匝瑳市議会 > 2022-03-17 >
03月17日-03号

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  1. 匝瑳市議会 2022-03-17
    03月17日-03号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 4年  3月 定例会          匝瑳市議会令和4年3月定例会議事日程(第14日)                      3月17日(木曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問   7番 林 明敏君   3番 都祭広一君  10番 武田光由君3 散会---------------------------------------出席議員(17名)     議長  石田勝一君       副議長  椿 日出男君     1番  内山隼人君        2番  椎名勝英君     3番  都祭広一君        4番  増田正義君     6番  平山政利君        7番  林 明敏君     8番  山崎 等君        9番  行木光一君(早退)    10番  武田光由君       11番  小川博之君    12番  石田加代君       13番  浅野勝義君    14番  栗田剛一君       15番  佐藤 悟君    16番  田村明美君       18番  欠員---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    次長          江波戸英樹 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子 書記          渡辺 浩---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          宮内康幸君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大木恒一君 企画課長        林 雅之君   総務課長        布施昌英君 財政課長        大川純一君   環境生活課長      鎌形 健君 健康管理課長      小川 豊君   産業振興課長      武田英樹君 都市整備課長      渡邉保行君   建設課長        佐藤雅一君 福祉課長        畔蒜稔行君   高齢者支援課長     篠塚智子君 市民病院事務局長    太田和広君   教育委員会教育長    二村好美君 教育委員会学校教育課長 矢澤敏和君   教育委員会生涯学習課長 林 鉄也君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日ただいまの出席議員数は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより去る3月9日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、日程に従いまして、これより一般質問を行います。 ここで申し上げます。本定例会の一般質問については、議会運営委員会に諮問・協議の結果、通告のあった5名の方々を2日間の範囲として、本日3名、3月18日に2名とすることといたしました。よって、本日の日程は、そのように取り計らうことにいたしたいと思います。 この際申し上げます。一般質問については、重複する事項は避け、円滑に議事を終了することができますよう御協力をお願いいたします。また、執行部の答弁も直截簡明に行うよう要望いたします。 一般質問の発言時間については、議会運営委員会において答弁時間を含めて60分と時間的制限を申し合わせましたので、御協力をお願いいたします。 それでは、通告により、順次質問を許します。 最初に、林明敏君の登壇を求めます。 林明敏君。     〔7番林 明敏君登壇〕 ◆7番(林明敏君) 皆さん、おはようございます。市民クラブの林明敏です。 一般質問をお許しいただきありがとうございます。傍聴においでの皆様、また、ネット中継を御覧の皆様、お忙しい中誠にありがとうございます。 宮内市長におかれましては、今回の市長選に1万156票という多くの市民の皆様の熱い支持を得て、御当選おめでとうございます。これからが本番です。「ともに創ろう明日の匝瑳」を合い言葉に、市民の声を自身の力に変えて、粉骨砕身の覚悟で頑張ってください。 また、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々に心からの哀悼とともに、闘病中の皆様にお見舞い申し上げます。新型コロナウイルスの感染で医療機関の負担が重くなっています。医療従事者をはじめ、社会インフラを支えている方々に心より感謝申し上げます。この国難とも言えるコロナが早く終息することを願うものです。 そして、深夜にまた東北地方で地震がありました。大変心配になります。東日本大震災から11年となります。お亡くなりになった方々の御冥福とさらなる復興をお祈り申し上げます。いつこのような災害が起きてもおかしくありません。市としては万全の備えをしておかねばなりません。よろしくお願いいたします。 それでは、市民の声を市政へと、喫緊の市の重要な6分野8項目について質問させていただきます。明快な御答弁をお願いいたします。 初めに、福祉分野から買物弱者について。歩いて行ける店舗が次々と閉店して、高齢者が日常生活に必要な買物に困っているが、市としての対策をお尋ねします。 次に、市民の足の確保について。通院等での交通手段のない方への対策についてお尋ねします。 次に、パークゴルフそうさの運営状況についてお尋ねします。令和2年10月開業から1年が過ぎましたが、私が平成30年6月、一般質問の中で、計画利用客は2万8,245人、収入は約1,000万円、年間管理運営費は約2,100万円と回答をいただいておりますが、現在の実績についてお答えください。 次に、通学路の安全点検について。八街市で通学途中に悲惨な事故がありました。匝瑳市では安全点検を行ったとお聞きしますが、その状況とその後の対応についてお尋ねします。 次に、空き家対策について。老朽化した危険な空き家が市内に見受けられますが、その対策についてお尋ねします。 次に、公共事業を困難にする土地、また放置された、荒れた樹木の所有者不明土地の管理について、市の対策についてお尋ねします。 次に、太陽光発電施設が豪雨などで崩壊したという報道がされています。また、今後は電力買取り期間終了後の発電システムの放置や不法投棄も考えられますが、その対応についてお尋ねします。 次に、市で条例が制定されましたが、施行前の再生土埋立地の状況、または造成等の申請の状況についてお尋ねします。 次に、ゼロカーボンシティを目指す上で現在の匝瑳市の温室効果ガスの排出量の状況についてお尋ねします。 次に、食料について質問させていただきます。匝瑳市では、地産地消・食の安全と自給率向上都市宣言を平成18年6月2日にしております。内容を申し上げますと、匝瑳市農業の活性化のために、地場産農畜産物を市民に消費してもらうことが重要であり、生産者は新鮮で安全・安心かつ消費者ニーズに応えた農畜産物の供給により、消費の拡大を図る必要があります。本市においては、生産者と消費者の信頼関係をつくり上げるため、農薬や化学肥料、抗生物質などの使用を抑えた、より安全な農畜産物の生産を推進します。 農業関係団体の連携による生産者と消費者の交流イベントや学校給食での地元食材の利用の推進など、これらの取組を活性化し、地産地消の実践が自給率の向上につながるとの認識の下、ここに地産地消・食の安全と自給率向上都市を宣言しますと述べられています。 これを前提に、食に関する質問を3点させていただきます。 1として、匝瑳市で生産されたものがどれだけ消費されているか分かる地産地消率、2として、匝瑳市の生産力を示す指数として食料自給率、3として、世界でも環境に優しい、健康によいとされ、有機農業が広まっていますが、匝瑳市としての取組についてお尋ねします。 次に、匝瑳市の農業振興地域の状況について、指定の状況についてお尋ねします。 次に、海岸地区の観光振興に重要な望洋荘跡地利用の状況についてお尋ねします。 次に、3回目のコロナワクチン接種状況について、また、接種のときに問題がなかったかお尋ねします。 次に、新型コロナウイルス感染者在宅療養者対策について。また、濃厚接触者対策についてもお尋ねします。 最後に、コロナウイルス感染症による病院経営の影響についてもお尋ねします。 以上で、私の登壇質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君の登壇質問が終わりました。 林明敏君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、ただいまの林議員の質問にお答えさせていただきます。 初めに、買物弱者対策についてのお尋ねでございますが、市では介護保険制度において、訪問介護ヘルパーによる買物代行や独り暮らし高齢者等への配食サービスを行っております。また、令和3年10月14日に株式会社カスミと締結いたしました包括連携協力に関する協定に基づき、昨年11月15日から高齢者等の買物支援として、移動スーパーが開始されております。この事業によりまして、高齢者の方等が地域の身近な場所で買物ができることとなり、現在、多くの方々に御利用いただいていると伺っております。 このほか、匝瑳市社会福祉協議会へ委託をしております生活支援体制整備事業では、宅配サービスなど在宅高齢者の日常生活に役立つ情報をまとめたシニアの安心生活ガイドを作成し配布しております。また、同協議会では、生活支援サービスとして、買物など日常生活での困り事を住民同士で助け合う有償型のちょこっとサービスを令和3年4月1日から開始しております。 市といたしましては、今後とも匝瑳市高齢者福祉計画介護保険事業計画に基づき、買物支援等、地域における高齢者の皆様の生活支援に取り組んでまいります。 次に、市民の交通手段の確保についてのお尋ねでございますが、現在、匝瑳市地域公共交通活性化協議会におきまして、持続可能な公共交通ネットワークの整備に係る匝瑳市地域公共交通利便増進実施計画の策定に向けて協議をいただいているところであります。 具体的には、現行6路線の循環バスを5路線に再編し、その補完対策として、デマンド型交通を導入する計画であります。また、市内循環バスの再編とデマンド型交通の導入に加えて、高齢者に対しましては、引き続き、地域交通利用料助成事業、いわゆるタクシー券の助成も継続して行うといった3つの形態により、市内公共交通網を構築していく内容で協議されております。 なお、市では今月22日開催の匝瑳市地域公共交通活性化協議会での当該計画策定協議の結果を受けて、今後、国・県及び各関係機関等と調整を行う予定であります。 次に、太陽光発電施設についてのお尋ねでございますが、平成24年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取り制度、いわゆるFIT制度が導入されて以降、全国的に太陽光発電事業に着手する事業者が増えております。太陽光発電事業は、他の再生エネルギーに比べ、新規に参入しやすい面がある一方で、事業主体の変更などが行われやすいことや太陽光パネルに有害物質も含まれていることから、事業の終了後に設備が放置される不法投棄が懸念されております。 国では、廃棄される太陽光発電設備が事業者の責任の下、適正に処理される必要があることから、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づき、事業計画の認定や申請を行う10キロワット以上の太陽光発電事業者及び買取り義務を持つ電気事業者を対象とした廃棄等費用の積立制度を本年7月から開始すると伺っております。 本市といたしましては、新たに開始される積立制度の効果について、今後注視してまいりたいと考えております。 次に、二酸化炭素排出量についてのお尋ねでございますが、本市では、第2次匝瑳市地球温暖化防止実行計画に基づき、市の事務事業から発生する温室効果ガスの排出量の削減に取り組んでおります。本計画では、平成27年度を基準年度として、令和2年度までに温室効果ガスの排出量を4%削減することを目標にした結果、7%の削減となったところであります。 今後は、市が実施する事務事業から排出される温室効果ガスの削減に引き続き取り組むとともに、匝瑳市全体の温室効果ガスの削減を図るため、匝瑳市地球温暖化防止実行計画(区域施策編)の策定を予定しており、コロナ禍で匝瑳市全体の温室効果ガス排出量の削減について検討してまいります。 次に、有機農業に係る市の取組についてのお尋ねでございますが、近年、国内の有機農業につきましては、環境問題への配慮や安全・安心な農産物への関心の高まりから、有機農業に取り組む栽培面積の割合は増加傾向にあります。国は有機農業の取組を拡大させるため、2050年には耕地面積に占める有機農業の取組面積を25%相当の100万ヘクタールに拡大することを目標としたみどりの食料システム戦略を昨年5月に策定いたしました。 現在、本市における有機農業の取組といたしましては、有機栽培の作付面積に応じた交付金制度としての環境保全型農業直接支払交付金のほか、有機農業を実践するために必要な機械、施設等の導入費用に対する助成としての環境にやさしい農業推進事業を活用して、生産農家への支援を行っているところであります。 次に、のさか望洋荘跡地についてのお尋ねでございますが、のさか望洋荘跡地の利用につきましては、民間活力の導入を図ることとして、令和2年11月に市ホームページ等で公募を行い、令和3年1月に株式会社富士テクニカルコーポレーション優先交渉権者に選定したところであります。なお、現在、優先交渉権者におきましては、事業化に向けた調整が進められているところであります。 最後に、新型コロナウイルス対策についてのお尋ねでございますが、初めにワクチンの接種状況といたしまして、3回目のワクチン接種は初回接種が完了した18歳以上の方を対象に、初回接種完了から8か月後の接種予定を2か月前倒しして6か月で接種が行えるよう、旭匝瑳医師会等と調整を行いました。なお、対象となる方には通知文書と接種券を3回目の接種の時期に合わせて郵送し、予約受付の御案内をしております。 接種の経過といたしましては、医療従事者は令和3年12月から、また65歳以上の方には令和4年2月2日から開始したところであります。このほか、64歳以下の方につきましては、2月21日から予約の受付を行っております。なお、エッセンシャルワーカーや妊娠中の方につきましては、優先して予約を受付しており、3月7日から接種を開始いたしました。 3回目のワクチン接種の状況といたしましては、令和4年3月7日現在、接種者数が1万1,352人、接種率は32.9%であり、現在のところ、接種を希望される方に対しましては、順調に接種を実施されております。 次に、在宅療養者についてのお尋ねでございますが、市では新型コロナウイルスに感染し、自宅において療養をされている方及びその家族で濃厚接触者となり自宅待機をされている方で、親族等からの支援を受けることが困難な方に対し、生活支援物資の支給、療養に必要な薬の受け取りや配達の支援を行っております。 生活支援物資につきましては、感染された方が自宅療養をされている場合には、千葉県からの希望者への支給される配食サービスを受けるまでの3日間分の食料や経口補水液等の水分、紙コップや紙皿、割り箸などを支給しております。 また、濃厚接触者となった方に対しましては、7日間分の食料等に加え、感染防止対策としての手指消毒液を支給しています。 なお、生活支援物資の配達時には安否確認を兼ねた電話連絡を行い、あわせて、体調の確認を行っております。 私からは以上でありますが、そのほかにつきましては、教育長及び担当課長、事務局長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは通学路の安全点検についてお答えさせていただきます。 本市では、匝瑳市交通安全プログラムに基づいた通学路合同点検を警察署や学校管理職、区長会代表者、PTA代表者、そして道路管理者である海匝土木事務所及び市建設課のほか、市環境生活課、市教育委員会により、毎年8月以降に通学路合同点検を実施し、対策箇所の検討・改善に努めてまいりました。 御承知のように、本年度は昨年6月に八街市で起きた下校中の児童5人が死傷する悲惨な事故を受けまして、7月12日と16日の両日に緊急の通学路一斉点検を実施したところでございます。 さらに、この緊急一斉点検の結果を踏まえて、8月5日に通学路安全推進会議を開催し、要望のあった対策箇所について、横断歩道等の塗り直しや速度規制、ガードレール等の設置、グリーンベルト塗装などが検討され、市や県土木事務所といった道路管理者及び匝瑳警察署並びに市教育委員会として直ちに改善できる部分から対策を講じております。 本年3月15日現在の進捗状況としましては、要対策箇所26か所のうち完了したのは16か所で、残りの10か所は部分的な対策は実施したものの、今後継続して対策するもの、あるいは認可手続等を要するものとなっております。 いずれにいたしましても、児童生徒の安全確保を最優先に考え、今後も関係機関との連携を密に図りながら、交通安全対策の推進に努めてまいります。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) 私からはパークゴルフそうさの運営状況についてお答えさせていただきます。 初めに、令和3年度の利用状況といたしましては、令和4年2月末現在で延べ利用者数は1万699人、使用料収入では約216万5,000円でございます。 また、1日当たりの平均利用者数は約35人、一月当たりの使用料収入では約20万円ですので、3月末の見込みといたしましては、延べ利用者数で約1万1,700人、使用料収入では約236万5,000円の見込みでございます。 なお、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症によります緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置がございましたので、この期間の利用者が減少している状況でございます。 次に、年間の維持管理費についてでございますが、施設整備保守管理委託料、光熱水費のほか、植栽及び芝維持管理業務の委託料などの経常経費のほか、臨時的経費では、備品としての散水用のホース等の購入、サイクルラックの設置工事などで本年2月末現在では約1,858万円を執行しており、3月末では約1,900万円の支出を見込んでおります。 また、人件費といたしましては、4名の会計年度任用職員の給与、手当などを合わせまして、3月末で約1,141万円となり、維持管理経費全体といたしますと、約3,041万円を見込んでおります。 生涯学習課といたしましては、これまでのパークゴルフ場利用者数につきましては、コロナ禍による影響は大きいものと考えておりますが、今後の状況等を勘案しながら、各種大会を開催し、利用者増による歳入確保に努めるとともに、あわせまして、業務委託内容の見直しによる経費削減についても取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 渡邉都市整備課長。 ◎都市整備課長(渡邉保行君) 私からは空き家対策についてと所有者不明土地対策についてお答えさせていただきます。 初めに、議員御指摘の老朽化した危険な空き家の対策につきましては、平成29年度に行った外観調査による結果を基に、状況の悪いものから順次、所有者等調査を行い、情報提供や助言による通知を行っております。 現在までに延べ257件の通知の郵送や電話等による助言を行ってきた結果、解体されたものが39件、その他、敷地内の草木の伐採など改善されたものは34件でございます。 なお、現在も職員が現地調査を行い、現状の把握、戸籍調査等による所有者等の特定調査も継続して行っており、引き続き、空き家等の適正な管理に取り組んでまいります。 次に、所有者不明土地対策についてのお尋ねでございますが、公共事業を困難にする土地または放置された荒れた樹木の所有者不明土地の管理に係る市の対策につきましては、現在、関係各課と協力して、管理者等に対しまして適正管理をお願いしているところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは再生土対策についてお答えいたします。 本市の再生土対策につきましては、令和元年6月に再生土による埋立てを禁止した匝瑳市土地の埋立て等及び土砂等の規制に関する条例を施行しております。本条例施行後に許可された埋立ては1件であり、条例違反となる再生土を使用した埋立ては現在のところ発生しておりません。 また、本条例施行前に行われた小高地区の再生土等による埋立てにつきましては、平成30年6月に千葉県から事業者に対し、千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例に基づく全量撤去の勧告が行われており、現在も指導が継続されております。 続きまして、市民の交通手段の確保について、市長答弁に補足させていただきます。 本年度に策定予定の匝瑳市地域公共交通利便増進実施計画では、利用者の範囲、利用のしやすさ、分かりやすさ、利用者の負担額、交通事業者への影響、初期投資、運行経費及び財政負担の観点から検討した結果、市内循環バス、デマンド型交通地域交通利用料助成事業の3形態による市内公共交通網を構築していくこととされております。 また、新たな交通手段となるデマンド型交通の現時点で協議されている運用形態概要でございますが、運行エリアにつきましては市内全域とし、さらにデマンド型交通の利用効率を高めるため、市内を北部エリアと南部エリアに分け、各エリア1台で運行する内容となっております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 私からは匝瑳市の地産地消率について、食料自給率について及び土地利用に係る農業振興地域についてお答えさせていただきます。 初めに、匝瑳市の地産地消率についてでございますが、御承知のように、地産地消とは地域で生産された農林水産物をその地域内で消費することでありまして、地産地消率はその割合ということになりますが、この場合、市外や国外の産品も考慮する必要があるため、現在、国及び県におきましても、市町村別での地産地消率は算出されておりません。 また、国・県で公表されている統計データからも試算することが困難なことから、本市の地産地消率につきましては正確に把握できない状況でございます。 次に、匝瑳市の食料自給率についてでございますが、食料自給率は供給されている食料を自給している割合であり、国内で流通している全ての食料が対象となります。本市の食料自給率となりますと、市内全体に供給された食料に占める本市で生産した食料の割合ということになりますので、ただいま申し上げました地産地消率と同様、現在公表されている統計データからは算出が困難なことから、把握ができない状況でございます。 なお、参考までに農林水産省が公表する都道府県別の食料自給率では、千葉県の食料自給率は令和元年度の概算値で生産額ベースで59%であります。 次に、匝瑳市の農業振興地域の状況についてでございますが、本市では匝瑳市農業振興地域整備計画に基づき、おおむね10年以上にわたり農業上の利用を図るべき土地として、農用地区域を設定しております。現在の農業振興地域整備計画は、平成22年に県において、八日市場農業振興地域野栄農業振興地域を統合し、匝瑳農業振興地域に変更され、平成23年2月に策定したものであります。 当時の農業振興地域の面積でありますが、田が3,354ヘクタール、畑が1,478ヘクタール、農業用施設用地が67ヘクタールで、総面積は4,899ヘクタールでございました。その後、毎年5月、11月を申請期間として、農用地区域からの除外や農業用施設用地への軽微変更が行われ、直近の面積といたしましては、令和4年2月末現在で田が3,349ヘクタール、畑が1,470ヘクタール、農業用施設用地が74ヘクタールであり、総面積は6ヘクタール減少し、4,893ヘクタールであります。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは新型コロナウイルスの市民病院経営への影響についてお答えいたします。 市民病院では、新型コロナウイルスの影響により患者数が減少しており、それに伴い医業収益も減少しております。令和2年度はコロナの影響を受けていましたので、平年との比較として、令和元年度と令和3年度の比較で申し上げますと、4月から1月までの10か月間の比較で、入院患者数については2,613人の減、1日平均では8.6人の減、外来患者数については6,337人の減、1日平均では43人の減となっています。 令和2年の2月頃からコロナの影響が見られ、既に2年を経過していますが、医療現場の感覚としては、まだまだ感染を恐れて来院を控える方もいらっしゃるようです。また、病院としても、待合室やロビーが密になることを避けるために、薬の処方期間を通常よりも長くして通院回数を減らす調整を行っておりますので、外来患者数が減少する要因になっております。 入院患者については、コロナ患者の入院の受入れを行っていることでスタッフが不足し、一般の入院患者を若干制限せざるを得ない事情があり、入院患者数の減少につながっています。患者数の減少により、令和元年度との比較で、入院収益は4,349万5,000円の減収、外来収益は2,859万9,000円の減収、合計では7,209万4,000円の減収となっています。 しかしながら、コロナに対応するために発熱外来を通年で開設していることや、コロナ入院患者の受入れを行うことにより、国・県、市からの補助を受けることができておりまして、収益全体では1,777万5,000円ほどの増収となっていますので、コロナの影響を受けてはいるものの、何とか平年どおりの経営ができている状況です。 以上です。
    ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) それでは、買物弱者の関係なんですが、移動スーパーが回ってきてくれているんですが、場所場所によって、来ないところもあると思うんですけれども、これはどのような関係で来ないとかあるんでしょうか。その辺をちょっとお尋ねしたいんですが。 ○議長(石田勝一君) 篠塚高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(篠塚智子君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。 移動スーパーの開始に当たりましては、高齢者福祉施策として、匝瑳市社会福祉協議会へ相談し、各地区社会福祉協議会の意見を取りまとめて、カスミと調整した経緯がございます。また、区長会へも御説明をさせていただいております。販売場所の追加や変更等の要望がございましたら、地区で取りまとめた意見をカスミに伝え、その後、カスミにおいて検証を行い、販売場所の調整を行うことは可能と伺っております。 今後の対応につきましては、匝瑳市社会福祉協議会と調整してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) それじゃ、うちのほうの地区、ちょっと回ってこないで困っているもので、それについてはそういう形でお願いしたいので、よろしくお願いします。 次に、足の確保の関係なんですが、今回の計画でデマンド交通を導入するような計画があるんですが、そのデマンド交通の、他市でもやっていると思うんですが、費用とか人数とか利用はこの計画の中でどのように見積もっているかちょっとお答え願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 お尋ねがありましたデマンド型交通の費用、利用人数、台数等の詳細でございますけれども、現在協議中のデマンド型交通の概算費用といたしましては、当初事業費で1,788万4,000円、予定導入台数につきましては2台、利用人数は平均1台の利用を1日8人見込んでおりまして、それを2台掛ける運行日数が293日ということになりますので、4,688人というふうに想定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 今のちょっとデータをお聞かせいただいて、単純に計算なんですが、1回1人が利用すると約4,000円弱、それで1日1台で単純計算だと8人ですか、利用者が、これちょっと費用対効果的にはちょっとどうかなと思うんですが、私、千葉県下をちょっと調べてみました。それで、一番いいところ、一度研究していただきたいんですが、一宮町で外出支援サービスをやっておりまして、いろいろ言うと、この一宮方式を社会福祉協議会あたりに委託すると、この経費より安くて利便性がいいことができるんじゃないかと思いますので、これは参考までに、課長、ちょっと調べていただいて、市民の方が利用がいいのであれば、費用がかかっても仕方がないとは思うんですが、もっといい利用方法、もっといいものがあれば、そちらのほうに取り組んでいただきたいと思います。これは一応、調査研究のほうをよろしくお願いします。 次に、パークゴルフそうさなんですが、今報告いただいた数字ですと、当初建設したときから見ると、コロナの関係もあるかも分からないですが、収入が約1,000万円だったのが236万円ぐらい、利用者が2万8,000人が1万1,000人ぐらいですか。それで、全体の維持管理費も3,000万円で、そのとき2,000万円ということだったんですが、もうできてしまったので、有効活用と経費ですか、経費をどうにかすると、収入を上げると、その辺頑張って、壊すわけにはいかないので、利用のほうを頑張っていただきたいと思います。これも御答弁はよろしいです。いいです。 次に、通学路の安全点検ですが、今御答弁いただきましたが、工事の予算とかでできないところがありますが、そういう中でも危険なところがあれば、今見守りみたいなのをPTAだか交通安全の方がやっていただいておりますが、その辺、本当に危険な場所でまだ終わっていないところがあったら、それはどのような対処を今しているのか、その辺、もしも分かれば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 先ほど、教育長答弁にありましたように、夏、会議を持ちまして、26か所、要対策箇所がありましたが、匝瑳市が対応する残りの5か所につきましては、3月補正予算に計上しておりますので、御可決を賜りましたら、設計・工事を進めてまいりたいと考えております。 それから、警察や海匝土木事務所が対応する場所につきましては、適宜進捗を確認しながら、速急に進めていただけるようお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 生徒の安全のためですので、その辺を早急に、速急によろしくお願いしたいと思います。 次に、空き家の関係なんですが、危険な空き家で、先ほどちょっと答弁を聞き漏らしたかも分からないんですが、まだ解体されていないような件数は把握、本当に危険で解体されていないような家屋は何件ぐらい匝瑳市にはあるんでしょうか。その辺、お答え願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 渡邉都市整備課長。 ◎都市整備課長(渡邉保行君) ただいまの林議員の御質問にお答えいたします。 危険な空き家で解体されていない件数はとの御質問でございますが、危険な状態にあり、近隣住民などへの悪影響を及ぼす可能性が高い空き家等で解体されていない件数は4件でございます。この4件につきましては、所有者等に対しまして、これまで通知の発送や電話による指導、助言を行っているところでございます。また、ケースによっては面談等も行っているところでございます。 私からの説明は以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 質問の中で、この危険な空き家の質問をしたんですが、空き家の中でも使えるような有効な空き家もあると思うんですが、その辺は市のほうではどのような、あっせんとか、空き家バンク等はあるんですが、実際どのような対策をしているんでしょうか。その辺をお示し願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 渡邉都市整備課長。 ◎都市整備課長(渡邉保行君) それでは、ただいまの林議員の御質問にお答えさせていただきます。 使える空き家の有効利用をどのように考えているかという趣旨の御質問でございますが、市では匝瑳市空家等対策計画に基づき調査等を行い、管理不全な空き家に対する適切な管理を促進するとともに、良好な空き家等につきましては、通知等の際に、空き家バンク等の利活用についてのパンフレットを同封するなど、空き家の有効活用を通した移住定住の促進による地域の活性化の推進を図っているところでございます。また、希望される方には地元不動産業者のリストを送付し、有効利用の促進に努めておるところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 所有者不明土地の関係で措置法が改正される予定だと聞いております。それで一番ちょっと目につくのは、都市計画道路の八日市場駅前線ですか、そこでよく話聞くのは、墓地が買収できなくて困っていると。それで、この改正法ができた、適用になって、それがどうにかならないかというようなことをちょっとお尋ねしたいのと、私が、あそこの道路、全然駅からいっているところも完成しませんが、もう何年ぐらい完成しないものか、その辺をちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 渡邉都市整備課長。 ◎都市整備課長(渡邉保行君) それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。 所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法、この一部改正案につきましては令和4年2月4日に閣議決定されたところであります。改正案の主な概要としましては、利用の円滑化の促進、災害等の発生防止に向けた管理の適正化、所有者不明土地対策の推進体制の強化の3点が示されているところでございます。このうち、所有者不明土地対策の推進体制の強化では、市町村が特定非営利法人等を所有者不明土地利用円滑化等推進法人として指定する制度や、国・県からの助言が規定されているところでございます。 この法律改正による本市の都市計画道路であります八日市場都市計画道路3・4・6八日市場駅前線ほか1線上に位置します未買収墓地の所有者の特定ができないかとのお尋ねでございますけれども、未買収の墓地につきましては、登記簿に表題部のみの記載となっておりまして、共有者名簿のない土地となっております。相続開始前の所有者が確定していないものとなっております。 この法律では、道路、学校などを整備する際に、その事業地内にある所有権の登記名義人の死亡後に相続登記等がされていない土地に対する措置となっておりますことから、今回の一部改正に伴う詳細につきましては、現在、確認等を行っておるところでございます。 また、この工事がどのくらい滞っているかという御質問につきましては、本事業につきましては、平成27年度以降の事業認可につきましては休止扱いとなっております。約7年が経過しているところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) よく検討して、できればあの道路を完成したらいいんじゃないかと、市民の方もそう思っていると思います。よろしくお願いいたします。 次に、太陽光発電の関係なんですが、匝瑳市内で崩壊のおそれがあったり、近所の雨水が入っているようなこと、施設が見受けられると思うんですが、全国でも適正な設置及び管理を促す条例の制定が進んでおるんですが、起きてからでは手後れになりますので、近隣でもこの条例をつくったところもありますが、その辺、早急に制定を検討していただきたいと思いますが、お答え願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 現在、太陽光発電設置の規制に関する条例やガイドライン等は本市にはございませんが、設置される場所に応じて、対象となる法令に基づく許可や届出が必要となることを事業者に対して説明を行っているところでございます。 今後につきましては、既に条例やガイドライン等を定めております先行自治体の規制内容や状況等を参考に、規制の必要性も含めまして、調査研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 先ほど、温室効果ガスの排出量をお聞きしたんですが、市の建物は計算して、実績は7%ということですが、ゼロカーボンシティを目指すには多分、市がどのぐらいそれを排出していて、どのぐらいでゼロにするかという、いつまでというような数字を示さなければならないと思いますので、匝瑳市の温室効果ガスの排出量は最終的には確定しないとならないと思いますので、至急、頑張っていただきたいと思います。 次に、地産地消の関係なんですが、先ほど地産地消率の計算は出ないというようなことだったんですが、給食センターでは出るんでしょうか。出ると思うんですが、どのぐらい匝瑳市の品物を使っているか、その辺をお答えできればよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 給食センターの地産地消率でございますが、先ほど、産業振興課長からの御答弁にもありましたように、こちらでも正確な数字は把握できておりませんが、市内の生産者から赤ピーマンや長ネギ、トマトなどの購入を進めております。また、米、魚、肉類等についても、匝瑳市の米穀店、水産加工工場等から優先して購入するようにしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 課長、給食センターの建前はそういうような話でなっていると思うんですよね。その辺、ちょっとどのぐらいの、野菜であれば匝瑳市の野菜、米は分からないですが、ほかのものも、その辺は把握していったらいいんじゃないかと思うんですが、その辺、よろしくお願いしたいと思います。 できれば地元産品で、今世界中ではやっている有機栽培の品物を使えれば一番、値段はいろいろ高くなるけども、いいと思いますので、その辺は御検討をよろしくお願いしたいと思います。 次に、農振の関係なんですが、野栄支所の前、昔私がちょっと知っているときには、農振が抜けなくて、ようやく農振が抜けて、ヤックスが建って、その後に今度はまた農振に入ってしまって、これどうして外れたり入ったりする、その経過が分かれば、今はちょっと無理だというような話を聞いたんですが、その辺をお答え願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) それでは、質問にお答えいたします。 野栄支所周辺の県道の農振除外につきまして調査をいたしましたが、野栄支所周辺での県道沿いが農振除外されていたという経緯はちょっと確認することができませんでした。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) ヤックスはちょっと前に建ったんですが、あそこに葬儀場が、これはまだそんなにたたないと思うんですよね。あのときまでは農振が抜けていたという解釈、その後に農振に入っちゃったということなんですかね。その辺、分かればなんですけれども、あそこに斎場というか、葬儀場がありますよね。あれはこの頃建ったんですよね。その辺ちょっと分かればお示し願いたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 農振除外の件についてのお尋ねでございますが、ヤックスが建てられたのは平成12年ということでありまして、土地改良事業の事業開始前であったために、農振除外ができたという経緯を調査いたしました。また、葬儀場につきましては、もとの地目が畑でございまして、そこは受益が、その事業の受益が田んぼのみということでありましたため、農振除外ができたというふうに調査いたしました。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) では、今も畑の段階であれば、ああいう店舗なんかも建てられるんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 質問にお答えします。 あの近辺につきましての今現在は、基幹水利施設ストックマネジメントの受益地でございますので、やはり事業が終了してから8年という条件がありますので、それが過ぎてからの農振除外が可能になるということでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 次に、望洋荘の跡地の関係なんですが、これ、計画が出て、いつ頃施工される予定なんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 林企画課長。 ◎企画課長(林雅之君) それでは、ただいまの議員の御質問にお答えいたします。 先ほど市長からも御答弁いたしましたとおり、現在、優先交渉権者におきまして事業化に向けた調整を行っているところでございます。施工時期につきましても、優先交渉権者と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) その優先交渉権者とちょっと私、お話をする機会がありまして、あそこに国有地がありまして、それで野栄町のときは借りていたと思うんですよ。それで、その国有地が2年くらい構えないから2年ぐらい待ってくれというようなことを市から言われたような話を聞いていますが、その辺はどのようになっているんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 林企画課長。 ◎企画課長(林雅之君) ただいまの御質問にお答えいたします。 国有地の貸付けを受けておりますが、先ほど議員おっしゃられたように、2年構えないとか、そういうことを市から申し上げたことはございません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) それでは、事業者のほうがなかなかすぐやらないというような解釈でしょうか。その辺をちょっと。 ○議長(石田勝一君) 林企画課長。 ◎企画課長(林雅之君) それでは、ただいまの議員の御質問にお答えいたします。 現在、優先交渉権者におきまして事業化に向けた調整をしているということでございますが、時間を要している主な理由といたしましては、優先交渉権者から公募の時点よりも新型コロナウイルス感染症が拡大、長期化しているということで、コロナ禍における跡地の事業について慎重に検討しているということを伺っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君。 ◆7番(林明敏君) 話はちょっと変わってしまうんですが、この国有地を取得するなり、借りるなり、今、市で借りると思うんですが、今度過疎指定されたもので、この過疎債の利用で観光振興なんかも考えていただければありがたいと思います。 私の一般質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 林明敏君の一般質問を打ち切ります。 続いて、都祭広一君の登壇を求めます。 都祭広一君。     〔3番都祭広一君登壇〕 ◆3番(都祭広一君) 創 真の会、都祭広一でございます。通告に従い、一般質問をさせていただきます。 初めに、いまだ終わりを見せない武漢ウイルスへの対応を通じて、市民生活を支えていただいている医療福祉の現場の皆様をはじめ、関係者の皆様に感謝を申し上げます。 そして、このたび、新たに就任されました宮内市長に就任のお祝いと歓迎の意を表したいと思います。 宮内市長におかれましては、平成26年、私と同期に市議会議員に当選されました。以来、同志として議会での活動を共にしてまいりました。仕事に対する情熱は人一倍であり、必ずや人口減少をはじめとする多くの難題を抱えた本市の行政について、いち早く対策を構築し、豊かな市民生活の基盤である公共サービスをさらに充実させ、政治手腕を遺憾なく発揮していただけるものと大変期待をしております。 私自身も市議会議員としてその一助を担い、市長と共によき市政を敷けるよう一層精進し、政務に取り組んでまいる覚悟でございます。 さて、現在を取り巻く国内外の現況は、武漢コロナウイルスに奔走され、生活や経済活動が制限されたまま、早くも2年が経過し、出口がいまだに見えていない苛酷な状況です。また、突如としてロシアがウクライナへの軍事侵略を行い、一般市民と一般市民が暮らしているまちそのものが武力により攻撃されるという非道な現実と痛ましい被害状況が連日報道されております。 このロシアの暴挙に対して、先般の匝瑳市議会においても、非難決議が全会一致で可決され、抗議の意思が示されたところであります。我が国政府は米国並びにNATO加盟国と方針を合わせ、ロシアに対する経済制裁を断行するとしていますので、今後、エネルギー資源の値上げなどによる我が国の地域経済への悪影響と市民生活への圧迫などが起こるでしょう。日本国民にとって、この戦争は無関係ではありません。 地方公共団体にとっても、武漢コロナによる影響に対して経済対策を行ってきたように、エネルギーコスト高騰などによる事業の経営悪化や市民生活の圧迫に備えなければならなくなることを執行部の皆さんも共に肝に銘じておいていただきたいと思います。 それでは、4分野5項目にわたりまして質問をさせていただきます。市長並びに関係各位には、市民の希望を受けて、積極的な答弁をいただけますようお願いを申し上げます。 市長の政治姿勢からお聞きします。当市だけではなく、もはや国全体、そして多くの地方で問題になっている人口減少対策について、市長の考えを伺いたいと思います。 本市の総人口は平成7年の4万3,357人を頂点として減少に転じました。令和3年12月末の数字が3万4,932人、26年間で8,425人が減りました。約20%の減少率です。1年当たりに平均すると324人ずつ減っていることになります。また、匝瑳市人口ビジョンの基となった国立社会保障・人口問題研究所が平成30年に公表した推計によれば、今から18年後の令和22年には約35%減の2万4,112人、社人研推計に基づくまち・ひと・しごと創生本部の作成資料では、38年後の令和42年には約60%減の1万5,006人と、人口減少が急速に進行すると予測されており、何としても減少率がさらに悪化することがないよう対策しなければなりません。 人口ビジョンはどこの自治体でもつくられており、人口減少対策に取り組んでいるはずです。言い換えれば、人の取り合い、自治体間での競争が始まったということ、そして、その競争はこれから激化することが予想されます。この競争に勝ち抜くために市長はどのように考えているのか、またどのように政策を打ち出していくのか、具体策をお聞きできればと思います。 次に、地域経済対策について伺います。令和元年6月に策定された第2次匝瑳市総合計画の産業経済分野における基本構想では、活気に満ち、はつらつとしたまちをつくると題して、1つ、農林水産業の活性化、2つ、商工業の活性化、3つ、観光の活性化、4つ、雇用就労、消費者対策の充実がうたわれております。 さて、地域経済対策としてのこれらの方針、大切なことばかりであり、市としても努力をしてきたことでもあります。しかし、目標とする成果が出るまで徹底できているかといえば、必ずしもそうではありません。市長、あるいは関係部署では、これまでの市の取組についてどう考えているのでしょうか。さらに今後、全てを同時に対策できないにしても、何から優先をするのか、あるいは新たな視点での対策があるのか、最新の地域経済対策を伺います。 次に、医療問題、当市における救急医療の実態と匝瑳市民病院を中心とした夜間での初期救急患者受入れについて伺います。 まず、国保匝瑳市民病院は市内唯一の千葉県が認定した救急告示病院であります。平成29年に国保匝瑳市民病院新改革プランが策定され、それ以降、病院の運営や経営について採点され、市のホームページに公表されております。その評価と総括を見ると、救急患者受入れ実績が年々向上しており、評価も高まっていることが確認できますが、市民からは特に夜間でもすぐに診察を受けることのできる体制整備が求められています。主要医療機関として十分な対応ができているのでしょうか。 また、救急医療体制を整えるということは、予期せぬ事態に対処するということであり、すなわち防災であります。また、買物難民という言葉が市内でも聞かれるようになりましたが、これは車を運転しない高齢者が急増していることの表れであり、この高齢者たちは同時に病院通いの手段についても困っていると考えるのが妥当です。長く議論され、市民からの要望も強い新しい匝瑳市民病院の早期の病院建設に向けて進捗状況を伺います。 次に、JR東日本と提携した自転車ごと電車に乗れるサイクルライドシステム、通称BOSO BICYCLE BASEの誘致について伺います。 昨今、全国各地でスポーツツーリズムの普及が盛んです。特にサイクリングロードは全国各地にできており、サイクリングの愛好家も大変増えております。近隣では、JR東日本水戸支社が、いばらきサイクルトレインの運行を常磐線や水郡線において実証実験を行っております。 千葉県でもその動きは早く、JR総武本線でも、B.B.BASE銚子ラインが運行されています。しかし、我が匝瑳市は通過地点となっているのが現状です。 匝瑳市は、銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋側を走り、和歌山市に至る延長1万1,400キロメートルの自転車道、太平洋岸自転車道の構想のうちに含まれ、太平洋自転車道沿線は世界遺産である富士山をはじめ、日本を代表する観光地、景勝地が多数存在するルートとなっています。 ぜひ、匝瑳市内に休憩スポットや案内所を整備し、史跡や名所を回遊できる地図や案内板をつくれば、低予算で自転車のまちが旗揚げできるのではないでしょうか。生涯活躍のまち、匝瑳市の新たな玄関口として、地域交流センターの隣接するJR飯倉駅へのB.B.BASE誘致を積極的に展開し、交流人口拡大による市の活性化、特に観光資源の有効活用による新たな魅力発信につながるサイクルライドシステムの導入を図り、市内各所へのサイクルステーションの設置を積極的に進めるべきではないかと思います。御所見を伺います。 それでは、最後の質問になりますが、武漢ウイルスへの対応についてお伺いします。 各自治体での5歳児からのワクチン接種が具体化しており、当市においても、接種の案内が送付され、受付が始まりました。しかしながら、今回の接種では努力義務が課せられていないことなど、国の厚生審議会においても、子どもへのワクチン接種に対するエビデンスへの議論が分かれています。成長とともに体のシステムが変化する子どもに対するワクチンの安全性は高齢者よりもはるかに厳しくすべきであり、殊ワクチン接種においては、リスクとベネフィットがきちんと担保されるよう、そして何より保護者の選択肢が広がる、より正しい情報を提供する必要があるのではないでしょうか。副反応への心配が拭えないが、どうしたらよいかと不安を隠し切れない保護者からの声、ぜひ応えていただきたい。子どもたちへの接種の安全性の確保という視点から、現状の情報に合わせ、厚生労働省のデータを活用した追加の情報提供を求めたいと考えます。 そして、毎回質問させていただいておりますが、軽症者が多い現在の感染状況においても、見守りや生活物資の供給など、在宅療養支援体制を充実させ、患者や患者家族の不安を取り除く必要があります。行政として問題意識を持ち、取り組まれているのか。対策の現状をお伺いします。 これで登壇からの質問を終了します。御清聴ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君の登壇質問が終わりました。 都祭広一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、私からはただいまの都祭議員の御質問にお答えさせていただきます。 まず初めに、市政運営に当たっての現状認識と政治姿勢についてのお尋ねでございますが、本定例会初日の所信表明の中でも申し上げましたように、本市では人口減少や少子高齢化の進行、さらには新型コロナウイルス感染症の感染拡大による地域活力の低下等、課題が山積しております。 これら喫緊の課題に対し、早期に抜本的な対策を講じなければ、将来、若者や子どもたちが住み続ける匝瑳市へとつなげていくことはできないものと考えております。まちづくりの主役は市民の皆様一人一人であります。私といたしましても、市民との協働によるまちづくりを基本に据え、第2次匝瑳市総合計画等との整合性を図りながら、市民の皆様にお約束した6つのまちづくりビジョンと7つの重点施策の取組を推進し、今住む人が幸せに暮らし、若者や子どもたちが住み続ける地域づくりの早期実現に向け、市政運営に当たってまいる所存であります。 次に、人口減少対策についてのお尋ねでございますが、本市の人口動態として、出生数と死亡数による自然増減では、平成2年以降、死亡数が上回る自然減が続いております。また、転入数と転出数による社会増減では、平成14年以降、社会減が続いており、特に10代から20代の若者が市外へ流出している状況にあります。 市といたしましては、進学や就職等を契機に、市外への通学、通勤が多くなる若者の転出を抑制し、本市への移住定住のための取組を進めることが重要な課題であると認識しております。このため、私が掲げた6つのまちづくりビジョンでは、特に子育て視点のまちづくりを推進し、育児や教育、暮らしの充実等を通じて、子育て世代への支援に努めてまいります。また、匝瑳市に住み続けていただく上では、地域における雇用の場の確保が必要となりますので、成田空港機能強化、銚子連絡道路延伸による産業用地の整備等にも取り組んでまいります。 次に、地域経済対策についてのお尋ねでございますが、市では令和2年度を初年度とした第2次匝瑳市総合計画前期基本計画に基づき、農林水産業と商工業の活性化等を進めるため、31項目の目標指標を掲げ、その達成に向け事業を推進しております。令和3年3月末現在では、産業経済分野の進捗率は約32%となっております。 今後さらに事業を加速推進していくために、私が掲げたまちづくりビジョンでは、特に農業所得の向上や担い手の育成、商工支援団体と連携した商工業者に対する支援の拡充等に取り組んでまいります。 また、7つの重点施策におきましては、市行政側での推進体制の強化として、産業振興課内に仮称ではありますが、農林水産専門室を設置し、農林水産業のさらなる振興に取り組んでまいります。 なお、まちづくりビジョンや重点施策に係る新たな施策の展開につきましては、現在、庁内で準備、検討を進めているところであり、令和4年度の取組等につきましては、今後、補正予算においてお示しをさせていただきたいと考えております。 次に、JR東日本と提携したBOSO BICYCLE BASE、通称B.B.BASEの誘致についてのお尋ねでございますが、B.B.BASEとは、2018年1月よりJR東日本が運行している鉄道車両で、自転車を解体することなく列車に積むことができ、停車駅からサイクリングを楽しむことを目的とする、いわゆるサイクリストを対象とした特別電車であります。運行エリアは千葉県内と茨城県の一部で、始発は両国駅で停車駅といたしましては総武本線成東経由では、東千葉、佐倉、松尾、干潟、銚子の各駅に停車いたします。また、運行日については本年3月から6月までは34日の運行が予定されており、このうち10日が総武本線での運行となっております。 本市では、観光振興の観点から、現在、JR東日本千葉支社と連携し、B.B.BASEの車内に市の観光パンフレットを配備しているほか、JR東日本のB.B.BASEホームページ内にお勧めルートとして、飯高檀林に立ち寄る2つのコースを掲載しております。 また、サイクルステーションにつきましては、サイクリングの休憩スポットとなるため、駐輪用のサイクルラックの設置等が必要となりますが、現在、市内の公共施設では、そうさ観光物産センター匝りの里、ふれあいパーク八日市場、パークゴルフそうさにサイクルラックを設置しています。 議員御提案の飯倉駅の地域交流センターを活用したサイクルステーションの設置につきましては、今後、施設を運営する社会法人、九十九里ホームと、また、B.B.BASE車両の市内各駅への停車要望につきましては、今後、JR東日本と協議してまいります。 次に、5歳児からのワクチン接種についてのお尋ねでございますが、市では、小児のワクチン接種につきまして、接種券の発送時期や予約開始日、接種日程、接種場所及び相談窓口などの情報を市ホームページに掲載し、お知らせをしております。 このほか、保護者のワクチン接種に対する不安等に対しましては、市のホームページから厚生労働省や日本小児科学会のホームページにリンクを張りつけるなど、ワクチン接種に関する情報の提供に努めております。 また、接種の対象となる方に対しましても、3月7日に予防接種のお知らせと接種券を発送し、厚生労働省が発行しているワクチン接種の説明書やファイザー社ワクチンの説明書を同封いたしまして、個々に周知を行っております。 最後に、在宅療養者支援体制についてのお尋ねでございますが、先ほどの林議員の御質問の中で御答弁させていただいたとおりでございますが、支援に当たりましては、健康管理課において、保健所や自宅療養者との連絡調整及び生活支援物資の確保を行い、総務課で配達職員を調整して、各課職員が配達するなど、全庁体制で取り組んでおるところであります。 私からは以上でありますが、そのほかにつきましては病院事業管理者及び事務局長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは当市における救急医療の実態と市民病院を中心とした夜間での初期救急患者受入れについてお答えいたします。 初めに、匝瑳市における救急医療の実態についてですが、匝瑳市横芝光町消防組合の統計資料であります令和2年版消防年報では、令和2年の救急搬送の実績で、匝瑳市内の医療機関へ救急搬送された方は397人です。このうち、匝瑳市民病院は356人で、およそ9割程度が搬送されております。また、当市における救急医療の体制ですが、旭匝瑳医師会が中心となり、休日救急当番医制度を運営しております。病院や開業医が休診となる日曜日と祝日について、当番制で運用され、市内の開業医が交代で一次救急を受け持ち、匝瑳市民病院、九十九里ホーム病院、そして東陽病院が交代で一次救急と二次救急を受け持つことで、救急体制を維持しております。これにより、日曜日と祝日の午前8時半から午後5時までの救急要請についてはおおむね対応することができております。 匝瑳市民病院では、この年間72回のうち、令和3年度は35回、令和4年度は36回、休日救急当番を受け持ち、内科1名、外科または整形外科の医師が1名待機して救急対応を行っております。 次に、市民病院の救急体制ですが、平日昼間については、当院で受入れできる診療科の患者さんについては極力受入れをしております。しかしながら、夜間や土日祝日については、当直医師1名での救急対応ですので、当該医師の専門領域外はお断りをせざるを得ないケースもあります。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは病院の建て替えの進捗状況についてお答えをさせていただきます。 現在、市民病院では匝瑳市病院事業運営委員会という組織におきまして、平成29年11月に建替整備検討委員会から答申された建替整備基本構想及び基本計画の内容修正の検討を行っているところであります。 主な検討内容といたしましては、答申から4年以上を経過しているということから、記載されているデータ等の時点修正を行うとともに、答申の際に病床数、建設場所、収支シミュレーションなどの財政計画及び整備手法について、市としても十分に検討するようにという附帯意見が添えられておりましたので、それらに関する検討を行っております。 今後は、宮内市長にこれまでの経過報告等を行い、指示等を受けながら、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) それでは、自席から再質問をさせていただきます。 まず初めに、市長の政治姿勢について、宮内市長からお答えがありました。ちょっと固い答弁だったかなと思いますけれども、これは宮内市長が今回市長になられる前に公約をされていた、示していたビジョンの説明であったかと思います。これから、その大筋、そうした趣旨には我々も、私もしっかりと応援させていただきたいと思いますけれども、やはりこれから本当に具体的な政策を組んでいかなければいけない、まさにそうしたことが求められているわけであります。 市民の皆様にお約束したというしっかりとしたビジョン、これを本当に実現していくために、粉骨砕身、まさに本当にスピード感を持って対応していただきたいというふうにまずは申し上げたいと思います。 先ほどの私の登壇の中での質問の中でも、本当に人口減少、様々な要因が匝瑳市にはのしかかってきている中で、本当に待ったなしではないかなと思っておりますので、その政治姿勢につきましては、そうしたお心構えの下で当たっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 具体的に、その政治姿勢の中でお示しをいただきました人口減少対策について質問させていただきます。 まさに若者が流出をしていってしまうということ、これ自然減というのは私は仕方ない部分もあるかと思うんですね。ただ、それが外に人が流れていってしまう、そしてそこで人が産み育て、にぎわいを創出していくということをしっかりとこれからつくっていかなければならない中で、やはり今回市長は子育ての視点ということを非常に強く申しております。その子育ての視点というのをどういうふうに取っていくのかということ、これ非常に重要だと思うんですが、まず私本当に実際、今までも市議会議員の生活の中で、やはり様々な子育て世代のお母さん方の御意見を聞いておりますけれども、やはり各自治体の取組というのが非常に類似している中で、どうやって引きつけていくのか、基本的には困っていることを解決していくしかないのかなと思うんですね。ただ、その声が本当に今まで、この行政に届いていたのかということもあると思うんです。そうした声のすくい上げ、どうしたらよいかというその視点ですね、それを宮内市長はどのように考えているのかお示しいただければなというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) ただいまの御質問にお答えいたします。 私もこの選挙戦におきましても、市民の皆様にもやはりこの地域に活力がないのではないかという声を大きく受けた、そのようなことがまたこの立候補への大きな一つの要因であったというふうに申し上げながら、やはり、地域の声をしっかりと聞くということを特に強く訴えてまいりました。やはり市民の声にこそ本当の課題があり、行政が考えるだけでは追いつかない、机の上では分からない、机上論では分からない部分をしっかり声を聞いていくことが何よりも重要ではないかというふうに考えております。 そのような中で、今の子育て視点というところは非常に重要かと思いますので、やはりいろいろ、現在では匝瑳市でいうつどいの広場ですとか、様々、また直接私もそのような子育て世代の仲間も多くおるという中では、そのようなことで直接やはり声を聞いていくことが何よりも重要だというふうに考えておりますので、そのようなことをしっかりと私のほうから出向いて声を聞くということをまずしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) その政治姿勢の中での声をしっかりと力に変えていくという部分だと思います。それは確かに声を聞くというのは非常に大事なんですけれども、やはり今までどこの行政を見ても、声を聞くまでは何とかできるとしても、その先、具体化どうしていくのかというところが非常に難しい問題になってくる。やはりそこには、これは行政上のことで言えば、予算の問題とかあるとは思うんですが、やはり私一番大きなものはやっぱり地域性の問題ということがあると思うんですね。この匝瑳市が本当に気候もよくて、食べ物もおいしくて、そうしたことがこの議会でも再三議員さんからも言われておりますけれども、やはりそうしたところが分かっているのに、なぜ人の定住が結びつかないんだというところがまさにそうした課題だと思いますので、そうしたところを行政、聞いた声を今度は行政の中でしっかりともんでもらう、地域の課題を抽出していってもらうというのが、これが役割になると思いますので、その辺は市長、今度は新人市長ですけれども、主導感を持って当たっていただきたいと思いますけれども、その辺の省庁内での調整についてどういうふうに考えておられるのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) ありがとうございます。 本当に確かに声を聞くだけでは意味がないわけでありまして、それをどう具体化していくかということは、確かに各庁内にありましたそれぞれの担当課があるわけでありますけれども、私自身もしっかりとその中に入って、これからは担当課とも風通しのよい関係をつくって、具体的にその進捗状況なりを確認しながら、実効性のあるものに、より今現在進んでいるものの事業などの見直しも含めまして、より具体的なものに変えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 市長がそういうふうにお答えになっておりますので、執行部の皆さんもよろしく協力の上で当たっていただきたいと思います。 それで、これは非常に地域経済対策とダブるところなんですけれども、やはり成田空港というのは非常に大きなことがあって、やはり定住促進のためには、私はやっぱり様々な利便性というものが必要になってくると思うんです。 こんな漫画、そうした本が知られているかどうか分かりませんが、「漫画編集者が会社を辞めて田舎暮らしをしたら異世界だった件」という本があるんですけれども、これ御存じですかね。これ実はその編集者の方が住んだのが匝瑳市で、匝瑳市に住んだのですけれども、結局はアクセスがよくないということで成田市に、これは奥さんの意見で引っ越しちゃったんですね。 このアクセスというのは非常に大事で、匝瑳市は鉄道があります、JRがありますけれども、やはりなかなか東京への時間というのが非常に、鈍行で走っていくと非常に時間がかかるということ。ですから、やはりここは、これから成田市との、成田空港、例えば協議会との話合いもあると思うんですけれども、そんな中でも、やっぱりアクセスの部分というのは非常に考えていただければよろしいんじゃないかなと思うんですね。 例えばこれ、本当に今回市長に申し上げたいのは、既成概念にとらわれずにいろんな政策を行っていただきたいということがあるんですけれども、例えば成田スカイのアクセス線をこっちに引っ張ってくるとか、そうした今回成田空港の第3滑走路ができて、圏央道もできますよね。そうしたことで利便性というのが非常によくなるという意見もあるんですが、やはり我々から見ると、地域が分断されてしまうという側面もあるので、そういったところも非常に出していただいて、ぜひそんな地域活性化に結びつけていただきたいと思いますけれども、これは地域経済対策とも重複しますけれども、そのようなお考えというのはどのように向かっていくのかお示しいただければと思います。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) まさにこれから成田空港が第3滑走路、機能強化という中、また、銚子連絡道の延伸ということでは、非常に匝瑳市はこれから発展する本当に一つの重要なターニングポイントを迎えると思います。しかしながら、おっしゃったとおり、交通の便と、いわゆる今まで陸の孤島とも言われているようなところの中で、どう交通機関をしっかりと構築していくかということは、また、この成田空港の連絡協議会ですとか、また近隣市とも連携しながら、市単独ということになるとなかなか難しい面もありますので、そのような近隣市との連携を私自身も構築しながら、様々な幅広い面で、そのような御提案ありました、ちょっと鉄道の延伸とまでは行くか分かりませんけれども、そのような幅広い視点で考えて、既成概念にとらわれず、やってまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) ぜひよろしくお願いいたします。 それで、地域経済対策のほうですけれども、これ、企業雇用を増やすということで、成田空港との連携ですとか、そうした銚子連絡道の延伸による雇用の創出ということが挙げられていると思うんですけれども、やはりもう一つは、企業誘致以外に市内の企業、これの流出をぜひ止めていただきたいということが非常に切迫感として持っております。企業関係者との連携も構築していただいて、いま一度、匝瑳市内の優良企業はたくさんありますから、それが流出しないようにしていただきたいと思いますけれども、その辺の意気込みをお聞かせいただければと思います。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) まずは市内の企業の皆さんにも本当に頑張っていただいている、優良企業もたくさんあるわけでありますけれども、そのような企業の皆様も何か1つ、匝瑳市にこのまま本社を置いておいていいのかというような不安を感じているところもあると思うんですけれども、匝瑳市はこれから未来があるんだと、元気があるんだと、私自身が常に情報発信、また、そのような商工会等とも連携しながら、情報交換をして、しっかりとそのような、どういった支援が必要なのか、またそれは国や県とも連携しながらしていかなければならないのか、様々な視点から、企業の皆様にもやはり匝瑳市だからこそ、ここで事業をしたいんだと思っていただけるように、しっかりとそのような連携も図ってまいりたい、そのように考えております。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 今回、その銚子連絡道路ですけれども、延伸が決まって、そして産業用地の調査も入るというようなことが今回の予算の案でも示されておりました。その予算委員会にも産業振興課、武田課長が答弁していただいた中で、ちょっと私も気になった点が1点あったので、これから産業用地調査をして、そこに企業の誘致ということがあると思うんですけれども、これはぜひ農業関係ということだけでとらわれずに、やはり幅広い視点を持った形で、これからやっぱり成長産業はたくさんありますから、千葉県の高速道路インターチェンジ等を生かした多様な産業の受け皿づくりを進めるための計画的な土地利用の促進に係る基本方針というのが令和2年9月に示されておりますね。この中でも多様な産業の誘致というのをうたっています。ただ、やっぱり農業用地ということが周りありますから、その辺との関連性というのはあるかと思うんですけれども、あまりそれにこだわってしまうと、なかなか前に進まない。どこの市町村でも同じようなものができてしまうという感じになるのかなというふうに危惧しておりますので、ぜひここは幅広い視点で既成概念にとらわれずに向かっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 先ほどの銚子連絡道周辺のインターチェンジ、その辺の雇用の確保、産業用地の確保ということでありますけれども、一例として産業振興課長からは農業というようなこともあったかと思いますけれども、当然のことながら、そこら辺が、その地域が農業振興地域ということもありましたので、その一例として申し上げたかと思いますけれども、当然のことながら、幅広い視点で考えていかなければならない。でなければ、雇用がしっかりと生んでいけない。改めて、優良企業の方に検討いただけるようなしっかりとした地域を選考していきたいということで、庁内でしっかりと検討してまいりますので、御期待いただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) まさによろしくお願いいたします。 本当に推進体制の強化の中での農林水産専門室の設置、これは非常にいい案だと思いますので、ぜひこれも進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。市民病院の救急患者受入れについて再質問をさせていただきます。菊地管理者及び事務局長よりも御答弁いただきました。それについての再質問でございます。 先ほど、病院管理者のほうからは、そうした救急患者の受入れ状況、昼間のほうは何とかなるんだけれども、夜は非常に厳しいよということもちょっとあったかと思います。これ市長も公約の中で救急病院ということで、初期救急をしっかり充実させたいということを言われていると思うんですが、ここで市長の考えというのをちょっとお聞きしたいと思うんですね。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 夜間救急等も踏まえました初期救急ということでありますが、私が市長選に立候補するに当たりましては、旭匝瑳医師会との連携とともに、この夜間救急を断らない初期救急医療を実践できる市民病院を建設するということを市民の皆様にも申し上げてまいりました。私自身、これまで確かに市民の皆様からは、夜間の救急医療についての御要望を多数いただいた結果というところであります。 しかしながら、そのようなことで地域づくり、まちづくりを進める上で、非常に地域医療の充実というのは重要な課題であるというふうに認識しております。しかしながら、先ほど事業管理者が答弁しましたように、現状につきましては、体制上での問題があるということでありますので、今後、改めて市民病院の現場に赴きまして、病院職員ともその辺は十分に意見交換等いたしまして、今後の市民病院の建設やそれと合わせながらしっかりと検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) まさにそうした夜間の救急というのは、非常にもう市民の方がやっぱり困って、どうしたらいいんだということの声でありますので、市長、これぜひ前向きにしっかりと進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。 先ほど、病院事業管理者のほうからも御答弁がありました、救急患者の受入れの部分なんですけれども、消防のほうの年報というお話がありましたけれども、救急指定状況についてという、これは匝瑳市横芝光町救急医療ネットワーク会議の中の資料でも示されているんですけれども、消防隊、救急隊の方が現場というか病院を決めるときに、旭市だと12分ぐらいで病院に搬送することができるんですね。病院を決める時間ですね。ところが、匝瑳市、横芝光町は20分ぐらいかかっているんですね。ということは、20分間搬送先が決まらずに救急車が待機しているといったような状況が見受けられております。 実際、それがこの匝瑳市の中でどういうふうな影響があるのかということをちょっとお聞きしたいんですけれども、実際、その夜間の救急体制等の中で、そうした搬送の遅延、そうしたことがあると非常にこれは問題になってくるかと思うんですけれども、現状、これ改善されているのかどうなっているのか、お聞きできればと思います。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 皆さん御存じのとおり、夜間の救急に全て対応できるのは旭中央病院の救命救急センターだけというのがこの海匝地区の現状で、ほかの病院ではとても難しいというところです。 昨年2月まで、救急要請があった場合に、消防のほうではまず地元の病院に電話をし、受入れ要請できるかどうかという問合せをするんですね。それで、そこから旭中央病院のほうに回っていくというので、ちょっとロスが、断られた、受入れができないというときに旭中央病院に行くということでした。 しかしながら、先ほど議員からお話あったように、この救急の現状を改善するためにということで、昨年2月に旭中央病院を含めた、実は救急医療ネットワーク会議というものがありまして、そこで中央病院のほうから、夜間救急もう地元取れないので、ダイレクトに救命救急センターのほうで取るという、そういう提案がありました。脳血管疾患とかいうのは、もう本当に時間との勝負というところもありますので、これによって大分時間短縮ができているんじゃないかと思います。 原則として、かかりつけの患者さんや、それから心肺停止で救命救急処置を行わない、そういう患者さん以外は、ですから、最初の収容要請から中央病院のほうへ回っていくということになりました。その分、翌日等に救急対応を終えた患者さんの受入れをしてほしいと、中央病院のほうから電話がかかっておりまして、積極的に私どもの病院で受入れをしている、そういうことで、役割分担というか機能分担、そういったところが進んでまいりましたので、地域全体の救急ということを考えると、システムが改善されたというふうに思っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) ありがとうございました。まさにそうした旭中央病院を中核として、この救急医療が成り立っているという現実は我々も認識をしているつもりであります。ただ、やはり家にいて、夜、例えばおなかが痛くなった、熱が出た、そうしたときになかなか近くでかかれなくて、結局は遠くへ行かなきゃいけないというような状況だけは、これは避けなければいけない。まさにそうした初期救急、特にお子様をお抱えの保護者の皆さんもそうしたことで悩まれている。ぜひそうした声に応えていっていただけるようによろしくお願いしたいと思います。 次に、病院の建て替えについてちょっとお聞きしたいんですよね。今後、どういうふうに建て替えていくのかということがあると思います。建て替え場所についても、検討委員会のほうでの附帯意見としてつけられたというようなこともあると思うんですけれども、そうした部分をどうしていったらいいのか、検討状況、進捗状況をお示しいただければと思います。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 建て替えに関する検討状況ということですけれども、それに関しましては、先ほど答弁させていただいたように、今現在、病院事業運営委員会の中で検討を進めているということでありまして、また、これまでの検討状況について、まだ宮内市長のほうに詳しく御説明等できておりませんので、その辺のところをまた宮内市長に十分御説明をさせていただいて、市長の指示をいただきながら検討を進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) そうなりますと、やはりこれはまさに市長の決断というか、そういったことが関連してくると思いますので、市長もそのような方向で進めていっていただくということでよろしいんでしょうか。確認したいと思います。
    ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) 今ありましたとおり、まずは現在の状況というのを私自身しっかりと把握する、理解する、その上で菊地病院事業管理者をはじめ、病院幹部の方としっかりと意見交換も行いまして、検討を進めていきたい、そのように考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 非常に病院経営が厳しいということが前面に出てくる部分はどうしようもないことかなと思うんですけれども、先ほどもコロナのことで減収が示されておりましたけれども、実際、建設に向けての資金確保という部分で、いつもお話が出てくるのはキャッシュフロー、今年は大丈夫なのかということがあると思うんです。実際、建設することになれば、様々な補助金ですとか、特例債とか、事業債というのが使われると思うんですけれども、1点だけ、今年でキャッシュフローとか、そういった見込み、残せていく見込みというのはあるんですか、これは。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今、キャッシュフローについての御質問をいただきました。 コロナ禍で経営のほうが厳しい中でも、補助金等を有効活用しながらということで、令和3年度末において、令和3年度の当初と同様の3億円程度のキャッシュフローを残せる見込みと考えております。今後、まだまだ不透明な部分もございますけれども、経営健全化を図りながら、キャッシュフローを減らすことなく、建て替えに備えていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) ぜひ、また事業債ですとか、そういったもの以外に、やはり蓄えという部分で、非常にしっかりとしたそうしたものを残していただければと思いますので、そうしたほうが検討する中で我々も楽になるのかなと思いますので、しっかりとお願いいたしたいと思います。 病院については最後質問したいんですけれども、先ほど検討委員会のことが出ましたけれども、これ、実際市長の中ではこれから皆さんとお話をしていく中で、新たな検討委員会というのをつくっていくんですか。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、お答えします。 現在検討を行っている建替整備基本構想・基本計画についてですが、平成29年度に建て替えの整備検討委員会から答申をされたものであります。この答申に当たりましては、千葉大学附属病院の副院長、また旭中央病院の病院長、また旭匝瑳医師会の会長など、しっかりと有識者などにも御参画をいただきまして、1年半近くにわたり、これまで議論をされて策定されたものであります。 その内容については、やはり十分尊重すべきものだというふうに考えておりますので、その上で答申の際に、4つの項目について、市として十分検討するようにという附帯意見が添えられておりますので、その附帯意見に基づきまして、4つの項目である建設場所、病床数、財政計画、整備手法等について、病院職員と市長部局で構成します匝瑳市病院事業運営委員会においてしっかりと検討するよう指示をしたところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 早期の病院建設に向けて、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、続きましてJR東日本と提携をしたサイクルライドシステムについて御質問させていただきます。 先ほど申しましたように、B.B.BASEという列車が総武本線を走っております。しかしながら、匝瑳地域、八日市場駅、飯倉駅には止まることがありません。ぜひこれ、先ほどの答弁の中では協議をしていただくということが言われましたので、これ前向きな、私は執行部の答弁ということで承りますので、ぜひ早速進めていただきたいと思います。 それで1点お示ししたいのは、こういう「自転車でめぐろう北総」というパンフレット、皆さんも弱虫ペダルという週刊少年チャンピオンに連載されている非常に人気のある漫画、これがコラボして、こうしたサイクリストを応援しています。サイクリスト自身は自分たちで情報発信、インスタグラムとか、そうしたことで発信をして人を呼び込んでいくことができますから、逆に言えば、宣伝費をかけなくても、それは自然に広まっていくということもあると思いますので、しっかり進めていただきたいと思います。 それで、その中で1点質問させていただきますが、実はこの北総地域なんですけれども、サイクルステーション、先ほど申しましたけれども、どこもというか、ほとんどないんですね、これ。実際、先ほども答弁の中では、サイクルラックを設置していますよというような意見がありましたけれども、実際、この匝瑳市から旭市にかけてもサイクルステーションって登録がないんですよ。ですから、この北総地域の中では、この辺、海匝地区一帯がエアポケットみたいになっていて、来ようと思っても情報がない。駅に置いてある、先ほどパンフレット、電車内に置いてあるという話がありましたけれども、こういう、「ことりっぷ」という、これ昭文社さんの雑誌を要約したものなんですが、これがまかれています。これを見て、やはりサイクリストの方がいろんなところへ行ったり、女性の方は女子旅ということで、非常に気軽に列車を利用して旅をすることができる。まさにそうした宣伝も行っていただきたいと思いますので、その点1点だけ確認したいと思います。しっかりと進めていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) それでは、質問にお答えいたします。 サイクルステーションの登録ということでございますが、サイクルステーションにつきましては、登録ということではなく、各施設がサイクルステーションの形を取りまして、情報を発信することで、サイクルステーションということになります。市長答弁にもございましたが、そうさ観光物産センター匝りの里、ふれあいパーク八日市場、パークゴルフそうさについてはサイクルラックが設置してありますので、早急に県観光物産協会ホームページ等で紹介していただけるように調整してまいります。 また、一般的に旅行ガイドブックの掲載につきましては、ガイドブック側の企画に合った雑誌側の取材による掲載と、あと広告としての掲載方法があるというふうに認識をしております。取材を行ってもらえるかは、いかに魅力を発信し、その魅力をガイドブック側に知ってもらうかが重要というふうに考えております。現在、観光、イベント等の情報につきましては、銚子記者クラブ、県観光物産協会、ぐるっと千葉、フリーペーパー「楽City!」等へ行っているところでございますが、より多くのマスコミ等に積極的にPRできるように努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 本当にこの地図に載っていないんですね。観光地図に載っていないので、ここは本当に反映していただきたいと思いますので、しっかり対応よろしくお願いします。 それでは、最後の質問ですけれども、武漢ウイルスへの対応についてに移ります。 5歳児からのワクチン接種について、先ほど答弁をいただきました。もう案内書が送付されてしまって、受付も始まっているということでありますけれども、これ新たな追加資料を保護者の方に送るということはできないものでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 3月7日に対象となる方には御案内をさせていただいたところでございますので、追加の資料につきましては、ホームページ等でお示しをしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 今、ホームページという言葉が出ましたけれども、実は今回、誤解のないように、まずはお話をしたいと思うんですけれども、ワクチンを打つなよということではなくて、しっかりとワクチンの判断、打つ、接種の判断をしていただきたいということで、今、送られている情報だけでは足りないんじゃないかということの問題提起であります。 実際問題、それに関わる部分で、様々な保護者の方からのお声をいただいておりますけれども、やはり厚生労働省のホームページを見ましても、現時点において、オミクロン株に対する子どもへの接種、エビデンスが確定的ではないんだということが厚生労働省のホームページに載っているんですね、実際。それで、ワクチン接種の努力義務についても、これも載っています。ただ、これは本人があくまでも納得した上で打ってくださいよということであります。 実際、副反応の中でやはり皆さん心配されているのは、心筋炎とか心膜炎という疑いの報告なんですけれども、やはりこれも5歳から11歳ということではなくて、19歳以下の方のそうした心筋炎、心膜炎の疑い報告というのも、実際、厚生労働省のホームページに出ている数字なんですね。皆さんが見られるYahoo!のニュースなんかでも、子どもたちへのワクチン接種に対して、日常生活に支障を来しているとか、登校できなくなっちゃったとか、そういったアンケートも載っています。 ですから、まさにそうした複数の情報、これはきちんとした公的な情報をまとめていただいて、追加情報として発信していただきたいということを言っておるわけであります。今、ホームページという言葉が出ましたけれども、ホームページで例えば市長自らメッセージを発信していただくということが非常に私は重要だと思うんですが、その辺については市長、どうお考えになっていますか。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) ただいまの御質問にお答えします。 今回、本当にこの5歳から11歳の方への接種というところでは、非常に多くの市民の方、また市外の方でも多くの方が心配されている、不安に思っているということで、多くの声をいただいております。そういった中には、直接資料をお届けいただいた方もおりまして、そのようなことにも私自身、しっかりと目を通させていただきました。 そのような中で、匝瑳市におきましては、この接種に関しましての、希望されている方が、疾患を持たれているお子さんとかということもありながら、接種を希望される方に対しまして、やはり速やかに接種を行う必要もあるということで、接種券を一斉送付をしまして、さらには基礎疾患をお持ちの方を優先的に予約を開始するということで、現在進めているところでありますけれども、他方、多くの方から御意見をいただいた中では、このようなことが、いわゆる同調圧力を生むのではないかというような御指摘も受けているところであります。しかしながら、決してそうではないということで、この新型コロナウイルスに対する接種というのは強制ではないということは私も理解しているとともに、接種をされていないからといって、差別をされるというふうなことがあっては決してなりませんし、当然これは行動制限等を求めるものでもないというふうに考えております。 そのような中で、しかしながら、この一斉送付をした中にあっては、確かにそのような不安に思う方が打たなければいけないのではないかという、やはりちょっとそのような考えにも至るのではないかと思います。そのようなことから、私自身もしっかりとそのような、特にお子さんをお持ちの、やはり人体への影響というのがまだはっきりしていない中にあっては、そのような十分に検討していただけるよう、私自身、決して同調圧力を生むものではなく、しっかりと検討していただきたい。また、そのような情報をしっかりとホームページ上でもリンクを張りつけて、確認いただけるようにしてまいりたいというふうに考えておりますので、そのように近々対応してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) 既に案内も発送されたということで、非常に時間のない中でのこれは質疑になるので、本当に執行部の方にはそうした部分をしっかりと捉えていただければというふうに思いますので、お願いいたします。 やはり希望するか、希望しないか、そして様子を見ようかなという方もいると思います。先ほど市長が言われたように、やっぱり重症化しやすいお子さんもいらっしゃいますから、そうした方の選択、これは尊重すべきだと思いますし、やはりしっかりとそうした対応をよろしくお願いしたいと思います。 それで、近隣の山武市さんなんですが、これは選択希望制ということで、事前にアンケートを保護者に送って、その上で接種希望を取っているということなんですが、今後そうしたことというのは考えられるのでしょうか。匝瑳市のほうで対応いただけるのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 今回の5歳からの接種につきましては、一斉送付ということで送付をさせていただきました。山武市さんの選択制ということでございますが、今後、追加といいますか、また次回、そういった機会が訪れるときには、そういったことも検討してまいりたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君。 ◆3番(都祭広一君) まさにホームページでの発信につきましても、厚生科学審議会等の公的な情報の中でも、発症予防と重症化予防は認められるけれども、ワクチンに対して、感染予防というのはなかなか難しいんじゃないかというようなことも言われておりますので、そうした情報もしっかり取っていただければと思います。 それで、国際オーソモレキュラー医学会の会長であります柳澤厚生先生という、ワクチンに対して非常に様々な御意見をいただく先生がいらっしゃいます。私も勉強会に参加してまいりました。その先生のお言葉をちょっと皆様に聞いていただきたいと思うんですけれども、リスクのあるワクチンを大人が接種をして、社会と子どもを守ろうというのなら理解できる。しかし、リスクのあるワクチンを子どもに接種して、社会を守ろうというのは理解できない。大人が盾となって子どもを守り、健やかに育てることが社会の本来の姿である。こうしたことを言われております。 まさにこれはワクチンだけではないんですけれども、ワクチンが悪いということを言っているわけではなくて、やはり今回の5歳児からのワクチン接種、未分化な子どもたちにどうしたらいいのかということの問題提起ということで質問させていただきました。市長からも、課長からも答弁いただきましたので、そうしたことを踏まえていただいて、ワクチン行政を進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。 私の質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 都祭広一君の一般質問を打ち切ります。 暫時休憩いたします。 △午後0時03分 休憩--------------------------------------- △午後1時00分 再開 ○議長(石田勝一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き一般質問を行います。 続いて、武田光由君の登壇を求めます。 武田光由君。     〔10番武田光由君登壇〕 ◆10番(武田光由君) 公明党の武田光由でございます。さきに通告しております内容に従いまして、一般質問をさせていただきます。 初めに、防災について、本市と所轄の気象台との連携についてお伺いします。 内閣府の気象情報によりますと、日本の年平均気温は様々な変動を繰り返しながら上昇しており、長期的には、100年当たり摂氏1.2度ほどの割合で上昇しているそうです。地球温暖化の進行に伴って、大雨や短時間に降る強い雨の頻度はさらに増加すると予測されており、台風や豪雨による風水害、土砂災害の発生リスクが高まっています。また、近年では前例のない水害が発生しており、行政において防災対応が一層求められているところです。 気象庁が提供する防災気象情報が住民の的確な防災行動に結びつくよう、気象台が市町村、都道府県、関係省庁の地方出先機関と一体となり、地域の気象防災に貢献する取組を進めております。 そこで、お伺いいたします。気象台が担当チームを編成し、各市町村固有の課題への対応を含め、市町村に寄り添い、担当者同士の緊密な連携関係を構築するとされています。具体的な取組としては、平常時に気象防災ワークショップなどの開催や防災気象情報の地域ごとの活用についての共有などが行われ、災害時には早い段階から記者会見などを実施し、住民に見通しを伝えるとともに、ホットラインによる首長への助言なども行うとされています。 本市と地元気象台との連携状況についてお伺いいたします。また、防災業務を担当する職員の育成についてお伺いします。 防災気象情報の受け手である市町村にも気象災害情報の専門家を育成していくことが大切であります。内閣府は消防庁等において、地方公共団体の防災業務を担当する職員を対象にした研修や訓練を定期的に実施しており、これらの研修等において、最新の気象行政の動向や防災気象情報の実践的な利活用方法についても情報提供をしているとのことですが、このような研修、訓練についての当市の参加状況についてお伺いいたします。 次に、コロナワクチン接種の状況とワクチン接種進捗についてお伺いいたします。 この2年以上の間、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に対し、心より御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。そして、新型コロナ対応の最前線で患者のケアをされている医療従事者の皆様をはじめ、エッセンシャルワーカーの皆様に心から感謝を申し上げます。 いまだ感染やまず、コロナ収束への決め手はワクチン接種による集団免疫の獲得にあると思われます。ワクチン接種及び予約体制の強化についてお伺いします。 本市におけるこれまでのワクチン接種の状況とワクチン接種進捗についてお伺いいたします。また、匝瑳市コールセンターの周知徹底及び体制強化についてお伺いします。市民からの不安や様々な疑問に対して、相談を受けている専用相談窓口としての役割は大きく、ワクチン接種に関する問合せがこれまで以上に集中しているのではないかと思います。コールセンターの周知の徹底と体制強化についてお伺いします。 次に、小児5歳から11歳への新型コロナワクチン接種についてお伺いします。 3月以降に開始する見込みの5歳から11歳の小児向けコロナワクチン接種に関しては、接種によるメリットとデメリットなど子ども、保護者、子どもに関わる人に対して広く周知徹底するとともに、接種前後の相談体制を準備しているのか、また、小児へのコロナワクチン接種の進捗状況についてお伺いします。 次に、HPVワクチン積極的勧奨再開についてお伺いします。 HPVワクチン接種は2011年度から基金による事業を経て定期接種となったものの、2013年6月より、国が積極的勧奨を差し控えるといたしました。その間、重篤な有害事象により、筆舌に尽くし難い後遺症を受けるに至った方々は心からお見舞い申し上げます。その一方で、今なお年間1万人近くの女性が子宮頸がんに罹患し、約2,800人もの方が命を落とされているとのことです。このHPVワクチンについては、積極的勧奨を控えたことから、接種率は1%未満まで激減しておりましたが、このほど国は積極的勧奨とならないよう留意すべきとしてきた勧告を廃止するという通知を発出しました。 具体的には、昨年11月のヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応についてであり、12月のヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種を進めるに当たって、相談体制、相談支援体制、医療体制等の維持、確保についてであります。 そこでお伺いいたします。定期接種対象者、またはその保護者に対しては、国の技術的助言は個別送付による情報提供を求めていますが、当市としてはどのような対応をしたのか、また、周知対象並びに周知方法についてお伺いします。 次に、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてお伺いします。 コロナ禍によって、外出自粛と運動不足のストレスにより、免疫力低下が懸念されます。不安による免疫力低下を契機に発症する疾患です。帯状疱疹は成人のほぼ100%がそのウイルスのキャリアであるという点です。つまり、幾ら自粛しても、人との接触機会を減らしたとしても、私たちはほぼ全員が既に潜伏感染しているため、ウイルスの感染を止めることはできません。既に体内に潜んでいるウイルスがいつ発症するか分かりません。免疫が下がったとき、つまり、体の調子が悪いときに発症します。発症すれば、神経細胞を一つ一つ潰しながら、激しい痛みを伴って進行します。痛みが1か月以上も続き、罹患後の神経痛は合併症として長期間残ります。頭部から顔面への発症も多く、痕が残れば、人に会うのに気が重くなります。発症を契機としたQOL低下、フレイル、虚弱化が進みやすい報告もあります。 そうなると、やはり予防の重要性が高いということになります。帯状疱疹は全人口の3分の1以上が一度は発症するとのことですが、誰にとっても他人事ではありません。さらに、発症した方の3分の2が50歳以上の発症であり、ピークは70代から80代とのことです。中高年にとっては疫病神のような存在ではないでしょうか。中高年は帯状疱疹という病気の詳細やワクチンで防げることなどの知識が少ないのではないでしょうか。情報提供を拡大していくことが必要です。 そこで、帯状疱疹で苦しんでいる市民の負担軽減のため、帯状疱疹予防接種の費用助成は考えられないのかお伺いいたします。 次に、糖尿病リスク予測ツールについてお伺いします。 医療費削減に向けた様々な取組をされていると思います。特に、糖尿病性腎症から人工透析への移行を食い止める施策は急務です。市民に意識啓発する上で、国立国際医療センターが配信している糖尿病リスク予測ツールを市ホームページにリンクを張りつけてはと提案します。 これは、身長、体重、血圧等の数値を入れるだけで、3年後の糖尿病発症リスクがパーセンテージで表示されるものです。さらに、活用として、市民への周知としては、例えば、QRコード化して、特定健診の受診案内及び特定健診の結果表に張りつけるなどしてはと提案します。所見をお伺いいたします。 最後に、公共施設や小・中学校の女性トイレに生理用品の配布についてお伺いします。 公共施設や小・中学校トイレに生理用品を常備してはと提案します。就学を支援するために、生理の貧困は避けることのできない課題です。経済的な理由で生理用品を買えない生理の貧困は、今回のコロナ禍で大きな問題となっています。子どもたちがネグレストで生理用品を買ってもらえないケースや、父子家庭で父親に言えないケースがあると聞きます。多くの自治体で、学校のトイレに生理用品を置くなどの取組が始まっており、文部科学省からも対応を求める通知が出されました。 学びの場である学校で、人目を気にせず手に入れることができる学校のトイレの個室に生理用品を置く等進めるべきではないでしょうか。学びの場である学校で、必要な子どもの手に届くように生理用品を備えることが大事ではないでしょうか。どの子どもも安心して学校に通えるよう、トイレットペーパーがトイレに備えてあるのと同様に、トイレには生理用品を備えるべきと考えますが、所見をお伺いいたします。 以上で、私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君の登壇質問が終わりました。 武田光由君の質問に対する当局の答弁を求めます。 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) ただいまの武田議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、本市と管轄の気象台との連携についてのお尋ねでございますが、台風の接近や大雨などの災害の発生が予想される場合には、本市を管轄する銚子地方気象台から防災担当の総務課に電子メールにより最新の防災気象情報や気象解説資料が提供されるため、災害対応の判断材料として活用しています。 また、24時間対応可能な防災担当者問合せ専用電話を通じて、気象官から本市のより詳細な気象状況と、防災上の留意点について直接助言を受けるなど、相互の連絡体制が整備されております。 このほか、大雨特別警報の発表など重大な災害が発生するおそれが高まった場合には、気象台長から、本市の総務課長へ直接電話が入るホットラインも構築しております。議員御指摘のように、激甚化、頻発化する自然災害に迅速かつ的確に対応していくためには、銚子地方気象台との連携は不可欠でありますので、市といたしましては、引き続き、連携を密にし、防災危機管理体制の強化に努めてまいります。 次に、防災業務を担当する職員の育成についてのお尋ねでございますが、本市では、平成30年度に内閣府主催の防災スペシャリスト養成研修に防災担当職員1名が参加しております。また、毎年、千葉県主催で開催される防災対応の実践研修や銚子地方気象台主催の気象防災ワークショップなどに参加し、防災担当職員のスキルアップを図っているところであります。 庁内の防災体制の強化とともに、各地区の自主防災組織との連携を図る上で、防災、減災、災害対応について十分な知識と技能を備えた職員の育成は大変重要であると考えております。 今後とも、有益な研修には積極的に参加させるなど、防災業務を担う職員の育成に取り組んでまいります。 次に、コロナワクチン接種の状況と進捗率についてのお尋ねでございますが、ワクチン接種につきましては、令和3年5月から開始し、令和4年2月末現在で2万8,913人、88.3%の方が2回のワクチン接種を完了しております。また、令和3年12月に医療従事者への追加接種を開始し、令和4年2月2日から65歳以上の方、3月7日からは64歳以下の方への追加接種を行っているところであります。 次に、市のコールセンターについてのお尋ねでございますが、令和3年3月30日に設置した当初は8名の専用オペレーターを配置し、市民の皆様からのお問合せに対応しておりましたが、令和3年4月7日からは専用オペレーターを10名に増員いたしました。また、令和3年12月1日からは、受付終了時間を午後4時から午後4時30分へと30分延長するなど、体制の充実強化を図っております。 なお、コールセンターの周知につきましては、市ホームページや広報そうさのほか、個別に送付する接種の案内文書においてお知らせいたしております。 次に、5歳から11歳への新型コロナワクチン接種についてのお尋ねでございますが、メリット、デメリットなどの周知につきましては、先ほどの都祭議員の御質問の中で御答弁させていただいたとおりでございます。 次に、接種前後の相談体制についてでございますが、お問合せにつきましては、市のコールセンターや健康管理課において受け付けていますが、市民の皆様の相談内容に応じて、千葉県新型コロナワクチン副反応等専門相談窓口や厚生労働省新型コロナワクチンコールセンターの御案内も行っております。 次に、5歳から11歳のワクチン接種の進捗状況でございますが、基礎疾患を有する方には、3月14日から優先予約を行うとともに、一般の方につきましては、3月17日、本日から予約受付を開始しており、3月23日からはワクチン接種を開始する予定でございます。 次に、HPVワクチン積極的勧奨再開についてのお尋ねでございますが、HPVワクチンは子宮頸がん予防ワクチンとも言われており、本年4月から定期接種の積極的勧奨が再開されます。また、積極的勧奨の差し控えにより、まだ接種されていない方に対しましても、接種が開始される予定であります。 なお、接種を進める上では、対象者が接種を検討、判断するための有効性や安全性に関する情報等を提供することが重要となりますので、積極的勧奨の再開について、市ホームページで市民の皆様へお知らせしているところであります。 今後、広報そうさによる周知とともに、令和4年度は中学1年生及び高校1年生相当の方を対象に個別送付による御案内と情報提供を行う予定であります。なお、積極的勧奨の差し控えにより、まだ接種をされていない方の対応につきましては、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において検討がされておりますので、情報が入り次第、市ホームページ等でお知らせしてまいります。 次に、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてのお尋ねでございますが、帯状疱疹につきましては、50歳以上から発症率が高くなると言われております。現在、帯状疱疹を予防する2種類のワクチンが国の承認を得ており、定期接種化については厚生科学審議会で検討が進められておりますので、今後、国の動向を注視してまいります。 最後に、糖尿病リスク予測ツールについてのお尋ねでございますが、生活習慣病である糖尿病の予防は市民の生活の質の維持だけでなく、医療費の上昇を抑え、財政負担を軽減することにもつながるものと考えております。 本市では、旭匝瑳医師会と連携し、千葉県糖尿病性腎症重症化予防プログラムに基づき、医師から指示のあった方を対象に、医療受診の勧奨や生活習慣の改善などの保健指導を行い、健康増進と医療費の適正化を図っているところであります。 糖尿病リスク予測ツールは、国立国際医療研究センターのホームページ上で公表されており、どなたでも利用ができますが、市といたしましては、今後、国立国際医療研究センターと調整をいたしまして、自己管理ツールとして身近に活用できるよう、市ホームページでのリンクの張りつけを行うなど、糖尿病の発症と重症化の予防に向けた取組を進めてまいります。 私からは以上でありますが、その他につきましては、教育長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは小・中学校における生理用品の配布についてお答えさせていただきます。 昨今、生理の貧困が社会的問題として取り上げられており、経済的な理由や緊急的に生理用品が必要になった場合に、児童生徒に不便や不安を生じさせないように配慮することは大変重要であると考えます。 本市の小・中学校における生理用品の配布につきましては、現在、保健室において、必要な児童生徒に対し、その都度配布を行っております。議員から御提案の小・中学校女性トイレ内での常時配備につきましては、適切な使用管理の問題があることから、保健室での配布としているところでございます。また、近隣自治体においても、本市同様、保健室での配布をしているとのことでございます。 本市では、小学校4年生から保健指導により、保健室での対応について周知を図っているところでありますが、女子児童生徒が1人で悩むことのないよう、より相談しやすい環境を整えてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 防災についてということで、昨夜は皆様も本当に驚かれたのかと、どうなるのかなというふうに、東北であるということで、しかしながら、やっぱり住んでいる匝瑳市は災害がなかったということも総務課のほうの防災関係から聞いております。ひとまず、当市にとっては何もなくてよかったかなと思いました。 今後、今回の水害という主な意味で伺いますと、7月、8月、線状降水帯が発生して、日本国内、河川の氾濫による、また土砂災害による人命に関わることが多くあります。そういった中で、大きな雨が降ったときにどうしていくんだということで、ちょっと心配なことが幾つかありまして、確認させていただきます。 水害から命を守るには、一人一人が適切な避難行動を取ることが大切であり、また水害に対する知識や心構えを持つことが大切だと思います。危機管理体制の強化という面では確立されているということですが、市民への周知ということで、現在、防災無線での周知がされているわけです。防災無線の普及率、また各家庭の間取りによって、防災無線が聞き取れないということも伺います。そういった中で、本当に知っていただきたい情報が届いているんだろうかということを思います。 そんな中で、近隣市町村でも行われている気象情報もしくは避難所開設情報のメール配信というのをやっています。そういったことが当市でできないかということを確認をさせてください。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 気象情報、避難所開設などを防災メールとして発信できないかとのお尋ねでございますけれども、現在、市独自の防災メールの配信は行っておりませんけれども、千葉県が提供しております、ちば防災メールに登録をしていただくことによりまして、本市における気象情報や注意報、地震情報、津波情報などをメールで入手することが可能となっております。 また、市が発令する避難指示等の避難情報につきましては、携帯電話4キャリア、これはNTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでございますけれども、これらが提供しております緊急速報メールを使用して一斉に配信されますので、本市域にいる方には直ちに避難情報を受け取ることができております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) ありがとうございます。 県が運用している防災メールで、市はこんなこともあんなことも情報発信していきたいんだという、例えば、避難所を開設したときに、その避難所に定員が例えば100人だとして、それを今現在50人避難している、あと残り50人しか入ることができない、そういったこともなかなか情報として県のメールとしては備えることはないと思うんです。そういったことを例えば何か所かの避難所運営の中で、近くに行きたいけれども、そこがいっぱいだということが事前に分かるようなシステムだったり、もしくは避難所を開設したときに、早い段階に最近は避難所も開設しているんですけれども、防災無線で、雨の中、先ほど言った、聞き取れない、知らなかったということが普及率、先ほど言った間取りの関係でなかなか伝わらないんじゃないかなと。市独自でメールをするとなると、初期費用、そして維持費というのは結構な金額かかることも聞いております。 しかし、命を守る対策としては本当に必要かなと。当市においてはやっぱり、大きな川の氾濫というのは考えにくいんですけれども、やっぱり、傾斜地が多いという、土砂災害によることがやっぱり大きな問題かなと思うんです。やっぱりそういった地域性というのもあるものですから、その地域の方に的確な情報を流すという意味では、やっぱり県の防災メールだけでは行き届かないかなと思うので、その辺の見解をお伺いします。 ○議長(石田勝一君) 布施総務課長。 ◎総務課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 防災に関する情報は複数の手段により、市民へ迅速かつ正確に伝達、提供することは重要でありますので、市独自の防災メールの導入は情報伝達体制の強化を図る上で有効な手段だということは認識しております。近隣でも導入している団体がありますので、そういった団体の事例を調査しまして、議員おっしゃったように、効果というのもありますので、そういったものを検証した上で、導入のほうについては検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 何やるにもお金がかかって、費用対効果を検証しながら、やっぱり必要とあらば、そういったこともぜひ進めていただきたいと思います。 あと、気象庁の職員がやっぱり貴重な人材で、今、気象庁、内閣府のほうで進めているんですけれども、気象アドバイザーの活用ということで、防災の知見を兼ね備えた気象の専門家でありますので、本制度を有効に活用することによって、災害対応力の強化が図れるものと認識しております。今後、ぜひ気象アドバイザーの活用をできれば進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、銚子気象台と本市の連携で、今、気象台長と総務課長、防災担当課長が連携しているかと思います。ワンランク上に行くと、市長と気象台長の連携ということがあるそうです。その辺、ホットラインで結ぶということでありますけれども、その辺、考えがあるかどうかお伺いします。 ○議長(石田勝一君) 宮内市長。 ◎市長(宮内康幸君) それでは、お答えします。 御提案のあったところ、私自身も確かに大きな災害を前に、そのような判断を下していく際、確かにこの直接のホットラインですか、その台長との直接のホットラインがあるということは、構築いただくことというのは大変重要なことだというふうに考えております。また、その情報、また助言を基に、より効果的な判断が下していけるのかなというふうに私も考えますので、ぜひとも、そのようなことは構築していきたいというふうに考えております。 しかしながら、直接、私の携帯番号ということとなると、またいろいろと課題もあるのかなというふうに思いますので、そのような、どういう取組、どういう形でホットラインをつないでいくかということは近隣市の状況なども確認しながら、今後検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) よろしくお願いしたいと思います。 ホットラインということで、今、携帯、スマートフォンですと、1台の携帯電話にSIMカードを2つ入れて、1台の携帯電話で2回線を持てるようなことができるんですね。ガラケーを持って、市長、2台の携帯を持って、寝るときも、遊びに行くことも少ないんでしょうけれども、年がら年中2台持ちながら、いつかかってくるか分からないやつを持って歩くのも大変かと思うので、そういった機種変更、今持っている携帯にそういったことができるかどうか分からないんですけれども、ぜひホットラインでつながって、何をどうする、迅速な、やっぱり災害は迅速でなければいけないので、ひとつ検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、コロナワクチンのことなんですけれども、今、予防接種がかなり進んできて、本当に健康管理課においては御苦労されているんだろうと思います。しかしながら、まん延防止等重点措置が、内閣、21日までで解除されることも聞いております。しかし、毎週ファクスで連絡いただいて、20人前後がずっと続いているんですね。匝瑳市にとっては、いつピーク、ピークが続き過ぎて、これが常態化しているような気もするんです。 健康管理課としても頑張って、そしてまた、学校教育のほうでも本当に神経をとがらせながら過ごされているものだと思います。また、土日なく出られて、その対応に追われていることも伺っております。ある意味、何とか収まらないかなという切に願いというんですかね、そんな中で、今何ができるんだろうということで、これは一つの案なんですけれども、例えば前回、太田市長が防災無線を使いながら、日本全国的にはまん延防止等重点措置が解除されるけれども、当市においてはピークなので、何とかこのピークを抑えるために、例えば防災無線だとか、新聞の折り込みだとか、回覧板でするとか、打てる手、声かけれるもの、その辺、私やるべきだと思うんですね。 このまま20が10になってほしい、5になって、ゼロになってほしいという、これでまん延防止を解除されたら困るよという個人的に腹の中で思っているんです。対応している教育委員会なんかも、先生方がぴりぴりしながらやっているんじゃないかと思うんです。かかるのはいいんだけれども、やっぱり後遺症というのも怖いですし、やっぱりかかっちゃいけないものだと思うので、何とか健康管理課としても何か今できること、やろうとしていること、ただ、感染してしまった人に対しての対応、予防策は、接種しているんですけれども、何かやろうとする考えはありませんか。今みたいな防災無線だとか、折り込みだとか、それをちょっとお伺いします。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 議員おっしゃるとおり、ここ2月以降、匝瑳市におきましても複数名の感染者が出ているという状況が続いております。これにつきまして、感染対策が重要だということが基本でございますので、こういったことを改めまして、先ほど議員がおっしゃられたように、防災無線であったり、新聞折り込みチラシを使って、再度啓発をしていきたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 何とかコロナ感染を抑えて、一人一人注意しているんですけど、これでもやっぱり足らないということだと思うので、行政のできることは、やっぱり一つ一つ積み重ねながら、抑えていっていただきたいと思います。 あと、コロナワクチンの中で、5歳から11歳の接種ということで、先ほど都祭議員の質問の中でも、やっぱりしっかり説明してやるべきだという、例えばホームページを見てくださいという、提供する側でもあるんですけれども、例えば市への相談、市への電話での相談というんですかね、例えばコールセンターに電話したら、コールセンターの方がその相談に乗ってくれるのか、また、保健師の方が相談に乗ってくれるのか、保健師の方の知識を、かなりの知識を得なくちゃいけないし、また、相談するところはどこなんだという、その辺のことが明確になっているのかどうか確認をさせてください。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 御相談ということでございますが、市のコールセンターのほうでも相談を受け付けておりまして、ある程度の知識を持ってお答えをしているところでございますが、専門的な保健師等の対応が必要な場合には、健康管理課のほうへ電話のほうを引き継ぎまして、健康管理課の保健師のほうで対応いたしております。 また、健康管理課の保健師も勉強しておりますが、それ以上の分からないことにつきましては、国であったり、県であったりのコールセンター等への御案内をしているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 本当に私はこれが一つの感染の抑止力だと思うと、やっぱり正しい知識の上に親御さんが判断するものだと思うので、なかなか正しい状況、正しい判断というのがどうなんだという、最後になって開いてみないと分からないにしても、ある情報、厚生労働省の情報が一番正しいのかなと思いながら、その辺しっかり情報提供をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、HPVワクチンの接種についてお伺いします。 先ほど申し上げましたように、HPVワクチン接種率は全国で1%未満まで落ち込んでおり、本市も例外ではないと思います。この接種率を引き上げることは容易ではないと思います。どうか、勧奨再開となった際には、希望される方全てが接種期間内に接種できるよう、有効性と安全性等に関する情報を十分に提供できるように、最大限に努めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 情報提供につきましては、厚生労働省の審議会におきましての議論を踏まえたリーフレットが本年の1月に改定をされておりますので、こちらの資料を活用いたしまして、周知を図りたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 通常の予防接種と違い、HPVワクチンはこれまでの積極的勧奨をしてこなかったワクチンです。そして、そのための接種率が1%未満まで激減してしまったワクチンなので、ほかの予防接種とは全く異なるワクチン接種だと受け止めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 平成25年の6月以降、研究、審議が重ねられまして、HPVワクチンの接種歴のない方におかれましても、HPVワクチン接種後に報告をされております症状と同様な症状を有する者が一定数存在することでありましたり、国内外の知見を踏まえまして、改めてHPVワクチンの安全性について、特段の懸念が認められないことが確認をされました。接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたために、積極的勧奨の再開となっております。 また、積極的勧奨の再開を進めるに当たりまして、国では、地域におけるHPVワクチン接種に係る診療や相談体制の強化がされておりまして、3月には医療者向けのHPVワクチン接種についての研修会もされておると伺っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 次に、キャッチアップ接種の問題についてお伺いします。 厚生労働省はさきの通知とは別に、昨年12月28日にもう一つの通知を地方公共団体に発出しております。厚生労働省健康局健康課からの事務連絡です。これは積極的勧奨を差し控えていた期間に接種機会を逃してしまった人たちにも公平な接種機会を確保しなければならない。そうした人たちをキャッチアップしなければならないという通知であります。 これによれば、接種対象は平成9年度生まれから平成17年度生まれの女子、キャッチアップ期間は令和4年4月から令和7年3月までの3年間とすることが示されています。 そこで、お伺いいたします。まず本市としては、キャッチアップ接種を希望される対象者の側に立って丁寧に進めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 3月11日に自治体向けの説明会がございましたので、この説明会の内容を基にいたしまして、対象者が接種につきまして検討、判断できますよう、HPVワクチンの有効性、安全性につきまして、広報紙やホームページ等で丁寧に説明をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) このキャッチアップ接種の対象者についてですけれども、本市にどのぐらいいらっしゃるのか。そして、対象全員に郵送通知をすべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 対象者につきましては、平成9年度生まれから平成17年度生まれの女子でございまして、1,192人となります。また、対象者への通知につきましては、令和4年度当初予算に計上してございませんので、今後、補正予算に計上いたしまして、御可決いただければ、対象者全員に通知をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 国の連絡には、キャッチアップ対象者は16歳以上であることを踏まえ、HPVワクチン接種後においても、子宮頸がん予防の観点から、子宮頸がん検診や性感染症対策が引き続き重要である点について、併せて周知していく必要があるということも書かれており、こうした16歳以上の方々への非常に重要な情報についても段階的に行うことなのでしょうか。お伺いします。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 子宮頸がん検診が受けられる20歳になる年には、本来登録制ではあるのでございますが、市といたしましては、全員に受診勧奨の通知をいたしております。あわせまして、キャッチアップの通知をする際には、検診を促す内容を周知してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) どちらにしても、HPVワクチン、対象者も多く、丁寧に説明しながら進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に移ります。 帯状疱疹ワクチン接種の助成ということで、国でも今、厚生労働省審議会のほうで議論されているということであります。実は私、去年の初めですか、1年ちょっとたつんですけれども、帯状疱疹になってしまったんですね。まさか自分がと思いながら、最初全然分からなかったんです、全然、ぶちぶちできて、何かなと思って、ちくちくしたりとか、家族でちょっとかかった者がいたものですから、それは帯状疱疹だよということで、医者に行ったら、そうだということで、抗生物質を飲んで収まったんですけれども、そのときには、このワクチンがあることの存在を知らなかったんですね。帯状疱疹という存在もそんなにどんな病状なのか知らなかったんです。人からはそういった病気があるよということは聞いていたんですけれども。 調べてみると、全員がそういった菌を持っていて、それが3分の1が発症するかしないかという状況の中で、やっぱりコロナ禍の中で、非常に身近に、私の身近でも結構発症する方がいて、接種費用が2万円から3万円、2種類あるという市長からの答弁もあったんですけれども、接種に当たり、2万円から3万円、大きいんですね。なかなか助成というのはやっぱり厳しいのかなと思いながら、しかし、この病気について、予防はできないまでも、こういった、なってしまったときに治せる、抗生物質で治せる、これが期間が過ぎてしまうと、神経に入って、長く痛みが伴うことになってしまうというのは一つ問題だなと、完治することがなかなかできないということであります。 だから、早い段階でお医者さんに行けばいい病気だということ、どんな症状なんだということ、そういったビラであったり、広報に載せたりしていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 帯状疱疹のワクチン、予防のワクチンにつきましては、私も認識が不足していたということもございますけれども、御存じの方は少ないと感じております。最近、テレビのコマーシャルでも流しているという状況もございまして、ポスターを掲示して、ワクチンを接種している医療機関も市内にはございます。50歳を過ぎたら、任意で予防接種が受けられるということを今後ホームページ等でお知らせをしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) なかなか知らない方が、今言われたように、いるということで、やっぱりポスターだったり、しっかり健康維持のためにも知っていただきたい病気かなと思いますので、助成については、私は1,000円でも500円でもいいと思うんですよ。動機づけになればいいな。例えば500円でも1,000円でも、予防接種の助成があるよと。助成してまで、その接種をしたほうがいいという、そういったことを知っていただきたい。ポスターだけだとなかなか見ないけれども、お金をもらえるものって何だろうというときに、動機づけに餌を出すわけじゃないんですけれども、やっぱり動機づけにどうすべきかということをちょっと、助成という表現でやらせてもらったので、また、とにかく周知徹底をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次に移ります。 糖尿病リスク予測ツールについては、昨日、おとといですか、今回一般質問でやるものですから、早い時期にリンクしていただけるのかなと思いながら、期待をしたんですけれども、早い時期に課長にやっていただきたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 ホームページ上の公表につきまして、糖尿病性腎症重症化予防の内容を含めてリンクを張るということで今準備を進めておりますので、早急に対応したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) 健康に関しては、いろんなツールがあって、しっかり発信していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後に小・中学校のトイレの生理用品ということで、私も今回、おやじが小さい子の生理用品の話をするのが本当に非常に迷って、どうしたらいいものかなと思いながら、今回、教育長に答弁願って、きっと教育長は孫のことを思いながら答弁してくれたものだと思って、私は今日かつらをかぶって、女性からのお願いのつもりでやりたいなと思いながら、しかしながら、貧困という中で社会問題化している中で、やっぱりそういった支援をしている自治体があって、教育現場のいろいろ問題もあるにしても、やっぱり困っている子どものところに届けたいという思いで、今回、入れさせていただきました。 今回、生理用品の、いろいろ教育上の問題だったり、運用上の問題だったり、それは理解いたします。しかしながら、やっぱり財源あってのことかなと思うと、ちなみに、どの程度の予算を必要とするのか確認をさせてください。 ○議長(石田勝一君) 矢澤学校教育課長。 ◎学校教育課長(矢澤敏和君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 学校によって、どのトイレに配備するかは違ってきますので、一概に言えないんですが、小学校4年から6年生、それから中学校1年から3年生に、個人的に5つ程度割り当てたとして試算しますと、約4,000個ほど必要になりますので、約20万円弱となります。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君。 ◆10番(武田光由君) この20万円というのは年間という考え方でいいですか。ありがとうございます。年間でその程度かかるということであります。小さいお子さん、私も女の子3人育てた、女房が育てたんですが、私が育てたわけじゃないんですけれども、今回この質問に当たって、ちょっとやり取りしたんです。こっちも気遣うし、向こうも言葉を選びながら答えるんですけれども、なかなか男の立場で物事を考えて、何がいいとか悪いとか判断するのが本当に難しいなと思いました。 そんな中で、思いということがちょっとあって、これ新聞記事なんですけれども、生理用品とは特別関係ないんですけれども、先生がこう思うという部分でちょっと記事に、小学校教員のこんな話を伺ったという、担任した学級に授業中にいつも居眠りをする女子生徒がいたというんですね。優しく注意するが、なかなか改善しない。ある日、その少女が提出した宿題ノートを見た。数字だけ書かれた最後の文字はにじんでいたというんですね。その先生が涙のせいでは、ちょっと疑問に思ったというのです。 そのことを想像した彼女が居眠りしている少女に聞いたって言うんですね。実は病弱な母が寝込みがちで、家事と弟たちの世話に追われて、宿題まで手が回らないとのことだったというんですね。先生は彼女をずっと励まし続けて、少女は一生懸命奮闘したというんですね。最後に小学校の先生にまでなったという新聞記事だったんです。 この先生がすごいところは、涙かどうか分からないけれども、人を思う、少女を思う心がその子を支えたんだなと思ったんです。 恐らく、今回の貧困の問題も養護教諭の方が本当に目を配りながら対応されているものだと思います。しかしながら、多くの児童、要保護、準要保護、なかなか1人で2人で見ることのできない状態もあるのではないかなと。そのときに、やっぱり1人の子、なかなか言い出せない子がいたときに、置いてあることが大事かなと思うので、これは世の中の動きもありますけれども、そういった思いを今後、しっかり熟慮していただいて、検討願えればと、願って、私の一般質問を終えます。 ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 武田光由君の一般質問を打ち切ります。 これにて本日の一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 3月18日金曜日は、定刻より会議を開き、一般質問を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会をいたします。 △午後1時57分 散会...