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平成30年第2回定例会(第2日 6月14日)

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  1. 栄町議会 2018-06-14
    平成30年第2回定例会(第2日 6月14日)


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    平成30年第2回定例会(第2日 6月14日)              平成30年第2回栄町議会定例会                       平成30年6月14日(木曜日)午前10時開議 日程第1 一般質問 (1) 1番  岡 本 雅 道 君 (2)11番  高 萩 初 枝 君 (3) 3番  早 川 久美子 君 (4) 4番  大 野 信 正 君 出席議員(14名)   議 長  大 野   博 君      副議長  金 島 秀 夫 君    1番  岡 本 雅 道 君       2番  新 井 茂 美 君    3番  早 川 久美子 君       4番  大 野 信 正 君    5番  橋 本   浩 君       6番  大 野 徹 夫 君    7番  大 澤 義 和 君       8番  松 島 一 夫 君    9番  藤 村   勉 君      10番  野 田 泰 博 君
      11番  高 萩 初 枝 君      12番  戸 田 栄 子 君 欠席議員(なし)    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席説明員   町長        岡 田 正 市 君   副町長       本 橋   誠 君   教育長       藤ケ崎   功 君   参事兼総務課長   古 川 正 彦 君   財政課長      大須賀 利 明 君   企画政策課長    湯 浅   実 君   住民活動推進課長  芝 野 浩 一 君   税務課長      磯 岡 和 之 君   健康介護課長    青 木 茂 雄 君   福祉・子ども課長  湯 原 国 夫 君   住民課長      金 子   治 君   環境課長      大 﨑   敦 君   建設課長      小 林   誠 君   下水道課長     麻 生 秀 樹 君   産業課長      奥 野 陽 一 君   まちづくり課長   小 野 裕 三 君   会計管理者     鶴 岡   薫 君   参事兼教育総務課長 池 田   誠 君   学校教育課長    大 野 真 裕 君   生涯学習課長    早 野   徹 君   消防長       杉 田 昭 一 君   消防防災課長    大 熊 正 美 君    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 出席事務局職員   事務局長      野 平   薫 君   書記        藤 江 直 樹 君                               午前10時00分 開議    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎開  議 ○議長(大野 博君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――一般質問 ○議長(大野 博君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に従い、質問を許します。  初めに、岡本雅道君の発言を許します。岡本君、質問者席へ移動願います。岡本君。  〔1番 岡本 雅道君登壇〕 ○1番(岡本雅道君) 1番議員の岡本でございます。  通告に従いまして、次の二つのテーマについて質問させていただきます。  一つは、岡田町政3期目における主要課題対応方針について、二つ目は、教育長としての教育理念教育方針についてを伺いたいと思います。  一つ目の質問についてですが、岡田町長は、これまで2回の町長選において、無投票で町長になられましたが、先の町長選では、強力な対立陣営が現れたため、激しい厳しい選挙戦を強いられることになりました。激戦の末、岡田さんは見事三選を果たされましたが、対立候補が投票数のおよそ3分の1の票を獲得したことに驚いております。なぜでしょうか。  これまでの岡田町長を振り返ってみますと、厳しい財政状況の中で、国の補助金をはじめとする外部資金を最大限に活用することで、町が使えるお金を確保し、水道料金や健康保険料など、町民が負担する料金の値上げを極力抑えてこられたと思います。町民が実感する分野では、そうした不満が出ることはなかったように思います。  一方で、町の将来設計を考え、矢口工業団地の開発など、骨太の政策も着実に進め、今年度、第4次開発が終了しますと、約5,000万円の新たな税収が見込まれています。中長期を見据えた政策もきちんとやっているのではないかと思われます。  こうした骨太の政策を進めるには、国、県等との協力が不可欠であり、フットワークのよさと持ち前の笑顔と人柄で築いた太い人脈が大きく貢献しているものと私は考えております。それでも、投票されたかたの3分の1が対立候補に投票されている、この現実は重く受け止める必要があるかと思います。岡田町政に何が足りなかったか、何がいけなかったかを岡田町長自身の、そして、町長と両輪で町の運営に関与してきた議会もしっかりと振り返る必要があるのではないでしょうか。  そうした真摯な振り返りを踏まえまして、三たび町政を率いるお立場になった今、現在の栄町の主要課題をどのように捉えられており、その課題に今後4年間でどのように対応されるかをお伺いします。  二つ目は、教育長としての教育理念教育方針についてです。  私は、藤ケ崎さんがまだ安食小学校の校長のときに一度お目にかかったことがありました。ある土曜日の午後だったと思いますが、知人に誘われて、安食小学校に行って校長先生と少しお話しましょうかと言われたので、ついていきましたら、草取りをされていまして、笑顔で迎えてくださって、校長室でしばし雑談させていただくことを覚えています。温和なお人柄だなという印象を持ちました。  その後、人事案件の議案で、藤ケ崎さんのお名前を拝見したときは、嬉しく思うとともに、採決の際は、新しい教育長としてのご活躍を大いに期待して、起立させていただきました。  本日は、教育長として初めての議会でもありますので、ご自身が抱いておられる教育に対する思いを語っていただき、そういう私の願いから、学校教育における教育理念と、それを実現するための教育方針についてお伺いします。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) それでは、3期目を迎える主要課題対応方針についてお答えをいたします。  町の課題としては、各行政分野ごとに数多く存在していることは認識しております。そのため、それぞれの課題に少しでも対応できるよう、厳しい財政状況の中ではありますが、今回の私の選挙公約でも幾つかの具体的事業を示しており、これらを実現していきたいと考えております。  そして、特に重要な課題としては、ひいて一つ挙げるとすれば、やはり人口減少に歯止めをかけることだと考えております。そのために、町民意識調査の結果でもありますように、「公共交通機関幹線道路の整備を進め、都市間のアクセス向上を図る」ことや、「企業や工場の誘致」「子育て支援の充実」など、この4年間において、力を注いで取り組んでいくべき施策と考えております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 議員お尋ねの「私の学校教育における教育理念」につきまして、一言で申し上げるなら、「学校教育とは信頼」であると考えております。  就任するにあたり、念頭に浮かんだことは、教員の不祥事です。学校の名は地に落ち、信頼がなくなってしまったと感じました。そこで、今年4月4日の町校長会議では、いの一番に「不祥事根絶の「継続」」を強く要請したところです。  振り返りますと、10年前の平成20年、成田市立本城小学校に新任校長として着任しました。初めての仕事は、大雨となった4月7日の入学式でした。式辞では、「東大の父」のような保護者になってほしいと訴えました。  内容はと申しますと、東京大学の生物学教室教授の小学校3年の子どもが、夏休みの宿題で植物標本を提出し、担任が「この植物名が違っている」と指摘したことから始まります。子どもは、「お父さん、植物名が違ってるって先生から怒られた」と帰宅した父親を泣いて非難しました。その際、東大教授である父親は、「お父さんが間違った、ごめんな」と、担任の誤りを指摘せずに、担任への信頼を保とうとしたのです。東大の生物学の教授である誇りを捨てたのです。  親の言うことを素直に聞く児童期から、親から離れ反抗する青年期にかけて、頼れるのは教員でなければならないからです。そして、担任の悪口や文句は、子どもの前ではなく、子どもが寝てから、その上で直接、管理職に連絡をもらいたいと参列した両親や祖父母に念を押しました。その翌年も、そして、安食小学校でも4度、入学式で同じ話を保護者に訴え、さらに学校だよりで保護者、地域に広めてきました。子どもを見守る親が教師を信頼し、親の背中を見て子どもも教師を信頼していく、その構図を今後も栄町から失わないようにとの願いを持って努めてまいります。  次に、「教育方針」についてお答えいたします。  「教育の信頼」につながるように、一つとして、「教育委員会会議の活性化」を考えております。  私自身、平成22年度、平成23年度、県教委で教育委員会会議を統括する立場におりました。千葉国体のころですが、天皇皇后両陛下の行幸啓に伴う教育委員長の随行や、教育委員会行政組織規則に則る議案を検討し、議決する過程を経験してまいりました。新教育委員会制度へと切りかわっている本町ではありますが、私の経験を生かすことができるのではないかと考えております。  町長から任命され、議員の皆様のご同意を賜った4名の教育委員には、地方自治法に則る行政委員会としての教育委員会会議において、「レイマンコントロール」を遺憾なく発揮してもらい、会議の活性化を図ることが「教育の信頼」につながることと考えます。その上で、教育委員会会議の透明化も進めることが「信頼」を高めることにつながると考えます。これについては、今年度から、教育委員会会議の議事録と教育委員の活動報告をホームページ上で公開する手続を進めているところでございます。  「教育方針」の二つとしましては、「安全・安心な学校教育」を挙げます。  平成26年8月、仙台駅から北上川の土手を左手にレンタカーを飛ばし、テレビ画面で目にしていた「津波に洗われ、壁さえもなくなっていた校舎」にたどり着きました。東日本大震災で大きな被害をこうむった宮城県石巻市立大川小学校跡地に折り鶴を供えてまいりました。校舎脇には、地区の皆様方も含む犠牲者お一人お一人の名前が刻まれた慰霊碑が建立されておりました。  学校裏の山裾はといえば、誰でも上がれるとは思えない杉林の斜面が続き、自分が教頭で、その場で指揮していたなら、どうしたろうかと自問自答しました。子どもたちを預かる管理職を含めた教職員は、どんなことがあっても子どもたちの命は守らなければならないと、大川小学校の裏山を見て、胸に刻んだ次第です。  保護者から預かった児童生徒を、家を出たときと同じように自宅に帰ってもらうこと。しごく当たり前のことです。校長時代には、職員に「希望の登校、満足の下校」として、学力向上のみならず、学級経営、いじめや怪我などなく、気持ちよく帰宅してもらいたいと祈る毎日でした。安全・安心を推進することをもって、「学校教育の信頼」へとつなげてまいります。  なお、方針としては、以上のとおりですが、スタートとしては、次のように考えております。  薩摩藩で新たに藩主となった島津斉彬は、論語から引用し、「襲封して三年は、先君の政、変えること叶わじ」と家臣に伝えたということです。私も、斉彬に倣いまして、栄町教育が目指してきた学校教育をより伸張し、現場である学校、教職員、保護者、何より子どもたちが混乱しないようにし、「学校教育の信頼」、ひいては「栄町教育の信頼」を高めてまいりたいと考えます。  以上で、答弁といたします。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ご答弁ありがとうございました。  それでは、岡田町政3期目における主要課題対応方針についてから再質問させていただきます。  最も重要な課題は人口減少に歯止めをかけることとのことですが、その点は私も全く同感でございます。恐らく人口減少の歯止めには、町の活性化が不可欠と思われますので、人口減少に歯止めがかかれば、町を元気にした、すぐれた政策が行われたと理解できるのではないでしょうか。  そこで、人口減少の歯止めの対策として、三つ挙げられております。  まず、1点目の公共交通幹線道路の整備を進め、都市間のアクセス向上を図るについては、具体的にどのようなことをお考えか、お聞かせください。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまのご質問にお答えします。  まず、都市間の交通アクセス向上につきましては、町民意識調査の中で、若い世代の人口を減少させないためにはどうすればよいのか、の問いに対しまして、「公共交通機関幹線道路の整備を進め、都市間のアクセス向上を図る」との回答が一番多く、61.5%でした。そこで、人口減少に歯止めをかけるために取り組んでいかなければならない重要な施策と考えております。  具体的には、一つとして、新規バス路線を開設し、JR成田線だけに頼らず、北総線や成田スカイアクセス線への利便性を向上させることでございます。そのため、成田湯川駅や印旛日本医大駅への新規バス路線の開設を検討しているところです。  二つとして、鉄道の利便性向上として、JR成田線の増発とともに、JR成田空港駅までの直接運転に関する要望を引き続き行っていきたいと考えています。  さらに、今回のアンケート結果で、安食駅橋上駅舎化に関する質問で、52.2%のかたが「実施したほうがいい」又は「できれば実施したほうがいい」との回答があり、一方で、「実施しなくてもよい」又は「できれば実施しないほうがよい」との回答が11.6%ありました。そのようなことからも、安食駅の橋上駅舎化の検討を始めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ただいまの北総線や成田スカイアクセス線への新規バス路線を開設するとのことでしたが、現在あるバス路線ですら、乗客が減ったということで、便数が減らされております。そんな中で、新規バス路線を開設すれば、利用客がバス路線に分散されることになり、路線当たりの利用客が減ってしまうのではないかという心配がございます。新規バス路線の開設について、バス会社から前向きな感触を得ているのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまのご質問にお答えします。  先日、千葉交通のほうにお話に行った際には、ぜひご協力したいということをいただいております。 ○議長(大野 博君) 岡本君。
    ○1番(岡本雅道君) そういう感触が得られているのであれば、非常に結構なことかと思います。  似たような話なんですが、JR成田線だけに頼らずということでしたが、先ほどの質問と同様の観点から、安食駅の利用客が減少することにつながるかと思うんですが、これが安食駅の営業時間短縮、あるいは無人化に拍車をかけることにならないか、ちょっとそのことも心配しております。  続きまして、企業や工場の誘致については、どのような構想をお持ちでしょうか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 企業や工場の誘致につきましては、こちらも町民意識調査の中で2番目に多い回答で、若い世代の人口を減少させないためには、働く場所を増やしていくことは重要な施策と考えています。そのため、現在においても、企業誘致については取り組んでおり、矢口工業団地の拡張事業につきましても、農地法など厳しい土地利用規制はありましたが、造成工事を行っているところです。今後も雇用の場の拡大を目指し、さらなる施策を展開していきたいと考えています。  その一つとして、矢口工業団地のさらなる拡張です。日本食研ホールディングスの依頼のもと、現在、2.4ヘクタールの工業団地造成を計画しており、千葉県と農振除外について協議しているところです。  一方、栄町都市マスタープランに基づき、物流関係の企業誘致も行っていきたいと考えています。こちらも厳しい土地利用規制の中ではありますが、成田空港の機能強化により、企業誘致のチャンスはあると考えております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 矢口工業団地の開発は、私自身も現在、最も重要度の高い仕事であると考えております。さらに、今後、2.4ヘクタールの工業団地造成が計画されるということは非常に心強い限りです。こういう地道な仕事があまり町民の中に知られてないのがアンケート結果でも出ておりますけども、こういう重要な仕事をきちんと評価するという、評価していただけるように、そういう面での広報活動もしっかりお願いしたいというふうに思います。  続いて、三つ目の質問に移りますが、子育て支援の充実の中でお考えになっている施策を優先順位の高いものからお答えいただきたいと思います。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) 子育て支援の充実につきましては、こちらも町民意識調査の中で3番目に多い回答で、子育て支援の充実は、人口減少に歯止めをかけるために取り組んでいかなければならない施策と考えております。  そのための主なものとして、一つとして、子育て包括支援センターやキッズランドを中心とした情報提供や、相談支援や、親子同士の交流など、きめ細やかな子育て支援を行っていきたいと考えております。  二つとして、近年の保育需要の増加から、待機児童が出ないように保育所定員の増加に取り組んでおりますが、保育所の環境整備に引き続き取り組んでいきたいと考えております。  三つとして、放課後児童クラブの老朽化に対応していきたいと考えております。本年においても、竜角寺台児童クラブの大規模修繕を行います。  四つとして、経済的負担の軽減については、現在でも各種施策を行っていますが、子ども医療費の高校生までの拡大や第3子の給食費無料化など、新たな政策も検討していきたいと考えています。  五つとして、小・中学校の施設整備など、教育環境の充実も進めていきたいと考えています。  なお、「子」の定義なんですが、児童福祉法では、0歳から18歳までに到達するまでの者としております。この辺を視野に入れております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) 三つ目までは、これまでも話を聞いておりますが、四つ目におっしゃいました子ども医療費の高校までの拡大、それから、第3子の給食費無料化、これは子どもを持つ若い世代にとっては、大変ありがたいものと思われます。支援策として非常に効果的な施策とも思います。ぜひとも実現していただきますようよろしくお願い申し上げます。  五つ目の小学校の施設整備の件ですが、既にクーラーの設置とかトイレの洋式化、それから、天井の落下防止策など、随分いろいろなことをやられておりますが、今後の主な施設整備とはどんなことを想定されているのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 池田教育総務課長。 ○参事兼教育総務課長(池田 誠君) それでは、ただいまのご質問にお答えしたいと思います。  現在、町のほうとしては、今申されたように、エアコンとかトイレの洋式化は、郡内でも飛び抜けて整備をしている状態でございます。しかしながら、既に各学校の、平成の初めごろに学校を建てているものですから、いろいろなところで老朽化が出ているところがございます。それを中心に整備のほうを行っていきたいと考えております。具体的には、まだちょっとこれから計画を立てていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございました。  最後になりますけど、湯浅課長のご答弁の中で、たびたび出てくるフレーズがちょっと気になっております。町民意識調査の回答で何番目に多い回答だから取り組んていかなくてはならない重要施策であるという表現なんですが、町の施策に対する住民意識との乖離をチェックするということであればよくわかるんですが、ただいまの言い方ですと、まるで役場の施策は、町民のアンケートで決めているように聞こえてしまいます。この辺、町民意識調査は、町の施策におけるどういう位置付けになるか、教えていただけませんでしょうか。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) そちらにつきましては、重要な施策を決めるときには参考にしております。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) わかりました。  では、続いて、二つ目のテーマについて再質問に移ります。  教育長が言われたことは、「信頼」ということですが、学校において、子どもが健やかに成長するには、子どもが教師や学校に対して信頼感を持っていないといけないと、そういうことだと理解しました。まさにそのとおりだと思います。この信頼関係の構築というのは、学校の教育だけではなくて、家庭でも職場でも同じことが言えるかと思います。健全な人間関係や健全な組織体を形成するために必要な極めて普遍的な要素だと思い、この信頼関係の実現によろしくお願いしたいと思います。  それで、教育長は、現在、栄町教育委員会が抱える学校教育の課題としてどのようなものがあるかについてお考えをお聞かせいただければと思います。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 私、先ほども申し上げました、4月4日の町の校長を集めた校長会議で二つほど挙げたところでございます。先ほど挙げました不祥事根絶の継続をお願いしたい。もう一つは、教員の働き方改革に向けてということでございます。中教審のほうからも中間まとめが出されておりまして、文部科学省でも、今このような形でやっております。国のほうでも、安倍首相が所信表明で第一に挙げたのがこの働き方改革だと受け止めてございます。  これに対しまして、県のほうでも、今年からモデル事業が始まったところでございます。ただ、残念ながら、本町にはかかわってはないんですけれども。私も個人的に、同僚の中で、精神神経を患って休んだ職員がおりました。その原因を突き詰めていくと、やはり超過勤務が一番のストレスだったのかなと考えておるところでございます。本町は、エアコンも、それから、洋式便器も整って、印旛地区内でも進んだ教育環境だと私自身も考えておりまして、それに増して、次は人的な職員を確保するというところでございますので、本町の働き方改革が今現在、軌道に乗りつつあるようなところだとは思うんですけれども、これからも栄町で働きたいという教職員が、県費負担教職員がどんどん出てくるようなことを私自身が今、課題としているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) これまで、私も議員になってから、いろいろ教育関係の話を聞いていましたが、やっぱり教員の過重労働といいますか、なかなか労働と言えない部分もございまして、真面目な教職員ほどそういう負担感が出てくるのではないかということを心配しております。ぜひ教育長の指導のもと、働き方改革を進めていただきたいというふうに思います。  次に、学校教育において、教育長が実現したい目標とか、教育長の夢をお聞かせいただければありがたいです。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) ただいまのところは、先ほど申し上げましたように、急に私がかわって、急にこんな方針展開しますと、一番困るのは校長でありますし、教頭、職員、そして、何より子どもだと思いますので、現状の本町の教育の路線は、それほど修正せずにいきたいなと思っております。  私の夢としましては、先ほど申し上げましたように、人事異動で栄町を希望する職員が本当に入りきれないほどのものになるように、私も管理課というところにいましたので、栄町を希望する職員は本当に当時はいませんでした。それをたくさん栄町に来て、子どもたちのために尽くしたいという職員を増やすような、それが私の夢でございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 岡本君。 ○1番(岡本雅道君) ありがとうございました。岡田町長藤ケ崎教育長の今後のご活躍をお祈り申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ご答弁、ありがとうございました。 ○議長(大野 博君) これで、岡本雅道君の一般質問を終わります。岡本君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩とし、10時45分より再開いたします。                                午前10時33分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午前10時45分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  高萩初枝君の発言を許します。高萩君、質問者席へ移動願います。高萩君。  〔11番 高萩 初枝君登壇〕 ○11番(高萩初枝君) 11番、高萩初枝でございます。  私は、2項目の質問を通告いたしました。  1項目めは、児童生徒の学力の定着と向上について、2項目めに、教員の勤務時間についてです。  栄町は、待機児童もなく、近隣の市からも幼児を受け入れることもしています。私も孫を連れて、アップRに何度か行きましたが、職員の対応もよく、大変好感が持てました。町や幼児教育に携わる人たちの頑張りは、とても自慢ができる町だと思っています。  また、藤ケ崎教育長を教員に採用されたときから知っているという人の話を聞きました。教育長は、子ども目線で接するすばらしい先生だったとその人は話していました。教育長という重責の中でも、子ども目線で見て、考え、行動してくださると私は期待しております。  1項目めの質問に移ります。児童生徒の学力の定着と向上についてです。  小学校では、学習指導要領の改訂により、2020年から新学習指導要領のもと、授業が行われます。  今回の改定の柱は、3点あると思います。一つ目には、学力観、二つ目に、道徳の教科化、三つ目は、英語教育の変更です。それぞれ問題点が指摘されていますが、私は、今回、学力観に絞って質問をします。新学習指導要領で特に力を入れているのは、「思考力・判断力・表現力」を伸ばすことです。  具体的に、「問題を発見し、その問題を定義し、解決の方向性を決定し、解決方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行し、プロセスを振り返って、次の問題を発見・解決につなげていく」能力。  二つ目には、「情報を他者と共有しながら、対話や議論、対話・きちんと向き合って話すこと。議論は、互いに考えを述べ合い、意見を闘わせることを通じて、互いの多様な考え方や共通点や相違点を理解し、相手の考えに共感したり多様な考えを統合したりして協力」する「協働的に問題を解決する能力」であると説明しています。グローバル化する世界において、他国の人たちと協働したり競争したりする際の不可欠な要素であると言うのです。クラスの中の優秀な一部の児童生徒が対象ではなく、クラスのほとんどの児童生徒がクリアしなければならないのです。学力の格差が拡大するのではないかと心配になります。このような学力は、「主体的・対話的で深い学び」の学習をすることによって、身に付いていくと指導要領の中で述べています。  そこで、質問です。一つ目に、読み・書き・計算などの基礎的なことがしっかりと身に付いていない児童生徒は、授業についていけない心配があります。各学校にはどのような有効な助言をしているのでしょうか。  二つ目に、栄町では、学力の定着、伸長のため、「サタデーわくドラ」や夏休みの「サマーわくドラ」などを実施しています。学習指導要領が変わることによって、これまでの学習スタイルをどう変えていくのでしょうか。  三つ目に、サタデーわくドラもサマーわくドラも、保護者及び児童生徒の申し込みによって実施されています。比較的に教育に関心が高い保護者の意向によって、参加するかしないかが決められているように推察しています。問題なのは、学習が十分身に付いていない児童生徒について、保護者が参加に消極的で、しかも児童生徒も参加しないことです。自己責任だから、近い将来困ったことになっても私たちは知りませんよでは、あまりに冷たいと思うのですが、このような家庭へ参加の働きかけを強化すべきと考えますが、いかがでしょうか。  2項目め、教員の勤務時間について、私は、2016年の3月議会で学校教育における部活動について質問をしました。そのときの部活動顧問の勤務状況は、早い教員は朝6時40分には出勤し、帰りも早いときは午後7時、遅いときは午後9時という答弁でした。今まさに国会では働き方改革がメインとなって協議が進められています。  一つ目には、平成28年3月の勤務実態を踏まえ、どのような改善策が講じられ、その結果、実状はどのようになっているのか。  二つ目、教育に携わる人は、労働者でありながら、子どもたちのためなら労を惜しまず働く人がたくさんいます。学校内で働いている時間のみが勤務時間ではありません。自宅に仕事を持ち帰り、子どもたちのノートを見て、明日の授業構想を練る仕事を中心に、テストの採点などもかなりの時間が費されています。自宅での作業も実質的には勤務時間と考えてよいと思います。そこで、自宅でする仕事を含めた教職員の勤務実態を把握するため、調査を実施してはどうでしょうか。  三つ目、今年の4月の新聞に、「部活廃止で教員働き方改革」という表題で記事が載りました。名古屋市の案で、「教員の負担軽減を目的に、市立小学校の部活動を2020年度末に廃止する」という内容です。中高の部活による負担軽減は広く叫ばれ、前進しているようです。しかし、小学校では珍しいことです。小学校は、対外試合に向けて、「陸上、ミニバス、音楽」などの活動があると思います。全員参加ではありませんが、朝練、放課後の練習をしている学校はたくさんあります。これらの部活動も教員の勤務時間を長くしています。町内の小学校の実態をどう捉え、どのように考えていますか、答弁をお願いします。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) それでは、1点目、児童生徒の学力定着と向上について、質問に答えさせていただきます。  最初に、今回の学習指導要領の改訂のポイントですが、改訂ポイントは3点です。  一つとして、知識技能の習得です。基礎基本を身に付けることにあたります。  二つとして、習得した知識技能を活用して、思考力・判断力・表現力を育成します。  三つとして、学びに向かう意欲や人間性の育成です。  この3点は、変化の激しい社会を生き抜く力を身に付ける要素として位置付けられています。  このようなことから、読んだり書いたり計算の仕組みを理解することは、基礎基本を身に付けるためにとても大切な教育活動です。  こうしたことを踏まえ、一つとして、学校では、基本的な学習事項を身に付けられるように「わかる授業」を展開し、子どもたちを指導しているところです。さらに、教育委員会として、それぞれの学校に、授業力を高められるよう、個々の教員が年に最低1回は研究授業を行うよう指導しています。加えて、全国学力学習状況調査や千葉県標準学力検査の結果を分析し、授業改善に生かす取組を行っています。  二つとして、教育委員会の主な学力向上施策として、一つ目は、学習道場「わくわくドラム」を行っています。家庭学習を含めた学習の習慣化、学習意欲の向上、長期休業中の宿題の支援、これらが目的です。  二つ目は、家庭と連携して、学習習慣を身に付けることができるよう、家庭学習の手引きを家庭に配布しています。「早寝・早起き・朝ごはん」などの望ましい生活習慣の大切さや取り組むべき学習事項、勉強時間の目安等を内容としています。  三つ目は、学力スタンダードの活用です。国語・算数・数学・英語の教科書に対応し、自ら学習のつまずきを発見できるように作られた到達度テストです。できないところを発見し、自分で復習することができます。  三つとして、教育委員会では、教務主任研修会や研究主任研修会などを主宰しています。これらを通して、主任層への指導を行うとともに、学力向上のために各学校での取組の情報交換等を行って、よい取組の啓発を行っています。  四つとして、栄町学校教育振興会の支援を行っています。この組織と教育委員会との共催で小中作品展や小中ノート展を開催しています。子どもたちや家庭・地域がよい作品やノートを目にすることで、よりレベルの高い学習を目指すことができるように、お手本として示す機会としています。  このように、教育委員会として、子どもたちの学ぶ機会をさまざまな場面で設定し、学習事項をスパイラル的に扱い、学習事項を身に付けることができるようにしています。  続きまして、2点目の質問に答えさせていただきます。  現在、教育委員会では、サタデーわくドラ、サマーわくドラ、ウインターわくドラを展開しています。  初めに、小学校3年生、4年生の学習内容と学習形態について答弁させていただきます。  最初に、読み聞かせを行った後に、都道府県を覚えられるように、パズルを使って日本地図の中にピースを埋め込んでいきます。1年間かけて、このピースを早く正確に埋め込むことができるように活動し、都道府県名を自然に覚えるようにします。時間的にも早く地図を完成させるようになります。地図の完成速度は、思考力の向上を意図したものです。  次に、ちばっ子チャレンジ100という県教育委員会が推奨している問題集を使って学習をします。この教材は、思考力を鍛えることができるようになっています。わくドラで扱っている教材は、新学習指導要領に合わせたものとなっています。学習問題を解く速度は個々の子どもによって違いますので、できたところをボランティアのかたに採点してもらい、できなかったところはボランティアに個別に指導していただく学習形態をとっています。今年度も昨年度までと同様、この形態を踏襲していきます。  今年度から拡充した小学校5年生、6年生では、漢字検定6級、5級及び英語検定5級の取得ができる学力を身に付けることです。  新しく開講した中学生については、学習内容として英語と数学を設定しています。発達段階や学力に応じて、数学検定5級から3級及び英語検定3級、4級の取得ができるよう目標を設定しました。学習スタイルは、その目的を達成できるよう、学習問題に沿って子どもたちが問題を解き、ボランティアに採点してもらい、わからないところを教えてもらうように個別の対応ができる形をとっています。各種検定の目指す取得級は、各学年に対応した学力に合ったものとなっています。  続きまして、3点目の質問に答えさせていただきます。  教育委員会としては、参加している子どもたちの個々の家庭環境について把握しておりませんので、教育に関心が高い家庭であるかどうかはわかりません。ただし、参加している子どもたちの様子を見ていますと、必ずしも勉強ができる子どもたちが集まっている実情ではありません。所属している学年の漢字や計算ができない子や、算数には一所懸命取り組むけれども、国語の漢字には全く取り組むことができない子がいたりします。逆に、十分に学力が身についていて、学習課題を1人で進めることができる子も参加しています。さまざまな子どもたちが参加しているものと認識しております。ですから、学習が十分に身についていない児童生徒も現実には参加をしている状況にあります。
     一方で、参加をしていない児童生徒の中には十分に学力を身についていない子の存在もあることが予想されます。そのような子どもたちに参加していただくことは、教育委員会としても非常に重要なことと考えています。少しでも学力を高めたいと思っている子どもたちには、積極的に申し込んでいただいて、学力の定着や向上、習慣化に努めてほしいと考えています。  わくドラの啓発については、3月の校長会議で保護者や児童生徒に参加を促すよう依頼をしました。学校からは、計算や漢字ができないと思っている人は、わくドラに参加するのもよいと思うよと個別に声をかけてもらっています。さらに、家庭訪問で保護者に声をかけてもらったりもしています。  なお、一斉指導の際に、できない子は参加するようにというような画一的な声かけは、子どもの自尊心を傷つけることになりますことから、個別に対応できるところで工夫した声かけを行ってもらっているところです 一方で、わくドラは、子どもたちが自分の意思で学習への参加を決めて申し込みます。休日には、それぞれの家庭での生活スタイルがありますので、教育委員会として、無理に参加していただくことは、子どもたちの学習意欲をそいでしまうように考えています。あくまでも本人の意思や意欲を大切にして、家庭のご理解を得ながら支援をしていきたいと考えています。これからも、一斉の呼びかけとあわせて、学校と連携しながら、家庭環境や子どもたちの学力等に合わせた参加を促していきたいと考えております。  続きまして、教員の勤務時間について、1点目の質問に答えさせていただきます。  学校では、職員の休養日や生徒の負担を考え、一つとして、定期テスト前には諸活動停止期間を設定し、休日を含めた定期テスト4日前からテスト当日の朝練習までは、生徒が学習に専念し、テストの準備を教員ができる時間を確保できるようにしています。  二つとして、毎週木曜日は「ノー部活デー」として、一斉下校で放課後の部活動は実施していません。生徒の休養日と教員の事務処理の時間の確保が目的です。  次に、問題点は、朝や放課後の勤務時間以外を部活動の活動時間としているところがあるので、先生方に負担をかけているものと認識しています。一方で97%を超える生徒の加入率は、学校生活の中で生徒の興味関心が高い活動であることを示しています。このようなことから、文部科学省では、補習等のための指導員等派遣事業の一つとして、「中学校における部活動指導支援」を計画しているところです。  一方、千葉県の都市教育長協議会、町村教育長協議会、市町村教育委員会連絡協議会の3団体から、中学校の部活動の円滑な運営や社会人活用のため、県費による「スポーツエキスパート事業」を市町村も対象とした事業に復活し、より一層の充実、さらなる拡大を図るよう要望しているところです。  今年度より、各学校にICカードによる出退勤時間の管理を行うよう機器を設置しました。この機器の設置により、各教員の勤務時間の管理を明確な形で管理職が把握できるようになりました。各学校では、健康を害することがないよう管理職から各職員への指導を行っているところです。  続きまして、教員の勤務時間について、2点目の質問に答えさせていただきます。  現在、栄町では、個人情報を学校外に持ち出すことは原則として行わないこととなっております。個人情報の持ち出しが不祥事につながる原因となるからです。しかしながら、学年始めや学期末の成績処理の際など、期限に間に合わせなければならない時期には、どうしても持ち帰りの仕事を行うことがあります。そのようなときには、管理職の許可を得て、個人情報管理簿に必要事項を書き込んで、持ち帰り仕事を行うこととなっております。管理職は、このような体制の中で、自校の持ち帰りの仕事の状況について、ある程度把握しています。このような状況ではありますが、教育委員会としては、もう少し詳しい実情について把握できるよう学校に確認していきます。いずれにしましても、これからも業務改善を進め、持ち帰りの仕事を減らしていくよう指導を継続していきます。  教員の勤務時間について、3点目の質問に答えさせていただきます。  まず、町内の小学校の実態について答弁させていただきます。  一つとして、バスケットボールを行っている学校は町内にはありません。  二つとして、陸上は4月中旬から5月中旬まで、全ての小学校で行っています。加えて、1月半ばから1か月ほど冬季の体力作りを目的に練習している学校もあります。朝練習として、7時20分から7時50分ぐらいまで行っています。  三つとして、合唱練習は各学校さまざまな期間で実施しています。6月から10月末までの学校、6月半ばから夏休み前まで朝練習を実施して、9月後半から10月の音楽発表会まで実施している学校、6月から7月、10月から12月、1月から3月上旬の3期間に朝練習として実施している学校があります。朝練習は陸上と同様の時間で行われています。  次に、陸上や合唱や音楽の練習に取り組む教員の意識については、「児童とかかわりが持てて、関係が築け、普段の指導にもそれが生きている」「小規模校なので、他校との競い合いでよい刺激をもらえる」など前向きに捉える一方で、「朝練は時間外で勤務の負担がある」「朝の準備ができない」など負担意識があることも実情です。このように、子どもたちの成長に喜びを感じている一方で、負担感を持っている教員の存在があります。  教員は、児童生徒の成長を仕事の糧としている部分があります。教員が課外活動の指導で疲れをためないように、各小学校では、ノー残業デーの設定や夏季休業中などの長期休業に学校閉庁日を作ったり、休暇を連続で取るように指導するなど、業務の改善に取り組むとともに、なるべく早く退勤する意識改革に取り組んでいるところです。子どもの活動を保障しながら、教員の健康管理にも配慮するよう各学校を指導していきます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 答弁、ありがとうございます。  再質問に移りたいと思います。  1項目めの学力の定着と向上についてです。  私は、今議会の一般質問に、教育の立場から、自己責任に関する幾つかの質問をしています。  2020年度から小学校で、2021年度から中学校で、新学習指導要領に基づいて教育活動が実施されます。よく報道されているのは、一つ目としては、道徳が教科になったこと。  二つ目には、英語活動が3年生、4年生、5年生、6年生では、教科として英語教育が実施されるようになったこと。  そして、三つ目には、何回も言いますが、つける学力をグローバル化に対応するという理由で、思考力・判断力・表現力が重視され、そのために授業が主体的・対話的で、深い学びへと転換されたことです。  そこで、質問です。読み・書き・計算などの基礎基本が身についていないと、学習についていけない心配があることを私は危惧しています。学校現場へどのような助言をしていくのかについて質問しました。  答弁は、知識・技能の習得、つまり基礎基本を身に付けること、二つとして、習得した知識・技能を活用して、思考力・判断力・表現力を育成する。三は略します。  問題は、一と二の相関関係にあります。指導要領に示されているこの答弁は、一が身に付いていなければ、二の学力は付かないと解釈できます。知識や技能が不十分でも、思考力・判断力・表現力をつける授業を先生方に準備していただきたいと思います。どのようにお考えでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答えさせていただきます。  知識・技能の習得及び思考力・判断力・表現力の育成は、両方のバランスが大切だというふうに考えております。つまり、知識・技能の習得、いわゆる基礎基本が身に付いていなければ、思考力・判断力・表現力等を鍛えることはできません。物事を論理的に考えたり結びつけて考えることができないということです。また、学んだ知識や技能を関連付け、考えたり、考えたことを伝える力、つまり思考力・判断力・表現力が身に付かなければ、せっかく身に付けた基礎基本の技能・知識を生かすことができません。このようなことから、基礎基本を身に付けることと、思考力・判断力・表現力、両方を育成することで、子どもたちの学力を伸ばすことができるものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 学習指導要領では、知識・技能の習得の後に思考力・判断力・表現力が表記されています。答弁では、基礎基本が身に付いていなければ、物事を理論的に考えたり結びつけて考えることはできませんという、こういう学力観を述べています。果たしてそうでしょうか。もしそうだとしたら、読み書きが身に付いていない児童生徒は、物事を考えることも判断することもできないということになります。このようなことは現実的にはありません。文字の読み書きができなくても、その子なりの考えは持っています。特に、今回は対話的が重視されています。コミュニケーション能力は文字の読みができなくても発揮でき、目標である思考力・判断力・表現力、言葉によるの向上は見込めるものです。とは言うものの、読字力や読解力は、思考力・判断力・表現力を向上させるための有効なアイテムになります。でも、目的ではないことは、知識を覚えることが重要なのではなく、この問題解決のためにどう使うかにあります。大切なのは、基礎学力と思考力・判断力・表現力の順位制の問題だと思います。  昨年8月25日の毎日新聞の記事に、障害者差別解消法という法律があり、こういう記事が載っていました。学習の障害のように困難さが理解されにくい受験生は、支障なくテストを受ける体制が整っているかをアンケート調査をしたものです。時間がありませんので、結果は述べませんが、要は、課題の意図が読字力に原因があるとしたら、ルビを振れということです。基礎基本が身に付いていない、授業についていけない子をなくし、その子なりの個性が発揮され、満足して終わる授業を目指してほしいと思っています。そうしないと、子どもたちの学力差はますます大きくなると思います。教育委員会の見解を求めます。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 以前、私が担任をしていたころは、知識、技能、思考判断というように観点が知識が最初にありました。それが年を隔てていきまして、今は反対になったというようなところでございます。ですから、国のほうも、この学力観というものは、他国を見習っているようなところでもあります。そういったようなところで、学習指導要領に私どもも則って、教員が指導を進めていくような形をとっているところでございます。  答えにならないかもしれませんが、以上でございます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 教育長、確かに教育長おっしゃるとおりですよね。国の方針のとおりやらないといけないという立場もありますので。しかし、教育長、文科省の方針が全て正しいとは思いませんよね。そういう中で、こういう意見もあるんだということをちょっと頭に入れといていただきたいと思います。  次に、移ります。  基礎基本的学力の定着は確かに重要です。問題解決のためのアイテムが増えることにつながるからです。学校では、かつて基礎基本的学力が身に付いていない児童生徒を残して先生方が教えていました。しかし、現在はあまり行われなくなりました。防犯上の問題や教員の多忙化などが要因となっています。このような児童生徒のために、わくわくドラムがあります。  そこで、質問です。さまざまな学力の異なる児童生徒がわくドラに参加している、こういう答弁がありますが、その中でどのような教育がなされているのでしょうか。個性化、個別化と関連してお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答弁させていただきます。  最初に、わくドラの学習形態についですが、学習問題を解く速度は、個々の子どもによって違いますので、できたところをボランティアのかたに採点してもらい、できないところをボランティアに個別に指導していただく学習形態をとっています。このような取組から、個別に対応する教育となっていると認識しております。  次に、わくドラは、自らの意思に従って申し込みが行われます。「勉強の機会に挑戦する自分に気付く」、「努力することができる自分に気付く」、「わからないところを聞く勇気がある自分に気付く」など、わくドラを通して、自分自身が持つ可能性に気付くことができると考えます。わくドラを通して、望ましい個性の伸長の機会としてくれることを望んでいます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) このわくドラの目的なんですけども、一つとしては、わからなかったことがわかるようになると、二つ目は、これが大事だと思います。学習の習慣化、要するにラーニングランです。調べ方がわかる。ほかの人がいなくても、自分で調べたりして解決する力を付ける。要するに自立につながることです。この学習の習慣化、これが学習の習慣化です。子どもの力を付けてあげることが一番大事だと思います。優しく教えることではないと思いますが、いかがですか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答えさせていただきます。  わくわくドラムでボランティアが行っていることは、採点と、それから答えを教えることではございません。学習教材として、辞書を持ち込んだり、それから、各学年で使われる漢字の表等が教室に置かれています。ですので、自らわからないところを調べたりする活動も入っています。  それから、子どもたちは、算数、数学等の教科に限った例を申し上げますと、今までに学んだ知識を活用して新しい課題に取り組むという連結がございます。その連結がうまくいかないと、問題が解けないというようなことがございますので、ボランティアの皆さんにはヒントを出していただいて、そういう連結を担うようなアドバイスをしていただいているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 優しく教えてはいないんだと、やっぱりラーニングランも視野に入れて指導しているということですね。  すみません、次の質問に移りたいと思います。  家庭学習の手引きを家庭に配布しているという、こういう答弁がありました。その中で、早寝・早起き・朝ご飯などの望ましい生活習慣の大切さを家庭に訴えていると、こういうことです。いろんな事情により、朝ごはんをとらないで登校している児童生徒はどのぐらいいるのでしょうか。新聞によると、他市では、保健室で朝食を用意している学校もあると報じられています。栄町の現状はどうでしょうか、お聞かせください。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問に答えさせていただきます。  町の実情を申し上げますと、ほとんどの児童生徒が朝食をとって登校している状況でございます。何名かは朝食をとらずに学校に登校している子もいますが、ほぼ朝食についてはとって、登校できていると認識しております。  それから、保健室等での朝食の提供についてですが、近隣の市町の実情を調査しましたところ、ほとんどそういったような体制を整えて行っているところはございませんでした。栄町についても、保健室で朝食を出すような対応はとっておりません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 何名かやっぱり栄町でも朝食をとらないで登校している児童がいると、数値は公表しませんと、教育委員会、ほとんどいません、何名かはいる。何名かは朝食をとらないで来ている子がいる、これでいいのでしょうか。  各学校では、さまざまな要因によって、朝食をとらない、またはとれない子がいます。それをその家庭の自己責任として考えてはいけないと思います。その根拠は、日本国憲法です。第25条の1項、すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。そして、2項では、国は、全ての生活部面において、向上及び増進を義務付けています。そして、第26条は、教育を受ける権利は、平等の権利とし、義務教育は無償としています。そこで、伺いたいのですが、なぜ無償なのでしょうか。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 憲法にうたわれているとおりだという解釈でございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 簡単な答弁、ありがとうございます。私は、その答えは、憲法第13条の幸福追求の権利を保障しているからだと思います。ほとんどではなく、全てなのです。子どもはやがて成長して、幸せを求めて生きていきます。そのとき、教育のあり方によって、幸せが限定されないよう最大限の努力をすべきものと私は考えます。朝食をとらない、とれない、学習についていけない子への対応について、私が述べたことと関連して答えていただきたいと思います。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 私も担任をやっておりましたころは、起こせない母親がいたわけです。7時には起こしにいって、8時前にもう一度、陸上の指導をやってから、迎えに行って、そのころにはランドセルを背負って出てくるんですけれども、明らかに食べてないお子さんがいたわけなんですけれども。私の妻と養護教諭が2日に一遍ずつ、おにぎりを食べさせて、保健室で食べさせたこともあります。それがもう今から20年ぐらい前ですので、そのお子さんから、ディズニーランドへ行きたいななんて言われて、私も連れていってやりたいなと思ったこともあるんですけど、なかなかその辺は難しいところがありまして。  はっきり申し上げますと、今、食物アレルギー等もありまして、なかなか学校でも給食以外の食材を、善意であるからといって食べさせる、その危険性も持っているというのは、校長も認知しているところだと思います。以前のように、余った給食を持ち帰って、その休んだ子の家に届けるなんていうことも今できませんし、ましてや、冷蔵庫に入れてないものを食べさせることもできないですし、担任が持ってきたものを、陰で食べさせているかもしれません、それは。それはそこまでは管理職としても認知しておりませんし、教育委員会としても認知していないところでございますけれども、やはり公のものとしては、そういった危険も伴いますのでということで、学校教育としましては、学校に登校してきてくれてから下校させるまでが勝負だという答えでご容赦いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 教育長、ありがとうございます。  やっぱり大事なのは、憲法もありますけどね、実際は今さまざまな家庭の状況があると思うんですよ。その辺のところをやっぱり担任の先生と連携を密にして、状況をきちんと掌握して、なるべくその家庭で食べさせていただく方向もやっぱり必要だと思いますので、車の両輪で、この辺は努力をお願いしたいと思います。  すみません、次の質問にいきます。残り時間17分ですので。  学習面でつまずきを抱えている児童生徒についてです。学校では、面倒を見きれない子どもへの対応をどのように考えていますか。  さらに、地域の人材を活用して学習支援などを実施することについてはどのようにお考えでしょうか。放っておくと、借金がかさんで払えなくなります。将来の職業選択にも影響が出てくると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問にお答えいたします。  学校で面倒を見きれない子への対応についてですが、個々の抱えている問題が違いますので、それぞれの子どもの特性に応じた対応を行っております。  一つとして、理解力はあるけれども、あるつまずきによって学習が進まない子については、個別にそのつまずきを克服できるよう指導しています。それが少人数指導や個別指導ということにあたります。  二つとして、学習障害的な要素を抱える子どもについては、どのような指導が適切な指導なのか、校内委員会で話し合われ、福祉的な手立てが必要な子どもについては、関係機関と連携をして指導を行うなど、子どもの抱える問題に寄り添った対応をすることとしております。  次に、地域人材の活用についてですが、小学校では、現在も地域の方々に学校に入っていただいて、学習のお手伝いをしていただいております。採点をしていただいたり、わからないところを教えていただく。それから、図書ボランティアとして読み聞かせを行ったりしていただいております。学校の要望、実情に応じて、地域のかたに入っていただくことは非常にありがたいことだというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) ただいまの答弁なんですけども、学習が遅れている子への指導、本時の授業の課題ではなく、本時の前の課題をもともと持っているつまずきを取り払っておかないとだめなのではないかと私は思います。本時に指導しているというこの答弁はあり得ないし、そのようなことを聞いて、私はこの質問で聞いているのではありません。例えば、2桁の掛け算ができない、わからない子には、1桁の掛け算がわかるようにやっぱりしてあげないと前に進めませんよね。もう止まったまま。今日の授業がわからなかった子に早く手を打たないと取り返しがつかなくなります。栄町がやっぱり進んでいるわくドラ、隔週のサタデーわくドラ、これが一番すばらしいと思います。サマーわくドラもありますけども、これまで待っていては、借金がどんどん大きくなって、より勉強がわからなくなってしまう。そうすると、どうなるかというと、もう不登校ですよね。親御さんも家庭で大変心配している。後ろで議員の皆さんがつぶやいておりましたけども、学習が遅れている子、全てこういう子どもたち学校教育で救うにはやっぱり無理があると思います。  そこで、勉強ができない子が取り残されないように、子どもたちの未来をできるだけ明るいものにしてあげるために、地域の人材、教員、OBなどをさらに活用して学習支援を実施していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 三つのわくわくドラムでも、教員のOBと地域の先生方に入っていただいて、学習支援をしていただいております。そういったようなところでご協力いただけるOBの先生方にお声かけをさせていただいている実情です。  それから、時間があるときには、学校の先生にも入っていただいておりますので、わくわくドラムに参加している子どもの実情を日々の授業に生かしていただくと、指導の改善にも役立っているものと認識しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。
    ○11番(高萩初枝君) すみません、私が聞いていることに対しての答弁ではないんですよね。もう一度答弁をお願いできませんか。  今、確かに地域人材を活用して、わくドラでもやっています。私が言っているのは、サタデーわくドラ、これが私はとってもすばらしいと思います。しかし、あれ隔週ですよね。それまで待っていては、問題がどんどん大きくなっちゃう。ですから、そうならないうちに、例えば、教員OBのかた、わくドラに協力しているOBもいらっしゃるけども、協力していない、まだ地域で眠っているかたがたくさんいらっしゃいますよね、教育長。そういうかたに、教育委員会として声がけして、やっぱり子どもたちのつまずきを取り除くために、先生方、もとの教員OBのお力をおかりして、例えば竜角寺台なら竜角寺台のコミュニティホールとかなんとかで、毎週一遍でもいいですから、学習支援、こういうのをやっていただきたいと思いますけども、このことについて答弁をお願いします。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) これまでわくわくドラムを展開してきまして、教育委員会として、地域に眠る人材の方々にもお声がけをさせていただいている実情があると認識しております。これ以上の機会を設けることについては、新たな制度を設けないと、現状では、そのような要望にお応えすることはできません。また、そのような制度を立ち上げて人材が確保できるかも現在のところわからない状況ですので、現在のわくわくドラムの状況を見ながら、子どもたち、それから、保護者の要望も取り入れながら考えていきたいというふうに思います。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) やっぱり教育委員会としては、一番心配なのは、新たに教員OBの人材がそろうかどうか、あと新たな制度を設けないとと、本当に子どもたちのことを考えるならば、やっぱり教育委員会が地域に入るなりなんなりして、教員OBのかたの協力を再度要請するというのもできるのではないかと、新たな制度を立ち上げて、なると思いますので、この辺は教育委員会内部で検討していただきたいと思います。  2項目めの質問に移ります。  今年度より、各校にICカードによる出退時間の管理を行うようになったことは、一歩前進だと思います。しかし、実際問題として、早く退勤するようになったからといって、それでOKとは言えません。多くの教員は、仕事を持ち帰り、仕事をしていると思います。このような実態を調査し、把握すべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 持ち帰って家庭で仕事を行う際、管理職に許可を得て行っているところでございます。持ち帰りの仕事がある実情については、こちらとしても把握しておりますので、教育委員会としては、もう少し詳しい実情、どんな仕事がその持ち帰りの仕事になっているのか等、校長会議、教頭会議を通して実態把握に努め、業務改善に指導を行ってまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 大分長くなりましたけど、最後の質問です。  学校の教職員の長時間労働は、運送業、医者と並んで改善すべき職業として挙げられています。国、県、市町村でもそれぞれ改善先に取り組んでいます。国の方針を受けて、県教委も6月9日に中学校向けの部活動ガイドラインを改訂しました。そういう中で進んでいくと思います。  実は私も学校事務職員として、数年間、小学校に勤務しましたが、遅くまで仕事をしている人が多かったです。中には、近くの食堂から夜食をとって仕事を続けている、こういう先生もいました。退勤時間になって仕事をする、何も持たずに帰宅をする人はほとんどいませんでした。そのころは土曜日も午前中は授業がありました。午後残って仕事をしていく人は半数ぐらいいたと思います。教員は、1972年に制定された給与特例法によって、残業代はゼロです。そのかわり奉職月給の4%が一律支給されています。教員というのは、本当にしょうもない人たちで、子どもたちのためなら、残って仕事をすることも持ち帰って仕事をすることも嫌だとは思わない人が多いという、こういうアンケート結果が出ています。それでも病気休暇数は増加しており、全体の1%近くいます。平成24年文科省調べ。対象者は、教員を中心に校長なども含まれています。特に精神疾患による病気休暇者数は10年間で3倍に上がっています。多いのは、特別支援学校、中学校、小学校、高等学校の順で、年齢では40歳、50歳代が多くなっています。  そこで、質問です。以上のことを考慮して、町教委としてどのような対策を考えていきますか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) 第1答のご質問にお答えさせていただいたところですが、部活動の関係については、平日に1日、それから、休日にどちらかを休みにするような対策を講じております。  それから、テスト前等に休みをとって、先生方がテストを作ったり、そういう点で事務作業ができるような時間を設けています。  それから、これは先ほどの地域人材の活用にもつながりますが、部活動に地域の方々でご協力していただけるようなかたをお願いしている部活等もございます。そういったような手法を用いながら、教員の負担をなるべく軽くできるようにしていきたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) ちょっと時間がありますので、教育長に伺いたいと思います。教育長、やっぱり学校の先生方は本当に真面目で、子どものためなら、遅くまで仕事をするのが身に付いているような状況がありますが、学校現場にいらして、そういう実態を見ていらっしゃったと思いますが、そのことについてどのようにお考えだったでしょうか。 ○議長(大野 博君) 藤ケ崎教育長。 ○教育長(藤ケ崎 功君) 私も一番睡眠時間がなかったのは、月曜日から金曜日までで8時間というときがありました。毎日毎日、学年会で全国の社会科の指導案を毎日毎日たたき合いをしまして、うちへ帰って、また指導案を直して、2時とか3時に寝て、それが毎日繰り返して、月曜から金曜まで4日間で8時間という、今までの人生で睡眠が一番少なかったのはそのころかなと思いました。  先ほど4%の給特法上の支給で残業手当を全て賄えという法令でございます。私としましても、一度だけ残業手当の出る部署にいたことがございますが、こんなにいいのかと、教員はなんだよ、これまでこんなにちょっと我慢していたのかと思うときもありました。ただ、国としましても、この後、それについてもなかなかこれは難しいのではないかという見解が今もあるようでございます。先生おっしゃるように、全員が真面目でというわけではない教育界でもあります。その辺も含めて、国の方策に私どもも委ねるしかないかなということでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 高萩君。 ○11番(高萩初枝君) 答弁ありがとうございます。  今回、私、質問しましたが、教育界にとって、先生方も大事でございます。ですから、病気休暇などにならないように、教育委員会も校長先生方と連携して、その辺、いろんな配慮、支援していただきたいと思います。  それから、やっぱり学校教育の主役は子どもたちでございます。その子どもたちが、小学校時代、授業がわからなくて取り残されると、そのことで高校受験、大学へ行くかどうかわかりませんけども、その次の職業選択まで影響がある。ですから、このことをぜひとも私は、この遅れている子への支援、その制度を考えていただきたいと思います。何回も言いますけども、町長、栄町は子育て支援、私は県下一だと思っています。ですから、教育の分野も子育てに入りますので、より一層、頑張っていただきたいと思います。  これで、一般質問を終わります。 ○議長(大野 博君) これで、高萩初枝君の一般質問を終わります。高萩君、自席にお戻りください。  ここで、昼食のため、午後1時30分まで休憩といたします。                                午前11時44分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 1時30分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  早川久美子君の発言を許します。早川君、質問者席へ移動願います。早川君。  〔3番 早川 久美子君登壇〕 ○3番(早川久美子君) 3番議員、公明党の早川久美子でございます。  通告に従って、質問をさせていただきます。  今回は、3点、学校における食物アレルギー対策について、学校での心肺蘇生教育の普及推進及び突然死ゼロを目指した危機管理体制について、第3子以降の給食費無料についての3点を伺います。  初めに、学校における食物アレルギー対策についてです。  文部科学省は、2008年、「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」を出しています。2012年12月、東京都調布市の小学生が給食後に食物アレルギーによる重篤な症状、アナフィラキシーショックの疑いにより亡くなるという痛ましい事故が発生いたしました。その後、2015年3月には、「学校給食における食物アレルギー対策指針」、2017年3月には、「学校安全推進計画」では、新たな食物アレルギー対策が明記され、学校保健と学校安全の両面から取り組んでいる姿勢を打ち出しています。  そこで、学校給食における食物アレルギー対策の現状と、どのように考えているかを伺います。  2点目は、学校での心肺蘇生教育の普及推進及び突然死ゼロを目指した危機管理体制についてです。  突然死の心停止から救いうる命を救うためには、心肺蘇生AEDの知識と技能を体系的に普及する必要があり、学校での心肺蘇生教育はその柱となるものと考えます。2004年に市民によるAEDの使用が認められて以降、急速にその設置が進み、AEDの使用によって救命される事例も数多く報告されています。しかしながら、いまだなお、毎年7万人に及ぶかたが心臓突然死で亡くなっています。学校においても毎年100名近くの児童生徒の心停止が発生しております。その中には、2011年9月のさいたま市での小学生6年生の女子児童の事故のように、AEDが活用されず、救命できなかった事例も複数報告されています。  そのような状況の中で、既に学校における心肺蘇生教育の重要性について認識は広がっています。2017年3月に公示されています中学校新学習指導要領保健体育科の保健分野では、応急手当を適切に行うことによって、障害の悪化を防止することができること。また、心肺蘇生法などを行うことと表記されているとともに、胸骨圧迫、AED使用などの心肺蘇生法、包帯法や止血法としての直接圧迫法などを取り上げ、実習を通して応急手当ができるようにと解説されています。  しかしながら、全国における教育現場での現状を見ると、全児童生徒を対象にAEDの使用を含む心肺蘇生教育を行っている学校は、平成27年度の実績で、小学校で4.1%、中学校で28%、高等学校でも27.1%と非常に低い状況にあります。  本町の小学校、中学校における児童生徒への心肺蘇生教育の状況と今後の方向性、また、学校における設置状況を伺います。  3点目です。多子世帯の経済的な負担を軽減するために、町は、保育園、幼稚園に入園している第3子以降の保育料を無料にしています。学校給食費も第3子以降、町として補助できないものか、考えを伺います。  以上3点、ご答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) それでは、学校における食物アレルギー対策についてお答えさせていただきます。  まず最初に、食物アレルギーの対策の現状について答弁をさせていただきます。  初めに、未然防止について、学校では次のように対応しています。  第一段階として、就学時健康診断及び入学説明会において、アレルギーに関する調査票を保護者に配付し、食物アレルギー疾患を持つ児童生徒を把握します。幼稚園や保育園から小学校へ、小学校から中学校等へ就学する際など、異なる学校間で情報の共有を行っています。  続いて、学校での個別対応を希望する保護者に対して、学校生活管理指導表を渡し、学校への提出を依頼します。この書類は、児童生徒のアレルギーの種類、治療の現状、学校生活上の留意点、緊急の場合の連絡先、かかりつけ医等を記入するものです。  第三段階として、アレルギー対応を申し出た保護者と個別面談を行います。校長、養護教諭、栄養教諭、給食主任等が保護者に対応します。保護者と面談を行い、食物アレルギー対応プランを作成します。このプランを教職員で共通理解します。そして、このプランの継続希望の有無や変更希望については、毎年、保護者との面談で決定していきます。  次に、給食センターでは、次のように対応しています。  食物アレルギーにおける現在のアレルギー表示は27品目となっています。学校給食で使用する食材や、これらのアレルギーの原因を表示した献立表を該当家庭に配布し、それをもとに保護者や担任などの指示、もしくは児童生徒の判断で、学校給食から原因食品を除去しながら食べる献立対応を行っています。  また、除去した食材により、給食が減ってしまう場合、その献立に対してのみ弁当を持参する一部弁当対応を行っています。  さらに、牛乳の飲用が困難な児童生徒に対しては、牛乳を除いた献立となっています。  アレルギーの原因となる食材を食べてしまった場合ですが、教育委員会の作成したアレルギー対応の手引きに従って、初期対応の仕方、アレルギー症状が発症した際に用いる薬剤であるエピペンの使用、救急要請等、場面に応じて学校が対応することとなります。  次に、現在の対応に対する考え方ですが、学校給食における食物アレルギーに関して、文部科学省における対応指針や県教育委員会における手引きに基づき、町として、学校における食物アレルギー対応の手引きを作成しています。そして、この手引きに基づいて、アレルギーへの対応を行っており、未然防止や発症後の早期対応等、関係機関と連携して適切な対応がとれていると認識しております。今後もこの手引きに基づいた対応をしっかりと継続し、事故の発生を防止していきます。  学校での心肺蘇生教育の普及推進及び突然死ゼロを目指した危機管理体制についてお答えさせていただきます。  初めに、心肺蘇生教育の状況についてお答えします。  学校教育においては、小学校5年生及び中学校2年生において、心肺蘇生について学ぶ授業時間があります。栄町では、この二つの学年で、体育や保健体育の授業で学ぶと同時に、年間計画に従って、救命講習の入門コースが実施されています。この講習会は、消防との連携によって行われています。小学校5年生の指導内容は、緊急時に友だちや先生を呼べる、119番通報ができる、胸骨圧迫がおおむねできるようになることが到達目標となっています。中学校2年生については、心肺蘇生法ができる、緊急時の担架搬送法などを習うこととなっています。消防署職員を指導者として、訓練人形を使用し、心肺蘇生法を実体験します。さらに、AEDを用いた講習も実施されています。AEDは町内小中学校全校に設置されています。  第3子の給食無料化について答弁させていただきます。  町として補助ができないかどうかでございますが、町では、第3子以降の給食費を無料化にすることは、一つとして、多子世帯の保護者負担の軽減を少しでも図れること。  二つとして、安心して子育てができる環境を整えることで、転入移住が促進され、人口の増加につながること。  三つとして、近年、他市町でも給食費の無料化の動きが見られ、平成29年度に酒々井町でも第3子以降の無料化が実施されていることなどを踏まえ、実施について検討を始めているところでございます。  なお、検討状況でございますが、一つとして、該当児童生徒数と必要予算の精査。  二つとして、補助対象者の所得要件をどうするか。  三つとして、実施する場合の必要事務処理経費等を検討しているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 早川君。 ○3番(早川久美子君) ご答弁ありがとうございました。  1点目の学校給食における食物アレルギー対策について再質問をさせていただきます。  食物アレルギー対応の手引きを町としても作成しており、事故の発生を防ぐ取組が確認できましたが、それでは、給食により、アレルギーを発症した場合の緊急対応の詳細についてお伺いいたします。  また、給食の除去食への対応についてもお伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。  アレルギーの症状は、短時間のうちに重篤な状態に陥ることがあります。誰が発見者になった場合でも適切な対応がとれるよう、情報を共有し、準備する必要があります。  具体的には、第一段階として、異変に気づいた場合、応援を呼び、患者から離れない。安静にし、動かさない。目を離さない。  第二段階として、発症者に反応があるかないかを確認する。  第三段階として、反応がある場合は、症状、経過の把握を行う。学校生活管理指導表及び食物アレルギー症状チェックシートによる確認を行う。症状を5分ごとに確認し、最低1時間は目を離さない。指導表やチェックシートに基づいた応急処置を実施する。エピペンの注射などを行う。そして、救急要請を行う場合もあります。  救急要請の目安は、アナフィラキシーの兆候が見られる場合、学校生活管理指導表で指示がある場合、エピペンを使用した場合、主治医、学校医等、又は保護者から要請がある場合などです。  同様に、第三段階として、反応がない場合には、アレルギーに対応した薬剤であるエピペンを注射する。119番通報をする。AEDを準備する。そして、一次救命措置を施す。一次救命措置としては、気道の確保、自発呼吸がない場合には、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの実施等の措置を施すことです。  次に、給食の除去食の対応についてお答えをいたします。  給食の除去食とは、一つとして、原因食物を給食から除いて提供する給食を指し、調理の有無は問いません。例えば、飲用牛乳や単品の果物を提供しないなどの対応です。  二つとして、調理過程で特定の原材料を除いた給食を提供することを指します。例えば、かきたま汁に卵を入れない等の対応です。  なお、栄町給食センターでは、調理過程での原材料を除いた除去食の給食の提供対応は、施設の関係で行っていません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 早川君。 ○3番(早川久美子君) 大変詳しいご答弁ありがとうございました。  東京都調布市での事故を受けて、文科省の調査の結果、全体の85%にあたる約2万9,000校、回答した児童生徒1,015万人の中で、アナフィラキシーを経験した子どもが約5万人弱、自己注射薬エピペンを持つ子は約2万7,000人いました。平成20年から平成25年の間で、学校内でエピペンを使用した例は408件、使用した人は、本人が122件、学校職員106件、保護者114件、救急救命士66件でした。  一方、給食を提供する小中579校の抽出調査では、96%がアレルギーのガイドラインに基づいて対応していると回答しています。しかし、管理職や養護教諭らの一部の職員にしか周知されていない学校が4分の1にのぼったと報告があります。
     調布市の死亡事故では、乳製品のアレルギーのある5年生女児が学校給食のジャガイモのチヂミを食べて死亡、わずか2グラムの粉チーズにより、アナフィラキシーを発症、ほんのわずか、10分間に急変、このようなことから、全職員が適切なタイミングでエピペンを使用することなどを含めた緊急時の対応ができるように、実践的な訓練などの取組を推進していただけますようお願いいたします。  次に、給食の除去食の対応についてですが、給食センターの施設の関係でできないとの答弁がありました。  近隣の除去食対応の状況を見ますと、成田市では近年中に対応開始予定、品目は、卵と乳製品。印西市は検討中、品目は卵と乳製品。佐倉市34校は各小学校で対応中、品目は学校により異なる。酒々井町は平成17年より27品目対応しています。成田市、印西市、酒々井町も学校給食室ではなく給食センターで対応をしています。酒々井町は約800食のうち除去食は約20食。センター方式だから無理ではなく、除去食の取入れを前向きに検討していただきたいと思います。  基本指針には、学校教育に関する部分で、国は、アレルギー疾患を有する児童等が他の児童と分け隔てなく学校生活を送るとあります。アレルギーがあるだけで特別に見られたり、皆と同じものが食べられないことは、差別とまではいかないものの、そこには少し違和感を感じます。みなみ栄保育園では、2年前から、除去食からなかよし給食に切り替えたそうです。おいしい給食として、アレルギーのありなしにかかわらず、できるだけ子どもたち全員が同じテーブルでおいしく給食を食べられるよう、「パンの日」を除き、卵と小麦を使用しない給食を提供しています。現在、アレルギーを持っている園児は4名、そのうち2名はエピペンを持っているそうです。今ではみんなで仲良く給食を食べて、違和感はなくなったと園長先生は話されていました。  また、先日、アレルギーを持っているお子さんのお母さんに話を聞くことができました。子どもさんは小麦アレルギーで抵抗免疫治療をしています。毎日、1センチ以下の細いうどんを食べて、少しずつ量を増やし、体調のよいときは何も反応しないが、体調が悪いときは、即反応して、エピペンを使用することもあるそうです。体調がいい日が続き、10センチぐらい食べられるようになったら、翌日にはまた体調が悪く、本当にその繰り返しをしているというお話を伺いました。お子さんもお母さんもとても努力をしています。そして、お母さんは語っています。「まずは子どもが健やかに成長することが一番、そして、次は学力」と語っています。子育ての一環として、安心して子どもを育てられる環境としても、さらに学校給食アレルギー対策に取り組んでいただきますようお願いいたします。  次に、町の小中学校における児童生徒への心肺蘇生教育の現状と今後の方向性についてです。  小学校も中学校も授業のほかにも年間計画に沿って救命講習を行っていることと、AED設置の確認もできました。ほかの授業の関係もあるかと思いますが、命を守る大切な教育ですので、他の学年でも取り入れてもらえますよう検討をお願いしたいと思います。  それでは、職員の研修状況と近隣の心肺蘇生教育の状況についてお伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問にお答えいたします。  職員の研修の状況ですが、毎年、夏のプール指導にあわせて、各校より消防署に心肺蘇生に関する講習会を申し込んでおります。各学校では、消防署員を講師として、一つとして、胸骨圧迫の仕方について人形を使って実習を行います。また、周囲への救助の求め方、役割に応じた任務等について学びます。  二つとして、AEDの使用について実習を行います。実際の使用場面について、周りの人に状況を大きな声で知らせる、役割を担っていただくように指示を出すなど、連携の仕方について学びます。  次に、近隣の心肺蘇生教育の状況についてですが、心肺蘇生の授業時間では、全ての小中学校で指導を行っております。救急救命講習についてですが、市町の学校数の違いもあることから、取組については、統一されていない状況です。学校数の多いところでは、3年に一度のローテーションを組んで実施しているところ、学校の依頼に応じで実施しているところ、実施していないところなど、さまざまな状況です。  栄町では、授業での実施及び救命救急講習については、全ての学校で実施しているところです。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 早川君。 ○3番(早川久美子君) ご答弁ありがとうございました。  職員の講習は、毎年行っていると確認をいたしました。  救命救急講習では、近隣の市町の統一されていない状況の中で、町の全ての学校が実施していることは、どこよりもしっかり取り組んでいただいているとわかりました。  ここで、さいたま市の教育委員会の取組を紹介したいと思います。  2011年9月、小学校6年生の桐田明日香さんは、朝元気に登校、学校の課外活動で駅伝の練習中に突然倒れ、翌日亡くなりました。この事故後、さいたま市教育委員会は、さいたま市立小学校児童事故対応検証委員会において検証を進め、その報告に基づき、平成24年4月に、学校で起こり得るさまざまな危機事案に対する組織的、実践的な危機管理の基本的なあり方を示した、さいたま市立学校児童生徒事故等危機管理対応マニュアル作成指針を作成。さらに、校長先生、そして、教員など、教育実践者の視点で事故をめぐる対応のあり方について分析し、それを教訓とした教員研修のためのよりわかりやすいテキスト、愛称「ASUKAモデル」を平成24年9月30日に作成しています。何があるか本当にわからない危機管理の対応の推進もよろしくお願いしたいと思います。  次に、第3子の給食無料化についてです。近隣の動向も含め、無料化の検討を開始したとありました。  それでは、検討状況について、答弁いただいた中に、該当児童生徒数と必要予算、補助対象者の所得要件、必要事務処理経費等がありましたが、栄町では、該当児童生徒数と必要経費は現状どのような状況でしょうか。また、検討状況について、既にこの制度を運用している近隣の自治体ではどのような状況になっていますか。 ○議長(大野 博君) 大野学校教育課長。 ○学校教育課長(大野真裕君) ただいまの質問にお答えさせていただきます。  第3子以降の人数については、年度によっても差がありますが、平成30年度現在で100名程度を見込んでおります。  次に、給食費についてですが、小学生は、現在、1か月4,500円、中学生は5,100円を各家庭より給食費として徴収しております。そのような給食費、人数の状況で、大体500万円程度かかるのではないかという、これはあくまでも概算ですが、金額を算出しております。近隣の状況ですが、酒々井町で該当児童生徒、現在、122名、必要予算は387万円ということでございます。所得要件でございますが、高所得者も含めて、酒々井町は全てを対象としているという状況です。事務処理経費については、68万円を計上しているということでお聞きしております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 早川君。 ○3番(早川久美子君) ありがとうございます。子育てには本当にお金がかかります。育ち盛りのお子さんを抱えていると食費も本当にかかります。家庭の負担はかなり大きいです。それでも、お父さん、お母さんしっかり働いて、子どもたちを育てています。多子世帯の第3子以降の給食無料化、ぜひ進めていただき、早目の実施によろしくお願いしたいと思います。  それから、今回、3点質問させていただきましたが、学校給食アレルギー対策は、新学期が始まって、新入生も入り、教職員も入れかわっています。各学校は、情報共有を徹底していただき、給食事故の防止策に取り組んでほしいと念願しております。  以上をもちまして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(大野 博君) これで、早川久美子君の一般質問を終わります。早川君、自席にお戻りください。  ここで、10分間の休憩とし、2時10分より再開をいたします。                                午後 2時00分 休憩    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                                午後 2時10分 再開 ○議長(大野 博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  大野信正君の発言を許します。大野君、質問者席へ移動願います。大野君。  〔4番 大野 信正君登壇〕 ○4番(大野信正君) 4番議員、大野信正です。  通告に従いまして、2項目の質問をさせていただきます。  1項目めにつきましては、岡田町長にお伺いいたします。今後4年間の町政に関係するビジョンをお伺いしたいと思います。  2項目めですが、地区間競争に打ち勝ち、栄町が一層元気になるための産業活性化策について質問させていただきます。  まず、今年5月20日、成田国際空港は、開港から40周年の節目を迎えました。千葉銀総合研究所によりますと、千葉県への成田空港への経済波及効果は、2013年時点で1兆4,400億円に及ぶそうです。今後、第三滑走路完成時点では、現在の空港内の従業員が4万3,300人が7万人に増加される見込みとなっています。大きく発展が期待される中、同時期に発表された成田空港周辺の地域づくりに関する基本プランによりますと、地域づくりの基本方針として、空港周辺の地域づくりを進めるにあたっては、空港の波及効果が成田空港周辺9市町の全域に波及させ、この地域全体がくまなく発展することを目指していくことをうたっております。  このため、機能強化に伴い、ますます国際交流拠点としての役割が増す成田空港を有するという立地優位性を最大限に生かし、商業、工業、観光から農業に至るまで、幅広い分野の産業振興を図っていくことが発表されました。この千載一遇のビッグチャンスのときに、3期目の町長に就任された岡田町長に強いリーダーシップを発揮していただき、岡田町長、本橋副町長はじめ、行政、議員、町民一丸となって行動し、チャンスをつかみ、栄町の活性に結びつけていきたいものだと思います。  私見ですけども、今年平成30年からの4年間は、栄町が大きく変化ができるターニングポイントになると思います。  それでは、質問に入らさせていただきます。  岡田町長には、3期目、町長就任おめでとうございます。この栄町が活性する、3期目やられた町長は、お二方いらっしゃって、岡田町長、それから石井町長、亡くなられました。それから、藤江町長が7期やられました。やはりこの大変な時期に大変な責務であるとは思いますけれども、栄町がこの成田空港を中心に大きく飛躍される一番大切なときに町長になられまして、まず、その町長の町政におけるビジョンについてお聞かせいただきたいと思います。  本年、平成30年度は、第4次総合計画の最終年度であります。第4次計画のスタート時点で、町長は、第一に、トップマネジメントを強化して、町の将来像などの経営理念を全職員に共通認識として浸透させるとともに、職員や町民に対してリーダーシップを発揮することを挙げられました。5次計画作成の前に、4次計画の総括として、新たな取組の意気込みについてお聞かせをいただきたいと思います。  2点目につきましては、町長公約として、房総のむら周辺の観光拠点の促進を挙げられておりますが、具体策についてお伺いしたいと思います。  2点目ですが、交流人口の獲得策により、栄町にお金を落としてくれる仕組みづくりがポイントと思います。  以下についてお伺いします。  まず、成田市観光協会との連携について。  2点目は、北総観光連盟への加入について。  3点目、龍角寺周辺の活性策をどのようにするか。  4点目、房総のむらとの連携をどのようにするか。  5点目、ドラムの里活性策をどのようにするか。  6点目、コスプレの館の活性策について。  3項目めですが、成田国際空港開港40周年にあたり、空港周辺9市町の一員として、今後大きく飛躍拡大するチャンスをいかに獲得するかについてお伺いしたいと思います。  以上について、お伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) それでは、まず最初の質問からお答えをいたします。  まず、職員に対しては、町の将来像などのまちづくりの方向性を、朝礼や課長会議、政策会議など、あらゆる機会を通じて、全職員の共通の認識として浸透させるように努めてまいりました。  町民の皆様方に対しては、「広報さかえ」などにより、町政運営などに関する情報を発信し、地区懇談会、各種団体の総会など、さまざまな会議や町長への手紙等を通じて意見を伺ってまいりました。その中で、早急に対策を講ずるものについては、私から職員に直接指示し対応してきたところでございます。  また、意気込みということでございますが、3期目の町政運営にあたり、依然として厳しい財政状況ではありますが、新たな決意のもとに、栄町に魅力を感じ、元気が出るまちづくりに取り組んでまいります。  特に人口減少対策や少子化対策などの成果を十分に生じさせるとともに、町民意識調査の結果を踏まえながら、地域間競争に打ち勝ち、町が一層元気になるように新たな施策についても検討してまいります。  そして、町民の皆様や議員の皆様のご協力を得ながら、総合計画に基づき、町民の幸せと安心・安全を守るために、これまで以上に私自身が先頭に立って、町職員とともに推進してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) それでは、2項目めの1、町長公約として、房総のむら周辺の観光開発の促進を挙げておりますが、具体策とはについてお答えいたします。  房総のむらにつきましては、千葉県内の観光地で、外国人観光客がもう一度訪れてみたい場所のアンケートで3番目になるなど、注目度はありますが、体験博物館であり、観光面では制約があります。  一方、房総のむらの魅力に着目した周辺への観光関連施設などの進出については、これまで民間事業者から、ホテルの建設などいろいろな問合せが来ております。しかしながら、この地域は文化財調査が必要であり、相当の期間と多額の経費がかかることや、房総のむらの集客数が伸び悩んでいること、インフラ整備に経費がかかることなどから、いまだ実現には至っておりません。  ただし、房総のむらについては、かなりのポテンシャルがあることから、今後も民間企業などによる開発の話があると思われますので、そのような場合には、町としてもチャンスを生かしていきたいと考えています。  さらに、町としても、金融機関やホテル業界などに対し、当該地区への進出の働きかけをしていく考えは持っております。  続きまして、成田市観光協会との連携についてお答えいたします。  成田市観光協会との連携につきましては、成田市の観光プロモーション課や文化国際課を通じて観光協会に働きかけをしていただいております。  成田市には、具体的な事項として、一つとして、コスプレ衣装の融通やイベント関係での連携ができないか。  二つとして、房総のむらから坂田ヶ池、成田温泉周辺の観光スポットのイメージを統一して魅力的な地域観光資源の開発ができないか。  三つとして、海外への情報発信や空港などでのイベントなどを一緒にできないか。  四つとして、バスツアーなどの観光ルートに組み入れていただくことなど、アクセスの改善ができないかなどについて、連携した事業展開をお願いしています。  そして、これまでの成果といたしましては、 一つとして、成田山の参道でPR活動を実施させていただいたこと。  二つとして、今年の4月から、JRバス関東が実施しております「ちょっとバス旅」のルートを房総のむら経由に変更していただくための後押しをしていただいたこと。  三つとして、観光タクシーのルートに房総のむらを盛り込んでいただいたこと。  四つとして、海外向けのパンフレットに掲載していただいたこと。  五つとして、成田市発行の「るるぶ」に房総のむらを載せていただいたことなどでございます。  なお、成田市観光協会との直接的な連携は、栄町の観光協会が連携するべきだと考えておりますので、今後、町といたしましては、間に入って調整をしていきたいと考えております。  続きまして、北総観光連盟への加入についてお答えいたします。  北総観光連盟につきましては、銚子市・成田市・佐倉市・香取市・東庄町・神崎町・酒々井町の4市3町が加入しています。栄町が加入することについて、事務局の香取市に伺ったところ、加入は可能だが、既に総会に提出する平成30年度予算や事業計画も決まっており、平成30年度の途中からの加入は無理とのことでした。しかしながら、平成31年度からの加入は可能だと思われるので、年明けぐらいから協議していただければとのことでした。  なお、北総観光連盟の規約の中では、会員は市町と市町の観光協会並びに観光関連事業者となっております。町が加入する場合の負担金は、年会費が1万3,000円、それにプラスして事業負担金2万5,000円となるとのことでございました。  以上です。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 私からは、龍角寺周辺の活性化策をどうするのかについてお答えします。  龍角寺は、709年に竜女が一夜にして建立したと伝えられ、建物は焼失されておりますが、銅造薬師如来坐像は重要文化財に指定されていることから、町の大きな宝と考えており、さらに、観光面でも龍角寺は魅力あるスポットになる可能性は持っていると考えています。  そのような中にあって、一番の課題は、やはり龍角寺の修復における費用の調達だと考えております。費用につきましては、いかに国庫補助制度を利用できるかが鍵となりますが、国庫補助だけでは賄えないため、お寺も一定程度の負担が必要となってくると考えております。  町としては、このような状況を見極めながら、どのような支援が可能かどうか考えていかなければならないと思っております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 続きまして、房総のむらとの連携をどうするのかについてお答えいたします。
     房総のむらへの集客については、ドラムの里の活性化にとって、大変重要なことだと思っております。  現在の状況でございますが、一つとして、毎月1回、町・房総のむら・観光協会・ゆめ牧場の四者で会議を開催して情報交換をしております。  二つとして、例年、桜まつりやコスプレまつりなどの事業を開催する際には、情報発信やPRについて連携しています。  三つとして、コスプレの館やどら豆のPRのためのパンフレットやチラシの作成時に協力をしていただいております。  四つとして、JRバス関東のツアーの際には、駐車場の確保や入場料の減免、グッズのプレゼントなどを行っていただいております。  今後は、千葉県立の施設であるということから、県が持っている情報発信力を生かした情報発信のほか、パンフレットの作成、成田空港などでのPRを一緒に実施するなどの連携を図っていきたいと考えております。  続きまして、ドラムの里活性策をどうするのかについてお答えいたします。  ドラムの里を活性化させるには、房総のむらの集客を増やしていくことが必要であると考えます。  そのために、町では、一つとして、午後8時頃までの夜間営業が実施されること。  二つとして、房総のむらの施設での宿泊体験を拡大して、外国人が体験できるようにされること。  三つとして、和装以外のコスプレが許可されること。  四つとして、外国人観光客に人気のある体験のネット予約制を充実されること。  五つとして、国際観光に対応した運営の確立や海外への情報発信力が強化されることなどを要望しています。  一方、ドラムの里の活性化については、コスプレの館を効果的に活用することも含めて、来客者を増やして利益を上げることが必要であり、具体的には、一つとして、物産館は、売れ筋商品を販売すること。  二つとして、レストランは、人気のあるメニューを開発すること。  三つとして、テイクアウト店もメニューの充実を図ること。  四つとして、定期的なイベントの充実とPRに力を注ぐことなどですが、これらについて指定管理者であります成田ゆめ牧場と話し合っていきたいと考えています。  なお、次年度からの指定管理者にあたっては、ドラムの里の知名度が高まり、集客が図れるような指定管理者を選定できればと考えております。  続きまして、コスプレの館の活性策をどうするのかについてお答えいたします。  コスプレの館新館は、団体客の着替えに対応できるようにしただけではなく、「栄町の国際観光拠点」としての機能もあわせ持った施設に位置付け、活性化を図っていきたいと考えております。  具体的には、一つとして、外国人観光客への栄町の観光や特産品の紹介機能です。現在は、英語表記の街中の飲食店マップや特産品のパンフレットなどを掲示していますが、今後は、飲食店のメニュー表記など内容を充実させ、チラシにして配布できるようにしていきたいと考えています。  二つとして、街中への誘導機能です。現在は、英語表記のバスの時刻表や案内地図を備え付けてありますが、今後は、バスの運行時間に合わせた街中への移動手段をメニュー化したものを作っていきたいと考えています。  三つとして、観光客の日本文化体験機能です。現在は、手裏剣や折り紙体験を実施していますが、今後は、習字など、比較的短時間で体験できて、記念にもなるようなメニューを充実させていきたいと考えています。  四つとして、国内外への町の情報発信機能です。外国人観光客が出発前に見る観光サイトや情報誌への掲載、さらには、SNSを活用した情報の発信など、いずれもノウハウが必要なところではありますが、これらについても充実させ、情報提供の強化を進めていきたいと考えています。  その他にも新しい館にはショップスペースがございます。そこで、町内の方々が作った日本文化を感じられるようなグッズを販売することによって、町の経済効果を少しでも上げられるようにしていきたいと考えています。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) それでは、私のほうからは、成田国際空港開港40周年にあたり、空港周辺9市町の一員として、今後、大きく飛躍拡大するチャンスをいかに獲得するかのご質問についてお答えいたします。  成田国際空港では、C滑走路の新設や旅客ターミナルの増設などにより、空港機能の強化を計画しています。この機能強化の実現により、航空機発着回数が現在の年間30万回から50万回へ、旅客数が年間5,000万人から7,500万人、貨物量は年間約235万トンから約300万トン、また、空港内従業員数も約4万3000人から7万人へ増加すると見込まれています。町といたしましても、この空港機能強化は町の活性化の大きなチャンスと捉え、次のことなどにチャレンジしていきたいと考えております。  一つとして、矢口工業団地の再拡張や主要国県道沿いへの企業誘致を進めていくこと。  二つとして、空港の雇用増加が見込まれていることから、町に住んでもらえるように定住・移住施策を強化していくこと。特に、竜角寺台地区などの空き家や空き地等について、空港関連会社に積極的に売り込みに回っていくこと。  三つとして、外国人観光客などのトランジット客の、房総のむらやドラムの里への誘客を増加させるため、国内外への効果的なPR活動に取り組んでいくこと。  四つとして、房総のむら周辺の活性化のため、民間事業者によるホテルやレストランなどの誘致について、金融機関や開発事業者と協議していくこと。  五つとして、空港などからの交通利便性の向上のため、新規バス路線の開設等を要望していくことなどです。  なお、今年3月に千葉県が中心となり策定されました「成田空港周辺の地域づくりに関する基本プラン」ですが、空港の東側地域については具体的に触れられていますが、栄町については、あまり具体的には触れられておりません。そのため、平成31年度に策定予定の「実施プラン」に、空港を核とした道路の整備や観光開発、そして、新規バス路線や鉄道の利便性など、栄町にとってメリットが生じる内容がプランに盛り込まれるよう要望してまいります。  また、空港地域全体として、企業誘致など、地域経済の活性化を目的に土地利用規制の緩和が図れるプランになることもあわせて要望してまいります。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 再質問させていただきます。  まず、成田空港機能のプランについて出たことなんですけども、房総のむら周辺は多くの可能性があるということがありました。その中で、特に話としましては、町としても、金融機関やホテル業界など、当該地域への進出の動き、働きかけについて考えを持っていくということでございますが、その辺の進捗状況でどのような形で進められているか、お伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 湯浅企画政策課長。 ○企画政策課長(湯浅 実君) ただいまのご質問にお答えします。  実際、銀行ですとか、そういったところにお声かけをいたしまして、こういった場所にレストランだとかホテルを立地できる企業がいないかどうか、今、お願いして、探していただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 周辺の魅力ということは、房総のむら周辺の魅力なんですけども、まず、遊ぶ場所としましては、坂田ヶ池、見る場所、龍角寺、岩屋古墳、それから、体験するところについては房総のむらがあります。しかし、人を呼ぶときに、一つ足らないものは、食べるところかなと思います。  この辺につきましては、町長の公約の中にありましたけども、今後考えられるアイデアを、産業を活性化し、にぎわいのある元気な町をつくるには、町長の挙げられている多くの町民の希望でもありますあの周辺に、一つの拠点作りというのがポイントになろうかと思います。そういう意味での町長の公約の実現の観点からも、町長の強いリーダーシップでこの状況を打破するべき、今後、周辺におけるまちづくりの拠点づくりということのロードマップ、アクションプランを作成するよう強く希望いたします。町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) 先ほど企画政策課長が申されたとおり、実際は働きかけを行っておりますけれども、既に下見とか、町はこういったところがホテルに合わないか、また、レストランにしてもいろいろ問合せがございます。そのためのネックは、やっぱり史跡の調査で、そういった中で、やっぱりそういった競争力において、史跡の調査というものは、例えば、この間、皆様ご承知のように、坂東太郎というレストランを見に行きました。そして、決まるかなと思ったんですけれども、まだ結論は出ていないということでございますけれども、これがやっぱり史跡の調査だけで2,000万円かかるんだというようなお話がございまして、一番のネックは史跡調査だというふうに考えております。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) ありがとうございます。町長おっしゃられるように、あの辺は本当に史跡調査が大変ネックになっているということでありますけども、2020年に4,000万人の外国人がみえるという非常に成田空港の近くでもありますので、そういう一つ一つの障壁を乗り越えて、次に向けて、ぜひ町長の強いリーダーシップの中で、タイムスケジュールも含めて、また観光拠点作りということで、町民との協力も得ながら、あそこに一つの拠点ができますよう、引き続きまたお力を発揮していただきたいと希望いたします。  続きまして、2点目に移ります。  成田市との連携についてお伺いいたします。成田市との連携につきましては、ただいまもちょっと触れましたけども、坂田ヶ池、学習院、あの地域は非常に自然に恵まれた場所です。岩屋古墳もしかりですけども、そういったルートのところに、今、東京地区からのお客様がみえたり、いろんなかたがあのエリアにみえております。そういう意味で、成田市との中からこちらに来るアクセスがいつも問題になりますので、そのアクセスの問題で、空港、イオン、栄町というバス便のルートにつきまして、どのようなことを考えて進めておられるか、お伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) それでは、お答えいたします。  町の役割といたしましては、各関係機関へ要望することと考えております。ホテルやバス会社への要望とともに、千葉県のほうにも調整役として、空港から房総のむらへの定期観光バスを、その路線の開設を現在要望しているところでございます。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 成田市観光協会の件について、1点、お伺いいたしますけども、成田市が栄町に期待されている話し合いというか、成田市から見た栄町はこうなっている、こういうことを協力体制をとりたいとか、そういったお話し合いというのは持たれた経緯がありましたら、お伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 成田市と観光協会の件でございますが、それにつきましては、やはり町の観光協会自体も問題が大きいところでございまして、観光協会から要請があれば、その連携につきましても、町といたしましては、応援できる部分については行っていきたいと、そのように考えております。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 引き続き、行政としましても、いろんなつながりの中で、成田市のつながりがあろうと思いますので、成田市がこの栄町の魅力をどういうものを魅力を感じているかという点から、行政のほうもまたぜひそういう話のヒアリングをしていただけたらと思っております。  栄町観光協会のことについてお伺いいたします。  栄町観光協会の強化につきましては、近隣市町村観光協会との連携が大きな喫緊の課題と思います。成田市観光協会はじめ、空港圏、北総観光連盟とのアンテナを高くして、どのようなチャンスも見逃さず、貪欲につかみとる積極性が急務だと思います。町の繁栄にも関係が深いことから、行政もさらなる連携強化し、組織の再構築が必要と思いますけども、いかがでございましょうか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) この件につきましては、先ほども申しましたとおり、やはり観光協会が町の観光の核となるということが理想だと思っておりますので、その辺が成田市であるとか、よその観光協会、連盟と連携するということであれば、町は協力をしていきたいというように考えております。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 栄町のドラムの里に来られるお客様が平成20年のときに17万人来られておりました。現在は約半分ぐらい、10万人前後というふうに伺っております。全てのお客様が、まずドラムの里に来てから、栄町の街中まで入るという一番の拠点になると思います。そういった意味で、栄町観光協会のますますの活性が大きなポイントになろうと思います。その面で、もちろん観光協会がNPO法人でありますので、独自の中の自助努力というのが大切だと思いますけども、一応、管理されている産業課のほうにつきましても、いろんなアドバイスともども打合せをしながら、町の観光行政に観光協会がさらなる力を発揮していただけるようにアドバイスをしていただけたらと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。この点について、もう一度、もし何かありましたら、お願いいたします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) おっしゃるとおり、できるだけ協力をして観光を盛り上げていきたいと思います。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 続きまして、北総観光連盟についてお伺いいたします。  北総観光連盟は、10市町中7市町が入っておりまして、佐原を中心に活動しております。これはいろんな北総地域の観光連盟は、今やっぱり京葉道ができた関係で、この北総地域に多くのお客様が流れてきていると、そういう面で、栄町はまだこの観光連盟のほうに入られてないということを先ほど伺いましたけども、ここは何とか早く入っていただきながら、この地域エリアの観光に役立てていただけたらと思っております。  ちなみに、過去のものをちょっと調べたところ、平成27年度からは、地方創生に向けたレンタサイクルの寄贈等が千葉銀行でありましたけども、そういうことの中で活動しています。  また、大きな流れとしましては、「自転車でめぐろう北総」というのが2017年に始まりまして、これも成田市、銚子市ほか、この近隣の地域におきまして、サイクリング活動が盛んになってきています。  3点目は、空港なんかでもパンフレットが出ていますけども、「北総の歴史をめぐる・自然をめぐる・食をめぐる」というパンフレットが出て、この北総観光連盟が活躍しています。平成31年に入会されるというお話を伺いましたので、ぜひぜひこれは取組を連携を密にしていただいて、栄町もこの一員となって、北総の中でのお客様が多くのかたが来ていただける拠点となるように期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  すごくこの最近の流れというか、北総地域の観光は増えているということを言いました。ぜひひとつ産業課長、よろしくお願いしたいと思います。何かありましたら、お願いします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) おっしゃられるとおり、北総観光連盟、いろんなパンフレットを出したり、サイクリングのロードマップをつくったり、いろんな活動をしております。ですから、来年度、我々が入って、それに加えていただいて、その地域として観光が盛り上がれば、それで栄町も盛り上がっていければと考えておりますので、来年度以降、そのような働きかけをしていきたいと思います。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 4点目について伺います。  龍角寺についてお尋ねいたします。  龍角寺は、ちょうど今から10年前ですけれども、龍角寺創建1300年の記念行事式典がありまして、やはりこれはなかなか、今、成田市が盛り上がっています1080年創建と違いまして、今年で1310年になります。その魅力は、非常にやっぱり白鳳時代の、以前は国宝だったんですけど、今、重要文化財になって、今でも東京地区からもお客様が見えております。この龍角寺につきまして、関連したことをお伺いいたします。  龍角寺のPRなんですけども、町として、龍角寺のPRについて、お寺ではありますけども、貴重な文化財というか、町の誇りである、歴史文化の誇りであるイメージアップにつながるところだと思いますけれども、この龍角寺のPRについてお伺いいたします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 龍角寺のPRにつきましては、パンフレット等作成して配っております。以前は、先ほど申し上げました1300年記念行事のときには、ミュージアムビレッジ事業といいまして、チラシをつくったり、いろいろなPRもしておりました。その続きで今もやっているということでございますが、特にそこで行事を行うであるとか、そのようなPRについては、今は行っておりません。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 先週の日曜日にたまたま教えていただくことがあって、龍角寺に寄ったんですけど、上野の駅にバスが8時に出発して、約20名のお客様が上野から龍角寺、お寺めぐりということで見えておりました。やっぱり来られたかたは、八王子とか、いろんなところから上野に集まって、1時間半かけて龍角寺を見に来られて、薬師如来坐像ほか、ボランティアのかたの案内で中を拝見しました。その皆さんのご意見を伺ったら、やっぱりこの地域にこういうお寺があったということに対して非常にびっくりしましたと。なかなかこの千葉のほうまで来ることはなかったんですけども、いろいろ調べた中で、やはり歴史のふるさと、同時にすばらしいものがありますねということでおっしゃっていました。  そこで、一つ、お客様からの提案もそうなんですけど、チラシとか、写真とか、いろんな広告物なんかどこで販売されていますかということの質問を受けました。やはりPR物の中で、今現在は、調べたところ、房総のむらで販売しておりました。ただ、房総のむらのほかに、観光協会の案内所とか、今度、コスプレの館もできましたので、周辺でぜひこの栄町の誇りである龍角寺のPR物、いろいろパンフレット、チラシ、それから、そのほかの宣伝物等も取り上げをいただいて、全体で龍角寺がPRされると、大勢のかたが来ていただけるかなと思います。とにかく来られたかたは、もう本当に写真を撮って、一所懸命見ておりましたので、町の宝として、引き続き大切に持っていけたらいいかなと思います。この点、早野課長、いかがでございましょうか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) 今のご質問のお答えになるかわかりませんけども、龍角寺を含め、文化財につきましては、教育的資源と観光的資源、両方が考えられると思うんです。ですから、そういったものを考えながら、今後、PR等もあわせて努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 龍角寺の関連につきまして、もう1点伺います。  やっぱり7年前の東日本大震災が原因だと思うんですけども、宝仏殿がやはり傷んでひびが入って、国宝、重要文化財であります薬師如来坐像が安置されているところがひびが入っているという状況であります。そういうものの修理については、一応、課長から伺ったら、お寺の担当ということがございましたけれども、何らかの形で、町の重要文化財ということの中なので、町としても協力できるものがありましたら、やっぱり見ていただいたかたに安心して見ていただけるような体制は、町の財産を守るということの中でまた取り組んでいただけたらと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ただいま議員おっしゃられたように、修復等については、お寺の問題ですが、補助金等もお寺が探し出してくるというもので、それに対して、町がお手伝い、支援できるものについては協力してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。
    ○4番(大野信正君) 龍角寺について、最後になりますけど、やっぱりあれだけの重要文化財で、ご開帳の回数をできるだけもっと増やしていただけたらということのお客様もおっしゃっていました。今現在は、大きくは年3回、プラス2回だそうです。やはり今度ぜひ、ご覧になったかたも含めてですけど、栄町の財産、奈良に行っての大好評等々、いろいろと評判の高い重要文化財でもありますので、毎月1回ぐらいのご開帳ができるような形までもっていければと思うんですけども、これも早野課長に伺った段階では、住職のお考えだそうですけども、そういうことも含めて、行政と住職とまたお話し合いができるような機会を設けていただいて、町の中にある有名なお寺の中で、これからどういう形で多くのかたに喜んでいただけるものができるかということの点で、ぜひまたご協力をいただけたらと思います。お答え、お願いします。 ○議長(大野 博君) 早野生涯学習課長。 ○生涯学習課長(早野 徹君) ただいまのご質問につきましても、お寺と調整をしながら、町ができることについては協力させていただきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) ドラムの里の活性化についてお尋ねいたします。  ドラムの里の一時、あそこに直販所があった段階では、JRの直販所で1億2,000万円の売上げがありました。今現在は、ゆめ牧場がやっております。ゆめ牧場のゆめ市場、龍の市庭でございますけども、現状の中では、非常に人の集まる場所、レストランもそうですけども、ドラムの里の中の中心となるレストランと直売所のところは、栄町のかたたちのよりどこではないかなと。そこにおいての規模の問題とか、品ぞろえも含めまして、先ほど一応答弁の中にもありましたけども、売れるメニューをつくる等々の対策が出ておりましたけども、やはり栄町の商品があそこに行ったら買えるんだという、そういう姿が見えにくいというか、やっぱりこれが栄町の特産品だよという等々、特産品のコーナー等も含めて、もう少しイメージ的に、ゆめ牧場の商品はしっかり自己PRできているんですけども、栄町コーナーをもっとアピールできてもいいのかなと思います。そういった面で、さらに栄町の特徴が出るようにするためにと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) その点につきましては、指定管理者であります、ゆめ牧場と四者会議等もやっておりますので、話し合ってまいりたいと思います。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) よろしくお願いします。今、指定管理者の話が出たんですけども、やっぱり指定管理者を選ばれるかたのメンバーを拝見したら、本当にそうそうたるメンバーのかたが指定管理者を選ばれるお名前に連なっております。そういったかたたちの見識、ご意見をいただいて、あそこがさらに大勢のお客様が見えられるような、そういった指定管理者になるように、側面的な中間のアドバイスも指定管理者からしてもらえるとありがたいかなと思いますけど、その点はいかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 今回の指定管理の選ぶ委員でございますが、単に指定管理者を選ぶだけではなくて、その指定管理者が掲げた目標とかの検証などもしていっていただきます。  以上でございます。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 続きまして、コスプレの館についてお伺いします。  オープンしてから約1か月間たちました。お客様の入り具合はいかがでしょうか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 5月でございますが、コスプレ衣装の貸し出しが231人でございました。ちなみに、貸出料金は42万円ほどです。  また、グッズコーナーでグッズを買われたかたが248人、売上げが約15万円となっております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) まだオープンしたばっかりなので、なかなか多くのかたが行かれる云々ではないと思うんですけども、一つ検討していったらどうかなという提案なんですけども、今、マルエツなんかにディスプレーでデジタルサイネージというテレビがありまして、そのテレビでいろんなマルエツの中の商品がPRされているんですけど、やっぱりコスプレ館の中に、房総のむらの中で写した写真とか、そういった大きな、大体高さ1メートルぐらいの、これは何というのか、ディスプレーというんでしょうかね、そういうので、あそこに来たかたが、これを着て中を歩いたらどんな形になるのかなという見えるようなこともPRしていただいたり、確かにチラシとかあるんですけれども、ここでコスプレを着て、その中でどんな体験ができるというのがあそこに行ったのがわかると、もっとより多くのかたたちが利用していただけるのではないかなと思いました。写真もしかりですし、いろんな形の努力をされていて、中で着替えのかたたちも努力されているというのはすごくわかりますけども、一つ、参考までに、マツエツのデジタルサイネージというのをぜひ見ていただいて、ご検討いただけたらと思います。何かありましたら。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 実はコスプレの館の中に2台の大型モニターといいますか、テレビの大型のものがあります。そこにデータを入れると、今、議員がおっしゃったようなこともできると思います。ただ、それを作るのがちょっと大変で、まだ作製はしておりませんが、今後ちょっとそのようなことも作っていけたらなと考えております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 先ほどちょっと聞いて、聞き落としちゃっているかもしれませんけども、8番目の成田空港開港40周年ということなんですが、やっぱり成田から来るお客様の栄町の取り込みの中で、前も1回質問しているんですけども、イオンに125万人の観光客が来てて、この間、イオンに行ったら、やっぱりイオンで足止めをして、そこからまた次に行くときの足がないので、そのまままたホテルに戻ってしまう。成田のまちと、分析では、成田市に来たお客様はそのまま成田市のホテルとかなんかに居座って、表にもっと行けたらいいのになと、もっともっと情報があれば、違うところに行きたいんだけども、成田のそういう中では、新勝寺はもういいと、新勝寺以外のところで何かないかなというお客様の不満というか、そういうのが23%ありました。それについては、成田に年間1,000万人を超えるかたが来て、実際に次のところ何かないかと思っているという状況がありますので、空港からイオンに来て、イオンから栄町に来る便と、今、バス便があるんですけども、ほとんど利用がまだ少ないと思いますけども、そこの部分のアクセスがどうしても、この間、新聞にも出ていましたけど、そこに来たかたが次に向かうときの交通のアクセス便というのがやっぱり観光では一番大切ではないかなと出ていました。その辺のことで何か話が先に進んでいることがありましたら、お伺いします。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) 空港であるとか、ホテルからイオン経由のバスについては、バスの事業者と機会あるごとに、お願いしますということで、町としてはお願いしております。  現状につきましては、社内で検討はしているけども、まだ具体的な時期については決まっていないという回答でございました。引き続き要望はしてまいります。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 一番ネックになっていることは、何が一番のネックになっているか、何かお話が出ていますでしょうか。 ○議長(大野 博君) 奥野産業課長。 ○産業課長(奥野陽一君) ネックになっているのは、やはり会社として運営するわけですので、採算性だと考えております。  以上です。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 以上、いろいろとお伺いしまして、町長には、今回、事前のお話はしておりませんけども、実は、この町長3期目を迎えられて、栄町が今いろんな面で活性のネックになっている一つとしましては、やっぱり大鷲神社のあたりにお客様が来られたときに、あのエリアからお客様が寄って、いろいろ街中を歩いていただくような場所も含めて、足の流れの人の流れをつくるということも大切かなと。先日伺ったら、町長をはじめ皆さんが頑張られて、あそこの安食交差点は改善される動きがあるということを伺いました。それは大きな前進だと思いますけども、それとあわせて、旧の商工会議所の跡の場所とか、いろんな場所の駐車できる場所も含めてですけども、街中を動けるような形のもののアクセスの改善につきまして、何か町長のほうで取組、発表できるものがありましたら、お伺いしたいと思います。 ○議長(大野 博君) 岡田町長。 ○町長(岡田正市君) 確かにおっしゃるとおり、安食交差点、非常に今回、県も印旛土木も測量の予算をつけていただいたというふうに聞いております。そういった中で、大鷲様の下、元栄町の役場だったところも老朽化しておりますし、危険ですし、機会あるごとに何かの補助金、また予算があれば早急に撤去して、駐車場なり、酉市もあそこで全部できるような仕組みをつくってみたいなという気持ちはございます。しかしながら、まだ、あそこを壊すという具体的な予算措置とか、そういったものもまだ、話はございますけれども、具体的にはまだ進んでおりません。 ○議長(大野 博君) 大野君。 ○4番(大野信正君) 本当に何かお話をいただいて、栄町がこれから一つ一つ元気になれる要素というのが感じられるご返事もいただきました。とにかく栄える町ということの中で、合併して50周年ですね。とにかく栄町が次の世代の人たちにもいい町として残せるように、町長、3期目のご奮闘と、それから、全員野球でみんなで協力して町がよくなるというのは、私は、町民の皆さんも非常に意識が栄町に来られた町民のかたというのは、全国でいろんな活躍された知見のあるかたたちもたくさんいらっしゃっているので、そういうかたも含めて、行政、議員、それから、全員野球でこの町が少しでもいい方向に向かえるように、みんなで努力していければいいかなと思います。町長のますますのご健闘をご期待します。  以上で、私の質問を終わりにさせていただきます。 ○議長(大野 博君) これで、大野信正君の一般質問を終わります。大野君、自席にお戻りください。    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎散  会 ○議長(大野 博君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  次は、6月15日午前10時より再開することとし、本日は、これをもって散会といたします。                                午後 3時07分 散会    ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...