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平成26年第3回定例会(第5日目) 本文 開催日: 2014-09-22
平成26年第3回定例会(第5日目) 名簿 開催日: 2014-09-22

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  1. 山武市議会 2014-09-22
    平成26年第3回定例会(第5日目) 本文 開催日: 2014-09-22


    取得元: 山武市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長小川吉孝君) おはようございます。  ただいまの出席議員は全員です。よって、本日の会議は成立いたしました。これより本日の会議を開きます。               午前10時15分 開議   ──────────────────────────────────── 2 ◯議長小川吉孝君) 日程に入る前に報告をいたします。  初めに、各常任委員会付託事件について、各委員長から、審査報告書の提出がありましたので、配付いたしました。  次に、監査委員より5月から7月までの予算執行分例月出納検査結果報告書が提出されましたので、配付いたしました。  なお、報道関係者から、議場内の写真撮影の申し出がありましたので、これを許可いたしました。  報告は以上です。   ──────────────────────────────────── 3 ◯議長小川吉孝君) 日程第1 議案第1号ないし議案第10号を一括議題といたします。  各常任委員会報告を求めます。  初めに、総務常任委員会報告を求めます。  総務常任委員会委員長越川哲議員、御登壇願います。 4 ◯総務常任委員長(越川 哲君) ただいまから、総務常任委員会委員長報告を申し上げます。  本委員会は、平成26年9月11日、第5会議室において、執行部から総務部長市民部長ほか関係職員の出席を得て、本委員会委員8名出席のもと、開催いたしました。  本委員会に付託された案件は、議案第5号 山武債権管理条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号 平成26年度山武一般会計補正予算(第3号)のうち所管部分議案第8号 平成26年度山武国民健康保険特別会計補正予算(第1号)中、第1表の事業勘定議案3件です。  議案につきましては、執行部より説明があり、慎重審査の結果、全員賛成により、可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程におきまして質疑が行われましたので、その主なものを要約して申し上げます。  まず、議案第7号、歳出2款総務費について、旧成東児童保健院の解体について、アスベストなどの問題はないか伺いますという質疑に対して、設計の中でアスベストの調査も終え、多少のアスベストがあるようですが、その処理費用は100万円以内と報告を受けていますという回答がありました。
     また、アスベストの問題について、地域への周知は徹底できているのか伺いますという質疑に対して、今後、解体工事の開始に当たり、説明会を開く予定ですという回答がありました。  関連して、しらはたこども園がすぐ近くにあるから、子供たち安全面に配慮してくださいという意見がありました。  また、東町公民館新築工事が中止になり、それにかかわる予算を減額したとのことですが、なぜ工事が中止になったのか伺いますという質疑に対して、東町区から必要な用地の取得が進まなかったため、今年度は中止とし、平成28年度以降に改めて着工すると聞いていますという回答がありました。  次に、歳出8款消防費について、屋外の防災無線機が以前より少なく、緊急時の対応が難しいと思われるがという質疑に対して、屋外の防災無線機の数は基本的には減らしておらず、航空機騒音の関係で、設置が少なかった松尾地域においては、増設をしている状況です。また、屋外の防災無線機の放送が聞こえにくい地域には、個別受信機を配布することで対応していますという回答がありました。  関連して、防災・災害に関することなので、地域の住民によく理解していただき、災害時には、全員が完全に避難できるようにしてくださいという意見がありました。  なお、議案第5号及び第8号に対する質疑はありませんでした。  以上をもちまして、総務常任委員会報告を終わります。 5 ◯議長小川吉孝君) 次に、文教厚生常任委員会報告を求めます。  文教厚生常任委員会委員長大川義男議員、御登壇願います。 6 ◯文教厚生常任委員長大川義男君) ただいまから、文教厚生常任委員会委員長報告を申し上げます。  本委員会は、平成26年9月11日、第5会議室において、執行部から教育長教育部長保健福祉部長ほか関係職員の出席を得て、本委員会委員7名出席のもと、開催いたしました。  また、付託された議案第6号について審議が終了しなかったことから、継続審査とし、平成26年9月18日、第4会議室において、執行部から教育長教育部長ほか関係職員の出席を得て、本委員会委員6名出席のもと、会議を開催いたしました。  本委員会に付託されました案件は、議案第1号 山武家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第2号 山武特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第3号 山武放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、議案第6号 財産の取得について、議案第7号 平成26年度山武一般会計補正予算(第3号)のうち所管部分について、議案第8号 平成26年度山武国民健康保険特別会計補正予算(第1号)中、第2表直営診療施設勘定議案第9号 平成26年度山武介護保険特別会計補正予算(第1号)の議案7件です。  議案について、執行部より説明があり、慎重審査の結果、議案第6号については賛成多数、そのほかの6議案については全員賛成により、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査の過程において質疑が行われましたので、その主なものを要約して申し上げます。  初めに、議案第1号について、市内の家庭的保育事業等をされている事業者の現状について、また条例の制定による事業者への影響について伺いますという質疑に対して、家庭的保育事業等は、4つの事業で成り立っております。1つ目家庭的保育事業は1人から5人までの人数の子供を対象とした施設ですが、市内に事業者はございません。2つ目小規模保育事業は、6人から19人までの人数の子供を対象とした施設が1件ございます。3つ目居宅訪問型保育事業は、1人の子供に対して、1人の職員で行う事業ですが、運営する事業者は確認できておりません。4つ目事業所内保育事業は、事業所が実施する事業で、現在、3件の事業所で実施されております。  また、これらの事業者に影響があるかというお話ですが、今まで補助等の制度が余りありませんでしたので、この平成27年度から始まる新しい制度で該当になれば、給付という形で補助金の対象になるというところが、大きく変わると思いますという回答がありました。  関連して、条例の制定後、こども園への影響として、例えば、長児部のお子さん方が、どんどん減っていくなどの影響があるのか、また、全地域において、こども園化を進めるに当たり、何らかの影響があるかを伺いますという質疑に対して、国の考えとして、待機児童をなくし、少しでも保育教育ができる環境を整えることとしていますので、充実した環境が整うことから、こども園保育園等に大きな影響はないと考えます。全地域でのこども園化ということも、同様に大きな影響等は出てこないと考えておりますという回答がありました。  次に、議案第2号について、条例の制定により、市の業務にどのような影響が出てくるか伺いますという質疑に対して、保育教育の給付を行うため、基準を確認するということで、給付を受ける施設及び事業者確認等がありますが、市の事業として、大きく変化していくことはないと考えておりますという回答がありました。  次に、議案第3号について、現状の預かり時間は午後6時半までですが、勤務時間が午後5時から6時、6時半までとなる場合があります。市内の働く皆さんのサポートとして行っている事業でもありますので、あと30分、午後7時までの延長は行えないか伺いますという質疑に対して、この条例は、地域子ども子育て支援事業の中の放課後児童クラブという給付のための基準を定めるものです。預かり時間は、この条例案に含まれておりませんので、いろいろな場面で検討するとともに、学童クラブの運営で、検討してまいりたいと考えておりますという回答がありました。  次に、議案第6号について、今回の取得金額は3億7,800万円という高額な予算を審議する上で、詳細な内容を伺いますという質疑に対して、今回の財産の取得は、パソコンの更新及び山武市全体のネットワーク環境の再構築を含めた大規模かつ総合的なICT機器を取得するものです。ハードでは、タブレット型・ノート型パソコンの導入及び更新、ICTカートの設置、ソフトでは、校務支援システムソフト学習支援ソフトを導入するものです。  平成26年7月1日に公募型プロポーザル方式による募集の告示を行い、当初、6社から問い合わせがありましたが、最終的には2社がプレゼンテーションに参加し、選定委員会にかけまして、8月11日に候補者を決定しましたという回答がありました。  関連して、ハードソフト一括見積もりとしている理由について伺いますという質疑に対して、ハードソフト整合性をとり、一番効率的に運用できることを目的としており、既存の機器及びソフトとの整合性もあり、トータル的に全体を構築するためですという回答がありました。  ほかに、審査委員会には専門的な知識を有するものがいたのか伺いますという質疑に対して、審査委員会には、市の情報ネットワークとの関係もあることから、企画政策課長及び情報管理係の係長もメンバーに加わり、ネットワーク等についての審査を行っていますという回答がありました。  また、将来的にクラウドを使うことで、家庭でもドリル等ができるという説明がありましたが、今後の活用方法は、アンケート等により、家庭のIT環境等について調査を行い、検討する必要があると思われます。  また、対象とする19校が減少した場合、今回取得予定の財産は、どのような活用方法をされるのか、また教育委員会として、今回の3億7,800万円という大きな財産取得を、今後どのように利用していくのか、これから目指すべきところについて伺いますという質疑に対して、1つ目の家庭のパソコンの環境については、把握できていないところもありますし、家庭の方針もあると思いますので、調査をしながら進めていきたいと考えています。  2つ目の今回導入するタブレット型パソコン786台については、各学校全員の分ではなく、各学校1クラス分ずつの数ですので、今後、学校の数が減った場合には、それぞれほかの学校に配付し、活用することとなります。  3つ目教育委員会としての考え方、方針についてですが、ICT教育は、情報社会に生きていく子供たちにとっても必要なものです。今後もより効果的な利活用が進むように、今回ICT支援員等を予定しており、支援の部分をしっかりしながら進んでいきたいと考えておりますという回答がありました。  また、教育委員会委員の方々は、ICT化について、どの程度議論されたか、また、導入に関する議論について、教育委員会議を何回開催したか伺いますという質疑に対して、教育委員会として将来を見据え、現場に、より有効なものを検討するに当たり、学校現場の教職員で組織する山武市学校の情報推進会議を立ち上げ、1年半以上、仕様等について検討してきました。また、この議案に関する会議は、今年度2回行っていますという回答がありました。  また、維持費の中で、Officeソフトを毎年最新のものに更新するため、約300万円のライセンス料が生じるとのことですが、一般的なパソコンの仕様とどう違うのか伺いますという質疑に対して、通常、パソコンの台数により、その数だけライセンス数が発生しますが、今回は教育現場用サービスパックを導入しており、コスト削減を図っていますという回答がありました。  また、今回の財産取得は、プロポーザル公平性、適正な選定がなされたと言えるのか伺いますという質疑に対して、今回の公募型プロポーザル方式の手続については、審査委員会を設け、審査を行う、適正な手続によるものですという回答がありました。  また、今回の情報システムを導入することによる学力の向上への影響について伺いますという質疑に対して、学力の向上は、学習意欲を喚起することから始まります。黒板中心授業スタイルから、授業時間を効果的に使用でき、意欲化が図れます。その上で、探究心や考える力の育成が期待できます。また、先生においても、授業構成を見直す機会にもなり、子供たちにわかりやすい授業を進めていけるものと考えますという回答がありました。  次に、議案第7号、歳出のうち4款衛生費について、さんぶの森元気館指定管理事業のうち、第2駐車場フェンス設置工事費について、ごみ投棄のためにフェンスを設置することは、利用者皆さんのモラルの欠如から来ているものだと思います。一部の人だと思いますが、施設利用者に、その旨よく注意喚起を行ってはどうか伺いますという質疑に対して、早速、指定管理者に伝えまして、対応をとらせていただきたいと考えますという回答がありました。  次に、9款教育費について、教育振興推進事業について、特色ある道徳教育推進校に旧山武地区日向小学校山武西小学校山武南中学校が指定を受けた経緯について伺いますという質疑に対して、小中連携の取り組みとしての授業であることから、市内で道徳の研究を進めている学校ということで、県の指定を受け入れることとしましたという回答がありました。  そのほかの議案に対する質疑はありませんでした。  以上で、文教厚生常任委員会報告を終わります。 7 ◯議長小川吉孝君) 次に、経済建設常任委員会報告を求めます。  経済建設常任委員会委員長川原春夫議員、御登壇願います。 8 ◯経済建設常任委員長川原春夫君) ただいまから、経済建設常任委員会委員長報告を申し上げます。  本委員会は、平成26年9月12日、第5会議室において、執行部から経済環境部長都市建設部長水道課長ほか関係職員の出席を得て、本委員会委員7名出席のもと、開催いたしました。  本委員会に付託されました案件は、議案第4号 山武電気自動車用急速充電設備条例の制定について、議案第7号 平成26年度山武一般会計補正予算(第3号)中、所管部分議案第10号 平成26年度山武水道事業会計補正予算(第1号)の議案3件です。  議案について、執行部より説明があり、慎重審査の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり、可決すべきものと決しました。  なお、審査の過程において質疑が行われましたので、その主なものを要約して申し上げます。  初めに、議案第4号について、オライはすぬまの急速充電設備だけ、クレジットカード支払いのみとなっていますが、コイン式も併設してはどうか伺いますという質疑に対して、コイン式も併設する方向で検討しますという回答がありました。  また、この急速充電設備を使用することにより、電気自動車台数把握が可能か伺いますという質疑に対して、延べ台数であれば、把握可能と思われますという回答がありました。  関連して、急速充電設備の設置は環境保全課、設置後の管理は農商工観光課などが担当だが、横の連携をしっかり行っていってくださいとの意見がありました。  次に、議案第7号歳出のうち5款農林水産業費について、加工用米及び飼料用米がどれくらい増える見込みなのか伺いますという質疑に対して、面積換算で、加工用米は60ヘクタール強、飼料用米は5ヘクタールほどの増となっていますという回答がありました。  次に、6款商工費について、創業支援事業により起業を支援をするとのことですが、市内の創業者数及び廃業者数はどれくらいであるのか伺いますという質疑に対して、年間4件から5件程度の創業及び廃業があり、現状では創業者数が多少下回っていますという回答がありました。  関連して、事業を周知し、成功させるよう尽力してくださいという意見がありました。  また、消費者トラブルの件数はどれくらいか伺いますという質疑に対して、昨年の実績値で、市の窓口相談が286件、県に寄せられた山武市民からの相談が211件、計497件ですという回答がありました。  次に、7款土木費について、成東259号線について予算が減額されているが、計画どおりに進んでいるのか伺いますという質疑に対して、調査、測量、協議とも進んでおり、計画に追いついていくと思われますという回答がありました。  また、交差点協議を行うのは1カ所だけか伺いますという質疑に対して、3カ所行う予定です。また、うち1カ所の幅員の狭い部分は、拡幅する予定ですという回答がありました。  なお、議案第10号に対する質疑はありませんでした。  以上で、経済建設常任委員会報告を終わります。 9 ◯議長小川吉孝君) 以上で、各常任委員会報告を終わります。  これから、各常任委員会委員長報告に対する質疑を行います。  なお、委員長報告に対する質疑の範囲は、委員会審査過程及び結果に対する質疑に限られ、議案の内容に戻るような質疑はできませんので、御了承願います。  初めに、総務常任委員会委員長に対する質疑を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 10 ◯議長小川吉孝君) 質疑なしと認め、これで、総務常任委員会委員長に対する質疑を終了します。  次に、文教厚生常任委員会委員長に対する質疑を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 11 ◯議長小川吉孝君) 質疑なしと認め、これで、文教厚生常任委員会委員長に対する質疑を終了します。  次に、経済建設常任委員会委員長に対する質疑を許します。  質疑はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 12 ◯議長小川吉孝君) 質疑なしと認め、これで、経済建設常任委員会委員長に対する質疑を終了します。  以上で、各常任委員会委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論を行います。  今関議員から通告がありましたので、反対討論の発言を許します。  今関議員にお願いをいたします。討論はわかりやすく、簡潔に願います。よろしくお願いします。  今関議員、御登壇願います。  今関議員。 13 ◯1番(今関 恒君) 議席番号1番の今関恒です。議長のお許しをいただきましたので、第6号議案学校教育情報システム導入について、反対の立場から討論をさせていただきます。  私が本件に反対するポイントは、3つあります。  まず、第1番目が、本事業3億7,800万円を、山武市の自主財源で行うという点です。平成25年9月18日に開催された山武教育委員会第9回定例会会議録で、ICT環境整備計画進捗状況報告の際、当時の嘉瀬教育委員学校教育課長との間に、次のようなやりとりがありました。そのまま読み上げます。  嘉瀬委員長、1年先に延ばして、よいものになるとのことだが、コンピューターの台数が大幅に増えたことで、予算的な措置として、補助金などの面での対策はあるのか。学校教育課長、平成25年度の予算で、これらを整備しようした場合には、補助金はなくて、全て一般財源となるが、ここに来て、国がICT戦略を出してきた。補助金がありそうなので、早目に手を挙げて、平成26年度の申請を予定している。補助金については、3分の1と思われる。このときは、国の補助金を活用するために、平成25年度から平成26年度へ先延ばしにしたとのことでしたが、本議案においてすべて自主財源で賄うと説明されております。  これについて、なぜ方針を変更して、国の補助金を活用しないことになったのか、また、なぜ3億7,800万円に上る巨額な事業を、自主財源のみで行う必要があるのか、明確な説明がなされておりません。  先般、9月9日の本会議における私の一般質問さえ、椎名市長から、独立都市さんむを実現するために、健全財政を堅持するとの御答弁をいただきました。本来、1億円以上の補助金を受けられる本事業をあえて自主財源で行うということは、椎名市長健全財政を堅持するという政策に反するのではないのでしょうか。  2番目に、業者選定の過程に問題があるということです。当該事業は、本年7月1日から7月30日までの間に、提案限度額3億7,880万460円というプロポーザル方式で公募されたものです。これに対して、NTT東日本と富士通が全く同額の3億7,800万円で応札し、NTT東日本が落札したとの説明がありました。  当初、審議に際して提示されたものは、このA4の書類1枚のみでした。私は、これでは、審議しようがないということで、仕様書の提出を求めたところ、9月18日の委員会において、このような山武教育情報システム構築運用業務見積書内訳という資料が配付されました。  これもただ項目が列記されているのみで、審議に十分な資料とほど遠いのですが、1つだけ言えることは、ハードウエア費が28項目、ソフトウエア費が13項目、設定構築費が3項目、研修費が6項目、そのほか1項目の合計51項目ありますが、これらの積算である全体の事業費見積もりが、2社、全く同額となる確率がどのくらいあるのかということです。常識的に考えれば、そこに何らかの申し合わせが存在したという疑念は否定できません。  また、教育委員会会議録を確認すると、少なくとも平成25年4月18日の第4回定例会以降、山武市小中学校ICT環境整備事業についての審議が継続して行われております。ICTとは、Information and Communication Technologyの略語ですので、本議案に直接関係のあるものと理解しております。  これについて、9月11日の文教厚生委員において、八角副委員長より、法令違反の疑いがあるとの指摘を受け、審議がストップしました。嘉瀬教育長は、平成24年6月に教育委員に就任して、今日に至るまで、事務機器の代表取締役を継続しております。当該企業の業務内容に、事務用機器、文房具、玩具の販売とあることから、嘉瀬教育長が、教育長就任前の教育委員として、さきに上げた定例会に同意を得ず、審議に加わっていたことが法令違反であるとの指摘でしたが、後に教育総務課長より適法であるとの報告を受けました。これは法解釈の問題であり、1つの事例について異なる法解釈が存在し、それが全くの対極をなすということは珍しくありません。  また、そもそも事務機器販売会社の社長が、公立学校の備品調達等に大きな影響力を持つ教育委員あるいは教育長を兼職するという事例は全く想定されておらず、したがって、前例も恐らくなく、存在しないことから、この問題について、正式に司法判断を仰ぐことも含め、後々、誇りある山武市議会に汚点を残す事態を招くことのないよう、慎重に慎重を重ねた検証を行う必要があると思います。  まとめますと、プロポーザル審査過程において、ある種の談合があった可能性を否定できないこと、公募に至るまでの審議が法令違反の可能性があること、この2点をもって、業者選定の過程において問題があることを御指摘申し上げます。  3番目になりますが、これが最も重要なことなんですが、本システムを導入することで、山武市の子供たちにどのような教育効果が期待されるのかという議論がほとんどなされてないのです。9月18日の委員会で、私の質疑に対しての回答は、教員の校務が1日当たり40分短縮できるので、その分、子供と触れ合う時間が増える。子供で学校でできなかったドリル問題などを、タブレットを持ち帰って、自宅でできるという2点のみでした。  学校教育において、何が最も重要かといえば、子供たちが社会に出たときに、自らの足で立ち、困難に直面しても、正しい判断を自ら下して、乗り越えていくための基礎的な知識や学力を身につけさせることです。どんな高価なコンピューター、ソフトウエアも、子供たちの学力向上に資するものでなければ、学校教育の現場に導入する意味がありません。  教育委員会会議録を拝見する限りでは、本議案の教育システムが、子供たちの学力向上にどれだけの効果が期待できるのか、あるいは、その効果をどのように測定し、より効果を上げるために、どのようなフィードバックをしていくかという議論は、残念ながら、これまでほとんどなかったと言わざるを得ません。  4億円近い巨額な事業費、5年間で1億5,000万円の運用費を全て自主財源から投じ、結果として、単に子供たちタブレットパソコンを買い与えるだけだということになれば、私は議員として、血税と言われる税金を納めている市民に顔向けができません。  以上、3つのポイントを御指摘申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。御清聴まことにありがとうございました。 14 ◯議長小川吉孝君) 以上で討論を終わります。  これから採決を行います。採決は分割して行います。  初めに、議案第1号 山武家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを採決いたします。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 15 ◯議長小川吉孝君) 起立多数です。よって、議案第1号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第2号 山武特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてを採決します。
     この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 16 ◯議長小川吉孝君) 起立多数です。よって、議案第2号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第3号 山武放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを採決します。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 17 ◯議長小川吉孝君) 起立多数です。よって、議案第3号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第4号 山武電気自動車用急速充電設備条例の制定についてを採決いたします。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 18 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第4号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第5号 山武債権管理条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 19 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第5号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第6号 財産の取得についてを採決します。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 20 ◯議長小川吉孝君) 起立多数です。よって、議案第6号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第7号 平成26年度山武一般会計補正予算(第3号)を採決します。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 21 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第7号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第8号 平成26年度山武国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決します。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 22 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第8号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第9号 平成26年度山武介護保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 23 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第9号は委員長報告のとおり可決されました。  次に、議案第10号 平成26年度山武水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。  この議案に対する委員長報告は可決です。この議案委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 24 ◯議長小川吉孝君) 起立全員です。よって、議案第10号は委員長報告のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────── 25 ◯議長小川吉孝君) ここで、議事都合のため、暫時休憩をいたします。再開は11時15分とします。              (休憩 午前11時02分)              (再開 午前11時16分) 26 ◯議長小川吉孝君) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中にお手元に配付のとおり、追加議案1件が提出され、これを受理いたしました。  この際、これを日程に追加し、追加日程第1として、日程の順序を変更し、議題にしたいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 27 ◯議長小川吉孝君) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号を日程に追加し、追加日程第1として、日程の順序を変更し、議題とすることに決定いたしました。   ──────────────────────────────────── 28 ◯議長小川吉孝君) 追加日程第1 議案第19号を議題といたします。  議案第19号の提案理由の説明を求めます。  椎名市長、御登壇願います。 29 ◯市長(椎名千収君) 本日追加をお願いいたしました議案につき、提案理由を御説明申し上げます。  議案第19号 (仮称)松尾交流館整備工事請負契約の締結についてでございます。これは(仮称)松尾交流館整備工事請負契約について、地方自治法第96条第1項第5号及び山武市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によりまして、本議会の議決をお願いするものでございます。  内容でございますが、契約目的は、(仮称)松尾交流館整備工事。  契約の方法は、一般競争入札。  契約金額は、7億2,738万円。  契約の相手先は、山武郡横芝光町栗山3195番地1、古谷建設株式会社でございます。  以上が、追加提案いたしました議案の概要でございます。補足の説明につきましては、事務担当者から申し上げ、また、御質問にお答えいたしますので、慎重な御審議をいただき、何とぞ御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。よろしくお願い申し上げます。 30 ◯議長小川吉孝君) ここで、議案第19号についての補足説明を求めます。  総務部長。 31 ◯総務部長(石橋昌美君) それでは、私のほうから、議案第19号 (仮称)松尾交流館整備工事請負契約の締結についての補足説明を申し上げます。  市では、松尾庁舎の跡地利用につきまして、御意見やアイデアをいただくため、平成23年度から地域の方々を中心とした研究会、松尾地域賑わい空間創出研究会を立ち上げ、これまで12回の研究会、延べ302名の参加をいただき、開催をし、研究会の方々の御意見や地域の現状とを考慮し、賑わいの創出に向けた施設整備の考え方や具体的な施設の規模などについて検討を重ねてまいりました。  予定します(仮称)松尾交流館の整備でございますが、これまでの経緯を踏まえ、地域の賑わい作りや活性化、近接します松尾高校の魅力向上などを目的として、整備するものでございます。  事業実施場所は、山武市松尾町松尾40番地2、松尾庁舎跡地になります。  敷地面積は、約1万2,366平米、構造は木造一部、鉄骨造り平屋。  延べ床面積でございますが、1,549.90平米。  用途は、公民館、900平米、直売所・軽食コーナー、約360平米、学童クラブ、約290平米。  工事の概要は、(仮称)松尾交流館建築工事及び広場・駐車場等の工事でございます。  なお、工期は、平成27年7月31日までとしてございます。  以上で、提案理由の補足説明を終わります。御審議よろしくお願い申し上げます。 32 ◯議長小川吉孝君) 以上で、提案理由及び補足説明を終わります。  これから、議案第19号について質疑に入ります。質疑はありませんか。  蕨議員。 33 ◯議長小川吉孝君) 蕨議員。 34 ◯20番(蕨  眞君) この入札について何点か伺いたいんですけれども、この開札調書を見ますと、入札者が古谷建設、畔蒜工務店ということなんですが、畔蒜工務店は辞退をしているということで、結局、古谷建設、1社。  そこが落札をしたということなんですが、応札する会社も非常に少ないし、しかも、そういう状況を見ますと、入札の形としては、非常に異常な形になっていると私は思うんですけれども、その点、市のほうはどういう見解なんでしょうか。 35 ◯議長小川吉孝君) 総務部長。 36 ◯総務部長(石橋昌美君) 今回、入札でございますが、手続的には、市の要綱に基づいて実施をしております。  また、この入札でございますけれども、来年度の2学期でございますが、学童クラブ等の供用開始を目指すということからも、早急にこの時期に入札をするという必要がございました。  そういった理由で、この入札を実施し、ここに議会にお願いをするものでございます。 37 ◯議長小川吉孝君) 市長。 38 ◯市長(椎名千収君) 市の見解を求められてございますが、手続上、問題ないということで、異常とは捉えないということでございます。 39 ◯議長小川吉孝君) 蕨議員。 40 ◯20番(蕨  眞君) 市の見解というと、手続上、通常の手続どおりやったということなんですが、結果としては、1社しか来ていないということです。私は、どう見ても、少な過ぎる。手続上は確かに問題はなかったかもしれませんけれども、実際に競争入札として成り立ったいなかったのではないかと思いますけれども、その点についての認識はどうでしょうか。 41 ◯議長小川吉孝君) 市長。 42 ◯市長(椎名千収君) 応札していただきました会社が、2社に限られました。1社は、その後、辞退という形をとられましたので、現実に札を入れたのは1社でございますから、そういった意味では、異常だという御見解を全て否定するものではございません。  ただ、現在、異常なことは、入札を取り巻く環境でありまして、1社も入札に応じないという状況が、しばしば起こってございます。そういった意味では、現在の状況からいたしますと、これは異常とは言えないという見解を、私のほうはさせていただいてございます。むしろ、お引き受けいただいたということで、よかったという見解を持ってございます。  以上でございます。 43 ◯議長小川吉孝君) ほかにありませんか。               (「なし」と言う者あり) 44 ◯議長小川吉孝君) 質疑なしと認めます。これで、議案第19号の質疑を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号については、議会運営の申し合せにより、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 45 ◯議長小川吉孝君) 御異議なしと認めます。  これから討論を行います。  討論はありませんか。               (「なし」と言う者あり) 46 ◯議長小川吉孝君) 討論なしと認め、討論を終わります。  これから採決を行います。  議案第19号 (仮称)松尾交流館整備工事請負契約の締結についてを採決いたします。  この議案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                 (賛成者起立) 47 ◯議長小川吉孝君) 起立多数です。よって、議案第19号は、原案のとおり可決されました。
      ──────────────────────────────────── 48 ◯議長小川吉孝君) 日程第2 議員派遣の件を議題といたします。  地方自治法第100条第13項及び山武市議会会議規則第167条第1項の規定により、お手元に配付の文書のとおり、議員を派遣したいと思います。御異議ございませんか。              (「異議なし」と言う者あり) 49 ◯議長小川吉孝君) 御異議なしと認めます。  よって、配付の文書のとおり、議員を派遣することに決定いたしました。   ──────────────────────────────────── 50 ◯議長小川吉孝君) 以上をもちまして、本定例会に付議された案件は全て終了しました。  これにて平成26年山武市議会第3回定例会を閉会といたします。御苦労さまでございました。               午前11時27分 閉会    ここに会議の経過を記載して、その相違ないことを証すため署名する。      平成26年9月22日         山武市議会 議  長  小 川 吉 孝               議  員  萩 原 善 和               議  員  高知尾 正 義 Copyright © Sammu City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...