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平成30年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2018-12-04
平成30年第4回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2018-12-04

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  1. 山武市議会 2018-12-04
    平成30年第4回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2018-12-04


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(加藤忠勝君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前 9時59分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第1 一般質問を行います。  はじめに、未来研、能勢秋吉議員の個人質問を許します。  能勢秋吉議員、御登壇願います。  能勢議員。 3 ◯13番(能勢秋吉君) 皆さん、おはようございます。議席番号13番、未来研、能勢秋吉です。ただいま、議長のお許しをいただきましたので、山武市政に対し、何点か質問いたしますので、執行部の明快な答弁をよろしくお願いします。  天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会が11月9日、東京赤坂の赤坂御苑で開催されました。来年は4月末に天皇陛下の退位を控え、春は開催されず、両陛下にとって、最後となりました。この日は雨の中、各界の功労者1,800人が出席したそうです。平昌パラリンピックのメダリストや宇宙飛行士の金井宣茂さん、西日本豪雨で被災した岡山県の伊原木隆太知事らが招待されました。9月に同県をお見舞いした天皇陛下は、伊原木知事に、よい復興ができるように祈っていますと伝えられたそうです。  平成の30年は、科学や文化、スポーツなど幅広い分野で、日本人が飛躍した時代でした。両陛下は53回に及ぶ園遊会で、各界の功労者を励まし、ねぎらわれたそうです。平成の時代の年号が閉じられ、新しい年号に国民の皆さんが期待していることでしょう。  それでは、質問に入ります。  早いもので、松下市長が就任して、早9カ月となります。松下市長にとって、初めての予算編成であります。平成31年度の予算編成方針をお聞かせください。 4 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 5 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。能勢議員の一般行政についての御質問にお答えを申し上げます。  平成30年度の予算におけます歳入のうち、市税や各種交付金については、大幅な伸びを見込めず、前年度当初予算額並みを見込んでおります。  また、普通交付税については、合併算定替の特例終了後等の影響により、減額が予想されているため、特定財源を除いた一般財源部分の歳入については、減額の見込みであり、歳入不足分については、財政調整基金の取り崩しを予定をしております。  このような中、状況を踏まえ、平成31年度当初予算の要求に当たっては、第2次山武市総合計画との整合性を図るとともに、全ての事務事業について、優先度や緊急性、費用対効果の検証を行い、ゼロベースで見直しを行った上で、要求することを指示をいたしました。  予算編成作業については、施策枠予算編成により進め、義務的経費以外の経費に7%のマイナスシーリングを実施し、財政調整基金繰り入れ目標を6億円としております。
     以上でございます。  失礼しました。一番最初に、「平成30年度の」と言ってしまいましたけど、「平成31年度の予算における歳入歳出のうち」ということで、訂正をお願いいたします。失礼いたしました。 6 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 7 ◯13番(能勢秋吉君) 市長の、「私は挑戦します、地域再生の8項目の宣言」があります。これは、市民に約束したことと理解してよろしいですか。 8 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 9 ◯市長(松下浩明君) 私も、選挙時には、8項目を掲げて、皆様方に御支持をお願いしたということでありますので、できる限りのことをしっかりとやっていきたいと思います。 10 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 11 ◯13番(能勢秋吉君) 8つの項目がありますけど、どのくらいの財源が必要ですか。 12 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 13 ◯市長(松下浩明君) マニフェスト全体の事業費につきましては、現時点では、不確定な部分も多く、はっきりとした金額を示すことはできません。  私の市長就任後に、新たに取り組みを始めました事業について、ここで御報告をさせていただきます。  はじめに、成東駅北側開発の取り組みについては、先般9月議会で、1,381万4,000円の補正予算を御承認いただき、成東駅北側周辺地区の調整とあり方の検討を始めているところであります。また、平成31年度当初予算でも、引き続き、測量等の経費を計上させていただく予定となっております。  本須賀海岸ブルーフラッグの認証取得に向けて、今年度予算内で157万円ほどを予定をしていまして、海水の水質検査等の準備をさせていただいております。  平成31年度当初予算でも、引き続き、認証取得後の経費について計上をさせていただく予定であります。  また、新たに、パスポート発行受付窓口について、平成31年度中を目途に開設をし、準備をさせていただいております。ついては、平成31年度当初予算で、窓口開設の準備経費等を計上させていただく予定となっております。  以上でございます。 14 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 15 ◯13番(能勢秋吉君) 総合計画に取り入れるのは、どの項目ですか。 16 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 17 ◯市長(松下浩明君) 総合計画に取り入れるということですが、反映されているものは、私の選挙の際に、山武市のまちづくりの展望として、8つの宣言を掲げさせていただきました。  そして、市長就任後、今、策定を進めております第2次山武市総合計画では、私が今後、取り組んでいきたい政策、施策などを重点分野として設定したところでございます。  子育て支援については、保護者の就労体系の多様化に対応する保育環境の整備や病児・病後保育の充実を図る幼保機能の充実を重点分野といたしました。  また、教育、文化、スポーツの充実では、子どもたちの未来に向けて、グローバル教育を推進するため、英語教育の取り組みなどを行う確かな学力の向上と生きた学力の推進を重点分野としております。  また、産業・観光の振興では、海岸を活用した観光推進を重点分野として、市内の海水浴場において、国際環境認証ブルーフラッグを取得することによりまして、安全安心で、障害者の方も利用できる海水浴場にしたいというように考えております。  これらを入れていきたいと思っております。 18 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 19 ◯13番(能勢秋吉君) 市長の任期中に、どのくらい達成の目標ですか。 20 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 21 ◯市長(松下浩明君) 私の掲げた公約の中には、すぐに実現できるものもございますが、しかし、反対に、じっくりと腰を据えて取り組んでいかなければならない、結果の出ないものもございます。  今回、第2次総合計画で策定した重点分野においても、計画期間4年で達成を期待する成長戦略、これは短期と10年後を見据えて取り組みを進めていく長期戦略、これは長期ということです。そして、人口が減っていく中で、市民生活の維持に必要な人口減対策の3つの位置づけをしております。  将来の子どもたちのために、少しでも人口減少に歯どめをかけ、元気な山武市を築いていくためには、取り組まなければならないことが多くございますので、議員の皆様方にも、御指導、御協力をお願いをしたいと考えております。  以上でございます。 22 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 23 ◯13番(能勢秋吉君) 市長の目玉であります、全ての政策に人口減・少子化対策を取り入れるとのことですが、平成31年度で、どのような事業計画があるのか、また、予算はどのくらい計上するのかお聞かせください。 24 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 25 ◯市長(松下浩明君) その件につきましては、まだ検討中でございますので、まだお答えすることは控えさせていただきます。 26 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 27 ◯13番(能勢秋吉君) 次に、地方交付税の今後の見通しはどうですか。 28 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 29 ◯財政課長鈴木幸宏君) 平成30年度当初予算は、59億6,000万円の予算を計上させていただいております。これからも、合併算定替の関係で減る予定でありますけれども、一応、目途、5年後は3億6,000万円減額となって、56億円程度という形で、減少ということで見込んでおります。 30 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 31 ◯13番(能勢秋吉君) 市民税の今後の見通しはどうですか。 32 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 33 ◯市民部長(田上和弘君) 現在、作成しております。市税推計におきましては、5年後の平成35年度の見込みといたしましては、市税総額を52億3,300万円ほどと見込んでおります。  これは、平成29年度の決算額と比較しますと、約4億3,000万円の減額となります。減となる主な要因といたしましては、個人市民税の人口減の見通しによるもの、または固定資産税の償却資産の減少が見込まれるものということで、減少になっております。 34 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 35 ◯13番(能勢秋吉君) 来年度の予算を組むのに、財政調整基金は、どのくらい繰り入れる予定ですか。 36 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 37 ◯財政課長鈴木幸宏君) 平成31年度当初予算の財政調整基金繰り入れ見込みといたしまして、平成30年度より1億円増の6億円を予定しております。  ちなみに、すみません、まだ調整段階ですので、今後、変動する可能性はございます。 38 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 39 ◯13番(能勢秋吉君) 市債はどのくらいの額になりますか。 40 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 41 ◯財政課長鈴木幸宏君) 市債のほうの見込みですけれども、現在のところ、32億5,000万円を予定しております。今年度、平成30年度と比較いたしまして、10億9,000万円の増となります。  主な内容としては、松尾駅周辺の排水対策整備事業、新まつおこども園の整備事業などの増が要因となっております。 42 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 43 ◯13番(能勢秋吉君) 監査委員の決算意見書は、予算にどのように反映されていますか。 44 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 45 ◯総務部長(石橋和記君) 決算意見書につきましては、各部長には、冊子で配付をさせていただいております。職員につきましては、内部系のシステムを使って、周知をしております。  それらの内容につきましては、まず、監査委員からは、決算意見書による御指摘をはじめ、監査時にも御意見をいろいろいただいておりますので、部内の調整会議等を用いまして、職員には徹底を図っております。そちらを予算のほうに反映をしていくようにしております。 46 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 47 ◯13番(能勢秋吉君) 山武市は、今後、下水道、農業集落排水事業等は、実施しないと理解してよろしいですか。 48 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 49 ◯都市整備課長(川合秀和君) 山武市汚水適正処理構想を平成29年4月に決定し、汚水処理施設未整備区域に関しまして、合併処理浄化槽により整備する方針になります。  なお、整備済み区域は、農業集落排水施設を整備した武野里、借毛本郷、大平、大富地区になります。 50 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 51 ◯13番(能勢秋吉君) 財政調整基金に、公共下水道整備基金が3億数千万円ありますが、どのように活用するのかお聞かせください。 52 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 53 ◯財政課長鈴木幸宏君) 公共下水道等整備基金条例では、基金の目的に公共下水道事業及び下水道類似施設の整備に係る事業の財源に充てるとなっております。  今年、平成30年度当初予算から、合併処理浄化槽補助金の不足額に、この基金を充当させていただいております。  また、今後は、農業集落排水において、施設改修事業等が発生した場合の財源などとして、検討いたしております。 54 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 55 ◯13番(能勢秋吉君) 今の答弁ですと、もう農業集落排水、下水道等の計画はないということですので、もう少し合併浄化槽を推進すべきだと思いますが、その辺はどうですか。 56 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 57 ◯市長(松下浩明君) 山武市は、これから合併浄化槽の推進を図ってまいりたいと思っております。 58 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 59 ◯13番(能勢秋吉君) ひとつ、その辺はよろしくお願いします。  各地区から要望されております道路改良・舗装、排水工事等の件数をお聞かせください。 60 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 61 ◯都市建設部長(平出博男君) それでは、平成29年末現在でお答え申し上げます。  はじめに、未着手の要望件数でございますが、道路関係で170件ございます。水路関係で62件ございます。  件数につきましては以上でございます。 62 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 63 ◯13番(能勢秋吉君) 今の件数の工事をするのに、およそどのくらいの予算が必要ですか。 64 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 65 ◯都市建設部長(平出博男君) この要望を処理するための概算事業費でございます。道路関係で約19億円、水路事業では約26億円と見込んでおります。 66 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 67 ◯13番(能勢秋吉君) 市長、合併して、まだ13年目です。以前の各地区からの土木費を見ると、全体の土木費予算はまだ少ないと思うんです。これだけ各地区から要望が出ておりますので、土木費を増額して、市民の要望に応えるべきだと思いますが、その辺はどうですか。 68 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 69 ◯市長(松下浩明君) 地区要望に対応します道路関連予算の御質問ということで、ありがとうございます。  平成29年度当初予算におきまして、議員の皆様の御協力をいただき、地区要望に対する道路関連予算を、対前年比で大幅に増額させていただいた経緯があり、現在に至っていると報告を受けております。現在、道路関連事業につきましては、津波避難道路をはじめ、用地買収に伴う大規模な交付金事業を実施している中、区からの要望に対応しているところでございます。  したがいまして、未着手の要望が多数ございますが、私が公約に掲げたインフラ、住環境対策の早期実現に向けて、最大限努力をさせていただきたいと思っております。 70 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 71 ◯13番(能勢秋吉君) 市長、まず、この近辺の山武市、東金市、大網白里市、匝瑳市、旭市、香取市、富里市、八街市、茂原市の財政状況を見ても、今の現状では、山武市が一番余裕があると思うんです。ですから、市民の一番多く要望しているインフラ整備を、市長も市民に約束しているんですから、増額して、市民に応えてやっていただけませんか。もう一度お願いします。 72 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 73 ◯市長(松下浩明君) 確かに、地区から多くの要望等が上がっております。市の予算の全体を見ながら、可能な限り努めていきたいと思っております。 74 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 75 ◯13番(能勢秋吉君) 今、各市町村のことを述べましたけど、市の財政調整基金でも、山武市が、一番余裕があるんです。ですから、その辺は、少し財調を減らしても、市民の要望に応えてやってください。市長も約束しているんですから、もう一度お願いします。 76 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 77 ◯市長(松下浩明君) やはり、同じように、本当に区の皆様から御要望等をいただいておりますので、確かに財調は、今のところ、今、議員がおっしゃった中では、余裕があるとも思っておりますけれども、なかなか、将来に向けて厳しくなってくるところもありますので、できる限り努めていきたいというようにさせていただきます。
    78 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 79 ◯13番(能勢秋吉君) その辺はひとつよろしくお願いいたします。  次に、9月定例議会で答弁されました人口減少・少子化対策はどうでしょうか。答弁後の検証です。 80 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 81 ◯市長(松下浩明君) 人口減の対策につきましては、私も市長就任時に、全ての政策を人口減少対策につなげていくということで、お話をさせていただきました。これは、市の職員さん一人ひとりに、山武市の一番大事な大変なものが人口減対策だということの意識づけを考えた上での発言であります。  そういう中で、今、第2次の総合計画をつくっておりまして、それがやはり人口減対策につながるような総合計画ということで指示をし、今、つくっているところでございます。 82 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 83 ◯13番(能勢秋吉君) 市長の目玉ですから、職員の情報の共有化をしっかりして取り組んでいただきたいと思います。  次に、工業団地等の調査は、もう指示されたんですか。調査に入りましたか。 84 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 85 ◯市長(松下浩明君) 前回、能勢議員からも御質問をいただきました際、現在の工業団地の新設・整備の手法といたしまして、民間のディベロッパー等の活用を主体に考えているということ。  また、千葉県におきましても、県、市町村、民間との役割分担のもとで、推進体制の整備が検討されているということでお答えさせていただきました。  現在ですけれども、私も千葉県の担当部署と意見交換をしたりということで、私自身も、県へ出向きまして、いろいろな角度からお願いをしているところでございます。 86 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 87 ◯13番(能勢秋吉君) 特に松尾地区は文化財等があって、いろいろ税の問題や開発も厳しいでしょうけど、その辺は、しっかり取り組みをお願いします。  次に、津辺地先の交差点改良等で、千葉県庁また山武土木事務所にお願いは行きましたでしょうか。 88 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 89 ◯市長(松下浩明君) 9月議会で質問をいただきました白幡の交差点及び津辺交差点改良とあわせまして、11月14日、山武土木事務所、所長室にて、山武市内の国道、主要道、一般県道の維持修繕工事の実施について、私から山武土木事務所長へ要望書を手渡しました。 90 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 91 ◯13番(能勢秋吉君) 早速、行動していただきありがとうございました。  津辺地先の交差点改良は、感触はどうでしょうか。 92 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 93 ◯都市建設部長(平出博男君) それでは、私のほうからお答えさせていただきますけれども、今現在、津辺の交差点につきましては、まだ用地等の問題がございまして、進捗がないとは伺っております。  ただ、今後、用地取得について、成東駅南口線との兼ね合いもございますので、そういったところで、また、県のほうに、早期実現に向けての要望をしていきたいと思っております。  以上です。 94 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 95 ◯13番(能勢秋吉君) 市長、来年度は、約100メートル用地買収が済んでいるということは、拡幅で、それで、交差点に入りますよね。拡幅されて、交差点が改良されないと、市民にしても、一体、何をやっているんだということになると思うんです。  これは、市長、県議時代のパイプを生かして、県のほうに改良を早期に取り組むよう、ひとつお願いします。これは要望しておきます。  次に、山武市のイメージアップについて、まちづくりの盛んな市町村を見ると、文化をもっと広く捉えて、まちづくりの中心にしています。食文化、文化交流、文化遺産、里山文化、アニメ文化、スポーツ文化、文化生活、文化財など、まちづくりのキーワードを明確にし、共通の認識のもとで、さまざまな施策の一般的な取り組みを進めています。  山武市も、文化という面では、伊藤左千夫をはじめとし、偉人や先人が残した文化財、サンブスギやそれを活用した建具など、他に引けを取らないものが多くあります。しかし、それらが市のイメージアップのPRに、十分活用されていないと思われます。  そこで、質問します。文化を育て、守り、担い手の確保・育成はどうですか。 96 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 97 ◯教育部長(小川宏治君) 文化の保護・育成についての御質問でございます。  現在の山武市総合計画では、文化財の保護活用を基本事業の1つとしており、伊藤左千夫の生家や成東・東金食虫植物群落を活用した事業、行事、文化財や市の偉人たちを紹介するための企画展などを開催しております。  また、松尾藩につきましては、市内関係者に御協力をいただきまして、平成27年度に資料館分館として、展示コーナーを設け、広く周知を図っております。  担い手の育成でございますが、郷土芸能等では、次の世代への伝承に苦慮しておりまして、担い手の高齢化が進んでおります。市では、各地域の郷土芸能について、動画による記録を行いましたが、人から人に伝承していただくことが、一番と考えております。お祭りや地域行事を通じて、地域の若者に興味を持っていただきたいと考えているところでございます。  また、郷土研究等を行う市民団体等の協力をいただきまして、市指定文化財の調査研究、講演会等を実施し、市の文化財について、周知を図っているところでございます。  以上でございます。 98 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 99 ◯13番(能勢秋吉君) 文化財を担当する部署はどこですか。 100 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 101 ◯教育部長(小川宏治君) 文化財担当部署でございますが、平成29年度から歴史民俗資料館で行っております。 102 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 103 ◯13番(能勢秋吉君) 山武市に文化財等を専門とする学芸員は何人いますか。 104 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 105 ◯教育部長(小川宏治君) 文化財を担当する学芸員は、現在3名おります。 106 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 107 ◯13番(能勢秋吉君) 市の文化を活用するにも、これから守り育てることが重要だが、文化財の活用、担い手の育成等は、どのようにされていますか。 108 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 109 ◯教育部長(小川宏治君) 育成でございますが、先ほど答弁させていただいて、繰り返しになってしまいますが、総合計画での文化財保護・活用の基本事業の1つとの位置づけにさせていただきまして、郷土の文化財や偉人などの紹介をする企画展の開催でありましたり、あとは、郷土芸能等の担い手の育成につきましては、今現在、高齢化が進んでおり、地域の若者たちへの伝承、継承がなかなか進んでいないと苦慮している状況であります。  郷土研究等につきましては、市内の市民団体に協力をいただきまして、調査研究、講演会などを実施し、文化財についての周知を図っているというところでございます。 110 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 111 ◯13番(能勢秋吉君) 山武市は文化のまちですよね。教育長は、文化について、どのように考えていますか。 112 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 113 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 文化はということですが、文化とは、一般的には、例えば、言語、生活習慣、芸術、信仰、儀式などといったものから構成をされ、社会が共有している行動様式や物質的側面を含めた生活様式のことを言うのだと思っています。  古くからその地域に伝わる儀式、言い伝え、それらに関連する道具や構築物なども含めて、文化を形成しているのだと考えています。また、文化には、その時代、時代により、変化していくものや、新たに創生されるものもあると考えています。 114 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 115 ◯13番(能勢秋吉君) 文化財等の現状を把握していますか。 116 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長。 117 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 現在、市内にございますものですが、国指定の登録文化財が2件ございます。県の指定が12件、市の指定は90件ございます。  これらの文化財につきまして、教育委員では、現地の確認を順次しているところでございます。 118 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 119 ◯13番(能勢秋吉君) 次に、成東・東金食虫植物群落について。国の指定の文化財が2つあるとのことですが、その1つである成東・東金食虫植物群落についてお尋ねします。  指定はいつされたのですか。 120 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 121 ◯教育部長(小川宏治君) 指定でございますが、大正9年、1920年7月17日で、再来年の2020年で指定100年を迎えるところでございます。 122 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 123 ◯13番(能勢秋吉君) 成東・東金食虫植物群落の面積は、どのくらいありますか。 124 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 125 ◯教育部長(小川宏治君) 成東・東金食虫植物群落でございますが、その名称どおり、山武市と東金市にまたがって広がっております。総面積は3万1,873.48平方メートルとなってございます。 126 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 127 ◯13番(能勢秋吉君) これだけ大きな群落を、どのように維持、保全、管理していますか。維持管理において、問題はありませんか。 128 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 129 ◯教育部長(小川宏治君) 維持管理につきまして答弁させていただきます。  維持管理は、ボランティア団体、成東・東金食虫植物群落を守る会と地元有志、島地区の島愛土会の協力を受けて、維持管理を行ってございます。  問題としましては、群落の指定地域内に荒廃地としか見えないようなところも、多々、見受けられ、特に平成18年1月に指定追加を受けました1万4,699.65平方メートルにつきましては、東金市の区域でございますが、鉄の棒にトラロープで指定区域を区分してはおりますが、いかんせん不明瞭なため、指定区域内への進入が数多く報告されており、苦慮しているところでございます。 130 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 131 ◯13番(能勢秋吉君) ここには何種類の食虫植物が生息しているのですか。 132 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 133 ◯教育部長(小川宏治君) 食虫植物につきましては、モウセンゴケ科が4種類で、タヌキモ科が4種類の計8種類が生育してございます。同一箇所に8種類もの食虫植物が生育している場所は、他にない大変貴重な場所となっているというところでございます。 134 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 135 ◯13番(能勢秋吉君) 2020年に、指定100周年を迎えるとのことですが、何か記念行事は行うんですか。予定はありますか。 136 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 137 ◯教育部長(小川宏治君) 資料館で企画展示や記念講演会などを実施する予定でございます。 138 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 139 ◯13番(能勢秋吉君) 成東・東金食虫植物群落は、行政と地域住民が一体となって、維持管理、保存してきた貴重な文化です。これから100年、200年にわたり、守り続けねばならない場所だと考えます。  そこで、この100周年を機に、将来の保護に結びつくような指定地がわかるような柵などをきちんとし、保全環境を整備してみたらどうかと思いますが、どうでしょうか。 140 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長。 141 ◯教育長(嘉瀬尚男君) ただいま、能勢議員の御指摘のとおり、指定地の明瞭な柵の設置は、保護管理の第一歩と考えております。  1920年から多くの方々に守られてきた食虫植物群落を、今後とも、100年、200年と守ること、そして、次の担い手を育成していくことが、教育委員会の重要な責務と感じております。市内の小中学生の指導や見学を実施し、山武市の誇りである成東・東金食虫植物群落の周知を図り、保護へとつなげていかなければならないと考えています。  また、御指摘をいただきましたように、柵の設置等、指定地保護のための環境整備には、今後も努めてまいりたいと思います。 142 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 143 ◯13番(能勢秋吉君) 市長は、このことについて、どう思われますか。 144 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 145 ◯市長(松下浩明君) 成東・東金食虫植物群落は、山武市にとりまして、貴重な財産だと思っております。これまで、維持保存に御尽力いただきました地域の方々、ボランティアの方々に深く感謝を申し上げます。  議員おっしゃるとおり、私も、今後100年、200年、この食虫植物群落を守り続けていく義務があると考えております。  柵の設置ということですが、食虫植物群落を維持保存していくための有効な手段になると考えますので、設置に向けた検討に入ってまいりたいと思います。  そして、また、昨日、東金市の市長さんにも、このことについて触れておきました。東金市と山武市で、一緒の地域になっていますので、それをお知らせして、答弁とさせていただきます。 146 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 147 ◯13番(能勢秋吉君) 予算がかかることですけど、しっかり取り組みをお願いします。
     次に、サンブスギ、地域ゆかりの文化人の活用について。  市長は歴史民俗資料館に行ったことはありますか。また、そこにあるサンブスギでつくられたパネルをごらんになったことはありますか。 148 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 149 ◯市長(松下浩明君) 資料館には、何度か行ったこともございます。そして、淡黄色の色合いもすばらしいパネルも拝見をしております。サンブスギを非常に感じる、よい資料館だなと思っております。 150 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 151 ◯13番(能勢秋吉君) 地元サンブスギで作成された格子壁はすばらしいですね。施設は整備されているが、庁舎、文化会館、あららぎ館、松尾交流センター、蓮沼交流センター等に、サンブスギを使用し、格子戸を張り、各地区から出ている文化人の肖像画を展示したらどうかと思いますが、市長、どうでしょうか。 152 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 153 ◯市長(松下浩明君) 御提案をいただきまして、ありがとうございます。  市では、全庁的取り組みといたしまして、シティセールスに注力し、市の知名度、イメージの向上に努めております。  山武市には、豊かな自然、農産物、先人たちが築き上げられてきた誇れる文化があります。これらをもっと全面に出して、市のPRをすることで、文化歴史の薫る都市として、イメージアップを図ることは、シティセールスの面からも、必要であると考えております。  文化財につきましては、後期基本計画の中でも、また現在策定中の次期総合計画内でも、文化財の保護活用を基本事業の1つに掲げ、引き続き推進していくものと考えております。  サンブスギの活用に関しましても、合併後、整備した各施設の内装には、サンブスギをふんだんに使用しており、このことは、地域の特性、サンブスギのまちとしてアピールするためのコンセプトとして、これまで行ってきてまいりました。  また、各地域に縁のある偉人を掲げるとのことですが、これに関しては、施設の実情等に鑑み、前向きに検討していきたいと思います。  市は、これからも積極的に文化財をはじめとした地域資源を生かしたイメージアップを、戦略的に取り組んでまいりますので、議員におかれましても、御助力をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 154 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 155 ◯13番(能勢秋吉君) 市長はサンブスギの名刺を使っていますか。 156 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 157 ◯市長(松下浩明君) 以前は使っておりましたが、今現在は使っておりません。  ただし、先般、桜田大臣が山武市にお越しのとき、議長がサンブスギの名刺を出しましたところ、会話が非常に進んでいたということで、やはり、ああいう名刺は、気を引いたり、話題の1つにもなるということで、大事だなと思っております。 158 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 159 ◯13番(能勢秋吉君) 先ほど言いましたけど、サンブスギと偉人を、ちょうどバランスよく、成東地区には伊藤左千夫、斎藤信夫、牧野萬右衛門、山武には蕨真一郎、松尾には太田資美、蓮沼には北川千代と、みんな、偉人がいるんです。  市長、やはり、サンブスギとそれをセットにして、文化資源を生かして、山武市のイメージアップにつなげてください。その辺、どうですか。もう一度、答弁をお願いします。 160 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 161 ◯市長(松下浩明君) ただいま能勢議員からお名前を挙げてのことで、御提案をいただきました。前にもお話ししたとおり、前向きに検討していきたいと思っております。 162 ◯議長(加藤忠勝君) 能勢議員。 163 ◯13番(能勢秋吉君) そんなにお金のかかることではないと思います。山武市イメージアップに、ひとつよろしくお願いします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 164 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で未来研、能勢秋吉議員の個人質問を終わります。  次に、未来研、並木一寅議員の個人質問を許します。  並木一寅議員、御登壇願います。  並木議員。 165 ◯2番(並木一寅君) 議席番号2番、未来研、並木一寅でございます。議長のお許しをいただきましたので、今年、平成最後の一般質問に臨みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  11月23日に盛大に行われた山武市産業まつりにおかれましては、来場者数7,000人、出店舗数67ブース、また、大地震から起きるであろう津波から身を守る蓮沼交流センターに、場所を移しまして、地元の方々の生産者と消費者の交流、市内外から来場された方々への市のアピールが存分にできた、すばらしい1日になったと思います。  この産業まつりにおかれまして、御尽力をいただきました経済環境部の職員の方々、また、それぞれお手伝いをいただいた市の職員の方々にお礼を申し上げ、質問に移らせていただきます。  それでは、通告書に従いまして、農業問題についてお聞きしていきます。  まず、エコノミックガーデニング推進事業におかれましては、条例化され、すばらしい講師を迎えて、講習を行い、またフットワークよく、各小学校へ出向き、子どもたちに、市の伝統・文化を教えていただき、子どもたちの英知を養っていただいております。  その中で、EGのメンバーは、農、商、工とそれぞれ多数いると思いますが、この農、商、工のメンバー割を教えてください。 166 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 167 ◯経済環境部長(越川 俊君) 冒頭に、産業まつりについて、ねぎらいのお言葉をいただきましてありがとうございます。また、議員の皆様方には、お忙しい中、御参加いただきましてありがとうございました。  それでは、今のEGについての質問にお答えさせていただきます。  エコノミックガーデニング協議会は、平成30年11月12日現在で、会員数のほうが、73名になっております。  その内訳、種別でございますが、農業者9名、全体の12%に当たります。  商業者、36名、49%。  工業者、15名、21%。  その他、支援機関等でございます。農協(JA)、山武郡市農協、金融機関、郵便局等で13名、全体の18%という具合になっております。  以上です。 168 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 169 ◯2番(並木一寅君) このメンバー構成で、軸となっているのが、やはり、人数的には、農業者が圧倒的に少ないと思います。それはなぜかと考えますと、農業者におかれましては、まだ世代交代されていない農業者が多く、俗に言う、もうこの場でも何回も言ってきました、こせがれ世代が作業と休憩のすき間の時間をつくれない、青年農業者が多いからかなと見受けられます。  そういった中で、EGのメンバーに入りたくても、入れない若手農業者が多いと思いますが、EGでは、今でも農、商、工連携を考え、若手農業者を増やす考えはありますでしょうか。 170 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 171 ◯経済環境部長(越川 俊君) さんむエコノミックガーデニング推進協議会は、会員自らの主体的な活動により、運営をされているところでございます。協議会への参加についても、会員の自主的な入会を前提にしておりますが、今後、若い農業者の方々の意見等も伺いながら、その意見をもとに、参加しやすい環境づくりに努めていきたいと思います。 172 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 173 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。ぜひ、そうしていただけると、若手農業者も動きやすい、またフットワークがよくなるような気もいたしますので、どうぞ御尽力なさってください。よろしくお願いいたします。  次に、EGの活性化を考える上で、市の基幹産業である農業者のメンバーの獲得は必要不可欠と考えますが、EGの大事な役職を担っている副市長、どのようにこれから農業者と接していただけますでしょうか。お聞きいたします。 174 ◯議長(加藤忠勝君) 副市長、御登壇願います。 175 ◯副市長(寺澤毅彦君) お答えいたします。  若手農業者に対しまして、エコノミックガーデニングの目的を理解していただけるような雰囲気づくりをしなければいけないなと考えております。  その前に、やはり、若手農業者の方たちと接する機会を設けなればいけないなとは思っております。今現在もエコノミックガーデニングをやっている中で、異業種交流会だとか、講師を呼んで、集まれるということがありますので、そういう機会にできるだけ参加していただけるような、時間帯も夜等にやっておりますので、そういう機会を設けていければなと思っております。  さんむエコノミックガーデニング推進協議会に、ぜひ、できるだけ自主的に参加していただけるような雰囲気づくりをしていければと思っております。 176 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 177 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。副市長、それでは、ちょっと足りないんです。実は、先ほども経済環境部長がおっしゃったように、農業のメンバーが9人と、圧倒的に少ないんです。この9人は、外に出られる、自分で仕事をもうできる、すき間を見つける、時間がつくれる。そういった経営者なんです。  僕が言っているような若手農業者は、時間のすき間もない。そういう人たちに声をかけて、いろいろな役をやってもらいたい、また、外に出てみたい、外の世界を見てもらいたい。そういったことを言っているので、例えば、農閑期であれば、副市長、車はありますよね。その車で、ぐるっと市内を1周回ってもらって、農業者を見つけて、声をかけてみるといったことも、ちょっと視野に入れてもらって、やっていただけたらなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次です。市の全体の底上げになり得るEG事業は、農、商、工連携で、なおかつ6次産業、地産地消を掲げたのであれば、すばらしいと思いますが、若手農業者の中で、過去5年、6次産業の認定を受けたいと相談しに来庁された方はいますでしょうか。お聞きいたします。 178 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 179 ◯経済環境部長(越川 俊君) 6次産業の全般的な電話等も含めた中で、ここ5年間で、37件でございます。  また、6次産業化法に基づく計画の認定に関する問い合わせについては、千葉県が6次産業化サポートセンターを設置しております。そこに専門家のプランナーがおりますので、その方が事業計画の認定申請から認定後のフォローアップまで、一貫してサポートしていますので、サポートセンターのほうを、市としては御紹介をしているところでございます。 180 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 181 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  この市の基幹産業の農業を、一気に盛んに加速化させるということであれば、やはり6次産業というのは必ず必要になってくると思いますので、市も県に対するサポートセンターに、なるべく要望を出していただいて、もっと農業者の方が6次産業の認定を受けられるような窓口を、多少なりともつくっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。  農業問題の最後の質問となりますが、市長にとって、また市にとっても、EG事業は核となり得る事業だと僕は思っております。EGと6次産業の関連性について、もっと農業者が前へ、外へと足を運びやすく、また6次産業の認定を受けやすくし、そして、EGへ加入し、若手農業者が6次産業の認定を受けて、生産、加工、販売を、地元のEGのメンバーのもと、活性化していただきたいと僕は思いますが、市長はどのようなお考えがありますでしょうか。お聞かせください。 182 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 183 ◯市長(松下浩明君) 並木議員の農業関連についての御質問ありがとうございます。  EGにつきましては、私も核になっていただきたいというように思っております。山武市の農業を元気にしていくには、今まで交流の少なかった農業者と商工業者、特に若手が連携して、お互いの強みを知ることで、新たな物と事が創出されるきっかけとなり、より一層のつながりが重要だと考えております。  さんむエコノミックガーデニング推進協議会は、お互いが深くつながり合うことにより、新たなビジネスモデルの構築を目指しております。市としても、異業種との交流が重要であることと認識をしております。  この中には、シンクタンクを持っている金融機関など、だんだん増えてきて、今、冒頭、部長が言いましたけど、73名が加入しているということで、地域が一体となって、農業の活性化・高付加価値化につながる研究開発が、さんむエコノミックガーデニング推進協議会を通じて行われるということを、本当に期待を持っていますので、また、いろいろな意味で、御提案などをいただければと考えます。ありがとうございます。 184 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 185 ◯2番(並木一寅君) 僕もEGの一メンバーとして、入っておりますので、これから、僕も農業に関して、また商、工と連携して、いい事業になっていくことを願っておりますし、僕自身も努力してまいります。 186 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は11時5分といたします。              (休憩 午前10時53分)              (再開 午前11時03分) 187 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  並木議員。 188 ◯2番(並木一寅君) 休憩前に引き続きまして、次に、小学校の統廃合の問題についてお聞きいたします。  まず、1つ目として、豊岡小学校、松尾小学校の閉校式についてのことですが、やはり、自分が生まれ育った地元の小学校が閉校するということは、とても寂しく、感慨深いものがありますが、閉校式の日程を聞きますと、松尾小学校が3月22日、豊岡小学校が3月23日に挙行されると聞いておりますが、これまでに両校とも、何度も、何度も会議を重ね、協議をしていただき、学校を閉じる式典を行うわけであります。  確認のためにお聞きいたします。豊岡小学校、松尾小学校で、閉校式にかかる予算は幾らでしょうか。 189 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 190 ◯教育部長(小川宏治君) 閉校式にかかる費用でございます。山武市立小中学校閉校記念事業補助金としまして、豊岡小学校、松尾小学校に、それぞれ150万円ずつとなってございます。 191 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 192 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。今のところ、この予算で、両学校は足りると言っていますか。 193 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 194 ◯教育部長(小川宏治君) この金額の根拠でございますが、この金額の中で、学校のほうで積算をしていただいて、予算計上したというところでございますので、この金額でやっていただけるということで考えております。 195 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 196 ◯2番(並木一寅君) これから、それこそ、自然の流れで、人口減少は、歯どめは、市長の頑張りで、とめるかもしれませんけれども、やはり、子どもが増えていくということは、実際問題を考えて、増やしていただきたいが、ほかの市町村でもそうだと思いますけれども、減る一方だと思います。その中で、この学校の閉校というのは、波ができてしまうのかもしれません。  そんな中で、山武市においても、小中学校の統廃合が、これから進んでいきますけれども、この閉校予算の150万円というものが、ひな形になってくるんでしょうか。もう一度、お聞きします。 197 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 198 ◯教育部長(小川宏治君) これから、統廃合の計画の中で、今後もまだ閉校事業が、当然、出てくるということで想定されるわけでございますが、その中で、1つの目安ということにはなるのかなということでは考えています。 199 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 200 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  次に、閉校式に関して、何か保護者の方々と教育委員会の方々で、問題はありませんでしたでしょうか。 201 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。
    202 ◯教育部長(小川宏治君) 地域の皆さん等の御協力をいただきまして、問題なく、準備を進められているという認識をしてございます。閉校式に向かいまして、保護者の方や地域の方には、多大なる御尽力をいただきまして、大変感謝をしているところでございます。 203 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 204 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。万全なる体制で、市も教育委員会も閉校式を迎えるようよろしくお願いいたします。  次に、非常に大事な点になると思いますけれども、子どもたちの心のケアは、どういったことをお考えでしょうか。お聞きいたします。 205 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 206 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 統合に当たりまして、児童が新しい環境になじめるか、また、新しい友人関係が築けるかなど、さまざまな不安を抱くことが考えられます。現在、統合後の不安や動揺を軽減できるように、両小学校同士の事前の交流を進めているところでございます。  また、新しい環境で学習することになりますので、児童の相談体制の充実は大切なことと考えております。統合後の学校でも、円滑に学校生活がスタートできるよう、統合前から、在籍している教員を、統合後の学校にも一定数配置するということや心の教室相談員などの活用も進めていきたいと考えているところでございます。 207 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 208 ◯市長(松下浩明君) 並木議員の学校の統廃合についてということで、大変大切な御質問をいただきました。  山武市にとりまして、初めての学校統合となりますので、統合が円滑に進められますよう、最大限の努力をしていきたいと考えております。  今、教育長がおっしゃいましたけれども、やはり、心のケアはしっかりととっていかなければいけないものでありまして、その辺を重視してやっていきたいと思っております。 209 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 210 ◯2番(並木一寅君) ぜひとも、身を本当に粉にして、目を本当に光らせてやっていただきたい。子どもは、市の宝です。そこら辺は、教育委員会も、市長も、副市長も、重々に目を光らせて、見ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、オリ・パラ事業についてお聞きいたします。  オリ・パラ事業の話をする前に、先ほど冒頭にも言いましたけれども、11月23日、産業まつりにおいて、オリ・パラのブースでは、スリランカティー500杯を、来場された方々に、無料で配布されており、大盛況のうちに終了しまして、御苦労されたと思います。  そんな中、オリ・パラ事業は着々と進んでいると思いますが、応援することで、市の発展につなげるとしまして、コンセプトを設けて、推進体制、基本目標としまして、4つの専門部会があります。1つ、教育部会、2つ、招致部会、3つ、まちづくり部会、4つ、障がい者スポーツ部会とありますが、この構成のなり方と部局の人数を教えていただきたいと思います。 211 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 212 ◯総務部長(石橋和記君) 市のオリ・パラに関する推進体制でございますが、最上位の組織が、市長を本部長とするオリ・パラ戦略推進本部となりまして、副市長、教育長、部長職の職員8名の計11名で構成をされております。  その下に幹事会がございまして、部長職の2名と4つの専門部会の部会長、幹事を務めます9名の課長職の計11名で構成をされております。  各専門部会の構成人数ですが、招致部会とまちづくり部会は、おのおの10名ずつ、教育部会と障害者スポーツ部会は、9名ずつで構成をされております。  また、推進本部や幹事会の庶務並びに部会間での連絡や調整等につきましては、オリ・パラ戦略推進室が担当いたしております。 213 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 214 ◯2番(並木一寅君) その4つの専門部会で、その人数で、実際、東京2020大会のスリランカの事前キャンプの受け入れ体制は整っているんでしょうか。お聞きいたします。 215 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 216 ◯総務部長(石橋和記君) 推進本部でまとめたオリ・パラ戦略推進アクションプランに沿って、事前キャンプの受け入れに向けまして、施設環境の整備ですとか、オリ・パラ機運の醸成を図る啓発事業や交流事業を、毎年行っております。  スリランカ選手の具体的な出場種目が決定しているわけではありませんが、ハード面では、陸上競技場施設の整備がほぼ終わり、屋内体育施設の整備についても進めているところであります。  今後、アーチェリーやウエートリフティング、ボクシングなど、本市で賄えない練習環境の確保につきましては、周辺市町の民間施設や、同じくスリランカ国のホストタウンとなっている前橋市の協力を得られるように努めてまいります。  また、ボランティアスタッフの確保やパラリンピック選手の宿泊や移動に関する対応など、多くの課題がありますが、引き続き、市民や市内の事業者の協力を得られるように進めてまいります。 217 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 218 ◯2番(並木一寅君) 総務部長から答弁もありました。出場競技、種目、選手の数は、まだわからないままなんですよね。  その中で、現在の東京オリ・パラ戦略本部で受け切れると思っていますでしょうか。お聞きいたします。 219 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 220 ◯総務部長(石橋和記君) オリンピックの開催まで、今日でちょうど600日となっております。御指摘のとおり、スリランカ選手が出場する競技や選手数などは、ある程度の見込みで準備することとなると想定をいたしております。  また、推進体制につきましても、事前キャンプの準備や受け入れ対応が本格化してきた際には、職員についても、通常の体制を超えて、全庁的に取り組むべきものと考えております。  そのため、あらかじめ想定される課題や問題点を、部会や幹事会で洗い出しを行いまして、外部の方々にも御助言をいただくなどして、対策を検討してまいりたいと考えております。 221 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 222 ◯2番(並木一寅君) もう2020は目の前までやってきていると思ったほうがいいと思います。前年には、スリランカの事前キャンプでお見えになることも、この前の全協でお話もしておりました。  そういった中で、市長を先頭に、オール山武でしっかりとやっていただかないと、市と国とのやりとりでございます。その中を、しっかり、もう一度言います。オール山武で、頑張っていきましょう。  以上で僕の一般質問を終わります。ありがとうございました。 223 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で未来研、並木一寅議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、長谷部竜作議員の個人質問を許します。  長谷部竜作議員、御登壇願います。  長谷部議員。 224 ◯4番(長谷部竜作君) 議席番号4番、公明党の長谷部竜作です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、質問させていただきます。  はじめに、シティセールスについて質問させていただきます。  市長は、全ての政策を人口減対策につなげていくと言われましたが、その政策の一つ一つをアピールしていくためには、また、特に大事な人口減対策であります移住定住を促進するためには、シティセールスは大事だと考えますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 225 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 226 ◯市長(松下浩明君) 長谷部議員からシティセールスについての御質問をいただきました。山武市の人口減少が進む中、移住定住の促進を図り、少しでも人口減少に歯どめをかけることは重要だと考えております。  そのためには、まずは山武市のことをより多くの人に知ってもらうことが必要であります。そのきっかけとして、シティセールスの取り組みは大変重要であると考えております。  以上でございます。 227 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 228 ◯4番(長谷部竜作君) それでは、若干ながら、過去を振り返りまして、質問をさせていただきます。  山武市は、以前にウッドスタート宣言をいたしました。これは、私も、木育と絡めて、議会で質問をさせていただいたことがあります。ウッドスタート宣言には、シティセールスの側面も含まれるとの考えで質問をさせていただきました。  確認の意味で、改めて質問いたします。  ウッドスタート宣言をしたということには、シティセールスも含まれると考えてよろしいでしょうか。 229 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 230 ◯経済環境部長(越川 俊君) 木育の推進の1つの手法として、ウッドスタート宣言をしたところでございます。市内外に、木育の取り組みや市の活動方針を示すことによりまして、ウッドスタートをはじめとした木育活動も、シティセールスにつながるものと考えています。 231 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 232 ◯4番(長谷部竜作君) 次に、山武市はオリンピック・パラリンピックでのスリランカのホストタウンであります。この取り組みは、大会の開催効果を本市の発展に結びつけていくとの狙いがあるとのことでしたが、このホストタウン事業も、シティセールスの側面があると考えますが、いかがでしょうか。 233 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 234 ◯総務部長(石橋和記君) 2020年東京大会の開催決定を受けまして、いち早く対応を図ったことで、平成28年1月に第1次登録のホストタウンとして、全国でも44自治体、千葉県で唯一承認を受けられたことは、大きな成果であったと考えております。  その後も、スリランカ国との交流事業をはじめとする継続的な取り組みや民間団体との共催イベントなどにより、ホストタウンのPRに努めているところでございます。これらによりまして、シティセールスにつながっていると考えております。 235 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 236 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  それでは、今、質問いたしました2つの事業は、山武市のシティセールスにどのように寄与していたのか、あるいは、どの程度、寄与しているのかとお考えかお聞かせください。 237 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 238 ◯総務部長(石橋和記君) 2020年東京大会の開催に当たりまして、先ほども申しましたとおり、千葉県で唯一、第一次登録のホストタウンとして承認を受けております。  また、平成29年8月には、地域資源の1つでありますサンブスギを広く知らしめるとともに、木育の推進や地域材の活用を図るため、県内初のウッドスタート宣言の自治体となりました。  両事業とも、他の自治体に先んじた取り組みでありましたので、報道等でも取り上げられ、山武市のシティセールスに寄与したものと考えております。  しかしながら、その後の取り組み内容については、市外また市民の方を含めまして、十分にアピールができていない状況であるとは感じております。 239 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 240 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。まさに今、答弁があったとおりであると私も感じております。  ほかにも、シティセールスを狙った取り組み等があると思いますが、例として、2つの取り組みを質問させていただきました。  次に、これまでの答弁を踏まえまして、ブルーフラッグ取得について質問いたします。  ブルーフラッグ取得は、シティセールスを狙ったものなのか、また、そのような効果を生むと考えてのことでしょうか、お答えください。 241 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 242 ◯経済環境部長(越川 俊君) ブルーフラッグ取得に向けての取り組みにより、メディアを活用したPRのほか、さまざまな媒体を利用して、シティセールスにつなげていきたいと考えておるところでございます。  ブルーフラッグは、国内では、余り聞きなれていませんが、海外では環境や安全に配慮したビーチとしても、認知度も高い状況にあります。国内で3番目、県内初の認証取得を目指すことで、訪日外国人旅行者の需要等も考えた中で、美しい海岸を守りながら、次世代につなげていければと思っているところでございます。 243 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 244 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  今、答弁にもありましたが、現状、日本でのブルーフラッグの知名度といいますか、認知度は、私個人としては、低いように感じます。それで、取得して、果たして話題になるのかという部分はあります。  このままでいけば、現在、ホストタウンの登録をした当初より、今、失速した感があるホストタウン事業のようであったり、あるいは、ウッドスタート宣言のように、取得した後の効果が見えがたいものになるんではないのかという危惧を覚えるのであります。  市では、ブルーフラッグを取得した場合、その後の展開、また、それを使った戦略等は、どうお考えか、お答えください。 245 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 246 ◯経済環境部長(越川 俊君) ブルーフラッグ取得をきっかけにいたしまして、地域を巻き込んだまちづくりにつなげていきたいと考えています。その中で、環境教育を継続していかなければならないと。市民のみではなく、遊泳客も巻き込んだ海水浴場関係者等の連携を図りながら、海岸の環境を守りながら、山武市らしいビーチにしていく必要があると考えています。  そこで、山武市を知っていただいて、興味を持っていただいて、そして、山武市を選んでもらえるような取り組みにつながっていけばよいなと考えております。 247 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 248 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。私は、決してブルーフラッグ取得に反対しているわけではありません。ただ、ホストタウン事業でも、我が市にかかわらず、どのようにそれを活用していけばいいのかということが、ホストタウンに登録された自治体の悩みになっているということは、新聞報道等でも知っております。  ぜひこれを効果的に使っていただきたいという意味で、その後の展開をしっかりと考えていただきたい、具体性をもって、取り組んでいただきたいという意味で、質問をしております。また、今後のシティセールスにあっては、その内容の選択と集中が必要ではないかと考えます。  山武市は、いろいろといいことをやっていますし、また、市は、よく都内から1時間圏内ですとか、通勤圏内と言われます。これについては、例えば、乱暴なやり方ではありますが、東京駅を中心にコンパスを置いて、実際には時間ですので、円にはなりませんけれども、1時間以内の円を描けば、その中には多くの自治体が入ってくると思います。決して山武市だけが、そうした状況にあるわけではありません。その中で、山武市に目を向けていただくには、かなりとがった取り組み、また大胆な取り組みが必要になると考えます。  市長は、これからのアピールポイントになるものがブルーフラッグと、広報で話されていました。海をアピールしていくのであれば、例えばでありますが、九十九里浜を抱える近隣自治体や県と協力して、セールスを行い、その取り組みの中心にブルーフラッグを目指す、あるいは取得した山武市が存在する。  なぜそういうことをするのかといえば、やはり、広域で、個々の自治体よりも、千葉の九十九里浜といえば、はるかにネームバリューは大きい。山武市はその読み方さえも、これは、やまたけしと読むんですかということを、スリランカフェスティバルでは、多くそうした声を聞きました。  そういう部分では、九十九里浜といって、千葉県を思い浮かべない人はいませんから、そういうネームバリューを利用しながら、その中で、九十九里浜の中で、差別化を図るためのブルーフラッグの取得も、1つの戦略であると考えます。おのおの自治体の事情もあると思いますので、実現は難しいかもしれませんが、これも、1つの方法だと思います。  簡単に言えば、海で人を呼び込み、その中で、山武市の一つ一つの政策、事業をアピールしていく形がつくれればと思いますが、いかがでしょうか。 249 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 250 ◯総務部長(石橋和記君) シティセールスの取り組みにつきましては、議員御指摘のとおり、選択と集中が必要であると考えております。山武市の何をシティセールスとしていくのか、しっかりと明確にして、取り組んでいくことが重要だと考えております。  ブルーフラッグ取得の取り組みにありますように、山武市には海があり、これは、他の自治体と比べても、山武市の強みになると思います。  また、海以外にも、政策的な市の取り組みとして、山武市の強みとなるものは、多くあると思います。  第2次総合計画では、情報発信力の充実を重点分野として、シティセールスに関する方向性を明確にするとともに、情報発信体制を構築し、市の魅力の発信に取り組んでまいりたいと考えております。山武市の何を、誰に向けて、情報発信するのかによって、当然、そのやり方も変わってきますので、より効果のある方法で行っていきたいと考えております。 251 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。
    252 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  市長は、かつて料理人でありまして、松下食堂を経営されておりました。市長にこういうことを言うことはあれですが、素材は山武市のおのおのの事業であると、私は思います。その松下食堂の売りを何にするのかは、料理人である市長が考えるしかないと。長く政治家をやってこられましたが、当時の経営感覚をぜひ持っていただいて、我が市の売り、松下食堂の売りは何にするのかを、ぜひ考えていただきたいと思います。  その1つ、全てがおいしいでは、なかなか人は来ません。これがうまいんだよということで、来ていただけるのが、やはり、飲食業ではないんでしょうか。そういう部分で、ぜひシティセールス、我が市の売りを何にするのか、市長がどのようにその素材を用意していくのかを見ておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、空き校舎について質問をいたします。  山武地域では、日向、山武西小学校の2校が、現在、閉校後の利活用が決まっておらず、空き校舎になります。学校は地域の中心的存在であり、2校とも、災害時の避難所、また避難場所に指定されております。その点も踏まえ、市としては、今後どのような利活用方法を考えているのか、市の希望も含め、お答えください。 253 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 254 ◯市長(松下浩明君) 山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画の前期計画、平成28年から平成37年におけます山武地域の統廃合計画では、日向小学校と山武西小学校が閉校後の学校施設及び跡地の利活用について、検討が必要となっております。  この利活用の検討に当たりましては、地元地域だけではなく、市のまちづくりと整合性をもって、検討をしていく必要がございます。  庁内の推進体制といたしましては、本年7月に、教育部教育総務課、学校再編推進室、総務部財政課、企画政策課及び保健福祉部子育て支援課の関係部署で協議を始めまして、推進体制の構築とあわせて、利活用の検討を進めているところであります。  また、利活用の検討を進める上では、地域住民からの意見等に十分配慮した上で、地域コミュニティの場としての地域振興や民間企業等の誘致により、まず地域経済の活性化及び雇用対策にもつなげていきたいと考えております。  加えて、議員がおっしゃるとおり、両校は、災害時の避難場所や選挙の投票所としても、使用がされているところでありまして、柔軟な利活用を検討していく必要があると考えております。 255 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 256 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  10月に日向、山武西、両小学校で開催されました、学校統合実施計画(案)に関する説明会に、私も参加させていただきました。その際に、住民との質疑応答の中で、統廃合後の空き校舎利用について、統合準備委員会等で意見を聞くとの説明がございましたが、統合準備委員会での地域住民の意見は、その後の利活用について、ある程度、反映されるのかお伺いいたします。 257 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 258 ◯総務部長(石橋和記君) 閉校後の空き校舎の利活用を検討する上で、地域コミュニティの維持活性化を図るためには、地域住民からの意見は尊重すべきものと考えております。  委員会等でいただいた意見については、庁内で情報共有をいたしまして、十分な精査を行い、取り入れてまいりたいと考えておりますが、市としての施設利用の計画や費用対効果等も整合を図った上で、実現可能な跡地利用計画を策定していきたいと考えております。 259 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 260 ◯4番(長谷部竜作君) 学校の空き校舎の利活用に関しては、他の自治体では、金融機関との連携などをして、進めたりもしております。山武市でも、そのような民間の力をかりるなど、利活用を進めるための方策は考えているのかお伺いいたします。 261 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 262 ◯総務部長(石橋和記君) 閉校後の学校施設を維持していく上では、日常の施設管理や維持管理に関します経費が必要となります。これらの問題に対応する上で、民間企業等に進出していただくことは有効なものと考えております。  民間企業等の誘致策といたしましては、文部科学省のホームページに開設しております「みんなの廃校」プロジェクトへ、学校施設情報を掲載いたしまして、民間からの利用者や利活用方法の募集を考えております。  また、千葉県が実施しております空き公共施設等を活用した企業進出支援事業に出展しまして、実際に公共施設等への進出を検討している企業との情報交換から、企業誘致につなげていきたいと考えております。  その他では、市ホームページや千葉県のホームページへの掲載、金融機関等への情報提供を検討していきたいと考えております。 263 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 264 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  さまざまな手を使ってということがふさわしいのかなと思いますが、統廃合の実施計画が見えてきたことによりまして、地域の皆さんの関心は、閉校云々というよりは、その後の空き校舎がどのように活用されるのかということに向いてきております。  まだ確たる利活用は決まっていないとは思いますが、空き校舎の利活用に向けて、今後はどのようなスケジュール……。今、掲載する、さまざまな手段を使うということはありましたが、今後そうした引き合いがあった場合にどのような手順で進んでいくのかをお伺いいたします。 265 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 266 ◯総務部長(石橋和記君) 現在、利活用に当たっての基本方針や手順及び庁内の推進体制の整備を進めているところでありますので、基本的な考え方についてお答えをさせていただきます。  まずはじめに、利活用に当たっての基本方針を検討していく上では、行政需要からの公共施設等への転用を基本といたしまして、地域住民からの意見、地域振興や費用対効果などを総合的に検討しまして、実現可能な利用計画を策定していきたいと考えております。  次に、スケジュールですが、小中学校の規模適正化・適正配置基本計画では、閉校後に、跡地利用の検討を進めるスケジュールとしておりますが、統合スケジュールの進捗状況により進めてまいりたいと考えております。 267 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 268 ◯4番(長谷部竜作君) 今のところ、何が来るか決まってないので、その後はどのようになるのかわからないといいますか、地域住民の皆さんと一緒に考えるというよりは、まずはどのように引き合いがあると決まってから、その後のスケジュールは決まっていくということでよろしいでしょうか。 269 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 270 ◯総務部長(石橋和記君) 先ほど申しましたとおり、ホームページ等に、都会の企業からの引き合いもございます。その中で、各学校の統廃合のスケジュールもあります。その辺をあわせながら、十分に検討していきたいと考えております。 271 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 272 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  山武市はまだ学校統廃合の途中であります。この地域だけではなくて、今後やらなければいけないことがあると思います。空き校舎利活用のあり方、また、その方法によっては、閉校される地域の学校区住民の皆さんのみならず、今後、統廃合が計画される地域、市全体に影響を及ぼすことが予想されます。  利活用がなく、長期間放置される空き校舎の状況が長く続くとなると、今後、閉校が予想される地域では、そういうことであれば、学校をこのまま存続させようという話になってきますので、決してそれがいいとか、悪いとかではありませんが、教育環境を考える場合、それだけ、先々心配になってまいります。  そういう部分では、この2校、しっかりとした利活用をして、統合後、閉校後も、地域住民の皆さんに安心を与えていくという形で、利活用していただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。 273 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 274 ◯市長(松下浩明君) 空き校舎の状況が長くならないように、有効的に利用・活用をしていかなければいけないと思っておりますので、しっかりと努めてまいります。 275 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 276 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  地域住民の皆さん、次は何が来るのかということで、非常に不安に思っております。私も、よく次は何が来るのかなということで聞かれておりますので、そういったことに関しては、まだ検討中でありますので、皆さんに迷惑になるようなことはありませんということで、いつもお話をしています。どうか真剣に考えていただいて、よい方向で進めていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 277 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、長谷部竜作議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、本山英子議員の個人質問を許します。  本山英子議員、御登壇願います。  本山議員。 278 ◯14番(本山英子君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいまから質問をさせていただきます。  それでは、はじめに、都市建設部に質問をいたします。  昨年来から全員協議会でもお話の出ております、県から市に移管される道路についてお聞きしたいと思います。  はじめに、予定されている道路について、場所と移管されることになった経緯をお聞かせください。 279 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 280 ◯市長(松下浩明君) 本山議員からの御質問でございます。  ただいま本山議員から御質問がありました、移管予定のある路線につきましては、コカ・コーラや松尾工業団地沿いの主要地方道松尾蓮沼線の旧道部分でございます。旧道部分の移管につきましては、平成19年から、千葉県と本市において協議を進めてまいりました。  しかし、平成23年3月に発生いたしました東日本大震災の後、旧道部分の移管につきましては、協議が進められておりませんでしたが、昨年から再び、旧道部分の移管に係る協議が再開されたと聞いております。  細部につきましては、この後、担当部長から御説明をさせますので、よろしくお願いいたします。 281 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 282 ◯都市建設部長(平出博男君) それでは、私のほうから詳細につきまして、御答弁させていただきます。  現在、市と県、山武土木事務所でございますが、その間で、移管に向けて協議を進めている路線でございます。これは、国道126号線、松尾町大堤交差点から蓮沼南浜交差点までの約6.8キロメートルを結ぶ主要地方道松尾蓮沼線の旧道部分でございます。  この路線は、現在、はにわ道や空港道路と地元の方々に呼ばれている主要地方道松尾蓮沼線ができるまで、松尾地域と蓮沼地域を結ぶ重要な路線として利用されておりました。  次に、移管の経緯でございますが、移管予定の主要地方道松尾蓮沼線の旧道でございますが、これは新たな主要地方道松尾蓮沼線、いわゆるはにわ道でございます。こちらが開通した後も、廃止や名称等変更されることなく、はにわ道と平行する形で、同一の路線名称として、松尾地域から蓮沼地域を結んでいる旧道でございます。  山武市といたしましては、この旧道を、山武市津波対策100年計画の主要避難道路、県道、市道を合わせて6路線のうちの1路線として位置づけております。  県道飯岡一宮町線の木戸川右岸、左岸に、津波対策ゲートが設置されており、津波発生時には、越水を防ぐために、県道を封鎖するような状態で、ゲートが作動いたします。この津波ゲートが作動いたしますと、県道飯岡一宮線の通行を遮断し、避難することができない状態となります。  そこで、移管予定の旧道を利用し避難を行うことから、避難道路として、整備を図る必要があります。また、地元からの整備要望や旧道沿いには松尾工業団地などもあり、重要な路線として位置づけてございます。  このことから、生活密着道路として移管を受け、引き続き、維持管理を行う必要があることから、県に対し、移管前までに、必要な修繕を、現在お願いしているところでございます。 283 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 284 ◯14番(本山英子君) 移管の予定が決まる中での協議内容等についてお聞かせください。 285 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 286 ◯都市建設部長(平出博男君) 移管における協議内容でございますが、協議内容といたしましては、現況のまま旧道の移管を受けますと、思わぬ修繕等で、多額の支出が発生されることも想定されるため、舗装等の現状を確認し、必要に応じて、修繕を県のほうにお願いしております。  また、旧道敷地内にある占用物の確認や県に対し、周辺住民の方々から、工事等の要望が上がっている場所や要望の確認、苦情等の内容やその対応などについて確認をお願いしております。必要に応じた修繕の実施と関係書類等の整備が整い次第、移管を受ける状況となっております。 287 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 288 ◯14番(本山英子君) 移管後、想定されます今後の維持管理コストと地方交付税への反映についてお聞かせください。 289 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 290 ◯都市建設部長(平出博男君) それでは、私のほうから移管後の維持管理コストについて回答させていただきます。  避難道路整備事業として、優先的に実施いたします起点側の蓮沼南浜交差点から、延長、約3.5キロメートル分として、約16億2,000万円の整備費用が見込まれます。また、終点側の国道126号線、大堤交差点からの延長、約3.3キロメートル分の舗装工事としては、約1億3,000万円、さらに、未整備部分の側溝整備費用として、2,000万円以上の費用を見込んでおります。  市といたしましては、移管に向けて、県に対し、修繕等の要望済み箇所を確実に実施するようお願いし、移管後の市の維持管理コストの抑制に努めてまいりたいと考えております。 291 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 292 ◯財政課長鈴木幸宏君) 交付税の御質問ですので、私のほうからお答えさせていただきます。  市道の維持管理等に関係する経費につきましては、道路延長及び面積に応じまして、普通地方交付税の道路橋りょう費として、基準財政需要額に算定されます。今回、移管が予定されている道路に係る基準財政需要額の増加分について、平成30年度の交付税の算定方法に準じまして、仮に移管予定道路の延長を6,784メートル、道路面積を4万3,666平方メートルとして計算いたしますと、1年間、おおむね490万円が、普通地方交付税の算定における基準財政需要額に算入されると算出されるものでございます。 293 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 294 ◯14番(本山英子君) わかりました。この最後の答弁をお聞きしますと、移管されることによる市の負担は大きくなるということが、よくわかるわけであります。部長からも答弁がありました、県のほうに、必要な修繕また改良の部分はしっかりやっていただくということを、強くお願いをしていただければと思うんです。  また、区からの要望が多く出てきていると思います。特に今お話のあった中で、今後、避難道路としての位置づけの中で、しっかりとやっていかなければならないということでありますけれども、あの道路そのものが、避難道路にふさわしいかどうかということを、本当に見ればわかるわけですが、非常に曲がりくねっていて、真っすぐなところがなかなか少ない道路であるわけであります。  最後に、市長に。この道路に隣接した区からの要望が大変多く出ているわけです。県から移管されるまでに、要望等の改良・修繕必要箇所が、全てできないという場合につきましても、ここの場所については松尾蓮沼線ということで、空港の騒音下ということもございますので、空港の交付金も視野に入れていただく中で、この移管が終わった後も、この道路については、ぜひ、しっかりとやっていただきたいと思います。この点、いかがでしょうか。 295 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 296 ◯市長(松下浩明君) まず、県のほうに、移管前にしっかりと整備をするように、私のほうからもお願いをしてまいりたいと思います。  その後、しっかりと整備されて、移管されましたら、市として、きちんと整備をしていきたいと思っております。 297 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 298 ◯14番(本山英子君) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、防犯カメラについて質問します。  山武市では、安全で安心なまちづくり推進条例があります。第1条には、この条例は、住民、自治会等及び事業者の防犯意識を高め、自主的な防犯活動を推進し、犯罪の防止に配慮した環境を整備することにより、安全で安心なまちをつくり、住民が安心して暮らすことができる地域社会を実現することを目的とするとあり、市では近年、施設関係の監視カメラに加え、犯罪の抑止力として、防犯カメラの設置が進んでおります。  本年3月14日には、山武市防犯カメラの設置及び運用に関する条例が施行され、また……。失礼いたしました。本年3月14日というよりは、施行は4月1日になります。失礼いたしました。訂正をよろしくお願いいたします。  この中の第1条には、この条例は、市が公共の場所に設置する防犯カメラの設置及び運用に関し必要な事項を定めることにより、個人の権利を保護するとともに、犯罪に対する抑止力の向上及び安全で安心なまちづくりの推進を図ることを目的とするとあります。  はじめに、現在の設置状況について、年度別、管理課別、目的別に教えてください。 299 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 300 ◯市民部長(田上和弘君) 現在、市が設置している防犯カメラは、不特定多数の人が往来する公共の場に設置するもののほか、市役所、庁舎内など、施設管理のため、設置するものを含めまして122台で、今年度設置予定の30台を加えますと、152台となります。  年度別の設置状況といたしましては、平成30年度設置のものが30台、平成29年度、46台、平成28年度はなく、平成27年度は22台、平成26年度、8台、平成25年度、8台、それ以前のものが38台です。
     管理部署別の設置状況といたしましては、総務部所管は38台、市民部所管は今年度設置分7台を含め49台、保健福祉部所管は4台、経済環境部所管は今年度設置分が2台、都市建設部所管は1台、教育部所管は今年度設置分21台を含め58台です。  目的別の設置状況といたしましては、不特定多数の人が往来する公共の場所等に設置いたします防犯カメラは29台で、市役所庁舎内など、施設管理用に設置してあります防犯カメラは123台です。 301 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 302 ◯14番(本山英子君) わかりました。  それでは、次に、管理についてお聞きしたいと思います。  カメラが作動しているかどうかも含め、管理課別に、適切に行われているかどうかをお聞かせください。 303 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 304 ◯市民部長(田上和弘君) それでは、私のほうからは、市が防犯目的に、不特定多数の人が往来する公共の場所に設置いたします防犯カメラにつきましては、山武市防犯カメラの設置及び運用に関する条例及び同条例の施行規則に基づきまして、管理責任者や取扱者を限定するなど、適正に管理運用をしております。 305 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 306 ◯総務部長(石橋和記君) 施設管理のカメラにつきましては、多くの課にまたがりますので、私のほうでまとめて答弁させていただきます。  まず、市役所庁舎における管理状況といたしましては、警備室を兼ねますけれども、宿直室にデジタルレコーダーを設置いたしまして、宿直室及び財政課内のモニターにて、映像を確認できるようになっております。  また、その他の施設においても、事務室などで映像を確認できるようになっております。 307 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 308 ◯14番(本山英子君) わかりました。  この映像管理についてお聞きしますけれども、ただいまありました施設内の123台というものにつきましては、確認ですが、映像の管理がなされているということでよろしいですか。  また、往来される不特定多数のところについている29台との合計の分でありますが、この映像の管理というものは、時間的に消えていくものとか、さまざまあると思われます。何かあったときに必要ということで、それは、その中での運用ということになるんだと思いますが、この映像の管理についてはどうでしょうか。 309 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 310 ◯市民部長(田上和弘君) 市が防犯目的に、不特定多数の人が往来する公共の場に設置いたします防犯カメラは、24時間、常時撮影をいたしまして、映像の保存期間を30日以内と定め、期間終了後は、速やかに消去いたします。  また、管理体制の強化・徹底を図るために、課等の長を管理責任者とし、管理責任者が指定する取扱者以外には、防犯カメラ及び映像データを取り扱えないこととしております。  また、警備会社などに委託する場合も、市と同様の管理を行わせることとなっております。  なお、映像データは、山武市防犯カメラの設置及び運用に関する条例の目的以外には、開示や提供はいたしませんが、映像データを取り出した場合には、記録媒体をセキュリティーの確保できる設備などに保管しまして、漏えい、紛失または毀損の防止を図っているところでございます。 311 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 312 ◯総務部長(石橋和記君) 市役所庁舎の防犯カメラの映像の管理につきましては、カメラごとに、過去1カ月程度の記録が保存できるようになっておりまして、期間終了後は、速やかに消去いたしております。  映像データにつきましては、財政課の担当職員のみが取り扱うこととし、その他の施設につきましても、同様の扱いといたしまして、管理を徹底をいたしております。 313 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 314 ◯14番(本山英子君) わかりました。  それでは、例えば、カメラの画角設定や照明のない場所、効果を上げる工夫などをされているかどうかをお聞きしたいと思います。 315 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 316 ◯市民部長(田上和弘君) 市が防犯目的で、不特定多数の人が往来する公共の場に設置する防犯カメラにつきましては、犯罪の状況を鑑み、警察や教育委員会など、関係機関と協議し、設置場所のほか、設置する角度や向きなども検討して、設置をしているところでございます。  照明につきましても、防犯カメラの映像が有効に記録されるよう、照明のある場所への設置を進めていますけれども、防犯上、必要となれば、照明を設置し、対応をいたしております。  また、防犯効果を上げるための工夫といたしましては、先ほども申し上げたように、警察からのアドバイスをいただきながら、各方向から撮影できるよう、向きや角度を調整し、設置しているほか、防犯カメラの存在をアピールするため、人目のつきやすい場所に、防犯カメラ作動中の看板の設置なども行っているところでございます。 317 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 318 ◯14番(本山英子君) わかりました。  防犯カメラの耐用年数と保守サービスについてはいかがでしょうか。 319 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 320 ◯市民部長(田上和弘君) 一般的な防犯カメラの耐用年数は、5年から10年程度と考えられておりますけれども、数年の間に機能が向上した新製品が開発され、旧式となりまして、10年以内に生産終了となる製品も多く見受けられます。  不特定多数の人が往来する公共の場に設置する防犯カメラの維持管理は、実績のある業者に委託しまして、年1回、点検作業を行い、機能維持に努めており、修繕が生じた場合は、その都度、対応をしております。  なお、今年度、駅前ロータリー等へ新設した機器にあっては、保守サービスに加入することも検討いたしましたが、5年の保証が附帯されていたことから、保守サービスへの加入はしてございません。 321 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 322 ◯総務部長(石橋和記君) 施設管理用の防犯カメラにつきましても、耐用年数は、5年から10年となります。  保守管理につきましては、市役所庁舎及び成東文化会館、図書館は、契約の中に含まれております。  それ以外の施設では、保守業務を委託しているものはございませんが、職員や業者による点検を実施し、修繕が必要な場合には早急に対応し、適切な維持管理を図っております。 323 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 324 ◯14番(本山英子君) これは、提案というか、あれですけれども、防犯カメラは、意外と耐用年数が短いんです。それで、そういう面からも、入札の際にも、よく精査をされて、今、市民部長からも、保守サービスは必要なかったということでありましたけれども、民間の中では、5年保証等がついたものが、今は当たり前のようになってきているわけです。  そこをまたしっかりと精査されて、改めて保守サービスの契約を結んで、新たにお金をかけるということでなく、そこのところは、これからの財政を見きわめながら、しっかりと行っていくべきではないのかなということで、ぜひ提案ですけれども、その点、お願いしたいと思います。  また、防犯カメラの最後の質問になりますが、近年の監視カメラ・防犯カメラの台数の増加傾向を考えて、市として、今後の設置計画については、どう考えているかお聞かせください。 325 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 326 ◯市民部長(田上和弘君) 防犯カメラは、犯罪の抑止や事件の早期発見などに効果がある反面、プライバシー保護の観点から、効果的な場所や台数、必要最小限度の撮影範囲などが求められているところでございます。  市が防犯目的で、公共の場に設置する防犯カメラにつきましては、県の補助金を活用いたしまして、警察や教育委員会など、関係機関と協議をしまして、犯罪の状況などの優先度を考慮した上、主要な交差点など、防犯効果の高い場所への設置を、計画的に推進しているところでございます。  なお、防犯カメラだけでなく、ドライブレコーダーを搭載した青パト化した公用車による防犯パトロールの動く防犯カメラ活動や登下校時の見守りなど、人の目による防犯活動を推進し、市民が安心して暮らせる安全なまちづくりを目指してまいりたいと思っております。 327 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 328 ◯14番(本山英子君) 今、話がありました動く防犯カメラということで、昨年度から前任の部長の中からも、そういったお話があって、大変いいことだなと感じております。  今後は耐用年数の短い防犯カメラ、必要になっていく台数は増加するという中で、ぜひ、財政的な面も考えられて、設置計画というと、かた苦しいですけれども、その都度、細やかに見直しを図りながら、決して無駄ということはありませんが、台数ばかりが増えていって、管理がおろそかになったということのないように、ぜひともその点を、市民目線で、しっかりお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 329 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は1時10分といたします。              (休憩 午後 0時00分)              (再開 午後 1時08分) 330 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  本山議員。 331 ◯14番(本山英子君) 緊急通報装置貸与事業についてお聞きいたします。  合併以降、この事業についての見直しを訴えてきました。現在、この事業は、緊急時に、緊急通報装置を押すと、まず、立山システムから協力員へ連絡が行きます。その協力員さんというのは、以前は、町時代から引き続いて、当時10人程度から、その後、緩和をされまして、現在は3人程度になっていると思います。  しかし、その3人の中には、身内の方、また御近所の方、それでも3人目がいらっしゃらないという場合には、民生委員さんになっていただいているということが多いと思います。こういうことからも、この緊急通報装置貸与事業については、民生委員さんへの負担は大変大きいと思います。時代に合った見直しが、必要ではないかと思います。  今、多くの自治体は見直しをし、単に緊急時だけでなく、事業の内容の中に、空間人感センサー、内容は、在宅時の利用者の動きを感知し、24時間、動きがないときは、警備会社に自動通報され、市内で待機する警備員が駆けつけて、安否確認をします。  また、緊急通報装置も緊急時に非常ボタンを押すと、自動的に警備会社に通報でき、市内で待機する警備員が駆けつけて、対応します。必要な場合は、消防機関へ緊急の場合、救急出動要請をしていただけます。  また、火災センサーもあり、台所の天井に設置し、24時間火災を監視し、火災発生の際は、警備会社へ自動通報され、市内で待機する警備員が駆けつけて、安否確認をするという内容が入っています。  また、そのほかにも、ヘルスケアサービスといって、24時間、健康や家族に関する相談を、電話で応対するなど、さまざまあるようでありますが、これからの時代に合った見直しということで、今後の委託先の見直しについてお聞きしたいと思います。 332 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 333 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 緊急通報装置貸与事業につきましては、市内に居住している在宅の65歳以上の方のみで構成されている世帯、または65歳未満の世帯で、身体障害者手帳1級もしくは2級に該当する方の世帯を対象に、希望者に貸与する事業でございます。  この事業は、平成18年度から開始し、本年10月末現在、448台の貸し出しを行っております。貸し出しに際しましては、緊急時に対応していただける身内の方、御近所の友人及び知人などの協力員が必要となっております。  昨今、近所つき合いが希薄になり、御高齢の方が孤立するという現代の世相を反映してか、本市におきましても、緊急通報装置を設置したいという希望があるにもかかわらず、協力員を確保することが困難な方が増えております。このような場合は、担当地区の民生委員さんに協力をお願いしているところでございます。  現状では、市内の民生委員112人中75人、67%の方に、207台分、46%をお願いしているところでございます。このようなことから、民生委員さんに対して、大変な御負担をおかけしているところが実情でございます。  そのため、今般、市では、民生委員さんの御負担軽減と御高齢の方のセーフティーネットの強化を図るべく、協力員が確保できない方のために、協力員にかわり、民間の警備員が駆けつけ対応をする事業への見直しを考えているところでございます。 334 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 335 ◯14番(本山英子君) ようやく、考えていただけるというところまで来ました。今、市長にも、私の質問、また部長の答弁をお聞きいただきまして、山武町の町長もされておりますので、その辺のところは十分に把握をされていると思います。  また、今回の新年度予算の中で、しっかりとこの件を検討していただいて、来年度から、すぐにというわけには、なかなか、準備もあろうかと思いますが、ぜひとも、この件については、さまざまな費用対効果から見ても、また、民生委員さんに今後なっていただく方の件につきましても、さまざま配慮した上を考えても、これはぜひ実施をするべきではないかと思われます。  ぜひ、その点について、最後に、市長の御見解をいただければと思います。 336 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 337 ◯市長(松下浩明君) 本山議員から、緊急通報装置システムの貸与事業についての御質問ということで、御提案をいただきました。  現在は、協力員として、市内の民生委員の皆様方が携わってくれておりますが、やはり、負担になっているということも、今回、伺いました。そういったこともありますので、時代に合った事業に見直しが必要だと私も思っておりますので、取り組んでいきたいと思います。 338 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 339 ◯14番(本山英子君) ありがとうございました。それでは、ぜひよろしくお願いいたします。  以上で私の一般質問を終わります。 340 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、本山英子議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、市川陽子議員の個人質問を許します。  市川陽子議員、御登壇願います。  市川議員。 341 ◯11番(市川陽子君) 11番、公明党の市川陽子です。ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従って一般質問を行います。  来年から2020年にかけて、新しい時代の到来を告げる重要行事が、相、続きます。一方、20年代には、本格的な人口減少、少子高齢社会を迎えます。その中、国難とも指摘されている社会構造の変化にどう備えるのか、責任は極めて重いと言われております。  そこで、数点にわたり、質問と提案をいたしますので、市長及び部局の明快な答弁を強く望みます。  はじめに、項目1の予算編成について伺います。昨日の和田議員、午前中の能勢議員の質問と重複する点もあると思いますが、よろしくお願いいたします。  既に平成29年度予算編成から本年10月に、総決算額、歳入405億3,776万7,834円、歳出381億9,994万6,673円で終了したところです。  平成30年度の予算運営の半ばではありますが、平成30年度予算(案)の概要に、毎年増加傾向にある扶助費等の義務的経費の増加による財源の硬直化が進む中、小中学校の規模適正化、病院建設、老朽化した施設の修繕等に多額の財源を要することが予定されていることから、歳出規模の削減は必須である。  また、平成30年度当初予算の要求に当たっては、山武市総合計画改訂版との整合性を図るとともに、全ての事務事業について、優先度や緊急性、費用対効果の検証を行い、ゼロベースで見直しを行った上で要求することを基本とする。  今年度は一件査定方式による予算編成とありましたが、直近で、款別ごとの予算執行率をお聞かせください。 342 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 343 ◯財政課長鈴木幸宏君) 直近ということで、平成30年度11月末現在の一般会計の予算、現年分について、款ごとの執行率をお答えいたします。  1款議会費は、64.1%。  2款総務費は、68.1%。  3款民生費は、61.3%。  4款衛生費は、69.5%。  5款農林水産業費は、51.9%。
     6款商工費は、63.3%。  7款土木費は、37.4%。  8款消防費は、70.3%。  9款教育費は、62.5%。  10款災害復旧費は、99.0%。  11款公債費は、49.7%。  一般会計全体の執行率は、59.7%となっております。 344 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 345 ◯11番(市川陽子君) ただいま、執行率をお聞きしました。そういう中で、土木課等の37%という答弁があったと思いますけれども、市民とのかかわりが多い担当であり、また、道路整備にかかわる問題等もあると思いますけれども、どのような理由かをお聞かせください。 346 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 347 ◯都市建設部長(平出博男君) 今年度の歳出7款土木費の執行状況でございますが、議員御指摘のとおり、現時点では37.4%と低い状況でございます。特に執行率が低い要因といたしましては、多額の工事費を有します津波避難道路整備事業において、工事箇所の用地未買収等の理由によりまして、前年度から予算の繰り越しを行い、事業費が膨らんだことによるものでございます。  今後ですが、下半期において、業務マネジメントの徹底と早期事業の実施に取り組み、執行率の向上に努めてまいりたいと思っております。 348 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 349 ◯11番(市川陽子君) わかりました。  では、現在、担当の職員は何人で対応しているのかお聞かせください。 350 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 351 ◯都市建設部長(平出博男君) 現在、土木課の職員数でございますけれども、課長以下、16名体制で事務を進めております。  係別の内訳といたしましては、管理係が3名、地籍調査係が3名、建設係が5名、維持係ですけれども、4名という配置になっております。 352 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 353 ◯11番(市川陽子君) だから、そういう意味での人的なところもあるとは思いますけれども、いろいろな事業等、避難道路ネットワーク事業等などの執行の管理体制は、どうなっているのかをお聞かせください。 354 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 355 ◯都市建設部長(平出博男君) 各事業の執行管理体制でございますが、津波避難道路整備事業及び上横地・松ヶ谷線外防災ネットワーク道路整備事業の2事業につきましては、土木課職員で実施しております。  また、蓮沼ホ・蓮沼イ線外防災ネットワーク道路整備事業につきましては、財団法人千葉県建設技術センターと施工管理委託契約を締結しまして、実施しているというような状況でございます。 356 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 357 ◯11番(市川陽子君) わかりました。今後、そういう事業を活用しながら、展開してほしいと思います。  では、先ほど、職員の人数を確認させていただきました。今日は土木費の問題等もあり、昨日は林議員の質疑もあったところですが、以前、公明党としても、技術者の確保及び育成についても訴えてまいりました。そこで、努力されていると、私は常に認識しております。大変な中、やってくださっているなという思いでおります。  今後も続くことですので、長として、市長、この点について、どのように考えているかをお聞かせください。 358 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 359 ◯市長(松下浩明君) 市川陽子議員に、予算編成ということで、御質問をいただきました。  土木技術職の採用についてでございますが、今年度は、土木職、上級、初級の各1名を募集をいたしましたが、残念ながら、応募者はいませんでした。この背景には、民間企業の採用が好調であることが要因であると思われます。  これまで、高校や大学の就職担当部署を訪問するなど、技術職の確保に努めてまいりましたが、なかなか応募者の増加につながらないことが、現状であります。しかしながら、技術職の育成や年齢構成の面からも、計画的に職員を採用していくことが必要であると考えております。  来年度以降も、引き続き、技術職の採用、確保に努めてまいります。また、大規模な事業等については、業務委託を有効活用するなど、事業に遅れが生じないように取り組んでいきたいと考えております。 360 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 361 ◯11番(市川陽子君) 今、今後も、技術的な方の確保に対応していくという市長からの答弁でございました。やはり、横串の対応というものも大事なのかなと。大変なときには、横の連携を図り、しっかり協力体制を構築するべきだと思いますけれども、これは、先ほども市長の答弁がございましたので、市長に強く望みたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、毎年の決算において、全体的に言えると思いますけれども、不用額について、なかなか減少することがありません。後半においても、不用額を増加させないように、しっかりと取り組んでいただけるよう強く求めますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 362 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 363 ◯総務部長(石橋和記君) 各事業を実施する際には、予算を適正に執行するように、各部署において努めております。しかしながら、予算額より少額で、事業効果の上がったものや、入札等により発生した執行残額は、3月補正において、減額するなどの措置をするようにしております。議員から御指摘いただきましたので、改めて、再度徹底をしたいと考えております。 364 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 365 ◯11番(市川陽子君) わかりました。3月補正でやるということでありますけれども、やはり、このところで、予算編成にどうやって生かしていくかということが大事かと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、平成31年度当初予算編成(案)に取り組まれているところだと思いますけれども、山武市公明党としても、9月21日に、平成31年度当初予算編成に対する要望書、約121項目を市長へ提出させていただいたところです。  その中、第3回定例会で、第2次山武市総合計画の説明を受けて、また、今定例会で、全員協議会において、新たに総合計画原案の説明を伺いました。午前中にも質問がありましたが、この6つの施策で、重点分野が17、行政改革として11が提示されたところです。  市長が、人口減少、少子化、高齢化に向けて、8つの公約を掲げましたが、この総合計画との整合性をどのように取り組んで、反映していくのか、お聞かせください。 366 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 367 ◯総務部長(石橋和記君) 第2次山武市総合計画では、市長の宣言を反映した重点分野の設定を行っております。  具体的には、子育て支援については、多様な保育サービスの体制づくりに向けた幼保機能の充実。  教育、文化、スポーツの充実では、グローバル人材育成のための英語教育の推進を図る確かな学力の向上と生きた学力の推進。  産業・観光の振興では、国際環境認証、ブルーフラッグの取得により、安全安心な海水浴場として、利用者数の増加を目指す海岸を活用した観光推進など、それぞれ重点分野として、取り組んでまいります。  中でも、山武市の喫緊の課題である人口減少対策については、市長の全ての施策は、人口減少対策につなげるという考えのもと、全庁的に取り組んでまいりたいと考えております。 368 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 369 ◯11番(市川陽子君) 漏れないように、やはり、今、人口減少ということに対しては、誰もが非常に意識しているものだと思いますので、反映をしっかりやっていただきたいと思います。  次に、昨日の和田議員の質問にもありましたけれども、市長の公約に掲げた1つの成東駅北側の整備について説明がありましたけれども、再度、現在の進捗状況をお聞かせください。 370 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 371 ◯都市整備課長(川合秀和君) 成東駅北側の進捗状況でございますが、委託業務として、成東駅北側周辺地区調査あり方検討業務を、11月21日付で契約したところでございます。  業務の内容としましては、基礎調査として、地区の道路、用排水路断面調査、地盤地質調査、権利関係調査、あり方検討業務として、地区説明会支援業務になります。  また、地元説明会を、12月15日に市役所にて実施いたします。  説明内容に関しましては、今までの経過や約16ヘクタールの地権者に対して実施したアンケート結果について説明し、地域住民や地権者の皆様に意向を確認して、実現可能性を検討してまいります。 372 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 373 ◯11番(市川陽子君) わかりました。  それでは、昨日も、段階的に考えていくという答弁があったと思いますけれども、平成31年度の当初予算編成の中で、成東駅北側の計画に向けての考え方をお聞かせください。 374 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 375 ◯都市整備課長(川合秀和君) 市の方針として、地域住民や地権者の皆様に意向を確認して、実現可能性を検討してまいります。その中で、段階的な検証や市の協力としての施策案として、幹線道路の整備の検討をしていきます。  来年度の予算については、成東駅北側周辺地区調査あり方検討業務委託として、計上することとしております。  業務内容としては、設計業務として、都市計画道路の変更・廃止の検討及び手続、道路概略設計、地元説明会支援業務を予定しております。 376 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 377 ◯11番(市川陽子君) わかりました。今後、地元の方への説明をしていくということですけれども、本当に丁寧に対応していただくことを要望いたします。  では、次に、項目2の認知症対策について伺います。通告の項目2の2番、3番ですけれども、3番を先に質問させていただきます。  認知症については、全国及び本市においても、重要課題の1つと捉え、質問を行ってまいりました。認知症の高齢者の数は、2025年に約700万人、65歳以上の5人に1人の割合に達すると推計されております。  認知症になっても、尊厳を持って生きられる社会を実現していかなければなりません。医療や福祉だけでなく、まちづくり、教育、生活支援など、多岐にわたる施策を推進していくことが重要であると考えております。  3年前に国が認知症施策推進のための総合戦略(新オレンジプラン)を策定されたところです。本市も、同年3月から、認知症コーディネーターや認知症サポーター養成講座の開設をしていることを認識しております。  それでは、認知症初期集中支援チームが施行されたところですが、現在までの取り組み状況をお聞かせください。 378 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 379 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 認知症初期集中チームは、地域での生活が維持できるような支援を、早い段階で、包括的に提供することを目的とし、平成28年3月に設置いたしました。  このチームは、地域包括支援センターが入手した情報をもとに、認知症が疑われる方や認知症の方で、医療及び介護サービスを受けていない方を対象として、早期診断、早期対応に向けた支援を行っております。  設置後の支援件数は、平成28年度が3件、平成29年度が3件、平成30年度は、現在まで2件の支援件数がございます。 380 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 381 ◯11番(市川陽子君) それでは、次に、平成28年度の2月の介護保険の認定者で、2,603人中62%、1,610人が認知機能の低下が認められているとの答弁がありました。  現在は、増加傾向にあるのか、いかがでしょうか。 382 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 383 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 介護認定を受けている方のうち、認知機能の低下が認められる方の人数は、直近の平成30年9月末の認定者2,781人中、58%の1,624人で、人数については、微増ではございますが、増加傾向にございます。 384 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 385 ◯11番(市川陽子君) ということは、14人増加しているということだと思います。  認知症の専門医相談や治療等を実施する千葉県の指定を受けた浅井病院との連携を、どのように対応されているのかお聞かせください。 386 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 387 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 千葉県から指定を受けている浅井病院を、認知症疾患医療センターと申します。認知症に関する専門的な診断や治療、相談を行う機関となります。  山武郡市では、浅井病院を中心に、かかりつけ医療機関からの紹介を受け、認知症かどうかの鑑別診断や治療方針を決定した後、かかりつけ医療機関で、治療が継続できるよう、山武方式認知症専門外来の受診の流れができております。  また、浅井病院主催の認知症疾患医療連携協議会や、東千葉認知症の医療と介護のネットワークによる認知症事例検討会などを通して、連携を図っているところでございます。  日々、個々のケース対応の中でも、相談や協力をお願いすることも多く、認知症の方が安心して生活できるよう取り組んでおります。 388 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 389 ◯11番(市川陽子君) 山武市においては、そういう点では、連携をすごいしっかり図りながら、山武市の認知症にかかった方たちが、安心して取り組んでいけるというところを、やはり、もうちょっとアピールしてもいいのかなと少し思っていますので、よろしくお願いいたします。  次に、見守りネットワークについてお伺いします。  以前、山武市公明党の関連質問で、愛知県大府市の参考事例に、認知症高齢者が行方不明になったと想定して、各自治会の範囲で、地域団体、民生委員、福祉関係や施設、また、市民などが情報伝達、捜査活動、声かけ、通報等の訓練を行う徘徊捜査模擬訓練の提案をさせていただきました。  再度確認ですが、見守りネットワークについての現在の取り組みをお伺いします。 390 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 391 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 見守りネットワークの取り組みについては、現在、セブン-イレブンや郵便局などの民間事業者25社と契約を行い、業務中に、地域で暮らす高齢者をさりげなく見守っていただいているところでございます。  なお、民間事業者からの通報については、今年度はまだございませんが、昨年、平成29年度においては、2件ございました。 392 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 393 ◯11番(市川陽子君) 今年度はまだないということですけれども、徘徊等で、警察に連絡または保護されたことがある高齢者の対象は、どの程度把握しているかお願いいたします。 394 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 395 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 山武警察署に伺ったところ、山武警察署管内で保護された山武市の方は、平成29年は28人、平成30年は、現在までで16人でございます。  なお、今年の7月から、千葉県警は、認知症高齢者等の徘徊により、警察署で保護された際、本人や家族に同意を得られた場合には、市や地域包括支援センターへ、情報等を提供していただけるようになっております。
    396 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 397 ◯11番(市川陽子君) わかりました。平成29年は28人ということで、かなりいたということがわかりました。  そういうことが、即に入ってこないことが、こちらとしても、なかなか、わからない点では……。市としても、把握されているところといないところがあるということだと思います。質問の現在、徘徊の捜査訓練がなかなか実施できない環境だということも伺っております。  やはり、命を守るためにも、何かよい方法がないのかと、私も考えさせていただきました。そこで、見守りシールを提案したいと思います。見守りシールとは、徘徊または徘徊のおそれがある認知症高齢者等の持ち物、靴やつえ、帽子、シルバーカーなどに張る反射シールでございます。  認知症高齢者が徘徊し、発見された際に、QRコードを携帯電話等で読み込むと認知症の方への対応の仕方や警察署等の連絡先が表示されます。QRコードを読み込んでも、プライバシー保護の観点から、登録者個人の住所、氏名等は表示されません。申請時の情報は、個人情報の取り扱い同意に基づき、警察署と共有され、保護された方のスムーズな身元確認を行うことができます。  事例ですけれども、松戸市は、認知症などによって、行方不明となった高齢者の安全を確保し、家庭や介護する方の負担を軽減することを目的で、対象者1名につき、見守りシール50枚セット(耐洗ラベル40枚、蓄光シール10枚)を、無料で支給しております。  ぜひ、本市においても、見守りシールを導入してはいかがでしょうか。 398 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 399 ◯市長(松下浩明君) ただいま、徘徊捜査高齢者の見守りシールということで、御提案をいただきました。このことにおきましても、本当に大事なところでありまして、これは、ぜひ検討させていただきたいと思っております。 400 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 401 ◯11番(市川陽子君) 本当にそんなにお金はかからないと思いますので、そこも先進地等を捉えながら、ぜひ取り組んでいただければと思います。  近隣では、見守りシールの無料配布は、実際的には実施されておりません。市民1人の命を安心して見守るためにも、早急な取り組みを望みます。  項目の最後に、若年性認知症について伺います。  皆さんも御存じと思いますけれども、毎週金曜日のTBSのテレビ、夜10時から、「大恋愛」という番組で、ある日、突然にアルツハイマー型認知症を発症した女性医師が、だんだん自分の行動がわからなくなってしまうという症状で、また、寄り添う人によっても、変わるという場面など、とても胸が打たれる内容を見させていただきました。  では、この件についても、本市での若年性認知症に対する取り組みを何かやっているのかどうかお伺いします。 402 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 403 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 若年性認知症に対する取り組みでございますが、若年性にとらわれず、地域包括支援センターが相談を受けております。若年性認知症に限っての対策は行っておりません。総体的な認知症対策の中で、柔軟に対処していきたいと考えております。 404 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 405 ◯11番(市川陽子君) 地域包括支援センターのほうで対応してくださっているということで、今、答弁がありました。  次に、65歳未満の若年性認知症ということで、60歳未満の現役世代で発症した人は、全国に約4万人、都内では約4,000人に上ると推計されています。  発症年齢は平均51歳で、働き盛りの人が物忘れの症状で、業務に支障が出て、失職するケースも少なくないとも言われております。  家計の担い手が発症すれば、収入を得る手だてが断たれます。一家は経済的な苦境に立たされてしまう。これに治療費や介護費用が追い打ちをかけるため、しかも、若年性認知症は進行が速い。診断が遅れたり、サポート体制に手間どると、一層深刻になりかねないともあります。  わかりましたら、本市の若年性認知症の対象者数をお聞かせください。 406 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 407 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 若年性認知症の実人員は把握しておりませんが、64歳以下、介護保険の2号保険者のうち、介護認定を受け、認知機能の低下が認められる方は、33人いらっしゃいます。 408 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 409 ◯11番(市川陽子君) それでは、若年性認知症の患者やその家族の悩みに寄り添い、どう支えていくか、とりわけ就労の問題にどうするのかと、やはり、相談窓口の設置をしっかりと備えていくべきではないかと思います。  先ほど、地域包括支援センターで行っていると言っていましたけれども、その点、いかがでしょうか。 410 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 411 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 若年性認知症の場合、高齢者の認知症の方とは違い、御本人が就業しているため、御家族をどう支えていくかが大きな問題になっていると認識しております。  相談窓口といたしましては、千葉県が、若年性認知症専門相談窓口を設置しております。  また、市内各地域の地域包括支援センターにおいても、相談窓口を設置しており、相談内容によっては、生活就労相談室につなげる体制を整えているところです。 412 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 413 ◯11番(市川陽子君) 市のところでもやっているわけですけれども、その辺が、相談できる体制ができていますよということを、しっかり訴えていくべきではないかと思いますので、その周知をしっかりお願いしたいと思います。  そういう中で、若年性認知症コーディネーターの活動を支援する体制や、当事者同士が語り合うミーティングの普及等、必要に応じて行うべきと考えますが、今後、どのように対応していくのか、お考えをお聞かせください。 414 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 415 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 若年性認知症支援コーディネーターは、若年性認知症の方のニーズに合った関係機関やサービス担当者との調整役として、今年の4月に県が設置しております。  今後、地域包括支援センターだけでは、解決できない事例の場合は、若年性認知症支援コーディネーターに相談を行い、連携を図ってまいります。  また、市といたしましては、若年性認知症や高齢の方など、安心して気軽に集まれる場所として、認知症カフェなどのいわゆる居場所づくりの設置に尽力してまいりたいと思います。 416 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 417 ◯11番(市川陽子君) ありがとうございます。やはり、一番、お互いに自分の病状が同じで、心が理解し合えるという場をつくってあげるということも、気持ちが落ちつくところではないかと思います。そういう意味でも、この点についても、大変重要な点ではないかと思いますので、しっかり部のほうでも捉えながら、連携が図れるように、対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  やはり、従来のお世話型支援から寄り添い型支援へと転換を提唱していくことが、私はとても大事だと思いますので、一歩でも前進することを望みます。  では、項目3の健康増進について伺います。  厚生労働省の取り組みの推進についてですけれども、趣旨に、「団塊の世代」の全てが75歳以上となる2025(平成37)年に向け、日本再興戦略や健康医療戦略等を踏まえ、「国民の健康寿命が延伸する社会」を構築し、国民が健やかに生活し、老いることができる社会を目指して、予防・健康管理等に係る具体的な取り組みを推進すると、このようにありますけれども、山武市の健康増進計画に向けての現在の取り組み状況をお聞かせください。 418 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 419 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 市の健康増進についての取り組みといたしましては、誰もが生きがいを持って、健康で安心して暮らせるまちづくりを目指し、山武市第2次健康増進計画を推進してまいりました。  第2次健康増進計画では、がん、循環器疾患、糖尿病、心の健康づくりを重点施策として、生活習慣病予防や健診の啓発、保健事業の内容の充実等、関係機関との連携を深め、各施策に取り組んでおります。  なお、第2次健康増進計画は、今年度が最終年度となるため、平成31年度からの4年間を計画期間とした第3次の健康増進計画と、新たな自殺対策計画をあわせ、山武市健康づくり計画として、現在、計画策定を進めているところです。 420 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 421 ◯11番(市川陽子君) わかりました。  そういう中で、今、取り組みをお聞きしましたけれども、健康増進の推進に当たって、何か課題はありますでしょうか。 422 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 423 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 第2次健康増進計画における取り組み結果といたしましては、目標値、全36項目のうち、策定時に定めた目標値を達成したものが16項目、改善したものが10項目あり、合わせて74.3%が目標達成または改善傾向であることから、各スタッフが市民の望ましい生活習慣につながったと考えております。  しかしながら、がん検診の受診者数の低下、BMI25以上の肥満の方や糖尿病予備軍の方の増加などの問題があり、第3次計画においても、それらの対策の継続や強化を図る必要があると考えております。 424 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 425 ◯11番(市川陽子君) 担当課が本当に必死になって、がん検診を含めて、頑張っていることは、本当に敬意を表したいと思います。  そういう中で、今後、市民が健康づくりに楽しみながら挑戦できる健康マイレージ、市民の健康づくりを応援する制度です。例えば、健診の受診や献血、健康目標への取り組みなどを、ポイント化しているものです。  平成29年度紹介事例一覧の中にも、市町村における健康づくり事業では、3区、1市、1町、市町村における健康づくり事業、健康マイレージ、健康ポイント付与事業としては、市においては16カ所、町においては6カ所で取り組んでおります。  その中で、近隣では、東金市も平成26年4月から開始しております。  また、松戸市でも、まつど健康マイレージ、健康づくりの各種の健診や特定保健指導の受診をはじめ、健康に関連した事業、イベントへの参加、スポーツジムや健康に配慮した店舗の利用などで、マイルを取得し、規定マイルの取得達成により、抽選で特典が当たるということをやっております。  また、袖ケ浦市では、健康マイレージ事業として、平成28年6月から開始をし、特定健診や人間ドック、がん検診の受診や健康教育、健康イベントへの参加、6つの健康目標のうち、3つ以上達成した先着3,000名の方に、健康チャレンジ賞を差し上げている。その中にも、ゆりの里買い物券やクオカードなども対応しているとあります。  そういう中で、今後の第3次健康計画等があるようですけれども、そういう中に、健康マイレージを導入していってはいかがでしょうか。 426 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 427 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 健康づくりへの関心が低い方や具体的に行動していない方に対しては、健康づくりの行動に、ヘルスケアポイントを付与し、インセンティブを提供する取り組みが重要とされ、医療保険者の努力義務としても位置づけられているところです。  本市では、第3次健康増進計画策定に当たり、18歳以上の市民1,500人を対象に、健康づくりに関する調査を行っております。その中で、過去1年間に健診を受診しなかった方は24.5%、がん検診を1つも受けていない方は44.6%、運動習慣のない方は61.6%という結果が出ております。  このような方が楽しく、無理をせず、少しでも健康づくりに取り組めるよう、第3次健康増進計画期間中に、関係各課、関係団体と連携し、健康マイレージを実施していきたいと考えております。 428 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 429 ◯11番(市川陽子君) 一歩でも、二歩でも前進するようなお言葉をいただきました。ありがとうございます。やはり、なぜというところで解決していくためにも、検証しながら、こういう対策も大変大事なのかなと思っております。  先ほども伝えさせていただきましたけれども、先進地を参考にしながら、いつまでも住みなれた山武市で、市民の皆様が心身ともに元気で、生き生きと生活するためにも、支援する体制を、本当に早急に構築していく必要があると私は感じます。  そういう意味でも、今以上に頑張っていただき、私どもは強く望みながら、私の個人質問を終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。 430 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、市川陽子議員の個人質問を終わります。  以上で本日予定した一般質問は終了いたしました。  次の会議は、明日、12月5日、引き続き一般質問を行いますので、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。               午後 1時55分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...