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令和2年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2020-09-10
令和2年第3回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2020-09-10

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  1. 山武市議会 2020-09-10
    令和2年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2020-09-10


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(大川義男君) おはようございます。ただいまの出席議員は19名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(大川義男君) 日程第1 一般質問を行います。  はじめに、さんむ21、石川和久議員の代表質問を許します。  石川和久議員、御登壇願います。  石川議員。 3 ◯7番(石川和久君) 議席番号7番、さんむ21、石川でございます。議長にお許しをいただきましたので、会派さんむ21を代表いたしまして、質問させていただきます。  いつもながら、代表質問の機会をくださいました先輩の皆様に、感謝を申し上げます。  早速、質問に入りたいと思います。  まずはじめに、市長公約について伺います。  選挙公約では、ふるさと山武市住みよいまちづくりを目指し、8つの様々な政策を掲げられ、その全ては人口減対策につながるとし、地域再生に取り組まれてこられました。市長就任から2年半が経ち、1期目も折り返しとなり、公約達成には、重要な時期に来ているのではないでしょうか。今後も山武市の発展のため、そして、より一層尽力をしていただきたいとの思いを込めながら、市長の政治姿勢について、質問をさせていただきます。  市長就任2年半が経ちましたが、市民にお約束した公約の達成度について、市長御自身、どのように感じておられますでしょうか。市長公約として、2年半、公約をいろいろ掲げて、いろいろと政策をやってこられまして、今現在、具体的に何%ぐらいの達成率と考えておられますか、進捗状況について伺います。  併せて、この2年半の市政運営を自己採点するとしたら、何点ぐらいになるのでしょうか。評価するところや課題などをお聞かせください。昨日の新政会の代表質問と少々重複する点がございますけれども、よろしくお願いいたします。 4 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 5 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。  会派さんむ21、石川議員の代表質問の市長の政治姿勢についての御質問にお答えをさせていただきます。  選挙公約の8つの宣言の実現に向けまして、第2次総合計画の中で、重点分野に位置づけて取り組んでおりますが、パスポート発行業務国際環境認証ブルーフラッグの取得など、成果としては、すぐに現れるものもございますが、人口減少対策など、成果がすぐに現れないものもございまして、採点をつけることはなかなか難しいなというように思っておりました。
     そんな中でですが、考えて、課題と見えたものですが、やはり、人口減少対策には特効薬がなく、打ち出した様々な政策や施策を、粘り強く、根気よく実施することで、見えてくるものであるかなというように思っております。  また、効果の薄い事業は素早く検証し、逆に見直しを図り、有効な事業を展開していくことが必要であるというように考えます。  限られた財源の中で、政策を実現していく実行力が必要であると考えておりますので、今後も鋭意努力して、頑張ってまいりたいというように思います。 6 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 7 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。具体的にパーセンテージで求めるということも、なかなか難しいかもしれませんけれども、ぜひ市長の中では、ある程度、自分の中で目指すまちづくりというものの展望を描きながら進めていると思いますので、引き続き、市長の公約に向かって、政策を実現していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。  次に、人口減少対策に対する考え方として、2点ほどお伺いします。  少子高齢化の加速など、自然増減による要因はもちろんですが、他地域からの転入や、他地域への転出によって起こり得る人口の増減のことを示します社会増減も、大きな要因であると考えております。  この人口減少問題の背景には、様々な要因が複雑に複合するために、主な人口減少の要因である自然減対策と、市内に人を呼び込む社会減対策の双方に、バランスよくアプローチする必要があると思います。  しかし、人口減少対策というと、社会減対策が注目されがちではございますが、私は、主な要因である自然増対策を軸に、市単位の取組だけではなく、基本的な国や県、近隣自治体との連携・協調した取組が重要であると考えております。  しかし、この人口問題が自治体にとって、重要な課題になればなるほど、社会減対策が、各自治体で多様化し、近隣自治体同士では、連携・協調というよりも、自治体間の競争が進み、本来の人口減対策の本筋を外れて、人口の取り合いという姿勢も見え、その点からも考えていかなければなりません。  その中で、質問に入ります。  まず、この自然減対策社会減対策のバランスについて、この自治体間の競争について、市長の見解を伺います。 8 ◯議長(大川義男君) 市長。 9 ◯市長(松下浩明君) 私は、近隣自治体同士がそれぞれの個性、また、魅力あるまちづくりを、その自治体で切磋琢磨して、つくり上げていくことが大事だというふうに思っております。  それぞれのまちの魅力を創出して、その魅力を発揮し続けることで、山武市、また九十九里地域が活気に満ちた地域となり、発展していくことが重要であるというように思っております。  その中で、今、私たちができることは、山武市のよさ、よい取組をアピールしていくということが大事だと思います。そして、山武市に来てくれた人には選んでくれて、本当にありがたいと、一生懸命、我々もやっていきますということを見せたり、伝えたりすることが大事だろうと思います。  また、昨日の宍倉議員のほうからの御質問の中で、親子三代の取組と、あるいは、もともとはよその地域からの方を受け入れましょうということが主だったわけですが、やはり、確かに山武市から外へ行かないということも、非常に大事な施策であると思います。  正直申しまして、この施策をつくっていくには、いろいろ難点があるわけなんです。ですので、その辺は、昨日の答弁で申し上げましたけれども、少し検討していくということでございます。そう言いながらも、人口減少の率も、本当に減っておりません。私が市長になってからも、本当に年間700人ぐらいということで、非常に残念だと思っております。  しかし、行政、また、我々とすると、やることは、しっかりやっているわけでありまして、恐らくPRが少し足らないのではないかと、その点は非常に反省しています。  また、いろいろな意味で、アドバイスをいただけたらというように思います。 10 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 11 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  次に、市長は、全ての施策が人口減対策につながると、就任以来、自身の公約を進めてこられたことと思います。人口減少そのものに歯止めをかける施策の充実・拡充も、大切なことではありますが、これから迫りくるさらなる人口減少社会、減少を前提としたまちづくりも考えていくことが大切であるというように、私も考えております。  そこでお伺いします。人口減少社会へ対応したまちづくりについて、市長はどのようにお考えなのか、お伺いいたします。 12 ◯議長(大川義男君) 市長。 13 ◯市長(松下浩明君) まちづくりの基本的な考えといたしましては、市民一人一人が、山武市に住んでいただいて、誇りを持って、住み続けたいと思うようなまちづくりをしていくということが大事であろうかと思っております。  そのためには、先ほども触れましたけれども、地域の魅力を創出して、その魅力を発信し続けることが重要であると思います。引き続き、第2次総合計画と連動を図りながら、政策を展開していきたいと考えております。  市長に就任して、おかげさまで総合計画をつくらせていただきまして、それは、本当にその計画一つ一つの結ぶところは、人口減対策に当たるというような考えの下、政策をつくらせていただきましたので、これは、しっかりと、これからもまた来年度もつなげていきたいと、今、考えております。 14 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 15 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  なぜ、私がこのような2点の質問させていただいたかといいますと、市長の基本的な考えの下、この人口減対策、私どもとしましても、市長と私、議会との両輪で、この問題に取り組んでいきたく、私のほうも、その意見も踏まえて、いろいろな政策の提案等をしていきたいと思います。ありがとうございました。この質問には、関連がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、財政運営についてお伺いします。  今定例会に上程されました令和元年度決算は、市長が就任して、初めて組まれた予算でもあり、第2次山武市総合計画の第一歩となります。市長の思いも大変詰まった年度予算だったのではないでしょうか。  年々、普通交付税等の減額等による歳入の減、扶助費等の義務的経費などの増加で、なかなか削減できない歳出規模、そして、今までにない大型台風等による災害対応で、大変厳しい状況であったとお察しします。そういった中で、令和元年度も市民サービスを低下することなく、取り組まれたことは、大きく評価したいと思います。  毎回申し上げますが、このような地方自治体の会計は、とても専門性が高く、複雑であることから、市民の方の大半は、なかなか理解しづらいものでございます。しかしながら、市民の方々に、市の財政状況を分かりやすく理解していただくことも、市や議会の重要な役割であり、市民の皆様への説明責任であると考えておりますので、そのようなことから、今回も財政について質問させていただきます。  これから迫りくる人口減少による市税の減少、少子高齢化による社会保障関連費の増加、予期せぬ災害、コロナ禍による対策費、厳しい財政運営が求められます。  そこで質問します。コロナ禍における財政の見通しと令和3年度の予算編成の考え方について、数点、聞いていきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症に伴う非常事態措置などにより、市民生活や経済活動に多大な影響が生じております。その対策のため、国、地方では、多額の財政支出を余儀なくされる一方で、税収は大きく落ち込むことが懸念されております。市財政においても、市税などの収入減や感染予防対策、生活・経済支援などの歳出増が見込まれるため、今後、厳しくなることが予測されます。  まずはじめに、市財政の影響について、現在の状況や今後の見通しについて伺います。 16 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 17 ◯総務部長(石橋和記君) まず、新型コロナウイルス感染症の市財政への影響でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策といたしましては、今年度実施しております事業の財源といたしまして、財政調整基金ですとか、国からの地方創生臨時交付金等により、実施をいたしております。  また、歳入のうち、市税収入につきましては、市では、新型コロナウイルス感染症の影響により納税が困難な方につきましては、最長で1年間、納税が猶予される特例制度を設けておりまして、この制度による令和3年度への歳入の繰越しも見込まれております。  また、令和3年度の歳入の見通しでございますが、市税につきましては、新型コロナウイルス感染症による休業や外出自粛等が、個人所得ですとか、企業所得に影響いたしまして、市税収入が減少する可能性も考慮する必要があると考えております。  このほか、先ほど議員からお話がございました普通交付税につきましても、合併算定替による算定の特例が、今年度で終了いたしております。令和3年度からは、山武市としての一本算定となることから、これにつきましても、減額が見込まれているという状況でございます。 18 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 19 ◯7番(石川和久君) コロナ禍において、昨日も経済対策の質問が出ておりました。その中で、中小企業給付金など、541件の給付をされて、今、見えている中でも、それなりに市内の中でも苦しんでいる方がいらっしゃるということで、ある程度、見通しはつけられると思いますけれども、今の段階では、今後の状況を踏まえて、コロナ禍の影響というのは、なかなか判断できないのかなということもあります。  そういった中で、コロナ禍において、令和3年度の一般会計当初予算について、歳入歳出不足分、出ていくものがあると思いますけれども、どのような対応の下、進めていくのかをお伺いします。 20 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 21 ◯財政課長(宮負裕行君) 令和3年度の予算編成に向けまして、歳入歳出の均衡を図る上での財源不足などが生じた場合の御質問と考えております。答弁いたします。  当初予算編成における歳入不足につきましては、予算編成時におきましては、経常経費に対するシーリングですとか、投資的事業の選定を行った上で、不足分については、財政調整基金を繰り入れるなど、歳入歳出の均衡を図ります。  また、年度途中に市税が大きく減少した場合には、財政調整基金のさらなる繰入れですとか、また、法人事業税等普通交付税の算定における収入見込額を下回ってしまった場合には、その減収を補うために、減収補填債を発行する対応が考えられます。 22 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 23 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  様々な対応を取っていくということなんですけれども、先ほど財政調整基金のお話がありました。長期財政計画などで示している財調の推移等がありますけれども、今後、財調が多く支出される、繰入れされるということになると、その財調の推移について、今時点でどのように考えているのかを、財政課長にお伺いします。 24 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 25 ◯財政課長(宮負裕行君) ただいま議員から御質問のありました財政調整基金でございますが、令和元年度決算の時点で、台風被害などもございまして、長期財政計画での推計額よりも、減少の幅が速くなっているという状況でございます。  議員御指摘のようなコロナウイルスですとか、また、景気の低迷などといった要因もありまして、その状況については、きちんと注視していかなければいけないと考えてございます。 26 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 27 ◯7番(石川和久君) 続いて、松下市長におかれましては、令和3年度の市長就任3度目の予算編成を行います。市長は常に公約の全てが、先ほどもお話ししましたけれども、人口減少対策につながると御答弁されております。  その公約を実現するためには、令和3年度、より一層手厚く、一段とスピードを加速させていく必要がありますが、コロナ禍の状況で、事業の見直しや急激な政策の方向転換もあり得ると考えております。  そして、今後も、地方創生臨時交付金にて対応できるとは限りません。いずれも、市独自での予算づけで、コロナ対策にも取り組んでいかなければいけない、経済対策にも取り組んでいかなければいけないということが考えられます。  そういった中で、10月に各部課に予算編成方針が示されることと思いますが、令和3年度予算編成に当たり、どのような方針をお示しされるのでしょうか。 28 ◯議長(大川義男君) 市長。 29 ◯市長(松下浩明君) これから、令和3年度に向けての予算編成ということで、財政のほうとも話して進めていかなければいけないところでございます。令和3年度の当初予算編成につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の収束が、まだ見えない状況ということになっております。  しかし、これはしっかりと取り組んでまいります。そして、国や県の動向を踏まえまして、市の方針を示したいということでございます。  市の財政状況といたしましては、今後、市税や普通交付税の減額が見込まれまして、将来的には厳しい状況となることが想定をされておりますので、今は基本的には、歳出の抑制を前提とする予算編成を考えております。そして、その中ですが、私が、先ほどの質問で触れさせていただきましたが、第2次総合計画において、重点分野として位置づけた重点分野につきましては、積極的に予算配分をして、目標の達成に向けて、しっかりと取り組ませていただきたいと、今は考えております。 30 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 31 ◯7番(石川和久君) 市長、ありがとうございます。  そこで、先ほど私もいろいろお話ししましたけれども、今、市長も御答弁いただいたところで、令和3年度の重要施策として、何を主な事業とされるのか。重要施策について、お伺いします。 32 ◯議長(大川義男君) 市長。 33 ◯市長(松下浩明君) 令和3年度における重要施策ということでございますが、まず、今年度開催が予定されていました、東京オリンピックパラリンピック競技大会については、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和3年度に開催が延期されました。  聖火リレー事前キャンプなど、今年度予定していた形での開催は難しいということになると思いますが、まずは、市としては、大会の成功に貢献したいということを思っております。  当初から、私が重点施策として取り組んでいる人口減少対策については、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、人々の生活意識や働き方、居住環境に対する考え方が、変化していくと思っています。その中で、その変化に合ったアプローチの仕方を、これからも検討して取り組んでいくことが必要であろうというふうに考えております。  また、昨年度の台風等によります被害や、今年度におきましても、非常に強い台風が日本に襲来している状況を見てみますと、災害に対する備え、災害に強いまちづくりという点では、しっかりと取り組んでまいりたい。今は、そういうところで考えております。 34 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 35 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  今の御答弁の中で、災害に強いまちづくり、オリンピック・パラリンピックとありますけれども、これからまた、いろいろ方向が変わってくることもあるかと思いますが、引き続き、山武市の発展のために、よろしくお願いいたします。  次に、長期財政計画について、先ほど、様々に御質問させていただきました。財政調整基金のこともそうですけれども、災害や新型コロナウイルス感染症による、事業の見直しなど、不測の事態が起き、この財政計画も修正が必要になってくると思います。今後の予定について伺います。 36 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 37 ◯総務部長(石橋和記君) 長期財政計画の見直しのタイミングでございますが、これにつきましては、法改正等による大幅な制度改正ですとか、多額の出費を伴う大規模事業の実施計画が示されたときなど、後年度の財政状況に大きく影響を与える事象が発生した場合において、計画の見直しが必要になると考えております。  このような考え方からいたしますと、現在の長期財政計画の見直しの時期につきましては、公共施設等総合管理計画に基づきまして、今年度策定を進めております公共施設個別施設計画によりまして、今後の施設の維持管理や更新等の実施方法、時期等が定まり、修繕及び改修にかかる経費が明らかになったときが、適当なタイミングであると考えております。そうしますと、令和3年度におきまして、見直しを行うことも考慮しなければならないと考えております。  なお、長期財政計画の見直しに当たりましては、公共施設個別施設計画の内容を反映するとともに、既に計上してある事業につきましても、時点修正等を行いまして、お示しをしたいと考えております。 38 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 39 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  コロナ禍の状況で、さらに財政負担がかかることが、今の時点でも、明らかですので、今後、引き続き、身の丈に合った予算編成に近づくように努力していただきまして、将来にツケを残さない財政運営に努めていただきますよう、強く要望させていただきます。この財政運営については、関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、公共交通について、質問させていただきます。  これから迫りくる高齢社会に対応するには、公共交通機関の重要性が、これまで以上に高まってくると考えられます。高齢社会に対応した持続可能な公共交通網の形成を目的とした、市の地域公共交通網形成計画について伺います。  本計画での実施事業として、7事業を挙げられておりますが、その中で、事業1、利用者ニーズに対応した基幹バスの見直しと、事業2、乗合タクシーの利用促進策の展開について質問させていただきます。  はじめに、基幹バスと乗合タクシーの予算と利用者数について伺います。 40 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 41 ◯総務部長(石橋和記君) まず、基幹バスと乗合タクシーにつきましては、市から、地域公共交通活性化協議会に補助金を交付いたしまして、この協議会において、運行を実施いたしております。令和2年度当初予算での協議会の補助金につきましては、6,868万8,000円でございます。  この協議会での予算の内訳でございますが、基幹バスにつきましては、収入として、運賃収入が830万円、国から運行事業者へ直接交付されている補助金500万円を見込みまして、運行委託料は約1,434万円を見込んでおります。  利用者数でございますが、令和元年度に4万7,854人に御利用いただいておりまして、過去5年間では、微増傾向にございます。  続きまして、乗合タクシーでございますが、収入といたしましては、運賃収入1,280万円、国から運行事業者に直接交付されている補助金が800万円ございますので、これを見込みまして、運行委託料は約4,220万円を見込んでおります。これに加えまして、予約センターや予約システムの経費を加算いたしますと、約5,288万円の事業費を見込んでおります。  利用者数につきましては、令和元年度に4万7,462人に御利用いただいておりまして、過去5年間では横ばいの状況にございます。  以上でございます。 42 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 43 ◯7番(石川和久君) 今の御答弁ですと基幹バスと乗合タクシーだけでも、令和2年度の補助金は6,868万8,000円と、多額の費用を要しております。ほかの公共交通事業費と足すと、1億円以上の予算、または、ほかの資料を見てみますと、近隣の自治体と比べても多くの予算を投じていることが分かります。それだけ市の事業としても重要であり、これからの時代には、必要な事業とお考えだと思います。  この公共交通事業ですが、年々減少する国からの補助金、多くが市負担の事業費運営、これからの超高齢化社会でのさらなる事業の充実が求められる今後ですが、方向性として、予算の増額または減額のどちらになると考えていますか、お伺いいたします。 44 ◯議長(大川義男君) 総務部長。
    45 ◯総務部長(石橋和記君) 公共交通事業に関します予算につきましては、先ほどお答えいたしました基幹バスや乗合タクシーのほか、空港に向かって運行しております空港シャトルバスですとか、定期路線バスへの運行補助などがございまして、その予算額は1億2,811万7,000円でございます。これは、今、議員から御指摘がございましたとおり、近隣市と比べましても、高い水準にございます。  そのような中で、市には様々な事業がございますので、限られた予算の中では、公共交通事業に、これ以上予算を拡大していくことは、非常に厳しい状況ではあるかと考えております。  しかしながら、利用者の利便性等の向上を図る上では、新たな予算が必要になることも考えられますので、今後の公共交通の在り方を含めた検討が必要になってくるものと考えております。 46 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 47 ◯7番(石川和久君) 事業1、利用者ニーズに対応して基幹バスの見直しの進捗状況についてお伺いします。 48 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 49 ◯総務部長(石橋和記君) 本事業では、基幹バスの運行改善、鉄道との乗り継ぎ改善、定時性の確保を中心に検討いたしております。具体的には、既存ルートを基本とした改善点の確認ですとか、蓮沼循環バスが、令和3年9月末日で運行終了することから、10月以降に、代替ルートの実証実験運行を実施したいと考えております。  また、交通系ICカードの読み取り装置の設置を検討いたしております。これは、市民からの要望も多く、乗り降りのスムーズ化による定時性への寄与や、運転手の負担軽減、また、運賃の精算が非接触方式であるため、感染症の予防対策等としても有効と考えておりますので、これにつきましては、導入を進めたいと考えております。 50 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 51 ◯7番(石川和久君) 利用者ニーズに対応した基幹バスの見直しということでございますので、今、様々な方向で検討しているということですけれども、利用者の意見を取り入れた見直しを基に、ぜひ、この事業1を進めていただきたいと思います。  事業2、乗合タクシーの利用促進策の展開の進捗状況について伺います。 52 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 53 ◯総務部長(石橋和記君) 事業2でございますが、本事業では、地域外運行への対応、予約の取りやすさの向上、運行効率の向上を中心に検討をいたしております。  具体的には、まず、地域外運行でございますが、市民からも多くの要望をいただいております。現在は、市役所本庁舎とさんむ医療センターのみ、地域外運行に対応しておりますが、各地域の交通結節点でありますJRの3駅、地域の拠点でありますあららぎ館など、また、健康増進施設でありますさんぶの森元気館などを対象施設といたしまして、検討しております。令和3年4月からの実証実験運行を予定しております。  次に、予約の取りやすさの向上といたしましては、予約の取りやすい曜日や時間帯につきまして、市のホームページや広報紙、乗合タクシーの車内などに情報を公開しまして、予約の際の参考にしていただきたいと考えております。  次に、運行効率の向上といたしましては、乗合タクシーという性格上、相乗りを推進するため、相乗り割引の制度の導入を検討しておりましたが、新型コロナウイルス感染症による3密を避けるという部分もございますので、これにつきましては、慎重に検討を進めているところでございます。  以上でございます。 54 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 55 ◯7番(石川和久君) この公共交通に関しての質問には、関連がございますので、よろしくお願いします。  次に、防災対策についてお伺いします。  市内に甚大な被害をもたらした昨年の台風、大雨を教訓に、市はハード、ソフト面ともに、この1年間、通年以上に防災対策に取り組んでこられたことと思います。  市議会でも、災害を教訓に、防災に関する特別委員会を設置し、市議会災害対応指針、災害対策支援本部設置要綱を定め、今後の対策等に講じているところでございます。  そこで、防災対策についてお伺いします。  まずはじめに、令和元年房総半島台風、東日本台風等の検証と対策についてお聞かせください。 56 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 57 ◯総務部長(石橋和記君) 昨年の房総半島台風、東日本台風、10月25日の大雨では、山武市も過去に経験したことのない被害を被り、様々な災害対応業務を行いました。  その対応業務の実施に当たりましては、良好な成績を収めた業務があった反面、不十分な対応業務もございました。災害を乗り越えたからよいというものではなく、問題点を是正し、これから起こり得る災害への準備を整えることが重要であると考え、災害後の11月から、対応業務に当たった各災害対策班ごとに聴き取り検証を行い、災害対応の問題点とそれに対する対策を協議し、これをまとめております。  これにつきましては、市民の皆様にも承知していただくために、今年の3月に、市民の皆様に関係する内容につきましては、課題及び検討結果といたしまして、ホームページに掲載をさせていただいております。  また、今までの災害時職員初動マニュアルが地震・津波に特化したものであったことから、災害対応の検討結果を反映させた災害時職員初動マニュアルの風水害編を新たに策定いたしまして、これに付随して、避難所の開設、運営についても見直し、具体化する必要があったことから、新型コロナウイルス感染症への対応を含めた避難所運営マニュアルについても策定をいたしております。  今後は、各マニュアルに基づき、機能別の訓練及び協議を行いまして、災害対応の実効性の向上を図ってまいります。 58 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 59 ◯7番(石川和久君) 次に、避難所運営についてお伺いしようかと思ったところでございますけれども、昨日の質問等で、多岐にわたり質問がありましたので、私のほうでは、省略したいと思います。  そこで、一つ要望といいますか、お話ししておきたいということが、自治会や区の区民館等を使った避難所が考えられるということですけれども、このところで、区長との連携、市民の方への周知が非常に大切だと思っております。今、区長の方も、災害が来たときに、なかなか、どうしていいかが分からない、いつ開設してもいいのかどうかも分からない。  自助、共助といったところでございますけれども、どうしても、そういったところの市の力が必要になってくるところがございますので、市民の方への周知等も踏まえて……。  あと、ペットを連れて避難される方、ホームページ等に載せていただく。ペット連れの方は、ここで、こういうふうな避難をするんだよというような周知も、併せてしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、昨年の台風では、木々がなぎ倒され、それによって、長期にわたり、各地で停電被害が発生しました。農林水産課では、災害に強い森づくり事業として、森林整備の観点からも、防災対策に取り組んでこられていますけれども、倒木対策として、防災課の取組についてはどうでしょうか、お伺いします。 60 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 61 ◯総務部長(石橋和記君) 市では、東京電力パワーグリッド株式会社成田支社と、7月1日に災害時における停電復旧の連携等に関する基本協定を締結いたしております。  この内容につきましては、市と東京電力パワーグリッド成田支社が、早期の停電復旧及び停電の未然防止のために必要と認めるときに、それぞれが保有する資機材、施設、用地、人材、情報等の資源提供を行い、連携して活動するものであり、これによって、災害発生時に相互に連携して、倒木等の除去を進め、早期の停電復旧が期待できると考えております。 62 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 63 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  次に、こちらは通告になくて、大変申し訳ないんですけれども、9月7日、昨年の台風から1年が経ちまして、復旧状況などを千葉県知事が見に来られたということですけれども、この防災・災害対策には、もちろん、県、国の力なくしてはできないことが山ほどあります。  そういった中で、昨年の状況を見たということですけれども、どこら辺を視察に行かれたのか、まず、市長、答えられる範囲で構いませんので、お願いします。 64 ◯議長(大川義男君) 市長。 65 ◯市長(松下浩明君) 御質問でございますが、9月7日の2時過ぎに、山武市のほうへ視察に来ていただきました。令和元年の台風災害等から、おおよそ1年になるということで、その日は佐倉市、八街市、山武市ということの視察だったということで伺っております。  東日本台風及び10月25日の大雨の災害被害状況や房総半島台風時の停電の状況などということで、市のほうは説明をさせていただきました。そこで、房総半島台風で、被害を受けた森林の復旧が急務であることから、今後、市が計画する整備計画の策定や森林整備への支援をお願いをさせていただきました。  また、昨年、副知事に本市に来ていただきまして、その際に源川等を見ていただきまして、源川の調節池の浚渫と、作田川の土砂と樹木等の支障物の撤去をお願いしております。この件につきましても、私のほうからも触れさせていただきまして、早期に着手していただきたいということで、お話をさせていただきました。  森田知事の現地の視察でございますけれども、房総半島台風で被害が大きかった市道埴谷戸田線沿いということで、さんぶの森のあららぎ館から戸田方面に向かう途中でありまして、国、県の支援制度を活用した伐採事業の現場を視察していただきました。  その際ですが、私も、知事と移動の際、ちょっとの時間でありましたが、久しぶりに2人でちょっとお話しすることができました。そのときに、知事には、幾度も山武市に足を運んでいただきありがとうございましたと。そうしたら、知事が、見たところは、もうちょっとあっちかねと指を指して、大体の方向が自分で分かっていたのかなあと、やはり、何回か足を運んでいるので、分かってくれていると思いました。  あそこはどうですかというふうに尋ねられましたので、申し訳ありませんが、まだあまり進んでない状況ですという中で、お話をいたしました。コロナ禍のせいにするわけではありませんけれども、多少、事業が遅れているということも、おわびをさせていただきました。  しかし、知事からもよろしく頼むよと言われましたので、私どもは、山林の整備も、しっかりやっていき、また、東電の協力を得ながら、次の台風等が来た場合に、しっかりと備えていくというようなお話を、短い時間でしたが、させていただきました。有意義な視察であったというように私は感じております。ありがとうございます。 66 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 67 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  昨年、副知事が来られたという源川の調節池と作田川の土砂の堆積の浚渫工事が、これから進んでいくというところなんですけれども、私たち、防災に関する特別委員会で、その場所を拝見させていただきました。  私は成東地区に住んでおりまして、以前から同僚議員の旧山武町地区の方々がいろいろと質問されて、改善をお願いしている状況も知っておりました。しかし、同僚議員が一生懸命取り組んでいる中で、私のほうでは、自分の地元の木戸川周辺や成東地区をメインに、防災に対していろいろ調査などをさせていただいていたわけです。  今回、防災に関する特別委員会で、初めてあの場を見に行きましたけれども、はっきり言って、ひどい状態です。調節池については、8月19日に特別委員会で視察に行きましたけれども、あの時点で、はっきり言うと、去年、副知事が来られたと言っていますけれども、草だらけ、調節池とは言えない状態。  幾ら、県が手をつけなければいけないということを入れても、あまりにもひどい状態で、昨年の台風では、あそこが大きな被害が出ているわけです。その中で、地域に住んでいる方は、一切何もやっていないではないかと、見てとれるわけです。  この調節池の看板にしても、私のお話ししたいことは、市長も知っておりますよね。連絡先、お問合せ、千葉県山武土木事務所と書いてあります。その下に、山武町建設課。もうこの電話番号などもないですよね。  やはり、あの地域の問題というのは難しいことは、よく分かります。もちろん作田川の土砂の堆積は、下流からやってこなければいけないということもよく分かりますけれども、できることは、やはりあると思うんです。  市長も県議10年やられておりますよね。その中で、今、全く変わっていない状況で、市長、県議時代に、この問題について、どれほど取り組まれたのか、そこをお伺いしたいと思います。 68 ◯議長(大川義男君) 市長。 69 ◯市長(松下浩明君) 議員の視察をいただきまして、本当にありがとうございます。  あそこの場合に関しましては、議員と同じ気持ちで、県のほうにもお願いをさせていただいております。  県議時代には、当然、あそこは調節池となっておりまして、私もお願いをしましたけれども、そのときには、やはり、草を刈ったりとか、そこまでしかやっていただけなかったことが現状であります。  ですけれども、あの地域で、床上・床下浸水の災害を受けた方々は、少し大きな雨が降ると、本当にびくびくしている、これはずっとそうなんです、私もよくよく気持ちは分かっております。  今回は、昨年の台風の被害、大雨の被害のときには、予想以上の水が出ていまして、それこそ、県の皆様方も、ある意味、びっくりされているというように思っております。  そして、要望を重ねておりますけれども、現状は、今、ああいう状態でございます。しかし、木を……。何か少し予算をつけて、できることからということで、ちょっと始めていただいているというように聞いております。  しかし、あそこは、抜本的な改修をして、しっかりとしていかなければ、変わらない状況ですので、今後とも県のほうにお願いをしながら、こちらも協力をしながら進めていきたいと思います。 70 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 71 ◯7番(石川和久君) 市長、ありがとうございます。  視察に来ていただくことは、本当に現場を見ていただいて、県のほうの知事、副知事が、自ら見ていただくということは、すごくありがたいことなんですけれども、見に来るだけではなくて、市長のほうから、あの市長が怒るんだと、県のほうに思われるぐらい、ぜひ、これからも本当に強く要望を根気よく続けてください。よろしくお願いします。  次の質問に移ります。  避難行動要支援者の避難体制の整備についてお伺いします。  東日本大震災の教訓を踏まえ、災害対策基本法の改正により、市町村には、災害時に、自力避難が困難な高齢者や要介護者の方を把握するための避難行動要支援者名簿の作成が、義務づけられております。  そこで伺います。市の避難行動要支援者名簿の現状についてお伺いします。 72 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 73 ◯総務部長(石橋和記君) 避難行動要支援者名簿につきましては、現在、社会福祉課で、既に整備が終了いたしております。  ただ、この名簿の提供のためには、個人情報の保護のため、名簿を防災に活用したいという意思の確認、個人情報の取扱いに関する研修の受講、協定の締結が必要であり、民生委員には、各地区の民生委員児童委員協議会定例会時において、既に研修を修了した状況であるとともに、区長、自主防災組織の長に関しましては、全員に対する名簿保有の意思確認調査を終了いたしまして、現在、100件以上の方が希望していることを確認いたしておりますので、今後、早期に名簿の提供ができるように進めてまいります。 74 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 75 ◯7番(石川和久君) 国では、さらにその名簿を基に、避難行動要支援者の一人一人の避難方法を事前に決めておく個別計画を作成することが、望まれるとしております。  この個別計画は、名簿作成済みの1,720市区町村で、2019年6月時点では、全員分の作成は全体の12%、もしくは、一部の方の分を作成済みが約50%、未作成が38%となっております。  個別計画が普及しないのは、作成には、国の指針で策定が望まれるものの、法的義務がないこと、避難行動要支援者の個人情報を記載することから、本人からの開示の拒否や、中心となって支援する福祉職の方々の負担など、様々な課題があり、個別計画づくりが、全国的にも、大きな課題になっております。  そこで山武市の個別計画作成の方向性について伺います。 76 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 77 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 避難行動要支援者の個別計画の策定状況について、お答えさせていただきます。  個別計画は、要支援者一人一人の避難ルートや避難場所及び避難支援者等を、各個の心身状況に考慮した上で作成し、要支援者の避難支援をする地域や支援団体で共有し、実効性のある個別の避難支援がなされることが求められているものでございます。  しかしながら、個別計画の作成に当たりましては、議員おっしゃるとおり、要支援者の個々の状況把握が難しく、かつ地域の援護者の協力が必要であるため、全国的に作成が進んでいない状況にございます。  現在、山武市でも、個別計画の作成には至っておりませんが、本年から要支援者名簿の提供を開始したところ、多数の地区の方から提供の申出がございました。この機会を捉え、今後は、地域の要支援者の避難を、自治会、自主防災組織、民生委員等で、具体的に検討できるよう、支援に努めたいと考えております。 78 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 79 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  今の御答弁でも分かったとおり、現場は非常に大変だと思いますけれども、防災と福祉が連携して、ぜひ、個別計画作成を前に進めていただいて、災害時においても、1人でも多くの大切な命を救えるように実行していただきたいと思います。防災対策に関しては、関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。全国的に猛威を振るっております新型コロナウイルス感染症、多くの方が経済ダメージを負い、私生活にも大きな支障を来しております。基本的な感染予防はしているものの、いまだ予断のできない状況です。  市では、国や県の対応を基に、行政として、しっかり取り組まれていることと思います。市民の方の要望や声を反映していただきたく、数点質問させていただきます。  まず、市の新型コロナウイルス感染症対策本部の活動を教えてください。 80 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 81 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 対策本部は、9月10日現在、37回、会議を開催しております。内容は、患者の発生状況や国や県からの要請内容、市の公共施設の感染症対策や経済対策の情報共有、市民への情報提供などを行っております。  本部会議では、随時、山武保健所や山武警察署などの関係機関にも御出席いただきながら、新型コロナウイルス感染症予防のための市としての対策の方向性や有効な情報提供の方法などについて検討しております。  また、市民の皆様に効果的に活用していただけるよう、ホームページに関連情報をまとめて掲載しているほか、広報紙や防災行政無線、安心安全メールなどで、情報発信を行っております。  また、適時必要な情報を分かりやすくまとめたチラシを5回にわたって作成し、新聞折り込みで配布するなど、的確で迅速な情報提供に努めているところでございます。 82 ◯議長(大川義男君) 石川議員。
    83 ◯7番(石川和久君) そこで、患者発生時に、県からどのような情報が入ってくるのか、また、市では市民の方に向けて、どのような情報を発信しているのかを伺います。 84 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 85 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 患者が発生した場合は、感染症の予防及び感染症の患者に対する法律や国が示す基本方針に基づき、県が作成した報道内容について、山武保健所から連絡が入ります。  具体的には、年代、性別、居住地としての市町村名、職業、推定感染経路、発症日、検査確定日、発症2日前からの行動履歴についてのみ、情報が参ります。  なお、感染者情報等の迅速な提供につきましては、本年8月27日に、新型コロナウイルス感染症に対する緊急要望としまして、千葉県市長会、千葉県町村会から、県知事のほうに提出したところでございます。 86 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 87 ◯7番(石川和久君) 次に、PCR検査の手順について質問ということでございましたけれども、昨日の質問の中でもありましたので、1点だけお伺いします。  さんむ医療センターでは、PCR検査の機器を導入するということですけれども、そういった状況で、これから、さんむ医療センターでは、症状がない方、不安を抱いている方等の検査、自由診療によるPCRの検査は受けることができるのでしょうか。 88 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 89 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在、さんむ医療センターにおいては、自費による検査等は行っておりません。 90 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 91 ◯7番(石川和久君) すみません、続けて質問すればよかったです。例えば、答えられる範囲で構いません。希望する方は、この辺では、どこで受けられるのか、分かる範囲で教えてください。 92 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 93 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 発熱等の症状のある方につきましては、帰国者・接触者相談センターである山武保健所に相談をしていただいております。  また、議員御指摘のありました、御心配がある方または勤務先で証明が必要な場合などにつきましては、成田市の国際医療福祉大学成田病院や千葉市内の一部の医療機関で、自由診療、自費によるPCR検査を実施しております。 94 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 95 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  次に、季節性インフルエンザ流行期に備えて、9月4日、国が今後の医療体制などの方向性を示しました。どのような内容でしょうか。また、市内の状況も変わるのか、どうでしょうか。 96 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 97 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 医療供給体制の確保としまして、発熱患者等が、帰国者・接触者相談センターを介することなく、かかりつけ医等の地域で身近な医療機関に相談、受診し、必要に応じて、検査を受けられる体制を整備するという内容が、新たに国のほうから示されております。  また、PCR検査体制の抜本的な拡充としまして、地域の医療機関で、簡易、迅速に検査が行われるよう、抗原簡易キットによる検査を大幅に拡充するとともに、検査機器の整備を促進するなど、必要な検査体制を確保するということも、併せて示されているところでございます。 98 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 99 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  市内の状況についても、9月4日に方向性が示されたばかりで、今の状況では、なかなか分からないかもしれませんけれども、もし、そのような体制が変わるようであれば、早めに市民の方に周知等をしていただきたいと思います。  次に、介護事業所等に対する支援についてお伺いします。  全国で相次いで発生した介護施設での集団感染、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、多くの施設が感染の危機に直面し続けています。介護職では3密を避けるのが難しく、食事や入浴など、生活に欠かせない行為そのものが、感染リスクとなる難しさのようなものが見えてきております。  一方で、行政などでも、徐々に介護施設を支える取組が始まってきていますが、いまだ安心できる状態ではありません。高齢者の命を守るためにも、これからの対策が必要不可欠でございます。  そこでお伺いします。市内の介護事業所等に対する支援について、市はどのようなことを行ってきましたか。 100 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 101 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) まず、市内の介護事業所に対する給付金、交付金について御説明させていただきます。  介護事業所等に関する感染症対策として、国からの地方創生臨時交付金を活用し、1次分では、マスク、消毒液、ゴム手袋、防護服を提供しました。  2次分では、各事業所において必要とされているマスク等の衛生用品の購入や、事業所の環境改善に係る費用を支援するための給付金を支給しております。  給付金額につきましては、入所定員50名以上の特別養護老人ホーム等を運営している9法人に40万円、それ以外の事業所を運営している29法人については20万円を、それぞれ支給させていただきました。  給付金額の合計は940万円で、給付のほうは既に完了しております。 102 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 103 ◯7番(石川和久君) 交付金については、分かりました。  市内の介護事業所に対するマスク、消毒液等の支援について、具体的にどのような対応をしてきたのか、その辺をもうちょっと教えてください。 104 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 105 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 介護事業所等に対する感染予防対策としまして、いち早く、本年3月に、不足状況にありました不織布マスクを、67事業所に対し、合計1,070枚を提供しております。布マスクにつきましては、シルバー人材センターやボランティアセンターへ作成を依頼し、介護事業所、障害者施設に、約3,200枚を提供しております。  また、国からの地方創生臨時交付金を活用し、マスク、消毒液、ゴム手袋、防護服を提供しました。  提供実績数につきましては、マスクを66事業所に、合計3万8,000枚、消毒液を10事業所に、合計250リットル、ゴム手袋を52事業所に、合計6万2,000枚、防護服を10事業所に、合計500枚、それぞれ配付しております。事業者のほうからは、入手困難な状況が続く中での提供に対し、感謝の言葉をいただいているところでございます。 106 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 107 ◯7番(石川和久君) 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けて、利用者が安心して通えるようにするために、市と介護事業所等はどのような連携を取り、取り組んでこられましたでしょうか。 108 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 109 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け、市では給付金の支給や衛生用品の提供などのほか、国からの技術的な助言についての通知文を、時期を逸することなく、速やかに市内各事業所に周知しております。  また、感染症に係る相談については、保健所に引き継ぎまして、適切な指導が受けられるよう努めております。  各介護事業所等におきましても、市と連絡を密にとり、利用者の安全を最優先に、感染症拡大防止の徹底を図っていただいております。今後も利用者が安心して、サービスを利用できるよう、市内介護事業所との連携を一層図ってまいりたいと考えます。 110 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 111 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。そこで市内の介護事業所等の職員に対するPCR検査の実施の現状についてお伺いします。 112 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 113 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) PCR検査は、帰国者・接触者相談センターやかかりつけ医に相談後、医師が必要と判断した場合のみ、帰国者・接触者外来や、都道府県が指定する医療機関で実施されております。  新型コロナウイルス感染症が収束していない現状におきまして、介護施設などで感染者が発生した場合、利用者やその家族まで、感染リスクが生じてまいります。市では、高齢者等、重症化リスクの高い者と接する介護施設等の職員が優先的に検査を受けられるよう、PCR検査体制の充実を図るため、千葉県市長会、町村会から、新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急要望書を、千葉県知事に提出しております。  また、今般、本年8月28日に開催された国の新型コロナウイルス対策本部では、新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組として、検査体制の充実を示し、感染症が多数発生している地域で、介護施設等の職員や入所者全員の検査を、国や県に対し要請することが示されております。  市では、今後も引き続き国や県の動向に注視し、必要な対応を図ってまいりたいと思います。 114 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 115 ◯7番(石川和久君) 市長会等で要望されているということで、ありがとうございます。  国においても、7月22日の新型コロナ対策会議では、介護施設関連の検査の充実をされると発表されておりました。現場で働く方、そして施設の利用者を感染させてしまうこと、感染してしまうこと、毎日、本当に心配されているそうです。  こちらの介護施設関連だけでなく、医療関係者、全ての方々におかれても、当てはまることなんですけれども、しつこいようですが、早期の実現に向け、PCR検査体制の強化、介護分野におけるコロナ対策強化を、また市から強く要望してください。  次に、移ります。休園・休校に伴う児童生徒に対する対応について。まず、休校中の子どもたちの状況確認やケアなどについて、どのような対応をされていましたでしょうか、お伺いします。 116 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 117 ◯教育部長(小川宏治君) 臨時休業期間中の子どもたちのケア、状況についての答弁をさせていただきます。  各小中学校では、3月から4月につきましては、週1回以上の家庭への電話連絡、5月には、登校日を設定し、課題等の配布、回収を行い、健康観察、相談等を行いました。  また、小学校の児童については、家庭で見ることが困難な場合は、低学年を対象に、8時から14時までの間、学校で預かることなどにより対応してまいりました。  以上です。 118 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 119 ◯7番(石川和久君) こちらも関連質問がございますので、よろしくお願いします。  それでは、最後の質問に入りたいと思います。学校統廃合について、山武市教育委員会では、平成28年に山武市小中学校の規模適正化・適正配置基本計画を策定しました。この計画は前期計画と後期計画を区分し、前期計画では、平成28年度から平成37年度までの10年間とし、学校の規模適正化・適正配置を行うことで、子どもたちの教育にとって、よりよい教育環境を充実させるために、丁寧にこの計画を進めてこられたことと思います。  そこで、今年度で5年目に当たります、前期計画の進捗状況について伺います。 120 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 121 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画の前期計画における学校統廃合の状況でございますが、小学校2件、中学校3件の学校統合を計画しております。  小学校の統合でございますが、松尾小学校と豊岡小学校の統合は、平成31年4月に、松尾小学校を学校位置として、統合小学校が開校し、日向小学校と山武西小学校の統合は、令和3年4月に、旧山武南中学校を学校位置とし、開校を目指しており、昨年より、学校統合準備委員会による開校に向けた協議を行っております。  中学校の統合でございますが、山武中学校と山武南中学校の統合は、山武中学校を学校位置として、平成31年4月に統合中学校が開校しました。  蓮沼中学校と松尾中学校の統合は、令和4年4月に、現松尾中学校を学校位置とし、8月3日に学校統合準備委員会を設置し、開校に向けた協議が始まりました。  最後に、成東中学校と成東東中学校の統合でございますが、成東東中学校を学校位置として、令和5年の統合を検討するということでありましたが、令和2年2月6日の総合教育会議におきまして、市長より、将来のまちづくりの中で、学校位置について、もうしばらく考えたいということでございましたので、今、その判断について待っている状況でございます。  以上です。 122 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 123 ◯7番(石川和久君) こちらも関連質問がありますので、よろしくお願いします。  以上で私の質問を終わりにします。 124 ◯議長(大川義男君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時20分といたします。              (休憩 午前11時07分)              (再開 午前11時18分) 125 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  能勢秋吉議員、御登壇願います。  能勢議員。 126 ◯14番(能勢秋吉君) 議席番号14番、さんむ21、能勢秋吉です。ただいま、議長のお許しをいただきましたので、石川議員の代書質問に関連し、山武市政に対して、何点か質問しますので、執行部の明快な答弁をよろしくお願いします。  今年1月に、日本で初めて新型コロナウイルス感染症の感染が確認されました。4月に、緊急事態宣言が発令され、その後、5月下旬から、段階的に解除されたが、第2波の感染拡大で、世の中が大きく変わっています。いまだに収束の見通しが見えていません。  感染されて、亡くなられた方々に、心より御冥福をお祈りします。また、療養中の皆様方には、一日も早く回復されることを希望します。私は毎朝、神棚にお水をお供えして、新型コロナウイルス感染症が一日も早く収束することを祈願している1人です。  それでは、質問に入ります。  人口減対策について。総務省が7月5日に、住民基本台帳に基づく、今年1月1日現在の日本の人口を発表しました。1億2,227万1,318人となり、前年に比べ50万5,046人が減少で、人口は2009年をピークに、11年連続で減少しています。  しかし、千葉県の人口は622万2,666人で、毎年、微増しています。特に都市部と東葛地域が増えています。国勢調査で、平成22年から27年で、一番増えているのは、流山市の6.34%です。また、一番減少しているのが、鋸南町で10.37%です。  ちなみに、山武市は6.89%減少しています。山武市の平成27年の人口は5万4,594人で、出生数は296人です。令和2年8月1日現在の人口は5万579人です。令和元年の出生数は217人です。  全国的に人口は減少傾向にありますが、千葉県はほとんど減少していません。山武市の状況を、市長はどのように捉えていますか。 127 ◯議長(大川義男君) 市長。 128 ◯市長(松下浩明君) 人口減少は、少子高齢化に起因する国全体の問題と考えております。  令和元年10月1日現在の総務省公表による人口推計データによりますと、47都道府県のうち、増加は、千葉県を含めて7都県のみで、40都道府県は減少、増加の7都県のうち、沖縄県を除く他の6都県の増加理由は、転入などによる社会増によるものであります。  千葉県の状況ですが、県内54市町村のうち、増加は、柏市や流山市などの都市部、15市のみで、39市町村は減少、増加の15市の増加要因は、ほぼ社会増加によるものとなっております。  この状況から見ますと、都市部の社会増加による人口増を除き、国全体として、死亡者数が出生者数を上回る自然減少の傾向にあると考えられます。
     市の人口減少対策といたしましては、子育て環境の整備など、自然減少の減少幅を抑制しつつ、社会増加による人口増を目指し、移住・定住策を推進する必要があるというように考えております。  なお、8月6日に千葉自民党県議の総会がございまして、そのときに千葉県地方創生総合戦略原案というものが示され、説明をされたそうでございます。その中で、千葉県は、来年から人口減少に入り、現在の状況、このままでおりますと、50年後には、約100万人の人口減が予想されて、そして527万人となる見通しということでの報告があったそうでございます。  我々、郡部にいる山武市としましても、注視してまいりたいと思っております。 129 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 130 ◯14番(能勢秋吉君) 今、市長がおっしゃるとおり、自然減が、出生数の約倍です。これが一番大きいのでないかと思います。  20代、30代の転出については、どうですか。 131 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 132 ◯市民部長(田上和弘君) 20歳代、30歳代の方の転出者数は、今年度は8月末までになりますけれども、382人になります。  昨年度、令和元年度は、研修などで転入し、短期間で転出をされた外国人の方たちも含めますと、1,069人、平成30年度は1,103人でございました。 133 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 134 ◯14番(能勢秋吉君) ありがとうございます。  地域再生まちづくりの展望の、宣言6で、全ての取組を山武市の人口減少対策、少子化対策につなげてまいりますと宣言しています。  そこで、成田空港増便に伴う就労支援について、どのような政策をしているのかをお聞かせください。 135 ◯議長(大川義男君) 市長。 136 ◯市長(松下浩明君) 成田空港関連の人口減対策でございますが、市内在住者の成田空港関連への就職支援や成田空港関連事業者への市内への誘致について、これはどちらも大事だと思っておりますので、推進していくということでございます。 137 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 138 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、今、就職支援とおっしゃいましたけど、毎年、どのくらいの方が、成田空港の増便に伴って、就職しているんですか。 139 ◯議長(大川義男君) 市長。 140 ◯市長(松下浩明君) 今、確たる数字はございませんが、機能強化ということで、これからも増えることが想定されておりますので、そういったところに着目して、しっかりとやっていきたいというように思っております。 141 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 142 ◯14番(能勢秋吉君) 用地取得が順調に進めば、圏央道、横芝、大栄間の開通予定は、令和6年度末とお聞きしています。長期展望になると思いますが、圏央道開通を見込み、インター付近に、若い人の雇用の場として、工業団地等の計画の考えはありますか。これも、一つ大きな人口減対策だと思いますけど、どうでしょうか。 143 ◯議長(大川義男君) 市長。 144 ◯市長(松下浩明君) 議員おっしゃるとおりだと思います。そのために、我々も、そういった時を逃さないようにということで、今、いろいろ考えているところでございます。 145 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 146 ◯14番(能勢秋吉君) これは、将来にとって、非常に大きな問題だと思いますから、しっかり取組をよろしくお願いいたします。  次に、山武市で、空き家、空き店舗はどのくらいありますか。 147 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 148 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 空き家についてお答えいたします。  山武市では、空き家等について、その発生を予防し、適切な管理を促進するとともに、有効に活用していく必要があることから、空き家等に関する総合的かつ計画的な対策を進めるための山武市空家等対策計画を、平成31年3月に策定しております。  この計画においては、山武市内の空き家は681件となっており、その内、旧町村別の件数については、旧成東町が293件、旧山武町が223件、旧松尾町が109件、旧蓮沼村が56件となっております。 149 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 150 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、私のほうから、空き店舗についての回答をさせていただきます。  平成29年度に実施しました空き家実態調査の結果では、市内全域で、店舗または事務所用専用物件が27件、店舗または事務所との併用住宅物件が31件、合計の58件が、空き店舗となっております。  また、旧町村ごとの内訳を申し上げます。成東地区23件、山武地区11件、蓮沼地区6件、松尾地区が18件。  以上でございます。 151 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 152 ◯14番(能勢秋吉君) 空き家バンクの創設、空き店舗対策事業の構築、情報提供についてお聞かせください。 153 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 154 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 情報提供ということでございますけれども、具体的な活動といたしましては、山武市空家等対策協議会ということがございます。こちらは、令和元年度に、2回開催されております。こちらで協議された議題でございますが、条例の制定、市内における管理不全の空き家についての対応、空き家バンクの創設による啓発リーフレット、特定空家等の認定等となっており、こちらで情報提供についても検討しております。 155 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 156 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、私のほうから、空き店舗の関係でお話しさせていただきます。  現在、シャッター等が閉まっている多くの場合、経営者の高齢化等による、事業承継がされていない場合が多いというふうに考えております。そこで、市では、商工会と連携しまして、事業承継していくためのセミナーの開催、また、現在、創業塾を開催し、創業者の育成を行っているところでございます。  また、ビジネスコーディネーターである中小企業診断士に依頼しまして、経営等のビジネス相談を開設しております。  なお、この事業については、直接、ビジネスコーディネーターが経営者を訪問するということも可能になっております。  さらに空き店舗にならないよう、商工会を通しまして、商店等リフォーム補助金を実施しておるところでございます。今現在、空き店舗の発生を抑える事業を行っているところでございます。 157 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 158 ◯14番(能勢秋吉君) 空家対策協議会が2回開催されているようですが、内容についてお聞かせください。 159 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 160 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 先ほどお答えしましたけれども、おっしゃるとおり、2回開催されております。  先ほど答弁しましたけれども、条例の制定等を議題として取り扱っており、特に特定空家等の認定は、専門家の先生に御意見をいただきながら、議題のほうをしっかり立てて、開催しております。 161 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 162 ◯14番(能勢秋吉君) 特定空家基準とはどういうことか、お聞かせください。 163 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 164 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 空き家の判定基準ということでございますけれども、空き家につきましては、平成29年度に空き家における実態調査を行った際に、空き家の状態について管理状態と損傷の度合いを点数化し、状態のよいほうから、AからDまでのランクで判定を行っております。  A判定の空き家につきましては、そのまま利活用が図れるものとなり、B判定の空き家については、小規模の修繕や敷地周辺の管理状況を改善することにより、利活用が図れるものとなります。  C判定の空き家については、中、大規模の修繕や敷地修繕を改善する必要があり、適正管理が必要なもの、D判定の空き家については、特定空家等の候補となる可能性が高いものとなり、管理状況が非常に悪いもので、空き家の除却や敷地内の大幅な改善が必要な状態のものとなります。  これらのうち、原則として、A判定からB判定の空き家について、活用、市場流通の促進を図る空き家として、対応していく考えでおります。 165 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 166 ◯14番(能勢秋吉君) 今後、ますます空き家は増えていくと思います。人口減対策と空き家バンクは、どのようにつなげていくか、お聞かせください。 167 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 168 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 空き家バンク制度でございますけれども、こちらは、人口減対策といたしましては、空き家の活用という観点で、有効と考えております。ですので、空き家バンクの制度の周知につきまして、引き続き、リーフレットの配布や地区への回覧を行うとともに、他の市町村における先進事例の研究等により、空き家バンクの登録の促進が図れるよう努めていきたいと考えております。 169 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 170 ◯14番(能勢秋吉君) しっかりと取組をよろしくお願いします。  次に、令和3年度一般会計当初予算案編成方針について、山武市の過去の予算編成方針は枠予算の組み方をしていますが、地域再生まちづくりの展望、4、インフラ・住環境対策で、利便性を高め、魅力あるまちを目指します。  その中で、市道及び通学路の整備で、令和2年8月いっぱい現在で、各区から要望が出ている道路改良工事。U字溝敷設工事、道路舗装工事の件数をお聞かせください。 171 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 172 ◯都市建設部長(小川 陽君) お答えいたします。  令和2年8月1日現在の数字でお答えをさせていただきます。道路改良工事は47件、舗装新設工事は117件、U字溝敷設・設置などの排水工事は124件となっております。 173 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 174 ◯14番(能勢秋吉君) この工事を行うのに、予算措置と年数は、どのくらいかかりますか。 175 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 176 ◯都市建設部長(小川 陽君) この要望を処理するのに、概算ではございますが、約20億円と見込んでございます。現在の財政状況等から考えますと、約10年程度の期間を要するものと思われます。 177 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 178 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、これだけの要望件数が出ています。市民からお預かりしている税金に知恵と汗の付加価値をつけて、市民に戻すことが行政の仕事だと私は思います。土木費の令和3年度の予算を増額して、市民の要望に応えてはどうですか。 179 ◯議長(大川義男君) 市長。 180 ◯市長(松下浩明君) 現在、道路整備関連事業につきましては、用地買収に伴う大規模な交付金事業を実施しているほか、道路維持修繕事業についても、更新時期を過ぎた幹線道路が複数あります。早急な対応を求められている状況となっております。このような状況の中、各地区からの要望に、順次、対応しているところでございます。  また、道路関連以外にも、市民から様々な要望がありますので、山武市全体の財政状況のバランスを考慮して、対応していきたいというように考えております。 181 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 182 ◯14番(能勢秋吉君) 市長は要望が出ている箇所、現場を確認したことはありますか。 183 ◯議長(大川義男君) 市長。 184 ◯市長(松下浩明君) はい、全てではございませんが、確認はしていると思います。 185 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 186 ◯14番(能勢秋吉君) そして、過去を見ると、今、枠予算ですよね。また、枠予算ですと、枠ですから、限られると思うんですよ。今の山武市の財政状況、財政調整基金、近隣の市と比べたら、はっきり言って、山武市余裕がありますよね。  お金は大事です。恐らく、将来という言葉も出ると思いますけど、その辺、市民の要望に少し応えてやってくれませんか。その辺はどうですか。 187 ◯議長(大川義男君) 市長。 188 ◯市長(松下浩明君) 今の現状の数字を見ますと、そのように感じることがあるかと思いますけれども、しかし、なかなか、これからも、大きな事業等も考えていかなければいけませんので、やはり身の丈に合った予算編成を組み、将来、困らないようにしていかなければいけないというように考えております。 189 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 190 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、近隣の市の財政状況を把握していますか。  山武市は、財政調整基金、何年か前に、総務省から、真水で使える分があまり多くあると、地方交付税を減らされるということも聞いたことがあるんです。ですから、もう少し枠予算にプラスアルファして、つけて、市民の要望に応えてやってください。  財政課長、総務部長、予算査定のとき、その辺、ひとつよろしくお願いします。  次に、学校統廃合について。人口減少による学校統廃合については、平成23年第3回定例議会で、10年、15年の先を見て、質問しています。  そして、山武市学校のあり方検討委員会が、市長の諮問機関で、平成24年11月に設置され、先進地視察や委員会での検討を行い、平成26年3月19日、「山武市立小中学校の将来を展望したあり方について」、市長に答申されました。  また、各学区等に出向いて、55回説明会を開催されたそうです。  その後、7回会議を開催し、平成28年9月25日、山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画成案が策定されています。このことは、以前から申し上げてきたところです。  この基本計画の考え方として、小学校は複式学級の解消、中学校は単学級の解消を念頭に置き、その他、建物の老朽化に伴い、建て替えが必要となる学校については、財政状況や、学校施設整備計画を踏まえ、統合時期を検討していくこととしています。  蓮沼中学校と松尾中学校の統合は、令和4年4月の開校に向けて、統合準備委員会を立ち上げたとのことですが、協議は順調に進んでいますか。 191 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 192 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  蓮沼中学校と松尾中学校の学校統合準備委員会でございますが、総務部会、PTA通学部会、学校運営部会の3つの専門部会を設置しました。それぞれ第1回の会議が開催され、令和4年4月の統合中学校の開校に向けた協議が、進められているというところでございます。 193 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。
    194 ◯14番(能勢秋吉君) 順調に進んでいると理解してよろしいですか。ありがとうございました。  松尾中学校、山武中学校、成東中学校、成東東中学校の建設年度をお聞かせください。 195 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 196 ◯教育部長(小川宏治君) 建設、竣工年度等につきまして、お答えさせていただきます。メインとなる校舎の竣工年度及び経過年数について答弁させてもらいます。  松尾中学校と山武中学校につきましては、平成9年竣工、経過年数は23年。  成東中学校は昭和38年竣工、経過年数は57年。  成東東中学校は平成22年竣工、経過年数は10年となります。  以上です。 197 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 198 ◯14番(能勢秋吉君) 成東中学校が、相当老朽化しています。  教育施設環境は、ある程度、平等が基本だと思います。市長はどうお考えですか。 199 ◯議長(大川義男君) 市長。 200 ◯市長(松下浩明君) 市内の教育環境は、平等であるべきというように考えております。  山武市の進めている、市内小中学校の統合も、学校の小規模化により、学校運営などに影響を及ぼしているところから、統合して、学校の規模を整え、市内で同じような教育環境を提供できるように行っているものです。  成東中学校は確かに57年ということで、施設面についても、トイレや空調は整備をいたしましたが、校舎の老朽化は否めません。この件についても、以前にも申し上げておりましたが、新たなまちづくりの中で、学校の位置等について検討しておりますので、もうしばらくのお時間をいただきたいというふうに考えております。 201 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 202 ◯14番(能勢秋吉君) 成東中学校、成東東中学校統合については、3月定例議会で、市長は、いろいろな計画の中で、物事が動いておりまして、今、山武市も人口減ということで、いろいろな流れで、市が少しずつ変わり始めているということも、私自身もうかがえます。  成東中学校は山武市の真ん中になる大事な中学校ですので、いずれはそういう方向になろうかと思っております。それまで、その辺を見極めながら、併せてまちづくりを考えながら、その中で進めていきたいと思います。  学校というものは、動かしたり、何かしたりして、1つの場所が決まると、その後、何十年の長きに使用するものでありますので、慎重に進めていきたいと思いますと答弁されております。  現在も、この考えは変わりませんか。 203 ◯議長(大川義男君) 市長。 204 ◯市長(松下浩明君) 令和2年の3月議会で、答弁をさせていただきました。それと変わりはございません。 205 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 206 ◯14番(能勢秋吉君) 昨日も出ましたけど、市長の任期は、令和4年4月です。残された任期は、1年半です。市長は、市民に約束しています。任期中にこの問題を決断することが当然だと思いますが、どうですか。 207 ◯議長(大川義男君) 市長。 208 ◯市長(松下浩明君) 成東中学校と成東東中学校の統合中学校の位置等は、成東地域の新たなまちづくりと併せて検討してまいりたいと思います。成東中学校の老朽化と人口減少問題に対する取組を合わせてのこととなりますので、スピード感が求められていることは、私も理解しておるところでございます。 209 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 210 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、市民に約束していますよね。市民から、どういう方向なんですかということを聞かれることが多いんです。市民に説明する気はありますか。説明は、当然だと思います。その辺はどうですか。 211 ◯議長(大川義男君) 市長。 212 ◯市長(松下浩明君) 成東中学校と成東東中学校の統合は、成東東中学校を統合中学校の位置として、令和5年4月の開校を目指すと検討されていましたが、令和2年2月の総合教育会議におきまして、両校を当面存続することで、私と教育委員会で合意したことについて、広報さんむ4月号でお知らせをしております。  統合中学校の位置や時期については、ある程度、やはり皆様方にお示しできる案について、教育委員会との調整ができた時点で、説明の場を設けたいと考えております。 213 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 214 ◯14番(能勢秋吉君) 今、市長が案ということをお話ししましたけど、その案は、任期中に決断するんですか。 215 ◯議長(大川義男君) 市長。 216 ◯市長(松下浩明君) まだ、ここで、そこまで、その返事をできる状況にはございませんので、答えは控えさせていただきます。 217 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 218 ◯14番(能勢秋吉君) しっかり市民に説明をお願いします。  以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。 219 ◯議長(大川義男君) 以上で能勢秋吉議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  萩原善和議員、御登壇願います。  萩原議員。 220 ◯18番(萩原善和君) 議席番号18番、さんむ21、萩原です。石川議員の代表質問に関連して、質問をいたします。  防災対策について、質問をいたします。  昨日もいろいろお話が出ていますけれども、昨年の台風15号房総半島台風から、山武市にも、様々な自然災害が起こります。日本各地を見ても、そうです。そういう中で、災害の被害状況の把握だったり、復旧のための現状把握ということの観点から、山武市でも、ドローンを購入したらどうかということについてお伺いいたします。 221 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 222 ◯総務部長(石橋和記君) 既に導入されている自治体へ確認させていただきました。その中で、災害時はもとより、イベントや建物の修繕箇所の調査など、平常時にも様々な活用ができると分かりましたので、市としても活用方法を検討いたしまして、導入について、検討をさせていただきたいと思います。 223 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 224 ◯18番(萩原善和君) 今、部長から答弁がありましたとおり、ドローンは、様々な用途でも使えます。昨日の北田議員のジャンボタニシの写真もそうでしたし、また、まだまだ、昨年の台風の影響で、まだブルーシートをかけた家もあります。  また、森林整備計画等々に関しても、上からの画像があれば、より一層、早く的確な計画が立てられるように思います。ぜひ、山武市のPR等々に役立つものだと、私は考えております。  この質問については、本来であれば、もっと早く質問して、この秋というんですか、今の時期に間に合うような体制で、ドローンを購入していただければなというふうに悔やんでおります。  今、部長から前向きな答弁がありましたけれども、市長のお考えもお聞きしたいと思います。 225 ◯議長(大川義男君) 市長。 226 ◯市長(松下浩明君) 御質問いただきまして、ありがとうございます。  確かに、今回は災害の面からの切り口でございましたけれども、やはり、災害時に、上空から見えたり、情報等がいち早く抽出できれば、それに対して、対応できるということでありますので、私も、ぜひ、こういうものを活用してみたいというように思っております。  また、今日は、小野崎県議、どうも御苦労さまでございます。また、よろしくお願いします。  以上でございます。 227 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 228 ◯18番(萩原善和君) 今、市長からも前向きな答弁がありましたので、こういうものは、なかなか、12月の補正というわけにもいかないでしょうから、当初計画しながら、ぜひ、来年度、新年度には購入していただきたい。防災対策、また、市のPR、災害状況の把握等々、様々な用途があるということも、今の答弁等々で、分かったと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、新型コロナウイルス感染対策についてお伺いします。  こども園、幼稚園、また小学校、中学校、休園・休校等々が、コロナウイルスで発生しました。その後、園児について、また、小学生、中学生について、自主欠席という問題が、今、全国的に騒がれております。山武市においては、こういうことが起きているのか、どうかをお伺いします。 229 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 230 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) こども園、幼稚園の在園児で、登園自粛要請が終了しました6月以降、新型コロナウイルス感染予防を理由としまして、登園を控えている園児は、1名いらっしゃいます。  なお、保護者には、園での感染症対策について、十分に説明を行いましたが、感染症が、収束するまで、登園を希望されていないため、園のほうから、家庭での子どもの様子について、確認するようにしているところでございます。 231 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 232 ◯教育部長(小川宏治君) 小中学校の状況についてお答えします。  学校再開に当たり、教育委員会では、6月に欠席調査を実施しました。それは、感染不安による欠席者と体調不良等による欠席者を把握することを目的とした調査でございます。  その結果、2例の感染不安による欠席を小学校で確認いたしました。現在は、2例とも、通常どおり登校している状況でございます。 233 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 234 ◯18番(萩原善和君) この自主欠席については、保護者の理解がないと、なかなか解消できないというような問題もあります。  保健福祉部長、休園している園児1名について、新年度については、どういうふうな状況になるんでしょうか。 235 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 236 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 引き続き、園のほうから、先ほど申しましたように、在宅の様子等を注視しながら、見守ってまいりたいと考えております。  なお、出欠席については、登園を控えている場合について、コロナウイルスの関係については、欠席扱いとしないという形になっております。 237 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 238 ◯18番(萩原善和君) いずれにしても、子ども、また保護者とよく相談をして、向こうから相談があった場合には、丁寧に説明をし、相談に乗っていただければと思います。なかなか、コロナウイルス収束が見えませんので、少し長期になると思いますので、その辺をよろしくお願いしまして、私の質問を終わりといたします。 239 ◯議長(大川義男君) 以上で萩原善和議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  高知尾正義議員、御登壇願います。  高知尾議員。 240 ◯19番(高知尾正義君) 19番、高知尾でございます。さんむ21、石川和久議員の代表質問につきまして、関連質問させていただきます。  まず、私からは、公共交通について、蓮沼地域の公共交通につきまして、質問させていただきたいと思います。  昨年の12月になりますけれども、執行部から、私を含む蓮沼地域の選出議員に対しまして、蓮沼地域内を運行する蓮沼循環バスについて説明がございました。その内容は、令和3年9月末日で、運行を終了する見込みであると。また、代替となる交通手段を検討していくということでございました。このようなことから、蓮沼循環バスが終了となる経過と、現在検討している代替の交通手段について、質問させていただきたいと思います。  まずは、この蓮沼循環バスの運行概要について、お聞かせ願いたいと思います。 241 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 242 ◯総務部長(石橋和記君) 蓮沼循環バスでございますが、これは千葉交通株式会社が運行する路線バスの廃止に伴いまして、地域住民の交通手段の確保のため、平成8年10月1日から、旧蓮沼村と横芝光町が廃止路線の代替バスとして、現在まで運行いたしております。  運行事業者は、千葉交通株式会社で、路線廃止後も引き続き運行をいただいております。  運行ルートでございますが、主にJR横芝駅を起終点といたしまして、横芝光町内を経由し、蓮沼地域を巡回するというものでございます。  運行本数は1日8便で、土日祝日を含め、毎日運行いたしております。  なお、運賃は距離制でございまして、160円から490円となっております。 243 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 244 ◯19番(高知尾正義君) それでは、その経費負担はどのようになっているのか、その辺もお聞かせ願いたいと思います。 245 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 246 ◯総務部長(石橋和記君) 経費負担の内訳でございますが、運賃収入のほかに、本市と横芝光町の補助金で運営をいたしております。この補助金の負担割合でございますが、運行費用から運賃収入を差し引いた金額を、本市と横芝光町で、走行距離により案分いたしまして、それぞれ負担をいたしております。  令和元年度の補助金の実績額で申しますと、運行経費が1,184万円、運賃収入が137万円、本市からの補助金は約517万円で、横芝光町からは530万円の補助金が支出されております。 247 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 248 ◯19番(高知尾正義君) 続いてお聞きいたしますけれども、利用者数の状況についても、お知らせ願いたいと思います。 249 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 250 ◯総務部長(石橋和記君) 利用者数でございますが、平成30年10月から令和元年9月までの1年間で、路線全体での数値となりますが、4,652人となります。 251 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。
    252 ◯19番(高知尾正義君) これまで答弁いただいた内容で、運行状況については、おおむね把握することができました。  それでは、蓮沼循環バスの運行を終了する理由についてお聞かせ願いたいと思います。 253 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 254 ◯総務部長(石橋和記君) 蓮沼循環バスでございますが、地域住民の交通手段として、長く御利用いただいてまいりましたが、利用者の減少に加えまして、本市におきましては、基幹バスや乗合タクシーの利用が進んでいることなどから、役目も終えつつあるのかと考えております。  このようなことを踏まえまして、これまで本市と横芝光町、運行事業者の千葉交通株式会社と協議を重ねまして、来年、令和3年9月末日をもちまして、蓮沼循環バスの運行を終了することについて、関係者間で調整を進めているところでございます。 255 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 256 ◯19番(高知尾正義君) これまでの答弁をお聞きしますと、利用者数や経費の負担問題、その他にも様々な理由があろうかと思いますけれども、運行関係者において、調整が取られているということからも、運行の終了はやむを得ないかなという感じがしておるわけであります。  そこでお尋ねします。蓮沼循環バスの運行終了後に、代替となる交通手段を検討しているということをお聞きしておりますけれども、その進捗状況についてお聞かせ願いたいと思います。 257 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 258 ◯総務部長(石橋和記君) 山武市地域公共交通網形成計画では、令和3年度、令和4年度を基幹バスの運行改善の実証実験期間といたしております。このことも踏まえまして、令和3年9月末日の蓮沼循環バス運行終了に合わせまして、基幹バスの新たな運行ルートを新設したいと考えております。  この運行ルートの概要でございますが、蓮沼地域からJR松尾駅、松尾町山室方面を経由する循環路線を想定をいたしております。現在、詳細な設計作業を進めておりまして、令和3年度当初予算に予算要求を行うことを予定をさせていただいております。 259 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 260 ◯19番(高知尾正義君) 執行部において、蓮沼循環バスの運行終了に合わせまして、基幹バスの新たなルートを考えているということが分かりました。ぜひ、地域住民にとりましても、利便性のよい、生活の足となるものにしていただきたいということを要望いたしまして、この件についての質問は終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、せっかく、後ろに、私どもの議会のOBであります小野崎県議もお見えになっています。そして、昨日も實川県議もお見えになっていただいておりますので、関連質問ということであります。先ほどの石川議員の防災について、私からもうちょっと中へ掘り下げて、市長にお伺いをしたいと思います。あと、5分、時間ください。それで終わりにします。  先ほど出ていました、昨年の台風、大雨は、本市に大変な爪痕を残しております。それについて、先ほど質問がございました。副知事も視察に来てくれた。今回、森田知事が、7日にお見えになりました。9月の4日には、知事が、鋸南町をはじめとする南房総地域へも行っています。  これは、簡単な質問なんです。総務部長、お聞きしますけれども、この災害を受けた倒木と、先ほど石川議員からあった調節池、こういうものを整備するのは、市の予算でやるんですか、県がやるんですか、それとも、県からお金をもらって、市がやるんですか、調節池も含めて、その辺を簡単によろしくお願いします。 261 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 262 ◯総務部長(石橋和記君) 源川の調節池につきましては、源川が、そもそも県管理の河川でございます。したがいまして、県予算で直接執行していただくようになると考えております。 263 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 264 ◯19番(高知尾正義君) 山武地域の森林の伐採の整備は、どこがやるんですか。 265 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 266 ◯経済環境部長(越川 俊君) 昨日お話ししたものと重複しますが、あくまでも、森林整備計画の中では、重要路線を視点に入れて、全体の森林の整備をしていくということです。  多分、議員がおっしゃっていることは、もう危険な箇所、電柱が倒れそうだとか、その辺に影響を及ぼすようなところを、早急にどこがやるんだということだと思いますが、県と東京電力と市が、7月に協定を結びましたが、それを実際に運用していくに当たり、その辺の経費負担とか、それらがまだ正式な話合いまでいっていない状況がございます。  そういったことがありますので、森林整備のほうもそうですけれども、今、進みがちょっと悪いというふうに私自身が感じています。 267 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 268 ◯19番(高知尾正義君) それでは進まないではないですか。もう1年が経っているわけです。  まず、調節池の話からです。市長、市長は県議を10年やっていました。市長の地元です。近隣の人が困っていると思います。大雨が降るたびに、びくびくしていると、先ほどお話ししていました。何で、早くやってもらわないんですか。  そういうときこそ、今はもう市長ですから、實川県議、小野崎県議とお願いをして、一緒にどんどん、どんどん県へ行ったらどうですか。市長は少し遠慮していると、私は思うんです。  森林の倒木についても、先ほど、市長が言っていました。9月7日に、知事がお見えになりました。久しぶりに知事と親しく話をした。何の話をしていたんですか。私は、あの知事は、どうもパフォーマンスにしか見えないんです。本当にやる気が……。マスコミ受けをよくするために、テレビに映って、被災地を視察した。そのぐらいのパフォーマンスにしか見えないんです。  具体的に、知事とどういう話をしたんですか。知事が来ているんです。副知事が来ているんです。具体的にそこのところを、何で早く直してくれないんですか。今、経済環境部長から話を聞くと、その予算措置についても、まだ話合いはしていない。それでは、進まないです。  その辺、市長、どう思いますか。やってくれるという話をしたんですか。この辺だなと、手を挙げて、こうやって、ここだったかと、テレビに映って、そんなことを我々は見ているわけではないんです。  これは、市長に言ったでしょう。市長、もっと強く何をやっているんだと、10年もいたんだから、みんな知り合いではないですか、部長なども、みんな、そうでしょう。この前も議会で私は言いましたけど、市長、少しおとなし過ぎるんではないですか。何だったら私を一緒に連れていってください。  市長から、その辺のところをよろしくお願いします。 269 ◯議長(大川義男君) 市長。 270 ◯市長(松下浩明君) 10年、県議をさせていただきまして、その間も、時あれば、要望は続けておりました。また、源川、作田川も、地域で、そういった検討の会があります。そういう中からも、要望は続けてやっているところでございます。  県議だからといって、地元だからといって、なかなか、それが進むということを……。本当は進めたいですが、しかし、なかなか、かなわなかった。そこは本当に悔しいし、残念であります。  そして、昨年の災害で、今までになかったほどの大雨、また大水が出たということは、市民の皆様、被害を被った皆様は、非常に、本当に重く受け止めているというように思います。  その後、私も、床上・床下浸水のあったところも見に行きました。その中でも、やはり、何とかしてくれという声も、当然、毎回あります。心苦しいですが、回ってきて、要望していくしかございませんので、要望をしていくというようなお話もさせていただきました。  しかし、作田川の件も、改修事業は予算をいただいてやっているんですが、なかなか終了に至っていない。そういった理由もあって、事業は予算をつけたけれども、進まないということもあるということで、悔しい思いは一緒でございます。  要望に関しましては、皆さんに私はおとなしいと言っていただきますけど、おとなしいときと、やはり強く言うときがございます。そういった強弱をつけながら、今、私のやり方でやっていることが状況であり、結果が出ればそれでよしというように思っております。  今後は、今日、県議もおいででございますが、また、みんなで力を合わせて、要望活動に行ったりしていきますので、その時には、県議のほうにもひとつよろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 271 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 272 ◯19番(高知尾正義君) 市長、少し厳しい言葉で言いましたけれども、そういうことで、私は、本当によく分かるんですよ。自分の地元をやることは、非常に難しいんです。市長は、やれば、自分の地元だから、早くやってしまったよと、そうやって言われるし、やらなければ、地元は、言うことは、もう勝手ですから。  だけど、このことについては、やはり、山武市は、せっかく副知事が来て、知事が来て、現場を見ているんだから。先ほど、経済環境部長のほうから、答弁があった。予算措置がどういうふうになるか、まだ決まらない。まず、そこからです。  小野崎県議、後ろ向きで申し訳ないんだけど、よろしくお願いします。  そういうわけで、一刻も早く整備が進みますように、これで、私からの関連質問を終わります。  さんむ21、もう議員がおりませんので、これで全て終了しますので、本当に今日はありがとうございました。よろしくお願いします。 273 ◯議長(大川義男君) 以上で高知尾正義議員の関連質問を終わります。  これで関連質問を終了し、さんむ21、石川和久議員の代表質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。              (休憩 午後 0時11分)              (再開 午後 1時09分) 274 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、11番、並木幹男議員の個人質問を許します。  並木幹男議員、御登壇願います。  並木議員。 275 ◯11番(並木幹男君) 御苦労さまです。11番、並木幹男です。市民と日本共産党を代表いたしまして、一般質問を行います。  早速、質問に移らせていただきます。  はじめに、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  社会保障推進千葉県協議会は、9月4日、県庁内で記者会見をし、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、事業者への環境に関する病院・介護事業者アンケートの調査結果を発表いたしました。  調査は、全275病院と954介護事業者が対象となっています。アンケート用紙を郵送し、8月15日までに返信があった25病院と217介護事業者から回答を求めたものです。  病院では、病院全体の経営利益が、前年同月比で、3か月連続減少しているのが、9病院、2か月連続は1病院です。3か月連続赤字は7病院、2か月連続赤字は4病院で、1か月に億単位の赤字が2病院でした。  病院の要望として、国、地方自治体に対して、財政支援、さらなる補助金や助成金、職員への危険手当、自治体と医療機関の連携、ワクチン開発、専用病院の新設を求めています。  介護事業者では、44事業所のうち、3月から5月までの3か月連続赤字が6事業所、2か月連続赤字が50事業所となり、前年同月比では、51事業者のうち、3か月連続減収が23事業所、2か月連続減収が8事業所という状態です。  介護の要望として、介護・福祉に手厚い支援、介護報酬よりも、事業所への給付金と感染者が発生をした場合の具体的な対応を求めています。  このアンケート結果からも、病院や介護が新型コロナウイルスの影響で、苦境に陥っている状況が見てとれます。  はじめに、山武市における医療機関の状況について、まず、さんむ医療センターの経営状況については、どのようになっているのかを伺います。 276 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 277 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) さんむ医療センターの4月から7月までの経営状況について、御報告させていただきます。  本年4月から7月までの経常損益の状況は、約3,300万円赤字で、前年度同時期が約1億2,200万円の黒字でしたので、比較した結果、1億5,500万円悪化している状況でございます。 278 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 279 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、さんむ医療センターでの新型コロナ感染対策は、どのように行われていますか。 280 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 281 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 患者、家族、業者等、来院者については、全員に検温をするとともに、マスクの着用及び手指消毒をお願いしております。  直接、患者と接する職員は、飛沫感染防止のため、マスクに加え、フェースガード、もしくはゴーグルを装着するとともに、受付や会計等のカウンターには、アクリル板を設置しております。  発熱等の症状がある患者さんは、専用のコンテナ等で診察し、院内での検査が必要な場合は、ほかの患者や職員と接触することがないよう、当該箇所の通行を一時遮断する等、院内の感染防止に努めているところです。 282 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 283 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、さんむ医療センターの発熱外来への患者数と市内のPCR検査の件数はどうなっているかを伺います。これは、重なる部分もあると思いますけれども、お願いいたします。 284 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 285 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 3月2日から8月31日まで、受診した方は978人で、そのうちPCR検査を受けた方は、190人となっております。 286 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 287 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、市での新型コロナ感染対策として、さんむ医療センター以外の市内の医療機関に、財政的な支援が行われていると聞いておりますけれども、どのような形で行われているのか、また、支給はどのようにされたのかを伺います。 288 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 289 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 市におきましては、不特定多数の患者の診療等により、新型コロナウイルス感染症のリスクが高く、院内感染防止の徹底が必要である市内病院、医科診療所及び歯科診療所に対し、山武市医療機関感染症対策支援給付金を支給し、医療提供の継続を支援してまいりました。  支給金の額は、1医療機関当たり20万円、こちら42施設になります。また、帰国者・接触者外来を開設している医療機関は、1医療機関当たり1,500万円を支給しました。こちらは、さんむ医療センターということになります。  支給については、9月1日に終了しております。 290 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 291 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、介護・障害福祉サービスの現状と対策について伺います。  コロナ禍での老人介護施設や居宅介護サービスの現状は、大変なことになっていると思いますけれども、市内の特養や老人介護施設、居宅介護サービスを行った業者の状況について伺います。 292 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 293 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) コロナウイルス感染症による介護サービスへの影響でございますが、デイサービス、ショートステイ、訪問看護の保険給付額から見た現状について説明させていただきます。  感染拡大前の本年1月と感染拡大後の6月までを比較しますと、デイサービスの利用状況は、4月、5月の保険給付額が約1割減少しており、利用者の自粛傾向が影響していると考えられます。6月には、感染拡大する前の1月の水準まで回復しているところです。  次に、ショートステイにつきましては、1月からの保険給付額は、毎月減少幅が拡大し、6月には、約4割減少しております。これは、主に事業所において、受入れ制限や感染防止のための利用を控えていることが、主な要因でございます。  最後に、訪問介護につきましては、デイサービスやショートステイの利用が減少したことにより、3月、4月は、逆に利用者が増え、保険給付費は増加となり、5月、6月は、感染拡大前の1月の水準まで戻っております。 294 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 295 ◯11番(並木幹男君) 介護施設等の現状は、分かりました。  ショートステイは4割減少したということですが、市としては、分からないかもしれないんですが、財政的なことというか、収入、例えば、居宅介護サービス等のサービスが減って大変だというような話は聞いておりませんか。その辺だけ。 296 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 297 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 先ほども御説明しましたように、通所系のサービスについては、なかなか難しいところがあると思っています。それに対しては、在宅等のサービスで、カバーするような形で、ケアマネジャーのほうで配慮していただいていると考えています。
    298 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 299 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、障害者福祉事業への新型コロナウイルスの影響は、どうでしょうか。 300 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 301 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 障害者施設でございますが、主に市で経営しております、福祉作業所等について、御報告させていただければと思います。  まず、山武市福祉作業所の利用状況でございますが、こちらの福祉作業所は、定員が60名で、社会福祉協議会に委託しております。  市内の作業所は、山武、成東、松尾の3か所ございますが、通常は送迎バス等を運行していましたが、緊急事態宣言時は、感染拡大防止のため、送迎バスの運行を取りやめ、作業時にマスク着用、作業者の間隔を広く取り、うがい、手洗い、毎日の検温や体調不良時は休ませるなどの対策を行ってまいりました。  緊急事態宣言時には、自宅待機のできる方は、通所を控えていただき、感染防止を図るとともに、必要な利用者が利用できるよう、作業所を開設しております。  利用状況でございますが、4月は359名、前年比63.3%、5月は166名、前年比31.2%、6月は382名、これも前年比68.7%、7月は547名、前年度比91.5%となり、ほぼ通常どおりに戻ったところでございます。 302 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 303 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、これは、石川議員の質問でもあったかなと思われるんですが、重複するかも分かりませんが、介護事業者への財政支援については、どのように行われているのかを伺います。 304 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 305 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 介護・障害福祉事業への財政的支援でございます。  まず、介護事業者でございます。介護事業者に対する利用の減少に伴う減収分の補償につきましては、国から介護報酬算定の臨時的な取扱いが示されております。  特に通所系サービス事業所では、実際の報酬に対し、割増しした報酬での算定が可能となり、減収分の補填が図られております。  このため、市独自の対応としましては、国、県が支援しても十分に確保できない物資や、環境整備等を補うため、給付金の支給を行っております。  なお、給付金額につきましては、特別養護老人ホームを運営している9法人に40万円、それ以外の事業所を運営している29法人については、それぞれ20万円の給付を行っております。 306 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 307 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、障害福祉サービス事業者への支援について伺います。 308 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 309 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 障害福祉サービスの支援でございますが、取り急ぎ、山武市福祉作業所への支援としましては、必要に応じて、使い捨てマスク50枚入り、6箱、手指消毒液、5リットル、3本を配付しております。  また、同じく市で運営しておりますマザーズホームへの支援としましては、使い捨てマスク50枚入り、5箱、手指消毒液5リットル、1本等を配布しております。  両施設とも、定期的にマスク、手指消毒液の不足状況を確認し、不足が生じないように対応しています。  また、山武市障害福祉サービス事業所等感染対策支援給付金支給事業としまして、市内の障害福祉サービス事業を行っている法人に対し、施設入所の法人1か所に40万円、デイサービス等の事業所10か所に20万円を、9月1日に給付しております。  以上でございます。 310 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 311 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、PCR検査等の拡充について伺います。  日本の検査件数は、最大で1日3万余り、1週間で18万件ですが、ドイツは1週間で約88万件、人口1,000人当たりの検査件数はドイツが121.7件で、日本は12.8件、日本は、1桁少なく、今の10倍程度、1日約30万件の検査が必要であると、専門家の意見もあります。  経済を回していくためにも、PCR検査は、抜本的に増やすべきではないでしょうか。日本のPCR検査は、人口比で、世界159位であります。検査数が少ない状況です。大規模検査によって、感染力のある人を見つけ出し、隔離、保障することで、感染拡大を防いでいくべきだと考えます。  さんむ医療センターでPCR検査の機器を購入し、体制をつくるとのことですが、現在の体制と、今後の検査対象者を増やしていくことは可能なのかどうかを伺います。 312 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 313 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在、さんむ医療センターでは、さんむ医療センター医師及びかかりつけ医の医師から、PCR検査が必要と診断された方や、保健所により、検査指示をされた方について、検体を採取し、検査機関に検査を依頼しているところです。  なお、今後についてですが、さんむ医療センター内にPCR検査機器の設置を予定しております。このPCR検査機器は、検体採取から検査結果が分かるまで約2時間と、短時間で確認できます。急患等に対しても、検査対応が可能なものと考えております。 314 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 315 ◯11番(並木幹男君) 先ほど石川議員の答弁でもあったんですけれども、これはあくまでもPCR検査といっても、任意のというか、今のところ、保健所等が検査をしなさいというものしか、検査できないという状況ですか。  さらに、そういう任意でというか、自分でどうしても受けたいという方は、他病院だという話でしたが、今後、市独自に検査を取り入れたいという考え方はありますか。 316 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 317 ◯市長(松下浩明君) 私のほうからですが、千葉県として、PCR検査の体制拡充のほうのお話をさせていただきたいと思います。  県全体のPCR検査の体制拡充につきましては、把握はしておりません。すみません。  市といたしましては、感染の拡大を防止し、住民の安心に資するよう、検査対象要件及び検査体制の拡充を図り、検査対象者を拡大するよう、市長会を通じて、県へ要望しております。  また、山武郡市市町会では、検査環境の整備が予定されております東千葉メディカルセンターに、PCR検査センターの開設について、要望をいたしました。  先ほど部長が答弁いたしました、さんむ医療センター内に、PCR検査機の設置を予定をしておるということであります。これは、コロナに対しては、PCR検査が必要であると、坂本理事長と私とで話して、その体制を早くつくろうということで、結構早くに動いておりました。そして、さんむ医療センターとすると、早めにその機械を申し込んでおるんですが、なかなか回ってきていないということが、現状であります。これが、さんむ医療センターに早く設置されることを、私どもも望んでおります。  私からは以上でございます。 318 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 319 ◯11番(並木幹男君) 市長、ありがとうございました。  PCR検査については、全国知事会でも8月8日に緊急提言を発表していまして、本来であれば、国の負担でやる行政検査を行ってほしいということは求めております。千葉県でやってくれれば、一番いいんですけれども、山武市としても、独自でということは、なかなか大変かも分かりませんが、コロナの感染状況によっては、ぜひ、独自でも行えるような体制をつくっていっていただきたいと思います。  これは要望なんですけれども、今、東京都の世田谷区なんですが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために、PCR検査数を大幅に増やす世田谷モデルと言われているものを示しています。東京都世田谷区は、8月24日、発熱などの症状のある人や濃厚接触者に実施をしている現行のPCR検査に加えて、新たに介護施設職員などに、継続的に検査を実施する同モデルの具体策を発表しています。  医療・介護関係職員へのPCR検査の拡充を考えていくべきだと思いますけれども、これは要望ですが、ぜひ行っていってほしいと思います。  続きまして、コロナ感染症関連の経済政策について伺いたいんですが、このことについては、先般というか、昨日、支援策については、かなり出されておりますので、1点だけなんですけれども、新型コロナウイルス感染の影響で、市内の宿泊業や飲食業は、どのような状況に置かれているのかを伺います。 320 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 321 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えします。  宿泊業については、合宿等の団体のキャンセル等が相次ぎまして、依然として、大変厳しい状況が続いています。  また、個人やファミリーについても、コロナ禍の影響により、近場でのレジャーを楽しむ傾向があり、夏休み期間中も低調であったと聞いております。  飲食業においては、昼食時は戻りつつあると聞いておりますが、宴会などの大勢での飲食については大幅に減少しており、売上げの減少が続いていると考えております。 322 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 323 ◯11番(並木幹男君) 宿泊業や飲食業の方は、かなりの収入減になっていると思いますけれども、市内の宿泊業飲食業の方の融資相談の状況についてはどうか、その点だけ伺います。 324 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 325 ◯経済環境部長(越川 俊君) 融資の状況ということで、飲食業、宿泊業では、セーフティネット保証等の認定を受けた事業者数でいいますと、13社となっております。  直接、市のほうへ融資の相談等はございませんが、融資相談先等の問合せ等があった場合には、商工会等を紹介しています。事業所からの融資相談については、商工会や各金融機関で行っているところが現状でございます。  その中で山武市における事業所の融資額についてですが、千葉県信用保証協会が、7月末までに保証承諾をした金額は、今年度、42億4,370万円となっております。前年同月比でいいますと、430.7%の増ということでございます。  参考までに、県全体でも、7月末は、前年度月比422.0%の増となっております。 326 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 327 ◯11番(並木幹男君) 今の新型コロナウイルスの関連が続くと思われますので、これからも融資等もそうですし、国の持続化給付金等も、まだ申し込めますので、その辺については、相談等に乗っていただいて、ぜひ倒産等がないようにしていっていただきたいと思います。  続きまして、コロナ禍での教育行政について伺います。  新型コロナ感染による臨時休校から、学校再開後、平日の授業時間を上乗せ、放課後の補習、土曜授業の実施、夏休みの短縮等により、機械的な授業の詰め込み、時間回復が進められるおそれもあります。ただ、授業時数を合わせるだけの対応は、子どもの成長、発達を無視したものとなり、教育と言えないのではないでしょうか。  実施できなかった授業や行事等の回復は、子どもや学校の実態を踏まえて、各学校で、教育課程を自主的に編成し、対応することが必要です。学習単元の組替えや統合、次学年への移行などを、学年や教科で検討することが必要だと考えますが、市の状況は、どのようになっていますか。 328 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 329 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  各学校におきましては、授業時数の確保のため、教育課程を再編成するなど、対応をしております。現在の状況で授業を行うことができれば、おおむね修了することができる見込みでございます。  万一、再度、臨時休業等になり、修了が難しい場合におきましては、次年度、または次々年度へ無理なく遅れを取り戻すことが可能となっておるという形で、授業をやっております。  以上です。 330 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 331 ◯11番(並木幹男君) ありがとうございます。  次に、高校入試の対応ですが、各学校において、学習状況が異なるとは思いますけれども、どのような対応が検討されていますか。 332 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 333 ◯教育部長(小川宏治君) 高校入試への対応についてお答えします。  市内の中学校につきましては、臨時休校期間は全て同一であり、臨時休校中の学習状況につきましても、学習プリントの配布等対応がほぼ共通でしたので、各学校の学習状況に大きな差異はございません。  3年生の学習内容を、高校入試までに全て終えることが難しいため、社会、数学、理科の3教科につきましては、千葉県教育委員会から出題範囲の一部を除く対応が取られております。  各学校において、校内行事の見直し等を行って、授業時数を確保し、高校入試までに学習内容が終えられるように努力しているところでございます。 334 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 335 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、教室内の感染対策について、どのようにしているのかということですが、これも重複するかもしれませんが、再度お願いいたします。 336 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 337 ◯教育部長(小川宏治君) 教室内の感染症対策についてお答えします。  市内の小中学校におきましては、学級の人数に応じて、教室を広い教室に移動したり、1メートルから2メートルの間隔を空けたりするなどの工夫をして、身体的距離を確保しております。  小中学校感染症予防対策事業として、主に学校保管の予備用のマスク、手指消毒及び校内の消毒作業用のアルコール、消毒作業用のビニール手袋、ペーパータオル、非接触型体温計を市内の小中学校に配布し、予防対策に努めている状況でございます。 338 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 339 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、保健室の体制の確立についてはどうかは、分かりますか。 340 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 341 ◯教育部長(小川宏治君) 保健室でございますが、市のガイドラインでは、感染症拡大防止対策として、保健室が体調不良の児童生徒で密集しないように、軽微なものであれば、職員室等で対応することとしています。  各学校では、発熱、風邪症状等の児童生徒と、けがをした児童生徒との対応場所を変えたり、早退する児童生徒を別室で待機させたりするなど、第2保健室を設置し、学校の規模や校舎のつくりに応じ、組織的に対応できるよう工夫をしております。  また、保健室では、身体的距離の確保、児童生徒が触れた場所の消毒、枕や布団を使用した場合の交換等、感染症予防対策を徹底しているところです。 342 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 343 ◯11番(並木幹男君) 教育行政の最後で、収入が急減した家庭の子どもたちに、学びの保障をするために、家計収入急減の家庭に対しての対応については、どのように対応しているか。もちろん、現在はないということもありますけれども、この後、収入が減になる家庭もあり得ると思いますので、その辺の対応について伺います。 344 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 345 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  市内の児童生徒が学校生活を送るのに、経済的に苦しい家庭について、支援をするために、要保護・準要保護制度があり、入学準備金や学用品、給食費等を援助しております。  急激に収入が減少したケースもありますので、今、現在の準要保護制度の判断基準の見直し等を検討しているところでございます。 346 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 347 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、6番目になるんですけど、税金等の減免について伺います。  新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3割以上の収入減少が見込まれる世帯は、国保税が減免されると聞いています。どのような人が減免対象になりますか。また、減免基準について伺います。 348 ◯議長(大川義男君) 市民部長。
    349 ◯市民部長(田上和弘君) 国保税の減免につきましては、厚生労働省保険局より提示されている基準に基づいて、制度を構築しております。  概要を申し上げますと、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの間に、納期限が設定されている保険税が対象になり、減免の割合については、新型コロナウイルス感染症により、世帯主が死亡しまたは重篤な傷病を負った世帯については、保険税額の全部が免除となり、世帯主が事業等を廃止または失業した世帯や、世帯主の事業収入、不動産収入、山林収入または給与収入のいずれかの減少額が、前年の額の10分の3以上と見込まれ、かつ、前年の合計所得金額が1,000万円以下などの要件に当てはまる世帯については、前年の合計所得金額により、対象保険税額の2割から全部の5段階の割合で減額となります。 350 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 351 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、減免の申請状況と申請期限についてはどうかを伺います。 352 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 353 ◯市民部長(田上和弘君) 申請状況につきましては、8月末現在で、令和元年度分、これは、令和2年の2月から3月納期分になりますが、その申請件数が27件、減免額は44万6,100円であり、令和2年度分は申請件数が35件で、減免額は484万400円になります。  申請期限につきましては、令和3年3月31日になります。 354 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 355 ◯11番(並木幹男君) 減免なんですけれども、基準が大変分かりにくい。説明がございましたけど、なかなか分かりづらいものなんですが、この収入の3割減少の判断というのは、どのようにするのかを伺います。 356 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 357 ◯市民部長(田上和弘君) 申請の前月分までにつきましては、収入の実績を、それ以降につきましては、収入の見込みを月ごとに申告していただきまして、前年の合計収入額と比較します。  根拠書類として、申請時点までの一定期間の帳簿や給与明細書などの写しを添付してもらうことで、実績額の確定をするとともに、その後の見込みについても、一定の合理性を確保することとされています。 358 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 359 ◯11番(並木幹男君) ただいま御説明がありましたけれども、見込みということで、当面3割減の見込みだということで、減免はできるということですか。  例えば、見込み3割で減免をしてもらったんですが、今年が終わって、来年、申告ということで、その辺で、例えば減収になっていなかったという場合は、どのような扱いになりますか。 360 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 361 ◯市民部長(田上和弘君) 不正などによりまして、収入を過少に見込んで申告をしていると認められる場合につきましては、減免の判定をやり直して、改めて納付をいただくこととなります。  適正な申請をしたにもかかわらず、結果として収入が3割以上減少しなかった場合におきましては、減免の決定はそのまま措置されるということになります。 362 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 363 ◯11番(並木幹男君) 申請された方の話で、これは結構分かりづらいということで、相談があった場合に、ぜひ、詳しい資料等も出していただいて、相談に乗っていっていただきたいと思います。  最後に、新型コロナの感染の関係で、政府の新型コロナウイルス対策として、国保にも、被用者に限り、傷病手当金が支給されると伺っているんですけれども、この制度についてと、実際にこれを利用した方というか、かかった方ということになるんですが、そういう実績はありますか。 364 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 365 ◯市民部長(田上和弘君) 国保における傷病手当金は、今般の新型コロナウイルス感染症に感染した場合、または感染が疑われる場合などで、療養する間の生活を保障するため、支給するもので、休みやすい環境を整備することにより、感染拡大の防止を図ることを目的に制度化されたものでございます。  国保制度では、今まで傷病手当金は任意給付の位置づけだったことから、規定はありませんでしたが、同感染症拡大防止の観点から、国において制度が創設されたため、本市国民健康保険条例を専決にて改正し、前回、第2回定例会で承認をいただき、運用しているものでございます。  なお、当該支給に要する費用につきましては、特別調整交付金により措置されるというものでございます。  傷病手当金の内容でございますけれども、対象者は、給与等の支払いを受けている被保険者である被用者で、療養のため、労務に服することはできない方でございます。  支給対象となる日数は、労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から、労務に服することができない期間のうち、就労を予定していた日となります。  支給額は、対象者の収入状況で異なりますが、1日当たりの支給額に支給対象となる日数を乗じた額となります。  申請手続は、市には同感染症の感染者などの詳しい情報がありませんので、広報紙やホームページなどの周知によって、該当する方から申請をいただく必要がございます。  なお、適用期間につきましては、令和2年1月1日から9月30日で設定しておるところでございますけれども、厚生労働省から12月31日まで期間延長の通知がございましたので、現在、変更する準備を進めているところでございます。  傷病手当金の支給状況につきましては、詳しい公表というのは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、今までにこの制度を活用された方はいらっしゃいます。 366 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 367 ◯11番(並木幹男君) ありがとうございました。  大きい2番に行きます。自然災害対策について伺います。  去年の風水害被害の教訓を受けての森林整備の現状について伺います。山武地域は、古くから林業の盛んな地域であります。しかし、林業を取り巻く環境は、高齢化や担い手不足により、山林は非常に厳しい状況だと思われます。  その中で、昨年の台風により、市内の森林は甚大な被害を受けましたが、森林の被害面積はどのくらいあったのか、まず最初に伺います。 368 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 369 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  市内の森林の被害面積については、群馬県の協力を得まして、目視で行った被害調査と、県が衛星データを活用して実施した被害調査の結果によりますと、市内森林面積3,890ヘクタールのうち、約331.39ヘクタールの森林が被害を受けたものと思われます。 370 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 371 ◯11番(並木幹男君) 森林面積は分かりました。かなりの面積ということは分かりました。  昨年の台風では、風倒木による被害が多く出ました。山林所有者から、直接、森林組合等に伐採などの依頼があったと思われますが、森林組合の活動状況をお尋ねいたします。 372 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 373 ◯経済環境部長(越川 俊君) 千葉県森林組合に確認したところ、被災直後から、山林所有者などから、民家脇や田畑等の倒木処理などの依頼が殺到し、屋根を破壊している等の緊急性の高いところから、順次、作業を実施したとのことでございます。  なお、山武市内での要請件数といたしましては33件で、主な要請内容は、住宅周辺の風倒木処理や危険木の伐採などの作業を実施したとのことでございます。 374 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 375 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、台風後、森林組合では、民家など、危険な箇所の処理を優先して、倒木処理を行ってきたということですが、今年度、森林組合など林業事業体が、森林所有者から委託を受けた森林整備を、どのくらい予定しているのかを伺います。 376 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 377 ◯経済環境部長(越川 俊君) 森林所有者が森林組合などに森林の整備を委託するケースとして、森林経営計画制度がございます。この制度は、集約化施業の普及、森林施業の合理化を図ることができ、国、県などの補助制度を活用することができます。  令和2年度に、森林組合などで、林業事業体等が計画している伐採などの森林整備に約9.53ヘクタール、被害木の運搬に約5,000立米を予定しておるところでございます。 378 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 379 ◯11番(並木幹男君) 続きまして、被害を受けた森林の整備に向けて、今後の市の方針について伺います。 380 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 381 ◯経済環境部長(越川 俊君) 昨日の答弁と重複する部分がございますが、地域の特産であるサンブスギは、担い手不足や木材価格の低迷により、管理が行き届かない森林が多く、森林の荒廃が深刻な課題となっておるところでございます。その中で、令和元年房総半島台風により被害を受けた森林の復旧は急務であると考え、引き続き、国、県の補助制度を活用し、森林の整備を進めていきたいと思っています。  しかし、風倒木被害を受けた森林整備を実施していく中で、単に被害木の処理や伐採等を実施するだけではなく、森林の健全性が維持できず、新たな風倒木や病害虫が発生するなど、継続的な管理ができず、被害が再発し、多面的な森林機能が低下したりといった問題が生じることが懸念されております。  そこで、今年度委託しました林業技術者等の資格を有する地域林政アドバイザーなどの助言を受けまして、台風被害に対して、緊急的に講じるべき対策を整理して、今後の地域の森林、林業の方向性や管理方針を定める森林管理マスタープラン作成に向けて、現在のところ、アドバイザーとともに、山林所有者など、関係機関から必要な情報の整理のためのヒアリングを実施しているところでございます。  併せまして、整理した情報を基に、山武市森林づくり審議会設立に向けて準備を進めています。 382 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 383 ◯11番(並木幹男君) ただいま説明がございました、山武市森林づくり審議会設立ということでしたけれども、今年、本来であれば、設立をしたいということだったと思うんですが、こういうコロナ禍でありますけれども、審議会をつくった後、どういう審議をしていくか、まず、その辺をお伺いします。 384 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 385 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今、議員がおっしゃったとおり、本来でしたら、本年度に設立予定というところで動いていたわけですが、こういったコロナウイルスの拡大によりまして、設置のほうは1年先延ばしというような形です。  今現在、来年度の設立に向けまして、関係者などからのヒアリング調査を基に、山武市森林づくり審議会で検討するための具体的な目的の設定や、森林所有者などを含めた審議会委員の選出、審議会の進め方等々においても、地域林政アドバイザーとともに検討しているところでございます。 386 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 387 ◯11番(並木幹男君) ぜひ審議会等で検討していただきたいんですけれども、具体的なこの被害林、先ほど一番最初に面積をお伺いしたのですけど、331.39ヘクタールあるということでした。もちろん山主等の状況にもよるんですけれども、この被害林を実際に整備していく、被害林を全部健全なものにというか、倒木等を撤去するのに、どのくらいかかると予想されますか。 388 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 389 ◯経済環境部長(越川 俊君) 正直なところ、私もよく分からないことが現実で、ただ、完全に整備するには、数十年かかるかというふうに思っています。 390 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 391 ◯11番(並木幹男君) 市の山主の実態だと、やはり実際の森林を整備をしたことがある方というのが相当減っていて、私の地元等でも、山林を整備できているというお宅は、2件ぐらいしかありません。もともと林業をやっていたうちぐらいです。そういう状況の中で、やはり地主から、どのような事業をというのを、まず……。  もちろん、誰のものか分からない山林も含めてだと思うんですけど、大変だと思うんですが、その辺、地主さん等を名簿化していただいて、ぜひ話もしていただいて、早急な解決を……。もちろん、森林整備につなげてもらいたいという思いですが、早い計画を立てていただけることを要望します。  これは以上です。  昨年の台風に伴う豪雨により、作田川上流部では、作田川の水があふれ、床上浸水の被害や、日向小学校への道路が河川氾濫によって塞がれ、児童生徒が学校に取り残される状況も起こりました。  水害対策のため、作田川の改修も行われているわけですが、基本的には川幅を広げる工事が必要ですが、下流側からの工事を待っていたら、何年先になるのか分かりません。早急な対策として、新殿内橋から上流部に向けて、源川合流部間の作田川河道の草木等の堆積物の除去が必要であると考えますが、除去の計画はどのようになっていますか。伺います。 392 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 393 ◯都市建設部長(小川 陽君) 作田川河道の草木等堆積物の除去の状況につきましてですが、作田川を管理する千葉県山武土木事務所へ確認をしましたところ、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策にて、作田川の河道掘削が実施されております。昨年度は、新殿内橋の下流432メートルを実施したと聞いておりまして、土木課におきましても、現地確認をしております。 394 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 395 ◯11番(並木幹男君) 新殿内橋の下流部は、改修工事が行われたということなんですけど、今後の予定については、いかがでしょうか。 396 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 397 ◯都市建設部長(小川 陽君) 本年度は新設されました緊急浚渫推進事業によりまして、新殿内橋の上流約180メートルを予定していると聞いております。 398 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 399 ◯11番(並木幹男君) 今、180メートル上流部ということでしたけれども、180メートルというのは、日向橋まで来るのか、その辺のところは聞いておりますか。 400 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 401 ◯都市建設部長(小川 陽君) 県に確認した中では、昨年、終わりました新殿内橋から、上流に続けて180メートルというようなお話でございましたので、日向橋までは届かないかなというふうに思っています。 402 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 403 ◯11番(並木幹男君) 先ほど石川議員の関連の質問でもあったんですけれども、この付近の河道の中の草木等の撤去というのは、去年、副知事が来たときにも見ていただいているんではないかと思われるんです。その辺で、下流部については、3か年と書いてありますけど、緊急でやっていただいたのか、その辺、市長、分かりますか。今年やるということなんですけれども、その辺の状況は聞いていますか。 404 ◯議長(大川義男君) 市長。 405 ◯市長(松下浩明君) 作田川のことでございますけれども、作田川の件も、恐らく、中金ケ谷橋付近まで行くのかなという距離だったなと、今、伺っておりました。  あそこは、私の家の後ろのほうになっていまして、注視してみております。そんな中で、本当に川の中に太い木が立ってしまったりということで、前から非常にお願いをしているわけですが、なかなか予算もつけてもらえず、少しお願いして、小さい予算をつけながら、少しずつやっていたことが現状でございます。昨年の台風の影響がありますので、殿内橋より下流のほうを結構やっていただきました。  今後も要望を重ねてまいりますけれども、重ねつつ、堆積物は排除してもらいますけれども、なお、作田川の改修事業をしっかりと進めていただくよう要望してまいります。  また、副知事のほうは、作田川ではなく、源川のほうを見ていただいたということでございます。 406 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 407 ◯11番(並木幹男君) 中金ケ谷橋までということで、日向橋までの間も、堆積物がかなり多くて、草木も生えているということなので、今年やるということなので、続けて、来年度要望していただいて、ぜひお願いしたいなと思っていますけれども、その辺。  源川を見ていただいたということで、調節池については、また後で質問しようと思ったんですけれども、源川と作田川の合流付近も、源川のほうが、もともと河川幅がないので、広げない限りは、例えば調節池を改修しても、なかなか難しいところはあるのかなと思われます。調節池は後で言いますけど、源川の河川工事そのものについては、副知事はどうだったのかを伺います。 408 ◯議長(大川義男君) 市長。 409 ◯市長(松下浩明君) 源川は、昨年、両副知事が来て、現状を見ていただきました。そのときには、川幅も狭く、調節池のほうも堆積物が多いということで、調節池に手を出していないというようなことを把握して、お帰りになったというように、私は思っております。  ですので、今までにない床上・床下浸水という現状が起こっておりますので、今後も引き続き、強く要望してまいりたいというように思っています。 410 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 411 ◯11番(並木幹男君) 先ほども関連でもあったんですけれども、源川の調節池の管理状況について、再度です。  現在、草木が生い茂っておりまして、土砂等の堆積で、水深がかなり浅いという状況で、早急に改修が必要だと思われますが、現状の認識と今後の改修状況について再度伺います。 412 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 413 ◯都市建設部長(小川 陽君) 源川調節池の維持管理につきましても、作田川と同様に、千葉県が管理しております。
     昨年の台風15号、19号等の大雨による被害を受けたことから、千葉県へ浚渫等機能強化について、強く要望を重ねているところでございます。  本年度事業につきましては、千葉県山武土木事務所に確認したところ、現在、調節池内の周辺の伐木を実施しておりまして、9月中旬には、現地作業を終了するというふうに聞いております。 414 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 415 ◯11番(並木幹男君) 調節池については、現在、始めているということですけれども、その辺は必要だと思いますし、どの辺まで工事をするのかは分かりませんけれども、ぜひ、源川そのものの改修も早急に要望していただきまして、道中の草木の撤去も、来年ぐらいには行っていただけるように、要望をしていただきたいと思います。  この件について終わります。  小さい3番目で、東京電力との協議・協力について伺います。  この点についても、石川議員の質問の中にもありましたので、東京電力の協定についての中で、停電の復旧以外でのその他の災害時の協定の具体化しているものがあれば、お願いをいたします。 416 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 417 ◯総務部長(石橋和記君) 東京電力パワーグリッド株式会社成田支社とは、災害時における停電復旧の連携等に関する基本協定の締結をいたしております。  この際に、合わせまして、3件の覚書を取り交わしております。  まず1点目が、災害時における停電復旧作業及び啓開作業に伴う障害物除去に関する覚書。  2点目が、災害時の連絡調整員の派遣に関する覚書。  3点目が、災害時における電源車の配備に関する覚書。これらを締結いたしております。  これらによりまして、市が管理する道路、関連する区域の復旧作業、啓開作業を相互に協力して実施し、道路上の障害物を除去して、道路の早期通行を確保いたします。  また、大規模停電の発生時には、東京電力から派遣された連絡調整員をもって、情報及び行政の窓口として、円滑な相互連携を図れるようにいたします。  また、広範囲の長時間停電が発生した場合、市の停電復旧を優先すべき施設につきまして、東京電力と県との協議で、配備の優先が定められ、これに基づき、東京電力が保有する電源車の配備を受けることができるようになっております。  以上でございます。 418 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 419 ◯11番(並木幹男君) ありがとうございました。  小さい4番目に載っています、避難所における新型コロナウイルス感染対策の考えについてというものは、伺うつもりでしたけれども、重複点が多いものですから、省略をいたします。  大きい3番目、残土の埋立てによる地下水の水質の汚濁の防止に関する条例の改正について伺います。  市内において、残土埋立て及び再生土埋立ての計画は、現在、出ておりますでしょうか。 420 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 421 ◯経済環境部長(越川 俊君) 計画は、現在のところございません。 422 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 423 ◯11番(並木幹男君) 残土埋立て、再生土埋立ての届けはないということです。現在、届出や申請数はないということですけれども、例えば、今年の春頃、埴谷地区で再生土埋立てによる太陽光発電造成工事ということで、地元での説明会が行われております。  去年になりますけれども、私の地元の地区でも、太陽光発電用地造成のための埋立て工事ということで、区長に説明会を開きたいという申入れがありました。  そのような情報は、市としてもつかんでいると思いますが、現状はいかがでしょうか。 424 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 425 ◯経済環境部長(越川 俊君) 届出や申請等を行う前に、事業者のほうで、準備行為といたしまして、区長や地域住民説明会を行った地区があるということは承知しております。  また、窓口や電話で、埋立て行為を行うための事業者からの問合せなどは、数件、来ております。 426 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 427 ◯11番(並木幹男君) 3番目として、残土埋立てによる地下水の水質の汚濁の防止に関する条例の改正が、今回、提出されています。  改正内容についてですが、改良土は再生土とも呼ばれているんですけど、改良土による埋立てを規制するもので、住民の方からも要望されている条例改正となっていると思います。  そもそも、再生土とは、廃棄物処理法で規制された建設汚泥などの産業廃棄物にセメントや生石灰といった固化材を混練して、環境基準をクリアをし、土砂場の建設資材として再生したもので、埋立資材として、有償で譲渡されています。太陽光発電所の設置や資材・車両置場の造成用として、使用が急増しています。  再生土による埋立てで、悪臭が発生したり、周辺土壌の水素イオン濃度が強アルカリ性になるなど、近隣住民とトラブルになる例も目立っています。再生土の実態は、多くの場合、脱法的な産廃にほかならないと思われます。  山武市での今回の条例改正に至る経緯について伺います。 428 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 429 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  今回の改正に当たりましては、平成30年第3回定例会で、一般質問等にもありました。また、住民の方からも、地下水の保全、自然環境の維持として、再生土による埋立てを規制する条例改正の要望書が上がっております。  飲料水や生活用水を地下水に頼っている地域の水質の安全を保持することと併せて、県条例の規制より、さらに厳しい規制となり、取締りの強化を図るところでございます。  なお、県内市町村での再生土条例の整備状況といたしましては、県内50市町村のうち、15の団体が、再生土条例を整備しているところでございます。 430 ◯議長(大川義男君) 並木議員。 431 ◯11番(並木幹男君) 残土条例というか、山武市においては、水質保全のための条例ということでありまして、今回の再生土の埋立て禁止ということでは、かなり効力のあるものとなると思いますので、引き続いて、不正な埋立て等も起こるという可能性がありますので、監視を強めていただきまして、引き続きよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。 432 ◯議長(大川義男君) 以上で11番、並木幹男議員の個人質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。再開は午後2時30分といたします。              (休憩 午後 2時16分)              (再開 午後 2時28分) 433 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番、小川一馬議員の個人質問を許します。  小川一馬議員、御登壇願います。  小川議員。 434 ◯9番(小川一馬君) 議席番号9番、小川一馬です。ただいま、議長より質問の許しをいただきましたので、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  また、質問の前に、新型コロナウイルスに感染した方々、またお亡くなりになられた方々には、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。  また、医療関係者の方々にも、この場をお借りいたしまして、心より感謝を申し上げます。  さて、コロナ禍をきっかけに、国の緊急事態宣言発令から、私たち山武市民の生活も激変してしまいました。地域経済にも、市民生活にも、大きな影響が出ております。そうした中、まずはじめに、新型コロナウイルス感染症対策について質問をさせていただきます。  国の特別定額給付金、国民1人当たり10万円について、山武市では、8月18日をもって、受付が終了いたしました。その申請の状況について、実績を伺います。 435 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 436 ◯市長(松下浩明君) 小川一馬議員におかれましては、今回の一般質問では、新型コロナウイルス感染症に関します御質問をいただいております。誠にありがとうございます。  お尋ねの特別定額給付金につきましては、おかげさまで、無事終了することができましたことを、私のほうから報告をさせていただきまして、詳細につきましては、担当部長からお答えをさせていただきます。 437 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 438 ◯総務部長(石橋和記君) それでは、特別定額給付金の事業実績についてお答えをさせていただきます。  まず、基準日となります4月27日現在の対象世帯は2万2,451世帯で、対象者は5万836人でございます。  給付金の申請受付開始日は、マイナンバーカードを利用したオンライン申請が5月1日から、郵送による申請が5月18日からでございまして、申請期限は8月18日でございました。  給付決定を行った世帯は2万2,335世帯で、全体の99.48%、対象人数は5万702人で、全体の99.74%、給付金額は50億7,020万円でございます。  なお、申請がなかった世帯は111世帯で、125人、辞退の申請をいただいた世帯は5世帯で、9人となっております。 439 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 440 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  全体から見ると、100%にかなり近い形になっているのかなと思うんですが、受給されなかった方の主な理由をお聞かせいただきたいと思います。 441 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 442 ◯総務部長(石橋和記君) まず、申請がなかった111世帯のうち、申請期間中に、お亡くなりになった単身世帯が17世帯ございます。  また、所在不明で申請書が返却された世帯が26世帯、また、申請書が届いているものの、申請をいただけなかった世帯が68世帯ございます。この68世帯につきまして、詳細な分析ができておりませんが、実質、辞退された方が含まれていると考えております。 443 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 444 ◯9番(小川一馬君) ただいまの最後の68世帯についてなんですが、締切りが近づいてきて、連絡というのは、どういう方法でされたのかも伺いたいと思います。 445 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 446 ◯総務部長(石橋和記君) 今回、給付金の申請の勧奨につきましては、国での周知、広報のほか、本市におきましても、市のホームページや広報紙等を使いまして、周知を行ってまいりました。  また、庁内で情報の共有化を図りまして、郵便物の別送情報、これは市に対して郵便物の宛先を転送してほしいという希望者がございまして、その希望の方には、別途、勧奨の通知を送らせていただいております。  また、障害等の事情から、申請は難しいという方もいらっしゃいますので、それと思われる世帯には、職員が戸別訪問をして受付をいたしております。  このような対応をいたしまして、多くの世帯に給付金が行き届くように努めてまいりましたが、先ほど申しました世帯につきましては、実質、このようなことをしてからも、なおかつ申請がなかったということで、実質、辞退があったと解釈をさせていただいております。 447 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 448 ◯9番(小川一馬君) 本当にきめ細かな連絡等々をいただいたようで、改めてお疲れさまでございました。  次に、2)になりますが、新型コロナウイルス感染症の状況について伺います。  これは、昨日からも、ほかの議員から質問が出ておりましたので、私も分かりましたので、次に進めさせていただきます。  コロナウイルスの収束については、専門家の意見もいろいろと出ております。あと1年、2年ぐらいかかるんではないかと、テレビでも流れておりましたが、これから先の生活について、不安を感じている市民の方々は、増えてきているという状況にあると思います。  我々の地域でも、3月から8月までの経済状況といいますか、宿の前年比、ほとんどの施設がマイナス90%以上の状況と伺っています。私のところも、これと同じでございます。  また、観光バスを運営している会社なども、ほとんど仕事がなくなってしまったという声も聞いております。今、本当に大変な状況が起こっているところでございます。  そうして、市内業者への今までの経済対策について、昨日も説明がありましたが、再度、もう一度、質問をさせていただきたいと思います。 449 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 450 ◯経済環境部長(越川 俊君) 4月に、いち早く飲食店等緊急支援給付金事業を開始し、6月には、中小企業に緊急支援給付金事業を行いました。  9月からは、申請を開始しました山武市市内事業者感染症対策費補助金ですが、これは、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に要する経費の一部を補助し、事業継続を支援するものでございます。  10月には、地域経済の消費喚起を行うため、プレミアム付商品券の販売を行っています。現在は購入予約受付を行っている状況でございます。  最後に今定例会で上程しております補正予算(第6号)中の移動販売設備導入費補助でございますが、いわゆるキッチンカーですが、新しい生活様式に備え、販路開拓等を行う事業者が、開業を行うための経費を一部補助するものでございます。  以上です。 451 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 452 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  地域経済を私たちの体に例えるのであれば、体を動かしている原動力であります。大切な命だと言っても過言ではないと思います。  また、一方、困難な時期にこそ、チャンスがあるとも言われております。ただいま部長のほうから答弁をいただきましたが、引き続き、市民の皆さんに寄り添った対応を、今後ともよろしくお願いをいたします。  続いて、3)番になります。  Welcome to CHIBA観光キャンペーン、Welcome to さんむ観光キャンペーンの事業内容について伺います。
    453 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 454 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  千葉県では、新型コロナウイルス感染症の影響により、落ち込んだ観光需要を回復させるため、Gotoトラベルキャンペーンに協調し、来訪した県内宿泊者に対して、おもてなしを行うWelcome to CHIBA観光キャンペーンを、8月27日から実施しておるところでございます。この事業主体については、各市町村観光協会が実施主体となっております。  内容につきましてですが、宿泊者に対して、県特産品をお土産としてプレゼントしたり、夕食時に特産メニューを追加提供するなど、地域産業と宿泊施設が協力して行うおもてなしのサービスでございます。  対象事業費の4分の3を県が補助するもので、残りの4分の1をWelcome to さんむ観光キャンペーンといたしまして、市が単独に補助することによりまして、観光協会や観光事業者の負担軽減を図るものでございます。  本市においては、NPO法人山武市観光協会が事業主体となり、おもてなしのお土産品といたしまして、地元の酒蔵の日本酒か取れたての新米のどちらかを選べる事業を展開しているところでございます。  以上です。 455 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 456 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  ただいまの答弁に、おもてなしということで、地酒または新米を、来客者にそういうプレゼントをするということでありますが、この全体の事業の経済効果というのは、どのぐらいか、金額的に分かっているか、または、先ほど人数をおっしゃいましたでしょうか。上限が決まっておりましたら、利用の人数を教えていただけますか。 457 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 458 ◯経済環境部長(越川 俊君) 申し訳ございません。この場で、経済効果のほうは、ちょっと申し訳ないです。 459 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 460 ◯9番(小川一馬君) 今、この地域が落ち込んでいる状況でありますので、地元の皆様に、懐が少しでも暖かくなってもらえるような御支援を、引き続いてよろしくお願いをしたいと思います。  ただいま説明があったキャンペーンは、今、国でやっておりますGotoトラベルキャンペーンに関連して行っているものだと思います。そうした中で、もう一つ、国の緊急事態宣言解除後、現在の施設の利用方法は、どのような形になっているかをお伺いをいたします。 461 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 462 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  市のスポーツ施設は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、本年2月29日から臨時休館とさせていただいておりました。  5月25日の国の緊急事態宣言の解除を受け、市では、段階的に施設の使用を再開することとし、6月2日から、市内在住者に限り、使用可能としてきました。  使用条件の見直しにより、6月19日からは、県内在住者に使用範囲を緩和しました。  その後も3週間ごとに、使用条件の見直しを行ってまいりましたが、県内や近隣都県の感染状況は改善されていないため、県内在住者に使用制限を継続させていただいている状況でございます。 463 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 464 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  先ほどの答弁の中には、コロナの関係で、観光客が激減をしていると。特に団体や合宿も、山武市は、そういった合宿のメッカにもなっているところでありますが、ほとんどキャンセルが続いているという状況であります。  そういった中、たまたま、この近隣のそういったスポーツ施設に聞きましたら、県外の方にも開放しているということを、電話でも確認をさせていただきました。これから、秋の観光シーズン、また年末に向けて、こういった市の施設を、県内在住ではなくて、県外などから、山武市に来ていただいた方が、使いやすく利用方法を拡大していただけると。  例えば県外から来られても、なかなか施設が使えないとなると、せっかくのチャンスも、来てもらえないという、ほかの施設からのそういう声も聞いております。  その辺を、今後、どうか御検討いただいて、前向きに対応していただければ、また、山武市が一丸となって、Welcome to さんむ観光キャンペーンという形を整えていただけるとありがたいなと思って、要望として、いかがでしょうか。前向きに検討していただきたいと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。 465 ◯議長(大川義男君) 市長。 466 ◯市長(松下浩明君) 市のスポーツ施設は、市民の皆様が、それぞれの健康づくり、また仲間づくり、生きがいづくりに活用していただいている施設であります。何よりも、市民の安全確保が第一というように考えております。  市内でも、新型コロナウイルス感染症が発生している状況では、残念ながら、今回は、感染拡大を防止するため、使用制限をさせていただくことは、やむを得なかったというように思っております。  また、千葉県が実施いたします、「ディスカバー千葉」宿泊者優待キャンペーンは、現在の感染拡大状況から、当分の間は、千葉県民を応募対象としておるわけでございまして、本市においても、県外からの受入れは、近隣都県の新型コロナウイルス感染症の感染状況を確認しながら、判断させていただきたいというように考えております。 467 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 468 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  どうか状況を見ながら、前向きにまた検討をぜひよろしくお願いをしたいと思います。  続きまして、大枠の2番になりますが、コロナ禍における台風、大雨に備えた災害対策についてを質問をいたします。  コロナ禍で、台風、大雨に備えた災害については、まず、ソーシャル・ディスタンスを考慮した各避難所の収容人数についてお伺いをいたします。 469 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 470 ◯総務部長(石橋和記君) 山武市では、今年、新型コロナウイルス感染症対策のために、成東中央公民館を新たに避難所に加えまして、現在27か所の避難所を準備いたしております。  避難所全体の収容人数でございますが、1人の避難スペースを3平方メートルとして計算いたしまして、最大1万500人の収容が可能となっております。新型コロナウイルス感染症対策時は、各人の間隔を2メートルとすることから、収容人員は通常の災害時の収容可能人数の約30%になると考えておりますので、約3,000人と考えております。  ただし、収容人数は、学校の体育館等を避難対象スペースとした場合のものでありますので、災害によっては、その他のスペースを使用することで、収容人数を増加させることも可能であると考えております。 471 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 472 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございます。  ちょうど1年前に、山武市は、台風で大きな被害がありました。皆さん、そういった記憶がまだ新しい中で、今回はまたコロナということで、そうした状況下で避難をする、もしするとしたら、どういう状況になるのかと、やはり、周りで小さいお子さんがいる家庭の方、または、お年寄りがいる方、みんな、心配の声が出ておりますので、これからも、その辺をしっかり……。  できれば、市民に対して、お知らせといいますか、広報をどのような形で進められているのかもお伺いをいたします。 473 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 474 ◯総務部長(石橋和記君) 広報、PRにつきましては、担当職員が機会を見まして、各地区に出向いて、講話等を行っております。その他、ホームページ、また、最近は、広報紙に必ず1ページを割かせていただきまして、そちらのほうでも、PRをさせていただいております。 475 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 476 ◯9番(小川一馬君) 次に、避難所における3密対策、高齢者や妊婦への対応について、昨日も答弁がありましたが、再度、質問をさせていただきます。 477 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 478 ◯総務部長(石橋和記君) 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためには、住居が浸水または土砂災害による被害の危険性がない場合であれば、在宅で避難する在宅避難、また、避難者を限定できる区の公民館等を利用した避難所の開設を検討していただくよう、広報紙や区長会等でお願いをいたしているところでございます。  また、災害弱者と呼ばれる高齢者、妊産婦、障害者等の要配慮者の避難を考え、各避難所において、一般避難者とは別の避難スペースを準備しておりますが、要配慮者の避難数が多い場合に備えまして、災害時に市内の宿泊施設の提供が受けられるよう、山武市宿泊組合と、施設の提供に関する協定を、来週となりますけれども、9月14日に結ばせていただく予定でございます。 479 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 480 ◯9番(小川一馬君) 少しでも市民の不安が軽減するように、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。  次に、避難所でのクラスター対策について。これも、昨日、答弁の中にもあったと思いますが、改めて、再度お伺いをいたします。 481 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 482 ◯総務部長(石橋和記君) 各避難所におきましては、受付の際、避難される方の検温を、まず、非接触型の体温計で行いまして、熱が高いようであれば、一般の避難者と離れた位置に設けた専用の受付で、今度は接触型の体温計での検温、職員による問診等で、隔離が必要であると判断した場合には、各避難所に設けた隔離スペースを御案内いたしまして、一般避難者と接触しないようにいたします。  以上です。 483 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 484 ◯9番(小川一馬君) コロナ禍の中で、特に健康な若い方は、ほとんど無症状だという報道もされております。感染者かどうかということは、なかなか難しい状況だと思うんですけれども、そういう状況の中で、少しでも市民の方が安心して、避難所を利用できるように、できれば、分かりやすくマニュアル等も作っていただいて、もし、実際に避難する場面が起きたときは、混乱なくいくように、ぜひ準備のほうを……。備えがあれば、それだけでも、大分違ってくると思いますので、よろしくお願いをさせていただきます。  次に、最後の大枠の3番目の質問になりますが、7月の臨時議会における補正予算、令和2年一般会計補正予算(第5号)について、学校情報機器整備事業の内容についての補正予算が組まれましたが、内容についてお伺いをいたします。 485 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 486 ◯教育部長(小川宏治君) 学校情報機器整備事業の内容につきまして、御説明させていただきます。  新型コロナウイルスの影響を受け、文部科学省が進めるGIGAスクール構想の計画が前倒しされ、1人1台端末の導入や、家庭でもつながる通信環境の整備を加速することによって、よりICTが活用できるようになり、全ての子どもたちの学びを保障できる環境を、早急に実現することを目的としているものでございます。  具体的な内容といたしましては、児童生徒用と指導者用の1人1台用の端末、充電保管庫、貸出し用モバイルWi-Fiルーター、教員用のマイク、カメラなど、遠隔学習物品を予算計上しております。  以上です。 487 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 488 ◯9番(小川一馬君) その機器といいますか、備品につきまして、現在の納入状況についてお伺いいたします。 489 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 490 ◯教育部長(小川宏治君) 進捗状況についてお答えします。  充電保管庫につきましては、仕様書や設計書を作成済みでございます。入札公告に向け、事務処理を進めておるところでございます。  1人1台端末につきましては、複数の業者と導入する端末やソフトウエア運用支援などについての聴き取りを行い、最終的な仕様の確認と設計を行っている状況でございます。  貸出し用モバイルWi-Fiルーターと遠隔学習に対応するための物品につきましては、導入に向けて準備を行っており、運用方法も含めて、現在、検討しているところでございます。 491 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 492 ◯9番(小川一馬君) 小学校、中学校のほうに、学生、児童に、端末が1台ずつということですが、最終的に、いつ頃、これは子どもたちの手元に届く予定でしょうか。 493 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 494 ◯教育部長(小川宏治君) これからの入札になりますので、年度内に納品ということで考えております。 495 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 496 ◯9番(小川一馬君) 分かりました。ありがとうございます。  また、過日は、コロナ禍におけるリモート授業やリモート会議などとして、テレビのニュースでも、学校や職場での取組が連日のように報道されていましたが、現在、山武市での取組状況については、どういう状況なのかをお伺いをいたします。 497 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 498 ◯教育部長(小川宏治君) リモート授業についての御質問にお答えします。  臨時休校中は、山武市が整備しているインターネット環境から自宅でできるドリル学習等を活用し、家庭学習に取り組んでまいりました。  また、学校で動画を作成し、先生方のメッセージや学校の様子、自宅でできる運動方法などを動画で配信した学校もございました。市内の学校には、県が作成した授業動画を紹介し、活用を進めてきました。  今回の休校では、学校と子どもたちとを結んでの双方向のリモート授業については、学校や家庭の準備が整っていない状況であり、実施することができませんでした。  また、リモート会議につきましては、市内の校長会議や教育委員会会議において、臨時休校の延長等について、各校から校長先生と教育委員会、教育委員の自宅から教育委員会とを結び、意見交換を行いました。  この夏休み中には、リモート授業の実施に向け、市内教職員にZoomの研修を行いました。  今後は、教育委員会としましては、非常時だけでなく、日常でもリモートを行うことで効果が見られるものについては、積極的な活用を進め、引き続き環境の整備や教職員の研修を進めてまいりたいと考えております。 499 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 500 ◯9番(小川一馬君) ありがとうございました。  コロナウイルス感染症がなければ、こういったリモート授業やリモート会議というのは、まだまだ先のことなのかなというふうに思っていましたが、すぐにできている状況とも感じました。  総務部長にお聞きしたいんですが、こういった取組、例えば、私たちの議会でも、近いうちに可能なのかなという感触もあるんですが、今後の見通しとして、こういった役所の中とか、または、例えば首長同士の会合などというところに、こういったリモート会議やテレビ会議は、今後、どのような方向、流れになるのかをお聞かせをいただきたいと思います。 501 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 502 ◯総務部長(石橋和記君) まず、庁舎内の状況でございますが、庁舎内のインターネット環境がございます会議室に、パソコン2台とウェブカメラを用意いたしまして、ウェブ会議ができる環境整備をいたしております。そこでは、国、県、また各市町村、関係機関とのウェブ会議は、既に実施をいたしております。  ただ、しかしながら、各市民を委員といたしまして、市が主催する委員会や協議会などにつきましては、各委員の御自宅のインターネット環境、またセキュリティー関係の問題から、リモート会議を行うには、まだ、現段階ではなかなか難しいものであると考えております。  なお、そういった作業、委員の御意見等につきましては、委員の皆様には御面倒をおかけをしておりますが、書面開催にて意見を伺っておりまして、質問などにつきましては、書面にて回答をさせていただいておりまして、意見集約などを行っております。  これから、環境が整えば、そういった議員提案のようなことも実施できるようになってくるとは考えております。 503 ◯議長(大川義男君) 小川議員。 504 ◯9番(小川一馬君) テレビなどを見ておりますと、皆さん、楽しそうに、また、いとも簡単に、離れたところの方たちが、または勤める会社員の方たちが、端末を使って、ネットを使って、今、いろいろな仕事をされたりということを見ていますと、もうすぐそこまで、私たちのすぐそこまで、もう来ているんだなということを感じました。  そういった中でありますが、今回は、コロナウイルス感染症に関連した質問をさせていただきました。ちょうどタイムリーな議題でもあり、ほかの議員さん方も、多数、同じような質問も出ておりました。  最後になりますけれども、この新型コロナウイルス感染拡大が、一日も早く収束されますことを願いまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
    505 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 506 ◯経済環境部長(越川 俊君) 先ほどの議員の質問の中で、県の予算などを、これから報告させていただきたいと思います。  県の予算額ですが、8億円、それに伴って、市の予算が271万円。該当する市内での施設においては、10施設が一応参加している状況です。また、補助の対象となる部屋数におきましては、150の部屋数ということになります。県の補助といたしましては、全体に450万円、市補助が150万円ということで、600万円での事業の実施ということになります。よろしくお願いします。 507 ◯議長(大川義男君) 以上で9番、小川一馬議員の個人質問を終わります。  次に、1番、齋藤昌秀議員の個人質問を許します。  齋藤昌秀議員、御登壇願います。  齋藤議員。 508 ◯1番(齋藤昌秀君) 議席番号1番、齋藤昌秀、ただいま議長のお許しをいただきましたので、山武市政について、何点か御質問させていただきます。  それでは、質問に移らせていただきます。  新型コロナウイルスによる影響が、いまだ楽観視できない状況です。  まずはじめに、医療・健康支援対策について、幾つか質問させていただきます。  ただ、この点に関しては、重複する回答が今まで幾つかありましたので、簡潔に答えていただいて構いません。  まず、現状、市で行われているコロナウイルス対策について、教えてください。 509 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 510 ◯市長(松下浩明君) 市の対策といたしましては、山武市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置いたしまして、私が本部長、そして、副市長、教育長、各部長が構成員となりまして、患者の発生、国や県の要請、市の公共施設の感染症対策や経済対策の情報を共有、市民への情報提供などを行っております。9月8日現在で、37回開催しております。  対策本部は、随時、山武保健所や山武警察署などの関係機関にも御出席をいただきながら、新型コロナウイルス感染症予防のため、市としての対策の方向性や有効な情報提供の方法などについて検討をしています。  また、市民の皆様に効果的に活用していただけるよう、ホームページに関連情報をまとめて記載しているほか、広報や防災行政無線、そして安心安全メールなどで、感染症の予防や患者の発生についての情報配信や、随時、必要な情報を分かりやすくまとめたチラシを、4回にわたって作成し配布するなど、的確に迅速な情報提供に努めているところでございます。 511 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 512 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、経済面での支援対策についてお聞きします。  給付金申請の想定数と実数について教えてください。 513 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 514 ◯経済環境部長(越川 俊君) 飲食店等緊急支援給付金支給事業における想定件数は500件に対しまして、実績として、101件。  次に、中小企業緊急支援給付金支給事業ですが、想定件数1,600件に対しまして、541件でございます。 515 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 516 ◯1番(齋藤昌秀君) 市内事業者への経済支援について、給付金の法人の申請が、想定よりもかなり少ないと思います。この要因について教えてください。  また、コロナの流行の影響が想定よりも少なければ問題ないのですが、もし申請方法が難しいことや、条件が複雑過ぎるなどの手続上の障害があるならば、対応していく必要があるのではないでしょうか。お答えください。 517 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 518 ◯経済環境部長(越川 俊君) いずれの支給事業についても、地域経済全体が厳しい状況と想定し、予算化をいたしました。  飲食店等の支給事業につきましては、食品営業許可が出ている全ての事業所へ直接通知を出しましたが、想定より減少率が少なかったというふうに考えております。  また、中小企業緊急支援給付金についても、50%以上、売上げが減少した企業は、おおむね想定どおりでした。  しかし、30%から50%未満の事業者については、想定より大幅に少なく、売上げの減少幅が、市内では少なかったのかというふうに感じているところでございます。  申請方法についてでございますが、申請方法や書類については、最大限の簡素化を図っていったつもりでございます。  以上です。 519 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 520 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  山武市はツイッターのアカウントなども開設しています。現在も、アンケートなどは行っているようですが、今後は、広く意見を集めるという意味でも、SNS、ツイッターなどを活用したアンケートを取ることも検討していただければと思います。  また、山武市のほう、キッチンカーなどに対して補助金を出すようになっていますが、例えば一般の企業であれば、スポンサーがお金を出せば、出されたほうはPRに協力してもらうという体制を取ると思うんです。例えば、山武市もキッチンカーにステッカーを貼ってもらって、一定期間、PRに協力してもらうなど、そういった協力体制を築くことも、検討していただければと思います。  続きまして、防災対策について質問させていただきます。  市の災害対策についてなんですけれども、今季も台風8号、9号、10号と、九州、沖縄に大きな影響が出ています。昨年のように、巨大台風が千葉県を直撃しないとも限りません。  現時点で、災害対策はどうなっていますか。特に、前回、大きな被害を出した点について、改善策などは講じられているでしょうか。  例えば、前回、問題となったことが、停電時の発電機についての問題です。アクティオに発電機を発注しているが、輸送手段がないために、それを現場に届けられないというような問題がありました。これについては、例えば、アクティオ、輸送に協力してくれるトラック協会、市の3者で話し合って、災害時の対応を協議していく必要があるのではないでしょうか。お答えください。 521 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 522 ◯総務部長(石橋和記君) 議員御指摘のとおり、昨年の災害時においては、発電機の運搬が実施できなかったことから、借入れ、設置ができませんでした。発電機の運搬調整に時間を要し、その間に需要がなくなったという状況でございます。  そのようなことから、昨年の災害対応終了後、停電時に、各施設が必要な電力を調査し、発電機の借用先であるアクティオに、市の要望する発電能力や台数を保有しているかの確認をいたしております。  また、千葉県トラック協会山武支部にも、運搬能力及び協力内容について確認をしておりまして、公的な施設等で停電が発生した場合には、適切に対処をしたいと考えております。 523 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 524 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。大切なことなので、御尽力、今後もよろしくお願いします。  続いて、災害ごみ置場の設定についてお聞きします。  前回の災害ごみは、片づけが受入れ期間に間に合わないなどの声を聞きました。今年、もし、台風や災害に見舞われてしまったとして、今年はどのような対策をされていますか。 525 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 526 ◯経済環境部長(越川 俊君) 災害の規模等、種類にもよりますが、昨年の台風15号のような大規模な災害が発生した場合には、仮置場を設置し、受入れ期間を定めた上で、災害ごみを受け入れることを考えております。  なお、受入れ期間中に仮置場への搬入が間に合わない災害ごみについては、清掃組合において処理可能な災害ごみは、個別に対応することとしております。 527 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 528 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いて、自主防災組織についてお尋ねします。市民主体の防災組織の取組についても、一緒に聞かせていただきます。  前回は、被災直後の自治体による声かけや炊き出しなど、市民主体の防災組織が活動していましたが、市のほうでは、それらの活動については把握していますか。今後、何か連携や支援などを行う予定があるかを教えてください。 529 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 530 ◯総務部長(石橋和記君) 炊き出し等のボランティア活動につきましては、ボランティア担当が確認をいたしておりまして、炊き出しについては、行われた施設の施設管理者が、確認をいたしております。  ただし、個人的な活動や申出のない活動につきましては、確認ができていないものもあると考えております。  ボランティアに関しましては、ボランティアの趣旨に鑑み、市からの支援については、特段、考えておりません。  自主防災の災害時の活動につきましては、あくまで任意の活動であることから、市から活動を促すような声かけは実施いたしませんし、市が積極的に活動状況を把握するということはしておりません。  ただし、実際に活動した自主防災組織から、活動内容について、数十件の情報提供がございました。引き続き、自主防災組織との連携を図ってまいります。 531 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 532 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。自主防災組織との連携は、やはり、今後、大事になっていくと思うので、引き続きよろしくお願いします。  続いて、築山の進捗状況についてお聞きします。  防災施設の整備に対するコロナウイルスの影響についてもお聞きしたいんですが、築山の建設に関しては、コロナウイルス感染症の流行などによる工期の遅れなどは見られますか。また、今、山武市は、沿岸部に防潮堤の建設を行っていると思うんですが、これについての工期の影響などは見られますか、お答えください。 533 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 534 ◯総務部長(石橋和記君) まず、防潮堤の工事につきましては、県に確認いたしましたところ、コロナウイルス感染症による工事への影響はないということでございます。  また、津波施設、築山の建設につきましては、先般、議員さん方にも視察をいただきましたけれども、8月末の進捗状況は、45.2%となっておりまして、ほぼ計画どおり進んでおります。 535 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 536 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、避難所の設置についてお聞きします。  先日、防災に関する特別委員会で被災箇所や避難タワーの視察に行ってきました。その時に感じたのですが、現状、震災時などの避難誘導計画は進んでいますか。今後、避難箇所の設置や避難計画などの周知方法などについてあれば、現状を教えていただければと思います。 537 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 538 ◯総務部長(石橋和記君) まず、現在、新たな津波避難施設の設置の予定はございません。  市では、今まで、災害の種類・規模によって、開設する避難所の場所や数が異なることから、地区ごとに避難所は指定してございませんでした。しかしながら、地区で、共助により、避難行動を安全・円滑に行うためには、避難所を定める必要があるとの考え方から、全区長に避難所指定に関する意見を求め、これを取りまとめ、地区ごとの避難所を指定をさせていただいております。これが、各地域の避難計画に反映されればと考えております。  来年度、県との共催の土砂災害訓練を予定しております。この訓練では、土砂災害の危険性のある地域に避難勧告を発令し、実際に避難していただくことを考えておりますので、この場を活用いたしまして、地区ごとの避難計画の確認をしていただければと考えております。 539 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 540 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。具体的な進捗が見られて、安心しました。  続いて、観光行政についてお尋ねします。  今年度の観光客数について質問したいのですが、今年度の観光客数について、増減や客層の変化などはありましたでしょうか。 541 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 542 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えします。  本須賀海岸の海の入込客数ですが、今年は天候に恵まれまして、2万4,671人となりました。昨年は、週末のたび、雨ということで、2万1,535人となり、3,136人、約15%増となります。  今年の客層は、やはり、今年はファミリー層が非常に多かったということと、こんなにきれいな海岸が、ここにあるとは知らなかったというようなお言葉もいただいております。 543 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 544 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いて、観光客に対する対応についてお聞きします。  海岸は例年以上に、にぎわっています。僕も家の近所なので、時々、確認させていただいているんですが、駐車場もかなり埋まっているような状況です。コロナ対策としては、観光客に具体的にどのような協力を仰いでいますか。市として何か対策を行っているか、駐車料金やトイレ、シャワーの取扱いについて、重複する点もあると思うんですが、お答えいただければと思います。 545 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 546 ◯経済環境部長(越川 俊君) まず、注意喚起でございますが、駐車場入り口で、コロナ対策や、水着や帽子、ごみの持ち帰りなどのリーフレットを作成いたしまして、来訪者に配付したところでございます。  なお、本須賀海岸駐車場の駐車料金につきましては、条例上、海水浴場開設期間のみしか徴収できないため、無料の開放となりました。  トイレにつきましては、トイレの入り口やシャワー付近では、密にならないよう、注意書き等を貼り出しまして、注意喚起を行ったところでございます。 547 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 548 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございます。  続いて、ブルーフラッグ活用及び継続取得についてお聞きします。ブルーフラッグの継続取得などについて、コロナなどの影響はありますか。継続取得はどうなっているか、現状について教えてください。 549 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 550 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今年もブルーフラッグの認証を取得しましたが、認証規程によりまして、海水浴場を開設していなかったため、ブルーフラッグを海岸に掲揚することはできませんでした。  しかし、ブルーフラッグ認証の教育プログラムの一環といたしまして、今年実施した事業といたしましては、小学生を中心とした海の環境と安全に関する教室を、8月中に4回ほど実施しております。  今後の活用ですが、国内でのブルーフラッグビーチを認証している自治体との交流等も行いながら、情報を共有し、今後、活用できるノウハウ等があれば、検討していきたいと思います。 551 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。
    552 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、海岸をはじめとする観光資源の活用についてお聞きします。  市として、海や山などの観光資源を、今後どう活用していきますか。1つの案なんですが、今現在、屋内での活動が難しいミュージシャンなどが、撮影場所に困っている。今、無観客ライブなどを行っているようなアーティストが多いんですが、実施するに当たってのコストパフォーマンスが悪くて、予算の少ないところは実施できないというところが多い中、山武市の海など、プロモーションビデオの撮影などに活用できるのではないかというような話をいただいています。  山武市では、今後、こういったアーティストの利用を、積極的に誘致活動を行うということは、お考えではないでしょうか。 553 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 554 ◯経済環境部長(越川 俊君) 海岸においては、県の事業でございますが、今後、防潮堤の工事が入ります。年度末まで、使えないような状況があります。そういうことで、小松海岸と白幡・井之内海岸以外の使用はできなくなります。  海岸での撮影等ですが、全域、千葉県立自然公園内となっており、簡素な撮影以外、例えば砂浜の形状を変更するような場合や、砂浜に車両を乗り入れる場合などは、県との協議が必要となっております。  今、議員からもあったような映画、ミュージックビデオ等の撮影場所等の協力においては、千葉県フィルムコミッションが窓口になっておりますので、そちらを通して、今後、そういった問合せ等がございましたら、検討してまいりたいと思います。 555 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 556 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  続いては、シティ・アピールについて質問させていただきます。  コロナ禍でイベントなどの中止が相次いでいますが、市は人口減対策のために、移住・定住のPRなどは、どのような方法で行っているかを伺います。 557 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 558 ◯総務部長(石橋和記君) コロナ禍の新しい生活様式では、PRにおきまして、インターネットの役割が重要性を増してきております。現在は、ホームページやツイッターなどにより、PRを実施しておりますが、今後は、地方創生臨時交付金を活用いたしまして、市のPR動画の作成やYouTube等での公開、電車内の広告掲載など、各種媒体を通じまして、情報発信をしていきたいと考えております。 559 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 560 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  行ったPRに関しては、今後も踏まえ、しっかり効果測定を行えるようにし、PDCAサイクル、計画、実行、確認、改善を行える体制で、実施していただければと思います。  続いて、教育についてお聞きします。  まず最初に、学習環境についてですが、コロナの影響下で、学習環境はどのようになっていますか。衛生面での配慮や夏休みの短縮など、今までとは違った状況ですので、教育の現場は大変だと思いますが、市としては、どのような支援を行っているかをお答えください。 561 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 562 ◯教育部長(小川宏治君) お答えします。  感染症リスクを最小限にするため、各校は、国、県から交付されている学校における感染症対策ガイドラインを基に、環境面への配慮、児童生徒への生活面の指導を行っております。  3密を避けるための教室の割り振り、ソーシャル・ディスタンスを保つための掲示物等、発達段階に合わせた取組を行っております。  また、児童の下校後は、教員総出で、消毒作業を行っております。  山武市としましては、各校とのヒアリングを実施した上で、国からの地方創生臨時交付金や学校保健特別対策事業費補助金などを活用し、非接触型体温計やサーキュレーター等を購入するなど、感染症対策を徹底しながら、児童生徒の学びの保障をする体制整備を促進しております。  夏休みの短縮などの部分の対応でございますけれども、児童生徒の学習支援のための人材確保に迅速に対応し、2学期開始から現在まで、学習サポーター9名、スクール・サポート・スタッフ6名を追加して、確保することができました。これにより、学習の効率化、よりきめ細やかな指導が行える学校が増えてまいりました。  また、消毒作業による職員の負担軽減をするために、希望した学校には、シルバー人材センターに委託し、放課後の消毒業務についても担ってもらって、省力化を図っているというところでございます。 563 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 564 ◯1番(齋藤昌秀君) 続いて、テレワークの活用についてお聞きします。  学校教育の中で、テレワークやオンライン授業を実施できているかどうかの状況についてお伺いします。 565 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 566 ◯教育部長(小川宏治君) テレワークに関する質問でございます。  市内の学校は校務支援システムが整備されており、自宅からインターネット環境を通して、公務ができるよう、システムが整備されております。  今回の臨時休校中においても、学校ごとに、教員は集団で感染を防ぐため、グループ編成で勤務し、勤務しない職員はテレワークを活用し、在宅勤務を行い、市内の教職員からは、大変好評でございました。  子どもたちにつきましては、以前から山武市が整備している、家庭からインターネット環境を使って行うドリル学習のeライブラリの活用を中心に行いました。  その他、学校で動画を作成し、YouTubeを配信したり、県が作成した授業動画を紹介し、活用を進めました。  今後は授業をオンラインでリアルタイムに、学校と自宅にいる子どもたちと双方向から行えるよう、今年度、整備を進めるGIGAスクール構想を実現し、1人1台端末、無線環境の整備を行うとともに、教職員のスキルアップにつながる研修を実施していくというところの取組でございます。  今現在、ここまでの間でしたら、双方向の授業ということで、実現はできていないという状況でございます。 567 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 568 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  ほかにもコロナウイルス対策についての具体的なことを、質問事項で設けていたのですが、先ほどお答えいただいたので、そこについては省略させていただきます。  もう一つ、GIGAスクール構想についてなんですけれども、学校情報機器整備事業、先ほど、小川一馬議員からも質問がありましたが、この整備時期については年度内ということで、理解しました。  確認になるんですが、この機器の納入については、入札制度を取るという認識で、問題ないでしょうか。 569 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 570 ◯教育部長(小川宏治君) 導入の仕方、購入の仕方については、入札で行っていくということで考えております。 571 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 572 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。  この御時世で、ICT教育というのは重要になってくると思うので、今後も頑張っていただけたらと思います。  続いて、道路計画について質問させていただきます。  道路計画に対する新型コロナウイルスの影響については、いかがでしょうか。既に発注されている工事や、本年度発注を予定している道路工事や設計について、コロナウイルスの影響があれば教えてください。 573 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 574 ◯都市建設部長(小川 陽君) 市発注の道路工事及び設計業務への新型コロナウイルスの影響についてお答えいたします。  年度当初は、アスファルト合材の手配が遅れぎみとの情報はございましたが、現在のところ、本市発注の工事への影響は出ておらず、また、設計業務においても、順調に実施をされております。 575 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 576 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  続いての質問に移ります。  市道緑海239号線について質問します。本会議の議案にも上がっています、市道緑海239号線の進捗状況について教えてください。 577 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 578 ◯都市建設部長(小川 陽君) 市道緑海239号線の進捗状況についてお答えいたします。  本路線は主要地方道飯岡一宮線の小松地先、信号機のあるT字路交差点から、産業道路と呼ばれる市道本須賀小松線を結ぶ延長268メートルの新設の道路になります。  平成30年度に現況測量を実施、令和元年度に設計業務を発注しました。現在は、千葉県警交通規制課と交差点協議を行っているところでございます。 579 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 580 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございます。  現状を踏まえて、今後の予定と、できれば、完成年度についての予定を教えていただければと思います。 581 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 582 ◯都市建設部長(小川 陽君) 今後の予定ですが、千葉県警交通規制課との交差点協議が整い次第、保安林指定されている部分の解除申請を行いまして、本年度、できれば、用地が確保されている部分の工事を発注する予定としております。  また、用地買収が順調に進んだ場合は、令和4年度の完成を目標としております。 583 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 584 ◯1番(齋藤昌秀君) 御回答ありがとうございました。順調に進んでいるものと理解しました。  続いての質問に移ります。  企業誘致についてです。企業誘致についての提案と質問をさせていただきます。  山武市の人口減少を食い止めるためにも、企業誘致が重要であると私も考えています。コロナウイルスの影響により、官民挙げて、テレワークが推進され、従来の東京一極集中でない新たな企業の体制づくりが求められています。  東京以外の選択肢として、千葉県、さらに言えば、山武市を選んでいただけるよう、積極的に誘致活動を行っていく必要があると考えていますが、現状としては、どのような活動を行われていますか。 585 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 586 ◯総務部長(石橋和記君) 企業誘致活動の現状でございますが、今年度より、企業誘致促進事業を実施しておりまして、これにつきましては、コロナ禍の影響から、年度当初は、企業の立地活動も停滞をしていたように感じております。  このような中ではございますが、これまで民間ディベロッパーとの意見交換や、本市への立地を検討している企業との交渉を進めさせていただいております。  なお、交渉過程の事案となっておりますため、申し訳ございませんけれども、詳細な説明は控えさせていただきたいと思います。  また、閉校予定の小学校などにつきましても、千葉県の企業進出支援事業の活用をはじめ、企業誘致の取組を進めております。  以上でございます。 587 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 588 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございました。  私もITベンチャーを呼んだらどうかなどと、企業誘致の話を毎回させていただいているんですけれども、実は、先日、教えていただいたんですが、お隣の横芝光町に動画投稿サイト、YouTubeで配信する動画の制作支援を行うルアーズという会社、これは、東京都の渋谷にある会社なんですが、この会社に学校統廃合で廃校となった大総小学校の跡地を有料で貸し出すそうです。町のPRにもなりますし、子どもの見聞を広げることにもつながると期待されており、今月4日開会の定例議会に、関連議案を提出したとのことです。  このように、近隣でも町の空き施設にIT企業が誘致されている実例がありますので、企業誘致の取組、今後IT企業に関しても目を向けていただけたらなと思います。  続いて、空き家対策についてお聞きさせていただきます。  空き家バンクなどの空き家対策についてお伺いします。午前中、能勢議員からの質問でもございましたが、現状の空き家バンクの登録件数についてお伺いしましたが、登録件数は、今まで、昨年、聞いたときもゼロ件とのことでした。空き家バンクの現状の登録数は、どうなっているかをお答えいただけますか。 589 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 590 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 空き家バンクの登録については、令和2年8月末現在において、物件登録に至ったものは1件になります。 591 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 592 ◯1番(齋藤昌秀君) テレワークの推進などに対する市の取組について、質問をさせていただきます。  テレワークの推進が盛んになり、山武郡市内の不動産事業者についても、問合せが増えています。テレワークが積極的に普及に向けて動き出している今こそ、ローカル5Gなどの導入など、積極的に移住者を誘致すべきではないでしょうか。出社が必要な際には、東京まで電車で1時間ほど、高速道路へのアクセスもいいなどの利便性と持家率の高さや敷地面積の広さなど、豊かな住環境のアピールを積極的に行い、さらに5G導入によるネットワーク環境を提案できるポテンシャルが山武市にはあると思います。  現状の空き家対策及び人口増加に向けた取組について、教えていただけますでしょうか。 593 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 594 ◯都市整備課長(遠藤和彦君) 山武市では、平成31年3月に山武市空家等対策計画を策定しており、空き家における人口増加に向けた取組としては、空き家の利活用、市場流通の促進として、空き家バンク制度の活用があります。  今後、空き家バンク制度の運用については、テレワーク需要の情報把握に努め、山武市における他の移住促進施策と連携しながら、空き家を希望するニーズに応えられるよう、活用の促進に努めていきたいと考えております。 595 ◯議長(大川義男君) 齋藤議員。 596 ◯1番(齋藤昌秀君) ありがとうございました。  これにて、私、齋藤昌秀の一般質問を終了させていただきます。 597 ◯議長(大川義男君) 以上で1番、齋藤昌秀議員の個人質問を終わります。  これで、予定した一般質問は全て終了いたしました。  以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、明日、9月11日、定刻までに御参集願います。
     本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。               午後 3時34分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...