匝瑳市議会 > 2022-09-16 >
09月16日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2022-09-16
    09月16日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 4年  9月 定例会          匝瑳市議会令和4年9月定例会議事日程(第15日)                      9月16日(金曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問   1番 内山隼人君   2番 椎名勝英君  16番 田村明美君3 散会---------------------------------------出席議員(15名)     議長  石田勝一君       副議長  椿 日出男君     1番  内山隼人君        2番  椎名勝英君     3番  都祭広一君        4番  増田正義君     6番  平山政利君        7番  林 明敏君(遅刻)     8番  山崎 等君(遅刻)    9番  行木光一君    10番  武田光由君       11番  小川博之君    12番  石田加代君       13番  浅野勝義君    16番  田村明美君       18番  欠員---------------------------------------欠席議員(2名)    14番  栗田剛一君       15番  佐藤 悟君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    次長          江波戸英樹 主査          椎名貴之    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          宮内康幸君   副市長         宇井和夫君 秘書課長        大木恒一君   企画課長        鎌形 健君 総務課長        布施昌英君   財政課長        大川純一君 税務課長        山崎利男君   市民課長        林 鉄也君 環境生活課長      林 雅之君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      奥田賢二君   福祉課長        菊間和彦君 高齢者支援課長     林 美幸君   市民病院事務局長    太田和広君 教育委員会教育長    二村好美君   教育委員会学校教育課長 矢澤敏和君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより9月15日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、9月15日に引き続きまして、一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、内山隼人君の登壇を求めます。 内山隼人君。     〔1番内山隼人君登壇〕 ◆1番(内山隼人君) おはようございます。無所属の内山隼人です。 本日は3つの分野について質問させていただきます。 まず初めに、脱炭素先行地域へ向けた意気込みを伺います。 今、世界各地で異常気象による自然災害が起きています。これは地球温暖化が原因で引き起こしているもので、国連の気候変動に関する政府間パネルIPCCの報告書では、気温上昇は完全に人間の活動に原因があると断定、温室効果ガスの排出が止まらない限り気温上昇の傾向も終わることはないだろうと予測しました。今や温室効果ガスの削減は全世界、地球規模で取り組んでいかなければいけない課題です。この問題を解決しなければ子どもたち、次の世代が安心して暮らせる世界はありません。 現在、125か国1地域が2050年までにカーボンニュートラルの実現を表明し、日本も2020年に行われた内閣総理大臣所信表明で、2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言いたしました。まさに日本は今、脱炭素社会の実現に向けて動き始めたところであります。 その第一歩として、現在、環境省は脱炭素先行地域を募集しています。脱炭素先行地域とは、2050年カーボンニュートラルに向けて、地域の特性に合わせて脱炭素社会の実現と地域課題の解決を先行的に進めていく地域、それによって脱炭素社会が日本全国に広がっていく脱炭素ドミノのモデルとなる地域のことです。国も資金と人材を集中的かつ継続的に投入して支援していくこととしており、脱炭素先行地域に選定されれば5年間で最大50億円程度の補助金が交付されます。しかも、補助率も匝瑳市の場合では最大で4分の3になります。これまでになく手厚いものとなっており、国の意気込みを感じます。経済効果も期間中で40から100億円、実現後も継続して3から5億円と見込まれています。その地域の選定に当たっては、カーボンニュートラルが実現可能なだけの再生可能エネルギーポテンシャルを持っている必要があり、手を挙げることが難しい自治体も多くあります。 しかし、匝瑳市には環境省が地域共生・裨益型再エネ優良事例として紹介し、全国的にも注目されているソーラーシェアリングなどそのポテンシャルが十分にあります。そして、去年12月に匝瑳市ゼロカーボンシティ宣言をし、宮内市長も6つのまちづくりビジョンの中でSDGsの推進、自然エネルギーを活かした脱炭素先行地域の実現を掲げています。市議会議員全員による脱炭素先行地域申請に関する要請書も提出されました。さらに、事業所や各種団体によるゼロカーボン匝瑳推進協議会も立ち上がり、実現に向けて計画づくりが進められています。もう立ち止まる理由はありません。匝瑳市が脱炭素先行地域として動き始めたら、ゼロカーボンの実現だけではなく、今まで市外に出ていった電力消費に伴うお金が地域で回ります。地域資源が循環し、地域に活力が生まれます。地域課題が解決に向かい、暮らしやすいまちになれば今よりも若い人が地元にとどまる、戻ってくる、新しい人が入ってくる、学びの場となれば関係人口も増えるでしょう。 災害時の避難所となっている学校や公共施設などに太陽光発電と蓄電池を設置すれば、3年前に経験したような長期停電時の非常電源として活用できます。しかも、その設置については補助金以外の費用を事業者が負担するという選択が可能となっており、市が自らの設備や事業として行うのでなければ、市は財政的な負担やリスクを負いません。公共施設の照明のLED化についても費用が4分の3補助されるので、単純計算すると同じ予算で4倍のスピードで実現できます。これらは一例にすぎず、脱炭素先行地域に選定されるメリットは大きなものがあります。 千葉県では、脱炭素先行地域に選定されたところはまだありません。千葉のゼロカーボンをまず匝瑳から、宮内市長の匝瑳市の脱炭素先行地域実現に対する意気込みをお聞かせください。 続きまして、子育て支援児童虐待防止策の推進について。 子どもを授かるというのはとても大きな喜びであり、子どもは幸せをたくさん運んでくれる存在です。町なかで笑い合う親子の姿はとてもほほえましく、見ているほうも幸せな気持ちになります。ですが、初めての子育てでは、ママ、パパも初心者、何もかも初めてで喜びとともに不安もたくさん抱えています。幸せそうに見える姿はほんの一こま、24時間絶え間なく子どもの面倒を見て、休みがなく、寝不足で体力も奪われ、へとへとになりながら育児をされている方も少なくないでしょう。例えば核家族であれば、どちらかが働きに出るともう片方が家事、育児を全て1人でやらなければいけないワンオペ状態になり、疲弊していきます。独り親であれば、祖父母と同居していればまだよいですが、本当に1人で育てている方の負担というのは計り知れないほど大きなものです。親の介護と育児を同時にやられている方もいらっしゃるでしょう。そういった状況で子育てをしている方々は、少しの間だけ面倒を見てもらうこともできず、子どもの面倒を見ながら料理をしたり家事をしたり、やっと休憩しようと思ったら子どもが泣いたり、ほっと一息つく暇もなく、絶え間なく続く子育てと毎日格闘しています。 子どもは社会全体で育てていくもの、子育て支援の充実はこうした子育てに対する不安を軽減するとともに、出生率の低下、人口減少に歯止めをかける大事な施策になります。経済的な理由などもありますが、子どもを産みたいと思える人が減ってきているのです。安心して子どもが育てられるような社会を作っていかなければいけません。経済的なサポートの充実も本当に必要ですし、様々な場面での救いの手が必要です。ただ、どんなに支援が充実していてもそれを知らなければ意味をなしません。日々子育てに追われている親御さん、特に先ほど挙げた核家族や独り親や様々な事情がある家庭というのは、物理的にも精神的にも孤立しがちです。せっかくの支援も活用されず、追い込まれていくことがあります。 千葉県には児童相談所が全部で7か所ありますが、その中でも人口の多い地域では定員を超過する傾向にあります。千葉市にある中央児童相談所では、定員55名に対して現在その倍以上の百二、三十人を受け入れているそうです。保護される児童の数が千葉県全体でも年々増加しており、児童相談所の各施設が増設・増員の流れにあります。 匝瑳市にも様々な事情があった子を里親として預かり養育するファミリーホームを運営されている方がいらっしゃいます。児童養護施設とは違い、より普通の暮らしに近い形でということで一般的な住居、普通の一軒家でやられています。現在数名のお子さんを養育されていまして、少し前には小さな赤ちゃんも一時的に預かったそうです。ファミリーホームという形態は東総地域ではほかになく、普通の暮らしができるただ一つの受入れ先としてとても貴重な存在となっています。 世の中には親が孤立し、育児に疲れてもSOSが出せず追い込まれ、育児放棄や虐待または無理心中に至る悲しいケースもあります。それらの多くのケースは親が未熟だとか我慢が足りないとか、そんなことでは決してありません。誰しもがなり得ることなのです。珍しいことではありません。親を問題視して批判することは間違っています。必要なのは救いの手です。絶え間なく続く育児で疲弊すると、普通の精神状態でなくなり、つい子どもに強く当たってしまう、手が出てしまうまたは育児放棄してしまう、それらの行動は親本人の本来の意思とは逆なことが多いのです。そうならずぎりぎりのところで耐えられた、そういう人もたくさんいるでしょう。耐えられた人は周りに支えがあったり運がよかっただけかもしれません。共感してくれる誰かがそばにいたとか、同じような悩みを抱えているママ、パパがいて、いろんなアドバイスがあったりテレビの育児番組や育児本かもしれません。ほかにも些細なことがあったり、気分を切り替えることができ踏ん張れた、その連続です。悲しい事案をこれ以上生み出さないために、そして、安心して子育てができると思えるようにさらなる子育て支援が必要だと考えます。 匝瑳市の子育て支援とどういった親が育児放棄や虐待に陥るのかの認識と防止策の取組、市内の未就学児に対する虐待、育児放棄の件数及び独り親、核家族、子育て貧困世帯の数、匝瑳市及び千葉県、全国の出生率を教えてください。 続きまして、子どもの長期マスク着用による弊害とマスク緩和策について。 新型コロナウイルスが日本国内で確認されてから約2年半がたち、間もなく3年となるところまで来ました。ワクチン接種やマスク、消毒の徹底をしてきた日本ですが、先日、新規陽性者数が世界一となりました。これまでやってきた感染症対策は正しかったのか、新型コロナウイルスに対する捉え方をどうするのか、いま一度しっかりと考え判断をしていかなければいけません。 厚生労働省の統計で、ある一定期間の多くの年代で10万人当たりの陽性者の数がワクチン非接種より2回接種者のほうが多く、年代によっては非接種より3回接種者のほうが多いということが分かりました。多くのワクチン接種者が感染していることから、ワクチンに感染予防効果はないまたは限定的であることが言え、他人に感染させないための思いやり接種を推進することは間違っていると言わざるを得ません。さらに、原因がワクチンと疑われる死者は1,800名以上、重症者は2万3,000人を超え、そして、接種を繰り返すほど免疫抑制がかかり感染しやすくなるという研究も出てきています。手放しにワクチンが正しいと決めるのではなく、リスクとベネフィットを考えた個々の慎重な判断が必要です。 北海道の大きな病院では4回目のワクチン接種を中止したところもあります。重症化リスクの少ない5歳から11歳のワクチン接種については、努力義務であろうとも何かあったときの責任は保護者にありますので、市民の皆様にはよくよく考えてほしいと切に願います。 さて、本日の本題はマスクについてです。今やマスク着用がマナーであるかのように、社会全体がマスクをするのが当たり前のようになっています。人の目を気にしたり同調圧力などによって、感染対策とは別の理由でマスクを外せない大人も多くいるのではないでしょうか。そして、多くの保育現場、教育現場でも子どもたちにマスクをさせています。子どもによっては、苦しい、頭が痛いという悩みを抱えながら過ごしています。市内小学校に通う児童からも苦しくてマスクをずらしたら先生に注意された、友達からマスクを外すならしゃべらないでと言われるという声があります。大人であればマスクを適宜外したりできますが、子どもにとって先生の存在は大きく、また、周りがマスクを徹底している中で自分だけ外すという判断はとてもとても勇気の要ることです。今の日本では、周りと違うということは攻撃の対象、いじめの対象になってしまう傾向があります。苦しくても声を上げられない子ども、そして、声を上げられない保護者もいます。 全国有志医師の会という医師496名からなる団体では、国民の健康や子どもの発達に与える悪影響が大きいとマスクを常時着用することに反対しています。マスク着用に懸念されている弊害を幾つか挙げさせていただきます。 1つ、二酸化炭素濃度が上がり、血中の二酸化炭素濃度が上がると脳の血管を拡張し、片頭痛を起こす原因となると言われています。さらに、不織布マスクは石油由来の化学物質ですので、過敏な人は着けているだけでもくらくらしてきます。 2、酸欠状態が続くので、集中力や思考力が低下します。 3、顔が見えないことでコミュニケーション能力の発達を阻害しています。特に小さい子どもは言葉だけでなく相手の表情を認識し、感情の変化やコミュニケーション能力を養っていきます。今や顔を見せるのが恥ずかしいという理由でマスクを外せない子どもも出てきています。 4、ストレスや酸欠によって自律神経が乱れ、免疫力の低下につながります。呼吸が浅くなるといらいらにもつながります。マスクにもリスクとベネフィットがあるのです。そのバランスを考え、外させてあげたいと思う保護者の方は少なくありません。マスクの効果が発揮されるのは飛沫対策です。しゃべるときや咳、くしゃみをするときに有効なものになります。必要な場面でめり張りを持って活用するのはよいと思いますが、日常生活で常時マスクを着用するのはやり過ぎのようにも感じます。しかも、マスクは隙間なく正しい着け方をして初めて最大限効果が発揮されますが、小さな子どもほど正しく着用することは難しく、しかも、何度も手で触りますので、衛生的ではありません。どこまで本来の役割を果たしているかは分かりません。 マスクをしていれば大丈夫、マスクをしていなければ危険という風潮が色濃く感じられますが、マスクをしていても感染をする人もいれば、マスクをしていないのに感染しない人もいます。マスクは飛沫によるウイルスの飛散や暴露を軽減しているにすぎず、感染を防いでいるのは結局はマスクの下のその人自身が持つ免疫力だと思うのです。ある医師の方は、ワクチンやマスクを一度もせず年間延べ1万人の患者を診ているそうですが、従業員、家族を含めて一度も感染していません。漢方の玉屏風散で免疫力を高め、怪しいと思ったら銀翹散をすぐ飲んでいるそうです。ほかにも茶カテキンには殺菌作用がありますので、緑茶、紅茶のこまめな飲用やうがいも効果があると言われています。食の乱れ、疲労の蓄積、寝不足、ストレスなどで免疫力は下がりますので、一人一人が免疫力を上げる心がけを目指してほしいと思います。 そして、PCR検査、陽性者の中にはウイルスに暴露しているだけで感染していない人、感染しても無症状、つまり発症していない人もいます。感染とは免疫で防ぐことができず、ウイルスが細胞内に侵入し増殖した状態です。厚生労働省も無症状の感染者について、感染させる可能性は完全には否定できないが、免疫機能によりウイルス量の増加は抑えられているため、感染性は低いと示しています。皆均一に感染能力を持っているわけではありません。 私は感染症の専門医の方から、ウイルスというのは自分が生き残るために毒性を弱め感染力が高くなるように変異していくという話を伺いました。今後、ウイルスが変異するとすれば、さらに感染力が高くなるかもしれません。ですが、今は多くの陽性者が無症状あるいは二、三日の発熱で治る軽症にとどまっています。今でも画一的に日常を奪ってまで社会全体で対策をして恐れなければいけない感染症なのでしょうか。いつまでもウイルスに暴露しない、感染しない対策では無理があります。 話が飛躍しましたが、マスクについてです。令和4年7月26日付で厚生労働省子ども家庭局保育課から全国の保育施設に送られた事務連絡の中には、一定年齢以上の子どもに一律にマスクの着用を求めることや子どもやその保護者の意向に反してマスク着用を実質的に無理強いすることにならないよう、留意していただくようお願いします。なお、WHOは5歳以下の子どもへのマスク着用は必ずしも必要ないとしています、とあります。 また、学校生活においては、厚生労働省文部科学省が出しているガイドラインでは、屋外の運動場に限らず、プールや屋内の体育館等を含め体育の授業や運動部活動、登下校の際はマスクが必要ないとしています。ほかにも運動時でなくても室内では人との距離が確保でき、会話をほとんど行わないような場合はマスクが必要ありません。現場ではこれに沿った対応をされているでしょうか。そして、保育士の方々、学校の先生方はこの2年半の間、子どもたちに素顔で笑った顔を見せたことがあるでしょうか。そもそも素顔を知っているでしょうか。 子どもは不安をたくさん抱えています。先生たちの笑顔は子どもに大きな安心を与えます。友達同士で笑い合うというのは、人として生きる上で日々お互いの存在意義を確かめるようなとても大切なことです。真面目に感染症対策を徹底するあまり、大事なものを見失っていないでしょうか。一秒でもマスクを多く着けさせるではなく、一秒でも多くマスクを外せる時間を探してみてはいかがでしょうか。保育施設、学校におけるマスクの状況と緩和計画を伺います。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君の登壇質問が終わりました。 内山隼人君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 皆様、おはようございます。また、傍聴にお越しの皆様、ありがとうございます。 それでは、ただいまの内山議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、脱炭素先行地域についてのお尋ねでございますが、御承知のように本市では令和3年12月3日にゼロカーボンシティ宣言を表明し、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロ、カーボンニュートラルを目指すこととしております。また、私が市民の皆様にお約束した6つのまちづくりビジョンにおきましても、SDGsの推進、自然エネルギーを活かした脱炭素先行地域の実現を掲げているところであります。 現在、市では国の脱炭素先行地域選定に向けた準備等を進めておりますが、地域選定を受けるためには具体的かつ先進的な取組内容等をまとめた市の計画提案書を策定する必要があります。このため、今後計画書の取りまとめを行う中では、議員の皆様に内容のお示しをいたしまして、御意見等をお伺いしたいと考えております。 市といたしましては、まず脱炭素先行地域選定を目標に市内での脱炭素化を推進し、カーボンニュートラルの実現に取り組んでまいりたいと考えております。その上で脱炭素先行地域に向け市民意識の醸成を図る上でも私自身、先頭に立ってしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 次に、子育て支援児童虐待防止策の推進についてのお尋ねでございますが、市では第2次匝瑳市総合計画前期基本計画及び第2次匝瑳市子ども・子育て支援事業計画に基づき、子育て支援に係る各施策と児童虐待防止に取り組んでいるところであります。このうち子育て支援につきましては、市民の皆様が安心して子育てができるよう、子育て世代包括支援センターの活動等を通して様々な支援を行っております。具体的には、妊娠・出産・育児の不安など1人で悩みを抱え込んでいる世帯に保健師や家庭相談員が連携して家庭訪問等を実施し、必要に応じ、市関係部署、医療機関、保育所、幼稚園等につなげる支援を行っております。このほか、つどいの広場では子育て支援アドバイザーを配置し、子育て中の親子が自由に集い、遊びや情報交換、子育ての相談ができる場の提供に努めております。 また、児童虐待につきましては、保護者の孤立に伴う不安やストレス、経済的な問題など様々な要因が引き金となることから、匝瑳市要保護児童対策地域協議会での情報の共有等を通じて、児童虐待の早期発見と関係機関による支援等を行っております。市といたしましては、引き続き関係機関等との連携の下、子育て支援のためのきめ細やかな対応に取り組んでまいります。 私からは以上でありますが、そのほかにつきましては教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、マスク着用の緩和策についてお答えいたします。 市教育委員会といたしましては、これまでも文部科学省から発出された通知に基づき、マスク着用の緩和策について市独自の通知「学校における児童生徒等マスク着用について」を作成し、小・中学校に対し、マスク着用が不要な場面を具体的に示すなどしてマスク着用の緩和策について指導してまいりました。 暑さ指数の値により熱中症のおそれがある場合、また、暑さ指数が高くなくても息苦しいと感じるとき、激しい運動をするときなどは児童生徒本人の判断でマスクを外してよいことを指導したり、教職員から状況に応じてマスクを外すよう声をかけたりしております。具体的な場面として体育の授業や部活動中、また、登下校時も子ども同士が十分な距離が取れている場合や中学生が自転車で登下校する場合にはマスクを着用しなくてもよいこととしております。このほか、休み時間でも十分な距離が取れ、活動量が多い屋外での活動をする場合にはマスクを着用しなくてもよいこととしております。 今後も文部科学省県教育委員会の動向を踏まえ、また、本地域の医師会からの助言を参考にしながら児童生徒の健康を第一に考え、実態に合った対応に努めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) 私からは、子育て支援児童虐待防止策の推進につきまして市長答弁に補足させていただきますとともに、子どもの長期マスク着用による弊害とマスクの緩和策についてお答えをさせていただきます。 初めに、市内の未就学児に対する虐待件数、独り親、核家族、貧困世帯及び国・県・市の各出生率についてお答えいたします。 市内の未就学児に対する9月1日現在の虐待件数でありますが、未就学児に対する件数は12件であります。内訳といたしましては、身体的虐待が1件、育児放棄、いわゆるネグレクトが11件でございます。 次に、独り親世帯等の状況でございますが、9月1日現在の児童扶養手当受給世帯を基に申し上げますと、独り親世帯が260世帯、このうち核家族が111世帯、市民税均等割非課税世帯が49件でございます。 次に、匝瑳市、千葉県及び全国の出生率でございますが、令和2年の合計特殊出生率では、匝瑳市は1.10、千葉県は1.27、全国では1.33でございます。 次に、子どもの長期マスク着用による弊害とマスク緩和策についてお答えいたします。 就学前園児のマスク着用につきましては、熱中症等の危険性や児童の発達への影響が懸念されることから、本年5月に国及び県の方針が見直され、2歳未満の園児については引き続きマスクの着用は勧めない、2歳以上の園児についてはマスクの着用を一律には求めないとされまして、また、屋外の着用の必要のない場面ではマスクを外すことが推奨されております。現在、市内の保育所等におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、施設内では3歳以上の園児のみマスクの着用をお願いしていますが、屋外での活動につきましては、熱中症等を考慮しマスクを外して保育を行っております。 なお、保育所等におけるマスクの着用につきましては、強制ではなく園児の発達の状況や体調等を踏まえてのことでありまして、また、保護者に着用の意向があることが前提でありますので、園児の個々の状況に応じて着用の適否を判断しております。 市といたしましては、今後も基本的な感染症対策を講じながら、園児が健やかに成長できるよう、市内各保育所等と連携を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) では、順次進めさせていただきます。 まず、脱炭素先行地域についてです。 宮内市長、ありがとうございました。担当課にも負担はあるかとは思いますが、5年先ですとか10年先、本当にこれから匝瑳市の行く末を決める大事なことになるかと思います。今まで電力消費で外に出ていたお金が少しでも地域で回り、大きな災害が起きても停電を恐れない自立した地域への第一歩になるかと思います。宮内市長の掲げるビジョンでもありますので、ぜひ選定に向けて推進協議会とも連携して、一丸となって取り組んでいってほしいと思います。よろしくお願いいたします。 次に移ります。 子育て支援と虐待防止についてになりますが、登壇質問の中で市内のファミリーホームという里親の活動をされている方を挙げさせていただきました。これは本当にとても貴重な活動になるんですね。宮内市長、その目で確かめるためにも、そして、活動の応援、励ましにもなるかと思いますので、ぜひ訪れてみては。お願いできますでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 貴重な御提案ありがとうございます。実はちょっとそのようなことを以前から内山議員からも聞いておりましたので、実は先日、14日に実際にファミリーホームのほうに伺わせていただきました。そのような中でいろいろとこの里親の制度に係ることから、今の現状から、それからまた、その思いなどもいろいろと聞かせていただくことができました。ちょっと十分な時間は取れなかったんですけれども、改めてこの里親制度というものの大切さ、必要性というものも感じさせていただきました。 そのような中で、さらにさらに先ほど登壇で内山議員からもありました東総地域にはまだそういう活動が全然広がっていないということで、今後そのようなことも広めていきたいというような思いもあって、ぜひ行政のほうも力になってほしいというようなまた要請も受けたところであります。そのような中から、今千葉県では、実はこの里親の愛称について菜の花家族というふうに決定したということで、このような言葉も全然広まっていないんだというようなこともありましたので、ぜひこのような場でも伝えながら、私もこの里親制度をしっかりと勉強して今後いろいろとまた活動を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 既に行っていただいていて、どうもありがとうございます。私自身も初めて自分で行って実態といいますか、分かったことがあると思いますので、私も継続して現場のお話とかを聞いていこうと思いますので、ぜひ市としても支援をよろしくお願いいたします。 この育児なんですけれども、本当にママ、パパの声で多いのが助けてもらいたいんだけれども、どう助けてほしいかが分からないというふうにやっぱり孤立して悩んでいる方が多いんですね。実際我が家もそうだったんですけれども、やっぱりほかからもそういう声というのがよく聞きます。お父さん、お母さんと住んでいる方は結構そういう常に厚いサポートがあっていいんですけれども、やっぱりそうでない方もいらっしゃいますし、これからも増えてくるかと思うんですね。核家族ですとか独り親ですとか、いろんな事情で大変な環境で子育てをされている方というのが増えてくるかと思うんです。 そこで、私はおむつ宅配というのを提案させていただきます。これは待っている福祉ではなく、出張っていく福祉、届ける福祉になります。これは単に各家庭におむつを届けるという宅配サービスだけではなく、それをきっかけに会話が生まれて情報交換ですとか、あとは既に市でやっている支援ですとかサポート、そこにつなげる活動になるんですね。ぜひ見放さないといいますか、孤立して追い込まれる人が増えないためにもこういった活動が必要かと思います。そして、ネグレクトですとか虐待の予備軍を早期に発見し、未然に防ぐことにつながるかと思います。子育てに悩まれている方、もう本当に全ての親御さんだと思うんです。おむつ宅配はいかがでしょう。もし財政的に厳しければ、まずは貧困世帯、独り世帯、核家族、多胎児の御家庭ですとか障害のあるお子さんがいらっしゃる御家庭、親の介護もしている御家庭などから、そういったところからでもいいので、ぜひおむつ宅配、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御提案、ありがとうございます。 おむつ宅配につきましては、母子の健康状態や虐待の有無をチェックする見守り活動を兼ねた事業でありまして、全国的にも珍しい取組であると認識をしております。何らかの支援を必要としている方々のところへ直接出向いて適切な支援を行うことは、福祉サービスの向上のほか、虐待予防にもつながるものと考えられますことから、市といたしましては、本件に関する先進事例を参考にいたしまして、今後調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) なかなか予算もかかる事業ですので、調査研究が必要なので、すぐできるものではないと思いますので、ぜひ協議をよろしくお願いします。 これ実は兵庫県の明石市がやっている取組で、今大変全国的にも話題になっている市でありますけれども、やっぱり明石市はとにかく子育て支援にすごく一番先進的にやっているようなところだと思うんですけれども、やっぱり出生率もすごい高いんですね。1.62とかそんな数字だったと思うんですけれども、すごく高くて、やっぱり結果も残していると思うんです。人口減少に歯止めをかけるためにも何から何までさすがにできないとは思いますけれども、匝瑳市になじむものをぜひ協議して何かやってほしいと思います。 そして、例えば核家族とか独り親からでもと言ったのは、もしかしたら考え方によっては公平性という意味では違うのかもしれませんけれども、私の考え方からしては、やっぱりスタート地点が違うんです。大変なところから子育てされている方を同じような楽といいますか、少しでも同じようなスタートラインに持っていくための取組、優先的に救ってあげる家庭かと思いますので、場合によってはそういった考え方も検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、お隣の旭市ですね。おむつ券を配布していまして、やはり匝瑳市でもやってほしいという声をいただきます。子育ては本当に経済的に負担が大きいですので、もうおむつ券だけでもあったら市民が喜ぶと思うんですけれども、おむつ券はいかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 おむつ券の配布につきましては、これまでの市議会等におきましても御意見をいただいておりますことから、市では匝瑳市子育て支援対策委員会におきまして、近隣自治体の動向等も注視しながら現在継続的に協議を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 今継続的に協議を行っているとおっしゃいましたが、大体いつ頃から協議、また、議会で提案されていますでしょうかね。そして、導入に当たって懸念されていることはどんなことでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 子育て支援対策委員会におきましては、平成27年度から継続的に協議がされております。また、市議会につきましては、平成27年3月定例会から複数回御意見を頂戴してございます。また、導入に当たりましての懸念事項ということでございますが、やはり財源の確保というところが重要な課題であろうかと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 隣の旭市では零歳と1歳のお子さんに対して、月々3,000円分のおむつ券が配布されるということで、匝瑳市ですと、大体ざっくり1年150名くらいのお子さんで、2年だと300名、それが当てはまると大体おむつ券だけで1,000万円くらい、ざっくりだとそういう計算になるかと思うんですけれども、なかなか大変な予算かと思いますので、もしくは例えば零歳だけに取りあえずしてみるとかちょっと分からないですけれども、3,000円ではなくて1,500円にしてみるとか、何かそういったゼロか100じゃなくて中間の考え方もあるかと思いますので、検討していただければと思います。 次に、ファミリーサポートですね。家事のサポートですね。ファミリーサポートがあったら家事の負担が減って楽になっていいかと思うんです。本当にやっぱり何度も言って申し訳ないんですけれども、核家族ですとか独り親の方ですね。本当に育児と家事を同時にやられて、本当に休みがないので、そういったサービスがあったらいいと思うんですけれども、匝瑳市ではそういったサービスはありますでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 ファミリー・サポート・センター事業につきましては、第2次匝瑳市総合計画前期基本計画及び第2次匝瑳市子ども・子育て支援事業計画におきましても、検討課題としているところでございます。当該事業につきましては、子育ての援助を希望する保護者と援助を行いたい支援者が相互援助を行う仕組みの事業でございまして、支援を必要としている保護者にとって子育て等の負担軽減が図れる取組であると認識をしておりますので、この事業につきましては調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) ぜひファミリーサポートについては、協議に出していただいて検討していただければと思います。 匝瑳市にはつどいの広場つくし、たんぽぽがあるかと思うんですけれども、ホームページを見ると写真が2枚あるだけで、どんなところかというイメージが沸かないんです。我が家もちょっと最初行くのをためらってなかなか行かずに、行ってみたら結構やっぱりママさんたちとかとの会話、交流があったりとか保育士さんも何かアドバイスがもらえてすごいいいとは思うんです。ただ、やっぱり行くまで、私としてはもっとみんな行ってほしいと思うんですけれども、ためらっている方がいらっしゃるかと思うんです。そのためにはやはり写真の充実ですとかホームページ、情報ですね。イメージが沸くと行きやすくなるかと思うんですけれども、この辺いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 つどいの広場の利用促進のためには、議員御指摘のとおり定期的にホームページの掲載内容を更新していくことが効果的であると考えられますので、ホームページの更新につきまして今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) よろしくお願いします。 そして、子育て世代包括支援センターのなないろも同じように、少し前に見るとチラシといいますか、PDFのチラシで写真が載っていたりするようなものはあったんですけれども、最近調べたらそれもなくて文字情報だけなんですね。それもやはりイメージが沸かないと、サービスにちょっと興味を持つんだけれども、利用するまでの葛藤とかがあって、結局利用しなくて追い込まれていくというか、そういうこともありますので、ぜひなないろについてもホームページの充実をお願いできればと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 子育て世代包括支援センターなないろでございますけれども、こちらにつきましても市のホームページへの掲載をはじめ、母子手帳を交付する際などに周知を行っておるところでございます。 なお、母子手帳を交付する際には、実際に子育て世代包括支援センターのなないろへ御案内をいたしまして、母子手帳の交付を行い、利活用の説明を行うなど包括支援センターがより身近なものになり、妊娠期から子育て期にわたり切れ目のないサポートが行えるよう取り組んでおるところでございます。今後につきましても子育て世代包括支援センターなないろの周知に努め、利用促進に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) いろいろと御検討をよろしくお願いいたします。 質問ではないんですけれども、これもないものねだりで申し訳ないんですけれども、旭市のイオンタウンですね、あそこには保育士さんが常駐していて、予約すれば買い物の間ですとかちょっとお茶したりとかママ友と何か話したり、ちょっとだけお子さんを預けて1人でゆっくりするという時間が持てるんですね。本当に気軽に利用することができて、子育てされている方というのは本当に自分の時間をちょっとでいいから持ちたいけれども、それができない。髪を切るのも難しい、おしゃれ好きだった人がおしゃれもできない、本を好きだった人が本を1冊も読めない、そういう方が多いかと思います。匝瑳市にもすぐにはできないかもしれませんが、そういった場所があると本当に子育て世帯には大変助かりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 次に移ります。 マスクについてです。私が市内の児童ですとか保護者から聞いたら、学校によっては体育の時間、屋外の体育の時間もマスクをしたりですとか、あと、先生はマスクを外すように促してくれるんですけれども、誰もマスクを外そうとしないという状況もあるクラス、学年というか、そういうところもあるようなんです。ぜひ再度徹底をしていただきたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの御質問でございますが、先ほど教育長が答弁しましたように、教育委員会としましては、5月30日付で体育の授業や運動部活動の時間、登下校などマスクを外していい場面を示した「学校における児童生徒等マスク着用について」という通知を発出しております。先日、文教福祉常任委員会があった後に委員の皆様にはのさか幼稚園のほうにも視察に行っていただいたんですが、幼稚園も同様の文書を出しておりますので、幼稚園はちょうど運動会の練習をしておりましたが、全員マスクを外して運動しておりました。 議員御指摘のように通知内容とは違う対応をしていないかということは、来週、校長会議もありますので、再度各校には徹底したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) よろしくお願いいたします。 今は熱中症対策というのもありますけれども、熱中症だけではなくマスクをして運動するというのはそれだけでも危ないかと思いますので、今後も引き続きよろしくお願いいたします。 そして、もし先生が外してくださいと言っても外さないような状況、これはもう何か違う問題が起きていると思うんです。なので、そういった場合はまず先生から外す、何としても外す努力、大変かもしれませんけれども、最初だけで慣れたら普通に外してくれるかと思いますので、その辺もよろしくお願いします。 そして、厚生労働省とかのガイドラインには図書室、黙って聞く授業は飛沫が飛ばないので、マスクを外してもいいんじゃないかと思うんです。近くでは香取市で黙っている授業では外しているところもあって、問題が起きているというのは聞かないので、こういったのはいかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、黙って聞く授業ではマスクを外していいのではないかという御質問ですけれども、議員おっしゃるとおり各自で読書をする場面というのはマスクを外すことは可能だと思います。しかし、今学校の授業は主体的・対話的で深い学びの実現に向けて取り組んでおり、基本的に聞くだけの授業、黙ってする授業ではありませんので、原則マスク着用を考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 授業に関しては理解できました。 ぜひ図書室ですね。結構本が好きなお子さんで図書室によく行くというお子さんで、やっぱりマスクを着けなきゃいけないみたいな感じで悩まれていて、もちろんちゃんとしゃべらない、黙って聞くという条件の下、例えば外してもいいよという通知だけだとなかなか外せないと思うんです。だから、そういった条件を踏まえた上で図書室に張り紙というか、黙っていれば外してもいいですみたいな、そういうのが紙であるだけでも何か楽になるかと思うんですけれども、その辺も検討をよろしくお願いします。 あと、アルコール消毒についても、よくふだんから除菌ですとか滅菌をすごいしている人は菌に弱くなって抵抗力が弱くなるというのはコロナ関係なく言われて、普通に私は認識していたんですけれども、よく人間に飼われている動物、犬でも猫でも豚とか馬とかでもきれいに体を洗ってあげると、その後、すぐ砂浴びをして砂をまとって菌をまとうんですね。それは自分を守るための行動だと思うんです。人間も同じかと思うんです。日常的にこまめに消毒して、みんなが菌に弱くなっているような気もするんです。もちろん病院ですとか高齢者施設はそういった消毒が必要かと思うんですけれども、小さい子どもに日常的に消毒させるのは、本人や保護者が望まなければやるべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、アルコール消毒についての御質問にお答えします。 先日、県教委から学校における感染対策ガイドライン9月5日版という改訂版が出ましたが、その中でも手指用のアルコール消毒については流水の手洗いができない場合、補助的に活用すると書いております。匝瑳市でも原則学校では手洗いを推奨しておりますが、場面によってはアルコール消毒をしている学校もあります。体調的にアルコールが合わない児童生徒もおりますので、強制はせず柔軟な対応をしております。それで先ほど述べましたが、この後すぐ校長会がありますので、この辺も再度徹底したいと思っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) よろしくお願いします。 同じように保育園でも朝まず登園したらアルコール消毒をしているんですけれども、これも同じように希望制にしたりとか、そういった対応はできますでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 保育所での消毒につきましては、基本的には検温とアルコール消毒を行っておりますが、園児の体調等にも配慮し、保護者から園児の皮膚が弱いなどといった申出があった場合につきましては、手洗い消毒、いわゆるハンドソープでの手洗いに変更するなど柔軟な対応に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 学校で朝、校庭で先生が迎えるときや帰りの校庭で見送る際も屋外です。先生もマスクを外してもいいんじゃないかと思うんです。最低でも入学式ですとか卒業式、マスクを外して笑顔で「おめでとう」と言ってあげることも大事かと思うんですけれども、これはいかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、入学式等のマスクを外すということについてですけれども、先ほど議員がおっしゃいましたように表情を見て挨拶をしたり会話をしたりすることはとても重要で、お互いマスクを取った中でのコミュニケーションを図るということは理想です。しかしながら、例えば朝迎えたり帰りに見送ったりする場合は、どうしても教師は声かけしたり、今日頑張ったこととか今日頑張るようなこととかを励まししたりするので、どうしても声を発する場面がありますので、朝とか帰りのマスクは着用を原則としております。 入学式などでは、状況に応じてマスクを外して校長が式辞を読んだり、例えば卒業生についてはマスクを外して壇上に上がって、皆さんに表情を向けて見てもらって証書を受け取るという場面に応じた意図的な場面を設けております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) 本当に率先して校長先生が外すとかとても聞いて救われました。あとはクラスで担任の先生とかも児童たちなんかの卒業式ですとか入学式で何か言葉をかけると思うんですけれども、そういったときというのは難しいでしょうかね。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問ですが、距離がしっかり取れていればそれは可能だと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君。 ◆1番(内山隼人君) ぜひ登壇質問でも発言しましたが、一秒でも外せる時間を探してほしいかと思いますので、よろしくお願いします。 今、ちまたではワクチンとかマスクについて本当に対立、賛成派と否定派で特にネットでは対立して分断が起きているんですね。ただ、私が思うに今まで何を見て何を経験し、何を信じてきたかによってそれぞれの答えというのは違うと思うんです。やはりそれを他人に無理強いしない、お互いの判断を尊重し合える世界であってほしいと思います。そして、保育現場、学校現場というのはそういう未来あるお子さんがそういったことを学べる場であるかと思いますので、考えが違っても分断、争いが起きないような世界、そういうことを目指して教育、保育を目指していってほしいと思います。 私からの一般質問はおしまいにします。ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 内山隼人君の一般質問を打ち切ります。 続いて、椎名勝英君の登壇を求めます。 椎名勝英君。     〔2番椎名勝英君登壇〕 ◆2番(椎名勝英君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の椎名勝英でございます。議会傍聴の皆さん、ライブ中継の皆さん、大変御苦労さまでございます。 私は4項目について質問をさせていただきます。 まず1点目、農業所得向上対策について質問いたします。 令和4年産米は8月24日現在の1等米価格、60キロ当たりふさおとめ9,800円、ふさこがね9,600円、コシヒカリ1万500円であり、8月29日以降はそれぞれ300円ほど安くなると聞いておりました。3年続けて1万円を割る状況です。さらに、肥料、資材も昨年から比べて30%以上も高騰しているのが現状であります。農家は今までにない大変厳しい状況に追い込まれている。さきの議会で物価高騰対策として農家1戸当たり最高3万円の助成及び収入保険掛金の一部助成を補正予算で決定しました。農家は大変喜んでいます。今後も続けてほしいと願うばかりであります。 私は主食米の作付面積に10アール当たり5,000円の助成を求めていますが、毎年5,000円を補助するのではなく、その年の状況を勘案して補助金額を決めていく、飼料米の収入金額より減少しないことを条件としていきたいと考えております。市長の考えをお聞かせください。 閣議決定された肥料高騰対策として総額788億円の肥料購入補助を決定しました。この対策の申請要件である肥料投入や土壌診断などは既に実施しており、2割もの低減は現実には実行不可能であり要件の緩和を求める、市長の考えをお聞きします。 この政策を早く農家に知らせ申請作業がスムーズにできるように協力を求めます。当局の作業工程をお知らせください。 2点目、学校給食について質問いたします。 学校給食は9月から5か月間無償となり、子育て中の親から大変喜ばれています。この政策期間が終了後も無償化を延長していただきたい。また、来年度の予算の概算要求に当たり、予算要求に学校給食費の無料化を取り入れるようお願いいたします。市長の考えをお知らせください。 食材についてお聞きします。味覚と食生活を語る上で避けて通れない学校給食、学校給食は地産地消も推進でき、農産物の販路の拡大にもなります。農家にとっては安定した出荷量が見込め、価格も安定し、買取りの安心感につながります。子どもたちの食べ残しも減ると思います。この前、学校給食センターへお話を伺いに行きました。地元産を使用するときの問題点として、納品は各生産者が個々、7時半から8時半と時間制限ができています。規格についても一定の規格が必要であること、また、学級閉鎖などにより急な数量変更などが話されました。 ここで、匝瑳市と交流のある宍粟市の学校給食について参考にお知らせいたします。 兵庫県の宍粟市は人口3万5,000人、学校給食食数は約3,200食、これは教職員も含みます。匝瑳市より少し小さな市でございます。宍粟市学校給食の優れた主なポイントは次のとおりです。 1、ほぼ100%地元産コシヒカリ米を給食に使用しております。その他の食材もまずは地元産、次に県産、次に国産で用意し、地元産野菜の使用率は7割を超えています。年中地元産が使えるように保冷庫も作っています。インスタント食品、冷凍食品は使用していない、基本は全て手作り。カレー、シチュー、ハンバーグ等も素材から調理して作ります。だから、食品添加物は一切使用されていない。しょうゆ、塩、みりん等の調味料にもこだわりを持って使っています。みそも地元の米と大豆を使って、地元の加工場で作っています。小麦粉も大豆も地元産で、豆腐や油揚げも地元産です。鹿肉、川魚、アユ、アナゴ等特徴的な地元産も使えるよう市からの補助金が出ている。市内食材補助として年間1,400万円出ているそうです。学校給食費は1食当たり小学生220円、中学生240円です。現在では食材高騰のため市からさらに補填しています。 ここに至るまでは特に栄養教諭のリーダーシップが大きく、それに調理員、職員、生産者が協力してここまで内容を作り上げてきた。この内容が新しい栄養教諭や職員に伝えられていること。今後の課題は食材の有機化、安全な食材を再生可能な価格で農家から買い取ること、その価格をどうするか、それがこれからの大きな課題だということであります。以上のような皆さんの協力の結果、宍粟市学校給食の喫食率は98%でほとんど残りがないそうです。 以上、宍粟市の学校給食について紹介してきましたが、私は宍粟市の学校給食のような地元産の食材を使って安心で安全な学校給食を子どもたちに食べさせたい、市長はどのように思うかお知らせください。 3点目、原子力発電東海第二原発再稼働問題について質問いたします。 本市を含む4市2町、銚子市、旭市、香取市、多古町、東庄町、そして、匝瑳市は平成30年3月27日、原子力災害時における県外広域避難に関する協定を締結しました。この協定は広域避難計画に基づき、東海第二原発から30キロ圏内96万人の避難者のうち、大洗町1万7,000人を4市2町で受け入れるもので、本市匝瑳市は大洗町の皆さんを受け入れ、最大の協力をしていくことを表明しています。この締結に係る内容については、平成30年6月の議会の中でも原子力災害時の大洗町町民の方々の受入れは人道的に大変大切なことの共通認識が示されています。このような経緯を踏まえ、質問に入ります。 第1点、大洗町住民の方々をどこの施設で受け入れるかお知らせください。受け入れる期間は1か月としています。コロナ感染症対策、受入れは当初計画の避難所で対応可能か伺います。 第2点、避難所開設は匝瑳市が行い、その後、早急に大洗町が引き継ぐとされていますが、避難所開設と避難住民の受入れの具体化についてお知らせください。 第3点目、混乱の中避難されてこられる方々の安全性と生活の確保から、必要物資について広域避難計画の中ではどのように示されているか伺います。 4点目、避難者の方々は受入施設に来るわけですが、ここで実効性ある体制が整えられているのか、放射能が降ってくるわけですから、被爆した際の放射能測定機器、除染キット、洗浄等受け入れる側の準備も必要と思いますが、伺います。 第5点、東海第二原発で重大な事故が発生したら受入れ側の匝瑳市は、直線距離で約80キロに位置しており、放射能汚染により一時的な避難の可能性も考えられます。アメリカの避難準備区域は80キロ圏内とされています。東日本大震災の福島原発の事故の際は、本市を含む近隣市町では野菜等が出荷制限されました。また大地震が事故の原因であれば地元住民の避難も必要になります。当局の所見を伺います。 次に、消費税の適格請求書等保存方式、以下インボイス制度といいます。伺います。 新型コロナウイルス感染で大きく落ち込んでいる日本経済に追い打ちをかける原油価格の高騰や円安の進行、ロシアのウクライナ侵略の影響で消費者物価が上昇し、国民の暮らしや営業に大きな打撃を与えています。経済悪化が長期化する中で令和5年10月1日から開始される消費税インボイス制度は、経営難に苦しむ小規模経営者や個人事業主にとって仕事が継続できるかどうかの深刻な事態に直面している。年収1,000万円以下の消費税免税業者は全国で424万件ーこれは国税庁からの発表ですーとされている。そのうち75%をフリーランスや個人事業主が占めています。匝瑳市にどのくらいの消費税免税事業者がいるかお知らせください。 インボイス制度はこれまで消費税を販売価格に転嫁することが困難であった小規模事業者や個人事業主まで課税業者となって、消費税を納税するよう強要するものである。課税業者は免税業者との取引では仕入れ税額控除ができず、消費税納税業者が増加することとなり、免税業者は取引から排除されるおそれがある。また、免税業者のままでは取引先から課税業者になるか、増えた消費税分の値引きかとの選択を求められることになる。このままでは営業を続けられず、廃業に追い込まれるケースが続出すると懸念されています。匝瑳市において仕事をお願いしているシルバー人材センターや個人事業主へのインボイス対応はどのように行うかお聞きします。 地域経済を支えてきた小規模事業者や個人事業主の営業を困難にし、地域経済の衰退に拍車をかけることは避けるべきです。私はインボイス制度の実施を中止するよう強く求めるものであります。市長の考えをお聞かせください。 以上で私の登壇からの質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君の登壇質問が終わりました。 椎名勝英君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの椎名議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、農業所得向上対策についてのお尋ねでございますが、主食用米の米価に対する助成につきましては、市では今年度も米価の安定を図るため需要に応じた生産を推進しているところでありますので、さらに独自の支援を行うことは現在の財政状況からは大変難しい状況であります。しかしながら、私が政策として掲げた6つのまちづくりビジョンでは、農業所得の向上についても取り組んでいくことをお約束しておりますので、今後庁内において検討してまいりたいと考えております。 次に、学校給食の無償化についてのお尋ねでございますが、御承知のように現在本市では18歳までの子どもを3人以上有する家庭につきましては、第3子以降を無償としております。しかしながら、これまでもお答えしてまいりましたように、財源確保の問題から現状では完全無償化は困難でありますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 最後にインボイス制度への対応についてのお尋ねでございますが、適格請求書等保存方式、いわゆるインボイス制度につきましては、令和元年10月1日から消費税を標準税率10%と軽減税率8%とする複数税率の導入に伴いまして、様々な取引に係る適用税率や消費税額等を正確に把握するため、売手が買手の求めに対して適格請求書(インボイス)を交付する仕組みであります。消費税は我が国において高齢化の進展に伴い年々増加していく社会保障費等に充てられており、今後の社会保障制度を維持する上で必要な財源でございます。このたびのインボイス制度につきましては新たな制度でございますので、円滑な導入がされるよう国による適切な対応を望むものであります。 私からは以上でありますが、その他につきましては、教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、学校給食費の無償化について市長の答弁に補足いたしますとともに、食材の地産地消についてお答えいたします。 学校給食費の無償化につきましては、先ほど椎名議員のお話にもありましたとおり、子育て世代の負担軽減を図るため、9月から来年1月までの5か月間、令和4年度における新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたしまして、給食費の無償化を実施しておるところでございます。 御承知のように、千葉県では9月議会に第3子以降の学校給食費を無償化するために県と市町村が2分の1ずつ負担する補正予算案を提出しております。また、令和3年7月には千葉県が市町村への新たな補助制度の創設について国へ要望しておりますので、国・県の動向を注視してまいりたいと考えております。 次に、食材の地産地消につきましては、お米は地元産ふさこがね一等米を使用しております。また、市内生産者から赤ピーマン、長ネギ、トマトなどを購入しております。魚、肉類等についても市内の水産加工場や精肉店等から優先して購入するようにしております。地元産の食材を優先的に献立に活用しており、安全・安心な提供とともに地元産食材の消費にもつながっております。また、献立に月一回、地産地消デーとして県内・市内産物を利用した給食を提供しているほか、1月23日の市の合併記念日付近では「おどる!?大匝瑳膳」として県内・市内産物を利用した児童生徒が考えた給食を提供しております。 食材の地産地消につきましては、議員より紹介いただきました宍粟市の取組を参考にしながら、安全・安心でおいしい給食の提供に努めてまいります。教育委員会といたしましては、児童生徒が地元の産物を誇りに思いながら食べていただけるよう、今後も引き続き地産地消に取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは、私からは農業経営の安定化と肥料高騰対策事業についてとインボイス制度の対応について市長答弁に補足をさせていただきます。 初めに、国の肥料価格高騰対策事業の参加要件といたしましては、化学肥料の2割低減に取り組むことが要件とされており、既に取組を実施している農業者につきましても、取組を拡大などすることで支援の対象になると伺っております。今後事業の実施主体として県協議会が設置されるとのことですので、市といたしましては、申請方法やスケジュール等について情報共有を図るとともに、広報そうさ、市ホームページ等で事業の周知を図ってまいります。 次に、市が契約するシルバー人材センターや個人事業者へのインボイス対応でございますが、市の病院事業会計以外の会計につきましては、消費税法の規定により消費税の申告義務がございません。今後制度の導入につきましては、国・県の動向を注視してまいります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) 私からは、原子力災害時における県外広域避難に関する協定についてお答えいたします。 大洗町からの避難者を受け入れる施設といたしましては、のさかアリーナ及び八日市場勤労青少年ホームを予定しております。新型コロナウイルス感染症への対応等から、現在茨城県と県外広域避難が必要となる大洗町を含めた14市町村において、避難者1人当たりの避難所面積について調整を図っていると伺っております。今後調整された結果を踏まえ、大洗町から協議がなされるものと認識をしております。 また、避難所開設と避難者受入れの具体的な流れでございますが、現在、大洗町において検討が進められております。大洗町から伺っている概要を申し上げますと、事故が発生し緊急事態となった段階で本市へ避難の可能性について大洗町から連絡が入ります。その後、さらに事態が進展した場合に避難所の開設について要請があり、避難前の検査を経て汚染物質等の付着がなく、安全性が確認された住民が本市へ避難されてくるとのことであります。 このほか、大洗町の広域避難計画につきましては現在策定中であると伺っております。避難者の安全性の確保や必要物資などの具体的な内容は今後示されるものと認識をしております。また、放射能測定器、除染キット等の準備につきましては、大洗町において測定器等を保有していることから本市で準備する必要はないと伺っております。 なお、東海第二発電所の事故により本市域が避難対象になることは想定しておりませんが、大地震などにより本市も被災し、市民の避難が必要となった場合につきましては、まずは市民の避難場所を優先して確保し、その上で可能な範囲において大洗町からの避難を受け入れていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 私からは、地元食材の導入について教育長の答弁に補足いたします。 6月24日にNHKや新聞で取り上げていただいた朝採りのトウモロコシを堀川地区の生産者の方より中学生の給食に提供していただいております。また、令和3年度実績としまして、赤ピーマン、ピーマン、ちぢみ小松菜は栄地区、長ネギ、イチゴ、これも栄地区、トマト、トウモロコシは平和地区、もち麦、豊和地区、みそ、匝瑳地区、米、中央地区、これはふさこがね一等米でございます。水産加工品、栄地区、肉類、野田地区、中央地区、卵、野田地区など地元食材を優先して購入するようにしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 山崎税務課長。 ◎税務課長(山崎利男君) 私からは、インボイス制度への対応について市長答弁に補足させていただきます。 市内における消費税免税事業者数でございますが、国から公表されておりませんが、参考として税務課で把握しております令和3年分の個人事業者の申告内容をベースとした数値で申し上げさせていただきますと、免税事業者となり得る事業収入1,000万円以下の市内事業者につきましては3,382人となっております。 なお、このたびのインボイス制度の導入に当たりましては、国では各税務署における説明会をはじめ、オンライン説明会、専用ダイヤルによる電話相談などを実施しており、市におきましてもホームページにおいて制度の周知を図っているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 再質問をさせていただきます。 農業所得向上対策についての質問であります。市長の答弁で需要に応じた生産を推進しているから米価下落対策になっていると思っていますということでございますが、水稲生産者は政府の生産目標を達成した作付けを実施しているが、米価は上がりません。去年とほとんど同じ金額です。私どもは政府に対してアメリカやヨーロッパ並みの価格保障、所得補償を要請していますが、一向に実現いたしません。農家で生産されたもの、価格は買うほうが決めています。資材費等は売るほうが決めています。農家は自分で価格を決めることはできません。今の生産者価格は資材等の高騰では農家を維持できない状況にあると思います。市長の見解をお聞かせください。分からないかな。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは、議員の御質問にお答えをさせていただきます。 生産者の価格と資材の高騰の関係でございますが、先ほど市長の答弁がございましたとおり、今後庁内において検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) これから聞こうと思ったことが今の答弁でございまして、市長が先ほど回答で6つのまちづくりビジョンで農業所得の向上についても今後庁内で検討してまいりたいと答えました。私はよりよい政策を期待しています。市長、いつ頃までにできますか。お知らせください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、御質問にお答えします。 なかなかこの農業の所得向上というところが一朝一夕にはいかないところが多々あるかと思います。そのような中にあっても、また生産者の皆さんから今やはりどういうことが必要なのかということをしっかり声を聞きながら、その方向性というものをしっかり考えていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) ありがとうございます。とにかく頑張って対策を練っていただきたいと思っております。 市が実施された物価高騰対策について、まだ見ていない、知らないというかなりの人がおります。ぜひ再度お知らせすることができないか伺います。また、肥料高騰対策についても県等からの通達があり次第、早くお知らせください。よろしくお願いします。回答できるかな。 ○議長(石田勝一君) 奥田産業振興課長。 ◎産業振興課長(奥田賢二君) それでは、議員の御質問にお答えをさせていただきます。 市が実施いたしました物価高騰対策事業の周知につきましては、8月25日に市内1万4,757世帯を対象に個別にクーポン券と一緒に同封をされております。また、市ホームページ、広報9月号のほうにも掲載されておりますが、また、その周知の方法につきましても今後また調整をしていきたいと考えております。 次に、肥料高騰対策でございますが、先ほども御答弁させていただいたとおり、申請方法やスケジュール等について情報共有がございましたら、広報そうさ、市のホームページ等で事業の周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) ありがとうございます。次に進みます。 匝瑳市の学校給食は第3子以降は無償化ですが、このたびの県議会で第3子以降の学校給食費を無償化にするため、県と市が2分の1ずつ負担することになりました。この財源、いわゆる2分の1を使いまして無償化をさらに進めることができないか伺いたいと思います。コロナ禍と物価高により住民は大変厳しい状況を強いられている、特に子育て世代ではさらに厳しい状況である、この状況を少しでも和らげるため学校給食費の無償化は最適と思っております。国内あるいは県内を見ても学校給食費の無償化が進んでいます。匝瑳市において無償化をお願いします。市長の考えをお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、私のほうから回答させていただきます。 今回の県の補助、まだ可決されておりませんが、その予定でいきますと、本市の第3子以降無償化にも適用されるということでございますが、その費用の2分の1、約450万円が補助金として出ることになります。完全無償化にするにはさらに1億円ほどの費用が必要となります。御存じのように現在も原油価格、物価高騰が続いております。現段階では給食費を値上げしないで対応しておりますが、厳しい状況でありますので、先ほど教育長がお答えしましたように引き続き国・県の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 食材についてお伺いします。 学校給食の食材は匝瑳市産を使っていると見られますが、その使用率は何割か教えていただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問ですが、金額ベースでの回答となりますが、令和3年度の実績といたしましては、お米を含めまして、匝瑳市産の地場産物使用率は52.3%となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 今回、私がお知らせした匝瑳市と交流の深い兵庫県宍粟市の学校給食は農林水産大臣賞を受賞された優れた給食です。この学校給食の優れた点は、地産地消で先ほども申し上げましたけれども、7割確保している、米は全て市内産のコシヒカリを使用している、インスタントは使用しない、化学調味料も使わないというよい点があると思います。私は宍粟市に負けない学校給食を子どもたちに食べさせたいと紹介しました。子どもたちが食べて喜ぶ学校給食、安心・安全でおいしい学校給食を食べさせましょう。最後、市長の考えをお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、お答えいたします。 今の匝瑳市の学校給食も決してこの宍粟市に劣るところはない、本当においしい、安心・安全な給食を出して、本当に栄養士さんの方々もいろいろ頑張っていただいていると思います。ただ、単純比較はできないんですけれども、そのような宍粟市の取組のところもしっかりそういったところは参考にさせていただきながら、これから引き続き取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 70%ぐらいの地産地消をお願いしたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。 続いて、東海第二原発の再稼働の問題について質問いたします。 私はこの質問に当たって、先般、4月27日に大洗町に行ってきました。大洗町の議員と地域住民の皆さんから様々なお話を伺うことと同時に意見交換する機会を得ましたけれども、とにかく大洗町にたどり着くまで国道51号線をひたすら北上し、1時間半から2時間程度要しました。逆に考えると、大洗町の全町民1万7,000人の方が協定を締結され、4市2町に移動するんだということを考えると想像ができませんでした。道路事情とかもございます。千葉県内の他の協定でもひたちなか市から1万4,000人を神崎町を含む印旛郡市で受け入れる、さらに、水戸市から4万4,000人の避難民を松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ケ谷市で受け入れるということで、千葉県下54市町村のうち約4割に当たる22自治体が東海第二原発が再稼働した際に大事故が起きたら受け入れるという現状が非常に想像できなかったのが正直なところです。 先ほどコロナ禍では当初の予定どおりの受入れは困難だそうですが、当初の受入れ自体は何名であったのでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 当初、千葉県において調整された受入れ人数は1,039名でございました。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 当初の避難計画では1人当たり2平米だと思いますが、これに間違いないと思いますけれども、コロナの対応では何平米になったかお知らせください。分かりますか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 避難者1人当たりの避難面積につきましては、コロナ禍ということで、現在茨城県と県外広域避難が必要となる大洗町を含めた14市町村において調整を図っていると伺っております。今後この調整結果が示されるものと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私の資料では4.5平米ぐらいじゃないかというような、私が持っている資料の中には書いてありました。私は人道的に受入れ体制を整えていくべきだと思います。千葉県内に避難してこられる体制づくりはしっかりと作っていかなければならないと感じています。コロナ禍において何名の受入れが可能かお知らせください。匝瑳市で何名入られますか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 先ほど申し上げましたようにコロナ禍ということで再度協議がされておりまして、この面積のほうがまだ伺っておりません。ですので、避難者1人当たりの避難所面積が決定した後に大洗町のほうから協議がされるというものと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 大洗町の避難経路は国道51号線を使うと聞いておりますが、間違いないか確認します。何万人が乗用車で避難することが可能と思いますか。 それに加えて、障害者、高齢者、妊婦や小さな子どもたちの避難計画を万全に立てる必要があります。茨城県外に避難者は当初の予定では54万6,000人が県外に避難します。コロナ禍による面積の変更で私が調べたところでは、県外にプラス20万6,000人が増えて75万2,000人を上回るということがございました。これは総務課長からの答弁の中でのさかアリーナ及び八日市場勤労青少年ホームで対応していけるというふうなお話でしたが、コロナ禍の面積で変更されても対応できるかお聞きします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 避難経路、国道51号線という御質問でありましたけれども、これについては計画でそのようになっております。また、コロナ禍における対応でございますけれども、これにつきましては、本市だけではなく協定を締結している全ての自治体に共通する課題であります。避難者1人当たりの面積の決定を踏まえて対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私がここで求めているのは、本当に実効性がある計画ができているのかということであります。大洗町の方々と話合いをしたときの問題について伺います。 まずは避難者の避難手段としては自家用車が原則ですよね。自家用車では避難できない方のため、必要な車両は大洗町は30キロ圏内ですが、東海第二原発の5キロ圏内だけの試算でもバスで400台から500台、それから、福祉車両、車椅子対応車両で800台から1,000台が必要と推計されています。これが大洗町だけではなく、先ほど言いましたが、東葛地域、成田地域もそれぞれ受け入れますが、この方たちが一斉に来ると大変な混乱を起こしかねない状況が生まれます。匝瑳市としてどう思いますか。これは先ほど総務課長からありましたから。 それから、地震や津波と違い、放射性物質のスクリーニング、放射能汚染でピーピー鳴っても取りあえず代表者の車だけが大丈夫であれば通してしまうというような話もありました。ですから、匝瑳市に入る前にどこかの中継点、そういうところで検査というものが必要になると思いますが、匝瑳市ではどう考えているでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 避難の際は茨城県内に複数箇所設置します避難待機時検査場所で検査を実施し、汚染物質等の付着がなく安全性が確認された住民が本市へ避難してくることとなります。検査の実施場所は、避難する住民が避難所まで移動する経路に面する原子力災害対策重点区域の境界周辺に設置されますので、匝瑳市に入る前に改めて検査は必要ないということで認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 茨城県が向こうで放射線等の検査をしてくるということで、安全な人だけを入れるということでございますけれども、それは目こぼしとかそういうものがございますので、匝瑳市としても放射線の線量を検査する体制を作っていただきたいと思っております。 茨城県が示しているメインのスクリーニングというのは22か所です。それにプラスサブが十二、三か所というふうにこの段階ではなっております。放射能が漏れているか分からないところでも、そこを想定して避難計画を立てるわけですから、それは一番最悪なことを考えながらやらなくてはいけないというふうに思っております。 まず、除染等を含めた質問をなぜしたかというと、避難所開設は匝瑳市です。その後、早急に大洗町が引き継ぐとなっています。当初計画で4市2町の6自治体に避難所70か所ということでした。大洗町の職員は一般職と消防士を含めて約200名だそうです。そうすると、1か所当たり3人でしょう。拠点をどこに置くのか私たちは分かりません。もし拠点をどこに置くのか知っていたらお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 現時点におきましては、大洗町から拠点の設置についてのお話を伺っておりません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) コロナ感染症対策を講じた避難場所は70か所の1.5倍というような数値も示されています。そうしますと、避難場所1か所に対して大洗町の職員の配置は1人なんです。あとは匝瑳市が行う形になります。そういう可能性も考えられます。ですから、除染とかということも含めて対応はやはり難しいのではないか。先ほど安全な人だけが入ってくるということでございますけれども、そればかりではないと思っております。 そういう中でお聞きします。避難所の開設から大洗町に早急に引き継ぐことになっているが、自治体によっては避難所開設から大洗町の職員に引き継ぐのに3日ぐらいというふうに考えている自治体もあります。これから開設は受け入れる自治体でやるけれども、大洗町の職員は避難住民と一緒に来るというふうに言っている自治体もあります。これは議会答弁ですが、このような形で行うところもある。匝瑳市はどのように考えているか伺います。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 協定におきましては、大洗町はできるだけ早期に避難受入れ市町から避難所運営の移管を受けるとなっております。このように規定をされております。本市といたしましては、この規定に基づきまして、移管のタイミングについて大洗町と協議することになりますけれども、避難時には相当の混乱が予想されますので、避難所運営に支障を来すことのないよう配慮してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 次に、必要物資の問題です。 原則は茨城県と大洗町が確保することになると思うが、具体的になっていない。避難してくる際に必要物資も含めて来るか、それとも事前にある程度入替えも含めて大洗町からお預かりして保管しておくのか、非常時に必要物資を輸送してくるのはなかなか困難に思うが、その点、細かい取決め等はございますか。伺います。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 現時点におきまして必要物資の確保についての具体的な取決めはございません。大洗町の広域避難計画は現在策定中とのことでありますので、必要物資の確保手段等は今後示されてくるものと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) ただいま細かい点でお伺いしました。避難協定は結びましたが、何一つ具体的な計画がなされていない現状であります。日本原子力発電株式会社が再稼働に向けて着々と準備を進めている現状でもあります。東海第二原発は運転開始から既に43年を経過し、今は地震の影響を受けて休業している状態である日本一の老朽化した原発です。今も言いましたが、東日本大震災では東海第二原発は津波の影響を受けて様々な設備、機械が破損した被災原発です。しかし、2017年、平成29年11月24日に20年の運転延長申請を原子力規制委員会に提出した。今、新基準に適用させるために防潮堤の建設、発電機の追加、原子炉を冷やす海水を取り込む取り込み口の耐震化の実施、それから、テロ対策も含めて2023年10月が設置期限となっておりますが、テロ対策施設を合わせると3,500億円の巨額資金が必要です。 今年の2月28日、日本原子力発電株式会社の発表では、2022年12月までに対策工事を終えて再稼働する予定であったが、延びて2024年9月工事完了という形で延期しています。ですから、2024年9月工事が完了すれば再稼働に向けてかじを切ることがあります。そうすると、日本一古い老朽化した原発、被災原発が再稼働になれば私たちの避難計画、茨城県、千葉県が作った避難計画に合わせて私どもは何かあったときは大洗町の方々を受け入れなければならない、この準備は常に協定が絵に描いた餅にならないように、本当に最もリスクを抱えた原発であることには変わりありません。状況をきちんと受け止めなければならない。 今、東海第二原発を取り巻く状況は茨城県らの住民が日本原子力発電株式会社を相手取って運転の差止めを求めた訴訟で2021年3月18日、水戸地裁で運転差止めを命じる判決が言い渡された。この中で示されたことは、人格権侵害の具体的危険があるというふうに前田裁判長は述べています。運転差止めを命じる判決を言い渡した経緯があります。この判決の中で指摘された点、避難計画を実行し得る体制が整えられていると言うには程遠く、防災体制は極めて不十分で安全性に欠けている。人格権侵害の具体的危険があると指摘されております。 岸田首相は原発の再稼働及び新規増設を進めると発言しました。私は今述べたように避難計画が不十分であり、また、原発の灰の処分も確立していない状況から再稼働、新規増設に反対します。市長の考えをお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、お答えいたします。 先月、政府が東海第二発電所を含む原発の再稼働ということを、また、次世代型の原発の開発、建設を検討することを指示したことは報道等で承知しております。そのような中で、やはり電力の安定供給と脱炭素社会の実現というのは大変重要な課題でありますけれども、原発の再稼働は国のエネルギー政策の根幹であり、安全性の確保とやはり住民理解がしっかりと得られた上で行われるべきものであります。まずはやはり国が茨城県や周辺自治体、そして、地元住民に丁寧に説明を行っていかなければならないものというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 大分時間が迫っておりますので、インボイスについてお伺いします。 私の知人にインボイス制度について話すと、インボイス制度とは何ですかと逆に聞かれます。全く周知されていない。売上が1,000万円以下の消費税免税業者はインボイスの影響が一番大きくなるが、理解していない人が多い。この人たちに理解を求めるには大変なことです。ぜひこの人たちに説明できるようにお願いします。 免税業者がインボイス制度に登録すると事務量が大変になり、税理士に依頼しないとできないと言われています。また、登録しないと消費税分を値引きされる可能性があります。どちらにしてもマイナス面が大きいと思うが、当局の考えを教えてください。 ○議長(石田勝一君) 山崎税務課長。 ◎税務課長(山崎利男君) ただいまの御質問にお答えいたします。 議員御案内のとおり、インボイス制度の登録事業者となることにより消費税の課税事業者となりますので、税務上の手続や経理処理の変更など市内事業者への影響があるものと考えております。インボイス制度の導入に当たりましては、銚子税務署と連携の上、制度の周知に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君。 ◆2番(椎名勝英君) 私は時間が来ましたので、このインボイス制度を即時中止していただくということを訴えまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 椎名勝英君の一般質問を打ち切ります。 暫時休憩いたします。 △午後0時03分 休憩--------------------------------------- △午後1時00分 再開 ○議長(石田勝一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 続いて、田村明美君の登壇を求めます。 田村明美君。     〔16番田村明美君登壇〕 ◆16番(田村明美君) 日本共産党の田村明美です。事前に通告しました4項目について質問させていただきます。 1番目、匝瑳市民病院の施設建て替えについて、2番目、コロナ感染禍における災害時避難所の設置開設と福祉避難所の開設、避難誘導について、3番目、75歳以上後期高齢者の医療費本人負担2割化の実態について、4番目、旧匝瑳小学校施設の利活用と災害時一次避難所の設置について伺います。 第1の匝瑳市民病院の施設建て替えについてです。昨日、市議会全員協議会が開かれ、宮内市長より市民病院の建て替えは最優先に取り組むべき重要課題であるとの認識が示され、現在までの検討状況の説明がありました。私からは建て替えの検討状況を質問する予定でしたが、昨日伺いましたので、まず初めに竣工までの年次計画、建設候補地の選考状況について説明をしていただきたいと思います。 次に、平成29年11月に市民病院建替整備検討委員会から提出されました答申に示された附帯意見にのっとって、今後の医療状況、患者の利用状況、感染症への対応を踏まえて病床数の検討を行い、一般病床は60床、療養型の地域包括ケア病床は20床、合わせて80床としたいという説明を受けました。しかし、私は一般病床60床では少ないのではないかと考えています。これから20年ほどは市内人口が減ったとしても高齢者人口は多く、医療需要は多い。一方、個人の診療所数は減少傾向にあります。また、整形外科は患者人口が多いので、医師が増えれば手術などでの入院治療は増加します。老朽化し設備も古い現在の市民病院における入院患者数をそのまま参考にすべきではないと考えます。 さらに、市内近隣で全く不足している産婦人科については、行政努力で開設を目指さなければならないと考えます。一般病床最低でも70床、そして、4階建てにして、そのうちのワンフロアは診療科目の増設や感染症対応など転換ができる場所として余裕を持って造っておくべきではないかと考えます。人口は減るから病院も小さくてよいではなくて、よい病院があるから人がやってくるという発想を持ってまちづくりに生かしてはと思うのですが、宮内市長のお考えを伺います。 第2のコロナ感染防止の下での災害時避難所の設置と避難誘導について伺います。 台風シーズンであり、今年も9月25日に市内各地区で避難所開設訓練が行われる計画です。その実施計画では、訓練参加者の体温測定や体調の事前確認、マスクの着用で訓練時に感染することはないと思いますが、問題は自然災害真っただ中におけるコロナ等の感染防止対策です。災害対策本部を組織する市当局として特別に検討してきたこと、強化していることはどういったことがあるでしょうか。答弁をお願いいたします。 また、福祉避難所の開設、福祉避難所での避難者受入れの計画はどうなっているのでしょうか。答弁をお願いいたします。 第3の75歳以上の人、後期高齢者の医療費2割負担の新制度についてです。 令和3年6月、国会で医療制度改革関連法が可決され、75歳以上の全ての国民が加入する後期高齢者医療制度の改定で令和4年10月、今年の10月から令和5年3月までの間に一定所得のある被保険者の医療費負担が1割から2倍の2割に引き上げることとされてきました。そして、いよいよ今年10月から2割負担が始まります。その後3年間は激変緩和措置を取ることとしていますが、分かりやすく制度説明をしていただきたいと思います。そして、75歳以上の市民でこれまで1割負担だったが、この10月からは2割負担となる人の人数を報告ください。 第4の旧匝瑳小学校施設の利活用について伺います。 旧匝瑳小学校の校庭及び校舎の利活用についてです。利活用に向けた作業の進捗状況を説明ください。また、匝瑳地区の災害時一次避難所は旧匝瑳小学校校舎となっていますが、いざとなったときに掃除を始めることからしなければならないのではとの心配の声が上がっています。日常の施設管理については教育委員会が、また、一次避難所としての準備については総務課の所管と思いますが、それらのことはどう行われているのか、また、準備されているのかお答えください。 以上で登壇質問を終わります。自席にて再質問もしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の登壇質問が終わりました。 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、匝瑳市民病院の建て替えについてのお尋ねでございますが、建て替えにつきましては、昨日の全員協議会におきまして病院建替整備基本計画(案)の主な検討状況と建設候補地(案)の検討状況につきまして御報告をさせていただいたところであります。各議員の皆様から頂戴いたしました御意見等につきましては、これから十分検討させていただきたいと考えております。 建設候補地の選定につきましては、私からの指示の下に病院幹部職員と市長部局からは副市長と関係課長で構成する病院事業運営委員会で検討を行っております。御承知のように私が市民の皆様にお約束をいたしました6つのまちづくりビジョン、そして、7つの重点施策にも市民病院の建設を位置づけているところであります。今後、建設候補地を早期に選定いたしまして、建て替え整備に係る基本構想及び基本計画を取りまとめてまいりたいというふうに考えております。 次に、感染防止に最善を尽くす対策の検討についてのお尋ねでございますが、多くの市民の皆様が身を寄せる避難所は3密状態になりやすく、コロナ禍においては感染リスクが高まるため、感染防止対策に万全を期す必要があります。そのため、市では匝瑳市避難所運営マニュアルの別冊版として新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営方針を定め、本方針に沿って受付時の検温、消毒、健康チェックの実施や衛生管理の徹底、簡易テントを使用した避難スペースの確保など新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営を行うこととしております。 また、令和2年度からはコロナ禍での避難所開設を想定した避難所開設訓練を実施し、避難者の受入れ手順や誘導方法などの行動要領を実際に確認するなど、感染防止対策の徹底に努めているところであります。 次に、福祉避難所の開設と避難者の受入れの具体的な計画についてのお尋ねでございますが、本市では一般の避難所での生活が困難な高齢者や障害者等の要配慮者を受け入れる福祉避難所として、現在、高齢者施設10か所、障害者施設7か所、特別支援学校1か所の合計18か所の施設と協定を締結しております。地区別では、中央地区が4か所、豊栄地区、栄地区が各3か所、須賀地区、飯高地区、平和地区、椿海地区、野田地区が各1か所となるほか、市外にも3か所ございます。受入れ可能人数につきましては、コロナ禍の状況を踏まえ、一般の避難所を開設するタイミングで各施設へ確認することとしております。 なお、福祉避難所の開設に当たりましては、匝瑳市福祉避難所設置・運営マニュアルに基づき、一般の避難所へ避難された要配慮者から要請があった場合などは、その方の状況を確認させていただいた上で必要とする設備を有している施設に対して受入れを要請し、福祉避難所を開設することとなります。 次に、コロナ陽性患者及び発熱患者の避難受入れについてのお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染症自宅療養者の避難につきましては、原則として保健所が医療機関や宿泊療養施設等を避難先として確保することとされております。しかしながら、感染者数の増加により自宅で療養されている方が増加していることから、一般の避難所の開設に併せて保健所と市が連携して自宅療養者専用の避難所を開設することとしております。自宅療養者につきましては、保健所からの案内により、この専用避難所へ避難していただくことになります。また、発熱症状のある方につきましては、感染が疑われることから一般の避難所へ避難された場合は、発熱者等の専用スペースで経過観察等をさせていただくこととなります。 最後に、匝瑳地区の一次避難所設置についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のように、匝瑳地区につきましては、匝瑳市地域防災計画に基づき旧匝瑳小学校を一次避難所に指定しております。市といたしましては、引き続き旧匝瑳小学校を避難所として使用できるよう、利活用の検討を進める中で協議してまいります。また、避難所として使用する上での清掃等の管理につきましては、台風の接近など被害が発生するおそれがある場合、早期に避難所の開設準備に取りかかり、必要な清掃や衛生面の点検を行った上で避難所の開設を行ってまいります。 私からは以上でありますが、その他につきましては、教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、旧匝瑳小学校の利活用についてお答えいたします。 市の利活用方針計画の進捗状況についてのお尋ねでございますが、これにつきましては、昨日、林議員にお答えしたとおりでございます。また、旧匝瑳小学校の管理につきましては、校庭の除草作業は年2回実施しており、樹木の剪定についても業者へ作業を委託して対応しております。また、校内清掃については、選挙や防災訓練等の施設利用がある場合に職員が実施しているほか、月1回程度でございますが、職員が見回りを行い簡易的な清掃と換気を行っております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) 私からは、後期高齢者医療制度の医療費の本人負担についてお答えいたします。 本年10月1日から後期高齢者医療制度は課税所得28万円以上145万円未満で、かつ単身世帯の場合で年収200万円以上の方、複数世帯で合計320万円以上の世帯では医療費の窓口負担が2割となります。 なお、令和7年9月30日までの3年間につきましては、急激な窓口負担額の増加を抑えるため1割負担額を基準に月3,000円までの増額に抑える配慮措置が設けられております。 一例を挙げて申し上げますと、窓口負担が1割で月の合計額が7,000円の支払いがあった場合は、2割では1万4,000円の支払いとなりますが、配慮措置により月3,000円が負担上限となりますので、1万円の御負担となります。この場合、医療機関等窓口におきまして1万4,000円を一度お支払いすることとなりますが、後日、4,000円がお支払いした方の口座に償還されることとなります。また、制度上1か月の窓口負担額の上限は1万8,000円となります。したがいまして、配慮措置期間中は月3,000円の負担増加額となり、1か月の窓口負担上限額を超えない方については年間最大3万6,000円の負担が増加するものと見込んでおります。 また、市で2割となる方の人数を申しますと、現在把握しているところで855人になります。被保険者の13.2%であるというふうに確認しております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) それでは、私からは匝瑳市民病院の施設建て替えに係る御質問で、年次計画と新病院の病床数ということでお答えをさせていただきたいと思います。 まず、昨日の全員協議会のほうでも説明をさせていただいたところですけれども、建て替えの年次計画につきましてということで申し上げますと、現在の想定しているスケジュールの中では、令和5年度において用地取得を実施したいと。それは当然建設場所が決定してからということになりますけれども、令和5年度を用地取得に充てたいというふうに考えておりまして、その後、令和6年度以降、基本設計、実施設計を行いまして、令和7年度の終わりに工事に入り、令和9年度は10月頃ということで完了のスケジュールというふうにできればというふうに考えているところです。 あと、病床数についてですけれども、病床数につきましても昨日御説明させていただいたとおりなんですが、今後の医療需要の予測、また、直近の入院患者数の動向、そして、感染症への対応というその辺のところを踏まえまして、新病院の病床数については80床が適当ではないかというところで現在検討をしているところであります。 田村議員のほうからはこの80床ではちょっと少ないのではないかというふうな御意見をいただいたところですけれども、これもまた昨日の御説明と重複するんですが、新病院においてはできるだけ個室化を図りたいというふうに考えておりまして、個室化ということで病室がロスなく、無駄なく全部使えるようになりますので、そういったことからすると、今ある多床室と一緒になった80床ではなくて、仮に全部個室の80床でしたら、それこそ今のイメージでいうと、90床、100床近くあるようなイメージでの使用ができるのではないかと考えておりますので、この病床数で十分ではないかなというふうに現在考えているところです。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 順番に沿って再質問させていただきます。 ただいま病院事務局長から年次計画と、それから、病床数の説明がありました。年次計画についてはできるだけ速やかに行っていただくということを要望するものです。 それで、病床数で個室化というお話がありました。仮に当局の計画している一般病床80床、全部を個室にすることもあり得るということでの個室化方針なんですけれども、それで、私のほうから言ってしまいますが、昨日の説明では公立病院が差額ベッド料を付加できるのは全ベッドの30%が上限であると。ですから、仮に全床を個室にしたとしても全床が差額ベッド料を徴収するようなものとはならないという説明だったと思うんですね。それで、昨日の説明では、個室といってもデラックスな個室と一般的な個室ということで差をつけると。そのことによって差額ベッド料の違いあるいは差額ベッド料を徴収しないというようなことも考えられるという説明だったと思うんです。 そこで、今の時点での考え方の確認なんですけれども、いずれにしても差額ベッド料というのは、仮に30%までといったらば最高までつけるんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) そこはまだこれからの話になると思いますけれども、通常ですと、その30%というところまで差額が取れるということであれば、30%まで差額ベッドが取れる設備を整えた病室を整備するという方向になるのではないかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それで、厚生労働省が通知を出していると私は認識しているんですが、患者本人の要望ではなくて病院側の都合または治療のために必要だということのみで個室等に入らなければならないと。本人は希望していないということならばこの差額ベッド料は徴収できない、そういう通知が来ていると思いますが、どうですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 田村議員のおっしゃるとおりです。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) そうしますと、そのことは病院の方針としても掲げていただいて、明確にしていただければ格差をつけた個室化もよろしいのではないかというふうに考えるんですね。仮に入院患者さんが多い場合など、それから、治療の方針上個室、それから、トイレつきの個室でなければならないというようなことであっても、患者本人、家族は料金の関係もあってレベルの高いデラックスな個室を希望しないと。でも、そこに入る必要があるということについては差額ベッド料は徴収しないと、そういうこともあり得るんだということを明確にしていただきたいと思いますが。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 先ほど田村議員おっしゃったように、やはり病院側の、診療所の都合でそういうお部屋に入っていただくという場合には、当然個室料は取れない、現在も取っておりません。ですから、そこについてはきちんとそういう対応をしていくことは間違いありません。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それで、宮内市長に伺いたいんですけれども、この市内近隣で分娩施設を持った産婦人科医院が本当に不足していると。少子化というのも無理はない。私も女性ですから、お産をするときだけ必要なのが産婦人科ではなくて、定期検診もあれば、それから、日常的な健診で体が健康であることとか、また、不妊治療というふうなこととかあると思うんですね。産婦人科医というのが本当に不足していると思います。菊地病院事業管理者から産婦人科医の不足の実態というのが切々と前回語られましたが、行政の努力ということでいずれ市内で、市民病院だけとは言いませんが、市内で新たな産婦人科医院あるいは産婦人科病院を開設すると、そういう実現目標を市長として持っていただきたい、病院建て替えに当たって持っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、お答えします。 今、議員が述べられたように、前回ですか、菊地院長からもその医師ということの確保に対しては大変難しい状況があるということはお示しのとおりであります。そういった中にあって、しかしながらという中の議員の訴えも当然であると思いますので、そのようなことはしっかりと御意見として賜り、私自身もそのようなことを全国的に見てもどうなのか、また調査研究しながらそのようなことも考えていきたいというふうに考えています。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) そこで、登壇質問の中でも述べさせていただいたんですけれども、敷地面積が広ければいずれ必要な施設増設ということは可能だというのは分かりますけれども、ただ、建て替えに当たって、1階、2階、3階、4階というその階のワンフロアぐらいは余裕を持った、いろんな診療科目が増設できるような余裕を持った建設をすべきではないかと思うんですね。そのことも含めて産婦人科の不足ということで、いずれ産婦人科も開設できるスペース、そのぐらいの覚悟を持っていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 新病院の建物の中のそれぞれのいろいろな床室の数ですとか面積というのは、今後詰めていくものになると思います。ただ、今、田村議員おっしゃったようにこれからいろんなことに対応できるように余分に造ったほうがいいというのは、本当に病院側にとってはありがたい意見ではあるんですけれども、一方では無駄のないコンパクトなつくりにすべきというような、そういう御意見も頂戴するところですので、その辺のところはまた今後どの程度までそういういろんなことに対応できるフレキシブルなつくりにできるものなのかとか、そういったところで検討させていただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 初めの登壇で建設候補地の選考状況についてもお尋ねしました。宮内市長のほうからは建設候補地の検討を行っているという答弁だけだったんですけれども、昨日、私ども市議会議員全員に対して説明があったわけですから、昨日の病院事務局長からの口頭報告を踏まえた上での現在の建設候補地3か所に絞られているかと思うんですが、今議会でネット中継を見ていただいている方、また、傍聴されている方もおられるので、答弁として建設候補地について説明ください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) それでは、お答えいたします。 昨日御説明させていただいた現在検討中の建設候補地ということで、3か所現在絞って検討させていただいているということで御説明させていただきました。1か所目がそうさぬくもりの郷の隣接地、これは前回の検討の際にも候補地として挙げられていた場所です。2点目がそうさ記念公園の北側、3点目が八日市場駅の南側ということで、現在この3か所について検討を進めているということで昨日御説明をさせていただきました。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それ以上の詳細なことというのは難しいんでしょうか、答弁では。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) それ以上の検討状況ということで、ちょっと具体的に田村議員の何か求められていることがぱっと分からないんですけれども、選定要件ということで申し上げますと、それぞれの建設候補地につきまして大きく6つの視点から検討しています。1つは地域医療・患者・市民の利便性の視点、2つ目に地域医療連携の視点、3点目、まちづくりの視点、4点目、建築の視点、5点目、土地取得の視点、6点目、財政面での視点ということで大きくこの6項目、さらに細分化した中での検討を進めているところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 次に、第2の質問に移りたいと思います。 コロナ感染防止の下での災害時避難所ですけれども、3密を避けながらの避難所生活ということで、そのためにはということで簡易型避難用テント38台とか30台ですね。一番多いのが市民ふれあいセンターで38台、あとは各小学校区単位の防災用備蓄倉庫の中に30基というんですか、簡易テントが設置されたというか配備されたということなんですけれども、これは30基ずつということで何人の方が一次避難所ですね、収容される、できるというような計算で簡易テント30基ということになっているんでしょうか。大体で結構ですから、答弁ください。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 各避難所の簡易テントにどれくらい入れるかといいますと、1張りに2人ということで計算しております。これは均等に配置をしております。この計算ですけれども、令和元年度に大きな災害がありまして、その際に避難をされた方というものを参考にこの分を設置しております。ただ、その際は各避難所それぞれ避難者がばらばらではあったんですが、テントについては均等に設置のほうはさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 使わないというか、避難しなくてよければこしたことはないんですけれども、均等配置ということですと、1張りに2人入れる、3密を避けるための避難用テント、室内テントですね。そうすると、30張りというと60人、それに対してトイレが本当に少ないと思うんですね。1つの避難所で既に設置されているのが1つか2つと。ですから、2つか3つぐらいのトイレの設置になるんじゃないかと思うんですが、トイレというのが一番困るように思うんですが、増設というのか、増配備ということは考えられないんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 この組み立て式トイレにつきましては、実際電気等が使えなくなった場合に、施設のトイレが使えなくなった、そういったときに利用していただくというのが原則だと思います。ただ、実際電気等が使えなくなった場合に簡易トイレが必要となるということで、確かに議員おっしゃるように不足する可能性もあるとは考えております。そういったことから、これは今後またこの計画を見直す中で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それから、換気が一番問題だと思うんですね。コロナ感染という心配がないときは換気ということは考えなくてもよかったと思うんですけれども、強風、台風といったときでも避難ということが一番想定されるわけですが、そのときの換気というのはどのように考えていますか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えいたします。 確かに災害、台風等窓が開けられずということも考えられます。そういった場合には、できる範囲での換気、また、扇風機、そういったものも活用しまして換気のほうはしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) とにかく少しずつ窓などを開けておくと。あとは扇風機を細かく台数そろえて回すということが必要なんじゃないかと思うんですが、扇風機は購入配備されていない状況があります。扇風機の購入ということを求めたいんですが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 扇風機については本庁のほうには配備等しておりまして、そういったものを有効に活用したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 次に、福祉避難所です。 それで、福祉避難所の開設ということは空き教室を福祉避難所とするわけではなくて、既にある高齢者介護施設、障害者施設等を活用する、福祉避難所として受け入れていただくということになると思うんですが、細かい受入れ体制の計画というのはできているんですか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 この受入れの取扱い、計画につきましては、匝瑳市福祉避難所設置・運営マニュアル、こちらに基づきまして運営を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 受け入れていただく施設のほうは、その設置・運営マニュアルをよく理解していただいて、電話一本あったらばそのことができるという体制になっているんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 福祉避難所の運営につきましては、基本的に福祉避難所の確保に関する協定書、こちらをそれぞれの施設と結んでおりまして、運営をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私もちょっと心配になって、実際に足が不自由な障害者でいろいろ御意見を持っている方の御意見を聴きました。そこで言われたのが、それぞれの施設に対してどういった設備、それから、部屋などの余裕、スペースですね、それから、スタッフの体制、災害時の万が一というときですが、取れるのかというアンケート調査を行っていただいて、それにのっとって何が可能か市として明らかにすべきではないかと。不可能なことをお願いだけしておいてもしようがないわけで、そういった調査は既になされたんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの田村議員の御質問にお答えいたします。 ただいま御提案のありましたアンケート調査、過去のアンケート調査につきましては、ただいま申し訳ございませんが、確認はできておりません。このアンケート調査はどういったことの支援体制が必要になるか、その辺からでも必要と考えますので、このアンケート調査につきましては、今後の検討とさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 福祉避難所については協定を結んだだけであまり進んでいないという感じなんですけれども、体が不自由な高齢者や障害者、本当に体が不自由で動きづらいというような方ですね。そういった方が在宅で療養生活をしていて、土砂崩れの危険性とか台風による屋根の心配とか、そういった危険性を感じて直接福祉避難所に連絡を取って避難するということは可能なんですか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの田村議員の御質問にお答えいたします。 原則としましては、まず一般の避難所に避難をして、その後、一般の避難所での滞在が困難である場合に福祉避難所へ移送するというのが原則でございます。匝瑳市福祉避難所設置・運営マニュアルにおきましては、直接避難してきた者の対応といたしまして、福祉避難所への受入れ要請なしに直接福祉避難所へ避難してきた者を協定締結施設の判断により受け入れたときは、市災害対策本部は当該避難者が一般の避難所での生活に支障があると認め受け入れたものとみなす、そういった旨が定められております。このようなことからも、施設側で受入れを認めた場合は直接の受入れは可能であると考えられます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。
    ◆16番(田村明美君) それから、原則的なことは、一般避難所で対策本部等のスタッフの方がこの方は福祉避難所が適切だろうと判断した場合に連絡を取ってというのが原則だということなんですが、その場合に避難誘導、送っていくということはどう想定しているんですか。誰がどのような車等で送っていくことになるんですか。 ○議長(石田勝一君) 菊間福祉課長。 ◎福祉課長(菊間和彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。 福祉避難所への移送につきましては、自力での移動が可能か確認し、難しい場合は社会福祉協議会と協力して関係機関等に対し、移送支援を働きかけることになっております。また、福祉避難所となる施設との協力によりまして、移送手段の確保に努めるものとされております。いずれの場合におきましても、本人の健康状態や特性等を考慮した上で移送の検討を行うということになります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) まだまだ机上の論理になっているということがよく分かりました。今のところこの何年間かそういった事態が発生していない、幸いであるということなんですが、これから気候変動、気候危機とも言われていますので、ぜひ具体化していただいて、避難誘導なんかも速やかにやれるようにお願いしたいと思います。 次の第3番目の後期高齢者医療費なんですが、激変緩和措置は外来診療の保険医療分に限られるんですか。 ○議長(石田勝一君) 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) それでは、ただいまの田村議員の御質問にお答えいたします。 今回の対象といたしましては、外来診療が対象となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) そうすると、入院した場合の2割負担の方はどうなるんですか。 ○議長(石田勝一君) 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 入院のほうにつきましては、そもそも上限金額等も設定してございまして、一旦入院、後期高齢の方、75歳以上の方が入院となりますと長期となりますので、現在指定してあります入院等についての上限額いっぱいまでなってしまうかというふうに見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それで、75歳以上の人が複数いる世帯、夫婦だけとは限りませんね。兄弟とか親戚とかもあると思いますが、その家族で住民税課税所得が28万円以上の人が1人だけいれば、その家族の合算所得が年間320万円以上となった場合は75歳以上全員が2割負担になるんですよね。 ○議長(石田勝一君) 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 田村議員お見込みのとおり、課税所得28万円以上でかつ複数世帯で320万円以上の場合、また、これにつきましては、320万円以上になるんですけれども、計算方式のほうがございまして、対象者のほうから人数等によります計算になりますので、該当になる場合とならない場合がございますので、これにつきましてはちょっと個々の場合になろうかというふうになろうかと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 関係するので高額療養費制度についてちょっとお尋ねしたいんですが、高額療養費制度はいろいろな案内を見ると70歳以上同一世帯の場合の高額療養費のランクが決まっているわけなんですけれども、同一の医療保険でなければならないと思うんですが、75歳以上は後期高齢者医療制度、74歳以下は国民健康保険ですよね。そうすると、70歳から74歳までの家族と75歳以上の家族は高額療養費制度を世帯合算できるんですか、できませんか。 ○議長(石田勝一君) 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) ただいまの御質問にお答えいたします。 まず、そもそも国民健康保険の場合と後期高齢の場合で区分されておりますので、その中でも後期高齢についてお答えさせていただきますと、まず自己負担限度額、これにつきましては個人のほうの適用後に外来、入院の世帯単位のほうに適用するという形になっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私はパンフレットなんかをちょっと見ていましてよく分からなかったのが、70歳以上の場合の高額療養費のランク別というのが一緒なんですよね、75歳以上も。だけれども、後期高齢者医療制度と国民健康保険は違うから、やっぱりそうすると、高額療養費制度で1世帯の合算で高額部分は返ってくるよというのが使えるのは、75歳以上の人だけということですか、75歳以上についていえば。70歳以上の人は同一家族であっても駄目なんですよね。医療保険が違うから。 ○議長(石田勝一君) 暫時休憩いたします。 △午後1時52分 休憩--------------------------------------- △午後1時54分 再開 ○議長(石田勝一君) 再開いたします。 林市民課長。 ◎市民課長(林鉄也君) ただいまの御質問につきましては、国民健康保険医療の関係と後期高齢者医療制度のほうの関係がございますので、調べまして御回答させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 分かりました。よろしくお願いします。 最後の旧匝瑳小学校施設の利活用なんですが、答弁では昨日の一般質問で答えていただいたということで私も拝聴はしていたんですけれども、土地の問題が整理されていないので、利活用計画はストップしているという実態なんですよね。土地の所有権について市側と今は教育委員会だと思いますが、教育委員会と民間の所有者とで主張の違いがあるんですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの土地の問題についての御質問ですが、残っている土地につきましては、平成30年に立ち会い調査をしたときに民有地があることが分かりまして、令和2年にその半分、その土地は2人で共有していたんですが、その半分を匝瑳市で買い取ることができました。残り半分につきましては、所有者が死亡されてしまいましたので、相続について今、相続人について確認をしながら進めているところでございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) それはどのぐらい時間がかかりそうですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 今の状態で方法としては2つありまして、1つは半分匝瑳市の土地になっていますので、そのまま利活用を進めていくという方法、その場合は大分制限がかかりますが、その方法が1つ。もう一つにつきましては、残った土地を管財人を立てまして裁判所に申し立てて取得するとなると、1年以上はかかるということになっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 速やかな手続をお願いしたいと思います。土地の問題のほかに校舎施設があるわけですね。校舎施設の利活用ということが中心になるかと思うんですけれども、企業を対象に公募するということになるんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 先ほど述べましたその土地の中に松山神社から借用している土地があります。その賃貸借契約の中で企業じゃなくて公的に使ってほしいという要望がありましたので、今現在はそのような対応をしておるところでございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私としては松山神社さんがそのような要望をされているのは感謝したいような気持ちなんですけれども、いずれ土地のことは解決できるということだと思うので、利活用をどうしていくのかということを進めていただきたいと思うんですね。まず初めに、地元住民、また、匝瑳市内、市民の方に対してどういった利活用がよいかと。斬新な意見も含めて提案していただくような、そういう公募をしていただけないかと思うんですが、それで教育委員会の所有物のままではそれはできにくいわけですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 議員のおっしゃるとおりでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) ということは、土地の問題が解決しないとできないということなんですか。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) 先ほど2つの方法を述べましたが、市の方針が決定次第、土地の整理等に進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 財政課なのか企画課なのか分かりませんが、いずれ土地の問題は解決できるということははっきりしているわけで、市民に対して利活用の提案をしていただくというのはできそうな気がするんですが、やってはならないことなんですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形企画課長。 ◎企画課長(鎌形健君) ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきますが、土地の問題が今調整中ということでございます。また、地元の地権者の方からもお話を伺っているというような状態でございますので、実際には匝瑳市跡地等利活用検討会議のほうで検討することになると思いますけれども、まだ不安定な状態で市民に対して御意見を募集するというのは、市としてはできないというふうに思っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 守りの慎重さは分かるんですけれども、市としての公共施設の活用の検討委員会というところの方針に沿ってとか何とかということでやろうとしているからだと思うんですが、もっと可能性があることは積極的に進めていただきたいと思うんですね。市民の方だって例えば1か月間の期間を区切って提案してくださいといっても、そうそうは難しいわけで、やっぱり半年あるいは1年間かけても様々な提案をいただきたいというぐらいのことがあってもいいと思うんですが、そういう斬新なことはできないんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形企画課長。 ◎企画課長(鎌形健君) ただいまの田村議員の御質問にお答えします。 市といたしましては、先ほど企業誘致の話もございましたけれども、様々な点で市あるいは地元地域の活性化のために活用したいというふうに考えております。もしアイデアあるいは提案等ございましたら、それについて拒むものではございませんので、お聞かせ願いたいと思います。ただし、市として公募してこういう対応をしますということはまだ不安定な状態でございますので、それは市としてはまだできないということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 以前に土地の問題が残っているということが分からない時点では企業に対して公募したわけですよね。企業誘致的な発想が強かったと思います。賃貸借契約をしている松山神社さんのほうでは地元とか公共的な活用を願っているということですので、そのことを無視して企業誘致ということに先走らないですよね。 ○議長(石田勝一君) 時間ですよ。急いで。 鎌形企画課長。 ◎企画課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 様々な可能性について土地の問題の整理がつきましたら、いろんな角度から検討会議のほうで検討したいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) よろしいですね。 田村明美君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 9月20日火曜日は総合調整のため休会とし、9月21日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後2時04分 散会...