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平成30年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日: 2018-09-13
平成30年第3回定例会(第4日目) 名簿 開催日: 2018-09-13

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  1. 山武市議会 2018-09-13
    平成30年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日: 2018-09-13


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(加藤忠勝君) おはようございます。ただいまの出席議員は20名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。               午前10時00分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第1 一般質問を行います。  公明党、市川陽子議員の個人質問を許します。  市川陽子議員、御登壇願います。  市川議員。 3 ◯11番(市川陽子君) 皆様、おはようございます。11番、公明党の市川陽子です。ただいま、議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問を行います。  はじめに、西日本豪雨北海道胆振東部地震で犠牲になられた方々に、御冥福をお祈り申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。  本年の記録的な豪雨に、猛暑ということで、気象庁は、7月の西日本豪雨災害を、30年に1度よりも、発生率が低いという意味で、異常気象と総括されたところです。  その中、本市でも、想定外の自然災害に、今後、防災対策の新たな見直しや人口減少の対策、そして、公共施設ファシリティマネジメントを最重要課題として、市民とともに、強化していく必要があると考えます。  さまざまな課題が山積しておりますが、数点にわたり質問及び提案しますので、市長及び各部局の明快な答弁を望みます。  はじめに、項目1の安心・安全なまちづくりの通学における安全対策について伺います。昨日の質問と重複する点があると思いますが、よろしくお願いいたします。  大阪北部を震源とする地震により、女児がブロック塀の下敷きになり、犠牲になった痛ましい事故が起こりました。  文部科学省がまとめた調査結果によれば、国公私立の幼稚園や小中高など、全国5万1,082校を対象に、ブロック塀の緊急点検で、敷地内にブロック塀がある学校のうち、3分の2に当たる1万2,652校で、安全性に問題がある塀を確認し、その中、1万140校、約80%は、撤去や周辺のカラーコーンなどで、塀に近づかないよう、応急の安全対策をとったのが2,512校、20%は実施していないことが、新聞報道にありました。  千葉県では、612校が安全性に問題のある塀を確認したとあります。昨日の質疑にもありましたが、確認で、本市は一級建築士により、23カ所で、17カ所が基準に満たないということでよろしいのでしょうか。 4 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 5 ◯教育部長小川宏治君) 本市の小中学校における安全性に問題のあるブロック塀の数でございますが、議員おっしゃるとおり、23カ所中の17カ所でございました。
    6 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 7 ◯11番(市川陽子君) では、安全性に問題がある17カ所のブロック塀等の工事着手までの間、安全確保をどのように対応していくのかお伺いします。 8 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 9 ◯教育部長小川宏治君) 御質問いただきました工事着手までの間の安全確保でございますが、市民の方々にも影響があると思われる道路等に面した箇所や、学校敷地内で児童や生徒が通る箇所につきましては、注意喚起の張り紙を張ったり、先生方にも指導のほうをお願いしているところでございます。 10 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 11 ◯11番(市川陽子君) やはり、現在は注意喚起といっても、安全とは言えないと思います。学校敷地内では、児童生徒が利用しております。早急な安全確保を要望しますが、再度伺います。 12 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 13 ◯教育部長小川宏治君) 昨日の答弁でもお答えさせていただきましたとおり、現在、撤去や改修のための見積もりを依頼しているところでございます。その見積もりが出次第、早急に対応していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 14 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 15 ◯11番(市川陽子君) わかりました。  では、次に、学校施設におけるブロック塀について、県教育委員会では、県立学校に調査を依頼した結果、山武市の県立成東高校も、現行法に不適合な塀として、発表されたところです。  悲劇を繰り返さないためにも、多くの自治体では、幼稚園や高校の緊急点検も進めているが、その点の状況をお聞きします。 16 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 17 ◯教育部長小川宏治君) 市内の高校につきましては、私どものほうから確認させていただきましたので、幼稚園、こども園につきましても、あわせてお答えさせていただきます。  まず、幼稚園、こども園でございますが、現在、子どもを預かっている施設の幼稚園2園、こども園5園におきましては、ブロック塀はございませんでした。  しかし、休園中の蓮沼幼稚園ブロック塀がありましたので、職員が目視による現地調査を行い、基準内であることは確認しました。現在は、一級建築士による調査を委託して、調査をしているところでございます。  次に、高校でございますが、成東高校と松尾高校2校につきまして、千葉県教育庁企画管理部教育施設課に問い合わせをしましたところ、成東高校につきましては、ブロック塀が3カ所あり、その3カ所全てに控え壁がなかったり、控え壁の間隔が基準より広かったりという状況でありまして、今後は撤去、改修を予定しているということでございました。  なお、松尾高校につきましては、ブロック塀がないという回答でございました。  以上です。 18 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 19 ◯11番(市川陽子君) 状況がよくわかりました。そういう中で、山武市内に設置されている高校でもあります。市民にも周知していただけるよう要望いたします。  それでは、各通学路の安全点検調査は、9月に再度合同点検を行うとありましたが、『学校防災マニュアル』に基づき、改めて確認すべきと考えますが、その点はいかがでしょうか。 20 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 21 ◯教育部長小川宏治君) 各校で作成してございます、学校の防災マニュアルにつきましては、通学路での安全確保に関する項目のない学校もございます。現在行われております通学路の安全点検につきましては、平成26年度に策定した山武市通学路交通安全プログラムをもとに、毎年5月に市内小中学校で通学路における危険箇所の調査を実施しております。  また、市内小中学校11校が、防災マニュアルに従って、学校独自に通学路の安全点検を行っております。  学校防災マニュアルに、通学路での安全確保及び安全点検に関する項目のない学校、または、マニュアルの作成中の学校につきましては、マニュアルを早急に作成するように指導していきます。  今後は、全ての学校において、交通安全の視点だけでなく、自然災害の視点も考慮したマニュアルになるよう、各校が見直しを図り、それぞれの学校が置かれている環境に合ったものになるよう指導してまいります。  以上でございます。 22 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 23 ◯11番(市川陽子君) ありがとうございます。実際的に作成していない学校もあるという中で、このたび、この見直しをかけていく、また、マニュアルの中にブロック塀等も、盛り込んでいくということだと思いますけれども、この作成に当たって、いつごろまでに対応して、できるというところに対して考えているかをお聞かせください。 24 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 25 ◯教育部長小川宏治君) 学校防災マニュアルの整備につきましては、本年度中に整備が完了するように指導してまいりたいと考えております。 26 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 27 ◯11番(市川陽子君) わかりました。地域の状況にもよると思いますけれども、児童生徒にとって必要な点は、今までやってきたマニュアル等を共有し合うことも、とても大事かなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、市の生垣設置助成制度の活用について伺います。  昨日の質疑では、生垣設置助成制度をまだ活用していないとお聞きしましたので、この制度が、ブロック塀の倒壊による災害発生を防止するために、助成10万円を設けており、これは、あくまでも既設のブロック塀を撤去し、生垣につくりかえるほうに適用されるとなっていますが、この制度に、私は、上乗せして盛り込んで、活用してはという思いで考えていたのですが、再度その点についてお伺いいたします。 28 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 29 ◯都市整備課長(川合秀和君) 生垣設置助成制度につきましては、景観形成を推進する一面もございますので、ブロック塀などの撤去及び処分の経費に対する助成事業を創設し、危険ブロック塀撤去の推進が図れればと、現在検討しております。 30 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 31 ◯11番(市川陽子君) わかりました。要は、そのものにだけで、昨日も話があったと思いますけれども、生垣設置助成制度とは別に、塀の撤去に特化した助成制度を検討しているという答弁がございました。  野田市では、ブロック塀等の安全性、耐震診断費の助成を始めたところでございます。しっかりと助成制度を実施していただき、危険ブロック塀撤去を推進することにより、安心・安全な街を目指してほしいと思います。  また、事業実施に当たっては、再度、法律で定められた点検ポイントを所有者に理解してもらい、多くの皆様に活用されるよう、啓発に努めていただきたいと強く望みますが、市長に、ここで、通学路における安全対策について、総括の見解をお聞きしたいと思います。 32 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 33 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。市川陽子議員の御質問にお答えを申し上げます。  山武市においては、これまでも、通学路における安全管理や児童生徒安全教育を、関係部局が各小中学校で進めてきたところですが、さらなる安全確保強化の徹底をしていく必要があると考えております。  ブロック塀については、大阪での事故発生後、直ちに学校施設や通学路のブロック塀の点検を行ったところでございますが、引き続き、児童生徒安全確保の徹底に努めていきたいと考えております。  各小中学校で作成しています学校防災マニュアルに関しましては、各学校の実情に応じたマニュアルを至急作成していただきたいと考えます。  また、交付金を活用した新たなブロック塀等の撤去に関する補助制度に関しましては、担当課で検討をしております。  危険ブロック塀等撤去事業として、推進していきたいと考えております。  通学路におきましては、児童生徒の安全が確保され、保護者が安心して、子どもたちを送り出せるものでなければなりません。これからも、通学路における安全対策は、安心・安全なまちづくりの重要な課題の1つとして、対応に当たっていきたいと考えております。  以上です。 34 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 35 ◯11番(市川陽子君) 市長、ありがとうございました。  やはり、壊すにしても、お金がかかってしまうという現状がありますので、生垣設置助成制度は、また別物であるということで、新たな危険ブロック塀等の撤去事業ということで、対応していくという方向性の答弁がございました。  民間ブロック塀については、設置されてから、長期間が経過しているものも少なくないかもしれません。もし不適合や劣化が進んでいれば、災害時のけがの原因や、最悪の場合には、人命を奪う凶器化する場合があります。また、避難や救助活動の妨げにもなりかねません。その危険性を伝えるのは自治体の責務であると、私は思います。ぜひよろしくお願いいたします。  では、2点目に入ります。各運動公園及び公園の遊具について。各遊具の設置状況は、どのようになっているかお伺いします。 36 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 37 ◯都市整備課長(川合秀和君) 昨年度、公園の健全度調査の結果について、都市整備課で説明させていただきます。  都市整備課で所管している公園についてでございますが、都市公園では、下町きせつの公園に設置している2基、その他、条例公園等に設置しているものが124基になります。  また、都市整備課以外では、教育委員会の所管の都市公園となりますが、さんぶの森公園に設置している18基、成東総合運動公園に設置している14基になります。  健全度調査に関しては、今後進展する老朽化における安全対策の強化を図る上で、公園施設長寿命化計画を今年度策定し、平成32年度以降に計画的な保全を行っていきます。そのため、昨年度に公園施設における調査を実施いたしました。  健全度調査については、それぞれAランクからDランクまでの4つのランクに分類し、保全を図るものとなりますが、Aランクが健全なもので、Dランクについては、顕著な劣化により、緊急な補修や更新が必要なものとなります。 38 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 39 ◯11番(市川陽子君) わかりました。ランクづけをしているということだと思います。  成東総合運動公園の遊具については、以前から、地域より要望があり、質問にも取り上げさせていただきました。  はじめに、成東総合運動公園の活用として、2年前から現在までの利用者数を伺います。 40 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 41 ◯教育部長小川宏治君) 成東総合運動公園の利用状況についてお答えいたします。  陸上競技場サッカー場、野球場、テニスコート等施設利用者の合計は、平成28年度、3万3,714人、平成29年度、3万1,191人、平成30年度は8月末までの5カ月間で、1万6,672人でございました。 42 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 43 ◯11番(市川陽子君) 横並びぐらいの形かなと思います。利用者数が、極端に減っているわけではないということが酌み取られます。  また、木造のジャンボすべり台は、以前、老朽化のために、撤去された経緯があります。  先月、健全度調査をしている話を伺いましたので、私、現場の遊具を確認してきました。「遊具劣化により、危険なため、使用を禁止します」とロープで囲まれていましたが、その健全度調査の結果状況についてお聞かせください。 44 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 45 ◯教育部長小川宏治君) 成東総合運動公園の遊具の健全度調査の結果につきましては、軽微な異常があり、経過観察が必要となるBランクが、駐車場内のバスケットゴール1基。異常があり、修繕または対策が必要なCランクが、多目的広場、遊びの広場エリアの健康遊具5基、すべり台、キノコハウス。緊急修繕または更新の検討が必要となるDランクが、健康遊具2基、スプリング遊具4基という判定結果でございました。 46 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 47 ◯11番(市川陽子君) わかりました。それぞれに健全なもの、Aランクは、今のところ、なかなか厳しいのかなと。  そういう中で、確認ですけれども、遊具劣化があり、危険とあるものは、平成13年から平成15年に設置されたと認識しておりますけれども、今回に至るまで、早15年から17年経っているわけですが、定期点検等を実施されてきたのかどうか、その辺お願いします。 48 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 49 ◯教育部長小川宏治君) 成東総合運動公園の遊具の点検の実施状況につきまして、お答えします。  健全度調査の結果により、使用を中止するまでは、シルバー人材センターに委託している公園の日常管理業務の中で、目視による点検を行っておりましたが、専門技術者による点検は、実施していない状況でございました。 50 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 51 ◯11番(市川陽子君) 私もちょっと気になったので、聞かせていただいたんですけれども、やはり、小さいお子さんたちも使用する場でもあります。やはり、人材センターのところでチェックされた内容を、まとめているのかどうかということも、その辺も気になる点でございますけれども、やはり、危機管理の強化をしっかりやっていただきたいと強く望みますので、よろしくお願いいたします。  そこで、成東総合運動公園には、近隣の子どもたちだけでなく、市内外のお子さんがたくさん来られて、来園してくださっております。先ほど、平成32年度以降に、計画的な保全を考えるとありましたが、ロープを張ったまま2年間では、何か問題が起きないかが、危惧されます。  そこで、遊具の設置見直しを早急に対応すべきと思いますが、これは、どうしても予算がかかわるわけですけれども、市長にお伺いしたいと思います。 52 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 53 ◯市長(松下浩明君) 今、御質問をいただき、お答えをさせていただきましたが、健全度調査の結果、劣化の著しいものが、数多く確認をされていたことを受けまして、事故防止のため、現在、遊具の使用を中止させていただいております。  これは、御質問を受けて、私も、写真で、ロープでくくってあるところを見せていただきました。しかし、使えないように、しっかりと使っていけないということを、もう少しあらわせないといけないなというような思いがありました。ですので、来園者の皆様方には、そういった面で、大変御不便をおかけをしております。  議員のおっしゃるとおり、成東総合運動公園には、市内外から大勢の皆さんが来園されております。来園者が劣化した遊具を誤って使用した事故が発生することがないよう、安全対策を実施した上、できるだけ早い時期に遊具の更新整備を進めてまいりたいと思います。御質問ありがとうございます。 54 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 55 ◯11番(市川陽子君) 市長がごらんになっていただけたということは、私も安心しました。やはり、現場に行かないと、そういうところも、なかなかわかりにくいところで、見た目だけでは、遠くから見ただけではわからないということが、現実だと思いますので、ありがとうございます。  ぜひ、この機会に、まだあるんですけれども、健康遊具の使用説明もついてないんです。また15年以上経っており、公園等の案内を示す看板等も、もう字が薄くなって、何が何だかわからないような現状です。どこに遊具が設置されているのかも、なかなかわかりにくいという声もあります。市内外の方々が、来園して、本当によかったと思っていただけるように、よろしくお願いしたいと思います。  次に、項目2の教育施策の子ども議会についてお聞きします。  本市では、平成27年度に山武北小学校児童と市長の意見交換、平成28年度には成東東中学校と市長の意見交流会として、形は違いますが、開催してきた経緯があります。  そこで、参加されていた教育長の見解をお伺いします。 56 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 57 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 子どもたちにとりまして、より効果的な内容にするにはという視点から、これまで議会形式ではなく、市長との意見交換会という形で行ってまいりました。子どもたちの考えを聞いたり、子どもたちが市の考えを知ったりというような双方向での交流ができてきたと思っております。代表者だけの意見ではなく、幅広く多くの児童生徒の意見を聞き、意見交換を深めることができたと思っています。  小中学生の大変前向きな姿や市の将来を考える気持ちに関心をさせられたとともに、市政を身近に感じ、地域社会に積極的に参加しようとする気持ちを持ってくれたといったことは、大変大きな成果であったと思っているところでございます。 58 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 59 ◯11番(市川陽子君) ありがとうございます。私も現場に行って、子どもたちの話を聞いて、緊張しながらも、市長の顔をしっかり見つめて、自分たちの意見を伝えていたなということが、私も印象的に残っております。
     そういう中で、現在の小中学生の各学校現場における現在の取り組みについてお聞かせください。 60 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 61 ◯教育部長小川宏治君) 現在の学校の授業での取り組みについての御回答をさせていただきたいと思います。  まず、小学校3年生では、自分たちの居住している市について学習をし、山武市は独自の副読本を作成し、山武市の様子について、学習をしております。  4年生では、千葉県の様子について学習し、5年生では、日本国内の産業について学習します。  6年生では、国の政治の仕組みを学習し、国会議員が国民の代表として、政治を行うことを学んでおります。  中学3年生では、社会科の公民的分野の学習で、民主主義、民主政治について、学習をします。  また、子どもたちは、生徒会活動等を通して、自らの意見を出し、よりよい学校生活が過ごせるよう話し合うなど、自治的な活動について、実践をしております。  以上でございます。 62 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 63 ◯11番(市川陽子君) ありがとうございます。小学校高学年とか、また中学校に対しても、それぞれの中で学んでいることを、今、理解しました。そういう中で、開催については、いろいろな形があってもよいと私は思います。  市の児童生徒が、もう一歩深め、新たな取り組みとして、山武市の議会の仕組みを、議場にて実感し、自分たちの地域の問題を提案し、まちづくりに参加した喜びを、小さいときから感じていただきたいと思っております。  千葉県38市での子ども議会開催状況調査結果では、現在、31市で開催されているところです。開催対象者は、中学生が12市で多く、次に、小中学生、9市で、各年のところもあります。  そして、実施期間は、夏休み期間中で11市、10月から11月ごろが13市と最も多いです。  また、近隣の九十九里町では、小学生が、中学生がやっているところを見学して、対応するという形になっております。  横芝光町は、小中学生で取り組んでいると聞いております。  富里市では、議場において開催し、地方自治、地方行政の仕組みについて学んでもらい、政治に関心を高めてもらうとともに、自分たちの住む地域に目を向けることで、郷土愛を育成することを狙いとするとあります。  将来を担う本市の宝です。ぜひ中学生議会の開催の導入を望みますが、市長の見解をお伺いします。 64 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 65 ◯市長(松下浩明君) ただいまは、県内の事例等のこともお話をいただきました。子どもたちが、自治体等の議会を体験する取り組みは、県議会でも行っておりますが、幾つかの市町で行われています。この取り組みは、自治への関心を高め、民主主義を学ぶ機会となっております。  しかし、体験に重きを置かれ、形式的に展開されることも多く、これまで山武市は、意見交換会の形をとってきているとお聞きしております。  これまでの意見交換会に参加した子どもたちの感想から、前の椎名市長さんが、自分たちの未熟な考えを否定せず、受けとめた上で、真剣に答えてくれた姿から、市民一人一人のことを本気に考えているという感想や、また、今まで山武市のことを考える機会がなかったが、この意見交換会をきっかけに、山武市のことを考えていきたいと思うようになったなど、これらの参加者の感想から、自分たち自らが山武市の一員としてかかわってくることを自覚し、自分たちに何ができるか考えていく機会になっていると考えております。  未来を担う山武市の子どもたちが、夢を育み、地域や日本、世界について考え、よりよい方向に行動できるようにするには、周りの大人が深くかかわっていくことが重要であります。かかわり方の方法や形態には、さまざまなスタイルがあるものと考えております。  開催の形としては、意見交換会がよいのか、議会形式がよいのか、教育委員会と効果的な方法を協議しながら、考えてまいりたいと思います。御質問ありがとうございました。 66 ◯議長(加藤忠勝君) 市川議員。 67 ◯11番(市川陽子君) ありがとうございます。県議会のほうでも開催していることは、市長が一番御存じだと思いますけれども、そういう中で、また捉えていただきたいと思います。  では、ここで、先進地の先ほどの富里市での平成29年度の1月に開催された、中学生の議員として参加した声を読ませていただきたいと思います。  政治のことについては、余り興味がなく、自分の住んでいる富里の政治のことさえ、よくわかっていませんでした。しかし、子ども議会に参加し、ふだんできない貴重な体験をすることができました。本物と同じように、市長さん方が、中学生の質問に、一つ一つ真剣に答えてくださり、本当に自分も議員になったようでした。また、政治への興味を持ちました。4年後、選挙権を持ったとき、今回の経験を生かして、政治に参加したいと思います。  あと、もう1点ですけれども、子ども議会では、自分の回答やほかの質問者のいろいろな内容の回答が聞けて、自分も気になる質問がたくさんあったので、とても有意義な時間を過ごすことができました。  また、議会を体験することは、めったにない貴重な経験で、議会の流れやどのようなことをするのかを知ることができました。とても勉強になりました。  こういう声でありました。山武市においての意見交換にしても、子どもたちが同じように感じている点もあると思います。この点については、参考にしていただければと思います。  山武市の教育理念には、「学びの感動と、人を思いやる心を育み、未来をたくましく切り拓く自立した人づくり」と掲げておりますので、今後の開催を強く御期待を申し上げまして、これで、私の一般質問を終わります。 68 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、市川陽子議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、本山英子議員の個人質問を許します。  本山英子議員、御登壇願います。  本山議員。 69 ◯14番(本山英子君) 公明党、本山英子です。議長の許可をいただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  本年は豪雪に始まり、地震、そして、豪雨、夏の猛暑、9月6日には、北海道にて、地震が起きました。お亡くなりになられた方の御冥福を心よりお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。一日も早く、元の生活を取り戻せますよう、心より願うものでございます。  それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。  職員の採用について。はじめに、1点、確認を含め、質問をさせていただきます。  平成28年第4回定例会において、職員定数条例については、人材育成基本方針の中の組織の中で、スリム化を行うということで、将来の350人体制の実現に向けてとあり、これについて、整合性がないのではとお聞きしました。  それについて、総務部長の答弁で、条例定数は職員の任用数の上限を規定するものです。合併後、職員数の削減に取り組んできた本市においては、条例定数と実際の職員数では、大きく乖離していますので、現状に合わせて、条例改正を行いたいと考えますとのことでしたが、どう改正されたかをお聞かせください。 70 ◯議長(加藤忠勝君) 総務課長。 71 ◯総務課長(荒木康之君) 職員定数条例の改正についてお答えさせていただきます。  平成29年第1回定例会で議決をいただきましたが、その内容といたしましては、市長の事務部局の職員431人を380人に、公営企業の職員9人を7人に、教育委員会の事務部局135人を84人に、選挙管理委員会の事務部局5人を3人に、監査委員事務局4人を3人に、農業委員会の事務部局7人を5人に改めております。 72 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 73 ◯14番(本山英子君) わかりました。ありがとうございます。  また、次に、今年3月に示されました山武市職員適正化計画の改定には、山武市の職員数は、類似団体と比較し、ほぼ平均の値とのことですが、部門別では、類似団体平均と比較をすると、土木、マイナス12、商工、マイナス8、農林水産、マイナス4、衛生、マイナス1と、職員数が平均より少なく、多いほうは、総務、プラス15、民生、プラス11、税務、プラス6の順となっています。  土木、商工、農林水産については、他団体との事業に差があると容易に考えられますが、類似団体との比較の中で、総務の15人多い理由をお聞かせください。 74 ◯議長(加藤忠勝君) 総務課長。 75 ◯総務課長(荒木康之君) 総務部門の多い理由についてお答えさせていただきます。  主な要因といたしまして、本市には3カ所出張所があり、その職員は、総務部門に分類されることになります。このことから、類似団体平均値と比べ、単純値で、総務部門が多くなっていると思われます。 76 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 77 ◯14番(本山英子君) そういう面では、今後も出張所は必要であると思いますので、よくわかりました。  また、3点目に採用人数の推移についてをお聞かせください。 78 ◯議長(加藤忠勝君) 総務課長。 79 ◯総務課長(荒木康之君) 職員の採用状況についてお答えさせていただきます。  これまで、集中改革プランや職員定員適正化計画に基づき、計画的な職員の削減に取り組んでまいりましたが、組織力の低下を招かないため、年齢構成にひずみが生じないよう、計画的な職員採用も行っております。  平成28年4月採用職員は17人で、一般職が11人、専門職が6人、内訳としましては、保育士4人、保健師1人、土木職初級が1人です。  平成28年には、欠員補充として、6月1日付で一般行政職1名を採用しております。  同じく平成29年には20人採用で、一般職が16人、うち障害者枠で1名、専門職が4人、内訳といたしましては、保育士が2人、保健師が1人、土木職初級が1人です。  続いて、平成30年は20人採用で、一般職が15人、専門職が5人、内訳といたしましては、社会福祉士が1人、保育士が3人、学芸員が1人でございます。  このほかに、任期付職員は、平成28年4月採用が3人、内訳としましては、保育士が2人、看護師が1人。  平成29年は3人、内訳としまして、保育士が2人、看護師が1人。  平成30年は4人、特定任期付職員が2人、一般任期付職員が1人、看護師が1人となっております。 80 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 81 ◯14番(本山英子君) わかりました。  また、任期付職員の業務についてお聞かせください。 82 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 83 ◯総務部長(石橋和記君) 任期付職員につきましては、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律に基づきまして、職員の任期を定めた採用及び職員の給与等の必要な事項を条例により定めまして、職員採用を行っております。  まず、特定任期付職員ですが、現在、本市では、子育て支援課と市民課に主幹職で1名ずつ、合計2名の特定任期付職員を配置をしております。  はじめに、子育て支援課でございますが、教員の経験者を採用しております。主な職務内容といたしましては、こども園、幼稚園の運営、施設整備、カリキュラムの改善、園職員の研修及び児童虐待対応等への助言・指導を行っております。  この目的は、こども園及び幼稚園の機能強化を図るため、教育委員会との連携、教育カリキュラム及び教育現場に精通し、知識と経験、識見を有する人材を登用しております。  次に、市民課でございますが、現職の警察官を採用しております。主な職務内容といたしましては、防犯対策や交通安全対策への指導をはじめ、行政対象暴力、不当要求等に対する助言、指導を行っております。身分は、千葉県警察の再任用職員で、警察官の身分を保有したまま、本市の職員に編入をしております。  暮らしやすい安全なまちづくりを推進するため、高度の専門的な知識、経験、すぐれた識見を有する人材を登用しております。  最後に、特定任期付職員ではございませんが、消防防災課に、主幹職で、国の地域防災マネジャーの資格を有する退職自衛官を、任期付職員として、1名採用しております。主な職務内容といたしましては、防災・危機管理対策、災害発生時の他の防災関係機関との連携、災害の実相に即した業務継続計画の策定、自主防災組織の充実等、防災行政を推進し、地域防災力の向上を図っております。  近年頻発する災害や危機事象への対応力を強化するため、防災・危機管理等に精通した識見と専門的な知識、経験を有する人材を登用しております。  そのほか、保育士や看護師の任期付職員も採用いたしております。  以上でございます。 84 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 85 ◯14番(本山英子君) 警察官の保有のままということで、来ていただいている市民課の方、また警察のOBの方等もいらっしゃると聞いております。  今回は、防災マネジャーという資格を有している方にも来ていただきまして、大変にありがたいと思います。今回の議会においても、質問で登壇される議員の皆様が、災害のことを語らずに、次に進めないというぐらいの本当に近年、一体どうなっているんだろう、また、これからどうなるんだろうという中で、3.11も、山武市は経験をしたわけであります。  これからのそういう中では、待ちに待った人材の方が、いよいよ山武市においでいただいたという思いで、防災マネジャー、防災行政を担っていただける、本当にすばらしい方に来ていただいたなという思いで、いっぱいであります。  今、さまざまな業務をこなしていただいているようでありますけれども、本当にこれからも山武市の防災行政、また、さまざまな面で、市民から見ても、防災に関する危機管理等々、山武市の中身が随分充実されたなというふうに評価を受けていただけるように……。御本人には、大変力のある方だと思いますので、それを、また市長をはじめといたしまして、皆様が、どのようにこの方の活躍の場をつくっていただけるのかということを、ぜひ、今後に期待をしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  合併後の職員定員適正化計画の策定年度の経緯と、今後の計画年度についてお聞かせください。 86 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 87 ◯総務部長(石橋和記君) 山武市では、平成18年に、山武市集中改革プランを策定し、その目標達成に向けて、平成20年度から平成22年度までの3カ年を計画期間とする職員定員適正化計画を策定いたしました。  その後、平成23年度から平成27年度を計画期間とする第2次職員適正化計画を策定し、総合計画と計画期間を合わせるため、改定を行っております。  今後の計画策定につきましては、本市を取り巻く環境は、少子高齢化による人口減少社会の到来、また、学校再編、国の制度改革による事業等、新たな行政需要への対応が見込まれています。これらに対応していくためには、事務事業の見直しを行うとともに、効率的な行政組織や適正な定員管理が求められております。  このようなことから、次期総合計画の計画期間に合わせまして、第3次職員定員適正化計画を策定をする予定でおります。次期総合計画と連動させることで、より一層効果的な職員定数の適正化を推進していきたいと考えております。 88 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 89 ◯14番(本山英子君) すみません、先ほど、澄ました顔で、最後のと言って、もう一個ありました。失礼しました。削除をよろしくお願いいたします。  ここで、山武市の今後の総人口等々、総務省が出している資料がありますので、少し読ませていただきます。  山武市の2015年の総人口は、総務省統計局が2016年10月26日に公表した国勢調査結果によると、5万2,222人、5年前と比べると、マイナス6.9%の減少、また、国立社会保障・人口問題研究所が2010年までの国勢調査に基づき予測した2015年の人口よりも、806人少なく、予測より、わずかにテンポが速くなっている。  国立社会保障・人口問題研究所の最も新しい将来推計人口によりますと、今後、2015年から2045年までには、さらに46.3%減少し、約2万8,100人となる見込み。このとき、2045年の平均年齢は、2015年の49.8歳から10.1歳上昇し、59.9歳となるということです。  なお、平成20年から平成24年の人口動態保健所・市区町村別統計、これは厚生労働省ですが、これによりますと、山武市の2008年から2012年における赤ちゃんの出生数は、年平均で312人、全国の1,741市区町村中、1,400番目、同期間の1人の女性が生涯に産む平均子ども数を推計した合計、俗に特殊出生率と申しますが、これは1.20で、1,630番目とありました。実に、本当にこのような時代が来ると認めたくないような国の推計であります。  ここで、市長にお聞きしたいと思います。将来的な人口規模と生産人口の激減する時代を見据えての今後の職員定員適正化計画となると思いますが、4年ごとの計画年度のほかに、市民が安心して暮らせる山武市を支える職員定員適正化計画の長期的な視野も入れてはと考えますが、今後のあり方のお考えをお聞かせください。 90 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 91 ◯市長(松下浩明君) 本山議員から御質問をいただきました。ただいまの将来推計人口につきましては、本当に身につまされる思いがあります。しっかりと対応していかなければいけないと考えております。  ただいま、長期的な視野というような御意見をいただきましたが、地方公務員法の改正によりまして、平成32年4月から、会計年度任用職員制度が導入をされます。その詳細や動向を注視しながら、長期的な職員定員の適正化を検討してまいりたいと考えております。
     いろいろ御提言と御質問をありがとうございます。 92 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 93 ◯14番(本山英子君) よろしくお願いいたします。 94 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時5分とします。              (休憩 午前10時49分)              (再開 午前11時02分) 95 ◯議長(加藤忠勝君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。  本山議員。 96 ◯14番(本山英子君) 2003年より、事務所、官公庁施設、飲食店等、多数の人が利用する施設を管理する者は、受動喫煙を防止するために、必要な措置を講ずるよう努めなければならないとする健康増進法が施行されています。さらに、このたび、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が、本年7月18日、可決、成立いたしました。  今回の改正点についてお聞かせください。 97 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 98 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 健康増進法の一部を改正する法律の主な改正内容でございます。  まず、国及び地方公共団体の責務等として、国及び地方公共団体は、望まない受動喫煙が生じないよう、受動喫煙を防止するための措置を、総合的かつ効果的に推進するよう努めること、また相互に連携を図りながら協力するよう努めることになりました。  続いて、多数の者が利用する施設等における喫煙の禁止等として、学校、病院、児童福祉施設等、行政機関は、原則、敷地内禁煙、それ以外の多数の者が利用する施設等は、原則、屋内禁煙となりました。  なお、施行期日でございますが、学校、病院、児童福祉施設等、行政機関の敷地内禁煙については、公布の日から起算して1年6月を超えない範囲内において、政令で定める日、平成31年夏ごろが予定となっているところでございます。 99 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 100 ◯14番(本山英子君) ありがとうございました。  ここで、皆様よく御承知だと思いますけれども、受動喫煙というものの説明文がありますので、少し読ませていただきたいと思います。  受動喫煙というのは、自分の意思にかかわらず、他人が吸うたばこの煙を吸わされてしまうこと。たばこというと、刺激臭を嫌う人が多いのですが、においよりも、健康への影響が大きいのは、煙に含まれるさまざまな有害物質です。実は、たばこの煙には、200種類もの有害物質、うち約70種類は発がん性物質が含まれています。  特にたばこで問題になるのは、喫煙者が吸い込む主流煙よりも、たばこの先から立ち上り、ほかの人も吸い込む副流煙です。というのも、副流煙には、主流煙よりも、ずっと多くの有害物質が含まれているからです。例えば、たばこの三大有害物質を比較すると、主流煙を1とした場合、副流煙には、ニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も多く見られます。これは、厚生労働省からの『喫煙と健康』というものの中に書かれているものであります。  ニコチンは神経毒性を持つ物質で、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があります。また、依存症があるため、たばこを吸わないと、いらいらし、なかなかたばこをやめられない原因にもなります。タールは、たばこの成分が、熱で分解されてできる粘着性の物質で、ベンゼンなど、多くの発がん性物質が含まれています。  そして、一酸化炭素は、たばこが不完全燃焼するときに発生する物質で、血液中では、酸素よりも先に、ヘモグロビンと結合します。そのため、体が酸素不足状態になり、活動量が低下し、疲れやすくなります。血液中のコレステロールを酸化させ、動脈硬化を促進する作用もありますということです。  副流煙は、さまざまな有害物質を多く含むために、その影響は肺がんだけでなく、ぜんそくなどの呼吸器障害、心筋梗塞などにまで及ぶことがわかってきているということであります。さまざまなたくさんのことが書かれているわけであります。  このたび、ただいま、部長からも改正点がありましたように、国は2020年東京オリンピック・パラリンピックには、全面施行の中で、特に行政機関におきましては、2019年、来年、平成31年のラグビーワールドカップの行われる夏ごろまでに、敷地内全面禁煙を進めていくと、考えています。  市としては、以前、公明党の質問に対しまして、庁舎内全面禁煙と外への分煙施設を整備することを決め、今年度、予算をとり、施行に向けて、取り組もうとしたところです。しかしながら、このたび、健康増進法の一部を改正する法律が可決したことにより、敷地内全面禁煙への法律にシフトされました。  行政機関という場所は、老若男女、妊婦の方、赤ちゃんと、さまざまな方が来庁いたします。これを契機に、一気に敷地内全面禁煙を、来年まで待たずに施行していくべきではないでしょうか。今後の取り組みについてお聞きいたします。 101 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 102 ◯総務部長(石橋和記君) 議員御指摘のとおり、平成30年度に、屋外に喫煙所を設けるための設計の業務委託料、設置工事費を、予算に計上させていただいております。  しかしながら、健康増進法の改正内容について、詳細については、まだ国の動向等が不透明であることから、屋外の喫煙所設置については至っていないということが、現状でございます。  行政機関は、原則、敷地内禁煙とするという規制内容となっておりますが、屋外で受動喫煙を防止するために、必要な措置がとられた場合、特定の屋外喫煙場所は除外されるということになっております。本法律の施行日が、平成31年の夏ごろに予定されておりますので、本法律の改正に伴う政省令の整備について、今後、順次行うこととされておりますので、具体的な国の方針等がある程度示された段階で、市の方針について定めていきたいと考えております。 103 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 104 ◯14番(本山英子君) 国の方針が定められてから、市も、それに追随していきたいということでありますけれども、それは、いつごろと思うわけでしょうか。 105 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 106 ◯総務部長(石橋和記君) ただいま申し上げましたけれども、国の政令、省令、政省令が、ある程度示された段階で、判断をしたいと思います。 107 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 108 ◯14番(本山英子君) 国の政省令といいましても、現在、私も、実は厚労省のほうに電話をして、直接お聞きしました。その中では、省令の細やかな部分を決めるということは、何も行政機関そのものに対してというわけではないと思います。全体のことではあると思います。  その中で、特に言っていたことは、行政機関においては、原則、来年の夏ごろまでには、敷地内全面禁煙をしていただきたい。これは決まっているようであります。しかしながら、この敷地内全面禁煙の中で、外に、敷地外ならでは、たばこを吸ってもいいのかということで、この市役所に来庁された方、また職員の皆さんが、敷地外に出て、吸った場合に、近隣との間で、トラブルが起きるような場所、都市部であると思いますけれども、そういう場所については、トラブルを防ぐために、やむなく、国が認めた範囲の中で、分煙室を敷地内につくるということも可能だということはあります。  それ以外には、病院の緩和ケア等で、どうしてもたばこを吸いたいという場合には、その中で許される範囲で、吸うということは認めましょうという、この2点と聞いているわけです。  執行部の皆さんも、その点はよく御存じであると思いますので、それを、国の省令の細かい部分が決まってからというのでは……。では、山武市が、現在、敷地内全面禁煙をした場合に、敷地外に何かトラブルになるような場所はありますか。教えてください。 109 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 110 ◯総務部長(石橋和記君) 議員の想定しておる状況も、十分に考えられますので、その御指摘の内容も踏まえまして、十分に検討させていただきたいと思います。 111 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 112 ◯14番(本山英子君) ということは、現状維持でいきたいということでしょうか。 113 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 114 ◯総務部長(石橋和記君) 当然、法律、健康増進法が改正されて、施行されますので、現状維持のままというわけにはいかないと思いますので、政省令も見ながら、また、議員の御指摘の内容も含めながら、十分に検討させていただきたいと思います。 115 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 116 ◯14番(本山英子君) 本来であれば、今年度、庁舎内全面禁煙を施行して、分煙とするということが、はっきり決まっていたわけですよね。今、総務部長も一生懸命、答えていただいているわけでありますが、どちらもやらないということになって、国の省令がいつ出るのかわかりませんけれども、それを待ちながらやったということで、今年度をまたぐ場合には、今年度の施策としては、これは一歩も二歩も後ろに戻ってしまうことになるんではないでしょうか。  特に民間事業者の皆さんが、一生懸命、この国の法律に向かって、努力をしながら進めているという中において、やはり、先行して、神奈川県は2010年4月から、兵庫県は2013年4月ということで、これは県ですけれども、しっかりと対策をやっているわけです。  山武市といたしましても、私は、このオリンピック・パラリンピックを目指して、全面的に民間も含めて、進めましょうと言っているときに、我が市はホストタウンもやっているわけです。国の動向もわかりますけれども、そこは超えて、しっかりやっていきましょうということが大切なのではないかなと私は思います。  特に、今の現状では、おもてなしの心からも外れますし、また、市民に対して、受動喫煙から守る安心な環境を提供できないということについては、市長はどのようにお考えですか。 117 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 118 ◯市長(松下浩明君) 改正の健康増進法の趣旨に鑑みまして、受動喫煙対策への取り組みということは進めていきます。原則、これは敷地内禁煙ということになりますので、進めるに当たりましては、職員、また関係機関、部署などと協議しながら、進めていきたいと思います。  オリンピック、ホストタウンということもありますので、しっかりと取り組んでいかなければいけないと思っております。 119 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 120 ◯14番(本山英子君) 私から、そういうことを言いたくありませんけれども、平成30年度中は無理であったとしても、ぜひとも、来年の平成31年度、4月1日から施行するという決意で、このことはやっていただきたいと思います。  受動喫煙が悪いということは、もうわかっているわけです。その中で、市としても、あらゆる施策をとって、それで、がん対策、さまざまな問題で、健康増進、長寿命化の中で、健康で、長生きをしていただくということにも取り組んでいるわけであります。  片や、いろいろな面では、保険料の削減など、さまざまな施策をしている中で、ここで、二の足を踏んでいる場合ではないのではないかなと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  また、これはぜひ言いたいんですけれども、今回の分煙場所を整理しようとした、計上した予算についても、これは、現状維持なので、不用額で落としますというわけには、それはちょっとないだろうと私は思うわけなんです。ぜひとも、来年度4月1日から決めるのか、逆に3月1日からということで決めるのか、その中で、今年度、とりました予算のことを、きちっと市民に納得のいく説明ができるように、我々も説明責任がありますので。  その中で、この予算の成り行きと今後の施行について、しっかりと定めるということを、決めていただきたいと思いますけれども、一つ、予算については、どのように考えるかを含めまして、再度お願いしたいと思います。 121 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 122 ◯財政課長(鈴木幸宏君) 喫煙所設置に係る予算については、財政課で計上しておりますので、私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  議員のほうから、いろいろお話を伺いました。その内容を検証した上で、今後の予算については、関係部署と調整した上で、考え方を取りまとめて、その予算の執行の検証を考えていきたいと思います。 123 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 124 ◯14番(本山英子君) よろしくお願いします。  また、ここで、ぜひとも、これもやるべきではないかなと思いますが、勤務時間内、いわゆる休憩時間外、禁煙のルールをつくるべきではないかと思います。民間事業者においては、どんどん進めている中で、山武市役所の中も、率先垂範の姿を見せていくべきではないかと思いますが、この点いかがですか。 125 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 126 ◯市長(松下浩明君) 今、議員から質問を受けたとおりでありまして、職員の喫煙のルールにつきましては、今後、前向きに検討してまいりたいと思います。 127 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 128 ◯14番(本山英子君) 市は、いろいろな人材育成の基本方針もありますし、人材育成に関しては、しっかりと取り組まれているところであるんです。その中で、昨年度から始めて、早稲田大学マニフェスト研究所の人材育成マネジメントに3人の方が行って、また、今年度も行っているということであります。そうした方たちが、そこで1年間学んで、市役所の中に戻ってきたときには、大変にやる気を持って、改革をしていかなければいけない、いいところは残そう、頑張ろう、若い人たちも、また先輩たちとも、一緒にだんごになって頑張ろうという決意を持って帰ってくるわけです。それには、予算もとっての研修だと思います。  それで、帰ってきたときに、なかなかそういう面では、やはり、これはルールはルールとして決めていかなければ、やる気をそいでしまうようなあり方は、もうやめたほうがいいんじゃないかと私は思うんです。そういう意味でも、勤務時間内、休憩時間外、禁煙のルールをきちっと定めていただきまして、同時進行でやっていただければと思います。  最後に伺いますが、現在、公用車においては、禁煙車としているかどうかをお聞かせください。 129 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 130 ◯財政課長(鈴木幸宏君) 現在の公用車の喫煙という状況ですけれども、財政課で管理している全庁的な共用自動車があるんですが、共用自動車については禁煙となっておりまして、新車購入の際にも、灰皿等の設置は行っておりませんが、共用自動車以外の車両の管理、各部で所管する公用車があるんですけれども、それについては、庁用車内全面禁煙ということにはなっていない現状でございます。  以上です。 131 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 132 ◯14番(本山英子君) 現状は、公用車全部が禁煙車ではないということでありますけれども、これについては、もう当たり前のことだと思いますけど、禁煙車ということで、これは、市長のほうから通達というのかわかりませんが、指示を出していただくということでよろしいんでしょうか。 133 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 134 ◯市長(松下浩明君) はい。そのようにいたしたいと思います。 135 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 136 ◯14番(本山英子君) 公用車も禁煙車とするということについては、国の動向を待たずとも、市長の権限でできることであると思いますので、ぜひとも早急に行っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、グリーン成長戦略についてお聞きします。  これについては、平成22年6月18日、閣議決定した新成長戦略のエネルギー基本計画で、グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略の柱の1つとして、高効率次世代照明(LED、有機EL)を、2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%と示しました。  さらに、平成24年7月31日、閣議決定の日本再生戦略では、2020年までに、公的設備施設のLEDと高効率照明の導入100%達成の方針が示されました。  そこで、お聞きいたしますが、公的設備・施設のLEDと高効率照明の導入率100%達成目標値への山武市の現在の達成率についてお聞きします。 137 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 138 ◯総務部長(石橋和記君) 市役所庁舎の本館、新館につきましては、執務室、通路、非常誘導灯を含め、LED照明を導入済みとなっております。  ただし、ふだん、余り使用のない本館の倉庫ですとか、機械室部分については、蛍光灯となっていることが現状でございます。  なお、車庫棟、会議室等につきましては、LEDの照明は未導入となっております。  市役所庁舎の本館、新館、車庫棟においては、今現在、照明器具の総数が1,210基、そのうちLED照明が815基で、導入率は67.4%となっております。 139 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 140 ◯教育部長小川宏治君) 教育施設についてお答えいたします。  まず、幼稚園、こども園ですが、現在、子どもを預かっている幼稚園2園、こども園5園のうち、なるとうこども園、しらはたこども園は、LED照明化になっております。  小中学校は、普通教室、特別教室、職員室が、LED照明になっているのが、小学校264室中3室、中学校で168室中4室であり、全体で1.62%となります。  また、体育館がLED照明になっているのが、小学校で13校中4校、中学校で6校中4校であります。  ほかの教育施設でございますが、歴史民俗資料館、松尾公民館、蓮沼スポーツプラザ、さんぶの森中央体育館、さんぶの森武道館がLED照明となっており、さんぶの森中央会館は、平成31年度にLED照明の工事を予定しているところでございます。  以上です。 141 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 142 ◯14番(本山英子君) 大変にありがとうございました。調べることは大変だったと思います。  また、異常気象と言われている近年、高効率照明の導入率は、環境面からも意識を持っていかなくてはいけないと考えます。電気消費量の削減にもつながることから、国が示す公的設備・施設のLED等、高効率照明の導入率100%に向けて、計画的に進めるべきと考えますが、今後の取り組みをお聞かせください。 143 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。
    144 ◯総務部長(石橋和記君) 議員からお話がありましたとおり、2030年までには、LED照明等100%普及させるという目標になっております。  また、各電機メーカーにおきましても、現在、蛍光灯照明器具の生産を終了している企業もございます。このことによりまして、蛍光灯器具の耐用年数が過ぎて、故障また破損した場合には、電機メーカーによる補修部品の保管期間が過ぎますと、交換等が難しくなるという現状もございます。  今後につきましては、導入について、検証を行っていきたいと考えております。 145 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 146 ◯14番(本山英子君) こうした計画への管理について、毎年、報告をとり……。今回、この質問によって、皆様を大分ばたばたさせてしまったようです。現場では、1本ずつ数えるようなこともお聞きいたしました。大変にお疲れさまでした。ありがとうございます。  しかし、今後は、いつでも導入率が、あえて言わせていただきますが、市民課の外灯のLED化のように、もうぱっと、現在、今年度、九十何%などと出てまいります。私もずっと気になりながら、今回、この質問を取り上げさせていただいたんですけれども、大変な中、今、説明のありました、これまでのパーセントまで、しっかり出していただきましたので、今後、導入率がすぐに出せるように、担当課を決めて、取り組まれてはと考えますが、いかがでしょうか。 147 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 148 ◯総務部長(石橋和記君) 議員おっしゃるとおり、それぞれの施設では、施設管理者がおりますので、LEDの導入率についても、把握をしておく必要があると考えております。目標に向かいまして、一歩ずつ進めていきたいと思います。 149 ◯議長(加藤忠勝君) 本山議員。 150 ◯14番(本山英子君) ありがとうございました。  以上で、私の個人質問を終わります。 151 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、本山英子議員の個人質問を終わります。  次に、公明党、長谷部竜作議員の個人質問を許します。  長谷部竜作議員、御登壇願います。  長谷部議員。 152 ◯4番(長谷部竜作君) 議員番号、4番、公明党の長谷部竜作です。議長より許可をいただきましたので、一般質問をいたします。  質問に入ります前に、前定例会から今定例会までの間、大阪府北部地震、平成30年7月豪雨、台風21号による被災、北海道胆振東部地震等、多くの災害が発生いたしました。被災された方々には、心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には、安全に留意され、御活躍されることをお祈りいたします。  それでは、通告に従い、質問いたします。  はじめに、市長に質問いたします。  山武市は、砂浜を伴う海岸線から水田や田畑が広がる平坦な田園地帯、また急傾斜を伴う丘陵地帯と、多くの変化が伴う町でありますが、この地で、災害から市民を守り、安全・安心に暮らしてもらうには、何が必要とお考えかお聞かせください。 153 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 154 ◯市長(松下浩明君) 長谷部議員の御質問にお答えいたします。  議員が申されましたように、山武市は、約8キロメートルの海岸線を有し、海岸から7.5キロメートルは、田畑が広がっているという平坦な地域であります。また、国道以西は、急傾斜を擁する丘陵地帯となっておりまして、山武市では、地震災害や台風等はもちろんのこと、津波、高潮、洪水、出水、土砂崩れ、航空機事故などの発生が予想をされるわけであります。  山武市民を守り、安全・安心に暮らすために、起こり得る脅威を正しく認識して、これに備えることであると思います。今年度から、講話などにより、災害が身近に存在するのだということに加え、地域ごとに起こり得る災害と、これに対する対応について、市民へ直接的に働きかけております。  今後も、地道な活動を継続して、市民の防災意識と知識の向上に努めてまいりたいと思います。 155 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 156 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。市長の防災に対する姿勢、よくわかりました。  それでは、はじめに、防災についての水害対策について質問させていただきます。  山武市地域防災計画には、作田川では、二級河川作田川水系河川整備計画により、河口部の九十九里橋から源川調節池、上流端までの15.86キロメートルを対象に、おおむね平成35年を目標として、川幅の拡幅、河床の掘削・築堤により、流下能力の増大を図る整備を進めているとありますが、先日の先輩議員の質問に対する答弁の中に、作田川の改修については、平成27年に計画が改定されたとありました。  改定後の計画では、いつを目標に整備を進めることになりましたか。お答えください。 157 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 158 ◯都市建設部長(平出博男君) お答え申し上げます。  ただいま、議員の御質問にございましたように、千葉県では、二級河川作田川水系河川整備計画が平成27年度に改定され、その時点で、期間として、おおむね20年と変更されましたことから、平成47年の完成を目標として、整備が進められることとなります。  なお、整備計画の中で、計画期間中において、流域の社会状況や自然状況、洪水による被害の発生状況、さらに、新たな知見、技術の進展等の変化により、適宜見直しを行うものとされておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 159 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 160 ◯4番(長谷部竜作君) 平成47年の完成を目指してとなったということでありますが、私の記憶では、平成25年10月ごろに、作田川の氾濫があったと思います。その際、床上浸水など、水害で被災された市民もいらっしゃいました。昨今の異常気象や災害の発生状況などを考えれば、延長された整備完了までの目標期間に、また、そのような水害が発生する可能性は非常に高いと思います。  二級河川は県の管理でありますので、早期の整備を県に要望していただきたいと思いますが、今回の定例会では、多くの先輩議員の皆様が、作田川整備の件で、質問をされたことを考えれば、それだけ市民の関心は高く、また、市民の生命、財産を守る上でも、大事な河川整備であると思います。その点を踏まえて、県に強く要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 161 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 162 ◯都市建設部長(平出博男君) お答え申し上げます。  議員御質問のとおり、作田川整備は、災害から市民の生命、身体、財産を守る上でも、重要な事業として、捉えてございます。また、災害には、事前の準備、備えが、防災・減災につながるものと理解しているところでございます。  今議会の一般質問において、長谷部議員をはじめ、今まで多くの議員の皆様より、作田川の早期改修、維持管理に関し御質問を賜り、近年の水害の被害状況を考え、市といたしましても、事の重要性、緊急性を強く意識したところでございます。  つきましては、関係市町で構成いたします作田川改修期成同盟会による要望活動のほか、本市単独にて、早い時期に千葉県に強く要望してまいる所存でございます。  あわせまして、木戸川についても、同様に要望してまいります。  以上でございます。 163 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 164 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  次に、地盤災害対策についてお伺いいたします。  山武市地域防災計画には、地盤災害の予防として、急傾斜地崩壊対策があり、この中の急傾斜地崩壊危険区域の指定には、県は、市と協議の上、急傾斜地法の規定により、急傾斜地崩壊危険区域を指定するとあります。  この危険区域の指定基準として、急傾斜地の勾配が30度以上の崖、急傾斜地の高さが5メートル以上の崖、急傾斜地の崩壊により、危害が生ずるおそれのある人家が5戸以上あるもの、または5戸未満であっても、官公署、学校、病院、旅館等に危害を生ずるおそれがあるものと、3つの基準があり、次に、地盤災害の防止工事の実施として、県は、急傾斜地崩壊危険区域内の自然崖に対し、途中省略いたしますが、緊急度が高く、地域市民等の協力が得られるものから、順次、のり面保護工、排水工等の防止工事を実施する。また、県単緊急急傾斜地崩壊対策事業及び市が行う防止工事に対し、県費助成を行うと計画にありました。  そこで、質問いたしますが、市内の急傾斜地崩壊危険区域とはどこか、また、何カ所あるのかお伺いいたします。 165 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 166 ◯都市建設部長(平出博男君) 山武市内における、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律の規定に基づく指定箇所でございます。  成東地区で5カ所、山武地区で4カ所、松尾地区で5カ所、合わせまして14カ所が指定されている状況でございます。 167 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 168 ◯4番(長谷部竜作君) それでは、その防災計画には、防止工事の実施とありますが、具体的な計画、進捗状況等をお伺いいたします。 169 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 170 ◯都市建設部長(平出博男君) 現在、急傾斜地崩壊危険区域に指定されてございます14カ所につきましては、指定とあわせて、防止工事が実施されたことによりまして、基本的に防止工事は完了しているというところでございます。 171 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 172 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。そうした答弁を聞きますと、崩壊防止工事を行うので、急傾斜地崩壊危険区域に指定するという印象を受けました。市が発行いたしました山武市土砂災害洪水ハザードマップによりますと、土砂災害危険箇所として、急傾斜地危険箇所が196カ所、また土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が75カ所指定されています。  ちなみに、土砂災害警戒区域とは、急傾斜地の崩壊が生じた場合、住民等の生命または身体に危害が生じると認められる地域、また、土砂災害特別警戒区域とは、急傾斜地の崩壊等が生じた場合に、建築物に損壊が生じ、住民等の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる区域をいうそうです。このような危険な場所が市内に存在をし、市民が住んでいることが現状であります。  天候の変化による風水害などは、ある程度、予測がつき、事前の避難が可能な場合もありますが、先日、北海道で起きた地震のように、突然、発災する場合もあります。  そのことを踏まえ、このような地域、区域の今後の対策、計画をお伺いいたします。 173 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 174 ◯総務部長(石橋和記君) 土砂災害は、毎年、全国各地で発生しておりまして、市民生活に大きな影響を与えております。また、土地開発等によりまして、災害発生のおそれのある危険箇所も、年々増加をしている現状がございます。  そのような災害から、市民の生命、財産を守るためには、土砂災害防止工事等のハード工事とあわせまして、土砂災害ハザードマップ等で周知を行うことによりまして、地域の住民の方々に危険性を明らかにし、防災意識の向上を図ってまいりたいと考えております。 175 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 176 ◯4番(長谷部竜作君) 現状の対策といたしましては、その場合は、逃げてくださいという対策しかできないというような印象を受けました。防災対策は、やはり、人命優先が第一でありますので、その点、予算のかかることではありますが、その辺を鑑みた上で、今後の対策を進めていただきたいと思います。  続きまして、避難所について質問をいたします。  山武市地域防災計画の第2節、計画の基本方針、自助、公助、共助には、大規模災害への対応は、行政では限界があると書かれておりまして、その中に、「市民・事業者」、「自主防災組織・区・自治会」、「市・防災関係機関」の三者が連携して、災害対策を実施する「自助・共助・公助」を基本とするとありますが、被災時に三者が連携して、災害対策が実施できるようにするために、具体的に市はどのような事業等を行っているのかお伺いいたします。 177 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 178 ◯総務部長(石橋和記君) 大規模災害におきましては、行政の対応にも限界があることから、市民の皆様が自ら進んで災害に向き合い、準備をすることが重要となります。また、自主防災組織・区・自治会の積極的活動が非常に重要であることは、最近の災害での教訓でも明らかになっておるところでございます。このため、機会を捉えまして、講話等によりまして、市民に対し、自分の命は、自分で守ることを訴えております。  また、今年度から、自主防災組織や防災士との連携を図れるように、連絡会を実施し、行政と自主防災組織、防災士との連携強化の足がかりを得ることができております。  今後、一層、連携を強化するとともに、勉強会等を実施いたしまして、必要な防災能力の情報の提供に努めていこうと考えております。 179 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 180 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  次に、3、地域防災力の向上には、災害による被害を軽減するためには、市民一人ひとりが自ら考え行動することや、家庭、住民組織、事業所といった地域が協力して、災害に対応することが必要である。そこで、過去の災害伝承や防災知識の啓発により、個人及び家庭が災害への備えを行うとともに、自主防災組織等を結成し、地域の危険箇所の把握、防災訓練等を実施することにより、地域防災力を向上させるとあります。  この中の過去の災害伝承や防災知識の啓発について、現在、どのような事業を行っているのかお伺いいたします。 181 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 182 ◯総務部長(石橋和記君) 現在の取り組みといたしまして、地域の防災訓練に積極的に参加し、地域に起こり得る災害を、過去の事例を踏まえて紹介するとともに、災害対応での個人、地域の活動の重要性について、講話をさせていただいております。今後も引き続き、実施をしていきたいと思います。 183 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 184 ◯4番(長谷部竜作君) 次に、地域の危険箇所の把握とありますが、これは、実際、地域住民とともに行っているのかお伺いいたします。 185 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 186 ◯総務部長(石橋和記君) 現状といたしましては、地域住民に対する危険箇所についての共有は、ハザードマップの配布が主体となっております。また、一部におきましては、講話により、住民の方々に対して、地域の特性に応じた災害や危険区域について、周知をしているところでございます。  十分とは言えませんが、今後、より一層周知を図るべく、地域住民への講話を通しまして、地図による提示、また、現地確認を実施してまいりたいと考えております。 187 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 188 ◯4番(長谷部竜作君) 次に、防災訓練等を実施することにより、地域防災力を向上させるとありますが、防災訓練等の実施状況はどうなのかお伺いいたします。 189 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 190 ◯総務部長(石橋和記君) 自主防災組織の防災能力の向上は、非常に重要であります。現状といたしましては、白幡地区での防災訓練に参加をいたしまして、今月末には蓮沼地区の防災訓練へ参加をいたしますが、自主防災組織等との防災訓練が十分には行われていないということが現状でございます。  今後、自主防災組織と連携し、一歩踏み込んだ防災訓練を実施していきたいと考えております。 191 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 192 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。一歩踏み込んだ防災訓練ということで、大変期待させていただきたいと思います。  また、ハザードマップでの周知等もありましたが、残念ながら、いただいて、どこにしまったかなという市民の皆さんもいらっしゃいますので、意識の向上のためにも、防災訓練をぜひお願いしたいと思います。  続きまして、災害時要支援者への支援には、高齢者、障害者、乳幼児、妊産婦、日本語が不自由な外国人等への災害時要支援者は、それぞれの特性に対応した支援が必要になる。特に、災害発生時は、避難行動や避難生活について、さまざまな支障が生じることとなる。  そこで、特に避難に配慮を要する要支援者については、名簿の作成、地域による安否確認や避難支援体制の構築、避難生活への配慮や福祉避難所への収容などの支援体制を進めるとありますが、避難に配慮を要する要支援者についての名簿の作成は、現状どのようになっているのかお伺いいたします。 193 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 194 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 平成25年6月の災害対策基本法の一部改正によりまして、市町村に避難行動、要支援者名簿の作成が義務づけられました。これにより、市の条例に、特別の定めがある場合、または本人の同意を得た場合に限り、記載された情報を、避難支援等関係者に提供することが認められました。  本市におきましては、平成25年から災害時要支援者名簿を作成し、災害時における避難支援等の体制構築に努めているところでございますが、個人情報の提供には、対象者本人の同意が必要でございまして、個別に同意確認を行っていることから、全市的に情報提供が進んでいない現状にございます。  そこで、平常時から、本人の積極的な同意がなくても、個人情報の共有を認める条例を制定し、対応を図ることといたしました。現在、山武市個人情報保護条例に基づきまして、情報提供の範囲等について、審議会の答申を得るべく、準備を進めており、12月議会での条例上程を目指しているところでございます。  条例に定めることで、個人情報の共有をより明確に根拠づけることができ、地域の当事者意識の向上にも資するとともに、災害の発生の備えにつなげたいと考えております。 195 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。
    196 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。前向きに進んでいるということは、よくわかりました。  ということは、次に、この中に、地域による安否確認や避難支援体制の構築というものがあります。この点、どうなっているかお伺いしようかと思いましたが、恐らくそれを待ってということではありますが、現状、どのような状況にあるのかお伺いいたします。 197 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 198 ◯総務部長(石橋和記君) 災害時の安否確認につきましては、現在は、作成した災害時要配慮者名簿をもとに、自治会、自主防災組織、民生委員の方々により確認をしていただくように、体制を整備してまいりたいと思っております。  また、避難支援体制についても、今後、個別避難計画の作成により確立をしてまいりたいと考えております。 199 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 200 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。いろいろと動き出していることは、よくわかりました。  次に、この中に、福祉避難所への収容ということが書いてありますが、具体的にどのような避難所へ収容するのか、また、要支援者ですので、家族から離れることができないといった状況も想定されると思います。その場合は、家族も一緒の福祉避難所に避難することが可能なのかをお伺いいたします。 201 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 202 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 災害発生時における福祉避難所への設置・運営に関する協定といたしまして、山武郡市内の3市3町で、連名で山武郡市内の障害者施設、緑海会など、11カ所と協定を結んでいるところでございます。  受け入れ人数は、施設によりさまざまでございますが、100人ほどの受け入れをお願いしている状況でございます。  なお、現在、締結している協定においては、家族同伴等についての取り決めはございません。しかしながら、要支援者の状況に応じて、今後、受け入れ施設と協議してまいりたいと考えております。 203 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 204 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。障害をお持ちの方は、やはり、そういう状況で、御両親と離れられないとか、非常に不安な中で過ごしていくので、ぜひ家族と一緒にということを忘れずにお願いしたいと思います。  次に、山武市地域防災計画の地震・津波災害編、災害応急対策計画、第5節地震避難対策の中の避難所の開設、避難者の受け入れには、避難所運営班は、施設管理者、自主防災組織等と協力して、避難者の受け入れを行う。  その次に、避難所運営体制の中には、避難所運営には、避難所の運営は、原則として、区、自治会、自主防災組織などの避難者を中心に行うものとするとあります。  先ほどの質問と重なる部分もありますが、現在、避難所運営のための市当局と施設管理者、自主防災組織等の連携はできているのかお伺いいたします。 205 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 206 ◯総務部長(石橋和記君) 現状といたしましては、職員が主体となり、自主防災組織等の住民の協力を得て、避難所運営に当たりますが、避難所運営のための職員数にも限界がございますので、今、学校職員や施設管理者に避難所運営に関する協力をお願いし、連携を図っております。自主防災組織等の避難所に関する具体的な連携は図れていないということが実態でございます。  通常、地域に避難所を指定し、その避難所の運営を三者で、具体的に検討していくことが重要であると考えますが、現在、避難所の指定は、災害の種類により使用する避難所が変化するであろうとの考えから、避難所となり得る施設を避難所として指定しているにとどまっておりました。  しかしながら、避難所運営に係る自主防災組織の能力発揮の容易性、知人に囲まれた避難所生活の実施を考慮した場合、地域ごとに避難所を指定することが重要であることから、地域ごとの避難所を指定できるように準備をしているところでありまして、その後、三者による避難所運営の具体化を図っていきたいと考えております。 207 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 208 ◯4番(長谷部竜作君) わかりました。  とすると、次の質問の答えが、ある程度見えてきましたが、避難所運営のための実際の訓練やシミュレーション、図上訓練などは行っているのかお伺いいたします。 209 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 210 ◯総務部長(石橋和記君) 現時点まででは、行ってはおりません。  しかしながら、今年度から、自主防災組織と防災士との連携に力を入れておりますので、今後、自主防災組織、防災士を交えての訓練を、9月に4地区で実施をする予定でおります。 211 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 212 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  提案でありますが、4地区という話がありましたが、学校施設など、災害時に避難所となる施設は、地域住民との避難訓練を行うようにしてはいかがかと思いますが、どうでしょうか。 213 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 214 ◯総務部長(石橋和記君) 一部の地域では、避難施設と地域住民との共同での避難訓練は、実施しておりますが、十分であるとは言えないと思います。来年度、市として、避難訓練を予定しておりますが、この際には、学校等にも、訓練への参加を促し、施設管理者と地域住民との連携を図っていきたいと考えております。 215 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 216 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  これまでも何回か質問をしていましたが、その避難所単位での訓練の1つとして、HUG、避難所運営ゲームの実施をぜひやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 217 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 218 ◯総務部長(石橋和記君) シミュレーション訓練同様に、自主防災組織、防災士を交えての訓練を計画、また実施をしてまいりたいと考えております。 219 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 220 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。  それでは、ぜひ避難所運営ゲームをしていただいて、実際の状況はどうなるのか、避難所を中心として、住民の皆さんを巻き込んでの避難訓練をよろしくお願いしたいと思います。 221 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午後1時15分といたします。              (休憩 午前11時53分)              (再開 午後 1時12分) 222 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  長谷部議員。 223 ◯4番(長谷部竜作君) それでは、午前中に引き続きまして、避難所の質問を続けたいと思います。  それでは、避難所となる施設のバリアフリー化や多機能トイレの設置の状況についてお伺いいたします。  これについては、一般的な公共施設は、問題が少ないと思いますが、発災の際に避難所となる学校体育館などはどうなのか、まだバリアフリー化されていない、あるいは、多機能トイレの設置などがなされていなければ、統廃合に伴う改修や建設等にあわせ、校舎及び体育館を避難所機能をあわせ持った形にするべきだと思いますが、いかがでしょうか。 224 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 225 ◯教育部長小川宏治君) 現在、車椅子の方でも通れるスロープ等が、校舎1階入り口に整備してございます学校は、山武市内の小学校13校中8校あり、中学校は6校中5校あります。  また、体育館入り口は、小学校13校中9校あり、中学校は6校中4校ございます。  次に、校舎1階に多機能トイレを設置している学校につきましては、現在、トイレの改修工事で、多機能トイレを設置している大富小学校を含め、小学校は8校、中学校は3校ございます。  また、体育館には小学校6校、中学校は2校、多機能トイレが設置してございます。  今後でございますが、校舎等の改修、建て替えの際には、バリアフリー化や多機能トイレの設置を進めていきたいと考えております。  以上です。 226 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 227 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。高齢化が進みますので、そういう部分で、バリアフリー化や多機能トイレが、いざというときに、必要となります。  また、児童で、障害をお持ちの方がいらっしゃれば、それについても、利用できるということですので、ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。  続きまして、8月8日の避難準備及び高齢者等避難開始の連絡があった際、何点か気になる点がございましたので、質問させていただきます。  まず、8月8日の16時前後に、避難準備及び高齢者等避難開始のメールが届きました。そこには、台風13号接近に伴い、夜間から朝にかけて、強い雨と風が予想されます。午後3時に、避難準備及び高齢者等避難開始を発令しました。いつでも避難できるよう、非常用持ち出し品を用意して、家族や近所の人と連絡をとるなどの準備をしましょう。避難に時間を要する人のために、成東保健福祉センター、松尾IT保健福祉センター、さんぶの森中央会館、蓮沼交流センターを、避難所として開設します。御高齢の方、障害のある方、乳幼児をお連れの方などは、避難を開始しましょうとありました。  質問いたしますが、高齢者の方、障害のある方とありますが、この中には、要援護者も含まれると思います。避難される方々が来る前に、私が避難所をのぞきに行き、見た限りでは、畳の上に雑魚寝というような形でしたが、御高齢の方、障害のある方が、一晩過ごされるには、ちょっときついのかなという印象を持ちましたが、現実にはいかがでしたでしょうか。お答えください。 228 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 229 ◯総務部長(石橋和記君) 先般の台風接近に伴う避難所開設では、避難者は118名であり、そのうち、高齢者は80名程度でした。先般の避難所開設により、福祉避難所の開設の必要性や、避難所の職員数、備蓄品の事前準備の重要性等、多くの教訓を得ることができております。  高齢者、障害をお持ちの方も、畳の部屋に避難をしていただきましたが、寝起きに不自由であったことから、長椅子を連ねて、応急的にベッドを作成いたしまして、対応いたしております。  今後は、これらの教訓をもとに、高齢者、障害をお持ちの方のための簡易ベッドの準備や、避難が長期化する場合には、授乳室を準備する等、避難所運営に生かしていきたいと考えております。 230 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 231 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。ということは、乳幼児をお連れの方などにも、やはり、プライバシーを配慮して、準備をするということでよろしいでしょうか。 232 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 233 ◯総務部長(石橋和記君) 今回は、乳幼児をお連れの方は、女性の方が1名でございました。避難が長期化すれば、当然、授乳室などの準備をするようになります。また、夜泣きなどのために、一般の避難者と部屋を分けることも必要があるとは考えております。  今回の避難所開設は短期でありまして、ミルクも持参されていたことから、特別な対応はいたしませんでしたが、今後、そのような点につきましても、十分な配慮が必要であると、認識をいたしております。 234 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 235 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。一時的にせよ、避難所を開設して、多くの教訓が得られたということは、大事なことでありますので、次に生かしていただきたいと思います。  次に、職員の皆さんの勤務体制についてですが、避難準備が出た当夜は、担当部署職員、例えば、避難所になった施設を所管する職員の皆さんは、徹夜で勤務する、また、翌日も帰宅せず、そのまま勤務するということをお聞きしました。  市職員の皆さんの献身的な勤務姿勢には、頭が下がる思いでありますが、当日、勤務をして、徹夜をして、また翌日勤務となりますと、仕事に支障を来すのでは、あるいは、車での通勤者も多いですので、帰宅中の事故などが、非常に気になります。  災害の状況次第ではありますが、泊まり込み勤務の際の仮眠時間、仮眠場所の確保などを考えてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 236 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 237 ◯総務部長(石橋和記君) 発災直後は、全庁を挙げての対応になると考えております。しかしながら、災害を対策する業務は、長期化が予想されることから、現在、当然、職員の健康管理には、注意する必要がございます。  現在、BCP、業務継続計画を作成中でございますが、その中では、勤務交代の要領ですとか、仮眠所等についても、準備を進めたいと考えております。 238 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 239 ◯4番(長谷部竜作君) また、その際、女性職員も一定数おられましたので、その点に対する配慮も考えてはいかがと思いますが、いかがでしょうか。 240 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 241 ◯総務部長(石橋和記君) 女性職員の中でも、夜間勤務をしていただかなければならないことも想定をされますので、男性、女性の仮眠場所は区別するなど、配慮をしてまいりたいと考えております。 242 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 243 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。BCPの中で、いろいろ考えていただいて、先日、一時的ではあれ、避難された方がいて、また、それに対して、勤務者の皆さんがいるわけですので、ぜひ、教訓を生かしていただいて、いいものをつくっていただきたいと思います。  それでは、続きまして、教育について質問をさせていただきます。ICTの活用について、質問をいたします。  ICT教育は、山武市教育委員会のホームページ、「山武市教育のココがすごい」で、情報教育の推進として、山武市の教育が誇れる取り組みとして紹介されているほか、第2次山武市総合計画基本計画骨子の調整案でも、新たにICT教育の実践が加わり、基本事業として検討されています。以上のことから、山武市がICT教育の取り組みに力を入れていることがわかりますが、確認の意味で、質問をさせていただきます。  山武市として、なぜICT教育の取り組みに力を入れるのか、そのお考えをお聞かせください。 244 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 245 ◯教育長(嘉瀬尚男君) これからの変化の激しい社会を生きる子どもたちには、自ら、未来を切り開いていくための生きる力、そして、さらに、予想困難で不確実な時代を生き抜く力が求められております。  その1つとして、ICT機器を活用する力は、必須の条件となります。また、ICT機器を活用した授業というのは、子どもたちの興味・関心や学習意欲を引き出し、また、わかりやすい授業や子どもたちの主体的、対話的で深い学び、いわゆるアクティブ・ラーニングを実施する上でも、効果の大変大きいものでございます。  さらに、新学習指導要領においては、情報活用能力を、言語能力と同様に、学習の基盤となる資質、能力というふうに位置づけております。その育成として、小学校でのプログラミング教育が必修化されました。  これらのことからも、ICT教育は、これからの時代を生きる子どもたちのために、力を入れていくべきものであると考えているところでございます。 246 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 247 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。確かに国でもICT教育に力を入れていくんだということで進めておりますし、私も、先日、デジタル教科書学会というものに、出席させていただきました。日本各地の教育者である先生方、小学校、中学校、大学校、また支援学校の教員の皆様が、ICTの活用について、どのようにするのかという研究する、発表の場にいさせていただきまして、大変熱のこもった議論がされておりました。これからの日本の将来、これを抜きにして語れないのではないか、それをいち早く、子どもたちに教えていきたい、またなれ親しんでいきたいという思いで、教育者の皆様、頑張っている様子がうかがわれました。  ですが、そこで問題になっていたことは、ICT機器の整備状況。市町村によっては、非常に数が少ない中、先生方が非常に苦労して、ICT教育を行っているという話がありましたので、質問させていただきたいと思います。  山武市の現在のICT機器の整備状況はどうなのか。先ほどもありました政府からの方針もありますが、ICT環境の整備方針が、政府から発表されましたが、山武市の整備状況は、その方針に対して、どの程度になっているのか、御答弁ください。 248 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 249 ◯教育部長小川宏治君) お答えします。  各学校におけるICT機器の整備状況につきましては、校務用コンピューターは、教師、1人、1台以上、超高速インターネット及び無線LANは、全普通教室、特別教室に整備済み、統合型校務支援システムは導入済みとなっており、目標とされている水準を達成しております。  学習者用コンピューターにつきましては、児童生徒のタブレット端末が、各校、1教室分、40台程度となっており、目標とされている3クラスに1クラス分には達しておりません。
     指導者用コンピューターにつきましても、各校3台程度となり、目標とされている授業を担任する教員1人、1台には届いておりません。  また、大型提示装置、実物投影機は、各校3台程度の設置となっており、目標とされている全教室への常設はできていない状況になっております。  以上です。 250 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 251 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。政府のほうでは、これに関して、予算を増やしたようではありますが、なかなか教育現場まで届いていないという現状があるということで、全国の教員の皆様も非常に嘆いておられました。この点、今後、予算編成にも配慮いただければと思います。  山武市は、ICT教育について、郡内でもいち早く取り組みを始めたとお聞きいたしました。現在整備されているICT機器の経年による性能劣化と、早く取り組んだだけ、それだけ性能劣化も激しいのではないのかなと思います。  そうしたものの今後の更新計画などは、どのようになっているのかお聞かせください。 252 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 253 ◯教育部長小川宏治君) お答えします。  現在使用されております機器の経年劣化の状況でございますが、教員用コンピューターは、昨年度更新しており、また、その他の機器は、平成26年度に整備されておりますため、まだ、それほどの劣化の傾向は見られておりません。  ただ、無線LANにつきましては、平成21年度に整備したものであり、整備から8年が経過しているため、通信規格の旧式化や老朽化により、通信環境の悪化が見られております。  今後の更新計画でございますが、まず、通信環境の改善として、無線LANにつきまして、本年度から3カ年で更新を計画しております。また、その他の機器につきましても、7年程度の使用を目途に、経年劣化の状況を確認しながら、更新を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 254 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 255 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。お金のかかるものでありますので、計画的な更新をお願いしたいと思います。  また、ICT教育については、教える側の教職員の皆様からの反響、また活用状況などがあれば、お伺いしたいのですが、いかがでしょうか。 256 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 257 ◯教育部長小川宏治君) 昨年度末に実施しましたICT活用に関するアンケート結果によりますと、ICT機器を、月1回以上使用する先生の割合は77.2%で、そのうち、週1回以上使用する割合が37.7%となっております。  使用の効果につきましては、ICT機器の使用が、学習効果を高めることに有効だと思う教員の割合は、9割を超えている状況です。  ICT機器を使用した授業のほうが、楽しく学習している児童生徒が多くなったと感じている教員の割合も、9割を超えていることから、ICT機器の使用について、効果を感じている様子がうかがえる状況でございます。  以上です。 258 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 259 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。効果は感じているという方が、ほとんどだとは思うんですが、使用の割合が、若干それについては、数字が少ないかなと思いますので、それについては、また質問させていただきます。  また、その際、ICT機器使用の課題や要望等があれば、あわせてお答えください。 260 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 261 ◯教育部長小川宏治君) ICT機器活用に当たっての課題や要望につきましては、タブレット端末を全クラス、全員で一斉起動した際に、接続できない端末が数台発生してしまうことがあり、通信環境の改善が要望されております。  また、ICT機器の活用に当たり、支援してほしい内容として、機器のトラブル対応や事前準備、機器操作が掲げられており、支援員の継続した派遣が要望されているということになっております。  以上です。 262 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 263 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。そのトラブルや機器の使用操作等で、使用の割合がちょっと少ないのか。それにしては、効果は感じているという状況がわかりました。  逆に、教わる側の子どもたちの皆さんからの反響はいかがでしょうか。 264 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 265 ◯教育部長小川宏治君) ICT機器を使用した授業では、児童生徒の興味関心が高まり、反応がよくなる、児童生徒からの発言が増えるといった様子が見られています。  また、児童生徒を対象としたアンケート結果では、楽しく学習することができる、内容がわかりやすくなる、友達と協力して、学習することができると感じている児童生徒の割合が、小学校では9割近く、中学校でも8割近くに上っており、アンケートの結果からも、児童生徒が効果を感じていることはわかるという結果になってございます。 266 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 267 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。小学校で9割、中学校で8割という、かなりの数字がいい方向にあるということはわかりました。  最後に、私からの提案ではありますが、せっかくのICT機器ですので、その特性を生かして、例えば、ビデオ電話機能等を使った交流事業をしてはいかがでしょうか。  市では、山武市少年海外派遣事業などで、国際交流を行っていますが、やはり、人数の関係上、参加できるのは、限られた子どもたちになってしまいます。ICT機器を使えば、幅広い子どもたちが、画面を通してではありますが、海外交流や、あるいは、国内での遠隔地の交流授業も可能だと思います。そうすれば、いま少し効果もいいものが出てくるのではないのかなと思いますが、その点いかがでしょうか。 268 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 269 ◯教育部長小川宏治君) 貴重な御提案ありがとうございます。各校の取り組みの中で、インターネット電話を活用して、直接、外国の方、外国の学校とやりとりすることは、国際交流の一環として、効果がある活動だと思われます。  また、外国の方との会話は、基本的に英語となると思われますので、実際に英語を使って、外国の方と意見交換をするという体験は、英語を話す経験を積むだけでなく、英語を学習する上での動機づけにもなり、英語力の向上につながるものだと考えております。  しかしながら、実施に当たりましては、セキュリティー面やシステム、端末の設定といった機器や使用環境の課題、カリキュラムの検討などといった運用面での課題が考えられますので、これらについて、検討を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 270 ◯議長(加藤忠勝君) 長谷部議員。 271 ◯4番(長谷部竜作君) ありがとうございます。こうした交流授業などは、国内、他の市町村でも行っていますので、ぜひ先進地をごらんになっていただいて、研究していただければ可能だと思います。  また、ICT機器は、日進月歩でありますので、どうか不断の研修をしていただいて、ぜひ、いいものを山武市の子どもたちへ、また、教育で、山武市の人口増につなげていただければと思いますので、教育こそ、一番すばらしい投資であると私は信じますので、ぜひお願いをして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 272 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で公明党、長谷部竜作議員の個人質問を終わります。  次に、9番、八角公二議員の質問を許します。  八角公二議員、御登壇願います。  八角議員。 273 ◯9番(八角公二君) 議席番号9番、八角公二でございます。通告に従い、一般質問をさせていただきます。午後の時間ということで、職員の皆さん、大変お疲れかと思いますが、明快な御答弁のほうよろしくお願いいたします。  それでは、まず最初に、成東駅北側整備に関して、次の3点についてお尋ねいたします。  市長は、市長選の公約として、成東駅北口の開発を挙げておりますが、1つとして、成東駅北口をどのようにするのか、ビジョンをお伺いします。  2として、具体的にどのような整備計画を立てているのかお尋ねします。  3として、成東駅北口の道路整備は、成田方面へのアクセス道路の整備とあわせてやる必要があると思いますが、どのように考えているのかお尋ねいたします。 274 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 275 ◯市長(松下浩明君) 八角議員の御質問にお答えを申し上げさせていただきます。  成東駅北側に関しましては、歩いて暮らせる町の形成として、ポテンシャルを秘めており、整備が促進されれば、人口減対策に結びつくものと思っております。まずは、地域住民の意向や土地利用のニーズ、実現可能性を検討していくものと考え、以前、準備委員会を設置していた約16ヘクタールの土地の現在の所有者の方に、アンケートを実施したところでございます。  アンケート結果をまとめ、地元説明会を実施することにより、地域の意向や土地利用のニーズ、実現可能性を把握して、駅北側のあり方について、方針を確認してまいります。  続きまして、整備の手法についての考え方でございますが、地権者の皆様等の意見や意向を確認し、整備の検証を行った上で、具体的な整備の方向性を検討しながら、今後、整備を進める次第であります。  次に、成田空港方面の道路整備の事業のスケジュールでございますが、本路線は、成田空港の近接性を生かしたまちづくりのため、新たな道路となることは認識しております。  整備に当たりまして、大塚議員の質問の中でも御答弁をさせていただきましたが、路線全体の計画、整備計画が重要と考えております。整備計画策定に当たりましては、本路線のあり方、実現の可能性についても、整理する必要があるものと考えております。  本線の整備がもたらす費用対効果や将来交通量、整備手法などの検証、検討事務を、必要に応じて実施し、地元地区の意向など、路線のあり方、また実現の可能性を確認するとともに、成東駅北側のまちづくりの整備の方向性を見きわめながら、路線の一体性を持たせるなどをして、計画策定に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 276 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 277 ◯9番(八角公二君) 市長、ありがとうございました。今のお話を伺っていまして、成東駅北口に関しましては、市長が唱えている少子化対策にも有効な手段だと思いますので、積極的に進めていただきたいと思います。  次に、森林整備と木材利用についてお伺いいたします。  来年から、森林整備に関する新しい法律、森林経営管理法が施行されますが、市が所有している46ヘクタールの日向の森について、どのように維持管理をしていくのか、また、そこにあるサンブスギなどの材は、地産材として、有効活用する方法を考える必要があるんではないかと思います。どのように考えているのかお尋ねいたします。 278 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 279 ◯市長(松下浩明君) 日向の森につきましては、私が旧山武町長の時代に、出光興産株式会社が事業を撤退したことを契機に、ほかの民間事業者に譲渡され、乱開発につながることを懸念をいたしまして、公園用地として購入し、山武市に引き継がれております。  現在の市の総合計画の土地利用構想上では、日向の森の地区は、丘陵価値創造ゾーンとして定められておりまして、これまで、環境と調和した自然を生かした土地利用を考える中で、自然環境の保全に向けた取り組みを進めてきております。  現在、具体的な今後の利用計画が定められていない状況ではございますが、基本的な考えといたしましては、当初の公園用地としての計画は、地域の方々に公園整備を目的に、用地買収に御協力をいただいている経緯もございますので、尊重しなければいけないというようにも、今、考えております。  また、約46ヘクタールという広大な面積でありますので、公園用地のほか、雇用の場、創出等を目的に、民間企業の誘致を考えていく必要があると考えてもおります。  加えて、森林所有者といたしまして、植林されている木々は、市の財産でありますので、全体の材積等の調査を行いまして、その価値を把握するとともに、森林施業の可能性について検討していく必要も考えられます。  なお、現在、自然環境の保全対策といたしましては、現況森林の維持のため、千葉県森林組合との森林整備協定の締結を進めております。  日向の森は、こうしたさまざまな可能性がある場所であると考えております。現在の自然環境の保全への取り組みを継続しつつ、総合的に利用計画を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 280 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 281 ◯9番(八角公二君) 答弁ありがとうございました。それこそ、松下市長は、旧山武町長時代に、県から初めてバイオマスタウンということで、木材の利活用について、積極的に取り組んだこともございます。  旧出光興産が、日向の森に関しましては、本当にサンブスギの発祥の地として、戦後、植林をされた森林がございます。そういう点では、今、御答弁にありましたけど、森林公園の使い方ですとか、また、市長が、8つの中の提案で政策に挙げている、森林を活用したウオーキングの関係だとか……。当時、出光村、今、日向の森は、読売新聞で、本当に谷津田だとか、景観に富んでいて、ウオーキング等をする最適な場所ということで、紹介されたこともございます。森林が持つ多面的な機能も含めて、有効活用していけたらいいなと考えております。ありがとうございました。  続きまして、成東地区にある富田みどり里山公園は、千葉県の偉人である子育て善兵衛と言われる大高善兵衛の墓があり、善兵衛公園としても知られていて、1ヘクタールほどが、市の所有林になっています。高台に位置しており、見晴らしもよく、少し道路を整備すれば、避難場所としても活用できると思います。  市の財産として、有効活用を考えますが、どのように市長はお考えでしょうか。お尋ねいたします。 282 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 283 ◯市長(松下浩明君) 私も先日現地を確認させていただきましたが、高台にありまして、今、竹が随分伸びておりますが、すばらしい見晴らしであるというふうに印象を受けました。  新しく道路を接続するなど、八角議員から職員に御提案があり、職員と現地を確認をされていることも報告を受けております。  山武市としても、多くの公園がある中で、公園整備の地元要望を整理しておりますので、今は様子を見て、維持管理に努め、将来、整備ができればと考えております。  また、進入路についてでございますが、富田みどり里山公園は、標高が高いところにありますので、この標高差を登るための道路新設は、地形的制約により、工事費が大変かかる道路になるということも考えておるところであります。  整備に当たりましては、成東駅北側から成田空港方面に向かうアクセス道路の整備とあわせて、今後検討してまいりたいと考えております。 284 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 285 ◯9番(八角公二君) 今、通称、善兵衛公園といいますが、実は、本当に防災の拠点として、例えば、今、緑海地区のほうで、避難道路の建設が進められておりますが、実際、中心部から、台といいましょうか、高台に出る道がございません。富田の地先もしかり、私が住んでいる新泉地先のほうも……。先ほど、長谷部議員のほうからも出ましたけど、急傾斜の指定になっております。  実際、成東駅から見たときに、成田空港は、直線で、大体12キロメートルくらいに位置してございます。大塚議員からも質問がございましたけど、実は、朝の時間帯に、道を知っている方は、ちょうど真行寺から大塚議員の前を通って、富里経由で成田空港まで行きますと、信号機もございませんので、大体20分から25分ぐらいで、空港まで行ける距離にございます。将来を考えたときに、今、私が提案した道路に関しましては、急傾斜の指定場所でもございませんし、見た段階では、傾斜が一番緩いところでございます。  ですから、やはり、駅前の整備計画とあわせて、成田空港から山武市の中心部に誘導するような幹線道路がありませんと、将来、いろいろな面で、市の発展につながっていかないんではないかと考えております。  いろいろな面で、空港に関連する道路というものは、一番近くにございまして、駅の中心に向かってくる道路を整備することによって、いろいろな面で、農業生産法人の融資から、旧山武地区から成東、松尾の地先まで、いろいろな面の開発が進んでいくと思いますので、ぜひ、その辺を踏まえて、検討していただきたいと思います。  続きまして、小学校の統廃合計画の進捗状況についてお尋ねいたしますが、その前に、先般、8月の末に、総合教育会議がございました。その席に、市民の皆さん方、統廃合の問題について、非常に関心がございますので、市の総合教育会議を傍聴された方もおります。  これも、ホームページで、傍聴の時間帯等は掲載されたと思いますが、実は、時間に行っても、担当職員がいない。また、途中で、もう誰もいないんで、受付のほうで聞いてみても、実は総合教育会議をしているということを問いかけても、わからない状態。今日、やってないんではないかということで、お帰りになった方もおいでになったそうです。しびれを切らした段階で、まごまごやっているうちに、もう時間になりましたので、ようやく職員が来て、いただいた傍聴券が、前椎名市長の傍聴券をもらったそうです。  一体、市の総合教育会議は、どこが主催して、招集権者は市長だと思うんですけど、これは市長部局でやったんですか。それとも、関連があるから、教育委員会のほうで。その点、どこの部署で、そういうふうになったのか、教えてください。 286 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 287 ◯教育部長小川宏治君) お答えします。  まずは、総合教育会議の開催に当たりまして、不手際がございまして、御迷惑をかけましたことにつきまして、大変申しわけございませんでした。今後、このようなことがないように努めてまいりたいと思います。申しわけございませんでした。  山武市の場合、総合教育会議につきましては、市長が主催しておりますけれども、補助執行という形で、教育委員会がその事務を行うという形でやらせていただいているというところでございます。 288 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。
    289 ◯9番(八角公二君) 今、教育部長からお話をいただきましたけど、そうすると、実際、教育委員会の事務は一体どうなっているんだと。事務委託もされていて、基本的なことができてないと。最近、教育委員会の職員の不祥事の関係だとか……。実際、これは、そこに教育長がおいでになりますけど、教育委員会の事務は、一体、どうなっているんでしょうか。これを実際やってみて、傍聴に来られた方をさんざん待たせるは、待たせたあげくに、前の市長の傍聴券を配るは……。こうやって見たら、我が市は一体どうなっているんだということを言われるんではないでしょうか。  教育委員会の事務をつかさどる教育長として、どういうふうにお考えか、お願いいたします。 290 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 291 ◯教育長(嘉瀬尚男君) ただいま御指摘をいただいておりますような不手際がありましたことにつきましては、大変申しわけなく思い、その点につきましては、謝罪させていただきます。今後、そういったことのないように、厳しく指導をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 292 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 293 ◯9番(八角公二君) ですから、本当に、不祥事が、教育委員会は多過ぎますので、今後、今後という話も以前聞いたことがありますけど、よほど身を引き締めながら、事務をやっていただかないと、我が市は何ぞやということになります。  実は、それだけではなくて、今度、職員の身分証明書が、まだ前市長名の身分証明書を使っておられるとお聞きしましたけれども、その点、総務部長、実際、新市長にかわって、半年経っているのに、これも、また一体、総務のほうはどうなっているんでしょうか。  我々、一般の市民感情から見れば、新しい市長が誕生して、基本的なことができないように感じられますけど、そこについては、当然、事務方の責任だと思うんです。新しい市長を支えて、みんなでバックアップして、基本的なことだと思いますが、その点、総務部長、どうなっているんでしょうか。 294 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員、よろしいですか。ただいまの発言は、一般質問通告書の質問要旨にない内容と認められますので、質問をとめるよう求めます。  八角議員。 295 ◯9番(八角公二君) そういうわけで、いろいろと教育委員会の関係もそうですし、しておりますので、ひとつ、十分、教育委員会等を含めて、そういうことのないような形で、十分に注意して、事務の遂行をしていただきたいと思います。  それでは、本題に移らせていただきますが、小中学校統廃合計画の進捗状況と見直しについて、まず最初にお伺いします。  市長は、今議会で、能勢議員、和田議員の質問に対して、成東中学校と成東東中学校を統合する。学校の位置、統合の時期は、来年、判断すると答弁しておりますが、統合するということは、成東中学校が、これまでの歴史を閉じる、また、成東東中学校も、同じように歴史を閉じ、両方の学校が統合して、新しい学校の歴史を築いていくと理解してよろしいでしょうか。お尋ねいたします。 296 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 297 ◯市長(松下浩明君) 市長就任前の選挙戦の中で、各地区を回らせていただいたときに、成東中学校と成東東中学校の統合につきましては、地域の中に、なかなか御理解を得られてない方もいるということを感じました。そうした中で、私も就任しましたけれども、一度立ちどまって、判断する必要があると思いました。  総合教育会議の中で、8月28日に開催した中でございますけれども、今後、生徒数の減少が見込まれるという中で、統合という方向も含めて、学校の位置も含めて、時期等も検討をするということで、意見の一致を見たわけでございます。 298 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 299 ◯9番(八角公二君) 本来、総合教育会議の役割と申しますものは、やはり、教育委員会と市長部局のほうの意見の調整の場でしょうか。お互いに意見を出して、調整機関でございますので、今、市長が申し上げたように、やはり、いろいろな公約を掲げて、学区の見直しだとか、統廃合の時期だとか、そういうことも含めて、多分、発言されたと思います。  その辺の形で、あくまでも、統廃合決定権は、教育委員会にあろうかと思いますので、実際、市長が政策に掲げた部分を提案をしながら、もっと有意義な総合教育会議にしていただければいいなと思っているんですが、その点、市長、いかがでしょうか。 300 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 301 ◯市長(松下浩明君) 議員おっしゃるとおり、総合教育会議とは、協議したり、調整の場でありますので、そういった意見を、また、お互いに聞いたり、言ったりの中で、今後も、そういった方向でも、検討していくということで、能勢議員のときにも、和田議員のときにも、平成31年度を目途として、方向性を出していきたいということで、少しお時間をくださいということで、答弁もさせていただきました。  以上でございます。 302 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 303 ◯9番(八角公二君) ですから、先日、和田議員、能勢議員の質問に対して、学校の位置は、来年、平成31年度を含めて、そういうことももろもろ含めて、決めていきたいというお話をいただいておりますので、まだ時間があろうかと思いますので、総合教育会議等で、市長の考え方を十分伝えていただきながら、要するに、もう一度、もんでいただければ、ありがたいなと考えております。  実は、市長が当選された後、2,000名を超える署名が、教育長と市長宛てに、陳情が上がっておりますけれども、これだけの陳情が上がってくるということは、今まで、教育委員会についても、各学校または地区で、要するに、統廃合にかかわる説明会を、相当、実施したと思うんです。その後にも、これだけの署名が上がってくるということは、適切に統廃合の説明だとか、地域の方々の理解が、まだできてないように思われるんですが、その点、教育委員会として、どのように考えておられるでしょうか。お尋ねいたします。 304 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長。 305 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 陳情ですけれども、署名を伴った陳情を受けまして、教育委員会でも協議をしてまいりましたが、単学級化をしている現状の教育環境は、やはり、改善をしていく必要があるという考えでありまして、また、それに伴って、小中一貫校等につきましても、検討してきておりますが、市長も、先ほど、教育は平等であると言われていますが、市内各小中学校の教育環境を考えた場合には、やはり統合をしていく必要があると判断をしているところでございます。 306 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 307 ◯9番(八角公二君) ですから、教育委員会の考え方はわかりましたけれども、実は、この統廃合に関しては、実際、これだけの署名があるということは、当然、学校経営の中でも、保護者の方、地域住民の方々の協力がなければ、廃校云々をやって、統廃合をやっても、うまく進んでいかないんではないかと思うんです。  この件に関しては、実は、昨年、和田議員と一緒に香取市のほうに行きましたら、香取市のほうの教育委員会では、住民のコンセンサスが得られるまで、十分詰めていくというようなところもあるんです。  だから、今、教育長の答弁をいただきましたけど、一方的に統廃合を進めて、後で、いろいろな面の障害が出てくるんではないかなと私は思います。現実に統廃合を決めて、蓮沼地区にしましても、日向地区にしましても、実際、方針を決めた教育委員の方々、もう辞任されているんではないでしょうか。  やはり、これだけ、コミュニティを破壊するようなことなので、これだけの署名が出て、それを、今、教育長がおっしゃったような、単なる考え方一本で、これを遂行していくということは、やはり、もう少し時間をかけて、じっくりした上で進めていく。  実際、2,000人の前に、実は1,000名の署名が出ているんです。その後、今度は、2,000名の署名なんです。今度、ほかの地区で、また署名が出たら、どういうふうに扱うか。だから、そこは、実は私も非常に疑問を感じています。だから、教育委員の方々も、例えば、地方自治の本旨はどういうところにあるかということを考えれば……。  教育長、逆に、今お話が出ましたけど、要するに、基礎自治体の役割ということは、当然、存じ上げていると思いますけど、教育長は、どういうふうに基礎自治体の役割を考えておられるか、お尋ねいたします。 308 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長。 309 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 基礎自治体ということは、教育委員会ということでよろしいかと思いますが、教育委員会としては、子どもたちの教育環境を正しく、いいものにしていくと、そして、社会に出て、立派に生活していけるような生きる力をつけていくということが、大きな使命だと思っております。 310 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 311 ◯9番(八角公二君) 私は、基礎自治体の役割を、今、教育長にお尋ねしたんです。基礎自治体の意味を考えれば、職員の方は御存じだと思いますけど、市民の方の福祉向上を目的として、基礎自治体があるんです。安心で、安全で、幸せに暮らせるように、それが、基礎自治の本旨なんです。教育のことだけではないんです。  そこをもう捉えてしまっていると、現に教育長がそういう考え方であれば、これは、全部、もう議論がかみ合っていかないと思うんです。教育委員の皆さん方は、広い識見と高潔で、そういう知識があるから、教育委員に任命されているんでしょう。  ですから、その点、教育長、考え方がちょっとずれているように思われるんですが、いかがでしょうか。 312 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長。 313 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 今、議員がおっしゃられたように、市民の安心、安全を図るということは、当然、地方自治体の役目としてあると思います。  その中で、我々、教育委員会は、やはり、教育の部分を考えていかなければなりませんし、今言った市全体の安心・安全等も含めたものにつきましては、総合教育会議が開催されるようになったことも含めて、市長部局との調整を図りながら、やっていくものだと考えております。 314 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 315 ◯9番(八角公二君) いずれにしましても、そこのベースにするものは、やはり、市民でございますので、いろいろな行政の仕方は、従来と違って、公権力をもって推し進めるんではなくて、俗に言う市民協働だとか、地域住民の意見を尊重しながら、行政運営をやっていく時代だと思います。  その中で、市長がとられた中のいろいろな面で、公約もあるわけですから、ここで、もう一度、立ちどまって、市民の方々に耳を傾けて、それで、できるだけ理解をいただくような形の中で、これを進めていきませんと、かえって、地域のコミュニティは、おかしくなってしまうと思うんです。  ですから、やはり、この統廃合については、先ほど申し上げたみたいに、1つの学校の歴史が閉じるということですから。これだけの障害があるということは、逆に、そうです。我々の年代、おじいちゃん、おばあちゃんだって、お孫さんが学校に上がれない。結果として、市長が唱えている少子化にも、影響が出てくると思います。  ですから、これは、やはり、真剣に、いろいろな議論の中で、時間をかけて、もんだっていいと思うんです。時間を決めて、即、統廃合を決めるんではなくて。これだけの反対の署名があるんであれば、できるだけ理解を得られるような形の中で進めていただければと、私は思っております。  というわけで、市長、その辺の考えを、今、私は申し上げましたけど、市長はどう思われますでしょうか。御答弁お願いします。 316 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 317 ◯市長(松下浩明君) 今、八角議員のほうから、署名に対しての署名の重みというか、どう感じているかということであろうかと思います。この署名につきましては、私も、市長に就任してから間もなく、提出を受けました。この署名に関しましては、1回目より、2回目のほうが多かったということで、非常に重く受けとめさせていただきました。  そういう中で、自分でも、ずっとこれは判断をどうしようかということで、自分なりにいろいろ考えておりましたが、地元の方のところへ、直接、向かいまして、御意見等も伺ったこともありました。  そういう中でございますけれども、最終的には、やはり、私、常々言っているんですが、山武市の子どもの教育は、平等であるべきであろうという考えを持っております。そういうことで、総合教育会議にもお話をさせていただきまして、教育委員との調整をさせていただいたということでございます。 318 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 319 ◯9番(八角公二君) 市長、答弁ありがとうございます。  市長が選挙戦で訴えたように、未来に向けて、子どもたちが、一人一人の可能性を伸ばせるまちづくりを目指すんであれば、これも市長の言葉ですが、いま一度、立ちどまって、市民の皆様の意見に真摯に耳を傾け、学区の再検討をしてみるなど、理解を得る時間を持つ必要があるんではないかと私は思います。現実、そういうことを、市長は言っておられます。  ですから、早急にどうこうではなくて、これだけの署名が出るわけですから、一旦、踏みとどまって、統合の仕方、やり方も、再度検討してもらいたいんです。あるところでは、地区によっては、統廃合を地区の方が了解されて、今現在、進んでいる地区もありますけれども、市長も少子化の関係もしていますので、統廃合問題については、かなり影響が出てきますし、市長が考えているまちづくりにも、影響が出てくるわけですから。  ですから、ぜひ、その辺、総合教育会議だとか、市長の考え方も反映していただいて、できるだけ、市民の同意を得られるような形の中で、進めていきたいと思いますので、最後、その辺、御答弁をお願いいたします。 320 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 321 ◯市長(松下浩明君) 署名のほうの感じで、そのときには、総合教育会議のときに、意見が一致して、これから、統合の方向で向けていくということだと思います。  また、成東中学校、成東東中学校に関しましては、平成31年度まで時間をいただきまして、しっかりと検討していきたいと思っております。 322 ◯議長(加藤忠勝君) 八角議員。 323 ◯9番(八角公二君) 市長、ありがとうございました。  そういうわけで、決定するのは、統廃合については、教育委員会だと思いますので、意見の場の総合教育会議の中でも、今、市長が考えたことを含めていただいて、やはり、よりよい統合をしたほうがいいと思います。その辺、十分、意見の調整をお願いして、私の一般質問は、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。 324 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で9番、八角公二議員の個人質問を終わります。  これで、予定した一般質問は、全て終了いたしました。   ──────────────────────────────────── 325 ◯議長(加藤忠勝君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、あす9月14日、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。  御苦労さまでした。               午後 2時10分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...