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令和元年第2回定例会(第2日目) 名簿 開催日: 2019-06-13
令和元年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2019-06-13

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  1. 山武市議会 2019-06-13
    令和元年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日: 2019-06-13


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(大川義男君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(大川義男君) 日程第1 一般質問を行います。  一般質問は、議事運営の能率を図る上から、発言者は質問事項をなるべく簡明に示すとともに、答弁者は明確答弁をされますよう、改めてお願いいたします。  また、会議規則第57条第1項及び議会運営の申し合わせにより、配付の一般質問通告書のとおり、個人持ち時間で行います。  順次、質問を許します。  はじめに、新政会、櫻田基介議員個人質問を許します。  櫻田議員、御登壇願います。  櫻田議員。 3 ◯5番(櫻田基介君) おはようございます。議席番号5番、新政会、櫻田基介です。議長のお許しを得ましたので、個人質問を始めたいと思います。  4月の選挙で、2期目の当選を果たすことができました。また、この場で頑張る機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。山武市の発展のために、粉骨砕身、頑張る所存ございます。改めて市長をはじめ、執行部の皆様、4年間、よろしくお願いいたします。  早いもの、選挙から2カ月経ち、6月になり、だんだんと暑くなってきました。例年、夏には多くの災害が起こっています。猛暑、水害、いろいろ考えられますが、日々、備えていただきたいと思います。  元号も平成から令和へと変わりました。記念すべき最初の質問をさせていただきます。  皆さんも御承知のように、4月19日に本市の本須賀海岸で、国際認証ブルーフラッグの認証取得をしました。市長並びに担当部署の方々の努力に、まずもって感謝いたします。ありがとうございました。ブルーフラッグをたくさんアピールして、海岸地域をもっと活性化させたいと思っています。  そこで、取得に関連して、本須賀海岸についてお聞きします。ブルーフラッグの取得ということこれからの海岸地域の活性化の手法について、市長の考えをお伺いします。 4 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 5 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。
     櫻田議員によります海岸地域の活性化についての中で、ブルーフラッグでの海岸活性化取り組みについてということ御質問をいただきました。  私たちの宝あります九十九里海岸を守って、次世代に伝えていくということが、最大の目的あります。そのため、ブルーフラッグの認証基準あります環境教育、また水質、環境マネジメント、安全とサービスの4つのカテゴリーに分類され、それらを33項目で構成された厳しい基準をクリアし、継続的に環境・安全対策を実施し、持続可能な発展に向けての努力が求められており、今回、世界のビーチ共通の安全安心の印とされますブルーフラッグが、九十九里浜本須賀海水浴場に掲げられますことを、大変喜ばしく思っております。  近年、若者の海水浴離れ、レジャーの多様化及び震災の影響等により、海水浴場利用者数は減少傾向にあり、気候変動による自然変化、海岸漂着物の問題等、海岸を取り巻く環境も変化しております。  今回の取り組みを通じて、地域の人々や観光・海水浴場関係者とのつながり、連携をしていくこと美しい九十九里浜を維持し、地元の海を愛し、誇りを持ち続け、世界に発信していくように取り組んでまいりたいと考えております。 6 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 7 ◯5番(櫻田基介君) 先ほど、近年、海水浴場利用者数が減少していると市長がおっしゃっていましたが、本須賀海岸への来場者数を教えてください。 8 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 9 ◯経済環境部長(越川 俊君) 御質問にお答えします。本須賀海水浴場の直近2年間の入場者数について、私のほうからお答えいたします。  平成29年度は4万3,816人、平成30年度は4万3,486人となっております。 10 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 11 ◯5番(櫻田基介君) 次に、海岸の駐車場についてお聞きします。  駐車場は、何台駐車できますでしょうか。  それに伴う駐車場利用率は何%、利用率は、平日と土日では、どれくらい差がありますでしょうか。お教えください。 12 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 13 ◯経済環境部長(越川 俊君) 本須賀海岸の駐車場の総台数につきましては、バス車両が4台、普通車が742台ございます。  次に、利用率ございますが、海水浴場開設期間中での平日のバスの利用率については、13.4%、普通車両におきましては19.7%。土日のバス利用につきましては18.8%、普通車が66.3%という状況になっております。  以上です。 14 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 15 ◯5番(櫻田基介君) やはり、当然ですが、平日と土日では、差があるように見受けられます。  次に、年間の総駐車総数と利用料金の設定、年間の駐車料金の収入額、駐車場の維持管理料を教えてください。 16 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 17 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、直近2年の駐車場台数駐車料金の収入ですが、平成29年度は1万2,650台、その内訳といたしましては、有料が1万148台、市内の無料が2,502台、収入額は506万4,900円ございます。  続きまして、平成30年度について申し上げます。平成30年度は1万2,091台、内訳として、有料が9,721台、無料が2,370台、収入額は485万1,800円です。  次に、駐車場の料金については、大型車両が1,000円、中型車両が700円、普通車両が500円、二輪車においては100円ということです。  なお、市内の方については、無料ございます。  次に、駐車場の維持管理費として、料金徴収と駐車場内の警備を委託しております金額について申し上げさせていただきます。平成29年度は404万7,840円、平成30年度は431万9,460円ございます。  以上ございます。 18 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 19 ◯5番(櫻田基介君) 近隣市町の海水浴場の駐車場の状況はいかがでしょうか。お教えください。 20 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 21 ◯経済環境部長(越川 俊君) 近隣市町の駐車場の状況ございます。  九十九里町、3万6,835台、大網白里市、2万2,265台、横芝光町は1,079台ございます。  料金体系につきましては、九十九里町、大網白里市も、山武市と同様の額ございます。  以上です。 22 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 23 ◯5番(櫻田基介君) そこで、提案ですが、ブルーフラッグ認証を取得しましたので、本須賀海岸に一人でも多く来ていただけるように、認証取得記念ということ試験的に、市外の方も無料にしてはいかがでしょうか。 24 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 25 ◯経済環境部長(越川 俊君) 認証記念イベントといたしまして、現在、計画しておりますイベントにつきましては、今、無料での対応を考えているところございます。  しかし、年間、海岸を維持していくには、海岸の清掃や駐車場の整備、また海水浴期間中のライフセーバー等の確保で、年間約6,000万円の経費がかかっているという状況があります。  また、ブルーフラッグは、環境面のみならず、安心とサービスに関する審査基準もあり、今以上の安全確保が必要あると考えますので、何とぞ御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。 26 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 27 ◯5番(櫻田基介君) すぐには難しいことは理解しました。  次に、海水浴場開設期間外についてお伺いします。  今年のゴールデンウイークに本須賀海岸に立ち寄った際に、観光で来ているお客様やサーフィンなどのマリンスポーツをされている方にぎわっていました。海の家もないので、キッチンカーなどの移動販売で、飲食の提供をして、地域を活性化させてはと思いますが、それは可能でしょうか。 28 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 29 ◯経済環境部長(越川 俊君) キッチンカーでの飲食の提供はできないかという御質問ございます。  本須賀海岸市営駐車場は、海岸保全区域となっており、海岸法と自然公園法が適用される地域になります。その中ございますが、海岸を利用する公衆のための行事に用いる簡易施設等で、一時的使用あれば、市及び県の山武土木事務所のほうへ申請が必要となりますが、設置のほうは可能であると考えているところございます。  ただし、御質問のキッチンカーや販売等の単体での出店等についてはできないという形になります。  以上です。 30 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 31 ◯5番(櫻田基介君) 昨年の12月議会でも、ブルーフラッグに対する質問をさせていただきました。その際に、市長から、ブルーフラッグ環境保全環境教育のツールあると答弁をいただきました。  環境教育の今後の取り組みについてお教えください。 32 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 33 ◯経済環境部長(越川 俊君) 環境教育につきましては、7月6日土曜日と7月7日の日曜日に、ブルーフラッグ環境教育セミナーを開催する予定で、今、準備を進めているところございます。  6日は、環境に興味のある方を対象に、まずブルーフラッグとはどういったもののか、ブルーフラッグ環境教育の関係性などについて、朝10時から午後3時、長い時間になりますが、座学の勉強を開催しようとするところございます。  また翌日の7日日曜日におきましては、小学生親子を対象に、本須賀海岸でのビーチクリーン活動や植物や動物の生態系を半日で学ぶよう講座のほうを予定しております。  なお、参加予定数のほうですが、6日の座学のほうについては40名程度、7日は25組の50名の出席を予定しているところございます。  以上です。 34 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 35 ◯5番(櫻田基介君) いつまでもきれい海岸を未来へつなげていくためには、環境教育が必ず必要と思います。海をきれいに維持していく教育をしていただき、もっと海に足を運んで、楽しんでもらいたいと思います。  そういう中、先般、銚子の犬吠埼沖で、貨物船同士の衝突事故が起きました。皆さんも報道で知られていると思いますが、亡くなられた方もいる大きな事故でした。その事故で、燃料の重油が流出しているとニュースで聞きました。  9日の日曜日に、私は商工会青年部の絆運動という運動で、海岸清掃を実施しました。その際に、特に流出は感じられませんでしたが、山武市の海岸への影響はありますでしょうか。教えてください。 36 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 37 ◯経済環境部長(越川 俊君) 今の御質問です。事故が起きたのが日曜日で、市としては、事故の翌日、27日、担当課、環境保全課、わがまち活性課、消防のほうと一緒に行きまして、現地のほうを確認させていただきました。その結果、重油の漂着はございません。  その後、6月2日にビーチクリーン活動がありましたので、その際にも、私も一応、確認をさせていただきました。そのときも、山武市近郊の海岸に影響するようことはないということございます。 38 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 39 ◯5番(櫻田基介君) ありがとうございます。特に問題はないということ安心いたしました。  ブルーフラッグを通じて、山武市に必要ことは、海岸の環境の維持、地域のにぎわいと思っています。少しでも外房地域のにぎわいを増やすための取り組みの1つに、海水浴場の駐車場の無料開放も検討していただきたいと思います。  ブルーフラッグは、海水浴場開催期間しか掲げられませんが、取得していることに変わりはないと思っています。きれい砂浜、安心安全海があれば、人が集まり、にぎわいが新たな可能性を生むのはないでしょうか。  次の質問に移ります。築山整備の状況についてお聞きします。  以前にも説明してもらったと思いますが、確認の意味で、築山の概要をもう一度お願いいたします。 40 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 41 ◯総務部長石橋和記君) これまで本市では、津波災害時の一時避難施設といたしまして、木戸地区に避難タワー、蓮沼地区には蓮沼交流センターの整備や、その他、民間ビルなどを活用させていただくための災害時使用協定の締結などに取り組んできております。  現在、整備を計画しております井之内地区からは、周囲に高台がなく、避難に時間を要する高齢者や車椅子で移動する方などが、一時的に津波から生命を守る施設が必要ある旨の要望がございました。  そこで、海岸から約800メートル30分以内に徒歩で避難が可能な土地、約1ヘクタールを購入し、そこに海抜10メートルまでの盛り土を行う築山を整備することといたしました。築山の山頂には、非常用トイレや備蓄倉庫などを整備し、いつ何どき発生するかわからない津波災害に備えるものございます。 42 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 43 ◯5番(櫻田基介君) 現在の状況及び工事開始の時期についてお聞きいたします。 44 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 45 ◯総務部長石橋和記君) 平成30年、昨年の12月に用地の買収が始動いたしまして、現在は実施設計を行っております。この実施設計は、昨年度、入札を実施いたしまして、本年9月までの作業期間を見込んでおります。  また、工事の発注時期ございますが、財源としております緊急防災・減災事業債の事業期間が来年度限りとなっておりますから、令和2年度末の完成に間に合うよう工事発注を予定しております。 46 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 47 ◯5番(櫻田基介君) 築山の完成後の維持管理についてお聞きいたします。 48 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 49 ◯総務部長石橋和記君) 地域から愛着を持っていただける命を守る施設といたしまして、維持管理面でも、地域の方々にかかわっていただくことが大切あると考えております。草刈り等の管理につきましては、引き続き、地元自治会等と協議を進めていく予定ございます。 50 ◯議長(大川義男君) 櫻田議員。 51 ◯5番(櫻田基介君) 維持管理も重要と思いますので、地域の方々が愛着を持つという意味で、憩いの場になればいいと思っています。事業期間が来年度限りということですので、間に合うように、ぜひよろしくお願いいたします。  津波の際は、築山、避難タワー等は、あくまで一時避難施設と思いますので、「できるだけ海から離れる、遠くへ逃げるように」の周知も、ぜひよろしくお願いいたします。  これで質問を終わります。ありがとうございます。 52 ◯議長(大川義男君) 以上で新政会、櫻田基介議員個人質問を終わります。  次に、さんむ21、能勢秋吉議員の個人質問を許します。  能勢議員、御登壇願います。  能勢議員。 53 ◯14番(能勢秋吉君) 皆さん、おはようございます。議席番号14番、さんむ21、能勢秋吉です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、山武市政に対して、何点か質問をしますので、執行部の明快答弁をよろしくお願いします。  本須賀海水浴場が、ビーチなどを対象とした国際環境認証「ブルーフラッグ」を、県内で初めて取得されました。水質や安全性などが評価された、非常に喜ばしいことと思います。今年の夏の来遊客の増加が楽しみです。  また大相撲の巡業、大相撲東金場所が、8月4日、東金市堀上の東金アリーナで開催されます。同市での開催は、40年ぶりそうです。横綱鶴竜、大関160人が参加し、なかなか見ることのできない稽古や食事のほか、力士と直接触れ合える握手会などが予定されているようです。  席は、記念座布団がつく土俵周辺の溜席、ペア席、2階の立見席など、約3,000席そうです。今回は、令和元年夏巡業として、行司や呼出、床山なども含め、総勢270人が来訪するそうです。  八街市では、陸上長距離指導者として、オリンピックでの金メダリスト、高橋尚子選手、銀メダリスト、有森裕子選手をはじめ、数々の名選手を指導した、4月に亡くなられました、小出義雄さんの名を冠した第1回小出義雄杯八街落花生マラソン大会が、10月27日に開催される予定そうです。小出さんが、僕の名前を使って、町を盛り上げてと発案したことがきっかけで、北村市長は、小出監督の思いを受け、よい大会にしたいと話されています。どこの市も、市のイメージアップに懸命に努力されていることと思います。  それでは、質問に入ります。  松下市長が就任して、早1年が経過します。日々、公務で忙しく活動していることと思います。1年を振り返っての感想をお聞かせください。 54 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。
    55 ◯市長(松下浩明君) 能勢議員から御質問をいただきました。  おかげさまで、1年が経ちました。この1年間は、自分のできることを前提に、一生懸命、市政発展のために取り組んでまいりました。  以上ございます。 56 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 57 ◯14番(能勢秋吉君) ありがとうございました。  第2次山武市総合計画(2019年度から2022年度)の概要版が3月に送られてきました。冊子も送られてきましたけど、一般の家庭には、冊子が3月に配布されたんですか。 58 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 59 ◯総務部長石橋和記君) 概要版につきましては、区長回覧を通じまして、全戸配布をさせていただいております。 60 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 61 ◯14番(能勢秋吉君) 市長のホームページに、「ようこそ市長室へ」と、活動やメッセージを随時発信していますとありますが、これは有効活用したらいかがですか。  例えば、今、総合計画の概要版を、確かに山武市のホームページで、企画政策課を見ると、あるんですよね。企画政策課には載っています。だけど、市長のホームページで、最初に御挨拶などが載っているかと、昨日、私は見てみたんです。そうしたら、企画政策課のほうには載っておりますけど、市長の挨拶のところに、この御挨拶でも載せれば、やはり、皆さん目が届くんはないかと思うんですけど、その辺は、有効活用されたらどうですか。どう思いますか。 62 ◯議長(大川義男君) 市長。 63 ◯市長(松下浩明君) ホームページに、「ようこそ市長室へ」ということ開いております。その中では、山武市の位置や状況といった、いろいろとPRするものは書いてございます。  また、いろいろことですが、平成31年、今年の1月には、新年の挨拶を入れたりとか、また2月議会のときにも、私の施政方針をその中に入れてある。  また、4月3日ですが、山武市の総合計画に基づきまして、行政評価についてということで記載もしております。  近々ですと、6月3日に、市長の行動記録というか、そういうものも記載をしております。  今、御指摘をいただいた中で、そういったものをPRをしていこうということも、非常に大事取り組みあろうかと思いますので、貴重御意見として、受けとめさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 64 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 65 ◯14番(能勢秋吉君) 随時発信ということもうたっているんですから、例えば、ブルーフラッグを取得したときも、何日でも載せて、皆さんに知ってもらうということが、私は大事はないかと思いますので、その辺ひとつよろしくお願いいたします。  松下市長の地域再生まちづくりの展望8項目に、総合計画はどのように取り組みをされたのかお聞かせください。 66 ◯議長(大川義男君) 市長。 67 ◯市長(松下浩明君) 本年4月から、私が市長となりまして、この総合計画は初めての計画ありまして、第2次総合計画、山武市の総合計画がスタートをしております。  この計画では、私が選挙時にも掲げました8つの宣言をもとに、17の重点分野を設定してございます。次世代に誇れる山武市の実現に向けて、議員の皆様、また市民の皆様とともに、まちづくりを進めていきたいと考えております。 68 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 69 ◯14番(能勢秋吉君) 市長が8項目を出したことは、確かに総合計画にほとんど載っております。  重点分野の設定について、1、重点分野、今、市長がおっしゃいましたけど、17事業。(A)の成長戦略、短期8事業。短期、4年間何かしらの成果を期待をするもの、または先進的取り組みで、継続を要するものとありますが、8事業の内容をお聞かせください。 70 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 71 ◯総務部長石橋和記君) 重点分野のうち、成長戦略(短期)につきましては、今、議員がおっしゃいましたとおり、8つの分野を位置づけをしております。  各分野ごとに説明をさせていただきますと、まず1点目の成田空港周辺地域としての基盤整備では、成田空港の機能強化に合わせて、航空機騒音の影響を受ける地区の現状を踏まえた道路の拡幅・改良や道路排水整備、水路整備等を実施するとともに、成田空港アクセスの改善に関する取り組みを行います。  2点目につきましては、まちなみ・家屋・土地の適正管理と有効活用では、人口減少等の影響により、増加傾向にあります空家に対して、周辺環境の悪化や危険性を伴う特定空家の減少を図るため、利活用や修繕等の適切管理に対する対策を行います。  3点目の担い手の育成・支援では、認定農業者や認定新規就農者の認定者数の増加に当たっては、農業者の展望を尊重しつつ、実現可能であり、発展性のある計画作成を支援し、競争力のある農業振興を目指します。  4点目の海岸を活用した観光推進では、海水浴場の国際環境基準あるブルーフラッグ認証取得による安心安全海水浴場あることの周知広報を行うこと海水浴客入込数の維持向上に努めます。  5点目の幼保機能の充実では、安心して子育てできる環境づくり及び地域で安心して産み育てられる環境の充実を図るため、幼児教育及び保育サービスを充実させることにより、子育ての負担感や不安の軽減を図ります。  6点目の「確か学力」の向上と「活きた学力」の推進では、児童生徒一人ひとりのニーズに応じた教育の推進と教員の授業力の向上により、基礎知識の定着や思考力・判断力・表現力の習得を図り、学習意欲と学力の向上によって、千葉県標準学力検査において、県平均を超える児童生徒を育成します。  7点目のICT教育の実践では、児童生徒の情報活用能力を育成するため、各小中学校に整備したICT機器の更なる活用促進に必要通信環境の改善による利用環境の整備と、授業でのICT機器活用を支援する体制づくりを推進いたします。  8点目の情報発信力の充実では、シティプロモーションに関する方向性を明確にし、より効果的に情報を発信するための仕組みを構築するとともに、インターネットメディアを含めた多様メディアでの広報活動に取り組んでまいります。  以上が、成長戦略(短期)として取り組んでいく重点分野ございます。 72 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 73 ◯14番(能勢秋吉君) 特に最初に説明がありました、成田空港周辺地域としての整備事業を、もう少し詳しくお聞かせ願えますか。 74 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 75 ◯総務部長石橋和記君) 成田空港周辺地域としての基盤整備につきましては、NAA、成田空港会社から、航空機の騒音などにより生じる障害の防止及び空港周辺整備の費用に充てるものとして交付される成田国際空港周辺対策交付金を活用いたしまして、松尾地区、蓮沼地区の成田空港へのアクセス道路整備や水路整備を行い、生活道路機能の充実と安全性、利便性の向上を図ってまいります。  事業の実施に当たりましては、地区からの要望を踏まえまして、計画的に行ってまいりたいと考えております。 76 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 77 ◯14番(能勢秋吉君) NAAからの交付金は、先日のお話ですと、約1億円増額される予定のようお話を聞きましたけど、その辺はどうんですか。 78 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 79 ◯総務部長石橋和記君) NAAの交付金につきましては、現在4億円程度をいただいております。その中で、A滑走路の先行実施に伴いまして、本年度につきましては、2,000万円を特別加算金という形でいただけることとなっております。  その後につきましては、C滑走路の計画の告示がされました後につきましては、NAA全体で40億円から60億円に総額が増大される予定となっております。その中で、山武市につきましても、交付金につきましては、増額が予定されております。 80 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 81 ◯14番(能勢秋吉君) その交付金を活用して、周辺整備をしっかりお願いいたします。  次に、成長戦略、Bの4事業、中長期、4年から10年間に行うことが望ましく、第2次計画期間中に着手するものとありますけど、政策内容をお聞かせください。 82 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 83 ◯総務部長石橋和記君) 成長戦略の長期につきましては、現在、4の基本事業を予定をしております。  その中で、企業立地と企業定着による雇用の促進では、山武市を取り巻く環境といたしまして、今後、成田空港の機能強化による雇用創出、また圏央道の整備によりまして、新た企業進出も考えられます。この機会を見逃すことなく、取り組んでまいりたいと考えております。 84 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 85 ◯14番(能勢秋吉君) 企業立地と企業定着による雇用の促進は、非常に大事ことと思います。これは、人口減少にもかかわりますので、その辺は、また、どのように取り組んでいくのか、もう一度お聞かせください。 86 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 87 ◯総務部長石橋和記君) 企業誘致といたしましては、現在は千葉県や金融機関等との情報交換を進めておりまして、今後は民間ディベロッパー等の活用を主体といたしまして、企業誘致を検討していきたいと考えております。  さまざま機会を通じまして、事業化につながるように努めているところございますので、議員の皆様をはじめ、情報等がございましたら、御提供のほうをお願いしたいと思います。 88 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 89 ◯14番(能勢秋吉君) 県のほうに照会すると、県のほうに企業が出たいというアプローチがない。これは、卵が先か、鶏が先かの話と思うんです。  市長、どうですか、前にもお話ししたように、この問題は、前に市長も取り組んでいく姿勢がありましたよね。これをどう考えておりますか。 90 ◯議長(大川義男君) 市長。 91 ◯市長(松下浩明君) 確かに今回の機能強化につきましては、人口増に関しても、非常にチャンスと捉えております。今現在は、情報収集等にしっかりと取り組んでいるところございます。 92 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 93 ◯14番(能勢秋吉君) しっかりと取り組みをお願いいたします。  Cの人口減少対策、5事業です。市民生活の維持に必要事業で、大規模または課題解決に向け、集中的取り組みを要するものとありますけど、政策内容をお聞かせください。 94 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 95 ◯総務部長石橋和記君) 第2次総合計画では、安心して、出産、子育てができる環境づくりや子どもたちの未来に向けてのグローバル教育の推進やICT教育の実践など、これまで行ってきた取り組みを、さらに発展させたいと考えております。  また、移住定住対策といたしましては、子育て世帯の住宅取得補助や3世代同居・近居の住宅取得補助、あわせまして、住宅金融支援機構、フラット35の金利引き上げ優遇などの導入を検討してまいりたいと考えております。 96 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 97 ◯14番(能勢秋吉君) 生産年齢層の転出が多い原因は、どこにありますか。 98 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 99 ◯総務部長石橋和記君) まず転出のきっかけございますけれども、個人それぞれの事情によりまして、多岐にわたるとは考えておりますけれども、毎年、市が転入者、転出者にそれぞれアンケート調査を行っておりまして、その結果を見てみますと、転出のきっかけは、結婚、就職、入学、転勤の占める割合が多い傾向にございます。 100 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 101 ◯14番(能勢秋吉君) 転入者、定住者増を図る政策はどうでしょうか。 102 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 103 ◯総務部長石橋和記君) そのアンケートによりますと、転入のきっかけにつきましては、住宅の購入、結婚、家族との同居が多くなっております。このことから、結婚をきっかけに、一度、市外に住みながらも、住宅の購入や家族との同居を機に、山武市に戻ってくる方がいるということも見受けられております。  こういった方を逃さずに、また増やしていけるよう取り組みが必要あると考え、現在、進めているところございます。 104 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 105 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、定住者増あるいは転入者の増に、市長はどのよう政策をお持ちですか。 106 ◯議長(大川義男君) 市長。 107 ◯市長(松下浩明君) やはり、今現在は、私としても、山武市のよさをアピールしたり、よい取り組みをアピールするといったことを進めていくように努力をしております。 108 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 109 ◯14番(能勢秋吉君) 前市長は、いわゆる、全国、1つのパイを取り合っても、しようがないという考えあったんです。  例えば、匝瑳市で、転入者に対して、40歳以下あれば、匝瑳市に家を建てる場合には、基本で50万円、地元の業者を使った場合には20万円、また19歳以下の子どもがいれば、1人、幾らという政策も出しておりますけど、松下市長はそういう考えはありますか。 110 ◯議長(大川義男君) 市長。 111 ◯市長(松下浩明君) 日本全国で人口減少が進んでいる中では、少なからず自治体間での競い合いといった面も出てくるかなと思います。  しかし、私としますと、山武市をしっかりとした山武市に築き上げまして、その中で、山武市のよさをアピールし、それを望んできていただけるよう方にもつなげていきたいというように、今、努力をしているところございます。 112 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 113 ◯14番(能勢秋吉君) 市長は、今、山武市をアピールしてということですけど、どういうことを一番アピールしておりますか。 114 ◯議長(大川義男君) 市長。 115 ◯市長(松下浩明君) 例えばですが、先ほど御答弁の中ありました、こちらのほうの8つの事業の中にも、記載をしておりますが、教育の部分では、ICT教育にも力を入れていくといったもの、山武市はこんなに力を入れてやっているんということも、やはり、アピールの1つあろうかと思っております。 116 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 117 ◯14番(能勢秋吉君) アピールだけは、なかなか人は呼べないんですよね。確かに、1つのパイを取り合ってもという考えもあるかもわからないですけど、その辺は、いい知恵を出して、人口減に歯どめがかかるよう政策をひとつよろしくお願いします。山武市は、既にもう5万2,000人を割っています。  第2次山武市総合計画は、市の最上位計画と理解してよろしいでしょうか。 118 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 119 ◯総務部長石橋和記君) 議員のおっしゃるとおり、最上位計画ございます。 120 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 121 ◯14番(能勢秋吉君) 職員の情報の共有化はどうですか。 122 ◯議長(大川義男君) 総務部長
    123 ◯総務部長石橋和記君) 総合計画につきましては、策定段階から、各部、各課と検討を重ねまして、策定をいたしております。  また、総合計画の成果向上に向けましては、各部、各課の組織目標について、それぞれが人事評価の中で、組織目標として共有いたしまして、達成に向け、取り組んでおります。 124 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 125 ◯14番(能勢秋吉君) 議員には、みんな、概要版の厚い分を配付されましたけど、市の職員には、それは配付してあるんですか。冊子の薄い部分だけんですか。 126 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 127 ◯総務部長石橋和記君) こららのほうの厚いほうの分、本編につきましては、各課に1冊、配付をしてございます。 128 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 129 ◯14番(能勢秋吉君) お金のかかることですけど、金にはかえられないと思うんです。  1冊、幾らしますか。 130 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 131 ◯総務部長石橋和記君) この冊子につきましては、総合計画の策定を委託した中に含まれておりますので、冊子部分については、詳細は、現在、データは持っておりません。 132 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 133 ◯14番(能勢秋吉君) 予算化しても、1人、1冊ぐらい配付をすることが筋ではないかと私は思います。それは、どのように考えていますか。 134 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 135 ◯総務部長石橋和記君) 現在、冊子では配付してございませんけれども、職員の持っているシステム上には、見られるよう形をつくってあります。 136 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 137 ◯14番(能勢秋吉君) 情報の共有化をひとつよろしくお願いいたします。  次に、議会答弁後の検証について、成東中学校と成東東中学校の統廃合について、総合教育会議の進捗状況についてお聞かせください。 138 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 139 ◯教育部長(小川宏治君) 総合教育会議の進捗状況ございます。  昨年度、平成30年度につきましては、2回、会議を行っております。平成30年8月28日の第1回、平成31年2月1日の第2回の2回を行っております。  1回目の総合教育会議におきましては、山武市立小学校、中学校の規模適正化・適正配置について協議をいたしまして、成東中学校と成東東中学校は、ともに今後、生徒数の減少が見込まれるため、統合という方向性が一致したというところございます。  2回目の総合教育会議では、同じく、山武市立小中学校の規模適正化・適正配置について協議し、今後も継続して検討していくということになりました。  現在ですが、次回の総合教育会議に向けまして、成東中学校、成東東中学校の統合に関しての諸課題につきまして協議をするための準備を、教育委員会事務局で行っているところございます。  以上です。 140 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 141 ◯14番(能勢秋吉君) 市長は、昨年の9月定例議会の答弁で、平成32年3月までには方向性を決めると言っていますけど、それについては間違いないですか。 142 ◯議長(大川義男君) 市長。 143 ◯市長(松下浩明君) 平成31年度中に方針が示せるように調整してまいりたいと思っております。 144 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 145 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、その方向性を決める前に、前の市長は、結局、どちらかというと、成東中学校も成東東中学校にという線ありました。これは、市長選で、焦点あったわけです。  ですから、松下市長も地域の方たちと、例えば地区ごとに説明会を開いて、話し合いをして、方向性をきっちり決めるべきと私は思いますけど、その辺はどういうふうにお考えですか。 146 ◯議長(大川義男君) 市長。 147 ◯市長(松下浩明君) 確かに私の選挙のときに、市民の皆さんから、いろいろ御意見を伺った中で、今現在にあるわけございますけれども、地域の方々の意見をお伺いする必要があるということは、私も考えております。  ただ、開催に当たりましては、多くの方に集まっていただきたいということもありますので、少し工夫をさせていただきたいと考えております。 148 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 149 ◯14番(能勢秋吉君) では、地区ごとに説明会を開催して、話し合いをする気持ちはありますか。 150 ◯議長(大川義男君) 市長。 151 ◯市長(松下浩明君) 地区ごとということも、また、それも、今、一つ工夫してということで考えているところあります。 152 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 153 ◯14番(能勢秋吉君) 平成31年度というと、あと何カ月もありません。その辺は、教育委員会と協議しながら、しっかりと取り組みをお願いします。  次の山武市のイメージアップについて。山武市総合計画の松下市長の御挨拶、山武市のイメージを上げていくことも含まれての挨拶と理解してよろしいですか。 154 ◯議長(大川義男君) 市長。 155 ◯市長(松下浩明君) そのとおりございます。 156 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 157 ◯14番(能勢秋吉君) 12月議会で質問いたしました、文化の面で、成東東金食虫植物群落の環境整備については検討されておりますか。 158 ◯議長(大川義男君) 教育部長。 159 ◯教育部長(小川宏治君) 食虫植物群落の保全環境の整備についてお答えさせていただきます。  来年の7月で、国指定100年を迎える成東東金食虫植物群落を、今後100年、200年にわたり守り続けることが、教育委員会の重要責務あることから、保全環境の整備のため、柵の設置に向け検討すると、昨年の平成30年第4回の議会定例会で、市長から答弁をしていただいたところございます。  議会答弁後の取り組みといたしましては、柵の設置に向け、柵の未整備範囲の調査、柵の仕様の検証、費用積算などを行い、準備をしているところございます。  以上です。 160 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 161 ◯14番(能勢秋吉君) 来年、100年を迎えるそうですから、しっかりと取り組みをお願いいたします。  次に、サンブスギを利用して、地域ゆかりの文化人の活用についてはどうですか。 162 ◯議長(大川義男君) 市長。 163 ◯市長(松下浩明君) 山武市には、ゆかりの偉人が何人もいらっしゃいます。サンブスギの文化や偉人をまちの魅力発信、またイメージアップに活用して、サンブスギを利用したパネルを展示することも1つの方法あると考えております。  また、議員が、私の名刺のことも、このときにお聞きになりました。私も県議のときに、サンブスギを使った名刺も使っておりましたけれども、市長になったときは、まだ使っていなかったので、改めて名刺もつくり、活用させていただいているところございます。  そのときに、議員から、いろいろ偉人のことについてお話をいただきました。現在、山武市のホームページの子ども向けのページですけれども、さんむしキッズでは、山武市ゆかりの人物として、伊藤左千夫さんをはじめ、各地区からの偉人を紹介しているところあります。  また、小学校三、四年生は、社会科副読本を利用いたしまして、山武市の発展に尽くした人として、偉人について学んでいるところございます。  今後は、山武市のホームページもリニューアルをしていきたいと思いますので、そのときにも、しっかりとそういったものを見られるようにしていきたいというように思います。  以上ございます。 164 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 165 ◯14番(能勢秋吉君) 市のイメージアップを上げるには、文化も大事と思いますので、その辺をひとつよろしくお願いいたします。  次に、職員の職場環境について。5月29日、市の出先機関を何カ所か訪問しました。職場の雰囲気は非常によい感じでした。しかし、松尾のにぎわい処は、寂しさを感じました。  市民部長は、各支所に年何回ぐらい訪問しますか。また、職員とのコミュニケーションは、どのようにとっていますか。 166 ◯議長(大川義男君) 市民部長。 167 ◯市民部長(田上和弘君) 出張所へどれくらい行っているかというようことございますけれども、出張所には、必要のある際には、続いていくこともございますけれども、特にない場合には、数カ月に1度になることもございます。  今年度は、まだ始まったばかり大型連休もありますが、出張所ごとに違いはあるものの、少なくとも月1回は行っているというところございます。  なお、コミュニケーションについてということございますけれども、面接や月2回行っております課長級職員によります、市民部内の調整会議におきまして、課題協議また情報共有を図るとともに、必要際には、すぐに電話や出向くなどして、連絡調整をしているというところございます。 168 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 169 ◯14番(能勢秋吉君) 忙しい中でしょうけど、しっかりとコミュニケーションをとるようにお願いいたします。  また、職員の人事をあずかっているのは、総務課長ですか。総務課長もまだ4月になったばかりですけど、時間をつくってと言うと、失礼かもわかりませんけど、やはり職員を管理しているんですから、各出先機関にこまめに回っていったほうがよろしいと思いますけど、その辺はどのようにお考えですか。 170 ◯議長(大川義男君) 総務課長。 171 ◯総務課長(今関正典君) 議員、ありがとうございます。私も4月に総務課に参りまして、総務課長の立場として、これから組織全体にわたるふうに見渡さなければならない役割がありますので、そういうふう行動に移していきたいと考えております。 172 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 173 ◯14番(能勢秋吉君) 特に本庁の職員は、パソコンで仕事をやっております。係員また課の職員とのコミュニケーションはどうでしょうか。 174 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 175 ◯総務部長石橋和記君) 議員御指摘のとおり、近年の事務につきましては、パソコンと向かい合う事務処理が非常に多くなってきております。そういった状況の中でも、業務におきまして、職員間のコミュニケーションにつきましては、仕事を行う上で基本とされております「報・連・相」と言われております、報告、連絡、相談に加えて、調整といった行動が大切と考えております。  市役所組織内では、市長をトップに、特別職と部長級で構成されます庁議での報告事項や決定事項につきまして、部内会議ですとか、また課内、係内のミーティングを通じまして、指示事項の伝達や情報共有を行うなどのコミュニケーションを図っているところございます。 176 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 177 ◯14番(能勢秋吉君) その辺はひとつよろしくお願いします。  市長は、特に若い職員とどのようにコミュニケーションをとっていますか。 178 ◯議長(大川義男君) 市長。 179 ◯市長(松下浩明君) 私のほうございますが、定期的に幹部職員との庁内会議ありますとか、また、あるいは、私と各部や課との間で、問題意識の共有は図られておりますけれども、一般の若手の職員の皆さんとは、ランチミーティングを何度か行ったり、また庁内で会えば、声をかけようとしております。  コミュニケーションは非常に大事あると思っておりますので、今後もそのよう活動もしながら、職員と図っていきたいと考えております。ありがとうございます。 180 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 181 ◯14番(能勢秋吉君) 市長は本庁の職員の顔と名前は、何割ぐらい一致しますか。 182 ◯議長(大川義男君) 市長。 183 ◯市長(松下浩明君) 職員さんのこともあるし、なかなか厳しい御質問ございますが、名前と顔が一致するということは難しく、そんなに高い割合ではないと思っております。ですので、ランチミーティング等で声かけをしながら、名札を見ながら、そういうもの努めていきたいと思います。 184 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 185 ◯14番(能勢秋吉君) それは、人事をあずかる課で、職員の顔写真と名前を掲載したものを、市長のところに配置してやるとか、人事担当課は、そのくらいの配慮をしてください。職員が働きやすい環境づくりをよろしくお願いいたします。 186 ◯議長(大川義男君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時5分といたします。              (休憩 午前10時56分)              (再開 午前11時04分) 187 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  能勢議員。 188 ◯14番(能勢秋吉君) 次に、都市計画道路、駅からバイパスの間について、進捗状況についてお聞かせください。 189 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 190 ◯都市整備課長(川合秀和君) 成東駅南口線の進捗状況ですが、県に確認したところ、用地買収面積の約7割が買収済みと聞いており、未買収用地が3割となります。 191 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。
    192 ◯14番(能勢秋吉君) 今、未買収用地は3割ということですけど、件数では、どのくらいあるんですか。 193 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 194 ◯都市整備課長(川合秀和君) 県事業になりますので、詳細件数などについては差し控えさせていただきます。 195 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 196 ◯14番(能勢秋吉君) 完成年度の目標は何年ですか。 197 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 198 ◯都市整備課長(川合秀和君) 国道から変則十字路までの約100メートルにつきましては、今年度に供用予定と聞いております。全体の完成年度につきましては、引き続き用地取得に努め、用地取得のめどが立った時点で、お示しできると聞いております。  なお、事業計画では、令和5年度末までとなっております。 199 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 200 ◯14番(能勢秋吉君) 市民の一部の方は、市に駅前を壊されたと話されています。  市長は、この言葉をどのように受けとめますか。 201 ◯議長(大川義男君) 市長。 202 ◯市長(松下浩明君) 成東駅南口線は、国道と成東駅を直結させますまちの骨格をなし、成東駅の利便性向上をさせる道路ということ計画をされている中ですが、道路の拡幅及び歩道整備をすることによりまして、駅前広場及び成東駅南口線は、通勤・通学者の防災の上で、安全に配慮するものあります。  事業中あり、事業期間を延期しているため、御指摘の意見が出ていることと思いますが、本路線は重要路線ありまして、市といたしましても、協力をして、早期完成に努め、駅前通りの発展につなげていきたいと考えております。 203 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 204 ◯14番(能勢秋吉君) 今、課長の答弁ですと、完成目標は、令和5年ということですよね。川合課長は、県から派遣で来て、今年で何年目ですか。課長、何人目で、何年目かをお聞きします。 205 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 206 ◯都市整備課長(川合秀和君) 私で4人目で、私は3年目になります。トータルでは、県から派遣された中では、11年目という形になります。 207 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 208 ◯14番(能勢秋吉君) 川合課長が、私がこの道路を完成するんと、それまで残ってやるという気持ちはありますか。 209 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 210 ◯都市整備課長(川合秀和君) 市職員として、市として、山武土木事務所と協議を行い、市で協力できるものについて対応して、成東駅南口線の早期完成に努めてまいります。 211 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 212 ◯14番(能勢秋吉君) 課長、市民の皆さんが、あのままでは本当に困るという声が多いんです。県と協議して、1日も早い完成をお願いします。毎日でも、山武土木事務所に通ってください。その辺の気持ちはどうですか。 213 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 214 ◯都市整備課長(川合秀和君) 議員の質問のありました議会の答弁等につきましても、山武土木事務所にお伺いして、話し合いをしたり、電話で問い合わせをしてやっておりますので、連絡を密にして、早期完成に努めてまいりたいと思います。 215 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 216 ◯14番(能勢秋吉君) いつまでも虫食い状態ないよう、1日も早い完成をお願いします。  次に、津辺地先の交差点改良は、前に進んでいますか。 217 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 218 ◯都市整備課長(川合秀和君) 国道と県道成東鳴浜線の交差点改良は、用地買収について、地元の協力が得られないため、南口線の供用開始と合わせることは困難と聞いております。 219 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 220 ◯14番(能勢秋吉君) 用地買収が困難ということは、用地の地主とは折衝しているということですか。 221 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 222 ◯都市整備課長(川合秀和君) 県事業になりますので、交渉状況などの詳細内容については差し控えさせていただきます。 223 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 224 ◯14番(能勢秋吉君) 交渉ができないということですね。とにかく、18メートル道路ができました。それで、交差点改良ができない。これは、市民は一体何と思いませんか。課長が市民だったら、どう思いますか。 225 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 226 ◯都市整備課長(川合秀和君) 今、市としましても、早期完成を協議して、県のほうにはお願い申し上げているよう状況ございます。  市民としての立場ということでの回答は、控えさせていただきたいと思います。 227 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 228 ◯14番(能勢秋吉君) 市長、市長は県とパイプが太いということですから、これは1日も早い交差点改良をお願いします。その辺はどうですか。 229 ◯議長(大川義男君) 市長。 230 ◯市長(松下浩明君) この件につきましても、事あるごとに県の方ともお話をしております。ですので、市でできることがあれば、協力して、一緒に進めていきたいと思っております。 231 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 232 ◯14番(能勢秋吉君) 1日も早い交差点改良ができるようにお願いいたします。  次に、なるとうこども園地先の新設道路の進捗状況について、用地買収はどのくらい進んでいますか。 233 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 234 ◯都市建設部長(小川 陽君) 御質問の道路は、国道126号線の混雑緩和を目的としまして、なるとうこども園前の交差点から、東金方面へ向かいまして、並行する国道126号線の日石ENEOSガソリンスタンドの交差点までの総延長約1,200メートル事業を進めております。こちらが市道成東259号線ということになってございます。  御質問の用地買収の進捗ございますが、5月31日現在ですが、用地買収予定面積、約9,200平方メートルのうち、8,700平方メートル、約95%が買収済みとなっておりまして、用地対象者42名のうち37名の地権者と契約に至っておりまして、現在、残りの5名の方と交渉中ございます。 235 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 236 ◯14番(能勢秋吉君) 以前、議会の答弁では、平成32年3月とされていますけど、どうでしょうか。 237 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 238 ◯都市建設部長(小川 陽君) 議員御質問のとおり、当初計画では、令和2年度の完成を目標としております。  ただし、この事業区間につきましては、水田の隣接区間がほとんどございまして、水田への影響に配慮するなど、工期設定の制約はございますが、目標達成に向けて、全力で取り組んでまいります。 239 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 240 ◯14番(能勢秋吉君) ひとつよろしくお願いします。  この延長工事も必要と思いますが、どうでしょうか。 241 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 242 ◯都市建設部長(小川 陽君) この事業は、国道の混雑緩和を目的としておりますので、今事業としては、現在計画されている1,200メートル一旦終了となります。  御質問の東金方面への延伸計画につきましては、現時点ではございませんが、道路完成後の利用状況のほか、津辺交差点やさんむ医療センター入り口交差点などの状況を検証しまして、延伸の必要性について検討したいと考えております。 243 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 244 ◯14番(能勢秋吉君) ひとつよろしくお願いいたします。  次に、さんむ医療センターの建設について、6月4日、全員協議会で説明がありました。確認の意味で、質問を説明させていただきます。  建設場所については、なるとうこども園の道路と東金線の間と理解してよろしいですか。 245 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 246 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 移転先につきましては、なるとうこども園南側を予定しております。 247 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 248 ◯14番(能勢秋吉君) ベッド数は、199床ということで聞いております。199床と200床の診療報酬の差があるということですけど、その辺の説明をお願いいたします。 249 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 250 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 199床の根拠ございますが、今回、機能強化型在宅療養支援病院の取得を予定いたします。その関係で、その指定の要件としまして、200床未満という要件がございます。  また、その指定を受けることによって、今、概算ですが、大体5,000万円程度、加算がもらえる想定をしておりますので、その関係で、199床とさせていただきました。  また、ベッド数の内訳ございますが、一般急性期が103床程度、回復期リハビリテーション病棟が40床程度、地域包括ケア病棟が40床程度、緩和ケア病棟16床の予定ございます。 251 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 252 ◯14番(能勢秋吉君) 5,000万円という数字が出ましたけど、そうしますと、診療で行く患者が、その分、幾らか高くなりますよね。そういうふうに理解してよろしいですか。 253 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 254 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在の診療報酬に加えて、5,000万円程度の収入が見込めるということですので、患者の負担もその率に合わせて、若干増える予定ございます。 255 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 256 ◯14番(能勢秋吉君) 建物床面積は約1万4,000平方メートル、5階建てでよろしいですか。 257 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 258 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在の想定ですと、大体5階建てと想定しているところございます。 259 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 260 ◯14番(能勢秋吉君) 敷地面積は3万4,000平方メートルこの場所は農振農用地ですか。 261 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 262 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 用地面積ございますが、議員の御指摘のとおり、約3万4,000平米を予定しております。  また、農振につきましては、農振農用地域内ございます。 263 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 264 ◯14番(能勢秋吉君) この農振農用地の除外申請は、重要変更で行うんですか。それとも、軽微変更、どちらで申請するんですか。 265 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 266 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 農業振興地域の整備に関する法律施行令第10条第1項第3号の土地収用法に係る事業の用に供される場合に、本件については該当することから、軽微変更として手続を進めることが可能でございます。 267 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 268 ◯14番(能勢秋吉君) この3万4,000平方メートルの用地買収の見込みはありますか。 269 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 270 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 建替整備場所ございますが、成東町下町区となり、下町地区の総合区長と各区長さん方には、概要を既に説明してございます。  また、順次、地権者にも概要を説明しているところございます。今後、土地の取得につきましては、御理解をいただけるよう、慎重に進めてまいりたいと考えております。 271 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 272 ◯14番(能勢秋吉君) 病院建設の補助金は、どのくらいの金額がありますか。 273 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 274 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 補助金ございますが、千葉県の補助金で、地域の中核的医療機能や救急、小児、がんなどの特殊医療機能を担う医療機関の整備に対し助成される補助金あります、地域中核医療機関整備促進事業補助金がございます。県の要綱に基づいて算出いたしますと、約5億円弱の見込みが立っております。 275 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。
    276 ◯14番(能勢秋吉君) 財政課長は、長期財政計画取りまとめ状況、1月17日現在のものを確認しておりますか。 277 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 278 ◯財政課長(宮負裕行君) 計画について、確認、承知しております。 279 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 280 ◯14番(能勢秋吉君) 今、確認しているというお話でしたけど、この財政計画を見て、どのように感じておりますか。 281 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 282 ◯財政課長(宮負裕行君) 1月にお示しした長期財政計画ですが、歳出面では、さんむ医療センターの建替整備のほか、小中学校の統合の前期計画に係る経費など、策定時点で計画されている大規模事業について、各事業の実施年度で見込んでおります。  また、歳入面では、人口減少や合併算定替特例の終了に伴いまして、税収や普通交付税の減収を見込んでおり、歳入の不足を財政調整基金の取り崩しで補う計画となっておりますが、財政調整基金の残高は、令和9年度末時点で、市の平成29年度の標準財政規模ある140億円の約2割に当たる28億円程度が、確保される見込みございます。  人口減少など、市の財政を取り巻く状況を踏まえますと、将来的に歳入の大幅伸びは、期待しがたいというところございますけれども、今後、歳入に見合った予算規模となるよう、歳出の抑制を図りまして、持続可能な財政運営に取り組んでいく必要があるものと考えてございます。 283 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 284 ◯14番(能勢秋吉君) ありがとうございました。  病院の設置者ある市長に確認しますけど、病院建設が始まりますと、増額されるという傾向がよくあるようですけど、当初示された予算規模でおさめるということに間違いありませんか。 285 ◯議長(大川義男君) 市長。 286 ◯市長(松下浩明君) 今現在のところは、そのようにということで進めております。 287 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 288 ◯14番(能勢秋吉君) 今現在ということをおっしゃいましたけど、この予算でいくという考えで理解してよろしいですか。 289 ◯議長(大川義男君) 市長。 290 ◯市長(松下浩明君) これからのことございますので、今現在は、そのようにしてもらいたいということで思っております。それを議会の皆様方にお示しをして、了解をいただいておりますので、何とかそこでおさめていただきたいと思っております。 291 ◯議長(大川義男君) 能勢議員。 292 ◯14番(能勢秋吉君) よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 293 ◯議長(大川義男君) 以上でさんむ21、能勢秋吉議員の個人質問を終わります。  次に、さんむ21、石川和久議員の個人質問を許します。  石川議員、御登壇願います。  石川議員。 294 ◯7番(石川和久君) 議席番号7番、さんむ21、石川ございます。議長にお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  6月定例会は、令和元年、最初の定例会あり、議会改選後、初の定例会ございます。市民の皆様に再度御負託をいただき、またこの場所に立てることができました。新た気持ちで、しっかりと市民の皆様の期待に応えられるように、4年間、頑張ってまいりたいと思います。議員の皆様、執行部の皆様、これからもよろしくお願いいたします。  それでは、質問に入ります。はじめに、財政運営についてお伺いします。財政課長のほうが、県のほうからお越しいただきまして、お言葉をいただこうかなと思いましたけれども、先ほど能勢議員のほうからお話がありまして、お言葉をいただきましたので、しっかりとその気持ちを私も確認させていただきましたので、質問に入りたいと思います。  昨年の9月議会でも質問をしたところですが、山武市の今後の財政運営を考えると、人口減少による市税の減少、普通交付税における合併算定替特例の終了や少子高齢化による扶助費の増加など、大変厳しい環境下にあると思われます。  このよう中、令和元年度一般会計当初予算額は、平成30年度当初予算額と比べて17億4,200万円増加し、229億6,000万円となりました。これは、合併以降、最大の予算規模ということありますが、お隣の東金市の令和元年度予算額183億9,000万円と比べても、45億7,000万円多いということになります。山武市は、予算は随分多いが大丈夫かと、市民の方々の不安の声も聞こえてきます。私も、山武市合併から14年が経過し、なかなか予算規模が削減できない状況を懸念しております。  そこで、今年度予算が、合併以降、最大の予算規模となった要因は何かお伺いします。 295 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 296 ◯総務部長石橋和記君) 令和元年度の一般会計当初予算額の増は、閉校後の豊岡小学校を改修するまつおこども園移転整備事業に、4億3,000万円、さんぶの森中央会館及び敷地内施設を改修するさんぶの森中央会館等施設改修事業に、1億9,000万円、さんぶの森文化ホールのつり天井の耐震化を行うさんぶの森文化ホール非構造部材耐震等改修事業に、2億円、環境改善センターの多目的ホールのつり天井の耐震化などを行う環境改善センター施設改修事業に、2億3,000万円など、大規模事業の実施の予定が重なったことが、最大の要因と考えております。  いずれの事業も、令和元年度に実施すること有利財源も確保できることから、実施すべきと判断したものございます。 297 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 298 ◯7番(石川和久君) さまざま事業が重なり、事情はわかりました。同じ年度に大規模事業を実施しなければならないということが原因あれば、多少の規模の増加もやむを得ないことと思います。  そういった事情あれば、令和元年度の一般会計の予算増は、大規模事業実施の重複による一時的ものこれから来年度の予算額は減少すると思われますが、見込みはどうかをお伺いします。 299 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 300 ◯総務部長石橋和記君) 本年の1月に開催されました、議会全員協議会でお示しをいたしました長期財政計画では、令和2年度は、松尾小学校の校舎の改築を行う松尾小学校新校舎整備事業で、11億円、閉校後の山武南中学校を改修する日向・山武西統合小学校校舎等改修事業で、4億円、松尾IT保健福祉センターの屋上鉄骨部を改修する松尾IT保健福祉センター施設等改修事業で、2億2,000万円等の予算を見込んでおります。  来年度予算につきましては、これらの要因によりまして、今年度より、さらに予算額が増額となる予定となっております。 301 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 302 ◯7番(石川和久君) 毎年度、市内の何らかの施設で、整備工事や改修工事があり、それに多額の支出を要するということあれば、これからもなかなか予算規模が減らないのはないのか。そのよう懸念をさらに覚えますが、今後の施設関係の大規模事業の予定は、どうなっているかをお伺いします。 303 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 304 ◯財政課長(宮負裕行君) 今年度、山武市公共施設等総合管理計画が対象とする市内の各公共施設の実情等を踏まえまして、維持管理や更新等の実施方法や時期などを定める山武市公共施設個別施設計画の策定を予定しております。  計画の中で、各公共施設の修繕及び改修等にかかる経費の見込みについても、明らかになる予定ございます。 305 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 306 ◯7番(石川和久君) 公共施設個別施設計画は、今後の施設の維持管理、また、市の今後の財政状況に影響する重要計画と思いますので、慎重に策定いただきたいと思います。  それでは、今年1月の議会全員協議会で、さんむ医療センターの建替整備を踏まえた長期財政計画が示されましたが、その後、5カ月が経過しました。さらに、5月1日からは、元号も令和に改まり、その後の状況はどうでしょう。  また、計画の策定から期間が経過すると、市の財政を取り巻く状況も変わってくると思いますが、見直しはどういったタイミングで行うのかを伺います。 307 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 308 ◯財政課長(宮負裕行君) 現在のところ、長期財政計画の見直しが必要となるよう大きな状況の変化はございません。  見直しのタイミングにつきましては、法改正等による大幅制度改正や多額の出費を伴う大型事業・大規模事業の実施計画が示されたときなど、後年度の財政状況に大きく影響を与える事象が発生した場合におきまして、計画の見直しが必要になるものと考えてございます。 309 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 310 ◯7番(石川和久君) 先ほどの答弁にもございました、毎年度、さまざま施設で、整備工事や大規模改修工事などが予定されるということですけれども、現在示されている長期財政計画では、どの程度を見込んでいるのかをお伺いいたします。 311 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 312 ◯財政課長(宮負裕行君) 現在の長期財政計画を策定する際に、既に計画されていた事業については、全て計上してございます。  また、山武市公共施設個別施設計画の策定後、その内容を長期財政計画に反映させまして、見直した結果につきまして、再度お示ししたいと考えてございます。 313 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 314 ◯7番(石川和久君) わかりました。  公共施設個別施設計画を反映させた、先ほど答弁いただきました長期財政計画については、でき次第、早急にお示しをいただきたいと思います。  先ほどの質問に関連しまして、施設の大規模改修に、毎年度、多額の支出が見込まれるということですが、十分財源の確保はできるのかが心配になっております。  そこで、山武市の平成30年度末の基金残高はどのくらいかをお伺いいたします。 315 ◯議長(大川義男君) 財政課長。 316 ◯財政課長(宮負裕行君) 平成30年度末の定額運用基金を除く一般会計の基金の残高ですが、合計で172億円ほどございます。  うち、財政調整基金は58億円ほど、その他、減債基金等の特定目的基金は114億円ほどの残高がございます。 317 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 318 ◯7番(石川和久君) 172億円ということですけれども、基金については、172億円あるということ合併以降積み立ててきた基金と思われます。その基金は、今まで適正に積み立てられ、有効活用ができているのかどうかをお伺いいたします。 319 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 320 ◯総務部長石橋和記君) 基金につきましては、合併以降、基金の設置の趣旨に基づいて、計画的に積み立て、活用してまいりました。今後も基金の設置目的に沿った活用を図り、安定的財政運営を行っていきたいと考えております。 321 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 322 ◯7番(石川和久君) それでは、今までの答弁を踏まえまして、今後の財政状況の見通しについて、市長の考えはどうかをお伺いいたします。 323 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 324 ◯市長(松下浩明君) 石川議員の財政運営についてということお答えをさせていただきます。  令和元年度の一般会計当初予算額229億6,000万円につきましては、合併以降、最大の予算規模というようになっております。  来年度も、松尾小学校新校舎整備事業など、必要事業は実施をしたいと考えておりますけれども、将来的に市税や普通交付税の減額が想定されていることから、今後は、歳出を抑えていきたいと考えております。 325 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 326 ◯7番(石川和久君) 今、市長のほうから、来年度以降、歳出を抑えていきたいというよう答弁をいただきました。ぜひ、市長の強いリーダーシップの下、財政の引き締めに力を入れていただけると確信しております。  それでは、適正予算規模とするために、具体的にどのよう方策を考えているのでしょうか。お伺いいたします。 327 ◯議長(大川義男君) 市長。 328 ◯市長(松下浩明君) 費用対効果の低い事業の見直しについては、無論ございますけれども、山武市公共施設個別施設計画の策定において、市内公共施設の統廃合も含めた効率的活用方法について検討して、歳出の抑制に努めていきたいというように考えております。 329 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 330 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。市長から、市内公共施設の統廃合も含めた効率的活用というお言葉がありましたけれども、山武市には、合併ならではの弊害といいますか、多くの施設が市内に存在しております。利用者の意見も聞きながら、時には厳しい判断もあると思いますけれども、施設のあり方をしっかりと検討していただきまして、健全財政運営に引き続き取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、施設の有効活用について伺います。先ほどお話ししましたように、市内には多くの施設が存在しております。山武市公共施設等総合管理計画では、本市が所有する平成28年3月現在、建築物の総延べ床面積ですと、20万2,732.4平方メートルあり、市民1人当たりの公共施設の延べ床面積を換算すると、約3.88平方メートルとなります。  この数字は、全国平均値の1.2倍になります。現在の公共施設を保有し続ける場合の必要コストを試算した場合、必要コストで65億円、さらにその先10年で104億円まで膨れ上がることが推計されております。施設のあり方が、今後の財政運営に大きく影響することは、皆さんも既に認識されていることと思います。  今定例会では、保育所、幼稚園の条例の一部を改正する条例の制定が上程されましたが、豊岡保育所、蓮沼幼稚園、むつみのおか幼稚園の今後の利活用が気になるところございます。  前提といたしまして、この有効活用については、行政のみによる検討ではなく、地域との協議も踏まえての有効活用方法を見出すことが大切あるということは、前置きした上ございます。  今回、そういう中、子育て支援施設の活用状況と今後について伺います。今定例会で、全員協議会等でも御説明がありまして、さまざま意見がありましたけれども、確認も踏まえまして、質問をさせていただきます。  現在休園中にある保育所の状況は、どうなっているのかをお伺いいたします。 331 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 332 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在休園中の保育所は、豊岡保育所、1園平成23年4月から休園しており、電気、水道等のライフラインも停止しております。主に消防防災課等の備品等の保管場所として利用しているところございます。 333 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 334 ◯7番(石川和久君) 豊岡保育所の今後の活用方法についてお伺いいたします。 335 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 336 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在の利用状況から、今後、保健福祉部から総務部へ所管替えの手続を行い、防災用倉庫もしくは消防用倉庫として、今後も活用する方向でおります。 337 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 338 ◯7番(石川和久君) 幼稚園の現在の状況はどうなっているのかをお伺いいたします。 339 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 340 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在休園中の幼稚園は、蓮沼幼稚園とむつみのおか幼稚園の2園ございます。  蓮沼幼稚園は、平成21年4月から休園しており、電気、水道等のライフラインも停止しております。現在は、主に教育委員会の文書や民具等の保管場所として利用しております。  むつみのおか幼稚園については、今年4月から休園となり、現在は使用しておりませんが、電気、水道等のライフラインは、そのままの状況ございます。
    341 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 342 ◯7番(石川和久君) 各幼稚園の今後の活用方法についてお伺いいたします。 343 ◯議長(大川義男君) 保健福祉部長。 344 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 蓮沼幼稚園に現在保管してある文書等は、移動する予定ございまして、今後も市として、建物の有効活用が見込めないため、売却等の処分を考えております。  むつみのおか幼稚園につきましては、民間事業者から、地域の子育て世帯が利用できます子育て支援センター等、親子の遊び場、保護者の相談場所として活用したい旨、提案がございました。今後、民間事業者と、有効活用について調整してまいりたいと考えております。 345 ◯議長(大川義男君) 石川議員。 346 ◯7番(石川和久君) ありがとうございました。御答弁ですと、豊岡保育所が、そのまま消防防災課等の備品等の保管場所ということと、幼稚園では、蓮沼幼稚園については、活用が見込めなければ、売却等の処分を考えている。むつみのおか幼稚園については、民間事業者と検討中ということですね。ありがとうございました。  今回、何をお話ししたかったといいますと、豊岡保育所についても、平成23年4月から休園していると聞いております。8年経過しております。  蓮沼幼稚園にしても、平成21年4月から休園しておりまして、約10年が経過しているわけございます。こういった中、地域住民の理解を得ながら、当然、これは大変デリケート問題ということは、私もよくわかっておりますが、もう少し早く取り組むこともできたのかなということが、私の中ございました。  その中で、現在、豊岡保育所については、先ほども御答弁をいただきましたように、消防防災課等の倉庫ということですけれども、やはり、園庭などにも雑草が生えますし、建物の維持管理もあったことと思います。蓮沼幼稚園もそうですけれども、もう少し早い段階で取り組んでいれば、ほかの活用方法があったのはないのかなということが、私の中で疑問にありました。  そのよう中、これから私が懸念していることは、学校施設の問題ございます。山武市公共施設等総合管理計画では、全公共施設に対して、施設種別の床面積の割合は、学校施設が57.7%、全体の半分以上を占めているわけございます。既に学校統合実施計画も、場所によっては始まっております。これから廃校になった学校の利活用の検討が課題になるのはないでしょうか。  先ほどもお話ししましたけれども、時には厳しい判断に迫られることもあることと思います。しかし、跡地利用について、どのよう方針で進めていくのかを具体的に示していくことも、これから必要と私は考えております。  ぜひ、今回の施設の活用状況をいろいろと教訓にしていただいて、何年も、5年、10年と経たないように、これからの学校施設の利活用に結んでいただきたいということが、今回お話をさせていただきたかったことございます。  全協等でさまざま意見もありましたので、これから豊岡保育所等のさらにどのよう活用方法が出てくるのか、いろいろと私も見させていただきますので、これからも先ほどお話ししたとおり、学校施設の利活用にぜひつなげていただきたいと思います。  これで、私の一般質問は終わりにさせていただきます。 347 ◯議長(大川義男君) 以上でさんむ21、石川和久議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、市川陽子議員の個人質問を許します。  市川議員、御登壇願います。  市川議員。 348 ◯13番(市川陽子君) 13番、公明党の市川陽子です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行います。4月の統一選を終え、初心に返り、市民の代表の1人として、一生懸命働いてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  元号が令和という時代の節目から、1カ月が経ちました。市の直面する最も大きな課題は、人口減少と少子高齢化、頻発する災害にほかならないと思います。そこで、さまざま課題が山積しておりますが、3項目について、質問並びに提案を行いますので、市長及び各部局の明快答弁を期待します。  はじめに、項目1の行政施策についての第2次山武市総合計画についてお伺いいたします。先ほど能勢議員からも質問があり、重複する点があると思いますが、よろしくお願いいたします。  山武市の根幹でもある本計画の策定に当たり、山武市総合計画審議会委員の皆様には、心から敬意を表したいと思います。2019年3月に完成された第2次山武市総合計画を拝見させていただきました。平成23年5月2日に、総合計画策定については、地方自治法の一部を改正する法律が公布されて、法的策定義務がなく、市の判断に委ねられた中、市では引き続き策定されることがうかがわれます。  改めて今後取り組んでいくわけですが、36ページの基本的計画の考えには、新たに平成31年度から平成34年度の4年間として、市長の施政方針との一体性を踏まえ、市長任期と連動した計画期間と記載されています。  先ほどもありましたけれど、その中、大きく、重点分野、17基本事業と、行政改革分野、11基本事業と設定されているが、市長の施政方針は、再度、具体的にどの分野に、どのように取り組まれているか、その考えよいのかを含めて伺います。 349 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 350 ◯市長(松下浩明君) 市川陽子議員の行政施策についての中で、第2次山武市総合計画は、市長任期と連動した4年間の計画となっているが、市長の施策方針は、どの分野に盛り込んでいるのかということお答えをさせていただきたいと思います。  本年4月から、第2次山武市総合計画がスタートいたしました。この計画は、私が市長となって、初めての総合計画あり、私が山武市のまちづくりの展望として掲げた8つの宣言をもとに、今後取り組んでいきたい政策、施策などを、17の重点分野として、設定したところございます。この計画によりまして、少しでも人口減少傾向を緩和できるよう、議員の皆様、また市民の皆さんとともに、取り組んでまいりたいと考えております。  具体的にこの4年間の任期中の基本計画とどのように連動させているのかということございますけれども、私の目指すまちづくりの実現に向けましては、基本計画の中で、重点分野として設定をいたしました17の基本事業について、特に成果向上を図ってまいりたいと考えております。  計画期間中においては、進行管理をしっかりと行いまして、次年度予算への反映等をスピーディーに進めてまいりたいと考えます。  また、本計画から、総合計画審議委員会を常設化いたしまして、外部有識者等の皆様からも御意見を頂戴しながら、まちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。  以上ございます。 351 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 352 ◯13番(市川陽子君) 今、市長より、これから外部有識者を入れながら、また行っていくという方向性をお聞きしました。  そこで、具体的にこの4年間の任期中に、基本計画にどのように連動しながら、また、今現在、この基本事業の構成に、現状値及びめざそう値の考え方についても、この4年間の中で、基本事業の目指す姿の内容によって、このめざそう値が横ばいにならないのかと、心配するのですが、その点をお聞きいたします。 353 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 354 ◯総務部長石橋和記君) めざそう値の設定につきましては、重点分野については、政策的に成果を向上させることを目指し、重点的予算確保や既存事業の見直しによる改善、新た事業展開を図るため、高い水準で、目標値を設定してございます。  重点分野以外の通常事業につきましては、選択と集中の観点から、法令及び安全面からの対応等を除き、現在の事業内容により、維持向上を図る水準で、目標値を設定してございます。  4年間という計画期間ございますので、目標値につきましても、実現性のある目標を設定いたしまして、成果向上に向けて、取り組んでまいりたいと考えております。 355 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 356 ◯13番(市川陽子君) わかりました。このたび、市民の皆様にも、第2次山武市総合計画概要版が配布されたわけですけれども、めざそう値のに、どうして数値目標が横ばいになっているのかがわからないと、率直市民の声がありました。  今後、市民の皆様に取り組みの内容をよく御理解していただけるためにも、厚いほうの中の44ページから45ページに記載されている基本計画の見方をつけると、わかりやすいのはないでしょうか。その点いかがでしょうか。 357 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 358 ◯総務部長石橋和記君) 今、議員からお話のありましたとおり、区長回覧におきまして、第2次山武市総合計画の概要版を全戸配布をいたしております。概要版につきましては、誌面のスペースの関係上、めざそう値設定の考え方を記載することができませんでした。今後は、市民の皆様からいただいた御意見を踏まえまして、工夫をしてまいりたいと考えております。 359 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 360 ◯13番(市川陽子君) その点をよろしくお願いいたします。  次に、提案ですけれども、「SDGs未来都市」について、持続可能な都市、地域づくりを目指す自治体を選定し、政府として予算もつけて、サポートしていこうという取り組みを行っています。  2015年9月、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない」との理念を掲げ、貧困のない持続可能な世界を次世代に受け継いでいくことを目指し、2030年までに全ての国が達成すべき17の目標、169のターゲット、230の指標を示し、既に世界規模で取り組みが始まりました。  我が国においても、2016年5月、SDGs推進本部が立ち上げられ、民間企業や各自治体でも、その理念や施策を取り入れる動きが始まっています。  また、学校教育でも、新学習指導要領に維持可能な社会のつくり手の育成が明記され、SDGsを積極的に推進することになりました。  まずは、SDGsの理念と推進の必要性を多くの人に理解していただき、それぞれの分野で協力しながら、目標達成に向けて進んでいく必要があると言えます。  市の第2次山武市総合計画の推進に当たって、計画にまだ盛り込まれていないとお聞きしていますが、この点について、どのようお考えか、市長の見解をお聞かせください。 361 ◯議長(大川義男君) 市長。 362 ◯市長(松下浩明君) ただいま議員から御提案をいただきましたSDGsございますが、持続可能な開発目標につきましては、地方公共団体におきます取り組みの推進が、昨年12月の国のまち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、位置づけられたところございます。  第2次山武市総合計画では、具体的取り組みとして盛り込むには至りませんでしたが、地方自治体においては、SDGsの推進は、地方創生で目指している少子高齢化に歯どめをかけ、地域の人口減少と地域経済の縮小を克服し、地方が将来にわたって成長し、安心して暮らせるような持続可能なまちづくりにつなげていくことができると考えております。今後は、国やほかの自治体の動向も参考にしながら、取り組んでまいりたいと考えます。 363 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 364 ◯13番(市川陽子君) ありがとうございます。  2018年6月に選定された都市の1つある岡山県の真庭市では、永続的発展に向けた地方分散モデル事業として行っております。その中で、中山間地域における地方分散型モデル地域を目指し、人口減少の抑制と年齢構成の偏在の解消に向け、既に効果が発現している地域エネルギー100%に向けた取り組みを強化しております。  地域資源を活用したCLT等の木材需要拡大、バイオ液肥を活用した農業推進、独自の観光事業の促進など、循環型の回る経済を確立しているとあります。持続可能な都市を、経済、環境、社会で定義されていることがうかがえます。ぜひ、この件についても参考にして、捉えていただければと思います。 365 ◯議長(大川義男君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午後1時10分といたします。              (休憩 午前11時54分)              (再開 午後 1時08分) 366 ◯議長(大川義男君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  市川議員。 367 ◯13番(市川陽子君) 次に、防災・減災の対策についてお伺いいたします。  はじめに、提案させていただきました国内製造が昨年解禁されたことを受け、災害時及び常時等にも活用できる常温保存可能な液体ミルクを、全国初で、3月に備蓄導入くださったことに改めて敬意を表したいと思います。  それでは、本年度11月に行われる防災フェスティバルを計画していると伺っておりますが、再度、どのよう内容で実施されるかをお聞かせください。 368 ◯議長(大川義男君) 市長。 369 ◯市長(松下浩明君) 市の総合計画で、防災意識の向上を掲げておるところございます。現在は、地道はありますが、機会を捉えた防災講話や、また市民向けの勉強会を行っております。防災意識の向上を図っているというところございます。  しかしながら、市民の講話や勉強会への参加ということは低調ありまして、効果的に防災意識を高めるということには至っていないというように考えております。  このため、より多くの市民の目を防災に向けたいというよう思いから、今年の11月10日日曜日ありますが、市を挙げて、防災フェスティバルを計画をしているところございます。  この防災フェスティバルは2部構成ありまして、前段部では、自治会や自主防災組織によります避難訓練を実施いたしまして、後段部分では、地震・津波災害を想定し、消防、警察、自衛隊やその他団体と協力し、現場確認、また火災消火、救助、救出、応急医療等を一連の流れで行動するよう、合同防災訓練を実施するように計画をしております。  これにあわせまして、各種車両の展示や体験コーナーを開設するとともに、学校や子どものダンスチーム、また和太鼓同好会によります催し物を行いまして、さまざま世代が参加しやすい環境をつくってまいるところございます。  防災フェスティバルへの参加や見学によりまして、市民の意識が少しでも防災に向き、防災・減災に直結するあろう講話や勉強会への参加を増加できればと考えております。  現在、自治会や自主防災組織に避難訓練への参加をお願いをしているとともに、合同防災訓練においても、参加団体との打ち合わせを重ね、実効性の向上を図っているところあります。  この場をおかりいたしまして、今回、山武市の防災フェスティバルへの参加協力者・団体の皆様方には、このフェスティバルの趣旨を御理解いただき、御協力いただいておりますことに感謝を申し上げさせていただくとともに、この11月10日のフェスティバルに向けて、今後とも御協力をお願いしたいと思います。  以上ございます。 370 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 371 ◯13番(市川陽子君) 市長より、目的と概要については理解いたしました。  前段の避難訓練ですが、実際に避難を行うとき、私はいつも言っているんですけれども、初動対応が非常に重要あると認識しております。今回の避難訓練の実施に当たり、その辺については考えているのかをお聞かせください。 372 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 373 ◯総務部長石橋和記君) 議員御指摘のとおり、発災時の初動は極めて重要あると考えております。おのおのが、防災無線により、避難所を目指すだけの訓練では、意味がないと考えております。発災したならば、防災無線により行動を開始し、まず、班単位で、一時避難所で、班内の安否を確認し、必要に応じて、救出救助、応急処置を行い、避難時、要配慮者がいたならば、近所の住民で協力して、避難所まで連れていくという一連の行動が必要となります。  市としては、防災フェスティバルまでの間に、講話や勉強会、防災回覧板等によりまして、発災時の初動対応ある避難の要領につきまして周知をいたしまして、実際時には、避難訓練の実施に努めてまいりたいと考えております。 374 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 375 ◯13番(市川陽子君) この初動体制が、市民の命にいかに作用するかということが、非常に大事と思いますので、よろしくお願いいたします。本来ならば、自主避難が一番ではないかと思います。  先ほど、市長答弁にも、防災フェスティバルへの防災に直結する講話や勉強会を開催する中、市民の参加が低い、また効果的に防災意識を高めるには至っていないという状況等を、今お伺いしましたけれども、そこで提案ですけれども、先ほど触れました国・県初の液体ミルクの備蓄を導入した山武市です。液体ミルクの使用方法などの周知を行うとか、またポリ袋でパッククッキング、地震などの災害で、電気、ガス、水道がとまったときに、役に立ち、鍋にお湯を沸かし、食材、調味料を入れたポリ袋をゆでる調理法と言われております。このよう取り組みも、検討の中に盛り込んではいかがでしょうか。 376 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 377 ◯総務部長石橋和記君) あらゆるいろいろ機会を捉えまして、周知をしていきたいと考えております。 378 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 379 ◯13番(市川陽子君) わかりました。  次、2点目の防災無線システム整備についてお伺いいたします。  防災・減災に当たっては、ハードとソフトの整備が必要あると認識しております。防災フェスティバルは、ソフト面での整備で、一方のハード面での整備は築山、避難所、避難道路、避難誘導看板等が進められているようですが、防災無線システムについては、どのようになっているのでしょうか。  災害防災の重要要素として、市民に対して、適切災害情報の発信があると思います。しかし、市民の防災無線システムの現状として、野外拡声は、風雨では聞きにくい、戸別受信機も、電波障害で聞こえなくなる時期があるなど、また波長の関係で、電波が家の中まで振動しないため、いまだに市民から聞きづらいという意見をいただいております。市は、市民の声を把握しているのかをお聞かせください。 380 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 381 ◯総務部長石橋和記君) 議員おっしゃいますとおり、防災無線が聞きづらいという意見をいただいております。  また、機材の耐用年数から、年間230台の戸別受信機の修理、更新が必要となっておりまして、その数は年々増加傾向にございます。  その他、正確数は把握できておりませんけれども、故障したまま、放置されている戸別受信機も相当数あるのはないかと考えております。 382 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 383 ◯13番(市川陽子君) 今、部長からもお話がありました。市も、現在の防災無線システムに対して、問題意識を持っているということ私は大変安心しました。災害当初の情報を市民が入手できるかどうかは、直接、生命に影響を及ぼすことも十分に考えられます。このままの状態では危機感を抱いております。  昨年、先輩議員よりも質問がありました。山武市は、現在60メガヘルツを使用しています。日光市を研修し、ポケットベルで使用される280メガヘルツの電波を使用した防災無線システムを確認しました。直接、信号を電波に乗せて送り、端末で信号を音声に変えるということ音声が非常に明瞭でした。
     また、使用している電波は振動性が高く、山間部の入り組ん地域でもカバーできるということ市内全域で電波を拾うことができるということでした。  重ねて申し上げますが、市民の生命に直接かかわる重要あります。日光市においては、財源は、交付税措置を活用しておりました。  防災無線システムについて、何か具体的検討がなされているのかをお聞かせください。 384 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 385 ◯総務部長石橋和記君) 議員からお話のありましたとおり、防災・減災におきましては、適切情報を適時に市民に伝達することが、市民の命を守る上で、非常に重要あり、行政の重大責務あると理解をしております。防災無線システムの更新には、多額の費用を要することから、財源につきましても、検討をしながら進めております。  現在、280メガヘルツの防災無線システムを含む数件の防災無線システムについて、比較検討をしているところございます。防災無線システムの選考に当たりましては、確実性、将来性を見据えた運用コスト、拡張性、利便性等を比較検討いたしまして、判断をしていきたいと考えております。 386 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 387 ◯13番(市川陽子君) ありがとうございます。山武市においても、山間部があります。まだ、なかなか伝わらないという声を私も聞いておりますので、市としても、真剣に検討していることを確認しました。防災無線システムの選定に当たっては、現状の問題の解決だけにとらわれることなく、将来も見据え、総合的に判断していただきたい。  そのほか、防災・減災について、今後の取り決めについて考えがあれば、お聞かせください。 388 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 389 ◯総務部長石橋和記君) 今までお話にございましたハードやソフトの整備を計画的に進めていくほか、もう一つのソフト面ございます、計画やマニュアルについても、整備をしています。  昨年度、業務継続計画を策定いたしまして、人的・物的資源が不足することが明確となりました。これを補うためのいわゆる受援計画につきまして、現在、策定をしているところございます。  この受援計画の実効性を高めるために、各企業との災害時応援協定や大船渡市、常総市との災害時相互応援協定を締結したほか、今後、静岡県牧之原市との災害時相互応援協定の締結に向けて、準備を行っているところございます。  また、計画やマニュアルで示されている事項について、検証が十分できていない状況もございます。今後も計画やマニュアルを検証するための訓練を積み重ね、行政としての災害対応能力の向上に努めたいと考えております。 390 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 391 ◯13番(市川陽子君) わかりました。市民に対して、もっとこうしておけばよかったはなく、対応しておいてよかったと、最善を尽くすこと、また、災害発生時に情報伝達を行う上で、スマホやタブレット等にも連動でき、重要役割を果たすための防災無線システム整備に向けて、早急に計画を立てて、行ってほしいと強く要望します。  やはり、住民一人一人が、災害時に何をするかを事前にシミュレーションをするマイ・タイムライン、自分の防災行動計画や、住民が主体となってつくる地区防災計画の普及など、地域住民による防災コミュニティの力を高める取り組みが大事と思います。  では、次の質問に入ります。項目2の駅周辺についての駅周辺の利便性について、成東駅周辺道路整備の経過についてお伺いいたします。  都市計画の中、近隣住民の皆様に理解をしていただきながら、午前中に能勢議員から進捗状況について質問があり、状況がわかりました。改めて、成東駅南口がなぜ県事業のか、計画から説明をお願いいたします。 392 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 393 ◯都市整備課長(川合秀和君) 成東駅南口線につきましては、平成7年に成東駅周辺の整備計画として、成東駅と国道126号線を直結させることにより、まちの骨格をなし、成東駅周辺の利便性を向上させる道路として、都市計画決定をいたしました。  本来、都市計画道路は、市事業として整備するものありますが、成東駅南口線は、県道成東停車場線と重複するものとし、県施行により整備してもらえるよう、平成22年度に、市から県に要望し、その調整の中で、計画幅員を4車線、30メートルから2車線、18メートルに縮小するなど、市で平成23年度に都市計画変更を行いました。成東駅南口線の整備事業に関しましては、平成24年6月から交付事業として、県で実施をしております。  なお、事業期間を令和5年度末まで延長しております。 394 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 395 ◯13番(市川陽子君) わかりました。  先ほど、課長より、事業期間を令和5年度末ということ延長しているという答弁がございました。やはり、成東駅南口線で、国道と駅前広場が直結すれば、東京行きの高速バス、シーサイドライナーも、駅を経由する計画と聞いております。市の都市計画ですので、市も県事業に協力して、早期完成するよう強く要望し、次の質問に移ります。  次に、松尾駅周辺整備の経過について、松尾駅周辺排水対策事業については、ゲリラ豪雨等によって、道路の冠水等の問題があり、既に予算が計上され、取り組まれていると認識しておりますが、事業の経過についてお聞かせください。 396 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 397 ◯都市建設部長(小川 陽君) 松尾駅周辺排水対策事業につきましては、降雨時に道路の冠水や建物への浸水被害がたびたび起きている状況を解決するために、平成30年度から令和4年度までの5カ年間計画で、事業を進めているところございます。  平成31年3月に、松尾駅前交差点部分から国道126号線までの県道部分に、ボックスカルバートを設置する工事、約300メートルを発注しております。  今年度につきましては、市営駐車場地下へ貯留槽を設置する工事と、その工事の影響を受ける駐車場の移設工事の発注を予定しております。 398 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 399 ◯13番(市川陽子君) 経過についてはわかりました。  近隣住民や通勤者の方から、工事については理解しているが、停止線や横断道路ある白線が消えている、事故につながらないか心配でいるん工事中でも交通量が多いため、何とかしてほしいとの声がありました。  成東駅、松尾駅、日向駅周辺の白線についての対応をお聞かせください。 400 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 401 ◯都市建設部長(小川 陽君) まず、松尾駅周辺につきましては、先ほどの御質問と関連いたしますが、排水対策工事の影響範囲と考えまして、松尾駅前交差点部分の横断歩道の引き直しも含め、附帯工事として実施をする予定です。  次に、成東駅周辺になりますが、国道津辺交差点付近で実施されている成東駅南口線工事区間につきましては、その工事の中で対応すると県より聞いております。  その他の道路につきましても、県が管理する道路となることから、山武土木事務所へ現状の報告とその対応について要望をしてまいります。  日向駅周辺につきましても、成東駅と同様に、県が管理する道路となることから、山武土木事務所へ、現状の報告とその対応について要望してまいります。 402 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 403 ◯13番(市川陽子君) そうすると、工事の完了につながる部分で、大体いつごろ、そのことができるかどうか、もう一度お願いいたします。 404 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 405 ◯都市建設部長(小川 陽君) 松尾駅前の工事の関係で、白線の引き直しを実施いたしますのは、今年度中には引けると思いますので、なるべく早い時期に引きたいと思います。 406 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 407 ◯13番(市川陽子君) わかりました。  そこで、松尾駅構内についても、通勤・通学での送迎時に、松尾駅を御利用している方々が、白線が消えて、大変危険状態になっているところを、担当部局とともに確認していただきました。その対応についてお伺いいたします。 408 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 409 ◯都市建設部長(小川 陽君) こちらも、松尾駅周辺対策工事の影響範囲となりますので、私のほうから回答させていただきます。  松尾駅構内の白線等の状況につきましては、議員御指摘のとおりで、市としても、状況を把握しております。松尾駅構内の白線引き直しにつきましても、先ほど申し上げましたが、松尾駅前交差点部分の横断歩道の引き直しとあわせて、一緒に実施をする予定ございます。 410 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 411 ◯13番(市川陽子君) やはり、駅に国道126号線から入っていくと、とまれという字が全く見えないので、わからない人は、そのまま駅構内に入ってしまうんはないかなという大変危険感じがいたします。  昨今、報道等でも、飲酒運転、また相次ぐ高齢者の運転による、将来のある子どもたち等の痛ましい事故が多発しております。先ほど質問させていただいた松尾駅は、早朝など、松尾高校の生徒たちが、大勢、登下校しております。白線が引かれてから、約20年が経っているとも聞いております。大きな事故が発生する前に、早急整備の取り組みによる安全確保を強く望みます。  では、次の質問に移ります。項目3の成東駅前観光交流センターについて。成東駅前観光交流センターは、平成28年12月8日にオープン、にぎわい創出の拠点として設置され、観光情報などの発信、地域コミュニティの活性化、市内外の人の交流、市民活動団体などの連携促進、学生などの交流や学習する事業とお聞きしていますが、現在の利用状況をお聞かせください。 412 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 413 ◯都市整備課長(川合秀和君) 平成30年度の利用状況について、説明させていただきます。  成東駅前観光交流センターへの入場者ですが、1万2,000人になります。これは、休憩や目的地までの道のりの確認など、センターに入った総人数になります。  また2階の会議室については、各種団体等が23回利用しております。 414 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 415 ◯13番(市川陽子君) 今、課長から、会議室が年間、23回、使用しているという答弁がありましたけれども、それ以外でも、学習の場として提供しているのか、また、どちらを主として考えておりますか。その点をお聞きいたします。 416 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 417 ◯都市整備課長(川合秀和君) 会議室として利用されていないときは、学生等の学習の場としても提供しており、利用状況としては、平成30年度は延べ3,594名になります。  市としては、各種団体などが交流を図り、会議を行う場として、にぎわいの創出が図れればと考えております。しかし、実績として、年23回の利用あることから、平日の午後4時から8時までの時間について、原則、勉強の場として提供して、施設の利用促進を図っております。  なお、会議室などの利用申請は、利用する3カ月前から利用日の3日前までに行うこととしており、会議室のお知らせボードで、学生には、会議室として、いつ利用するかを周知しております。 418 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 419 ◯13番(市川陽子君) 利用状況がわかりました。  成東駅前観光交流センターの目的として、観光情報を発信するところでもありますが、その点については、どのように対応しているのかをお聞かせください。 420 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 421 ◯都市整備課長(川合秀和君) 1階部分の一部について、観光案内スペース及び事務室として、山武市観光協会に行政財産使用許可を出しており、午前9時から午後4時まで、観光情報の発信として、観光協会が市の観光PR及び来訪する観光客への観光案内を行っております。 422 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 423 ◯13番(市川陽子君) わかりました。本来なら山武市の玄関口でもある駅前のにぎわいが、もっとあってもよいのかと思います。市民からは、何を行っているのかがわかりにくい、入りにくいという声もあります。実際に私も何回か伺ったところ、飲み物はよいが、軽食はいけない、非常に寂しさを感じたのは私だけでしょうか。  そこで、観光協会職員のほかに、シルバー人材センターの方もおられると聞いていますが、どのよう業務を行っているのでしょうか。 424 ◯議長(大川義男君) 都市整備課長。 425 ◯都市整備課長(川合秀和君) シルバー人材センターには、施設の管理を委託しており、午前9時から午後8時まで、管理人として1名常駐し、施設の清掃や会議室の受け付け、センター利用者の状況把握などを行っております。  なお、飲食についてございますが、利用者の声などを反映させ、本年度から、1階部分は軽食可能として運用しております。 426 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 427 ◯13番(市川陽子君) やはり、観光ということ私も、すごく、その辺の感じが、なかなか感じられないなと思っておりました。また、なぜ多くの職員がいるのか、理解ができていませんでしたが、その点についてはわかりました。  そこで、市長にですけれども、成東駅前観光交流センターに、その後、入ってみたことはありますでしょうか。 428 ◯議長(大川義男君) 市長。 429 ◯市長(松下浩明君) 私も何度か、成東駅前観光交流センターのほうへ足を運んことがございます。まだ、できて、新しいですので、きれいなと思ったり、でも、一番大事ことは、やはり入りやすさが大事はないかなと思ったことが、今、頭の中をよぎりました。 430 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 431 ◯13番(市川陽子君) やはり、市長も感じていらっしゃったんなと思います。  成東駅前観光交流センターの目的は、先ほども話したように、観光情報の発信と観光客の交流による創出を考えたとき、観光の観点から、今後の役割についての方向性として、どのように考えているのかをお聞かせください。 432 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 433 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、観光の観点から、私のほうから答えさせていただきます。  先ほど、都市整備課長のほうからも話がありましたが、現在、観光情報の発信については、NPO法人の山武市観光協会が、成東駅前観光交流センターを拠点にいたしまして、窓口案内とホームページ等の情報発信を行っているところございます。  また、もう一つの目的あります、市民と観光客の交流によるにぎわいの創出については、観光協会が実施しております、観光用レンタサイクル事業が挙げられると思います。こちらは、観光客と市内観光施設をつなぐ移動手段の提供として、観光客の方には、大変喜ばれている状況にあります。  そういう中で、このように、成東駅前観光交流センターは、観光客が情報を収集し、観光客と市内観光施設をつなげる拠点あり、今後の成東駅前観光交流センターにおける観光面としての活用については、利用者が利用しやすい、先ほど市長からありました、入りやすさ等も含めた中で、市民目線での対応、ニーズをよく把握しながら、市民と観光客の交流によるにぎわいの創出につながるよう、実現に向けて、検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 434 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 435 ◯13番(市川陽子君) 市外から、そうやって来ていらっしゃるということ本当に喜ばしいことと思います。  私も、観光用のサイクリング事業等も取り組んでいることに対しても、このようものがしっかりあって、なかなか、これが周知されているのか、どうか。私は、すばらしいことと思いますので、また周知徹底も、もう少しやっていいんはないかなと思います。そういう中で、認識している中んですけど、観光用のサイクリング事業等についての利用状況をお聞かせください。 436 ◯議長(大川義男君) 経済環境部長。 437 ◯経済環境部長(越川 俊君) それでは、成東駅前観光交流センターにおいてのレンタサイクルの利用件数ございますが、平成30年度、219件ございます。 438 ◯議長(大川義男君) 市川議員。 439 ◯13番(市川陽子君) わかりました。せっかくできた成東駅前観光交流センターですので、もっと、もっと本当に生かしていけるんはないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  駅を抜けたら、市の玄関あります。Wi-Fiの活用も整っております。先ほど市長も、部長もおっしゃっていましたけど、市内外から、誰もが安心して、成東駅前観光交流センターへ入ってみよう、また駅利用者が何を求めているのかということも聞いていくことも大事と思います。  今後、2020年オリパラに向けて、あと1年しかありません。その後も継続していける魅力ある事業を期待し、これで、私の一般質問を終わります。 440 ◯議長(大川義男君) 以上で公明党、市川陽子議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、長谷部竜作議員の個人質問を許します。  長谷部議員、御登壇願います。
     長谷部議員。 441 ◯8番(長谷部竜作君) 議席番号8番、公明党の長谷部竜作です。議長より許可を得ましたので、質問をさせていただきます。  4月に行われました市議会議員選挙にて、改めて市民の皆様の負託を受け、この場に立つことになりました。議員は、市民の代表として、市民の皆様に雇われているということを忘れずに、しっかりと働いてまいりますので、執行部の皆様も、これからの4年間、よろしくお願いいたします。  さて、5月に滋賀県大津市で、信号待ちの保育園児が交通事故に遭い、死傷されるという大変痛ましい事故が発生いたしました。亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。  引率していた保育士の方々も、細心の注意をしておりましたが、保育園児とともに、保育士15人が死傷されるというこの事故は、いま一度、交通安全とは何か、歩行者を守るためには、どうすればいいのかを考えさせられる、大変痛ましい事故ありました。  また、昨今、高齢者ドライバーによる交通事故が毎日のように発生しており、報道もされており、高齢者ドライバーの免許返納が大きな話題となっております。その際の課題の1つが、高齢者が免許返納後も御不便なく暮らしていけるよう足、公共交通の充実あります。  交通事故をなくすには、交通弱者と言われる子どもや高齢者など、交通事故の被害に遭いやすい人を守る、もう一つは、移動を制約される人を少なくしていくといった必要があると思われますが、市長のお考えをお聞かせください。 442 ◯議長(大川義男君) 市長、御登壇願います。 443 ◯市長(松下浩明君) 長谷部議員から、交通安全対策について御質問をいただきました。ありがとうございます。  議員がおっしゃいますとおり、連日のように、高齢者ドライバーによる痛ましい交通事故が報じられております。全国的にも、また、山武警察署管内におきましても、運転免許証の自主返納者は年々増加しているようあります。  本市では、基幹バスと乗合タクシーを御利用の方運転免許証を自主返納された方へ、優待制度を実施しております。  また、そのほか、市内の公共交通機関では、ちばフラワーバスや一般タクシー事業者においても、優待制度を実施しておりまして、この取り組みが自主返納への後押しの一助になればと考えております。  交通事故をなくす上では、まだまだ地方は車社会ありますので、これにかわる交通手段として、議員がおっしゃいますとおり、公共交通の拡充とその利用促進が必要あると考えております。  また、警察の管轄となりますが、危険箇所の把握と対策を講じていただきまして、交通安全の確保に向けた道路環境への取り組みを進めていきたいものと考えております。  以上ございます。 444 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 445 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。まさに両面からやっていかなければ、交通事故はなくならないと思いますので、質問に入らせていただきます。  子どもや高齢者など、交通事故の被害に遭いやすい人を守るという観点から、ここでは、歩道整備を中心に、交通安全対策について質問させていただきます。  その歩道の整備ありますが、市内全体をやってくださいと言っても、なかなか具体性がないと思いますので、私が住む山武地域を中心に、私自身が目についたところ、また、市民の皆様から指摘された箇所等を、何カ所か具体的場所を挙げさせていただいて、質問をさせていただきます。  1点目に、県道22号千葉八街横芝線から、県道43号八街三里塚線へ抜ける大木地先から沖渡地先の直線道路について質問をいたします。  この道路は直線道路のため、見通しが大変よく、速い速度での車の通行が非常に多い道路あります。また大型トレーラーが、重機を運ぶために多く通行するため、歩行者や自転車で通学する生徒が、大変危険を感じることが多くあるそうです。  私も現場を何度か通りましたし、車をおりて、見てまいりましたが、消火栓の標識も、恐らく大型トレーラーと思うんですが、車にひっかけられて、倒されているといった状況がありました。  その箇所は、歩道もほぼなく、夏は草木が道路まではみ出して、歩行者や自転車はそれをよけて、通行する。そのことまた大きく車道にはみ出ることになって、大変危険道路として、地元の方からも認知されており、地元の方が率先して、草刈りなどをしているそうあります。  この道路は、ところどころ歩道があるようですので、この道路についての歩道の整備の計画はないのか、またこうした道路の安全対策等はどうお考えあるかをお伺いいたします。 446 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 447 ◯都市建設部長(小川 陽君) 御質問の道路ございますが、市道沖渡横田線になりますが、県道千葉八街横芝線から約500メートルの区間は、八街市が、県道八街三里塚線から約400メートルの区間は、富里市が、それぞれ管理をしておりまして、中間部に当たる約1,600メートルの区間を、山武市で管理をしているという路線ございます。  現状につきましては、御指摘のとおり、歩道がなく、大型車両の通行も確認できる状況にあります。  歩道整備につきましては、現在のところ、計画はございませんが、同一路線を部分的に管理しております八街市と富里市及び本市合同で、まずは現状を確認する必要があると考えております。  また、安全対策としても、3市で状況の把握とその共有化を図りまして、道路除草や路面標示など、適宜対応してまいりたいと考えております。 448 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 449 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。3市合同でということ大変難しい部分はあると思いますが、地元の皆様にとっては、道路は道路ということどこの市が、どこまで管理しているということは、余り関係がございませんので、ここを安全にしてもらいたいということが、一番の思いありますので、ぜひお願いいたしたいと思います。  次に、県道117号日向停車場極楽寺線について質問いたします。  日向駅付近から踏切、また日向小学校の通学路になっている、あの日向駅前の道路ありますが、ちょうど市長の御自宅の前あります。道路が大変狭く、朝の通勤・通学時間帯には、自動車、自転車、歩行者、また児童が多く通り、大変危険状況あります。  また、日向小学校へ行く踏切も狭く、総武本線の発着時刻が近づくと、踏切内で自転車と自動車、歩行者が交錯して、非常に危険状況あります。私も週1ぐらい日向駅に立たせていただきますが、7時半前後は、自動車、自転車、歩行者が交錯する、非常に危険道路あります。  市長は大変よく御存じと思いますが、ここの道路の対策については、何かお考えがあるのかお伺いいたします。 450 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 451 ◯都市建設部長(小川 陽君) 議員御指摘の場所につきましては、JR日向駅前の県道成東酒々井線及び県道日向停車場極楽寺線のちょうど分かれ目のところの近辺の歩道整備ということについてございます。  県では、市内で実施中の交通安全対策事業を優先的に進めておりまして、御指摘の箇所の整備計画は、現在はありませんでしたが、除草や踏切前後の路面標示など、現状でできる範囲の安全対策を実施していくと聞いております。  市としましても、本箇所の安全対策は非常に重要と考えておりまして、県へ継続的に要望を行っているところございます。 452 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 453 ◯8番(長谷部竜作君) 御答弁ありがとうございます。  先ほど市川議員からの質問もありましたけれども、やはり、日向駅というのは、山武地域の顔ありますので、ぜひ整備をお願いしたいと思います。なかなか簡単にいくよう道路ではないということはよくわかっておりますが、やはり、狭いゆえに危険ある、また、朝の送迎時は、非常に危険あり、また雨になると、渋滞するというよう場所ありますので、ぜひ強く要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、県道76号成東酒々井線の大木地先から椎崎交差点の歩道について質問いたします。  この道路は、ところどころ、歩道があるんですが、ガードレール内の歩道が非常に狭い、また、そこに私有地からの草木がはみ出ておりまして、通れない箇所があります。そこを通れませんので、ガードレールの外を歩いていて、通学時の子どもが、車のミラーにひっかけられるという事故が、過去に何件かあったと、保護者からお聞きしました。  これは、私の地元のまちづくり協議会でも、そういうことがありましたので、地元の皆さんは、草刈りをお願いしますと声かけをしているわけはありますが、いかんせん、ガードレールを動かすわけにはいきませんので、ここも歩道がところどころ整備してあるという状況あります。  この道路、歩道の整備はどのようになっているのかをお伺いいたします。 454 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 455 ◯都市建設部長(小川 陽君) 県道成東酒々井線の木原地先の歩道整備ございます。県に確認いたしましたところ、歩道整備につきましては、継続的に実施しておりまして、本年度についても、工事は予定されていると聞いております。  御指摘いただいた箇所につきましては、今後の歩道整備の事業範囲となるものとは思われますが、現時点で草や木々の枝などによりまして、通行に支障があるとのことですので、現地を確認した上で、県へ状況を報告しまして、その工事について、強く要望したいと考えております。 456 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 457 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。なかなか自分たちだけはできないのでということ県の管轄になりますので、県への要望ということになりますが、強く要望していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、この道路、歩道整備また安全対策については、以前に山武中学校より八街方面の道路、市道はにわ線の安全対策について、質問をさせていただきました。グリーンベルトの整備などをやっていただいたようあります。  しかしながら、保護者や周辺地域の方々から、まだまだもう少しやってもらいたいということ御要望がありました。その後の安全対策の進捗状況はいかがかお伺いいたします。 458 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 459 ◯都市建設部長(小川 陽君) 市道はにわ線のグリーンベルト帯の設置につきましては、小中学校周辺の安全対策の一環として、継続的に実施しているところございます。  しかしながら、毎年実施しております通学路交通安全プログラム合同点検の対応を優先しているほか、緊急的整備を実施することもございますので、グリーンベルト帯の設置工事が隔年になるという場合もございますので、御理解をいただきたいと思います。 460 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 461 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。ぜひ、忘れずにやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、交差点整備について質問をさせていただきます。  山武地域では、県道横芝線の東消防署山武分遣所前の交差点や、県道八日市場八街線の沖渡地区の交差点など、安全上、交差点の隅切りが必要はないかと思われるところが、多く存在しております。また、信号待ち歩行者の待避所がないよう交差点もあります。  山武地域だけはなく、市内各所にも、安全上、どうかと思われるよう交差点が多く存在いたしますが、そのよう交差点の整備の推進状況はいかがかをお伺いいたします。 462 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 463 ◯都市建設部長(小川 陽君) 国県道の交差点につきましては、交通量、歩行者などの利用状況を踏まえまして、整備が必要と思われる交差点の工事要望を、県に継続的に行っているところございます。  また、市道の交差点整備につきましては、交通量や通学路などを考慮いたしまして、路線全体の整備として実施しているところございます。  また、交差点の整備につきましては、千葉県警交通規制課と交差点部の安全対策について協議を行った上で、実施しているところございます。  県道、市道問わず、交差点整備につきましては、事業規模が大きくなることや用地の確保が難しい状況にあることなど、事業化に至るまでには、相当の時間が必要となっておりますので、御理解をいただければと思います。 464 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 465 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。私も、どうしてここがなっていないのかという特定の場所を聞いた際に、どうしても用地の買収が難航しているとか、いろいろ事情があることは聞いております。どうか、それで諦めずに、粘り強い交渉をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、横断歩道等の道路標示について質問させていただきます。  先ほど市川議員からの質問にもありましたが、市内各所の横断歩道停止線、消えている箇所が大変多くなっております。私自身も、以前に質問をさせていただきました。また、先ほどもありましたグリーンベルト帯が薄くなっている、例えば、睦岡小学校付近など、ちょっと薄くなってきているのかなというよう場所もあります。  グリーンベルト帯の設置を含め、継続的に停止線、横断歩道の補修なども実施されていると思いますが、市全体としては、整備が追いついていないように感じられます。こうした箇所については、市で把握し切れない箇所もあると思いますので、市民の皆様からの情報提供や、先ほどありました通学路点検などの要望をよく把握していただき、早急改善をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 466 ◯議長(大川義男君) 都市建設部長。 467 ◯都市建設部長(小川 陽君) 横断歩道などの道路標示につきましては、議員御指摘のとおり、消えている箇所が多くなっております。  市としましては、市道部分の横断歩道や停止線など、規制にかかわるものについては、千葉県公安委員会へ、県道部分に関しましては、山武土木事務所へ、それぞれ現状の報告と引き直しの要望を行っております。  市道部分の外側線やグリーンベルト帯などの道路標示の設置や引き直しは、市で実施しておりまして、限られた予算の中で、効率のよい安全対策を市内で広く実施している状況ございます。  また、市の職員が行っている道路パトロールだけは、整備の必要箇所の発見が遅れる場合もございますので、広報やホームページを利用して、引き続き、市民の皆様から情報提供をいただけるよう周知し、早急改善に向けて努めてまいりたいと考えております。 468 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 469 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。市民の皆様から、道路の標示が消えていると、市が荒れ果てているように見えると、車で来た方も、市のイメージに対して、よくは思わないでしょうということよく聞かれます。  やはり、白いきれい線が引かれている、横断歩道がきれいにあるということは、それだけ市が活性化しているように見えますので、ぜひ早急にやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、公共交通について質問いたします。  公共交通の本題に入ります前に、高齢者の運転免許証返納についてお聞きいたします。質問の冒頭にもお話しいたしましたが、ここのところ、連日のように、高齢者ドライバーによる大きな事故が報道されており、運転免許証の返納が大きな話題となっております。国でも、こうした事故を防ぐための対策を、安倍総理が指示されるなど、大きな動きとはなっておりますが、こうした高齢者ドライバーを交通事故の加害者にしないため、また加害者にならないように、犠牲者を減らしていくために、返納を推進していくべきはないかと思いますが、市では、高齢者の運転免許証返納推進については、どうお考えのかをお聞かせください。 470 ◯議長(大川義男君) 市長。 471 ◯市長(松下浩明君) 高齢化社会の進展によります高齢者運転の増加から、高齢者が交通事故の加害者となるケースも増えてきておりまして、高齢者運転によります痛ましい重大事故について報じられることが多くなっております。  高齢者を事故の加害者にしないためにも、また、被害者や高齢運転者を持つ家族の心配を解消するためにも、運転免許証の自主返納は推進していくべきあろうと私は考えております。 472 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 473 ◯8番(長谷部竜作君) 御答弁ありがとうございます。どのように推進していくのかは、いろいろ方法がありますので、また御質問をさせていただきます。  現在、山武市内では、運転免許証ですので、警察署の管轄になるので、人数は難しいと思いますが、おおよその感触として、運転免許証の返納は進んでいると考えているのかをお聞かせください。 474 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 475 ◯総務部長石橋和記君) 免許証の自主返納の状況ございますが、山武警察署では、市町ごとの状況は把握はしていないということございます。このため、山武警察署管内全体におけます自主返納者の数となりますが、平成28年が141名、平成29年が229名、平成30年が253名と伺っておりまして、自主返納は進んでいるものと考えております。  また、本市では、運転免許証を自主返納された方への優待制度を、平成28年度以降、実施しておりますが、登録者数の推移といたしまして、平成28年度は27人、平成29年度は28人、平成30年度は50人と増加傾向にございますので、このことからも、免許証の自主返納は進んでいると考えております。 476 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 477 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  次に、交通弱者のための公共交通について質問をいたします。  ここで質問をします交通弱者とは、移動弱者と言われる方々のことですが、現在、山武市内では、高齢者ドライバーが運転免許証を返納した場合、多くの高齢者が移動弱者になります。多くの高齢者ドライバーは、この移動弱者になることが困るために、運転に不安があっても、運転免許証の返納ができない状況にあります。  現在、こうした高齢者の事故、ハード面の対策が難しい、あるいは、進めがたい中では、高齢者ドライバーによる痛ましい交通事故を減らすために、運転免許証の返納を進める必要があり、そのためには、公共交通の充実が必要はないかと思いますが、市ではどのように考えているのかをお伺いいたします。 478 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 479 ◯総務部長石橋和記君) 都市部と比べまして、地方におきましては、生活をする上で、車が必要ケースが多いことから、運転免許証の自主返納が進まない現状があろうかと思われますので、自主返納の推進には、車にかわる移動手段が必要あると考えております。 480 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 481 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  次に、乗合タクシーについて質問をいたします。
     乗合タクシーを利用した市民の皆さんから、運行する運転手さんによって、接客に差があるというお話をお聞きいたしました。例えば、高齢者が買い物で乗合タクシーを使う際、頻繁にタクシーを使うわけにはいかないので、スーパー等に買い物に行った際は、買いだめをするそうです。その際の荷物、乗合タクシーに乗せる際、また、おろす際の手伝い、運転手さんによっては、手伝いをしてくれない、あるいは、ある運転手さんは丁寧に手伝いをしてくれるといったお話をよく聞きます。  一般的タクシーの場合、お客様へのサービスとして、手伝うということは普通こととは思いますが、乗合タクシーでは、本来、こうしたことは、どのように対応されることになっているのかをお伺いいたします。 482 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 483 ◯総務部長石橋和記君) 乗合タクシーの利用者の手荷物の積みおろしについてございますが、新規に利用者登録をされる際に、利用方法についての説明書を、相対で説明をしながら、お渡しをしております。この中では、運転手は安全運行に専念をしなければならないので、荷物の積みおろしは、各自でお願いしますという説明をさせていただいております。  このことから、原則的には、手荷物の積みおろしは、御利用者にしていただく運用となっております。 484 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 485 ◯8番(長谷部竜作君) 乗合タクシーは、高齢者の利用が多いと思います。こうした点の改善は、乗合タクシーの評価につながると思います。ちょっとしたことはありますが、高齢者は、こういったところで親切にされると、非常にうれしいことあります。  また、こうしたことをしないとなると、それだけ乗合タクシーは使いづらいという評価につながるということあります。  実際にいい運転手さんに当たった方からは、あれはいいわねという評価をいただきましたし、なかなかそういう方に当たらないならもう二度と使わないといった声も聞かれます。  こうしたこと、荷物の積載などを手伝うことは、乗合タクシーの評価を上げることにもなると思いますが、手伝うことは可能かどうかをお伺いいたします。 486 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 487 ◯総務部長石橋和記君) 乗合タクシーの利用方法を考える上では、個別的はなく、統一的取り扱いをする必要があると考えております。  全ての御利用者の手荷物の積みおろし、また、自宅まで運ぶなどを行った場合、車両を離れることになりますので、安全管理上の問題や所要時間によっては、次の予約に支障が出ることもございます。  また、交通安全上、降車して、手伝いができない場合も考えられますので、現行の運用を基本といたしまして、運行事業者や運転手さんの現場の判断に任せることが適当はないかと考えております。 488 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 489 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。乗合タクシーといえども、接客業ありますので、ケース・バイ・ケースで、いろいろあると思いますが、積極的対応をお願いしたいと思います。  次に、乗合タクシーのじょうぼへの乗り入れについてお聞きします。この件も、やはり、乗合タクシーを利用した市民の方から、じょうぼに入ることはだめと言われた。足が悪く、つえをついているので、乗合タクシーを呼んのに、雨の日、傘を持って、つえをついて、歩いて、タクシーまで行くことは、ちょっとどうのかなというお話をお聞きいたしました。  一般のタクシーを呼ん際は、入ってきてくれたそうですが、乗合タクシーは、じょうぼへの乗り入れをしてはいけないのか、また、そうした規定があるのかをお伺いいたします。 490 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 491 ◯総務部長石橋和記君) 一般道路から利用者のお宅への敷地への進入路、いわゆるじょうぼについてでございますが、先ほどの手荷物の積みおろしの御質問と同様に、利用方法についての説明書をお渡しする際には、自宅から乗車する場合は、自宅前の道路でお待ちください、車が自宅の敷地に入ることはできませんと説明をさせていただいております。 492 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 493 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。私の家のように、じょうぼがないようなところは、それよいとは思うんですが、やはり、昔からのお宅は、じょうぼが結構距離がありますと、高齢者は歩くことが大変ということがあります。決して歩けないわけはありませんが、やはり、タクシーという名がつくと、接客業ありますので、何で、それぐらいできないのかなということが、市民の皆様の思いあると思います。  改めてお聞きしますが、乗合タクシーが、じょうぼへ乗り入れていただくことは可能か、もう一度お聞きいたします。 494 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 495 ◯総務部長石橋和記君) 乗合タクシーの運行スケジュールでは、公道での移動時間をもとに設定をしておりますので、じょうぼへの乗り入れによる所要時間によっては、次の予約に支障が出る場合も考えられますし、乗り合い時での他のお客様とのプライバシーの問題もあろうかと思われます。  また、公共交通といたしましては、公道間の運行を基本としておりますので、私有地を運行する際の事故や器物破損等につきましては、市及びタクシーの運行事業者といたしましても、責任上、難しい部分があると考えております。 496 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 497 ◯8番(長谷部竜作君) 市道を走るということなかなか難しい部分があるということは理解いたしました。  次に、乗合タクシーは、高齢者が通院に使用されることが多いのですが、その中で、皆様から声が多かったことが、山武地域あるとか、成東地域あるとか、地域を超えた医療機関への乗り入れあります。  特に病院に行くために、運転に不安があっても、運転免許証は手放せないとの声とともに、多くございました。目が悪くて、眼科に行くのに、乗合タクシーでは行けないので、運転をしていく。本末転倒ではないかなというようお話もいただきました。地域を超えて、医療機関に乗り入れすることができないのかをお聞きいたします。 498 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 499 ◯総務部長石橋和記君) 現在の地域外運行は、市役所本庁舎とさんむ医療センターの2施設のみとしております。  この地域外運行につきましては、多くの要望をいただいておりまして、本年度から運用を開始しております山武市地域公共交通網形成計画におきまして、検討を進める予定となっております。この中で、現在の運行地域外の医療機関への乗り入れにつきましても、課題として考えていく必要があると考えております。  なお、地域外運行の拡充に当たりましては、所要時間の増大によります運行可能人数の低下による他の予約への影響、必要経費や財源等も含めまして、総合的に検討を進めていく必要があると考えております。 500 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 501 ◯8番(長谷部竜作君) 地域外運行、乗り入れにつきましては、4年前も私は質問をさせていただきました。なかなか支障があるということで理解をいたしましたが、やはり、医療機関はぜひ行っていただきたい。今まで4年間、議員をやってまいりまして、皆様から多くいただいたお話が、この地域外の乗り入れ。  しかしながら、一般のタクシーのように、便利にできませんということ私もお話をしてきましたが、医療機関に限っては、その制約をとっていただきたいということが、皆様のお話ありましたので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、基幹バスについて質問いたします。  市民の皆様から、基幹バスの停留所について、幾つか声をお聞きいたしました。その中に、基幹バス利用者の安全にかかわることが何点かございましたので、質問をさせていただきます。  1点目に、停留所とバスの間の縁石を撤去していただきたいということあります。これは、高齢の利用者が、雨のときにバスからおりる際に、縁石に足をかけ、滑りそうになったそうあります。その方は大変怖い思いをした、停留所から、道路と歩道を隔てる縁石は要らない、撤去してもらえないだろうかとお話しされておりました。  基幹バスの停留所全てではございませんが、私が停留所を見て回ったところ、市内各所の停留所に、そのよう場所がありました。利用者の利便性向上や安全確保のため、そういった停留所の縁石の撤去を含め、改善していただきたいが、いかがでしょうか。 502 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 503 ◯総務部長石橋和記君) 縁石が乗降する際に、支障となる場合があるということございますが、縁石は、停留所でお待ちの利用者の安全を確保する上では、必要ものあると考えております。  そのため、基幹バスがバス停に停車する際、乗降口を縁石のない場所に合わせるようにするなど、バス運行事業者と、運用面での対応を検討してまいりたいと考えております。 504 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 505 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。今ある場所から多少動かして、乗り入れしやすくなるということあれば、それいいと思いますので、ぜひ前向きに対処願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、停留所の安全確保について質問いたします。  停留所によっては、非常に狭い道路に停留所が設置されているため、バスを待っている際、車が自分のすぐそばを通り、大変に怖いという声がございました。このよう停留所は、市内各所にございます。ドライバーへの注意喚起も含めて、何らかの安全確保の手だてをお願いしたいが、いかがでしょうか。 506 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 507 ◯総務部長石橋和記君) 停留所、待機場所の交通安全の確保についてございますが、現実的に十分待機場所を確保できない停留所もございますので、一般車両への注意喚起といたしまして、バス停への反射シールの張りつけなど、そういった面につきまして、検討してまいりたいと考えております。 508 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 509 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございます。いろいろ方々の大切足となっている基幹バスですので、利用者の方が安全に使用できるように、ぜひ御配慮願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、私の質問の最後に、以前、スクールバスの公共交通への活用について質問をいたしました。その際、要約すると、検討をするというお話でしたが、その後の検討状況などをお聞かせください。 510 ◯議長(大川義男君) 総務部長。 511 ◯総務部長石橋和記君) 平成30年第1回定例会におきまして、松尾小学校のスクールバスの運行に合わせまして、一般市民の利用について御提案をいただいております。  はじめに、現在の運行状況を見ますと、前回、御回答したとおり、児童との混乗は、登下校の際、余剰の席が見込めないため、難しいものと考えております。  次に、空き時間での別ルートでの運行についてございます。現行の運行ダイヤでは、児童が通学に利用しない空き時間は、午前7時40分から午後3時20分までとなっております。この中で、朝便の運行後に、運行受託者の富里市御料の車庫への移動に約25分、夕便の際に、松尾公民館までの移動に約25分を要しております。事実的空き時間といたしましては、午前8時5分に富里市御料の車庫に待機の状態から、午後2時55分に車庫を出発するまでとなると考えております。  この空き時間の中で、一般市民向けの運行をするには、道路運送法上は、別の認可免許が必要となること、運行前後には、車両点検及び整備の時間、加えて本市の運行ルートまでの移動時間を要します。  また、公共交通として重要となります定時運行や便数の確保という面では、通常の朝夕の送迎以外にも利用する場合があることなど、空き時間の状況からいたしましても、難しい面があると考えております。 512 ◯議長(大川義男君) 長谷部議員。 513 ◯8番(長谷部竜作君) ありがとうございました。スクールバスの公共交通での活用は、なかなか難しいという御答弁は理解いたしました。  しかしながら、市長からも最初にあったとおり、公共交通の充実は、高齢化社会では大事ことあります。これがだめあれば、それで終わりということはなくて、どうすれば、我が市の公共交通を充実させていくことができるのか。山武市が、近隣自治体よりも、予算を割いて、公共交通にお金をかけていることはよくわかっております。しかしながら、このままでは、高齢化の進む山武市では、なかなか難しいということも事実ありますので、どうか不断の努力によって、公共交通の充実をお願いしたいと思います。  それでは、私から公共交通のさらなる充実をお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 514 ◯議長(大川義男君) 以上で公明党、長谷部竜作議員の個人質問を終わります。  以上で本日予定した一般質問は終了いたしました。  次の会議は、明日、6月14日、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 2時16分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...