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令和2年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2020-12-02
令和2年第4回定例会(第2日目) 名簿 開催日: 2020-12-02

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  1. 山武市議会 2020-12-02
    令和2年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2020-12-02


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長大川義男君) おはようございます。ただいまの出席議員は18名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  日程に入る前に報告をいたします。11月26日付で、小川一馬議員から、一般質問通告の取下げの申出がありましたので、御報告いたします。  なお、報道関係者から議場内の写真撮影の申出がありましたので、これを許可いたしました。  また、職員による議場内の写真撮影を許可しております。  報告は以上です。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長大川義男君) 日程第1 一般質問を行います。  一般質問は、議事運営の能率を図る上から、発言者質問事項をなるべく簡明に示すとともに、答弁者は明確な答弁をされますよう、改めてお願いをいたします。  また、会議規則第57条第1項及び議会運営の申合せにより、配付の一般質問通告書のとおり、個人持ち時間で行います。  順次、質問を許します。  はじめに、10番、八角公二議員の個人質問を許します。  八角議員、御登壇願います。  八角議員。 3 ◯10番(八角公二君) おはようございます。議席番号10番、八角公二でございます。  議長のお許しが出ましたので、これから、通告に従い、一般質問を行います。  まず最初に、山武市の魅力について質問をいたします。  民間シンクタンクブランド総合研究所(東京)が、10月14日に発表した市町村別魅力度ランキングで、山武市が全国最下位タイ997位だったことが分かりました。  市によると、最下位は初めて、松下市長は、「このままにはしておけない。これを機に、市民一丸で、一層知名度アップに奮起したい」と言われておりますが、魅力度最下位の要因は、どこにあったのか、まず、市長にお尋ねいたします。
    4 ◯議長大川義男君) 市長、御登壇願います。 5 ◯市長松下浩明君) おはようございます。  八角公二議員の山武市の魅力について、魅力度最下位の要因はどこにあるのかということで、御質問をいただきました。  全国的に行われる調査でございまして、ランキング上位市区町村の名前を見ますと、その知名度が、ランキングの順位に大きな影響を与えているのではないかというように考えております。  山武市は、4町村が合併して、平成18年3月に誕生した市制施行15年の比較的新しい市でございますので、山武市の名がつくもので、有名なものはなく、全国的にはあまり知名度がないのではないかというように思われます。  また、山武市の観光資源であります海水浴場、イチゴ、サンブスギなどの市内にある観光資源が、その名称から市の構成要素の一部として、認識されておらず、山武市を連想させるに至っていないという点が、魅力度ランキング最下位の一番の要因ではないかと考えております。 6 ◯議長大川義男君) 八角議員。 7 ◯10番(八角公二君) 今、市長のほうから答弁いただきましたけれども、知名度も、まだ全国に知れ渡っていないというお話でございますが、私は、今回の魅力度調査の結果につきましては、外部評価ではないかと思います。  知名度だけではなくて、インターネットでいろいろな方々から、山武市の居住性の問題などといった中で、総合的に、ちょっと魅力度が落ちたというふうに考えております。  そこで、今、市長のほうから、知名度が足らないというお話でございましたけれども、具体的に、例えば、我が市については、部局制を取っておりまして、教育部、経済環境部だとか、都市建設部だとか、そういう中で、分析をしてみると、掘り下げて考えていただきますと、各いろいろな面で、問題点が浮かび上がってくるんではなかろうかなというふうに、私は考えております。  ある面では、知名度アップだけではなくて、問題点を是正していくような措置を講じていきませんと、総合的な面で、これからの魅力度は向上できないんではなかろうかと考えております。  具体的に取り組んだ中で、どこに問題点があるのか、市長に再度お聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 8 ◯議長大川義男君) 市長。 9 ◯市長松下浩明君) 魅力度ランキング、今回の結果は、残念ながら、最下位ということで、結果が出ました。その中ですが、この結果については、一喜一憂することなく、今後も、山武市の魅力を広く皆様に認識していただき、引き続き、市のPRをしっかりとやっていきたいと考えております。 10 ◯議長大川義男君) 八角議員。 11 ◯10番(八角公二君) 市長、魅力は分かるんですが、どこに問題点があるのか、そこが指摘できないと、単に魅力度を向上するというお話をされても、具体的にどの部分が問題点なのかということを捉えた上で、そこを是正していかないと、魅力度が向上しないんではないかと思うんです。  今回、第2の質問の中で、例えば、一つの例として、成東駅に降りたときに、ホームに立ったときに、やはり、北口の草がぼうぼうとしたヨシのところも、一つの問題点として、市の魅力度を低下している一つの要因ではないかと思うんです。  やはり、そういうことを一つずつ掘り下げて、是正をしていかないと、単なる知名度だけではなくて、山武市全体の底上げをしていくには、そういう問題点を是正していきませんと、魅力度の向上には、つながっていかないんではないかなというふうに、私は考えているんです。  今、一つの例として、北口の例を挙げましたけれども、それ以外にも、いろいろな問題点があるんではないかと思うんですが、市長はその辺どういうふうに考えておられるか。再度質問いたします。 12 ◯議長大川義男君) 市長。 13 ◯市長松下浩明君) 議員から、今、御発言ありました、やはり問題点は掘り下げていきますと、それぞれ、いろいろ、まだ達成していなかったものなどもございます。そういったものも、今後もしっかりとやっていかなければいけません。  ただ、やはり、今まで山武市はいろいろな取組もしておりまして、それをやはりいかに上手に、必要とする方に、それが届くようにするかということも、私にとっては、一つの問題点かなと思っております。  そういう意味で、今後も、そういうところを少し考えながら、そういうことが必要な人に届けるということも注視しながら、取り組んでまいりたいと思っております。 14 ◯議長大川義男君) 八角議員。 15 ◯10番(八角公二君) 市長、今、答弁をいただきましたけど、私の質問に対して、答弁をいただいていないように思うんです。今回の問題で、問題点はどこにあるかと、私は聞いているんです。  具体的に問題点がなければ、今、施策を講じて、今までやってきたということなんですけれども、逆に言うと、今、市長のお話を伺っていると、今までのいろいろな施策が、功を奏さなかったと、要するに、結果が出なかった。ですから、今後、その問題点を見極めた上で、やはりその実効性がある施策を講じていきませんと、市政というか、市の魅力度の向上にはつながらないと私は思うんです。  これは、一つ、いろいろな面で、行政運営の仕方、今まで講じた施策が、正しかったのかどうか、また、要するに、目標に向かって、今までやってきた施策が、的確に功を奏したのか、奏さなかったか。  そういうことも踏まえた中で分析していかないと、やはり魅力度向上について、今までの仕事のやり方がまずかったんであれば、今度は効果が出るような仕事のやり方に変えていきませんと、底上げができないと思うんですけれども、その点、市長はどういうふうにお考えになりますでしょうか。答弁をお願いいたします。 16 ◯議長大川義男君) 市長。 17 ◯市長松下浩明君) 私も市長に就任してから、市の施策を本当にしっかりやっているところが多いと思っておりまして、それを、やはり、どう必要な人につなげていくかということが、今回の魅力度ランキング反省点とすると、大事なところかなと思いました。  ただ、今回の魅力度ランキング調査項目が、どの程度、魅力を感じるかという問いに対しまして、「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「それ以外」を0点ということにしておりまして、これらを加重し、平均し、得点が、集計されるというランキングになっております。  山武市に来たこともない方も、当然、そういう方で投票する権利というか、何かがあるんだと思うんですが、そうしますと、やはり、どうしてもランク的には、知名度が高いところが入ってしまうというようなことがあります。  また、いろいろなところで、私も今回のことで、お聞きしておりますけれども、どうも山武市という名前が、やはり、日本人にはまだまだ届いていないということがありますので、今後もSNS等を中心として、やはり情報の発信に取り組んでいこうと思います。 18 ◯議長大川義男君) 八角議員。 19 ◯10番(八角公二君) 今、市長のほうから情報発信に取り組んでいくということで、SNSを使った中で、いろいろな動画配信などは分かるんですけれども、やはり、一番いいことは、内部ではなくて、山武市外の方々が、山武市に行ってみたら、すごくすばらしいところで、魅力があるよと、外の方々に評価をしていただくことが、一番いいと思うんです。  そうすると、今までの中で、今回の魅力度のことに関しますと、残念ながら、松下市長が就任した年は、全国順位で955位、昨年が996位、今回は997位ということで、年々、下がっていて、今回、997位ということで、全国最下位タイという数字になってしまったわけです。  そうすると、外部から言わせると、我々議会に対しても、議員の皆さん、何やってんだと、そういう声が……。今回のこのランキングの問題は、全国放送されていますので、やはり、これ以下に落ちることはないと思うんですけれど、やはり今回のものをチャンスと捉えて、まさしくピンチをチャンスに捉えて、どのような形で、市の底上げをやっていくかは、松下市長の手腕にかかっていると思うんです。  ですから、今、市長から答弁いただきましたけれど、3年間を見ると、下がっているわけですから、より踏み込んだ施策を講じていきませんと、なかなか底上げはできないんではないのかなと、私は考えます。  そこで、具体的に魅力度を向上する施策についてお尋ねいたします。どのように、市長は、魅力度を上げていくのか、具体的な施策について、少し聞かせていただきたいなと思いますので、御答弁をよろしくお願いいたします。 20 ◯議長大川義男君) 市長。 21 ◯市長松下浩明君) 答弁が重なるところもあろうかと思いますけれども、即効性のある取組としては、やはり、まず、山武市の知名度を向上させるということが大事ではないかというように考えております。  魅力発信におきましては、行政の取組だけでなくて、市民の皆様とともに、協力をいただきながら、オール山武で取り組んでまいりたいと考えております。  また、山武の魅力は、本当によく皆様にもおっしゃっていただきます、広い砂浜の海岸、のどかな田園風景サンブスギの森が広がる里山など、本当に自然豊かな環境があって、都心からも近い、また、成田空港も車で30分程度ということで、アクセスも非常によろしいところでありますので、そういったところも、今後も引き続き、アピールをしながら進めていきたいと思います。  また、今回も、この件、魅力度ランキング最下位になったから、何かをしているということでもなく、引き続き、市のPRに対しては、皆様方から、情報発信にも力を入れろというような話もいただいておりましたので、行政、我々執行部としても、魅力発信につながるようなものをしてまいりました。また、引き続き、それに力を入れてやっていきたいと考えております。 22 ◯議長大川義男君) 八角議員。 23 ◯10番(八角公二君) 今、市長のほうから答弁をいただきましたけれど、市民の皆さんの協力をいただいてというお話でございますが、具体的に、これこれ、こうしたいから、皆さん、協力をしていただきたいという施策が出てきませんと、市民の皆さんも、協力のしようがないではないですか。  市長は、やはり市のマネジメントをやっている責任者でございますので、市長のほうが、これこれ、こういう形で、市民の皆さん、私はこういう施策があるんだけど、この施策に対して、協力してくれませんかと。  そうしないと、市長、どういう意味で、協力すればいいんですかということになりますので、もう少し指導力を発揮して、具体的に市長が指示を出していきませんと、市民の方々は分からないと思うんです。  その中にも、今回、市長が、政策の中で、少子化対策を一番やっていくんだということで、人口増につながるような施策を講じていきたいということで、おっしゃっています。  今回の魅力度の中にも、私のところについては、山武市で安心して生活していくんだけれども、将来これを提示していくには、市長、実は、墓地がないと。特に団地の方々は、なかなか、年を取られてきて……。そういう中で、市民の方々からは、公営の霊園か何かを、市のほうで考えているのかというような質問もいただいています。  やはり、山武市で安心して、生活をして、将来、ちゃんと骨を埋めて……。そうすれば、いろいろな面で、ここを出た子どもたちも、山武市に戻ってこられるということも言われているんです。  1点だけ、あらゆる施策を講じるということの答弁をいただいておりますが、以前からも市営霊園の話は、議会のほうでも、ぽつぽつ出ております。魅力度に関係した中で、市営霊園的な考え方を、市長、どういうふうに考えておられるか、お聞きいたします。 24 ◯議長大川義男君) 市長。 25 ◯市長松下浩明君) 今、市営霊園のことでありましたけれども、現在ですが、そういったことは考えておりません。  ただ、今回、最下位になったということで、すぐ、千葉県の市長会と知事との懇談会がございまして、そこでも、魅力度ランキングで、最下位になってしまったということで、私は、何市町かがいた中で、報告をし、県もいろいろやってくれていたんで、残念で申し訳ないということと、今後の協力をお願いしますということで、お話をさせていただきました。  そうしたところ、県の広報担当の方から、やはり、御連絡いただきまして、山武市を少し重視してくれるというようなお話もいただいております。また、千葉日報社にも出向きまして、千葉日報社でも、もうちょっと山武市のことを取り上げていただきたいということのお願いをしてまいりました。  また、まだ実現可能かどうか分かりませんけど、山武市のものをPRしていただくよう、プレゼント的なものも考えていただいてもいいんではないかということで、逆提案もしてまいりました。そういうことによって、千葉日報社の方も、また、新聞購読者が増えるんではないかということなどのお話もいただいております。  あらゆるところに出向いたときには、そのようにお話をして、ぜひとも山武市を取り上げていただきたい、見ていただきたいというようにお願いをしております。それも、私どもの活動の一つであることを御承知おきいただきたいと思います。  以上でございます。 26 ◯議長大川義男君) 八角議員。 27 ◯10番(八角公二君) 市長のほうから御答弁をいただいていますが、確かにいろいろなマスコミの方々の協力をいただいて、市の知名度を上げていくということは、一つの方法ではないかと思いますが、やはり、いろいろな面で具体的な施策を出していただいて、結果が出るような形で、市長には頑張っていただきたいと思います。  ですから、市長として、私はこういった施策をするんだけど、皆さん、行動していただけませんかということで、やはり、より効果が出るような形で、ぜひ施策を講じていただきたいと思います。この件についてはお願いをして、質問を終わりたいと思います。  次に、成東駅北側の整備について、お伺いをいたします。  市長の公約といたしまして、成東駅北口の開発を掲げておりますが、市長は整備をどう進めていくのか。また、今後のまちづくりについて、短期、中期、長期的に考えていかなくてはならないと思いますが、成東駅北側の整備をどのような形で進めていくのか、市長にお尋ねいたします。 28 ◯議長大川義男君) 市長。 29 ◯市長松下浩明君) 八角議員から、2問目の質問で、成東駅北側の整備についてということで、御質問をいただきました。議員には、いろいろ地域のことということで、御理解をいただきまして、ありがとうございます。  成東駅の北側につきましては、成東駅周辺の歩いて暮らせるようなまちづくりの形成の一環として、大きなポテンシャルを秘めておりまして、整備が促進されれば、人口減少対策に結びつくものであるというように考えております。  整備につきましては、以前、開発の準備委員会を設置していただいた、約16ヘクタールの土地の所有者の方へ、アンケートや地元説明会の実施などを通じまして、地域の意向や土地利用のニーズなどを把握して、実現の可能性を踏まえて、具体的な整備の方向性について、検討してきているところでございます。  地区の幹線道路については、整備する方向で既に取り組んでいるところでございます。開発についても、道路整備に伴って、民間の力を活用しながら、進められることを期待しているところでございます。  成東駅北口の道路整備は、成東駅周辺の利便性向上から、市の発展にもつながるものであることから、できる限り、整備の早期実現が図られるように取り組んでまいりたいと考えております。 30 ◯議長大川義男君) 八角議員。 31 ◯10番(八角公二君) 今、市長のほうから、整備については、早期実現に取り組みたいというお話をいただきましたけれども、具体的に道路の開通は、いつ頃になるのか。  以前から、北口については、県道を結ぶ間を、早期に実行していくんだというお話をいただいています。地域の方々が、北側の道路に関して、いつ開通をするんだという声がありますので、その辺の見通しについて、少しお聞かせいただければと思いますので、御答弁よろしくお願いいたします。 32 ◯議長大川義男君) 市長。 33 ◯市長松下浩明君) この件につきましても、関係機関の協議が必要でありまして、そして、また、必要な法手続、用地買収等の不確定要素がまだまだ多くございますので、具体的には、まだ、いつと言えるような段階にはございません。ただ、早期実現に向けまして、取り組んでまいりたいと思っておりますので、御協力をお願いいたします。 34 ◯議長大川義男君) 八角議員。 35 ◯10番(八角公二君) 今、できるだけ、早期実現に向けて、市長のほうから頑張っていただけるという答弁をいただきましたけれども、市民からは、成東駅の北側については、利便性の観点から、以前から、橋上駅にしてみたらどうかとか、将来、やはり、北側から乗り降りができるような形にしていただきたいというような意見がたくさん出ております。  隣接の八街市では、北側がかなり整備されまして、北側のほうからも、乗り降りができます。また、榎戸駅のほうも、そういう形で、南口、北口という形で、できるだけ、駅の中心に集まってきて、利便性を図っているわけでございます。  これだけ人口減になってきているわけですから、やはり、成東駅も、将来、そのような形の中で、利便性を向上して、できるだけ中心街に人を集めて、中心街が少し活性化していくような施策を講じたほうがよろしいんでないかなと、私は考えているわけでございます。  市長は、そういう意見があるということを踏まえて、どういうふうにお考えになっているか、御答弁をお願いいたします。 36 ◯議長大川義男君) 市長。 37 ◯市長松下浩明君) 今、議員がおっしゃられたように、中心地域の活性化ということでありまして、そこは本当に私も同感でございます。成東駅の北口の乗り降りにつきましては、駅周辺の活性化を本当に大きく向上させることであって、大変有意義なものであると考えております。  その一方で、駅前広場や接続道路、また、駅の改札に係る施設の整備が必要ということにもなります。これらの整備については、地区幹線道路の整備後、開発需要や費用対効果を踏まえまして、改めて検討していきたいと考えております。  ただ、やはり山武市にとっては、成東駅が大事なところでありますので、あのままというわけにはいかないと思っておりますので、ぜひともお力を貸していただきたいとお願い申し上げます。 38 ◯議長大川義男君) 八角議員。 39 ◯10番(八角公二君) 市長、ありがとうございます。今、市長の考えについて、御回答をいただきましたけれども、この北側の整備計画につきましては、やはり、ある程度、短期、中期、長期といったビジョンを捉えて、具体的にどういう形で整備計画を進めていくかということで、ある程度、目標を定めて、整備計画を立てていきませんと、なかなか、北側の整備計画というのは進んでいかないと思うんですが、今後、市長が、どのような形で、整備計画を進めていくのか、御答弁をお願いいたします。 40 ◯議長大川義男君) 都市整備課長。 41 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 私のほうから説明させていただきます。  整備計画についてでございますが、成東駅北側の道路整備については、現在、既存道路の拡幅を基本とした道路整備のルートについて、関係機関と協議を進めているところでございます。  また、道路整備を進めるに当たり、本年度は、用地測量業務により、道路や水路の境界確認等を実施しております。  なお、今後でございますが、現在、見直しを進めている市のまちづくりの方針である、都市計画マスタープランへの方向性の位置づけや、必要に応じて、都市計画道路の見直しを行いながら、事業化へ進めていく考えでございます。御協力のほどよろしくお願いいたします。 42 ◯議長大川義男君) 八角議員。 43 ◯10番(八角公二君) 今、都市整備課長のほうから、今後の整備計画について説明いただきましたけれども、市長、やはり、これは市長の公約にも掲げていますので、供用開始がいつ頃になるかということを、できるんであれば、市長の任期中に、ぜひ、この北口の県道から県道を結ぶ幹線道路の見通しがつくような形で、整備していただきたいと思うんです。  市長、その辺について、やはり市長の指導力の中で、より効果が出るような形でやっていただきたいと思うんですが、最後に、その辺について、どういうふうに考えているか、少し答弁をお願いいたします。 44 ◯議長大川義男君) 市長。 45 ◯市長松下浩明君) 御質問ありがとうございました。  整備につきましては、関係機関との協議など、必要なものをしっかりとやってまいりたいと思います。そして、何よりも、地元の地権者の皆様方の御理解等をいただけるように、その順番も間違えないように、取り組んでいきたいと思います。  とにかくあそこの北側は、山武市にとって大事なところだと思っておりますので、なるべく早く整備するように取り組んでまいりますので、御協力をお願い申し上げます。 46 ◯議長大川義男君) 八角議員。 47 ◯10番(八角公二君) 今、市長のほうから、なるべく早くというお話をいただきました。本当にまさしくなるべく早くなんですが、具体的に供用開始が何年だと、年度を定めていただいて、その目標に従って、頑張っているんだということが見えてきませんと、いつ道路が開通するんだと。
     実際、山武成東インターから、夏場、ブルーフラッグを取った海岸まで行くにしても、和田踏切から、ずっと渋滞になっていまして、なかなか迂回路もありません。そういう中で、我々、日向地区から来るにしても、特に夏場、なかなか市役所まで来られないということも、苦情として受けております。  できるだけ早期に、混雑緩和、北口の開発につながることでございますので、市長の指導力を期待いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 48 ◯議長大川義男君) 以上で10番、八角公二議員の個人質問を終わります。  次に、1番、齋藤昌秀議員の個人質問を許します。  齋藤議員、御登壇願います。  齋藤議員。 49 ◯1番(齋藤昌秀君) 議席番号1番、市政会、齋藤昌秀、ただいま議長のお許しをいただきましたので、山武市政について、何点か御質問させていただきます。  それでは、質問に移らせていただきます。  まずはじめに、人口減少問題について質問いたします。  新型コロナウイルスの流行などによる急激な社会情勢の変化への行政の対応と今後の展望について、質問させていただきます。  新型コロナウイルスの流行とその対応などに伴い、社会構造に大きな変化が生まれています。コロナ禍の影響では、都心部だけでなく、地方の観光業や製造業などにも、大きな影響を与えています。  山武市も例外ではなく、急激な社会情勢の変化に直面していますが、人口減少対策に対する市長の方針は、以前とお変わりないでしょうか、お聞かせください。 50 ◯議長大川義男君) 市長、御登壇願います。 51 ◯市長松下浩明君) 齋藤昌秀議員の人口減少問題についての中で、新型コロナウイルス流行等による急激な社会情勢の変化への行政の対応と今後の展望ということで御質問いただきました。  全ての取組を、人口減少対策少子化対策につなげていくということで、コロナ禍においても、引き続き、人口減少対策に取り組む姿勢に変わりはございません。  新型コロナウイルス感染症、感染拡大が影響していると考えられますが、総務省が10月に公表いたしました住民基本台帳人口移動報告によりますと、9月の東京都の転出者数は、前年同期で比べますと、12.5%増えまして、3か月連続で、転出が転入を上回るという転出超過となったことが分かりました。現在の状況下では、東京から地方への一つの流れができつつあると思います。  この状況から、移住者を呼び込むよい機会であると思っておりまして、そういった面にも、力を入れていきたいと考えております。 52 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 53 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。市長の考えをしっかり聞かせていただきました。  次に、コロナ対策に対する行政の具体的な対応について、質問をさせていただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症対策について、今後予想される新型コロナウイルス流行の拡大への対応について、質問させていただきます。  新型コロナウイルスの全国の新規感染者が過去最多を更新し、東京も警戒レベルを最高レベルへと引き上げています。流行の第3波への突入が現実的となった今、このままのペースで感染拡大が続くことが懸念されています。  東京都だけで、1日の感染者が1,000人を超えるとの試算もあり、全国的には3,000人、5,000人規模も危惧されるとの報道もあります。気温の最も下がる1月前後がピークになるとの見方もあり、第2波を上回る大きな波への警戒が求められています。  感染予防も、もちろん重要ですが、地域の観光及び経済も重要です。コロナウイルスの流行の影響で、市民の経済状況は疲弊しています。今後も安心して山武市に来てもらうため、安全に飲食店を利用してもらうため、市の対応がしっかり定められていることが重要です。  まずはじめに、市は第3波に対し、どのような対策を行っていますか、御回答願います。 54 ◯議長大川義男君) 保健福祉部長。 55 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 寒冷期となりまして、県内でも、新規感染者が大幅に増加し、全国的にも、感染拡大が懸念されている状況となっております。  市におきましては、感染リスクが高まる場面や換気の方法など、国や県からの情報を、広報12月号やホームページ、防災無線、安心安全メール等で、市民の皆様、一人一人が気をつけていただけるよう、周知、啓発を図っているところでございます。  また、発熱症状がある場合は、まず、かかりつけ医に電話で相談することや、かかりつけ医がなく、どの医療機関に相談していいかを迷う場合については、発熱相談センターとなっている県のコールセンター、発熱相談医療機関となっております、さんむ医療センター、または、市の健康支援課に相談することとなっております。  広報12月号やホームページ、また、今後はチラシ等を作成し、周知徹底を図っていく予定でございます。 56 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 57 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  では、市のほうでは、第3波に対し、十分な対策を行っているという認識で間違いないでしょうか。 58 ◯議長大川義男君) 保健福祉部長。 59 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 市として、できることについては、万全を図っていきたいと考えております。 60 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 61 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いての質問です。ウィズコロナ時代において、新しい生活様式に基づく旅の在り方の普及、定着をさせるものであるとされるGoToトラベルなどへの行政の対応について、お聞かせください。  GoToトラベルの利用状況とクラスター発生時の対応について、質問させていただきます。  まずはじめに、山武市へのGoToトラベルやGoToEatの利用状況は、どのようになっていますでしょうか。 62 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 63 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  11月末現在の市内におけるGoToトラベル対象登録施設は、6施設ございます。  GoToEatのプレミアム食事券対象登録店舗は、26店舗となっております。  なお、個別、具体的な利用状況につきましては、国が市町村分の公表等を行っていませんので、市内の利用状況は確認できておりません。 64 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 65 ◯1番(齋藤昌秀君) 次に、クラスター発生時の市の対応について、質問させていただきます。  千葉県内でも、8月に勝浦市内の旅館でクラスターが発生するなど、影響が見られました。また、11月19日には、山武警察署内でも陽性者が出ており、接触者が45名、うち、濃厚接触者は33名とされています。  このような状況下において、山武市では、旅行者や宿泊施設のクラスターが発生した場合、どのような対応が策定されているでしょうか。 66 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 67 ◯経済環境部長(越川 俊君) クラスターが発生した場合は、山武保健所が対応することになっております。 68 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 69 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、GoToEatにおける、飲食店利用時のコロナ対策については、県や保健所との連携を含め、どのような対策が策定されていますか。 70 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 71 ◯経済環境部長(越川 俊君) 市といたしましては、特段の対応は行っていない状況でございます。  なお、参考までに、GoToEat参加飲食店については、登録の際、ガイドラインに基づき、感染予防対策に取り組んでいることが、条件となっております。その取組内容を、店頭に表示するということになっております。 72 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 73 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  今後も、各省庁が、GoToのような経済対策を検討し続けることが想定されます。山武市としては、県や保健所、商工会などと連携し、クラスター発生時における連絡の徹底や情報公開、安全対策の指導など、体制を構築していくことは必要ではないかと考えます。感染予防の徹底と観光産業や外食産業に対する支援は、新しい生活様式の両輪であると考えます。安心安全の山武市を目指した環境整備が重要だと考えます。  では、続いての質問に移らせていただきます。  防災について、安心安全を目指すためには、ウイルス対策以外にも、防災体制の構築も重要です。  まずはじめに、防災行政無線に関する新しいシステム導入についてお聞きしたいのですが、一部の海岸地域で、防災行政無線がうまく機能しないということで、ドコモと新システムを用いたIP通信網を活用したシステムの実施設計を行っていますが、その内容と計画の進捗状況についてお聞かせ願えますか。 74 ◯議長大川義男君) 総務部長。 75 ◯総務部長(石橋和記君) 新しいシステムでございますけれども、IP回線を利用して情報伝達をするものを予定いたしております。  整備内容につきましては、2点ございます。  まず1点目でございますが、これにつきましては、新しいシステム、新システムの構築でございます。具体的には、庁舎内に、新システムのシステム機材を設置いたしまして、現在、約80%の方が保有していると言われておりますスマートフォンに、専用アプリをダウンロードしていただきまして、そのスマートフォンを活用して、情報を発信していくものとなります。  また、災害弱者と言われております避難行動要支援者の中で、障害を持たれている方や、介護が必要であったり、高齢者だけで構成された世帯で、スマートフォンを持っていない世帯につきましては、専用の戸別の受信機を準備をいたします。  これによりまして、電波の通電性ですとか、浸透性が格段に向上するとともに、市以外の場所におきましても、市の災害情報を入手することが可能となります。  2点目でございますが、電波干渉を受けております海岸部地域の屋外拡声子局にIP回線の受信機及び高性能のスピーカーを設置いたします。これによりまして、電波干渉を受けることがなくなり、より質の高い放送が可能となります。  進捗状況についてでございますが、現在、新システムの構築や屋外拡声子局の工事について、実施設計を行っております。今年度末までに、入札によりまして、請負業者等を決定いたしまして、令和3年度以内には、システムの運用を開始する予定で、現在、作業を進めております。 76 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 77 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いて、災害時におけるドローン活用についてお聞きしたいのですが、前回の議会では、萩原議員からも提案がありましたドローンについて、市側としては、導入する予定はあるのでしょうか。  河川や山林部の被害状況の把握などに効果的であると考えているのですが、具体的な購入や運用計画などについてはありますか。御回答をお願いします。 78 ◯議長大川義男君) 総務部長。 79 ◯総務部長(石橋和記君) 市といたしましても、ドローンの災害時の有効性については、理解をいたしております。  災害時における、ドローンの最大の特徴は、車両や人の移動が難しい場所での撮影ができるなど、無人機の特性を生かしまして、危険と思われる空間に入っていくことも可能なことでございます。  この特徴を生かしまして、ドローンの具体的な活用内容といたしましては、撮影機能を利用した地震、風水害による被害状況の確認や、また、山林火災、大規模火災発生時の状況把握、危険箇所での行方不明者の捜索、津波発生時の津波避難施設の避難者の確認などが期待できると考えております。  9月議会の一般質問におきまして、提案もあったこともございまして、令和3年度に、ドローンの購入と、災害時以外においても、各部がドローンを活用できることを目的といたしまして、各部の職員等の研修を予定いたしております。 80 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 81 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございます。  続いて、ドローンを購入する以外にも、千葉ドローン協会などと防災協定を結ぶという手もあると思うのですが、そのような予定はありますか。 82 ◯議長大川義男君) 総務部長。 83 ◯総務部長(石橋和記君) 令和元年度から、ドローンの取扱業者及びその団体等と協定締結を目標に、複数の業者や団体にお話を伺っております。  その内容でございますが、大規模な災害では、特定の自治体でのドローンの運用は難しいといったものや、ドローンの運用は、発災から数日後になるであろうというものでございます。  ドローンの運用についてのタイムラインが確立できない現状において、協定を締結しても、なかなか実効性が伴わないことが懸念されることもございまして、現在は、締結を保留させていただいております。  発災後の迅速な復旧復興のためには、発災後早期の情報収集が必要であることから、現状におきましては、市としてのドローン購入や運用ができることを主眼に置きまして、これに集中すべきであると考えております。  ただし、今後、ドローンを取り扱う企業や団体が増えていくでしょうし、また、ドローン自体も進化し、運用の形態も多様化すると思われます。これによりまして、市の時期的、技術的な要望に対応が可能となると思われ、協定の締結に意味を持つ時期が、近い将来、訪れると考えております。  市といたしましては、自らドローンを運用いたしまして、ノウハウを蓄積し、市が実施できること、できないことを把握いたしまして、協定書に具体的な内容を盛り込める準備を進めていくべきであると考えております。 84 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 85 ◯1番(齋藤昌秀君) 市の方針について、具体的に回答をいただきありがとうございます。  続いて、観光行政について質問させていただきます。  今年度の観光客の山武市海岸への反応についてお聞きします。  前回の質問で、新型コロナウイルスの流行下ではあったが、海岸は盛況であったと聞きました。私自身も実際に見て、同様の印象を受けました。  前回お答えいただいた際、今年の客層は、ファミリー層が非常に多かったということ、こんなにきれいな海岸が、ここにあるとは知らなかったというような言葉をいただいたと伺ったのですが、知らなかった人たちは、どうやって山武市の海岸を知って、来てくださったのか、その部分については分かりますか。御回答をお願いします。 86 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 87 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今回、そういった聞き取り調査等は実施しておりませんが、これは、あくまでも推測ですが、3密を回避したレジャーとして、海水浴場を選択された、広範囲の九十九里海岸の中で、本須賀海岸へ来遊されたのかというふうに考えております。 88 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 89 ◯1番(齋藤昌秀君) また、来年も来てほしいと思うのですが、そのために重要なことは、どんなことだと考えていますか。 90 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 91 ◯経済環境部長(越川 俊君) 来年の夏には、海抜6メートルの防潮堤が、市内で完成し、例年の風景と異なるとは思いますが、市としましては、海岸清掃等の海岸美化を心がけ、きれいな海となっていることを発信しながら、白砂青松の風景を残していくことと考えております。
    92 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 93 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、コロナ対策に対する観光客の反応についてお聞かせください。  前回の海岸におけるコロナ対策に対し、質問させていただいたんですが、注意喚起は駐車場の入り口で、コロナ対策や水際防止、ごみ持ち帰りなどのリーフレットを作成しまして、来訪者に配布、本須賀海岸駐車場の駐車料金については、条例上、海水浴場開設期間のみしか徴収できないため、無料の開放、トイレについては、トイレの入り口やシャワー付近では密にならないよう、注意書きなどを貼り出して、注意喚起を行ったとの御回答をいただきました。  例年と違った対応で、大変だったとは思います。いつもとは違った形式の海岸利用でしたが、何か問題などは起こっていますか。 94 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 95 ◯経済環境部長(越川 俊君) 経済環境部といたしましても、今回初めて、こういったケースなので、大分その辺は注意をしながら、見てまいりましたが、特には大きな問題等は起こっておりません。  また、本須賀海岸の駐車場の管理業務を警備会社へ委託しましたが、事故等の報告等も、一切ございません。 96 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 97 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いての質問です。駐車場の無料開放ですが、これは観光客の誘致効果として、大きかったと思われますか。 98 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 99 ◯経済環境部長(越川 俊君) その辺はちょっと何とも言い切れませんが、ちなみに、今年の駐車場の台数といたしましては、1万2,323台、例年の駐車台数と比較しても、影響はなかったと考えております。  ちなみに、山武エリアで一番入り込み数がある九十九里町においては、通年で料金を徴収しているとのことでございます。  以上です。 100 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 101 ◯1番(齋藤昌秀君) 先ほどリーフレットをお配りしたとあったんですが、お配りしたリーフレットは、すんなり受け取ってもらえましたか、その辺の御回答をお願いします。 102 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 103 ◯経済環境部長(越川 俊君) 確認したところ、警備会社から、当然、複数回、訪れられている方々がおられますので、そういった方々を除いては、皆さん、受け取っていただいたということの報告を受けております。 104 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 105 ◯1番(齋藤昌秀君) それらのリーフレットが捨てられて、ごみになったりはしていないでしょうか。 106 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 107 ◯経済環境部長(越川 俊君) これも、管理委託した警備会社に確認したところ、常に、毎日、場内の見回り等をやる際に、清掃も行っていただいておりましたが、リーフレット等がごみになっていたという報告はありませんでした。 108 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 109 ◯1番(齋藤昌秀君) 観光客を来年度へとつなげるシティアピールについての質問なのですが、今年度初めて山武市を訪れた観光客の皆様に対し、来年度も来ていただきたいと思うのですが、行政としては、どのような方針でしょうか。 110 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 111 ◯経済環境部長(越川 俊君) 夏については、海水浴場を開設しなかったため、安全対策を重視しましたが、9月から来年2月まで、観光協会を実施主体といたしました補助事業を、今現在、行っております。  これは、県が実施している、みんなで元気に!ちばの「おもてなし」提供事業で、掛かる経費の4分の3を県が、残りの4分の1を、Welcome to さんむ観光キャンペーン事業として、市が補助を行っております。そういうことで、観光協会自体の経費負担はなく、おもてなしの事業を行っているところでございます。  また、これから、山武市観光協会では、イチゴ狩りの季節を迎えて、来年1月から、市内の観光施設間において、お互いを紹介し合うチラシを作成し、配布する予定で、今、進めているところでございます。  これは、イチゴ狩りに訪れたお客様に、観光協会加盟の宿泊施設や飲食店等を記載した地図が入ったチラシを作成しまして、また、その逆のパターンも行いながら、今後、啓発を進める予定でございます。 112 ◯議長大川義男君) ここで暫時休憩いたします。再開は午前11時10分といたします。              (休憩 午前10時59分)              (再開 午前11時10分) 113 ◯議長大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  齋藤議員。 114 ◯1番(齋藤昌秀君) 先ほどは観光行政についての御回答ありがとうございました。  PR活動やその効果測定を効果的に行うためにも、実際に訪れていただいた観光客の方々やSNS上の声を含め、分析を行った上で、活動していくことが、今後は重要なのではないかと思います。民間企業などに分析依頼をするなど、今後は工夫が必要なのではないかとも考えています。  続いて、教育について質問させてください。  コロナ対策と学習環境への影響についてお聞きしたいのですが、前回の質問で、夏休みの短縮などの部分の対応については、児童生徒の学習支援のための人材確保に迅速に対応し、2学期開始から現在まで、学習サポーター9名、スクール・サポート・スタッフ6名を追加して、確保することができました。これにより、学習の効率化、よりきめ細やかな指導が行われる学校が増えてきたとのことですが、質問です。  学習サポーター、スクール・サポート・スタッフ導入の効果はどうでしたでしょうか。学習支援は十分に行えましたでしょうか。御回答をお願いします。 115 ◯議長大川義男君) 教育部長。 116 ◯教育部長(小川宏治君) 学習サポーター、スクール・サポート・スタッフの確保による、その導入効果についての御回答をさせていただきます。  配置した学校からは、学習サポーターとスクール・サポート・スタッフの配置により、児童生徒に対し、よりきめ細やかな対応ができるようになった。授業準備、授業が効率よく進むようになり、その結果、4月当初の休校による学習の遅れは、今年度中に回収できる見込みが立ったとの報告を受けており、導入の効果があったと認識しております。  なお、学習サポーターとスクールサポートスタッフの配置がない学校に関しましては、支援員を増やしたり、NPO法人教育サポートGAAに派遣依頼したりするなどして、対応しております。  以上です。 117 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 118 ◯1番(齋藤昌秀君) その報告について聞きたいのですが、効果測定の点について、アンケートなどを行ったという認識で間違いないですか。 119 ◯議長大川義男君) 教育部長。 120 ◯教育部長(小川宏治君) アンケート等につきましては、効果につきましては、まだ、学期途中でございますので、これから調査をして、その効果をはっきり検証していきたいと考えております。 121 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 122 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、GIGAスクール構想についてお聞きしたいのですが、学校情報機器整備事業、機器の入札は、どういった要件で行われたのか、結果はどうなったのか。議会などでも説明がありましたが、改めて説明をしていただけますか。 123 ◯議長大川義男君) 教育部長。 124 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  GIGAスクール構想実現に伴う機器等の入札につきましては、令和2年10月22日に開催し、御承認をいただきました、第3回臨時会の議案第1号及び第2号のとおりでございます。  端末購入の入札の仕様要件でございますが、端末につきましては、児童生徒用と教職員用ともに、文部科学省の標準仕様に準拠したGIGAスクール用モデルの端末としました。また、各種設定やソフトウエアのライセンス購入、インストール作業、5年間分の運用支援等も含めた仕様としております。  購入台数は、児童生徒用3,024台、教職員用210台でございます。  充電保管庫購入の入札仕様要件でございますが、基本的には、文部科学省が示した標準仕様書を御参考に作成しております。  また、本市におきましては、参考資料の要件に積極的に取り入れるよう示されておりました、衝突時の安全性を考慮したR加工などを仕様に盛り込みました。  購入台数は、42台収納が106台、22台収納型が12台でございました。  以上です。 125 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 126 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いて、購入予定のタブレットやPCが、1台当たり幾らになるのか、また、国からの補助金は、1台当たり幾らになるのかなどについて教えていただけますか。 127 ◯議長大川義男君) 教育部長。 128 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  端末機、1台当たりの価格でございますが、1台当たり、4万5,000円の端末で、本体に端末機導入費やライセンス購入費などを含めますと、1台当たり、約8万9,000円となります。  国からの補助金でございますが、1台当たり、4万5,000円を上限とし、令和元年5月1日、学校基本調査の児童生徒数を基準とした児童生徒の3分の2台分が、補助対象となります。  本市では、2,057台が補助対象となり、現在、交付決定額は9,256万5,000円となってございます。  以上です。 129 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 130 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いて、給食センターの統合についてお聞きします。  給食センターの統合計画について、お話があったと思うんですが、その進捗について教えていただけますでしょうか。 131 ◯議長大川義男君) 教育部長。 132 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  学校給食センターの整備の進捗状況につきましては、9月議会定例会の議会全員協議会におきまして、御説明させていただきましたとおり、令和2年第3回教育委員会定例会におきまして承認されました、学校給食センター基本構想に基づき進めておるところでございますが、今後予定しております、基本設計の委託、関係機関への事業申請等を踏まえ、専門家に当該基本構想の妥当性の検証及び技術的補完を委託することにより、基本構想の精度を高めたほうがよいとの意見がありましたことから、基本計画策定業務の委託を行うこととなり、現在、プロポーザルにより、業者を決める手続を進めている状況でございます。  以上です。 133 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 134 ◯1番(齋藤昌秀君) では、まだ購入予定地などは選定されていないという認識で間違いないですね。 135 ◯議長大川義男君) 教育部長。 136 ◯教育部長(小川宏治君) 議員おっしゃるとおり、その委託業務の中で、候補地を絞り込み、選定するという予定でございます。  以上です。 137 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 138 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございました。  教育委員会は、子どもたちの学習環境を整えたり、学力を向上させるために、非常に重要な役割を担っていると思います。今のお話を聞かせていただいた上で、ちょっと通告書にはないのですが、質問させていただきます。  山武市の将来のためにも、教育は非常に重要だと思います。人間力などの非認知的能力も大切ですが、基礎学力も同様に重要な要素だと思います。山武市の学力というのは、全国平均や県のそれと比べても、いまだに低いという現状があります。  山武市では、先ほどの給食センターだったり、そういう件も含めて、教育振興基本計画を策定していると思います。2011年から2020年の10年間で行われる計画だったと思いますが、この進捗について、現状を教えていただけますか。当初の目標を達成できそうか、どうか、御回答いただければと思います。 139 ◯議長大川義男君) 教育部長。 140 ◯教育部長(小川宏治君) 通告をいただいていなかったので、どこまでちゃんと答えられるか、心配なところもありますけれども、お答えさせていただきます。  山武市の教育振興基本計画につきましては、この10年、今年までの計画期間で、策定したものですが、毎年、ローリングして、基本構想そのものを改定してやっております。その関係で、その時々に出てきた課題に対して、タイムリーに見直しをして、取り組むというような計画になってございますので、基本的には、直近の今の課題について、対応できるような改正をしながら、取り組む計画になってございます。基本的には、おおむね基本計画に掲げたものは、達成できるような形の取組になっております。  以上です。 141 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 142 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  では、問題点が発生すれば、PDCAサイクルをきちんと回して、問題解決を図るような体制をとっているという認識で間違いないですか。 143 ◯議長大川義男君) 教育部長。 144 ◯教育部長(小川宏治君) 議員おっしゃるとおり、PDCAを回しながら、改善に努めているという計画になってございます。 145 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 146 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  続いて、道路整備について質問をさせていただきたいと思います。  観光振興と道路計画についてお聞きしたいのですが、観光客の誘致には、高速道路のインターチェンジから海岸へと続く道路整備が非常に重要であると考えています。  行政の観光振興とそれに伴う道路計画について、まず、海岸線へのアクセスをよくする道路計画があるかどうか、答えていただけますでしょうか。 147 ◯議長大川義男君) 都市整備課長。
    148 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 山武成東インターチェンジから海岸線へ向かう道路計画については、山武市都市計画マスタープランにおいて、観光振興等の地域活性化に資する交通基盤として、関連する都市計画道路が位置づけられております。  まず、山武成東インターチェンジから国道126号までを結ぶ、都市計画道路富田木原線の計画がございます。  また、海岸線方向に向かう都市計画道路として、ただいま御説明させていただきました、富田木原線と国道126号で接続をし、海岸線までを結ぶ都市計画道路富田本須賀納屋線が計画されております。 149 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 150 ◯1番(齋藤昌秀君) では、その道路計画について、より詳細なものを教えていただけますか。 151 ◯議長大川義男君) 都市整備課長。 152 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 道路計画の詳細ということでございますが、関連する都市計画道路の計画ルートということでお答えいたします。  まず、計画されている富田木原線についてでございますが、山武成東インターチェンジから御説明させていただきます。  山武成東インターチェンジを降り、主要地方道成東酒々井線を通り、板附地区と和田地区との境付近から山の中へ入り、成東中学校や市営和田住宅の裏側にある山の中を通過し、一般県道成東山武線と交差し、境川を越え、大富小学校の手前を通り、山武警察署脇付近で、国道126号に接続しております。  また、海岸線方向に向かう都市計画道路として、先ほどの富田木原線と国道126号で接続する富田本須賀納屋線について、御説明させていただきます。  道路が計画されているのは、国道126号山武警察署脇付近から、山武郡中央土地改良区の裏側を通過し、市営白幡住宅と白幡工業団地の間を抜け、広域農道手前から一般県道成東鳴浜線に合流し、本須賀海岸入り口までの区間を予定しております。 153 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 154 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。道路計画は、観光行政に非常に重要だと思うので、今後もよろしくお願いします。  続いて、企業誘致について質問させていただきます。  地方のIT化と国との連携について、現在、菅首相は、新型コロナウイルス感染拡大で、明らかになってきた日本社会のデジタル化の遅れを取り戻すことを、政権の最重要課題の一つに位置づけていることは、この場の皆さんも御存じかと思われます。自民党の総裁選の際も、候補者3名そろって、地方創生とデジタル化をキーワードとして掲げていました。  東京一極集中に歯止めがかからず、地方の疲弊が進む中、働く場を地方に移すリモートワークの普及など、新型コロナウイルス感染収束後のアフターコロナを見据えた対応を、今後も政府として推進していくと思われます。  菅内閣は、あらゆる手続が、役所に行かなくても、実現でき、必要な給付が迅速に行えるような社会を早急に実現するとして、我が国のデジタル化を進めるために、国と地方の行政のデジタル化を実現し、行政サービスの統一と標準化では、令和7年度末までの統合を目指しています。  そこで質問です。民間からの人材登用も含め、様々なアプローチが考えられると思うのですが、山武市としては、行政のデジタル化や国との連携に関して、どのような方針をお持ちでしょうか。企業としても、行政手続がスムーズな自治体に行きたいと考えると思うので、企業誘致の観点からも、有効なのではないかと考えるので、この質問をさせていただきます。御回答をお願いします。 155 ◯議長大川義男君) 総務部長。 156 ◯総務部長(石橋和記君) 国と地方のデジタル化による連携につきましては、現在、それぞれの自治体で構築しております基幹系のシステムを、国全体で標準化するというものでございます。これによりまして、国など関係機関との連携がスムーズとなり、手続の簡素化、迅速化、行政の効率化等の成果を得ることが可能と考えております。  今後、国から示されます標準仕様書などに従いまして、システムの構築を進めてまいります。 157 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 158 ◯1番(齋藤昌秀君) 鍵を握るのはデジタル化の推進です。オンラインでも十分な医療や教育などを受けられる仕組みをつくる必要が、今後はあると思います。  総裁選で岸田文雄氏が主張した高速大容量の第5世代移動通信システム、いわゆる5Gを地方から展開するアイデアも、企業移転を含む誘導策として、実行に移してはどうかと思います。  山武市は、面積も広く、高齢化や過疎化も進んでいます。オンラインで教育や医療を受けられることは、子どもたちや高齢者の方々の負担軽減につながるのではないでしょうか。  また、企業の移転先として着目してもらうには、特徴が必要です。電車や高速のインターチェンジなど、必要な際は、都内へのアクセスがいいという点や、土地が確保しやすいなどの利点以外に、高速通信環境があるということは、大きなアピールポイントになるのではないかと思います。  改めてお聞きます。総裁選で岸田氏が主張した5Gの地方から展開するアイデアを、企業移転を含む誘導策として、実行に移してはどうかと思うのですが、どうお考えでしょうか。 159 ◯議長大川義男君) 総務部長。 160 ◯総務部長(石橋和記君) 議員おっしゃいましたとおり、5G環境を企業誘致誘導策として整備することは、高速通信を必要とする事業者にとりましては、大きなセールスポイントになると考えております。  ただ、しかしながら、既存企業への支援も、同様に検討する必要がございますし、また、費用対効果等を考慮しますと、現段階におきまして、市が直接整備することは難しいと考えております。 161 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 162 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。今、費用的に難しいということで、御回答をいただいたので、最後に、これは僕からの提案という形になるのですが、現在、政府のほうが、「スーパーシティ」構想を提案しています。総務省が発表した令和3年度の概算要求案の中でも、デジタル化についての予算が多く割かれています。  3項目めには、テレワークや遠隔教育、遠隔医療を支える情報通信基盤の整備に256.8億円など、これは、例えば、5Gや光ファイバーなどの全国展開の推進、ローカル5Gを活用した課題解決の促進、急増する通信トラフィックの予測や地域分散による混雑の緩和などがあります。  4項目めでは、Beyond 5Gをはじめとした先端技術の戦略的投資ということで、これに関しては、732.5億円も予算を取っています。  5項目めでは、セキュリティ関係に83.6億円、6項目めでは、新しい働き方、暮らし方の定着、デジタル格差対策の推進で55億円といったように、先端技術を使って、新しい働き方、暮らし方の定着や地域のデジタル格差、ひいてはインフラ格差是正に力を入れています。  また、内閣も、国家戦略特区で先端技術の導入を支援するなど、積極的に動いています。その一つにあるものが、先ほど掲げた「スーパーシティ」構想です。  「スーパーシティ」構想のそもそもの目的なんですが、これは、「地域の「困った」を最先端のジャパンテクノロジーが、世界に先駆けて解決する。企業の技術力を、地域で役立てる!スーパーシティの実現を国がともに取り組みます!」と銘打っています。  スーパーシティの基本的なコンセプトは、これまでの自動走行や再生可能なエネルギーなど、個別分野限定の実証実験的な取組ではなく、例えば、決済の完全キャッシュレス化、行政手続のワンスオンリー化、遠隔教育や遠隔医療、自動走行の域内フル活用など、幅広く生活全般をカバーする取組であること。  2つ目、一時的な実証実験ではなく、2030年頃に実現され得る「ありたき未来」の生活の先行実現に向けて、暮らしと社会に実装する取組であること。  3項目め、さらに、供給者や技術者目線ではなく、住民の目線で、よりよい暮らしの実現を図るものであることという、この3つの要素を持ち合わせたものであると定義しており、これを「まるごと未来都市」と呼んでいます。  世界の事例ですと、バルセロナにおけるWi-Fiとセンサーを使ったごみ収集の管理や渋滞緩和などがあるのですが、日本で実際にあった要望について、スーパーシティにおける解決案が提示されているので、山武市にも見られる課題であるのではないかと思い、一つ紹介したいと思います。  以下、話すことは、総務省が出しているパワーポイントの資料から引用したものなんですが、要望があった市の人口は6万人程度で、免許を返納する後期高齢者が急増している市です。  アンケートを取ると、これらの高齢者が1日に使える現金が1,000円から2,000円とのこと、これでタクシーを利用することになると、病院に行くことはできても、帰ってこられません。  また、タクシー事業のほうにも、3社合計で、十数台まで車両保有台数が減少し、ドライバーも高齢化、そもそも十分なタクシーサービスの供給が危ぶまれます。そこで、タクシー事業者3社自らが、市民の車を活用したボランティアタクシーの事業を提案されました。  利用料金の支払いは、協力してくれたドライバーへの支払いも、ボランティアポイント、市役所からの各種助成も、ボランティアポイントを利用して行い、ポイント制度自体を広く普及させ、さらには、病院の通院予約との連動による配車の最適化や遠隔診療の対象拡大による通院需要自体へのオンラインへの置き換えを進めていくことで、後期高齢者の通院問題を解決しようという提案でした。  その実現には、技術的には、配車システムと通院システムや遠隔診療システムとの連携、各種支払いサービスへのボランティア・ポイント・システムの連携などが必要となります。  また、規制改革的には、ボランティア・タクシー事業の自家用有償事業として、適切性の確認、もしくは、必要であれば、規制緩和、遠隔診療の対象の拡大、ボランティア・ポイント制度自身の金融関連諸制度の整備などが必要となってきます。  この提案自体は、高齢者の通院問題の解決という、比較的絞られた生活上の課題に対して設計されたスーパーシティ事業の提案ですが、これがさらに大きな社会的課題の設定にも応えるものになれば、なるほど、様々なサービスがより大規模に連携・稼働していくことになろうと思います。ここまでが、政府からのパワーポイントの引用です。  山武市も、社会福祉協議会などの社会福祉輸送サービス事業や、皆さん御存じのあいのりくんですが、山武市乗合タクシーなどの課題に取り組んでいるので、これらの活動をさらに強力に支援し、連携していくことで、さらに高齢者が安心して暮らせるまちが実現するのではないでしょうか。  課題を一つ一つ解決していくとともに、包括的なインフラ整備も行い、安心で住みやすいまちを目指していくために、スーパーシティを目指してみることはどうでしょうかということが、私からの提案です。  各自治体の検討状況を踏まえつつ、現在、スケジュールを適正に見直しているとは思うのですが、公募が12月、締切りが二、三月をめどとして、現在、計画が進んでいます。採用されれば、規制緩和など、国からの様々な支援があります。未来都市山武市を目指して、山武市をよりよくするためにも、ぜひ「スーパーシティ」構想の活用も、今後、市のほうで検討していただければなと思います。  ちょっと長い話になりましたが、続いての質問に移らせていただきます。  最後の項目、空き家対策についてです。空き家対策について質問させていただきます。  前回質問させていただいた際に、閉校予定の小学校について、千葉県の企業の進出支援事業の活用をはじめ、企業誘致の取組を進めているとのことでしたが、その後、進捗はありましたでしょうか。 163 ◯議長大川義男君) 総務部長。 164 ◯総務部長(石橋和記君) 千葉県の空き公共施設等を活用した企業進出支援事業及び文部科学省の「みんなの廃校」プロジェクトを活用いたしまして、令和3年3月末日で閉校となる日向小学校と、廃園となっております蓮沼幼稚園の検討を進めております。  これまで、日向小学校で2件、蓮沼幼稚園で3件の問合せがありまして、施設を御覧いただいたケースもございますが、企業の立地までには至っておりません。引き続き、国、県の支援事業を活用した検討を進めていきたいと考えております。 165 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 166 ◯1番(齋藤昌秀君) 空き家問題を解決するためにも、総務省が行っている地域情報化アドバイザー派遣事業なども、活用してみてはどうかと思います。  今年度に関しては、締切りがもう迫っていますので、厳しいと思うのですが、今後、こういう事業があったら、そういうものについて、市のほうでも応募してみたらいいのではないかと思うのですが、その辺について、市のほうでは、どうお考えでしょうか。 167 ◯議長大川義男君) 総務部長。 168 ◯総務部長(石橋和記君) 地域情報化アドバイザーでございますけれども、アドバイザーからは、地域課題解決に向けたICT利活用についての御助言等をいただくこととなります。  このため、空き家バンクの登録が、ある程度進んだ段階で、企業誘致等の課題への助言をいただくことが、より効果的ではないかと考えております。 169 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 170 ◯1番(齋藤昌秀君) 空き家バンクの登録を増やすために、IT環境の整備や簡易的なリフォームに対して、補助金を出してみたらどうかとも思うのですが、その辺については、どうお考えでしょうか。 171 ◯議長大川義男君) 総務部長。 172 ◯総務部長(石橋和記君) 空き家を対象といたしましたIT環境整備に係る補助金について、お答えをさせていただきたいと思います。  この補助金でございますけれども、主に、情報通信事業者が補助対象者となると見込まれますので、この空き家バンクの推進という部分では、限定的なものになるのではないかと考えております。  また、対象施設につきましては、空き家に限らず、検討する必要がございますので、企業誘致施策としての位置づけを踏まえまして、判断したいと考えております。  また、サテライトオフィスとリモートワークが進んできている状況でございますので、民間事業者の動向等につきましても、注視してまいりたいと考えております。 173 ◯議長大川義男君) 都市整備課長。 174 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 私のほうからは、空き家バンクに関して、簡易的なリフォームということで、お答えいたします。  現在、住宅環境向上のためのリフォーム補助金制度を運用しているところでございますが、空き家バンクに特化した補助金制度についてはございません。  また、空き家バンクに特化した補助金制度につきましては、他自治体の情報収集を行っているところでございます。  空き家バンクの登録促進については、空き家の所有者に対してリーフレットを送付しておりますが、今後は、地区回覧を含め、空き家等対策協議会の委員の専門的な意見も参考にしながら、空き家バンクの制度の周知に努めていきたいと考えております。 175 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 176 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  空き家対策に関しても、先ほどの「スーパーシティ」構想は使えると思いますので、頭の片隅にでも置いていただいて、市のほうで検討いただければと思います。  最後に、今までの質問を通して聞いて、改めて市長にお伺いしたいのですが、市長の人口減少対策に対しての姿勢は変わりなしと御回答いただきました。現在、東京が転出超過であって、東京から地方への移住者を呼び込むチャンスであると考えていると。  八角議員からも、魅力度ランキング最下位になってしまった。それに対しての具体的な施策は、今後どう考えているのかというような質問がありましたが、今後、情報を発信するにしても、SNSなどが重要になってくると思うのです。  具体的に何をどうするか、対策を立て、実施したら、基本的には効果測定が重要になると思うのです。その実行したことに対して、それが有効だったのか、そうではなかったのか、効果のありなしをしっかり見定める必要があります。  そういう意味でも、今後、役所のほうで情報を発信するに当たって、SNSなどの情報発信する専門職というか、そういう対策をしっかり練るような人員が必要だと思うんですが、市長は、その辺について、どうお考えでしょうか。御回答をお願いします。 177 ◯議長大川義男君) 市長。 178 ◯市長松下浩明君) 齋藤議員から、今回の御質問ということで、総括的なことかと思いました。本当に幅広いところから御質問いただいてありがとうございます。  今、コロナ禍の中で、いろいろ環境が変わってきている中で、スピードもアップしているのかなと、特に「スーパーシティ」構想も非常に魅力的であるし、市として、必要なところもあろうし、取り組んでいかなければいけないところもあるかと思います。  今現在は、サテライトオフィスやリモート等が進んで、やっておりますけれども、これからの行政運営に生かせるものではないかなと思って聞いておりました。  SNSでございますが、今現在も、魅力度ランキング等の件がございまして、やはり、欲しい方に欲しい情報を与える、お勧めするということで、これは非常に大事だと思っておりますので、今後もその辺も検討しながら、力を入れていきたいと思っております。御質問ありがとうございます。 179 ◯議長大川義男君) 齋藤議員。 180 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 181 ◯議長大川義男君) 以上で1番、齋藤昌秀議員の個人質問を終わります。  次に、新政会、櫻田基介議員の個人質問を許します。  櫻田議員、御登壇願います。  櫻田議員。 182 ◯5番(櫻田基介君) 議席番号5番、新政会、櫻田基介です。議長のお許しを得ましたので、個人質問を始めたいと思います。  去年からの新型コロナウイルスも、一時は減少してきましたが、寒さが増してきて、第3波と、我が市でも少しずつ感染者が増えてきていて、予断を許さない状況だと思います。最大限、感染に注意して、この未曽有の危機を乗り越えていきたいと思います。  それでは、最初の質問に入ります。  ふるさと納税についてお聞きします。  ふるさと納税は、寄附者からの応援する思いを寄附という形で支援いただくことにより、自治体では、様々な事業に活用し、活力に満ちたまちづくりに活かされています。  また、市内の事業者の魅力的な返礼品が流通することで、地域経済の活性化やシティセールスにもつながるものであると思われます。
     平成20年度から始まったこの制度は、平成27年度以降、税制面の制度が拡充されたことにより、全国的に寄附者が増えました。これにより、各自治体でも、本格的に扱われるようになり、財源確保という面からも、積極的な取組を行っている自治体もあり、昨今では、制度の見直しがされ、返礼品等についての規制がされているところでもあります。  これらのことを踏まえ、ふるさと納税の現状について、どのように考えているのかを伺います。 183 ◯議長大川義男君) 市長、御登壇願います。 184 ◯市長松下浩明君) 櫻田基介議員から、ふるさと納税について、ふるさと納税の現状について、どのように考えているかという御質問をいただきました。  櫻田議員におかれましては、これまで返礼品の御提案をいただくなど、御協力をいただきまして、誠にありがとうございます。  ふるさと納税の現状でございますが、国においても制度の見直しがされまして、全国の自治体が同じ環境の下、取り組んでいるところでございます。一自治体としても、寄附金は貴重な収入でございますので、地域経済の活性化や魅力発信にもつながることから、積極的に取組を進めてまいりたいと考えております。 185 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 186 ◯5番(櫻田基介君) ふるさと納税は、税収を自治体の努力で増やせるものの一つだと思います。  次に、近年の寄附金の受入れ状況について伺います。 187 ◯議長大川義男君) 総務部長。 188 ◯総務部長(石橋和記君) 本市での寄附金の受入れが本格化いたしました平成29年度以降の実績を申し上げますと、平成29年度は、1,418件で、1,761万8,100円、平成30年度は、619件で、1,074万1,000円、令和元年度は、1,193件で、2,341万7,622円でございます。 189 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 190 ◯5番(櫻田基介君) 年度で件数、金額にばらつきがあるように思われますが、何か要因はありますでしょうか。 191 ◯議長大川義男君) 総務部長。 192 ◯総務部長(石橋和記君) 制度開始当初より、寄附金に対します返礼品の割合につきましては、具体的な定義がなく、本市では4割以下としておりました。  そのような中、平成29年度に、国から返礼割合を3割以下とするように求められましたが、年度途中での変更は、寄附者の混乱を招くこともあり、行わず、平成30年度から、返礼割合を3割以下に変更いたしております。  その結果、平成29年度は返礼割合を3割相当とした自治体よりも、注目されたこともありまして、多くの寄附金を頂いた結果となっております。  また、令和元年度でございますが、通常の寄附金に加えまして、台風15号の災害支援として、多くの寄附金を頂いたことによりまして、前年比では、倍増という結果になっております。 193 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 194 ◯5番(櫻田基介君) 山武市には、まだまだ魅力的な地場産品があると思います。アイデア次第で、返礼品として、商品開発もできるのではないかと思います。  また、事業所の中には、ふるさと納税の返礼品として出品できることを御存じでない方もいると思われます。  ふるさと納税を推進していく上で、今後どのような取組を考えているのかを伺います。 195 ◯議長大川義男君) 総務部長。 196 ◯総務部長(石橋和記君) ふるさと納税の寄附を頂く判断材料といたしまして、返礼品の充実は非常に大事なことと考えております。  このため、市内の事業者へ返礼品の出品について周知を進めていくことで、魅力的な地場産品や新たな返礼品の発掘につなげてまいりたいと考えております。  その中でも、本市に実際に来ていただきたいという考えがございますので、体験型のものですとか、特産品を味わっていただけるようなものも推進をしていきたいと考えております。 197 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 198 ◯5番(櫻田基介君) ただいまの答弁にもございましたが、まず本市に来ていただくという点では、他の自治体で、飲食店等の食事券を返礼品として扱っている事例がありますので、ぜひ、本市においても、このような取組を進めてみてはと考えています。いかがでしょうか。 199 ◯議長大川義男君) 総務部長。 200 ◯総務部長(石橋和記君) 飲食店等の食事券でございますが、本市に来ていただき、観光など波及的な効果も増えますので、市の商工会などの御協力もいただきながら、返礼品として、検討を進めてまいりたいと考えます。 201 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 202 ◯5番(櫻田基介君) 新型コロナウイルスの影響もあり、民間事業者の売上げが減少する中、当然、市の税収も減少が見込まれます。ふるさと納税は、自治体の努力次第で、寄附金を増やし、事業の財源に活用できるものであると思います。地元事業者の売上げにも、貢献できる政策だと思います。積極的に取り組んでいただきたいと思います。  ふるさと納税についての質問は、これで終了いたします。  次の質問に移ります。  道路の維持管理についてお聞きします。  市道の維持管理で、比較的小規模な補修については、迅速に対応してくれていると感じていますが、多くの道路は舗装した時期が古いせいか、長い距離で傷みが激しい路線もあるように感じています。  現状の対応と今後の予定について伺います。 203 ◯議長大川義男君) 都市建設部長。 204 ◯都市建設部長(小川 陽君) 道路の陥没やアスファルトの剥離などの道路修繕につきましては、管理瑕疵につながることから、緊急的、応急的な対応を取っているところでございます。  また、修繕する延長が長くなる路線につきましては、複数年に分け、継続的に修繕工事を実施しております。  現在、市では、計画的、効率的に実施することを目的として、舗装修繕計画の策定業務を実施しているところでございます。この計画は、路線ごとの舗装の傷み具合を数値化するなど、今後の計画的な事業執行の基となります。  対象となる国庫補助事業などを活用しながら、計画的に実施したいと考えております。 205 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 206 ◯5番(櫻田基介君) 市の道路も面積的には膨大だと思います。市の予算だけで賄い切れないと思いますので、国庫補助事業を最大限活用していただきたいと思います。  次に、道路のセンターラインや横断歩道など、消えかかっている道路標識が多く見受けられますが、管理区分と引き直しなどの対応について伺います。 207 ◯議長大川義男君) 都市建設部長。 208 ◯都市建設部長(小川 陽君) 横断歩道や停止線、黄色実線のセンターラインなど、交通規制に伴う路面標示につきましては、千葉県公安委員会の管理となります。  本市へ路面標示が消えかかっている情報提供があった場合には、山武警察署にその旨を報告している状況でございます。  また、道路の外側線や、白色破線のセンターラインなど、交通規制に伴わない路面標示につきましては、道路管理者が管理することとなっております。  国県道の場合は、千葉県山武土木事務所へ状況報告をしております。  市道の場合につきましては、通学路、交通量の多い道路を優先的に実施している状況でございます。 209 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 210 ◯5番(櫻田基介君) 横断歩道、停止線、センターライン、外側線など、消えかかっているところがとても多いと感じていますので、交通安全的にも危険だと思いますので、事故がある前に、道路管理者への報告、修繕を実施していただきたいと思います。  次に、橋の修繕事業については、点検結果を基に、修繕工事を行っていると思いますが、現時点では、修繕の必要な橋梁数と今後の予定について伺います。 211 ◯議長大川義男君) 都市建設部長。 212 ◯都市建設部長(小川 陽君) 橋梁の点検につきましては、毎年約80橋の点検を実施し、1橋当たりおおむね5年に1回、点検を実施している状況でございます。  点検結果ですが、市内412橋のうち、通行止めを必要とする橋梁や緊急的な措置を必要とする橋梁はございませんが、補修を必要とする橋梁が14橋ございますので、橋梁長寿命化計画に基づき、修繕工事を行っているところでございます。  今後も国庫補助事業などを活用し、工事を実施する予定でございます。 213 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 214 ◯5番(櫻田基介君) 整備する必要がある橋はあるということですが、緊急に整備が必要な橋はないということですので、橋の欄干がさびて、傷んでいるようなところも多く見受けられますので、早めに塗装などを実施していただき、長くもたせていただきたいと思います。  こちらも国庫補助事業を活用して、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  これで、道路の維持管理については、終了いたします。  続きまして、新型コロナウイルス対策の進捗状況について伺います。  9月補正で成立しましたサテライトオフィス整備事業助成金の件について教えてください。 215 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 216 ◯経済環境部長(越川 俊君) サテライトオフィス整備事業補助金につきましては、12月1日、昨日から令和3年1月29日までの期間で、募集を開始したところでございます。  本補助金が、コロナ禍における新たな働き方を促進するため、本市に事業所を持たない会社法人が設置する本社または本社機能の一部を持った事業所の新規開設に際し、事業所整備費用の一部を補助するものでございます。  なお、1社当たり、補助率は対象経費の3分の2、補助額は上限額を100万円とさせていただいております。  市外からの企業誘致となりますので、昨日から1月末まで、JR東京駅京葉通路及びJR品川駅中央改札内の電子広告を活用いたしまして、市内の事業者が作成した広告を行っているところでございます。 217 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 218 ◯5番(櫻田基介君) 昨日から募集が始まったということですので、ぜひ成果が出ることを期待いたします。  同じく9月補正で成立しました、移動販売設備導入補助事業について伺います。  申請状況はどうでしょうか。 219 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 220 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今回のコロナ禍による影響を大きく受けました、主に飲食業者の皆様の支援を想定し、店舗での密閉、密集、密接を避けるため、新たにキッチンカーを導入する方に対し、もしくは、既存に取得しているキッチンカーの整備、更新に対して、補助を行っております。  本事業の補助率は、対象経費の2分の1、補助額の上限は100万円とさせていただいております。  以上でございます。 221 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 222 ◯5番(櫻田基介君) 市内で出店する場所としては、どのような場所を想定していますでしょうか。伺います。 223 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 224 ◯経済環境部長(越川 俊君) すみません、その前に、先ほど、件数を申し上げてございませんので、先にそちらのほうを回答させていただきます。  この導入に当たって、県内の専門の業者を講師に迎えながら、10月13日に説明会を開催いたしました。そのときに、当日、説明会に参加された方が、11名おられます。その中で、アンケート調査等を実施した中で、5名の方が導入を検討しているという回答をいただきました。  また、そのうち、昨日1件増えまして、今現在では、申請に至っているものは2件ということになります。失礼しました。  次の質問で、どのような場所を想定しているかということにつきましては、近年、常設の駐車場がある本須賀海岸において、ゴールデンウイークなど、夏季以外に、家族連れが訪れている状況がございます。そこで、本須賀海岸駐車場において、キッチンカーを出店するに当たり、法規上、問題がないか、現在も引き続き検討・協議を行っているところでございます。  また、飲食の出店を伴う各種イベントには、テントなどの経費削減をするために、キッチンカーの出店を優先して、募集などをする考えでおります。  以上です。 225 ◯議長大川義男君) 櫻田議員。 226 ◯5番(櫻田基介君) 申請が2件あったということですので、もっと増えることを期待いたします。  移動販売のメリットは、販売する場所を移動できることです。売上げが悪ければ、場所を変え、ほかの場所を探すことになります。  海やイベントを想定しているという回答でしたが、事業者は、せっかく移動販売車を導入しても、売上げが上がらないのであれば、事業継続ができなくなってしまいます。人が集まる場所で、事業者の要望があれば、市の許可ができるところになると思いますが、ぜひ、なるべく多くの場所に許可を出せるようにしていただきたいと思います。  最後にお願いになりますが、新たに設置される圏央道のサービスエリアになりますが、移動販売の出店をできるように、ぜひ働きかけをしていただきたいと思います。市内の事業者が営業できるスペースを確保して、市内の活性化に少しでもつなげていければと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで、私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 227 ◯議長大川義男君) 以上で新政会、櫻田基介議員の個人質問を終わります。  次に、新政会、戸村勝敏議員の個人質問を許します。  戸村議員、御登壇願います。  戸村議員。 228 ◯2番(戸村勝敏君) 議席番号2番、新政会、戸村勝敏でございます。議長のお許しをいただきましたので、これから質問させていただきます。  本日は、まず、スマート農業について質問をさせていただきます。  はじめに、先頃、示されました、農林水産省の農事用GPS固定局の補助事業の概要について御質問いたします。 229 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。
    230 ◯経済環境部長(越川 俊君) 農林水産省の補助事業であります、農地耕作条件改善事業、スマート農業導入推進型の概要でございます。  これについては、基盤整備と一体的に行うGNSS基地局の設置等のスマート農業の導入経費に対して、国が2分の1を補助するものでございます。  なお、実施要件といたしましては、農振農用地のうち、農地中間管理事業の重点実施区域等であること、農業者が2名以上であること、スマート農業導入推進計画が、特定した作物の利益や収量を上げる計画であり、かつ、担い手が利用する面積が、全農地面積の8割となるよう、農地集積をする計画を作成することが条件となっております。 231 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 232 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  次に、固定局設置の実現性について伺います。  先ほど御説明いただきました、農地耕作条件改善事業の補助事業を活用して、市内の農業者が利用できるように、市の中心である市役所敷地内に農事用アンテナを設置することはできますか。 233 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 234 ◯経済環境部長(越川 俊君) その件につきまして、国のほうにも確認しましたが、先ほど申し上げたとおり、基盤整備と一体的ということが条件になりますので、本事業を活用して設置するということは、非常に厳しいかと考えます。 235 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 236 ◯2番(戸村勝敏君) それでは、本市の農地流動化の現状について伺います。  この補助事業を活用するためには、基盤整備と一体的に行う必要があるとのことですが、本市における農地集積の状況を教えてください。 237 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 238 ◯経済環境部長(越川 俊君) 本市では、主に農地中間管理事業を活用し、農業の担い手への利用集積を進め、規模拡大の推進、さらには、新規就農者への支援を行っております。  併せて、耕作放棄地の増加を食い止めていければと考えております。  農地中間管理事業は、地域農業の担い手への農地の集積・集約化を図るため、農地の中間的な受皿となる農地中間管理機構が、農地所有者と農業経営者の間に立ち、農地の集団化、経営規模の拡大、新規参入を進めるものでございます。  本事業の活用により、貸付けを希望されている農地、担い手の決まっていない農地などの有効活用が図られ、農地の集約に効率的な農業経営が可能となります。  以上です。 239 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 240 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございます。  それに伴います、本市における基盤整備の状況を教えていただきたいと思います。 241 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 242 ◯経済環境部長(越川 俊君) 現在、市で進めております基盤整備事業については、市内では、松尾町八田地区、早船地区、島地区の3地区で、事業を展開しております。  平成29年度より始まりまして、進捗状況といたしましては、現在、地区内の現況調査が、終了したところでございます。  その後、営農計画を、今現在、農家の方々と作成しております。  今後は、事業採択に向け、国庫補助事業等を活用して、進めていきたいというふうに考えております。 243 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 244 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。  その他のスマート農業の取組について伺います。  スマート農業導入に当たって、市は、どのようなメリット、デメリットをお考えか、教えてください。 245 ◯議長大川義男君) 経済環境部長。 246 ◯経済環境部長(越川 俊君) スマート農業を導入することによるメリットといたしましては、省力化による圃場の拡大、収量アップ、肉体への負担の軽減、農業ノウハウのデータ化等が挙げられます。  スマート農業が本格的に導入されれば、比較的、農業イコールきついというイメージも解消され、また、農業のノウハウや技術をデータ化することで、農業初心者でも、農業に取り組みやすくなるのではないかと考えているところです。  一方、スマート農業のデメリットとして、これからの課題もあります。まず、通常の農機と比べ、導入に当たってのイニシャルコストが割高になります。いかに開発コストを低く抑えるかは、メーカー次第ということになります。  たとえ導入できたといたしましても、農業分野での活用が始まったばかりであり、費用対効果の見通しが立てにくいという側面もございます。  また、高齢化した農業従事者にとって、このようなスマートデバイスを、すぐに活用できる人は少ないのかなとは考えております。 247 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 248 ◯2番(戸村勝敏君) 御高察ありがとうございました。  最後に、市長に伺います。スマート農業導入におけるメリット、デメリットについて、ただいまお聞きいたしましたが、市としてどのような取組をしているか、また、この先、どのように取り組んでいくのかをお聞かせください。 249 ◯議長大川義男君) 市長、御登壇願います。 250 ◯市長松下浩明君) 戸村議員の質問にお答えをさせていただきます。  本市の農業の課題として、担い手の高齢化、後継者不足が挙げられます。スマート農業を推進することによりまして、これまでより少ない人数で、より多くの農作業が可能となり、後継者不足の解消につながればということで考えております。  しかしながら、スマート農業の導入に当たっては、導入する農家側にも、金銭的、また、時間的、技術的な負担が生じることとなります。  本市の取組でございますが、認定農業者が農業経営改善等に必要とする、農業に関する農業用機械の購入等に要する経費の一部に対して、補助対象経費の10%、限度額25万円を助成している認定農業者育成事業補助金に上乗せしております。  令和2年から、スマート農業に関する農業用機械の購入等に要する経費の一部に対しましては、補助対象経費の20%、限度額を50万円とし、スマート農業の導入を支援しております。  今後も、スマート農業についての調査研究を行いまして、市内の担い手農家の意見や要望等を参考としながら、山武市の農業に合った支援策等について検討してまいりたいと考えております。 251 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 252 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございます。  スマート農業に関しましては、私をはじめ農業者自身が、まだまだ勉強をしなくてはならないと思います。将来的に考えますと、農業人口の減少、高齢化問題などに有効な施策の一つであることは間違いないと思います。市と農業者が協力して、進めていくべき案件と考えます。これからどうぞよろしくお願いしたいと思います。  次に、さんぶの森グリーンタワーの現状について伺います。  昨年、さんぶの森公園グリーンタワーにつきましては、解体とのお話がありましたが、その後の状況についてお尋ねいたします。 253 ◯議長大川義男君) 教育長、御登壇願います。 254 ◯教育長(嘉瀬尚男君) それでは、現状について、経緯を含めて、御説明をさせていただきます。  さんぶの森公園グリーンタワーにつきましては、平成29年7月に、山武郡市広域行政組合消防本部のほうから、屋外階段に腐食などの劣化が認められるので、改修することとの違反指摘を受けました。  腐食した外階段については、簡易修繕を行うことで、利用禁止にはなりませんでしたが、このままでは、いずれ、また、立入検査で改修指摘を受けるということが予見され、本格的な修繕を行うための実施設計を、平成30年度に行い、令和元年度5月に改修工事の入札を行いました。  しかしながら、入札参加者がおらず、不調となり、地域要件を県内に拡大して、7月に、再度入札を行ったものの、参加者がおらず、また、不調となりました。  このようなことから、教育委員会では、令和元年12月に、山武地区の議員の皆様、文教厚生常任委員の皆様に、グリーンタワーの利用状況、修繕工事の入札不調の状況等を説明をし、他に修繕の方法が見つからない状況においては、解体することもやむなしというようなことをお伝えいたしました。  その後も、グリーンタワー改修の方向性につきまして、庁内の関係部署と協議を重ね、グリーンタワーは展望施設であるとともに、防災行政無線のアンテナ塔としての機能も有しているということから、解体した場合の代替アンテナの設置場所、設置方法等の費用も含め、多角的に検討してまいりました。  その結果、防災行政無線用のアンテナを別に建てるには多額の費用がかかること、将来的には、現在のような防災行政無線は不要になることも否定できず、現時点で、多額の設備投資をすることは避けるべきとの判断から、グリーンタワーは、展望塔としての活用をやめ、解体はせずに、必要最小限の改修工事を行い、アンテナ塔として活用していくというような方向で調整をいたしました。 255 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 256 ◯2番(戸村勝敏君) 繰り返すようですが、展望台には、人が入れなくなるということでしょうか。 257 ◯議長大川義男君) 教育部長。 258 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  先ほど教育長から答弁がございましたように、展望台につきましては、アンテナ塔として改修する予定でございますので、展望台、受付エレベーターと併せまして、利用中止を予定しているところでございます。 259 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 260 ◯2番(戸村勝敏君) さんぶの森グリーンタワーの展望台受付では、バーベキューやテントデッキの受付業務なども行っていたと思いますが、そちらのほうはどうなりますでしょうか。 261 ◯議長大川義男君) 教育部長。 262 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  バーベキューピット、テントデッキにつきましても、利用中止の予定で考えております。これは、展望台受付が貸出業務を兼ねていたことや利用者の減少、カートの入替えなどの施設の維持費等を勘案したものでございます。 263 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 264 ◯2番(戸村勝敏君) グリーンタワーの改修工事と展望台、バーベキュー等の利用中止の予定の日にちが分かれば、教えてください。 265 ◯議長大川義男君) 教育部長。 266 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  グリーンタワーにつきましては、改修工事に向けまして、現在、準備をしているところでございます。  展望台やバーベキューピットの利用につきましては、令和2年度末をもって、貸出しを中止する予定で考えております。  以上です。 267 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 268 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  改修工事後の利用方法の一つとして、電波塔ということですが、コミュニティFMなど、民間の力を導入することを考えておられますか。 269 ◯議長大川義男君) 総務部長。 270 ◯総務部長(石橋和記君) コミュニティFMの整備につきましては、市が直接、直営で、開業することは考えてございません。  しかしながら、今現在、市民活動団体からさんぶの森グリーンタワーを拠点とするコミュニティFM局の整備、開局に係る支援、また協力依頼の要望が出されておりますので、協議を進めておるところでございます。 271 ◯議長大川義男君) 戸村議員。 272 ◯2番(戸村勝敏君) どうもありがとうございました。  せっかく残していただけるということなので、有効な活用方法を考えていただきたいと思います。  以上で質問を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。 273 ◯議長大川義男君) 以上で新政会、戸村勝敏議員の個人質問を終わります。  以上で本日予定した一般質問は終了いたしました。  次の会議は、明日12月3日、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 0時13分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...