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令和元年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2019-12-03
令和元年第4回定例会(第2日目) 名簿 開催日: 2019-12-03

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  1. 山武市議会 2019-12-03
    令和元年第4回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2019-12-03


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(大川義男君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(大川義男君) 日程第1 一般質問を行います。  一般質問は、議事運営の能率を図る上から、発言者は質問事項をなるべく簡明に示すとともに、答弁者は明確答弁をされますよう、改めてお願いをいたします。  また、会議規則第57条第1項及び議会運営の申し合わせにより、配付の一般質問通告書のとおり、会派もしくは個人持ち時間で行います。  順次、質問を許します。  はじめに、新政会、加藤忠勝議員代表質問を許します。  加藤忠勝議員、御登壇願います。  加藤議員。 3 ◯16番(加藤忠勝君) おはようございます。新政会の加藤ございます。議長のお許しを得ましたので、新政会を代表して、質問をさせていただきます。  まずはじめに、このたびの台風15号、19号、10月25日の大雨の被害に遭われました市民の皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げる次第ございます。  9月9日未明に、関東地方に上陸した台風15号では、今までに経験したことがないよう強風、大雨による多くの家屋被害、長期の停電と断水が発生いたしました。  また、農業用施設の損壊も多数発生し、市内の産業に甚大被害をもたらしました。  また、台風15号や台風19号の痕跡がまだまだ大きく残る中で、10月25日には、低気圧と台風21号周辺の湿った空気の影響で、記録的大雨となり、特に作田川周辺では、家屋への浸水や、報道で多く、大きく取り上げられました日向幼稚園日向小学校へのアクセスが一時途絶するなど、大きな被害をもたらしました。  そこで、防災についてお尋ねいたします。  台風15号、19号、10月25日の大雨と、大きな災害が続きましたが、市長が感じたこと、市民を守るために、今後どのように行動すべきか、市長のお考えをお聞かせください。 4 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。
    5 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。  新政会、加藤議員代表質問にお答えをいたします。  はじめに、防災についてございます。  私自身も、今まで経験したことのない台風15号、19号、10月25日の大雨には、恐怖を感じました。  世界的に温暖化の影響も指摘されているところございますが、近年、日本に迫る台風などの天災は巨大化が進み、強力になっているというように考えております。  特に今回の災害でも、重要ポイントとなった道路、上水道、電気、通信施設などの生活インフラを維持するための取り組みが必要あるというように考えております。  また、市民の方々への防災意識の高揚に努め、自分の身を守るための行動が個々にとれるよう形が望ましいというように考えております。  以上ございます。 6 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 7 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  次に、この3つの災害について、主被害状況をお尋ねいたします。 8 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 9 ◯総務部長石橋和記君) 11月22日現在の状況です。  まず台風15号では、住家被害、住まいへの被害では、全壊が4件、半壊が47件、一部損壊が1,957件。  停電は、東京電力のホームページによる発表によりますと、最大で1万7,700件、発生から復旧まで13日を要した地区もございました。  上水道の断水は、1万1,000件。  その他、地下水をくみ上げている世帯では、停電により、水の確保ができない状況となっておりました。  避難者数は、累計で299名です。  また、道路、水路等の被害は、倒木、カーブミラー、冠水、その他で489件。  農作物及び施設の被害は、田んぼが217ヘクタール、畑が63ヘクタール、ビニールハウスが436件、牛舎・豚舎21件となっております。  次に、台風19号ございますが、住家被害といたしましては、一部損壊16件、床下浸水1件。  停電は、最大で4,100件。これは、発生から4日目で解消されております。  避難者数は、累計で1,413名。  道路、水路等の被害は、倒木、カーブミラー、冠水、のり面、路肩損壊、電線断線等で、50件。  農作物及び施設の被害は、畑が71ヘクタール、ビニールハウスが70件となっております。  続きまして、10月25日の大雨ですが、崖崩れが41件、半壊が1件、一部損壊47件、床上浸水60件、床下浸水44件。  避難者数は累計で64人となっております。  また、道路、水路等の被害は、道路陥没、水路・道路への土砂崩れ、橋りょう補修、倒木、その他で176件、また、複数の場所で、道路冠水が発生をしております。  以上ございます。 10 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 11 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  市民の財産に多大損害を与えた台風ですが、市にとっても、公共施設や道路あるいは水路等に被害があったと思います。相手が自然災害だけに致し方ない部分が大きいと思いますが、市として、事前の情報をもとに、被害を最小限にとどめる等の対策がとれないものか、市として、真摯に考える必要があると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 12 ◯議長(大川義男君) 市長。 13 ◯市長(松下浩明君) 災害対策につきましては、なかなか一朝一夕にはいかないものと考えております。日ごろから、災害を想定した建設を行ったり、より強固ものを導入することを検討するなど、費用対効果も含めた中で、総合的に判断していかなければならないと考えております。 14 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 15 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  今回の災害では、山武市の基幹産業ある農業関連施設の被害も多くありました。令和元年8月13日から9月24日までの間の暴風雨及び豪雨による災害が激甚災害に指定され、農地等の災害復旧事業等に係る補助の特別措置や農林水産業共同利用施設災害復旧事業費の補助の特例により、国庫補助率がかさ上げとなっております。  現時点での山武市の農業被害状況についてお尋ねいたします。 16 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 17 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、農業被害状況についてお答え申し上げます。  被害の概算ではございますが、農作物の面積が295ヘクタール、金額にいたしますと、4億4,130万円になります。  農業施設についてですが、件数といたしましては410件、金額で12億9,100万円ございます。  次に、畜産関係の停電による二次災害になりますが、養鶏、養豚等の死亡などを含めまして、被害額が4,970万円。  合計いたしますと、全体で17億8,200万円の農業関連の被害が発生しているところございます。  以上です。 18 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 19 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  この件につきましては、同僚議員より関連質問がございますので、よろしくお願いさせていただきます。  次に、倒木・停電等についてお尋ねいたします。  台風15号では、市内で長期にわたっての停電が続きました。停電が長引いた理由は、どのように捉えておりますでしょうか。 20 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 21 ◯総務部長石橋和記君) 強風によります電柱の倒壊・倒木による電線の断線が、千葉県全域にわたり発生いたしておりまして、電力会社が、復旧のための人員や機材を確保するのに、時間を要したためと考えております。 22 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 23 ◯16番(加藤忠勝君) 山武市では、停電の復旧を早めるために、どのよう取り組みを行いましたでしょうか。お尋ねします。 24 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 25 ◯総務部長石橋和記君) 山武市建設業災害対策協力会や自衛隊と連携いたしまして、電力会社が、伐採困難倒木の伐採を行っております。  また、職員で班を編成いたしまして、現地確認を行い、速やかに電力会社へ情報を提供すること、復旧時期を早めることにつながったと考えております。 26 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 27 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  市民は、長引く停電により、不便生活を強いられていましたが、市としては、どのよう対策を講じましたか。 28 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 29 ◯総務部長石橋和記君) 避難所を開設いたしまして、非常食、飲料水の提供や携帯電話の充電所の設置、独居世帯などへの安否確認、自衛隊や民間施設の協力によるお風呂の提供、基幹バスの無料利用、さんぶの森中央会館に無料で使える洗濯機を設置するなどの対応を行っております。 30 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 31 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  この件につきましては、同僚議員より質問がございますので、よろしくお願いさせていただきます。  次に、土砂災害対策についてお尋ねします。  10月25日の大雨で、多くの土砂崩れが発生したところですが、把握している件数についてお尋ねいたします。 32 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 33 ◯総務部長石橋和記君) 市で把握している件数につきましては、94件となっております。 34 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 35 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  その内訳と主発生場所を教えてください。 36 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 37 ◯総務部長石橋和記君) 特に山武地区での被害が多く、民家の裏山や田畑からの土砂流入が41件、道路のり面の崩壊が53件となっております。 38 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 39 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  この件につきましても、同僚議員より関連質問がございますので、よろしくお願いいたします。  次に、避難所等の見直しについてお尋ねいたします。  今回の災害では、多くの方が避難所へ避難いたしましたが、避難所開設場所の基準や考え方を教えてください。 40 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 41 ◯総務部長石橋和記君) 被害の状況、避難所の地勢や位置、収容人員、駐車場の確保、物資の供給体制、配備職員の人数等を総合的に勘案しながら、決定をいたしております。 42 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 43 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  近くに学校があり、避難所と指定はされているが、開設していないため、避難できないなどの話を聞きましたが、どのようにお考えでしょうか。 44 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 45 ◯総務部長石橋和記君) 台風につきましては、最新の気象情報を得ること、事前の避難が可能であり、収容人数や災害の状況によりまして、避難所を設定しておりますので、開設をしている避難所への避難をお願いしたいと考えております。 46 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 47 ◯16番(加藤忠勝君) 日向小学校へのアクセスは、河川の増水等により、一時的にできなくなりましたが、避難所等の見直しは考えておりますでしょうか。 48 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 49 ◯総務部長石橋和記君) 収容人員や施設の状況などを考慮いたしまして、避難所を選定しておりますので、開設に当たりましては、被害の状況、地勢や位置などを考慮してまいりたいと考えております。 50 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 51 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  災害に対しての重要情報発信地ある防災行政無線ですが、市内に屋外局は、何局、整備されておりますでしょうか。 52 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 53 ◯総務部長石橋和記君) 現在、126局、整備をいたしております。 54 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 55 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  災害時には、全て運用されていたのでしょうか。 56 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 57 ◯総務部長石橋和記君) 停電地域では、約10日前後でバッテリーの残量がなくなり、放送が流れなくなっております。
     そのよう地域におきましては、広報車を派遣いたしまして、情報の周知を行ったところございます。 58 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 59 ◯16番(加藤忠勝君) 今後、災害により、同様のケースがあるかもしれませんが、その対策はどのようにお考えでしょうか。 60 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 61 ◯総務部長石橋和記君) 防災行政無線に限らず、市のホームページ、安心安全メール、ツイッター、テレビのテロップなど、さまざま方法で、情報の発信に努め、また、広報車や消防車等による広報活動によりましても、広報を行ってまいります。 62 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 63 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  防災備蓄倉庫は、市内に何カ所設置されていますか。また主だったものとして、どのようものが備蓄されているかお尋ねいたします。 64 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 65 ◯総務部長石橋和記君) 学校や公共施設などに26カ所設置してございまして、主だった備蓄品といたしましては、食料、水、発電機、カセットコンロ、簡易トイレなどを備蓄いたしております。 66 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 67 ◯16番(加藤忠勝君) 食料、水の在庫数を教えてください。 68 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 69 ◯総務部長石橋和記君) 防災備蓄倉庫、1カ所当たりの平均となりますが、アルファ米400食、保存水500ミリリットルで1,240本、2リットルのボトルで60本となっております。 70 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 71 ◯16番(加藤忠勝君) 備蓄倉庫の在庫については、足りているという考えでよろしいでしょうか。 72 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 73 ◯総務部長石橋和記君) 先ほどの答弁で、私は、500ミリリットルを1,240本と申しましたが、240本に訂正させていただきます。  倉庫の備蓄は、あくまで一時的ものと考えております。不足した場合は、県の備蓄や近隣からの支援を得るように努めてまいります。  また、各家庭でも災害発生後、1週間程度の備えをお願いいたしたいと考えております。 74 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 75 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。十分体制で支援ができますよう、よろしくお願いいたします。この件につきましても、同僚議員からの質問がございますので、よろしくお願いします。  次に成田空港の更なる機能強化について質問いたします。  平成30年3月13日に、成田国際空港の更なる機能強化の確認書が、国、県、空港周辺9市町及び成田国際空港株式会社、いわゆるNAAの間で合意され、今後、成田空港の発展に伴い、将来的に空港就労者の増加や新た空港関連企業の進出、外国人観光客の増加と空港を取り巻く環境にも、大きな変化が生じてくるのはないかと期待しております。  先般、NAAから、国土交通省へ、航空法に基づく空港等の店舗許可申請が提出され、いよいよ成田空港機能強化が本格的に動き出すのと感じているところございます。  その一方で、本市においても、この空港機能強化策に伴い、新た騒音区域の設定がなされ、騒音区域予定の住民から、不安の声が上がっていることから、しっかりとした航空機防音対策が必要と感じているところございます。  そこで質問します。  新た騒音区域の防音対策は、変更許可後に実施されると聞いておりますが、空港等の変更許可の時期についてお尋ねをいたします。 76 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 77 ◯総務部長石橋和記君) 新た騒音区域の防音対策は、航空法に基づく空港等の変更許可手続を経た上で、公共飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律、いわゆる騒防法による区域指定の告示がされることが必要となります。  成田国際空港株式会社から申請している空港等の変更許可につきましては、今後、国交省において、審査が行われるとともに、公聴会等が実施され、その後、許可となる見込みとなっております。  なお、国交省からは、変更許可及び区域指定の具体的時期については、示されておりません。 78 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 79 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。  航空機騒音防止対策についてお尋ねします。  変更許可等により、どのよう航空機騒音防止対策がとられているのかをお尋ねします。 80 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 81 ◯総務部長石橋和記君) 成田国際空港株式会社によりますと、新た騒防法第1種区域が告示された場合、その時点で、その区域内に所在する住宅については、建物への防音工事と空調機器の設置が行われます。  また、騒防法の第一種区域指定の告示及び特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法、いわゆる騒特法の都市計画変更の告示がともに行われた後に、A滑走路とC滑走路の防止地区に挟まれた、いわゆる谷間地域において、寝室への内窓設置工事が実施される予定となっております。  さらに、成田空港周辺地域共生財団独自の騒音対策区域あります隣接区域につきましては、一部拡大を予定しておりまして、現在、その内容を検討しているところございます。 82 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 83 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございました。  今後設定が予定されている騒音区域については、既にA滑走路及びB滑走路を発着する航空機の騒音が影響する地域も含まれております。NAA等には、1日も早い騒音防止対策に着手していただきたいと思います。  なお、この件に関しても関連質問がございますので、よろしくお願いします。  次に、地域医療についてお伺いします。  山武市の健康増進についての取り組みは、どのようにしているかお伺いいたします。 84 ◯議長(大川義男君) 市長。 85 ◯市長(松下浩明君) 年に1回実施をしておりますまちづくりアンケートの調査によりますと、食事や運動、睡眠、喫煙などの質問、10項目中、平成30年度の取り組み項目数は……。すみません、もう一回やり直します。元い。  健康づくりへの関心が低い方や健康づくりの重要性は理解していても、具体的に行動していない方に対しまして、個人の健康づくりの行動に対してのポイントあるヘルスケアポイントを付与し、インセンティブを提供する取り組みの強化が、国において推進されております。  私も公約の1つとして、健康づくりへの取り組みを掲げておりましたので、市としても、健康ポイント制度を取り入れた健康増進についての取り組みに力を入れていきたいと考えております。  具体的内容につきましては、担当部長よりお答えを申し上げます。すみませんでした。 86 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 87 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 市の健康増進についての取り組みございますが、「だれもが生きがいを持って健康安心して暮らせるまちづくり」を目指し、第3次山武市健康づくり計画を推進しております。  がん対策、メタボリックシンドローム対策、糖尿病対策、循環器疾患対策、自殺対策を重点施策とし、生活習慣病予防や検診の啓発、保健事業の内容充実等、関係機関との連携を深め、各施策に取り組んでいるところございます。 88 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 89 ◯16番(加藤忠勝君) 取り組みに対しての課題は何か、お尋ねいたします。 90 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 91 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 第3次健康づくり計画につきましては、計画期間が今年度から4年間あるため、まだ取り組み結果が出ない状況ございます。  なお、前期計画あります第2次の健康増進計画における取り組み結果といたしましては、目標値、全35項目のうち、策定時に定めました目標値を達成したものが16項目、改善したものが10項目あり、合わせまして74.3%が目標達成または改善傾向あることから、各施策が市民の望ましい生活習慣につながっているものと考えております。  しかしながら、がん検診の受診者数の低下、BMI25以上の肥満の方や糖尿病予備軍の方の増加など、課題があるため、健康づくり計画においても、対策の継続や強化を図っておるところございます。 92 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 93 ◯16番(加藤忠勝君) 健康ポイント制度の検討はしているのか、お伺いいたします。 94 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 95 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 山武市におきましても、市民一人一人が、主体的、継続的に健康づくりに取り組むことができるよう、健康ポイント事業につきましては、健康づくり計画の具体的施策に位置づけ、計画期間内で、早期に事業を開始する予定ございます。 96 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 97 ◯16番(加藤忠勝君) 最後に、ポイントの内容はどのようことを想定しているのか、お尋ねいたします。 98 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 99 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) ポイントの付与につきましては、各種検診の受診、健康教室など、保健事業への参加、歩数測定など、生活習慣の改善への取り組みに対して、付与することを考えております。  ポイントに応じての報奨や多くの方々の積極的参加を促すためのPR方法につきましては、来年度から、関係各課、関係団体等と協議をして進めてまいります。 100 ◯議長(大川義男君) 加藤議員。 101 ◯16番(加藤忠勝君) ありがとうございます。広く市民に行き渡るよう、お願いいたします。  以上で新政会代表質問を終わります。丁寧御答弁ありがとうございました。 102 ◯議長(大川義男君) 以上で新政会、加藤忠勝議員代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  北田守議員、御登壇願います。  北田議員。 103 ◯6番(北田 守君) 新政会の北田ございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまの代表質問についての関連質問をさせていただきます。  質問の前に、台風15号、19号、または21号に伴う豪雨によって、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。  私、何十年ぶりかで、ここに立たせていただきました。非常に緊張しております。何かと聞きづらい点が多々あるかと思いますが、ひとつよろしくお願い申し上げます。  さて、先日の9月9日の台風15号は、過去に例を見ない最強の台風となってしまいました。屋根瓦が吹き飛び、雨漏りする家屋、さらには停電と断水、ライフラインはずたずたに破壊され、携帯電話や固定電話もつながらない状況で、市民の生活に大変大きな不安と苦労を強いられる結果となりました。  そんな中、市役所に被害の報告や救助を求めるにも、市役所が停電のため、電話はつながらず、中には倒木で道路が通れない地域もあったと聞いております。  そして、その復旧もままならないうちに、台風19号が千葉県を直撃し、追い打ちをかけるように、被害をもたらしました。その後、台風21号の接近に伴う豪雨により、未曽有の被害が発生いたしました。  山武市も、河川の氾濫により、小学校やこども園が孤立し、また家屋への浸水や土砂崩れ等の被害がもたらされました。地球温暖化が進み、海水温が上昇している影響で、今後も台風15号や19号のよう強い台風が、日本列島を直撃すると思われます。  そこで、今後の山武市の災害に対する考え方ですが、気象庁等の情報をもとに、事が起こる前に、災害対策本部等を設置して、職員を配置し、災害時に迅速に対応できる体制をとるなどができなかったのでしょうか。  今現在の災害対策本部の設置条件等を精査していただき、より大きな災害に対応できるよう体制強化を図っていただきたいと思いますが、市長のお考えを伺いたいと思います。そして、お考えがあるとすれば、どのように考えているか、具体的にお聞かせいただきたいと思います。 104 ◯議長(大川義男君) 市長。 105 ◯市長(松下浩明君) 関連質問で、北田議員に御質問をいただきました。ありがとうございます。  まず、台風15号の上陸に伴う市の対応ございますが、地域防災計画では、災害への対応のため、職員の配備体制を、第1配備から第4配備までを規定しております。ちなみに災害対策本部の設置は、第3配備と規定され、職員の配備数は約200名になります。  一般に、台風15号は、勢力は強いものの、規模は小さく、特別の警戒をするものはないと言われておりました。市も同様の認識ありました。したがって、事前に約200名の職員を招集しての災害対策本部を立ち上げての災害対応には、考えが及びませんでした。しかしながら、避難所を4カ所開設し、倒木や停電、土砂災害を把握し、必要措置を講じるための職員を招集し、第2配備の体制をとりました。  現在の地域防災計画での災害対策本部の設置条件は、局地災害が発生した場合、また大規模災害が発生するおそれがある場合あり、配備体制は第3配備とされております。ハードルが非常に高くなっております。  災害対策本部を立ち上げなければ、災害対応ができないというものはありませんが、災害対策本部の設置により、職員や関係機関の災害対応への意識を高めさせ、その後の対応の速度と質を高めることになると感じました。  したがいまして、災害に迅速、柔軟に対応するため、災害対策本部の設置条件と災害の規模に応じた職員の配備について、地域防災計画の見直しを行い、もっと軽易に災害対策本部を設置し、災害に対しまして適切対応ができるよう、体制の強化に努めてまいりたいと思います。 106 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 107 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。ぜひ体制の強化を図っていただきたいと思います。  そこで、先般の災害対応に当たり、職員の負担が部署によって異なっていたということを耳にいたしました。もしそうあれば、全職員が公平に事に当たれるよう体制を、ぜひ、つくっていただきたいと思いますが、これについてのお考えをお聞かせください。 108 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 109 ◯総務部長石橋和記君) このたびの一連の風水害では、市民の皆様には、停電、家屋の損壊、断水などの被害を受けている中で、普通に仕事をされているという状況ございました。  行政といたしましては、災害対応に当たりながら、大規模災害で想定する以上の通常業務を行い、地域防災計画にはない入浴支援やブルーシートの交付等を行う状況にありました。  これらに対応するため、日々の災害対策会議で、本来の地域防災計画での事務分掌が発生しなかった部署から職員を充当するなど、協議をいたしまして、災害対応に当たっております。部署によりまして、どうしても負担がかかる部署もございますが、長期に及ぶ災害対策にあっては、職員の負担を平等にしていく必要がございます。職員の負担が、部署により異なったということあれば、実情を確認いたしまして、今後の災害対応に反映をいたしたいと思います。 110 ◯議長(大川義男君) 北田議員。
    111 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  それでは、避難所についてですが、市は、各地に数カ所開設していましたが、停電時は、どう対応していたのでしょうか。避難所が停電しているということあれば、季節によっては、避難者の負担が大きくなると思います。  また、避難所が遠くて、避難できなかったということも耳にいたしました。  これらのことについて、何かお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。 112 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 113 ◯総務部長石橋和記君) 避難所の停電には、発電機とバルーンライトといいます、大きな布でできているライトですけれども、それを使いまして、照明と携帯電話の充電を行いました。  夏の暑い時期では、避難者の負担は、相当ものになると予想がされております。災害協定を結んでいる企業から、スポットクーラーなどを借用する予定ございますが、風水害時の避難場所や大規模災害時の福祉避難所となり得る成東保健福祉センター、さんぶの森中央会館、松尾IT保健福祉センター、蓮沼スポーツプラザなどでは、クーラーを作動できるよう電源の確保が必要あり、非常用発電機の設置を検討しております。  また、避難所が遠くて、避難できないとのことございましたが、避難所は、保健福祉センター、出張所、学校等に限定をされております。現在、防災講話等で、避難所として使用できる公民館等を、避難所として開設していただくようお願いしているところございます。  今回の一連の風水害でも、幾つかの区等で、公民館を開放いたしまして、避難所を開設したということを聞いております。  そのためには、停電時の照明のための発電機が必要と思われます。これにつきましては、自主防災組織を立ち上げること、設立のための補助を受けられ、購入することができますので、まだ自主防災組織を立ち上げていない地区等に関しましては、広報紙や回覧板等で、設立を奨励いたしております。 114 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 115 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  今回の一連の台風災害では、市長をはじめ、職員の皆さんが、昼夜を問わず、市民の皆さんのために、頑張っていただきましたことに、心より感謝を申し上げます。そして、全職員が公平に事に当たれるよう体制を、ぜひつくっていただきたい。自治体本来の目的ある「市民の生命と財産を守る」をいま一度心に刻み、日ごろの業務に当たっていただきたいと思っております。  続きまして、市長及び担当部長にお尋ねいたします。  先般の台風の影響で、山武市の基幹産業ある農業に、大変大きな被害が出ています。農作物はもちろん、ビニールハウス等の農業施設、畜舎の倒壊、農業機械の水没、土砂の流出等々、千葉県の10月11日の発表では、農林水産業への被害額は、農業施設等だけ、約275億6,700万円、農作物等が105億7,700万円、合計で約427億5,500万円と発表されております。  山武市の農業関係の被害額は、それぞれどれくらいのか、先ほどの加藤議員と重複してしまいますが、今現在わかる範囲で結構ございますので、よろしくお願いいたします。 116 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 117 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、農業被害の代表的ものについてお答えさせていただきたいと思います。  農産物についてですが、面積、被害額の概算ございますが、水稲が217ヘクタール、1億1,380万円、トマトは19ヘクタール、1億3,800万円、ニンジンですが、31ヘクタール、9,670万円、里芋が14ヘクタール、3,910万円、ネギが5ヘクタール、約1,000万円、その他のいろいろ作物がございますが、9ヘクタール、4,370万円となります。合計いたしますと、4億4,130万円ということございます。  続きまして、農業施設について御説明をさせていただきます。  ビニールハウス等が389件、12億5,200万円、畜産等の関係になりますが、21件で3,900万円。農業施設の被害額は、12億9,100万円ございます。  次に、畜産関係で、先ほど言いました停電による二次災害での被害になります。生乳の廃棄が46トン、510万円、乳牛・養豚等の死亡等が154頭、380万円、養鶏の死亡が5万6,000羽、4,050万円、養鶏卵の廃棄が2トン、30万円となります。畜産関係の被害については、4,970万円ということになります。  合わせまして、17億8,200万円の被害が発生したところございます。  以上です。 118 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 119 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  台風15号では、麻生財務大臣が、13億2,348万円、予備費から支出すると明言し、11月8日の閣議では、台風15号や19号などの一連の豪雨や暴風雨の被害に対して、予備費から1,316億円の支出が決定されました。千葉県は、激甚災害にも指定されています。  農業用施設については、救済措置が実施されますが、植えつけを終わった作物や出荷間近の作物等に関しての救済措置はあるのでしょうか。担当部長にお尋ねいたします。 120 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 121 ◯経済環境部長(越川 俊君) 農作物についてですが、今現在のところ、救済措置等はございません。  ただし、農家のほうから聞きますと、農業共済や収入保険などの制度を活用して、それぞれの農家の方が、この制度を利用しているということございます。 122 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 123 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  それでは、市長にお尋ねいたします。  農業経営者の高齢化、後継者不足等の問題に必死に取り組んで、何とか農業経営を軌道に乗せようと頑張っている中での今回の災害です。畜産農家、米農家、野菜農家、園芸農家、いろいろ分野の農家がありますが、それぞれの農家が必死にこの損害をどうにか取り戻そうと頑張っております。  イチゴ農家などは、シーズンに向けて、お客様に迷惑はかけられないということから、復旧作業に、昼夜を問わず、懸命に取り組み、何とかシーズンには間に合うと聞いております。  被災農家の必死の思いを理解していただき、それぞれの農家が安定した農業経営ができるよう体制を整える手助けとして、山武市として、可能な限りの救済措置や税の軽減措置等をぜひ考えていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 124 ◯議長(大川義男君) 市長。 125 ◯市長(松下浩明君) 山武市では、本議会におきまして、被災農業者向けに、国及び県の補助を受けまして、補正予算を上程しております。この被災農業者に向けましての支援につきましては、9割の補助制度を活用し、農業者への支援を行う予定ございます。  農家の皆様も本当に頑張ってくれておりますので、私たちもこれらの補助金を活用しながら、農家の方々が安定した農業経営ができるよう努めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 126 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 127 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  令和元年も、あっという間に終わりに近づき、新しい年を迎えようとしております。大きな災害から一刻も早く立ち直り、希望の持てる施策をぜひとも実現していただきたいと、お願いを申し上げます。  次に、空港関連について質問させていただきます。  A滑走路夜間飛行制限緩和について伺います。  A滑走路夜間飛行制限緩和については、本年10月27日から実施されました。その内容については、C滑走路完成までの間、A滑走路の航空機発着時間が、午後11時までから、深夜零時まで、1時間延長されることに加え、現行の運用にあった夜10時以降の便数制限が撤廃、深夜零時から深夜零時半まで、カーフュー(離着陸制限)の弾力的運用が認められることになります。  本年3月には、松尾町本柏区から市長に対し、空港関連に関する質問・要望が提出されるなど、航路下住民の皆さんから、不安や不満の声が上がっています。  成田空港機能強化に伴い、NAAでは、航空法の変更許可申請書が国交省に提出されているということですが、先行実施しているA滑走路夜間飛行制限緩和に対する住民からの苦情や問い合わせはありますでしょうか。お伺いいたします。 128 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 129 ◯総務部長石橋和記君) 10月27日の夜間飛行制限先行緩和実施後、市のほうには、直接、苦情等の問い合わせは届いておりませんが、成田空港会社に確認したところ、数件の苦情、問い合わせがあり、本市住民からの苦情、問い合わせは1件とのことございました。  現在は、航空機が北側に向けて出発することが多く、滑走路南側での運用が少ないことから、主に滑走路北側にお住まいの方から、苦情、問い合わせが多いと伺っております。 130 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 131 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  成田空港開港依頼、初めて発着時間の拡大が実施されることになることから、航路下住民が受ける精神的、肉体的影響に注視していかなければならないと思います。NAAには、航空機騒音による健康影響調査をしっかりと実施していただきたいと思います。  次に、市エアコン設置事業について伺います。  このA滑走路の夜間飛行制限緩和に伴う対策として、市では、騒防法第1種区域及び隣接区域を除く航空機騒音に影響のある地域を対象に、航空機騒音対策空調機器設置事業を、本年7月から実施しております。本9月議会において、事業費の増額をしております。本対象区域の皆さんに、大変好評事業と感じているところございます。  そこで、改めてこの事業の内容及び現在までの申し込み件数を伺いたいと思います。 132 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 133 ◯総務部長石橋和記君) 本事業につきましては、A滑走路夜間飛行制限緩和に伴いまして、航空機騒音に影響がある地域にお住まいの方々の負担軽減策として、空調機器設置費の90%、上限額として8万円を補助するものございます。  また、本事業は、恒久的事業を予定しておりまして、この事業により、設置した空調機器が10年を経過した際には、新た機器に更新できるほか、申請者が設置業者を選択できるようにするなど、要件を容易にしたことによりまして、申請者が手続をしやすい制度としたところございます。  申請件数ございますが、11月末の時点で721件となります。地区別に申し上げますと、松尾地区が301件、蓮沼地区が293件、成東地区が127件ございます。 134 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 135 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  この事業は、恒久的事業として実施するとのことですが、その財源について伺います。 136 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 137 ◯総務部長石橋和記君) 今年度につきましては、成田空港会社が、A滑走路夜間飛行制限緩和に当たりまして、関係する自治体が実施する環境対策、地域振興策に対し、一層協力するという趣旨で、一時金として交付されております空港周辺地域支援金の1億円のうち、本事業分といたしまして、6,400万円を充当いたしております。  また、次年度以降につきましては、空港周辺地域支援金のほか、A滑走路夜間飛行制限緩和に当たりまして、NAAからC滑走路供用開始まで交付されますA滑走路特別加算金、また、騒防法の告示後に増額が見込まれます空港周辺対策交付金を組み合わせること、財源を確保し、本事業を継続していきたいと考えております。 138 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 139 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  この事業につきましては、市内の航空機騒音の影響がある地域のうち、空港会社等の対策が及ばない地域へ実施することから、大変効果的騒音防止策と思っております。今後も積極的普及促進に努めてもらえるようお願いを申し上げます。  最後に、成田空港方面への道路整備について質問をいたします。  成田空港の更なる機能強化に伴い、今後、空港内従業員が現在の4万人から、将来7万人に増えることが見込まれていることから、本市においても、空港で働く住民が増加すると思われます。  現在、空港へ向かうアクセス道路は、蓮沼地区から松尾地区、芝山町を通る、通称はにわ道のみとなっております。空港へのアクセス道路を増やすことにより、市内くまなく空港へ通勤しやすくするための環境づくりを進めることが、雇用の確保、生産人口及び市内への移住・定住の増加につながるのはないかと思います。  昨年の9月議会において、大塚議員より、山武警察署付近から山武地区睦岡方面に向かう県道成東山武線、松尾地区側の丘陵地を並走する市道等の整備について質問しておりますが、この道路についても、空港へのアクセス道路として、期待されているところございます。現在の整備状況について伺います。 140 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 141 ◯都市建設部長(小川 陽君) 成東・山武地区方面から、成田空港方面へのアクセス道路の整備状況につきましては、まず、成東地域につきましては、現在、一部区間のルート選定に係る基本的調査を実施しているところございます。  この内容につきましては、丘陵地へどのようルートで上るか、現地の状況を踏まえまして、複数のケースを想定した調査を行っているところございます。  今後、成東駅北側のまちづくりや都市計画道路など、関連する事業等の調整が必要になってくると考えておるところございます。  山武地域では、北総中央用水事業に伴って拡幅しました市道麻生新田・横田線の道路排水整備や流末排水路の整備を、市で継続的に行っている状況ございます。  また、市の幹線道路として、北側、公民館前の市道、埴谷・板川線がございますが、こちらも道路整備が進められている状況ございます。  今後ですが、富里市や芝山町の道路計画などと関連性を持たすなど、広域的調整が必要になるものと考えております。 142 ◯議長(大川義男君) 北田議員。 143 ◯6番(北田 守君) ありがとうございました。  成田空港の更なる機能強化策は、空港周辺地域の発展に大きな期待を寄せる一方で、将来的に航空機が増便するために、航路下住民の生活環境に大きな負担を強いられることは避けられないことから、本市としては、航路下住民の航空機騒音防止対策等の環境対策を前提に、成田空港と共存していくことが、山武市の発展につながると思っております。今後も引き続き、市民のための空港行政を進めていただきたいと思います。  市民に寄り添う行政を望んで、私の関連質問を終わります。ありがとうございました。 144 ◯議長(大川義男君) 以上で北田守議員の関連質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時10分といたします。              (休憩 午前10時59分)              (再開 午前11時09分) 145 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  関連質問はありませんか。  戸村勝敏議員、御登壇願います。  戸村議員。 146 ◯2番(戸村勝敏君) 議席番号2番、新政会、戸村勝敏です。私も、代表質問についての関連質問をさせていただきます。  最初に、一連の災害で被害に遭われた皆様に、お見舞いを申し上げます。  私、本日、初めての質問となります。どうぞよろしくお願いいたします。  まず、マスコミなどでも大きく取り上げられましたサンブスギの倒木対策について、お聞きします。  サンブスギについて、国、県等で対策が示されているようものはありますか。それに対し、市としての考えを伺います。 147 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 148 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今回の台風被害を受けた被害森林等の整備につきまして、今現在、国のほう、重要インフラ施設周辺森林整備の創設が予定されているところございます。
     事業の内容ですが、道路、鉄道、送配電の重要インフラに隣接している森林について、倒木等による施設被害を防止するために、市町村等、公的主体、森林所有者、施設管理者が協定を結びまして、インフラ施設に被害を及ぼす懸念がある森林整備を支援するため、現在、林野庁において検討されているところございます。  千葉県においても、本事業の活用を図るべく、既存補助事業の適用について、現在、調整中とのことございます。  また、市の森林の多くは、私有林ございますので、整備を進めるに当たりましては、森林所有者の意向が必要となると考えております。  市といたしましては、森林所有者や関係者による意見交換会を開催し、森林整備の将来の方向性を決めていくとともに、国、県で現在調整中の各補助制度の活用や、民間事業所等の協力を得て、森林整備のほうを進めていきたいと考えておるところございます。  以上ございます。 149 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 150 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  権利問題など、いろいろと難しいこともあるかと思いますが、災害防止のために、よろしくお願いいたします。  その倒木などで、台風15号において、長期間、広範囲の停電が発生して、市民は大変苦労されていました。そこで、発電機を購入したいという話も聞いています。  市として、個人での発電機購入への補助等の考えはありますか。 151 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 152 ◯総務部長石橋和記君) 個人の発電機の購入は、自助の部分あるとともに、個人の資産になることから、公費をもって充てるべきものはないと考えております。  ただし、区単位の自主防災組織を設立する際、自主防災組織に対し、設立補助金を交付をしております。その中で、簡易式発電機も補助対象となっておりますので、その補助金をもって発電機を購入し、自主防災組織として、発電機を保有していただいております。  現在、山武市には271の区が存在いたしますが、その中で81の区で、自主防災組織が設立をされております。 153 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 154 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  市民の皆様に情報が広がり、多くの自主防災組織が立ち上げられ、発電機が有効に活用されることを望みます。  続いて、先般の10月25日の大雨では、傾斜のある畑から土砂が流れて、民家まで流れ込ん箇所がありました。この土砂の撤去に対しての補助というものはありますか。 155 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 156 ◯総務部長石橋和記君) 現段階では、土砂災害により、住家、住まいに被害を受けた場合の土砂の撤去には、補助経費の3分の1、上限50万円といたしまして、補助する制度はございます。 157 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 158 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  この情報も広く市民の皆様にお知らせしたいと思います。  同じく10月25日の大雨による作田川の越水時に、山武市で避難勧告が発令されたとの情報をテレビで確認しましたが、そのときには既に床下まで浸水していたと聞いています。特定の地域に、早期に情報伝達することはできないのでしょうか。 159 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 160 ◯総務部長石橋和記君) まず、時間的ところございますが、市は13時30分には、自主避難を呼びかけ、避難勧告を発令したのは、14時30分ございます。作田川の越水が確認されたのは、14時20分でした。  山武地区や上流部での大雨による急激川の水かさの増加によりまして、避難勧告時には、既に作田川が越水しておりました。今後、避難勧告発令の1つの基準として、参考にしてまいります。  続きまして、伝達エリアございますが、防災行政無線は、合併前の旧町村単位での放送が可能です。また、エリアメールは、市内全域に送信がされます。今回の避難勧告は、防災行政無線を使用し、避難勧告の地域に放送をしております。今回の避難勧告該当地域は、山武地区全域、成東小学校区、豊岡小学校区、松尾小学校区を対象といたしております。  また、新た防災行政無線の多重化ということ、地域を指定して、情報を発信できる情報発信システムの導入を、現在、検討しているところございます。 161 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 162 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  正確迅速、聞き取りやすい情報発信システムの導入を強く要望いたします。  続いて、昨年、常総市、牧之原市と災害相互協定を締結いたしましたが、今回の一連の風水害において、災害相互協定はどのように機能したのでしょうか。 163 ◯議長(大川義男君) 市長。 164 ◯市長(松下浩明君) 今年、災害時の相互応援協定を結ん常総市、牧之原市から、本当に災害発生の早期から、心配をいただきました。  常総市に至りましては、発災の2日後に、ブルーシートの提供があったり、給水車を回してくれたり、また、職員も派遣していただきました。その翌日に、常総市長の神達市長が山武市に早朝訪れまして、激励を受けたところございます。  また、牧之原市からも電源車の派遣に関する調整や、またブルーシートの提供も受けました。  その前の東日本大震災を契機に、災害時相互応援協定を締結いたしました大船渡市からは、水のペットボトルの提供も受けました。  また、今回は、災害時相互応援協定を結んでいない多くの自治体からも支援をいただきました。例えば、福島県の南会津町、また、山形県は米沢市、南陽市、長井市からも、ブルーシートの提供を受けました。また、その中で、長井市とは、近く災害時相互応援協定の締結に向けて、今、準備を進めているところです。  実は、この災害があって、一連の災害が終わった後に、私と議長が一緒に、御支援をいただいた自治体にお礼に行ってまいりました。そのときに、長井市のほうは、あちらの市長から、ぜひ提携を結ばせていただきたいというお言葉をいただいたもの、ぜひそのように進めていきたいと思っております。  今回は本当に多くの自治体から御支援を賜りました。私どもは、いただいたところは、しっかりとお礼をしてまいりたいと思います。  また、今回いただいた御支援、何かのときには返さなければいけないと考えておりますので、その辺も皆様方にも御理解をどうぞよろしくお願いいたします。 165 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 166 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  今回のことから、私たちも他の地域で災害があった場合は、積極的に活動しなければいけないと思っております。  続いて、10月25日の大雨において、多大被害を出しました作田川の河川整備の進捗状況について伺います。 167 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 168 ◯都市建設部長(小川 陽君) 作田川河川整備につきましては、平成27年度に改定されました二級河川作田川水系河川整備計画によりまして、令和17年度の完成を目標としまして、千葉県により整備が進められております。  整備状況ございますが、山武市板附地先の成東堰が平成25年度に完成しておりまして、作田川本川が直線に近い線形でつけかえられる予定となっております。現在、成東堰橋のかけかえ工事が進められております。  また、用地買収につきましては、成東地域の仮橋から山武地域の八反目橋区間の用地交渉を行っていると聞いております。  用地取得につきましては、県も努力をしていただいているところではございますが、さまざま事情により、進みにくい状況となっておりまして、日向橋付近をはじめ、用地交渉が難航している箇所につきましては、工事着手ができていない区間があると聞いております。 169 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 170 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。  早期完成が望まれる事業ですので、引き続き、事業要望など、県へ働きかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。  最後に、今回の一連の災害において、山武市営水道は断水することなく、大変助かったと、市民の方から喜びの声を聞いています。  市営水道の取り組みについてお聞きします。 171 ◯議長(大川義男君) 水道課長。 172 ◯水道課長(齊藤榮一君) 水道課では、市営水道として、安心・安全水を安定して供給できるよう、日々、心がけているところございます。  大規模事故、災害に対する対応は、千葉県を主体とした各水道事業体間で、千葉県水道災害相互応援協定が交わされております。  また、その他の災害対策としましては、最低限の各種配水管などの補修材料、応急給水用のタンク、臨時用の蛇口、応急給水用の容器や袋も、浄水場に備蓄してあります。  また、停電時には、浄水場は、自家発電の運転に自動に切りかわります。  また、取水用の井戸は、大型の可搬式発電機を1台常備してありますので、持参すること、手動運転に切りかえることが可能となっております。  はじめに、台風15号の対応について御報告いたします。  まず、台風の影響で、停電後、浄水場で台風の経過を待ち、夜が明けてから、取水井1号から4号の被害の確認を行ったところ、周辺の状況から、甚大被害があり、復電には、相当の時間を要することが推測されましたので、1号取水井に可搬式発電機を持参し、井戸の運転を開始しました。  配水池には2,310立方メートルの水はあるものの、水の不足が予想されることから、業者に可搬式発電機2台の借り入れを依頼いたしました。  翌日10日には火災もあり、一時、1,160立方メートルまで減りましたが、午前11時30分ごろに手配しました可搬式発電機が1台、翌々日、11日、午後4時ごろには、さらに可搬式発電機が1台追加し、12日から、3つの井戸で、通常の運転が可能になりましたので、断水をすることなく、9月20日、復電するまでの間、給水ができました。  なお、浄水場の自家発電設備への重油の供給は、市内業者に配達を依頼し、同様の可搬式発電機の給油については、職員で対応いたしました。  台風19号では、浄水場取水井2カ所が停電しましたが、他の取水井2カ所は通電しておりましたので、事前準備はいたしましたけど、問題なく対応できました。  台風21号では、その他河川の決壊により、道路の陥没とともに、水道管が断絶し、漏水という事態が発生しましたが、直ちに被災現場に行き、深夜でしたが、緊急事態でしたので、付近の受益者に一部断水の協力をお願いし、備蓄材料による漏水箇所の止水工事を行い、再度、給水を開始いたしました。  3つの大きな台風ではありましたが、特に大きな問題はなく、無事、安定した水を供給することができました。  今後は、さらに住民の暮らしに欠かせない水の大切さをPRしながら、市営水道の加入促進に努めてまいりたいと思っております。  以上です。 173 ◯議長(大川義男君) 戸村議員。 174 ◯2番(戸村勝敏君) ありがとうございました。市民の大切ライフラインですので、これからも適切対応をお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。どうもありがとうございました。 175 ◯議長(大川義男君) 以上で戸村勝敏議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  櫻田基介議員、御登壇願います。  櫻田議員。 176 ◯5番(櫻田基介君) こんにちは。議席番号5番、新政会、櫻田基介です。議長のお許しを得ましたので、代表質問の関連について質問をしたいと思います。  まずはじめに、9月の台風15号、19号、10月25日の水害で被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。  防災に関連した質問をしたいと思います。  最初に、避難所についてお伺いします。  避難所の多くは、体育館が指定されていると、以前の質問でお伺いしました。災害が予想されるとき、体育館を誰がどのタイミングで開放するのかお教えください。 177 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 178 ◯総務部長石橋和記君) 突発的地震、津波災害時の避難所開設は、学校が開かれている時間帯は、施設管理者ある学校により、あけられます。  また、夜間、早朝等の学校職員のいない時間帯におきましては、震度5弱以上、津波警報の発令をもって、それぞれの避難所ごとに指定をしてある避難所の近隣に住んでおります職員によって、施設の鍵をあけることとしております。  なお、職員につきましては、複数名、2名ないし4名程度を指定をしてあります。 179 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 180 ◯5番(櫻田基介君) 複数名指定しているということ、いつ災害が起きても、対応できる体制ができていると、避難場所の開設については安心しました。  続きまして、避難場所が体育館ですと、暑い時期や寒い時期の避難場所は、やはり体育館のでしょうか。山武市の大体の教室は、エアコンが設置されているようですが、教室は使えないのでしょうか。伺います。 181 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 182 ◯総務部長石橋和記君) 災害によりまして異なりますが、風水害の場合あれば、最初は成東保健福祉センター、さんぶの森中央会館、蓮沼スポーツプラザ、松尾IT保健福祉センターの4カ所を基準といたしまして、その他、学校の体育館に避難をしていただきます。  その後、避難者の数、避難生活の長短、教育の実施状況によりまして、施設管理者との協議によりまして、教室の使用を検討していくこととなります。  教室を使用する際は、体育館での避難生活に支障がある方を優先で、教室を利用していただくこととなります。 183 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 184 ◯5番(櫻田基介君) 災害の状況に応じて、避難場所は変わってくるという認識ですが、市の避難場所に関する考え方をお教えください。 185 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 186 ◯総務部長石橋和記君) 避難所の開設につきましては、2通りの考えを持っております。  まず1つ目は、津波・地震災害などの瞬時に大量の避難者が発生し、避難所生活が長期間にわたる場合ございます。この場合は、ほとんどの学校の体育館が、避難所として使用されます。山武市の4分の1の世帯が、避難所に避難することを予定をいたしております。
     もう一つは、風水害などによる避難で、ごく少数から、比較的大量の避難者の発生が予想されております。  風水害にあっては、地震・津波災害とは違いまして、社会も通常の生活が行われているため、行政も通常の業務をしつつ、災害対応に当たることとなります。そのため、災害対応に当たる職員数は限定をされます。  現在、避難所の運営には、体育館等あれば、5名程度で運営に当たることとなりますが、多くの避難所の開設は困難ありまして、もし避難所を多くするのあれば、住民の避難所運営に対する協力が、必要不可欠となると考えております。 187 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 188 ◯5番(櫻田基介君) 今回の避難は、どのよう点に注意して、開設されましたか。伺います。 189 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 190 ◯総務部長石橋和記君) 台風15号のときは、昨年までの台風と同様に、高齢者の方が避難され、人数的にも1カ所30名程度ではないかとの考えで、成東保健福祉センター、蓮沼交流センター、さんぶの森交流センターやさんぶの森中央会館、松尾IT保健福祉センターの各1カ所に、くつろぎやすい畳のある施設を避難所に設定いたしました。  台風19号のときは、勢力や大きさから、避難者が比較的多くなることを想定し、当初の避難所として、畳のある施設あります成東保健福祉センター、蓮沼スポーツプラザ、さんぶの森中央会館、松尾IT保健福祉センターを避難所とし、続きまして、成東中学校、成東東中学校、大富小学校、松尾ふれあい館、蓮沼中学校、松尾小学校、山武中学校、蓮沼出張所の12カ所を避難所として準備し、開設をいたしました。 191 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 192 ◯5番(櫻田基介君) その中で、近年、避難所におけるペットの避難について、話題になっていますが、市はどのように考えているか、お伺いします。 193 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 194 ◯総務部長石橋和記君) 基本的には、体育館の避難所にペットを同伴しての避難は、考えてはおりません。これは、避難者の中には、アレルギーをお持ちの方もいますし、また、全てのペットの衛生管理が適切に実施されているかどうかも、判断ができないことによります。  しかしながら、どうしてもという方もおられると思います。その場合には、隔離が可能で、避難者に迷惑がかからない場所がある場合に、ペットを受け入れることが可能となります。  ただし、ペット等の餌を持参し、ゲージで飼育でき、なおかつ、鳴き声等で、他者に迷惑が及ばないことが前提となります。 195 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 196 ◯5番(櫻田基介君) 最近はペットも家族同然の方が増えています。避難の際に、一緒に避難することも想定できますので、臨機応変に対応をお願いいたします。  次に、防災行政無線についてお聞きします。  今回の停電で、防災行政無線の屋外拡声器が使用できない場面がありましたが、どのよう状況だったのでしょうか。お伺いします。 197 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 198 ◯総務部長石橋和記君) 防災行政無線の屋外拡声器は、停電時には、附属のバッテリーで稼働するようになっており、バッテリーの稼働時間は、連続使用時間で72時間となっております。  台風15号の停電期間が長かったことにより、山武地区などで、防災行政無線を放送できない状態が発生をいたしました。これには、市の広報車や消防団の消防車で巡回をいたしまして、放送することで対応いたしております。 199 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 200 ◯5番(櫻田基介君) 防災行政無線の屋外拡声器のバッテリーのメンテナンスは、どのよう周期で行われていますでしょうか。 201 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 202 ◯総務部長石橋和記君) 防災行政無線につきましては、年間契約をいたしておりまして、業者による保守点検を実施しておりまして、バッテリーについても、おおむね4年定期で、交換をいたしております。 203 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 204 ◯5番(櫻田基介君) 災害のとき、特に情報はとても重要です。少しでも多くの方に、その大切情報が届くように、ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、備蓄物資の状況についてお聞きします。  今回、一連の台風、水害で、備蓄品を使用したと思いますが、備蓄品の補充は進んでいますでしょうか。伺います。 205 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 206 ◯総務部長石橋和記君) 備蓄品の補充は、逐次、実施をいたしております。現在、補充が遅れているものは、使用した毛布のクリーニング、約1,400枚と非常用の食品となります。  毛布につきましては、現在、約1,000枚は使用できる状態で、クリーニングは、1月に、納品の予定となっております。  非常食品の主ものについては、12月中に納品の予定となっております。 207 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 208 ◯5番(櫻田基介君) 毛布、非常食品のほうも、まだ補充が進んでいないということので、ぜひ早くよろしくお願いいたします。  今回は、先ほど、戸村議員の質問のときに、市長のほうからも報告がありましたが、政府や他団体、企業、個人から、たくさんの支援物資が提供されました。本当にありがとうございました。  その支援物資のその後についてお教えください。 209 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 210 ◯総務部長石橋和記君) 今回の災害に際しましては、実にたくさんの物資を提供していただきまして、感謝をいたしております。提供を受けました物資につきましては、ありがたく使用させていただいております。  ただ、量が多くて、使用できなかったもの、また、ニーズと供給の時期がかみ合わず、需要のピークが過ぎた後に、大量に供給されまして、使用できなかったものもございます。ランタン、おむつ、ロープ等の保存がきくものにつきましては、備蓄倉庫で、備蓄をさせていただいております。  また、保存の期間が定められている水等につきましては、機会を見まして、有効に活用させていただきたいと考えております。 211 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 212 ◯5番(櫻田基介君) 支援物資、本当にありがとうございました。残ったものも、大切に有効活用をお願いいたします。  次に、中小企業の支援についてお聞きします。  相次ぐ台風の襲来及び豪雨により、甚大被害が発生しました。  そこでお伺いします。中小企業の被害件数、被害額についてお教えください。 213 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 214 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、被害状況につきまして、市の商工会のほうから情報をいただいたものとなりますが、報告させていただきます。  まず、台風15号による被害件数は174件、被害総額は約3億3,500万円ございます。停電等による被害件数は43件、被害総額は約2,850万円。  続きまして、台風19号による被害件数は7件、被害総額が約1,200万円、停電等による被害件数は1件、被害総額は約500万円となっております。  また、10月25日の豪雨による被害件数といたしましては3件、被害総額は約1,100万円と聞いております。  以上ございます。 215 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 216 ◯5番(櫻田基介君) 中小企業を対象とした被災事業者の相談窓口は、どこで受け付けているか、伺います。 217 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 218 ◯経済環境部長(越川 俊君) 中小企業の相談窓口につきましては、わがまち活性課と商工会のほうで受け付けをしておるところございます。  わがまち活性課では、県の制度融資等、今回の災害による特例制度での借り入れを行う中小企業者に対して、災害により売り上げが減少したことの認定事務を行っております。  また、商工会では、総合的相談から、被災小規模事業者再建事業、持続化補助金と申しますが、そちらの各種災害融資及び共済の相談等を受けておるところございます。 219 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 220 ◯5番(櫻田基介君) 被災事業者の相談件数及びその相談に対する支援の状況は、どのよう内容があるのか、伺います。 221 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 222 ◯経済環境部長(越川 俊君) 11月21日現在の件数ございますが、わがまち活性課では、融資に必要認定申請が3件、商工会には、相談のほうが65件あります。そのうち、申請に至った内容といたしましては、被災小規模事業者再建事業、持続化補助金が12件、日本政府金融公庫、災害復旧貸付が7件、県の制度融資、セーフティネット資金といいますが、こちらが1件という状況ございます。 223 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 224 ◯5番(櫻田基介君) 被災の相談件数に対し、実際の支援の件数が少ないと思われますが、何か要因があるかおわかりあれば、お教えください。 225 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 226 ◯経済環境部長(越川 俊君) 商工会や金融機関から伺った中で、各事業所で保険等の加入がされておりますので、そちらのほうで対応ができているというお話をいただいております。 227 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 228 ◯5番(櫻田基介君) 保険で対応できない被害もあったと思いますが、その被害に対する今後の支援を検討しているものがあれば、教えてください。 229 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 230 ◯経済環境部長(越川 俊君) 現在のところ、県のほう、千葉県中小企業復旧支援事業の予定が公表されておるところございます。  県の12月議会において、被災した中小企業者に対し、事業活動の再開に必要費用を助成するということが提案をされているところございます。  助成の内容につきましては、補助対象、保険給付を除く施設の修繕費、機械装置費、設備廃棄費、備品等、補助率は4分の3で、上限額が1,000万円を予定しているとのことございます。  実施されることになりましたら、市といたしましても、商工会と連携した上で、ホームページ、広報等で、迅速対応をしていくと考えております。  以上です。 231 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 232 ◯5番(櫻田基介君) ありがとうございます。  決まりましたら、周知をぜひよろしくお願いいたします。  近年、台風は勢力が大きくなり、強力になっています。想定の範囲を超えてきているものも多くあります。今まで考えられないよう災害が、いつ起きてもおかしくない状況です。災害に対する備えをぜひよろしくお願いいたします。  これで、新政会の質問を終了いたします。ありがとうございました。 233 ◯議長(大川義男君) 以上で櫻田基介議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 234 ◯議長(大川義男君) ないようですので、以上で関連質問を終了し、新政会、加藤忠勝議員代表質問を終わります。  次に、さんむ21、石川和久議員の代表質問を許します。  石川和久議員、御登壇願います。  石川議員。 235 ◯7番(石川和久君) 議席番号7番、会派さんむ21、石川ございます。議長にお許しをいただきましたので、これより、会派さんむ21を代表しまして、質問をさせていただきます。代表質問の機会をくださいました先輩議員の皆様には、心からお礼を申し上げます。  はじめに、9月から10月にかけて襲来した台風15号、台風19号及び台風21号に伴う豪雨は、東日本に甚大被害をもたらしました。  本市においても、倒木による家屋の破損、大規模停電や断水、さらに大雨による住家被害、道路冠水、崖崩れなどが発生し、市民生活に著しい影響を及ぼしました。また、農業をはじめとする市内産業、経済にも甚大被害を受けました。  会派を代表しまして、被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。一日も早く、元の生活を取り戻せますよう、心より願うものございます。  そのよう中、先ほども質問がございましたけれども、防災について、いろいろ観点から、また会派さんむ21も質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  我が市は、今まで防災対策のハード、ソフト面から、安心安全災害に強いまちづくりを目指し、多くの事業を進めてきたことと思います。しかしながら、今回のよう想定外の事態に備え、またさらなる強化が必要はないでしょうか。より厳しい状況で考えていただき、準備をするということは、発災時のちゅうちょや混乱を減少させ、かつ災害対応につながるものと思います。  これからの防災対策は、自助、共助をいかに強化していくかが重要あると考えております。市民、地域の防災意識の向上の強化、そして、公助の役割の明確さも必要と思います。公助の役割として、市は何ができるのか、いろいろと質問をしていきたいと思います。  今回の災害時は、市民からは、防災行政無線が聞こえない、情報が入ってこない、情報発信手段はどのようになっているん、SNSはやらないのか、避難所の対応や職員の対応、いろいろあらゆる否定的意見が聞こえてきます。もちろん、職員の方々も、適正判断で対応されていたことと思います。しかしながら、私の見る限りでは、市民の望む対応と行政の対応がかみ合っていないようにも感じました。  まず、どこに原因があると市ではお考えか、お伺いします。 236 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 237 ◯市長(松下浩明君) 会派さんむ21、石川議員の代表質問についてお答えをさせていただきます。御質問、まことにありがとうございます。  市民の方のニーズは承知をしているものの、行政側のハード面、ソフト面の整備が、今回の大きな災害からすれば、結果的には遅れたということというように、私どもも考えております。  災害時の情報伝達の重要性については承知をしているところございますが、そのための準備を進めているというところございます。しかしながら、時期的に市民の皆様のニーズに応えられていないということも事実ということございます。  避難所の対応につきましては、職員内で、どのように市民のニーズに応えていくかについて、徹底できていないことが、行政側の至らないところあったというように思います。
     ただし、行政にも限界があるということも、今回よくわかりました。公助における限界を市民の皆様に正しく認識していただき、自助、共助の重要性をお伝えしていくことも重要あると、今、考えております。  今後は、スピード感を持って、各種整備を行っていきたいと考えます。ありがとうございます。 238 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 239 ◯7番(石川和久君) 私の考える原因としては、やはり、自助、共助、公助の先ほどお話ししました役割の明確さといったところと思います。  地域防災計画は大変重要計画んですけれども、この計画が、想定外の自然災害が頻繋に起こり得るこの現代にマッチしていないのはないかと考えるところもあります。  まず、この辺、2点を質問していきたいと思います。  地域防災計画について質問します。  本計画は、災害対策基本法第42条の規定に基づいて、山武市防災会議が作成する計画あり、山武市の地域に係る防災対策に関し、山武市、千葉県やさまざま機関等が処理すべき事務及び業務の大綱を定めるとともに、災害予防、災害応急対策及び災害復旧について、必要対策の基本について定めたものございます。つまり、災害時や復旧などでは、最も重要計画あり、我々市民に、とても重要あるわけございます。  市の地域防災計画は、平成26年9月に作成されており、4年経過しておりますが、想定外の自然災害が頻繋に起きる今日では、計画の修正見直しは、喫緊の課題と考えますが、進捗状況はどうでしょうか。 240 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 241 ◯総務部長石橋和記君) 御指摘のとおり、地域防災計画が策定されて、5年が経過しております。経年によりまして、行政の災害に対する対応を含めまして、さまざまものが変化をいたしております。  また、今回の台風15号、19号、10月25日の大雨等の想定外の風水害も発生をいたしております。  このため、地域防災計画を現状に即したものに修正していく必要がございます。現在、人的、物的支援の確保のための受援計画を策定中あります。一連の風水害で、災害への備えと対応について、多く問題点が明らかとなり、風水害に特化したマニュアルの必要性を感じております。  そのため、各部署で、問題点と対策を明らかにし、検討を重ね、職員の行動に資するマニュアルの作成を行い、その後、地域防災計画の見直しに取りかかる予定ございます。 242 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 243 ◯7番(石川和久君) 失礼しました。平成26年9月ですから、5年です。申しわけございませんでした。  ありがとうございます。  今回の災害で、先ほども質問の中にありました職員の配備体制と災害対策本部の設置基準とあります、いろいろ今回の災害を経験して、その計画どおりに動いて、いろいろあったことと思います。  今回の災害で、地域防災計画をもとに、復旧作業等に対応されたことと思いますが、まず、取り組ん中で、改善すべき点は、どのよう点がありましたでしょうか。お伺いいたします。 244 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 245 ◯総務部長石橋和記君) 一番は、災害に対する被害想定を、「数十年に一度」などと形容される現代の災害にマッチさせることと考えております。  災害対応業務に対しての市の体制の見直しとなります。どの程度で、どのよう体制で、対応するのかを、風水害に適応させる必要がございます。職員に対する防災訓練を計画的に実施し、災害対応業務を徹底してまいりたいと考えております。 246 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 247 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  我々も、市民も、自助、共助の大切さ、行政任せの体質等、多々あるかもしれませんので、この辺も変えていかなければならない問題としっかりと認識はしております。  そこで、自助、共助の取り組みとして、山武市地域防災力向上計画についてお伺いします。  市では、自主防災組織設置促進事業、自主防災組織活動促進事業、防災士育成事業などに、補助金を活用して、自助、共助の取り組みを支援しております。しかしながら、今回の災害では、全てではないですけれども、自主防災組織等がうまく機能していないように感じられました。  私の思う理想の形としては、地区での自主的避難所の開設等、皆さん、自分たちで、高齢者等の顔見知り等、多々いますので、どこに高齢者が住んでいるなど、いろいろあります。そういった高齢者等の安否確認、その必要物資等をまとめて、市のほうにお願いをする、被害状況等の確認など、自主防災組織や地区での取り組みができれば、自助、共助、公助との役割の明確さ、連携等がスムーズにいくのはないでしょうか。  そこで伺います。先ほど、現在の自主防災組織は、271自治会のうち八十数団体あるということはお伺いしました。その自主防災組織の育成・活性化の現在の取り組みについてお伺いします。 248 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 249 ◯総務部長石橋和記君) 今、議員からお話のありましたとおり、現在、81の自主防災組織が設立をされております。自主防災組織によっては、温度差があることは承知をいたしております。地域の住民から、自分の区に自主防災組織があることを知らなかったというお話も聞いたことがございます。  自主防災組織の形骸化を感じ、昨年から自主防災組織の会長を対象といたしまして、会議を行っております。今年も5月の区長連合会の総会、地域の区長会や各種講話を通じまして、自主防災組織に対する期待と組織の活性化についてお伝えをいたしております。  また、自主防災組織の活動を支援するための補助金要綱を改正するなど、自主防災組織の活性化に努めているところございます。 250 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 251 ◯7番(石川和久君) 今、自主防災組織の会長を対象に、会議等をされているということですけれども、具体的に年にどのぐらい会議をされて、どのよう内容等か、わかれば、教えていただけますでしょうか。 252 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 253 ◯総務部長石橋和記君) 現在につきましては、自主防災組織の会長を対象といたしました会議については、年1回を予定をいたしておりまして、実施をいたしております。  内容につきましては、自主防災組織の重要性等について、防災監によりまして、講話等のお話をさせていただいております。 254 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 255 ◯7番(石川和久君) 先ほどから何回も申し上げますけれども、自助、共助をいかに強化していくかが重要あり、市民、地域の防災意識向上の強化が、やはり、どうしても必要ある。自治会との連携や自主防災組織のさらなる強化の取り組みが、やはり、どうしも必要と思います。  先ほどの御答弁の中に、数点あったと思います。例えば、補助金の見直し等があると思いますが、また改めて聞きますけれども、今後、自主防災組織のさらなる強化、取り組みを考えているのあれば、まとめて、もう一度お伺いします。 256 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 257 ◯総務部長石橋和記君) 今回の一連の風水害で、区長に働きかけをいたしまして、区の安否確認や、高齢者等で支援物資が行き渡らない人を知らせていただいたり、物資を届けていただく等の協力をお願いをいたしております。このようことを、もっと積極的に要望してくれという区長もおられました。  自主防災組織が有効に機能しているところでは、区の区民館を開放いたしまして、高齢者を公民館に連れて行っていただきまして、発電機で照明をいたしまして、備蓄の食料を配り、避難をさせていたというお話も聞いております。  区長や自治会長、自主防災組織の長の方々には、災害対応に戸惑われた方もいると伺っております。このよう方に、実際に活動した区長や自治会長、自主防災組織の長の皆様にお話をしていただきまして、活動を促していきたいと考えております。 258 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 259 ◯7番(石川和久君) ありがとうございます。  先ほどの271自治会全てとは言いませんけれども、より多くの自主防災組織の団体ができるように、自助と言ったところで、自分たちでやるべきことはございますけれども、市のほう、ある程度、育成といいますか、方向性を示して、これだけ重要性があるんということを広く認識していただく。  次もまた、今回のときよりも大きな自然災害が来ると思われます。そういったときに、機能できるように、また今後とも取り組んでいただきたいということを、市のほうに要望していきたいと思います。  続きまして、防災士育成事業について。今年の7月に、山武市防災士協会なるものが設立されております。今回の災害では、どのよう活動をされたかお伺いします。 260 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 261 ◯総務部長石橋和記君) 防災士につきましては、今までは防災士の育成に力を入れておりまして、防災士の活用はうまくできていなかったと感じております。  昨年、防災士の活動の活性化と知識の習得と能力の向上を目的といたしまして、防災士に対する教育のほうを行っております。そこで、防災士の資格は持っていても、実際に地域の防災に携わる機会が少ない、1人は、なかなか活動できない等の声を耳にし、ある程度の組織で活動できるようにと考え、防災士協会の設立を提起し、今年の7月に設立をいたしております。  一連の風水害では、自発的活動で、自主防災組織の一員として、住民の安否確認、区の公民館に開設された避難所の運営、ボランティア、入浴支援等を行っていただいております。  防災士協会といたしましては、月1回の定例会によりまして、先般の一連の風水害を踏まえまして、災害時の防災士としてのあり方について、検討しているところございます。 262 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 263 ◯7番(石川和久君) 災害時等に、防災士に、市が求める役割は、一体どのようものを考えているのか、お伺いします。 264 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 265 ◯総務部長石橋和記君) 防災士に期待するものは、共助の中心的人物としての活動となります。平時あれば、自主防災組織の一員として、地域の防災力の向上のための指導者あったり、アドバイザーあったり、防災の重要性を伝承する語り部として、活動していただきたいと考えております。  また、災害時においては、市に対する情報提供者、地域の住民の安否確認や避難所運営支援等の中心人物となっていただきたいと考えております。 266 ◯議長(大川義男君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。              (休憩 午前11時57分)              (再開 午後 1時09分) 267 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  石川議員。 268 ◯7番(石川和久君) 引き続き、質問ということんですけれども、防災対策については、私のほうは以上になります。ぜひ、地域防災計画の見直しと自助、公助になる自主防災組織等の強化をお願いいたします。この質問は関連質問がございますので、また、後ほどよろしくお願いします。  次の質問に入ります。  令和2年度当初予算についてお伺いします。  松下市長の政策が盛り込まれた市の最上位計画ある第2次山武市総合計画は、令和2年度は2年目となり、取り組みが始まった各施策の進捗状況や課題を的確に捉え、計画最終年度に向けて、着実事業の推進を図るとともに、各6つの政策を実現するために、一段とスピードを加速させていく必要があります。  また、来年度のオリンピック・パラリンピックの開催、市はスリランカのホストタウンとして名乗りを上げ、これまでさまざま事業に取り組んでこられました。オリンピック・パラリンピックを通じて得られる経験や成果は、確実に市の大きな財産として、未来へつなげていかなければなりません。  さらには、近年の社会状況や本市の将来を見据えて取り組む必要のある新た課題もあります。機を逸することなく、対応していく必要があると思います。  一方で、令和2年度当初予算は、扶助費などの社会保障経費は依然として増加し、さらに公共施設の老朽化対策、学校施設の改修工事など、大規模事業が予定されていることから、経費が増加することが予測され、引き続き、厳しい予算編成をされたことと思います。  このよう中、職員一人一人が最大限のパフォーマンスを発揮し、組織全体で、スクラムを組んで、山武市の未来へ向けて、施策展開を図ることが必要はないでしょうか。松下市長をはじめ、皆様に大きな期待をしながら、令和2年度当初予算について、数点質問させていただきます。  まずはじめに、令和2年度当初予算を前に、今年度の状況についてお聞きします。  市の歳入の半分以上を占める市税や地方交付税は年々減少傾向にあると、財政計画では、推計されております。令和元年度も8カ月が経過しましたが、当初予算で計上された歳入について、現状はどうか、また予定どおりの歳入は見込めるのか、伺います。 269 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 270 ◯総務部長石橋和記君) 本年度の歳入の状況ございますが、個人市民税の現年課税分については、11月末現在の調定額に、平成30年度分決算におけます収納率を乗じて、試算しますと、当初予算額を上回る収入となる見込みございます。  さらに、固定資産税の現年分、軽自動車税の現年分についても、同様に当初予算額を上回る収入となる見込みございます。  また、地方交付税の普通交付税につきましても、7月下旬に、今年度の交付額が決定しておりまして、当初予算額59億9,000万円に対しまして、60億6,125万6,000円となっております。  こうした現状を踏まえますと、災害による影響を加味いたしましても、現在のところ、令和元年度については、予定どおりの歳入が見込めると見込んでおります。 271 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 272 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。  6月議会で、私は、当初予算規模の状況について、財政質問をさせていただきました。お伺いしたところ、令和元年度当初予算は、合併以降、最大の予算規模となっておりました。令和2年度予算は、さらに増額が見込まれると答弁をいただいております。  毎年増加する当初予算を見ると、将来は本当に大丈夫かと、私も経験が浅いながら、とても胸が痛くなる思いございます。  市長が就任して、毎年更新する過去最大予算、この状況を市長はどう考えているのか、市長、直接、御意見をお聞かせください。 273 ◯議長(大川義男君) 市長。 274 ◯市長(松下浩明君) 就任して、2年目になっておりますが、毎年、確かに予算が増えている状況ございます。その中ですが、今やっていかなければいけないことを、しっかりとやっていきながら、予算確保にも努めていくと思っております。  以上ございます。 275 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 276 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。  今、市長にお聞きしたことも、こうやって、市長が就任して、財政の問題、施策といいますか、自分の運営する市政の中で、どれだけの重要性があるのかを確認したいという意味もありまして、質問させていただきました。ぜひ、身の丈に合った予算にしていただけるよう、市長のほうも、強く職員のほうにも要望していただいて、取り組んでいただきたいと思います。  こうした状況の中、市長は、予算の削減につながる新た取り組みを予定しているのか、お伺いします。 277 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 278 ◯総務部長石橋和記君) 予算の削減に対する取り組みございますが、本年3月に策定をいたしました第2次山武市総合計画では、優先的に取り組む重点分野として、17分野を設定をいたしております。  令和2年度に向けては、この重点分野に対して、手厚く予算を配分するとともに、財政健全化と政策推進のバランスをとることを目的とした総合計画成果志向型予算編成を実施しております。  また、従来は、施策ごとに予算額を設定し、資源配分調整を行ってまいりましたが、来年度に向けましては、部ごとに予算額を設定し、資源配分調整を行う方式に改めております。これによりまして、各部長の責任のもと、各事業費の精査を行うことが可能となり、経費の節減が見込まれるところございます。 279 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 280 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。  現在策定中の山武市公共施設個別施設計画、市の合併ならではといいますか、ある施設の状況を把握する計画ということございますけれども、進捗状況に一部変化が生じたということをお伺いしております。  進捗状況について、改めてお伺いいたします。
    281 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 282 ◯財政課長(宮負裕行君) 従来、個別施設計画につきましては、今年度中の策定を予定しておりましたが、9月から10月にかけて発生いたしました台風等の影響によりまして、公共施設等で大きな被害を受けたことに加えまして、また市役所全体といたしましても、災害対応を最優先に取り組ませていただいたことから、策定作業のほうを予定どおり進めることができず、スケジュールの見直しが必要となっている状況ございます。  その結果、策定期間を延長させていただくこととなり、来年度までの策定を予定しております。 283 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 284 ◯7番(石川和久君) その効果を期待しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  予算編成に取り組むに当たり、当初予算編成方針が示されたことと思います。各部課長に、どのよう方針を示したのかお聞かせください。  あわせて、市長の令和2年度の重要施策は何かお伺いいたします。 285 ◯議長(大川義男君) 市長。 286 ◯市長(松下浩明君) 令和2年度の予算編成方針についてございますけれども、例年どおり、国や県の動向を踏まえまして、令和元年10月30日付で通達をいたしました。  基本的には、歳出の抑制を前提とする予算編成を考えておりますので、職員に対しましては、事業の優先度や緊急性、費用対効果などを検証し、最小限の予算で、最大限の効果が発揮できるようにということ、指示をしております。  その中で、重点的に取り組むべき事業については、第2次山武市総合計画の重点分野としてお示しをしておりますが、予算配分を手厚くして、重点的に取り組む方針で挑んでおります。  重要政策ございますが、まず、来年度は、先ほど議員もおっしゃいました東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されるということ、聖火リレーや事前キャンプの実施など、山武市として、大会の成功に貢献できるように、力を入れていきたいと考えております。  次に、さんむ医療センターの建て替え整備について、来年度は実施設計に取りかかる予定となっております。重点分野あります医療体制の充実について、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  また、人口減対策の取り組みといたしまして、三世代家族の形成や本市への定住促進を図るため、三世代同居等支援事業を新規事業として予定するとともに、地域経済の活性化、地域振興及び雇用の場の創出、並びに流入人口の定住化等を目的といたしまして、企業誘致施策を検討するため、企業誘致促進事業を新規事業として予定をしております。  以上ございます。 287 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 288 ◯7番(石川和久君) 次に、厳しい財政状況が見込まれる今後ですけれども、将来を見据えた今後の市長の展望がございましたら、お伺いいたします。 289 ◯議長(大川義男君) 市長。 290 ◯市長(松下浩明君) ありがとうございます。  6月議会でも、議員からの質問で、御答弁させていただいておりますが、今後、市税や普通交付税の減額が見込まれ、将来的には厳しい財政状況となることが想定をされております。  費用対効果の低い事業の見直しはもちろんですが、現在策定中の山武市公共施設個別施設計画において、市内公共施設の統廃合も含めた効率的活用方法について検討をして、歳出の抑制に努め、健全財政運営を行っていきたいと考えております。  以上ございます。 291 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 292 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。  次に、1つ、基金のことについてお伺いします。  災害復旧・復興基金についてお伺いします。  今回の災害では、2億3,329万8,000円を取り崩しましたが、現在の残高については、お幾らでしょうか。 293 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 294 ◯財政課長(宮負裕行君) 災害復旧・復興基金の平成30年度末の残高は2億3,410万1,651円ございましたので、取り崩し額を差し引いた残高は80万3,651円となります。 295 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 296 ◯7番(石川和久君) 災害復旧・復興基金んですが、今までどのよう積み立ての仕方をしてきたのかお伺いいたします。 297 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 298 ◯財政課長(宮負裕行君) 災害復旧・復興基金は、今回のよう災害が発生した場合における救助費や災害に強い安全まちづくりを実現するための事業の財源に充てるため、東日本大震災後の平成23年度に新たに設置した基金ございます。  平成23年度と平成24年度の2カ年、2億3,700万円ほど積み立てて以降は、利子分を積み立ててまいりました。 299 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 300 ◯7番(石川和久君) 今後の災害に備えて、また、もう少し計画的に積み立てる必要があるのかなと思いますが、市の見解はどうでしょうか。 301 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 302 ◯財政課長(宮負裕行君) 今回のよう大規模災害に対する備えとして、引き続き、一定程度の基金残高を確保する必要があるものと考えていることから、3月補正予算におきましても、歳入の動向や歳出の執行状況を踏まえまして、同基金への積み立てを検討してまいりたいと考えております。 303 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 304 ◯7番(石川和久君) 財政調整基金もございますけれども、計画的に適正場所に積み立てていただき、災害に備えていただきたいと思います。  令和2年度当初予算の質問については以上となります。後の山武市の姿を見据え、身の丈に合った予算となりますように、今後とも引き続き努力していただきたいと思います。  次に、企業誘致について。松下市長も市長に就任して、1年半が過ぎました。さまざま課題に対応し、また市民のために、いろいろ政策、施策を実行しようとしているところと思いますが、人口減少はなかなかとまりません。  これは、山武市に限ったことはないのですが、山武市の場合、急激人口減少が進んでおります。市長も就任以来、この人口減少対策に取り組んできております。山武市総合計画では、そのよう中に、企業誘致もあると思います。  そこで、今までどのよう誘致活動をしてきたのかお伺いします。 305 ◯議長(大川義男君) 市長。 306 ◯市長(松下浩明君) 企業誘致についての御質問をいただきまして、ありがとうございます。  私が市長に就任以降、毎回、企業誘致に関しての御質問をいただいております。議員皆さんの関心も非常に高く、本市の喫緊の課題あります人口減対策につながるものあるというように考えております。  これまでに、企業等からの引き合いに応対してまいりましたけれども、具体的進展は、現在のところ、ないということが状況ございます。  今後は、成田国際空港の機能強化や圏央道の全面開通によりまして、新た企業の進出があるものと考えます。また、それを期待しております。これを見逃さず、取り組んでまいりたいと考えております。  また、企業誘致を進めていく上では、千葉県や金融機関等の協力体制も必要ございます。私も千葉県へ出向きまして、企業誘致に向けての協力をお願いし、金融機関との意見交換も進めております。  県のほうにも、平成30年10月、また平成30年11月、令和元年8月、また令和元年11月と、ついでと言ってはなんですけれども、行ったときに、寄って、お話をさせていただいたりという機会も、ほかに設けながら、企業誘致を、何とか私も力を入れていきたいということが現状あります。  残念ところ、私が就任してから、まだ大きな企業が来たということは、正直、ありません。ですので、その辺は、私も肝に銘じて、取り組んでいきたいという課題の1つではございます。皆様方からの御提案も待っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 307 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 308 ◯7番(石川和久君) 企業誘致も非常に重要人口減少対策と、私も思っておりますので、引き続き御尽力のほうをよろしくお願いします。こちらは関連質問がありますので、よろしくお願いいたします。  次に、観光行政について。県立蓮沼海浜公園は、新全国総合開発計画に位置づけられたレクリエーション都市公園あり、大都市圏、そのほか、都市圏域から生じるレクリエーション需要の充足を目的に、千葉県が整備し、宿泊施設を千葉県レクリエーション都市開発株式会社が官民一体で設備した都市公園あります。  この公園は、昭和50年の供用開始以降、40年半ばが過ぎ、施設の大幅更新時期を迎えていると認識していますが、利用者数の推移はいかがでしょうか。お伺いいたします。 309 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 310 ◯都市整備課長(川合秀和君) 蓮沼海浜公園の利用者数の推移についてお答えします。  県に確認したところ、平成22年、36万人、平成23年、24万人、平成24年、31万人、平成25年、48万人、平成26年、34万人、平成27年、36万人、平成28年、33万人、平成29年、27万人となっております。 311 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 312 ◯7番(石川和久君) こちらの質問に関しても、関連質問がございますので、よろしくお願いいたします。  次に、教育行政について、学校統廃合等についてお伺いします。  山武市学校のあり方検討委員会が、山武市教育委員会の諮問機関として、平成24年11月、設置されました。そして、平成26年3月19日、山武市小中学校の将来を展望したあり方について答申されています。  また、各学区に出向いて、説明会を開催し、答申の内容や市民の意見を踏まえ、平成28年9月に、山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画が策定されています。  松下市長は、この適正配置基本計画の一部の見直しをすると、市長選挙で市民にお約束をしております。見直しをする協議は、山武市総合教育会議で行うとのことですが、進捗状況はどうでしょうか。お伺いいたします。 313 ◯議長(大川義男君) 市長。 314 ◯市長(松下浩明君) 成東中学校と成東東中学校の統合につきましては、自分なりに一度立ちどまって判断する必要があるというように考えまして、統合後の学校位置、時期につきましては、皆様も御承知のとおり、今年度を目途として、検討する時間をいただいているところございます。  これまで総合教育会議の進捗状況ということございますけれども、まず、山武市の小中学校の規模適正化・適正配置基本計画では、今後の生徒数の減少が見込まれることと、成東中学校の校舎の老朽化の問題から、統合という方向で、教育委員会と共通の認識を持ったところではございます。  現在は、来年2月に予定をされております。総合教育会議において、この件について方針を示し、教育委員会との調整を図りたいと思いますので、それに向けて、諸課題の検討をしている状況ございます。 315 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 316 ◯7番(石川和久君) こちらも関連質問がありますので、よろしくお願いします。  以上で私の代表質問を終わりにします。 317 ◯議長(大川義男君) 以上でさんむ21、石川和久議員の代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  高知尾正義議員、御登壇願います。  高知尾議員。 318 ◯19番(高知尾正義君) 議長からお許しをいただきましたので、ただいまから、関連質問をさせていただきます。  はじめに、私からも、台風、大雨で被害を受けられました全ての皆様方に、心よりお見舞いを申し上げさせていただきたいと存じます。  ただいま、さんむ21、石川和久議員の代表質問のうち、蓮沼海浜公園の整備の見直しについて及び防災対策についての関連質問をさせていただきます。  9月議会での質問の予定ありましたので、蓮沼海浜公園についてから、先に質問をさせていただきたいと思います。  県立蓮沼海浜公園につきましては、文字どおり県立ありますが、山武市内蓮沼地域にあり、また、宿泊施設やプール、パークゴルフ場等、多種多様施設の運営を行っている千葉県レクリエーション都市開発株式会社につきましても、筆頭株主は山武市あり、市長は非常勤役員になっているわけあります。  山武市のこれからの空港と絡めた地域振興のためにも、いろいろ角度から質問をさせていただきます。質問が多岐にわたりますので、単刀直入にお伺いいたします。どうか答弁もわかりやすく、簡潔にお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。  先ほど答弁にありました海浜公園の利用者数の推移では、平成22年から平成29年、最大が平成25年の48万人、最少は平成23年の24万人とのことありました。天候による影響は大きいと思われますけれども、ウォーターガーデンやパークゴルフ場など、施設の設置による利用者数の影響も大きいと考えられます。  主施設の開設年次はどうなっておるのか、お伺いをいたしたいと思います。 319 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 320 ◯都市整備課長(川合秀和君) 県に確認したところ、ウォーターガーデンが昭和50年、ガーデンハウスが昭和51年、テニスコート11面が昭和52年、こどものひろばが昭和59年、ミニトレインが平成10年となっております。  また、パークゴルフ場に関しましては、平成24年に開業して、平成27年7月より、現在の36ホールとなっております。 321 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 322 ◯19番(高知尾正義君) 昭和50年の開設から、ウォーターガーデンは、40年半ばを過ぎております。  また、その後、開設されたこどものひろばでも、30年半ばを過ぎております。その他、施設もかなり年月が経過しておりますけれども、施設の老朽化への対応は、どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 323 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 324 ◯都市整備課長(川合秀和君) 県に確認したところ、昭和24年に公園施設長寿命化計画を策定し、平成29年にその見直しを行っております。  蓮沼海浜公園に関しましては、その計画に基づき、施設の補修及び更新を行っているところございます。  なお、同公園に関しましては、指定管理者制度を導入しており、施設に関しましても、県で設置したものを順次、改修、更新、廃止、撤去を行っております。 325 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 326 ◯19番(高知尾正義君) 公園施設長寿命化計画に基づいて、どのよう更新計画になっておるのか、また、以前、平成27年の5月に、こどものひろばにて、事故がございました。施設を撤去した後に、新た施設は設置されておりません。公園としては、当然、安全が第一に確保されなければなりませんが、こどものひろばに関しては、その後も他の施設が撤去されており、新た施設の設置等は、どのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 327 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 328 ◯都市整備課長(川合秀和君) すみません、先ほどの質問で、平成と言うところを、昭和と答えてしまいましたので、訂正させていただきます。  県に確認したところ、長寿命化計画では、県で設置した施設についてまとめております。
     概略として、プール装置の一部更新を平成29年から平成30年で実施しております。新た施設設置については、指定管理者が設置をしております。  指定管理者に確認したところ、こどものひろばでの施設設置はございませんが、ウォーターガーデンにおいて、スプラッシュシェーカーなどを設置し、公園施設の機能強化を図っております。 329 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 330 ◯19番(高知尾正義君) また、蓮沼海浜公園は、先ほども申し上げましたとおり、県立の都市公園あります。山武市として、この公園のあり方、位置づけについて、どのように考えているのか、お聞かせ願いたいと思います。 331 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 332 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えします。  蓮沼海浜公園は、年間30万人の来場者数を数える施設ございます。市としても、重要観光の施設と考えております。  また、市だけはなく、平成30年度に千葉県が策定いたしました第3次観光立県ちば推進基本計画にも、九十九里地域の重要観光施設として、位置づけられておるところございます。しかしながら、利用者の方々に意見を伺いますと、施設の老朽化が著しい、子どもを遊ばせる施設が少ないなどの意見を頂戴しているところございます。  市といたしましても、老朽化を懸念しており、今年度から県の公園緑地課と市から都市整備課、わがまち活性課担当職員で、「蓮沼海浜公園の今後のあり方検討について」と題しまして、勉強会を開催しております。共通認識のもと、観光地の整備及び推進を図れるよう、対応を進めてまいりたいと考えております。 333 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 334 ◯19番(高知尾正義君) また、蓮沼海浜公園の隣接地、公園の一部とも言っていいと思いますけれども、県有の保安林が広がっております。特に蓮沼海浜公園の隣接地の土地は、九十九里エリアの中でも幅が広く、海浜公園と一体となって、公園の景観を高めている感じあります。  また、1987年、昭和62年10月には、白砂青松の100選にも選ばれている景勝地でもあります。  しかしながら、平成23年の東日本大震災の津波の影響で、大きな被害を受け、被災前と比べると、見るも無残状況となっております。その後は、各団体等の協力もあり、植樹も進められております。まだまだ、昔の姿に戻るには、ほど遠い状況にあると思われます。  そこで、今後の植樹等の計画についてお聞きしたいと思います。 335 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 336 ◯経済環境部長(越川 俊君) 県のほうに確認をしたところございますが、県では平成24年度から令和11年度までを計画年度としております。九十九里エリア全体の植栽等を計画しています。  市内の海岸、県有林の植樹等の進捗状況について申し上げますと、計画面積は48.95ヘクタールに対しまして、35.96ヘクタール、約73%の進捗状況となっております。  残りの植栽については、先ほど議員がおっしゃったとおり、いろいろボランティア団体等の協力を得ながら、引き続き、植栽活動を行っていくということございました。  以上ございます。 337 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 338 ◯19番(高知尾正義君) 先日の11月16日土曜日にも、蓮沼にて、1,000人による防災林をつくる植樹活動が行われました。  確かに植樹計画は大変大事あり、大いに進めていただきたいわけありますけれども、木が育ち、砂防林になるまでは、30年、50年もかかるわけあります。その前に、大震災で倒れた木、そして折れたり、枯れたりした木がそのまま残っている場所が、数多く見受けられます。早急に青松部分の松林の区域の改善、整理をお願いするところあります。  これは、北部林業の管轄下にあると認識しております。この件につきましても、県に強く要望していただきたいと思いますけれども、御答弁があれば、よろしくお願いしたいと思います。 339 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 340 ◯経済環境部長(越川 俊君) 保安林の役割といたしまして、海岸沿いに住む方々には、なくてはならないと認識しております。  市といたしましても、引き続き、企業や地域住民、ボランティア等々の各種団体が行う植栽活動に対し、支援を行ってまいりたいと思います。  また、先ほどの枯れた状態での防風林がどうかという中では、県に確認したところでは、立ち枯れの状態でも、飛んでくる砂や鳥害、津波等の被害を、機能としては、多少、期待できるというようお言葉をいただきましたが、市といたしましては、景観も含めた中で、今後、引き続き、保安林の整備の要望をしていきたいと思っております。 341 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 342 ◯19番(高知尾正義君) ひとつよろしく県のほうにも再度お願いをして、松林の整理をしていただくようにお願いをしていただきたいと思います。  次に、成田空港の更なる機能強化策では、平成30年3月に、成田空港周辺の地域づくりに関する基本プランが策定されました。基本プランには、地域づくりの基本方針、観光振興の分野に県立蓮沼海浜公園が掲載されており、市内でも、重要観光資源あると認識をしております。  現在、基本プランの具体化に向けた実施プランを策定していると思いますが、空港周辺の地域づくりという観点から、県立蓮沼海浜公園の扱いはどのようになっているのかお伺いをいたします。 343 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 344 ◯総務部長石橋和記君) 現在、実施プランの策定に向けまして、プランに掲載する事業につきまして、県と関係市町で調整を行っているところございます。  山武市といたしましては、県立蓮沼海浜公園の一層の活用に向けた施設改修、更新、再整備を含め、地域観光のさらなる充実を図るため、関係機関とともに検討を進めていくことを盛り込んでいただくように、協議を進めております。 345 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 346 ◯19番(高知尾正義君) よろしくお願いします。  再三申し上げますけれども、蓮沼海浜公園は、市の公園というものはなく、首都圏の整備開発構想として、九十九里海岸を大規模水辺レクリエーション地帯と考え、県で整備されたものあります。  市外からの利用客も多く、先ほど答弁でもありましたけれども、当然ながら、観光資源として、九十九里地域の核となる施設と私も考えております。海浜公園として、40年半ばが経ち、今後のことを考えた場合、機能強化も必要あると考えますが、市として、県に対して、どのように働きかけをしていくのか。これは、市長に御答弁をお願いしたいと思います。 347 ◯議長(大川義男君) 市長。 348 ◯市長(松下浩明君) ありがとうございます。  私も、蓮沼海浜公園につきましては、市として、非常に重要観光資源あると考えております。市といたしましても、本年2月に、国、県、NAAに提出をいたしました要望書の中で、蓮沼海浜公園について、整備するとともに、当市が実施する観光事業について、積極的支援を要望させていただき、その後も、県総合企画部、県県土整備部等にお伺いして、働きかけております。  今後も、国、県、NAAなど、関係機関に積極的に働きかけを行い、情報提供や情報収集の協力、市としての要望活動などを行い、よりよい充実した観光・レクリエーション都市施設となるよう、市として、横断的に行っていきたいと考えております。  ここは、逆に、今がチャンスと捉えておりますので、国、県、NAA、市と、本当に積極的にタッグを組んで、今後のあり方を検討していきたい、模索していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 349 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 350 ◯19番(高知尾正義君) 検討していって、模索をしていきますという答弁ありましたが、どうか実施できますように、市長、よろしくお願いします。  去る7月26日、千葉市にて、自民党県議会の移動政調会がございました。これは、毎年、行われている会議ありますけれども、私も市長と一緒に出席をいたしました。その中で、要望事項が数点あったんですが、県立蓮沼海浜公園の再整備についてということ、要望をしておったわけあります。  そして、県議会側からの答弁がありました。県庁の担当部としては、県土整備部に聞いた答弁ということ、この答弁を紹介いたしますと、県からの回答は、「再整備について、適切に更新を進める。計画的更新を進める」、これだけんです。県の答弁は、こんなものかなと、これでは、先行きよくわからないなと。これは、移動政調会での答弁です。こういう答弁がございました。  これを踏まえて、ただいま、それぞれの担当部長、今、市長からも前向き答弁をいただいたと認識しております。今、移動政調会の話もさせていただきました。  蓮沼海浜公園につきましては、いずれも千葉県にやっていただけなければならない事業あります。本来あれば、先ほど申し上げましたけれども、9月議会で予定していた質問ありましたけれども、先ほどから話が出ているように、台風、大雨により、大変被害が出ており、県としても、災害復旧等々、大変ときあることは、十分承知しているところあります。しかしながら、それは、それ。どうか強く働きかけをよろしくお願いしたいと思います。  次に、公園の中で行われる予定ありますけれども、東京オリンピックの聖火リレーが、来年7月2日から4日の間に、千葉県内の各地を回る日程が公表されました。あわせて、初日の最終区間に山武市が選ばれ、ゴールとなる蓮沼海浜公園で、セレブレーションが行われると承知しております。大変明るい話題で、喜ばしいことありますけれども、そのセレブレーションとは、どのようもののか、概要の説明をお願いしたいと思います。 351 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 352 ◯総務部長石橋和記君) 千葉県での聖火リレーにつきましては、来年7月2日に海ほたるを出発いたしまして、18区間を2日から4日の3日間かけまして、リレーをされると公表されております。  山武市は、初日の最終区間となる第6区間に位置づけられておりまして、蓮沼交流センターを出発した聖火が、蓮沼海浜公園の第2駐車場へ運ばれます。市といたしましては、未来(あした)への道1000km縦断リレーをはじめ、これまでの積極的取り組みが実を結んものと考えております。  セレブレーションとは、その日、1日の最終区間のゴール地点において、聖火の到着を祝うイベントで、東京2020組織委員会と千葉県が運営の主体となります。パートナー企業などが、それぞれの持ち時間の範囲で、PRや場内の雰囲気を高める取り組みを行い、聖火到着後、締めくくりのセレモニーが予定をされております。 353 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 354 ◯19番(高知尾正義君) それでは、そのセレブレーションでの県、市の役割は決まっているのか、どうか。また、その役割に基づいて、イベント等を実施すると思われますけれども、市の方針等をお聞かせ願いたいと思います。 355 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 356 ◯総務部長石橋和記君) 会場や駐車場の確保を含めました手続や調整、運営、進行、主要警備、ステージ等の設営につきましては、費用負担を含めまして、東京2020組織委員会と千葉県の役割となっております。  市の役割といたしましては、当日の会場運営に関する支援スタッフの人的協力、市の独自ブースの設置・運営など、補助的・補完的ものが中心となります。  また、そのほかにも、市が主体となって、ステージプログラムの中に、市内の子どもたちが参加でき、思い出に残る取り組みが盛り込めないか、山武市らしさや魅力をPRするイベントをあわせて開催できないかなどについて、検討しているところございます。  市といたしましては、この機会を通じまして、郷土意識の一層の醸成と地域の魅力を広く内外にPRしたいと考えております。引き続き、関係者と協議をしてまいりたいと考えております。 357 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 358 ◯19番(高知尾正義君) せっかくの機会ありますので、ひとつよろしくお願いをいたしたいと思います。  これにつきましては、山武市としても、いち早く手を挙げ、ホストタウンとして、スリランカ国を迎え、オリパラ推進室という新た部署も設け、2020東京オリンピック・パラリンピックに最大限の協力体制をとってきたわけあります。大変とは思いますけれども、あと8カ月後あります。世界のオリンピック・パラリンピックに一役買い、大成功の大会となりますように、心より願っているところあります。頑張っていただきたいと思います。  これで、蓮沼海浜公園についての質問を終わります。  続きまして、防災対策について質問させていただきます。  台風15号、台風19号、10月25日の大雨の際には、避難場所を開設したわけありますけれども、特に台風15号の際には、長期の停電により、避難所の開設にも支障があったと伺っております。  避難所の電源の確保状況についてお伺いをいたしたいと思います。 359 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 360 ◯総務部長石橋和記君) 台風15号では、延べ5カ所と、台風19号では、12カ所、10月25日の大雨の際には、3カ所、避難所を開設いたしております。  特に台風15号では、市が全体的に停電したこと、避難所として準備した施設でも、停電が発生をしております。  蓮沼交流センターは、台風15号では、停電はございませんでした。  成東保健福祉センターでは、10日まで、松尾IT保健福祉センターは、12日まで停電し、その間、市で保有するポータブル発電機とバルーンライトを使用いたしております。  さんぶの森中央会館でも、同様にポータブル発電機とバルーンライトにより対応していましたが、11日に東京電力の電力車をあららぎ館に設置できたことから、あららぎ館に避難所を移転をしております。  今後、同様の災害が発生することは、十分に予測をされております。そのため、避難所における発電機の確保につきまして、検討していく必要があると考えております。 361 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 362 ◯19番(高知尾正義君) 蓮沼交流センターにつきましては、津波避難施設としての機能をあわせ持っておりますけれども、災害に対応した設備の状況は、どのようになっているのかをお伺いしたいと思います。 363 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 364 ◯総務部長石橋和記君) 蓮沼交流センターは、想定津波高を10メートルとした5階建ての建物ございます。  避難場所といたしましては、3階、4階、5階及び屋上で、面積約1,000平方メートルを有しております。  想定の避難者数につきましては、500人強ございまして、24時間程度の一時的避難を想定しております。  避難設備といたしましては、屋上までの避難階段、避難階ございます3階までの屋外のスロープ、非常用発電機によります3階以上の避難階の電力の確保、屋上タンクによる水の供給、建物内の備蓄倉庫には、食料、水及び簡易トイレ等を、備蓄をいたしております。 365 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 366 ◯19番(高知尾正義君) 今回の長期の停電により、蓮沼交流センターでも、停電が発生いたしました。非常電源は、設置されているとのことですけれども、避難施設としての機能は弱いように思われました。  今回の停電を教訓として、設備の強化が必要と考えていますけれども、これについて、いかがでしょうか。 367 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 368 ◯総務部長石橋和記君) 蓮沼交流センターは、津波避難施設として、建物の3階以上を避難階としております。このことから、発電機によります非常電源の電力供給につきましても、設計段階から3階以上としておりました。  議員から御指摘のとおり、停電時には、1階、2階のエレベーター運転や照明等の使用ができないことから、施設利用者に不便をおかけすることもあったかと思われます。  このことから、今後、非常電源設備の機能強化につきまして、検討してまいりたいと考えております。 369 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 370 ◯19番(高知尾正義君) よろしくお願いします。  隣接しております道の駅についても、今回の台風で被害を受けております。道の駅は、多くの施設を兼ね備えたパーキングエリアのよう存在として、平常時には休息場所、地域の特産物の販売、情報発信など、幾つもの機能を備えておりますけれども、災害時には、観光客等の避難場所としても、利用されております。また、災害時の拠点としての機能も期待されており、厨房を活用した炊き出しの場所としても、利用が期待できるわけあります。  しかしながら、今回の台風19号の停電の際には、道の駅としての機能は停止しておりました。今後の災害の拠点として利用するに当たり、災害時に発電機などの防災設備が使えるように整備し、通信機器や燃料備蓄などを整備する必要があると考えますが、いかがでしょうか。 371 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 372 ◯経済環境部長(越川 俊君) まず、道の駅の要件といたしまして、今、議員がおっしゃったとおり、利用者が24時間、利用できること、駐車場の整備、トイレ等の休憩機能、道路及び地域に関する情報を提供していることが、登録の要件となっております。  しかしながら、今回、災害によりまして、本施設も停電となり、これらの機能が停止したことは事実ございます。本施設は災害拠点ともなり得ることから、先般、報道等がありました、道の駅むつざわ、つどいの郷のように、災害時に地域貢献ができる施設にしていかなければならないと思っております。関係機関との協議等を進めながら、検討させていただきたいと思います。 373 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 374 ◯19番(高知尾正義君) よろしく整備のほどお願いしたいと思います。  ただいま、部長のほうから、道の駅むつざわ、つどいの郷ですか、実は、今、言おうと思って、新聞の切り抜きを持ってきたんです。いや、いや、そういうことはなくて。ここは、もともと携帯電話、シャワー、台風時の被災住民の支援ということ、あそこは天然ガスを利用して、施設ができているということ、昨日の新聞にも出ていました。  蓮沼の道の駅も、ぜひそういうこと、多くの人に避難場所等々を利用していただけるように、これからひとつ考えていただきたいということをお願いしたいと思います。
     また、国土交通省においても、道の駅の機能強化に乗り出すと、報道もされております。補助事業等の計画もされていると思われますので、頻発化する災害に備えるためにも、道の駅の防災拠点としての活用を検討するように、要望をしたいと思います。  あと1点ですので、5分くらいオーバーしますので、最後までやらせてください。すぐ終わります。  今回の台風に伴う大雨の際には、市内の各所で洪水が発生し、床上・床下浸水が、多数発生いたしました。今回の状況を検証し、今後の災害に備えていただきたいと考えております。  蓮沼地区においても、停電による県営蓮沼地区湛水防除施設の機能停止があり、消防団により、排水作業を行っていただき、大きな被害にならずに済んでおります。  まず、この湛水防除施設の現在までの整備状況についてお伺いをしたいと思います。 375 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 376 ◯経済環境部長(越川 俊君) この施設は県営事業といたしまして、山武市及び横芝光町の流域面積1,700ヘクタール内の湛水を防除しておる施設ございます。  平成20年度から、千葉県と、一時、使用協定を締結いたしまして、山武市、横芝光町、両総土地改良区・東部支部で構成されている管理委員会で、施設の維持管理をしております。  設置当初の想定ございますが、停電時は電力復旧が、早期に回復が見込まれることにより、非常用発電設備の設置はしていない状況ございます。  また、日常点検は、維持管理業者に委託しており、現在までに大規模改修等の整備等は、行っていない状況ございます。 377 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 378 ◯19番(高知尾正義君) もう一回お聞きします。この施設の機能が停止しますと、蓮沼地区では、大きな被害が発生することが予想されます。  また、今回のよう長期の停電も想定する必要があると思われます。自家発電設備の整備をはじめ、今後の施設整備予定について伺いたいと思いますけど、よろしくお願いします。 379 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 380 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今回の台風による洪水の対処といたしましては、手動による水門の開閉を行い、自然流下による排水をいたしました。近隣の方々には、大変御迷惑をおかけしたことをおわびいたします。  近隣で類似している排水施設等の状況も確認いたしましたところ、非常用発電設備は設置されていないことが現状ございます。  この施設は、洪水から人命を守る重要施設あると認識しております。今後、停電時に、施設の機能回復が早急にできる対策について、関係機関へ要望してまいりたいと考えております。 381 ◯議長(大川義男君) 高知尾議員。 382 ◯19番(高知尾正義君) 今回の一連の災害につきましては、よく想定外あったと言われます。しかし、そのことによって、不備ところや不足している面が見えたことも、事実あります。なかなか大変部分、難しい部分もあると思いますけれども、いま一度、防災対策について、見直していただきたいと思います。よろしくお願いします。  最後に、今回の私の質問を総括と言うと、大げさになりますけど、総括して、市長にお願いをしたいと思います。お伺いではありません。最後に、市長が何か言いたいことがありましたら、お願いします。何もなければ、これを言って、終わりにしたいと思います。  松下市長誕生から1年半を過ぎました。その前は、皆さん御承知のように、約10年間は、県議会議員あったわけあります。普通、新しい新人の首長は、県の執行部に顔が売れるまでは、最低2期8年ぐらいかかると言われております。  その点、松下市長は、本人も言われているとおり、県とは太いパイプがあると思います。知事、副知事は別として、今の県の執行部、部長さん方は同年代と、一緒に10年間、歩んできた職員あると思われます。  市長ある今、県の執行部と強いつながりのある今なければ、できない事業と思っています。そして、ここにおいでになります川合都市整備課長、宮負財政課長には、県より派遣していただいて、山武市の行政に大きな御尽力もいただいております。  また、山武市、山武郡選出の小野崎県議、實川県議、はたまた、現議長は、同じ郡内の阿井県議あります。  最高のチャンスではないですか。よく連携をとっていただいて、ただいま申し上げました蓮沼海浜公園の整備と市の防災復旧、防災対策を強く、強くお願い申し上げ、私の関連質問を終了させていただきます。よろしくお願いします。何かありましたら、一言よろしくお願いします。 383 ◯議長(大川義男君) 市長。 384 ◯市長(松下浩明君) 高知尾議員の関連質問、ありがとうございます。  確かに、おかげさまで、県とのパイプと申しますか、自分で言うのもおこがましいかもしれませんが、つながりは、経験していない方と比べると、非常に強いと思っております。今回の災害時も、私も県に何度も足を運び、防災担当部長とも直接話をし、足らないこと、また発電車等、どうしてもここをお願いしなければいけないところを真摯にお願いして、やってまいりました。  こちらもお願いすることばかりはありませんけれども、とにかく、いろいろ皆様方と連携を持ちまして、山武市が発展するために協力して、今後も進めていきたいと思いますので、どうぞ皆様方にも、また御協力のほどよろしくお願いいたします。御質問ありがとうございました。 385 ◯議長(大川義男君) 以上で高知尾正義議員の関連質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は午後2時20分といたします。              (休憩 午後 2時07分)              (再開 午後 2時18分) 386 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  ほかに関連質問はありませんか。  萩原善和議員、御登壇願います。  萩原議員。 387 ◯18番(萩原善和君) 議席番号18番、さんむ21、萩原です。議長の許可をいただきましたので、石川議員の代表質問に関連して、質問をいたします。  まず最初に、台風15号、19号、10月25日の大雨で被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。  それでは、関連質問に移りたいと思います。  私の関連質問は、企業誘致について質問をいたします。  先ほど、市長からは、企業誘致に対して、前向き答弁をいただきました。今まで、就任してからは、実績は残していないけれども、事あるごとに、県庁、銀行等々には、常に要望等々はしているということでした。  そこで、今後の誘致活動に大きくかかわることについて質問をさせていただきます。  まず最初に、成田空港のC滑走路の運用時期は、いつごろになりますか。 388 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 389 ◯総務部長石橋和記君) 成田空港のC滑走路の供用開始時期につきましては、事業着手に向けた諸手続とその後の用地買収が予定されておりまして、2029年度の供用を目指していくとされております。 390 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 391 ◯18番(萩原善和君) 続いて、圏央道の全面開通、松尾横芝インターチェンジから大栄インターチェンジまでの開通については、いつごろを予定されていると聞いておりますか。 392 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 393 ◯総務部長石橋和記君) 今お話のあった区間につきまして、約19キロメートルございますけれども、そちらにつきましては、2024年度、令和6年度に開通の見込みあると、公表されております。 394 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 395 ◯18番(萩原善和君) 部長、もう一回、二十何……。すみません。 396 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 397 ◯総務部長石橋和記君) 2024年度、令和でいいますと、令和6年度になります。 398 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 399 ◯18番(萩原善和君) それに関連しまして、山武市には、企業を誘致する場所というものは、現在、存在するんですか。 400 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 401 ◯総務部長石橋和記君) まず、市で保有しております一団の土地といたしましては、日向地区にございます、通称、日向の森が約46ヘクタールございます。時折、企業等から引き合いがございますが、道路や排水等のインフラの問題がございまして、進展はないという状況ございます。  そのほかの候補地といたしましては、都市計画マスタープランで、産業交流拠点として、位置づけられております圏央道の松尾横芝インターチェンジ周辺が挙げられます。  今後、成田国際空港の機能強化や圏央道の全面開通が予定されていることもありまして、適地あると思われますが、埋蔵文化財等の土地利用規制など、課題となる部分がございます。 402 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 403 ◯18番(萩原善和君) 市としては、企業が決まってから、整備等々をしたり、インフラ整備を行うのか、ある程度、市が率先して、土地を確保し、インフラ等々の整備が終わって、ここはどうですかというよう誘致活動をするのか、どうのかをお教えください。 404 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 405 ◯総務部長石橋和記君) 企業の誘致が先か、工業団地の造成が先かということございますが、工業団地及びこれにかかわりますインフラ等の整備には、多大経費を要します。事業経費等のリスクを考慮いたしますと、立地企業のめどがございませんと、事業化としては難しいと考えられます。  このようことから、企業から立地条件等の意見を聞きながら、候補地の選定を行いまして、企業誘致を進めていくこととなると考えております。  また、産業用地の整備を進める上では、民間ディベロッパー等の連携、活用を主体といたしまして、千葉県、山武市、民間の役割分担体制を整えて、実施をいたします。 406 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 407 ◯18番(萩原善和君) 企業を誘致をする場合、企業に対して、優遇措置、何年間の税を免除するとか、さまざま話を他地区からは聞くんですけれども、現在、山武市では、そのよう優遇措置等々は考えて、誘致活動をしているのかをお聞かせください。 408 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 409 ◯総務部長石橋和記君) 先ほど来お答えいたしておりますとおり、本市の企業誘致活動といたしましては、企業からの引き合いに対して、個別に対応しておりますが、具体的進展は、現在ないという状況ございます。  多くの自治体で、立地助成制度といたしまして、企業が立地する際、固定資産税の納税相当額を、奨励金として交付する支援策が整備されておりますが、本市では整備はされておりません。  本制度は、企業立地する際の支援策として、有効ものと思われますので、本市におきましても、立地助成制度の早期の創設につきまして、現在、準備を進めているところございます。 410 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 411 ◯18番(萩原善和君) それでは、近隣の市町では、どのよう優遇制度があるのか、把握しているか、どうかを教えてください。 412 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 413 ◯総務部長石橋和記君) 山武郡市の各市町での誘致活動といたしましては、ホームページ等での情報提供、企業からの問い合わせの対応、千葉県や金融機関と連携した企業訪問活動を行っていることをお聞きしております。  また、優遇措置といたしまして、企業立地に要しました投下固定資産に係ります固定資産税について、納税相当額を奨励金として交付するものや、地元住民の恒常的雇用に対して、奨励金を交付する支援制度等が整備をされております。 414 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 415 ◯18番(萩原善和君) 先ほど、空港のC滑走路の運用時期、また松尾横芝インターチェンジから大栄インターチェンジの開通時期等々を聞いたのは、近隣市町では、大変強い形で、工業団地というよりも、企業の誘致をしているとお聞きしております。  山武市も、近隣のそういう首長、また職員に負けることのないよう企業誘致活動をしていただきたいということを切に要望いたします。  また、空港を利用した企業誘致だけはなく、企業誘致には、都市マスタープランの見直しが欠かせない部分もあると思うんです。山武市では、策定から10年以上が経つ都市マスタープランの見直しについては、どのように考えているか、いつごろ見直すか、お答えをお願いいたします。 416 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 417 ◯都市整備課長(川合秀和君) 山武市都市計画マスタープランにつきましては、平成22年3月に策定し、計画期間をおおむね20年とし、目標年次を平成40年としておりました。  策定から約10年が経過する中で、当初の土地利用計画と現行での市の計画において、そごが生じていないか、市内部で共通認識を持って事業が図れるよう、今年度から勉強会を開催しております。  時期については、予算などの関係がありますので、明確回答はできませんが、市の事業展開に支障が生じないよう、勉強会を通して、見直し箇所を抽出して、対応していきたいと考えております。 418 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 419 ◯18番(萩原善和君) このマスタープランの見直しは、都市計画の見直しと同じようものとは思うんです。この見直しについては、私は昨年も質問をさせていただいたんですけれども、俗に言う空港道路、また126号線、松尾地区んですが、全て農業振興地域と。今、あいているところは、ほとんど農業振興地域と言っていい土地んです。  そうしますと、空港関連なくても、ほかの企業が進出したいと、空港道路沿いに張りつきたいと言っても、誘致するほうもそうですし、相手のほうも、農業振興地域では、なかなか来られないという形になると思うんです。  現在、田越地区で、湛水防除が行われてから、あと3年ぐらいで終わるというようことを聞きました。そうなった場合、その地域は、新たに農業振興地域に設定されるのか、また、除外申請が受けられるのか、そういう面に関しては、どうんでしょうか。 420 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 421 ◯経済環境部長(越川 俊君) 農業振興の関係ですが、土地改良事業完了後から8年を経過した農地につきましては、農業振興地域除外申請を受け付けることは可能でございます。  農業振興地域の除外には、山武市農政総合推進協議会におけます事業計画の承認及び千葉県の同意が必要となっております。  また、除外後には、農地転用の手続が必要となりますので、合わせて、おおむね1年程度の期間が必要になると考えております。 422 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 423 ◯18番(萩原善和君) 見ていると、今のところ、この農業振興地域は、両総土地改良区等々が、もう8年が経過しそうになると、排水整備等々を行って、またそこから8年、構いませんよというよう形をとるんです。  うちのほうの空港道路沿いの土地改良も、もうあと二、三年かなと思ったら、今度は両総の排水路整備が入り、また、そこから8年という形になると、これは、もうずっと追っかけていって、最終的には農業振興地域から外れないんなという形になっていくよう気がするんですけれども、今後も、今言った田越地区等々なども、あと3年というと、また新しい事業で先延ばしされる可能性はないんでしょうか。 424 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 425 ◯経済環境部長(越川 俊君) その辺、確認はとっていないんですが、絶対ないと言えない、そういうこともあり得る。  今までも、やはり、県としては、やはり受益地に事業をやる場合、どうしても受益を増やしたいというあれがありますので、そういうことを含めると、また新た事業を、県営事業で展開する場合には、また、そういった部分で受益面積に入ると、農業振興地域、土地改良8年ということが、また引き続き、繰り返されると考えます。 426 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。
    427 ◯18番(萩原善和君) 経済環境部長は、私と同じ松尾地区出身ので、松尾の事情、空港道路沿いも、126号線沿いも、今までの経緯も全て承知とは思います。そのおかげで、いいほうなくて、松尾地区は一つも発展しない。せっかく空港まで近いのに、昔と景色が全然変わらない。普通の民間の家も建たないという状態が続いていて、現在もそのまま、これからもそのままというようことは、市長が一番に掲げる人口減少の歯どめには、一つも役に立たないということになります。  そこで、先ほど課長からのお答えもあったんですけれども、マスタープランの見直しは、喫緊の課題と思うんです。その辺は、課長でも、部長でもいいので、お答えください。 428 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 429 ◯都市整備課長(川合秀和君) 山武市都市計画マスタープランにつきましては、先ほども申し上げさせていただいたとおり、現在、勉強会を通して、市では、松尾横芝インターチェンジ付近等以外も、市の計画等がいろいろございますので、そういった中で、そごが生じないように、都市計画マスタープランの見直しについて、勉強会を図って、今後、予算等について、相談させていただきまして、事業を進めてまいりたいと考えております。 430 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 431 ◯18番(萩原善和君) 課長、その勉強会というのは、5年も、10年もやるわけはないですよね。 432 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 433 ◯都市整備課長(川合秀和君) そんなに長くやるものはなくて、見直しについて、勉強を図って、予算等を計上して、見直しを図りたいと考えております。 434 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 435 ◯18番(萩原善和君) 松尾地区には、合併する前より、大平地区の工業団地、また富士見台の工業団地、合併してからも、山武市内には、優良企業の工業団地がたくさんあります。  そういう中、今年に入ってから、松尾の富士見台の工業団地から、市内業者1社が出ていったという言い方んですか、ほかの地域に移りました。部長、BMWの部品の工場を、御存じですよね。  部長、それはどういう理由かわかりますか。 436 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 437 ◯経済環境部長(越川 俊君) 1社が出ていったということですけれども、やはり、私どももBMWの動きは常に注視しながら、BMWとお会いして、いろいろ情報交換をした中で、BMWに常に山武市にいていただけるよう努力しているところございます。  当然、BMWの下請会社が何社とある中で、モータープールの関係と思うんです。大変申しわけないんですけど、その辺、これでという、はっきりした理由は、確認はしていない状況ございます。 438 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 439 ◯18番(萩原善和君) 市長、今、部長からお話がありましたBMWは、前の市長のときもそうでしたけれども、ずっとさまざま要望があったわけです。キャリアカーで運ぶと、枝で新車が傷つくとか、例えば、千葉港が浅くて、船が着けないから、ほかに移ろうかとか、さまざまことがありました。  その辺について、今、名前が出たBMW1社はないです。さまざま企業があります。光ケーブル等々の通信網の整備をもう少し行ってくれ、道路の整備を行ってくれ等々の要望はあると思うんです。そういうものに関して、市長はどのようお考えをお持ちですか。 440 ◯議長(大川義男君) 市長。 441 ◯市長(松下浩明君) 今、議員のおっしゃいましたBMWのことございますが、一部の部門が印西市のほうに行ったということありまして、我々もそれを聞きまして、それで、すごく心配して、BMWの工場へ行ってまいりました。  市としての優遇というか、BMWに対して、今までやってきたということ、市を通して、県にお願いしたことなど、いろいろことを改めてBMWにもお話をさせていただきました。今、市としては、できることをしっかりやっていく、県も道路整備もしっかりやっていくという中の流れございます。  そんな中、BMWにも確認をさせていただきましたけれども、印西市に行ったところは、悪口ではありませんが、交通が非常に混んでしまっていて、正直言うと、なかなか使いづらいというお話もありました。  そういう話も聞きながら、今現在、BMWはいますけれども、山武市にずっといてくれますかというお話をしたところ、ほかへ移転するのも、お金がかかるし、山武市は県と一緒になって、よく取り組んでくれているということ、今現在も、これからも山武市でというようお話もいただきました。  ほっとはいたしましたけれども、確かにBMWだけはございませんので、我々は、そのほかの企業にも、山武市にいていただきたいという思いがあります。  また、これからですけれども、企業立地の助成制度ということ、議員、常々、企業の誘致に対して、お話をしてくれております。どうして、山武市にはこういうものがなかなか来ないのかなという中で考えていたところ、立地助成制度というものが、山武市にはなかったということあります。これも1つの要因かと思いました。県内でも持っていないところは幾つかありますが、これを改めまして、市として取り組んで、条例などをつくっていきたいと思います。  いずれにしても、企業の方には、山武市は、立地条件はそんなに悪くないと僕は思っておりますので、この地を生かしながら、地に合った企業に出てきていただきたいと思っております。  議員も、空港の方々と会うと、本当に誘致のお話もしてくれますし、我々は、本当にいつもそのようにしていますよね。ですので、今後も、そういう意味でも、しっかりと取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 442 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 443 ◯18番(萩原善和君) 部長、いろいろ企業から、今、言った光等々、通信網の整備、また道路の整備等々は、市では、そういう企業とお話しすることは、部としては、部長のところんでしょうけれども、窓口としては、これはどこになるんですか。 444 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 445 ◯経済環境部長(越川 俊君) 市の窓口としては、わがまち活性課になります。  中小企業の要望等につきましても、商工会と連携しながら、わがまち活性課のほう、要望等の受け付けはしております。  今も話題になっています工業団地関係については、その団地内での連絡協議会等があります。そちらと、そういった連携を密にしながら、情報等、要望等があれば、わがまち活性課のほうで対応するところございます。 446 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 447 ◯18番(萩原善和君) 先ほど市長からもお話の中ありましたけれども、空港、Cランの運用、また圏央道の大栄までの開通によって、大きなチャンス、山武市にとっても、チャンスと思うんです。  当然ながら、空港問題は、いつも共存共栄というお話ありました。確かに共存は少しずつできてきましたけれども、共栄に関しては、我が山武市にとっては、私はあえて言いますけど、まるっきりない。いつもNAAの職員にも言います。南側、特に山武市、何もないはないかというよう意見は、常に言わせてもらっています。ですので、このC滑走路を容認しました。引きかえではないですけれども、圏央道も大栄までの開通の見通しが少しずつできてきました。  そういう中、NAAも含めて、ぜひ、本当にこのチャンスを生かして、何でもということはないですけれども、空港関係でもいいし、Cランができれば、物、人は大量に動くと思うんです。どういう部門でもいいと思うんですけれども、ぜひこのチャンスを捉えて、山武市に企業を1社でも、2社でも、小さくても、大きくてもいいと思うんです。とにかく来ていただいて、山武市はいいところよという企業からの発信を受けて、また、それに追随して、来てくれる可能性もありますので、ぜひお願いしたいと思います。  最後に、市長、ありましたら。 448 ◯議長(大川義男君) 市長。 449 ◯市長(松下浩明君) 萩原議員、ありがとうございます。  機能強化に合わせて、山武市の発展は本当に大きなチャンスと捉えております。その中で、企業誘致も当然ございます。  先ほどの関連で、高知尾議員からもありましたけれども、空港の機能強化に合わせまして、山武市にあります九十九里海岸や蓮沼海浜公園の部分なども、40年を過ぎて、50年になりますので、新た時代に合ったようものを、やはり、我々はつくっていかなければいけないと思っております。それは、やはり、空港の力も借りなければいけないし、県ももちろんございますが、そういったところを、今後も一生懸命やっていきたいと思っております。  そういった面でも、皆様方には、またお力をかしていただきたいとお願いを申し上げまして、答弁とさせていただきます。 450 ◯議長(大川義男君) 萩原議員。 451 ◯18番(萩原善和君) 市長、一緒に頑張りましょう。  終わります。 452 ◯議長(大川義男君) 以上で萩原善和議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。  能勢秋吉議員、御登壇願います。  能勢議員。 453 ◯14番(能勢秋吉君) 議席番号14番、さんむ21、能勢です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、石川議員の代表質問に関連し、何点か質問しますので、執行部の明快答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、台風15号、19号、10月25日の集中豪雨により、亡くなられた方々に、心より御冥福をお祈りしますとともに、また被災された皆様方にお見舞いを申し上げます。  それでは、防災について質問します。前の質問と重なるところがあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  市長が、9月19日に、千葉県市長会等で、菅官房長官、武田内閣防災担当大臣、自民党、二階幹事長など、政府・与党に対し、激甚災害指定を早期に要望した活動が、ホームページに載っております。  激甚災害指定はいつですか。 454 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 455 ◯総務部長石橋和記君) 台風15号につきましては、本年8月13日から9月24日までの間の暴風雨及び豪雨による災害につきまして、激甚災害に対処するための特別の財政援助に関する法律に基づきまして、この災害を激甚災害と指定し、あわせて当該災害に対する適用措置を指定する政令が10月11日に閣議決定され、17日に公布、施行をされております。  台風19号につきましては、本年10月11日から14日までの間の暴風雨及び豪雨による災害につきましても、当該災害を激甚災害と指定いたしまして、この政令は10月29日に閣議決定され、11月1日に公布、施行されております。  また、10月25日の大雨につきましては、11月29日の閣議で、10月に発生した台風20号、21号を、台風19号と合わせまして、一連の災害として、激甚災害に指定することが決定されておりまして、台風19号は、既に激甚災害を指定されておりましたので、政令を改正いたしまして、台風20号、台風21号の被害にも適用されております。  なお、これにつきましては、12月4日に公布、施行をされております。 456 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 457 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、せっかく要望活動をして、しかし、なぜ、結果をこのように激甚災害に指定されましたということを、ホームページに載せないんでしょうか。それはどうんですか。 458 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 459 ◯総務部長石橋和記君) 議員おっしゃいますとおり、激甚災害を指定することに対する公表は行っておりませんでした。  市民の皆様に直接関係する応援支援制度ですとか、その申請の要領等につきましては、防災行政無線や安心安全メールでお伝えをしておりましたけれども、細部につきましては、今後もホームページ等で説明をしていきたいと考えております。 460 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 461 ◯14番(能勢秋吉君) 今後はひとつよろしくお願いいたします。  山武市の避難場所は40カ所、避難施設は30カ所と理解してよろしいですか。 462 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 463 ◯総務部長石橋和記君) 議員おっしゃいますとおり、地域防災計画で、そのように定めております。 464 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 465 ◯14番(能勢秋吉君) 今回、台風15号、台風19号で、何カ所を開設したんですか。 466 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 467 ◯総務部長石橋和記君) 避難所の開設ございますけれども、台風15号については、6カ所、台風19号については、12カ所を開設しております。 468 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 469 ◯14番(能勢秋吉君) 今の施設に関して、畳がある箇所は、何カ所ありましたか。畳の部屋と全く体育館みたい板の間の施設の内訳はわかりますか。 470 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 471 ◯総務部長石橋和記君) 30カ所のうち、例えば、一部の小さい部屋につきましても、畳のあるというところにつきましては、14カ所ございます。残りの16カ所につきましては、全て板の間となっております。 472 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 473 ◯14番(能勢秋吉君) 今後も、災害があった場合には、避難所を開設すると思いますけど、体育館等には、ござ、あるいは薄いマットレス等が必要と思いますけど、その辺は考えておりますか。 474 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 475 ◯総務部長石橋和記君) 現在、避難者が少ない場合には、できるだけ畳のあるところを避難所に指定いたしまして、そちらに避難していただくようにしております。  また、市で備蓄しておりますマット等につきましては、ロール状で20メートルほどの長さになるものを備蓄はしておりますけれども、全ての避難所に備蓄するまでの量は、確保はしておりません。  どうしてもかさばる品物ございますので、たくさん備蓄することができないという事情もございまして、現在のところ、一部の備蓄にとどまっております。  今後、できるだけ備蓄したいと考えておりますけれども、それまでの間につきましては、できるだけ、ある程度のものを御持参いただければ助かると考えております。 476 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 477 ◯14番(能勢秋吉君) その辺は今後の課題として、被災者が楽に避難できるよう体制をしていただきたいと思います。  次に、避難施設で、和式のみのトイレは何カ所ありましたか。 478 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 479 ◯教育部長(小川宏治君) 避難所になっています学校の体育館の状況について、私のほうから説明させていただきます。  学校の体育館のトイレにつきましては、和式のみの体育館は、全小中学校で17校中2校が、和式のみのトイレとなっています。 480 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 481 ◯14番(能勢秋吉君) 後ほどですけど、避難された方から、今現在、ほとんど、どの家庭も洋式と、和式ではきつかったという話もあったわけです。  成東東中学校については、新しい学校ですから、学校は、洋式トイレですよね。しかし、体育館においては和式ですよね。今後、整備する考えはありますか。 482 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 483 ◯教育部長(小川宏治君) トイレの改修につきましては、現在、本校舎、学校の校舎のほうのトイレ整備を行っております。引き続き、トイレの改修ということ、計画的にやっていきたいと考えている中で、洋式化についても取り組んでいきたいと考えています。  成東東中学校につきまして、男女各洋式1つずつは、体育館のトイレは、洋式部分はあるんですけれども、全部が洋式になっていないという状況ございます。計画的整備に取り組んでいきたいと考えています。 484 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 485 ◯14番(能勢秋吉君) 整備のほう、ひとつよろしくお願いいたします。  次に、作田川の上流が一部氾濫したようですけど、何カ所ありますか。
    486 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 487 ◯総務部長石橋和記君) 浸水の箇所数ございますけれども、一体的に浸水が発生しておりますので、区域で御回答をさせていただきたいと思います。  10月25日の大雨では、山武地区及び上流地区で、短時間に大雨が降ったことから、短時間で作田川が増水をしております。  はじめに、源川との合流箇所ある二級河川作田川との起点付近で越水が起こり、その上流部あります源川沿いでは、雨坪地区、作田川上流部水路では、木原地区で越水をしております。  また二級河川ある作田川沿いでは、椎崎、森地区から鍛治橋付近まで越水し、和田地区まで冠水をしております。その影響で、雨坪、木原、椎崎、森、和田地区で、住家被害も発生をしております。 488 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 489 ◯14番(能勢秋吉君) 作田川の工事が始まって、もう年月が相当経っておりますけど、何年から、作田川の工事は始まっておりますか。 490 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 491 ◯都市建設部長(小川 陽君) 作田川改修整備につきましては、県により行われておりますが、成東地域につきましては、昭和51年度から実施されまして、山武地域につきましては、平成15年度から、床上浸水対策特別緊急事業により、整備が始められたと、県より聞いております。 492 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 493 ◯14番(能勢秋吉君) これは、あと何年ぐらい、整備が大体終わるという方針ですか。 494 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 495 ◯都市建設部長(小川 陽君) こちらは作田川河川整備になるんですが、平成27年度に改定されました二級河川作田川水系河川整備計画によりまして、令和17年度に完成するという目標ございます。 496 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 497 ◯14番(能勢秋吉君) 市長は、作田川改修の時期、始まったときから、県議ですよね。県議の時代に、かかわりは持っていましたか。 498 ◯議長(大川義男君) 市長。 499 ◯市長(松下浩明君) 作田川改修につきましては、継続的に事業を行っているという報告で、県よりいただいております。  また、市としても、流域市町で、作田川改修期成同盟会を設立し、要望活動を行っているところございます。  県議のときございますが、作田川改修期成同盟会の中で、役員として、名前を連ねさせていただいておるとともに、町議のときからかかわっておりますので、常に要望活動をさせていただいております。 500 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 501 ◯14番(能勢秋吉君) 市長も御存じと思いますけど、下流は、ある程度の幅がありますけど、上流は本当に川幅が狭いんです。成東地区も、そんなに広くありません。ですから、水が出ると、大雨にどうしてもあふれます。  市長の地元から、まず解決していただかないと、今度、作田川は町中まで浸水すると思うんです。その辺の取り組みは、どのように感じておりますか。 502 ◯議長(大川義男君) 市長。 503 ◯市長(松下浩明君) 作田川改修事業につきましては、まず、今、改修もしておりますが、工事が少し遅れているというところもございます。  そして、また用地の買収が滞っているところがございまして、その影響で、今、工事がなかなか進んでいないという報告も聞いております。  しかしながら、今回のように、大雨に対しまして、氾濫を起こしておるということ。あの氾濫が起きたところは、常に氾濫が起きてしまいます。それを私も知っていながらということ、住民の皆様にはお叱りを受けておりますが、私としても、要望をしていくことしかありませんでした。  そんな中、先般、副知事2名が、山武市に視察にお越しいただきまして、源川、作田川の件を、両副知事に現地を見ていただきながら、しっかりと要望をさせていただきました。 504 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 505 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、用地買収等で大変と思いますけど、先ほど、高知尾先輩議員からも、市長は県とのパイプが太いと自負しているんですから、この問題は、早急に解決していただきたいと思います。  これは、市で用地買収等は協力しないと、なかなか進まないと思うんです。しっかりその辺はやっていただきたいと思いますけど、もう一度、決意をお願いします。 506 ◯議長(大川義男君) 市長。 507 ◯市長(松下浩明君) 作田川改修につきましては、用地買収が大事ところになっております。この用地買収につきましては、県のほう、しっかりとやっていただいておりますけれども、やはり、昔、買った値段と今のということがありますし、なかなか了解がとれないところございます。  しかし、そう言いながらも、改修事業は進めていかなければいけませんので、市としても、また県と協力しながら進めていきたいと考えます。 508 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 509 ◯14番(能勢秋吉君) 部長、令和17年度までということは、国の予算も入りますか。県単ですか。 510 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 511 ◯都市建設部長(小川 陽君) こちらの事業につきましては、県からは、国庫補助等を活用していると聞いております。 512 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 513 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、国の予算がつくうちに、早期に解決をよろしくお願いいたします。  次に、住宅の一部損壊について、確認の意味で、質問させていただきます。  住宅の一部損壊でも、補助対象になりますか。 514 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 515 ◯都市整備課長(川合秀和君) 一部損壊につきましても、災害により被災した住宅の修繕支援がございます。  今回の災害では、一部損壊で10%以上の被害を受けた住宅の修繕に対し、日常生活に最低限必要修繕工事の一部を、災害救助法に基づく応急修理により、市が修繕業者に依頼するものとして、限度額が一部損壊は30万円、半壊以上は59万5,000円になり、現在、申請を受け付けております。  なお、一部損壊の10%以上は、10月より追加されました。  次に、一部損壊で10%未満の被害を受けた住宅の修繕に対し、日常生活に最低限必要修繕工事の一部、対象工事の20%、上限額50万円を補助する、被災住宅修繕というものがあり、市が申請者に直接補助します。  また、応急修理の一部損壊で、工事費が150万円以上のものについても、上乗せ分として、限度額20万円までについて、被災住宅修繕として、合わせて最大50万円まで支援されます。  受付申請は、12月16日開始を予定しております。 516 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 517 ◯14番(能勢秋吉君) 補助対象の条件はどうでしょうか。 518 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 519 ◯都市整備課長(川合秀和君) 条件としましては、居住者が、業者に修理依頼するものが対象となり、自らの資力で修理することが困難方になります。  なお、被災住宅修繕では、工事費が10万円以上のもの、市税等の滞納がない方などが対象となります。 520 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 521 ◯14番(能勢秋吉君) 11月1日の広報に、台風による住宅被害修繕支援制度が、細かく載っていました。その中で、5)半壊以下の被害の場合は、資力に関する申出書とありますけど、これは、どういう内容を記載すればいいかということを聞かれたんですけど、いわゆる預貯金がないとか、そういうことんですか。例えば、年金生活で、修繕する資金がないから、そういうふう申請を出せばよろしいということですか。 522 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 523 ◯都市整備課長(川合秀和君) 資力にかかわる申告書につきましては、先ほど議員おっしゃられたように、例えば、修理にローンを活用して、今現在、資力がないとか、年金生活で、なかなか修理に回す資力がないという形の申告書を提出していただくことになります。 524 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 525 ◯14番(能勢秋吉君) ですから、これは照合するには、税金の申告書と照らし合わせてということですか。この申告書は、税の申告と照らし合わせるということですか。 526 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 527 ◯都市整備課長(川合秀和君) 税の申告と照らし合わせるということはございません。 528 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 529 ◯14番(能勢秋吉君) わかりました。  この広報活動は、広報に載せただけで終わるんですか。 530 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 531 ◯都市整備課長(川合秀和君) 周知につきましては、広報さんむや市のホームページ、安心安全メール及び消防防災課公式ツイッターにより、周知してまいります。 532 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 533 ◯14番(能勢秋吉君) 目だけはなく、耳で聞いてもらうことも大事と思いますので、ひとつその辺はよろしくお願いいたします。  次に、さんむ医療センターの建設予定地が選定された時点から、台風15号、19号、集中豪雨の自然災害の発生状況が大きく変化しています。  選定地が、山武市洪水ハザードマップの浸水想定区域の50センチメートル未満の区域です。建設について、災害対策はどうでしょうか。 534 ◯議長(大川義男君) 市長。 535 ◯市長(松下浩明君) 作田川氾濫によります浸水につきましては、平成27年に千葉県より公表された浸水想定区域に基づき、洪水ハザードマップは作成をしております。  想定については、堤防が複数箇所で決壊したとする条件のもとで行っており、かつ、50年に1回程度起こる大雨、流域の24時間雨量が287ミリメートル相当が降ったとする条件で、こども園の南側の移転予定地の浸水状況を50センチメートル未満と想定をしております。  なお、現状ございますが、既に当該地域周辺では、平成15年度から平成21年度。床上浸水対策特別対策事業で、河川改修が進んでおりまして、6メートルの堤防も調整済みございます。  その事業効果から、10月25日の大雨の際には、埴谷にあります千葉県森林研究センターにおいて、1日当たりの降水量が224ミリメートルを記録いたしました。移転用地の周辺での冠水等も見られなかったということから、洪水のリスクには対応しているものと認識をしております。  さらに、今回の甚大災害状況を踏まえ、先月開催をされましたさんむ医療センター評価委員会におきましても、新病院建設に当たっては、災害等を念頭に置いた設計と集中豪雨対策、浸水対策等について、病院の機能維持に影響が出ないように、仕様、工法等に十分配慮し、対応をしていきますということございます。  以上ございます。 536 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 537 ◯14番(能勢秋吉君) 災害について、完璧ということ、いわゆる100%大丈夫ということはなかなか難しいと思うんです。  市長、ですから、まず第1に、作田川改修をやることが一番と私は思います。  病院建設は50年に1度ですよね。大きな予算を投じるわけです。また、建てて、市民の安全安心が一番大事と思います。  建設について、災害に対して、どの点が一番重点策ですか。 538 ◯議長(大川義男君) 市長。 539 ◯市長(松下浩明君) 御質問をいただきました。災害に対しての重点策、さんむ医療センターのことございます。  私も、ハザードマップ内にあるということは承知をしております。今、災害がこんなに大きくなってきて、絶対にそういう災害が起こらないということは言いづらいし、言えないと思っております。  そういう中で、これからどうしてまちづくりをやっていくんという観点で、少しですけれども、勉強をさせていただきました。そういう中では、やはり、水位が出たときに、対応できるまちづくりをしていかなければいけないんと。そうしないと、みんな、そういうところから離れていったりしなければいけない。例えば、市の中心街からも離れていってしまうよう政策ではなくて、水位に対策できるよう取り組みが、これからは必要ということを、結果的に簡単に申し上げますと、そのようことが、これからも必要はないかということあります。  そんな中で、さんむ医療センターの建設用地を見てみましたら、現在のところは、この間の大雨に関しましても、そういうこともなかったということあります。  さらに、例えば、50センチメートルあふれたとしても、それをもしっかりとクリアできるようものにしていくということが、やはり大事はないかと思いました。 540 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 541 ◯14番(能勢秋吉君) 市長が言ったように、完璧ということは、なかなか難しいと思うんです。ですから、大雨、風、地震といった、あらゆる想定が、今、想定外ということになっておりますけど、そういったことを、あらゆる点から考慮して、建設していただきたいと思いますが、その辺の決意を、もう一度お願いします。 542 ◯議長(大川義男君) 市長。 543 ◯市長(松下浩明君) 先ほど申し上げたとおり、災害の対策は大事ございますので、その辺をしっかりとして、建設の方向へ進んでいきたいと思っております。ありがとうございます。 544 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 545 ◯14番(能勢秋吉君) しっかりその辺はお願いしたいと思います。  次に、避難訓練について。台風15号、19号、10月25日の集中豪雨が発生したことを生かして、11月10日に予定されていた避難訓練を実施すべきと私は思いますが、なぜ中止したのか。これは市長の判断ですか。 546 ◯議長(大川義男君) 市長。 547 ◯市長(松下浩明君) 今回の避難訓練、正直言うと、私もどうしてもやりかったと思っております。  そんな中ですが、9月、10月の続いての災害ということ、職員のほうも、ずっと出っ放しあったということも確かございます。今回は、いろいろ状況が重なって、まだ今も職員は後始末と申しますか、次の手続等を一生懸命やっている中ございますので、今回はどうか御容赦いただいて、また、次回に検討してみたいと思います。  そして、また、この大雨を受けまして、来年は治水の災害対策を、ぜひ山武市でやっていただきたいということ、県のほうに要望してありますけれども、まだ、実質的には、いただいておりません。しかし、今回の大雨が来て、災害を受けましたので、治水の訓練も、これからもやっていきたいと考えております。  今回の11月10日の訓練ございますが、この辺の自治体というか、こういった5万人ぐらいの規模では、到底、普通、やっていないよう訓練をやろうと思いました。ですので、また機会を見て、取り組んでいきたいと考えております。
    548 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 549 ◯14番(能勢秋吉君) 今後は計画があるということですね。そう理解してよろしいですね。  日ごろの訓練が大事と思いますので、その辺はひとつよろしくお願いいたします。  次に、学校統廃合等について。令和元年4月に、豊岡小学校が松尾小学校に統合し、山武南中学校が山武中学校に統合しました。統合し、生徒間の雰囲気はどうでしょうか。 550 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 551 ◯教育部長(小川宏治君) 統合の雰囲気についてお答えさせていただきます。  議員からお話がありましたとおり、この4月に、山武中学校と山武南中学校が統合し、新生山武中学校が開校しました。開校時は、お互いの学校で、多少のルールの違い等もありましたが、すぐにお互いに理解し合い、仲よく元気に学校生活を送っております。  また、松尾小学校と豊岡小学校も統合し、新生松尾小学校が開校しましたが、こちらも、仲よく元気に学校生活を送っているということで聞いております。 552 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 553 ◯14番(能勢秋吉君) 保護者の声はどうですか。 554 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 555 ◯教育部長(小川宏治君) 保護者の方からも、問題になるよう声は、私どものほうには届いておりません。 556 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 557 ◯14番(能勢秋吉君) 学校では、生徒の環境等について、統廃合前、統廃合後の調査をされましたか。 558 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 559 ◯教育部長(小川宏治君) 調査の件ございます。  統合に当たって、新た友人関係を築けるかといったことなどの不安を解消するため、小中学校ともに、統合の準備期間における交流活動を実施してまいりました。  松尾小学校につきましては、統合前の交流授業の効果もあり、楽しく学校生活を送っている状況です。  山武中学校における1学期末の生徒、保護者を対象とした評価アンケートでは、学校は、生徒にとって、楽しい場所になっているかという問いに対し、生徒は85%、保護者は84%が、肯定的回答をしていただいてあります。  生徒数が増え、体育祭や合唱祭が大変盛り上がり開催されたと聞いております。  今後、さらに詳細アンケートなどによって、統合後の検証を実施してまいりたいと考えているところです。 560 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 561 ◯14番(能勢秋吉君) ありがとうございました。  教育長には、4月に学校統廃合をした感想をお聞かせください。 562 ◯議長(大川義男君) 教育長、御登壇願います。 563 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 本年4月に、市内初となる学校統合によりまして、松尾小学校と山武中学校が、多くの方々の御協力のもと、開校いたしましたことに感謝を申し上げたいと思います。  子どもたちにとって、よりよい教育環境の中で学ばせていきたいということ、今回の学校統合を行っておりますが、新たに開校しましたこの2校は、子どもたちが活気にあふれ、多くの仲間との学び合いをしているところございます。  児童生徒数が増えること、行事のほうも大変活性化していますし、今後、求めてまいります社会に開かれた学校づくりといった面でも、コミュニティ・スクール化を進めておりますので、地域とのつながりがより深められていくと考えています。このよう状況から、統合によって、よりよい教育環境につながっていると思っているところございます。今後も教育環境の向上に努めてまいりたいと思っています。 564 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 565 ◯14番(能勢秋吉君) 私も偶然に統合した先生にお会いしましたので、生徒間はどうですかと尋ねましたら、統廃合までは大変苦労しましたが、生徒間に活気が出てきましたとの答えでした。統廃合がよかったように感じます。  市長は、市内の小学校の視察は終わりましたか。感想をお聞かせください。 566 ◯議長(大川義男君) 市長。 567 ◯市長(松下浩明君) 小学校の視察ございますが、全てはまだできておりません。そんな中で、幾つか行ったところではございますが、正直ところ、生徒がいっぱいいる中では、やはり活気があってという感じも非常に受けます。  まだ行っていないところもございますので、また場を設けて、ぜひとも視察をさせていただきたいと考えております。 568 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 569 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、お忙しいでしょうけど、片方行って、片方行かないとなると、バランスがとれませんので、その辺、しっかり視察してください。  成東中学校、成東東中学校の地区の方々の協議は、計画されていますか。これは、統廃合についてです。 570 ◯議長(大川義男君) 市長。 571 ◯市長(松下浩明君) これにつきましては、以前から、能勢議員からのお話や要望などで、承っております。成東中学校、成東東中学校の統廃合のことについて、成東中学校区、成東東中学校区の協議の場ということございました。  意見を伺うという中の1つとして、そういう場も検討したいと考えておりましたけれども、私も常々、この件につきましては、気にしておりますので、体育祭とか、運動会とか、また町の祭りとか、そういうところで、その学区の方々から、いろいろ場面で、御意見を伺っております。そういった内容もほぼ承知いたしていることから、意見をする場を設けなくても、判断は可能であると考えております。  私自身で、この件に関する今現在ですが、諸課題を整理した上で、来年2月に行われます総合教育会議に挑むという予定ございます。 572 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 573 ◯14番(能勢秋吉君) 地区の方々としっかり話し合いをしないと、なかなか前に行かないと思うんですけど、今回は、災害等がありました。  市長は、昨年9月定例議会で、令和2年3月までに方向性を示すとされていますが、その辺は示されますか。大丈夫ですか。 574 ◯議長(大川義男君) 市長。 575 ◯市長(松下浩明君) 6月の議会で御答弁したように、来年の2月に予定されております総合教育会議において、委員の皆様に考えを示していくように進めていきたいと考えております。 576 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 577 ◯14番(能勢秋吉君) しっかりと地区の方々と話し合いをしていただきたいと思います。  山武市教育委員会は、少子化の折、学校の小規模化が進む中で、子どもたちにとって、よりよい教育環境を提供するという考えのもと、山武市小中学校の規模適正化・適正配置基本方針を策定し、これに基づいて、市内小中学校の適正配置を進めておりますが、早期に確実に進められるよう要望いたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 578 ◯議長(大川義男君) 以上で能勢秋吉議員の関連質問を終わります。  これで、関連質問を終了し、さんむ21、石川和久議員の代表質問を終わります。  以上で本日予定した一般質問は終了いたしました。  次の会議は、あす12月4日、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 3時17分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...