山武市議会 > 2018-06-12 >
平成30年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2018-06-12
平成30年第2回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2018-06-12

ツイート シェア
  1. 山武市議会 2018-06-12
    平成30年第2回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2018-06-12


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(加藤忠勝君) おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、職員による議場内の写真撮影を許可しております。                午前 9時59分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(加藤忠勝君) 日程に入ります前に、昨日の石川議員の質問に対しまして、都市整備課長から、答弁の訂正の申し出がありましたので、これを許可いたします。  都市整備課長。 3 ◯都市整備課長(川合秀和君) 昨日、石川議員の関連質問への答弁の中で、区画整理の協議会の立ち上げと申し上げましたが、区画整理準備委員会が正しく、おわびして、訂正をさせていただきます。   ──────────────────────────────────── 4 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第1 一般質問を行います。  はじめに、平成会、和田喜治議員の代表質問を許します。  和田議員、御登壇願います。  和田議員。 5 ◯10番(和田喜治君) 皆様、おはようございます。議席番号10番、和田喜治です。議長のお許しを得ましたので、会派平成会を代表して、質問をさせていただきます。  その前に、会派をともにする越川哲議長が、5月9日に御逝去され、力を落としているところでございます。会派平成会では、この半年間で、故今関恒氏に続いて、2人目となります。議会で最年長者の私としては、この壇上に立たせていただいていることに対して、まことに複雑な気持ちであります。この2人が、この壇上で熱弁を振るっていた姿を重ね合わせ、しっかりと質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  今回の質問は、前市長と新市長の考えの違いなどの質問が多くなりますので、重複するところもあります。そういうことで、丁寧に、優しく質問させていただきます。前市長と同じ考えでしたら、次回からは、厳しい質問となります。  はじめに、成東中学校の廃校問題についてお聞きします。この問題は、私にとっては、統廃合などという生易しい問題ではありません。廃校そのものです。この問題は、前市長に対して、厳しく追及してきましたが、前市長からは考え直すという言葉を聞くことができませんでした。  しかし、今回の市長選において、両候補者より、考え直さなければならないという言葉を聞くことができ、これまでの2年間の苦労が実った思いでした。  しかし、両候補者の考えに、相当な開きを感じさせられました。その証拠に、松下市長チラシ内容に、予定では、成東中学校存続のことは入っておりませんでした。適正規模という言葉は入っておりましたが、この文言では、一般市民には伝わりません。そういうことで、成東中学校の件を明確に入れるよう要望しましたが、選挙対策委員長山武地区の議員等の意見で入らない予定でした。  成東地区の議員が、私、1人ではそうなることはわかっておりましたが、これでは、成東地区の住民に説明してきた私の考えと、違うものになってしまいます。適正規模ということで、廃校ということも考えられますので、松下市長を推した私にとって、本当に情けない気持ちでした。
     そういうことでしたが、私の意見を聞き伝えられた方があり、松下市長に直接、話をしてくれました。そういうことで、チラシには、成東中学校問題を考え直すという文言が入りましたので、松下市長を推すことに決めました。  相手候補は、今年に入り、チラシでは、イの一番に、成東中学校は残すということを大々的に取り上げていた関係で、私のところに抗議の電話や直接異議を言ってくる方もあり、家族に迷惑をかけることになりました。  和田は、何を考えているのかという、きつい言葉もありました。それは、私が、成東中学校の統廃合問題で、2年間、前市長に考え直すよう追及していたことにあります。本来であれば、成東中学校問題を取り上げた方とともに、行動しなければならない立場にありました。しかし、この方は、私が、前市長に2年間、統廃合を考え直すよう強く求めていたときには、何も同調していただけませんでした。  そのころは、蓮沼地区でも、蓮沼中学校を統廃合するということで、反対運動が起き、存続の署名運動も盛んでした。蓮沼中学校は、生徒数が80名ということで、存続は厳しさがありました。統廃合後、その中学校に航空専門学校を誘致してはという話がありましたが、反対されていました。そして、避難タワーと称する5階建ての建設に力を入れ、中学校問題は聞かれなくなりました。  今回の市長選では、急遽、成東中学校を残すという言葉が入り、大々的に取り上げてきました。しかし、これまでのことがありますので、冷静に対処しました。松下市長を支援する方たちの中に、成東地区の方は、一、二名いる程度でしたので、成東中学校のことは、二の次に考えていたようです。  松下市長選挙対策委員長は、大富地区の方ですが、成東中学校を入れなくても、適正規模が入っているからよいという言葉に、がっかりさせられました。この考えは、前市長を支えていた旧成東町議会の議員も、このように言っていました。  一般の方たちは、中心地に学校がなくなれば、人口減に拍車がかかることはわかるはずです。それが、前市長、そして、今回、松下市長を支える方たちの間では、この問題より、もっと大事なことがあるようでした。成東中学校の問題については、意識の薄さが感じ取れました。  ここに来て、来年4月執行予定の市議会議員選挙に、松下市長選挙対策委員長のもとで、運動していた数名の若手が立候補し、当選した後、成東中学校の統合という構想計画があることがわかりました。また、前市長と成東中学校の統廃合を進めてきた執行部の中に、この計画を後押しする方がいることもわかりました。  成東中学校出身者でも、統廃合を進めている方もいますので、こういう方がいても、不思議ではありませんが、中心地に中学校がなくなれば、確実に人口減に拍車がかかります。前市長もそうですが、松下市長を支える方々の中に、これほど同調者がいることに驚いているところです。国、県からの要請もないのに、何でそんなに成東中学校を廃校にしたいのか、不思議な方々です。それを容認している山武市民に、あきれているところです。  松下市長選挙対策委員長は、そういう考えでしたので、チラシに成東中学校のことは入れないという主張は、よくわかりました。選挙カーで、各地区に回っていましたが、成東中学校を建て直し、存続という言葉を聞くことはありませんでした。しかし、松下市長を支えていた選挙対策委員長は、これから市長と行動をともにすると見られますので、松下市長の考えが変わらないことを信じています。  ここに来て、先月の5月14日、蓮沼中学校の存続を求める2,034名の署名が、住民6名によって、市長に届けられました。一昨年にも、1,126名の署名提出があり、教育委員会で報告されました。前回より908名増えましたが、市外からの署名もあるようです。蓮沼地区は、4,000名ほどの人口ですので、半分の方が署名したことになります。知識人の多い、すばらしい方々が住んでいる地区のようです。  私も、成東地区で、成東中学校存続運動をしておりますが、一向に盛り上がりがありません。成東地区の人口は、本年4月1日現在、2万2,139名です。成東中学校に通う成東地区大富地区の人口は、9,984名です。約1万人いる方々が、私の行動に無関心、不思議な地区です。逆に、成東中学校廃校に向けた努力をしている方もあります。前市長も、そうでした。中学校がなくなれば、人口減少に向かうことは確実です。  そういうことで、蓮沼地区の住民は、立派な方々の集まりです。前回取り上げましたが、合併前の旧蓮沼村の年間予算は、26億円でした。そして、今回建設された避難タワーと称する建物は、15億円。合併前でしたら、大変な騒ぎとなるところでしたが、合併後でしたので、問題になりませんでした。  そして、今回の中学校存続運動、本当に頭が下がる思いです。この方たちに、山武市の行政を任せると、すばらしい山武市となるところでした。今回、行政を担えるチャンスでしたが、惜しいことをしました。蓮沼地区では、この1年間は、避難タワーと称する箱物建設に力を入れ、中学校の統廃合の問題は、忘れていたかと思いました。  3月に、避難タワーと称する建物の落成式において、来賓の鈴木孝政氏の言葉の中で、こういう建物が、少子化の影響で、使用されなくなっていることが多くあるとのことで、心配されていました。今は珍しさがありますので、他地区よりの利用者があるようですが、数年後には、鈴木孝政氏の心配が、現実のものとならないことを願うばかりです。蓮沼地区の方々は、知識人が多く住んでいますので、そこのところまで、よく考えての建設だと思っています。  今回、避難タワー建設が終わったら、中学校存続問題です。この力を少子化対策に向けていただきますと、この中学校問題も解決します。現在の生徒数は80名ですが、このまま、自然に任せていたのでは、生徒数の減少が進み、学校として、成り立たなくなります。そこまでのことを考えての行動と思いますので、私の地区の方々より、立派な方々だと、敬意を表します。  松下市長は、前市長の政策を受け継ぐと、最初のころは言っていましたので、松下市長を支える方々と同じ考えのようでした。前市長の政策を受け継いでいたのでは、人口減少の対策、そして、成東中学校の存続は、夢のまた夢です。  市長を支えていた方々の中に、成東中学校の統廃合を進めるという方がおるようですので、成東中学校をこれからどうするのか、曖昧な答弁では済まされなくなっております。成東地区の方々は、現市長の考えを待っております。私も、市長の答弁によっては、市民との約束もありますので、激しい抗議行動を起こさなければならなくなります。成東中学校建て直し署名運動等を行わなければならない状態に追い込まれます。  蓮沼地区の署名簿は2,034名でしたが、市内外の方も含めているとのことです。私が抗議行動を起こせば、市内外を含めると、数倍の署名は集まります。数十倍になる可能性もあります。選挙運動のつもりで、署名運動をすれば、市内だけでも、相当な署名は集まります。成東・大富地区の方々は、署名しない方は、肩身が狭くなります。  そして、市外となりますと、私は、囲碁将棋の会員1,300人の団体を抱えていますので、その家族を含めますと、楽しくなるほどの署名運動となります。会員は、この現場を知っていますので、わけのわからぬ署名ではありません。  こういう状態になりますと、市長の居場所がなくなります。そこまでのことは、市長を推した時点で考えていました。このことは、選挙途中に、市長も市民の声を聞いていますので、市長はよくわかっていると思います。答弁を求めるところでしたが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私も年齢ですので、間もなく、お迎えが来るものと覚悟しているところです。会派平成会、3人目の帰らぬ人となるようです。  そして、この方たちに対する答弁は、はっきりと残すという答弁はいただけませんでしたが、この件は、それでいいのです。私は市長を信頼しておりますので、この説明で十分です。  話はまだ続きます。成東中学校統廃合問題については、前市長、教育長、そして、教育委員会が一体となって、成東東中学校に統合するということで進めてきました。それが、今回、両候補者が、成東中学校は残すという考えで、市民に訴えてきました。今の答弁では、はっきりしたお答えはいただけないと思います。でも、お話ししておりまして、その方向性は見えてきました。成東地区大富地区の方々は、少しは安堵したと思われます。  そうしますと、これまで、前市長と一緒になって、成東中学校廃校に進めてきた教育長、教育委員の責任問題に発展します。前市長は、これまで前市長に協力してくれた教育長、教育委員を、御褒美かどうかわかりませんが、3月議会で、急遽、スリランカ国を視察するための予算を盛り込み、平成30年度当初予算が上程されました。しかし、責任問題を抱えている教育長、教育委員スリランカ国視察はいかがなものでしょうか。考えものです。  教育長、教育委員は、椎名市長の言いなりになって、成東中学校を廃校に進める中、成東中学校の生徒は、学業、部活動に一生懸命に取り組んでおり、すばらしい成績を残しています。山武市の教育に携わるトップの方たちと、先日のアメリカンフットボールの監督、コーチの件と似ているところがあります。廃校問題より、自分の立場を考えたほうがよかろうかと思います。  成東中学校の生徒は真面目に勉強し、何人にも後ろ指を指される子どもはいないということです。教育長、教育委員は、後ろ指を指されてもおかしくない存在になっております。当事者は、反省しなければなりません。  松下市長は、当選後のテレビ局のインタビューで、第一に言った言葉は、スリランカ国の支援の言葉でした。今やらなければならないことは、他国のことではありません。そんな余裕があるのであれば、山武市の中心地をどうするのか、そして、少子化対策が一番です。  ある議員は、スリランカ国には、戦後処理で、分割統治という日本の死を救ってくれ、大変お世話になっているからという話もされました。そんなにお世話になっているのであれば、国が面倒を見ればよい話です。中学校を廃校にしてまで、山武市が協力する問題ではありません。  信頼していた、ある議員と現市長に対して、私は憤りを感じてしまいました。松下市長も、前市長と考えは同じようですので、この件では、激しい論戦ができるものと、楽しみにしております。  市長の報道関係者からのインタビューの内容について、しっかり責任を果たさなければならなくなりました。教育委員スリランカ国視察をどう考えているのか、そして、前市長、教育長、教育委員が一丸となって進めていた成東中学校廃校問題、市長選で両候補者が考え直さなければならないということでしたので、しっかりと判断を示していただかなければなりません。  市長の答弁をみんな抜いてありますから、こうなっているんです。市長は、まだ新しいから。  私は、この2年間、前市長、教育長、教育委員に対して、成東中学校廃校は考え直さなければならないと言ってきました。しかし、教育長、教育委員は、前市長には何も言えず、ただ追随してきただけです。この方たちが、新市長のもとで、すばらしい働きをするとは、到底、思われません。甘い考えでは、山武市の厳しい教育行政を立て直すことはできません。ここまでにした責任は前市長にありますが、追随してきた教育長、教育委員にも責任はあります。  今年の3月議会でも取り上げましたが、出処進退は、教育長、教育委員が、自ら決めることです。市長がかわりますと、大幅な人事刷新がよく見られます。このまま、前市長を支えてきた方々が残るということは、前市長の政策を引き継ぐということになりますので、松下市長に対して、何の希望も持てなくなります。市長の英断に期待しているところでございます。  そこで、市長に伺います。人事刷新する考えはあるのか、答弁を求めます。長くなりましたが、よろしくお願いします。 6 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 7 ◯市長(松下浩明君) おはようございます。  和田議員人事刷新を考える考えはあるのかということの御答弁をさせていただきたいと思います。  教育長をはじめ、他の教育委員につきましても同様に、議会の同意に基づき、任命され、職務に当たっていただいております。任期も定められております。また、行政には、継続性が必要という部分もございます。まずは、教育委員の皆様方のお考えを確認してまいりたいと思います。 8 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 9 ◯10番(和田喜治君) この前の答弁を少し省いてしまいましたので、少しおかしなあれになっています。  ここに来て、副市長の問題も耳に入ってきました。5月25日の議会運営委員会で説明がありましたが、今回も財務省より派遣されるようですが、前市長の根回しと思われます。国との人事案件は、今日、明日ということにはなりませんので、事前に決められていたと思います。  松下市長に知らされたのは、当選後と思われますが、いつごろでしたか。答弁を求めます。 10 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 11 ◯市長(松下浩明君) 市長選挙当選後、副市長の人事につきましては、いろいろ考えておった中ですが、副市長の不在期間をつくらないということで、これまで築き上げてまいりました、国、財務省との関係を大切にしたいという考えもあります。そして、当選後、財務省のほうにお願いをしたところでございます。 12 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 13 ◯10番(和田喜治君) この人事は、前市長が決められたことと思いますが、私が市長の立場でしたら、余計なことをしてくれたと怒るところです。市長に立候補する時点で、自分の周りの人事は描いているはずです。  平成会では、前市長に対して、信頼しておりませんでしたので、副市長人事は、反対することで、意見統一を図っておりました。そういうことで、私は反対意見を述べる準備をし、5月24日に、一般質問通告書を提出しました。副市長の件は、成東中学校の統廃合の中に含めることで、担当者との間で、調整されました。  6月1日の全員協議会で、副市長人事が発表されました。会派では、前市長との経緯もありましたが、賛成するとの意見に変わりました。私は通告書に提出してありましたので、今日、ここで発言させていただきます。  副市長人事についての質問ですので、賛成意見を述べようと、いろいろと調べましたが、これといった仕事は見当たりませんでした。これまでの功績を発表するにも、すばらしい功績の跡がありませんので、反対意見を述べさせていただきます。  合併して12年になります。山武市としては、親離れしなければならないところです。自立して、立派な事業を行わなければならない中、いまだ合併特例債を使い、箱物建設等に、力を入れています。特例債の30%は、市民の税金で返済する必要があります。借金して、箱物建設をする人を、山武市民は、立派だと褒めたたえていました。  借金しての箱物建設は、誰でもできます。人口減が7,300人以上も続く中、いろいろな箱物建設、おかしくありませんか。このことに気づかない行政の責任は重大です。議員にも、責任はあります。しかし、その箱物を欲しがっている市民にも、責任はあります。  合併以来、国から、副市長として、4名の方が来られていますが、一緒になって、山武市の発展につながらない仕事をしております。このことが、派遣してくる国に知られますと、該当者の成績にも影響します。派遣されてくる方に申しわけありませんので、私は反対します。  今回は厳しくなると思っていましたが、派遣されてくる方に申しわけないとのことで、賛成されるようです。山武市の発展は、市民全体で考えなければならないところまで来ております。これは、前市長が進めてきたことによるものですが、新市長となられた松下市長の立て直しの手腕にかかっております。  市長は、ここまでになっていることを知っていなかったと思われますので、これから、どのように立て直していくのか、市長の答弁を求めます。 14 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 15 ◯市長(松下浩明君) 合併して、山武市も、12年経ちました。それぞれの地域にコミュニティの拠点となる多目的な施設が建設をされました。私としては、その施設、それぞれの機能が十分に発揮され、地域の活性化のためにも、今後の管理運営をしっかりしていかなければならないというように思っております。  それぞれの施設に人が集っていただき、そこから、魅力と創造が生まれ、その魅力と創造から、人口減少対策の一つの糸口になればという期待もしております。 16 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 17 ◯10番(和田喜治君) 今、力を入れなければならない問題は、人口減少をとめる事業をすることです。人口減少問題の解決方法は、2回にわたって質問してきましたので、私のこれまでの議会質問を見ておいてください。今回は、軽く触れておきます。  合併後、国から優秀な方々が、山武市に4人ほど派遣されてきておりますが、山武市の発展につながることをしていません。目立ったことをしてくれたのは、前回派遣されてきた方で、この方は、2020年に行われる東京オリンピック・パラリンピックのスリランカ国の事前キャンプ地の誘致でした。2億円というお金を国から持ってきてくれましたが、この4年間にかかるお金は、この4倍を超える8億円ということでした。  しかし、ここに来て、3倍の6億1,000万円に訂正されました。選手は3名から5名の予定ですので、立派な仕事をしてくれた方とは、到底、思われません。山武市では、あらゆる方々が、スリランカ国に視察ということで訪れています。  そこで、伺いますが、平成30年4月までに、スリランカ国事前キャンプ地に関係した支出額は、どのくらいになりますか。答弁を求めます。 18 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 19 ◯総務部長(石橋和記君) 平成27年度、28年度の決算額と平成29年度の決算見込み額の合計で回答させていただきます。ソフト事業で、4,461万円、ハード事業は、主に成東総合運動公園の陸上競技場の改修事業でございますが、こちらで、4億1,166万9,000円、合わせまして、4億5,627万9,000円となります。 20 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 21 ◯10番(和田喜治君) 国から派遣されてくる方々は、市長の代理として、各場所に行き、挨拶されるのが、主な仕事と思われます。現副市長には、成東駅北口開発だけに専念し、進めていただくようお願いしましたが、難しいということで、取り組んでいただけませんでした。一番難しいと言われる人の心も、お金とやる気があれば、動かすことができます。宇宙にも行ける時代ですので、できないことはありません。  国から派遣されてくる優秀な方々は、山武市のどこを見ているのでしょうか。中心地の成東駅を見て、何も気がつかないのでしょうか。中心地にある成東中学校の廃校について、疑問を持たず、市長の言いなりになっている姿は、見られた姿ではありません。  山武市に派遣されてくる方は、財務省からの派遣ですので、国から補助金を引き出していただけたら、立派な仕事をしたことになります。駅裏開発ということで、無駄遣いには、ならないはずです。  現副市長は、現場を見ておりますので、無駄にならないことは、わかっていると思います。そこで、副市長の答弁を求めます。 22 ◯議長(加藤忠勝君) 副市長、登壇願います。 23 ◯副市長(高橋一嘉君) 和田議員から厳しい御意見をいただきました。成東駅北側に関しましては、これまで開発や区画整備事業などで、計画を検討したこともございましたが、さまざまな問題もあって、実現には、とても困難であるという経緯がございました。  しかしながら、市長からは、人口減少対策の1つとして、成東駅北側についての公約もございます。今後は、地権者への聞き取りや説明会などを通して、動向を見きわめた上で、行政と地元地権者との負担が大きくならないよう、検討してまいりたいと思います。 24 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 25 ◯10番(和田喜治君) この開発によって、現在、課題になっている成東中学校、さんむ医療センター移転問題も、一気に解決します。これまで、4人の方が、国から派遣されてきましたが、こんなことにも気づかない方々では、国からの派遣には、疑問符がつきます。  国会でも、この3カ月間、財務省の高学歴の偉い方々が、中学生でもわかるようなうそと思われる答弁をしております。それも、何カ月もの間です。質問者、答弁者の話は、聞いていられないほどのレベルの低い議論となっています。国会は、政策議論をするところです。  現在の状況の原因は、安倍総理大臣にあるようですが、国民はわかっています。そんなに犯人捜しをしたいのであれば、警察、裁判所に任せればよい話です。税金の無駄遣いと言われても、反論できないほどの議論です。  世論調査で、元総理秘書官の説明に納得できない人の割合は、75%でした。一方、関係者と会って、話をしているのに、会っていないと言っていましたが、後で、3回会ったことを認めるうその答弁に納得している人が14.7%いることには、驚かされました。質問者の話が正しいことはわかっておりますので、選挙で、結果が出ます。私が、一般質問をするときには、終わっていただきたいと思っていました。長時間にわたっていた議論は、まだ続いているようです。  山武市でも、成東中学校問題では、国と同じような問題が議論されています。山武市の中心地にあり、駅より徒歩で7分のところにある、一番生徒数の多い中学校を廃校。津波対策事業をしている4キロメートル離れた海岸に近い学校との統廃合を進めています。私は、中学校がなくなれば、少子化につながると主張しておりますが、市民は理解しておりません。  国とは逆で、理解している方は25%、自分の地域だけを考えている方が多く、75%の方が無関心、これは、私が、100人の方に、無差別で聞いたデータです。本当に困った山武市となっております。  こんな議論で、国会審議が2週間ストップしたときもありました。これは、税金の無駄遣いです。議員には、本来の仕事をしなかった期間でも、報酬が支払われます。報酬をストップすることで、無駄な議論の調整がつくと思います。このストップした期間の報酬を、成東駅駅裏開発に充てますと、あすにでも解決します。全国に充てますと、数多くのところで、問題が解決します。この私の案が、国会に届くことを願っています。  山武市の場合は、財務省からの派遣ですので、トップは麻生副総理ですので、副総理の答弁をいただきたいところですが、それはかないませんので、このことが、副総理の耳に入ることを願っています。  派遣されてくる方々は、高学歴の方ですが、学歴は必要ありません。現状を見きわめ、何か1つでも、大きい仕事をしてくれる方を、行政は求めています。私の言葉が、国に届くことを願うばかりです。  副市長人事は、これから、しっかり考え直さなければならない問題です。前市長の副市長人事をそのまま引き継いでいたのでは、何のために市長になったのかわかりません。松下新市長の考えを伺いたいと思います。 26 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 27 ◯市長(松下浩明君) 副市長の人事のことでございますが、私自身がしっかりとリーダーシップをとりながら、私も選挙で掲げました8つの宣言を具現化するために、国と県といったパイプを活かしていかなければなりません。そういった意味におきまして、副市長には、サポートをしていただきたいと考えております。 28 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 29 ◯10番(和田喜治君) 合併前は、山武市をよく知っている方が、助役として、行政に携わっていましたが、現在の体制になってからは、指導者が育たず、前市長の独壇場となってしまいました。人材を育てなくしたおかげで、24年間の長期政権が続いたわけです。今回、新しい市長にかわっても、前市長の政策を引き継ぐようですので、山武市の将来に不安はつきまといます。  派遣されてくる方々の仕事といいますと、市長の代理で、挨拶回りの仕事が多いようです。これでは、自身の能力が発揮できず、その人をだめにしてしまいます。まことに気の毒な人材派遣です。私の言葉を聞けば、山武市派遣は断ってくるはずです。それに備えて、現市長は、山武市より、人材を見出すことが必要になります。いつまでも、親のすねかじりではいけません。  松下市長は就任して、まだ2カ月に満たないので、仕事面では、執行部がしっかり支えなければなりませんが、前市長のもとで活動していましたので、行政手腕が育っていません。そういうことですので、少しの間、文句を言わないようにしてまいりますが、新市長になりましたので、努力することを忘れてはなりません。  市長の就任挨拶を聞いておりましたが、少し物足りなさがありました。今回、私の意見を聞き、少しはやる気になったと思いますので、市長の答弁を求めます。 30 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 31 ◯市長(松下浩明君) 和田議員から、成東中学校の廃校問題についてということで、御質問をいただきました。私も、選挙のときに、地域の声を聞いたということで、昨日も、その中で御答弁をさせていただきました。  そういった意味では、将来のために、また将来に向けての議論をしていきたい、考えていかなければいけないというような思いがあります。そして、また、和田議員から、今、貴重な御意見も伺わせていただきましたので、今後、しっかりと取り組んでいくことをお約束申し上げます。 32 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 33 ◯10番(和田喜治君) 副市長は、成東駅裏現場を把握しておりますので、国に帰られたら、このことを、上司に報告し、実現に向けた努力を切にお願いするところです。  駅裏開発の構想は、前回、説明しておりますので、わかっていると思います。この構想は実現するよう、私は、これからも頑張ってまいります。
     そこで、副市長に伺います。私のこの構想計画をどう思っているのか伺います。 34 ◯議長(加藤忠勝君) 副市長。 35 ◯副市長(高橋一嘉君) 以前に、和田議員から、道路を1本通すことで、成東駅北側の開発につながることの御意見があったかと思います。  駅北側に関しましては、計画的に開発と道路整備を一体的なものとして考えていく必要もございますが、道路の先行整備についても、検討してまいりたいと思います。 36 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 37 ◯10番(和田喜治君) 副市長は、山武市のために、何かしようと思っていたと思われますが、形あるものが示されませんでした。気の毒だったことは、市長を外したことです。前市長は、成東中学校廃校箱物建設のことで、頭の中がいっぱいでしたので、仕事をさせていただけなかったことはわかります。国に帰られたら、先ほどお願いした駅裏の件、上司に伝えてください。よろしくお願いいたします。答弁、ありがとうございました。  次に、先ほど取り上げた成東中学校廃校問題、そして、これから取り上げる成東駅裏の開発問題、2年間、質問してきましたが、これまで質問してこなかった2人が参入し、先に質問されてしまいましたので、質問内容を変えなければならなくなり、困っているところでございます。  成東駅裏口の開発について。このことは、現副市長に携わっていただこうと、3月議会でお願いしましたが、難しいということでした。前市長から、難しいと聞いたようですが、難しくしたのは、前市長です。30年前から、駅裏開発は、問題に挙がっていたようです。そのときに、本当にやる気になれば、できたはずです。  現在では、所有者が次から次へと変わり、難しいことはわかります。しかし、このまま、手をつけないでいれば、何が何だかわからぬ状態になります。山武市の中心地にある成東駅の駅裏が、荒れ放題状態では、行政は何をしているのかと、全国の笑い者になります。椎名市長は笑い者になっても、仕方のない方ですが、松下市長を笑い者にしたくはありませんので、真剣に取り組んでいただきたいと思います。  市長も、選挙戦のチラシで訴えていましたので、この問題を取り上げさせていただきます。昨年までは、4町歩余りの地主の方々の所在がわかっていました。細々した土地は、業者が買い集めていますが、不明者の土地もあるようです。現在ですと、大きく土地を持っている健在の方もおります。  そこで、新市長の取り組む姿勢と、難しいと言われる説明を求めます。難しいと言われる説明は、この問題に携ったことのある方が、詳しい説明の答弁をお願いいたします。 38 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 39 ◯都市整備課長(川合秀和君) 成東駅北側に関しまして、開発、区画整理事業など、さまざまな形で、計画がありました。区画整理事業としては、平成6年度から、事業手法として検討し、約125ヘクタールを調査した経緯がございます。  また、平成12年度には、区域を約16ヘクタールに縮小した上で、準備委員会設立など、機運の高まった時期もございました。  しかし、平成22年度に、事業収支を試算したときは、事業費などに充てる地権者の土地供出割合が9割となり、事業として、実現の可能性がとても低いという結果に至りました。 40 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 41 ◯10番(和田喜治君) ただいま、答弁をいただきましたが、県から派遣されてきた課長では、30年前のことはわからないと思います。この問題は、旧成東町時代の方々が詳しいようです。職員で、定年近くの方々は、何か知っていると思いますので、そういう方と、議員歴20年以上の方もおりますので、はじめにそういう方の意見を聞き、勉強してはどうですか。職員を定年退職した方の中で、この問題に取り組んだ方もあろうかと思いますので、幅広く本気で、この問題に取り組みたいと思います。  大きく土地を所有している方も、話し合いに応じるということですので、1度、勉強会を開催してください。市長の考えを伺います。 42 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 43 ◯市長(松下浩明君) ありがとうございます。  地権者への聞き取り、また、説明会を行ってまいりたいと考えております。そこに、議員、また職員も参加していただければと考えております。 44 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 45 ◯10番(和田喜治君) よろしくお願いします。  成東駅駅裏開発関連では、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  駅裏開発については、2度ほど、議会で質問をしております。前回、質問した内容は、津辺本村の裏山の土を利用することです。そうしますと、そこで、一大都市が生まれます。駅裏は、病院、成東中学校、大富小学校の小中一貫校建設も可能になります。  また、老朽化した成東中央公民館の建て替え問題も、一挙に解決します。商店街にも変化します。その施設は、山を整理したところでもよいし、夢のような構想となります。  この構想を述べましたが、前市長は、何の反応も示していただけませんでした。前市長の頭の中は、ただ、成東中学校の廃校問題だけのようでした。  合併後、成東地区の開発は、何もしておりません。これまで、各地区で、いろいろな箱物建設ができたのは、旧成東町の施設が一歩進んでいたからこそできたわけです。合併後、端から端まで、車で1時間もかかる旧町村に、同じような箱物建設では、市としての役目は果たせません。  中心地の成東中学校、成東小学校、成東中央公民館は、どこの地区よりも古い建物ですが、成東中学校は廃校、成東中央公民館は建て直さないということでしたが、成東中央公民館は建て直すということになりました。しかし、いつのことかわかりません。中央公民館は、築後50年になろうとしており、雨漏りや駐車場の問題もあります。利用者は、年間3万人です。  ちなみに、蓮沼地区の公民館利用者は、年間1,200名でしたが、既に建て直されました。  他地区では、もろもろの建設が終わり、満足しておるようですが、成東地区としては、怒り心頭です。この駅裏構想が実現すれば、何もかも解決します。  市長は、私の構想を聞いて、どう思いますか。答弁を求めます。 46 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 47 ◯市長(松下浩明君) 成東駅北側土地利用に関しましては、私の公約でも人口減対策の一環として取り上げてございますことから、全ての事業が、人口減対策に結びつくよう、職員に指示をしております。  駅北側に関しましては、土地所有者がいる中で、民間と行政で、どのように協力できるかを検討していくものと考えております。地権者への聞き取り、説明会等を通して動向を見きわめた上で、行政と地元地権者の負担が大きくならないような方策を検討してまいりたいと思っております。  本地区の駅の隣接地というポテンシャルを活かして、人口減対策につながるよう、対応を努めてまいりたいと考えております。 48 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 49 ◯10番(和田喜治君) 私は、昨年の12月議会で、本当に難しいようでしたら、駅裏に道路1本ぐらいは通してはどうかと質問しました。この件については、2回ほど質問しておりますが、前市長からの明確な答弁をいただくことはできませんでした。  新市長になりましたので、松下市長の考えを伺いたいと思って、質問状を出しておきましたが、運が悪く、今日の質問となりましたが、市長はこれまでの経緯を御存じないようで、昨日、質問した議員に、前進するような答弁をしました。この件は、執行部の部長が把握しておりますので、話を聞いてからの答弁がよかったと思います。  質問内容は、担当者は把握しておりますので、市長に説明してあると思いますが、そこで、市長にお伺いします。担当者の方から、説明はありましたか、答弁を求めます。 50 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 51 ◯市長(松下浩明君) この問題につきましては、説明はありましたけれども、以前、和田議員の質問の中で、道路1本を通すことで、駅北側の開発につながるということが述べられていたということで説明も受けております。  そして、また、私の選挙中にも、お話をいろいろしてくれましたし、そういう中で、私としても、そういう方向が、駅北側の開発につながるものと、今も考えております。1つの方策として捉えて、考えを進めていきたいと、今、思います。御提言ありがとうございます。 52 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時5分といたします。               (休憩 午前10時49分)               (再開 午前11時54分) 53 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。  休憩中、和田喜治議員から、先ほどの一般質問について、発言の一部を取り消したい旨の申し出がありました。  和田議員の発言を許可いたします。  和田議員。 54 ◯10番(和田喜治君) 先ほどの一般質問で、私が発言しました次の発言を取り消しさせていただきます。  その内容ですが、1つ目は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  そして、2つ目は、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  この発言を取り消しさせていただきます。皆様に大変御迷惑をおかけし、申しわけありません。今後、このようなことがないよう、十分に注意いたしますので、よろしくお願いいたします。 55 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、地方自治法第117条の規定により、和田喜治議員の退場を求めます。                (和田喜治議員退場) 56 ◯議長(加藤忠勝君) お諮りいたします。発言の一部取り消しについて、許可することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 57 ◯議長(加藤忠勝君) 御異議なしと認めます。よって、和田喜治議員からの発言の一部取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。  ここで、和田喜治議員の入場を許します。                (和田喜治議員入場) 58 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は1時10分といたします。               (休憩 午前11時58分)               (再開 午後 1時09分) 59 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  和田議員。 60 ◯10番(和田喜治君) 結婚相談事業、少子化対策についてお伺いします。  結婚相談事業については、昨年、質問しています。山武市議会では、少子化、少子化と訴える方がおりますが、心からの質問となっておりません。国・県の機関でも、少子化対策としての議論はしておりますが、子どもがいての話です。子どもを産み、育てる夫婦が大勢いる中での話です。  例えますと、土台のない家と同じです。強風が吹けば、たちまち、吹き飛ぶような話を、得意になって、議論しております。まことに滑稽な議論です。子どもを増やすのは、結婚して、子どもを産んでいただくことしかありません。子どもは、自然に増えるわけではありません。  第一に努力しなければならない問題は、結婚相談事業です。子どもがいての話ですので、余りにも政府は簡単に考えています。人口が少なく、働き手がいなくなったら、他国より、働き手を入れるという政策のようです。国がそういう考えですので、日本国の行政は、結婚相談事業に対して、お粗末そのものです。  山武市でもそうです。結婚事業に対しての予算は、年間37万円でしたが、今年は、1組まとまった影響で、1万円の増額です。子どものままごと遊びと違います。相談員10名で、日々、活動しておりますが、難しさがあります。38万円の予算では、2回の小さなイベントと、相談者に向けた1回の講習が精いっぱいです。この金額は、職員1カ月の給料です。  子どもは、将来を支える日本の宝だと、政府関係者は訴えていますが、口だけのきれいごとです。国では、あらゆる機関に、○○金と称するお金を交付しています。一度、全国に、こういうお金を交付し、人口増加の事業に取り組んでいただきたいと思っているところです。  国としてやらなければならない問題は、少子化対策です。山武市には、国から派遣されてきている方がおりますので、国に帰られましたら、関係機関にお伝え願えたら、幸いです。  山武市では、何ひとつ、少子化対策事業に取り組んでいません。3月議会で、前市長に質問しましたが、取り組んでいないという答弁でした。箱物建設スリランカ国視察等には、熱心でした。この熱心さを、結婚相談事業に向けていただいていれば、7,300人もの人口減にはならなかったと思います。  ちなみに、東金市、大網白里市の人口減は、500人程度でした。市民は、趣味の延長と思われる箱物に喜び、少子化対策を忘れてしまっています。今回、新市長になりましたので、真剣に取り組んでいただきたいと思っています。  日本国を支える結婚事業の活動費が、年間38万円。前市長をはじめ、執行部の方々は、結婚相談事業はなくなってもよいとの考えのようでした。合併して12年になりますので、結婚相談事業に、一生懸命取り組んでいる方々の行政視察などを考えていますが、この予算では、到底、無理な話です。  そういうことでしたが、昨年、一昨年と、1組ずつでしたが、成婚となりましたので、今年は、皆、やる気になり、自費で、10月12日から13日にかけて、先進県に、視察研修することになりました。この意気込みは大変なもので、今年は、昨年以上の成果が期待できると信じています。  車代も自費で、市のお金は1円も使わずの研修です。結婚相談事業の予算は38万円ですが、相談員は、ボランティアで、活動しており活動費は自費で支払っております。他の団体も、見習ったほうがよかろうかと思います。  私は相談員として、13年になります。毎年1回、視察研修はありますが、県外の視察研修は、1度、茨城県の行方市に行っただけです。議員の活動として、会派で、昨年、愛媛県松山市の結婚相談事業を視察してまいりました。このことは、議会の一般質問で、山武市との取り組みの違いを説明し、反省を促したところです。  一昨年に、相談員の入れかわりがありました。親睦ということでは、他の団体と比べると、見劣りしますので、今回の10月の計画となりました。この研修で、相談員のつながりによい影響が出ることは、確実です。そして、結婚事業にも、よい結果が出ると思います。  今回の研修で、気の毒なのは、市の職員です。他県の市役所で行っている事業ですので、山武市職員の同行なしでは、しっかりした受け入れはしてもらえません。そこで、職員の同行をお願いしました。当初予算確定後の宿泊を伴う研修への計画変更で、予算確保ができていないこともあると思いますが、宿泊が伴いますので、上司の賛同を得ることが難しく、困った様子でした。視察研修ということで、その日のうちに、職員は帰宅しなければならないということでした。職員にとっては、私たちの研修は楽しいはずがありませんが、立場上、同席するだけです。  私たちにかかる費用は、全額、自分持ちですが、職員は、自費での支払いということでした。私たちは親睦を兼ねますが、職員は山武市のためになる資料を集め、これからの活動に役立たせようとの研修です。それを本人に支払わせるということは、いかがなものでしょうか。  そこで、伺います。市長は、私の話を聞いて、どう思いますか。答弁を求めます。 61 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 62 ◯市長(松下浩明君) 和田議員も、いろいろ大変御苦労さまでございます。  結婚相談連絡会の方々には、長きにわたり、限りある事業費の中で、日々、さまざまな工夫をしながら、経費削減に努めていただいているということをお聞きをしております。  先月、結婚相談連絡会の婚活イベントにおきまして、御成婚に至った方が市を訪れていただきました。ひとえに山武市結婚相談会が、長年にわたり活動してきた成果であると思っております。  また、これまで、活動してきました結婚相談連絡会の方々の人柄が、結婚相談事業の円滑な推進につながっているものであると感じております。  これからも事業を継続していただくことで、少子化対策につながることを期待をさせていただいております。今後もよろしくお願いを申し上げます。 63 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 64 ◯10番(和田喜治君) 山武市の結婚相談事業は、合併時には50万円の予算でしたが、昨年には37万円まで減額されてしまいました。このことを見れば、少子化対策のことは、頭にないことがわかります。相談員は、自費で、ボランティア活動をしているわけです。このことを行政の執行部はわかっておりません。わかっていれば、事業の減額などはできないはずです。  私が相談員を続けているわけは、成婚した2人の喜んでくれる姿を見ることです。そして、子どもが誕生したとき、私に子どもを抱かせてくれる喜びは、孫を抱く気持ちと本当に同じです。
     口先だけの少子化対策は要りません。今回の1万円の増額、本当に恥ずかしい値上げでした。こんなことでは、少子化対策は進みません。減額の要因は、事業の拡大で臨時職員が増えていることが、要因の1つではないかと考えます。  そこで伺います。合併時の正職員と臨時職員、現在の正職員と臨時職員数を教えてください。 65 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 66 ◯総務部長(石橋和記君) まず、正職員でございますが、合併時、平成18年の4月1日現在は、正職員、560人で、本年4月1日は、450人でございます。  また、臨時職員でございますが、平成18年から平成22年までは、細かな統計はとっておりませんでしたので、職員数の比較はできておりません。ということで、現在、同一の基準で把握している平成23年からの数字でお答えさせていただきます。  平成23年は、臨時職員が264人、平成30年は、臨時職員が323人でございます。 67 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 68 ◯10番(和田喜治君) 臨時職員の賃金は、物件費として扱われているそうです。臨時職員も、職員の一員ですので、職員の給与として扱うのが当たり前ですが、一緒にすると相当な金額になり、市民の批判を受けることは確実です。そういうことで、物件費としているのではと疑ってしまいます。  そこで伺いますが、臨時職員の賃金は、物件費としたことの説明を求めます。 69 ◯議長(加藤忠勝君) 財政課長。 70 ◯財政課長(鈴木幸宏君) お答えいたします。  物件費の区分ですけれども、これは、総務省の自治財政局が実施いたします地方財政状況調査、いわゆる決算統計と言っておりますけれども、この作成要領により定義されております。この作成要領の中に、賃金は物件費に計上するように記載されており、区分しております。  なお、この調査は、総務省より県を通じて照会があるんですけれども、この全国的に統一された区分によりまして、調査結果の比較、分析がなされているところでございます。 71 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 72 ◯10番(和田喜治君) 国全体でそうなっていることを初めて知りました。  職員数は、臨時職員を含めると、合併時の倍近くになっています。それなのに、人件費は、合併時前より少なくなっていることに疑問を持ち、今回の質問となりました。今回の説明を聞いてもわかりづらい説明です。  山武市では、事業拡大で臨時職員を含む職員が、合併時より相当な増員となっております。人口が7,300人も減少する中、合併時より増えていることは、異常事態です。合併時は、職員の削減を叫んでいましたが、現在はとんでもないほどの職員(臨時職員を含む)増となっております。  これは、前市長に指摘しましたが耳を傾けることはしませんでした。現在の山武市の人口を見ますと、合併時と比べると大幅に減少しているのに、職員の削減を図らなければならない状態の中、職員増を進めています。その影響で、あらゆる機関に影響が出ています。現在の行政は、20万都市の行政と同じことをしています。  例えば、今回、教育委員が、スリランカ国を視察することには、何の抵抗もなく、200万円を計上。過去には、ヒップホップダンスの講師には、800万円の講師料。オリンピック・パラリンピックのスリランカ国の事前キャンプ地関連費用は、約6億円。  また、今年度は、8月2日から、本県で開催される女子ソフトボールワールドカップに出場するイギリス代表チームの事前練習地として、運動公園の改修・整備等の金額が、400万円、補正予算として計上されました。大変大きな金額の補正予算ですが、この計画については、今まで、文教厚生常任委員会、全員協議会などでの説明はありませんでした。  海外の代表チームの事前練習を受け入れるということですので、事前準備の期間が必要になるかと思いますが、この受け入れに至るまでの経緯と、今まで説明がなかった理由を伺います。 73 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 74 ◯教育部長(小川宏治君) 世界女子ソフトボール選手権大会の事前キャンプの招致の経緯について、説明させていただきます。  平成28年2月に、市町村オリンピック・パラリンピック担当者を対象として、2018世界女子ソフトボール選手権大会キャンプ地について、情報交換会がありました。これを受けまして、山武市の紹介資料や招致チームへの協力提案資料を千葉県スポーツコンシェルジュに提出しました。  また、平成29年7月に、千葉県スポーツコンシェルジュから、事前キャンプ受け入れに対する意向確認があり、山武市では、受け入れる意向がある旨の回答をしてございます。  その後、本年1月23日にイギリスチームが日本国内で、事前キャンプを行う予定があるとの情報を受け、2月2日に、山武市が協力できる内容を報告しましたところ、イギリスチームから協力内容に対する質問があり、市長との打ち合わせの上、4月2日に質問に対する回答を行いました。  その結果、4月23日にイギリスソフトボール協会から、山武市へ事前キャンプの申し出がありましたが、それまでの間、実際に事前キャンプに来るのか来ないのか、予測できない状況でございましたので、結果的に議会への報告が遅くなってしまいました。  事業の推進に当たりましては、議会の協力が必要不可欠でございます。今後は、このような案件が発生した場合には、議会に説明をしながら事業を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 75 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 76 ◯10番(和田喜治君) 本当に問題のある予算ですよね。また、後でやります。  他国のことは、山武市の事業とは違います。何か勘違いしているようです。趣味の延長線の事業、元気館、蓮沼交流センターには、年間1億3,000万円のお金を支出し委託事業を行っています。  本当の少子化対策事業につながる結婚相談には、年間37万円の予算です。今年度、1万円の増額ですが、少子化対策事業とは、そんな程度の考えです。一度、外国の方々に援助する気持ちで、思い切った予算をつけ、市長も一緒になって、この事業に取り組んでいただきたいと思いますがいかがでしょうか。市長の答弁を求めます。 77 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 78 ◯市長(松下浩明君) 少子化対策につながる結婚相談事業は、人と人との仲を取り持つ方が重要であり、それが、結婚相談連絡会の方々であると感じております。  これまで活動してきました結婚相談連絡会の方々の人柄が、結婚相談事業の円滑な推進につながっているものであると感じております。  これからも、さまざまな工夫をしていただきながら、民間としての活動という見地からいたしますと、すばらしい事業を続けていただきたいと、大いに期待をしているところでございます。よろしくお願い申し上げます。 79 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 80 ◯10番(和田喜治君) さきの説明にありましたように臨時職員を含めると、合併時より、職員数が大幅に増加しております。現在行われている事業は、20万都市と遜色ないほどに、事業が広げられてしまいました。新市長になりましたので、人口に合った事業計画を進めなければ、財政破綻を来します。  このままいくと、人口減は進み各地で進められた箱物建設は、必要のない箱物となります。現在は、老人が多いので、施設利用はありますが、確実に利用者は少なくなり、必要のない施設となることは、目に見えています。このことに気づかず、前市長、執行部の方々が、この事業を進めてしまったことに、失望しているところです。  合併時、問題にされていた職員削減は、余り進まず、現在は、合併時より職員は、大幅に増えています。人口が7,300人も減少しているのに、事業は拡大、職員は増える一方ですので、ここで、思い切った決断を迫られています。5万都市に見合った行政にしなければなりません。事業の見直しは必要です。  市長の力強い決意を伺いたいと思います。 81 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 82 ◯市長(松下浩明君) 御提言もいただきました。ありがとうございます。  公共施設の建設につきましては、先ほど申し上げましたとおり、しっかりと管理運営していきたいと考えております。  また、人事につきましては、計画的に職員数の削減を図ってまいりましたが、市民のニーズの多様化、権限移譲など、業務量が増えていることは確かでありまして、その中で、職員の削減が難しくなってきているということも感じております。  引き続き、職員研修などによる職員の意識改革や効率的な組織のあり方についても、検討して、進めていきたいと思っております。ありがとうございます。 83 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 84 ◯10番(和田喜治君) 次に、築山整備の進捗状況についてお伺いします。  はじめに、築山の説明をさせていただきます。  この計画は、地震による津波対策として、計画されたものです。成東の緑海地区にある1町歩の農地に、避難するための築山をつくるものです。予算は3億円です。  築山は、長生村でも3カ所整備しており、そのうち、1カ所には、コミュニティセンターを併設し、利用されています。  山武市のように、端から端まで30キロメートルあるところではありませんので、利用価値はあります。山武市では、いろいろなコミュニティ施設は、蓮沼地区にもありますので、そういう計画はありません。ただ、高さ10メートルの築山を築くだけです。  山頂の避難広場は、平常時、公園に利用するとのことですが、利用者は少なく、近辺の人口を考えますと、考えものです。利用者は、そこまでのことを考えていなかったと思われます。そういことで、年に数回の草刈りをするだけだと伺っております。築山には、根をはわさなければならず、除草剤の使用はできません。  津波発生時には、情報時代ですので、予報が出ます。そこで、一斉に築山に車で向かうと思っていましたが、徒歩、車椅子の方だと説明されました。車の方は、そのまま、国道へ避難するそうです。何かのんびりした避難のように思われます。これほどのお金をかけての事業ですので、しっかりした対策をしておけば、この築山がなくても、済む話です。  私のところには、賛成、反対の意見がたくさんありました。地権者は、反対する方はいないようですが、周りの方は、うっとうしい築山ができることで、反対される方もあるようです。市としても、管理面で、大変なことになります。地区の方で、管理していただくことが、最善ですが、人口減で働き手がなく、大変な作業となります。  そこで、築山への避難を必要とする人数を把握し、いざというときの対策をしっかりしておくことで、この築山がなくても、対処できるはずです。この現場建設、管理費を含めますと、相当な金額になります。管理面でいいますと、いついつまでも、市民の税金が使われることになります。いざというときの対策で、この件は対処できると思います。よく住民と話し合い、住民が欲しいというのであれば、この築山の管理は、地区の方にお願いすることで解決します。  そういうことで話し合ってはどうですか。私は、この計画はどうかと思いますが、財源は何かお伺いします。 85 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 86 ◯総務部長(石橋和記君) 財源といたしましては、地方債の緊急防災・減災事業債を活用をして、実施をいたします。この起債は、事業費の全額が起債対象とされておりまして、そのうち、元利償還金の70%が、地方交付税で措置をされる有利な制度となっており、市の負担は、実質30%となります。  また、維持管理でございますけれども、地元の緑海地区の区長会と協議をさせていただくとともに、近隣の先進自治体の管理方法も参考にいたしまして、地元から愛着を持っていただけるような施設として、管理をしていきたいと考えております。 87 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 88 ◯10番(和田喜治君) 私のところには、電話で、賛成、反対の意見が数多く来ております。市長選の対応、成東中学校の問題、築山問題等のことで、秘書を置かなければならないほどの電話があります。  また、今回の質問で、電話が多くなろうと思います。中学校問題では、頑張れの声援は、ありますが、私を中傷する意見は、1件もありません。そういうことで、私の考えは、間違っていなかったと確信しているところです。陰で成東中学校を廃校に進めようとしている勢力もあるようですので、その方たちとは、徹底して戦っていきます。  築山の件では、賛成、反対の電話がありましたが、この件は、会派の同僚議員が進めたことですので、執行部に任せることにしました。  そこで、築山の進捗状況を伺います。 89 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 90 ◯総務部長(石橋和記君) 現在は、15名いらっしゃいます土地の所有者の方と、用地の交渉をさせていただいているところでございます。この事業の必要性を十分に説明、御理解をいただきまして、用地の確保に努めてまいります。 91 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 92 ◯10番(和田喜治君) 松下市長は、築山のことは、報告を受けたことと思われますが、詳しいことはわかっていないと思います。1度、長生村の築山、山武市の計画地を見ておいたほうがよかろうかと思います。用地確保などで、問題があるのであれば、松下市長の判断が必要となります。  そこで伺います。長生村、山武市の計画地の視察を行ってはどうですか。答弁ください。 93 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 94 ◯市長(松下浩明君) 議員の御提案であります長生村の築山に対しましては、まだ機会がなく、視察はできておりません。  しかし、先日、旭市のほうへ出張に行ったときにですが、竣工されたばかりの築山を拝見することができました。まだオープン前だったんですが、そこに登らせていただきまして、実感とすると、津波が押し寄せてきたときには、大勢の命も救える施設であると思いました。  また、現在、山武市でも、築山の整備を計画をしておりますので、安全面を考慮して、早く完成させていきたいと考えます。ありがとうございます。 95 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 96 ◯10番(和田喜治君) 視察されるときは、私も同行させていただきますので、よろしくお願いいたします。  次に、少子化対策、企業誘致についてお伺いします。  この事業計画は、既に私が取り上げ、2回ほど質問しております。今回は、白幡地区の方にお願いしようと思っていましたが、残念ながら、この壇上に立つことができませんでした。そういうことで、引き続き、私がこの問題に取り組むことにしました。  前にも言いましたが、白幡市営住宅が古くなり、建て替えが必要となっています。現在の白幡市営住宅地は借地ですので、返還が迫っています。市営住宅をなくすということであれば、建て直しは必要ありませんが、前市長は、建て直すということで、計画は進んでいると思います。その建て替え場所として、白幡スポーツ広場に、新婚者向けの市営住宅を建設することで、子どもも生まれ、人口増加は確実なものになります。  このことは、前市長も賛同し、進めるということで、計画されていると思いますが、担当者に、現在の進捗状況の説明を求めます。 97 ◯議長(加藤忠勝君) 都市整備課長。 98 ◯都市整備課長(川合秀和君) 白幡市営住宅に関しましては、建て替え、改修を踏まえて、検討しております。  現在、借地により、建設しているものであり、契約が平成39年までとなっていることから、現位置での建て替え、改修も考慮し、土地所有者の意向を確認し、計画によっては、継続使用についても了承を得たところでございます。  また、建て替え、改修に関しましては、居住者の協力が得られなければ、実施が困難なことから、居住者に対して、建て替え、改修に関し、アンケートを実施したところ、居住世帯77件に対し、36件の回答をいただきました。継続的に居住を希望している方が84%となり、建て替え、改修に対しては、家賃上昇に関して約半数で、抵抗がある傾向でございました。  議員のおっしゃる白幡スポーツ広場に関しては、白幡市営住宅の建て替え候補地の1つとして、引き続き、検証してまいりたいと考えております。  また、以前、議員のおっしゃられた若い方たちの子育て世帯向け住宅に関しましては、既存の上町市営住宅での対応について、今年度中に、条例等の改正を考えておりますので、よろしくお願いいたします。 99 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 100 ◯10番(和田喜治君) この白幡スポーツ広場は、2年前までは、クラブチームの野球場として利用されていましたが、練習場を他の場所に移しましたので、現在は、空き地となっております。  この空き地は、球場が2面とれるほどの広さがあります。本来ですと人口増の目的で、企業誘致が最善ですが、その場所までの道幅が狭く、大型車両は通れません。道路の確保は、家屋の移転等の関係で無理のようです。  企業誘致は、先ほど成東駅裏開発で説明しましたが、津辺本村の裏山を開発し、その残土で、駅裏開発をすれば一石二鳥の働きをします。その開発に企業誘致をすることで、すばらしい工業団地となります。  勝浦市では、開発場所を山頂に求め公共施設をそこに移したことで、すばらしい市街地となりました。この現場を私は見てきましたので、市長も1度視察することをお勧めします。ぜひ検討してください。  この企業誘致の件は、この後、同僚議員が関連質問しますので、よろしくお願いいたします。  話は白幡スポーツ広場に戻りますが、考えられることは、住宅建設です。工場となりますと、近辺住宅に反対されることは確実です。そこで、気がついたことは、移転を迫られていた白幡市営住宅の建設、建て直しでした。野球場の周りは住宅地で、にぎわいを見せていますので市長が決断すれば、すぐにでも実行できる空き地です。  前市長は、この野球場が使用されていないことに、気がついていませんでした。私に指摘され初めて気づき、賛同されました。この野球場は、成東運動公園ができるまでは、野球、サッカー、消防の練習地として幅広く利用されていました。  現在では、各地区に、ぜいたくなほどの施設が建設され、使用状況はありません。このまま空き地としていては、宝の持ち腐れとなります。市長は、現場の状況は把握していないと思いますので、早目の視察をお願いいたします。そして、市営住宅の建て直しの決断をしてください。  この球場は、私が、50年前から少年野球で使用しておりましたので、思い出深い球場です。ぜひ、実現したいと思っているところです。  先ほど、担当者より説明がありましたので、市長の考えを伺いたいと思います。 101 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 102 ◯市長(松下浩明君) 先ほど、担当者からお答えをしておりますが、白幡市営住宅に関しましては、建て替え、改修を踏まえて、検討をしております。  白幡スポーツ広場に関しては、白幡市営住宅の建て替え候補の1つとして、引き続き、検討していくものと理解をしております。
    103 ◯議長(加藤忠勝君) 和田議員。 104 ◯10番(和田喜治君) 質問は長くなりましたが、また御迷惑をおかけしましたけれども、丁寧な答弁をありがとうございました。  以上で、私の質問を終了します。ありがとうございました。 105 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で平成会、和田喜治議員の代表質問を終わります。  次に、代表質問に対する関連質問を許します。  関連質問はありませんか。  林善和議員、御登壇願います。  林議員。 106 ◯5番(林 善和君) 平成会、5番、林善和、議長のお許しをいただきましたので、和田議員の代表質問に関連して質問をいたします。  それでは、企業誘致について、質問をいたします。  本市では、さんむエコノミックガーデニングの活動支援に乗り出し、市内の小売業や農家のつながりから生まれる相互利益の創造の構築を推進しています。  和田議員の質問でもありましたが、本市の人口減少は、近隣市町に比べると、余りにも大きく、早急に取り組むべき重要課題であり、その考えは、市長と同じであります。  人口減少の原因は、市内に働く場所が少ないため、若者が職を求めて、どんどん市外に出て行ってしまうことです。  まず、このことをどのように受けとめ、また、考えているかを伺います。 107 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 108 ◯総務部長(石橋和記君) 議員がおっしゃいますとおりに、本市でも、急激な人口減少が進んでおりまして、少子高齢化や中心市街地の衰退等といった関連する問題と総合的に対応するため、総合計画や地方創生総合戦略に掲げる施策、事業に、積極的に取り組んでおります。  市内の雇用の場につきましては、市内の工業団地は全て埋まっておりまして、また、大規模な商業施設の進出もないことから、大きな雇用の場がないことも、事実でございます。  このような状況の中、市内の雇用の場をPRする取り組みといたしまして、さんむエコノミックガーデニング推進協議会が主催をいたします「さんむde就職フェア」におきまして、山武市企業の合同就職説明会の開催が予定をされております。  また、企業誘致に当たりましては、企業ニーズを十分に把握することは必要であると考えておりますので、立地助成制度の創設やインフラ環境の整備といった立地環境の整備が必要であると思われます。  また、既存の工業団地の拡充や新たな工業団地の整備に当たりましては、県や金融機関との連携を図りまして、推進体制の整備を検討してまいりたいと考えております。  一方で、成田国際空港の機能強化の実現に伴いまして、空港内の従業員数が、約4万人から7万人に増加することが見込まれておりますので、圏央道の整備状況を考慮いたしまして、この雇用の場を見逃すことなく、雇用対策の取り組みを進めてまいりたいと考えております。 109 ◯議長(加藤忠勝君) 林議員。 110 ◯5番(林 善和君) 私は、まず、若者の働く場所を確保するため、企業誘致が重要だと考えます。そこで、企業を誘致するため、市の保有する土地で、現在、活用していない土地を有効に使うべきだと考えます。  そのような土地は、どこに、どのくらいあるか伺います。 111 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 112 ◯総務部長(石橋和記君) 市で保有しております一団の土地といたしましては、3カ所でございます。  まず1つ目は、日向の森でございまして、面積は約46ヘクタールでございます。  2つ目は、先ほど取り上げられました白幡スポーツ広場で、面積は約1.9ヘクタール。  3カ所目は、緑海地区にございます日本大学から譲渡を受けた土地で、面積は約3.1ヘクタールとなっております。 113 ◯議長(加藤忠勝君) 林議員。 114 ◯5番(林 善和君) 企業を誘致するためには、さまざまな問題があると思いますが、これらの土地を活用し、企業誘致を実現すれば、市内全体の雇用の促進につながっていくのではないかと思います。  活力ある山武市に変えていかなければ、ますます過疎化が進んでいくことになります。基幹産業である農業を少しでも充実させるために、農業研修などに取り組む企業やベンチャー企業、各種学校等の誘致に、市として、積極的に乗り出してもらいたいと思います。  現在、山武市では、小中学校の統廃合問題に直面しております。経済的な事情により、親が子どもを養育できない人たちの子どもを受け入れる里親制度の支援や、児童養護施設に空き学校を活用すれば、子どもの数は増やせるのではないでしょうか。  私の故郷の長崎県大村市というところがあるのですが、砂浜にガラスのかけらを敷き詰めたシーグラス海岸がきれいだと、人気を集めています。  これは、廃材になった色とりどりのガラス瓶を粉砕し、角を丸めて、砂浜に敷き詰めたものです。このきらきら光る海岸がSNSで話題となり、インスタグラム用の写真を撮る観光客が大勢集まっているところです。  また、この砂浜は、アサリなど、二枚貝の生育にもよいという情報もあります。  本市にも、すばらしい九十九里海岸がありますので、これを活用し、長崎県のシーグラス海岸のように、集客力につながるような特色ある事業を考えてはどうでしょうか。提案いたします。  いずれにしても、地域住民と十分な協議をしながらバランスのとれた、きらきら輝く山武市にしていこうではありませんか。まず、本市の発展は、企業誘致の取り組み次第では、大きく変わると思います。  最後に、市長と執行部の皆さんには、大人と子どもが楽しく語り合い、安心して、いつまでも暮らせる住みやすいまちづくりに、全力投球していただくようお願いして、私の質問を終わります。  以上です。ありがとうございました。 115 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で林善和議員の関連質問を終わります。  ほかに関連質問はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 116 ◯議長(加藤忠勝君) ないようですので、以上で関連質問を終了し、平成会、和田喜治議員の代表質問を終わります。  次に、7番、並木幹男議員の個人質問を許します。  並木幹男議員、御登壇願います。  並木議員。 117 ◯7番(並木幹男君) 7番、並木幹男です。市民と日本共産党を代表いたしまして、一般質問を行います。新市長に対する初めての一般質問となります。ぜひよろしくお願いをいたします。  通告順に従いまして、国民健康保険制度について伺います。  平成30年4月、国保の都道府県化がスタートいたしました。これまで、国保は、各市町村が運営してきましたが、今年度から、市と県が共同で運営する制度となりました。政府は、なぜこのような仕組みを導入したのか、最大の狙いは、公的医療費を恒久的に抑制するための仕掛けづくりが目的でした。  ところが、安倍政権による国保の都道府県化は、具体的な制度改革を検討し始めたころから、大きな曲がり角に直面することになります。政府、厚労省は、平成26年1月から、国保制度改革にかかわる地方との協議を本格化させましたが、その中で、全国知事会などの地方団体から、国保の構造問題を解決することなしに、都道府県単位化を進めることは認められないという意見が、強く主張されるようになりました。国保の構造問題とは、何よりも国保税が、協会けんぽや組合健保の保険料に比べて、異常に高過ぎることです。  こうした地方団体の要求や住民世論の高まりを受け、厚労省は、自治体による子ども医療費無料化へのペナルティーについて、平成30年度から、未就学児に対する処置に限って、国庫負担の減額をやめることを決めました。  また、安倍政権は、1兆円の公費負担増という知事会の要求を拒む一方で、平成27年度から実施をしている1,700億円の低所得者対策に、子どもの被保険者が多い自治体への支援、調整交付金の増額、保険者努力支援制度の創設など、1,700億円を上乗せし、本年度から、合計で3,400億円の公費支援を行うことを決めました。  国保の都道府県化とは、本来、国の社会保険保障費を抑制をするため、市町村の法定外繰入をなくしていくための制度改革です。ところが、国保の構造問題が、国と地方の協議の最重要課題となり、ほかの医療保険と比較をして、国保税の異常な高さが浮き彫りになる中、平成30年度については、法定外繰入を維持してでも、住民への負担増を回避してほしいと、当の厚労省が言わざるを得なくなりました。  ひたすら激変緩和を強調する厚労省の方針のもと、全国の市町村の平成30年度の標準保険料率の本係数は、全国で57%の自治体で、前年より減少、または変化なし、43%で、前年度より増加となりました。  このような経過の上で、平成30年度から、県が財政主体となる国保の都道府県化が始まりました。この国保の都道府県化により、市の国保制度はどう変わるのか。  まず、最初に、市長の見解を伺います。 118 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 119 ◯市長(松下浩明君) 日本の社会保障制度の中核である国民皆保険制度を支える重要な基盤である国民健康保険は、非正規労働者等の低所得者が多いことや、年齢構成が高いこと等により、医療費水準が高いという構造的な問題から、国は、国民健康保険制度を、将来的にわたって、堅持し、医療保険制度の安定化を図る必要があるとして、平成27年に、制度改正を行い、今年度から、都道府県が財政運営の責任主体となり、国保運営の中心的な役割を担う国保都道府県化、広域化が始まったところであります。  一方で、市町村の役割に当たっては、地域住民との身近な関係にありますので、これまでと同様に、被保険者の実情を把握した上で、資格管理・保険給付の決定、保険税の賦課・徴収、保健事業など、地域におけるきめ細かい事業を引き続き行っていきます。  今回、本議会定例会に上程させていただきました山武市国民健康保険税条例の一部改正も、国保都道府県化によるもので、県から示された標準保険料に基づき、算出したものであります。  いずれにいたしましても、この国保都道府県化は、今年度からスタートしたものであります。今後におきましては、県と市町村が保険者として、共通認識を持ち、国民健康保険の安定的な財政運営、効率的、広域的な事業運営に努めていきたいと考えております。  私からは以上でございます。 120 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 121 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。  2つ目に、国保の都道府県化により、県から県内自治体、それぞれの標準保険税率が示されましたが、今回の議案として出されている平成30年度の国保税率は、具体的にどのように算出をし、決定されたのかを伺います。 122 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 123 ◯市民部長(田上和弘君) まず、平成29年度に、今年度から始まった国保の都道府県化に伴い、県が財政運営の責任主体となることから、県が県全体の医療費をベースに、それぞれの所得水準と年齢構成を加味し、標準保険税率を算定しております。  市は、この算定結果をもとに、平成30年度の予定税率を設定しまして、国保運営協議会へ諮問、答申を経て、今回、議案として、山武市国民健康保険税条例の一部改正について、提出をさせていただいております。 124 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 125 ◯7番(並木幹男君) 次は賦課方式についてですが、12月議会だったと思うんですけれども、賦課方式について伺ったときに2方式を採用するということでしたが、実際、3方式で行っているということで、その後、2方式から3方式に変わったという点で、どのように決定をしたのか伺います。 126 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 127 ◯市民部長(田上和弘君) 課税方式につきましては、当初は、国が基本として示しております2方式、所得割と均等割を基本として考えておりましたが、その後、標準保険税率の確定値が示されまして、所得割と均等割の2方式と、所得割と均等割に平等割を加えた、現行の3方式を検討した結果、3方式のほうが多く被保険者の負担が少なくなる見込みとなったことから、3方式を採用することとなりました。 128 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 129 ◯7番(並木幹男君) わかりました。  それでは、具体的なことで、新税率による所得割、均等割、平等割は、具体的に、税率としてどうなったのか。もちろん、条例等は、議会で示されているんですけれども、わかりづらい点もありますので、具体的なところを。  応能割、応益割の割合は、どのようになっているのかも伺います。 130 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 131 ◯市民部長(田上和弘君) 新税率につきましては、医療分の基礎課税額、支援分の後期高齢者支援金、介護分の介護納付金課税額を合わせた税率では、所得割が10.83%、現行に比べ0.47%減、均等割が4万8,800円、現行に比べ1,200円減、平等割が2万1,500円、現行に比べ6,500円減となります。  応能割、応益割の割合につきましては、平成29年度末の被保険者の状況をもとにした割合では、応能割が50.75%、応益割は49.25%となりました。 132 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 133 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。  それでは、具体的に1世帯当たりの税額ということで、平成30年度保険税について、賦課方式についてはわかりましたが、1世帯当たりの税額では、平成29年度と比較をして、どう変わったのかについて伺います。 134 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 135 ◯市民部長(田上和弘君) やはり、平成29年度末の被保険者の状況をもとにした新税率の1世帯当たりの平均国民健康保険税額は、医療分、支援分、介護分の合計で、14万6,695円でありまして、現行税率に比べまして、8,878円の減となります。 136 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 137 ◯7番(並木幹男君) 今の答弁で、平成29年度と比べて、8,878円、1世帯当たり減ったということで、例えば、国保加入者に対し、現行に比べて新たな税率では、世帯当たりはわかりました。  例えば、これは例なんですが、40代の御夫婦で、未成年の子ども2人の場合、世帯収入が400万円の場合の具体例としては、どのような試算になるかを伺います。 138 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 139 ◯市民部長(田上和弘君) ただいま具体例として示されました40代の夫婦で、未成年の子どもが2人、世帯収入として、給与収入が400万円という条件での新税率の国民健康保険税額は、43万8,900円となります。現行税率との比較では、2万6,300円の減となります。 140 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 141 ◯7番(並木幹男君) 具体的には、世帯当たりも、2万6,300円ということで、下がったということはわかりました。  次に、県は、国民健康保険運営方針を定めて、市町村は、本方針を踏まえた国民健康保険の事務の実施に努めることとされていますが、この運営方針の大きな眼目としていることは、どのようなことかお願いいたします。 142 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 143 ◯市民部長(田上和弘君) 国保改革に伴い、県が策定した国民健康保険運営方針は、国民健康保険法第82条の2に基づきまして、県内の統一的な国民健康保険の運営方針を定めたもので、基本理念を持続可能な国民健康保険制度の運営としまして、国民健康保険にかかわる各主体が共有するものとされております。  この運営方針に掲げる事項として、財政リスクの増加への対応、効果的な収納対策の継続、医療費適正化の取り組み、1人当たり医療費の伸び幅の抑制などの必要性と取り組み・考え方の方向性がまとめられています。 144 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 145 ◯7番(並木幹男君) 続きまして、国保の財政運営を都道府県化する国保改革とあわせて、財政支援の拡充と合わせた保険者努力支援制度が、この平成30年度からスタートするとしていますが、その辺については、どのようなものかお願いいたします。 146 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 147 ◯市民部長(田上和弘君) 保険者努力支援制度は、財政支援の拡充の1つとしまして、平成28年度から試行的に実施されており、国保の財政運営を都道府県化する国保改革とあわせまして、今年度から本格実施されたものでございます。
     被保険者の健康づくり、医療費の適正化、国保財政の健全化等に向けた努力を行う保険者を客観的な指標で取り組み状況を評価し、支援金を交付することで、保険者の取り組みを支援するという国の制度でございます。  市では、保険者努力支援制度の活用を図り、被保険者のさらなる健康増進や財政基盤の強化に努めてまいりたいと考えております。 148 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 149 ◯7番(並木幹男君) ただいま御説明がございましたけれども、山武市における平成30年度の国保税は、県が示した標準保険税率をもとにして、実際に下がるということになりましたが、県は、国保の赤字削減や保険税の平準化に向けた施策を、国保運営方針に書き込むことが義務づけられました。  また、ただいま御説明がありました保険者努力支援制度では、市町村の法定外繰入の解消に向けて、県がどれだけイニシアチブを発揮したかが、採点項目とされています。  国保税の額は、今年度は引き下がったとしても、その額は、先ほど1世帯当たり43万円ということでございましたけれども、そのほかの協会けんぽと比べても、この額は高過ぎる額となっています。  これ以上の値上げにならないように、市としても、最大限の努力をしていく必要があると考えますが、市長に国保税について、再度伺います。 150 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 151 ◯市長(松下浩明君) 国保の都道府県化に伴い、平成30年度の税率は、県が国のガイドラインで示された算定方式を原則に、各市町村が保険料率を決定する際の参考となる標準保険料率を算定をしております。  山武市では、県から示された標準保険料率をベースに算定した結果、平成29年度より、税率を引き下げて算定することができております。  平成31年度も同様な算定方法で、市町村ごとに示されており、その算定に当たりましては、市町村ごとの医療費水準や収納率等の実績も反映されることとなっております。  このため、保険給付、保険料の徴収の適正な実施、また、医療費の適正化の取り組みを強化していくとともに、決算補填目的による一般会計繰り入れは、解消、削減を図るべきとされていることから、保険者の努力支援制度の活用など、財源確保に努めてまいります。  なお、県から示されております平成31年度標準保険料につきましては、10月に試算用の仮係数が示され、12月に確定係数が提示される予定となっております。 152 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 153 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。  次に、国保税の減免について伺います。  平成30年度から、新しい形の国保税の軽減策を導入する動きが、各地で起こっています。今年度から、子どもの均等割の減免や、多子世帯の国保税の減免に踏み出す自治体が、各地で出てきています。  国保の都道府県化のもとでは、地方単独の保険税軽減に充てる法定外繰入は、解消すべき繰り入れと扱われますが、国保法の規定に沿った保険税の減免に充てるための繰り入れは、続けてもよい繰り入れに分類されています。  子育て支援策としても、山武市においても、このような減免制度を考えてはいかがでしょうか。 154 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 155 ◯市民部長(田上和弘君) 国民健康保険税の算定においては、加入世帯が多くなるほど、負担していただく保険税が多くなる仕組みであることから、低所得者に対し、所得に応じて、それぞれ7割、5割、2割の軽減制度が設けられております。この軽減制度は、加入者が1人増すごとに、5割軽減では、27万5,000円、2割軽減では、50万円、それぞれ軽減の対象となる所得が、拡大する制度となっております。  このように、加入者が増すごとに応じた軽減制度で対応しているというところでございます。  また、独自で、減免を行う場合、一般会計から法定外繰入が必要と見込まれますが、被保険者以外の住民に負担を求めることになるなど、負担の公平性の観点からも、繰り入れは難しいものだと考えております。  議員の御提案の子どもの均等割の減免につきましては、県外の団体で実施するところが、出てきているところでございますが、国民健康保険制度については、やはり、国が責任を持って、対応すべきものと考えていることから、県や全国市長会などと連携しながら、国への要望を行っていきたいと思っております。 156 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 157 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。  子どもの均等割はもちろんなんですけれども、ひとり親世帯や障害者世帯、障害者のいる世帯や収入が生活保護基準前後の世帯など、生活の苦しい世帯に、山武市の実情に合った減免制度を行っていってはどうかと思いますが、再度伺います。 158 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 159 ◯市民部長(田上和弘君) 生活保護基準前後の世帯等の減免につきましては、法定軽減制度により、一定の配慮がなされているところでございます。  また、平成30年度地方税制改正でも、低所得者に係る国民健康保険税の軽減判定所得の見直しがされております。  このようなことから、御質問の減免につきましては、制度の中で、対応していくものだと考えているところでございます。  なお、特に生活が困窮している方につきましては、必要に応じて、生活保護の制度を案内するなど、生活の実態に応じた対応に努めているところでございます。よろしくお願いいたします。 160 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 161 ◯7番(並木幹男君) 先ほどの答弁で、国保制度については、国が責任を持って対応すべきものと考えていることから、県や全国市長会と連携をしながら、国へ要望していくこととありました。  国への要望を行ってほしいとは思いますが、18歳以下の子どものいる世帯への均等割の賦課については、今後とも、ぜひ、助成制度を考えていってほしいと要望します。 162 ◯議長(加藤忠勝君) ここで、暫時休憩いたします。再開は2時25分といたします。               (休憩 午後 2時11分)               (再開 午後 2時22分) 163 ◯議長(加藤忠勝君) 再開します。休憩前に引き続き、会議を開きます。  並木議員。 164 ◯7番(並木幹男君) 国保制度の最後になりますが、国保税の滞納状況と短期被保険者証、被保険者資格証明書の交付状況について伺います。  平成29年6月時点の国保税滞納は、全国で289万世帯で、20年ぶりに300万世帯を下回りましたが、短期被保険者証、被保険者資格証明書を合わせて、正規の保険証でない世帯が100万世帯を超える状況が続き、全日本民医連が調査をしただけでも、昨年、正規の保険証を持たない人が手おくれで、重症化で亡くなった実例は、全国で63件に上っています。  山武市の平成29年の国保税の滞納状況と短期被保険者証、被保険者資格証明書の交付状況はどうか伺います。 165 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 166 ◯市民部長(田上和弘君) 国民健康保険税の平成29年度、現年分の収納状況につきましては、現在、出納整理作業中であることから、速報値になりますが、国民健康保険税に係る平成29年度の現年分の調定額、17億1,565万3,988円に対しまして、収納済み額が15億2,153万7,912円、不納欠損額、1万2,700円で、収入未済額は1億9,410万3,376円となっています。  収納率につきましては、88.69%で、平成28年度と比較しますと、1.12ポイント増えている状況です。  次に、平成29年度の短期被保険者証と被保険者資格証明書の発行状況ですが、国民健康保険税につきましては、世帯主に対して、課税することになっておりますので、平成30年6月1日現在の発行世帯数で、回答させていただきます。  はじめに、短期被保険者証の発行世帯数ですけれども、836世帯に発行してございます。  また、被保険者資格証明書の発行世帯数につきましては、306世帯に発行している状況となっております。 167 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 168 ◯7番(並木幹男君) 現在、国保加入者の多数派は低所得者で、病気、経営困難、借金苦などということで苦しむ被保険者が、数多くいるということが実態です。厚労省が作成をした保険者努力制度の採点表でも、短期被保険者証を交付する際に、納付相談等の機会を設けることを採点基準としています。  被保険者資格証明書を交付する際には、特別な事情の有無を十分確認をした上交付することを、基準に明記をしています。  差し押さえについても、被保険者の実情を踏まえた上で、滞納処分を実施することを基準としていますが、滞納者への山武市の対応は、どのように行われているのか、最後に伺います。 169 ◯議長(加藤忠勝君) 市民部長。 170 ◯市民部長(田上和弘君) まず、被保険者資格証明書の交付の件につきましては、法律に基づく措置とはいえ、機械的に交付をしているわけではなく、国や県の指導に基づいた山武市国民健康保険被保険者資格証明書及び短期被保険者証交付取扱要領に定め、短期被保険者証の更新時には、納付相談を行うなどして、滞納者個々の状況をできる限り把握するよう努めております。  しかしながら、国保税の納付がなく、再三の納付相談通知にも応じない方や取り決めた納付方法を履行せず納付改善が見られない方に対しましては、特別事情の申請や弁明の機会を設けた上で、被保険者の個々の事情に配慮しながら、慎重な取り扱いを行っているところでございます。  差し押さえのほうにつきましても、内容等を十分、精査した中で、対応しているというところでございます。 171 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 172 ◯7番(並木幹男君) 2番目の質問に移ります。  教育行政について。最初に、小中学校の統廃合計画について伺います。  前期計画の中での日向小、山武西小の統合計画では、統合後の校舎を山武南中学校としていますが、現在の日向小学校の校舎をそのまま使っての統合は、考えられないのかどうか。  市長がかわったということもありますが、市長のお考えを伺いたいんですが、いかがでしょうか。 173 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 174 ◯市長(松下浩明君) 日向小学校と山武西小学校の統合後に利用する校舎の件でございますが、日向小学校の校舎は築35年でございまして、山武南中学校は築18年であり、グラウンドや体育館なども比較的に新しく、校舎の環境はもとより整っていることと思っております。  また、山武南中学校は、日向小学校と山武西小学校の学区のほぼ中央に位置しているということと、また、通学距離や通学時間の偏りも少ない。そして、今後のスクールバスの運行等を考えた場合にも、敷地も広く、校内で乗降場所が確保しやすいということから、山武南中学校を統合の学校の位置としていると私も承知をしております。そして、私もこの案が最も合理的ではないかと考えております。 175 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 176 ◯7番(並木幹男君) 市長も、山武南中学校を利用していくというお考えだということでわかりました。  山武南中学校を利用する場合には、先ほどスクールバスも使うということをおっしゃいましたけれども、これは、どのくらいの距離からの利用者がスクールバスを利用していく。まだ、実際、計画がされていないので、これからだということだと思うんですが、その辺についてと、学区の編成等はあるのかどうか。また、統合に向けて、通学路の整備が大変必要な箇所もございますけれども、その辺の安全対策については、どのように考えているのか伺いたい。 177 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 178 ◯教育部長(小川宏治君) まず、1点目が、スクールバスにつきまして、お答えさせていただきます。  スクールバスにつきましては、統合した学校、統合に当たって、おおむね2年前から、統合準備委員会を立ち上げて、そこで、具体的な協議を行っていくということになります。その中で、スクールバスの運行方法等についての検討をしていくということで考えております。  もう1点、学区の御質問でございます。基本的には、学区は決まっていますけれども、通学距離などのさまざまな事情によりまして、通学距離の近い他の学校に通学することにつきましても、区域外就学等の申請ができるような手続もございますので、そういった中での取り扱いになってくるということでございます。 179 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 180 ◯7番(並木幹男君) 具体的な計画は、これからということでありますけれども、ぜひ、通学路の道路が狭い箇所も多数ありますので、スクールバスの運行等を考える場合には、道路整備もあわせて行っていっていただきたいと思います。  2つ目で、蓮沼中と松尾中との統合計画については、その後、どのように進んでいるのか伺います。 181 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 182 ◯市長(松下浩明君) 学校の小規模化が進み、児童生徒の教育環境や教育機能の課題が生じているところから、子どもたちにとって、よりよい教育環境を提供していくため、教育環境を整えるということで、学校規模の適正化・適正配置を進めております。  蓮沼中学校は、松尾中学校との統合を、平成37年度の前期期間中の開校に向けて検討することと計画をされております。  そういった中で、地域に小中学校を残してほしいということで、先般、蓮沼地域の小中学校存続を求める署名が提出をされました。この蓮沼中学校と松尾中学校の統合につきましては、教育委員会と十分な意思疎通を図りながら、教育の課題やあるべき姿を共有して、子どもたちにとって、よりよい教育環境を提供できるようそれが基本であろうと思いますので、議論をしてまいりたいと思っております。 183 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 184 ◯教育部長(小川宏治君) すみません、先ほど御質問をいただいた中で答弁漏れがございましたので、追加させていただきます。  通学路の安全対策というところでの御質問だったと思いますが、それにつきましては、先ほど、統合準備委員会の話し合いの中で、地元の人たち等の意見を聞きながら安全箇所、危険箇所の確認をしていきながら安全対策に努めてまいりたいということで考えております。  以上、すみませんでした。 185 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 186 ◯7番(並木幹男君) ただいま、蓮沼中と松尾中の統合計画については、陳情書も出されたからということで、地元の方との意見交換もしていくということなんですけど、具体的には、蓮沼地域の方とは、いつごろそういう計画はございますか。そこだけ。 187 ◯議長(加藤忠勝君) 教育長、御登壇願います。 188 ◯教育長(嘉瀬尚男君) 今、陳情が上がっていることに関しましては、教育委員会のほうで協議会を開催して具体的な対応について、協議をしていく予定になってございます。その上で、また、市長とも議論をしながら進めていくつもりでおりますが、今のところ、これに関して、地域の方たちに教育委員会が特別、意見を聞くことを新たに設けるということでは、予定はされておりません。 189 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 190 ◯7番(並木幹男君) その他の統合計画でも、住民の方の意見をもう一度聞いていただきまして、慎重に進めていってほしいなと要望します。  次に、学校給食について伺います。  全国で、学校給食費の無料化や助成など、保護者負担を軽減する制度が広がっています。給食を無料にする自治体が徐々に増えていると同時に、2人目は半額、3人目は無料などの形で、保護者負担を減らす自治体もあります。  子どもの健全な発達を支える上で、栄養バランスのいい給食は、重要な役割を果たしますが、無料化によって、給食費の心配なく、平等に、全ての子どもたちに給食が提供できることは望ましいことです。  憲法第26条において、義務教育は、これを無償とするとされています。しかし、現実には、無料なものは、授業料と教科書に限られており、保護者の教育負担は大きくなっています。  文科省の子ども学習費(平成28年度)によれば、副教材費、実習材料費、部活動費、修学旅行費、学校への納付金などは、公立小学校で、年間で10万円、公立中学校で、約18万円です。また、学校給食費は、小学校で、全国ですが、月平均4,323円、中学校で、4,929円になっています。公立の義務教育を受けるだけで、こんなにお金が必要なのは、おかしいことではないでしょうか。このような中で、給食費負担がなくなれば、ほかの徴収も見直しが迫られることになります。実質的な義務教育無償に大きく一歩近づくことが期待されています。  そのような中で、山武市での現在の給食費の月額は、平均でどれくらいになっていますか。伺います。 191 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 192 ◯教育部長(小川宏治君) 山武市の給食費でございます。  幼稚園につきましては、1食、240円で、月額、3,100円。  小学生につきましては、1食、270円、月額、4,600円。  中学校につきましては、1食、310円、月額、5,200円と定められております。
     これを、8月を除き、4月から2月まで同額で請求し、3月分の請求で精算してございます。  以上でございます。 193 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 194 ◯7番(並木幹男君) 次に、給食費の滞納額と収納率について伺います。 195 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 196 ◯教育部長(小川宏治君) 平成29年度の現年度分、給食費の収納率につきましては、99.44%でございます。  滞納額につきましては、111万1,830円となってございます。 197 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 198 ◯7番(並木幹男君) 山武市において、ただいま言ったんですが、給食費の無料化をするために、どれくらいの費用が必要かということで、また、第2子は半額に、第3子を無償化にする場合には、どれくらいの額が必要になりますか。試算について伺います。 199 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 200 ◯教育部長(小川宏治君) 給食費を全額無料化した場合につきましては、平成29年度の給食費賦課金額の約2億円程度になると推定されます。  第3子以降を無料化した場合につきましては、小学校、1,284万6,600円、中学校、314万2,160円で、合計で1,598万8,760円となります。  第2子を2分の1の助成をした場合につきましては、幼稚園が55万4,400円、小学校、1,981万3,410円、中学校、1,099万7,560円で、合計3,136万5,370円となります。  第2子助成分と第3子以降、無料化した場合につきましては、今の金額を合計しまして、4,735万4,130円となります。  以上でございます。 201 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 202 ◯7番(並木幹男君) 次に、就学援助制度の利用状況はどれくらいあるか伺います。 203 ◯議長(加藤忠勝君) 教育部長。 204 ◯教育部長(小川宏治君) 就学援助世帯に対する給食費の公費負担の状況ということで、お答えいたします。  生活保護世帯で、公費負担している分と、就学援助ということで、負担している部分がございますので、両方、お答えさせていただきます。  まずは、合計額、総額で、平成29年度の負担額として、総額1,792万2,750円を、公費負担いたしました。  内訳としまして、生活保護世帯が26人、小学校、38万7,720円、中学校、50万3,130円で、合計89万850円。  就学援助世帯につきましては、353人、小学校、906万870円、中学校、797万1,030円で、合計が1,703万1,900円となってございます。 205 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 206 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。  学校給食費のことなんですけれども、2005年に食育基本法が成立をし、子どもたちが豊かな人間性を育み、生きる力を身につけるためには、何よりも食が重要だとされました。文科省の『食に関する指導の手引』にも、学校給食の一層の普及や献立内容の充実を促進するとともに各教科においても、学校給食が生きた教材として、さらに活用されるよう取り組むこととあります。  学校における食育の推進は、心身の健康にとっても社会性や感謝の心を培う上でも、食文化の観点からも重要だとされています。  学校給食に対する考え方と給食費の無料化や第2子、第3子への助成への市長の考えはどうか伺います。 207 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 208 ◯市長(松下浩明君) 現在、山武市では、少子化対策の面から、こども園、幼稚園給食では、第3子からの給食費を無料としております。  小中学校の給食費につきましては、子どもの貧困対策として、生活保護世帯や就学援助制度の各当該世帯のお子さんの給食費は、公費で負担をしております。  給食費につきましては、学校給食法では、保護者へ、学校給食に係る食材費の負担を求めております。全ての小中学校の給食費を無料化にするのであれば市が単独で行うことになりますので、実施につきましては、財源等の問題を検討した上で決まっていくものであろうかと考えております。 209 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 210 ◯7番(並木幹男君) 市長も、すぐにやるということには、もちろんならないと思うんですが、子どもの医療費助成制度は、現在、全ての都道府県で、実施されています。対象年齢も広がって、自己負担も減るなど、制度が拡充してきています。これからは、子どもの貧困対策としても少子化対策としても全ての子どもの健やかな成長のためにも、学校給食の無料化を進めていくべきだと考えます。  医療費については、子どもの命にかかわることだからと多くの方が、助成制度に賛成されたと思います。給食も、栄養バランスのよい食事をとることが命と健康に直接結びつき、育ち盛りの子どもたちにとって重要なものです。そうした観点で、学校給食費の無料化を今後考えていただきたいことを要望して、この質問を終わります。  大きい3番目の成田空港の機能強化について伺います。  昨日も、成田空港の機能強化については、質問がございましたけれども、最初に、成田空港にかかわる四者協議での確認書を受けての今後の課題について伺います。  今回の四者協議会の確認書の内容については、住民説明会を行ってきていますが、飛行時間延長には、反対意見も多いと聞いています。この確認書の合意で、自治体として、合意をしたということになるのかどうか、また、今後の説明会の予定はあるのかどうか伺います。 211 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 212 ◯総務部長(石橋和記君) 本年3月に開催されました四者協議会での合意が、自治体としての合意となります。  成田空港の更なる機能強化策につきましては、平成28年10月から説明会を合計14回開催いたしまして、市民の皆様に向けて説明を行ったところでございます。  説明会に参加した住民からは、夜間飛行制限緩和への不安や反対の意見のほかに、機能強化による地域振興に対する意見等もございました。  今回の合意内容は、これまでの説明会で説明した内容となりますので、再度、住民説明会は、現在のところは予定はしてございません。 213 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 214 ◯7番(並木幹男君) 今の御答弁で、まだ、今後の住民説明会の予定はないということです。  今回の機能強化は、飛行時間の開港時の約束、時間制限を破ってまで、推し進める機能強化の必要性は、どこにあるのか。そして、山武市として、この機能強化を受け入れるメリットはあるのかどうかについて伺います。 215 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 216 ◯総務部長(石橋和記君) 先ほどの住民説明会でございますけれども、今後、新たに騒音対策の事業等が決定した場合には、該当する住民の方に対しましては、説明会は改めて実施させていただくことを検討はしております。  市の機能強化の関係でございますが、人口の流出が問題となっている中で、成田空港の機能強化によりまして、空港関連の雇用の増加や新たな雇用先の進出などによりまして、地域の人口流出の減少や働く世代の移住、また地域の活性化が見込めるものと考えております。  市といたしましても、空港が身近にあるメリットを最大限に生かした地域振興策を図っていきたいと考えております。 217 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 218 ◯7番(並木幹男君) 機能強化の確認書では、A滑走路の発着時間の変更に伴い、従前の運用に比べ、住民の生活環境への負担が拡大することから、空港会社は、その負担軽減について、引き続き検討を行うとともに、健康影響調査を含む生活環境への影響調査を実施するとしていますが、どのような方法で行っていくのか、具体化されていれば、お願いします。 219 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 220 ◯総務部長(石橋和記君) 健康影響調査につきましては、成田国際空港株式会社が実施することとなっております。  現在、実施時期や調査内容につきましては、成田国際空港株式会社で検討がされているところでございます。 221 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 222 ◯7番(並木幹男君) 機能強化の確認書の中に、空港周辺の地域振興にかかわる基本プランに基づき、今後、仮称とされていたんですけれども、実施プランを策定し、事業の具体化を図った上で、着実に実施するなど、空港周辺地域での地域振興に取り組むこととされていますが、その具体化はどのように進められているのか伺います。 223 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 224 ◯総務部長(石橋和記君) 昨年度、千葉県によりまして、地域振興の基本プランが取りまとめられております。現在は、平成31年度末を目標に実施プランを作成しているところでございます。  山武市といたしましては、市の総合計画に掲げられております事業などを実施プランに、できるだけ加えていく予定でございます。 225 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 226 ◯7番(並木幹男君) 今、御答弁がございました市の総合事業に掲げられている事業ということがございましたけれども、その具体的な実施プランに加える事業としては、どのようなものがございますか。 227 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 228 ◯総務部長(石橋和記君) 現在のところ予定されているものでございますけれども、例えば、空港関連の企業の誘致といったものを中心に、こちらの実施プランに掲げてもらうような計画をしております。 229 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 230 ◯7番(並木幹男君) 具体的には、これということは、余りないということですね。これを入れるという。企業誘致ということがございましたけれども、具体的にこれを市として、行っていくということはないということでしょうか。 231 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 232 ◯総務部長(石橋和記君) 現在、基本プランがまとめられておりますので、それに向けて実施プランを作成しているところでございますので、そちらについては、今、県と協議を進めているところでございます。 233 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 234 ◯7番(並木幹男君) 飛行時間の延長による騒音問題は、引き続き話し合うとしていますが、その方法、時期が明確ではないのですけれども、その計画については、決まっているのかどうかについて伺います。 235 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 236 ◯総務部長(石橋和記君) 成田空港に関する問題につきましては、今後も継続的に四者協議会等を開催して、話し合いを行っていく予定となっております。  また、A滑走路の運用時間の変更等につきましても、あわせて検討をする予定となっております。 237 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 238 ◯7番(並木幹男君) 事務局において、騒音対策事業の詳細が検討されているということなんですけれども、その結果については、今後の四者協議でやるということです。  今後の予定なんですけれども、四者協議が開かれる計画は、具体的に出ておりますか。 239 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 240 ◯総務部長(石橋和記君) 四者協議会につきましては、引き続き、定期的に開催する予定となっております。 241 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 242 ◯7番(並木幹男君) 時期がわかっていれば、その時期等をお願いしたいんですけれども、いつごろということでしょうか。 243 ◯議長(加藤忠勝君) 総務部長。 244 ◯総務部長(石橋和記君) 具体的には、今のところまだ開催の通知は伺っておりません。 245 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 246 ◯7番(並木幹男君) 飛行時間の延長は、成田空港開港時の原則、朝6時から午後11時までの時間を破るものでありますので、今後とも、住民の皆さんには、納得が得られることではないと思います。今後も、住民の皆さんにこの強化策の説明をわかりやすく、山武市にとってのメリット等も説明をしていただいて、理解を求めていくことが必要だと思いますが、そのことを要望いたしまして、この質問を終わります。ありがとうございました。 247 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で7番、並木幹男議員の個人質問を終わります。  次に、未来研、並木一寅議員の個人質問を許します。  並木一寅議員、御登壇願います。  並木議員。 248 ◯2番(並木一寅君) 議席番号2番、未来研、並木一寅でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い、今回も、ジャンボタニシと初めてですけれども、まつおこども園のことについて、質問をさせていただきます。  まず、質問に入る前に、僕の家では、3月22日から、種まきを始めて、順調にすくすくと伸びた苗を膝を曲げ、手は、若々しい水滴を持った苗を触りながら見て、少し肩の力が抜けることが、水稲づくりにおいては、苗半作と言われるゆえんなのか、少しほっとします。  そんな中、水田には、徐々に水が張りめぐらされ代かきを行い、4月20日から田植えが始まりました。約1カ月間かかる田植えが終わり、僕を見てわかるように、水田に苗を移植し、肥料を根から吸い始めた稲と同様に、僕も太陽の日差しを存分に浴び、顔と腕だけ、今年も、いい色に仕上がりました。  移植した苗は、分げつ時期を待たずして、水田の厄介者、ジャンボタニシ、正式名称、スクミリンゴガイに食い荒らされてしまう水田が市には多くあり、深刻な被害をもたらしています。  市長も、市のジャンボタニシの食害による深刻な現状を見て、平成29年6月定例会、予算委員会、また、平成30年2月定例会におかれまして、このジャンボタニシの件について、県議会議員の時代に、質問されておりますので、今後の対策、対応には、県との太いパイプを持つ市長を先頭に、御尽力していただけますようよろしくお願いいたします。  それでは、早速、質問のほうに移らせていただきます。  まず、平成30年においては、田植えを実際、作業していて、平成29年度よりは、ジャンボタニシの数も少ないし、タニシのサイズもやや小さいことが目に見て、すぐわかるほどでしたが、昨年の被害と今年の被害をお聞きいたします。 249 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 250 ◯経済環境部長(越川 俊君) お答えいたします。  市内におけるジャンボタニシの被害状況につきましては、昨年、議員から御質問を受けまして、市職員と山武農業事務所の協力を得まして、実態調査をしたところでございます。  調査の結果ですが、議員も、もう御承知だと思いますが、主に国道126号線から市南東部におきまして、ほぼ全域に生息している状況でございます。  また、国道から北西側においても、これまで生息の確認ができなかった地域においても、生息が確認されております。
     昨年と今年の被害の比較におきましては、今、現状では、何人かの農家の方に確認した中で、議員がおっしゃったとおり、昨年よりは、少し減ってきているように感じるという声をいただいていますが、これから、今後、認定農業者会と農業研究会等々の農業者の総会等がございますので、その席をおかりいたしまして、その辺の被害の状況の把握に努めたいと思います。よろしくお願いいたします。 251 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 252 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  そういう農業者の総会の場が、これからたくさんあるので、被害の総額をしっかり見ていただいて、タニシの被害、今年は少ないかもしれない。でも、来年は、多いかもしれない。また、再来年は、少ないかもしれない。いろいろあるかもしれませんので、執行部の方々も目を光らせて、農業者の方に話をよく聞いて、対応のほどよろしくお願いいたします。  次に、市長が県議会議員時代に、ジャンボタニシについて、何度か質問されておりますが、県の農林水産部長の御答弁を聞き、どのような感触をつかみましたでしょうか。 253 ◯議長(加藤忠勝君) 市長、御登壇願います。 254 ◯市長(松下浩明君) 山武市は、広大な田園を有する農業生産地であります。今後の農業のあり方を考える上でも、ジャンボタニシによります水田の被害対策は、大きな課題であると思っております。  県議会在職中には、ジャンボタニシの防除対策について質問をして、県内の発生状況や被害状況をきちんと把握するとともに、地域ぐるみで、防除対策が図られるよう県が中心となって、関係機関などへ働きかけるよう要望をしてまいりました。  要望によりまして、今年度からジャンボタニシ防除対策モデル事業が、予算化をされまして、山武市内で、モデル事業対策を実施することとなりました。  今後も、被害対策の支援や補助事業につきましても、引き続き要望してまいりたいと考えております。 255 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 256 ◯2番(並木一寅君) すばらしいじゃないですか。予算もついてしまったんですね。それは、県議会議員であったときの市長の功績だと思います。しかも、この市で、モデル事業ができるということは、これからも、この市で、恐らく、減ることが難しい種類であると思いますので、これからの対応のほうもよろしくお願いいたします。  次に、今後の対応、対策についてお聞きいたします。  次に、県があれば、県、また、市で何か考えているものがあれば、お聞きいたします。よろしくお願いいたします。 257 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 258 ◯経済環境部長(越川 俊君) ただいま、市長のほうからお話があったとおり、ジャンボタニシの防除対策のモデル事業が実施されております。市のほうで、実際に、山武中央土地改良区がその事業を実施しているところでございます。  事業内容といたしましては、産卵の時期に小排水路の卵を水中に払い落す。小排水路、約1.6キロメートルにわたりまして、きれいにしていくということでございます。  冬の寒い時期に、水路の泥上げ等を行いまして、貝の破砕、もしくは、寒気にさらす等の作業で、同貝の密度を低下させることを目的に、今、実施しているところでございます。  今後は、モデル事業の検証結果を踏まえまして、千葉県とともにジャンボタニシによる水稲被害の軽減に向けて、水稲農家と御相談をさせていただきながら、効果的な対策を検討していきたいと考えております。 259 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 260 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  次に、地域、地区と融合した水路対策等のお考えはありますでしょうか。 261 ◯議長(加藤忠勝君) 経済環境部長。 262 ◯経済環境部長(越川 俊君) 現状では、農家の方々が、労力と経費を要しながら、大変苦労しながら駆除をされている状況の中で、今後、地域の皆さんで、防除対策に取り組んでいただくことも必要なことだと考えております。  国、県、関係団体とその辺、連携をとりまして、支援も進めなければいけないと考えております。 263 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 264 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  県とのモデル事業の結果を、僕も楽しみにしつつ、また、地域、地区との方々との融合した水路対策等もお考えになって、これから、どんどんタニシの撲滅に向かって、一生懸命、県より、市が先頭に立って、松下市長が先頭に立って、やってもらいたいと思っております。  また、ここの場は赤いじゅうたんですけれども、一歩外に出れば、緑のじゅうたんに染められた田園風景は、この時期にしか見ることはできません。  市長は、市長になってから、朝、庁舎に出向く前に、または、業務終了後、退庁されるときに、田んぼの今の美しい、または畑の美しい風景を、車から少しだけおりて、見渡したことはありますでしょうか。 265 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 266 ◯市長(松下浩明君) 今の田植え後の田んぼの姿、朝夕と、青々とした美しい田園風景を眺めさせていただいております。心が癒されますし、また、先ほど、議員がおっしゃった苗半作も、頭の中によぎったことも、今、思い出しました。  農家の皆様方には、そういった意味でも大変感謝もしておりますし、この田園風景は、山武市の魅力であろうとも思っております。市民の皆様にも、これからも御協力をいただき、そして、また、ジャンボタニシに対して、取り組みを山武市から、何とか県へつなぎ、国へという思いがありますので、また、御協力のほうよろしくお願いいたします。 267 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 268 ◯2番(並木一寅君) これは、要望になるかもしれません。まず、水路における効果的な防除技術の開発、登録薬剤の安価な供給に向けた大型企画の設定等、流通の合理化及び規制薬剤の開発に対する薬剤メーカーへの働きかけ等。  もう一つは、僕もまだ勉強不足で申しわけないんですけれども、特定外来生物への登録などをされていない場合、市が先頭に立って、早急にしていただくこと。  また、国、県に、意見書または要望書など、県内の中でも、先頭になって、進めるように強く要望いたします。  この要望に対して、市長、何か一言、後押しができる言葉をいただけるならありがたいと思います。 269 ◯議長(加藤忠勝君) 市長。 270 ◯市長(松下浩明君) ありがとうございます。  この問題に関しましては、県議会の中でも、皆様、同調してくれている方も、大勢おりますので、まずは、山武市で、そういった要望、意見等を、しっかり県のほうに上げていくことが大事であろうと思いますので、またよろしくお願いいたします。 271 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 272 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  市長の力強いお言葉を信じまして、次のまつおこども園の質問に移りたいと思います。  5月26日に豊岡小学校、最後の運動会が、とてもにぎやかに地域一体となり、感慨深いものがありながら盛大に開かれました。  平成31年で、まつおこども園が現豊岡小学校に引っ越しをします。間違いありませんか。 273 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 274 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) まつおこども園につきましては、現豊岡小学校への移転・整備事業として、平成29年度に、既存校舎改修のための基本設計を完了し、平成30年度は、実施設計、平成31年度は、改修工事を行う予定です。  平成32年4月、開園に向け進めていることに間違いはございません。 275 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 276 ◯2番(並木一寅君) それでは、移転に当たり市として、どのように取り組んできましたでしょうか。御説明願います。 277 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 278 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 移転に当たっての取り組みについてお答えさせていただきます。  平成28年1月に、まつおこども園移転計画(案)が掲載されております、小中学校の規模適正化・適正配置基本計画(案)を区、自治会を通じて、全戸に配布いたしました。  この基本計画(案)に関しては、同年2月の地区住民の方々を対象とした松尾中での意見を聴く会をはじめ、4月から7月にかけ豊岡小学校、松尾小学校、まつおこども園の保護者向けに説明会を開催しております。  さらに、平成29年3月には、より具体的な計画であります、松尾・豊岡小学校学校統合実施計画(案)説明会を、松尾IT保健センターで開催し、あわせて、豊岡小学校跡地利用に係るまつおこども園移転について、説明させていただきました。  また、同年8月には、まつおこども園在園児保護者の豊岡小学校への見学会を実施しております。  本年度は、在園児、保護者へ6月と10月に、入園予定者へは、来年2月の保護者説明会時に、移転説明を行う予定で準備を進めているところでございます。 279 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 280 ◯2番(並木一寅君) それでは、次に、豊岡小学校をまつおこども園にするに当たり、小学校の改修は、どういった改修を考えていますでしょうか。 281 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 282 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 施設改修におきましては、できる限り毎日の保育を1階で行えるように考えております。  校舎1階の主な改修でございますが、校庭側の教室を各年齢別の保育室に、奥の部屋を自園給食実施のための調理室に改修する予定でございます。  また、トイレにつきましては、校舎1階の児童用トイレは、幼児用のものに交換してまいります。  また、校舎1階には、両端にしかトイレがないため、校舎中央の保育室付近に新たにトイレを増設する予定でございます。 283 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 284 ◯2番(並木一寅君) 次に、今ある校庭の半分ぐらいを駐車場にするお考えはありますでしょうか。 285 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 286 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 現在のグラウンドでございますが、園庭としては、十分過ぎる面積がございます。そのため、正門側を保護者等の駐車場とし、奥のほうを園庭として、整備してまいりたいと考えております。 287 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 288 ◯2番(並木一寅君) ありがとうございます。  送迎する保護者の方は、その話を聞いて、恐らく、ほっとするだろうと思いますけれども、その前に、送迎する保護者の車の出入りを考えると、今の豊岡農協の脇の細い道を通り、狭い道路を行き来するんでしょうか。 289 ◯議長(加藤忠勝君) 保健福祉部長。 290 ◯保健福祉部長(小川雅弘君) 議員御指摘のとおり、豊岡小学校正門前のJA山武郡市豊岡支所付近の既存の道路につきましては、保護者の送迎用道路として利用するには、幅員が狭く、課題として認識しているところでございます。  この点については、都市建設部と協議し、改善する予定でございます。 291 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 292 ◯2番(並木一寅君) 部落とのお話し合いを持って、違ったバイパスを通す予定等はございますでしょうか。 293 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 294 ◯都市建設部長(平出博男君) 道路整備に関する御質問ですので、私のほうからお答えさせていただきます。  施設進入路のバイパス整備の予定でございますけれども、現在、豊岡小学校への進入路として使用しておりますJA山武郡市豊岡支所前の市道の拡幅でございます。これにつきましては、建物補償物件等が多いことから、新たなバイパス道路が必要と考え、豊岡地区の協力を得ながら、検討を進めてまいりました。  その結果、整備に要する期間、また費用面を考慮いたしますと、建物補償物件を必要とせず、また、整備延長の短い豊岡小西側に安全で利便性の高いバイパスを通す予定で、検討しておるところでございます。  なお、既に地権者、また地区の皆様と話し合いを行いまして、現況測量の発注準備を現在、進めているといった状況でございます。 295 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 296 ◯2番(並木一寅君) 地域の避難場所にも指定されている場所ですので、子どもの安心・安全を守り、特に水害時、木戸川の氾濫等が考えられる場所もありますので、ぜひとも、インフラ整備を含めて、今後の今現在の考え、予定等はございますでしょうか。 297 ◯議長(加藤忠勝君) 都市建設部長。 298 ◯都市建設部長(平出博男君) 豊岡地区の、特に道路冠水対策について、お答えさせていただきたいと思います。  並木議員御指摘のとおり、大雨時に木戸川が氾濫いたしますと、主要地方道千葉八街横芝線の弁天橋付近、あるいは、一般県道成田成東線の古和橋付近が冠水し、交通不能となる場合がしばしばございます。  木戸川の河川整備完了後、年数が経過し、土砂の堆積が原因となって、水の流れが阻害されておりますことから堆積土砂のしゅんせつと堤防の整備など、維持管理を進めていただくよう、こちらは県への要望を継続的に行っております。  さらに、昨年度でございますが、木戸川流域関係5市町において、木戸川河川改良工事促進期成同盟会を立ち上げ、千葉県に要望活動を行っているところでございます。  一方で、市の管理する道路でございますが、JA山武郡市豊岡支所の南側に位置し、空港関連道路の主要地方道成田松尾線へ通じる市道豊岡115号線の金尾二号橋付近が、県道と同様に冠水することがございます。この道路冠水の解消と豊岡地区における災害時の主要道路として、その構築に向け、本年度、路線測量を予定することにいたしております。  以上でございます。 299 ◯議長(加藤忠勝君) 並木議員。 300 ◯2番(並木一寅君) 保護者も、こども園の園児の方たちも安心して行けるようなすばらしいこども園ができることを祈って、僕の一般質問を終わります。ありがとうございました。 301 ◯議長(加藤忠勝君) 以上で未来研、並木一寅議員の個人質問を終わります。  これで、予定した一般質問は、全て終了いたしました。   ──────────────────────────────────── 302 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第2 議案第7号ないし議案第12号を一括議題といたします。  これから、議案に対する質疑を行います。  はじめに、議案第7号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。
                  (「なし」と言う者あり) 303 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第7号の質疑を終わります。  次に、議案第8号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 304 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第8号の質疑を終わります。  次に、議案第9号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 305 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第9号の質疑を終わります。  次に、議案第10号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 306 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第10号の質疑を終わります。  次に、議案第11号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 307 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第11号の質疑を終わります。  次に、議案第12号について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 308 ◯議長(加藤忠勝君) 質疑なしと認めます。  これで、議案第12号の質疑を終わります。  以上で議案質疑を終了します。   ──────────────────────────────────── 309 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第3 常任委員会議案付託を議題とします。  議案第7号ないし議案第12号の6議案については、お手元に配付の議案付託表のとおり、それぞれの常任委員会に付託いたします。また、議案付託表に誤りがあった場合は、議長が処理することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 310 ◯議長(加藤忠勝君) 御異議なしと認めます。   ──────────────────────────────────── 311 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第4 常任委員会請願付託を議題とします。  本定例会までに提出された請願は、既に配付の請願文書表のとおり、請願第2号及び請願第3号の2件であります。  これより、請願を付託いたします。請願第2号及び請願第3号を、請願文書表のとおり、文教厚生常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────────────────── 312 ◯議長(加藤忠勝君) 日程第5 常任委員会陳情付託を議題といたします。  本定例会までに提出された陳情は、既に配付の陳情文書表のとおり、陳情第3号ないし陳情第7号の5件であります。  これより、陳情を付託いたします。申し合せにより、陳情文書表のとおり、陳情第3号を経済建設常任委員会に、陳情第6号及び陳情第7号を総務常任委員会に付託いたします。  なお、各常任委員会の開催については、議案付託表に併記の常任委員会開催一覧表により、開催日の通知といたします。   ──────────────────────────────────── 313 ◯議長(加藤忠勝君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、6月21日、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。  御苦労さまでした。                午後 3時19分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...