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平成29年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2017-09-11
平成29年第3回定例会(第3日目) 名簿 開催日: 2017-09-11

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  1. 山武市議会 2017-09-11
    平成29年第3回定例会(第3日目) 本文 開催日: 2017-09-11


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-29
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(越川 哲君) おはようございます。ただいまの出席議員は21名です。定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。  なお、報道関係者等から、議場内の写真撮影の申し出がありましたので、これを許可しました。               午前 9時58分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長(越川 哲君) 日程第1 一般質問を行います。  9番、八角公二議員の個人質問を許します。  八角公二議員、御登壇願います。  八角議員。 3 ◯9番(八角公二君) おはようございます。議席番号9番、八角でございます。通告に従い、一般質問を行います。  はじめに、小中学校統廃合計画の進め方についてお尋ねいたします。  前回の第2回定例会では、山武市小中学校統廃合基本計画の中で、前期計画として、成東中学校蓮沼中学校は閉校するとなっているが、別のページでは検討するとなっていて、整合性がとれないことを指摘いたしました。今後、この計画を検討して、見直し、再議決をするのか、それとも、このまま計画どおりに、閉校に向けて進めていくのかお尋ねいたします。 4 ◯議長(越川 哲君) 教育長、御登壇願います。 5 ◯教育長嘉瀬尚男君) この計画についてでございますが、地域の中で、まだ十分な理解を得られているという判断をしていない地区がございます。この問題については、今後さらに広く協議をし、進めていきたいと考えているところでございます。この計画については、あらかじめ定められた予定をお示しをして、それに基づいて、地域の皆様と協議をしていくという考え方でございます。 6 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 7 ◯9番(八角公二君) 今の答弁で、予定というか、まだこの統廃合計画について、地域住民また保護者の方々から了解をとれていないという地域は、どこの地域でしょうか。 8 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 9 ◯教育長嘉瀬尚男君) 現時点で、我々がもう少し協議が必要だと考えているところは、まず、蓮沼地区蓮沼中学校松尾中学校統合計画について、それから成東中学校成東東中学校の統合につきましても、反対の御意見を一部いただいていると捉えております。 10 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 11 ◯9番(八角公二君) 蓮沼地区では、中学校の閉校が決まっていないのに、保護者地域住民に十分な説明のないまま、新しい事業として、中日本航空専門学校の誘致が検討されていることに不信感を持っている方が多くいます。
     蓮沼中学校の閉校、跡地利用について、どのような説明がされ、どれだけの合意形成が得られたのか、教育長にお尋ねいたします。 12 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 13 ◯教育長嘉瀬尚男君) 中日本航空専門学校の誘致につきましては、あくまでも学校統合がされた後の跡地利用ということで、御説明をさせていただいております。 14 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 15 ◯9番(八角公二君) 昨年4月に小野崎教育委員が、岐阜県にある中日本航空専門学校に出向いて、視察を行っていると聞いておりますが、どのような職務権限をもって行かれたのかお尋ねいたします。 16 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 17 ◯教育長嘉瀬尚男君) 小野崎教育委員が岐阜県まで出向いたというお話は、私のほうでは聞いておりません。 18 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 19 ◯9番(八角公二君) 今、小野崎教育委員が、岐阜県の中日本航空専門学校まで出向いていないというお話は事実でしょうか。教育長が存じてないというお話は、事実なんでしょうか。再度、もう一度確認いたします。 20 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 21 ◯教育長嘉瀬尚男君) 小野崎教育委員のほうから、そういった事実があったお話は聞いておりません。 22 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 23 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 25 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 27 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 29 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 31 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 33 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 35 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 37 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 39 ◯9番(八角公二君) それでは、お尋ねしますが、市の職員が行かれたというお話ですけど、市長、市の職員が中日本航空専門学校まで、視察に行かれたんでしょうか。その点、いかがでしょうか。 40 ◯議長(越川 哲君) 市長、御登壇願います。 41 ◯市長椎名千収君) 私の記憶が間違っているといけませんので、それが、八角議員がお尋ねのときかどうかということについて、確認をさせていただかなければ、しっかりとした答弁ができませんので、確認をさせていただきたいと思います。 42 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 43 ◯9番(八角公二君) それでは、確認をしていただいて、後でも結構なんで、ひとつお願いいたします。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 45 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 47 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 49 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50 ◯議長(越川 哲君) 八角議員に申し上げます。この質問は、通告いたしましたか。 51 ◯9番(八角公二君) してあります。 52 ◯議長(越川 哲君) そうですか。  小野崎教育委員のことを聞いていますか。今、確認できないでしょう。 53 ◯教育長嘉瀬尚男君) はい。私のほうでは、特にこの質問について、具体的な通告は受けておりません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 54 ◯議長(越川 哲君) 市長。 55 ◯市長椎名千収君) すみません、八角議員から、職員が行ったか、行かないかというお話がございましたので、休憩をいただいて、職員が行った期日をはっきりさせていただいて、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確認をとらせたいと思います。よろしゅうございますでしょうか。 56 ◯議長(越川 哲君) わかりました。  暫時休憩します。              (休憩 午前10時14分)              (再開 午前10時25分) 57 ◯議長(越川 哲君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  市長。 58 ◯市長椎名千収君) それでは、私のほうから、中日本航空専門学校を訪問した記録を、今、確認させていただきましたので、御報告申し上げます。  2回行ってございまして、平成28年4月1日に、私をはじめ、市長、副市長、当時の副市長です、経済環境部長教育部長企画政策課長企画政策課の主幹、職員、主事が1名と、これだけで、中日本航空専門学校を訪問させていただきました。  もう一回目は、平成29年1月13日、これは職員だけで行っておりまして、企画課長、企画の係長、主幹、係長がもう1人行ってございます。それから、主査、主幹、職員と、7名です。これは、職員レベルで行ってございまして、いずれも、私も含めて、職員レベルと。最初は、私のほうも行きましたけれども、教育委員は同行してないということで、確認をさせていただきました。よろしゅうございますでしょうか。 59 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 60 ◯教育長嘉瀬尚男君) 視察に行ったのは、今、市長から御説明があったとおりでございまして、小野崎教育委員に確認しましたところ、小野崎教育委員のほうは岐阜県のほうには行っていないということで確認を取らせていただきました。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 62 ◯9番(八角公二君) 市長、どうもありがとうございました。平成28年4月1日と平成29年1月13日には……。4月14日ですか。平成28年4月14日と平成29年1月13日に、市のほうからは、中日本航空専門学校のほうに訪問しているというお話をいただきまして、ありがとうございました。  また、小野崎教育委員に関しては、訪問していないというお話だということで。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 63 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 64 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・ 65 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 66 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 68 ◯教育長嘉瀬尚男君) 議長、質問させていただいていいでしょうか。反問させていただいていいでしょうか。 69 ◯議長(越川 哲君) 反問ですか。反問を許します。 70 ◯教育長嘉瀬尚男君) 今、八角議員のほうから、小野崎教育委員が行っているということについて、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・その情報ソースといいますか、その情報を具体的にどういった形で得られているのか、確認させていただきたいと思います。 71 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 72 ◯9番(八角公二君) 今の質問に答えさせていただきます。  当日の1月12日の南浜地区の説明会のやりとりについては、まず1点、録音テープがございます。それと、あと、録音テープから起こしていただいたメモ用紙がございます。こちらと、実は開示請求でいただいた南浜地区の説明会の議事録を比較しまして、今、質問させていただいております。  私は、当日、出ませんけれども、後のどういう議論があったかということで、当然、当日の議事録だとか、また、そこに出られた方々のお話を伺って、確認しながら、立たせていただいております。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・ 74 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 76 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 77 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 78 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79 ◯議長(越川 哲君) ・・・・・ 80 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 82 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    83 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 84 ◯9番(八角公二君) では、当日、一応、どういう議論が交わされたかどうかということについて、こちらに参加した住民の方々の議事録があります。これは、後ほど教育長にお見せしたいと思いますので、そこを確認した上で、ちょっと。時間のほうは、それこそ10分、15分あれば、確認できると思います。これは、当日、1月12日に説明会のテープから起こした議事録だそうです。  ですから、今、教育長がおっしゃっているようなことをするんであれば、こちらの議事録をごらんになっていただいて、再度、回答をもらいたいと思います。  議長、すみませんけど、確認の意味で、暫時休憩をお願いします。 85 ◯議長(越川 哲君) 八角議員、休憩を求める動議で構わないですか。 86 ◯9番(八角公二君) はい。 87 ◯議長(越川 哲君) では、議員の皆様にお諮りします。  ただいま八角議員より暫時休憩するとの動議が提出されました。この動議は3人以上の賛成者がありますと、成立いたします。  この動議に賛成の方の挙手をお願いします。                 (賛成者挙手) 88 ◯議長(越川 哲君) 挙手少数と認めます。  八角議員、この休憩は認められませんので、質問を続けてください。  八角議員。 89 ◯9番(八角公二君) 動議が認められないということですから、議事録を確認しなかったら、これは、何回やっても、議論が進んでいかないと思うんです。私がしていることは、毎回、今までの協議会の、あり方検討委員会、教育委員会会議、教育委員協議会の議事録を見せていただいていますと、実際、話している内容と議事録に残された内容が、相当差があるんです。  今回の場合でも、住民の参加された方々が、こういう形で録音から議事録を起こしておられる。それで、市のほうの会議録を請求してみたら、一番肝心な部分が抜けている。将来、議事録は、市民の方々、地域住民の方々が、どういう思いでこうしたかと、どういうやりとりがあったかと、それを検証する意味で、議事録を作成していると思うんです。  教育委員会でやったことを、今まで。いいですか。  まず1点、議決する前に、議決がない状態で、統廃合のパンフレットを配ってしまった。  2点目、この印刷について、全く日付がない請求書、納品書、発注伝票を作成してしまった。  また、今回、この計画案についても、計画年度を決めてある。後で、また、次のページでは、検討する。これは、日本語になってないです。  そういうことをやっておられて、本当に今回のケースを含めて、教育委員会がやっている話というのは、本当に信用できるのかというふうに、市民の皆さん方は思われるんではないかと思いますが、その点、教育長、どうですか。お尋ねします。 90 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 91 ◯教育長嘉瀬尚男君) 今、御指摘をいただいた3点ですが、これにつきましては、過去の議会においても、御指摘をいただいているところでございまして、その都度、御説明をさせていただきました。御理解を得ているものと思っております。  今回の会議録につきましてですが、基本的に説明会の会議録につきましては、一字一句全て起こしているものではなく、内容をおまとめしているものでございますので、ぴったり一致するとは考えておりませんが、その内容については、特に差異がないものと捉えております。 92 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 93 ◯9番(八角公二君) 今、教育長、答弁いただきましたけど、そういう答弁自体が、みんな、疑念を抱くんです。どういう意味で議事録を作成しているか。裏を返せば、そうではないですか。教育委員会の都合のいいところを抜粋して、教育委員会の立場で見ている。そうじゃないじゃないですか。  議事録というのは、教育委員会の皆さん方ではなくて、一般の方々が、後でいろいろどういうやりとりがあったかを精査する意味で、残しているんです。それを、教育長みたいな考え方で、この議事録をつくられたら、大変なことになります。  それと、今、動議は認められませんでしたけれども、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 94 ◯議長(越川 哲君) ・・・・ 95 ◯教育長嘉瀬尚男君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 96 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 97 ◯9番(八角公二君) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  再度、確認させていただきますけど、蓮沼中学校の閉校と、この跡地利用として、中日本航空専門学校を誘致する話は、決定事項なのでしょうか。教育長にお尋ねいたします。 98 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 99 ◯教育長嘉瀬尚男君) 教育委員会といたしましては、あくまでも蓮沼中学校の計画が進んだ場合の跡地利用として、話があるということでございまして、これの決定については、市長部局のほうで、今後のまちづくり等も含めて検討されるものだと思っております。 100 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 101 ◯9番(八角公二君) それでは、次の質問に移ります。  前期計画計画どおりに進めた場合、松尾小学校の建築、山武南中学校の改修など、前期計画にかかわる経費の概算は、幾らぐらいになりますか。  また、通学バスについて、どのような運行形態をとるのか。また、バスの購入台数やその費用、運行経費の概算をお尋ねいたします。 102 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 103 ◯教育部長(小川雅弘君) 統合準備経費に関する御質問について、御回答させていただきます。まず、統合準備経費でございますが、いわゆる一般事務費の部分について、まず御説明させていただきます。  山武市立小中学校の規模適正化・適正配置基本計画前期計画校の5つの組み合わせにおきまして、平成37年度までに統合準備に要する経費としましては、引っ越しの経費3,400万円、そのほか、統合準備委員会の会議費が2,000万円、閉校式費用が1,200万円等で、合計で1億2,600万円ほどを想定しております。  また、議員御指摘のありました施設建設事業につきましては、山武中学校のグラウンド、テニスコートの改修事業が1億5,000万円、松尾小学校校舎建設事業が26億4,000万円、山武南中を小学校へ転用するに当たりまして、4億3,000万円を想定しております。  また、スクールバスの運行経費でございますが、近隣自治体等では、1台当たり、年間900万円程度を要しており、これに対する財源といたしましては、普通交付税が1台当たり、年間600万円程度算入されます。さらに、導入時には、国庫補助金等が措置されますので、特定財源を有効活用し、経常経費の圧縮に努めたいと考えております。 104 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 105 ◯9番(八角公二君) ありがとうございました。  スクールバスについては、前期計画でやった場合に、バスの台数はどのくらい見込んでいるんでしょうか。わかる範囲で構いませんので、お答え、お願いします。 106 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 107 ◯教育部長(小川雅弘君) スクールバスの台数等につきましては、現在、検討委員会等を、各学校の組み合わせごとに設けて検討しておりますので、その協議を待っているところでございます。 108 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 109 ◯9番(八角公二君) 実は、今回の統廃合計画について、山武市は結構広いので、今、保護者の間からも、部活動に関しての便宜を図る意味でも、スクールバスの便数を増やしてもらいたいという話も聞いております。  これは、一応、松尾地区でもそうですし、蓮沼地区でもそうですし、山武地区でもそうです。同じ時間帯に、全部スクールバスを運行するということになってくると、恐らく相当の台数がないと、適切に運行ができないんではないかと考えています。  ですから、検討委員会ではなくて、今、ハード事業を含めて、かなりの金額がかかるわけでございますので、ある程度、統合計画の中で、スクールバスの台数や運行方法だとか、そういうものをお示しいただいて、やはり、わかりやすく地域の方々、保護者の方々に説明していかないと、なかなか理解をいただけない部分もあるんではないかと私は思うんです。その点、いかがでしょうか。教育長にお尋ねします。 110 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 111 ◯教育長嘉瀬尚男君) 教育委員会の説明会の中では、統合によりまして、学区が広がってくるところについて、基準として示されている小学校4キロメートル、中学校6キロメートルという距離を超えてきた場合に、それに対しては対応しなければいけないということで、スクールバスの運行も検討しているというようなお話はさせていただいております。  そういう中で、現在、具体的に統合計画準備委員会のほうで、その計画が進められているところにつきましては、小学校の統合については、今のところ、まだ決定ではございませんが、議論の中では、2台程度の運行が見込まれております。  山武中学校については、教育委員会としては、スクールバスの運行も検討をしますということで、御提案しておりますが、そちらについては、自転車通学で大丈夫だろうというような御意見もいただいております。  そのように、最終的にどの程度かかってくるかということは、それぞれの計画地域の御意見によって変わってくる部分でございますので、先ほど部長が言ったように、それを待たなければ、具体的な数字は出せないと思っておりますが、基本的に、地域の要望があれば、出す準備はあるということで、御意見は言わせていただいております。  その中で、先ほど説明があったように、1台当たり約900万円程度ということで見込んでいるところでございます。 112 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 113 ◯9番(八角公二君) 次の質問に移ります。  蓮沼での説明会で、統廃合の成功例として、香取市と芝山町を挙げたと聞いておりますが、この2つの市町ではどのような進め方をしたので、成功したか、教育長にお尋ねいたします。 114 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 115 ◯教育長嘉瀬尚男君) 香取市、芝山町もそうですが、統廃合に関しましては、それぞれの地域の状況が全く違いますので、その成功例といたしまして、どういう進め方かについては、それぞれ皆、違ってきております。  そういう中で、教育委員会として、成功例としてお示ししていることは、統合後に子どもたちがどのように変わったか、教育環境がどうなっているかという視点で、アンケート等の結果を見せていただいて、その結果、統合後のほうが、友達が増えたり、活動が活発になったり、教育環境の面ではよくなっているという点で、成功例として、お示しをさせていただきました。 116 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 117 ◯9番(八角公二君) 教育長、要するに、今、私は、統合した後の話がどうこうという話ではなくて、統廃合の進め方について質問しているんです。  統合を進めていく上で、やはり、教育委員会として、成功事例を挙げているようなんです。香取市と芝山町は、統合計画について。ですから、当然、そういったことを、山武市の教育委員会として、香取市や芝山町の事例を見ながら、話しているんではないですか。  教育部長はその辺いかがですか。どうぞ。 118 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 119 ◯教育部長(小川雅弘君) 教育長が答弁しているように、統廃合、それぞれのケースがあると考えております。  その中で、山武市教育委員会としましては、あくまでも児童生徒の教育環境を整える責任がありますので、地域の理解や協力を得ながら進めるよう、丁寧な説明に努めているところでございます。 120 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 121 ◯9番(八角公二君) いや、これも、1月12日に蓮沼で行われた説明会で、教育委員会として、成功事例を挙げて、説明しているんです。ですから、統合後の話ではなくて、そこまで言いますと、皆さん、統合後というので、統合後の結果云々というお話をされています。  実は、私は、香取市と芝山町に視察に行ってきました。まさしくどういうような進め方をして、成功事例がありますかと。実は、非常にいいお話を伺ってきました。時間がありませんので、結論から申し上げますと、香取市では、例えば、統廃合計画について、統合する時期は決めていませんと。  それと、いろいろな保護者地域住民から、いろいろな意見が出てきますと。多少なり疑義が発生するんであれば、一旦それを白紙に戻して、最初から検討してもらうと。  統廃合計画をやった段階で、計画を進める上で、住民から、反対の署名とか、そういうものがありましたかという問いかけに関しまして、そういう小学校、中学校については、反対の署名など、そういうものはありませんでしたと聞いています。  それと、各委員会、いろいろなあり方検討委員会、協議会をやった中で、そこに参加された役員の方々が、全て回覧で、会議の内容を地域住民に知らせている。そういう段階で、住民とコンセンサスをとられながら進めている。  ですから、山武市の今の話だと、統合の話を聞いても、だめなんだ。まさしく、今、統合計画を進めているわけですから、そういう香取市の事例は、非常に参考になるんではないかと、私は思っています。  前回の議会で、文科省の手引書のお話をしました。教育長は手引書を見ておられるという答弁をされておられますけれども、手引書には、地域住民とのコンセンサスのとり方を、どういうふうに書いてあるか教えてください。 122 ◯議長(越川 哲君) 教育長。 123 ◯教育長嘉瀬尚男君) 手引書の中では、概要でいいますと、基本的な考え方の中で、地域やコミュニティの核である学校であるということ、まちづくりのあり方とも関係することから、密接なかかわりをもって理解と協力を得るために、丁寧な議論をしていくとされております。 124 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 125 ◯9番(八角公二君) 市長は、前回の質問で、文科省の手引書を見ておられないということで答弁されていますが、市長は、FM的な考え方で、ファシリティマネジメント的な考え方で、統廃合を決めたとしていますが、私の質問に立った後、文科省の手引書は、市長、ごらんになったでしょうか。市長、答弁をお願いします。 126 ◯議長(越川 哲君) 市長。 127 ◯市長椎名千収君) 教育委員会から説明を受けた範囲の中で判断させていただいて、詳しく見てございません。 128 ◯議長(越川 哲君) 八角議員。 129 ◯9番(八角公二君) 文科省の手引書の中には、ファシリティマネジメント的な考え方もあるかもわかりませんけれども、そこを強引に進めろとは書いていません。  また、教育長はしましたけど、やはり、地域住民とうまくコンセンサスをとりながら、この統廃合を進めていくんだよということを書いてありますので、その辺はきっちり手引書に従って進めていただきたいと思います。  小中学校の統廃合は、少子化や人口減の問題を抱える今日では、避けて通れない問題ですが、これを進めるに当たっては、保護者地域住民との十分な合意形成を得ることが必要だと思います。この点について、教育委員会や関係者は真摯に向き合っていただきたいと思います。  以上で、私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 130 ◯議長(越川 哲君) 以上で9番、八角公二議員の個人質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は午前11時15分とします。              (休憩 午前11時00分)              (再開 午前11時12分) 131 ◯議長(越川 哲君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、7番、並木幹男議員の個人質問を許します。  並木幹男議員、御登壇願います。  並木議員。 132 ◯7番(並木幹男君) おはようございます。議席ナンバー7番、並木幹男です。市民と日本共産党を代表いたしまして、一般質問を行います。  はじめに、市長の政治姿勢について伺います。
     今年の7月7日、核兵器禁止条約が、122カ国の賛成で採択をされました。今年3月から、約130カ国が参加をして、交渉してきたものです。採択当日、会場は沸き返るような興奮に包まれました。国連は、本来、拍手を控えるのがルールですが、政府代表も、市民代表も、総立ちで、拍手を送りました。この異例な盛り上がりが、歴史的な壮挙を物語っています。  何が歴史的か、人類史上はじめて核兵器を違法なものとする国際条約ができたことです。これまで多くの核兵器に関する条約がありましたが、核兵器を悪とみなすものはありませんでした。核兵器の存在を前提に減らしたり、制限したりするものでした。核軍拡縮小撤廃交渉を義務づけている核兵器不拡散条約(NPT)も、核兵器そのものは禁止していません。  今回の条約は、その前文で、核兵器が非人道的な結末をもたらすこと、それゆえ、その使用は、国際法や人権法に反するものである言葉を述べています。この禁止条約は、長年、反核運動や被爆者が求めてきた内容が多く盛り込まれています。国際的な英知を結集した現時点で考え得る最良のものです。この禁止条約はスタートであって、ゴールは核兵器のない世界です。  その目標へ前進するには、1つ目に、この条約そのものを活用する。  2つ目に、諸国政府と市民の共同をさらに発展させ、核保有国を追い詰める。  3、それらの国々で、条約に調印をする政府、批准をする議会をつくる。  この3つが重要です。  とりわけ禁止条約に目を背け続けている日本の政府の姿勢を厳しく問い、被爆国にふさわしい政治を踏み出すことが求められています。このような中で、非核平和なまちづくりの意義は一層重要です。  市長の市の平和行政への認識と取り組みを伺います。 133 ◯議長(越川 哲君) 市長、御登壇願います。 134 ◯市長椎名千収君) 市では、非核平和都市宣言を行ってございますし、また、平和首長会議への加盟・参加、また、平和啓発事業として、戦争や核兵器の悲惨さを知ってもらうため、毎年、広島市にある平和記念公園の原爆の子の像に折り鶴を捧げるため、市内各小学校や市民団体等に折り鶴の作成を依頼、取りまとめ、広島市に送ってございます。  今年7月7日に採択されました核兵器禁止条約におきましても、被爆者を核兵器使用の被害者と定義されてございます。そういった意味で、日本が世界でただ一つの被爆国として、この条約に、私としては、日本政府としても、できるだけ早く参加すべきであるということが、私の態度でございます。 135 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 136 ◯7番(並木幹男君) ありがとうございました。これからも平和行政への取り組みを、引き続き行っていっていただきたいと思います。  2つ目に憲法9条の改憲に関してのことですけれども、憲法9条に自衛隊を明記するという安倍首相の改憲発言について。安倍首相は、憲法に自衛隊を書き込むことだけだと説明をしています。これまでの1項、2項の制約はそのまま残るとも言います。しかし、何も変わらないのであれば、改憲する必要はありません。自衛隊を書き込むことは、それで終わりではなく、これから続くことになる一連の改憲の始まりです。  安倍首相がやりたいことは、より制限のない形で、自衛隊を海外で活動させることです。今回目指す改憲で、自衛隊を書き込むことになれば、自衛隊の存在が、憲法上、正当化され、武力行使と戦力保持を禁じた9条1項、2項は、法としての力を失います。自衛隊が海外展開をするハードルは、極めて低いものになります。  歴代自民党政府は、これまで自衛隊を海外に送っても、非戦闘地域でしか活動できないとしてきました。しかし、安保法制で、この考えはなくなりました。さらに、改憲をすれば、相手を殺し、自衛隊が殺される危険は一層高まります。憲法に自衛隊を書き込めば、軍はないというこれまでの憲法の立場が変わります。任務放棄の罰則強化もするでしょう。9条の力でつくられた、世界でもまれに見る日本の憲法文化の特別さが、一挙に変わっていくきっかけになりかねません。  この9条改憲に対する市長の考えを伺います。 137 ◯議長(越川 哲君) 市長。 138 ◯市長椎名千収君) 9条についてのお尋ねをいただくと、いつも思いますが、自分の中で、9条に対して、しっかりとした考え方が確定していないと思ってございます。今回も御質問をいただきましたが、そういった意味では、しっかりとした御答弁にはならないと思います。  平和に関しての態度を、今、求められましたが、世界平和を希求するということにつきましては、我々自治体の長といたしましては、あまねくそのような考えを持っていると思ってございます。今年も平和首長会議、今年は世界大会でございましたので、長崎で開催されたその大会には、郡内の市長、町長全てで、参加をしてまいりました。そこで、被爆者の思いと日本政府首相の御挨拶の間に、かなりの違いがあったというような実感も持ってございます。  9条に関しまして、9条という世界平和に対する理想を追い求める態度と、現実の中で、現在、日本が置かれている、しかも自衛隊が現として存在するという中で、この9条をどのように考えるかということで、御質問をいただいていると思っております。  片方で、私は自衛隊協力会の会長でもございますから、日々、自衛隊のさまざまな活動に対して、感謝を申し上げ、日本にとって、大変重要な組織だとも思ってございます。そういった意味で、自衛隊の位置づけといいますか、そういったものが求められるということについては、なかなか否定しにくいということが、一方であります。また、議員御質問の中でありましたように、自衛隊が無制限に海外に出ていくということに関しましては、大きな疑念を抱いているということも事実でございます。  そういった意味で、憲法がどのように改正されていくのかということに関しましては、これからも大きな注目をし、自分としても、しっかりと考えていきたいと考えてございます。 139 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 140 ◯7番(並木幹男君) これは、意見としてだけなんですけれども、今年5月3日、マスコミ各社が行った世論調査でも、例えば、共同通信の調査でも、日本が戦後、海外で武力行使しなかった理由について、戦争放棄や戦力の不保持を定めた憲法9条があったからだと回答する人は、75%に上ります。  北朝鮮によるミサイル実験による挑発やISなどによるテロの続発など、世界各地での緊張が高まる中、今、求められていることは、武力による威嚇や行使ではなく、外交努力と話し合いであるとの9条の精神は、着実に国民の中に浸透しています。安倍首相の改憲の狙いを知らせていく全国的な運動も起こっていくことが、今、求められていると思います。  以上、これで、この質問を終わります。  2番目の介護保険制度について伺います。  今年改正をされた介護保険法について、平成29年度改革は、平成27年度に打ち出した経済・財政一体改革に基づいて、検討・実施された点に大きな特徴があります。経済・財政一体改革は、平成37年度をめどに、社会保障・税一体改革が掲げた医療提供体制の再編、縮小、負担強化と公的給付の削減を強力に推進することを目的とするものです。文字どおり、経済と財政を一体に推進する改革です。  社会保障の領域に引き寄せていえば、経済・財政は、社会保障と経済成長に資するビジネス書につくり変えていくことを、財政健全化は赤字主因とされる社会保障費を徹底的に削減することを意味しています。  社会保障の改革検討項目のうち、約8割を医療・介護関連項目が占めています。介護の分野では、医療・介護提供体制の適正化、インセンティブ改革、負担能力に応じた公平な負担給付の適正化、公的サービスの産業化に区分された検討項目が列挙されています。  安倍政権は、毎年の予算編成において、社会保障費の徹底的な削減を図ってきました。平成25年度から平成27年度までの3年間で、毎年8,000億円から1兆円増大をする社会保障費を、合計1兆1,500億円まで削り込みました。その成果を踏まえ、経済・財政一体改革は、平成28年度以降の3年間を集中改革期間として設定をして、社会保障費自然増分を、毎年5,000億円まで圧縮するとしました。  平成29年度予算では、医療と介護で6,400億円から5,000億円へと、1,400億円の削減目標を掲げました。平成29年度は、平成27年をめどとして想定をした長期的な側面と、平成29年度予算編成における社会保障費削減の方策という、短期的な側面の見直しを持つ改革として、構成され、具体化をされました。柱は地域包括ケアシステムの進化・推進と、介護保険制度の持続性の確保としていますが、その内容と市の対応について伺います。 141 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 142 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 本年6月に公布された介護保険等の一部を改正する法律の改正点、今、議員がおっしゃったとおり、大きな柱として、2つございます。1つ目として、地域包括ケアシステムの進化・推進、2つ目として、介護保険制度の持続可能性の確保でございます。  1つ目の地域包括ケアシステムの進化・推進については、自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取り組みの推進といたしまして、介護予防重度化防止に向けた取り組む仕組みに対して、制度化するものでございます。  次に、医療・介護の連携の推進等でございますけれども、新たな介護保険施設として、介護医療院が創設されました。  次に、地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進等でございます。支援を必要とする市民が抱える、多様で複合的な地域生活課題について、市民や福祉関係者による把握及び関係機関との連携等による解決を図られることを目指す旨を、法律に明記いたしました。  また、高齢者と障害者が同一の事業所でサービスを受けやすくするため、介護保険と障害福祉両方の制度に、新たに共生型サービスを位置づけました。  大きな柱の2つ目でございます。介護保険制度の持続性の確保については、現役世代並みの所得を有する者の利用者負担割合を、3割に見直します。これは、世代間等の公平性を保ち、介護保険制度を持続させるため、一部のサービス利用者の自己負担額を、2割から3割へ引き上げるものでございます。  ただし、利用者負担の月額上限は4万4,000円があるため、負担増となる方は、ほとんどいないものと考えております。  次に、介護納付金における総報酬割の導入でございます。各医療保険者の介護納付金を、加入者数に応じた負担から、報酬額に比例した負担に変更いたしました。  以上です。 143 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 144 ◯7番(並木幹男君) なかなかわかりづらいものがありますけれども、最初に言われました自立支援・重度化防止への保険者機能強化と言われるものも、要は、重度化しないような、要するに、介護度が上がらないような成果を出しなさいというような指標を出せと、国がそういうふうに求めているんではないかと思うんです。その辺、1番目は、そういう理解でよろしいんでしょうか。 145 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 146 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) そのとおりでございます。 147 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 148 ◯7番(並木幹男君) 2番目のところで、介護医療院の創設ということを言われていたんですけれども、それについては、結構わかりづらいと思うので、具体的にどういう施設が、それに当てはまって、今後どう変えていくのかというところを説明していただけますか。 149 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 150 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) この介護医療院でございますけれども、介護老人保健施設と同じ医療提供施設であります。医療機関ではありません。あくまでも、医療的な対応が必要な高齢者を介護する介護保険施設として、考えております。 151 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 152 ◯7番(並木幹男君) 最初の大きい柱の3番目で、地域共生社会の実現に向けた取り組みということを言われたんですけれども、その辺で今までとは違う、例えば、施策ということでは、具体的に示されているものはございますか。  地域共生社会、要するに、地域で、介護保険についても、福祉についても、今後は見ていきなさいよということだと思いますが、その辺については、具体的に、全国でもいいですけれども、何かあれば伺います。 153 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 154 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 地域共生社会でございますけれども、高齢者、障害者、子どもなど、全ての人々が、一人一人の暮らしと生きがいをともにつくり、高め合う社会と定義づけております。  現在、政府は、高齢者を地域で支えるための地域包括ケアシステムの構築を推進していますが、地域共生社会は、これをより進化させ、困難を持つあらゆる人を地域で支えるための仕組みでございます。 155 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 156 ◯7番(並木幹男君) 次の質問に移ります。  2つ目に、来年の第7期介護保険計画について伺います。  2018年度は、介護報酬・診療報酬の同時改定のほか、地域医療構想・医療計画をはじめとする医療・介護計画、国庫財政運営の都道府県一元化、改正介護保険法などが、一斉にスタートをする年です。  介護保険第7期計画には、医療計画との整合性の確保、高齢者の自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化の推進、これが新たに加わったみたいですが、「我が事・丸ごと」地域共生社会の推進など、地域医療構想や改正介護保険法を踏まえて計画をする事項が、新たに加わりますが、それぞれの内容について伺います。 157 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 158 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) それでは、第7期の介護保険事業計画の概要でございます。  まず、医療計画との整合性の確保に向けた取り組みでございます。今年度は第7次医療計画と第7期介護保険事業計画が同時に策定される年でございます。病床の機能の分化及び連携の推進による効率的な質の高い医療提供体制の構築並びに在宅医療、介護連携等の地域包括ケアシステムの構築が一体的に行われるよう、計画の整合性を確保することとなっております。  次に、自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化に向けた取り組みでございます。高齢者が、その有する能力に応じた自立した生活を送っていただくための取り組みを進めてまいります。  次に、「我が事・丸ごと」地域共生社会の実現に向けた取り組みの推進でございます。他人事になりがちな地域づくりを、地域住民が我が事として、主体的に取り組んでいく仕組みをつくっていくとともに、市町村においては、地域づくりの取り組みの支援、公的福祉サービスへのつなぎを含めた、丸ごとの総合相談支援の体制整備を進めていきます。  また、新たな共生型サービスとして、高齢者と障害者が同一の事業所で、サービスを受けやすくするため、介護保険と障害者福祉両方の制度に、新たに共生型サービスを位置づけるものでございます。 159 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 160 ◯7番(並木幹男君) 次の質問に入ります。  3番目として、第7期の介護保険料の算定の状況はどうかについて伺います。 161 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 162 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 第7期の介護保険料についてでございます。  次期介護保険料については、まだ算定までには至っておりません。7月上旬に、第7期介護保険事業計画策定に係る国の基本指針が示され、現在、人口推計、また各事業及びサービスの見込み料の算出を行っているところでございます。  これは、見込み料を算出した後に、保険料の算定をするので、予定といたしましては、11月下旬を予定しております。 163 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 164 ◯7番(並木幹男君) 算定は、まだ12月ぐらいということなんですが、保険料が3年に1回変わるわけですけれども、わかればでいいんですが、第6期の部分も含めて、山武市が合併した後の何期目からの料金だけわかれば。わからなければ、後でいいです。 165 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 166 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 手元に資料がございませんので、後ほど。 167 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 168 ◯7番(並木幹男君) 今年4月から、総合事業が全国全ての市町村でスタートしていますが、山武市の取り組み状況について伺います。 169 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 170 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 総合事業の取り組みの状況でございます。  介護予防日常生活支援総合事業について、本市では、平成28年2月より開始いたしまして、要支援1、2の方が利用している訪問介護と通所介護が、介護予防生活支援サービス事業における訪問型サービス、通所型サービスとなりました。  この訪問型サービス、通所型サービスについては、現行と同様の基準によるサービスと、緩和した基準によるサービスが、各市町村の判断でできることとなっております。  現在、本市では、現行相当のサービスのみを実施しており、移行以前と変わらないサービスを行っております。  なお、緩和した基準によるサービスを、平成30年度当初の事業開始に向けて、準備しており、その担い手づくりを本年中に実施する予定でおります。  一般介護予防事業についても、短期集中型やいつでも参加型の予防教室を行っており、今後も介護の予防の推進に努めてまいります。 171 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 172 ◯7番(並木幹男君) ただいま御説明があったところで、緩和した基準によるサービスを、平成30年度当初から、事業開始に向けてという答弁がございましたけれども、私としては、もちろん、緩和した基準によるサービスというようなものをしていってほしくはないと思っているんですけれども、その辺、具体的に、例えば、ボランティアの方ということなのかもわからないんですが、その辺、準備ということで、具体的に始めているのかという点とについて伺います。 173 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 174 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 準備でございますけれども、関係機関と連絡調整を図りながら、今後の対応について、話し合いを始めたところでございます。 175 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 176 ◯7番(並木幹男君) まだ、具体的には余り決まっていないということですか。  それでは、次の5番目になるんですけれども、障害のある人が、65歳になると、障害福祉から介護保険制度へ移行されます。全国的に見ると、サービスの打ち切りや切り下げが問題になっています。  介護保険優先原則には、多くの問題があります。生活扶助の訪問介護は、障害者福祉同様のサービスが受けられない場合もあります。障害福祉では無償とされてきた低所得者のサービス利用料も、原則1割負担になります。  厚生労働省は、一律に介護保険を優先しないこと。介護保険で十分なサービスが受けられない場合は、それに上乗せをして、障害福祉サービスを受けられるように、適切な運用をするとの通知書を出しています。  市としての運用はどのように行っているのか、お願いいたします。 177 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。
    178 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 介護保険法の規定により、介護保険サービスが利用できる場合は、当該介護保険サービスの利用が優先されることとなっております。  介護保険サービスの内容等では、十分なサービスが得られない場合には、障害福祉サービスを支給するなど、個々の実態に即した運用を図っております。 179 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 180 ◯7番(並木幹男君) ちょっとわかりづらかった点もあって、要は、65歳になったときに、障害者の方が、介護保険が優先なんだけれども、障害の度合いによっては、障害の今までのサービスを受けられますよということで対応しているということでしょうか。  次に、介護保険制度で、保険料を払い切れない低所得者の高齢者に対して行われているペナルティーが問題になっています。保険料を2年以上滞納した場合、サービス利用料の本人負担が引き上げられるなどの罰則により、必要な介護が受けられない人が各地で生まれているためです。  保険料を滞納する圧倒的多数は、保険料が天引き対象でない年金収入が、年18万円以下の低年金、低収入の人たちです。苦しい生活のために、医療保険払いを優先して、介護保険料までなかなか負担できない人、無年金で支払いを滞らせた人などが、突然、体調を崩し、介護が必要になって、はじめて利用料が3割負担になることを知り、サービスを諦めたり、制限したりするケースが相次いでいるとも聞いています。  厚生労働省のまとめでは、罰則を受けた人は、毎年約1万3,000人に上っているとしていますが、山武市における保険料滞納の状況と、この罰則の対応はどうかについて伺います。 181 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 182 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) まずはじめに、滞納者でございます。6月現在でございますけれども、延べ1,467人ございます。滞納額は4,357万4,440円でございます。  次に、介護保険法上の罰則規定でございます。保険料1年以上滞納の場合、利用料を10割負担してもらい、保険料納付後、利用料の9割分を償還払いいたします。  次に、1年半以上の場合でございます。今、申したことに加えまして、利用中のサービスを停止することがあります。  2年以上の場合でございます。利用者負担が3割に、さらに、高額介護サービスの限度額の停止がございます。  以上のとおりの罰則規定はありますけれども、現在、滞納がある利用者については、分納で納付をいただいており、罰則の適用をしている方はございません。 183 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 184 ◯7番(並木幹男君) ただいま御答弁いただきましたけれども、山武市としては、未納、もちろん、支払い等は当然するべきなんですが、滞らせた人でも、突然体調を崩した場合、税相談に乗りつつ、対応してくれるという判断でやっているということです。罰則としては、今のところないということでしょうか。わかりました。  これは、質問ではないんですけれども、介護保険について。高齢化が一層進む中、介護保障の充実は、全ての高齢者、国民の願いです。介護を社会的に支えるという当初の制度の理念に立ち返った、現行介護保険の抜本改革が必要です。改革の基本理念になるものは、憲法第25条に裏打ちされた必要充足原則と応益負担原則であり、給付の体系や内容、保険料、利用料などの費用負担、要介護認定をはじめとする制度の仕組みなど、根幹部分の再設計が求められていると思います。  現行の保険方式のもとで、増大をする介護需要に応えつつ、持続可能性を確保するためには、介護保険財政における国庫負担の割合を、大幅に引き上げることが不可欠です。一体改革の名による安倍政権の介護保障解体路線も、これ以上、続けさせるわけにいきません。社会保障政策の転換と介護保険制度の緊急抜本改革を求める国民的な世論と運動を広げていくことが、今、必要だと思います。  市としても、介護保険財政の国庫負担を増やすよう求めることを要望し、介護保険制度の質問は終わります。  大きい3番目で、ごみ行政について伺います。  最初に、環境省は、今年3月末に、平成27年度の全国の一般廃棄物処理の実績をまとめた資料として、一般廃棄物の排出及び処理状況等について及び日本の廃棄物処理を発表いたしました。  それによると、ごみ、一般廃棄物の総排出量は4,390万トン、東京ドーム108杯分で、1人当たりの排出量は939グラムとなっています。排出量及び1人当たり排出量は、平成23年及び平成24年に、一時的に微増、横ばいの時期がありましたが、ここ数年は減少しています。  ところが、生活系ごみの排出量と事業系ごみの排出量の推移を見ると、生活系ごみの排出量は、平成23年度までは減少していたものの、それ以降は、上昇、横ばいが続いています。事業系ごみ量は、生活系ごみの約65%に対して、排出割合で、一般廃棄物排出量全体の約30%を占めています。ですから、ごみの全体量を減らす上で、事業系廃棄物が足を引っ張っていることが明らかです。  山武市の排出をしている一般廃棄物で、生活系ごみ、事業系ごみのそれぞれの排出量の変化について伺います。 185 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 186 ◯経済環境部長(田上和弘君) 過去3年間の本市のごみの排出量としましては、生活系ごみは、平成26年度、1万875トン、平成27年度、1万819トン、平成28年度、1万883トンと、横ばい状態でございまして、事業系ごみにつきましては、平成26年度、3,028トン、平成27年度、3,104トン、平成28年度、2,953トンと、こちらは年度により、多少増減をしているというところでございます。 187 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 188 ◯7番(並木幹男君) 排出量についてはわかりました。  2番目に、焼却炉の排ガス検査について伺います。  2013年10月、世界的に水銀汚染が大きな問題になる中、水銀による環境の汚染の防止に関する法律及び大気汚染防止法の一部改正が行われ、平成27年6月19日に公布されました。  廃棄物の焼却炉では、一般廃棄物、産業廃棄物、下水汚染土壌焼却炉が対象となり、火格子面積、2平方メートル以上、焼却能力、毎時200キログラム以上の施設規模で、新規施設の場合は、1立法メートル当たり30マイクログラム、既存施設は、同50マイクログラムという共通値が適用されることになります。  これで、日本の焼却炉の排ガス中の規制対象項目は、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、ダイオキシンの5項目に水銀が加わり、6項目となっています。  焼却炉の排ガス検査の状況について伺います。 189 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 190 ◯経済環境部長(田上和弘君) 本市は、2つの組合で、ごみ処理を行っておりますけれども、この焼却炉の排ガス検査につきましては、両組合に確認をしたところ、東金市外三市町清掃組合では、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素の4項目を、2カ月を超えない作業期間ごとに1回、ダイオキシン類のみ、年1回の頻度で行っております。  山武郡市環境衛生組合では、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、ダイオキシン類の5項目について、年2回、実施しているところです。  このように、現在、焼却炉の排ガスからは、ばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、ダイオキシン類の5項目を測定しているところでございますけれども、先ほどありましたように、平成30年4月より、大気汚染防止法の一部改正により、水銀の排ガス規制が追加されることになりました。  そこで、東金市外三市町清掃組合では、水銀濃度の測定を、4カ月を超えない作業期間ごとに、1回の頻度で行う計画をしており、山武郡市環境衛生組合では、水銀を含む6項目の分析を、年2回実施するよう計画しているというところでございます。  また、測定結果としましては、両組合とも、5項目について、基準値を満たしているところでございます。  なお、水銀濃度につきましても、今年度を参考に測定をしているところで、どちらも基準値をクリアしているというところでございます。  以上です。 191 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 192 ◯7番(並木幹男君) 先ほど東金市外三市町清掃組合については、4項目ということでして、来年からは6項目ということでやっていくんでしょうか。 193 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 194 ◯経済環境部長(田上和弘君) すみません、東金市外三市町清掃組合につきましては、水銀につきましては、4カ月を超えない範囲内で、1回の頻度で行うという計画をしているというところで、どちらも6項目を予定しております。 195 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 196 ◯7番(並木幹男君) 国が示しているものは、6項目となっているんですけど、それは、問題がないということなんでしょうか。何か、その辺についてだけ。 197 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 198 ◯経済環境部長(田上和弘君) 発音が悪く申しわけありません。どちらも、平成30年からは6項目をやる予定でおります。  参考に、今年度、水銀につきましても、両組合で測定をした結果、どちらも基準値をクリアしているという状況だったということです。 199 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 200 ◯7番(並木幹男君) 次に、焼却灰の処理について伺います。  焼却灰の処理についてですが、最終処分場が埋め立てる対象物と最終処分場の埋め立て容量については、どのくらいあるのか、両組合があると思うんですが、わかれば、両組合で。 201 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 202 ◯経済環境部長(田上和弘君) 焼却灰の処理方法につきましても、両組合に確認した結果、東金市外三市町清掃組合では、再資源化する事業者に委託して、リサイクルする方法と、クリーンセンター施設内の溶解施設で、溶解処理し、スラグとして、大網最終処分場埋立地の覆土材として有効利用する方法の2通りの方法で処理しています。  山武郡市環境衛生組合では、敷地内にある最終処分場に埋め立て処理をしているというところです。  焼却灰の排出量ですけれども、これは、構成市町村全体の可燃ごみの焼却灰となるわけでございますけれども、東金市外三市町清掃組合では、平成28年度実績で、5,195トン、山武郡市環境衛生組合では、約1,600トンとのことでございました。  最終処分場につきましては、東金市外三市町清掃組合では、これまでの実績をもとに計算すると、約50年間は埋め立て可能な状況にあるということでございます。  一方、山武郡市環境衛生組合の最終処分場は、現状では、平成41年まで埋め立て可能な計画となっているところでございます。  しかしながら、この最終処分場にあっては、今年度、今後の整備計画案を策定しているというところで、現在、詳細な残余容量の測量を実施していて、これにより、正確な残余年数を算出するということでございました。 203 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 204 ◯7番(並木幹男君) 4番目で、ごみの減量とリサイクルの今後の取り組みの考えについて伺います。  ごみの資源化量は、平成19年度から、年々減少を続けています。リサイクル率も、平成19年度に、20%台の大台に上った後、微増、横ばい状態で、最近では、下がっています。  国は、改正基本方針(平成28年度)で、廃棄物の新たな目標量を決めました。それによると、一般廃棄物の平成24年度実績に対する平成32年度目標として、排出量を約12%削減をする。1人、1日当たりの家庭系ごみ排出量を500グラムとする再生利用量を、約21%から27%増加させるとしています。  平成32年度まで、あと3年ですが、現在のごみの減量と資源化率の現状と、今後の計画についての考えを伺います。 205 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 206 ◯経済環境部長(田上和弘君) まず、環境省が発表いたしました平成27年度の一般廃棄物の排出及び処理状況等によりますと、1人、1日当たり、ごみ排出量は939グラムで、再資源化率は20.4%と、先ほど議員がおっしゃったようなところでございます。  山武市の平成27年度の状況につきましては、1人、1日当たりのごみ排出量は708グラムで、国より231グラム少なく、再資源化率は19.3%と、1.1%低い状況でございます。  また、山武市後期基本計画策定時に、平成25年度の1人、1日当たりのごみ排出量は733グラムでしたけれども、平成28年度は713グラムと、20グラム減少し、平成29年度の後期めざそう値、713グラムを達成している状況でございます。  再資源化率につきましては、平成25年度は17.3%でございましたけれども、平成28年度、18.9%と、1.6%増加したものの、後期めざそう値、19%まで、0.1%足りない状況でございました。  市としましては、ごみ排出量の削減に向けては、ごみ分別の徹底を推進するとともに、再資源化に向けても、リサイクル倉庫の活用や、資源回収運動奨励制度の普及を図るとともに、効果的な施策等について、関係団体で協議して行っていきたいと考えてございます。 207 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 208 ◯7番(並木幹男君) 今の御答弁に対して、もう1点あるんですけど、ごみの焼却量に関しては、平成22年度まで減少傾向でしたが、それ以降は、ほとんど横ばいです。ごみの排出量、とりわけ生活系ごみが減る傾向にあるにもかかわらず、焼却系ごみ総量は減っていません。このことは、ごみ全体の約3割を占める事業系ごみの量が、減っていないことに原因があります。  さらに、焼却施設建設に際して、国として、ごみを減量するよりも、エネルギー回収を、錦の旗として、エネルギー回収率の向上を、自治体に強く要請、指導する余りに、自治体としては、熱源確保のために、廃プラスチック類をはじめ、資源化できるものまで焼却するようになっていることも、減少しない原因となっているんではないかと思います。  具体的に、どのごみを焼却に回さずに、再資源化をしていくという考えなのか、今後の考えについて伺います。 209 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 210 ◯経済環境部長(田上和弘君) 現在、回収してございますペットボトル類や缶、瓶、アルミニウム等につきましては、回収をしているところでございます。  また、金属類等につきましては、各組合のほうで、裁断をして、磁石等で吸い上げた中で分別をしている。その中で、またアルミニウム等につきましては、再資源化ごみとして、有償処理をしているというところでございます。  そういった中で、最終的に残ったものについて、プラスチック類についても、焼却をしていくということが、今、現状の考え方でございます。 211 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 212 ◯7番(並木幹男君) 私としては、確かに焼却炉の施設の関係もあると思うんですけれども、廃プラの関係を回収するという、近い将来という可能性もありますけれども、その辺の考えをしていかない限りは、減らないのかと思います。その辺については、検討していただきたいと思います。  5番目です。ごみ処理に係る年間経費については、どのくらいの費用がかかっているかということで、山武郡市のほうと東金市のほうの清掃組合について伺いたいと思います。 213 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 214 ◯経済環境部長(田上和弘君) 山武市におけますごみの処理費用につきましては、東金市外三市町清掃組合、また山武郡市環境衛生組合の負担金のほかに、運搬費など、市のごみ処理に関する事業で、約4億9,000万円となってございます。  内訳としましては、東金市外三市町清掃組合が、負担金とごみの運搬関係の費用等を含めますと約1億9,000万円、そして、山武郡市環境衛生組合の負担金が2億9,700万円で、その他もろもろの市のごみ処理の事業費を含めますと、約4億9,000万円ほどになるというところでございます。 215 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 216 ◯7番(並木幹男君) 最後に、東金市外三市町清掃組合については、今後、平成40年をめどに、建て替えをということが出ていまして、候補地も出ているという話は聞いているんですが、山武郡市環境衛生組合については、平成26年度に改修工事を行っているということを聞いてきます。  山武郡市環境衛生組合の今後なんですが、もちろん、平成30年度においては、旧成東町のごみも、山武郡市環境衛生組合でやるということになると思いますので、その辺に……。あと、もう一つ、横芝光町についても、横芝光町で対応することになるということを聞いているんですけれども、それに向けた焼却場の改修あるいは建て替えという計画はございますか。 217 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 218 ◯経済環境部長(田上和弘君) 山武郡市環境衛生組合では、現在、組合が所有しております焼却炉の能力で、横芝光町と山武市の増加分を含めて、可燃ごみを焼却することは、数値上可能という状況になっているというところでございます。  しかしながら、ごみピット等、容量が不足する設備等もありまして、その設備の改造または増設等、何らかの対応が必要となっているという状況でございます。  また、現在、施設を延命化するのか、新設するのか、大きな選択肢となるということで、それぞれのコストの試算を含めまして、メリット、デメリットを勘案して、最良な施設整備ができるよう、検討をしていくということで、まだ実際の検討には入っていないという状況でございます。 219 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 220 ◯7番(並木幹男君) 山武郡市環境衛生組合のほうは、例えば、今後、今年中に、そういう計画を立てるということもないということですか。  東金市外三市町清掃組合のほうは、まだ候補地ということでは、発表できないのかもわかりませんが、建設場所は決まったということでしょうか。 221 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長。 222 ◯経済環境部長(田上和弘君) 山武郡市環境衛生組合にあっては、今月、担当者会議を、はじめて開催いたしまして、横芝光町と山武市との相違点等について、洗い出しを行いまして、今後、具体的な検討を進めていくということで、今、これから始まっていくという状況だというところでございます。  東金市外三市町清掃組合につきましては、組合議会に、議員何名か参加していただいていると思いますけれども、施設の候補地については、そこで説明があったというところでございます。 223 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 224 ◯7番(並木幹男君) まだ、東金市外三市町清掃組合のほうについては、発表ができない、決まっていないということですか。 225 ◯議長(越川 哲君) 経済環境部長
    226 ◯経済環境部長(田上和弘君) そういう会議の場で、第1候補ということで、場所等は示されているようですけれども、決定はしてございません。 227 ◯議長(越川 哲君) 並木議員。 228 ◯7番(並木幹男君) 最後に、ごみの減量化については、今後も引き続き、目標を持って取り組んでいかなければいけない問題ですし、市民の皆さんにも協力を得なければいけない問題ですので、ぜひ、清掃組合との関係もございますけれども、自治体として、ごみ減量ということで、政策をもって進めていっていただきたいと思います。  以上終わります。 229 ◯議長(越川 哲君) 以上で7番、並木幹男議員の個人質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。再開は午後1時20分といたします。              (休憩 午後 0時11分)              (再開 午後 1時19分) 230 ◯議長(越川 哲君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  保健福祉部長。 231 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 先ほどの並木議員の一般質問において、介護保険料の基準額についての御質問がございましたので、御回答申し上げます。  4期、3,800円、5期、4,844円、6期、5,230円の基準額でございます。 232 ◯議長(越川 哲君) 次に、平成会、和田喜治議員の個人質問を許します。  和田善治議員、御登壇願います。  和田議員。 233 ◯10番(和田喜治君) 議席番号10番、和田喜治です。議長のお許しを得ましたので、質問をさせていただきます。  はじめに、成東中学校の廃校問題について伺います。この問題は、昨年3月より今回まで、続けて質問しておりますが、市長、教育長には納得する答弁をいただくことができませんでした。そういうことで、市長、教育長を敵対視するようになり、言葉も激しくなってきております。今回も、もっと激しい言葉で追及しようと思いましたが、国会中継を見て、考えさせられました。誰もがうその答弁としか思わないことを、誠実に答弁していると言う答弁者、それをしつこく質問する正規追及者、見苦しい一言に尽きます。  この姿を見て、私は我に返りました。あの姿は、自分に当てはまるところがあるのではと思い、これからは気をつけなければと思いました。気がついた自分に対して、褒めてやりたいと思っています。そういうことで、次回から少しの間、質問することを取りやめようと思っています。しかし、市民からの要望次第では、お約束できませんので、つけ加えさせていただきます。  成東中学校の廃校問題について、当市の方々、そして、他市の方々にも、現在置かれている状況を説明し、意見を求めました。山武市の中心地にあり、成東駅より、徒歩六、七分のところにある成東中学校を廃校にし、4キロメートル先にある学校との統廃合を進めていること、その先、4キロメートル先は、海岸であることなどの説明をしました。山武市で一番生徒数の多い成東小学校の生徒が犠牲になることも説明したところ、口々に、行政、山武市民は何を考えているのかという答えが返ってきました。  現在、津波対策で、海岸地方に、いろいろな津波対策を施しております。そういう中での今回の成東中学校の廃校計画です。東北沖で発生した津波は、山武市には関係ないと思っているから、こんな計画を立てるのです。成東中学校の廃校問題は、津波対策を施している中で、真逆の発想です。こんな考えをしているのであれば、現在、津波対策で行われている事業は必要ありません。  私は東北地方の被災地を、昨年は旧成東町の区長会、今年は議会運営委員会で、2度にわたり視察研修してまいりました。海岸から4キロメートルでは、ほとんどのところが、被害に遭っております。  市長ほか、大勢の方たちが現場を見ているはずです。山武市民はもちろんのこと、特に大富、成東地区の方々は、現場を視察したほうがよかろうかと思います。余りにも関心がなさ過ぎます。私たちの視察研修は、遊びではありません。市長も現場を見ていると思いますが、九十九里海岸は大丈夫と思っているから、このような考えをするのです。市長、山武市民に憤りを感じているところです。被災地を見てまいりますと、現在、計画している成東中学校の移転など、到底考えられません。  市長はこの現場を見て、何も感じませんでしたか。そして、現在でも、これまでどおり、計画を実行するのですか。答弁を求めます。 234 ◯議長(越川 哲君) 市長、御登壇願います。 235 ◯市長椎名千収君) 学校統合につきまして、東中学校と津波との関係、御質問をいただきました。ありがとうございます。  東中学校の津波に対しての問題点は、確かに海から、例えば成東中学校と東中学校と比べれば、間違いなく、和田議員おっしゃるとおり、東中学校のほうが海側に近いということで、御心配いただいていることは十分わかります。  市といたしましては、6年前の東日本大震災は東北沖で起きましたけれども、次に一番心配されている地震津波というのは、元禄型といいますか、相模トラフで起こるものであります。県としては、これは大体6メートルを想定して、海岸に土塁を築いていただいた。うちのほうは、残念ながら、土で盛ったものでございますが、そこで減災できるだろうというお考えのようでございます。  山武市といたしましては、やはり10メートルのシミュレーションをかけさせていただいてございます。そういった中で、東中学校におきましては、何とか安全は確保できるだろうというシミュレーションの結果を得ているところでございます。  そういった意味で、御心配ということになりますと、そもそも東中学校より下に、現在、小学校が3つもございますので、そこをまずどうするかというところから始めなければいけないということになりまして、東中学校問題どころか、小学校全て、東中学校より上に移転しなければいけないというところから、始めなければいけないのかなと考えてございます。  そういったところで、東中学校に関しましては、シミュレーションの結果を参考に、計画をつくらせていただいているということでございます。 236 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 237 ◯10番(和田喜治君) 市長をはじめ担当者は、成東中学校廃校問題を軽視し、疑問に思わないようです。先日、教育委員会が統廃合の成功例として挙げた香取市、芝山町に伺い、説明を受けてきました。  詳しいことは、同僚議員が説明しましたが、山武市の教育委員会は情けないの一言に尽きます。こういう方々が、成東中学校の廃校を進めていますので、こういう方たちを学校に例えていいますと、こういう方たちをなくさなければなりません。民間企業では、こういう方々の集まりでは、企業は倒産してしまいます。特に教育行政に携わっている方々の責任は重く、企業では、解雇されてしまいます。  この責任は、市長、教育長にあります。市役所職員は、公務員ということで、責任感がなく、ただ、市長に言われたとおりのことをしているから、山武市の行政は、他市に比べると、遅れをとっているのです。  現在、市長の補佐的存在にある副市長、教育長、意見の相違で、何か議論しましたか。議論をしたということでしたら、その議論の内容を述べてください。 238 ◯議長(越川 哲君) 副市長、御登壇願います。 239 ◯副市長(高橋一嘉君) 御指摘の点ですが、行政全般について申し上げたいと思います。  行政全般につきまして、私や教育長をはじめとして、各部長等とさまざまな意見の調整を図りながら、あるいは、進言するなどをして、市長の御判断をいただいていますことを、御理解賜りたいと存じます。 240 ◯議長(越川 哲君) 教育長、御登壇願います。 241 ◯教育長嘉瀬尚男君) 教育委員会といたしましては、総合教育会議の場におきましても、教育施策等について、議論を深めさせていただいております。 242 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 243 ◯10番(和田喜治君) 議論は、余り物足りなさがあるような議論に思います。市長と同じ考えのようでございますので、これは、これで結構です。  ほかの幹部職員もそうですが、市長に何にも言えない方々ばかりです。その原因は、市長に口答えすれば、職場がえが見えています。人間のできている首長であれば、筋が通っていれば、自分の政策秘書的存在になり、自分を助けてくれます。そういう職員がいないということは、市長にとって悲しいことです。私が市政に精通しておれば、手助けをしたいところですが、現在の私では、お荷物になってしまいます。本当に残念な思いです。  山武市民は、自分の地域しか関心がないようで、中心地であるところが、衰退してしまえば、合併した意味がなくなり、元の町村に逆戻りです。そのことなど、頭にないようで、自分の地域だけがよくなればと、現在はそのように進んでいます。箱物建設を見れば、一目瞭然です。個人的に思うことは、できれば、合併前の旧成東町に戻していただきたいところです。そのほうが、現在の成東地区の発展は、着実にあります。  松尾地区において、松尾駅周辺排水対策事業が計画されています。それは、地域にとって、長年の懸案事業であり、大変よいことです。さらに、松尾小学校の建て替えも予定されており、双方で50億円近くの予算が見込まれています。  既に蓮沼地区において、これまで避難タワーと言っていますが、蓮沼交流センターという箱物建設が進められています。こちらも15億円ということであります。  松尾地区の松尾洗心館、松尾にぎわい処と称する箱物建設は7億5,000万円をかけ、既に業務が始まっています。しかし、にぎわい処と称する場所は、経営不振で、1年間で、その事業を取りやめています。計画性のないことが、露呈してしまっています。  山武市の中心地にある生徒数が一番多い成東中学校の建て直しは、市長の意見で廃校、中学校をなくしてまでも、他地区で進められている事業、山武市は、教育行政を犠牲にして、すばらしいことをしています。  成東地区の住民、そして、他地区の方々は、教育、教育と言っておりますが、口先だけです。教育が大事であれば、成東中学校の廃校など考えられません。教育に熱心さがない山武市においては、中心地に1つの中学校があれば、十分です。そうすることにより、山武市民は目を覚まします。  前回、成東中学校の廃校問題で、市役所職員だけでも、賛否を問う質問をしましたが、難しいとの答弁でした。何も難しいことはありません。それほど難しいのであれば、教育委員会だけでも結構ですので、無記名で賛否をとってください。こんな易しいこともできませんか。逃げてばかりいては、だめです。賛否をとってください。市長の答弁を求めます。 244 ◯議長(越川 哲君) 市長。 245 ◯市長椎名千収君) 御提案ありがとうございます。職員に賛否を問うということに関しましては、御提案として、大変ありがたく受けとめさせていただきます。  前回と同じ答弁になってしまいますけれども、御提案の趣旨はよくわかりますが、これは、こういった問題の方向性を決めていくにとって、適当であるかどうかというところで、躊躇することだということをお伝えしたいと思います。  今回、教育委員会の職員だけでもという御提案をいただきましたが、これは、市政、意思決定、最終的には責任を持って、我々やらせていただきますので、これを職員に意見を求めて、それで、決めていくということではございません。我々は、しっかりと意思決定機関を持ってございますので、そこで決めさせていただきたいと考えてございます。 246 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 247 ◯10番(和田喜治君) 成東地区、大富地区の方々は、子どもたちが通う中学校をなくしても、このような事業を進めている市長、教育長教育委員会に対して、抗議行動がないということは、本当に情けない話です。  先ほど少し説明しましたが、昨年、今年と、東北地方の津波で被災された現場を視察してきました。我が市でも、津波による被害が発生し、その対策が、蓮沼地区に避難タワーなどの形で建設されています。このほかにも、これから避難施設を計画しております。2億8,000万円をかけ、田んぼの中に高さ10メートルの築山を予定しております。周りに建物がありませんので、問題はありません。しかし、津波の情報が入ったときに、そこまでは歩いていけませんので、車で行くと思います。田んぼということで、広い道路ではありませんので、渋滞が予想されます。車で行くのですから、そのまま国道を目がけて走ったほうが、津波に巻き込まれません。  そのくらいのことは、わからない方はいないはずです。こんなことも頭に浮かばない指導者の集まりでは、山武市の将来はありません。津波が発生したら、海岸にお住まいの方々は、蓮沼の避難タワー、今回予定の築山に、こぞって避難してください。大勢の犠牲者が出ることは、目に見えています。私はあきれていますので、何の答弁も要りません。築山計画は、こんな小さな構想では、田んぼの肥やしにもなりません。次回12月議会で、私の大構想を発表します。期待していてください。  東北地方の現場を見て回りますと、海岸から4キロメートル先のところでは、津波で壊滅状態でした。そういう現場を見て回り、山武市の行政能力は最低で、市長をはじめ、教育長、教育に関係している教育委員、幹部職員、全員の入れかえが必要ではないかと思いました。  津波対策をしている中で、安全な地域で勉強している子どもたちを、わざわざ危険地域に通わせるということは、現在、対策として行われている事業と逆行しております。その対象となっている成東地区、大富地区の住民は黙って見ている場合ではありません。激しい抗議行動を起こさなければならない状態に来ております。  私の頭の中は、爆発一歩手前まで来ています。1人で興奮していても、解決しませんので、成東中学校建て替えで、署名運動に入りたいと思っています。先日、蓮沼地区で、松尾中学校との統廃合の反対署名で、要望書が提出されましたが、教育委員会で取り上げていただけなかったと伺っております。  そこで、伺います。山武市の有権者2万人の署名を集めても、効果がないのか伺います。 248 ◯議長(越川 哲君) 市長。 249 ◯市長椎名千収君) 私のほうで御答弁させていただきます。  仮定として、2万人という有権者の署名があった場合に、一切それが効果がないのかということになれば、それは違うのかなと。多くの皆様方の意思の表明と受け取らせていただければと思います。  反対という署名ではなくて、何が一番いいのかということで、ぜひとも皆様方の御意見を聞いていただきたいなと思ってございます。 250 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 251 ◯10番(和田喜治君) あるとしたら、議員になる努力に比べると、達成できない数字ではないので、あすからでも、署名運動に入りたいと思っています。市長の任期は、あと半年ですので、市長がかわりましたら、改めて追及し、署名運動に入ります。  署名運動は、任期満了日の60日前から投票日までは禁止されているとのことですので、新市長が誕生してから、署名運動に入ります。署名運動は、新しくなった首長の信任にかかわる問題となります。2万人の署名となりますと、議員もこのまま成東中学校の廃校は認めることはできなくなります。そこで、議会から、新市長の不信任決議案が提出されることとなります。  そして、その不信任が議決されたとき、新市長は、議会の解散に踏み切ることはできますが、私たちにとって、痛くもかゆくもありません。議会を解散しても、議員の任期は1年足らずですので、市民の意見を問う絶好のチャンスとなります。ぜひ、そうしていただきたいところです。こうなりますと、このことは全国に知れ渡り、山武市行政はもちろんのこと、市民全体の恥となります。私の決意は半端ではありませんので、このようにさせていただきます。  市長の考えに変化があるのでしたら、私は成東中学校廃校問題の質問は終了となります。私の寿命も4年間は延びる気がします。お互いにすっきりした気分で、山武市行政の飛躍に尽くそうではありませんか。  そこで、市長の決断を伺います。 252 ◯議長(越川 哲君) 市長。 253 ◯市長椎名千収君) 私はずっと考え方を述べさせていただいてございますし、この問題につきまして、誠心誠意お答えをさせてきてございますので、ここで、考え方が変わるというような問題ではないと考えてございます。 254 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 255 ◯10番(和田喜治君) まだ決断がつかないようですので、次に移ります。  私は、常々、山武市全体を考え、行動をしております。そのことは、成東駅駅裏開発のところで説明させていただきます。  成東中学校の廃校問題は、市長、教育長教育委員の方々が進めている問題で、市民全体で取り組んでいるとは、到底思われません。意見を求め、各学校単位で、説明会を行ってきましたが、その場所には20名前後の方々が参加した程度でした。  父兄会でも説明があったようですが、そういう場所で意見を言える方は、ごくまれです。それを説明したからといって、賛成したと思っているようですが、成東地区においては、これは大間違いです。反対意見を言えない方々にも問題がありますが、これが普通です。自分に当てはめてくだされば、わかるはずです。そういうところで意見の言える方は、1人か2人です。  私が議員になる前に、成東中学校の建て直しという要望書が提出されました。地元議員を含め、700名の署名があったようですが、教育委員会で取り上げられませんでした。これほど多くの署名があったにもかかわらず、取り上げられなかったことに対して、憤りを感じているところです。教育委員会というところは、そんな強い権限を持っているところですか。この問題は、もっと粘り強く取り組んでいただきたかったと思っています。  このままにしていたのでは、署名していただいた方々に申しわけがありませんので、私が先頭になり、署名運動を起こし、廃校に進めた関係者に何らかの痛みを与えたいと思っています。  そこで、この問題に関係した方々の氏名を公表していただきたいと思います。一番大事な教育に対して、安易な行動で対応した関係者に、私は怒っております。教育という大事なことに対して反対したのですから、名前の公表は必要です。個人情報かプライバシーの侵害になるのかわかりませんが、自信を持って、関係者は取り上げなかったことと思われます。  成東中学校の廃校は、こういう方々が、こういう理由で、廃校したことを、山武市の歴史上の人物として、成東中学校跡地に石碑を建てて、残してあげなければなりません。そういうことですので、関係した方々の氏名の公表をお願いいたします。  公表はできないようですね。私はしつこい質問はしないように、心新たにしておりますので、答弁は結構です。  要望書署名は、代表者が個人、個人の家へ行って、署名していただいたと思われます。別件ですが、ある地区では、回覧板で署名集めをしたところもありましたので、そういうところと一緒にされたのでは、たまったものではありません。中学校建て直しに署名した方々は、行政に対して、強い抗議行動を起こしてほしかったです。中学校建て替えの署名議員の中に、その議員は、市長を支えていくと言って、当選しましたので、署名運動に対して、本気さがうかがえませんでした。  市長は、中心地に中学校があるからといって、人口は増えないと、何度も答弁されています。それはそうですが、人口減につながる第一の原因になります。新しく居を構える方が、中学校のないところに住まないと思います。現在の中学校は、駅に近く、そして、中心地ということで、子どもたちの減少は、他地区に比べると、ないと言っても、過言ではありません。  成東中学校の廃校問題について、私が安心する答弁をいただきたいと思います。 256 ◯議長(越川 哲君) 市長。 257 ◯市長椎名千収君) 和田議員におかれては、成東中学校の統合問題につきまして、このように御心配をされているということについては、これは、心から御礼を申し上げたいと思います。  ただ、御承知のように、成東地区だけではなく、山武市には6つの中学校がございますし、1つの案として、統一的な考え方というものをお示しをして、議論の場に乗せさせていただいているということが現在でございます。  その中で、議員のように、大変御心配をいただいているという御意見も尊重しなければいけないと思いますし、また市全体の考え方を統一するということも大切だろうと思いますし、さらに将来の財政的な負担も考えなければいけない。さまざまな要素が絡み合って、決めていくものだと思ってございます。  ただ1つだけ言わせていただきますと、教育というものは、校舎だけで決まるものではないと思ってございまして、山武市は子どもたち一人一人の将来を考えて、私としては、最大限教育に力を入れているつもりでございます。  その点では、教育委員会も、大変しっかりと山武市の子どもたちの将来にとって、何が大切かということで、議論を重ねてございますので、そういった努力も見ていただければ、幸いだと思ってございます。 258 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 259 ◯10番(和田喜治君) それでは、次の質問に移ります。  白幡スポーツ広場の利活用、成東中央公民館についてお伺いします。  前回、6月議会で質問しましたが、白幡スポーツ広場の利活用について、新婚者の市営住宅を建てるということで、市長の賛同を得ました。新婚家庭ということで、少子化問題にも一役買います。そして、鳴浜小学校の生徒数の問題も解決します。  この新しい市営住宅は、子どもたちが成長した後、空き家となることが予想されます。その空き家に現在の白幡住宅に住んでいる方々を入居させることで、問題は解決できます。現在の白幡市営住宅は借地ということと、建物が大分古くなっておりますので、早目の決断が必要になってきております。  市長に賛同していただきましたが、市長の任期もあと半年となってきましたので、口約束に終わらせたくありませんので、道筋をつけていただきたいと思っております。  そのほかに、成東中央公民館の建て直しに対して、市長は建て直すということを言ってくれました。市長がこのまま続投するのであれば、安心ですが、心配になりましたので、この2つの問題だけは、はっきりさせていただきたいと思っています。市長の答弁を求めます。
    260 ◯議長(越川 哲君) 都市整備課長。 261 ◯都市整備課長(川合秀和君) 平成29年第2回定例会議で、和田議員から、白幡スポーツ広場の活用について、市営住宅用地としての提案があり、市営住宅は老朽化も進んでいるため、現在、市営住宅のあり方を検証しております。  議員の御意見につきましては、前回、市長からも、十分に検討に値するものだと思いますので、参考にさせていただきたいと思いますと答弁しておりますので、方策の1つとして、研究してまいりますので、御理解いただければと思います。 262 ◯議長(越川 哲君) 市長。 263 ◯市長椎名千収君) 成東中央公民館の建て替えについてでございますが、建て替えが必要な施設の1つであるということは、私としても認識をしております。あれを部分改修するということは、ほとんどないんだろうと思いますので、建て替えていくということになっていくのかなと思いますが、今すぐに建て替えることができるかというと、なかなか難しいところもあるかと思いますが、これは何らかの形で検討していかなければいけないと思いますので、検討してまいります。 264 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 265 ◯10番(和田喜治君) それでは、早速、手がけてください。お願いいたします。  次に、成東駅駅裏開発についてお伺いします。  この問題も6月議会で説明しましたが、市長、副市長の答弁で、相当難しい問題であるとのことでした。そんなに難しい問題であるならば、現在の成東駅は移転したほうがよかろうかと思います。  移転問題は、旧成東町時代にありました。総武本線、千葉、銚子間の列車を、八街駅を通らず、東金線回りにすることで、話は進んでいました。成東駅の移転先は、大富地区の富田です。このとき決断しておれば、大富地区近辺の発展は、はかり知れないものがあったと予想されます。利害目的で、30年以上の間、現在の成東駅駅裏開発に協力しない地権者に、憤りを感じているところです。  そのとき、移転に反対した団体は、旧成東町商工会の方々でした。理由は、商店が潰れてしまうということでの反対でした。現在の旧成東町の商店街は、壊滅状態です。そのとき、反対した方の先を見る目がなかったことと、現市長の指導力のなさが招いた結果でした。  現在の成東駅周辺を見てください。周りは、車の駐車場、太陽光発電の場所となっております。この状態をみれば、これからの成東駅近辺の発展は望めません。現在進められている成東駅南口開発は、成東駅移転が決まったときには、何のための開発だったかと非難されます。成東駅近辺の状態を見れば、現在、進められている南口開発事業は、お粗末そのものです。駅裏開発が行われての南口開発です。  県から職員が派遣され、9年目になりますが、発展性のない道路建設、県と山武市の先行きを見ての計画性のなさが、後になってわかります。このことは、後で説明することにします。  今、考えれば、本当に惜しいことをしました。旧成東町時代には、先を読める方が何名かおりました。この方たちにより、成東駅移転計画のほかにも、旧成東町緑海地区に、競艇の場外発券場の建設計画も進められました。これは、地権者との協議も終わり、いざ、建設というところで、数少ない反対者の意見で、取りやめとなりました。現在、市原市にある場外発券場は、旧成東町にできる予定だった場外発券場です。市原市の財政を豊かにしております。近辺では、9年目になる芝山町のサテライト成田も、財政を豊かにしております。  旧成東町の住民は、財政を豊かにすることに対して、何でも反対するようです。それも、数名の方の意見で、そうなってしまいました。大高前成東町長が進めた刑務所誘致問題にしてもそうです。生活が苦しい状態で、きれいごとを言っている場合ではありません。刑務所誘致問題は、椎名市長に関係しておりませんが、他のことは、市長が関係していることですので、何で進められてきた案件が進まなかったのか、私には詳しい経過がわかりませんので、思い出しながら、そのときのことをお話しいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 266 ◯議長(越川 哲君) 都市整備課長。 267 ◯都市整備課長(川合秀和君) 成東駅北口の開発に関しましては、成東町時代の昭和58年ごろに、丘陵地開発を発端とした駅北側の開発が話題となり、土地の一部を開発業者による買収がありました。  その後、区画整理事業として、勉強会や推進委員会などが組織され、熟度が高まった時期もありましたが、事業の採算制が見込めず、具体化しないまま、今日に至ったものと考えております。 268 ◯議長(越川 哲君) 市長。 269 ◯市長椎名千収君) 思い出しながらというお話ですが、北側については、これは、私が旧成東町の町長になる以前からの問題でありますので、大変長い期間、このような形で、経過をいたしてございます。  旧成東町時代にも、都市計画決定とあわせまして、何度か開発が試みられ、私も町長になってからの都市計画決定においても、まず、こういった北側が開発できるかどうかという検討は、非常にさせていただきました。  個人的には、当時のお話で、和田議員と同じように、発展ということで考えたときに、北側が先ではないのかと。北側が開発されれば、その後で南も開発せざるを得ないだろうという考え方も、個人的には持ってございました。  ただ、実現するには至らなかったことは、さまざまな問題が絡んで、実現できなかった。お叱りいただくように、政治力が足りなかったと言われれば、そのとおりかもしれません。  駅移転ということは、東金線ができるときから、そのような構想があったんだというお話は聞いてございます。ですが、さまざまな理由で、今の駅になって、ずっとそのままになっているのかなと思ってございまして、駅の移転というものは、大変大きな事業でございますので、市だけではなかなかうまくいかないということで、これも、おっしゃるように、大きな政治力を要するものだと思います。  場外車券場につきましては、そういったお話があったことは事実でございます。ただ、テーブルに乗るというところまでは行っていなかったと記憶いたしてございます。当時の町として、検討したことはございません。  以上です。 270 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 271 ◯10番(和田喜治君) 次に、芝山鉄道の延伸についてお伺いします。  この計画は、合併以前から議論されており、推進団体も存在しております。しかし、一向に話は進んでいません。これは、関係者の努力が真剣でなかったことです。  ここに来て、成田空港の第3滑走路の建設が具体化してまいりました。それに伴い、芝山町千代田地区でとまっていた鉄道の延伸のうわさも、聞かれるようになりました。このチャンスを逃してはなりません。その構想を述べさせていただきます。  これは、今まで議論されていた総武本線の松尾駅を通って、蓮沼海岸までの延伸計画に、横芝光町が参入してきました。横芝光町の誘致運動は、芝山町にも看板が立てられてきました。しかし、この程度の計画では、実現が難しいようです。  そこで、思い切った計画は、延伸先を成東駅にすることです。松尾、蓮沼地区の方々は、反対すると思いますが、大きく考えなければなりません。私は、旧成東町だけのことを言っているわけではありません。先ほどもこのことは言いました。旧成東町時代に計画のあった成東駅を大富地区に移し、東金線を芝山鉄道とつなげることです。そうすることにより、成田市、東金市、大網白里市、茂原市はもちろんのこと、外房地区、海匝地区の方々の利便性も倍増します。  移転に関しては、現在の成東駅の仕様が一番ですが、駅裏との関係などがありますので、相当難しいようです。東金線の成田駅乗り入れは、遠大な計画となりますので、近辺の首長をはじめ、県会議員、国会議員はもちろんのこと、千葉県知事の協力を得なければなりません。近辺の首長といがみ合っている場合ではありません。  木更津市の場合は、浜田幸一代議士という立派な方がおりましたので、東京湾アクアラインという道路ができました。この事業に比べれば、できない話ではありません。今のままでの近辺の県会議員、国会議員の活動では、到底難しい話ですが、腰を据えて臨めば、できない話ではありません。名前だけの国会議員、県会議員であってはなりません。山武郡市内には、国会議員はおりませんので、近辺の国会議員の力をおかりすることになります。相当難しい話ですが、千葉県全体の話として、国にお願いするしかありません。  成東駅移転計画があったとき、私が取り上げた構想を持ち上げれば、実現したかもしれません。今からでも遅くはありません。今回、私が構想として発表した芝山鉄道の延伸計画は、旧山武町、旧松尾町北部の方々の利便性にもつながってきます。山武市の人口増も確実なものとなります。  小さなことにこだわり、実現しないことを議論している場合ではありません。この構想が実現すれば、芝山町と成東駅の間に、1駅はできると予想されます。その駅近辺は、成田駅、成東駅に近いので、確実に人家が建ち、人口増も見込まれます。先行きを思い浮かべると、本当に楽しくなります。  これまでは、私の頭の中は、お迎えの催促で、ひらめきがありませんでした。今、その催促もなくなり、頭の中は夢に向かって、一直線です。1日、1日が充実しております。この計画実現には、20年以上はかかろうかと思います。今回が最後のチャンスとなるようですので、市長のリーダーシップで実現させてください。今日の質問が、千葉県知事に届くことを願っております。  そこで、市長に伺います。この構想を聞いて、どう思いましたか。答弁を求めます。 272 ◯議長(越川 哲君) 市長。 273 ◯市長椎名千収君) 和田議員らしい大変壮大な構想だと、お伺いいたしました。 274 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 275 ◯10番(和田喜治君) ちょっと答弁が物足りなさがございます。後で、しっかり考えてください。  旧成東町においては、成東町発展に尽力した方々は数名おりました。残念なことに、合併後は、大きな構想を示す方があらわれておりません。まことに残念であります。旧成東町時代の構想が実現していれば、合併後の山武市は大きく飛躍したはずです。市長の安全運転の結果が、山武市の衰退につながってしまっています。  芝山鉄道の成東駅までの延伸計画では、松尾、蓮沼地区住民には反対されます。また、成東地区の住民には、駅の移転で、大反発されると思っています。このことを恐れ、発言しない場合は、山武市にとって、不幸となります。そういうことで、私には不利な言動ですが、あえて質問させていただきました。  これまでの計画、芝山鉄道の松尾駅を通り、蓮沼海岸までの延伸計画では、実現は夢の夢であります。山武市から総理大臣が誕生して、はじめて実現する話です。東金線が成田駅に乗り入れとなりますと、JRとの協議も始めなければなりません。一大プロジェクトとなります。これからの首長の出番となりますので、現在の市長がかわったときに、もう一度、この問題は取り上げます。  椎名市長が、このまま山武市の首長として、この実現に取り組んでいただけるのであれば、反対することはしません。ともに向かって、進もうではありませんか。椎名市長、もう迷っているときではありません。  私は、成東中学校の廃校問題に一生懸命取り組んでいますが、和田はだめだという声が、数多く聞こえてきます。今回の構想計画で、より強い反発が予想されます。和田は、あと少しで、議員引退ということで、いいかげんなことを言っていると言われそうですが、この後の私の行動を見ていてください。  市長は反発される事業には手をつけず、無難な箱物建設に走ってしまいました。これまでの箱物建設は、既存の土地に新しく建て替えることで、反対者もなく、楽な事業です。こういうことは、誰もができる事業です。人口が7,000人も減少する中で、進める事業ではありません。反発を恐れ、新しい事業に取り組まなくては、山武市の発展はありません。首長となる方は、少数の意見は意見として聞き、強い決断力で臨まなくてはなりません。政治は決断力です。  芝山鉄道の延伸計画は、市長が最後まで見届けることは無理のようですが、道筋をつけての引退は、椎名市長の有終の美を飾ることになります。市長の任期があと半年では、少し無理のようです。そこで、この後も続けて、首長として活動すれば、実現可能と思われます。市長の決断を伺います。 276 ◯議長(越川 哲君) 市長。 277 ◯市長椎名千収君) 和田議員御自身の議会活動というのは、大変大きな期待を、地元からされていらっしゃいますので、ぜひ、これからも市政にお力をいただければと思います。  今日御提案いただきました空港南側の振興でございますが、現在、我々、芝山町、横芝光町と歩調を合わせながら、空港、あるいは、そこに多古町も入りますが、どのようにして、この地域の活性化につなげていくかということについて、さまざまな提案をさせていただいてございます。  今日、御教示いただきました事柄につきましては、大変大きな構想でございますし、議員おっしゃるように、私ではちょっと力不足かもしれません。国会議員級の市長をお招き……。国会議員どころか、大臣になれるような大物をお招きをして、何年もかけてやらないと、これはなかなかうまくいかないかなというような感想を持ってございます。そういった意味で、大変な大きな構想でございますので、これをすぐに実現するということはなかなか難しいだろうと考えてございます。  ただ、御提案いただいていることは、この地域にとって、大変重要なことであります。私たち、空港と40年共存をしてきたわけでありますけれども、御指摘のように、人口が減ってございます。人口が減るということは、それだけ地域に活力がないということでございますので、空港南側の地域振興については、これからもしっかりと取り組んでいく問題だと、自覚をして、私としては、しっかりと取り組んでまいりたいと考えてございます。 278 ◯議長(越川 哲君) 和田議員。 279 ◯10番(和田喜治君) これからも続けていくという市長の言葉を聞くことはできませんでした。まことに残念です。  それでは、時間も来ましたので、私の質問はこれで終了いたします。市長、ありがとうございました。 280 ◯議長(越川 哲君) 以上で平成会、和田喜治議員の個人質問を終わります。  ここで、暫時休憩します。再開は午後2時15分といたします。              (休憩 午後 2時02分)              (再開 午後 2時13分) 281 ◯議長(越川 哲君) 再開します。休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、平成会、今関恒議員の個人質問を許します。  今関恒議員、御登壇願います。  今関議員。 282 ◯4番(今関 恒君) 議席番号4番、平成会の今関恒です。ただいま越川議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、これより一般質問をさせていただきます。今議会の最後の質問と、お疲れとは存じますが、もう少しおつき合いをよろしくお願いいたします。質問事項が多いので、多少早口になることがあるかもしれませんが、御理解してください。  7月に発生しました九州北部豪雨の被害で、尊い命を奪われた36名の皆様に、哀悼の誠を捧げさせていただきます。  昨年9月には、台風9号により、日本中に大きな爪跡を残し、我が山武市も甚大な被害をこうむり、そして、その対策に、補正予算も組まれました。この数年を見ただけでも、今や日本の大自然、大災害は、高密度、高激震時代を迎えてしまいました。その中でも、津波はいつ襲ってくるのか、全く誰も予想がつきません。  さきの東日本大震災では、本市も尊い人命を失い、さらに9.4平方キロメートルという千葉県下、最大の被害面積をこうむりました。本市はこの教訓で、何を学び、何を生かすべきか、真剣に考えなければならないと思います。  そして、行政の最大の命題は何か。それは、尊い人命を守り抜くことだと思います。災害により、犠牲者を1人も出さないという不退転の決意が、絶対に必要です。それには、防災・減災に対してのハード面とソフト面の充実が重要です。  このような状況下の中、ソフト面において、緑海地区では、防災・減災に向けて、自分たちでできることは、自分たちでやろうと、平成26年度より、自らが立ち上がりました。そして、自主防災組織6団体を立ち上げて、千葉県警音楽隊や山武警察署、さらに、東消防署、そして、本市と連携協力して、防災フェスタを開催し続け、第3回目の本年3月には、自衛隊にも協力をいただきました。  当日は大雨にもかかわらず、椎名市長にも御参加いただきまして、まことにありがとうございました。  本年度は自主防災組織をさらに13団体と伸ばし、この団体が中心となり、緑海地区各種団体が一丸となり、第4回目の防災フェスタを11月26日に開催する運びとなっております。どうぞ、執行部の皆様には、津波災害に対する緑海地区の情熱と行動力を御理解いただきながら、ハード面での築山などの質問に移らせていただきます。  昨年8月に、緑海地区の区長会、全員17名より、津波避難施設、いわゆる築山の整備事業について、要望書が提出されていたと思いますが、現在の進捗状況をお尋ねします。 283 ◯議長(越川 哲君) 総務部長。 284 ◯総務部長(石橋和記君) 現在の進捗状況ですけれども、基本設計を業務委託いたしまして、設置場所の選定、設計書の作成及び工事費の算出を行っているところでございます。  また7月2日には、地元住民説明会を緑海小学校において開催いたしましたところ、70名の出席をいただいております。この説明会では、津波時における井之内浜地区、関之下浜地区及び白幡納屋地区の市民及び海水浴客の方々の避難場所として、築山が安全性の高い施設であることを説明いたしまして、参加された方々には、この整備計画の趣旨を十分御理解いただけたものと考えております。  また、質疑では、築山の整備の財源に関することですとか、計画スケジュールに遅れることなく、整備を進めていただきたいとの声が多数ございました。  なお、8月中旬には、候補地における用地測量を伴う、境界立会を実施いたしまして、関係者の皆様に同意をいただいているところでございます。 285 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 286 ◯4番(今関 恒君) ありがとうございます。築山の実現に向けて、大きく一歩進んでいると理解しました。  次に、市長にお尋ねします。  私も、7月2日の住民説明会には出席いたしました。当日は、体育館内も蒸し暑かったのですが、それ以上に、住民の築山に対する情熱のほうが熱かったと思いました。そして、緑海地区区長会長をはじめ、各地区の区長、住民の方々も多数出席されていました。説明会では、事務局から、詳しい事業の説明と質疑応答の時間もとっていただきました。  その中で、地元の方々の津波に対する恐怖心が、東日本大震災から6年半が経過した今でも、ふつふつと湧き上がっていることが感じ取れました。やはり、津波はとても怖いものです。緑海地区の方々は、実際に津波被害を目の当たりにし、それを肌で感じていることがよくわかりました。  また、質疑では、市がこの築山整備事業に着手してくれたことに感謝してくれるようで、少しでも早く完成させてほしいという意見がありました。先ほど、総務部長のほうの答弁にもありました。  私は、この説明会で、築山の早期整備が、緑海地区住民の総意であることを確信し、改めて、住民の安心安全を確保し、命を守る大切さを痛感いたしました。  そこで、市長も住民説明会に出席されていましたので、現在の市長のお考えをお聞かせください。 287 ◯議長(越川 哲君) 市長、御登壇願います。 288 ◯市長椎名千収君) 7月2日の地元説明会に、私も参加をさせていただき、地域の皆様の御意見、十分聞かせていただきました。ありがとうございました。  中には、地元説明というと、いろいろな意見が出てくる場合が多いんですが、おおむね御理解をいただいて、また、皆様方の期待というものを、ふつふつと感じた次第でございます。  今どういう考え方かといいますと、どうしても事業を進めていくのに、一番大事なことは、土地の取得をはじめとして、関係者の御理解が大変重要だと。これが滞りますと、計画が先へ進みません。そのうちに事業年度が終わってしまうというようなことが、今までさまざまな私どもの行政の進める公共事業の中で起こっていることでございますので、この点につきましては、地元の皆様方の御協力、また議員の御協力も得て、できるだけスケジュールどおりに進めていければと考えてございますので、これからもよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。 289 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 290 ◯4番(今関 恒君) 市長、ありがとうございます。やはり、行動すれば、次の現実、いろいろなことが起こるとは思いますけど、ぜひ、市長のリーダーシップで、お力をいただければ、我々としても、また地域住民としても、一生懸命頑張る所存でございます。ありがとうございます。椎名市長の住民に対する温かい思いやりが、きっと緑海地区にも伝わっていくものだと思っております。  私は昨年春先及び今年の5月に、緑海地区自主防災組織連合会長及び緑海地区区長会連合会の代表、緑海まちづくり協議会準備会の会長と市の職員とともに、長生村に整備された築山の視察をしてきました。  なお、九十九里沿岸の築山整備事業については、長生村は2カ所あります。そのほかに、旭市では、今年度中に1カ所が竣工予定であります。もう既に形ができるものと思っています。さらに、大網白里市で、3カ所を計画しており、実施計画を進めているということを伺っております。  それでは、今後のスケジュールについて、どうなっていますでしょうか。全員協議会にて説明がありましたが、改めて、議会の場として、教えていただきたいと思います。 291 ◯議長(越川 哲君) 総務部長。 292 ◯総務部長(石橋和記君) 今後のスケジュールでございますけれども、今議会に補正予算の要求を提案させていただいておりますところの地形測量及び不動産鑑定業務を、今年度内に終了させたいと考えております。  来年度、平成30年度には、詳細かつ具体的な構造等の設計を行うために、実施設計及び用地買収等を実施いたしまして、平成31年度には、本体整備工事に取りかかる予定でございます。 293 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。
    294 ◯4番(今関 恒君) 先ほどもお話ししましたが、津波はいつ襲ってくるか、全く誰にも予測がつきません。ぜひ、ぜひ、地域の皆様が安心安全に暮らせるように、一日でも早い築山の早期の実現に向けての御尽力をよろしくお願いします。  それでは、次の緑海橋整備についてお尋ねします。  昨年1月に、緑海地区区長会全員から、緑海橋歩道橋の整備について、人道橋を設置してほしいと、椎名市長と千葉県森田県知事宛てに、要望書が提出されていますが、緑海橋の現在の進捗状況を教えてください。 295 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 296 ◯都市建設部長(平出博男君) 緑海橋歩道橋の整備の進捗状況でございますが、千葉県山武土木事務所に確認いたしましたところ、昨年度、平成28年度でございますが、基本設計が終了いたしまして、来年度、平成30年度の工事着手に向けて、現在、詳細設計を行っていると伺ってございます。 297 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 298 ◯4番(今関 恒君) 詳細設計に入りましたということは、緑海地区の住民にとりまして、大きな朗報として、喜んでいただけると、確信しております。  ならば、具体的な今後の予定をお尋ねします。 299 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 300 ◯都市建設部長(平出博男君) 今後の予定と工事費でございますけれども、現段階では、具体的なスケジュール、また工事費など、提示できる状態にはないと聞いてございます。  したがいまして、詳細設計業務が進んだ段階で、歩道の整備概要など、いち早く一連の情報提供を山武土木事務所に依頼しているという状況でございます。 301 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 302 ◯4番(今関 恒君) ありがとうございます。詳細設計までたどり着いたのであれば、早期実現に向けて、あと一歩だと思いますので、さらなる強力な後押しをよろしくお願いします。  それでは、緑海橋に関連しまして、津波対策に伴うゲートにつきまして、お尋ねします。  3月議会での全員協議会の中で、このゲートについての説明が少しありました。私は具体的な内容を詳しく説明してほしいとお願いしました。そこから、わくわくした気持ちで、関心を持ちまして、現場を確認しておりますが、現在、かなり完成に近い状況だとお見受けしております。  そこで、今の進捗状況を教えてください。 303 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 304 ◯都市建設部長(平出博男君) 津波対策のゲートでございますけれども、現在、ゲート、水門本体の設置工事が、木戸川右岸、左岸の両岸で進められている状況にございます。  また、ゲート完成後の運用方法などについて、市と協議を行う予定と伺ってございます。そこで、市といたしましても、安全面でのソフト対策、いわゆる運用面がいかに重要であるかの認識に立ち、ゲート運用に関する情報を逐次いただけるよう、山武土木事務所に依頼してまいりたいと思います。  以上です。 305 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 306 ◯4番(今関 恒君) ありがとうございます。  緑海橋ゲートができ上がることは、防災に大きく寄与されますので、地元の皆様も大いに関心を寄せているところでございます。  今後、協議内容が決定しましたら、ゲート運用方法なども含め、住民の皆様に説明会などをしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、緑海小学校前を通る避難道路整備事業と上横地・松ヶ谷防災ネットワーク事業の現在の進捗状況を教えてください。 307 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 308 ◯都市建設部長(平出博男君) 県道飯岡一宮線から広域農道草深交差点までの区間を、避難道路整備事業として、広域農道草深交差点から成東総合運動公園までの区間を、上横地・松ヶ谷線外防災ネットワーク事業として実施しておりますことから、それぞれの事業の進捗についてお答えさせていただきます。  はじめに、避難道路整備事業でございますが、総延長約3キロメートルで整備を進めており、用地取得率が約78%、用地確保ができた区間から、順次、工事を発注してございます。  整備済み区間といたしましては、約700メートル、暫定的に片側の歩道を整備し、現在、整備途中となっている区間は約1キロメートルでございます。  続いて、上横地・松ヶ谷線外防災ネットワーク事業につきましては、総延長約1.8キロメートルで事業を進めており、測量調査及び設計業務につきましては、既に終了しております。  現在は、用地買収を要しない区間、これは成東総合運動公園内でございますが、約140メートルを整備しているところでございます。  以上です。 309 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 310 ◯4番(今関 恒君) 承知しました。  それでは、今後の予定についてお尋ねします。 311 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 312 ◯都市建設部長(平出博男君) はじめに、避難道路整備事業につきましては、今年度、平成29年度は、松ヶ谷地区にあります勝覚寺北側の橋りょう部分を含めた約200メートルの工事と緑海小学校の海側に当たります940メートルの工事を行います。  用地買収についても、継続的に行ってまいりたく思っております。  また、上横地・松ヶ谷線外防災ネットワーク事業につきましては、今年度、平成29年度は用地買収を行い、本格的な工事は平成30年度から予定をしてございます。 313 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 314 ◯4番(今関 恒君) ありがとうございました。  次に、県道30号飯岡一宮線、松ヶ谷・中谷之下地区の道路幅員狭小部についてお尋ねします。  この県道は、オリンピック関連事業であり、子どもたちが通う通学路となっております。先月も大きな事故が発生し、地元の皆様が震え上がるような大変危険な県道です。1度、執行部の皆様に歩いてほしいと思っております。  本年度5月、緑海地区区長会全員で、要望書が県知事と椎名市長宛てに提出されたとお聞きしました。この要望書を受けて、現在の状況をお尋ねします。 315 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 316 ◯都市建設部長(平出博男君) 県道飯岡一宮線松ヶ谷ロ・中谷之下地区の県道狭小部分につきましては、過去より地権者との合意形成に難を示し、事業休止の状態となっておりますが、議員おっしゃるように、本年5月に市及び地区より、県に対しまして、観光、物流あるいはオリンピック、さらに災害時等の交通安全対策についての早期道路拡幅整備の要望を行ったところでございます。  なお、山武土木事務所へ確認しましたところ、道路拡幅に伴います用地未買収の地権者と、再度、意向の確認を行っていると伺ってございます。 317 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 318 ◯4番(今関 恒君) それでは、今後のお見通しについてお尋ねします。 319 ◯議長(越川 哲君) 都市建設部長。 320 ◯都市建設部長(平出博男君) 県においては、地権者の用地買収に応じる意向の確認ができれば、予算措置へ向けての調査などが実施されると伺ってございます。 321 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 322 ◯4番(今関 恒君) 地権者は宮司様だとお聞きしました。そこで、懇切丁寧に地権者に、地元の熱意を粘り強く、しっかりと伝え続ければ、必ず理解していただけるものと信じております。予算措置への早期実現に向けて、県へ強烈に働きかけていただきますようよろしくお願い申し上げます。  それでは、次の北朝鮮弾道ミサイルの質問に移らせていただきます。  第2回定例会の初日に、市長は、北朝鮮問題について触れられていました。本山武市には、北朝鮮弾道ミサイル問題は、遠い存在だと思っておりましたが、6月ごろの本市のホームページを閲覧すると、トップページの赤い字で、重要なお知らせ、弾道ミサイル落下時の行動についてと記されていました。  私は、この北朝鮮弾道ミサイル問題については、前の議会でも意見を述べさせていただきましたので、ここからニュースなどを注意深く見ておりました。そうしましたら、まるで本市が予測したように、アメリカと北朝鮮の2国間の関係が、日増しに悪化して、緊張の度合いを深めてきております。今こうしていても、いつ弾道ミサイルが発射されるのか、全く誰もわかりません。  そして、深刻なことに、北朝鮮の弾道ミサイルが、8月29日の早朝に発射されて、北海道上空を通過して、根室沖1,180キロメートルに落下されました。その際に、全国瞬時警報システム、いわゆるJアラートが、北海道からお隣の茨城県まで、鳴り響きました。テレビを見ていると、突然のJアラートに、国民も、ただ、ただ、うろたえるばかりで、怖くて何もできなかったと報じられていました。  そこで、ミサイルが飛来した際に、Jアラートが、どのように山武市に情報伝達されるのかをお尋ねします。 323 ◯議長(越川 哲君) 総務部長。 324 ◯総務部長(石橋和記君) Jアラートでございますけれども、Jアラートの情報伝達につきましては、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性、または、領土・領海を通過する可能性がある場合に、Jアラートを活用することで、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にはエリアメール、緊急速報メールが配信されることとなっております。 325 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 326 ◯4番(今関 恒君) 承知しました。  弾道ミサイルについては、現在も本市のホームページにアスタリスクマークのびっくりマークがついて、赤い字で、重大なお知らせと掲載されて、注意を喚起しております。  今、学校でも北朝鮮弾道ミサイル問題について、子どもたちの間でも話題の中心となって、大分心配しているとお聞きしました。  そこで、小中学校では、弾道ミサイル対応マニュアルが作成されていますでしょうか。 327 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 328 ◯教育部長(小川雅弘君) 弾道ミサイルに対します対応マニュアルにつきましては、現在のところ、まだ作成できていない状態です。 329 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 330 ◯4番(今関 恒君) 確かに今までの日本では、戦後72年は平和に過ごしてきましたので、戦争への緊張感は薄く、意識が薄かったと言われても、仕方がないとは思います。  それでは、弾道ミサイルに対する各学校での児童生徒への安全指導はどうなっていますでしょうか。お尋ねします。 331 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 332 ◯教育部長(小川雅弘君) 本年8月21日及び9月8日付で、文部科学省から北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る対応についてという依頼文書が出され、各学校に周知しております。  また、9月5日の市校長会議において、弾道ミサイル落下時の行動について、資料を配布し、児童生徒への指導を依頼したところでございます。 333 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 334 ◯4番(今関 恒君) ここに5月6日の新聞があります。Jアラート、避難に生かす、学校誘導手順づくりと大きく載っております。この新聞を読みますと、教育現場では、既に有事に備えて、対応マニュアルの作成の動きも出ていました。  そこで、本市の子どもたちに安心していただくためにも、今後あらゆる事態を想定した対応マニュアルを作成していただきたく、お願いしたいと存じます。いかがでしょうか。 335 ◯議長(越川 哲君) 教育部長。 336 ◯教育部長(小川雅弘君) 本市におきましても、国や県からの情報をもとに、弾道ミサイル落下時の行動についての対応マニュアル作成を急ぎたいと考えております。 337 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 338 ◯4番(今関 恒君) 提案を受け入れていただきまして、ありがとうございます。この問題は本当に全く予想不能ですので、早期に作成していただきたく、よろしくお願いいたします。  北朝鮮が9月3日に行った核爆弾実験について、政府は6日、北朝鮮の核実験の爆発規模について説明がありました。これは、広島に投下された原爆の10.7倍、長崎の7.6倍になるとのことです。そして、小野寺防衛大臣は、水爆の可能性は否定できないと述べておりました。  さらに、北朝鮮は、アメリカ人人口の90%をも餓死させられる電磁パルス攻撃、いわゆるEMP爆弾の開発にも取り組んでいるとも報じられています。  さらに、さらに恐ろしいことは、金正恩書記長は、アメリカと戦争となった場合は、まず日本全土を焦土の海に化すと明言しております。まさに身の毛がよだち、戦慄に震えるばかりであります。  そのような中で、米朝の戦争を回避する手段について、我々国民には、なすすべが全くありません。今は、ただ、ただ、話し合いによる平和的解決を望むのみであります。  それでは、最後の地域包括ケアシステムの質問に移らせていただきます。  少子高齢化と言われ、久しくなりますが、小中学校が統廃合されたり、地域の整形外科で、大勢のお年寄りを見たり、敬老会の対象者が増えたりで、少子高齢化が進んでいることを実感しております。特に高齢化については、平成12年から開始された介護保険制度が、多くの高齢者に利用されており、私も、毎日のように、デイサービスの送迎バスを目にするところであります。  最近、高齢化や介護保険の話に必ずといっていいほど、聞く言葉があります。それは、地域包括ケアシステムという言葉であります。何となく聞きなれなく、理解しづらい言葉です。住まい行政が整備主体となる住宅、医療、福祉などのサービスの充実は、短期間で図れるものではありません。これからの高齢化社会で必要となる地域包括ケアシステムという言葉を理解している市民の方々は、少ないと思います。  そこで、お尋ねしますが、本市における地域包括ケアシステムの導入の経緯を教えてください。 339 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 340 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 地域包括ケアシステムですが、高齢者の中には、可能な限り、住みなれた地域や自宅で日常生活を送ることを望む人が多くおります。  また、地域内で介護が必要な高齢者を効率よくサポートするためには、家族の方々や地域の医療機関、介護の人材が連携し合い、状況に応じて、助け合う必要があります。  そこで、地域における住まい、医療、介護、予防、生活支援の5つのサービスを一体的に提供できるケア体制を構築しようとするものが、地域包括ケアシステムでございます。  平成17年の介護保険法改正で、地域包括ケアシステムという用語がはじめて使われて、地域住民の介護や医療に関する相談窓口として、地域包括支援センターが創設されました。  平成23年の同法改正で、システムの構築が義務化され、平成27年の同法改正では、構築に向けた在宅医療と介護の連携、地域ケア会議の推進、新しい総合事業への創設などを取り入れました。  以上です。 341 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 342 ◯4番(今関 恒君) 平成23年度と平成27年度に法律改正されたということは、まだ法律も整備されていない状況かなと受けとめました。  それでは、本市の現在の取り組み状況を教えてください。 343 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 344 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 本市の取り組みの状況でございますが、まず、介護予防事業といたしまして、はつらつ教室やすこやかクラブ等を開催してございます。
     次に、認知症施策の事業といたしまして、認知症初期集中支援チームを平成28年3月に創設し、早期診断、早期対応を行っているところでございます。  次に、在宅医療、介護連携の推進といたしまして、平成28年3月から協議会を立ち上げまして、医療機関と介護事業所などの関係者間の連携を進めているところでございます。  次に、地域ケア会議の推進といたしましては、困難事例について、多職種連携を図り、対応を図っているところでございます。  また、生活支援サービスの体制整備といたしまして、現在、協議会を設置して、さらに部会として、やさしいおもいでささえあおう会というものを創設いたしまして、進めているところでございます。  また、地域包括支援センターについても、相談や見守り強化のための松尾・蓮沼地域へ、平成28年6月に、包括支援センターを創設してございます。  また、高齢者の人権等を尊重するため、成年後見制度の推進と成年後見人の養成を行っているところでございます。 345 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 346 ◯4番(今関 恒君) ありがとうございました。  ここに、広報さんむ7月号があります。この3面に、こう書いてあります。幾つになっても安心して暮らせる地域づくりを進めていきます。山武市地域包括支援センター運営協議会の設置。今まさに始まったばかりなのかな、スタートして、間もないかなという思いは理解します。その結びの言葉として、これからの活動に御注目ください! と、びっくりマークがついています。このメッセージには、闘志満々の心強いメッセージが記されていると理解しました。この頼もしいお言葉が、今回の私の一般質問につながりました。  ただいまの御答弁をお聞きしますと、昨年度から協議会などを立ち上げたとのことでした。関係各位には、大変なる御協力を賜りまして、心より感謝申し上げます。  また、蓮沼地区に地域包括支援センターが創設されたばかりですということで、まさにスタートしたばかりだと、改めて思います。本来ならば、詳細な具体的なお話もいろいろお聞きしたいのですが、今はまだ創設段階で、確立されていない面も、多々あろうかと推察しております。そして、各種団体が連携、協力するとのことですが、ややもすると、リーダーシップをどこがとるか、曖昧になっている可能性を感じてしまいます。  そこで、お尋ねしますが、この地域包括ケアシステムの主体は、どちらになりますでしょうか。 347 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 348 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 介護保険法第5条第3項で、国及び地方公共団体は、被保険者が、可能な限り住みなれた地域で、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるようにと記載がございます。包括的に推進するよう努めなければならないという定義となっておりますので、一義的には市主体で行われるものと考えております。 349 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 350 ◯4番(今関 恒君) 御答弁をお聞きしていますと、地域住民も大きくかかわってくるのかなとは思っております。そして、本人が自ら選択し、家族を含め、どう責任を持つ覚悟が大事かなとも思います。  高齢化が地域全体の問題であり、その対応に向けて、地域住民も一緒に努力すべきだとは思いますが、地域住民に望むことは何かありますでしょうか。 351 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 352 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) この地域包括ケアシステムの一番の基礎は、本人が自ら選択をし、これに家族も含めて、責任を持ち、さらに、日常生活を送るのに、困難が出てきた人は、どこかに収容し、排除する社会ではなく、より多くの依存先を見出し、それを優しく受け入れて、みんなで生き生きと生活することができる社会体制の意識、それには、どうやって老いていきたいのか、どんな生活がしたいのか、そのためには、どんな地域社会が必要なのかといったことを、いま一度、地域で考えてみていただければと思っております。 353 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 354 ◯4番(今関 恒君) まさにそのとおりで、人生のテーマは、自立だと思います。どうやって、周辺地域住民が手と手を携えて、協力していけばよいかなど、私たちも見直しをしなければならないと実感しました。  それでは、現場においては、医療関係者と介護関係者との間に、メンタルバリアと言われる、目に見えないコミュニケーションの違いが存在しているとお聞きしております。そのほかにも、多くの課題が存在しているとお聞きしますが、本市の現在また今後の課題は何かありますでしょうか。お尋ねします。 355 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 356 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 医療と介護の両方を必要とする高齢者が、住みなれた地域での自分らしい暮らしを続けるため、あるいは、退院後、在宅医療や介護サービスを利用しながら、円滑に自宅での生活に戻れるようにするため、医療機関と介護事業者等の多職種の連携を図り、顔の見える関係を今後つくっていかなければならないと思っております。  また、そのほかに、互助を行うための地域を支える担い手が必要であろうかと考えております。 357 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 358 ◯4番(今関 恒君) やはり、本市においても、同じ課題が存在しているのだと理解しました。特に地域を支える担い手の育成が大事だということも理解できました。  本市は、この地域包括ケアシステムをさらに充実させていくと存じますが、高齢化社会の問題を抱える中で、今後どのような決意、姿勢で、何を目指し、どのように取り組んでいく予定でしょうか。お尋ねします。 359 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 360 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) さきにお話しいたしましたが、介護予防事業等をより充実、強化を図り、自助、互助の支援、共助の活用を含め、地域包括ケアシステムの構築を、今後進めてまいりたいと考えております。 361 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 362 ◯4番(今関 恒君) 先ほど地域住民に望むことは、いろいろな意識を持ってほしいとのことでしたので、行政も、情熱と覚悟を決めて、この難しい問題に取り組んでいただきたいと思います。  この地域包括ケアシステムは、一律の物差しの基準がなく、目に見えない形を、何を、どこまでやればよいのか、具体性に欠けていると思います。また、満足できる完成された形をつくり上げるためには、まずは、行政のコミットメントが必要だと思います。そして、本市が地域に積極的に取り組んでいくしかないと考えております。  最後にお尋ねします。独居高齢者の孤独死など、また、何か不測の出来事が発生した際には、どこが責任を持つのかお尋ねします。 363 ◯議長(越川 哲君) 保健福祉部長。 364 ◯保健福祉部長(川島勝喜君) 各分野において、行政、各施設、また関係団体が、さまざまなサービスの提供をしております。そういった事業を展開する中、また、支援を行う中での責任のある場所でございましょうけれども、これらについては、個々の責任によるものと考えております。  ただし、行政として、この地域包括ケアシステムを進めていく上で、主体となって、行政が進めていくこととなっておりますので、そこらのところも含めた中で、今後も対応していきたいと考えております。 365 ◯議長(越川 哲君) 今関議員。 366 ◯4番(今関 恒君) 本市が主体を持つということが理解できました。また、地域も一緒に取り組んでいこうという説明だったかなと思います。  団塊の世代が75歳以上となる東京オリンピックが開催される3年後の2020年をめどに、重い介護状態となっていても、住みなれた地域で、自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう、日常生活圏域で、住まい、医療、介護、予防、生活支援が、一体的に提供されるとのことでした。  ただし、高齢化の進展には、都市部や市町村部では、かなり大きな地域差があることから、自治体が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の実情に合わせて、システムをつくり上げていくことが大事だと思います。  内容からすれば、お年寄りにとって、このような体制が構築されていったら、安心できるとは思いますが、医療や福祉サービスが十分とは言い切れない、この山武市で、本当にこのような体制が確立されるのか不安もあります。大義的にすばらしいことは、よく理解できましたが、どうしても具体的な完成が見えにくいと感じてしまいました。  また、言葉の持つ意味より、これからの社会で、市民へどのような取り組みを、主体的に講じていくべきことが、いかに大事かと理解してもらうことも必要だと思います。そして、行動に移すことが重要であると思います。  今回の質問で、全体像は大分見えてきましたが、運用面などにおいて、いまだ完成、道半ばだと推測しております。私もさらに勉強しながら、次の機会を見て、質問させていただきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。  以上をもちまして、平成会、議席番号4番、今関恒の一般質問を終わりにいたします。御苦労さまでした。 367 ◯議長(越川 哲君) 以上で平成会、今関恒議員の個人質問を終わります。  これで、予定した一般質問は、全て終了いたしました。   ──────────────────────────────────── 368 ◯議長(越川 哲君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  次の会議は、あす9月12日、定刻までに御参集願います。  本日はこれにて散会といたします。  御苦労さまでした。               午後 3時00分 散会 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...