお付き合いでし
たね。
一つ年上の先輩、中学校の頃は
一つ年上というと怖い顔をした先輩が沢山い
ました。その中で、林さんは自分を見つけると、「おお、板。」と少し笑いながら、
よく声をかけてくれました。同級生の
皆さんからは、親しみを込めて、ラバ、ラバ
と呼ばれていましたね。あの頃から温
かい心を持った、信頼されるリーダーであっ
たことを覚えています。
その後、
社会人になってからは、仕事の面でも
大変お世話になりました。付き合
いをしている中で、林さんは、どうしたら相手の人が喜んでくれるのか、どうした
らそこに携わる人達が気持ちよく仕事や遊びが出来るのかということを常に考えて
いる人なんだなということがよくわかりました。一言で言えば、気配りということ
ですが、もっともっと深いものを感じました。
そして数十年が過ぎ、6年前の
東庄町議会議員選挙、その数ヶ月前、まだ新人で
は立候補するという人が誰もいなかった頃です。自分の心の中に、そろそろ地域や
町のために何か出来ることがあるのではないかという思いが強くなり、
議員として
働きたいと考えるようになりました。しかし、行政や地域のことを何も知らず、ぽ
っと出ていいものか、
議員としての仕事がきちんと出来るのだろうかと何度も自問
−2−
自答を繰り返していました。そんな時、ラバさんが立候補するという話が飛び込ん
できました。うれしかった。ラバさんも同じ思いを持っていたんだ、これから同じ
議員として働けるんだと、連絡を取ったわけではありませんが、おい、板、おまえ
も来いよと、ぐっと背中を押された気がして、決心し、手を挙げることが出来まし
た。
新人議員の時はわからないことばかりでしたが、同期の中で林さんがリーダー的
存在であり、いち早く行動を開始しました。その背中を見ながら、そうか、そうな
のかと勉強させていただきました。
議員活動を始めてしばらくした頃、考え方の違いから、大きな声で議論したこと
がありましたね。こちらは酒の勢いもあり、失礼な言葉で思いのたけをぶつけるよ
うな話し方をしてしまいましたが、林さんは冷静に対応してくれました。次の機会
に林さんと会った時、ばつが悪そうな自分を察して、林さんの方から、「おお、板、
板や。」と言って、普段
どおり、
普通どおりに話をしてくれたこと、本当にありが
たく覚えています。
林さんは、どんな場面でも、そして良い悪いは別として、困っている人を見ると
黙っていられませんでしたね。機転を利かせて、大げさにではなく、何気なく、み
んなが納得してしまうような、穏やかな方法で解決していきましたね。本当にお見
事でした。そんな場面を経験したり、見たりした人は沢山いるのではないでしょう
か。それ故に、林さんの周りにはいつも沢山の笑顔が集まってきましたね。
人と人を気持ちよく結びつけ、より良い方向に進めていくその能力は、比類のな
い天性と言うべきもので、これまで手がけてきた
婚活事業や郡上との交流、そして
商工会長という立場でいかんなく発揮されていました。その事業も大きな成果を上
げつつあると聞いています。まだまだこれから、ああしたい、こうしたいという思
いが沢山あったでしょう。まさにその志半ばでと言わざるを得ません。
林議員の居
なくなった
議会は、大きな穴がぽっかりあいてしまったようです。
しかし、これからも一歩一歩、確実に進んで行かなければなりません。あなたの
思いを胸に、
議員が一丸となって、明るく、元気な東庄町を目指し、働いていきま
す。これからは少し高いところから、我が東庄町を見守ってください。林さんが温
かい心を持った素晴らしい
議会人であったことを忘れません。長い間、本当にあり
がとうございました。心よりご冥福をお祈りし、哀悼の言葉といたします。
−3−
同期生、
板寺正範。
議長(
土屋 進君)
これで
追悼演説を終わります。
全員起立して、御遺影にお向かいください。
ここで、正副
委員長互選結果表をお配りします。
(正副
委員長互選結果表配付)
議長(
城之内一男君)
ここで、各
委員長からご挨拶を
お願いします。
初めに、総務産業常任
委員長、
佐久間義房君。
3番(
佐久間義房君)
総務産業
委員長に任命されました
佐久間義房です。若輩者でありますけど、それ
なりに歳もとっておりますけど、誠心誠意を持って任務に邁進していきたいと思い
ます。ひとつ
皆さんのご協力のほど、よろしくお願いいたします。
以上です。
議長(
城之内一男君)
次に、
文教福祉常任委員長、
大網正敏君。
7番(
大網正敏君)
先程、文教福祉常任
委員会にて
委員長の選任を受けました大網であります。重い
役で、身が細くなるほど引き締まるかなと思っておりますが、自分の力を全て出し
切って、スムーズな
委員会活動を進めてまいりたいと考えております。まだまだ若
輩者でございますので、
皆様方のご指導、それとご理解とご協力のほど賜りたく、
−15−
よろしくお願いを申し上げます。
議長(
城之内一男君)
次に、予算決算常任
委員長、
板寺正範君。
4番(
板寺正範君)
予算決算
常任委員会委員長をお受けしました板寺です。このような重い、責任あ
る仕事を全うしていけるかどうか不安はありますけれども、皆様のご協力をいただ
いて、活性化した予算、それから決算の
委員会、これを目指して頑張って働きたい
と思います。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(
城之内一男君)
次に、
議会運営委員長、
花香孝彦君。
5番(
花香孝彦君)
議会運営委員長に推選いただきました花香です。
議会を円滑、しかも効率的な運
営となるように全力で頑張ってまいりますので、先輩
議員の皆様のご理解とご協力
をよろしくお願いいたします。
議長(
城之内一男君)
各
委員長の挨拶が終わりました。これから組合等
議員及び各種審
議会等の
委員候
補者の選考を行いたいと思います。選考
委員は会議室2へご集合を願います。
ここで
暫時休憩とします。
(午後 1時58分 休憩)
(午後 2時28分 再開)
議長(
城之内一男君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第7、香取市東庄町
病院組合議会議員の
選挙を行います。
選挙の方法については、
地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選に
したいと思います。
これにご異議ありませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
従って、
選挙の方法は、指名推選で行うことに決定しました。
−16−
指名の方法については、
議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議あり
ご異議なしと認めます。
お諮りします。
ませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
従って、
選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
指名の方法については、
議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議あり
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
従って、
議長が指名することに決定しました。
千葉県
後期高齢者医療広域連合議会議員に
高木武男君を指名します。
−18−
ただいま
議長が指名した
高木武男君を当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
お諮りします。
議長(
城之内一男)
ご異議なしと認めます。
従って、ただいま指名しました
高木武男君が千葉県
後期高齢者医療広域連合
議会
議員に当選しました。本席から
会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知
をします。
日程第10、東庄町
児童館運営協議会委員の
選挙を行います。
選挙の方法については、
地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にし
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
たいと思います。
これにご異議ありませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
お諮りします。
ませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
従って、
選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。
指名の方法については、
議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議あり
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
従って、
議長が指名することに決定しました。
東庄町
児童館運営協議会委員に
土屋光正君を指名します。
お諮りします。
ただいま
議長が指名した
土屋光正君を当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
従って、ただいま指名しました
土屋光正君が東庄町
児童館運営協議会委員に当選
−19−
しました。本席から
会議規則第32条第2項の規定により、当選の告知をします。
なお、香取広域市町圏事務組合
議会議員3人のうち一人及び東総広域水道企業団
議会議員については、規定により
議長職をもって
組合議員に充てるものとされてい
各種審議会等委員候補者の選出については、
議長が指名することにしたいと思い
ますので、ご報告します。
以上の
選挙の結果を配付いたします。
(
選挙結果配付)
議長(
城之内一男君)
お諮りします。
日程第11、
各種審議会等委員候補者の選出を行います。
ます。
これにご異議ありませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
従って、
議長が指名することに決定しました。
指名表を配付させます。
(指名表配付)
議長(
城之内一男君)
お諮りします。
ことにご異議ありませんか。
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
ました。
します。
ただいま配付しました指名表記載のとおり、
各種審議会等委員候補者を選出する
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
よって、指名表記載のとおり
各種審議会等委員の
候補者を選出することに決定し
日程第12、同意第2号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題と
職員に議案の朗読をさせます。
−20−
(事 務 局 朗 読)
本案について、提案理由の説明を求めます。
議長(
城之内一男君)
町長、岩田利雄君。
町長(岩田利雄君)
を申し上げます。
あります。
議長(
城之内一男君)
お諮りします。
それでは、同意第2号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についての提案理由
現在、
委員をお願いしております平野義直さんが平成29年12月3日をもって
任期満了となることから、新たに
伊藤正己さんを選任いたしたく、提案するもので
伊藤さんは、前任の平野さんと同じく永きにわたり金融機関に勤務をされており、
豊富な知識と経験を有する方であります。
固定資産評価審査委員会委員として適任
でありますので、同意をいただけますよう、よろしくお願いを申し上げます。
ただいま議題となりました同意第2号は、正規の手続きを省略して、直ちに採決
することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
本案はこれに同意することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
これから同意第2号、
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを採決します。
従って、同意第2号は同意することに決定しました。
日程第13、承認第6号、
専決処分の承認を求めることについて(平成29年度
東庄町
一般会計補正予算(第3号))を議題とします。
職員に議案の朗読をさせます。
(事 務 局 朗 読)
−21−
議長(
城之内一男君)
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、岩田利雄君。
町長(岩田利雄君)
上げます。
それでは、承認第6号、
専決処分の承認を求めることについての提案理由を申し
本案は、
一般会計補正予算(第3号)の
専決処分について承認を求めるもので、
既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1,343万7,000円を追加
し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ54億7,612万4,000円とす
るものでございます。
今回の補正は、衆議院が9月28日に解散となり、10月22日に総
選挙を行う
こととなったため、その執行経費の補正となっております。
議会を招集する時間的余裕がなかったことから、
地方自治法第179条第1項の
規定により
専決処分とさせていただきましたので、同条第3項の規定により承認を
求めるものでございます。
なお、補正予算の内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。ご審
議の上、承認くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
議長(
城之内一男君)
総務課長、向後喜一朗君。
総務課長(向後喜一朗君)
させていただきます。
それでは、平成29年度東庄町
一般会計補正予算(第3号)について内容を説明
町長の提案理由にありましたように、10月22日執行の衆議院
議員総
選挙に伴
う経費の補正でございまして、
議会を招集する時間的余裕がなかったため、9月2
8日付で
専決処分をしたものでございます。
それでは、歳出から申し上げますので、議案書の9ページをお願いいたします。
2款・総務費、4項・
選挙費、3目・衆議院
議員総
選挙費を新たに設け、人件費
や物件費等の必要経費をそれぞれの節に1,343万7,000円、計上いたしま
した。
続きまして、歳入について申し上げます。8ページをお願いいたします。
−22−
15款・県支出金、3項1目・総務費委託金で、1,136万円は、国会
議員の
選挙等の執行経費の基準に関する法律に基づき交付予定のものでございます。
なお、歳入が歳出に不足する207万7,000円につきましては、19款・繰
越金より前年度繰越金を補正いたしました。
以上で
専決処分による
一般会計補正予算(第3号)の説明を終わらせていただき
ます。
議長(
城之内一男君)
ありませんか。
ご審議の上、ご承認くださいますよう、よろしくお願いいたします。
提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
なければ、これで質疑を終わります。
お諮りします。
討論を省略して直ちに採決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
町
一般会計補正予算(第3号))を採決します。
本案は、提案のとおり承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
これから承認第6号、
専決処分の承認を求めることについて(平成29年度東庄
従って、承認第6号は承認することに決定しました。
日程第14、議案第28号、東庄町国民健康保険東庄病院医学生奨学金等貸付条
例を制定することについてを議題とします。
職員に議案の朗読をさせます。
(事 務 局 朗 読)
−23−
議長(
城之内一男君)
本案について提案理由の説明を求めます。
町長、岩田利雄君。
町長(岩田利雄君)
議案第28号、東庄町
国民健康保険東庄病院医学生奨学金等貸付条例を制定する
ことにつきまして、提案理由を申し上げます。
この条例は、東庄病院の医師確保を目的に制定するものでございます。その概要
でございますが、医学生、あるいは後期研修医を対象に奨学金等を貸し付け、後に
一定期間を東庄病院に勤務していただき、貸付金の返済を免除するというものでご
ざいます。
なお、詳細につきましては、病院事務長より説明をいたさせます。ご審議の上、
可決くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
議長(
城之内一男君)
病院事務長、寺嶋利和君。
病院事務長(寺嶋利和君)
それでは、議案第28号、東庄町
国民健康保険東庄病院医学生奨学金等貸付条例
を制定することについての内容につきまして、ご説明を申し上げます。
議案書の15ページをお願いいたします。
最初に、条例制定の趣旨について申し上げます。
現在、東庄病院の常勤医師は4名で、うち2名につきましては、千葉県からの自
治医科大卒業医師の派遣に頼っております。
この派遣は保障されているものではなく、医師の確保につきましては、常に不安
を抱えている状況でございます。この状況はずっと以前から続いておりまして、平
成19年度に医師確保対策として、東庄病院医師養成事業実施規則を制定しました
が、規則では制度として不十分でありますので、条例化するものであり、条例の内
容につきましては、千葉県及び県内国保病院の医学生等に対する貸付制度を参考と
しております。
また、この時期に条例を制定させていただく理由といたしましては、研修医の研
修制度によるものであります。平成30年4月から開始される新しい専門医制度の
研修に参加しようとする研修医につきましては、平成29年度中に研修プログラム
−24−
に登録をし、採用が決定されます。
この登録期間中に条例を制定、研修資金の貸付制度を研修医にPRすることで、
医師の確保を図りたいと考えております。
以上が条例制定の趣旨でございます。
続きまして、条例の内容について、条文に沿ってご説明申し上げます。
第1条は、目的について規定してございます。東庄病院における医師の確保を図
るため、医学生に修学に必要な資金を、また、専門医の認定取得を目指す研修医に
は研修期間中の資金を貸し付けし、後に東庄病院で勤務してもらおうとするもので
ございます。
第2条は、条文に出てくる主要な文言を定義してございます。
第3条では、貸付対象者と貸付金の名称を規定しております。貸付対象者は、医
師を目指す大学生と後期研修医で、貸付金の名称は、大学生は大学生奨学金、後期
研修医は、後期研修医研修資金と規定してございます。
第2項で、大学生に対しては修学一時金を貸し付けることが出来るものとしてご
ざいます。
16ページをお願いいたします。
第4条は、貸付金額を規定しております。大学生奨学金は月額20万円、後期研
修医研修資金は月額30万円、修学一時金は1,000万円以内を予定しておりま
す。
第5条は、貸付期間を規定しております。大学生奨学金が6年、後期研修医研修
資金は4年を限度とする予定でございます。
第6条では、貸し付けの申請及び決定について定めておりますが、各様式につき
ましては、規則で定めることとしております。
第7条は、貸し付けの休止及び中止について規定しております。
第1項で貸し付けの休止、一時的な中止でございますが、これについて規定して
おり、大学生の場合は休学もしくは停学、後期研修医の場合は研修を中断すること
となった時、該当月から貸し付けを中止するものとしております。
第2項では、貸し付けの中止、貸し付けを終了することについて規定しており、
各号で事由を定めております。
17ページをお願いいたします。
−25−
第8条では、償還の免除について規定しております。
第1項では、大学生奨学金及び後期研修医研修資金の元金及び利息の支払いの全
額免除について、第2項では、支払いの債務の全部、または一部免除について定め
ております。
18ページをお願いいたします。
第9条は、償還について規定しております。
第1項では、修学一時金の償還について、第2項及び第3項では、償還金等の利
息について定めております。
第10条は、奨学金等の償還及び利息の支払いの猶予について規定しております。
第11条は、規則への委任について規定してございます。
19ページをお願いいたします。
最後に附則でございますが、附則1で条例の施行期日を平成30年4月1日とし、
附則2及び3で、償還にかかる利息の割合等の特例を定めております。
この条例に伴う予算措置につきましては、新年度当初予算として、平成30年3
月
議会に上程をさせていただきます。
この条例の制定により、申込者があり、医師確保が図れることを期待するもので
なお、募集につきましては、募集要領等を病院ホームページに掲載する予定でご
以上で説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
ございます。
ざいます。
議長(
城之内一男君)
ありませんか。
8番、
高木武男君。
8番(
高木武男君)
この条例の一番最初の条例の名称のところに、奨学金等となっております。等、
これは奨学金の他に、どういうものがあるんでしょうか。
議長(
城之内一男君)
病院事務長、寺嶋利和君。
−26−
病院事務長(寺嶋利和君)
その奨学金等の他の意味なんですが、まず、大学生は奨学金というものと、後期
研修医に対しては研修資金がございます。また、大学生奨学金を受ける方について
は、修学一時金を貸し付けすることが出来るということで、等を入れさせていただ
いております。
以上でございます。
議長(
城之内一男君)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
なければ、これで質疑を終わります。
お諮りします。
討論を省略して、直ちに採決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
制定することについてを採決します。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
これから議案第28号、東庄町国民健康保険東庄病院医学生奨学金等貸付条件を
従って、議案第28号は原案のとおり可決されました。
日程第15、閉会中の
継続調査の
申し出についてを議題とします。
ここで
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の申出書を配付します。
議会運営委員長から
会議規則第74条の規定により、お手元に配付した申出書の
とおり閉会中の
継続調査の
申し出がありました。
お諮りします。
委員長から
申し出のとおり、閉会中の
継続調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
−27−
従って、
委員長から
申し出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに決定しまし
以上で本日の
日程は全部終了しました。閉会にあたり、町長よりご挨拶をお願い
議長(
城之内一男君)
ご異議なしと認めます。
た。
します。
町長、岩田利雄君。
町長(岩田利雄君)
それでは、閉会にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
正副
議長さんを初め、それぞれの役職が滞りなく選出されました。誠にご同慶に
堪えない次第でございます。
また、提案をさせていただきました案件も、
議員各位には慎重なるご審議を賜り、
おかげさまで全ての案件を原案のとおり可決、同意、承認をいただきました。誠に
ありがとうございました。
さて、衆議院
議員選挙も終わり、新内閣が発足をいたしました。安倍総理は、少
子高齢化への対応などを前面に出して、教育無償化等の具体策を政策パッケージと
して年内に策定する意向を示しております。
当町におきましても、
議会を初め、町民の皆様と知恵を出し合って、諸般の施策
を進めてまいりたいと考えております。
来月には、早速12月
定例会が予定をされております。
議長さんを中心として、
一致団結をされまして、
議員活動に励まれ、町発展のために一層のご指導、ご鞭撻
を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありが
とうございました。
議長(
城之内一男君)
す。
ありがとうございました。それでは、私からも閉会にあたり、ご挨拶申し上げま
今回の改選によりまして、新たな体制で12月
定例会に臨むことになりました。
不慣れな中、
皆さんのご支援、ご協力をいただいて、円滑な
議会運営、また
議員同
士、十分な議論を尽くして、円満に、柔和なというか、寛容な心を持って
議会運営
に臨みたいと思います。
−28−
また、前
議長の
土屋さん、それと副
議長の山崎さんには、これからもその経験を
生かして、ご指導、お教え願えればと思います。町政の発展のために
皆さんの活躍
を祈念して、挨拶といたします。
以上で平成29年度
東庄町議会第1回
臨時会を閉会します。ご苦労さまでした。
(午後 3時02分 閉会)
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