◎議案第4号
○議長(橋本 浩君) 日程第9、議案第4号、栄町道路線の認定についてを議題とし、
提案理由の説明を求めます。
小林建設課長。
○
建設課長(小林 誠君) 議案第4号、栄町道路線の認定について、
提案理由並びに内容について説明いたします。
初めに、
提案理由ですが、栄町
安食字前新田3144番1外の宅地開発に伴い、町が帰属を受けた
区画道路について、町道と認定するため、議会の議決を求めるものでございます。
続きまして、内容の説明をさせていただきます。
本件は、株式会社新
昭和ウィザース東関東による
宅地開発事業に伴い、令和2年7月28日に町が帰属を受けた
区画道路、具体的には、起点を
安食字前新田3144番1地先、終点を
安食字前新田3144番15地先とする町道19079号線のほかに7路線、総延長286.19メートルについて、町道として認定するため、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
以上、ご審議の上、ご可決くださいますようお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎議案第5号
○議長(橋本 浩君) 日程第10、議案第5号、令和2年度栄町
一般会計補正予算(第5号)を議題とし、
提案理由の説明を求めます。
本橋財政課長。
○
財政課長(
本橋義正君) 議案第5号、令和2年度栄町
一般会計補正予算(第5号)について、
提案理由及び内容についてご説明いたします。
初めに、
提案理由でございますが、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ3億1,625万円を増額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ96億9,249万8,000円とするものです。
続きまして、主な内容の説明をいたします。
なお、今回の
補正予算の内容には、
新型コロナウイルス感染症の影響による歳入の減額や事業の中止等による歳出の減額が含まれています。
初めに、歳入についてですが、
補正予算書の10ページになります。
1款町税、1項町民税が920万円の減額で、
法人税割を920万円減額するものです。
次に、2
款地方譲与税、2項
自動車重量譲与税を300万円減額するものです。
次に、5款1項
株式等譲渡所得割交付金を100万円減額するものです。
次に、7款1項
地方消費税交付金を5,000万円減額するものです。
次に、8款1項
ゴルフ場利用税交付金を150万円減額するものです。
次に、9款1項
環境性能割交付金を600万円減額するものです。
次に、11款1項
地方交付税が2億2,418万1,000円の増額で、国算定後の
普通交付税の増額によるものです。
次に、13
款分担金及び負担金、1項負担金が1,120万円の減額で、2目で
保育料保護者負担金120万円、3目で
学校給食費保護者負担金1,000万円を減額するものです。
次に、11ページ、14款使用料及び手数料、1項使用料が424万円の減額で、主に4目で、ふれあい
プラザ施設使用料350万円を減額するものです。
次に、15
款国庫支出金、1項
国庫負担金が160万円の増額で、
自立支援医療給付事業負担金を増額するものです。
次に、2項
国庫補助金が6,929万3,000円の増額で、主に1目で
地方創生推進交付金を497万円減額する一方、
個人番号制度システム整備費補助金を835万円増額するとともに、2目で
地域生活支援事業補助金を160万円、4目で
社会資本整備総合交付金を3,136万9,000円、6目で
公立学校情報機器整備費補助金を3,177万円増額するものです。
次に、16
款県支出金、1項
県負担金が80万円の増額で、
自立支援医療給付事業負担金を増額するものです。
次に、12ページ、2項
県補助金が88万8,000円の増額で、主に学校・家庭・
地域連携協力推進事業補助金を129万9,000円減額する一方、子ども・
子育て支援交付金92万3,000円などを増額するものです。
次に、18
款寄附金ですが、
企業版ふるさと応援寄附金320万円を減額するものです。
次に、19
款繰入金、1項繰入金が1,603万円の減額で、
元気事業支援日本食研基金200万円、
東日本大震災復興基金250万円、
ふるさと応援基金153万円、
職員退職手当負担金支払準備基金1,000万円の繰入金をそれぞれ減額するものです。
次に、20款繰越金、1項繰越金が1億1,775万4,000円の増額で、令和元年度からの繰越金を増額するものです。
次に、21款諸収入、4項雑入が13ページ上段にかけまして510万4,000円の増額で、主に水防演習交付金を300万円減額する一方、国保
特別会計事務費繰出金136万7,000円、出産育児一時金等繰出金144万6,000円、
介護保険特別会計繰出金513万円など過年度精算金を増額するものです。
最後に、22款町債、1項町債が200万円の増額で、主に1目で
地方創生推進交付金事業130万円を減額する一方、2目で町道整備事業500万円を増額するものです。
続きまして、歳出ですが、
補正予算書の14ページになります。
初めに、1款議会費、1項議会費が107万円の増額で、主に会計年度任用職員報酬80万円を増額するものです。
次に、2款総務費、1項総務管理費が15ページ上段にかけまして2,115万7,000円の増額で、主に6目で外国人も住みやすいまちづくり推進事業250万円、黒豆街道による地域経済活性化事業444万円、コスプレ国際観光による地域経済活性化事業300万円、相撲を活用した外国人観光客誘客事業261万円をそれぞれ減額する一方、5目で庁舎等の光熱水費200万円、11目でオンライン学習環境整備事業として追加分の生徒用端末3,177万円を増額するものです。
次に、2項徴税費が356万円の増額で、主に2目で町税還付金350万円を増額するものです。
次に、3項戸籍住民基本台帳費が842万円の増額で、戸籍附票システム改修委託495万円、住民記録システム改修委託190万円、戸籍情報システム改修委託150万円を増額するものです。
一つ飛びまして、次に、16ページをご覧ください。
3款民生費、1項社会福祉費が1,923万3,000円の増額で、主に1目において、会計年度任用職員報酬180万円を、5目において、日中一時支援委託320万円、自立支援医療給付金320万円、障害児入所給付費等
国庫負担金過年度返還金471万4,000円、自立支援給付費
国庫負担金過年度返還金160万6,000円、6目において、
介護保険特別会計繰出金422万7,000円を増額するものです。
次に、2項児童福祉費が17ページ上段にかけまして、209万5,000円の増額で、主に1目で児童クラブ運営委託90万円を増額するものです。
次に、一つ飛びまして、4款衛生費、2項清掃費が150万円の増額で、剪定枝・雑草等拠点回収委託を増額するものです。
次に、5款農林水産業費、1項農業費が350万円の増額で、集積集団化等促進基盤整備計画書作成委託として、押付地区分170万円、酒直南部地区分180万円をそれぞれ計上するものです。
次に、18ページをご覧ください。
6款商工費、1項商工費が1,025万円の減額で、リバーサイドフェスティバル実行委員会負担金を減額するものです。
次に、一つ飛びまして、7款土木費、2項道路橋梁費が4,059万5,000円の増額で、主に2目において、通学路整備工事5,853万5,000円、小規模道路修繕工事200万円を増額する一方、道路長寿命化修繕工事2,000万円を減額するものです。
次に、一番下、8款消防費、1項消防費が19ページにかけまして469万円の減額で、主に3目において、水害防御対策事業300万円を減額するものです。
次に、9款教育費、1項教育総務費が20ページ上段にかけまして542万8,000円の減額で、主にわくわくドラム推進事業に係る謝礼157万円、中学生海外派遣事業助成金385万円を減額するものです。
次に、4項社会教育費が100万1,000円の増額で、主に4目において、文化ホール排煙設備更新工事170万円を増額する一方、文化ホール運営委託100万円を減額するものです。
次に、5項保健体育費が21ページにかけまして367万8,000円の増額で、2目において、町民プール一般開放委託356万5,000円を減額する一方、5目において、給食センター建替事業に係る基本設計業務委託830万円を計上するものです。
次に、11款諸支出金、1項基金費が2億3,167万7,000円の増額で、1目で財政調整基金へ2億1,027万7,000円、6目で社会資本整備等基金へ2,140万円をそれぞれ積み立てるものです。
最後に、戻っていただきまして、6ページをご覧ください。
第2表、地方債補正ですが、
地方創生推進交付金事業を130万円、消防施設等整備事業を170万円減額する一方、町道整備事業を500万円増額し、合わせて200万円の増額となっております。
以上、簡単ですが、令和2年度栄町
一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。ご審議の上、ご可決くださいますようよろしくお願いいたします。
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◎議案第6号
○議長(橋本 浩君) 日程第11、議案第6号、令和2年度栄町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題とし、
提案理由の説明を求めます。
本橋財政課長。
○
財政課長(
本橋義正君) 議案第6号、令和2年度栄町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、
提案理由及び内容についてご説明いたします。
初めに、
提案理由でございますが、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ4,334万2,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ28億259万7,000円とするものです。
続きまして、内容の説明をいたします。
初めに、歳入についてですが、
補正予算書の31ページになります。
6款1項繰越金が4,334万2,000円の増額で、前年度繰越金によるものです。
続きまして、歳出についてですが、32ページになります。
6款1項基金積立金が3,986万2,000円の増額で、財政調整基金に積み立てるものです。
次に、7款諸支出金、1項償還金及び還付加算金が348万円の増額で、主に出産育児一時金等繰入金過年度返還金144万5,000円、事務費繰入金過年度返還金136万7,000円を増額するものです。
以上、簡単ですが、令和2年度栄町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。ご審議の上、ご可決くださいますようよろしくお願いいたします。
――
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◎議案第7号
○議長(橋本 浩君) 日程第12、議案第7号、令和2年度栄町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とし、
提案理由の説明を求めます。
本橋財政課長。
○
財政課長(
本橋義正君) 議案第7号、令和2年度栄町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、
提案理由及び内容についてご説明いたします。
初めに、
提案理由でございますが、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ45万8,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2億6,274万円とするものです。
続きまして、内容の説明をいたします。
初めに、歳入についてですが、
補正予算書の38ページになります。
4款1項繰越金が45万8,000円の増額で、前年度繰越金によるものです。
続きまして、歳出についてですが、39ページになります。
2款1項
後期高齢者医療広域連合納付金が44万2,000円の増額で、保険料負担金を増額するものです。
以上、簡単ですが、令和2年度栄町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。ご審議の上、ご可決くださいますようよろしくお願いいたします。
――
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◎議案第8号
○議長(橋本 浩君) 日程第13、議案第8号、令和2年度栄町
介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とし、
提案理由の説明を求めます。
本橋財政課長。
○
財政課長(
本橋義正君) 議案第8号、令和2年度栄町
介護保険特別会計補正予算(第2号)について、
提案理由及び内容についてご説明いたします。
初めに、
提案理由でございますが、既定の
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ9,452万9,000円を増額し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ16億8,748万9,000円とするものです。
続きまして、内容の説明をいたします。
初めに、歳入についてですが、
補正予算書の45ページになります。
上から3段目、6
款繰入金、1項
一般会計繰入金が422万7,000円の増額で、主に介護給付費繰入金432万7,000円を増額するものです。
次に、7款1項繰越金が8,635万4,000円の増額で、前年度繰越金によるものです。
次に、8款諸収入、3項雑入が384万8,000円の増額で、主に介護給付費負担金等過年度精算金の国分195万円、県分229万8,000円をそれぞれ増額するものです。
続きまして、歳出ですが、
補正予算書の46ページになります。
4款地域支援事業費、1項介護予防・生活支援サービス事業費が80万円の減額で、介護職員初任者研修委託の減額によるものです。
次に、2項一般介護予防事業費が196万9,000円の減額で、主に脳の健康教室事業委託131万6,000円を減額するものです。
次に、5款1項基金積立金が8,986万8,000円の増額で、財政調整基金に積み立てるものです。
最後に、6款諸支出金、1項償還金及び還付加算金が743万円の増額で、介護給付費負担金等過年度町返還金314万円の増額など、国、県、町、支払基金などへの過年度返還金を増額するものです。
以上、簡単ですが、令和2年度栄町
介護保険特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。ご審議の上、ご可決くださるようよろしくお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎議案第9号
○議長(橋本 浩君) 日程第14、議案第9号、令和2年度栄町
下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とし、
提案理由の説明を求めます。
早野下水道課長。
○
下水道課長(早野 徹君) それでは、議案第9号、令和2年度栄町
下水道事業会計補正予算(第1号)について、
提案理由並びに内容の説明をいたします。
初めに、
提案理由ですが、既定の第3条予算の収益的収入の予定額を5億9,136万7,000円に、収益的支出の予定額を6億5,516万5,000円に補正するとともに、第4条予算の資本的支出の予定額を4億273万1,000円に補正するものです。
続きまして、主な内容の説明をいたします。
補正予算書の3ページ、収益的収入及び支出からになります。
初めに、支出のほうからご説明させていただきます。
1款下水道事業費用、1項営業費用が1,208万6,000円の増額で、これは令和2年度中に増加した固定資産の減価償却費の増額分です。
次に、2項営業外費用が401万9,000円の減額で、これは企業債の借入利息の変更による支払利息の減額分です。
次に、戻って上の収入ですが、1款下水道事業収益、2項営業外収益が398万7,000円の増額で、先ほどの減価償却に際して、同資産の取得時の
国庫補助金等の長期前受金を収益化するものです。
次に、4ページ、資本的支出ですが、1款資本的支出、1項企業債償還金が26万5,000円の増額で、先ほどの借入利息の変更に伴って、元利均等払いである企業債償還金が増額するものです。
なお、この支出の増額については、当年度損益勘定留保資金で対応するものです。
次に、戻っていただき、2ページをご覧ください。
従前の栄町
公共下水道事業特別会計の未収金及び未払金が3月31日に確定しましたので、それぞれ5,420万円及び4,177万6,000円に改めるものです。
なお、5ページから10ページまでに、補正後の「キャッシュ・フロー計算書」「予定貸借対照表」「開始貸借対照表」「実施計画内訳書」を添付しております。
以上、簡単ですが、説明とさせていただきます。ご審議の上、ご可決くださいますようよろしくお願いいたします。
――
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◎認定第1号~認定第6号
○議長(橋本 浩君) 日程第15、認定第1号、令和元年度栄町
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第20、認定第6号、令和元年度栄町
矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまで、以上6件を一括議題とし、
提案理由の説明を求めます。
本橋財政課長。
○
財政課長(
本橋義正君) 認定第1号から認定第6号、令和元年度栄町
一般会計歳入歳出決算及び
特別会計歳入歳出決算の認定について、
提案理由並びに内容についてご説明をいたします。
初めに、
提案理由でございますが、認定第1号、令和元年度栄町
一般会計歳入歳出決算から認定第6号、令和元年度栄町
矢口工業団地拡張事業特別会計歳入歳出決算までの
提案理由をご説明させていただきます。
なお、
提案理由の説明は、件名を除き同様でございますので、
一般会計の説明をもって他会計の説明に代えさせていただきます。
それでは、認定第1号、令和元年度栄町
一般会計歳入歳出決算の認定について、
提案理由をご説明させていただきます。
本件については、地方自治法第233条第3項及び第5項の規定により、
一般会計の令和元年度
歳入歳出決算について、
監査委員の意見及び主要な施策の成果説明書をつけて、議会の認定に付するものでございます。
次に、内容の説明に当たりましては、参考資料として、お手元に配付してございます「令和元
年度決算概要、
健全化判断比率及び
資金不足比率について」という資料を用いて一括してご説明させていただきたいと思います。
初めに、
一般会計の決算の規模及び決算収支状況からご説明させていただきます。
1ページをご覧ください。
歳入総額が71億9,718万5,000円、歳出総額が69億7,157万8,000円で、
歳入歳出の差引が2億2,560万7,000円、うち翌年度へ繰り越すべき財源として4,785万3,000円を差し引き、
実質収支額が1億7,775万4,000円となりました。
実質収支額は前年度に比較し、3,081万7,000円の減額となっています。
なお、
実質収支比率は、前年度から0.6ポイント減の4.0%となりました。
次に、2ページ、歳入決算の状況をご覧ください。
歳入総額は、合計欄のとおり、71億9,718万5,000円で、前年度に比較し1億32万9,000円、1.4%の減となりました。これは主に財産収入が3,239万9,000円、寄附金が3,134万7,000円、
地方交付税が2,650万3,000円の増額となったものの、町債が1億7,497万5,000円、分担金及び負担金が3,770万2,000円、県支出金が2,973万9,000円減額となったことなどによるものです。
次に、主な歳入決算の内訳ですが、3ページをご覧ください。
初めに、町税が22億9,633万6,000円で、前年度に比較して580万8,000円、0.3%の減となりました。
その内容ですが、個人町民税が10億1,965万9,000円で、3,382万4,000円減額しており、これは納税義務者数及び生産年齢人口の減少などによるものです。
一方、国有資産所在市町村交付金を除く固定資産税が9億1,294万5,000円で、2,996万3,000円の増額となっており、これは新築住宅及び矢口工業団地内企業の設備投資等による償却資産の増加によるものです。
次に、4ページですが、
地方消費税交付金が3億4,670万7,000円で、前年度に比較して976万8,000円、2.7%の減となりました。これは地方消費税が昨年10月に税率の引き上げがあったものの、消費需要が伸びなかった影響などにより減収となったため、市町村配分額も減額となったことによるものです。
次に、その下、
地方交付税が17億66万円で、前年度に比較して2,650万3,000円、1.6%の増となりました。これは特別交付税が1,394万3,000円減額したものの、基準財政需要額の算定で臨時財政対策債の
元利償還金などが増えたことから、
普通交付税が4,072万1,000円増額したことなどによるものです。
次に、5ページですが、分担金及び負担金が9,983万9,000円で、前年度に比較して3,770万2,000円、27.4%の減となりました。これは主に
保育料保護者負担金が1,791万2,000円、
学校給食費保護者負担金が1,654万8,000円減額となったことなどによるものです。
次に、その下、国庫支出金が6億8,620万円で、前年度に比較して1,355万8,000円、2%の増となりました。これは主に
地方創生推進交付金が1,528万4,000円減額になったものの、
社会資本整備総合交付金が1,803万6,000円、子育てのための施設等利用給付負担金が855万4,000円増額となったためです。
次に、その下から6ページ上段にかけまして、県支出金が4億9,055万3,000円で、前年度に比較して2,973万9,000円、5.7%の減となりました。これは主に参議院議員選挙委託金が904万円増額になったものの、農地中間管理事業補助金が3,752万7,000円減額となったためです。
次に、その下、財産収入が6,994万7,000円で、前年度に比較して3,239万9,000円、86.3%の増となりました。これは主に土地売払収入が3,305万1,000円増額となったためです。
次に、その下、寄附金が1億207万円で、前年度に比較して3,134万7,000円、44.3%の増となりました。これは主に一般寄附金が2,255万6,000円増額となったものです。
次に、その下から7ページにかけまして、繰入金が3億5,368万4,000円で、前年度に比較して2,051万1,000円、6.2%の増となりました。これは主に社会資本整備等基金繰入金1,870万6,000円、
ふるさと応援基金繰入金が1,584万3,000円減額となったものの、
職員退職手当負担金支払準備基金繰入金が3,156万6,000円、財政調整基金繰入金が2,513万2,000円増額となったためです。
次に、その下、諸収入が1億2,750万2,000円で、前年度に比較して1,051万7,000円、9.0%の増となりました。これは主にスポーツ振興宝くじ助成金が3,368万9,000円、コミュニティ助成事業助成金が1,380万円減額となったものの、子どものための教育・保育給付費過年度精算金が2,732万3,000円、プレミアム付商品券販売代金が2,388万円増額となったためです。
次に、その下、町債が4億4,613万1,000円で、前年度に比較して1億7,497万5,000円、28.2%の減となりました。これは主に災害復旧事業が2,340万円増額となったものの、臨時財政対策債が7,267万5,000円、ふれあいプラザさかえ長寿命化事業が5,520万円、庁舎長寿命化事業が4,710万円減額となったためです。
なお、令和2年度に繰越した事業の財源としては、1億6,490万円を借り入れる予定としています。
次に、8ページの歳出決算の状況のうち、目的別をご覧ください。
歳出総額は、合計欄のとおり、69億7,157万8,000円で、前年度に比較して1億1,027万3,000円、1.6%の減となりました。これは主に総務費が1億884万8,000円、災害復旧費が4,560万9,000円増額となったものの、教育費が1億5,620万円、諸支出金が5,409万9,000円、公債費が4,324万7,000円減額となったためです。
主な目的別の歳出の内訳ですが、初めに、総務費が12億5,215万円で、前年度に比較して1億884万8,000円、9.5%の増となりました。これは主に役場の非常用電源設備整備である災害対策本部移転改修工事が4,233万6,000円、鉄道施設整備積立金が1,800万1,000円、駐車場用地造成工事が1,692万9,000円減額となったものの、退職手当組合負担金が1億4,888万円、定住・移住推進用地購入費が4,641万2,000円、路線バス運行維持補助金が1,090万円増額となったためです。
次に、9ページの民生費が20億9,402万8,000円で、前年度に比較して172万5,000円、0.1%の増となりました。これは主に竜角寺台児童クラブ大規模修繕工事が2,370万円、児童手当が918万5,000円減額となったものの、プレミアム付商品券事業負担金・補助金が2,973万4,000円、保育委託が1,341万6,000円増額となったためです。
次に、その下、衛生費が5億669万3,000円で、前年度に比較して432万2,000円、0.9%の増となりました。これは主に印西地区衛生組合負担金が735万1,000円減額になったものの、印西地区環境整備事業組合負担金が3,130万円増額となったためです。
次に、その下から10ページにかけまして、農林水産業費が1億4,754万9,000円で、前年度に比較して4,162万9,000円、22.0%の減となりました。これは主に被災農業者向け経営体育成支援事業補助金が831万1,000円増額となったものの、農地中間管理事業補助金が3,752万7,000円、土地改良施設維持管理適正化事業補助金が1,115万1,000円減額となったためです。
次に、その下、商工費が7,444万3,000円で、前年度に比較して2,236万1,000円、42.9%の増となりました。これは主に旧商工会館撤去工事が1,892万円増額となったためです。
次に、その下、土木費が5億7,076万7,000円で、前年度に比較して598万5,000円、1.0%の減となりました。これは主に橋梁長寿命化修繕工事が3,032万3,000円増額となったものの、通学路整備工事が2,460万2,000円、地質調査委託が1,769万5,000円減額となったためです。
次に、その下から11ページにかけて、消防費が4億7,946万7,000円で、前年度に比較して841万円、1.8%の増となりました。これは主に急傾斜地崩壊対策負担金が1,403万5,000円、消防団活動用備品が1,607万5,000円減額となったものの、共同指令センター機器更新費負担金が2,264万7,000円、消防団器具庫建替工事が597万5,000円増額となったためです。
次に、その下、教育費が6億164万1,000円で、前年度に比較して1億5,620万円、20.6%の減となりました。これは主に私立幼稚園等保育料補助金が1,552万8,000円増額となったものの、ふれあいプラザさかえ長寿命化改修工事が5,431万4,000円、町民プール大規模改修工事が4,935万6,000円減額となったためです。
次に、その下、公債費が7億7,274万5,000円で、前年度に比較して4,324万7,000円、5.3%の減となりました。これは主に臨時財政対策債分が2,171万1,000円増額となったものの、一般単独事業債分が6,358万4,000円減額となったためです。
次に、その下から12ページにかけまして、諸支出金が3億1,491万円で、前年度に比較して5,409万9,000円、14.7%の減となりました。これは主に財政調整基金積立金が6,920万9,000円増額となったものの、
職員退職手当負担金支払準備基金積立金が1億1,732万2,000円減額となったためです。
次に、その下、災害復旧費が4,952万9,000円で、前年度に比較して4,560万9,000円、1163.5%の増となりました。これは昨年の台風15号、19号及び10月の大雨における被害の復旧のため、町道災害復旧工事が816万9,000円、被災住宅修繕緊急支援事業補助金が523万3,000円増額となったためです。
次に、その下、性質別ですが、主な増減要因を13ページより説明いたします。
13ページの人件費ですが、19億273万5,000円で、前年度に比較して1億6,124万1,000円、9.3%の増となりました。これは主に退職手当組合負担金が1億4,880万円増額となったためです。
なお、当該負担金支出1億9,156万5,000円については、組合において、令和元年度より、新たな5年間の積算が行われ増額したもので、令和6年度以降は退職者の増加に伴い、さらなる増額が見込まれます。
次に、その下から14ページにかけて、扶助費が11億8,342万8,000円で、前年度に比較して933万8,000円、0.8%の増となりました。これは主に児童手当が918万5,000円減額となったものの、保育委託が1,341万6,000円増額となったためです。
次に、その下の下、物件費が9億1,896万6,000円で、前年度に比較して1,181万円、1.3%の減となりました。これは主に固定資産基礎調査委託が478万円増額となったものの、新規バス路線実証実験委託が993万9,000円、ふるさと応援寄附金謝礼品が993万5,000円減額となったためです。
次に、その下、補助費等が7億1,290万4,000円で、前年度に比較して2,227万3,000円、3.2%の増となりました。これは主に農地中間管理事業補助金が3,752万7,000円、コミュニティ事業補助金が1,380万円減額となったものの、印西地区環境整備事業組合負担金が3,130万円、プレミアム付商品券事業負担金・補助金が2,973万4,000円、路線バス運行維持補助金が1,090万円増額となったためです。
次に、15ページ、繰出金が6億2,122万円で、前年度に比較して1,695万5,000円、2.7%の減となりました。これは主に
公共下水道事業特別会計繰出金が950万円減額となったためです。
次に、その下の下、普通建設事業費が3億9,382万5,000円で、前年度に比較して1億9,220万7,000円、32.8%の減となりました。これは主に定住・移住推進用地購入費が4,641万2,000円、橋梁長寿命化補修工事が3,032万3,000円増額となったものの、ふれあいプラザ長寿命化改修工事が5,431万4,000円、町民プール大規模改修工事が4,935万6,000円、災害対策本部移転改修工事が4,233万6,000円、竜角寺台児童クラブ大規模修繕工事が2,370万円減額となったためです。
なお、16ページに、繰越事業として、平成30年度から令和元年度分及び下のほうに令和元年度から2年度分について記載しております。
次に、17ページをご覧ください。
経常収支比率の状況ですが、令和元年度の経常収支比率は97.5%となり、前年度の94.4%から3.1ポイント悪化しました。これは退職手当組合負担金が1億4,888万円増加したためで、町財政の弾力性が一層小さくなってしまいました。
次に、18ページ、基金の状況ですが、財政調整基金残高が7億6,059万5,000円で、前年度に比較して4,779万8,000円の増となりました。
また、基金残高の総額は18億2,127万4,000円で、前年度に比較して8,287万7,000円の増となりました。
一方、土地開発基金は定額基金であることから、これの増加を加味しないと、基金の増加額は3,556万9,000円となっています。
なお、19ページに記載しましたように、県内他町村に比べると、いまだ基金残高が少ないと言えます。
次に、20ページをご覧ください。
町債残高の状況ですが、町債残高の総額は73億7,631万1,000円で、前年度より2億7,652万8,000円の減となりました。
内訳としては、臨時財政対策債が8,238万3,000円の減少、その他の町債が1億9,414万5,000円の減少となりました。
なお、令和元年度の地方債現在高比率は164%となり、前年度から4.9ポイント好転しましたが、県内他町村に比べると高い水準となっております。
以上、簡単ではございますが、
一般会計歳入歳出決算の説明とさせていただきます。
続きまして、21ページから28ページにかけまして、
特別会計の決算についてご説明させていただきます。
初めに、21ページ、
国民健康保険特別会計の決算の規模及び決算の収支状況からご説明させていただきます。
歳入総額が28億579万6,000円、歳出総額が27億6,245万3,000円で、
実質収支額は4,334万3,000円となりました。
なお、
実質収支が増加した理由は、
国民健康保険事業費納付金の負担額が減少したことなどによるものです。
次に、歳入決算の状況ですが、前年度に比較して662万4,000円、0.2%の増となりました。これは主に繰越金が1億1,537万5,000円、繰入金が3,131万5,000円、
国民健康保険税が2,743万3,000円減少したものの、県支出金が1億8,199万2,000円増額となったためです。
次に、22ページ、歳出決算の状況ですが、前年度に比較して572万4,000円、0.2%の減となりました。これは主に保険給付費が1億7,526万8,000円増額となったものの、
国民健康保険事業費納付金が8,564万円、基金積立金が5,530万5,000円減額となったためです。
なお、財政調整基金残高は3億985万円となり、前年度に比べて1,803万円増加しています。
次に、23ページ、
後期高齢者医療特別会計の決算の規模及び決算収支状況ですが、歳入総額が2億3,721万6,000円、歳出総額が2億3,675万7,000円で、
実質収支額は45万9,000円となりました。
次に、歳入決算の状況ですが、前年度に比較して561万7,000円、2.4%の増となりました。これは主に
後期高齢者医療保険料が662万1,000円増額となったためです。
次に、歳出決算の状況ですが、前年度に比較して537万4,000円、2.3%の増となりました。これは主に
後期高齢者医療広域連合納付金が544万7,000円増額となったためです。
次に、24ページ、
介護保険特別会計の決算の規模及び決算収支状況ですが、歳入総額が17億318万4,000円、歳出総額が16億1,682万9,000円で、
実質収支額は8,635万5,000円となりました。
次に、歳入決算の状況ですが、前年度に比較して4,111万円、2.5%の増となりました。これは主に諸収入が1,926万6,000円減額となったものの、
一般会計繰入金が3,559万4,000円、県支出金が1,097万3,000円増額となったためです。
次に、25ページ、歳出決算の状況ですが、前年度に比較して5,069万9,000円、3.2%の増となりました。これは主に諸支出金が1,526万8,000円減額となったものの、保険給付費が4,891万5,000円増額となったためです。
なお、財政調整基金残高は3億9,919万9,000円となり、前年度に比べて4,153万1,000円増加しましたが、今後、高齢化の進展に伴って確実に増加が見込まれる保険給付費に対応し、安定的な財政運営を行うために積み立てているものです。
次に、26ページ、
公共下水道事業特別会計の決算の規模及び決算収支状況ですが、歳入総額が6億267万3,000円、歳出総額が5億8,125万円で、
実質収支額は2,142万3,000円となりました。
なお、本
特別会計としては、令和元年度が最後の決算であり、令和2年4月1日から地方公営企業法を適用した
下水道事業会計に移行しています。
次に、歳入決算の状況ですが、前年度に比較して6,914万5,000円、10.3%の減となりました。これは主に使用料及び手数料が3,008万1,000円、町債が1,480万円減額となったためです。
なお、使用料及び手数料が減少したのは、令和2年3月31日に当該会計の出納を閉鎖したことによるものです。
次に、27ページ、歳出決算の状況ですが、前年度に比較して7,435万5,000円、11.3%の減となりました。これは主に
公共下水道事業費の工事請負費が7,757万3,000円減額となったためです。
次に、その下、基金の状況ですが、財政調整基金残高は1億2,414万9,000円となり、前年度に比べて1,288万6,000円の増となりました。
次に、その下、地方債残高の状況ですが、地方債残高の総額は25億8,443万6,000円で、前年度より9,126万7,000円の減となりました。
次に、28ページ、
矢口工業団地拡張事業特別会計の決算の規模及び決算収支状況ですが、歳入総額が2億1,821万8,000円、歳出総額が1億9,884万7,000円で、
実質収支額は1,937万1,000円となりました。
次に、歳入決算の状況ですが、前年度に比較して7,029万9,000円、24.4%の減となりました。これは主に日本食研ホールディングスからの事業収入が7,139万7,000円減額となったためです。
次に、歳出決算の状況ですが、前年度に比較して7,133万8,000円、26.4%の減となりました。これは主に事業費が造成工事費や移転補償費などの事業費の減により減額となったためです。
なお、造成工事費や土地購入費など7億5,803万3,000円が翌年度への継続費逓次繰越となっています。
以上で令和元
年度決算の説明とさせていただきます。
なお、29ページから31ページについては、報告でさせていただいた内容などです。
また、33ページから41ページに、参考資料として、「町税徴収実績表」、「事業別地方債現在高の状況」、「地方債借入先別及び利率別現在高の状況」、「地方債償還明細表」を掲載しておりますので、後ほどご覧いただくようよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(橋本 浩君) ここで、10分間の休憩といたします。11時25分より再開いたします。
午前11時16分 休憩
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時25分 再開
○議長(橋本 浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、代表
監査委員の山本博久君に決算審査について意見を求めます。山本君、登壇願います。
〔代表
監査委員 山本博久君登壇〕
○代表
監査委員(山本博久君) 令和元
年度決算の審査報告をいたします。
審査に付されました令和元年度AddressList12:Address栄町
一般会計及び
特別会計の
歳入歳出決算並びに令和元年度基金の運用状況について、大野
監査委員とともに、8月3日から5日までの間、関係書類を審査するとともに、関係職員からの説明を聴取いたしました。
審査に当たりましては、予算の定める目的に従って事務事業が適正かつ効率的に執行されているかどうかに主眼を置いて実施しました。
その結果、令和元年度各会計
歳入歳出決算につきましては、計数は、関係書類に照らし正確で、その収支は収支命令に符合しており、適正でありました。
また、令和元年度基金の運用状況を示す関係書類を確認したところ、条例の定めるところにより、適正に運用されているものと認められました。
全般的事項といたしまして、令和元年度
一般会計の経常収支比率を見ますと、97.5%で、前年度と比較して3.1ポイント悪化しております。
先ほどの
財政課長の説明にもありましたが、この経常収支比率については、退職手当組合負担金の増加によるもので、今後もこの状況が見込まれ、5年後にはさらに増額となることから、より一層の積極的な改善が必要と思われます。
続いて、令和元年度の歳入を見ますと、町税が580万8,000円減少しておりますが、収納率については、町民税が93.2%、固定資産税が92.3%と、前年度と比較して、町民税が0.2ポイント、固定資産税が0.8ポイント上昇し、町税全体では93%となっており、前年度と比較して0.4ポイント上昇しております。
また、保育料については、現年度分の収納率は99.7%と前年度と比較して2.4ポイント上昇、滞納繰越分については、収納率が前年度と比較して8.6ポイント上昇しております。
給食費についても、現年度分は98.3%と前年度と比較して0.9ポイント上昇、滞納繰越分については、収納率が前年度と比較して8.6ポイント上昇しております。
これらについては、コールセンター等による早期の電話催告、臨戸訪問など、積極的、効果的な滞納整理を行うなど、担当者の努力の結果がその成果と考えられ、今後もさらなる収納率の向上に努められるよう期待します。
次に、
一般会計の歳出決算の状況を確認しますと、義務的経費は、歳出総額に対しまして55.4%を占め、前年度と比較して2.7ポイント増加しております。
また、経常的経費を見ますと、前年度より4.3ポイント増となり、歳出総額の86.9%を占めています。
投資的経費については、定住・移住推進用地購入費、旧商工会館撤去工事などが増額となったものの、ふれあいプラザさかえ長寿命化改修工事、町民プール大規模改修工事などの減額により、2ポイント減少となっていました。
次に、令和元年度の事業について、無作為に抽出した10の事業について確認を行いました。
特産品栽培強化奨励金事業については、生産者数の増加に伴い作付面積も拡大していますが、異常気象や生産者の高齢化などの問題を抱えており、今後も生産を継続できるような取り組みを望みます。
なお、その取り組みの一例として、新たな特産品も考えているとのことから、今後の事業の発展にも期待したいと思います。
広報さかえ発行事業については、広報紙を発行するに当たり、新聞折り込み部数や公共施設、商業施設に備え置く部数について、施設ごとに必要な配布部数の統計を取るなどの検証を行い、適正な執行管理に努めていただきたい。
新規バス路線実証実験事業については、安食駅から成田スカイアクセス線「成田湯川駅行」までの間において、バス路線の実証実験を行ったところ、見込んだ利用者数を大きく下回った結果となりましたが、交通ネットワークを充実させることは必要であり、今後も利用者のニーズに即した運行ルートの検証など、交通利便性の向上に努めていただきたい。
消防団統合の事業の経過については、地区により温度差があり、理解を得るまでには時間がかかると思いますが、消防団に係る経費の適正化を図る観点からも避けられないことと考えます。各地区の意見を踏まえた統合の進展に期待します。
その他、障がい福祉サービス提供事業、
矢口工業団地拡張事業及び湖沼緑地災害復旧事業については、状況、成果及び決算を確認したところ、おおむね目的に沿って実施されておりました。
なお、ICT活用事業については、次年度以降に事業名を変更して実施することを確認しました。
現地審査についても、併せて実施し、令和元年の大雨による農地農業用施設災害復旧工事、湖沼緑地災害復旧工事及び旧北辺田小学校避難所改修工事について確認しました。
旧北辺田小学校避難所施設は、本改修工事において、施設の出入り口やトイレの洋式・水洗化等の改修を実施したことにより、高齢者や障がい者などの体育館へのアプローチが容易になったほか、トイレの衛生面の向上など、大地震や台風などの大規模災害に備え、避難所機能の改善・向上が図られ、工事の手法など、良好であることを確認しました。
その他の復旧工事についても、特に指摘すべき事項はございませんでした。
次に、主な
特別会計についてですが、
国民健康保険特別会計では、歳入総額が前年度と比較して0.2%増加していました。
また、
国民健康保険税全体の収納率については、現年度分は94.3%と前年度と比較して0.2ポイント上昇し、過年度分も含めた全体では68.2%と前年度と比較して0.2ポイント上昇しております。これは口座振替の促進や電話催告のほか、短期被保険者証を交付することで納税相談の機会に努めた成果であり、引き続き収納率の向上に努力をしていただきたい。
続いて、
公共下水道事業特別会計ですが、前年度と比較して10.3%の減少となりました。
また、下水道使用料に係る収納率については、86.5%と前年度と比較して10.6ポイント減少しておりますが、これは令和2年度からの地方公営企業法の適用に伴い、令和2年3月31日に当該会計の出納を閉鎖したことによるものであり、今後は同法の適用による収納率の向上に向けて努力をしてください。
次に、基金の運用状況について、出納整理期間後の数値を確認するとともに、基金の運用状況を示す関係書類を確認したところ、
一般会計における財政調整基金及び
国民健康保険特別会計財政調整基金、
公共下水道事業特別会計財政調整基金などは増額されており、今後も各調整基金の充実、また、回復に努力されることを要望します。
続いて、令和元
年度財政健全化審査についてですが、町長から提出された
健全化判断比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼として実施しました。
審査の結果、総合意見として、審査に付された
健全化判断比率及びその算定となる事項を記載した書類は、いずれも適正に処理されているものと認められました。
個別意見としては、各会計が全て黒字となっており、
実質赤字比率、
連結実質赤字比率は算定されず、
実質公債費比率及び将来
負担比率についても
健全段階にあることから、特に指摘すべき事項はございません。
次に、令和元年度
経営健全化審査、これは公営事業を対象とするもので、本町では下水道事業が該当しますが、審査の結果、総合意見として、審査に付された
資金不足比率及びその算定となる事項を記載した書類は、いずれも適正に処理されているものと認められました。
また、令和元年度
公共下水道事業特別会計決算額は
実質収支額が黒字であり、
資金不足比率は算定されず、
健全段階にある結果となっており、特に指摘すべき事項はございません。
最後に、このたびの決算審査を通して多々意見を述べましたが、町の財政事情については、今後も厳しい状況が続くと予想される中、限られた財源をいかにして有効に活用するかが重要であり、町民のため、また、町の発展のため、適切な業務執行はもとより、より一層の財政基盤の強化についても併せて要望し、令和元
年度決算審査に係る審査報告といたします。
○議長(橋本 浩君) ありがとうございました。
山本君、降壇願います。
これより、認定第1号から認定第6号までの総括質疑を行います。
質疑ございますか、松島君。
○10番(松島一夫君) 10番、松島でございます。
山本代表監査におかれましては、お暑い中の決算審査、また、大野議員選出の
監査委員、暑い中本当にご苦労さまでございました。ありがとうございました。
ただいまの代表監査のご意見、さらに先ほどの
財政課長の説明にもありましたとおり、最初、この決算カードをいただいたときに、この経常収支比率が97.5%というのは、計算の間違いではないかと思うほどの数字でございましたけども、先ほどのご説明で、まさにそのとおりだなと。この説明にも、分子が増えて分母が減ったので数字が上がりましたと、さらっと他人ごとのような表現でございますし、でも、この退職手当組合負担金がここで増額して、5年間、多分この推移でいって、6年後にはまた上がってくるだろうと予測されている。それで、
監査委員のご意見としては、より一層の積極的な改善を望むものとされておりますが、事この退職手当、人件費ということについて、積極的な改善というのはどのようになされるものなのか。町長、副町長、
総務課長、どのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(橋本 浩君) 古川副町長。
○副町長(古川正彦君) ただいまのご質問でございますけれども、事退職金につきましては、こちらは組合のほうの算定基準に基づく算定なので、私どものほうで、それを一気に改善するということはちょっと難しいんですが。ただ、こちらは基金のほうも、今、取り崩し状況にございますけれども、多少なりとも、もし財政的に余裕が生まれれば、積み立てをさせていただくということも必要になるのではないかなと私としては思っております。
人件費全体としては、やっぱり職員数の削減、こちらにつきましては、今後も継続して進めなければならないと思っております。ただ、それだけでは、職員の負担割合が増えてまいりますので、民間への委託でありますとか、様々な手法を用いて、それらの改善を図っていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(橋本 浩君) 松島君。
○10番(松島一夫君) 確かに副町長おっしゃるとおり、組合の負担金ですから、いかんともしがたいところなんですけど。ただ、どうやったら、これ分母を上げていくかということになるんですけども、もし財政的に余裕ができたら、積立金をとおっしゃるけども、その財政的余裕にもしというのが、確かにもしできたらなんだけど、どうやったらその財政的余裕を作り上げられるんだと、こういった硬直した財政運営の中で、大変難しいでしょうとわかりながら聞いておりますけども、その辺のところ。
副町長もおっしゃったけども、人件費を減らすには人を減らせばいいんだけど、人を減らしたら、職員が仕事をオーバーしちゃって。日頃、ここで働き方改革で、もっと職員を休ませなさいと言っている私が職員を減らせなんていうことは絶対言えないんだけども、この矛盾をどのように解決していくのか。何か展望、希望的観測でもいいけど、お持ちですか。
○議長(橋本 浩君) 岡田町長。
○町長(岡田正市君) これは私ども、常に頭に思っていることで、大変苦労しているわけでございますけれども、確かに人件費は下げられないわけでありまして、組合の資金で何とかしていく、これも手をつけられない。先ほど申しました、もしかしたら積立金を増やす、しかしながら、その積立金を増やすのも、やっぱり人口を増やすとか、経済を発展させるとか、そういった部分しかないのかなと。それはやっぱりいずれにしろ、矢口にしても、前新田にしても、人口を張りつけて、固定資産税なり、事業税なり、所得税なりをいかに引っ張ってくるか。そのためには、少しぐらいお金をかけても仕方がないのかなというふうに考えております。
希望的観測ですけれども、成田空港が発展して、これがこっちに近づいてこないかなと常に祈っているわけであります。よろしくお願いしたいと思います。
○議長(橋本 浩君) 松島君。
○10番(松島一夫君) 本当に大変な状況で、今、期待をかけていて、その
インバウンドだとか何だとかというのも完璧に将来的にかなり真っ暗な状態で、ただ、町長おっしゃったように、その人口を入れると、今、東京都一極集中から地方のほうへも人が入ってきているし、東京の事務所を閉鎖して、テレワークでやれるんだというふうな状況にもなっていますので、今後とも積極的な人口増加政策を推進していただきたいと。議会としても、いいと思えば、賛成いたします。
以上です。ありがとうございました。
○議長(橋本 浩君) ほかに質疑ございますか。
〔「なし」の声あり〕
○議長(橋本 浩君) 質疑なしと認めます。
これにて総括質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております認定第1号から認定第6号までについては、議長及び議会選出の
監査委員を除く全議員12名の委員で構成する決算審査特別委員会を設置の上、これに付託し、審査することにしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(橋本 浩君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第6号までについては、議長及び議会選出の
監査委員を除く全議員12名の委員で構成する決算審査特別委員会を設置の上、これに付託し、審査することに決定いたしました。
これより、議員控室において、決算審査特別委員会を開催し、委員長の互選を行うため、暫時休憩といたします。
午前11時46分 休憩
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前11時50分 再開
○議長(橋本 浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩中に開催されました決算審査特別委員会において、決算審査特別委員会委員長に高萩初枝君、同じく副委員長に早川久美子君が決まりましたので、ご報告いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎散 会
○議長(橋本 浩君) お諮りいたします。決算審査特別委員会及び議案調査のため、9月9日から15日までの7日間を休会にしたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○議長(橋本 浩君) 異議なしと認めます。よって、9月9日から15日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
お諮りいたします。本日の会議は、これで散会とし、次は、9月16日午前10時より再開したいと思います。これにご異議ございませんか。