山武市議会 2022-02-28
令和4年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2022-02-28
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(能勢秋吉君) おはようございます。ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。
これより、本日の会議を開きます。
なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。
午前10時00分 開議
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2 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第1 一般質問を行います。
はじめに、11番、
並木幹男議員の個人質問を許します。
並木幹男議員、御登壇願います。
並木議員。
3 ◯11番(並木幹男君) おはようございます。11番、並木幹男です。市民と日本共産党を代表いたしまして、一般質問を行います。
通告順に従いまして、はじめに、
新型コロナウイルス対策について伺います。
新型コロナウイルスの変異株、
オミクロン株の感染急拡大で、1日の死者数が、過去最多となるなど、深刻な事態が続いています。
このところ、統計上の感染者数は減っています。しかし、検査数が少ない上に、保健所の体制が脆弱なために、報告の遅れや漏れも発生しています。検査を受けた人の陽性率は、2月21日時点で、東京都で約4割に上るなど、相当高くなっており、感染が落ち着いたとは、到底言えません。
3回目の
ワクチン接種、検査の拡充や医療機関への支援など、基本的な感染対策を強化することが必要です。
これまでになく、感染拡大が広まっている子どもたちへの対策も弱いままです。
海外では、
オミクロン株の感染者は、一気に増えて、一気に減りました。しかし、日本では、しばらく高止まりするのではとの懸念がされています。
世界保健機関(WHO)も、
オミクロン株を早くから懸念をされる変異株に指定していました。日本も、国としても、早めに対応しておくことが必要でした。
このような状況が続いているわけですが、はじめに、市内における
新型コロナウイルス、第6波の感染状況について伺います。
4 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
5
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 本市におけます、今年1月以降の
新型コロナウイルス感染者数でございますが、2月25日現在、948名でございます。
6 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
7 ◯11番(並木幹男君) 次に、
オミクロン株感染拡大の下での
新型コロナ対策について、
新型コロナウイルスワクチンの追加接種、3回目接種の状況と今後の
スケジュールについてですが、3回目接種のためのワクチンの確保についての
スケジュールも併せてお願いいたします。
8 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
9
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 本市に配分されております、2月25日現在の
ワクチン在庫数でございますが、ファイザーが約4,000回分、モデルナが6,000回分となっております。
なお、今後につきましては、ファイザーが、今週に1,000回分、3月中に約2,000回分、小児用のファイザーが今週に約300回分、3月中旬に600回分。
また、モデルナにつきましては、配分量は未定でございますが、3月中旬に配分される予定でございます。
4月以降につきましても、定期的に配分される予定となっております。
また、
ワクチン接種の
スケジュールでございますが、3回目の接種については、
医療従事者の方が終了し、高齢者の接種が始まっております。
個別接種については、各医療機関におきまして行っており、1月中旬より始まっております。
また、集団接種については、さん
む医療センターにおいて、2月14日より、
成東保健福祉センターでは、2月22日より始まっております。
10 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
11 ◯11番(並木幹男君) 次に、11歳以下の子どもたちへの
ワクチン接種について、11歳以下といっても、5歳から11歳だと思うんですが、その辺については、どのようになっておりますでしょうか。
12 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
13
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 5歳から11歳の小児の
ワクチン接種につきましては、4月11日より接種ができるよう、準備を進めております。
14 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
15 ◯11番(並木幹男君) 分かりました。
3番目に、感染力の高い
新型コロナウイルスの変異株、
オミクロン株の感染爆発に対して、政府の対応は後手に回っているとも言われています。
現状では、既に
PCR検査が受けられず、検査を受けても、何日もかかる状況もあります。
抗原検査キットも不足していると言われています。
PCR検査の状況について伺いたいのですが、はじめに、
介護施設従事者等の定期的な
PCR検査の実施状況について伺います。
16 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
17
◯保健福祉部長(小川雅弘君)
高齢者施設での
PCR検査についてでございますが、日本財団において、希望する
高齢者施設の職員を対象に、週1回、無料で
PCR検査を実施しており、各施設で活用しているところでございます。
また、
障害者施設等での
PCR検査については、千葉県が、
蔓延防止等重点措置の適用期間である3月6日まで、
高齢者施設と同様に、週1回の検査を実施することとされております。
18 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
19 ◯11番(並木幹男君)
介護施設従事者等は、定期的に行われていると分かりました。
2つ目に、現在、千葉県が行っています無料の
PCR検査は、どのように行われているのか、伺います。
20 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
21
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 令和3年11月12日の
政府対策本部において、日常生活や
社会経済活動における
感染リスクを引き下げるため、
ワクチン接種や検査による確認を促進することが有効であるとして、都道府県による
検査無料化の取組に対し、支援を行うことが定められました。それに伴い、千葉県では、
PCR等無料検査を始めているところでございます。
山武市内では、
検査実施薬局が3店舗となっております。しかし、1日の検査数が限られているため、検査に数日かかる状況があると聞いております。
なお、
PCR等検査無料化事業の詳細については、県事業となっておりますので、検査数等の詳細については、市では把握できておりません。
また、医療機関での発熱外来の予約が取りにくい等の状況を踏まえ、県では、医療機関に負担をかけずに感染者を把握し、その後の支援等へつなげることができるよう、
重症化リスクの低い方、50歳未満の方で基礎疾患のない方、妊娠されている可能性がない方を対象に、
検査キットを無料で配布するとともに、本人からの登録情報を基に、医師が陽性者であることを確認し、発生届の作成・提出を行います、千葉県
新型コロナウイルス感染症検査キット配付・
陽性者登録センターを今月21日に設置、運用が始まっているところでございます。
22 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
23 ◯11番(並木幹男君) 分かりました。
次に、4番目です。感染者の病床確保と
陽性者保護について伺います。
オミクロン株は、感染力が非常に強く、市中感染が広がる中、岸田首相は、1月4日、感染拡大が急拡大している地域では、
陽性者全員を入院させるなどとした対応を見直し、症状に応じて、宿泊施設や自宅での療養を認める考えを明らかにしました。
これを受けて、
厚生労働省対策推進本部は、1月5日付、事務連絡「
新型コロナウイルス感染症の感染急拡大が確認された場合の対応について」を発出し、症状に応じ、宿泊療養・自宅療養として、差し支えないと明記をしました。
急激な感染拡大に際して、日本の
医療提供体制の弱さが改めて浮き彫りになっているのではないでしょうか。
市内の
コロナウイルス陽性者の療養状況は、どのようになっていますか。お願いいたします。
24 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
25
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 令和2年3月から現在までに、
コロナウイルス陽性者になった方の2月25日現在の療養状況でございますが、
感染者累計1,458名、うち、入院中9名、
自宅療養者159名、入院・
ホテル療養等調整中が3名、ホテル療養が6名、退院・
療養解除等が1,281名となっております。
なお、市のホームページにおいて、陽性者数、陽性者の療養状況をお知らせしているところでございます。
26 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
27 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、さん
む医療センターでの
コロナウイルス感染者の対応について伺いますが、現在の発熱外来の状況については、どのようになっているのか、伺います。
28 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
29
◯保健福祉部長(小川雅弘君) さん
む医療センターにおいては、
発熱外来診療を行っております。
しかし、病棟内においての
新型コロナウイルス感染症発生に伴い、1月27日から2月13日までは、発熱外来を休診とさせていただいた期間がございました。
30 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
31 ◯11番(並木幹男君) 現在はどうでしょうか。
32 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
33
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在は、通常どおり、発熱外来のほうは運営しているところでございます。
34 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
35 ◯11番(並木幹男君) 3番目です。保健所の体制強化が、今、本当に求められていると思うのですが、
自宅療養者への対応を、自治体でも行えるように、保健所と情報共有をすることが必要だと考えます。
このような保健所との情報共有をできる
体制づくりが行われているのか、どうか。その点については、どうでしょうか。
36 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
37
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 本市においては、保健所から要請があった場合、県と締結しました
新型コロナウイルス感染症の
自宅療養者等に係る連携事業に関する覚書に沿いまして、
自宅療養者等への健康観察及び生活支援について対応を行っているところでございます。
38 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
39 ◯11番(並木幹男君) 分かりました。
この質問の最後で、今、自治体として、医師会とも協力をして、地域の医療体制を確保することが必要だと考えますが、医師会との
協力体制づくりは、どのように行われているのかを伺います。
40 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。
41 ◯市長(松下浩明君) 並木議員の
新型コロナウイルス感染症対策について、医師会との
協力体制づくりについての御質問にお答えさせていただきます。
昨年の2月26日に、
市内医療関係の先生方と、
ワクチン接種の進め方、課題等について、協議を行いました。先生方からは、市民のため、市と医療機関が協力をして、
ワクチン接種を進めていくお話をいただき、
ワクチン接種がスタートしております。
医療機関の先生方のおかげで、1、2回目はスムーズに実施することができました。
また、1月後半からの3回目の接種についても、御協力いただいているところでありまして、医療機関との協力体制はできていると思っております。
また、今年に入り、市内でも感染者が増加し、
市内医療機関の先生方には、発熱外来や
PCR検査等でお世話になったという、市民の方からのお言葉も多くお聞きしているところでございます。
PCR検査を実施している医療機関では、保健所へ提出する書類の作成や、また、患者への検査結果をお知らせするため、休診日や夜遅くまで対応されていると伺っております。
そして、また、
夜間救急診療所当番及び休日当番医等も行っていただいており、先生方をはじめ
医療従事者の方には、とても感謝をしているところでございます。
今後も引き続き、医師会をはじめ医療機関の関係の先生方に御協力をいただきながら、連携を密にして、スムーズな対応に努めてまいりたいと思います。
私から以上でございます。
42 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
43 ◯11番(並木幹男君) 市長からの答弁で、分かりました。
もう一つ、最後に要望ですが、これは県の
体制づくりだと思いますが、今、保健所の体制というところで、かなり弱体化しているということが、全国的にもあります。もちろん、保健所をすぐ増やすということはできないと思うのですが、体制強化ということで、人員を増やしたりということを、ぜひ、市長からも県のほうにお願いをしていただきたい。これは要望です。よろしくお願いします。
5番目になります。
コロナ感染拡大による補償と生活支援について伺います。
政府は、今回、
新型コロナ関連で、多額の予算を計上しました。しかし、
事業復活支援金予算は、
持続化給付金の半分にすぎず、現に生活に困っている非正規労働者や女性を対象とする直接給付制度には、依然として、背を向けています。
地方創生臨時交付金などの財源を生かし、暮らしへの支援を、国の支援制度への上乗せ・横出しも含めて、地域のニーズに応じた
地方単独事業の実施も必要だと考えます。
国の補正予算で、具体化された
各種給付制度がありますが、私からは、給付制度の中の2つの制度について質問いたします。
1つ目に、
住民税非課税世帯等に対する
臨時特別給付金について、この給付金は、
住民税非課税世帯等に対して、1世帯当たり10万円の現金を給付するとしています。
対象者は、1)基準日(令和3年12月10日)において、世帯全員の令和3年度分の
住民税均等割が非課税である世帯、2)家計が急変し、1)の世帯と同様の事情にあると認められる世帯で、実施主体は、特別区を含む市町村で、準備が整った市町村から、速やかに開始するという国の制度ですが、この給付金の対象世帯について伺います。
44 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
45
◯保健福祉部長(小川雅弘君) まず、
非課税世帯の対象としましては、現在、把握している世帯数は、5,915世帯です。
把握できていない世帯は、主に、令和3年1月2日以降の転入者で、山武市に、令和3年度の住民税の課税権がない世帯でございます。課税自治体に調査を行っておりますが、
非課税世帯と確認できた世帯については、追加で対象となります。
家計急変世帯については、申請方式によるもので、現在、8世帯を支給決定いたしております。
46 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
47 ◯11番(並木幹男君) 次に、この制度の運用に当たって、進捗状況について伺います。
48 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
49
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在の進捗状況としましては、まず、生活困窮の相談をされた方で、ハローワーク出張相談を受けている方、並びに生活困窮自立支援金及び住宅確保給付金を受給されている方のうち、対象となられる方に対して、1月17日付で先行して御案内し、申請された方、17件の御指定の口座に振り込んでおります。
その後、1月25日にコールセンターを設置し、2月1日には
家計急変世帯の申告受付を開始しております。
また、
非課税世帯への給付金の通知については、これは他市に先駆ける形で、2月8日から行っております。
現在、通知が届き、給付金の振込口座の確認書を返送いただいた方から、順次、指定口座に振込を行っております。
2月18日現在の支給決定件数は、3,263件でございます。
50 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
51 ◯11番(並木幹男君) これは質問ではないのですが、この制度は、実際、令和3年度の申告が終わった時点でないと、分からない人もいると思います。この申請期間が令和4年2月1日から9月30日までということで、申告の状況によっては、
非課税世帯が増えるということも考えられますので、ぜひ、周知のほうをお願いしたいと思います。これは要望です。
続きまして、2番目として、緊急小口資金特例貸付は、市町村の社会福祉協議会が窓口となり、緊急かつ生計の維持が困難となった場合に、少額の費用、上限20万円を、1年据置き、無利子・無担保で貸し付ける制度です。
今回は、償還時において、なお所得の減少が続く住民税
非課税世帯の償還を免除できる取扱いとし、厚生労働省は、生活に困窮された方にきめ細かく配慮をするとしています。
また、補正予算では、緊急小口資金等の特例貸付について、総合支援金の再貸付を終了した世帯や再貸付について、不承認とされた世帯等に対して、
新型コロナウイルスの感染症生活困窮者自立支援金を支給することが決まりましたが、この制度の進捗状況について、伺います。
52 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
53
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 制度の進捗状況については、令和4年1月末現在、21名の方が利用されております。
この制度は、生活困窮者の自立を支援するもので、対象者は、世帯の収入要件、資産要件が基準以下であり、求職活動を行う必要もございます。
支給期間中は、市の生活就労相談室に就労活動の報告が義務づけられているところです。
54 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
55 ◯11番(並木幹男君) 今の説明で、分かりました。
次、大きい2番目に行きます。山武市の令和4年度予算について伺います。
政府が、新年度予算とともに発表する地方財政対策は、新年度の地方自治体全体の歳入と歳出の見込額を国が見積り、標準的な行政運営に必要な一般財源総額を確定し、地方税の税収で不足する分を補う地方交付税の総額を決め、地方の財源を保障する役割を担っています。基本的に使い道を自治体が決められる一般財源の総額がどうなったかは、地方自治体にとって、毎年の焦点です。
令和4年度の地方一般財源を見ると、東京都など、不交付団体の水準超経費を除いた交付団体ベースでは、前年度比203億円増と、前年度を上回ったものの、微増にとどまりました。一般財源の中で、地方税が伸びれば、この不足を補う地方交付税は、減る仕組みになっています。今回の主な内訳では、地方税、地方譲与税は3.9兆円の大幅増です。
一方で、地方交付税も、原資である国税の伸びなどを反映をし、6,153億円増となりましたが、地方交付税の代替措置である臨時財政対策債を3.6兆円の大幅減としています。地方交付税と臨時財政対策債を合わせた実質的な地方交付税の総額は、3兆838億円の減になっています。
このような財源見通しを、国は示しているわけですが、山武市における令和4年度の一般会計の歳入状況を、どのように見ているのかを伺います。
56 ◯議長(能勢秋吉君) 財政課長。
57 ◯財政課長(秋葉一徳君) 令和4年度一般会計当初予算の歳入の状況でございますが、歳入全体では、前年度に比べ1億5,600万円(0.7%)減の237億円を予定しました。
歳入のうち、大きな割合を占める市税と地方交付税の状況でございますが、まず、市税につきましては、市税全体で、前年度に比べ9,880万8,000円(1.8%)増の55億1,225万2,000円を見込みました。
増額の主な要因といたしましては、法人市民税(現年課税分)の法人税割額において、今後の景気回復傾向による増収及び収納率の向上を考慮し、前年度に比べ2,758万7,000円(10.7%)増の2億8,492万5,000円を見込むほか、固定資産税(現年課税分)におきましては、
新型コロナウイルス感染症による事業用家屋・償却資産の軽減措置終了により、前年度に比べ2,585万8,000円(1.0%)増の25億6,089万7,000円を見込みました。
次に、地方交付税のうち、普通交付税でございます。本年度当初予算においては、合併算定替特例の終了や令和2年国勢調査人口の減少による影響を考慮し、減少を見込んでいたところでございますが、交付税の算定において、地域デジタル社会推進費などの算定項目の追加や人口急減補正が講じられることにより、増額となりました。
令和4年度につきましては、本年度の実績を踏まえ、前年度に比べ7億2,000万円(13.2%)増の61億7,000万円を見込み、一方で、地方交付税の不足を補う臨時財政対策債につきましては、国の令和4年度地方財政計画において、その発行可能額を大幅に抑制することが示されましたので、前年度と比べ3億円(53.6%)減の2億6,000万円としています。
また、地方特例交付金につきましては、固定資産税の軽減措置に対する減収補填特別交付金の減額により、前年度と比べ3,649万6,000円(55.7%)減の2,900万円を見込みました。
そのほか、地方譲与税、交付金等につきましては、地方財政計画に基づき、実績を踏まえ、推計を行い、歳出総額に対し、不足する財源につきましては、財政調整基金繰入金10億円により、調整を行ったところでございます。
58 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
59 ◯11番(並木幹男君) 分かりました。
次に、今、御説明ございましたけれども、歳入のうち、市税、地方消費税交付金、地方交付税等は、確かに、今年度と比べて、来年度のほうがそんなに多くはないものの、増えているという状況もあります。
山武市の令和4年度予算と令和3年度補正予算、
地方創生臨時交付金などを加えますと、山武市でのコロナ禍における住民要求実現のための財源は、一定程度、確保されていると思えるんですが、令和4年度の市としての重点施策については、どのように考えているのか、市長に伺います。
60 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
61 ◯市長(松下浩明君) 令和4年度の当初予算編成につきましては、第2次山武市総合計画との整合性を図るとともに、従来から重点施策として取り組んでいます医療、介護、子育て、教育、防災、都市整備などを中心に、事業費の精査を行った上で、事業の着実な推進を図ることといたしました。
人口減少対策として、結婚、家族形成のイメージを高め、結婚希望の実現に向けた後押しに、新たに取り組む結婚応援事業や、また、ゼロカーボンシティの実現に向けまして、地域における再生可能エネルギーの導入可能性などの基礎調査に着手を行います地球温暖化防止対策事業、そして、大型事業といたしましては、次世代を担う子どもたちに安全安心な給食を提供して、かつ集約化・複合化によります、人口減少及び環境負荷にも配慮する学校給食センター施設整備事業など、市民生活の向上や本市の発展につながる事業に取り組んでまいりたいと思っております。
また、
新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、引き続き、感染拡大防止対策を徹底して、市民の健康と暮らしを守るとともに、ポストコロナ時代の新しい未来を見据えた社会変化にも的確に対応しつつ、地域経済の回復を図るため、取組を推進してまいりたいと考えております。
62 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
63 ◯11番(並木幹男君) 市長、ありがとうございました。
続きまして、国民健康保険について伺います。
コロナ禍の下、国保税の引下げは、加入者のみならず、国民的な勇気になっています。受診控えで、医療費の伸びが抑制されたこともあり、全国約7割の運営者が、令和3年度の保険料を据え置いています。
未就学児対象の子どもの均等割減免は、新年度から、国の制度として、スタートいたします。
高過ぎる国保税の引下げのための国庫負担の抜本的な増額を、国に求めてもらうことは、引き続き行っていっていただきたいのですが、今年度の予算において、自治体独自の施策として、子どもの均等割減免の対象年齢の拡大を、ぜひ行ってほしいのですが、この点については、いかがでしょうか。
64 ◯議長(能勢秋吉君) 市民部長。
65 ◯市民部長(藤田泰央君) 議員より御提案をいただきましたことにつきましては、国民健康保険制度は、国が責任と負担をもって対応すべきものでありますので、市独自に子どもに係る均等割減額の対象年齢を拡大することは、適当でないと考えます。
市といたしましては、今後も引き続き県や全国市長会等と連携しながら、国に要望をしてまいりたいと思います。
66 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
67 ◯11番(並木幹男君) 国保税については、税率を決めるのはまだ先ですが、対象年齢の拡大というところでは、ぜひ、引き続き考えていってほしいということを要望いたします。
続きまして、4番目です。介護職員、保育士等の処遇改善について伺います。
老人福祉施設・介護事業所の倒産が、2019年、2020年と過去最高を更新し、2021年も、コロナ禍で利用控えが長期化し、感染防止等の費用負担が経営を圧迫しています。
全産業平均よりも8万円も低い介護職の給与が、人員確保の障害になっている下で、政府は、2020年度介護報酬改定により、収入を3%、平均月額9,000円程度を引き上げる予算を計上しました。
今年2月から9月までは、交付金で実施し、10月以降は、介護報酬上での対応に切り替えるとされています。
補正予算では、全額、国庫負担ですが、10月以降は国の負担が大幅に減り、自治体負担やサービス利用者、被保険者の新たな負担増が懸念されていますが、具体的に介護職員の処遇改善は、今後どのように行っていくのか伺います。
68 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
69
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 介護職員の処遇改善につきましては、国において、本年2月から9月までの間、処遇改善を図るため、介護職員処遇改善支援補助金が交付されます。
この補助金は、要件を満たした介護事業者が、県に申請することにより、職員1人当たり、月額9,000円相当の補助金を交付されるものでございます。
また、本年10月以降につきましても、臨時の介護報酬改定を行い、同様の措置を継続することとされております。
70 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
71 ◯11番(並木幹男君) 10月以降も、一応、自治体や保険者の負担はないということですね。分かりました。
続きまして、保育士の処遇改善も、介護職員のように、1人当たり、月額9,000円の賃金引上げに相当する額を加算するとして、2021年度補正で、内閣府予算として、899億円が措置されています。
今回の措置では、公定価格として手当されている保育士等の人件費単価を、約9,000円引き上げる補助が設定されましたが、実際に保育所では、公定価格上の設定人員より、多くの人員を配置しているため、全職員の給与を、実際に1人月額9,000円アップできる規模ではないとの試算も出ています。
保育士以外の職員や一時保育などの補助事業を担う職員も働いており、その人件費については、補助の対象外です。
政府は、ほかの職員の処遇改善に、この処遇改善の収入を充てることができるよう、運用を認めるとしていますが、山武市においては、保育士の処遇改善について、どのように対応していくのか、伺います。
72 ◯議長(能勢秋吉君)
保健福祉部長。
73
◯保健福祉部長(小川雅弘君) 保育施設等に勤務する職員の収入引上げを図ることを目的とした、保育士・幼稚園教諭等職員処遇改善臨時特例事業については、令和3年度3月補正及び令和4年度当初予算で、予算を要求し、本年2月から9月まで、私立保育園及び地域型保育事業所への補助を行うことを予定しております。
本年10月以降については、公定価格の見直しにより、収入の引上げについて、継続される見込みとなっております。
補助額は、職員の配置基準を基に算定することとなりますが、各事業所において、保育士だけでなく、通常の保育に携わる事務員、調理員等、全ての職員を対象に、実際の職員配置の状況を踏まえた配分を行う見込みでございます。
山武市においては、各職員、おおむね、国が示した月額9,000円程度になる見込みでございます。
国の制度上、一時保育と通常の保育以外のみに従事している職員については、補助対象外となっているため、本市においても、補助は行う予定はございません。
74 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
75 ◯11番(並木幹男君) 今回の保育士の処遇改善については、私立ということで、公立の幼稚園、こども園は対象にならないということで、ぜひ、公立の幼稚園等は、市ということにもなりますので、その辺の処遇改善についても、今後、市として、市長にも考えていってほしいと思います。
5番目に移ります。市での気候変動対策について伺います。
環境省は、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、県と市町村が、地方公共団体実施計画を策定し、住民や事業者を含めた区域全体の再生エネルギー導入、省エネルギー推進等の施策を展開するよう求めています。
地方自治体自身の取組を定める事務事業編は、全国的に策定されつつあります。しかし、地域全体の取組を定める区域施策編については、策定が義務づけられた都道府県、政令指定都市、中核都市、施行時特例市については、100%に達していますけれども、義務づけられていない、その他市町村の策定率は26.5%にとどまっています。
山武市においても、区域施策編について作成をするべきではないかと考えますけれども、その点については、いかがでしょうか。
76 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
77 ◯建設環境部長(今関正典君) 地球温暖化対策実行計画の策定状況についてございますが、地球温暖化対策の推進に関する法律で策定が義務づけられている温室効果ガスの排出量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための措置に関する計画、いわゆる地球温暖化対策実行計画(事務事業編)については、山武市では、2010年度、平成23年3月になりますが、第1次実行計画を策定しています。
現在は、計画期間、2020年度から2030年度までの第3次実行計画に基づき、地球温暖化対策として、一般事務全般及び庁舎をはじめとする公共施設に関し、温室効果ガスの排出の削減に取り組んでおります。
今後は、努力義務とされている地域全体の取組を定める区域施策編を策定し、2050年ゼロカーボンの実現を目指していくこととしております。
なお、区域施策編の策定に当たっては、地域特性等の現況調査や温室効果ガスの排出量の現状や将来推計、さらに住民等意識調査の結果等を整理する必要があることから、まずは、国の補助事業を活用しながら、必要な調査を実施していくこととしております。
そして、これらの調査結果や地域特性等を踏まえて、温室効果ガス削減目標や目標達成に向けた対策・施策を区域施策として、まとめていくこととしております。
78 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
79 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、来年度予算における脱炭素化事業の取組について、どのように考えているのかを伺います。
80 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
81 ◯建設環境部長(今関正典君) 令和4年度予算において、国の補助事業を活用して、地域における再生可能エネルギーのポテンシャル調査や将来のエネルギー消費目標を定めるための調査を実施することとしております。
そして、調査結果を活用し、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)の策定のための基礎資料の整理も併せて行うこととしております。
82 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
83 ◯11番(並木幹男君) 区域施策編をつくるということは、なかなか時間がかかるということかと思いますが、できたら、早めにつくっていっていただきたいとは思います。
これは、要望です。自治体が活用できる国の制度もありまして、来年度予算でも、制度予算の中で、政府が示しています、脱炭素化事業や公共施設整備の全般的に使える地域活性化事業債の活用、その他、木材資源を活用したバイオマス発電など、自治体が中心となった地域エネルギー事業の立ち上げなどを実行計画に盛り込んでいくと、国の予算がつくということもあります。国としても、3年ぐらいは、脱炭素化事業を使えるということなので、来年度以降でも、何か早めに手がける事業を計画の中に盛り込んでいただければと思います。
次に、6番目として、市としてのジェンダー平等政策の推進について伺います。
国、地方自治体が、ジェンダー平等の推進、差別是正などの取組を進める上で、全般的な施策の根拠法となっているものは、男女共同参画社会基本法です。
ジェンダー平等と日本の行政で使われている男女共同参画とは、かなりかけ離れている印象がありますが、もともと日本の男女共同参画施策も、国連のジェンダー平等政策の流れと発展、平等を求める声と運動を背景に、それらに後押しされて進んできたものです。
男女共同参画社会基本法は、第13条で、施策の総合的かつ計画的な推進を図るために、政府の男女共同参画基本計画を策定することを定めています。
また、第14条では、都道府県に男女共同参画計画の策定を義務づけ、市町村には努力義務を課しています。
政府の基本計画は、2000年に制定されて以降、5年ごとに改定され、2020年12月に、第5次男女共同参画基本計画が策定されました。
自治体の計画も、政府の基本計画を勘案して定めることが、基本法で求められているわけですが、山武市での男女共同参画基本計画の改定状況について伺います。
84 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。
85 ◯総合政策部長(荒木康之君) 本市では、平成18年3月に合併後、平成20年3月に、山武市男女共同参画計画を策定しております。
計画期間は、平成20年度から平成24年度までとし、旧3町1村のそれぞれの現状と課題を整理したものでございます。
続いて、平成26年5月に、第2次山武市男女共同参画計画を策定しております。
計画期間は、平成26年度から平成30年度までとし、男女が対等のパートナーとして、共につくる男女共同参画社会を基本理念としております。
続いて、平成31年3月に、第3次山武市男女共同参画計画を策定しております。
計画期間は、平成31年度から令和5年度までとし、「パートナーシップで共に創り、みんなが輝き活躍する社会へ」を基本理念としております。
今後は、令和6年度から令和10年度を計画期間とした次期計画の策定作業を進めてまいります。
令和4年度では、市民アンケートや課題分析等を実施しまして、令和5年度では、男女共同参画推進懇談会からの意見をいただきながら、次期計画の策定を進めてまいります。
86 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
87 ◯11番(並木幹男君) これに関して、政府は、第5次計画における基本的な視点として、これからの男女共同参画に関わる課題を、社会全体にとっては、「持続可能かつ国際社会と調和した経済社会の実現に不可欠な、国民一人一人の尊重、能力発揮、意思決定への参画」として、個人にとっては、「性別にとらわれることなく自らの選択によって長い人生を設計することができる環境の整備」としています。
市として、この男女共同参画基本計画の改定に当たり、どのような課題を持って、進めていくのか、考えていることがあれば伺います。
88 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。
89 ◯総合政策部長(荒木康之君) 次期、第4次計画では、国、県の第5次計画の方針を踏まえ、市の総合計画を上位計画として、関連する個別計画との整合性を図りながら、今後の方向性を示してまいります。
社会情勢の現状では、人口減少や少子高齢化社会への進展、AI等の技術進歩、
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う新たな生活様式の進展などがございます。
さらに、人々の意識・価値観の多様化などへの対応やSDGsの視点を取り入れた計画の推進も考えております。
また、現在の第3次計画では、基本目標として、「男女共同参画に係る意識づくり」、「家庭・職場における環境づくり」、「男女が共に参画する社会づくり」、「誰もが安心して暮らせる地域づくり」を掲げており、DV防止基本計画、女性活躍推進計画としても位置づけております。これらにつきましても、次期計画において、引き続き、重点的に取り組んでまいります。
90 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
91 ◯11番(並木幹男君) これで、質問としては、最後になります。
政府方針決定、女性の参加の課題では、この間、審議会への女性の登用で、自治体の取組が進んでいます。
全都道府県が目標設定をし、審議会委員に占める女性の比率は、全国で37%、14県で、4割を超えています。
このような状況の中で、市での審議会への女性委員を増やす考えについて、多様な意見が公平に反映されるよう、公募制の導入も行ってはどうかと考えますが、市長の考えを伺います。
92 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
93 ◯市長(松下浩明君) 男女共同参画は、あらゆる分野で推進していく必要がございますが、特に政策・方針決定の場への女性の参画は重要であると感じております。
これには、まず、市が率先し、審議会委員への女性の登用を進めることが課題であると考えております。
現在は、平成26年4月に定めました、山武市審議会等委員への女性登用推進指針を基に、女性の登用を推進しております。
また、委員の公募を実施している審議会もございますが、まだ少数でございます。
審議会では、各分野の専門家や関係団体の方が委員となる場合が多く、公募が進まない部分もございます。
多様な視点や新たな発想を施策に取り入れていく上では、公募委員の登用は有効なものと思われますので、公募制の活用に努めてまいりたいと考えております。
94 ◯議長(能勢秋吉君) 並木議員。
95 ◯11番(並木幹男君) ぜひ、女性の審議会委員を増やしていただくとともに、公募制の導入も考えていっていただきたいと思います。
以上で、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
96 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で11番、
並木幹男議員の個人質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時5分といたします。
(休憩 午前10時52分)
(再開 午前11時04分)
97 ◯議長(能勢秋吉君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。
次に、9番、小川一馬議員の個人質問を許します。
小川一馬議員、御登壇願います。
小川議員。
98 ◯9番(小川一馬君) 議席番号9番、小川一馬です。ただいま、議長より発言の許しをいただきましたので、通告に従いまして、質問をいたします。
質問の前に、
新型コロナウイルス感染、第6波のピークは越えたという報道がありますが、市内においては、まだまだ感染者が続いている状況です。感染された方々には、この場をお借りいたしまして、お見舞いを申し上げます。
併せて、新型コロナ感染の影響を受けている市民の方々、市内の事業者の方々、そして、
医療従事者をはじめ全ての関係者の方々にも、お見舞いを申し上げまして、質問に入らせていただきます。
まず、1番目、水道事業について伺います。
山武市は、九十九里平野のほぼ中央に位置し、昔から生活用水は地下水に頼ってきていましたが、昭和45年に、利根川水系水資源開発基本計画の一環で、房総水道路事業が施行されることとなり、昭和49年4月、山武郡市広域水道企業団が設立され、昭和55年4月に、全区域、給水開始となり、現在に至っております。
この事業により、人々の生活や健康、そして、人口増に関わる宅地開発など、地域経済や地域が発展してきた重要な事業の一つであると思います。
そこで、この事業の開始から40年が経過し、現在の山武市内の対象人口と普及率について、お伺いいたします。
99 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
100 ◯建設環境部長(今関正典君) 山武郡市広域水道企業団における令和3年3月31日現在の山武市全体、これは、成東、松尾、蓮沼地区の給水区域内人口は3万2,629人で、御質問の給水人口は2万6,698人、普及率は81.8%となっております。
101 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
102 ◯9番(小川一馬君) 続いて、山武郡市広域水道企業団全域の市町と山武市との普及率の比較とその見解について、伺います。
103 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
104 ◯建設環境部長(今関正典君) 令和3年3月31日現在における山武郡市広域水道企業団全域の普及率は93.3%で、山武市においては81.8%の普及率となっております。
構成市町ごとの普及率は、東金市が98.5%、大網白里市が99.5%、九十九里町が92.6%、横芝光町が77.1%となっており、山武市と横芝光町においては、他市町と比べ、地下水の飲用世帯が多く、普及率に差が生じている状況となっております。
105 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
106 ◯9番(小川一馬君) 続いて、市内の成東地区、蓮沼地区、松尾地区、そして、山武市水道事業の山武地区のそれぞれの給水人口と普及率について伺います。
107 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
108 ◯建設環境部長(今関正典君) 地区別での普及率については、成東地区は86.6%、給水人口は1万7,467人です。
松尾地区は、給水人口が6,309人で、普及率は72.0%です。
蓮沼地区の給水人口は2,922人で、普及率は79.1%となっております。
109 ◯議長(能勢秋吉君) 水道課長。
110 ◯水道課長(土屋雅美君) 山武市水道事業における令和3年3月31日現在の給水区域内人口は1万4,573人、うち給水人口は7,551人、普及率は51.8%となっております。
111 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
112 ◯9番(小川一馬君) 次に、新規加入に必要となる加入者負担の現状とその見解について、お伺いいたします。
113 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
114 ◯建設環境部長(今関正典君) 山武郡市広域水道企業団によりますと、新しく水道に加入する場合には、申込者の負担により、実施することとなっております。
水道の引込みには、給水申込加入金と工事検査手数料を納めていただくほか、水道を使用するための給水管を引き込む工事が必要となります。
また、配水管が前面道路に布設されていない場合は、配水管の布設工事が、別途必要になっております。
この加入者負担金については、山武郡市広域水道企業団が、創設事業として、昭和54年度までに、各配水場から、海岸地域への縦幹線及び大網白里市から横芝光町への横幹線を整備した以降は、新しく水道に加入する方の負担としてきたものであることから、負担の公平という立場からも、必要な負担であると考えております。
115 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
116 ◯9番(小川一馬君) 続いて、例えば、前面道路に水道管が整備をされていない場合、新規加入者は、高額な負担が必要と言われている現状についても伺います。
117 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
118 ◯建設環境部長(今関正典君) 山武郡市広域水道企業団では、新たに水道に加入を希望される方で、前面道路に配水管が整備されていない場合、配水管の布設費用は全て、加入者負担となっており、配水管の延長にもよりますが、相応の工事費が必要になっております。
なお、個人の方が配水管の布設を行う場合において、給水した後の使用者の増加を見込んで、当該個人の方が必要とする以上の口径、直径50ミリメートル以上の配水管を布設する際には、助成制度がございます。この制度を利用した場合は、土工事費用は個人負担となりますが、配水管の材料費と配水管布設に係る労務費は、山武郡市広域水道企業団が負担すると伺っております。
119 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
120 ◯9番(小川一馬君) 分かりました。
これは、補助があるということも助かることだと思うんですが、山武郡市広域水道企業団の補助制度があっても、工事費の負担が高額過ぎるため、諦めている人たちもいることも、事実だと思います。
地域にとっても、若い人たちが住み続けられるような水道事業が必要と思いますが、市長の見解を伺います。
121 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。
122 ◯市長(松下浩明君) 小川一馬議員より、水道事業について御質問いただきました。お答えさせていただきます。
水道事業への加入者負担につきましては、これまでの経緯もあり、負担の公平という立場から、必要な負担としてお願いしなければならないものと考えております。
また、水道事業は広域事業として展開していることから、市独自の支援について、現時点では考えておりません。
また、一方、市は、これまで、子育て世代の移住定住につながる施策といたしまして、子育て環境の整備や、またICT教育の推進など、子育て世代が住みやすいと思うまちづくりの推進に取り組んできているところでございます。特に若い人たちには、こうしたメリットを感じていただき、住み続けてもらいたいと願います。
これからも、若い人たちにとって、魅力が感じられるようなまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。ありがとうございます。
123 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
124 ◯9番(小川一馬君) 今までの市長の答弁、部長の答弁で、水道事業の現状については、ほぼ分かりました。
しかしながら、給水人口と普及率、今現在のこの周辺の市町から、山武市は、大変遅れが生じている状況だと思います。山武市の将来にとりましても、見逃せない大きなマイナス要因であるとも思います。
そこで、松下市長は、3年前から、山武郡市広域水道企業団の中で企業長として、山武市の現状を一番把握しているトップの立場でもあると思います。
そこで、市長に再度お聞きしたいと思います。
今、説明がありました数値は、山武市にとって、根幹に関わる見逃すことのできない数値でもあります。議会の中でも、真摯に受け止め、市全体で、これからも議論が必要な数値であると、今回の質問で、私は思いました。
一方、千葉県では、将来にわたり、県民に水を安定的に供給していくために、県内8ブロックを設定し、各事業体の統合に向けて、取組が進められております。
先ほども、九十九里町は92.6%、東金市は98.5%、大網白里市においては99.5%との説明がありました。特に大網白里市は、海岸地域から山間部まで、ほぼほぼ、もう100%に近い数値であると思います。
山武市全体の普及率は、構成する市の中で、恐らく、旧山武のほうの地域も含めると、山武市は断トツの最下位の数値ではないかという想定がつきます。
この数値について、改めて、市長としての見解をお聞きしたいと思います。
125 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
126 ◯市長(松下浩明君) 今回の質問で、小川議員からは、山武郡市広域水道企業団での給水のそれぞれの地区の数字のお話が出ました。全体では93.3%、その中で、山武市は81.8%ということで、数字的には非常に低いと思っております。
それには、やはり加入時に、いろいろなことがあったのかなということも想定はされますが、今後も、こういう数字が出れば、注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。
127 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
128 ◯9番(小川一馬君) これからもよろしくお願いいたします。
次に、2番目の自然災害(大雨洪水)の対策などについて、お伺いいたします。
近年になってから、大型の台風被害やゲリラ豪雨による大洪水や森林火災、火山の噴火が、世界中の地域の中で、続いて発生しています。
そこで、近年、日本国内でも、気象庁から大雨警報が頻繁に発令されている状況です。
近年の大雨による市内の被害状況について伺います。
129 ◯議長(能勢秋吉君) 総務部長。
130 ◯総務部長(石橋和記君) 近年の山武市におけます台風等の影響による大きな被害につきましては、令和元年10月25日の大雨による被害が挙げられます。この災害では、市内の河川が氾濫いたしまして、山武や成東の一部地域で家屋の浸水被害が報告されておりまして、この際には、床上浸水が61件、床下浸水が48件となっております。
また、松尾町の豊岡地域、市内の海岸線におきましても、道路冠水等を確認いたしております。
131 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
132 ◯9番(小川一馬君) 続いて、蓮沼地域の質問をいたします。
蓮沼地域に降った雨は、栗山川河口から海へ放流されていますが、現在の栗山川河口の機場能力について伺います。
133 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
134 ◯産業振興部長(中村洋一君) 県営湛水防除施設、蓮沼地区の排水機場のポンプ施設について、お答えいたします。
本施設は、農業経営の安定等を目的に整備された排水機場ですが、機場内には口径1,650ミリメートルが3台、口径900ミリメートルが1台、計4台のポンプが設置されておりまして、これらのポンプで排水できる計画透水量は、1秒当たり18立米となっております。
以上です。
135 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
136 ◯9番(小川一馬君) 続きまして、蓮沼の海岸地先は海抜が低く、大雨のたびに、毎回、道路の冠水や排水路の氾濫が見られる状況です。
今後の洪水対策について伺います。
137 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
138 ◯建設環境部長(今関正典君) 本市沿岸部地域の排水は、排水ポンプを使用した強制排水がほとんどで、特に蓮沼地区については、栗山川河口部分にある湛水防除施設に頼らなければならない状況にあります。
市としましては、道路冠水箇所周辺の水路や側溝の状態も含め、市の管理する排水施設が適正に機能しているか、大雨時に再度確認を行った上で、修繕や機能回復など、必要な箇所の対応を考え、場合によっては、湛水防除施設への対応を求めることも考えたいと思います。
139 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
140 ◯9番(小川一馬君) 続いて、具体的に蓮沼地区の1号排水路を含めた蓮沼海浜公園周辺の対策について、どのように考えているのか、お聞きいたします。
141 ◯議長(能勢秋吉君) 建設環境部長。
142 ◯建設環境部長(今関正典君) 蓮沼地区の1号排水路の土砂堆積などの状況を確認した上で、しゅんせつなどの対応を考えたいと思います。
また、蓮沼海浜公園周辺につきましては、ボックスカルバートや側溝などの構造物内の状況を確認し、排水機能の回復が必要と判断できれば、対応したいと考えております。
143 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
144 ◯9番(小川一馬君) 次に、市長に、今後の市全体の洪水対策について、見解を伺います。
145 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
146 ◯市長(松下浩明君) 本市におけます洪水対策については、二級河川作田川、二級河川木戸川の河川改修事業や河道掘削のほか、調整池の適切な管理など、県事業によるところが、大変大きくなっておりますが、市といたしましても、冠水箇所の対策をはじめ水路の維持管理事業を、継続的に行っているところでございます。
洪水対策は、ハード的な整備が主となりますけれども、予算規模が大きく、また、時間もかかる状況になっておりますが、河川氾濫を防ぐ対策のほか、被害対象の減少や復旧・復興のための対策も必要であると感じております。
現在、県事業で進められております河川改修事業のさらなる進捗と、各排水施設の適切な管理を、強く要望してまいりたいと思います。
また、治水対策事業の推進に向けて、関係機関との協議や情報の共有を図って、これからも対応してまいりたいと思っております。ありがとうございます。
147 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
148 ◯9番(小川一馬君) 初日の質問にもありました、県知事が11月に来られたという説明もございました。熊谷知事は、県内各市町へ自ら出向いて、現地を視察して、確認しているというお話でございました。
市長、副市長におかれましても、先頭に立って、こういった被害状況や現場をしっかりと確認していただいて、また、地元の意見を聞いて、ぜひ、今後の対策に生かしていただきたいとお願いをいたします。
次に、3番目の最後の質問になります。海岸を活用した「持続可能な」まちづくりについて伺います。
近年、海岸を生かした地域活性化の施策の方向性に関する研究が行われています。これまでも、海岸安全対策と併せて、本須賀海岸でブルーフラッグの認証取得や駐車場の整備、また、海浜公園、ウォーターガーデンや河津桜、道の駅オライ蓮沼、防風林の中にある遊歩道の観光施設、最近になりますと、パークゴルフ場、蓮沼交流センター、防潮堤、津波避難施設等々、施設整備が、先人の方々や地域の方々、そして、山武市によって進められてきました。
これからは、海岸や砂浜だけを対象とするのではなく、地域全体の持続可能なまちづくりの中で、海岸が持つ魅力を最大限に地域のまちづくりと一体的な利活用を進めていく必要性があると思いますが、市の考えを伺います。
149 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
150 ◯産業振興部長(中村洋一君) 九十九里浜の一角を形成する本市の海岸エリアは、良好な環境や景観を有し、重要な観光資源であると認識しております。
このことから、夏季の海水浴シーズンのみならず、年間を通して利用いただけるよう、海岸環境の美化に努めております。
さらに、新たな観光客層とコロナ明けのインバウンド需要を取り込むため、NAAと横芝光町、芝山町と広域連携し、サイクルツーリズム事業を推進し、海岸エリアのコースも、作成を予定しております。
市単独では、海岸エリアの活用も小規模なものに限られることから、自治体間の連携や民間の活用などの取組を通じて、海岸の魅力の活用に努めてまいります。
以上です。
151 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
152 ◯9番(小川一馬君) いろいろな計画のお話をいただきました。できるところから、ぜひ、進めていただきたいと思います。
続いて、山武市では、一部の業種を除いて、一般の商店や飲食店の店じまいが増え、店舗数全体の減少が続いている状況の中で、九十九里ビーチラインの中でも、最近は特に片貝から白子町、一宮海岸エリアの週末は、年間を通して観光客を受け入れる民間の施設やレストラン、また、料理専門店やコンビニなどの店舗の数も、年々、増え続けている状況に、山武市との地域差の広がりを、車で走行のたびに感じております。
ここで、あえて、目標について、具体的なお話をさせていただきたいと思うんですが、
新型コロナウイルス感染前の観光客数の約2倍の数、年間400万人を目標にしていただくと、仮に1人平均5,000円を落とすと、毎年200億円の経済効果を生むことも可能となります。この額は、一般会計予算にも匹敵する効果であります。
今後も、山武市の可能性について、いろいろできることがあると思っています。いろいろなところで検討していただきたいと思いまして、このお話をさせていただきました。
次に、山武市では、最近、週末になると、サーフィンをする方々や、犬を連れて公園や海へ来るペット連れの方々も、増えてきている状況が見られます。都会から来られる若者たちの意見が、参考になることもあるのだと思いますが、伺います。
153 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
154 ◯産業振興部長(中村洋一君) サーフィンなどのマリンスポーツを楽しむ多くの方々が、年間を通じて、本市の海岸を来訪しています。その方々のお話を伺いますと、都心からのアクセスのよさ、ごみが少なく、自然が豊かで美しく広い海岸であること、常に波があり、その波が穏やかであることなどから、特に初心者サーファーの方々には、大きな魅力となっているようです。
サーファーの方々も、観光客として認識しておりますので、海岸利用の意見等を参考に、利便性の向上に努め、観光客の増加を目指すとともに、美しい海岸を次世代に継承するためにも、海の豊かさを守る取組を積極的に推進してまいりたいと思います。
以上です。
155 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
156 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。
次に、海岸法について、市町村長は県知事との協議に基づき、海岸保全区域の管理の一部を行うことができると規定されていますが、山武市では、これまでに、この件について、知事と協議をしてきた事例や実績がありましたら、伺います。
157 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
158 ◯産業振興部長(中村洋一君) 成東地区の海岸については、旧成東町時代の平成13年5月に、蓮沼地区については、平成21年2月に、協議書を県知事に提出し、平成21年4月以降は、山武市に属する全ての海岸保全区域の管理の一部、いわゆる日常的管理を山武市長が行っております。
日常的管理者となったことで、占用許可及び行為の制限、海水浴場安全対策、清掃活動、海岸での撮影等の使用許可などが、市の権限で実施することができるようになりました。
以上です。
159 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
160 ◯9番(小川一馬君) 次は、市長にお伺いをいたします。
今は新型コロナ感染対策の対応で、大変な時期ではありますが、一方、SDGs(持続可能な開発目標)や新しい価値観の取組が、今、地域全体で求められております。行政や地域市民にとりましても、持続可能なまちづくりには、対話やビジョン、また、アイデアや優しさ、おもてなしの心、それぞれが重要とも思いますが、市長の見解を伺います。
161 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
162 ◯市長(松下浩明君) 海岸を活用した「持続可能な」まちづくりという観点から、お答えさせていただきます。
2019年に、本須賀海水浴場が、国際環境認証のブルーフラッグを取得いたしました。このブルーフラッグ認証では、「環境に関する教育と情報公開」、「水質」、「環境マネジメント」、「安全とサービス」に関する厳しい基準を通じて、ビーチにおける持続可能な発展の実現を目指しております。
市では、その取組として、毎年、海岸利用者や地域住民に対して、環境教育セミナーを実施しております。
また、海水浴場を含む沿岸部の自然環境を維持するために、市の事業で、海岸清掃業務を行っているほか、月1回のペースで、地元のサーフィン愛好家を中心とした団体によります、ビーチクリーンなどのボランティア活動も行われております。こうした一連の取組が、美しい砂浜を維持し、自然環境を守る意識が、次世代の子どもたちに継承され、観光客の増加につながってくるものでないかと思っております。
また、今回のこの御質問で、小川議員から、現状の見方を含めての御質問をいただきました。九十九里海岸は、全体的に見て、観光客が増えているところ、お店が増えているところなど、確かにいろいろあると、私も同じように感じております。
そういった中で、我々としますと、九十九里海岸、浜は、大変大事な海岸であるということです。先日、高知尾議員からの御質問のときにも、お話いたしましたけれども、これは、やはり、山武市だけでは、そういうものをつくっていくことは、難しいところもあると思います。
そして、千葉県においても、九十九里海岸沿いの振興策は、非常に必要なところであり、また、熊谷知事が御就任されてから、目先が、この九十九里海岸のほうに随分向いてくれていると、私も実感しております。そういうときに、この地域の連携を図りながら、そして、市内の九十九里浜をさらに振興させていかなければならないと思います。
その中で、皆さんに御了解いただきまして、進めておりますブルーフラッグを、山武市民みんなで、本当に生かしていただきたいと思うんです。やはり、行政だけが旗を振っても、なかなかそれが全部伝わっていくことも難しいということもあります。そこは、皆さんにお力をお借りして、一緒にブルーフラッグの海水浴場をもっともっと発信して、山武市のPRにつなげたいということも考えております。
そういったこと一つ一つが、持続可能なまちづくりであり、おもてなしの心にもつながっていくのかと思います。今回の質問で、そういうことも感じました。ありがとうございます。
163 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
164 ◯9番(小川一馬君) ただいま、答弁をいただきました。
ブルーフラッグも、活用という面では、市民から「あれを取って、どうなっているのか。どこがどういうふうに変わったのか。」という意見も耳にしてございます。
やはり、また、市長の説明の中に、具体的な目標や数値を、ぜひ入れていただきたい。また、地域全体のビジョンを、一体感を持って、ブルーフラッグを使う。例えば、テレビでも、おとといもやっていましたが、湘南だったら海。その地域にある資源を最大限に生かして、その地域のアピールをしていると思います。九十九里エリアも、ほかのエリアも、観光客が多いところは、そういう形で、積極的に、地元にある資源を生かしていると思います。
先ほども言わせていただきましたが、いかに経済効果をつくっていくかが、市民が一番欲しいところです。にぎわいが生まれれば、やがて人口増加にもつながっていくのではないかということで、今回の質問で、改めて、私自身も認識をさせていただきました。
執行部の皆さんも一丸となって、山武市をどういうふうに、これから持続可能……。市長には、持続可能を重く、重く受け止めていただいて、地域や市全体を巻き込んで、ぜひ、議会もその中に入れさせていただいて、また、仕事を与えていただいて、山武市が元気になるように、今後ともお願いをしたいと思っております。
次に、あと2点、質問をさせていただきます。
はまツーリズムについて、質問いたします。
これは、今、海岸を生かした地域活性化の施策の方向性に関する研究が行われているそうです。今回、私も、初めて、はまツーリズムのことを調べて、分かりました。
山武市でも、これから、官民で、もっと、もっと研究をして、このすばらしい九十九里浜の資源を最大限生かせるように、地域活性化につながっていくような研究をしていっていただいたら、また、必ずよくなっていくんだろうと思いまして、お伺いをさせていただきます。
165 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
166 ◯産業振興部長(中村洋一君) 御提案、ありがとうございます。
国の取組として、平成31年1月に、官民の有識者により構成される、ビーチリゾートの創出に関する技術検討ワーキンググループにより、「砂浜の利活用の更なる促進に向けて」という提言がまとめられました。
ビーチリゾートの創出には、地方公共団体、地域住民、民間等が一体となった取組が必要と書かれております。関係者が一体となり、取り組めるよう、補助制度等を積極的に活用するため、国、県の動向を注視してまいります。
以上です。
167 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
168 ◯9番(小川一馬君) では、本日、最後の私の質問になります。
これは、千葉市の事例について伺います。
千葉市では、熊谷知事が市長時代に、海辺の魅力を最大限に生かした官民連携による事業を、既に幾つも行ってきています。中でも、日本一の人工海浜であります、全長約4.32キロメートルの人工海浜(幕張の浜、検見川の浜、いなげ浜)の砂浜は、オーストラリア産の砂を使用した、リゾート感あふれる白い砂浜になっております。
現在、ウインドサーフィンなど、マリンスポーツ全般が楽しめる砂浜となっており、また、更衣室やトイレ、ボード専用のシャワー設備もあり、若者が集うメッカにもなっております。
市長、山武市でも、ぜひ、参考にできるところが、いろいろあるのだと思います。再度、見解をお聞きいたします。
169 ◯議長(能勢秋吉君) 市長。
170 ◯市長(松下浩明君) 御質問、ありがとうございます。
現在、千葉市が実施中の稲毛海浜公園のリニューアル事業のことかと思っております。
稲毛海浜公園は、昭和52年の開設以来、40年以上が経過した施設の老朽化が進んでおりました。そこで、官民連携で、リニューアルを行うこととしまして、民間事業者による海へ伸びるウッドデッキや、また、バーベキュー場、グランピング施設などの新施設の整備など、老朽化施設改修を一体的に行うということで、公園施設の魅力の向上を図っているものでございます。
こういった取組は、本市の海岸の有効な利活用を検討する際に、ぜひとも参考にさせていただきたいと思っております。
特に熊谷知事は、市長時代に、そのようなことの目線を持って、取り組んでいたということでありますので、知事となりまして、さらに九十九里海岸のほうに目を向けてくれるように、私どもも、知事就任直後、また、その前からも、知事にも、我々が抱えておる、先ほどブルーフラッグのこともお話ししましたけれども、県立蓮沼海浜公園の再整備の要望ということで、先日の高知尾議員のときにも、これをお答えさせていただきました。
これは、山武市にとって、非常に大事なことであるということで、私からも、幾度も知事にお話をさせていただきました。昨年の11月に、知事に現地視察に来ていただきまして、そのとき、展望塔から、蓮沼海浜公園を含めた海岸エリアの現状を御覧いただいております。また、再整備に向けて、前向きな回答もいただいております。
市におきましても、これは、やはり、県との関係ですので、県の再整備計画に、市の要望等を盛り込めるよう積極的に関与して、周辺地域の活性化を図っていきたいと思っております。それが、これから、また50年先につながっていくものであろうと考えておりますので、ここは非常に大事なところと捉えております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
171 ◯議長(能勢秋吉君) 小川議員。
172 ◯9番(小川一馬君) 今日は、私の思いも含めて質問させていただきました。
山武市は、魅力のある資源が本当にたくさんある地域だと思います。これを使わない手はないと思います。今後とも、例えば、海に関しても、海で経済効果をつくっている、または集客をしている先進地を、ぜひ、執行部の皆さんも、我々議会も、そういう機会をつくって、そういうところへ行って、勉強もさせていただいて、使えるところは、どんどん、使っていってもいいのではないかという思いで、今回、質問させていただきました。
以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。
173 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で、9番、小川一馬議員の個人質問を終わります。
次に、1番、齋藤昌秀議員の個人質問を許します。
齋藤昌秀議員、御登壇願います。
齋藤議員。
174 ◯1番(齋藤昌秀君) 議席番号1番、齋藤昌秀です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、市政について、何点か質問させていただきます。
まずは、
新型コロナウイルス感染症対策について、何点か質問させていただきます。
ワクチンなど、保健福祉部関連の質問は、並木議員と重複するため、割愛させていただきます。
それでは、まず、経済対策について、3点、質問させていただきます。
まずはじめに、今後のコロナに対する経済対策について、観光商工関係で、実施予定の事業は、どのようなものを予定しているのか、教えてください。
175 ◯議長(能勢秋吉君) 市長、御登壇願います。
176 ◯市長(松下浩明君) 齋藤昌秀議員の
新型コロナウイルス感染症対策について、経済対策について、お答えを申し上げます。
まずはじめに、私から、これまでの
新型コロナウイルス感染症対策について、お話させていただきます。
新型コロナウイルスの感染が、全国的に拡大し、はや2年が経過しようとしております。これまで、市民の皆様には、感染対策や行動制限などの様々なお願いをしてまいりました。御協力いただいておりますことに、改めて心から感謝を申し上げさせていただきます。
本市では、
新型コロナウイルスの感染が広がり始めてすぐに、庁内組織であります
新型コロナウイルス感染症警戒本部、
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、これまで、感染症対策や情報の共有化を図ってまいりました。
当初は、不足するマスクやアルコール消毒など、感染対策物品の確保に苦戦をしておりましたけれども、コロナ禍における避難所運営を想定し、防災備蓄物資の拡充、コロナ禍における学びの保障、そして、その環境づくりにも取り組んでまいりました。
また、特別定額給付金事業や子育て世帯等臨時特別支援事業では、国の方針が二転三転する中、他の自治体に先んじて、給付を開始することができました。
そのほか、これまで議会の皆様方に御協力をいただきながら、
新型コロナウイルス収束の切り札である
ワクチン接種の推進、
市内医療関係における感染防止対策及び医療提供継続を支援する給付金事業、地域経済対策として、プレミアム付商品券事業や中小企業緊急支援給付金など、より効果が得られるよう、迅速に取り組んできたつもりでございます。
齋藤議員からのコロナ禍における今後の経済対策については、今後、担当部局からお答えさせていただきます。
私からは以上でございます。
177 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
178 ◯産業振興部長(中村洋一君) 私のほうから、今後の経済対策についてお答えさせていただきます。
今後のコロナ関連の経済対策については、本議会開会日に、先議にて補正予算の承認をいただきました、地域応援クーポン事業の実施を予定しております。
また、令和4年度に千葉県が実施を予定する観光キャンペーン事業の観光事業者等の負担軽減策を予定しております。
以上です。
179 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
180 ◯1番(齋藤昌秀君) 今、御説明いただいた事業の実施
スケジュールについて教えていただけますか。
181 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
182 ◯産業振興部長(中村洋一君) 地域応援クーポン事業については、6月をめどに、市内全世帯にクーポン券を発送し、12月末をクーポン券の利用期限として、実施を予定します。初めての試みですので、クーポン券取扱い店舗には、申請時に、制度に沿った取扱いがされるよう、誓約書の提出を義務づけるとともに、市民の方々には、分かりやすいチラシを送付し、制度周知に努め、事業を実施してまいりたいと考えております。
また、観光関連事業については、県事業の実施状況に合わせて、事務手続を進めてまいります。
以上です。
183 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
184 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、経済対策として、中長期的またはアフターコロナを見据えた補助事業などは、何か考えていますか。
185 ◯議長(能勢秋吉君) 産業振興部長。
186 ◯産業振興部長(中村洋一君) 中長期的な経済対策としまして、中小企業に対する利子補給事業など、既存事業を活用した継続的な事業者支援を通じ、市内経済の安定化を図ります。
また、アフターコロナを見据えた施策としましては、
地方創生臨時交付金を活用し、経済活動の本格的再開に対応できるよう、市内事業者の支援を行います。
具体的には、コロナ枠として、通常の補助とは別枠で、商工会に対し補助を実施し、コロナ対策に取り組む事業者を支援するとともに、商店等リフォーム補助金のコロナ特別枠の創設、また、今年度も実施いたしました、移動販売設備導入費補助事業なども計画しております。
以上です。
187 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
188 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答、ありがとうございました。
企業に活力がないと、働く場所が少なく、特に若い世代の人口が流出してしまいます。先ほども、周知に力を入れるとおっしゃっていましたが、なるべく取りこぼされる企業がないよう、事業や制度の案内やPRをしっかりとよろしくお願いします。
続いて、市の保有するスポーツ施設などの管理について質問させていただきます。
この点については、今回は、野球施設に焦点を絞って、質問させていただきます。
まず、施設のメンテナンスについて。市の保有する野球場の数は、現在、幾つあるか、教えていただけますか。
189 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
190 ◯教育部長(小川宏治君) 市の所有する野球場の数について、お答えいたします。
山武市が所有する野球場は、成東総合運動公園野球場、さんぶの森野球場、日向の森野球場、蓮沼野球場、松尾運動公園野球場の5か所になります。
なお、これ以外に、さんぶの森多目的広場や蓮沼スポーツプラザ運動広場は、少年野球の練習場としても、活用されております。
191 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
192 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、それらの施設は、どういった形で、管理、メンテナンスが行われていますか。また、メンテナンスの実施状況について、詳しく教えていただけますか。
193 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
194 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。
施設の管理につきましては、基本的に市の職員が、直営で、芝刈り、除草、砂の補給などの管理を行っております。
直営でできないものにつきましては、必要に応じて、外部に依頼します。
また、使用前や使用後のグラウンド整備は、使用者にお願いしております。
なお、日向の森野球場については、定期的に使用している少年野球の団体が、自主的に芝刈り、除草も行っております。
195 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
196 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、施設の活用状況と利用料金については、3点ほど、お聞きします。
まず、それぞれの施設の稼働状況について、教えていただけますか。
197 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
198 ◯教育部長(小川宏治君) 稼働状況の質問でございます。
各野球場における令和3年度1月末までの利用率について、お答えいたします。
各野球場とも、利用が可能となる開場日が、この1月末まで、211日でした。
成東総合運動公園野球場につきましては、利用日が128日で、利用率は60.7%でした。
さんぶの森野球場は、利用日が38日で、利用率が18.0%。
日向の森野球場は、利用日が60日で、利用率が28.4%。
蓮沼野球場は、利用日が79日で、利用率が37.4%。
松尾運動公園野球場は、利用日が66日で、利用率は31.3%でございます。
以上です。
199 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
200 ◯1番(齋藤昌秀君) それぞれの施設の利用料金及び市内・市外の料金が適用される基準について、教えていただけますか。
また、野球チームが、試合で、野球場を借りる場合、現在、少子高齢化の影響で、子どもが減っているため、市内外の子どもたちの混成チームがあると思いますが、山武市の住人が入っている場合、市内料金が適用されるのか。その辺についても教えていただけますか。
201 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
202 ◯教育部長(小川宏治君) 使用料金につきましては、利用者のうち、2分の1以上が、市内在住または在勤者であれば、市内料金を適用することになります。
以上です。
203 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
204 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございます。
近隣の市町村に比べて、山武市の野球場の利用料金が高いように感じるのですが、その料金設定について、市はどう考えているのかをお答えいただけますか。
205 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
206 ◯教育部長(小川宏治君) 山武市が設置しております野球場の使用料金が、特別に高いと考えてはおりません。
市では、山武市教育委員会が管理するスポーツ施設の管理に関する規則において、市独自の使用料金の減免規定を設けております。例えば、山武市に在住する中学生以下の児童または生徒のために結成されたスポーツ団体が、練習活動で使用する場合は、市内高校生以下の使用料金から2分の1が減免されるなど、市民の施設利用の利便性を図っているところでございます。
以上です。
207 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
208 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございます。
ここで、具体的な料金を説明させていただきますと、東金市では、市内在住者、一般の場合、4時間利用で、2,640円です。
山武市の場合は、1時間で、2,640円です。子どもだから安くなるという減免規定を設けているとはいえ、やはり、市外に比べると、周りからの目線だと、高いというような印象を受けてしまう現状があると思います。
また、今、子どもが減っている中で、混成チームのうちの2分の1の割合で、山武市民を含めるということは、特にクラブチームなどだと、厳しい現状だと思うので、この辺については、もう少し考慮していっていただけたらと考えます。
続いての質問に移らせていただきます。
今後の施設利用について、5点ほど、お聞きいたします。
まず、今後、山武市は、施設の魅力や市民サービスの向上を図るために、何か対策を講じる予定はありますか。
209 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
210 ◯教育部長(小川宏治君) 特別な対策は、検討してはおりません。市民に安心安全に使用していただけるよう、施設の保全管理に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
211 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
212 ◯1番(齋藤昌秀君) 成東スタジアムでは、今後、練習試合は行えるが、硬式、硬い球での試合ができなくなるという話があるのですが、この点については、本当でしょうか。
213 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
214 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。
現在、成東総合運動公園野球場における硬式野球ボールの使用につきましては、練習のみ、可能としております。
練習においても、場外へボールが飛越するような使用は、認めてはいません。
これは、不特定多数の方が利用する公園での安全面を考慮し、硬式野球ボールの場外への飛越は、大変危険であると考え、トラブルや事故回避のため、使用条件を明確にして、貸出しをしているところでございます。
215 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
216 ◯1番(齋藤昌秀君) 成東スタジアムのスコアボードが、何年も前から使えないという話があるんですけど、これに対して、修理は行わないのかという声が上がっていますが、現在、こちらを直す予定などはあるのでしょうか。
217 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
218 ◯教育部長(小川宏治君) スコアボードに関する御質問でございます。
成東総合運動公園野球場のスコアボードにつきましては、設置から約20年が経過しております。平成27年度までは、故障箇所の修理を行い、使用してまいりましたが、老朽化により、修理対応も利かなくなり、現在では使用できない状況になっております。
改修工事の検討に当たり、事業費を見積もったところ、概算で7,000万円が見込まれますが、財源の確保が非常に困難な状況であり、改修の実施に至っていない状況でございます。
219 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
220 ◯1番(齋藤昌秀君) 7,000万円という非常に大きな金額は、完全に改修するための費用だと思うのですが、部分改修などで使用できるように対応させることはできないのでしょうか。
221 ◯議長(能勢秋吉君) 教育部長。
222 ◯教育部長(小川宏治君) 野球場のスコアボードは、平成20年から平成27年度までに、合計7回、修繕工事を実施して使用してまいりましたが、平成27年度に電気系統の修繕工事を実施した直後に、再度また故障が発生し、調査の結果、簡易的な修繕工事での対応では、復旧できない状況となり、改修工事が必要となっている状況でございます。
なお、改修に係る概算事業費7,000万円でございますが、工事費用のほか、設計業務、工事監理業務委託料などを含んだ価格となってございます。
以上です。
223 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
224 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答、ありがとうございました。
ただ、運動公園は、オリンピックの兼ね合いで、隣のトラックなどがきれいに整備されており、野球を行っている人たちからすれば、こちらにも予算をかけてほしいという気持ちは、分からなくもないです。
また、成東スタジアムの利用者から、雨が降ると、グラウンドがぐちゃぐちゃになってしまっていて、塩化カルシウムなどを十分にまいていないんではないかという、メンテナンスの部分で、不満の声も上がっていたりします。
厳しいコロナ禍で、歳入が減少し、財政運営が厳しくなっていることは分かりますが、施設稼働率が低いならば、利用料金を下げて、稼働率を上げる。もしくは、施設の機能を集中させて、特色を出すなど、集客のために、一般企業だとしたら、何らかの対策を打ち出す必要があるんだと思います。これは、今後は、行政に関しても言えると私は考えています。
具体案として、ほかの自治体では、厳しい財政状況の中、市の保有する施設や資源などの良好な運営を行うため、安定的な財源を確保するために、ネーミングライツ制度の導入をする地域が増えています。
ネーミングライツを導入する目的として、安定した財源の確保はもちろん、民間の資源やノウハウなどを活用することにより、施設の魅力や市民サービスの向上を図ることも挙げられます。
コロナ禍で、市の歳入が減り、財政が厳しい今だからこそ、まずは、成東スタジアムを例にして、モデルケースとして、新しい取組の一環で、ネーミングライツ制度を取り入れ、市民の利用料金を下げたり、整備に資金を回すなど、施設の良好な運営や市民サービスの向上に生かすべきではないかと考えているのですが、これはいかがでしょうか。
225 ◯議長(能勢秋吉君) 総合政策部長。
226 ◯総合政策部長(荒木康之君) 議員からお話のありました、ネーミングライツ制度を導入している自治体は、県内にもございます。
ネーミングライツ制度の導入は、財源確保の一つの手段だと思いますが、名称を変える、愛称をつけるということは、市民の理解が不可欠であると考えられます。
この背景として、施設の名称は、地名や、その地域の歴史や文化などを由来とするもの、施設を建設にするに当たり、市民の皆様などに親しまれる施設となるよう、市民などから、名称を募集し、名づけ親になっていただいた施設、その施設の役割や願いや思いが込められたものもあると思われます。
また、利用者の視点からは、名称が数年で変わることが、施設を利用する方々の不利益にならないかということも懸念されます。
また、本市のこの施設では、ネーミングライツ料だけで、施設の維持管理を賄うことは難しく、どのくらいの財政効果があるのかということも懸念されます。
しかしながら、年々、財政が厳しくなる中、持続可能な施設運営を行っていくためには、財源の確保に努める必要があります。
現在、本市では、広報さんむやホームページなどで、広告を掲載しております。山武市広告掲載要綱では、市の所有する施設等へ広告掲載という手段がございます。そういったものを活用いたしまして、広告の掲載について、研究をしてまいりたいと思います。
また、ネーミングライツの導入については、先進自治体の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上です。
227 ◯議長(能勢秋吉君) 齋藤議員。
228 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答、ありがとうございました。
現在ある広告の仕組みを利用する旨は、了解しました。そちらをうまく進め、市民サービスの向上につなげていただければと思います。
また、これを皮切りに、今後、市にある資源を活用して、財政改善につながる政策を考えていただけたらと思います。海や山など、様々な資源があるので、こちらを活用していただければと思います。
また、私も、ネーミングライツ制度など、ほかの自治体が取り組んでいる例や先進サービスなどを勉強させていただき、今後も、微力ながら、議会で提案させていただきたいと思います。
これにて、私の一般質問終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。
229 ◯議長(能勢秋吉君) 以上で1番、齋藤昌秀議員の個人質問を終わります。
これで、予定した一般質問は全て終了いたしました。
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230 ◯議長(能勢秋吉君) ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。
(休憩 午後 0時05分)
(再開 午後 1時07分)
231 ◯議長(能勢秋吉君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。
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232 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第2 議案第18号ないし議案第33号並びに議案第35号ないし議案第49号を一括議題といたします。
これから、議案に対する質疑を行います。
はじめに、議案第18号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
233 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第18号の質疑を終わります。
次に、議案第19号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
234 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第19号の質疑を終わります。
次に、議案第20号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
235 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第20号の質疑を終わります。
次に、議案第21号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
236 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第21号の質疑を終わります。
次に、議案第22号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
237 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第22号の質疑を終わります。
次に、議案第23号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
238 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第23号の質疑を終わります。
次に、議案第24号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
239 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第24号の質疑を終わります。
次に、議案第25号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
240 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第25号の質疑を終わります。
次に、議案第26号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
241 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第26号の質疑を終わります。
次に、議案第27号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
242 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第27号の質疑を終わります。
次に、議案第28号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
243 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第28号の質疑を終わります。
次に、議案第29号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
244 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第29号の質疑を終わります。
次に、議案第30号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
245 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第30号の質疑を終わります。
次に、議案第31号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
246 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第31号の質疑を終わります。
次に、議案第32号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
247 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第32号の質疑を終わります。
次に、議案第33号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
248 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第33号の質疑を終わります。
次に、議案第35号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
249 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第35号の質疑を終わります。
次に、議案第36号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
250 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第36号の質疑を終わります。
次に、議案第37号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
251 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第37号の質疑を終わります。
次に、議案第38号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
252 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第38号の質疑を終わります。
次に、議案第39号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
253 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第39号の質疑を終わります。
次に、議案第40号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
254 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第40号の質疑を終わります。
次に、議案第41号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
255 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第41号の質疑を終わります。
次に、議案第42号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
256 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第42号の質疑を終わります。
次に、議案第43号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
257 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第43号の質疑を終わります。
次に、議案第44号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
258 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第44号の質疑を終わります。
次に、議案第45号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
259 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第45号の質疑を終わります。
次に、議案第46号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
260 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第46号の質疑を終わります。
次に、議案第47号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
261 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第47号の質疑を終わります。
次に、議案第48号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
262 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第48号の質疑を終わります。
次に、議案第49号について、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
263 ◯議長(能勢秋吉君) 質疑なしと認めます。
これで、議案第49号の質疑を終わります。
以上で議案質疑を終了します。
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264 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第3 常任委員会議案付託を議題とします。
議案第18号ないし議案第33号並びに議案第35号ないし議案第42号の24議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。
また、議案付託表に誤りがあった場合は、議長が処理することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
265 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。
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266 ◯議長(能勢秋吉君) 日程第4 予算審査特別委員会の設置及び議案付託を議題とします。
お諮りいたします。
議案第43号ないし議案第49号までの令和4年度各会計予算は、議長を除く全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、お手元に配付の議案付託表のとおり、予算審査特別委員会に付託し、審査をしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
267 ◯議長(能勢秋吉君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号ないし議案第49号までの令和4年度各会計予算の7議案は、議長を除く全議員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託して、審査をすることに決定いたしました。
ここで、暫時休憩します。
なお、休憩中に予算審査特別委員会を開催し、山武市議会委員会条例第9条第2項の規定により、正副委員長の互選を行い、議長まで報告願います。場所は、第5会議室を御使用ください。
10分後の再開を目安に、暫時休憩いたします。
(休憩 午後 1時17分)
(再開 午後 1時29分)
268 ◯議長(能勢秋吉君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の正副委員長が決定いたしましたので、報告します。
委員長に北田守議員、副委員長に深沢誠議員、以上のとおり決定されました。
また、議案第43号ないし議案第49号までを、お手元に配付の議案付託表のとおり、予算審査特別委員会に付託し、併せて、予算審査特別委員会開催一覧表により、開催日の通知とします。
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269 ◯議長(能勢秋吉君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。
次の会議は、3月11日、定刻までに御参集願います。
本日は、これにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後 1時30分 散会
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