山武市議会 > 2021-02-25 >
令和3年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2021-02-25
令和3年第1回定例会(第2日目) 名簿 開催日: 2021-02-25

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  1. 山武市議会 2021-02-25
    令和3年第1回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2021-02-25


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(大川義男君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(大川義男君) 日程に入ります前に、2月16日の議案の補足説明につきまして、水道課長から発言訂正の申出がありましたので、これを許可いたします。  水道課長。 3 ◯水道課長(齊藤榮一君) 議案第18号 山武市給水条例の一部を改正する条例の制定についての補足説明において、一部訂正させていただきます。  水道事業の創設期間について、平成13年度から平成19年度までと説明いたしましたが、正しくは平成10年度から平成19年度までとなっております。訂正いたします。大変失礼しました。   ──────────────────────────────────── 4 ◯議長(大川義男君) 日程第1 一般質問を行います。  一般質問は、議事運営の能率を図る上から、発言者は質問事項をなるべく簡明に示すとともに、答弁者は明確な答弁をされますよう、改めてお願いいたします。  また、会議規則第57条第1項及び議会運営の申合せにより、配付の一般質問通告書のとおり、会派もしくは個人持ち時間で行います。  順次、質問を許します。  はじめに、新政会、北田守議員の代表質問を許します。  北田守議員、御登壇願います。  北田議員。 5 ◯6番(北田 守君) おはようございます。議席番号6番、新政会の北田守でございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、新政会を代表いたしまして、質問させていただきます。  最初に、新型コロナウイルスの感染がいまだに止まらない中、山武市でも100名以上の方が感染されています。医療機関の大切さ、また充実が、改めて浮き彫りになっています。  そのような中で、さんむ医療センターについてでございますが、担当部長にお尋ねします。
     さんむ医療センター建て替えに向けての進捗状況をお聞かせください。 6 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 7 ◯保健福祉部長小川雅弘君) さんむ医療センターに確認しましたところ、建設の進捗状況といたしましては、現在、基本設計を進めております。病院内関係部署と病院建物の機能や仕様について、ヒアリング、打合せを重ね、要望や意図を酌み取る作業と併せまして、各種法令等に基づき、建築可能なプランの作成を5月まで実施いたします。  基本設計完了後、実施設計を令和4年5月まで実施いたします。実施設計では、出来上がった基本設計を基にし、現場の施工業者がスムーズに工事に着工できるように、詳細部分まで行う設計となります。  その後、許認可等を受け、令和4年7月から令和6年1月までの19か月間で施工、令和6年2月から令和6年4月までの3か月間で、引っ越し等の開院準備を行い、令和6年、ゴールデンウイーク後に、開院を予定しております。  また、現病院の解体工事につきましては、令和6年6月から令和7年3月までを予定いたします。 8 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 9 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  土地関係の進捗状況、併せて、今後の土地取得に係るスケジュール等も伺いたいと思います。よろしくお願いします。 10 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 11 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 土地取得のスケジュールについては、土地収用法事業許可申請について、基本設計の資料が必要となるため、基本設計終了後に、事業認定申請、事業認定の予定です。  土地収用法事業認定後に、農業振興地域計画の変更申請及び農地法転用許可申請の予定となります。  また、開発許可申請建築確認申請については、開発行為に係る手続として、山武市土地開発指導要綱に基づく事前確認協議都市計画法に基づく開発許可が必要となり、また、建築物の建築等に関する申請としましては、建築基準法に基づく建築確認申請があり、確認済証の交付を受けることとなります。  土地の購入時期といたしましては、令和4年度前半を予定しており、地権者については、20名となります。 12 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 13 ◯6番(北田 守君) 山武市の皆さんにとっては、とても大切な、そして、今後、頼りにする大事な病院です。このコロナ禍での計画の遂行は、大変だと思いますが、予定どおりに進むよう、関係者の皆様には頑張っていただきたいと思っております。  次に、さんむ医療センターの現状をお尋ねいたします。  このコロナ禍で、さんむ医療センターの皆様も大変な御苦労をしていることと推測いたします。  さんむ医療センターの皆さんだけでなく、日本中の医療関係者の皆さんや自治体の皆さんが大変な御苦労をして、新型コロナウイルスと闘ってくれています。大変ありがたく思うとともに、心から感謝を申し上げます。  さんむ医療センターも、コロナの影響は多大なものだと思いますが、今現在の状況は、どうなのか、お聞かせいただきたいと思います。 14 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 15 ◯保健福祉部長小川雅弘君) さんむ医療センターの昨年4月から本年1月までの外来患者数は9万4,589人、前年比で8.2%の減少となります。  入院患者数は4万9,488人、前年比で5.4%の減少となりました。  また、本年2月1日現在の常勤医師数ですが、38名となります。常勤看護師数は128名で、コ・メディカルや事務職等を含めた常勤職員については、318名となっております。 16 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 17 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  医療関係者の皆さんは、毎日、大変な思いで、仕事をしていることと思います。大変でしょうけれども、頑張っていただきたいと思います。  続きまして、新型コロナウイルスワクチン接種に向けたさんむ医療センターの役割は、どのようになっているか、お尋ねいたします。 18 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 19 ◯市長(松下浩明君) 新政会、北田議員、さんむ医療センターについて、新型コロナウイルスワクチン接種に向けたさんむ医療センターの役割についてということで、御質問いただきました。お答え申し上げます。  さんむ医療センターは、山武市の新型コロナウイルスワクチン接種体制における基本型接種施設として、市としても、市民の接種が円滑に進められるよう、さんむ医療センターにお願いをしてまいります。  大事な拠点となる病院と思っておりますので、共に予防接種に協力していただきまして、ミスなく、しっかりやっていきたいと考えております。 20 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 21 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  ぜひ、さんむ医療センターと連携を密にして、ワクチン接種が円滑に行われるよう、お願いを申し上げます。  続きまして、新型コロナウイルスへの対策についてでございますが、新型コロナウイルスワクチン接種の準備状況をお聞かせください。 22 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 23 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 新型コロナウイルスワクチン接種の対象者は、16歳以上の市民の方で、1人につき2回接種が必要となります。  現時点において、65歳以上の高齢者、約1万9,000人の接種を4月以降に開始し、およそ3か月程度で終了し、その他の年齢の方は、その後、順次、接種ができるようにすると、国から示されておりますので、そちらの方向で準備を進めているところでございます。  接種体制につきましては、集団接種と個別接種の併用で実施できるよう調整をしております。  また、高齢者施設は、入所者、施設従事者ができるだけ同時に接種できるよう、併せて調整を進めております。  接種を受けるために必要な接種券であるクーポン券は、まず、高齢者に送付し、その後、その他の年齢の方に送付いたします。  また、接種については予約制とし、予約につきましては、市にコールセンターを設置し、電話やインターネットから申込みができるようにする予定でございます。  接種料金につきましては、全額国が負担するため、無料となります。  しかしながら、ワクチンの供給量や供給時期につきまして、国から示されていないため、接種券の送付やワクチン接種スケジュールに関して、遅延する可能性がございます。準備が整い次第、ホームページや広報紙、チラシ等を作成し、周知を図っていく予定でございます。 24 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 25 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  ワクチン接種の段階で、混乱を招かぬよう、細心の注意を払って準備をしていただくようお願いいたします。  続きまして、新型コロナウイルス感染者の入院先と治療状況についてお聞かせください。 26 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 27 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 2月18日現在、本市の感染者数は109人で、入院中は3人、自宅療養は5人、ホテル療養は3人で、退院、療養解除等が98人となっております。  新型コロナウイルス感染症陽性者への対応については、県の出先機関である山武保健所が担当しております。  市として把握できる患者情報は、県が公表している年代、性別等の限られた情報のみで、個人情報保護の観点から、個人を特定することはできませんので、詳細な入院先や治療状況については、把握できない現状でございます。 28 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 29 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  これにつきましては、個人情報の観点から、仕方のないことだと思いますので、これ以上は質問を控えさせていただきます。  次に、救急車のたらい回し、また、医療が逼迫している状況はありませんか。伺います。 30 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 31 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 山武郡市広域行政組合消防本部での救急車の出動件数は、令和元年1月から12月で、1万1,100件です。令和2年は、1万27件となり、出動件数は、1割ほど減少しております。  医療機関受入れ状況については、決定までの時間が多少かかっている状況ではございますが、たらい回しなどの発生はないと聞いております。 32 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 33 ◯6番(北田 守君) たらい回しがないということを聞いて、私自身、大変安心いたしました。  続きまして、コロナ禍での経済対策でございますが、この質問につきましては、後ほど、櫻田議員より関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、教育関係について質問させていただきます。  市内の小中学校の統合について、統合した学校の現状や統合により向上したこと、また、課題となったことなどをお伺いいたします。  市では、市内小中学校の統合を実施し、令和3年4月には、日向小学校山武西小学校統合小学校が開校し、また、令和4年4月には、蓮沼中学校松尾中学校の統合新学校が開校するということで、開校に向けた準備の状況については、その都度、教育委員会からの報告を伺っているところですが、今まで統合した小中学校の状況について、平成31年4月に開校した松尾小学校山武中学校の状況についてお尋ねいたします。 34 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 35 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  平成31年4月に開校しました、この2校につきましては、子どもたちが、活気にあふれ、多くの仲間と学び合いをしております。  統合前の学校で、それぞれ多少のルール違いなどもあったことから、統合時には違和感を覚える児童生徒もいましたが、既に1年以上が経過し、自然に学校生活を送っており、児童生徒が増えることで、行事も活性化したという声も届いております。  現在は、新型コロナウイルス感染症の関係で、縮小傾向にはございますが、平成31年4月の開校時においては、児童生徒の歌声が元気いっぱいに響きわたり、体育祭や音楽祭も同様に、活気にあふれておりました。  また、中学校では、教科担任制で必要な教員を複数配置できる学級数が確保されたことにより、学びの環境が充実しました。  学校統合によって、学区が広がったことから、地域とのつながりを保つために、地域に開かれた学校づくりをしていくために、コミュニティスクール化に取り組み、保護者をはじめ、地域住民の代表15名から成る学校運営協議会を設置しました。  このことにより、学校に求める支援が地域と共有され、つながりがより深められております。  このような状況から、統合によって、よりよい教育環境につながっていると考えております。  以上です。 36 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 37 ◯6番(北田 守君) 多くの仲間と学び合い、活気にあふれたことや、教員の配置も充実し、学びの環境が向上したということなどが、よい点であるということですが、学校が統合することによって、環境の変化や課題となる部分も出てくると思うのですが、その辺りは、どう問題として捉えたか、また、それに対する対応策について、具体例があれば、お聞かせいただきたいと思います。 38 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 39 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  はじめに、環境の変化への対応でございますが、2つの学校が統合するので、新しい環境になじめるか、新しい友人関係が築けるかなど、様々な不安を抱くことが考えられるため、統合後の不安を、できる限り軽減できるよう、統合前からの教員を一定数配置しているほか、2年間の準備期間中に、児童生徒等の交流活動を実施しております。  さきに行われた学校統合と同様に、交流活動は、新しい環境への適応や、新たな友人関係の構築に有効であることから、この4月から開校する日向小学校山武西小学校統合小学校の準備期間においても、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、回数こそ、限定はされましたが、社会科見学や野外活動の機会を捉え、全学年の交流活動を行うことができました。  次に、課題となることといたしましては、学校統合によって、通学距離が長くなることが挙げられますが、これにつきましては、統合準備委員会の協議に当たって、現状を把握していただいた上で、通学方法を検討していただき、統合することによって、これまでより、通学距離が伸びる児童生徒を対象に、統合後の通学距離を勘案し、一部、バス通学を導入している状況でございます。  その他、通学路の安全対策は、直近の日向小学校の開校の例を申し上げますと、徒歩通学の児童の通学路の安全対策といたしましては、統合準備委員会や学校から挙げられた危険箇所の改善の要望に基づき、新小学校付近の横断歩道の設置や路側帯等の路面標示など、安全対策を実施してまいりました。  以上です。 40 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 41 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  いじめ問題や通学に関しての安全対策については、後ほど櫻田議員から、関連で質問をさせていただきます。  続いて、成東中学校の統合についてでございますが、こちらは成東東中学校との統合ということで、現在の成東東中学校を位置としての計画を一旦立ち止まって、新たなまちづくりの中で、学校の位置を考えたいということでございましたが、成東中学校の老朽化、学校は避難所であることを考えますと、冠水時や踏切が狭いなど、アクセスの問題も浮き彫りとなっています。  新たに学校の位置も考えたいということですが、早急に考えをまとめる必要があると思いますが、いかがでしょうか。市長にお尋ねいたします。 42 ◯議長(大川義男君) 市長。 43 ◯市長(松下浩明君) 成東中学校成東東中学校の統合につきましては、成東東中学校を統合後の学校とすることの御理解を得られていないという方もいらっしゃるように私も感じ、一度立ち止まって、自分なりに判断する必要があると考えました。  また、成東中学校となると成東東中学校の統合という方向性では、教育委員会と共通の認識をしておるところでございます。  全ての取組を、人口減対策に結びつけるということの事業の展開を今しているところで、まちづくりに取り組んでいるところでございます。将来的な学校の在り方については、暮らしやすいまちづくりに占める割合も多く、その場所や時期等について、検討をしております。  引き続き、まちづくりの在り方を含めて、新たな中学校の適正用地の確保もございますので、その辺りが整理され次第、教育委員会に具体案をお伝えし、整理してまいりたいと、今、思っております。 44 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 45 ◯6番(北田 守君) ありがとうございます。  市長から答弁がございましたが、このことについて、教育長はどう考えているか。伺います。 46 ◯議長(大川義男君) 教育長、御登壇願います。 47 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 教育委員会といたしましては、山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画のスケジュールに沿って、学校統合を進めてまいりました。
     成東中学校成東東中学校の統合後の学校の位置につきましては、市長から、今、答弁もありましたように、新たなまちづくりの中で、考えさせていただき、新たな統合中学校の建設なども、まちの発展につながるような展開を含めて、検討していきたいということでございました。このことにつきましては、教育委員会としても、合意をしているところでございます。  市長から、具体案が示され次第、保護者と地域への説明方法も含めて調整をしてまいりたいと思っております。 48 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 49 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  私の下世話な考えかもしれませんが、山武市の中心とも言える市役所、駅がある地域の中学校を廃校にするのはいかがなものかと考えております。存続していれば、人口密集地である成東地域の皆さんのいざというときの避難所にもなります。いずれにしても、慎重に検討していただき、速やかに進めていただきたいと思います。  続きまして、農政関係の質問をさせていただきます。  はじめに、近隣町村において発生した鳥インフルエンザについてでございますが、現在の状況とその対応を併せてお尋ねいたします。 50 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 51 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  県内の鳥インフルエンザの発生状況でございますが、12月24日に1例目が確認されてから、2月15日までに11例目が確認されている状況でございます。  発生農場といたしましては、いすみ市、2件、横芝光町、1件、匝瑳市、6件、旭市が1件、多古町、1件となっており、約470万羽が殺処分となりました。  鳥インフルエンザの対応は、千葉県が行うこととなり、その主な内容は、発生農場の鳥の殺処分、発生農場の半径3キロ区域内の鳥等の移動制限、3キロから10キロの区域内の鳥等の搬出制限、周辺農場の異常の有無の確認及び注意喚起、畜産関係車両の消毒のための消毒ポイントの設置となります。  ただし、数万羽規模の農場であれば、県、家畜保健衛生所を中心とした県職員だけの対応となるようですが、一農場で100万羽を超える農場が複数あることから、自衛隊の派遣や市町村職員の協力も依頼されているところでございます。 52 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 53 ◯6番(北田 守君) 市町村職員の協力とは、具体的に何をしているのでしょうか。お尋ねいたします。 54 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 55 ◯経済環境部長(越川 俊君) 発生農場の市町内に、原則、現地対策本部及びサブステーションが24時間体制で設置されます。  市町職員は、サブステーションにおける従事者受付、物資整理、または、発生農場出入口における防護服脱衣補助作業が協力内容となります。  本市からいすみ市、匝瑳市の協力として、夜間、休日を中心に、延べ12日間の派遣、協力を行ってまいりました。  なお、発生場所での殺処分、防疫作業は、県職員及び自衛隊により行われております。 56 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 57 ◯6番(北田 守君) 現状を伺いましたが、具体的な対策はあるのでしょうか。伺います。 58 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 59 ◯経済環境部長(越川 俊君) 県内の全ての養鶏農家へ、鳥インフルエンザ侵入防止のための注意を呼びかけています。具体的には、着替えの徹底、人、車両の立入り制限、消毒の徹底、野鳥等、野生生物の侵入防止、給水用の水の消毒、疾病の早期発見、早期通報の徹底をお願いしているところです。 60 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 61 ◯6番(北田 守君) 対策を徹底すれば、鳥インフルエンザは防げますか。また、原因は、どこから来ているのでしょうか。伺います。 62 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 63 ◯経済環境部長(越川 俊君) 残念ながら、対策を講じれば、防げるというものではなく、リスクが軽減されるということになります。  県内での発生前に、市内の養鶏農家への消石灰の緊急無料配布が実施されましたが、他市町の発生が防ぎ切れていない状況でございます。  また、原因については特定されていませんが、一般的には、渡り鳥等の野鳥が運んでくるとされております。  なお、匝瑳市の養鶏場における鳥インフルエンザ発生を受けて、農林水産省及び千葉県が共同で実施した疫学調査において、発生農場付近で採取した野鳥のふん便から、2月19日に、鳥インフルエンザウイルスが確認されております。 64 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 65 ◯6番(北田 守君) 市内にも、養鶏農家が幾つかあると思われます。仮に本市で発生してしまった場合に、防疫体制はどのように考えていますか。伺います。 66 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 67 ◯経済環境部長(越川 俊君) 一定規模以上の養鶏場で、鳥インフルエンザが発生した場合は、現地対策本部及びサブステーション並びに自衛隊の駐屯宿営地として、活用可能な施設の選定候補が必要となります。  現地対策本部の市内設置の目安は、飼育数1万羽以上で、3日程度。  自衛隊派遣要請の目安は、飼育数10万羽以上で、1週間程度となります。  本市で該当する規模の養鶏場は、各一農場で、場所は、いずれの農場も松尾町山室地先にございます。  選定候補施設といたしましては、農村環境改善センター、松尾交流センター洗心館、松尾運動公園のほか、複数の施設を想定しております。  施設所管部署並びに千葉県と協議し、決定をすることになります。 68 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 69 ◯6番(北田 守君) 続いて、養鶏農家以外の畜産農家に対する防疫対策についてお聞かせください。 70 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 71 ◯経済環境部長(越川 俊君) 牛や豚等の畜産農家についての防疫対策も、千葉県が行います。  防疫対策は、基本的には、先ほど申しました養鶏農家と同様でございます。 72 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 73 ◯6番(北田 守君) 防疫対策は、千葉県の指導の下、飼養衛生管理の徹底をさらに強化し、おのおのの畜産農家が発生予防に努めている状況だと思われますが、市が実施している対策はありますか。 74 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 75 ◯経済環境部長(越川 俊君) 例年、山武市養豚組合では、千葉県畜産協会の補助金を活用いたしまして、消石灰を購入し、各養豚農家へ配布をしているところでございます。  令和2年度においては、国の消費・安全対策交付金を活用いたしまして、野鳥侵入防止のための防鳥ネット整備を実施したところでございます。  市単独の事業といたしましては、家畜経営の安定化及び家畜伝染病浄化を図ることを目的といたしました、家畜伝染病ワクチン接種代金及び検査代金に対する補助金がございます。  令和2年度は、牛アカバネ病関係ワクチン、豚熱ワクチンの接種代金に対する助成を行っております。  また、家畜の健康管理の向上と畜舎周辺環境に与える悪影響を軽減することを目的といたしました、消臭効果及び殺虫効果のある薬剤等の購入に対する補助金がございます。この補助金は、養鶏農家も含む市内に居住する畜産経営者が対象となっております。 76 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 77 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  続きまして、ジャンボタニシ被害対策について質問いたします。  ジャンボタニシによる被害対策につきましては、山武市内の水田がジャンボタニシに食い荒らされてしまい、大変大きな被害をもたらしていることから、対策が必要であると考え、令和2年第2回定例会においても、質問させていただいたところであります。  その際に、再度、山武市農業再生協議会を開催し、アンケート結果を基に、防除対策等を検討するとの答弁をいただきましたが、令和3年度以降の新たな取組についてのお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 78 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 79 ◯経済環境部長(越川 俊君) アンケートの結果では、防除対策については、薬剤の散布、冬期の耕うん、浅水管理等を実施しているとの回答が多く見られました。薬剤にかかる費用が、大規模水稲農家にとって、大きな負担になっているということでございます。  地域全体での防除対策が必要との意見もあるものの、現状では耕作者がおのおので対応している状況でございます。  このような結果を基に検討をいたしました結果、これまでに実施している地域ぐるみの防除活動への助成のほか、耕作者おのおのを支援できる仕組みの構築が必要であるということから、米の生産調整達成者の方々に、水田作付面積に応じた助成を予定しているところでございます。 80 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 81 ◯6番(北田 守君) 助成金額はどのくらいになりますでしょうか。 82 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 83 ◯経済環境部長(越川 俊君) 令和3年度当初予算(案)のほうに、1反歩当たり500円を計上しているところでございます。 84 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 85 ◯6番(北田 守君) これまでに実施している地域ぐるみの防除活動への助成について、令和3年度以降の取組予定をお聞かせいただきたいと思います。 86 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 87 ◯経済環境部長(越川 俊君) 地域ぐるみの防除活動への助成といたしまして、千葉県のジャンボタニシ緊急防除対策事業補助金を活用した事業を実施しているところでございます。  事業内容は、山武市ジャンボタニシ防除対策協議会を設立し、地域で総合的な防除対策を実施するものでございます。  令和2年度の実施地域は、山武市松ケ谷・井ノ内地区の山武郡中央土地改良区の第6工区で実施しております。  具体的な取組といたしましては、侵入防止対策として、止水口へのネットの設置及び食害防止対策といたしまして、浅水管理を実施し、今後は、越冬防止対策として、耕作者による冬期の耕うん、及び貝密度低減対策として、地域内水路の泥上げを実施しているところでございます。  令和3年度においては、引き続き、県の補助金を活用しながら、進めていければと考えております。その中で、令和3年度の県への要望地区といたしましては、蓮沼地区、松尾町田越地区、蕪木地区、継続地区で実施しています、松ケ谷・井ノ内地区を予定しているところでございます。  なお、報道発表によりますと、ジャンボタニシ緊急防除対策事業補助金の千葉県の予算は、予算額が倍増、拡充されております。拡充されたわけでございますが、ジャンボタニシによる被害は、山武市だけではなく、千葉県内の他市町村においても、問題になっていることから、現段階では、他市町の要望がどの程度あり、本市における事業採択規模についても不透明な状況ではございますが、県に事業採択されるよう、今後しっかりと要望してまいりたいと思います。 88 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 89 ◯6番(北田 守君) 水稲農家は、本当に困っております。県からの予算を少しでも多くいただけるよう、頑張っていただきたいと思います。  続きまして、新型コロナウイルスの影響による農産物の価格低迷についてでございますが、この質問に関しましては、後ほど、戸村議員より関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の代表質問を終わります。ありがとうございました。 90 ◯議長(大川義男君) 以上で新政会、北田守議員の代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  櫻田基介議員、御登壇願います。  櫻田議員。 91 ◯5番(櫻田基介君) おはようございます。議席番号5番、新政会、櫻田基介です。議長のお許しを得ましたので、先ほどの北田議員の代表質問の関連について、コロナ禍での経済対策といじめ問題、通学の安全対策について、幾つか質問いたしますので、よろしくお願いいたします。  最初に、2月13日に、福島県沖を震源とした大きな地震がありました。被災された方々におかれましては、お見舞い申し上げます。  その中、新型コロナウイルス対策での緊急事態宣言が延長され、少しずつ感染者も減ってきてはいますが、収束までは、まだ時間がかかると思われます。未来に希望を持って、まずは目の前のことに全力で取り組みたいと思います。  それでは、最初の質問に入ります。  新型コロナウイルスの対策について、現在、2度目の緊急事態宣言が発令中となっています。感染症の拡大防止のため、千葉県では、飲食店等への時短営業等の協力要請を行いました。この要請について、市では何を行っていますでしょうか。伺います。 92 ◯議長(大川義男君) 市長。 93 ◯市長(松下浩明君) 櫻田議員からの御質問にお答えさせていただきます。  千葉県からは、本年1月4日付で、県内全域の飲食店の皆さんへ、営業時間短縮の要請が行われました。これを受けまして、私から、担当部署に、山武市内で飲食店営業許可を受けている事業者の皆様へ協力していただくよう、要請の文書を出すよう指示を行いまして、1月の7日付で、事業者に送付をさせていただきました。  また、感染拡大防止対策協議会の協力金の申請につきましても、私から、速やかに、かつ、提出漏れがないように、市内飲食店全店へ申請要領及び様式を直接送付するよう指示を行い、本市独自の事業として、2月10日付で、一式を送らせていただきました。  新型コロナウイルス感染症につきましては、市民生活及び市内経済に多大な影響を及ぼすおそれがありますので、今後も速やかな対応を図ってまいりたいと考えております。 94 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 95 ◯5番(櫻田基介君) 県に直接申請をすると伺っていました。様式は、現在、ネットでの申請等、いろいろあると思いますが、市内事業者に直接、様式のほうを送ってあるということなので、安心しました。申請漏れをなるべく防げればと思います。  そこで、現在、緊急事態宣言を踏まえた中小企業への支援策はどういったものがあるのか、教えてください。 96 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 97 ◯経済環境部長(越川 俊君) 緊急事態宣言を踏まえまして、現在、行われています国県等の中小企業への主な支援策といたしまして、お答えさせていただきます。  はじめに、千葉県感染拡大防止対策協力金は、千葉県からの時短要請に応じ、1月12日、または、遅くとも1月26日までに、協力を開始し、2月7日まで、継続して協力をいただいた飲食店の皆様へ、1日当たり6万円、最大162万円の支援を行うものでございます。
     なお、2月4日以降も、協力していただいております飲食店の皆様には、申請関係が分かり次第、お知らせする予定でございます。  相談窓口については、コールセンターを設置して、対応するということでございます。  続きまして、雇用調整助成金でございます。これは新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動の縮小を余儀なくされた場合、雇用保険適用事業主が、従業員の雇用維持を図るために、一時的な休業に取り組む場合、従業員一人一人に支払った休業手当の全額、ただし、日額上限1万5,000円となりますが、そういった支給制度がございます。  なお、雇用保険の適用を受けないパートやアルバイトなどの非正規労働者に対する休業補償に対しても、雇用調整助成金と同等の助成を受けられる緊急雇用安定助成金がございます。こちらも上限額としては、先ほどと同じ1万5,000円が支給されます。  両方の助成金制度についての問合せ先についても、千葉労働局、または、ハローワーク千葉とコールセンターということになっています。  続きまして、中小企業・小規模事業者向けの資金繰り支援といたしまして、3年間、実質無利子の融資と最長5年間、元本据置き融資を実施しております。こちらの融資の相談については、各金融機関で行っております。  次に、現在、国等で実施準備中や3月公募開始予定事業について、紹介をさせていただきます。  はじめに、緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金といたしまして、これは、緊急事態宣言の影響で、飲食店との取引が減少し、または、不要不急の外出・移動の自粛により、影響を受けた事業者に対して、令和3年1月から3月のいずれかの月の売上げが、前年度比50%以上減少した場合、中小法人へは最大60万円、個人事業者へは最大30万円を支給するものでございます。  問合せについては、一時支援金事務局となります。  続きまして、事業再構築補助金は、新分野展開や業態転換等で、事業を建て直す取組を行う場合、その経費の上限1億円まで、最大3分の2を補助するものでございます。  例えば、喫茶店経営者が新たにコーヒー豆等のテイクアウト販売を実施する場合や、弁当販売事業者が、新たに高齢者向けの食事宅配事業を開始するなどの場合がございます。こちらについても、相談先はコールセンターということになります。  次に、持続化補助金は、感染防止対策をしつつ、販路を開拓する場合等に要する費用を、小規模事業者に最大100万円まで、4分の3を補助する制度でございます。  例えば、新たな販促用のPR、いろいろな媒体を使った場合と新商品の開発などとなります。  問合せ先については、山武市商工会となっております。  最後に、IT導入補助金は、ITツールの導入により、業務の効率化及び接触機会の低減に資する費用を最大450万円まで、最大3分の2を補助する制度でございます。  例えば、宿泊サイトの一元化等でございます。  これも、コールセンターで対応ということになります。  また、いずれの事業につきましても、相談窓口といたしましては、山武市商工会が、会員、非会員を問わず、受付、相談等をしておりますので、活用していただければと思います。  以上が、主な支援策ということになります。 98 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 99 ◯5番(櫻田基介君) 国、県の協力金や助成金等、いろいろな支援策がありますが、使う側が理解していると、今回、活用できるものが多いと感じています。なるべく多くの人に理解できるように、市としては、周知をお願いいたします。  次に、国では、第3次補正予算について、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を1兆5,000億円拡充しました。  市へも新たな交付金があると思いますが、その交付金で、例えば2月末まで行っているプレミアム商品券は、飲食業や小売業などの多くの事業者で使っていただけて、市内の活性化につながると思います。  これの第2弾を行ってはいかがかと思いますが、市では、交付金を活用して、どのような経済対策を予定しているかを教えてください。 100 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 101 ◯経済環境部長(越川 俊君) 御提案のほうをありがとうございます。  新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の拡充に伴う交付金事業ですが、現在、事業を精査中でございます。櫻田議員からも提案いただきました事業等を、ニーズがあるものについて、検討してまいりたいと思っております。 102 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 103 ◯5番(櫻田基介君) 長引く新型コロナウイルスの影響で、株価は上昇していますが、実際の経済は大きなダメージを受けています。支援策をよろしくお願いいたします。  これで、コロナ禍での経済対策の質問を終了いたします。  続きまして、小中学校の統合に関連して質問させていただきます。  市内では小中学校の統合を進めていますが、新たな環境の中で、児童、生徒、保護者がどのように感じているか、調査、アンケートなどを行っていますでしょうか。伺います。 104 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 105 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  児童、生徒、保護者がどのように感じているかということでございますが、市内、全ての小中学校で、学校評価アンケートを行っており、松尾小学校では、「学校に満足しているか」という問いに対し、児童は、昨年度は92%、今年度は95%、保護者は、昨年度は95%、今年度は96%が、肯定的な回答でございました。  また、児童を対象にした、「学校は楽しいか」という問いに対し、昨年度は90%、今年度は95%の児童が、肯定的な回答でございました。  山武中学校につきましては、「学校は、生徒にとって楽しい場所になっているか」という問いに対し、生徒は、昨年度は85%、今年度は94%、保護者は、昨年度は84%、今年度は86%が、肯定的な回答でございました。  以上のことから、特に児童生徒の肯定的な割合が増えております。  また、統合して子どもがなじめるかとても心配だったが、先生方が対応してくださり、楽しく過ごしていますというような意見も寄せられているという状況でございます。 106 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 107 ◯5番(櫻田基介君) 児童、生徒、保護者ともに、学校に対しての満足度が高いことが分かりました。  また、多少のルールの違い等があったが、今ではお互いに理解し合い、仲よく元気に学校生活を送っているということで、先生方もしっかり指導してくださっていると理解しました。  ということは、学校統合をきっかけとするいじめはないと認識してよろしいでしょうか。 108 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 109 ◯教育部長(小川宏治君) いじめに関する質問でございます。  松尾小学校山武中学校において、学校統合をきっかけとするいじめは発生してございません。 110 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 111 ◯5番(櫻田基介君) ありがとうございます。  まず、現状いじめはないということで、安心しました。  これからも先生方には、いじめに注意してもらって、過ごしていただきたいと思います。  続きまして、通学に関しての安全対策についてですが、統合に当たり、一部、通学バスを導入するということですが、通学バス導入に当たり、公共機関の利用などは検討したのでしょうか。伺います。 112 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 113 ◯教育部長(小川宏治君) お答えいたします。  蓮沼中学校松尾中学校学校統合に当たり、統合することによって、遠距離通学となる蓮沼地区の生徒を乗車対象とし、通学バスを導入する見込みでございますが、その検討に当たっては、時刻表やルートの変更を加えた上で、基幹バスや空港シャトルバスの利用についても検討をいたしました。  現在の蓮沼中学校の児童数を勘案すると、公共交通のバスには乗り切れないことや、統合中学校となる現松尾中学校への乗り入れを含むバス停留所の確保が困難であることなどから、通学バスの導入に至りました。  今後は、統合準備委員会で具体的な通学バスのルートや時刻表について、検討していくこととなります。  以上です。 114 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 115 ◯5番(櫻田基介君) 現在のバスの状況では、生徒を1台のバスで乗せ切ることができないということです。  通学に関しては、交通安全と防犯面があると考えますが、特に防犯についての取組ですが、現在はスマートフォンで確認できる位置情報、GPS端末を無償で貸し出している自治体もあるということですが、例えば、学校を出たら、保護者にメールが届いたり、必要であれば、お子さんのいる位置が確認できるようなものになりますが、山武市では、通学の防犯対策は、どのように行っているか、伺います。 116 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 117 ◯教育部長(小川宏治君) 通学の防犯対策についてお答えいたします。  山武市教育委員会では、小学校に入学する際、防犯ブザーを児童に配布をしてございます。  また、学校統合によって遠距離通学となる児童生徒につきましては、一部、通学バスを導入しますので、学校から家の近くまで送られることとなることから、それそのものが、安全対策に結びついていることになります。  その他、徒歩や自転車での児童生徒の通学に関しての主な防犯対策といたしましては、ボランティアや青色パトロールカーによる見守り等をお願いしている状況でございます。 118 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 119 ◯5番(櫻田基介君) 子どもたちの登下校のボランティアの皆様による見守りは、私も保護者として、大変心強く、また感謝しています。  しかしながら、さらなる安心安全のため、GPS端末の無償での貸出しを御検討いただきたいと思います。それを要望いたします。  子どもたちが安全に過ごせ、保護者も安心ができる山武市にしていきたいと思います。  これで、私の関連質問も終わりにいたします。ありがとうございます。 120 ◯議長(大川義男君) 以上で櫻田基介議員の関連質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時10分といたします。              (休憩 午前10時59分)              (再開 午前11時07分) 121 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  ほかに関連質問はありませんか。  戸村勝敏議員、御登壇願います。  戸村議員。 122 ◯2番(戸村勝敏君) 議席番号2番、新政会、戸村勝敏です。北田議員の代表質問に関する関連質問をさせていただきます。  新型コロナウイルスの影響による農産物の価格について伺います。  昨年の緊急事態宣言下では、学校給食の停止などで、葉物野菜などが出荷できない状況になりました。今回の農作物価格の動向について、市が把握している範囲で、お聞かせください。 123 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 124 ◯経済環境部長(越川 俊君) 本市の特産物といたしまして、ニンジンやネギがございます。また、施設野菜では、トマトやイチゴが主なものとして挙げられます。  今、主な出荷業者に確認したところ、コロナの影響は全くないとは言えないが、あまり影響はあるとは聞いていませんという回答をいただいております。  ただし、感染予防対策等にかかる経費が増えているということでございました。  なお、市内全ての農家が出荷業者を通しているわけではございませんので、把握できていない部分もございますが、個人飲食店、店舗等へ直接取引をされている方々においては、コロナの影響があったものと考えております。 125 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 126 ◯2番(戸村勝敏君) それでは、山武市の主な観光農業であります、イチゴ狩りなどの集客状況については、いかがでしょうか。 127 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 128 ◯経済環境部長(越川 俊君) 新型コロナウイルスが確認された令和2年度の集客は、令和元年度と比較いたしまして、大きく減少したところでございます。  令和3年については、始まったばかりではございますが、前年と同じく、減少傾向にあると聞いております。  また、観光面におけるコロナ禍での影響は、非常に大きいと考えております。 129 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 130 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございます。  農産物の価格そのものには、大きな影響はないようですが、作付している農作物や販路等により、個々の経営に影響が出ている農家もあろうかと思います。  コロナの影響を受けた農家を応援するような対策はございますでしょうか。 131 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 132 ◯経済環境部長(越川 俊君) 国のコロナ対策事業になりますが、主に活用されていると思われる事業といたしまして、農業者に限った制度ではございませんが、1月の売上げが前年同月比で50%以上減少している事業者が対象となります持続化給付金、次期作に前向きに取り組む野菜、花卉、果樹、茶などの高収益作物の生産者に対し、資材購入や機械レンタル等を支援する高収益作物次期作支援交付金、コロナウイルス感染拡大防止対策を行いつつ、販路の回復、開拓、生産、販売方法の確立、転換などの経営継続に向けた取組を支援する経営継続補助金等がございます。 133 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 134 ◯2番(戸村勝敏君) 御説明をありがとうございます。
     これは国の事業とのことですが、本市における活用実績は分かりますか。分かる範囲でお願いいたします。 135 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 136 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今、申し上げた事業につきましては、市を経由せず、国への直接申請ということで、本市における正確な数字の把握はできておりません。  しかし、高収益作物次期作支援交付金及び経営継続補助金につきましては、県の山武農業事務所と出荷業者が申請手続のサポートをしております関係で、確認をしたところ、約400件の申請があったと聞いております。 137 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 138 ◯2番(戸村勝敏君) 調査をしていただいてありがとうございます。  周知を徹底して、必要な方に情報が行き届くよう、よろしくお願いいたします。  最後に、市長に伺います。  来年度以降もコロナ禍による影響が続くことが予想されます。今後、市としてどのように取り組んでいくのか、お聞かせください。 139 ◯議長(大川義男君) 市長。 140 ◯市長(松下浩明君) 新型コロナウイルスに関しましては、収束時期も不透明でありまして、農業者を含めた事業者の皆様にとっては、先の見えない不安や厳しい状況が、今後も続くと思われます。  本市の基幹産業であります農業は、非常に大事でございますので、国、県において、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を踏まえた様々な政策がございますので、農業者の声に耳を傾けながら、農業者へ周知をしてまいりたいと思っております。 141 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 142 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。農業だけでなく、広い視野で見た補償をよろしくお願いいたします。  以上で私の関連質問を終わります。ありがとうございました。 143 ◯議長(大川義男君) 以上で戸村勝敏議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  ないようですので、以上で関連質問を終了し、新政会、北田守議員の代表質問を終わります。  次に、さんむ21、能勢秋吉議員の代表質問を許します。  能勢秋吉議員、御登壇願います。  能勢議員。 144 ◯14番(能勢秋吉君) 議席番号14番、能勢秋吉です。ただいま、議長のお許しをいただきましたので、さんむ21を代表して、山武市政に対して何点か質問しますので、執行部の明快な答弁をよろしくお願いします。  昨年1月に、日本で初めて、新型コロナウイルス感染者が確認されました。新型コロナウイルスは、人から人への感染力が比較的強く、短期間で世界中に広がりました。亡くなられた方々に、心より御冥福をお祈りします。  また、感染し、入院、自宅療養等をされている方々の一日も早い回復を願います。そして、感染症対策に従事する医療・福祉関係の方々や、生活を維持するために営業を続ける事業者の方々に敬意と感謝を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が一部始まりましたが、収束するには、集団の7割が抗体を持つことが必要だと言われています。まだまだ、大変な状況が続きます。感染症対策の基本である手洗いやマスクの着用を含む、せきエチケットを行い、まず、自らが感染しないことが重要です。引き続き、しっかりと行っていきましょう。  それでは、質問に入ります。  最初に、さんむ医療センター建て替えについて伺います。  さんむ医療センターについては、会派新政会、北田議員の代表質問と重複する部分もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。  昨年の11月6日、地方独立行政法人さんむ医療センターは、建て替え整備事業者を総合方式で選定する一般競争入札について、落札者を株式会社奥村組グループとする選定結果を公表しています。  そこで、用地の状況について、何点か質問します。  用地の面積は、約3万4,800平米とお聞きしていますが、いかがですか。 145 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 146 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 建て替え整備に係ります開発区域面積は、道路、水路等の国有地を含めて、全体で3万4,874平米でございます。  また、用地買収面積については、約3万3,000平方メートルを予定いたします。 147 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 148 ◯14番(能勢秋吉君) その用地に地権者は何名おりますか。 149 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 150 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 地権者については、20名でございます。 151 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 152 ◯14番(能勢秋吉君) 現時点で、地権者の方々に、どの程度説明してありますか。 153 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 154 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 地権者への説明状況でございますが、個別に地権者宅を訪問し、病院建て替え整備事業の概要を説明し、建て替え事業への御理解と用地買収への御協力をお願いしてまいりました。  また、令和2年2月に、病院において、地権者及び近隣住民への説明会を実施したところでございます。 155 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 156 ◯14番(能勢秋吉君) 土地の登記名義人の確認は済んでいますか。 157 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 158 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 土地登記簿等の確認は終了済みでございます。 159 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 160 ◯14番(能勢秋吉君) 地権者の理解は得られていますか。 161 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 162 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 地権者20名の皆様においては、病院建設用地について、病院建設用地として、御理解をいただいているところでございます。 163 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 164 ◯14番(能勢秋吉君) 次に、予定地は農用地区域ですが、農地の除外申請手続が必要となります。そこで、今回の案件は、重要変更か軽微変更か、伺います。 165 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 166 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今回の案件は、農業振興地域の整備に関する法律の中で、軽微な変更として、土地収用法の規定による告示があり、その告示に係る事業の用に供されるものという定めがございます。  ということで、さんむ医療センターは、土地収用法第3条第24号の公共の利益となる事業の公的医療機関に該当しますので、従来の重要変更ではなく、軽微変更として、手続を進めているところでございます。 167 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 168 ◯14番(能勢秋吉君) 申請から承認までの期間は、どのくらいかかりますか。 169 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 170 ◯経済環境部長(越川 俊君) 申請から同意を出すまでが、最短で3か月くらいでございます。 171 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 172 ◯14番(能勢秋吉君) 次に、農地法第5条の許可については、どうお考えですか。 173 ◯議長(大川義男君) 農業委員会事務局長。 174 ◯農業委員会事務局長(齊藤忠志君) お答えいたします。  農地転用申請につきましては、必要な場合と不要な場合等がございます。土地収用法の事業認定を受けまして、収用または使用の裁決の申請をした場合は、農地転用申請は不要となるところでございますが、今回の事業におきましては、土地収用法の事業認定にとどまる予定と伺っておりますので、農地転用申請は必要となります。  以上です。 175 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 176 ◯14番(能勢秋吉君) 申請から許可の期間は、どのくらいかかりますか。 177 ◯議長(大川義男君) 農業委員会事務局長。 178 ◯農業委員会事務局長(齊藤忠志君) 面積に応じて、少々異なりますが、参考まで、2ヘクタール以下であれば、5週間から6週間程度、2ヘクタールを超えるものについては、7週間から8週間程度ということでございますので、今回の場合は、2か月程度を要すると見込んでおります。  以上です。 179 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 180 ◯14番(能勢秋吉君) 土地収用法と建築確認申請の時期について伺います。 181 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 182 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 土地収用法に係るスケジュールでございますが、現在、事業認定図書の作成を行っているところです。  今後は、千葉県と申請図書内容の打合せ、事業認定説明会を経て、7月に申請、10月末には、事業認定を受ける予定でございます。  さらに建築確認申請でございますが、本年9月より事前協議に入りまして、免震建築物等の性能評定の国土交通大臣認定を受けた後、令和4年5月に建築確認を提出する予定でございます。 183 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 184 ◯14番(能勢秋吉君) 今後の建設工事について伺います。 185 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 186 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 開院を令和6年5月に予定しており、工事及び開院準備期間等から、令和4年7月に工事着手を予定しているところです。 187 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 188 ◯14番(能勢秋吉君) 令和4年7月に工事開始で、新病院の完成は令和6年2月14日となっていますが、それに向けての諸手続について、課題があれば、お聞かせください。 189 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 190 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 工事実施の上で、やはり一番大切な課題は、近隣住民との良好な関係の構築だと考えております。今後とも、住民周知、また御理解を賜れるよう、努めてまいりたいと考えております。 191 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 192 ◯14番(能勢秋吉君) 順調に進むということで理解してよろしいですか。 193 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 194 ◯保健福祉部長小川雅弘君) そのように考えております。 195 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 196 ◯14番(能勢秋吉君) 新病院の建設には、市民も大きな期待を寄せています。事業主体はさんむ医療センターですが、しっかりとサポートしながら進めていくようお願いいたします。  次に、市有地について何点か伺います。  まず、市有地のうち、利用していない空き地について、件数と面積はどうでしょうか。 197 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 198 ◯財政課長(宮負裕行君) お答えいたします。  特定の行政目的のために所有している財産以外、いわゆる普通財産で未利用の土地は、それぞれ面積に大小の差はありますが、29件、2万5,867平方メートルでございます。 199 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 200 ◯14番(能勢秋吉君) 行政財産から普通財産にするには、どのような手続が必要ですか。 201 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 202 ◯財政課長(宮負裕行君) 行政財産とは、市の行政目的に直接供用される財産であり、地方自治法第238条の4第1項において、交換や売払いなどにより処分することや貸付けや信託など、司法上の関係において運用することは、原則禁止されております。
     しかしながら、本来の目的を果たせなくなっている土地や利用状況が著しく低調な土地などは、庁内で施設の在り方を検証し、今後、活用の見込みがない土地と判断された場合は、用途廃止等の財務規則に基づく手続を経まして、普通財産として、貸付けや売却などを進めることとなります。 203 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 204 ◯14番(能勢秋吉君) 財政課で管理している普通財産は、どのくらいですか。 205 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 206 ◯財政課長(宮負裕行君) 普通財産でございますが、手元の資料で見ますと、決算附属資料などにも記載があるんですけれども、普通財産として、土地の部分は21万9,289平方メートルでございます。 207 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 208 ◯14番(能勢秋吉君) そのうちに、利用していない土地はどのくらいありますか。 209 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 210 ◯財政課長(宮負裕行君) 先ほど御答弁を申し上げました、未利用の普通財産の土地は、29件で、2万5,867平方メートルでございます。 211 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 212 ◯14番(能勢秋吉君) 教育部で管理している件数と面積について伺います。 213 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 214 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  教育部所管の行政財産で該当するものにつきましては、山武市白幡の白幡スポーツ広場、面積は1万8,996平方メートルの1件でございます。  白幡スポーツ広場につきましては、平成29年度までは野球場などで利用する団体がありましたが、平成30年度からは、利用者がいない状況になっているという状況でございます。 215 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 216 ◯14番(能勢秋吉君) 今、スポーツ広場と話が出ましたけれども、将来的に使用する目的はありますか。 217 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 218 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  白幡スポーツ広場につきましては、社会体育施設としての利用度は低く、教育委員会としましては、今後、廃止の検討をしてまいりたいと考えております。 219 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 220 ◯14番(能勢秋吉君) これは市長にお伺いします。未利用地は普通財産に切り替え、また、市民の理解を得て、売却の方向で検討したらと考えますが、その点について伺います。 221 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 222 ◯市長(松下浩明君) さんむ21、能勢議員の市有地についての質問の中で、未利用地は、普通財産に切り替えて、また、市民の了解を得て、売却の方向で検討したらと考えますがということで、御質問をいただきました。  最近、普通財産におきましても、地区などにお貸ししていた土地などが、高齢化により、管理ができず、返却される事例が、年々、増加傾向にあります。  現在、財政課において、市有財産の売却や民間提案制度等を採用している先進自治体の事例調査を行っているところであります。  公売制度等についても、制度化できるよう、検証を行ってまいりたいと思っております。  今後、議会の皆様方に御説明などを行いつつ、未利用地の売却等を進めることによりまして、管理費用の削減や財源確保に取り組んでまいりたいと考えております。 223 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 224 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、未利用地について、維持費もかかります。ですから、これは、早急に検討すべきだと思います。しっかり、よろしくお願いいたします。  次に、借地の件数と面積について伺います。 225 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 226 ◯財政課長(宮負裕行君) お答えいたします。  市が借り受けている土地の件数、面積でございますが、73件、13万8,256平方メートルでございます。 227 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 228 ◯14番(能勢秋吉君) このうち、教育委員会の管理件数と面積について伺います。 229 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 230 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  教育部が所管する施設でございますが、9か所の施設で、借地面積の合計は9万4,741平方メートルになります。  面積の大きいところでいいますと、さんぶの森ふれあい公園多目的広場が3万7,623平方メートル、さんぶの森公園、1万9,419平方メートル、蓮沼スポーツプラザ、1万3,870平方メートル、蓮沼野球場、1万2,594平方メートル、さんぶの森野球場、6,493平方メートルがございます。  以上でございます。 231 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 232 ◯14番(能勢秋吉君) 各施設、建物が建っているところ以外ですけれども、野球場、あるいは、さんぶの森など、いろいろありますけれども、利用度、利用状況はどうなんですか。 233 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 234 ◯教育部長(小川宏治君) 利用状況についてお答えします。  利用状況につきましては、令和元年度と令和2年度の1月分までの実績でお答えさせていただきます。  さんぶの森ふれあい公園多目的広場につきましては、令和元年度の使用許可件数232件で、利用者数は1万92人、令和2年度は129件で3万3,123人でございます。  蓮沼スポーツ広場は、令和元年度は538件で1万6,602人、令和2年度は224件で4,611人、蓮沼野球場は、令和元年度は125件で3,184人、令和2年度は84件で2,165人、さんぶの森野球場は、令和元年度は234件で7,024人、令和2年度は、35件で1,752人でございます。  なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年3月から施設の使用中止や制限を行った影響で、利用者数が減少しているという状況でございます。 235 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 236 ◯14番(能勢秋吉君) 市では、現在、公共施設個別施設計画の策定を進めていますが、利用度の少ない施設はよく精査し、他の施設との統合を積極的に進めるべきと思いますが、どうお考えですか。市長、どうですか。 237 ◯議長(大川義男君) 市長。 238 ◯市長(松下浩明君) 現在、パブリックコメントを実施をしております、山武市公共施設個別施設計画では、各施設の集約化や廃止等の具体的な将来の方向性をロードマップとともに定めておりますので、今後は、本計画に基づき、施設の再配置等を進めてまいりたいと思っております。 239 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 240 ◯14番(能勢秋吉君) 教育関係も、借地が大分多いです。教育長、どうお考えですか。 241 ◯議長(大川義男君) 教育長、御登壇願います。 242 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 教育委員会では、施設の老朽化や少子高齢化に伴う利用者の減少などによりまして、施設を現状のまま維持していくことは、大変困難な状況になりつつあるということから、現在、策定が進んでおります山武市公共施設個別施設計画に、教育委員会の意見を反映させることを目的に、昨年11月に、山武市教育委員会が所管する社会教育施設等の今後の在り方を策定いたしました。  将来的には、施設の位置や老朽度、借地等の財産面も含めまして、山武市公共施設個別施設計画に基づいて、施設の再配置を視野に入れた統廃合を進める方向で検討をしてまいりたいと思っております。 243 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 244 ◯14番(能勢秋吉君) その点もひとつよろしくお願いします。  次に、交通安全対策について、自転車利用者の保険加入を義務化する条例の制定について伺います。  山武警察署管内の過去3年間の交通事故件数について伺います。 245 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 246 ◯市民部長(田上和弘君) 山武警察署管内の交通事故発生件数は、平成30年が136件、令和元年が130件、令和2年が104件であり、年々減少傾向にあります。 247 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 248 ◯14番(能勢秋吉君) そのうち、自転車事故による件数は、どのくらいありますか。 249 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 250 ◯市民部長(田上和弘君) 山武警察署管内の自転車が関係する交通事故発生件数は、平成30年が26件で、全交通事故件数の19.1%、令和元年が25件で、全事故件数の19.2%、令和2年が15件で、全事故件数の14.4%と、こちらも減少傾向にあります。 251 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 252 ◯14番(能勢秋吉君) 自転車損害賠償保険の加入促進については、千葉県条例に記載されています。その内容は加入を義務としておらず、努力義務としているものです。  自転車は、小さいお子さんから高齢者まで乗れる便利な乗り物です。交通弱者と言われる小学生や高齢者が加害者となる事故が発生しています。実際にあった事故ですが、小学生が夜間、自転車で坂道を下っていたところ、歩行中の女性と正面衝突、女性は頭蓋骨を骨折し、意識が戻らない状態になり、その損害賠償額が9,521万円の事例もあります。  中学生で、自転車通学者はどのくらいいますか。 253 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 254 ◯教育部長(小川宏治君) 中学生の自転車通学者の生徒数についてお答えします。  過去3年分のデータをもって、回答させていただきます。  市内中学校の自転車通学の生徒数につきましては、平成30年度は、1,169人中、1,084人、令和元年度は、全生徒数1,111人中、自転車通学者が1,068人、令和2年度は、1,095人中、1,020人が自転車通学者となっております。 255 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 256 ◯14番(能勢秋吉君) 保険加入の推進はどのように指導していますか。 257 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 258 ◯教育部長(小川宏治君) 保険加入につきまして、お答えします。  自転車保険への加入につきましては、新入生のほとんどが自転車通学となることから、新入生説明会で、加入の要請につき説明をしております。  また、各家庭への資料配布や学校だよりへの掲載を通じて、加入を促進しております。  最近では、令和3年1月22日付で、千葉県教育庁教育振興部学校保健安全課長から、自転車乗車用ヘルメットの着用及び自転車損害保険加入の促進についての依頼があり、各学校へ、児童生徒及び保護者の理解が浸透するように、働きかけをお願いしたところでございます。 259 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 260 ◯14番(能勢秋吉君) 自転車損害賠償保険の加入促進について、平成28年第1回定例議会で質問していますが、検討はなされましたか。 261 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 262 ◯市民部長(田上和弘君) 自転車が加害者となる事故が全国的にも大きな問題となる中、議員から御提案をいただいた頃には、千葉県においても、条例化の検討が始まっていたことから、近隣市町の動向に留意しつつ、県条例の制定に注視していたところでございます。  その結果、千葉県においては、御提案をいただいた半年後の平成28年10月25日に、千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例が公布され、翌年の平成29年4月1日に施行されたというところでございます。  そういうことから、本市では、県条例に基づき、保険加入の促進に向けた広報紙への掲載、中学生保護者や駅前自転車駐車場利用者へのチラシの配布などを行ってきたところでございます。  また、自転車安全利用の取組としては、中学校では、安全協会、警察の御協力をいただき、交通安全教育を目的とした自転車教室の開催なども行ってきたというところでございます。 263 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 264 ◯14番(能勢秋吉君) 千葉県内でも何市か自転車損害賠償保険の加入を義務づけています。  本市でも、いつ加害者となるか分からない交通弱者のためにも、保険加入を義務化したらと考えますが、市長、どう考えますか。 265 ◯議長(大川義男君) 市長。 266 ◯市長(松下浩明君) この件でございますが、この県条例の検討は、私もちょうど県議のときに、この検討の委員会に所属をしておりました。その中でですが、結果的には、保険加入の促進ということで、とどめております。  当時、これは、なかなか一長一短があったかなということも思い浮かべておりますが、やはり、加入の義務化まではという声が多かったもので、県条例とすると、義務化に至っていなかったと思います。このような条例につきましては、複数の市町村にまたがる広域的な事務として、県で、しっかりと対応していただきたいと考えております。  そのことから、千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例は、本当に市民も含む県民が安心して暮らせることのできる地域社会の実現に寄与するために、制定されておるものでございますので、改めて、市の条例を整備するものではないと思っております。  その上で、御質問いただいておりますので、加入の義務化に向けましては、県と意見交換等をさせていただきたいと思っております。 267 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 268 ◯14番(能勢秋吉君) 弱者のために、ひとつ早急に検討をよろしくお願いいたします。
     そこで、一般質問の答弁に対する取組状況については、報告が平成29年6月2日現在以降、されておりませんけれども、この報告を出す必要がなかったか、その辺はどうなのかをお尋ねします。 269 ◯議長(大川義男君) 総務課長。 270 ◯総務課長(今関正典君) 一般質問での答弁に対する取組状況についてですが、直近では、平成29年11月時点で完了している2件の状況を、議会全員協議会において、資料提出により報告をしております。  その後、平成30年、令和元年は、該当するものがありませんでしたので、議会への資料提出は行っておりません。  なお、令和2年の該当する案件2件につきましては、今定例会会期の最終日の全員協議会において、資料提出による報告を予定しております。  以上です。 271 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 272 ◯14番(能勢秋吉君) 非常に大事なことですので、しっかり、よろしくお願いいたします。  次に、新型コロナウイルス感染症対策について。  国会では、新型コロナウイルスの感染拡大防止策や経済回復に向けた取組などを加速するため、経費を盛り込んだ令和2年度第3次補正予算が、1月28日の参議院本会議で可決、成立しました。  第3次補正予算は、昨年12月、閣議決定の国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策を実施することを目的としています。  その内容は、(I)新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策、(II)ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現、(III)防災・減災、国土強靱化の推進など安全安心の確保を柱に捉えましたとありますが、山武市では、どのような考えを持って進めていくのか、伺います。 273 ◯議長(大川義男君) 市長。 274 ◯市長(松下浩明君) 国の第3次補正予算の成立を踏まえて、令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止策に取り組んでまいりたいと考えております。  まずは、ワクチン接種の体制の整備を迅速に行うとともに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用においても、緊急に実施するべき事業を優先して実施してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 275 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 276 ◯14番(能勢秋吉君) ありがとうございました。  この件に関しては、関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 277 ◯議長(大川義男君) 以上でさんむ21、能勢秋吉議員の代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  石川和久議員、御登壇願います。  石川議員。 278 ◯7番(石川和久君) 議席番号7番、会派さんむ21、石川でございます。議長にお許しをいただきましたので、関連質問をさせていただきます。  1月7日に再発令されました緊急事態宣言ですが、2月7日までとしておりましたが、感染拡大の歯止めがかからず、3月7日までの延長となっております。市民の皆様、事業者の皆様、緊急事態宣言に伴う外出自粛、時短営業などの御協力をしていただいていることに心から感謝を申し上げます。  皆様の御協力により、感染者数は緩やかな減少傾向にはございますけれども、山武市においても、まだ100名を超える感染者が出ており、いまだ油断のできない状況下にございます。市内事業者におかれましては、このまま緊急事態宣言が続けば、大変厳しい状況になることは避けられません。国、県、市と一丸となって、一刻も早い収束に向けての取組、ダメージを受けた方々には、的確な支援を行うことが必要であると考えております。  国においては、コロナ対策費として、第1次、第2次に続き、第3次補正予算を来年度予算と合わせた15か月予算により、切れ目のない新型コロナ対策、ポストコロナの経済好循環対策、防災・減災対策を行うものとして、可決、成立いたしました。  この補正予算では、新型コロナ対応に、地方公共団体の取組を支援するために、令和2年度第1次補正予算では1兆円、第2次補正予算では2兆円、今回の第3次補正予算では、1兆5,000億円の地方創生臨時交付金を確保されております。  地方創生臨時交付金については、皆さん御承知のとおり、感染拡大の防止や経済活動の回復などを目的とする事業で、コロナ対応の取組に関する内容であれば、自由度が高く、様々な事業に使うことができるものとしております。  しかしながら、反面、市民が求めている支援を的確に把握し、タイムリーに事業を実行していかなければならない。まさに首長、市の真価が問われるものだと私は思っております。  そこで、お伺いします。市長の交付金の使い道についての御所見をお伺いします。 279 ◯議長(大川義男君) 市長。 280 ◯市長(松下浩明君) 国の第3次補正予算の成立を踏まえた新型コロナウイルス感染症対策、地方創生臨時交付金でございますが、引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大の防止及び感染拡大の影響を受けております、地域経済や住民生活の支援等に有効活用を図ってまいりたいと考えております。具体的には、子育て世帯や中小企業、そして、医療機関等に対する支援を検討しているところでございます。 281 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 282 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  次に、地方創生臨時交付金の交付スケジュールについてお伺いします。 283 ◯議長(大川義男君) 企画政策課長。 284 ◯企画政策課長(中村洋一君) お答えいたします。  交付スケジュールでございますが、今般の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、令和2年度予算に計上される事業、または令和3年度予算に計上される事業のどちらでも、交付金の活用が可能となっております。したがいまして、交付スケジュールも2段階となっております。  令和2年度予算計上分については、3月上旬に交付決定を受けた後に、令和2年度中に、交付される予定となっております。  令和3年度予算計上分については、実施計画書の提出が令和3年度となっておりますので、改めて国のほうからスケジュールが示される予定となっております。  以上でございます。 285 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 286 ◯7番(石川和久君) 次に、市の交付額の見込みについてお伺いします。 287 ◯議長(大川義男君) 企画政策課長。 288 ◯企画政策課長(中村洋一君) 国から示されました第3次地方創生臨時交付金の交付限度額は、市が独自で計画してできるものとしては、2億5,446万8,000円でありまして、そのほかに、国の補助を受けて行う事業として、国庫補助事業算定分として、4,759万7,000円が計上されております。合わせますと、3億206万5,000円となってございます。 289 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 290 ◯7番(石川和久君) 地方創生臨時交付金の実施計画、交付対象事業等の提出をしていくと思うんですけれども、個別対象事業の提出状況についてお伺いします。 291 ◯議長(大川義男君) 企画政策課長。 292 ◯企画政策課長(中村洋一君) 先ほど、交付スケジュールでお答えいたしましたが、令和2年度中に実施する事業の提出状況は、予備費で対応させていただいた2つの事業と、今回新たに実施を予定している11事業が、交付対象事業となってございます。  令和3年度に予定している事業については、現在、検討中でございます。 293 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 294 ◯7番(石川和久君) 提出事業の内容については、ある程度、決まっているところもあるとは思うんですけれども、2段階で行うということで、これから経済対策等の事業提出などもやっていかれると思います。  そこで、飲食店への時短営業の協力金の対象以外の方々の支援については、先ほど、櫻田議員のほうから質問も出ておりました。緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金というものが設けられているということでございますけれども、これは名前が長いので、一時支援金と言わせていただきます。このことについて、数点お伺いしたいと思います。  一時支援金ですが、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業または不要不急の外出、移動の自粛により、売上げが50%以上減少した中小法人や個人事業者等へ、中小法人へは最大60万円、個人事業者等へは最大30万円を給付することになりましたが、この対象者はどのぐらいあるのかいうところです。この対象者はどのような方々が対象なのか、お伺いします。 295 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 296 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  緊急事態宣言の影響緩和に係る一時支援金は、3月の初旬から申請受付を開始する予定で、今、国のほうが動いております。  まだ未確定な部分がございますが、現在、中小企業庁から公表をされています対象となり得る事業者について、御説明させていただきます。  1つ目が、飲食店と直接取引している事業者といたしまして、総菜製造、酒造業等の食品加工、製造事業者、器具・備品販売等の事業者、産廃・廃棄物処理業や清掃業等のサービス事業者が対象となります。  また、これらに関連して、取引をしている事業者といたしまして、卸売、仲卸と問屋等の流通関連事業者、農業者等の生産者などが該当する見込みでございます。  それ以外には、外出自粛等の影響を受けた事業者といたしまして、具体的にバス、タクシー、運転代行等の旅客運送事業者、ホテル、旅館等の宿泊事業者、雑貨、アパレルショップ等の小売店、理容店、美容店、クリーニング店、マッサージ店等の対人サービス事業者、個人向け、サービスを提供して事業者へ商品サービスを行っている清掃業者、食品等製造事業者、または委託契約をしているドライバーやバスガイドなどが対象になります。  主に対面で、個人向けに商品、サービスの提携を行っている事業者が、対象となる見込みでございます。 297 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 298 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。  今、御答弁をいただきますと、書き切れなくて、非常に多くの業種が含まれているということで、まず、大変安心できたというところでございます。外出自粛による影響をされた方が、ここに入られているんだなということで、市内でも、幅広く、大分カバーできる部分があるということでございます。  先ほど桜田議員のほうからもお話ありましたとおり、これも、直接、市が行う支援策ではないですけれども、市として、独自にPRをして、取りこぼしのないようにすることが、まず大切だと思っております。  飲食店関係者以外ということ、要は、外出自粛でも影響を受けた方々も入るということを知らない方がいっぱいいると思いますので、市独自で行ってきたということですけれども、市内の事業者には懇切丁寧に御説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  併せて、もしかしたら、こちらの支援策で当てはまらない業種の方、困っている方等から、声が出てくるかもしれません。その時、ぜひとも、市独自の事業などを検討していただき、併せて、支援をよろしくお願いいたします。 299 ◯議長(大川義男君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。              (休憩 午前11時58分)              (再開 午後 1時09分) 300 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  石川議員。 301 ◯7番(石川和久君) それでは、引き続き、さんむ21、能勢議員の代表質問に関連する質問を続けていきたいと思います。  次に、新型コロナウイルス拡大によるさんむ医療センターへの影響について、お伺いします。  現在も、新型コロナウイルスと闘っていただいている医療従事者の皆様、また、影響をお受けしている関係者の皆様には、敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。  いろいろな新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況の調査等では、感染拡大防止に伴う患者数の減や予定の手術などの延期などによる収益の減、感染防止策の徹底によるコスト増が生じ、経営が非常に厳しい状況に陥っていると、調査では報告されているものもあります。  そこで、お伺いします。さんむ医療センターの外来・入院別患者数と前年比について、お伺いします。 302 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 303 ◯保健福祉部長小川雅弘君) さんむ医療センターの昨年4月から本年1月までの外来患者数は9万4,589人、前年比で8.2%の減少です。入院患者数は4万9,488人、前年比で5.4%の減少となりました。 304 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 305 ◯7番(石川和久君) 次に、さんむ医療センターの今年度の決算見込み、前年比についてお伺いします。 306 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 307 ◯保健福祉部長小川雅弘君) さんむ医療センターの経営状況でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、外出自粛等の影響から、患者数が減少し、医療収益が悪化しております。  市としては、12月に経営支援寄附金として、1億5,000万円を支援するとともに、現在は患者数も回復傾向にございますが、今年度の決算見込みとしては、当期総利益で約1億円の赤字となり、前年度との比較では、1,400万円程度悪化すると見込んでおります。 308 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 309 ◯7番(石川和久君) 次に、新型コロナウイルス拡大に伴い、さんむ医療センターの独自に実施していることは何かあるのか、お伺いします。 310 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 311 ◯保健福祉部長小川雅弘君) さんむ医療センターは、発熱相談医療機関となっており、発熱等の症状を感じたときなど、一般的にはかかりつけ医に御相談いただきますが、かかりつけ医がいない場合等、相談先に困ったときに、相談できる体制を整えております。  また、発熱等によって、診察を希望される患者様には、通常よりも待ち時間が少なく、スムーズに御案内できる発熱外来の予約を受け付けております。  予約方法は、まず、さんむ医療センターへ電話連絡をお願いし、その上で、経過状況をお聞きしながら、発熱外来を受診していただく方に対して、受診時間、来院場所、ホームページでの受付方法の御案内をしております。御予約をいただいた場合には、3密を防ぐことができ、感染症対策にもつながっております。  なお、発熱外来の診察人数については、医師や看護師など、対応できる人員に制限がございます。発熱外来の円滑な運営に御協力をお願いしているところでございます。 312 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 313 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  次に、先ほども能勢議員のほうから、病院の建設についての御質問がありました。新型コロナウイルス感染症の影響により、さんむ医療センターの建設事業計画に、影響は出ているのかどうか、まずお伺いします。 314 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 315 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 現在のところ、さんむ医療センター建設に影響等は出ていないと聞いております。 316 ◯議長(大川義男君) 石川議員。
    317 ◯7番(石川和久君) 出ていないということで、取りあえずは、一安心というところでございます。  今、進められている移転と建設事業計画ですけれども、病院の安定した経営あっての事業だと思っております。独立行政法人さんむ医療センター設置者は、山武市でございますので、今後の経営状況によっては、市に大きく影響をしてきます。今後の病院経営等の著しい状況変化などが起きた際には、御報告をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。  次の質問に入ります。コロナワクチンの接種について、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が17日、国内で始まりました。まず、全国100か所での病院で同意を得た医療従事者4万人に先行接種ということで、3月中旬には、医療従事者370万人、100万人、増えるんではないかというようなお話も出ております。4月から、高齢者に向けての接種、その後、一般の方への接種が始まると、大まかですけれども、示されております。  厚生労働省による新型コロナウイルスワクチンの接種体制の基本設計において、国、都道府県、市町村の役割分担については、主導的役割を果たす国、実施主体としての市町村、広域的な視点で、市町村を支援する都道府県といった役割分担を、基本として、接種体制、流通体制を速やかに整備するとあります。  国の指示の下、千葉県の協力により、市において、予防接種を実施するということだと思いますけれども、具体的に市が行う業務などについて伺います。  新型コロナワクチンの接種業務の準備運営に当たっての人的体制の整備は、どのようになっているのか、お伺いします。 318 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 319 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 新型コロナウイルスワクチン接種の業務を推進するため、保健福祉部内に、新型コロナウイルスワクチン接種推進室を設置し、室長以下7名で準備を進めております。  接種会場等での人的体制については、接種体制の整備状況により、順次、調整、確保していく予定でございます。 320 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 321 ◯7番(石川和久君) 次に、求められております接種記録の管理などのシステム体制整備については、どのようになっているのでしょうか。 322 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 323 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 現在、予防接種等で接種記録等の管理に使用しております健康管理システムを、新型コロナウイルスワクチン接種においても、対応できるよう、改修いたしました。  また、ワクチンの分配、流通につきましては、ワクチン接種円滑化システム、いわゆるV-SYSを導入できるよう、システム環境の整備を進めております。  さらに、国においても、転出入者の接種記録の管理のため、ワクチン接種記録システムを、現在、準備していると聞いておりますが、今後、具体的な指示があれば、それに沿って行うことといたします。 324 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 325 ◯7番(石川和久君) 次に、接種の案内、個別通知及び予診票等についての印刷、郵送業務について、お伺いします。 326 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 327 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 接種の対象者は16歳以上で、2回の接種が必要でございます。  接種順位は、県が事業主体となって、医療従事者の接種を行い、その後、市が実施主体となって、65歳以上の高齢者の接種を4月以降に開始し、その他の年齢の方は、順次接種ができるよう体制を整えると、国から示されており、市としても、その方向に沿って準備を進めております。  接種を受けるために必要な接種券であるクーポン券は、まず、高齢者に個別に送付し、順次、その他の方にも送付してまいります。  クーポン券送付時に、接種場所、予約方法、接種を受けるときの注意事項等の案内と、2回分の予診票も同封する予定でございます。  しかしながら、現時点でワクチンの供給力や供給時期は、国から示されていないため、ワクチン接種スケジュールに関しては、遅延する可能性がございます。  準備が整い次第、ホームページや広報紙、チラシを作成し、周知を図っていく予定でございます。 328 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 329 ◯7番(石川和久君) 次に、医師会等との調整、接種会場の準備は、どのようになっているのか、お伺いします。 330 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 331 ◯保健福祉部長小川雅弘君) 接種会場につきましては、集団接種と個別接種の併用で実施できるよう、調整したいと考えております。  現在、さんむ医療センターや山武郡市医師会等と調整を行っている状況でございます。 332 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 333 ◯7番(石川和久君) 次に、住民からの問合せ対応のための相談体制についても、市で行うこととなっております。その相談体制については、どうなっていますでしょうか。 334 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 335 ◯保健福祉部長小川雅弘君) ワクチン接種に関する相談と接種の予約受付を行う市のコールセンターを、3月中旬に設置いたします。  国においては、2月15日から、厚生労働省新型コロナウイルスワクチンコールセンターを設置し、ワクチンに関する相談を受け付けております。  また、ワクチン接種の医学的知見が必要となる専門的な相談等については、県において、3月中旬に、相談者窓口またはコールセンターを設置する予定でございます。準備が整い次第、併せて、周知を図っていきたいと考えております。 336 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 337 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  このワクチン接種については、今、テレビや新聞で報道されていますが、やはり、国でのワクチンの供給の見通しがつかなければ、具体的な接種時期は、なかなか示せないという状況だと思います。これから求められることとしても、企業などでの接種や近隣の自治体との連携など、具体的な方針についても、国の方から示されてくることと思います。対応によっては、自治体間でも大きく差が出るものではないでしょうか。  先が見えない状況の中で、市民の方は大変不安に感じております。対応される職員の方や、もちろん関係者の方も、これらの多くの業務を、通常の業務に加えて行うことは、一人一人が多大な業務を行うこととなり、大変なことだとは思います。本当に感謝いたします。  市民の方が安心して接種できるような環境づくり、受けやすい体制を、ぜひ整えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わりにします。 338 ◯議長(大川義男君) 以上で石川和久議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  萩原善和議員、御登壇願います。  萩原議員。 339 ◯18番(萩原善和君) 議席番号18番、さんむ21、萩原です。能勢議員の代表質問に関連して、質問をさせていただきます。  本日は、県議会開会中にもかかわらず、大変お忙しい中、小野崎県議が傍聴に来てくださっております。我々の質問をよく聞いて、県に反映していただければと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、早速、質問に入らせていただきます。  先ほど、能勢議員から、市有地についての質問がありました。それについて、確認の意味も込めて、再度、関連質問をさせていただきます。  さんぶの森借地について、もう一度、どこを借りているのか、お願いいたします。 340 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 341 ◯教育部長(小川宏治君) 教育委員会で借りています借地について、答弁させていただきます。  先ほど申しました9か所で、大きいところで言いますと、さんぶの森公園多目的広場が3万7,623平米、さんぶの森公園が1万9,419平米となります。さんぶの森野球場が6,493平方メートル。これが、さんぶの森関係の借地でございます。 342 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 343 ◯18番(萩原善和君) 部長、唐突で申し訳ないんですけれども、ここを何年くらい借りているかは分かりますか。 344 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 345 ◯教育部長(小川宏治君) すみません。手持ちの資料でございませんので、確認して、後ほど回答させていただきたいと思います。 346 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 347 ◯18番(萩原善和君) それでは、市長にお伺いします。  さんぶの森の借地なんですけれども、市長は町長も経験され、様々な話の中で、この土地の話は、町長時代も出ていたと思います。議員もやっていましたので、御存じだと思います。  これは本当に必要な土地でしたら、地主さんとお話しして、御理解をいただき、購入の交渉などに入った経緯はなかったんでしょうか。 348 ◯議長(大川義男君) 市長。 349 ◯市長(松下浩明君) 私も、当時はそういう役職でもなかったんですが、さんぶの森公園を造るときには、やはり、地主と折衝して、売っていただきたいなどのお話はしていたようです。  しかし、地主さんのほうで、ぜひ使っていていただきたいという話の折り合いの中で、借地になっているという話も聞いております。ただ、昔のことなので、もし間違っていましたら、申し訳ございません。 350 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 351 ◯18番(萩原善和君) 市になってからでもいいんですけれども、この土地について、購入をしたいと、地主さんのほうにそういう交渉であったり、アポは取ったことはあるんでしょうか。 352 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 353 ◯教育部長(小川宏治君) 今のところ、購入についての相談、交渉については、していることはございません。契約に基づいて、借りているという状況が続いております。  先ほどのお答えできなかった部分も併せて、答弁させていただきます。年度がいろいろなんですけれども、例えば、さんぶの森公園の借地については、平成10年から借りておりますし、さんぶの森ふれあい公園多目的広場につきましても、平成10年からということになってございます。  以上です。 354 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 355 ◯18番(萩原善和君) 教育部長、用途については、どういう用途でお借りしているんですか。 356 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 357 ◯教育部長(小川宏治君) 今、借りているものは、その公園の目的に合わせて、その目的で借りているということになっています。公園は公園であったり、多目的広場は多目的広場で使うために借りているということになっています。 358 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 359 ◯18番(萩原善和君) 多目的広場は、多目的広場の用途で借りているという御答弁でしたけれども、そこを調整池等々の目的で借りているということはないですか。 360 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 361 ◯教育部長(小川宏治君) さんぶの森公園の多目的広場につきましては、調整池の機能も有しておりますので、そういった意味も含めて、借りているということにはなります。 362 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 363 ◯18番(萩原善和君) その調整池という目的でも借りているということで、今まで、調整池として、その目的に合わせた用途で使ったことはありますか。 364 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 365 ◯教育部長(小川宏治君) 例えば、令和元年の10月の長雨、台風の時期につきましては、多目的広場が冠水するような状況になっていますので、そういった意味合いでは、調整池としての機能を、そこで効果があったということだと思っております。 366 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 367 ◯18番(萩原善和君) 今、報告があったことは、1回ですよね。そのように、冠水したと。その場合は、ほかの地域も冠水していますよね。そこだけと、そこに集まって、冠水したというようなことではなくて、そこに降った雨等々が、そこで冠水したというような捉え方ではなくて、ほかから、雨水が集まって、そこで冠水したという捉え方でよろしいですか。 368 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 369 ◯教育部長(小川宏治君) 多目的広場の調整池の機能につきましては、例えば、あららぎ館の調整池であったり、多目的広場の……。結局、そこにたまっている雨水が、例えば、近隣の住宅地などに影響を及ぼさないための調整池という意味合いでございますので、そこにたまっている雨が、一時的に大量に流れるようなことを防ぐためのものをということで理解しております。 370 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 371 ◯18番(萩原善和君) 市長、これを借りて、平成10年からなどと、様々な年数が経っています。先ほども申したんですけれども、今後も必要ならば、購入の御相談を地主さんともさせていただいて、御理解を得ればいいと思います。今後、地主さんとの交渉等々も含めて、市長としては、どういう形で進めていくお考えがありますか。 372 ◯議長(大川義男君) 市長。 373 ◯市長(松下浩明君) そこの用途も、もう少しはっきりしなければいけない。今、御質問で、あまりしっかりと答えできませんでしたが、そういう点もはっきりしまして、執行部のほうでも、検討してまいりたいと思います。 374 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 375 ◯18番(萩原善和君) 私も事前に皆さんに質問の通知もしていなかったので、このような質問の形になってしまいました。借地は、ここだけではないですよね。ほかにもあるわけですけれども、先ほど能勢議員からもありましたけれども、再度検討して、必要な土地は購入できればいいと思います。借地でもしようがないと思うんですが、十分検討して、より有効に利用していっていただきたいと思います。  また、今後、様々な市の土地の利用もあると思うんです。先日も給食センターの話もありました。内定をしていた土地と言っていいのかどうか分からないですけれども、一土地がありました。できる範囲で、市の土地を利用する検討をしたいということもありましたので、今後、様々なことで利用できる市の土地もあり、また、この借地もそうでしょうけれども、利用していっていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 376 ◯議長(大川義男君) 以上で萩原善和議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  ないようですので、以上で関連質問を終了し、さんむ21、能勢秋吉議員の代表質問を終わります。  以上で本日予定した一般質問は終了いたしました。  次の会議は、明日2月26日、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
                  午後 1時32分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...