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令和 2年第3回定例会(第3日 9月17日)

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  1. 栄町議会 2020-09-17
    令和 2年第3回定例会(第3日 9月17日)


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    令和 2年第3回定例会(第3日 9月17日)              令和2年第3回栄町議会定例会                        令和2年9月17日(木曜日)午前10時開会 日程第1 一般質問 (1)10番  松 島 一 夫 君 (2) 4番  岡 本 雅 道 君 (3) 7番  大 野 信 正 君 (4)11番  野 田 泰 博 君 出席議員(14名)   議 長  橋 本   浩 君      副議長  大 野 徹 夫 君    1番  塚 田 湧 長 君       2番  石 橋 善 郎 君    3番  大 塚 佳 弘 君       4番  岡 本 雅 道 君    5番  早 川 久美子 君       6番  新 井 茂 美 君    7番  大 野 信 正 君       8番  藤 村   勉 君    9番  大 野   博 君      10番  松 島 一 夫 君   11番  野 田 泰 博 君      12番  高 萩 初 枝 君
    欠席議員(なし)   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席説明員   町長        岡 田 正 市 君   副町長       古 川 正 彦 君   教育長       藤ケ崎   功 君   参事兼総務課長   奥 野 陽 一 君   参事兼安全対策推進室長             芝 野 浩 一 君   財政課長      本 橋 義 正 君   企画政策課長    鈴 木 正 稔 君   環境協働課長    塩 崎 一 郎 君   税務課長      大須賀 利 明 君   健康介護課長    青 木 茂 雄 君   参事兼福祉・子ども課長             湯 原 国 夫 君   住民課長      金 子   治 君   建設課長      小 林   誠 君   下水道課長     早 野   徹 君   産業課長      湯 浅   実 君   まちづくり課長   長 澤 康 幸 君   会計管理者     大 﨑   敦 君   教育総務課長    磯 岡 和 之 君   学校教育課長    鳥 羽 英 之 君   生涯学習課長    勝 田 博 之 君   参事兼消防長    杉 田 昭 一 君   消防総務課長    伊 藤 光 義 君   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席事務局職員   事務局長      野 平   薫 君   書記        藤 江 直 樹 君                               午前10時00分 開議   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎開  議 ○議長(橋本 浩君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎一般質問 ○議長(橋本 浩君) 日程第1、一般質問を行います。  松島一夫君の発言を許します。松島君、質問者席へ移動願います。松島君。  〔10番 松島 一夫君登壇〕 ○10番(松島一夫君) 10番、松島一夫でございます。  ちょっと今朝、慌てて来たもので、喉が渇いて、今、議会事務局、人手不足で、藤江君がコップを洗ったり水を用意してくれたりしていますけども、やっぱり篠本さんに用意してもらった水のほうがうまいような気がするんだけど。  さて、昨日、菅義偉氏が第99代の内閣総理大臣の大命を拝されました。10年ばかり前に、読みかたは違いますけども、同じ名前の総理大臣がいまして、まさにその10年前のこの9月、ちょうど10年前の9月でしたけども、ご記憶でしょうけども、尖閣諸島海域で支那の漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしたという事件がありましたけど、即座に公務執行妨害で逮捕はされました。そして、那覇地検の石垣支部に送検されたんですけども、その24日にさっさと釈放され、その船長は帰国して、空港では英雄のように迎えられたという悔しい話がありましたけども。あのときから、釈放については官邸の指示があったというふうなうわさがされていたんですけども、当然、官邸は否定していましたけどね。  この間、当時、外務大臣でした前原誠司さんが、あれは総理大臣の指示であったと明言しましたね。ご当人は記憶にないと言っていましたけども。  あれですよね、古い話ですけど、金 正男がディズニーランドへ行くんだといって密入国したとき、さっさと追い返しなさいよって真紀子さんという人が騒ぎましたけども、あれと似たり寄ったりのお話でございます。  そろそろ本題に入りますけども、本議会では多くの方々が、当然ですけれども、武漢コロナ、ウイルスの問題を取り上げていらっしゃいます。ほとんどのメディアはただコロナ、コロナ、コロナ禍と言っていますけども、あれコロナって全然悪いものではなくて、悪いのはコロナウイルスで、コロナってあれ太陽の核でしょう先生。ですから、コロナってストーブのメーカーがありますけどね、いい迷惑ですけども、その新型コロナウイルス、私は武漢コロナウイルスと言っていますけども。  なぜこれ、私が武漢、武漢とこだわるかというと、今回、世界中で、昨日の新聞では、2,900万人以上の感染者、死者は92万人以上だそうです。まさに私が質問のあれに書いた、猖獗を極めるというのはこういう状態ですね。この新型コロナウイルス、故意なのか、事故なのかは、これは分かりません、これは別にします。だけども、武漢に存在する二つの研究所、前々から言われている武漢ウイルス研究所、それから、武漢市疾病予防管理センター、この二つの研究室のどっちからか漏えいした可能性が極めて高い。ということは、これ中国の華南理工大学の教授、遺伝子の専門家の肖波涛さんという人が発表したんですけども、すぐにこれインターネットから削除されました、あの国ですからね。それで、肖波涛さん、行方不明のままです、あの国ですからね。ということは、肖波涛さんの言っていること本当なのかなということですけども、もっと時間があれば、これ、詳しく言いたいんだけども、そろそろ議長から止められるといけないので、質問通告に従っていきますけどもね。  この武漢ウイルスによって、本当に教育現場、学校教育に限らず社会教育の現場、様々な弊害が起きています。自分で出した質問は何と書いてあったかというと、そうですね、もう社会活動、経済活動、全部止まりました。今、GoToキャンペーンなんかで少しずつ復活しつつありますけども、まだまだ予断は許さない状態ですけども。一体、学校教育や社会教育の現場でどのような迷惑を被ったのか、このウイルスによって。そして、これが収束の見込みがつかない中で、将来への対応策、それから、今後の展望ということについてひとつお伺いしたいと思います。  それから、2点目が、これは通学路の安全確保なんですけども、もう児童生徒の登下校時の安全確保、就中、とりわけスクールバスの運行、今後どういうふうにやっていくのかというその展望について、この二つ、お伺いしたいと思います。  ご答弁いただくのは、恐らく学校教育課長、生涯学習課長でございます。お2人とも今議会が初めてのご答弁でございます。私、時々厳しいことを言いますけれども、基本的に真面目にやっているかたと布鎌地区関連のかたには非常に優しくできていますので、心穏やかなご答弁をお願いいたします。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) それでは、初めに、私からコロナ禍における学校教育現場の現在と将来への対策、今後の展望についてお答えいたします。  新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、3月から5月31日まで実施していた臨時休業中の対応では、各校とも、定期的に学校からのメールにより、児童生徒の健康状態を把握するとともに、児童生徒・各家庭へ学習課題を届けたり、必要に応じて取りに来ていただいたりするなどしながら学習支援を行ってきました。  児童生徒が行った課題については、適切に評価を行い、返却するとともに、電話やメールでの相談にも応じるなどの対応を行いました。  また、学校再開後は、千葉県教育委員会の「新型コロナウイルス感染症 学校における感染対策ガイドライン」を基に、いわゆる3密に十分留意するなど、感染拡大に配慮した学校教育活動を行っているところです。  学校で行うべき年間の授業時数については、年度末までの実施可能時数と各教科領域の残授業時数を計算し、夏季休業期間振替登校日の設定などの取組を実施することにより、今年度中に年間授業時数を実施できることを確認しています。  学習活動の実施に当たっては、年間指導計画の組替えや指導内容の重点化などを行うなどしながら、児童生徒の負担増にならないように配慮しながら行っているところです。  なお、受験生となる中学校3年生については、夏季休業期間振替登校日を他学年より増やし、8月の第1週の午前中を登校日とし、授業を実施するなど、特に授業の遅れが出ないように対応しています。  今後は、引き続き感染症対策に適切に取り組むとともに、今回、導入するタブレットを遠隔授業にも対応できるよう設定を行い、感染症や災害時などによって臨時休業をしなければならない状態になっても、学びを止めないよう学校と家庭を双方向でつなぐオンライン学習にも対応できるよう準備を進めているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 勝田生涯学習課長。 ○生涯学習課長(勝田博之君) 私からは、社会教育、特にふれあいプラザさかえでの影響と、現在、そして、将来への対応策と今後の展望についてお答えいたします。  初めに、コロナウイルスの影響により中止となった主な社会教育事業ですが、ふれあい文化祭や、さかえオープンゴルフ大会、印旛郡市民体育大会、町民プールの一般開放、さかえリバーサイドマラソンなど多くの社会教育事業が残念ながら中止となっております。  2点目として、ふれあいプラザさかえでの影響と現在の対応策についてですが、休館等の利用制限が行われた3月から6月にかけて、前年度と比較すると、4か月間で約4万2,000人のかたに影響が出ました。  現在は、令和2年5月に出された図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン、公民館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン、劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン、また、業種別のガイドラインを基に、ふれあいプラザさかえの開館や社会教育事業の運営を行っています。  3点目として、今後の展望ですが、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中ですが、9月1日より、図書室の閲覧席やパソコン利用の一部制限を加えながら再開をいたしました。  今後も国、県及び近隣市町の状況を注視しながら、町民の皆様にとって、安心して施設をご利用いただけるよう対応するとともに、社会教育事業に参加いただけるよう取り組んでまいりたいと考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) それでは、スクールバスの運行の展望について、私からお答えいたします。  スクールバスの運行につきましては、今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、3密の回避が大変困難でありまして、4月2日に県教委から指導があった「特別支援学校スクールバス利用」に準じて、該当学校には、一つとして、可能な限り保護者の送迎を依頼する。  二つとして、乗車前の家庭での健康チェックの徹底。三つとして、乗車前後の手洗い、消毒、うがい、マスクの着用、四つとして、乗車前後、バス停などでの小まめな車内換気などを指導してきました。  その上で、議員お尋ねスクールバス運行の今後の展望でございますが、スクールバスはもともと小・中学校の統合により遠距離通学となる小学校児童のために運行することとし、中学校生徒については、栄東中に分離する前の栄中学校1校当時は、体力向上の観点からも徒歩又は自転車による通学としていたため、中学校へのスクールバス導入予定はありませんでした。保護者からの要望もあり、スクールバスの運行を統合以来行ってきたところであります。  そこで、安食台小学校につきましては、体力的に遠距離通学となる児童に対し、感染防止の3密を回避しつつ、今後も運行を継続していかねばならないと考えます。  そして、こうした経緯を踏まえ、栄中学校生徒につきましては、中学生という発達段階を踏まえ、「雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナ体ヲモチ」という体力と、並びに「耐える力」の耐力という観点から、自転車通学のほうに切り替えてもらいたいという思いがあります。  ちなみに、竜角寺台小学校からの今年度新入生21名中7名が自転車通学を選択し、現在、通学しています。通学路の整備も行われてきておりますので、該当の中学生が自転車通学を選択してくれるよう願っています。こうした自転車通学への選択経過を観察しつつ、中学校用スクールバスの運行を調査していきます。  なお、登下校時の安全確保については、担当課長よりお答えいたします。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 通学時の安全確保について、私からお答えいたします。  通学時の安全確保については、各校において、教育委員会とも連携しながら、学級活動の時間等に交通安全及び防犯に関し、安全な登下校のための学習を行っているところです。  また、各校PTAや地域の防犯ボランティアの方々と連携をし、登下校時の横断歩道での立ち番や児童と一緒に下校するなどの見守り活動を行っていただいており、今後もさらに活性化するようお願いしているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) ありがとうございました。  再質問は、まず、生涯学習課長、生涯学習課長は隣組みたいな人だから、早く終わりにしましょうね、1点だけ。  確かに社会教育事業の施設の利用制限、非常に残念でございました。やむを得ないことでございますけども。今後の展望ということで、一つだけ、その見解をお伺いしたいことがございます。  図書室の問題なんですけども、はっきり言って、電子書籍の貸出しということでございます。今年の4月の緊急事態宣言を受けまして、全国の公共図書館で電子書籍の貸出しが急増しているというふうな報道がございました。急増しているといっても、導入している公共図書館はもう全国の公共図書館の1割ぐらいになんですけれども、というのは、これ初期の導入費用がかかると、具体的にいくらかかるか、私、分かりませんけど、かかるんですけれども、ただ、その貸出し、返却のために外へ出なくていいと、24時間これは利用できる。電子書籍、ご存じのとおり、文字の拡大ですとか、絵本の動画、それから、音声読み上げ、つまり幼児から高齢者、さらに障がいのあるかたにまで非常に使い勝手がいい機能を持っております。これができればいいなというふうに思ってお尋ねするんですけども、これについてどのようなお考えをお持ちなのか、お尋ねいたします。 ○議長(橋本 浩君) 勝田生涯学習課長。 ○生涯学習課長(勝田博之君) ただいまのご質問にお答えいたします。  現在、図書室への電子書籍の導入計画はありませんが、電子書籍は、図書館へ行かなくてもパソコンやスマホなどで24時間、本が借りられるというメリットもあり、新型コロナウイルス感染拡大防止のほか若者の本離れを防ぐ効果もあると言われています。  そこで、電子書籍を導入している千葉県下の自治体へ調査したところ、電子図書館化されている公共図書館は少なく、千葉県下でも流山市、八千代市の二つの自治体のみとなっています。  電子書籍には、24時間利用が可能であるほか、貸出した電子書籍は貸出期間が過ぎると自動的に消え、返却状態になるなどの利便性がありますが、一方、電子書籍導入に向けた課題として、電子書籍の価格が通常書籍の2から3倍、動く絵本などは5倍と、まだ価格が高い状況であり、一部一般向けに電子書籍化されてはいますが、公共図書館で使用できる電子書籍はまだ少ない状況です。また、出版社や作者によっては、電子書籍化されていないものも多いと聞いています。電子書籍の中には、購入しても永年的に使用できる書籍と回数や期間に制限があるものがあることなどから、現時点では導入する計画はありません。今後、周辺自治体の導入状況を見ながら検討してみたいと考えています。
     以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) ちなみに、初期の導入費用ってどのぐらいかかるか、調査なさいましたですか。 ○議長(橋本 浩君) 勝田生涯学習課長。 ○生涯学習課長(勝田博之君) 初期導入費用については、そこまでは確認しておりませんが、本のほうは、例えば、一例を挙げますと、恐竜の絵本という本があった場合、普通でしたら1,500円程度のものが4,500円程度に上がってしまうというような事例のほうは調べてございます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 確かにこれ、やったほうがいいよと思うけども、すぐにやりなさいという状況ではないし、この間の決算の97.5%という数字を見ると、職員に退職金を払うためにこういうものは使えないかなという気もするんですけども、まあもう少し調べてみてください。とにかく、そのうち電子書籍も安くなってくるのだろうし、高いけれども、同時に何人のかたにも閲覧できるという利便性もあるので、随分先の話ですけどもね、ちょっとご検討をお願いいたします。  これで生涯学習課長、終わりです。休んでください。  学校教育課長、夏休みの期間なんですけどね、印旛郡市を見ても、この間の新聞報道、これが正確で合っているかどうか、ちょっと分からないんですけども、短いところで夏休み12日、長いところで24日、かなり開きがあります。一番長いのが富里が24日で、その次が栄町と成田市の23日、残りはほぼ16日で、四街道だけ12日という夏休み期間の設定でございます。先ほどのご答弁、今年度中に年間授業数を確保できるというご答弁でしたが、本当に無理ないですかね。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) ただいまのご質問にお答えいたします。  6、7月の授業時数と9月以降の授業時数の予定を合わせ、予定する学校行事等の時数を引いたものを年間授業時数と照らし合わせたところ、振り替える授業日が17日程度あれば、年間授業時数を確保できることが確認できたため、「県民の日」である6月15日及び本来は夏季休業中の7月21日から7月31日までの7日間と8月24日から8月31日までの6日間の計14日間を登校日としました。もう1週引き延ばすことも検討いたしましたが、児童生徒の健康・安全面等も考慮し、この日程としたところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 確かに暑いから、各教室、クーラーがついているといっても、登下校が暑いので、その辺の配慮はあってしかるべきだと思うんですけど。  かつて葉山教育長のときに、私、静岡県の吉田町というところへ教育改革の勉強に行ってきて、あそこすごく夏休み短いんですね。静岡県もともと短いんですけども、吉田町は特に短い。「夏休み、ちょっと短くしたらどうですか」と葉山さんに申し上げたら、「印旛郡市、横並びにしなきゃまずいんだ」というご答弁だったんですけども、これ印旛郡市、横並びにしなきゃだめだのに、どうしてこの期間だけばらつきがあるのかなと疑問を持ったんですけども、その辺どうなんですか。 ○議長(橋本 浩君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) それでは、お答えいたします。  私どもも印旛郡市の9市町の教育長会議等がございまして、特段一緒にするという話にはなりませんでした。  これ、私ども栄町では、管理規則で学期が決められております。その学期を変えてまでもその対応をする気持ちにはなりませんでした。臨時休業がいつまで続くかというのもその当時分からないところでありましたので、その規則に準ずるようにするには、各学校が私どもの要請で臨時休業いたしました。それで、その管理規則の中で、足りない分は授業日を変更できるという規定がございましたので、そこで校長会と私どもで時数を計算しまして、先ほど課長が述べたような対応をしたところでございます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 葉山さんは葉山さんですけども、一つ、この間の決算委員会でも出ていました。授業が分からない、分かる割合というのが出ていたので、そこから100から引けば分からないということなんでしょうけども、授業が分からない小学生が20%です。だけど、中学生に至っては37%ありましたね。分かるが63%だから。当然、栄町だけ特別ではないでしょう、千葉県平均こうだ、全国平均こうだと。全国より千葉がちょっと悪い、千葉よりも栄町がちょっと悪いという微妙な数字はありましたけども、とにかくこういう状態。  家庭学習に熱心でないという小学生が31%、中学生は42%もいる。当然、授業が分からないんだったら、家庭学習なんかやれるわけないですね。そこで、わくドラという対応をなさってくださっているんですけれども、こういった前提で、これ解決するためには、やっぱり授業時数の若干の増加ということは視野に入れてしかるべきではないかと思うんですが、しつこいようですけども、どうですか、その辺は。 ○議長(橋本 浩君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 国、県からの通知でも、もちろん授業時数を確保するのは大切だ。ただ、先ほど課長からもありましたように、児童生徒の負担過重にはならないようにということでやってきたところでございます。  この今般、夏休み中のメディア等のニュースを見ましても、先ほど議員おっしゃるように、夏休み中のエアコンの故障によって、夏休みの課業をまたさらに臨時の臨時休業にしたとか、あるいは暑くなり過ぎたために、やはり課業日をまた削ったといったような措置もありましたし、また、今回は、8月が大変な炎暑、猛暑でございましたので、私自身の考えとしましては、子どもさんたちの命も少しは守ってあげたのかなというところでございます。もちろん授業時数が増えるのは大変大事なことでございますが、今、学校のほうでも子どもたちの負担、そして、教員の負担も加味しながら7時間授業等もやっておるところでございますので、早くその猖獗が絶えて、普通の学校生活に戻ってくれればいいと思う次第でございます。  お答えになったかどうか分からないですが、以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 前、中学校の卒業式に行きますと、式次第があって、その裏側のほうに中学生の進路先、何とか高校へ何人とついていたんですけども、ここ何年か消えちゃっていますね。あれ何で消えたんだか、あんまりいい学校へ、いい学校と言っちゃちょっと語弊があるけども、あれで消えたのかどうなのか。どうも今年の卒業生の進路をそれとなく聞いてみると、もう少し頑張ってもらいたいなという気がしてるんですけどね。学力だけが全てだとは、私、当然申しませんけれども、せっかく、わくドラをやって、アシスタント教員がついて、それでも足りないんでしょうけれども、もう少しご検討をしていただきたいところでございます。この件はこれで止めます。  あと学校と家庭とをつなぐオンライン学習ということに移りますけれども、文科省のGIGAスクール構想で、全ての子どもたちにタブレット、パソコン、それが1台ずつ用意、整備されることになったんですけども、自宅に通信環境が整っていないというご家庭もあると思うんですけども、こういったご家庭に対する支援はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) ただいまのご質問にお答えいたします。  家庭にWi-Fi又はスマートフォンや携帯電話の回線を使用する環境がある家庭ではオンライン学習を現在、行うことができます。経済的にWi-Fiの環境を整備できない準要保護家庭には、8月の議会で承認された臨時交付金を活用し購入するWi-Fiルーターを教育委員会から貸出し、貸与し、行います。  なお、家庭にスマートフォンや携帯電話を備えていない家庭については、インターネット環境の整備について依頼をするとともに、整備が整わない場合には、登校し、学校内にて分散してオンライン学習を行っていただくよう考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 嫌な時代ですけどね、経済格差が学力格差にも直結する時代なんですね。本当に悲しいことだと思いますけども、今確かにほとんどのご家庭にはスマートフォンがあるんでしょうけどね。そのご家庭にあるスマートフォンが常に子どもがそのオンライン学習のために使える状態であるのかどうなのかというのがありますよね。  昨日のご答弁で、保護者のご協力を得てというふうなお話もありましたけども、こんなこと言いたくないけども、子どもの勉強より自分のこれスマホのゲームのほうが大事だなんていうかたもいらっしゃらないとは限らない。そういった場合も考慮したときに、このモバイルルーターの貸出し、準要保護家庭のかたとおっしゃったけども、それだけに限定しないで、もう少し柔軟に考えることもできますか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 現在、経済的に困難なかたの家庭に貸し出すWi-Fiルーターについては、国の補助を活用して取り組むこととしています。ですので、その他の家庭については、現在、検討していないところでございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 検討してください。ある自治体は、全部の子どもたちにモバイルルーターを貸し出すんだという、自治体間の格差がありますから、ただ、そういうところもありますので、もう少し、この件はこれでとどめますけども。  また、やはり昨日も触れられました、これ再確認したいんですけども、栄町の子どもたちみんな素直で、登下校時、本当にマスクをきちっとつけている子どもたちが多いんです。夏の間、8月末の頃、学校へ行っていましたけども、うちの目の前、小学生が通りますけども、マスクをして歩いているので、「ちょっとマスク外せよおまえ」と言うんだけども、外さないんだけども、このマスクだと、中学生が自転車に乗ってマスクをしているなんていうのもあったんですけども、そのマスクの着用について、どんな指導をなさっているんですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) ただいまの質問にお答えいたします。  9月の校長会議と教頭会議において、登下校時のマスクの着用について、気温・湿度や暑さ指数が高いときは、密集・密接にならないように留意しながらマスクを外して登校するよう指導をしています。自分でマスクを外してもよいかどうか判断が難しい児童へは、積極的に声かけ等を行う、その際、人と十分な距離を確保し、会話を控えるよう指導したところです。  また、学校からは、児童生徒へ指導するとともに、メールや学校・学年だより等で同様のことについて家庭への周知を図っています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 少し脅かし過ぎのところもあるんですけどね。例えば、私、今、マスクをしていませんけども、これだけの距離があれば大丈夫な訳でしょう。執行部の皆さんがた、皆さん、マスクをしていらっしゃるけども、必要ない状況ですよね。対面してないし、隣と何か話すときには必要かもしれないけれども、ちょっと異様に見えるんですよね。私たち議員もこう向いている以上は、これだけの距離があれば、多分マスクは必要ないんじゃないかと思うんだけども、もうちょっと具体的に、特に小学生なんかには指導してもらえるようにお願いしたいと思います。  今日、栄中で体育祭をやっていますけども、昨日、体育祭の練習なんかをして、うちの孫も変な日焼けして帰ってきまして、マスクの痕なんですよね。そしたら、体育祭の練習のとき、マスクしてたって言うんです。自分の走るときは外します。だけど、それ以外、マスクをつけなさいという指導をされてたと、中学生にしてそうだから、小学生もその辺もうちょっと分かりやすく、こういう状態で感染するんだよと、こういう状態だったらまず大丈夫なんだよと、特に子どもたちは重症化しないんだってことあまり言わないほうがいいかもしれないですけども、マスクの日焼けをするような形だけはないようにお願いしたいと思って、マスクは終わります。  それで、教育長自らご答弁いただきましたスクールバスですね。前向きな発言と捉えることもできる、後ろ向きな発言と捉えることもできる、二面性を持ったご答弁だと思いますけども、やはり廃止の方向にもっていこうという基本的な立場であろうかと思います。  学校統合でスクールバスになった、かつてもう随分昔、私が中学3年のときですから。布鎌中学校と安食中学校が統合して栄中学校になりました。そのときスクールバスが動いた。岡田町長のお父さんなんかが議員のときだったと思います。岡田議員のごり押しでスクールバスが動いたんだと思うんですけども、それでバスに乗ったけど、やっぱりそのうちに部活をやる子どもだとかなんとかが自然に自転車になって、あれ2年かなんかで自然に廃止されたというふうな記憶がございます。教育長、バスに乗りました? ○議長(橋本 浩君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 私、1年生のときまではバスが運行しておりました。1回か2回、乗った記憶はございます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 自然消滅するんですけどね。昔と今、ちょっと時代が違いますね、人情も違う、社会状況も違うということで、このスクールバスの話を持ち出しているんですけども。  まず、順番に、先ほどのご答弁、可能な限り、その武漢ウイルスの影響もあって、保護者の送迎を依頼するということでございますけども、保護者が来たときの乗降場所の確保についてはどのようになさっておりますか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) ただいまのご質問にお答えいたします。  栄中学校では、昨年度来、学校からのメールや学校だよりを通じて、スクールバス停付近での保護者送迎について、安全上の理由からおやめいただくよう依頼をするとともに、校舎前の学校駐輪場脇の駐車場を利用していただくよう依頼をしているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 上ですね、はい。私どもがお邪魔するときに止めさせていただいている場所かなと思うんですけれども、ただ、校門、あそこの坂道すごく急だし、曲がっているし、細いし、当然、登下校の子どもたちがあの道を利用している。そこに車両が上っていく、下りていく、こういったことについて安全策はどのようにとられているんですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 体育祭など大きな行事のときなどには、来ていただく時刻、それから、下りる時刻を時間の調整をして、すれ違うことがあまりないように取り組んでいるということでございます。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) そういったとき、調整がつくときはいいんですけども、普段の登下校時、あなたは何時に来てください、あなたは何時に来てくださいと親御さんに言えないわけですよね。そのとき、何か安全策はとっていらっしゃるのですか、中学校は。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 必要に応じて、職員が正門前に立って、交通誘導もしたりだとか、もちろん保護者、それから、生徒には事前に指導を行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 事故が幸い起きてないのでいいんですけども。あの中学校の下に代表監査委員の会社があって、あの向かい側、バス停のあるところは四、五台止まれる駐車場になっているんですけども、そこへ、送ってくるときはあそこでぱっとおろしちゃんですけども、帰りのときに大分車が止まっている。「ご迷惑ではないですか」とお尋ねしたら、「うん別に使ってないからいいよ」ということなんですけども、「保護者のかた、誰か声かけますか」と言ったら、「皆さん黙っていらっしゃる」とおっしゃるので、こうなった場合は、もう学校のほうからでも、教育委員会のほうからでも、「こういう状況でございますので、ご迷惑をおかけします」ぐらいの一言は言っておいたほうがいいんじゃないかなという気がしています。監査さんは私と違って穏やかなかたなので、何もおっしゃいませんけども。  戻ります。教育長のご答弁、体力、忍耐力、これを涵養する、これは何の異議もございませんけども、先ほどもちょっと申し上げましたけども、登下校時の安全確保、これ交通安全はこれはもちろんなんですけど、私がすごく心配しているのは、犯罪被害者になる危険性がありはしないかなということです。これからどんどん日差しが短くなってきて、4時、4時半だと暗くなってくる。近頃のその犯罪者はのべつなんというか見境ないですね。男の子だろうと女の子だろうと、幼児だろうと何だろうというふうな性犯罪が多発しているところで、交通が便利になって、いろんなところから人が入ってくる、車が入ってくるようになる。  私の住んでいる布鎌地区でもあの若草大橋の開通以来、訳の分からない人物が増えたり、車が増えて、もっとも茨城の人を悪く言っているわけじゃないですよ。ただ、そういうふうな状況になってくるといった中で、本当にこれを懸念してのスクールバスなんだけども、携帯電話の持込みの許可について、これ各家庭に周知されている、事実ですかね。中学生、携帯電話、持ち込んでいいかどうかということについてはどうなんですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 栄中学校の携帯電話の持込みについては、現在のところ、原則としては禁止というふうになっています。ただ、家庭で事情のある場合については、持込みを許可するということになっております。その旨、保護者のほうに周知しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) ごめんなさい、家庭に事情があるって、具体的にどういうような状況ですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 塾の送り迎えや都合があって下校を早くするというような場合がある場合、生徒と保護者が連絡を取り合うためということで許可をしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 例えば、先ほど申し上げました、暗くなってくると、子どもさんが「今、学校を出たよ」と連絡する。15分で帰ってくるはずだと保護者が思う。そのとき20分たっても30分たっても帰ってこないというようなことがあるわけで、そのときに、「今、学校出たよ」とか、そういう連絡のために持ってきちゃいけないということなんですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) 現在のところは、そういうような状況には対応していないということで聞いております。ただ、今後は、文部科学省のこともありますので、検討をするということで聞いております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 当然、これは学校長の判断でしょうから、明確なご答弁は出ないのは当たり前ですけども、確かに携帯電話って、今、スマホ、私、持ってないですけども、いろんなことができるもので、子どもたちがそれによって、学校で何かするのはまずいし、かといって、子どもたちのを全部保管しているのも大変だろうしといういろいろな状況もあるとは思うんですけれども、何とか下校途中で何らかの事故があったときの連絡とかもあるので、ある程度、柔軟な対応をしていただきたいなと考えております。  それで、スクールバスなんですけども、布鎌地区は幸い、万全ではないですけどね、布鎌小からは循環バスに乗っていかれるよということなんですけども、北辺田学区のことなんですよね。途中で何かに遭遇したら大きな声を出すとか、近所の家に逃げ込むとか子どもに教えても、途中に近所に家がないよと、大きな声を出しても誰も聞こえないよと。興津のかたです、こうやっておっしゃったのは。何とか北辺田の子どもたちが、安食台小学校へ利用しているあのバス、あれを中学生に使わせてもらうことはできないだろうかというふうなお話がございましたけども、これについてはいかがですか。 ○議長(橋本 浩君) 鳥羽学校教育課長。 ○学校教育課長(鳥羽英之君) ただいまの質問にお答えいたします。  スクールバスは、中学校の統合により、統合地区を対象とした運行をしているため、町内全域を運行ルートとはしていません。そのため、今のバスのルートに北辺田地区を加えることは考えてはおりません。  そこで、当該地区を運行している安食台小学校スクールバスの利用も考えましたが、これは下車位置から栄中学校までの距離があること、また、現在の運行時刻では下校時刻のバスの時間が間に合わないことが現状となっています。そのため、昨年4月に新設した栄町循環バス「安食台3丁目」バス停を活用することにより、安食台小のスクールバスの下車位置よりも栄中に近く、なおかつ、栄中学校の部活終了の下校時刻に近い時刻に運行している「大鷲神社入り口」バス停までは近距離でもあることから、循環バスによる通学利用で対応しているところです。  なお、現在、北辺田地区の中学生には、体調不良や悪天候時に利用できる栄町循環バスの無料パスを発行しています。
     以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) 町内巡回バス運行の目的って何でしたっけ。これはたしか企画。 ○議長(橋本 浩君) 鈴木企画政策課長。 ○企画政策課長(鈴木正稔君) 循環バスにつきましては、公共交通っていうか、そのいろいろ出歩く際に、交通弱者というか、そういう方々が利用していただくためのものということに運行しております。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) これ、町民のかたが役場へ来る足の確保というのが目的の中になかったっけ。そういうのがあったような気がするんですけども、いいですいいです、急に振って申し訳ないです。布鎌の人にあまり責めないから。  その循環バス、安食の駅とか、小林の駅とか、当然利用なさるかたがいて、電車の時刻というものもあるんだけども、中学生が使い勝手がいいようなルートとか、時刻設定とか、そういうようなことをやろうかなというお考えはないですかね。 ○議長(橋本 浩君) 鈴木企画政策課長。 ○企画政策課長(鈴木正稔君) 循環バスにつきまして、やはり町民のかたが多く利用していただくということが目的にありますので、循環バスという性格上、こちらを立てれば、あちらが立たずということもありますので、なかなか難しいところはありますけれども、少しでも多くの町民に利用していただけるように、子どもたちも含めて、必要なダイヤ改正などを随時行っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 松島君。 ○10番(松島一夫君) ありがとうございます。  確かに町民のかたの利便性、でも、なぜこういうふうな改定、なぜルートがこうなったのか、子どもたちの安全の確保ですよといって多分大きな反対はないのではないか。むしろこういうことに知恵を絞ってもらったほうが、あれSDGsだか、SDバーズだか、あんなことに神経を使うより私はよっぽど大事だと思いますよ。とにかくこれから暗くなってきて、じいとしては心配でしようがないですよ、本当に。うちのは男の子だからいいですけども。  昨日から安全対策、新型コロナに対する対策だとか、危機の対応だとかというお話も出ていましたけども、余計なことですけどね、孔子の言行録、私、共産党の中国は大嫌いですけども、古代支那には憧れを持っているんです。その論語の「陽貨第十七」に「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」というのがあります。鶏をさばくのに何で牛刀なんかを持ち出すんだと、大げさな手段を取っちゃだめだというふうなたしなめを孔子は言ったんですけどね。  佐々敦之さんというかた、この間お亡くなりになりましたね。最初の内閣安全保障室長かなんかをおやりになって、もっと古く言えば、あさま山荘突入のときの警視庁警備隊の司令官でしたけども、危機管理の専門家です。彼は、こう言ったんです。「鶏をさばくのに牛刀を使うのが危機管理だ、そこまでやるのかをやっておいて初めて危機管理ができたよと」、ということなんです。万全の体制をもってやっていくのが本当の安全安心のための危機管理なんだということを言っていますので、まあそれほど大げさな話ではないかもしれないけども、その子どもたちの安全の確保のために、ぜひともスクールバス、すぐに出せとは言いませんけども、使えるものを何とか利用して、みんなが安心して暮らせるようにしていただきたいと思います。  時間があるので、武漢コロナの話をしようかと思ったけども、ここは引き下がります、終わります。ありがとうございました。 ○議長(橋本 浩君) これで、松島一夫君の一般質問を終わります。松島君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩といたします。11時5分、再開いたします。                                午前10時52分 休憩   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午前11時05分 再開 ○議長(橋本 浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  岡本雅道君の発言を許します。岡本君、質問者席へ移動願います。岡本君。  〔4番 岡本 雅道君登壇〕 ○4番(岡本雅道君) 4番議員の岡本雅道でございます。  通告に従いまして、大型台風への備えに関する進捗状況をお尋ねします。  7月に入って、我が国は、西日本から東日本及び東北地方の広い範囲で豪雨に見舞われ、特に4日から7日にかけて九州で記録的な大雨となり、球磨川など大きな河川での氾濫が相次ぎました。  また、9月に入って、特別警報の超大型台風10号が九州地方を襲いました。若干お亡くなりになったかたがいますが、ご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。  去年の秋に襲来した大型台風によって、栄町も大きな被害が発生しました。台風が栄町を通過したこと自体に驚いたわけですが、地球温暖化が進んだ現在では、毎年台風が来ても何ら不思議ではありません。そうしたことから、一刻も早く大型台風に関する備えを十分に進めていただきたく、昨年度の第4回定例議会において、以下の三つ、すなわち、避難場所の整備、防災資機材・物資等の確保、要援護者の安全確保の三つの視点から、反省点を踏まえた今後の対応策をお尋ねし、ご回答をいただきました。  また、本年3月の第1回定例議会では、台風災害の復旧状況とともに、防災・減災対策の反省点、今後の防災・減災対策の2点をお伺いしました。  本年4月から町長部局の総務部に防災を担当する安全対策推進室が設けられたことから、これまでお答えいただいた対応策についての進捗状況を確認させていただきたく、ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) それでは、私からは、ご質問の1項目めの避難場所の整備について、それと2項目めの防災資機材・物資等の確保のご質問にお答えいたします。  初めに、避難場所の整備についてお答えいたします。  まず、旧北辺田小学校体育館ですが、昨年の台風の際、避難所を開設しまして、トイレがくみ取り式のために利用を控えるかたがいたり、手洗い場の水が出ないといった課題があったことから、すぐに改善を図る必要があるとして、昨年10月からこれらの改修工事に着手し、令和2年3月に完了し、避難所機能の改善を図っております。  改修工事の内容としましては、トイレの水洗化と手洗い場の改修に加えまして、体育館出入り口部分へのスロープの設置、備蓄品保管用ラックの設置等も行っております。  次に、避難所の停電対策ですが、昨年度末に出力2.8キロVAのポータブル発電機3台を整備いたしました。本年度もこれまでに出力2.8キロVAのポータブル発電機5台の整備が完了しているほか、地方創生臨時交付金を活用して、同規模のポータブル発電機5台の追加配備を進めております。  また、現在、安食小学校、安食台小学校、旧酒直小学校の各避難所につきましては、非常用電源として、それぞれの体育館脇に出力7キロVAの据付型の発電機の整備を進めております。これによりまして、据付型発電機3台とポータブル発電機13台が確保でき、既に太陽光発電設備のある栄中学校や竜角寺台小学校などの予備電源としての配備を含めまして、全ての避難所に発電機を配備することが可能となり、停電時における非常用照明器具や携帯電話の充電などの課題は解決できると考えております。  次に、ペットの避難場所の確保についてですが、避難者の中には動物アレルギーのかたや動物との暮らしが苦手なかたもおります。また、鳴き声の問題やふん尿処理等、衛生面でのトラブルも考えられることから、一般の避難者と同じスペースに設けることはできないと考えております。  そこで、避難所内での住み分け避難の方法としまして、飼い主自身がケージやリード、ペットフードなどを持参していただき、飼い主の責任において管理していただくことを前提に、避難所の軒先や駐輪場など、避難所の敷地内に一般の避難者と分けたスペースを確保することを考えております。  次に、浸水被害が予想される際の布鎌地区住民の避難先が竜角寺台小学校となっていることについてですが、確かに現実的ではないと考えています。そのため、平成31年3月に印西市と締結した広域避難協定の調整が整えば、印西市の避難所につきましても一部利用が可能になると考えられることから、この問題を含めて、地域防災計画の見直しの中で改めて整理していきたいと考えています。  次に、印西市と締結した広域避難協定の進捗状況ですが、本年度に入り、令和元年度中に整理しきれなかった要請のタイミングや避難場所の順位、避難者の順番・受入人数などの詳細について、担当者レベルでの協議を再開したところですが、コロナウイルス感染症の影響もあって、協議の場が思うように設けられていないのが現状です。  そのような中で、6月25日に町の考えを改めて印西市に示しまして、現在、意向を整理していただいている状況となっております。町としては、印西市との調整を一日も早く整えまして、実行できる環境を整備していきたいと考えております。  続きまして、防災資機材・物資等の確保についてお答えいたします。  防災資機材・物資等の確保につきましては、昨年度、厚手のブルーシートを用意したほか、本年度は倒木処理用のチェーンソー5台を整備しました。  また、ダンプにつきましても本年度に配備する予定となっております。  次に、食糧等の備蓄についてですが、毎年、計画的に購入していくこととしておりまして、令和元年度では、アルファ米や飲料水、その他、粉ミルク等を購入しています。本年度もアルファ米や飲料水、液体ミルク、パン缶等を購入することとしており、引き続き計画的に食糧等の補充を図って備蓄率を高めていきたいと考えております。  また、町における計画的な現物備蓄に加えまして、物資供給に係る協定を締結しております事業者からの調達や、本年度、国がスタートさせた「物資調達・輸送調整等支援システム」に基づくプッシュ型支援の流通備蓄を組み合わせまして、不足した分の確保を考えております。これらについては、今後、地域防災計画の見直しを行う中で改めて整理していきたいと考えております。  なお、町民の皆様には、3日分の備蓄を呼びかけているところであり、実際に避難する場合には、自らが被災して備蓄品を持ち出すことができない場合を除きまして、極力、ご自身で用意して持参していただくことを呼びかけていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) 私のほうから、3項目めの要援護者の安全確保についてのご質問にお答えいたします。  昨年の令和元年第4回定例議会の一般質問において、要援護者の安全確保の答弁の対応策を行った中での課題についての進捗状況についてお答えいたします。  課題の1点目として、各地域の民生児童委員への連絡体制の整備については、整備できていなかったため、災害時要援護者・民生児童委員連絡体制表を整備しました。この連絡体制表により、避難情報等が発令された場合、速やかに各地域の民生児童委員に連絡し、要援護者並びに独居高齢者等の安否確認や避難支援者のサポートなどのご協力をお願いしています。  2点目として、要援護者への情報伝達方法としては、町ホームページ、防災無線、広報車、情報メール等で情報伝達していますが、一方、暴風時などには聞こえづらいという面もあることから、情報メールの登録をお願いしたいと考えています。  そこで、町広報紙だけではなく、新たに要援護者の登録対象者へは、携帯電話等で登録できる情報メールのQRコードを記載したチラシを申請書に同封し、登録勧奨しています。  また、介護認定後の担当ケアマネジャーなどの訪問時に勧奨することも考えています。  なお、要援護者で携帯電話等を持っていないかた等に対しましては、総務課において、防災無線の個別受信機での対応を検討しています。今後について、引き続き個別支援計画を策定していく中でも情報メールへの登録を勧奨していきたいと考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) ご答弁ありがとうございました。  再質問に移らせていただきます。  まず、第1点目の避難場所の整備についてですが、避難する人が必要とする支援レベルに応じて避難所を指定してはどうかとご提案したところ、町のご回答は、必要とする支援レベルに応じた避難所を指定するほうが円滑で質の高い避難生活を提供できると考えます。そのため医療的ケアが必要な人や介護度が高いかた、精神的に避難所では生活できそうもないかたなどについて、ご本人や避難する人の受入施設と相談しながら、順次、具体的な避難場所を決めていきたいと考えていますとのお答えでした。  先ほどご答弁いただいた重度の障害者に関する進捗状況がただいまの答弁に当たると思います。しかし、私たちが一番もったいないなと思ったのは、特別支援学校のようなケアを必要とする人のための設備が充実している施設が一般の体育館と同じ取扱いになっている点です。  そこで、栄特別支援学校は何らかの介護を必要とする人の避難場所にしてはどうかというご提案をさせていただきました。この点についての検討は進んでいますでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  千葉県立栄特別支援学校を介護を必要とする人の避難場所にするということについての検討ですが、申し訳ありませんが、まだ行っておりません。  なお、平成29年11月に町と栄特別支援学校が締結しました「災害時における避難所等の施設利用等に関する協定」におきまして、町が指定避難所として使用できる施設としましては、体育館部分、校舎では食堂部分とトイレの一部となっております。現在の協定からは、介護を必要とする避難者を直ちに受け入れることは難しいと考えております。そこで、現在の利用範囲を拡大していただくことが可能かなどを含めまして改めて検討させていただきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) ぜひご検討、よろしくお願いいたします。  さらに、昨日行われました藤村議員の一般質問の回答への中で、コロナ対策の1つとして過密状態防止の観点から、学校の教室の活用等による避難所の増設があげられていましたが、学校以外に各自治組織の集会所も新たな避難所の候補施設と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  自治会が保有します集会施設ですが、こちらを利用させていただくことにつきましては、町としても、町内で利用可能な施設が限られる中で必要になってくると考えております。そういったこともありまして、今後、代表のかたのほうに相談をさせていただきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) さきの台風において、12か所の避難所ですら人手不足になっていましたが、過密を避けるためには新たな避難所を確保する必要があるという昨日のご説明で、実際に収容できる人は今の定員の半分以下という室長のお答えだったと思いますが、そうすると倍以上の施設が必要になってくるということになりますので、ぜひ集会所施設も対象にしていくほうが得策かと思います。  また、以前、役場幹部のかたのお話で、避難所開設の人手不足を補うために、災害時の臨時職員として地域の人間を雇って避難所を開設してもらうというお考えをお聞きしたことがございます。各地域には防災連絡員、自主防災組織、防災会などの幹部、それから、警察OBや消防のOBもおられますので、避難所運営に協力していただけるかたはきっとおられると思います。また、避難所開設というある種公的な役割を担っていただくことで、担当されるかたの責任感も出てきますから、次第に地域における防災の中核になっていくことも期待されると思います。  こうした考えについては、さきの議会で、今後の課題であるというご回答でしたが、この点についての検討状況はいかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  まずは、大規模な災害が発生しました場合は、町職員は災害復旧作業や復興に向けた業務などもありまして、避難所に配置できる職員数が限られてしまうことが考えられます。  町の避難所運営の手引では、避難生活が長期化することが予想される場合につきましては、避難者の中から選出された役員、避難所担当職員、施設職員などで構成する運営委員会を立ち上げて運営を行うこととなっており、こうした体制がとれれば、避難所に配置する職員の数も減らせると考えております。  しかし、避難したかたの中から、その場で複数名の運営委員を選任しまして、運営に携わっていただくということは現実的ではなく、あらかじめ避難所ごとに避難区域内の自治会や自主防災組織の役員などから運営委員を選任していただきまして、町の避難所職員や施設担当職員を交えました合同訓練等を行い、円滑な避難所運営ができるようにしていきたいと考えております。そのためには、まずは事前に避難所運営委員会を組織しておくことができないか、自治会や自主防災組織に相談してみたいと考えております。  なお、人員の確保でございますが、避難所に限らず、災害復旧や復興作業などの人手が必要となることも考えられますので、人員不足を補うための臨時職員の雇用やボランティアの受け入れ、他の自治体からの職員の応援要請などにつきましても引き続き検討していきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 自治組織の集会所等が避難所になるのであれば、なおさら避難所の開設運営については、地元の住民が携わったほうが効率的であると思いますので、早急に検討を進めていただきたいと思います。  また、多くの自治組織は避難所運営訓練が全くされていないと思っております。したがって、先ほどご説明あった運営委員会を早く立ち上げ、実践的な防災訓練を積み重ねることで、長く放置されたままになっている地域防災力の強化を速やかに軌道に乗せていただきたいと願っております。  それから、さきの議会で再質問したことで追加させていただきますが、去年の台風で土砂崩れが15か所ありましたが、そのうち7か所は警戒区域に指定されていましたが、8か所は指定されていませんでした。去年の災害を受け、危険箇所になり得る箇所を抽出し、千葉県の判断で指定を受けられるよう要望してまいりますとのことでしたが、土砂災害の危険箇所になり得る区域の指定については、県への対応はどういう状況でしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  警戒区域指定に関します県への対応状況でございますが、本年6月に県から土砂災害のおそれのある箇所等の情報提供依頼がございまして、土砂災害防止法施行令第2条の基準に該当する危険箇所といたしまして、新たに9か所を県に報告しております。  また、8月27日には、例年、県が実施しております土砂災害危険箇所点検の際に、この一部ではございますが、現地も確認いただいております。  なお、県において、土砂災害防止法に基づく基礎調査を実施しまして、要件に合致すれば、区域指定することになるものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。
    ○4番(岡本雅道君) その辺も着実に進んでいるようで安心しております。  それから、もう一つ、大事な検討を約束していただいておりましたが、それは災害時における地域住民への役割を地域に説明するということでございます。  地域において防災訓練を呼びかけてもなかなか集まってもらえないことが多く、災害が起これば、役場が何とかしてくれると思い込んでいる住民も少なからずいるのではないかと危惧しております。町の決まりというか、それは地域住民にも一定の役割を分担してもらうことになっておりますので、円滑に防災・減災活動を進めるには、地域住民が防災についての基本的な役割をしっかりと認識していただくことが重要だと考えております。その役割は栄町地域防災計画にうたわれていますから、これを地域住民に説明していただきたい旨を議会で申し上げたところ、災害時における自治会等地域団体に役割を説明するとのご回答をいただきました。その後の進捗状況をお聞かせください。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  地域団体への災害時の役割の説明でございますが、自主防災組織の代表者会議、また、自治組織の代表者で組織する栄町地区連絡協議会の全体会議等で説明することを考えておりましたが、新型コロナウイルス感染症の関係で、これらの会議が開催できていない状況であることから、現時点では説明することができていない状況になっております。  なお、今後、会合が持てる状況になりましたら、改めて対応していきたいと考えております。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 昨日も新型コロナウイルスを理由に実行されないというご答弁がありましたけども、それがやらなかった理由にはならないことは既に十分ご認識をされていると思います。  栄町地域防災計画は、震災編と風水害編、それぞれ159ページもありますから、これを読んで理解しろというのは酷な話だと思います。災害対策基本法では、市町村の防災会議が地域防災計画を作成又は修正したときは、その要旨を公表することになっております。今、企画などで基本計画を作ると、必ず概要版を作って認識の共有を図る努力をされていると思いますが、地域防災計画については、その要旨の公表はどのようにされてきたのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 改正点につきましては、ホームページに載せたりというようなことの対応はあったと確認しております。  なお、来年度、地域防災計画の見直しを予定しておりますので、その際に住民の皆様に分かりやすい資料を作成しまして、それをお示ししまして、説明できるようにしていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 今のご説明だと、地域住民に説明するのは再来年ということになりますよね。そういうことですか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  今の地域防災計画につきましても、きちんとその要点につきましては、住民に分かりにくいという部分をしっかりと説明をやっていきたいと思います。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) フルパッケージの要旨ではなくても、住民の役割というところに特化してでも構わないから、これはぜひ早急にやっていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  ですから、新しく安全対策推進室ができましても、地域防災計画の要旨もない状態でこれから作っていくというのは、室長も大変だと思いますが、よろしくお願いします。  やはり芝野室長は住民活動推進課や環境協働課で長く住民と向き合ってこられましたので、あなたの代で地域との協力関係を一歩前に進めていただきたく切に期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、防災行政無線の電話対応装置の話がありましたが、これは昨日の一般質問の中でご回答いただきましたので、省かせていただきます。  それから、停電・交通障害を回避するための予備伐採を行うとのことでしたが、これについてはどのように進んでいますでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  初めに、停電対応の予備伐採でございますが、東電に確認したところ、昨年の停電を踏まえまして、定期的に巡回を行い、送電線に枝や幹がかかって危険な箇所につきましては、順次、枝の切断や幹の切断、枝払い等を行っているほか、木や枝が風にあおられて送電線に触れるなどの危険がある箇所につきましては、プロテクターをつけるなどの対策を講じておりまして、栄町については、おおむね解消できているとの回答をいただいております。  また、東電の点検漏れ等で木や枝が伸びて送電線にかかっている場所を見つけたときには、町から東電に連絡し、東電が現地を確認して対応することとなっております。  次に、交通障害を回避するための予備伐採でございますが、昨年度の台風の際の倒木によりまして、町循環バス・スクールバスの通行が不能となった矢口地区の、特に道路に支障を及ぼす可能性の高い樹木の伐採を町におきまして9月末までに実施する予定となっております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) ありがとうございました。  続きまして、物資の確保についてご質問いたします。  町における物資の確保については、先ほどの説明で、三つあって、一つが現物の備蓄、二つ目が物資供給に係る協定を締結する事業者からの調達、三つ目が本年度、国がスタートさせた物資調達輸送調整等支援システムに基づくプッシュ型支援等の流通備蓄、あまり聞きなれない言葉でよく分からないんですが、これについてちょっと確認させていただきます。  まず、協定を締結する事業者への発注というのは、災害が起こってから、どういうタイミングで発注するかというのを想定されているのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 物資につきましては、例えば、避難所ということであれば、避難所を開設しまして、避難者の状況を見ながら、その段階での町の備蓄状況を踏まえまして、足りなくなるということが見込まれる段階で発注をいたします。その段階で在庫があるものについては、すぐに供給していただく、また、在庫がないものにつきましても優先的に供給していただくということで対応していく形になります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) そうすると、例えば、避難警報が出て、夕方ぐらいに避難所に来たとしますよね。そうすると、必要な物資が、例えば、夜、ようやくつかめたとなると、その段階でもう届けてくれると、そういう協定になっているんでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 災害の状況にもよりますが、なるべく早い段階で想定しまして連絡をするとか、そういったことも含めて対応していくという形になると思います。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 分かりました。何を聞いているかというと、現物備蓄はすぐに使えるものです。それから、避難者が持ってきたものもすぐに使える。  あと二つ、2番目と3番目の事業者からの調達というのは、近辺のところであれば、その日のうちに来ることもあるし、翌日になることもある。それから、必ず来る保証もないという何かちょっと不透明な感じがしておりますが、その3番目の国でスタートさせたプッシュ型の支援の流通備蓄というのはどういう内容か、簡単で結構ですので、教えていただけますか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  このシステムでございますが、本年から国のほうで運用を開始しておるものでございまして、システムのほうに、全市町、これは全国でございますが、それぞれ保有している備蓄品のほうをリストとして掲載します。そちらのほうを県、また国のほうで一括で管理している形になるわけですが、そういった中で、それぞれの備蓄状況、例えば、栄町でこういったものを幾つぐらい使っている、足りなくなりそうだというようなところをそのシステムの中で見まして、必要なものを的確に供給していただけるような形になるものでございます。  今までですと、こういったものが足りないということで連絡なりファックスなりしますと、いろんな形のものが来てしまう。実際に本当に必要なものがしっかりと把握できて、それをきちんと指定した物資の保管場所ですか、そういったところに輸送していただけるという形になるということで、そういったシステムがこの4月から始まっておりまして、既に先般の九州のときにもそういったシステムが活用されたという状況でございます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) その際は、もう自治体のほうから県とか国に要請しなくても自動的に送られてくるということでよろしいですか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 実際には、まず、町でこういったものが足りなくなっている状況ということで、それが県のほうからまず一体的に出まして、その次にまた国のほうということで、順番に下から上に補充の体制がとれる形になるんですけれども、システム上では、こういったものが不足しているということを要請まではいかないんですが、把握、そのシステムを通じて、そういう通知されるというんですか、そういった形になるということで認識しております。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) このシステムの場合、いつ不足部分が届くかということを知りたいんですが。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) こちらにつきましては、全国での保有状況ということで、もっとも、例えば、栄町で被災があったということであれば、栄町に一番近いところで供給できるところからこちらのほうに物資が届くということになりますので、災害の状況によって、ちょっと日にちまでは特定できないと思いますが、速やかにということで供給されるということで理解しております。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 資料によると、何か4日から7日とかいうようなことも書いているものもあったかと思うんですが、ちょっと実際の運用状況というのは分からないようですが、今までと比べると、随分バックアップとしては安心な制度になっているのではないかというふうに思います。芝野室長、ありがとうございました。  この後は、三つ目の要援護者の安全確保について、青木課長に再質問させていただきます。  令和元年度第4回の定例議会での回答として、従来から災害時要援護者名簿に登録したかたの個別支援計画を作成していましたが、去年の災害を機に具体的な個別支援計画の必要性を認識し、重度な障害者などは避難先も含め個別の支援計画を順次作成していくと答弁されていますが、これらに関する進捗状況の説明が先ほどのご答弁では抜けていましたので、まず、この点についての追加説明をお願いします。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) 1答目めでは大変失礼いたしました。  ただいまのご質問にお答えいたします。  災害時において、自力で避難が困難な介護の高いかたや身体障害者手帳の等級の高いかた、医療的ケア等の必要なかたについては、既に個別に登録申込書を郵送して登録勧奨を行いました。  現在、要介護度5のかたが9名、医療的ケアの必要なかたが1名、合計10名のかたから申し込みがあり、要援護者本人、家族、ケアマネジャー、地域の民生児童委員、避難支援者及び避難先となる福祉避難所の担当者も交えて避難する際の移動手段等の情報を確認し、個別支援計画を策定いたしました。残りのかたについては、順次策定していくこととしています。  以上、答弁とさせていただきます ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 言葉尻を捉えるような話になるかもしれませんが、今、残りのかたとはどなたのことを指すのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  高いかた、順次、個別に郵送させていただいております。当然、登録していただいてないかたもいらっしゃいますので、引き続き、軽いかたも含めまして、順次、優先度を考えまして、登録勧奨を行いまして、個別支援計画のほうの策定に進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 地域とのかかわり合いにおいては、介護度の高いかたというのは、基本的には役場のほうで対応していただくというふうに思っております。そうすると、対象者の中で65歳以上の独居老人が大半のかただと思いますが、やっぱりその人たちを支援してくれる人がいない場合にどうするかというのが地域のほうとしても一番気になるところで、そこのところやっぱり役場と一緒に解決していこうという機運が出てきているわけです。したがって、全体についての進捗が今どのように進んでいるかということを教えていただけますか。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  個別支援計画につきましては、要援護者全体に対し策定することを目標としております。そのため、先ほどもお答えさせていただきましたが、要介護度の低いかたや障がいの程度が軽いかたに対しましても同様に登録申込書を郵送し、登録の確認を行っているところです。  なお、特に移動が困難な医療的ケアの必要なかたや要介護度5などのかたについては、優先して個別支援計画を策定していく必要があると考えており、現在、進めている状況でございます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 介護度の高いかたからやっているということで、独居老人がまだ後回しになっているということでございますか。  それから、災害時要援護者と民生児童委員の連絡体制を整備したとのことですが、具体的にどんなものを整備したということでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  具体的ということでございますが、まず、民生児童委員を旧小学校区の6地区に区分けしました。  連絡方法としましては、町から各地区の名簿記載順の最初の民生児童委員へ連絡し、その委員から連絡体制表の次の委員に順次、伝達するような体制を作成しまして、迅速な対応をしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 今のご説明を聞くと、いわゆる単に連絡網を作ったというふうに言い換えてもいいんじゃないかと思いますが。大事なのは、その災害時の声がけとか避難の希望みたいなことを民生児童委員さんにお願いしたいということがきちんと伝わっているのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えいたします。  まず、今年度、各要援護者名簿の提示並びに名簿につきましては、ちょっとコロナの関係で遅れましたが、7月の民生児童委員の定例会のときに配布させていただきまして、ご説明させていただきました。  なお、ちょっと私の言葉が足りず、その連絡体制の部分につきましては、少し説明が不足だったものですので、遅くなりましたが、今週の火曜日の民生児童委員定例会の場におきまして、再度、協力の内容と、また、連絡票の仕方を全民生児童委員のかたに説明させていただきまして、ご了解をいただいたところでございます。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) 実は、竜角寺台では、去年の台風で民生児童委員のかたが要援護者に声がけして避難所に連れていくという際に、声がけと、その連れていくという搬送のほう、1人ではちょっとできないという非常に困っておられたんです。  それで、今年度に入って、自治会の組織の中に、民生児童委員の要請に基づいて、要援護者のかたを避難所に運ぶということをやる支援チームというのを組織の中に作りまして、先日、その民生児童委員と支援チームのメンバーとの初会合を持ちました。  そのときに民生児童委員から次のような意見が出されたので、ちょっとご紹介したいんですが、一つは、民生児童委員は要援護者を確かに任されていると、だけど、何の指示もされていないので何をすればいいのか分からないと、これ正直な話を伝えていますので。それから、彼女たちあるいは彼らというのは、独居の高齢者がもともと専門だから、そちらのかたがこんなときにどうするかというのは大体分かるんだけど、いただいた要援護者名簿は家族と同居のかたがあるということで、その方々、何を求めておられるのかがまず分からない。普段接触してない方々はなおさらだということで、それから、名簿の中には、もちろん公開版を前提に話をしてますけど。2歳の赤ちゃんが掲載されておって、これは一体何のために作っているんだということまで私も聞かれまして、ちょっと答えに窮したんですが。  それで、いただいた要援護者名簿には70名ぐらいのかたが登録されて、課長には事前に本当に支援を受けたい人を丸印をつけてくれということでお願いしまして、それが12人いました。その後、民生児童委員のかたが12名個別に訪問して意向を確認しましたら、声がけはしてほしいという人が2名で、ちゃんと避難所に運んでほしい人が2名でした。だから、2名を支援するのに70名のリストが渡されているという、これが現実なんですよ。
     ですから、今後、要援護者名簿の改定に当たっては、まずはあの名簿は何に使うか。我々というか、地域の人にとってみれば、まだ支援してくれる人が定まってない人のために何かしてあげなきゃいけない人は誰なのかということを知りたいというのが前々からの役場へのリクエストだったんですけど。それ以外に目的があれば、その目的をちゃんと明らかにして、それに合ったちゃんとリストにしてほしいということが現場の声ですが、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) 今、議員からお話を聞きまして、先般の決算質疑のときにも一部お話させていただいておりますが、今の要綱のほうの様式も確かに少し見づらい、また、表示の仕方も名簿をいただいたかたのほうからしても、なかなかどういうことをすればいいのかというところで分かりづらいというところも担当課としては既に認識しておりますので、今、要綱のほうの改定を含めまして準備をさせていただきまして、民生児童委員の方々も含めまして、名簿のその表示の仕方、また、説明のところも含めまして改定していきたいと考えております。 ○議長(橋本 浩君) 岡本君。 ○4番(岡本雅道君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  今回の一般質問で申し上げたかったのは三つございまして、地域住民が地域での役割を理解して、行政と協働して防災に対応してもらうことが重要であると思っておりまして、まず、そのためには、やっぱり地域防災計画を地域に説明することが絶対必要不可欠だというふうに思っております。  2番目は、要援護者名簿の支援者の選定は、地域のことを一番知っている地域の人間を活用するのがきっと早いと思います。例えば、自治会長とか民生児童委員にそういうこともお願いすればやってくれますので、健康介護側の職員のかたが一所懸命、全地域駆けずり回るようなことはどだい無理だと思いますので、その地域の活用ということをぜひ考えていただきたい。  それから、3番目に、避難所の開設運営を地域主体でできるようにしていかないと、要員不足というのはなかなか解消しないのではないかということで、地域防災の核となる地域の人間を避難所開設の非常勤職員という形からスタートして、地域の防災の中核となってもらうということを目指しながら、そういう制度をうまく活用していけばいいんじゃないかというふうに思いますので、そのことを申し上げたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。ご答弁ありがとうございました。 ○議長(橋本 浩君) これで、岡本雅道君の一般質問を終わります。岡本君、自席にお戻りください。  ここで、昼食のため、午後1時30分まで休憩といたします。                                午前11時55分 休憩   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 1時30分 再開 ○議長(橋本 浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  大野信正君の発言を許します。大野君、質問者席へ移動願います。大野君。  〔7番 大野 信正君登壇〕 ○7番(大野信正君) 7番議員、大野信正です。  通告に従い、災害時の避難対策について一般質問をいたします。  昨年9月8日、千葉県を襲った台風15号で、栄町は、人的被害、重症2名、軽症2名、野外被害、一部損壊190件、避難者は88名のかたがふれあいプラザさかえ、興津、麻生集会所ほかに避難されました。  また、10月11日の19号台風では、613名のかたが町内12施設の避難所に避難され、多くの農業被害も発生いたしました。被災に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、対策に当たられた役場職員、消防署員、消防団、社会福祉協議会、自主防災組織の皆様、多くのボランティアの皆様はじめ関係者の皆様に敬意を表します。災害に遭ったとき、日頃の準備、近所同士、お互いの助け合い、地域の絆の大切さと被害に備える体制の整備の大切さを実感いたしました。  「備えあれば憂いなし」、今回の私の一般質問は、平時における対応、避難所の組織体制、より避難所運営マニュアルを活かした避難所運営に関する質問をいたします。  地球の温暖化による気候の凶悪化、凶暴化で災害が多発しております。日本の自然災害は、数、被害ともに増加傾向にあり、全国の観測点や基準点で50年に一度の豪雨が発生、災害の教訓により、自助・共助の重要性が指摘されております。そこで、災害発生を序盤の助け合いにつながる大事なポイントとして自主防災組織があります。自主防災組織は、警察や消防、自衛隊など、現地到着までの公助の限界時間を補い、命を救い、命を守り、災害の拡大を防ぐため必要です。  1点目にお伺いします。  自主防災組織の結成は現状幾つあるか、また今後の推進について伺います。  防災対策について伺います。  避難所の開設について、同一避難所を使用する各自治会、自主防災等の代表者、学校の職員、担当職員及び既存の地域団体、防災指導員、民生委員の地域担当者による避難所運営組織を立ち上げ、避難所運営マニュアルを作成して訓練を行うことが求められております。  そこで、避難所の開設について伺います。  1点目、避難所運営委員会立ち上げの状況について、2点目、避難所運営マニュアルの有無について、3点目、避難所運営組織図の有無、4点目、運営マニュアルを介した訓練の実施状況の把握と今後の取組について、5点目、避難所ごとの配置用図準備について、避難所内の配置、特に高齢者、障害者、妊婦ほか優先順位の設定はどのようにされているか。6点目、被災時要援護者のサポートについて伺います。  イ、実際の要援護者の人数は何名ぐらいいらっしゃいますか。ロとして、マンツーマンでの支援体制の構築、ハ、災害時要援護者の登録実態と今後の具体的申請、推進策について。  7点目、避難所のバリアフリー化の状況について伺います。8点目、避難所トイレの設備について、洋式トイレ、ウォシュレットの確認について。9点目、ハザードマップより避難所12か所と福祉避難所5か所の避難所訓練施設状況について。10点目、特に実態が合わないと思われる避難地域の設定について、再度検討はされているか伺います。  イとして、安食1丁目、2丁目、3丁目、田中の避難先が水害時においては千葉県立栄特殊支援学校になっております。ロとして、請方、押付、南、曽根、南ヶ丘、これは竜角寺台小学校になっております。これは特に前のかたも質問がありましたけれども、長距離であり、特に高齢者のかたが避難されます。避難方法としてのバスの便等も考慮してやられるかどうか伺います。ハとして、南ヶ丘大規模水害時における広域避難支援連携で印西市との調整経過について伺います。  続いて、避難所の備蓄品状況について伺います。  平成25年8月、内閣府防災担当避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針により、避難所として指定された施設には、あらかじめ応急的に必要とされる食糧、飲料、水ほか備蓄を検討していくこととあります。  栄町の避難所は12か所と福祉避難所が5か所、計17か所です。避難所のうち、備蓄倉庫があるのは、栄中学校、竜角寺台小学校、酒直旧小学校、布鎌小学校の4か所と消防庁舎、役場庁舎脇の計6か所です。  被害時のスムーズな補給体制の構築から、イとして、ふれあいプラザさかえ、ロ、安食台小学校、ハ、安食小学校、ニ、千葉県立栄特別支援学校、以上4か所の大きな避難場所に備蓄倉庫が必要と思いますが、この点についてお伺いいたします。  続いて、感染予防策としてのマスク、消毒液の準備について伺います。  提案として、自主防災組織のある自治会が主体となり、消防署、行政と連携した防災訓練の実施を希望する自治会がエントリーし、毎年の定例行事として自力をつける活動が出たとき、目的として、自主防災組織の育成と拡大の取組についてお伺いいたします。  統括として、危機管理監の設置について伺います。  住民の生命と財産を守る危機管理に知識のある専門職と危機管理監として危機管理職として採用してはいかがか、お伺いいたします。  以上、細かい点が多いんですが、よろしくお願いします。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 私からは、ご質問の1項②の(6)災害時要援護者に関するご質問及びご質問の最後、危機管理監の設置に関するご質問を除いた部分についてお答えいたします。  初めに、自主防災組織の結成は現状幾つあるか、また、今後の推進についてのご質問にお答えいたします。  現在、町内で組織されている自主防災組織は、安食台1・5・6丁目自主防災組織、安食台2丁目自主防災組織、安食台3丁目自主防災組織、安食台4丁目自主防災会、竜角寺台自主防災組織、酒直台自主防災会、松ヶ丘自主防災組織、田中自主防災会、南ヶ丘自主防災組織の九つになっております。  次に、今後の推進についてですが、自主防災組織の規模は様々ですが、平時における予防活動や災害が発生した後の共助の活動など、地域の防災力向上に欠かせない組織であることから、町では、一つとして、自主防災組織が行う訓練への協力、二つとして、運営に関する助言、三つとして、活動補助金の交付等の支援を行っております。  続きまして、避難所の開設についてのご質問で、避難所運営委員会立ち上げ状況についてお答えいたします。  避難所運営委員会の立ち上げ状況ですが、これまでの避難所開設状況におきまして、大雨や台風等の難を逃れるための一時避難場所として開設しているケースがほとんどでありまして、避難者の滞在時間が短いことなどもあり、立ち上げまでは行っておりません。  続きまして、避難所運営マニュアルの有無についてお答えいたします。  当町の避難所運営マニュアルとしては、平成24年1月に「災害時における避難所運営の手引」を策定しています。  なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本年7月に「新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設運営方針」を定め、手引と併せて運用することとしております。  続きまして、避難所運営組織図の有無と避難所を使用する各自治会からの要員と学校職員及び町の担当職員等による事前の避難所運営委員会の立ち上げについてお答えいたします。  避難所運営組織図につきましては、手引の中で体系図を示してあるほか、避難所運営で必要となる活動班を例示しております。  なお、事前の避難所運営委員会の立ち上げにつきましては、手引では、避難者が増え、避難生活が長期化することが予想される場合、避難者から選出された役員、避難所担当職員、施設職員等で構成する運営委員会を立ち上げることになっていることから、これまで事前の立ち上げは行っておりませんでした。  しかし、避難が長期化するような災害が発生したときの避難所運営を想定した場合、その都度、避難者の中から複数名の運営委員を選任して運営にかかわっていただくことは現実的ではないと思います。そこで、あらかじめ避難所ごとに避難区域内の自治会や自主防災組織の役員などから運営委員を選任しておくことや、町避難所担当職員や施設担当職員を交えた訓練などを行っていくことについて、自治会や自主防災組織と相談していきたいと考えております。  続きまして、運営マニュアルを活かした訓練の実施状況の把握と今後の取組予定についてお答えいたします。  初めに、運営マニュアルを活かした訓練の実施状況ですが、マニュアル策定後の平成24年10月に地区別防災訓練として、安食小学校区、布鎌小学校区、旧北辺田小学校区で実施しております。  その後も平成25年10月に地区別防災訓練として、竜角寺台小学校区で実施、平成26年10月に地区別防災訓練として、安食台小学校区、旧酒直小学校区で実施、平成27年10月に地区別防災訓練として、安食小学校区、布鎌小学校区で実施、平成28年10月に地区別防災訓練として、旧酒直小学校区、布鎌小学校区で実施、平成29年10月に地区別防災訓練として、安食台小学校区で実施、平成30年10月に総合防災訓練として、安食台小学校区で実施しております。  なお、令和元年度につきましては、10月に避難所運営をメインとした総合防災訓練を予定しておりましたが、災害が続いたことなどから中止とし、本年度、同じ内容のもので10月に実施することとしたところです。しかし、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中で、多くの参加者を集めて訓練を実施することは、感染リスクが高いと判断し、本年度の総合防災訓練は中止することといたしました。  これにより、2年間、訓練が実施できない状況となってしまうことから、現在、規模を縮小し、例えば、今年度に整備したパーテーションや段ボールを使い、避難所単位で参加人数を制限して、組み立て講習会を実施するなど、新型コロナウイルス感染症の動向に注意を払いながら、何かできることがないか、検討しているところでございます。  続きまして、避難所ごとの配置用図の準備についてお答えいたします。  これまで避難所施設の平面図は用意しておりましたが、避難所内のレイアウトまでは作成しておりませんでした。しかしながら、本年度は新型コロナウイルス感染症対策を考慮した避難所の設営や運営が必要になることから、現在、国や県から示されたレイアウト図を参考に受付や避難スペースのプロット作業等を進めており、現地とのすり合わせまでは済んでおりませんが、おおむね全ての避難所のレイアウトができ上がっている状況です。  なお、各避難所内には、介助が必要なかたや障害者、妊婦のかたなどの要配慮者用のスペースを確保し、対応していくことで考えております。  続きまして、避難所のバリアフリー化の状況についてお答えいたします。  避難所のバリアフリー化につきましては、公共施設では、安食小学校、布鎌小学校、旧酒直小学校、旧北辺田小学校、栄特別支援学校の各体育館及びふれあいプラザさかえの6か所、集会施設では、矢口集会所、麻生集会所の2か所、合計8か所の入り口やトイレなどが対応可能となっております。  続きまして、避難所トイレの整備について、洋式トイレ、ウォシュレットの確認についてのご質問にお答えいたします。  洋式トイレの整備状況につきましては、初めに、学校施設で避難所となっている体育館のトイレの状況でお答えさせていただきます。  安食小学校では、7基のうち洋式は3基、布鎌小学校では、6基のうち洋式は4基、安食台小学校では、7基のうち洋式は2基、竜角寺台小学校では、6基のうち洋式は2基、栄中学校では、6基のうち洋式は5基、旧酒直小については、5基のうち洋式は3基、旧北辺田小学校については、5基全てが洋式、栄特別支援学校については、5基全てが洋式となっております。  なお、学校施設では、ウォシュレットが設置されているところはございません。  次に、ふれあいプラザさかえですが、89基のうち洋式の数は46基で、悠遊亭に設置されている6基のトイレは全て洋式となっております。このうちウォシュレットが設置されているのは、悠遊亭の4基となっております。  次に、麻生、興津、矢口の各集会所ですが、全て洋式トイレとなっております。  なお、このほかに避難所用簡易トイレ55基を町で保有しており、このうち洋式タイプのものは25基となっております  続きまして、避難所12か所と福祉避難所5か所の避難訓練の実施状況についてお答えいたします。  初めに、町の避難所12か所の実施状況ですが、こちらにつきましては、先ほど運営マニュアルを活かした訓練の実施状況のご質問にお答えしたとおりとなります。  なお、福祉避難所5か所の避難訓練につきましては、施設ごとに対応しており、町主導での訓練は実施しておりません。  続きまして、特に実態に合わないと思われる避難地区の設定について、再検討はされているかのご質問にお答えいたします。  避難区域の設定については、現実的ではない地区もあると考えております。現在、印西市と締結した広域避難協定の調整が整えば、印西市の避難所についても一部利用が可能になると考えられることから、そのことも含めて地域防災計画の見直しと併せて改めて整理していきたいと考えております。  なお、先ほどバスの輸送の話がありましたが、町としては、早めの避難呼びかけを行うこととして、バスの運行は考えておりません。  続きまして、避難所の備蓄品状況についてのご質問にお答えいたします。  避難所の備蓄品の配備につきましては、昨年の台風や大雨で多くの避難所を開設した経緯を踏まえ、飲料水や食糧、毛布などの物品は、あらかじめ備蓄しておく必要があるとして、令和元年度末より、麻生集会所、興津集会所、矢口集会所を除いた九つの施設内の一角に備蓄品の保管スペースを設けて配備を行いました。  さらに、本年度については、新たに新型コロナウイルスなどの感染症対策用として、消毒液、清掃用具などの衛生用品や飛沫感染対策用パーテーションなどの追加配備を行っております。  なお、ふれあいプラザさかえ安食台小学校、安食小学校、千葉県立栄特別支援学校の避難所につきましても、避難所内に備蓄品の保管スペースが確保できておりますので、現時点では新たな防災倉庫を整備することは考えておりません。  続きまして、感染予防対策として、マスク、消毒液の準備についてのご質問にお答えいたします。  感染予防対策としてのマスク、消毒液の準備状況ですが、マスクは5,000枚、消毒液は、手指消毒用のアルコール消毒液、施設消毒用のアルコール入り洗剤、アルコール入りウエットティッシュなどを用意しております。  なお、これらについては、必要に応じまして補充を図ってまいります。  続きまして、自主防災組織のある自治会が主体となり、消防署、行政と連携した防災訓練の実施についてのご質問にお答えいたします。  自主防災組織のある自治会が主体となった防災訓練につきましては、既に全ての自主防災組織が年間計画の中に訓練を組み入れて実施しており、訓練内容に応じて町職員や消防署員も参加し、助言や指導を行っております。今年は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、訓練の中止や規模を縮小して実施するところが多くなっている現状はありますが、訓練の実施に当たりましては、引き続き消防署と連携を図って支援を行ってまいります。  以上、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) では、私のほうからは、6項目めの災害時要援護者のサポートについてのご質問にお答えいたします。  初めに、6項目めの1点目の現在の要援護者の対象人数については、令和2年4月Ⅰ日現在で1,720名です。  次に、2点目のマンツーマンでの支援体制の構築状況ですが、災害時のいざというときに、要援護者が避難する際の個別支援計画は、要援護者本人に加え、家族、ケアマネジャー、地域の民生委員が避難所へ避難する際の避難支援者と、また、要援護者本人の身体状況等の情報を共有することとしています。これにより、要援護者が安全に避難できるように支援体制を構築しているところです。  次に、3点目の災害時要援護者の登録実態と今後の具体的申請推進策ですが、令和2年4月1日現在で、要援護者の対象人数は1,720名に対し556名のかたが登録されています。  具体的な申請推進策ということですが、町広報紙により登録を勧奨するとともに、要介護認定者のうち、要介護度の高いかたや身体障害者手帳の等級の高いかた、医療ケア等の必要なかたへは個別に登録申請書を郵送して個別に登録勧奨を推進しています。また、介護認定後の担当ケアマネジャーなどの訪問時に勧奨することも考えております。今後も引き続き登録勧奨を進めていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 奥野総務課長。 ○参事兼総務課長(奥野陽一君) 私からは、総括として、危機管理監の設置についてお答えいたします。  町では、全ての危機を一元的に総括・調整するために、平成25年1月に「危機情報収集・発信管理マニュアル」を定め、運用しています。このマニュアルでは、町民からの様々な情報や緊急事態等が発生したときには、関係課長は速やかに総務課長に状況を報告することとなっており、状況に応じて、町長、副町長と情報を共有し、対応することとしています。  なお、総務課長は、町長の指示のもと、議員の皆様や町民への情報提供を行うとともに、それぞれの担当部署と調整し、処理・対応することとしており、危機管理の一元化を図っているところでございます。  また、危機管理監の設置についてですが、今年度4月、総務課内に安全対策推進室を設置し、室長に参事を配属して防災関連業務等を総括し、調整できる体制をとっております。
     なお、室長は、状況に応じて総務課長と調整を行い、柔軟に対応することとしておりますので、室だけではなく総務課として対応できる体制となっております。  一方、危機管理は様々な要素があるため、各課の所管すべき事項については、それぞれの課長が管理することとしており、全庁的に対応が必要な事案が発生したときには、総務課が中心となって対応することになっています。そのため、危機管理を総括するための危機管理監を置く予定は今のところございません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) それでは、再質問させていただきます。  まず、1点目の自主防災組織の結成の状況についてですけれども、町内に九つの自主防災組織があり、ほとんどが自治会、団地を中心とした自主防災組織と見受けております。  この一つ目の再質問ですけれども、各自主防災組織の訓練に対して視察に伺っているということでありますけれども、各自主防災組織ごとに非常に地域特徴があると思います。それらについては、その改善に向けてのアドバイスというのは、現地に行ってどのようなことが主にアドバイスをされるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  防災訓練の実施に向けた自主防災組織と安全対策推進室の連携でございますが、訓練に関する相談への助言や自主防災組織から提出される訓練計画書、こちらに基づきまして、必要となる資機材の用意や指導員の派遣、といった支援を行っております。  なお、本年度、災害を想定した防災訓練を計画したところは、この自主防災組織の中で3地区、そのほかは初期消火訓練を計画しているところが2地区、具体的な内容が決まっていないところが4地区となっております。  本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止の観点から、事業を見送ったり時期を遅らせるなどの対応をとっているところも多く、現時点で訓練を実施しているのは、8月に田中自主防災組織、9月に安食台1・5・6丁目自主防災組織がそれぞれ実施しており、いずれも初期消火訓練であったことから、消防署に指導員の派遣を要請し、署員と安全対策推進室の職員が参加し、指導を行っております。今後も訓練に関する相談を受けた際には助言や必要な支援を行ってまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) ありがとうございます。  実際にそのような形でアドバイスをされているということの中ですけれども、各自主防災組織ごとに非常に進んだ活動、特徴のある活動をされている自主防災があると思います。  例えば、酒直台地区においては、安否確認におけるイエローフラッグを活用しまして、早めに安否確認ができるような形で、また、安食台3丁目においては、AEDの訓練を非常にきめ細かくやっていらっしゃること、各自主防災組織の良きその事例については、他の自主防災組織、どのような形で、水平展開をするような形を進められるのか、その辺のことについてお伺いします。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  自主防災組織でございますが、九つの自主防災組織を一堂に集めて、連絡会ということで会議のほうを設けており、その中で意見交換等ができる形をとっております。  しかしながら、今年に関しましては、コロナの関係がありまして、例年6月ぐらいに実施しているところなんですが、まだできていない状況でございます。通常ですと、そういった場の中で、それぞれ意見発表していただくとか、そういったことで情報交換ができるかと思いますので、今後、コロナの状況を見ながら、そういう会議が持てれば、そういった中でしっかりと意見交換していただきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) ぜひそういう機会を捉えて、各自主防災組織でやっているいいことについては、全ての自主防災で水平展開して、全体のレベルアップにつながるようご指導いただければと思います。  続いて、お伺いいたします。  昨日ですけれども、避難所担当職員の訓練の実施について伺いました。避難所担当職員の訓練について、それで、自主防災組織との連携においては、避難所担当職員というのは、毎年、異動があったりして替わる可能性もあるのかなと思いますけれども、そういった点で、異動等があったときも含めて、各自主防災組織との顔合わせ等については、非常に小まめにやれるような状態になっているのかどうか伺います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  避難所担当職員につきましては、毎年、任命しているところになりますが、各避難所ごとということでありますけれども、それぞれ避難所どこに行っても対応できるようにしていかなきゃいけないと思っております。  そういった部分でいきますと、各自主防災組織なり自治会もそうですが、そういったところと顔合わせということになりますと、またちょっと形は変わってくるのかなと思います。  そういったことも含めて、先ほど運営委員会というものがあれば、そういった部分ができると思います。答弁の中でも、避難所ごとにあらかじめ運営委員を選任しておく、そして、避難所担当職員や施設職員を交えた訓練を行っていく、こういったことが多分そういったところにつながってくると思いますので、自治会や自主防災組織、そちらのほうと相談してできるようしていきたいと考えております。  なお、相談につきましては、これからになりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) ぜひとも日頃の接触の中で、行政マンの人が現場に顔を出すということによって、やはり絆が強まると思いますので、ぜひその点は今後の活動の中に重点的に入れていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  避難所運営委員会の立ち上げ状況についてですけれども、私はここがポイントだと思っております。この立ち上げについては、現在までは、一応一時的避難が多かったこともあって、避難所の滞在時間が短いので立ち上げは行っていませんということのご答弁でした。しかし、やっぱりここを実際に避難所運営について、先ほどちょっと触れましたけれども、やっぱり避難所に行ったときに、その避難所を活用する自治会と、それから、学校職員、役場の担当職員及び地域団体が一堂に会して、やっぱりいろんなこの避難所運営を通じてどのような形でそれをもっていくかというのは非常に大切な部分だと思います。この避難所運営委員会のまずマニュアルづくりも含めまして、ぜひその辺のところを具体的にそれを進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) お答えさせていただきます。  先ほど答弁させていただきましたが、避難所ごとにあらかじめ運営委員を選任していくこと、また、避難所担当職員や正職員を交えた訓練、こういったことについては、自治会や自主防災組織と相談していきたいと思っております。  なお、運営委員会の選任ですね、こちらがないと、できないと、次のステップにいけないと思いますので、まずは自治会のほうと、あるいは自主防災会の代表のかた、そういったところと運営委員の選任が可能かどうかというところも含めまして相談していきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 他市町村の事例でちょっと恐縮ですけれども、やはりその今言いました自主防災を含めて、その四つの団体の関係の皆さんが実際にある地域においては、年4回のまず顔合わせの会を第1回目、2回目は、次の訓練に対する打ち合わせをやる、その次に実際の訓練を行う、4回目には、実際の訓練をした反省会をする、そういう実際の取組について、非常にきめ細かく打ち合わせをやり、実践に移しているという事例を伺いました。やはりいろいろな計画を持っているということは分かるんですけど、実践に移すという点で、ちょっと具体的なことが見えないような感じがしますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  事前にということでありますが、現在の手引のほうでも避難所運営委員会というものは位置付けられておりまして、そこで何をやるということはしっかりと定められているところになります。  先ほども実際にそのときに人選するというのは難しい、あらかじめそういったものを立ち上げておいたほうがいいだろうということで答弁しているところでございまして、そのためには、やはり自治会であったり、自主防災組織、そういったところのかたとしっかりと話をして、まず組織が事前にできることが大事だと思っております。そこから始めて、その方々、また町職員、施設職員を交えた訓練ということで、これはやっていく方向で考えているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) ぜひともそういった具体的な進捗に結びつくような形で進めていっていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  避難所の運営マニュアルについて、このマニュアルの有無について伺います。  手引きについては作成してありますということでありました。この避難所の運営マニュアルについても、直近の状況は、非常にやっぱり風力とか雨の状態も今までと全く違ったような状況の大きいものになってきていると思います。そういうマニュアルの見直しは毎年行われるようになっているのでしょうか、伺います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  避難所マニュアルの細部の見直し、それと訓練の具現化についてですが、初めに、避難所マニュアルの細部の見直しですが、例えば、本年7月に、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所開設運営方針を別に定め、現行の手引と併せて運用することで、避難所での感染症対策を講じることとしております。このように運用面で必要なことがあれば、即時対応しております。  なお、来年度に地域防災計画の見直し、これが予定されておりますので、計画の見直しと併せまして、必要な部分について、手引についても見直しをすることで考えております。  あと、手引に基づく訓練の具現化ですが、訓練は必要と考えております。訓練を行うためには、何度も申し上げて申し訳ありませんが、運営委員会を立ち上げる必要がありますので、まずは、あらかじめ避難区域ごとに運営委員を選任していただくことについて、自治組織や自主防災組織に相談をしていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 続いて、次の質問に移ります。  避難所の運営組織図の中で、活動班の事例を作って提示してあるということで、これがやっぱり話し合いのきっかけの一つになると思います。そういうものを基にして、きめ細かな話し合いにより、即そのものを活かした先に進む組織図の話し合いを進めることが大切だと思います。こういうものは、実際の事例の中で、どちらかの中でそういった事例ができているかどうか、伺います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) こちらにつきましては、これまで運営委員会のほうを立ち上げた、実際に災害のときに立ち上げたという経験がありませんので、できておりません。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 先ほど訓練の状態を伺いました。各地区ごとに非常にきめ細かくやっているようにも見受けられましたけれども、一部偏っているかなと思って、その中で、地区別防災訓練の内容はどのようなことをされているか、お伺いします。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  直近のものでございますが、平成30年10月に安食台小学校を会場に実施した総合防災訓練でございますが、本訓練は、避難所運営に特化した訓練ではなく、初期消火や被災者救助などを含めた訓練として実施しておりまして、参加者は450名となっております。  なお、課題と問題点でございますが、平成31年3月に関係団体を集めまして反省会を開催しております。その中で、避難訓練に関し、避難所運営の事前訓練が必要ではとのご意見や避難所の開設について、町からの説明や指導を実施したほうがよいといった意見をいただいております。そこで、元年度は避難所運営訓練に特化したものとして予定したところでございますが、中止となり、また、本年度も同じ内容で実施する予定でしたが、中止とし、現在、何か代替事業ができないか、検討しているところになります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 昨年度の計画を拝見したとき、今、芝野課長から出たように、やっぱり避難所訓練、立ち上げ訓練等、きめ細かな計画がされておりました。それが中止となりまして、今年も一応また中止ということでありました。ぜひ事前に各地区との打ち合わせも含めて、その避難訓練が実りあるものに、一つ一つのものがきちっとやっぱり実践に結びつくような形で訓練ができるように期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  次、いきます。  細かなことですが、平面図をちょっと拝見したんですけども、避難所の平面図もぜひぜひ各避難所ごとにどういう形でこの避難所はこんな平面図で、どこにどういうかたが避難するようになるのでしょうか。そういうものの原図というのは、各避難所ごとに全部設置できるようになっているのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  平面図につきましては、普通の今、配ってあるものは平面図、図面だけになっているんですが、今回、コロナ感染症対策も含めまして、レイアウト図ということで全施設のほうを作っております。こちらについては、まだ机上で作ったものということで、昨日も答弁しましたが、ふれあいプラザさかえ、こちらについては、実際に訓練を行う中で幾つか課題もある状況でございます。ほかの施設、体育館等についても、図面のほうはできておりますが、実際にそちらを使って検証するということをこれから急ぎやらないといけないということで考えているところになります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) もう一点、細かいことを恐縮です。  バリアフリー化の状況について、もう一度確認させていただきたいと思います。  バリアフリー化は一応8か所がきちっとバリアフリー化になっているということで、12か所中8か所がバリアフリー化、当栄町は高齢者のかたが非常に多く、実際に避難されるかたも高齢者のかたになると思います。残りのバリアフリー化の施設状況については、聞き落としているかもしれませんけれども、予定があったら教えていただきたいと思います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) バリアフリー化の対応ということですが、先ほど申し上げた中で、対応できていない部分というのは、小学校とか、そういったところ、学校施設になります。こちらについては、学校施設としての改修部分で対応することになると思いますので、避難所として対応するということは、現時点では考えておりません。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 小学校、学校においても、体育館をどちらかというと避難所に設定すると思うんですけど、体育館に避難したときにバリアフリー化というのは必要だと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) 避難所としての改修ということではなく、学校施設としてどうするかというところを考えていかなきゃいけないかなと思います。  なお、出入り等に関しましては、介助とか、そういったところで施設内に入る、そういった部分も含める。あるいは中に段差解消のものを何か対策を講じるとか、避難所として使うときについては、そういったことを考えることはできるかなと思いますので、対応できる範囲で対応していきたいと思います。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 次にうつります。  避難場所の設定で、特にハザードマップを見てみましたところ、3か所のハザードマップ、避難場所についてちょっと不具合かなと思ったところがあります。これはほかのかたも指摘されていたところですけれども、安食1丁目、2丁目、3丁目、前新田地区のかたが実際に避難する場所は、田中もそうですけども、千葉県立特別支援学校への避難になっています。  また、2点目としましては、請方、押付、南、曽根、南ヶ丘が竜角寺台小学校になっています。  それと、あと南ヶ丘については、水害時においては、先ほど言われた印西市となっています。特にこの中で、やっぱり安食1丁目、2丁目、3丁目については、安食小学校が近くでもありますので、水害における水の被害の場所というのは、もう少し、ハザードマップ、現在に合わせた明確な状態に訂正が必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  実態に合わない避難地区の再検討についてでございますが、既に各避難所には避難区域ごとの避難者数が割り振られております。  例えば、水害の際の布鎌地区住民の避難先が栄中と竜角寺台小になっておりますが、栄中につきましては、収容人員が大きいこと、また、竜角寺台小の避難区域である竜角寺台地区、こちらについては、水害の心配がなく、避難所の受け入れに余裕がある、こういったことからこのような振り分けを行っているものでございまして、これを変更するためには、全避難所の避難区域を見直す必要が生じてきます。  そこで、現在、進めております印西市との広域避難協定の調整が整えば、布鎌地区の一部の避難先として印西市の避難所を利用することが可能となりますので、まずは印西市の受入可能人数を踏まえまして、見直しを行うこととしているところでございます。  なお、印西市との調整ですが、6月に栄町の意向を印西市に示しており、現在、印西市からの回答待ちの状態です。町としましては、印西市の意向を確認して、一日も早く協議を整えたいと考えております。
     以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 印西市との調整については、本当にお疲れだと思います。実際に今年の3月下旬に協定を締結して、4月以降、緊急の指定都市との具体的な打ち合わせに向けた協議をし、印西市との共通マニュアルを作成しているという返答がありました。実際、今、6月の件も話を聞きましたけど、9月が災害月だということで、いつ起きてもおかしくない、9月については、印西市との話ができれば、理想的には完結していて、どこに逃げたらいいかも明確になっていると理想的だと思いますけど、その辺の時間がかかっている点は、多分、印西市の内部のこともあるから難しいんだと思いますけど、何とか対象となっている地域の皆さんは、事早くそういうことが、災害が起きたときに印西に逃げるということは聞いているけど、どこへどういうふうに行ったらいいか分からない、非常に不安な気持ちでいらっしゃるような形もありますので、その点は急ぎの中での取り行いを締結について進めていただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 古川副町長。 ○副町長(古川正彦君) ただいまのご質問でございますけれども、基本的にはやはり印西市が絡むことですので、栄町だけで予定でそれをこちらのこういうふうにしてくれというだけでは、ちょっと調整はできない。これは二つの自治体が絡んでいることでございますので、その辺については、町としても一日も早くやれるように協議を進めているということでご理解いただきたいと思います。  また、1点、印西市との相互避難協定ですので、当然、私どものほうから印西市のほうに避難をさせていただくという部分があれば、逆に言うと、印西市から栄町のほうに避難をさせてほしいという地区も出てくる可能性もあるわけでございますので、その辺も含めて総合的に印西市と調整をさせていただきたいということでお願いしているところです。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) たしかこの件は、今年の3月というか、昨年の年初からの話として出ている問題ではないかと思うんですが、確かに印西市との相互のことですから、向こうの言い分もあり、こちらの言い分もありということであると思うんですけども、例えば、こういう形については前に進みそうだとか、そういった状況の中で前進しそうなものがあるのかどうか、その点について伺いたいと思います。 ○議長(橋本 浩君) 芝野安全対策推進室長。 ○参事兼安全対策推進室長(芝野浩一君) ただいまのご質問にお答えいたします。  現在、印西市との協議の中で整っているというか、進んでいるところとしましては、情報収集ですとか、連絡のマニュアルを作る必要があるということで、そちらに向けた細部調整ということでやっております。そういった中で、昨年、利根川下流河川事務所の防災対策課の専門職のかたへマニュアルについて意見を求めております。  今後、マニュアルの策定については、アドバイザーとしてもかかわっていただく形になるんですが、これから実際に打ち合わせをしていく部分としましては、要請のタイミングや方法など、また、避難所の順位、避難者の順番、人数、移動方法、こういったものを具体的に明確にしていく必要がある。こういった部分について、今現在、町のほうの案は示しまして、印西市のほうに出してあるところになります。同じようなものが多分印西市からも出てくる形になります。そちらを踏まえまして、マニュアル作りというのが作業として出てくる。そういったことがこれからやっていかなきゃいけないところになると思います。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 次の質問に移ります。  要援護者についてですけども、この要援護者のサポートは別の議員のほうもいろいろと話が出ていましたから、一つだけ伺いたいんですけど、やっぱり要援護者様々にいろんな事情があると思うんですね。そういった個々の事情を配慮して、やっぱりそれに応じた接触をどのようにするかというのは、これは一応私は、マンツーマンというようなことで書いたんですけど、きめ細かな状況をきちっと把握して、やっぱりそのかたたちに対する支援体制を取るような形でやっていただきたいと思っております。これについては、対象者を想定した研修なんかは開く予定があるのかどうか、1点、お伺いいたします。 ○議長(橋本 浩君) 青木健康介護課長。 ○健康介護課長(青木茂雄君) ただいまのご質問にお答えします。  確かにただいま1,700名以上のかた、対象者がいるという形で名簿に登録させていただいておりますが、個々に集めてということは難しいと思います。  先ほど安全対策推進室長の答弁でも、地域のそういう避難訓練とか、そういう部分で実際に要援護者のかたを避難支援者が一緒になって、また、地域の隣近所といってはあれなんですが、地域の方々と一緒に実際にその指定された避難所のほうに避難させられるような、そういう実務的な部分で身につけていただいて、また、地域のそういう皆様の支えという意識も高めていただくような形で進めていければと考えております。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) 最後の質問をいたします。  危機管理監のことについて、1点、お伺いします。  これは、住民の生命、財産を守るという形から見ると、今、危機管理に対する専門職というかたは栄町はどなたになるのでしょうか。 ○議長(橋本 浩君) 奥野総務課長。 ○参事兼総務課長(奥野陽一君) 現在、専門職という形ではおりません。 ○議長(橋本 浩君) 大野君。 ○7番(大野信正君) では、最後、時間の問題がございますけど、一応、今回、防災体制についてお伺いしました。いろんな形で取り組んでいただいていることは、いろいろと話を伺いました。実際に訓練、福島の事例に行ったときに、実際に訓練していないことは、ほとんど現場にぶつかったって何もできないということを向こうのかたから教えてもらいました。いろんな中で取り組む寸前まで検討していますという等々の返答はたくさんあるんですけど、ぜひ今後は、一つ一つの事例が確実に前進するように、地域の皆さんと共にみんなで頑張っていきたいと思います。ぜひ芝野課長の活躍も含めまして、幅広い現場意識をもって取り組んでいただきたいと思います。  以上で、私の一般質問を終わりにします。 ○議長(橋本 浩君) これで、大野信正君の一般質問を終わります。大野君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩といたします。2時40分に再開いたします。                                午後 2時30分 休憩   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 2時40分 再開 ○議長(橋本 浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  野田泰博君の発言を許します。野田君、質問者席へ移動願います。野田君。  〔11番 野田 泰博君登壇〕 ○11番(野田泰博君) 11番議員、野田泰博です。  今回の議会の最後に当たりまして質問しますが、今回の8人が、私も含めて出した質問が全部コロナと天候異変と災害についての質問なんですね。だから、本当に答えるほうは1人だけいればいいというような感じで、だけど、本当にこれだけ住民の人たち、また、その代表の人たちがそういうことに栄町はどうなっているのかという心配を思って質問しているんだと思ってお聞きください。  今回の一般質問について、まずは、現在の社会現象についてちょっとお話したいと思います。この質問は、既に私も栄町の議会に他の自治体の議会議員が取り上げている社会現象の問題解決の一つです。  それは、生きていく上に必要な空気、酸素をどのようにして守るか。生きていくための弊害となっている炭酸ガス、CO2の増加をいかに少なくし、また、地球温暖化の加速度化を止めて、天候異変の度合い、これを少なくするための町民、市民、国民の危機感の訴えだと思ってお聞きください。そのためには、現実にあがってきました森林税をどのように栄町として形を成し、町民に知らしめていくか、大げさに言えば、人類存続にかかわる問題の解決、小さく言えば、町民に課す負担をどのように説明するかなのです。  今、私たちの前に姿をあらわした生き延びようとするときの問題解決、中では小さな質問ですけども、大切な問題として、町民にいかに納得していただくか、真摯な回答をいただきたく思っております。  今から5年前の2015年9月、ニューヨークの国連本部で開催された「持続可能な開発サミット」(地球規模で取り組むべき大きな国際目標)というのが採択されました。5年前です。それは、今回、多くの議員たちが言葉と言いましたサスティナブル、持続ですね、デベロップメントゴールズ、これは複数になっております。これ持続可能な開発目標、皆さんが何度がお耳にしたSDGsというものです。これで、これはもともと本来は企業に向けての5年前は訴えだったんですね。今や我々の生活にもこのSDGsを意識しているのは、やれプラスチック袋を減らしなさいとか、働き方改革をしなさいとか、貧困をなくそうとか、質の高い教育を実現しようとか、住み続けられるまちづくりをしよう、平和と公正をすべての人にとか、これ17の色分けを付けたバッジをアピールしている議員が非常にたくさん増えましたね。私たちの目の前には、国が課す新たな税金、森林税や住民税のありかたに直結する問題として、ここに登場しております。そこから見ると、この私が取り上げる問題は、ここに書いてありますように、3年後から納税者1,000円の森林税が徴税されることに関してです。  現在、町、個人所有の山林は放置されている箇所があります。ますます生態系を変化させています。その変化の状態は、状況を調査はどのぐらい調べていらっしゃるのですか。  2024年から個人が徴税される森林税の使いかたは、林業復興と森林環境の健全化でという名目であります。栄町ではどのような目的で林業振興と環境健全化を図るんですか。  また、その計画に係る人員と経費及び住民への啓蒙というのはいかなることをお考えになっている、想定されておりますか。3年後の徴税は地球温暖化対策だということを知らしめるいい機会なので、多くの町民でプロジェクトを作り、新しい栄町の環境政策を打ち出すべきだと私は思っております。  2番目の質問としては、先に言っておきますけども、町民が指摘した箇所の安全確保についてです。これもやはり安全確保というのが出ております。住民の生活上の安全を保つには、実際に生活している住民が指摘する、これ危険箇所をなくすことが必要です。しかし、住民の指摘では、短時間で、住民の要望どおり、危険箇所をなくすことができることと時間がかかる場合がございます。栄町町内の住民や役場職員が指摘している危険箇所はどの程度あって、その対策はいかにお考えか、現在の町民から指摘されている箇所と、その内容、安心への道筋をお知らせくださいという、この大きな2点の質問をしております。よろしくご答弁のほどお願いします。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) それでは、私からは、1項目めの3年後から1,000円の森林税が徴税されることについてお答えいたします。  まず、答弁の前に、栄町の森林の状況及び森林環境税が導入される経緯についてご説明させていただきます。  栄町の森林は260ヘクタールあり、そのうち民有地が211ヘクタール、国有地が9ヘクタール、県有地が主に房総のむらなど26ヘクタール、町有地が主に龍角寺古墳群など14ヘクタールとなっております。  また、森林環境税の導入の経緯ですが、2015年にパリで開かれた「温室効果ガス削減に関する国際的取り決め」、いわゆるパリ協定において、「地球温暖化に歯止めをかけるため、できる限り早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトさせ、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と森林などによる吸収量のバランスをとる」ことを長期目標に掲げました。このことを受け、日本でも、中期目標として、2030年度に温室効果ガス排出量を2013年度の水準から26%削減することとし、2018年5月に「森林経営管理法」を成立させ、パリ協定の目標達成や災害防止などを図るための森林整備等に必要な地方財源を確保するため、森林環境税を創設し、2024年度から年間1人1,000円が課税されることとなったものでございます。森林環境税は、森林の間伐などの森林整備及びその促進に関する費用に充てるため、地方自治体に森林環境譲与税として譲与されたところです。  そして、本町においては、令和元年6月に栄町森林環境譲与税基金条例を整備し、これを財源として、今年度については、町道沿線の森林環境整備を実施することとしました。  さて、ご質問の1点目の森林の生態系の状況調査についてですけども、町内の森林については、樹木が竹や篠などに浸食され、荒廃してきている状況にあることは認識しておりますが、森林の生態系の状況について特に調査したことはございません。  続きまして、栄町ではどのような目的で林業振興と環境保全化を図るかについてお答えいたします。  林業振興については、現在、町内に主に林業で生計を立てているかたはいないことから、特には考えておりません。  一方、森林の環境健全化については、町民の安全安心な生活環境を守る観点からも、森林の所有者に対し、下草を刈る、間伐を行うなどの良好な管理を行ってもらうよう呼びかけていくことは必要と考えていますが、町として、森林環境の健全化等に関する計画を策定することは考えておりません。  続きまして、計画に係る人員と経費及び町民への啓蒙はいかなることを想定しているのかについては、現在、森林関係の専任職員はおりません。  また、町民への啓蒙については、今まで特に森林の環境整備に関し町民に啓蒙したことはありませんでした。しかし、現在のまま放置した場合、樹木の倒木等による、交通に支障が出るおそれや電線の断線による停電のおそれが想定されること及び通行する人の安全の確保などから、森林の所有者に対し、適切な管理を啓蒙していきたいと考えております。  次に、町民でプロジェクトを作り、新しい栄町の環境政策を打ち出すべきとのご意見についてですが、民有地の維持保全はその所有者が行うべきものと考えております。したがいまして、町が主導してプロジェクトを作ることは考えておりません。  一方で、現在も幾つかのボランティア団体が里山の環境整備等の活動を行っております。町としては、それらの森林ボランティアや森林所有者、また、周辺地域の住民などから、森林環境を維持・保全しようとする機運の高まりや新たなビジネスとして活用するなどの機運の高まりなどがあれば、支援することは考えていく必要があると考えております。  私からは、以上です。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) 私からは、2項目めの住民が指摘した箇所の安全確保についてお答えいたします。  初めに、栄町内の住民や役場職員が指摘している危険箇所はどの程度あって、その対策はいかにお考えかについてですが、令和2年度4月から8月末までの状況では、道路・公園等で計204件の情報要望があります。内訳として、住民等から186件、役場職員から18件です。  対策の方法については、職員が現場状況を確認し、職員対応か業者対応にするかを判断し、指摘箇所の解消を図っており、解消状況は8月末現在で約70%となっております。  次に、現在の町民から指摘されている箇所とその内容、安心への道筋などについてですが、住民等からの186件の内訳としては、道路の通行支障など46件、道路の排水不良など20件、カーブミラーの不具合など11件、街路樹などで見通しが悪いなど65件、公園遊具等の不具合などで36件、その他8件です。  住民等からの要望の対応につきましては、職員が現場に出向き、要望者から直接、状況を聞き取り、すぐに対応できるものは職員で対応し、対応できないものについては、予算が必要なため、時間がかかることなどを説明し、段階的に改善していきます。  なお、その他、町のアダプト制度を活用し、町民がボランティアでベンチの修繕等を行っていただいている事例もございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 国有地は9ヘクタール、県有地は26ヘクタール、古墳群は14ヘクタール、260ヘクタールということを聞きました。これ森林ですけれども、民有地にはどのぐらいあるんですか。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) ただいまのご質問にお答えします。  まず、森林環境譲与税を財源として森林環境整備等が行える森林としては、森林法の第2条というのがありまして、それに規定する森林とされております。宅地や農地などを除く樹木が立ち並んでいる土地で、地目で言えば、山林ということになります。山林などで、先ほどもちょっと答弁しましたが、町内では、民有地として山林でいるのは、面積としては211ヘクタールとなっております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 国有地とか、県有地とか、古墳群とか、町とかいうのが260ヘクタールあって、そのほかに211ヘクタール、民有地があるというふうに考えていいんですか。そうすると、トータル約500ヘクタールぐらい森に覆われているということですか。国有地は9ヘクタール、県有地は26ヘクタール、龍角寺古墳群、町有地ですね、14ヘクタール、260ヘクタールありますということで。私が聞いたのは、そのほかに民有地はどのぐらいあるのですかということです。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) すみません、ちょっと勘違いしました。申し訳ございません。  民有地の主としては龍角寺古墳群などで、町の山林としては14ヘクタールでございます。  すみません、間違いました。民有地が211ヘクタール、国有地が9ヘクタールで、県有地が26ヘクタール、合わせて260ヘクタールです。すみませんでした。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) この民有地は、先ほど言ったのは、森林法第2条ということで言われましたね。そうすると、そこには、この集めた税金は森の保全のためには使われないということですか ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) 森林環境譲与税は、森林の保全のために、間伐や森林整備のために民有地にも適用されますので、先ほど言いました211ヘクタールにも財源として使えます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 一概に森林と言われても、今先ほど説明があったように、森林が竹だとか篠だとかに覆われて、何というかな、樹木というんですか、何かが随分変わってきているとか、森林じゃなくなっているというのを聞きましたけども、そういうところにもこの森林税を使って、国から出てくるんだろうけども、集めるのは国に出すけども、国から、その森林の保全をしなさいよともっと出てくるんだろうけども、そういうのが使えるということでよろしいんですね。それは民有地にも使えるということですよね。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) そのとおりでございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) そうすると、その森林をいかに森林としてキープするかというのは、例えば、そこに森林のある木を斜めになっているから切っちゃったと、それが倒れたら、この前、お話を聞いていたのは、倒れて切っちゃったら、それは民間の木だとしたら、それ持ち出すことはできないから、そこに置きっ放しにしているという、それは事実ですか。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) 災害時にそういう倒木がございましたら、町のほうで伐採した際には、伐採した木については財産となりますので、そのままその土地の所有者の土地に置いてきてございます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) そのとき、そういう木が最後はどうなるかというのは調べたことございますか。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。
    ○建設課長(小林 誠君) その後のことについては、確認は取っておりません。所有者には連絡はしてあります。必ず。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) この森林税の目的というのは、要するに温暖化を防ごうよとか、その温暖化に一番問題があるCO2が出るのを防ごうよとか。木というのは、木が生きているときは、CO2を吸って酸素を出すという役目をしますけども、これ切っちゃって死んじゃって倒れちゃったものは、今度、それが腐るだけですから、CO2を出すことになるんですよね。そうすると、この温暖化に対応するというのがなかなか難しくなるのではないかな、それはどういうふうにお考えですか。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) 今、建設課長が答弁したのは、あくまで災害のときというか、緊急時のことの対応をお話したと思います。こちらで言う森林整備のほうにつきましては、確かに森林整備の中には、間伐した材料を間伐材として再活用することによって、腐ったもの、二酸化炭素を出さないようなふうにもっていきましょうという取組も入っていますので。例えば、民有地でそういったことを考えているかたがいらっしゃれば、こういった財源を充てることも不可能ではないのかなというふうに考えております。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) そういうような取組を今していると、その木を回収したのを何か木として使ってくださいという実例というのはあるんですか。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) 山間部とか、例えば、千葉県の南部のほう、そちらではそういう事例があるのかもしれませんけど、うちのほうでは、そういった取組もまだ全然していません。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 環境保全を目的とした、これから森林税というのは、これからそういう木もいろいろと材料に使っていきましょうよとかなんとかいう、ただ、たしかここには、木こりじゃないけども、森林というか、木でもって自分の生活費を稼いでいるという人は栄町にはたしかいらっしゃらなかったんですよね。いらっしゃるんですか。でも、私が聞いているのは、いないと聞いているんですけども、そういうような産業というのを、まあ産業には至らないのかもしれませんけども、何かそういうのは今お考えですかね。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) ちょっと前段のお話で、栄町の中で林業で主に生計を立てているかたはいらっしゃらないということです。林業をやっているかたは、たしかちょっとうる覚えですけど、5、6人はいらっしゃる、7人、統計上7人はいらっしゃるはずです。  後段の話ですけども、町のほうで、これからの取組の中で、例えば、その森林の環境整備、その間伐材を使って云々というお話も含めて、例えば、所有者のかたですとか、地域のかたなんかもそうなんですけども、そういったかたからそういったお話が具体的にあれば、例えば、森林環境税、譲与税ですか、譲与税を財源として、例えば補助制度の創設だとか、そういったのは考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 今のご答弁の中で、そういうような要請があればという限定付きですけども、これ反対に、今これからそういう譲与税とかなんとか来て、ここでそれを使って何かをやるというのでしたらば、むしろそういうようなものを使ってやる、産業までは私はちょっと分からないんですけども、何かそういう動きというのをその人たち中心、なおかつ森とか里山をきれいにしようとか、ボランティアとグループとかあると聞きましたけど、そういうかたたちと一緒になって、そういう何か里山興しとか、そういう山林をきれいにしようとか、何かそういうような動きというのを町が誘導しなかったら誰も動かないのではないですか、そこら辺のお考えというのは今までありませんか。 ○議長(橋本 浩君) 湯浅産業課長。 ○産業課長(湯浅 実君) 山林の維持保全というのは、基本的には所有者のやるべきことというふうに考えておりますので、町としてどうのこうのというのは今のところございません。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) そこがちょっと僕はおかしいと思うんですよ。これから、だって、住民から1,000円を取るんですよ、納税者から。プラスアルファですよ、1,000円というのは。栄町から1,000円を出したとしたって、トータルでは大したことないかもしれませんけども、それを取ることによって、国から譲与税が出てきて、それでもって、何か産業なり、そういう町興しなり何かをしてくださいという意味だと思っているんですけども。  今回だって、この質問、私以外にも、コロナ対策だ、天候異変だと、疫病だとか、何かそういうものがこの8人の議員がそういうことをやって、天候異変に対して、どうこれから栄町は対応していくかというところで、私は、今、森林税のことについて聞いているわけですよ。だから、それをこれからプロジェクトを作ったり何かすることによって、その譲与税がもっと有効に使われるのではないかと。これは3年後の話になるとは思いますけども、そういうような取組というのは、栄町は米を作るというのが主体の町ですから、そうはいかないと思いますけども、何かそういう住民と一緒になって、そういう里山づくりとかなんとか、そういうことができると思うんです。また反対にそれこそやらなくちゃいけないのではないですかね。そういうお考えというのは、今ないですか。 ○議長(橋本 浩君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) そういったことは一切考えておりません。そして、1人1,000円ずつの譲与税いただきます。しかしながら、その山の所有者、何人か分かりませんけれども、そういう人たちのお金を勝手に使っていいのかなという考えかたもございます。例えば、山林を持っていらっしゃらない方々から、何でそんなところにそんな無駄な金を使うんだというふうなこと、議会の皆様も、そういった場合には、当然、疑問を抱いていただいて、質問が出てくるだろうと思っております。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) これはそういう観点じゃなくて、むしろ国の政策として、CO2を日本の国土から少なくしようよと、これあれですよ、CO2というのを、僕、ちょっと調べましたら、今一番多いのが、CO2を出しているのは中国なんです。その次、アメリカです。その次、インドです。ロシアです。日本です。見てください、中国もアメリカもインドもロシアも日本の国土の何倍も大きいところですよ。それに比べてCO2を出している、このCO2というのは、工業化が進んでいるところがCO2をたくさん出すというのがあって、日本は多分工業化が進んでいるからCO2をたくさん出すんですけども。これをとにかく少なくしようよというのが今の動きなんですよ。個人当たりだって、中国、アメリカ、インド、ロシアの次に1人当たりの排出量というのは年間9トン出しているんですよ。だから、個人の家をどうするとかなんじゃなくて、栄町全体を見たときに、健全な森の育成をしようというのは、その山林を持っている人たちだって、その健全な森の育成をすることによって喜んでいくんじゃないですかね。  だから、何らかの形で、町長はやらない、まあいいですよもう、町長やらないんだったら、ほかの町長が代わるまで待つしかないんですから、そうですね。だから、町長のある時間はやらないと。だけども、これは長いことかけて考えなきゃいけない問題ですので、やらないという人にやれというのは絶対無理なので、だから、もう無理ですよ。でも、町としては、やはりそういうことを考えていくというのが一つの流れではないかなと思いますけども、それも考えないということですね。 ○議長(橋本 浩君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) CO2の問題は昨日から出ておりますけれども、私どもは、そういったCO2を出さないような、出すなという生活と、CO2を使ってもいいからクーラーを入れろ、もっと車を走らせろ、スクールバスを出せ、そういったことって、やっぱり議員の皆様も私どもも矛盾している考えかたなんですね、早い話が。昨日も、太陽光発電にしろ何にしろ、そういうところの山林を太陽光発電にしてもいいんですよ、やりたいかたがいれば。ですけど、最近は太陽光発電の後始末、また、危険な箇所が最近いっぱい出てきました。そういったことを考えると、民間業者に大規模な太陽光発電というのは、今後は無理になってくるのかなと思っております。  一番いいのは、そういった山林を、森林というのは栄町はないと思うんですけれども、山林をうまく活用して公園やいろんな工業団地を作る、そういったことができれば御の字なんだけど、そういったこともなかなか国・県で許してくれないということでございます。  いずれにしても、今、考えないと言いましたけれども、将来的には考えざるを得ないのかな、当然、私が亡くなるとか首になってからそういう話は進むのかなと思っております。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 今、町長からの駄目押しで、やらないと、町はやんないということだったら、これ以上何も言えませんよ。だけども、今からいろいろとこれからの人たちのためにもそういうことは考えておいてほしいというのは私の願いであるので、この願いを聞いてくれとは言いませんよ、ただ、こういうことをみんなと話すのが必要なのじゃないですか、住民もやはりそういうことを願っている人たちだって中にはいるはずなんですよ。私は、そういう人たちとともに、次にあるべき、それは1年、2年で絶対できるものではないですよ。町長が死ぬまでの間にはできるものではないかもしれません。そうでしょう、私もいないですよ。でも、私たちは、持続可能なというのは何だと思います、これつながっていかなきゃいけないんです、次に。私だって、死んだら灰になってCO2を出すかもしれないですからね。だから、次に続けていくため、若い人に、栄町というものは、続けていくためには、やっぱりそういうことを継続して考えていきたいと、いってもらいたいというのが私の願いなんですよ。皆さんだってあれでしょう。はっきり言ったら、あと二、三十年したら誰もいませんよ、こんなところには。でも、そのときの責任を持てと言っているんじゃないんです。今から種まきをして、芽が出なくてもいいですから、何年も先にそういう芽を出したらいかがですということでこの問題を取り上げたんです。  それがそういうふうに、今回、8人の人たちが、コロナとか、気候変動で出てくる台風のこととか、みんなそれを心配しているわけですよ。台風なんて私たちが生きている間に、一、二の三でやめろと言ったって無断で日本に入ってくるんですよ、無断で千葉に来るんですよ。だから、そういうことを考えながら、将来はどうしたらいいかということを、私は、町長にも、考えろというのは、もうやんないというんだったら、無理ですけども。まあ町長、そんなことを意固地にならないで、未来の、ほかの人から栄町よくなったなと思うような栄町づくりをしませんか。 ○議長(橋本 浩君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) 昨日からずっと8人の議員の方々からいろいろご意見をいただいておりますけれども、いろんなその持続可能なご意見をいっぱいいただいておりますけれども、私は、この町の状況を見ましても、目先の状況しか未だに考えられないですよね。というのは、やっぱりCO2を排出するのに、そういったお金をそういうのに使っちゃっていいのかどうか、もっと違うお金の使い道はないのか、そして、CO2を出すクーラーをそのままでいいのか、発電機そのままでいいのか。今回、いろんなCO2排出の中で、発電機なんて特にそうではないですか。ガソリンエンジンを回して、災害のとき。栄町だけそういうことをやらない、栄町は持続可能なCO2を出さない町だ、そうしたときに町民から同意を得られますか。そういったもの、クーラーを入れない、何を入れないといったときに。私は、そんな先のことまで、確かに頭の中では考えていますけれども、厳しい財政の中で、とにかく今の子どもたち、今の町民、今のお年寄り、今の若者たちを優先して考えておりますので、私は、立派な人間ではございませんので、栄町の将来までは考えられない状況でございます。野田議員は立派なかたなので、将来、死んでからことまで考えていらっしゃいますけれども、私は二、三年先までしか考えられないということでございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 二、三年先を考えられたら立派ですよ。要するに、今、町長の話はできないということを一所懸命みんなに説明しているんです。そんなものやりませんよ、できませんよ。そうじゃないんですよ、町長。町長の立場だったら、少しでも町民とかほかの人たちに、これから栄町はこうなるという夢を持たせるのも役場の義務ですよ。それを、僕は今やれと言っているんではないんです。それも考えたらどうなんやと。 ○町長(岡田正市君) 考えました。 ○11番(野田泰博君) だから、僕から見てみたら、考えが足りないと言っています。そういう意味では、これから将来に向かっていくのに、栄町はこういうふうになっていったらいいねというような形を、この森林税というのを基盤にして環境というものをもう少しみんなに知らしめる。何で森林税が栄町、取られるんだ、普通の人だったら思いますよ。何で森もないのに取られるんだって、何で払わなきゃいけないんだって、国の命令だからやるんだというだけの話でしょう。そんなら、それよりも国の命令だからやれというんじゃなくて、国のほうはこんなことを考えているから、こういう森林税を考えてあるんですよという、そういう説明をしたらいいですが、そのときの説明に、必ず何でそういうのが出てきたかという、次の世代のことを考えて言わなくちゃいけないはずなんです。でも、いいです、町長からは、もう町長は考えてないということだけ聞いておけばもういいですよ。だから、考えてない人に話を聞けといったって無理な話ですから。将来のことは、もう2年か3年後のことはわからんということだったら、もうそれでいいです、結構ですよ。残念ながら、そういう町民が、そういう人、私もそうですけども、町長を応援しますよといってやっちゃったんだからね、そういう人間、私も悪うございました。申し訳ございません。  ということで、町長からの厳しいお叱りを受けましたけども。 ○町長(岡田正市君) いや叱ってないです。ご指導をいただいた。 ○11番(野田泰博君) 皮肉にも、野田さんは偉いかただと言われて、僕、偉くも何もないんです。今のは分かりました。森林税に関しては、もう少し次につなげるための道筋をつけてくださいというのを今の担当の課長に期待しておりますので、ぜひ次の世代につなげるような意味合いのあるものを、これから3年後ですか、森林税を取られるときに当たっての意味付けをきちんとして説明してやってください。  それから、質問の2番目、これが住民が指摘した安全確保についてという、これも私も役場のほうに大分何回か、ここが危ないよ、ここが危ないよというのは、住民から聞いて連絡したことがあります。その場所も行って実際に見たことがあります。私が、どうして危ないのかという感じた人から話を聞いて、すぐ役場に何度か伝えております。この186件の住民から指摘されている箇所の内訳というのを教えてください。  じゃあ、これは確か私が前に聞いているのは、46件の道路の通行支障と20件の道路の排水不良、それから、11件のカーブミラーの不具合、65件の街路樹の見通しの悪いもの。それから、36件の公園遊具不具合、その他が8件あったということで、その都度、職員が出向いてこれらをすぐ直せるものは直してきたということだと思いますけども、この86件で解決したのは何%ぐらいですか。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。  職員で解決できるのは何%ですかということでお答えさせていただきます。  情報要望の186件のうち、131件を職員で対応できるものと判断しておりますので、約70%が職員で対応できるものと考えております。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) その約70%というのは、例えばあれですか、器具を使ったり道路を埋めたり何かするという、それとも簡単に直るというものなのですか。それとも何か難しい重機を使って直すとか、そういうものなのか。ラフでいいですから、どういうふうな直しかたというのは、ちょっと教えてください。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) では、主な補修の状況ですが、まずは道路の通行の支障などということでありますけども、そちらにつきましては、簡易的な常温合材というものを使いまして、舗装に穴が開いている部分の穴埋めだとか段差の解消などをやっております。  次に、お答えしました道路の排水不良、こちらについては、例えば、U字溝の蓋が欠けて落っこっているとか、そういうものについては職員で交換可能ですので、そういうものをやっております。  カーブミラーについては、角度の調整とかですので、これも職員でやっております。  街路樹などで見通しが悪い、このことにつきましては、職員で切れる範囲のものは職員で剪定などを実施しております。  公園等の不具合、こちらも何かちょっと遊具の下の段差があるとか、そういうものは職員でできますが、根本的に遊具が不具合が出ているような状況の場合には業者対応としております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) そうすると、186件のうちの70%、131件ですか、それはもう直しているよと。大体186件というのは、毎年、住民から出てくるような要望なんですかね。大体そのぐらいの数があるんですか。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) こちら年度によってばらつきがございます。今年度は8月末までに204件ということでしたが、昨年度は大変少なくて259件ですね。平成30年度ですと、455件、平成29年度ですと、491件の情報要望ということで、建設課のほうでは把握しております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) つまり平成の末に455件とか491件とかあったものは、今はそれを直すことによって、反対から考えれば、200件近くになってきたよということですね。そう理解していいですよね。だから、町、頑張ったんだよということですよ、これは。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) 先ほどお答えした204件につきましては、半年間の集計ですので、9月から3月、今年度に限ってはですね。ですから、300件とか、そのぐらいはいくのではないかなと想定しております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 私も課長とお話するときに、大変な苦情が来ているなというのをよく耳にしていましたし、それにしても、それだけ年度内にきちんと直していく。また、あとはあれですよね、費用がかかるものもあるわけですよね、予算を取らなきゃいけない、それでやる。やはり議会にかけて、予算を取って直しているわけですね。だから、一、二の三で、はい、分かりました、行って直しますよというものでもないんですよね。それはちょっとまた言ってください。それについて。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) 今のご質問ですが、職員で解決できない場合はどのようにするかということでお答えさせていただきます。  こちらの現場を確認しまして、予算の確保が必要なものは、予算を確保しまして、業者対応で解決することや、アダプト制度などを活用して住民の方々に補修をしていただいて解決する場合もございます。  以上です。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) もう一つ聞きたいと思います。  アダプト制度で活用して、住民も一緒になって直していったということに、アダプト制度というのはそういうものだと思っておりますけども、そういう例というのは幾つもありますよね。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。  主な事例といたしましては、  一つとして、平成25年度より安食台地区で公園、緑道のベンチ修繕を行っている団体があります。令和元年度は、安食台1丁目の緑道ベンチ4基、五斗蒔児童公園内のベンチ7基の修繕を行っていただいております。  二つ目といたしましては、平成28年度に田中自治会が田中児童公園内に休憩場所として藤棚の設置を行っております。  3点目といたしましては、平成29年度に安食台の有志の方々で安食第二近隣公園のタイル補修の張り替えを行っていただいております。  なお、補修等を行うための原材料につきましては、町からの支給となっております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) その公園の補修は、今、議長の橋本議員もよくやってくれたので、直ったということは事実あります。いろいろ、このアダプト制度は、そういう意味では、公園補修とか何かのところの直したり、役場がちょっと手が届かないところを、しかも、一般の住民ができるところを直せるよという形で、僕はいい制度だと思いますので、ぜひこういうのは続けていっていただきたいと思います。  それから、これからこのアダプト制度をもっと増やして、町を住みよくするという方策というか、そういう宣伝とか何とかというのはやられるんですか。 ○議長(橋本 浩君) 小林建設課長。 ○建設課長(小林 誠君) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。  アダプト制度につきましては、毎年、広報等で募集もかけております。ですが、今のところ、栄町内22団体、アダプト登録されております。これを増やしていくこと、これはさらなる周知が必要かなと考えております。  あと自治会などからの団体の要望に対して、住民の皆さんで解消できる事案であれば、対応をお願いすることが必要かなと考えております。  以上でございます。 ○議長(橋本 浩君) 野田君。 ○11番(野田泰博君) 一つ提案なんですけどね、アダプト制度、せっかくこういういい制度があって、知らない人も多いと思うんです。だから、課長、コマーシャルすればいいんですよ。アダプト制度でここは直りました、こんな藤棚ができました。写真を出して、ある機会にそういうのをぜひ考えてみてください。そうしたら、ああ、俺たちのところの公園も何とかできるんだなという人は必ず出てくると思いますので、どうぞコマーシャルも考えてやってみてください。  いろいろと町長からもすばらしいお話を伺いましたし、楽しく討論できましたので、ありがとうございました。ぜひこれからも、2年とは言わず、3年とは言わず、5年とは言わず、10年とか言わず、まあ20年ぐらい先を見ながら、まちづくりをどうぞやってください。  ありがとうございました。これで、おしまいにします。 ○議長(橋本 浩君) これで、野田泰博君の一般質問を終わります。野田君、自席にお戻りください。   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ◎散  会 ○議長(橋本 浩君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  次は、9月18日午前10時より再開することとし、本日は、これをもって散会といたします。                                午後 3時31分 散会   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...