匝瑳市議会 > 2021-03-12 >
03月12日-04号

  • 千葉県循環器病センター(/)
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  1. 匝瑳市議会 2021-03-12
    03月12日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 3年  3月 定例会          匝瑳市議会令和3年3月定例会議事日程(第15日)                      3月12日(金曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問  16番 田村明美君  15番 苅谷進一君3 議会運営委員会委員の選任について4 散会---------------------------------------出席議員(16名)     議長  石田勝一君       副議長  平山政利君     1番  宮内康幸君        2番  都祭広一君     3番  増田正義君        4番  椿 日出男君     6番  林 明敏君        7番  山崎 等君     8番  行木光一君        9番  武田光由君    10番  小川博之君       11番  石田加代君    12番  浅野勝義君       14番  佐藤 悟君    15番  苅谷進一君       16番  田村明美君    18番  欠員---------------------------------------欠席議員(1名)    13番  栗田剛一君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    主幹          山崎利男 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大川純一君 企画課長        林 雅之君   総務課長        大木寛幸君 財政課長        布施昌英君   税務課長        塚本 優君 環境生活課長      鎌形 健君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      武田英樹君   福祉課長        畔蒜稔行君 高齢者支援課長     神子和男君   市民病院事務局長    太田和広君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより3月11日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、3月11日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、田村明美君の登壇を求めます。 田村明美君。     〔16番田村明美君登壇〕 ◆16番(田村明美君) おはようございます。日本共産党田村明美です。朝から傍聴もしていただきましてありがとうございます。 大きく分けて8つの点について質問いたします。 1つに、新型コロナウイルス対策関連の医療・相談体制、PCR検査について、2つ、ワクチン接種について、3つ、国保税の特例減免について、4つ、生活保護制度の運用について、5つ、地域福祉計画について、6つ、第8期匝瑳市高齢者福祉計画介護保険事業計画について、7つ、高齢者等交通弱者のための交通施策について、8つ、高病原性鳥インフルエンザ対策についてです。 第1のコロナウイルス関連の医療・相談体制について伺います。 昨年12月以降、この間の市内の医療機関及び行政における発熱相談、診療・専門医療機関の紹介等の状況について伺います。年末年始を含む期間の発熱等の相談や診察について、平日の日中は市民病院等でも対応できるが、休日夜間は千葉県発熱コールセンターに電話をして、診察してくれる医療機関を教えてもらってくださいということを市民の皆さんにお願いしてきました。そこで混乱は全くなかったでしょうか。患者さんは一人残らず、スムーズに診察やPCR検査など必要な検査ができたでしょうか。実情を説明ください。 さらに、感染者の発生、その関係者に対するPCR検査実施の判断に関して伺います。昨年4月より本年3月12日、本日までの市民の感染陽性者は68人になりました。保健所の調査でも感染経路不明のケースが増えています。また、マスク常時着用など感染防止対策がなされているという判断からなのか、濃厚接触者はいないという結果報告も増えています。濃厚接触者でなければ、PCR検査の行政検査は行われませんので、感染の広がりはないのか不安が残ります。 そこで、さらに十分な感染拡大防止策として、保健所の指示がなくても、匝瑳市の判断でPCR検査を行うことを求めたいと思うのですが、この間の市内の事例はどうであったのか伺います。感染者発生が分かった野栄中学校野田小学校市立幼稚園匝瑳市役所の場合の、関係する周りの方々へのPCR検査実施についての判断、また、その根拠や理由を教えてください。 第2の新型コロナウイルスワクチン接種について伺います。 広報そうさ3月号では、3月下旬に65歳以上の市民にワクチン接種券を送付するとありますが、実施時期は相当遅れそうです。そして、順序としては、次に64歳以下で基礎疾患を持っている人が対象となりますが、この基礎疾患を持っている方、何を見てどういう方法で抽出し、接種券は送付することになるのでしょうか、伺います。 第3、国保税の特例減免について伺います。 国民健康保険税について、新型コロナウイルス感染症対策として、特例減免制度が施行されていますが、制度内容、周知の方法、相談、申請数、減免決定数について伺います。 第4、生活保護制度の運用についてです。 安倍前首相は国会を通じて、生活保護は国民の権利なので、困ったときは十分利用をと国民に呼びかけました。生活保護の申請がなされると、本人の3親等までの親族に、経済的支援ができるかどうかなどの問合せをする扶養照会というものが必ず行われると、そのことが生活保護の必要がある人が申請に踏み切れない重い理由になっている。そういう議論が国会で重ねられました。 扶養照会は、生活保護申請の際の義務ではないと厚生労働省も認め、是正を行ったと聞きます。匝瑳市の扶養照会について説明ください。 第5の第2次匝瑳市地域福祉計画地域福祉活動計画事業進捗状況について伺います。 匝瑳市と匝瑳市社会福祉協議会の協働で策定された、令和2年度からの5か年計画となっています。行政が施策として取り組むことができにくい部分の活動を匝瑳市社協に委託し、住民対象の福祉や地域での共助を具体化していこうという目標・目的のものということなのでしょうか。市民全体にはあまり知られていません。私も勉強不足でした。ですから、計画の進捗状況など説明をお願いいたします。 第6、第8期匝瑳市高齢者福祉計画介護保険事業計画の内容について伺います。 令和3年度から5年度まで、3年間の市民の介護サービス必要量と、それに対するサービス供給量を算定し、その上で、65歳以上の市民が支払う介護保険料額を示したのが第8期高齢者福祉計画介護保険事業計画となっています。市の責任で策定されました。 介護保険料の値上げについては、今議会の議案として提出されています。高齢者福祉計画の名称が、この計画についていますが、残念ながら福祉施策は姿を消して、40歳以上の人が支払っている介護保険料でかかった費用の半分を負担する、介護保険特別会計の中で行われる事業の計画になっていると思います。第8期の計画内容の特徴を、まず御説明ください。 7番目、高齢者等交通弱者のための交通施策の実現について伺います。 独り暮らしの高齢者、高齢者だけの世帯が増え、また、家族同居であっても、いつでも自家用車での送迎を頼めるわけではない、循環バスの停留所までは遠い、タクシーでは料金がかかり過ぎるといった理由で、とりわけ高齢者の方々から移動手段として手軽に利用できる交通施策の要望が上がっています。市としても、地域公共交通計画がつくられ始まっているということですが、詳細な説明を求めます。 最後の第8、高病原性鳥インフルエンザ対策について伺います。 昨年12月、千葉県いすみ市内の養鶏場で鳥インフルエンザの感染発生が確認され、飼育されている鶏約114万羽の殺処分がなされて以降、本年1月にいすみ市内でさらに約113万羽、横芝光町内アヒル農場で約8,000羽、匝瑳市内のアヒル農場で約5,400羽、さらに、養鶏場での感染確認は、匝瑳市内、旭市内、多古町内に及び、合わせて500万羽近い鳥の殺処分を実施、かつ法に定められた期間の鶏卵等の出荷制限や移動制限、徹底した関連場所や車両の消毒などが、千葉県の指導・指示によって行われております。 農林水産省は、2月8日に関東農政局千葉県拠点に、農林水産省鳥インフルエンザ現地防疫対策本部を設置し、千葉県との緊密な連携を図り防疫措置の徹底を行うとしました。匝瑳市内の鳥の処分は82万3,000羽に及びました。災害に見舞われた農場の方々、関係者の皆さんの御苦労をねぎらい、支援策の拡充を求めます。 そして、殺処分した鳥について、一部は焼却処理施設での焼却を実施中と聞きますが、ほとんどを土の中に、鳥の処分体を詰めた袋ごと埋め込んで最終処分とするという計画がから示されているようです。現在の進捗状況を説明ください。 ビニール系の袋やフレコンバッグ、ビニールシートとともに、大量に鶏の処分体を埋めた土地について、周りの土壌や地下水に影響はないのか。5年後、10年後、影響は出ないのか。しっかりした回答を求めるものです。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の登壇質問が終わりました。 田村明美君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 皆さんおはようございます。 それでは、ただいまの田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、昨年12月以降の市内医療機関及び行政における発熱相談、診療・医療機関紹介等の状況についてのお尋ねでございますが、では、昨年11月に新しい医療体制として、発熱患者等の外来診療・検査体制を整備したことから、市では、この発熱時の相談窓口につきまして、新聞折り込みチラシ防災行政無線、広報そうさ、ホームページ等を活用して周知を図ってまいりました。発熱相談コールセンターや市の相談窓口、発熱相談医療機関の各相談窓口で、発熱外来医療機関の情報が共有できるようになったことにより、市民の皆様が迅速に地域の医療機関で検査や治療を受けられるようになったものと考えております。 なお、発熱相談コールセンターでは、年末年始において、回線不足により一時的に電話がつながりにくい状態となったものの、そのほかについては混乱なく御案内できたとお聞きしております。 次に、新型コロナウイルス感染症に係る国民健康保険税特例減免制度についてのお尋ねでございますが、御承知のとおり、この特例減免制度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた世帯に対する国の支援施策であります。市では、昨年6月の国民健康保険税納税通知書を発送する際に、本制度に関する案内文書を同封するとともに、あわせて広報そうさ6月号や市ホームページのほか、新型コロナウイルス感染症対策本部が発行する新聞折り込みチラシ等を通じまして、広く市民の皆様にお知らせしたところであります。 現在のところ、特例減免制度の延長等に関する情報はございませんが、コロナ禍により市民の皆様の健康面や経済面に対する影響が大変危惧されますことから、今後も国・等の動向を注視してまいります。 次に、第2次地域福祉計画及び地域福祉活動計画の進捗状況についてのお尋ねでございますが、本計画は、匝瑳市地域福祉計画及び地域福祉活動計画計画期間終了に伴い、令和2年度から令和6年度までの5か年を計画期間として、昨年3月に策定し、各施策の推進に当たっているところであります。地域福祉計画は市が策定する福祉分野の上位計画であり、また、地域福祉活動計画は市民等の地域主体の自主的・主体的な行動計画として、匝瑳市社会福祉協議会が策定いたしましたが、両計画とも地域福祉の推進を共通の目標としており、市と社会福祉協議会が連携して取り組みながら地域福祉を進展させていくものであります。 なお、令和2年度は計画期間の1年目であり、進捗状況については、現在点検を行っているところであります。 次に、第8期匝瑳市後期高齢者福祉計画介護保険事業計画の内容についてのお尋ねでございますが、本計画は、令和3年度から令和5年度の3か年を計画期間として、匝瑳市地域福祉計画等の関連計画との整合を図り、高齢者の総合的な医療、福祉、介護に関する計画として策定したものであります。 計画では、団塊ジュニア世代が65歳以上になる令和22年までを見据え、引き続き地域包括ケアシステムの充実を図るとともに、高齢者の介護予防及び健康寿命の延伸のための取組をさらに推進してまいります。 このほか、認知症の方が、地域の中でできる限り自分らしく暮らし続けることのできる社会の実現を目指して、認知症施策推進大綱に沿った認知症施策の充実を図ってまいります。 次に、本計画における介護保険料についてのお尋ねでございますが、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料につきましては、介護保険事業計画である必要なサービス見込量に係る使用額を推計し算定するものであります。 第8期計画においては、高齢者の進展に伴う、要介護認定者数の増加などにより、必要なサービス量の増加が見込まれていることから、適正な保険料について調整した結果、第1号被保険者の負担軽減と介護保険財政の均衡を保つため、介護給付費準備基金から1億7,140万円を取り崩し、介護保険料基準額を月額5,400円としたものであります。 次に、高齢者等交通弱者についての交通施策についてのお尋ねでございますが、高齢者や児童生徒などが、誰もが安心・安全に移動できる公共交通施策を講じていくことが大変重要であると認識をしております。 本市では、令和4年度内をめどに、新たな公共交通施策を実施していくため、その推進母体として、地域公共交通活性化及び再生に関する法律等に基づく法定協議会となります、匝瑳市地域公共交通活性化協議会を昨年5月に設置をいたしました。協議会では、本年度及び来年度の2か年をかけまして、本市に係る持続可能な公共交通ネットワークの整備に係る関係計画を策定してまいります。 本年度は、公共交通対策マスタープランとなる、匝瑳市地域公共交通計画の策定が進められていますが、この計画では、高齢者、障害者及び生徒などの交通弱者への対応を公共交通の課題としております。 市といたしましては、そのような地域の課題を踏まえ、交通弱者に配慮した新たな公共交通網の構築に取り組んでまいりたいと考えております。 最後に、鳥インフルエンザ対策についてのお尋ねでございますが、初めに、防疫措置の実施主体についてでありますけれども、家畜伝染に対する防疫措置では、家畜伝染予防法及び高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染防疫指針に基づき、都道府県が国及び市町村と連携して、蔓延防止のための措置を行うものとなります。 次に、市の防疫体制と対応についてのお尋ねでございますが、市では発生当初に匝瑳市急性悪性家畜伝染防疫対策本部を設置し、全庁体制の下、情報の共有を図るとともに、市のホームページにより随時お知らせをしております。また、が実施する防疫措置等に協力して、職員の派遣等を行ってまいりましたが、現在は、全ての殺処分が終了し、焼却処分等が行われております。市といたしましては、市内での防疫措置等が早期に終了できるよう、引き続きに協力をしてまいります。 私からは以上でございますけれども、そのほかについては、担当課長から御答弁申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 私からは、コロナ関連医療相談体制から相談件数、PCR検査実施の判断と濃厚接触者の判断基準、ワクチンの接種計画と実施方法、その体制についてお答えをさせていただきます。 初めに、相談件数といたしましては、健康管理課への問合せ状況でございますが、12月と1月、合わせて94件の問合せがございました。内訳といたしましては、発熱等の症状についてが59件、一般的な相談についてが35件でございました。相談結果の案内先といたしましては、かかりつけ医が9件、発熱外来が32件、保健所等が31件でございました。また、健康管理課での対応で終了した相談は22件で、内容といたしましては、陽性者や濃厚接触者との接触に関することなどでございました。 次に、PCR検査の実施判断についてのお尋ねでございますけれども、新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる方の行政検査につきましては、国の基準に従って、症状や感染症患者との接触の状況など、医師が総合的に判断した結果、必要と認めた場合に行うものとされております。 また、濃厚接触者と認定された方につきましても対象者となることから、感染症患者からウイルスに感染する可能性のある、発症2日前までに接触のあった方について保健所が積極的疫学調査を行っております。症状のある方、濃厚接触者と認定された方のいずれの場合におきましても、最終的には医師が必要と認めることが行政検査の実施要件となっております。 次に、濃厚接触者の判断基準につきましては、濃厚接触者の判断はマスクの着用の有無や会話など発声を伴う行動の有無、さらに3密の状況等によっても感染の可能性は大きく異なりますので、患者や、また家族や職場などの細かい聞き取り調査をした上で行われております。さらにクラスターが発生する危険性がある場合については、その状況を鑑みて必要性が判断をされております。 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種計画と実施方法、体制についてのお尋ねでございますが、市ではワクチン接種に当たり、本年1月に匝瑳市新型コロナウイルス予防接種実施計画を作成いたしまして、その中で接種の実施スケジュールや予約、受付方法、接種方法等を詳細に定めております。現在、この計画に基づき、旭匝瑳医師会及び市内の医療機関に御協力をいただきながら、準備を進めているところであります。 次に、基礎疾患をお持ちの方につきましては、基礎疾患については本人の申告ということになりますので、不安のある方につきましては、事前にかかりつけ医に御相談をしていただくようお願いいたします。 次に、接種の実施方法や体制につきましては、都祭議員、林議員、宮内議員の御質問に御答弁させていただいたとおりでございますが、接種の開始時期が当初の予定より遅れている状況でございます。市といたしましては、引き続きワクチン接種に関する正確な情報等の把握に努め、接種体制に万全を期してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 畔蒜福祉課長。 ◎福祉課長(畔蒜稔行君) それでは、私から生活保護制度の運用についての御質問にお答えいたします。 生活保護の申請の際に、親族等へ援助の有無を確認する扶養調査である扶養照会につきましては、身内に知られたくないなどの理由から、保護が必要であるにもかかわらず申請に至らないケースがあるものと承知しております。本件につきましては、令和3年2月26日付の国の事務連絡として、この扶養照会の取扱いを、これまで20年間音信不通の場合は照会不要としていたものを、10年程度に短縮されることとなりました。なお、この取扱いにつきましては本年3月1日から適用されております。 次に、申請受理後でございますが、福祉課といたしまして申請受理後、決定の可否を審査するに当たりまして調査を行います。まず、戸籍調査でございますが、要保護者の戸籍から居住歴、婚姻歴等を調査し、扶養義務者を確認いたします。続きまして、その方の扶養調査を、当該扶養義務者に扶養援助の可否があるか確認いたします。 続きまして、課税調査でございますが、要保護者の住民税、固定資産税国民健康保険税軽自動車等の賦課状況について、課税権を有する自治体のほうへ照会を行います。 続きまして、銀行、保険会社、日本年金機構、その他関係機関のほうへ、資産の有無等の照会を行います。 続きまして、病状調査でございますが、要保護者が通院・入院している医療機関に病状の調査を行います。病状や稼働能力の有無を確認いたしまして、保護の要件を充足しているか、援助方針の樹立の指針といたします。 続きまして、訪問調査でございますが、保護申請から原則1週間以内に要保護者の居所を訪問いたしまして、生活実態の有無、居住に耐える環境か、衛生状態等の確認をいたしましたら、生育歴、職歴等の生活歴、親族や近隣との交流状況等の各種聞き取りの調査を行います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 塚本税務課長。 ◎税務課長(塚本優君) それでは、私からは国民健康保険税特例減免制度について、市長答弁に補足をさせていただきます。 まず初めに、制度の内容でございますが、対象世帯につきましては、1点目が新型コロナウイルス感染症により、主たる生計維持者が死亡または重篤な傷病を負った世帯でございます。こちらにつきましては全世帯が対象となります。 2つ目は、新型コロナウイルス感染症の影響により、主たる生計維持者の収入の減少が見込まれる場合で、まず、主たる生計維持者の事業収入の減少額が昨年の収入額の3割以上あること。2点目といたしまして、主たる生計維持者の昨年度の合計所得額が1,000万円以下であること。3点目といたしまして、減少が見込まれる事業収入に係る所得以外の前年の所得が400万円以下であることの、3点全てに該当する場合でございます。 なお、減免の割合でございますが、世帯主の前年の合計所得によりまして、全額減免、8割減免、6割減免、4割減免、2割減免となっております。 対象の国民健康保険税でございますが、令和2年1月1日から令和3年3月31日までの間に納期限が設定されている、令和元年度及び令和2年度の国民健康保険税となっております。 次に、特例減免制度の実績でございますが、令和3年2月28日時点における相談件数が90件、このうち減免を申請された方は53件で、決定は52件となっております。減免額につきましては672万3,300円となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは、交通施策について、市長答弁に補足をさせていただきます。 今後、地域公共交通活性化協議会での関係計画の策定予定でございますが、本年度は、マスタープランとなる匝瑳市地域公共交通計画の策定を行い、令和3年度につきましては、循環バスの再編やタクシーの利用促進など、具体的な事業内容を取りまとめた匝瑳市公共交通利便増進実施計画の策定を行う予定でございます。なお、匝瑳市地域公共交通計画は、今月に予定されております第5回匝瑳市公共交通活性化協議会におきまして、パブリックコメントでいただいた御意見を御審議いただきまして、本年度内に策定される予定となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 答弁ありがとうございました。 ただ、事前に課長、職員の皆さんにお聞きしたりとかしたわけなんですが、もう少し詳細な答弁いただけるものと思っていました。なぜそんなに簡潔にしてしまうのかなと残念です。 再質問させていただきます。 コロナウイルスの医療相談体制ということで、12月から1月にかけて健康管理課には94件の相談があったということで、それから、重要なのが千葉県発熱コールセンターの回線数が少なかったためか、一時的につながらない状態があったと、恐らく年末年始前後ではないかと思うんですけれども、そのときにどうしたらいいか、あるいはその方々がどうされたのかというのは、状況把握していますか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 のコールセンターでございますが、昨年の12月31日の午前4時から1月4日の午前1時の約4日間、約412件に対応ができなかったということでございました。その後は復旧をし、回復をしたということでございますが、その間のの対応につきましては、私どもでは把握をしておりません。 以上でございます。
    ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 千葉県コールセンターですから、匝瑳市は管轄していないと。その匝瑳市内、市民が電話がつながらなくて困ったということは、後々も全然健康管理課のほうには、市民の方々あるいは職員の方から情報は入っていませんか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 健康管理課のほうには、電話がつながらなかったといったような苦情は寄せられておりません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 何事もなかった、スムーズにいったということだったらよかったなと思うわけなんですけれども、ただ、12月議会の時点で、千葉県コールセンター、回線は1本ではないことはよく分かりますけれども、が民間事業者に委託した千葉県コールセンターの電話だけで大丈夫なのかと、年末年始大丈夫なのかと。少なくても、その休業中に匝瑳市の責任として、ここに電話相談してくれば何とか考えますよと、そういう相談番号なり相談体制を取っておくべきじゃないかというふうに求めたわけなんですけれども、一切市としては関与しないという答弁だったと思います。 本当に市民が何事もなかったらよかったけれどもというふうに今思っていますので、できるだけそんなことはどうであったのかと、これからも引き続き情報を集めるようにして、検討いただきたいというふうに思います。 それから、PCR検査の実施判断についてなんですけれども、野栄中学校野田小学校市立幼稚園匝瑳市役所、これは児童生徒さん、職員の方が感染陽性となったということが分かりました。ただ、濃厚接触者はいなかったという報告もありましたし、それからPCR検査を一定程度したという報告もありました。 特に、中学校・小学校の児童生徒さんが感染陽性となったときの検査の判断なんですけれども、保健所、が判断したことだと思いますが、やっぱり児童生徒との関係ということで、3密を避けるような大人社会とは違うということでの配慮があったのかなとも思うんですが、それはどうだったんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 学校関係の感染者が出たということで、集団発生、クラスターになるおそれがあると判断される場合には、保健所のほうでそれなりに濃厚接触者の特定をいたしまして、検査をしているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 保健所の判断任せだけではなくて、市として保健所に対して、この事例はこの範囲まで、あるいはこの方々に対して検査をしていただいたほうがよろしいんではないかとか、安心・安全のためにやってほしいとか、そういう要望は一切したことがないんですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 あくまでも国の実施判断に基づいて保健所が調査をしているということでございますので、市からそういったお話はしてございません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 医師の判断があれば、医師の指示があれば、ほとんど検査に結びつくんではないかと思います。ですので、匝瑳市の対策本部、そして事務局は健康管理課ですので、その立場でももう少し感染拡大防止という観点で気遣っていただきたいなと。1年前と違いまして、検査をしたほうがよろしいのではないか、お願いしてくださいとか言えば、範囲は広がるのではないかと思っているんですね。1年前の状況とは全体が違うはずです。求めたいと思いますが、これからどうですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 PCR検査につきましては、市の独自施策といたしまして、不安のある市民の方に検査の費用の一部を助成するという制度を設けましたので、今後はその制度を活用していただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 課長のほうでおっしゃっていただいたので質問しやすくなりました。 議会で予算計上の提案がありましたが、それで、市民で1人1回までで上限1万円までのPCR検査補助を行うということになりました。このことについて、本人の意思でPCR検査をしたいといったときに、どこにどう相談し、検査し、費用はどのぐらいかかるのかというのを簡潔に教えていただけますか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまのPCR検査の実施についてということでございますが、まず、健康管理課のほうに御相談をいただきたいと思います。御相談いただいた上で検査のできる医療機関を御紹介させていただきたいと考えております。 自主診断によるPCR検査の費用につきましては、自己診療ということで約2万5,000円から4万円程度の費用がかかっている状況を把握しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) コロナウイルスワクチン接種についてなんですけれども、接種会場、集団接種と個別接種の両方を行うと。集団接種の会場は市民ふれあいセンターが、だけではないかもしれませんが、会場となるというようなお話も聞き及びました。ただ、まだ決定はされていないと。 アナフィラキシーショック対策とか、医療に関しての対策をきちんとやらなければならないと。1日で済むことではなくて長期間にわたってということだと思うんですが、今現在、計画が出ていることについて教えていただけますか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 まず集団接種の会場でございますが、昨日も御答弁をさせていただきましたが、市民ふれあいセンターと野栄総合支所の2か所を予定しております。 また、アナフィラキシー、副反応の対応ということでございますが、昨日も御答弁をさせていただきましたが、接種会場におきましては医師が必ず2名常駐しておりますので、また、救急の医薬品等も健康管理課のほうで準備をしております。体調に異常があった場合には、看護師が状況を見ておりますので、すぐ医師のほうへ連絡をし、救急の対応をするということで考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 匝瑳市地域福祉計画地域福祉活動計画についてなんですけれども、匝瑳市社会福祉協議会は、法律上は一つの社会福祉法人、社会福祉法人の一つという位置づけになっていますけれども、地域また住民の皆さん共々というところでの、地域で何をしていくか、地域を暮らしよくするためにどうするかみたいなところで、市行政と市社協が本当に手を取り合って地域を現場に進めていくというふうに思ってよろしいでしょうか。確認したいと思います。 ○議長(石田勝一君) 畔蒜福祉課長。 ◎福祉課長(畔蒜稔行君) ただいまの田村議員の質問にお答えいたします。 こちらの計画でございますが、基本目標といたしまして、市民と社会福祉協議会、それと市、それぞれ役割の中で互いに力を合わせる関係をつくっていきまして、地域ぐるみの福祉を推進することが求められておりまして、市民の取組、地域の取組、市社会福祉協議会の取組、市の取組等を設定いたしまして、今後、各団体で計画を推進していく予定になっております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 高齢者福祉介護保険事業計画についてです。 2点あるんですけれども、一つは、何でも介護保険特別会計の中に高齢者関係の事業を組み入れてしまうと、介護保険料が上がり続けるという仕掛けになっています。ですので、介護保険事業所とか施設とかがやっていることは、それはもうそのとおりなんですけれども、地域での、それから在宅サービスというようなところについては、一般会計から支出して高齢者への福祉施策ということで、別項目で、別会計で進めていくことを、検討を求めたいんですが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 神子高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(神子和男君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 一般会計のほうで高齢者福祉サービスをということでございますけれども、これまでも高齢者の生活支援の充実ということで、外出支援サービス、訪問理容サービス、はり、きゅう、マッサージ等助成サービス、ショートステイの部分で助成ということで、一般会計のほうから支出しております。これまでも、引き続きサービスのほうを充実させてまいりたいと考えております。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 介護保険事業のほうに、介護保険会計のほうに一般会計から繰り出してやっていますということのお話なのかなという気もしちゃったんですけれども、福祉施策として独自にやることも、ぜひ検討していただきたいと思います。答弁は結構です。 それから、介護保険料が今回もまた上がって、基準保険料が5,400円ということで11ランクに分かれています。生活保護の方が第1段階ということで、第11段階はたしか年間の本人の合計所得が1,000万円以上という、最高の11段階ですね、なんですけれども、その所得に見合った保険料負担には随分軽い保険料のように思いました。それで、10段階、11段階は本人所得、当然その世帯は課税世帯ですから、本人所得が高額な所得の方々なので、そこの部分はよい意味で格差をつけるべきと考えますが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 神子高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(神子和男君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 保険料の段階、11段階でございますけれども、9段階までにつきましては、国の基準で設定されておるものをそのまま段階の基準としております。10段階、11段階につきましては、議員おっしゃるとおり、540万円から1,000万円未満、11段階が1,000万円以上ということで、市独自で設定しておりますけれども、国のほうの9段階と率のほうを同じような形で設定しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 今議会に値上げの介護保険料が提案されておりますので、その結果次第ですけれども、今後のこともあって検討課題にしていただきたいと思います。 それで、時間がありませんので、鳥インフルエンザの関係なんですが、述べさせていただいたように、一部について、処分した鳥の体の部分、処理について、松山清掃工場で一部、ごく一部は焼却していると。でも、そのほとんどの部分は土地の中に穴を掘って、深く穴を掘ってビニール素材ごと埋め込むという方針計画ですね。 それで、飯塚地区で開畑の市の所有地に埋めるという計画提案説明があったということなんですけれども、住民や農家の方々、関係者からどんな意見が出されましたか。簡潔にお願いします。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) それでは、議員の御質問にお答えいたします。 議員おっしゃいました飯塚地区の説明会につきましては、3月7日に飯塚の地区の区長さん及び飯塚分区及び飯塚開畑保全会の役員の方々を対象といたしまして行いました。 いただきました御意見につきましては、その都度、の畜産課の職員が回答したわけなんですが、例としまして、農地法上の問題とかそういうもの、あとは地域住民に知らせなくていいのかということでございましたので、これにつきましては、回覧文書を地区のほうに回すということで対応したところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私は、焼却処理が一番適当、適切と考えているんですけれども、松山清掃工場はごく一部やっているそうですが、鳥の焼却を断られ続けているというの説明なんですけれども、なぜ、焼却施設から断られるんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 鳥の焼却処分の件でございますが、から焼却施設への要請をしているところでございまして、その理由につきましては、私どもでは内容については存じ上げませんが、匝瑳市ほか二町環境衛生組合で焼却処分をしておりますが、そのほかに旭クリーンセンター、また山武郡市環境衛生組合で、あともう1か所を民間の施設で御協力をいただいて焼却作業を続けているということでございます。 山武郡市環境衛生組合につきましては、15日からの焼却予定ということで、24時間対応していただけるということでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 4月開始予定の東総広域ごみ処理施設での焼却、重要課題ということで、公共施設ということもあって打診はしたけれども断られたと聞きましたが、なぜ断られたんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 銚子市に新設されます東総地区クリーンセンターにつきましては、現在、まだ業者からの引渡しがされていない状況でありまして、それ以前の使用については難しいものと判断されたというふうに伺っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 私が焼却処理が適切ではないかって考えるのは、あまりにも土の中に埋めた後、3年、5年、10年、20年後、土壌や地下水の汚染とか、土壌の成分が変わってしまうとか、影響が全くないということならばよろしいんですけれども、そのことについて全くないのかあるのか、は説明がないんですね。問いただしても見通しを持っていないというんですか、全く不明みたいな説明でした。 なので、焼却処理しかないんじゃないかと思っているわけなんですけれども、防水シートを敷いて、それでビニール系の袋に殺処分した鳥を詰め込んで、フレコンバッグにさらに入れて、そのでっかいフレコンバッグを4メーターほどの穴を掘った中に、どんどん詰めて上に土をかけると。それは物すごい量で、土地の面積としても広いはずですよね。そのことで将来不安は、行政としては全く持っていないんですか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 安全性ということで御質問いただきましたが、その件につきましては、埋却の方法については国が科学的な見地から定めた方法でありまして、他でも同様の方法で実施されておるということでございまして、現在まで人への健康被害などの問題が生じた事例はないということで説明をされております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 開畑の市有地、市の所有地が使われるのかどうかは、決定はまだされていないと思うんですけれども、もしそこを扱われた場合に、公共用地として今後ほかに活用できるのかどうなのかとか、それから売却はできる土地になるのかどうかとか、問題はいろいろ出てくると思うんですね。 私の意見、提案ですけれども、インターネットなんかで検索していましたら、愛知では、早急な処分、鳥の処分が必要だということで、一旦同じような方法で土の中に埋めたと。3年間は触るな、いじるなということになって、3年経過後にフレコンバッグごと引き出して、検査をしたらば、中が液体でどろどろとかそういうものではなくて、石灰も入れるからでしょうけれども、結構水分含有率が60%台だと。ですから、焼却可能だということで、取り出して焼却するということになったという、インターネットの中で愛知の職員の方の報告事例が出ていました。これは画期的なことだなと思うんですね。 私が考えるには、銚子市内で始まる広域のごみ処理施設、粗大ごみもそのまま投入しても焼却可能というような、また、ガラスや陶磁も溶かして焼却可能という施設ですので、計画的に処分して土に埋めた鳥を、袋ごと取り出して運んで焼却して最終処理するということを提案したいと思います。ぜひ検討していただきたい。いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) ただいまの田村議員の貴重な御提案いただきましたので、これにつきましては、の畜産課のほうに伝達いたしまして、調査研究をするということで伝えたいというふうに考えます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君。 ◆16番(田村明美君) 匝瑳市として、私どものほうに、市内の鳥インフルエンザ対策についてということで会議を持ったとか、対策本部を設置したというふうな報告書が配付されました。ということなので、匝瑳市としても任せではなくて、地元の問題だということで対策本部を設置し、対策会議をやってきていると思うんです。ですので、とりわけ開畑など地元の方々の意見はよく聞いて、本気で協議、検討していただきたいと思うんですけれども、市長、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) いろいろ御心配をいただいておるところであります。私といたしましても、鳥インフルエンザが1日も早く収束するよう、ひとつ最大限の努力をしていきたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 田村明美君の一般質問を打ち切ります。 続いて、苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔15番苅谷進一君登壇〕 ◆15番(苅谷進一君) まず初めに、昨日は東日本大震災から10年ということで、お亡くなりになった方の御冥福と、また、まだ見つからない方の早期の発見と、また、被災に遭われた方にお見舞いを申し上げます。 現在進行中のコロナウイルス問題に対応している市職員及び市民病院の関係者、全国の医療従事者の方々には敬意を表するものであります。また、この問題で日本国内でお亡くなりになった方々に御冥福をお祈り申し上げます。また、現在この問題は進行中であり、闘病中の方々の早期の回復をお祈り申し上げます。 次に、執行部の皆様方には今日まで財政健全化、病院の事業健全化に取り組んでいることに対し敬意を表する次第であります。しかしながら、今後の匝瑳市の財政を考えると厳しい状況であることは変わりありません。今年度も多額の財政調整基金を使用しています。また、病院の経営は危機的状況であることは間違いありません。執行部、議会が一体となって、財政問題、病院問題に対応して取り組んでいくことが必要であると考えます。 また、現在、匝瑳市の課題でもあるごみ処理問題の方針についても、至急解決していかなきゃならない問題はまだまだあります。執行部担当課も大変ですが、市民のため最大限の努力をお願いいたします。 財政健全化には一定の理解を示しますが、財政調整基金が急激に減少しています。今後の財政を考えると、恐らく数年で財政調整基金がなくなります。さらなる慎重な財政運営が必要であることは言うまでもございません。執行部は理解していただきたいと思います。 次に、昨今毎日のように報道でされています、高齢者による交通事故問題など多発しています。高齢者の交通手段について本市はどのように取り組んでいるのでしょうか。これは一つの社会問題でありますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 ともかくコロナウイルス関連でいろいろな問題が発生しています。執行部が一丸となって様々な問題に対応していただきたいと考えております。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問させていただきます。 まず、第1に医療問題から市民病院について、第2に環境衛生問題から広域ごみ処理施設と匝瑳市ほか二町環境衛生組合ごみ処理施設について、第3に環境生活問題から市内における公共交通について、第4に産業振興問題から家畜保健衛生所についてお伺いいたします。 それでは、まず第1に、医療問題から市民病院についてお伺いします。 今日まで進めてきた再建計画の結果はどのようになったのでしょうか、御報告をお願いしたいと思います。予算書にもありましたが、来年度の予算はかなり厳しい状況であると思います。さらなる具体的な今後の収益増戦略計画があれば、その内容をお示しいただきたいと思います。 次に、環境衛生問題から広域ごみ処理施設についてお伺いいたします。 広域ごみ処理施設に関して、最終処分場の工程が遅れることは明確になりました。このことから本市による財政への影響はないのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、中継処理施設に市内からのごみを収集し、集約したものを銚子市の処理場まで運搬する予定ですが、収集運搬業者の選定や委託方法についてはどのようになったのでしょうか、お知らせいただきたいと思います。 次に、3市の中継処理施設の計画はどのようになっているのか、お答えいただきたいと思います。前にも言いましたが、中継処理施設に関わる地元地区との調整、合意は取れたのでしょうか。その後の報告をお願いしたいと思います。 次に、匝瑳市ほか二町環境衛生ごみ処理施設についてお伺いします。 現在の匝瑳市ほか二町環境衛生組合の職員の立場はどのようになるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、現在の最終処分場については今後どのように閉鎖していくのか、お答えいただきたいと思います。まずは、その場合の費用はどのぐらいかかるのか、また、負担はどのようになるのか、お知らせいただきたいと思います。 次に、本市の市民が現在松山に持ち込むごみに対しては、どのような、今後体制になるのかをお示しいただきたいと思います。現在、市民は新しいごみ収集体制について困惑しているのが現状であると思います。さらなる市民周知、または問合せ窓口が必要と考えますがいかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。 第3に、市内公共交通問題についてお伺いします。 現在の市内循環バスも老朽化が進み、再構築の時期になっております。このバスを再度全車購入するのは、相当な金額がかかるので無理であると私は考えます。本市における新しい公共交通を考えますと、乗り合いタクシーなど、デマンド型交通システムを取り入れなくてはならないと私は考えます。 そこでお伺いします。現在、市民の多数からデマンドタクシーの導入を求める声が高いと考えます。公共交通活性化協議会で論議しているのは分かりますが、市長としてのお考えをお示しください。 第4に、産業振興問題から千葉県が計画している家畜保健衛生所の移転についてお伺いします。 前の説明会では、今後改めて説明するということでは申しておりました。現在、鳥インフルエンザ問題では対応は大変だと思いますが、地元と協定を結ぶとかいろんなことを当時の農林部長さんがおっしゃっていました。その後どのようになっているのか、御説明いただきたいと思います。 以上で、私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 私のほうからは、初めに、広域ごみ処理施設についてにお答えをさせていただきます。 御質問の中で、最終処分場の工期が遅れることによる本市財政への影響についてのお尋ねでございますが、東総地区広域市町村圏事務組合からは建設工期が延長になることから、管理運営委託費は減額となる見込みであるけれども、焼却後の灰の処分先の検討と処理手数料が別に必要となると聞いております。また、令和3年2月25日開催の令和3年3月組合議会定例会において組合負担金条例の一部が改正されておりますので、負担額の変更と併せて、現在組合で各市の影響額について精査をしておるところと伺っております。 次に、中継施設についてのお尋ねでございますが、匝瑳市の中継施設に集められたごみを広域ごみ処理施設まで運搬する事業者につきましては、広域組合が令和3年2月に一般競争入札と見積り合わせを行った結果、共同リサイクル株式会社に決定されております。その委託額でありますけれども、消費税を含め月額86万9,000円とのことでありました。また、中継施設は構成3市の既存施設を改修して整備することが計画されておりますが、詳細な整備内容については、現在も組合と構成3市で検討を行っております。 次に、中継施設についての地元合意につきましては、施設整備について周知と説明のための回覧を行い、令和2年12月28日付で松山清掃工場周辺住民連絡協議会及び地元4地区と、中継施設建設に係る確認書を取り交わしております。施設の稼動後におきましても周辺住民連絡協議会との協議を継続し、周辺住民の皆様の生活環境の保全と円滑な広域ごみ処理事業の推進に努めてまいります。 次に、今後の匝瑳市ほか二町環境衛生組合の運営についてのお尋ねでございますけれども、令和3年度以降、環境衛生組合ではごみ処理業務が廃止となり、山桑メモリアルホールの運営と一般廃棄物最終処分場の管理が主な業務となります。現在、環境衛生組合で任用している職員の処遇につきましては、令和3年度以降の業務内容及び組織体制と併せて、環境衛生組合で検討が行われております。 次に、環境衛生組合の一般廃棄物最終処分場についてのお尋ねでございますが、最終処分場の閉鎖後から廃止基準に達するまでの間は、環境衛生組合において、廃止に向けた手続と管理を行っていくとの報告を受けております。令和3年度の環境衛生組合歳出予算では、最終処分場埋立完了計画設計業務委託料を含む、1,761万5,000円が清掃事業費として計上されております。この清掃事業費の負担割合につきましては、直近10年間の負担割合の平均値を固定値とし、構成市町で負担することとなります。 最後に、匝瑳市地域公共交通活性化協議会に、協議中である中でのデマンドタクシーについてのお尋ねでございますが、現在、匝瑳市地域公共交通活性化協議会では、令和4年度内を目途に新たな公共交通施策を実施していくため、今年度内に策定予定の匝瑳市地域公共交通計画において地域の課題を踏まえた基本方針を整理し、地域の交流と地域の活力を支える、利用しやすい持続可能な公共交通網の構築について検討をしているところであります。 本計画案では、現行の循環バスの再編と併せて、ワンボックスタイプの乗り合いタクシーやデマンド型交通など、新たな交通手段との組合せを視野に入れた検討を行うと位置づけられております。したがいまして、デマンドタクシーにつきましては、令和3年度内に策定される実施計画の中で具体的な検討が行われるものと考えております。 市といたしましては、その検討結果に基づき、地域公共交通の利便性の向上に全力で取り組んでまいりますのでよろしくお願いをいたします。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては、病院事業管理者及び事務局長、担当課長から御答弁を申し上げます。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、市民病院の経営再建についてお答えを申し上げますけれども、再建計画の結果につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響等から令和2年度は経営再建が進んでおりません。そこで現在の経営状況について申し上げます。 まず、患者の利用状況についてですが、外来患者数については1日平均270人程度、昨年度の1日平均307人から37人ほど減少をしています。これは、これまでも申し上げてまいりましたように、コロナ禍で来院を控える傾向があったことも大きな要因ですが、院内で患者さんが密にならないように、薬の処方期間をこれまでよりも長期にいたしまして、来院回数を減らしていることも要因の一つであると考えております。 また、入院につきましては、月平均の入院患者数が50人を下回る月もありましたが、12月から2月までの3か月は月平均で65人を上回っており、今月もその傾向が続いております。それでもこれまでの減少の影響が大きく、4月から2月までの11か月間では前年同期より延べ2,363人、1日平均で6.9人の入院患者が減少をしております。 このような状況から、医業収益につきましては、1月までの実績で昨年度より約8,800万円の減収となってしまいました。12月から入院患者数が大幅に増加をしておりますので、最終的には12月の時点で見込んだ1億4,000万円の減収から、4,500万円程度改善して、9,500万円程度の減収にとどまるんではないかという試算をしております。なお、今年度は新型コロナウイルスに対応した国及びの補助金を有効に活用することで、資金繰りの悪化は避けられる見込みです。 現在の医療環境については、緊急事態宣言下ではあるものの、県内の発生者数は下げ止まりの状況が続いており、幾つもの医療機関や老健施設でクラスターが発生をしております。一たびクラスターが発生すると、外来の休止、入院の受入れ中止など、大幅な診療の制限を生じることになりますので、当院及びぬくもりの郷におきましても、院内感染を発生させることなく、通常の医療・介護を継続できるよう、コロナ対策を徹底してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは、具体的な今後の収益増の計画に関する御質問にお答えさせていただきます。 現在、新たな収益増の計画として、入院収益を確保するために、地域包括ケア病床の入院医療管理料について上位の診療報酬が取れるよう、具体的には、現在の入院医療管理料3から最上位の入院医療管理料1に上げていきたいと考えております。上位の診療報酬を取るために必要な要件で不足しているものは、自宅へ復帰する患者数で、この要件をクリアするのに有効だと考えているのが、レスパイト入院と言われる短期の入院の活用です。 令和2年度では、コロナ禍においてレスパイト入院の積極的な運用ができずにおりますので、コロナの収束状況を見て、効果的な運用を図れるよう調整し、地域包括ケア病床の入院医療管理料の上位取得につなげていきたいと考えております。 また、入院患者そのものの増員のためには、やはり、旭中央病院からの下りの患者さんを受けていくということが重要になります。高度急性期の患者さんが一極集中して満床状態にある旭中央病院と連携し、転院患者を受け入れることは、この地域の医療を守ることでもあり、なおかつ当院としても収益向上につながることでありますので、旭中央病院との転院に関する連携を進めているところであります。 現在は、コロナ禍で様々な制約があるところではありますが、これまでの経営改善の取組については一定の成果を上げておりますので、これを継続しながら、ただいま申し上げたような方策を実施することにより、さらなる経営改善を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) 家畜保健衛生所の移転についてのお尋ねでございますが、本年度事業の進捗状況につきまして、過日、畜産課に伺いましたところ、基本設計につきましては現在設計中とのことでございます。今後の住民説明会の開催につきましては、基本設計との状況を踏まえて検討したいとのことでございました。 市といたしましては、引き続き地域住民の理解を得られるよう、丁寧に対応していただきたいという考えを伝えているところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは、広域ごみ処理施設について、市長答弁に補足をいたします。 令和3年4月以降、中継施設へ持ち込むごみの受入れ体制についてのお尋ねでございますが、中継施設の運営につきましては東総地区広域市町村圏事務組合が行います。令和3年度以降に中継施設の整備が行われますが、完成するまでの間は、現在の松山清掃工場の設備を利用した仮設の施設で、ごみステーションに出せない粗大ごみや引っ越しなどによる一時多量ごみの受入れを行います。 現在、松山清掃工場に直接搬入する場合は事前予約をいただいておりますが、4月以降、中継施設の直接搬入に事前予約は必要ありません。中継施設へ持込み時は、荷下ろし前と荷下ろし後に台貫で計量を行いまして、重さによる処理手数料を納入していただくことになります。 次に、市民の皆様への収集体制や分別方法の周知についてのお尋ねでございますが、4月以降の新たなごみの分別方法や変更点につきましては、これまで広報そうさやホームページにより周知を行うとともに、市内全戸にごみの分別帳やポスター等を送付させていただきました。 今後も、広報そうさやホームページ、回覧文書、防災無線を活用して、市民の皆様に御理解いただけますよう周知を行うとともに、環境生活課にお問合せいただきました御不明な点につきましては、丁寧に御説明をさせていただきたいと考えております。 次に、デマンドタクシーについて、市長答弁に補足させていただきます。 現在、デマンドタクシーに関する基礎調査といたしまして、デマンド交通の事業を実施しております近隣の市町、4市3町へ詳細な調査を行っており、今後、調査結果を基に、協議会において新たな交通手段の一つとして検討していただく予定となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 詳細な答弁ありがとうございました。 それではまず、病院問題からお尋ねしたいと思います。 報告の中でいろいろありましたけれども、まず管理者、お忙しいと思いますので1点だけ質問させていただきたいと思います。 大分経営改善を取り組んでいただいておると思いますが、もうある程度やれることは限界に達しているのじゃないかなという私の主観であります。その点、ある程度もう改善の方向としては出尽くしてきているんじゃないかなと思うわけでありますが、管理者の立場として、どのように捉えているのか、1点お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 苅谷議員のおっしゃるように、確かになかなかやはりこれといった打つ手は限られてきているのは事実ですね。 地域の医療を考えたときに、うちの立ち位置はどうなのかというところですね。この海匝圏はもう言わずと知れた旭中央病院が中核として、急性期医療それから特殊医療を担っておりますので、旭中央病院と連携をしてそこを補完するというのが、やっぱり地域としても、それから病院間の協力体制としても求められているところだと思うんですよね。だから、そこを充足させるためには、ではどういった医師を確保するのがいいのかというところもあります。 そういう意味で、特殊医療をやろうとかそういうことではないので、我々に求められているのは、その地域の中、特に地域包括ケアを推進するために、そこを中心的な方針として掲げて、それに対してやっていくということなんですけれども、そういった意味で地域包括ケア病床なんかも必要なんです。それでレスパイト入院の話もしました。 ただやはり、この地域高齢化が進んでいて、老老、独居、そして御家族がいても介護力も非常に低下をしている状況で、なかなかやはり旭中央病院からの下りの患者さんを受けてもその先に出せない。在宅医療を進めろといって、我々もずっとやってきましたけれども、現実的にはやはり受皿がないという事実があります。 その辺のところを、やっぱり根本的なグランドデザインがちょっと欠けているという認識がありますけれども、でもその中で我々ができることは、やはり地域包括ケアを進めていくということで考えていくしかないというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 管理者である院長先生にお答えをいただきましたけれども、私もまさにその状況なのかなと。限界に達しているので、そこを煩わせてドクターはじめ職員も限界に達しているのは理解できております。また、このコロナ禍の問題でさらなる負担がかかっているのかなと思います。 そうなった場合どう、この病院の在り方を見直すかというと、今度それは市執行部と、それから議会のほうでも考えていかなきゃならない時期に来ているのかと、私は理解するところであります。 先生、もう1点なんですけれども、このコロナの状況、今ワクチン接種が始まりましたよね。この状況で見ると、まだちょっと終息には時間がかかるかなと思いますが、先生の見地からどういう見方をしているのか、御意見ということでお聞かせいただければと思います。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 医師といっても私もその感染問題専門医ではないので、管理をする者としてお答えいたしますけれども、この感染状況、世界中に広がっているこの状況ですよね。まさに世界中のパンデミックですので、これは終息させるには相当長期にかかるだろうと思います。 ただ、欧米で今ワクチンを打ち始めて、その成果というものが出てきていまして、感染抑止力が80%ぐらい、それから高齢者の死亡率も80%ぐらい下がっているという貴重なデータが出てきておりますので、ワクチン接種が進むことによってある程度感染力が下がってくると思うんですけれども、ただ、新たに変異株が3つぐらい出ていますので、これに対する効果というところはまだ実証されていないというところなので、その辺が懸念材料であると思いますけれども、いずれにしろ、ワクチン接種がやはり一番の武器になるのかなと思うんですけれども。 治療薬、望まれるところですけれども、全く今有効な治療薬、これというのがない状況ですので、今年中は無理なんじゃないかなというのは私の実感です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ありがとうございました。 私もそれを基に、その次の質問を局長にしたいんですけれども、そうなってくると、局長、予算を今回提出して、その予算のことをここで聞くわけじゃないですけれども、そうなってくると病院の来年度、令和3年度の運営もかなり厳しいものになるんじゃないかなと思うんですが、局長としてはどう捉えますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今、来年度予算に絡んでということですけれども、確かに予算の委員会の際にも御説明させていただきましたように、令和3年度予算については、平常ベースでの予算計上ということでさせていただいておりますので、このコロナ禍がさらに長引くということであれば、当然収益の減少ということで病院経営には厳しいものがあると考えております。 今年度について、先ほど管理者からの答弁にもありましたように、国・等のコロナ対策の補助というのがある程度見込める状況ですので、今年度、市からも1億3,000万円という補助を頂いておりますので、そういったところで積み上げた現金を、現金預金を活用しての令和3年度の運用ということになると考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 今局長がおっしゃっている今年度というのは、一問一答だから、令和3年のこと、令和2年のことを言っているんですよ。どっち、話が混同していませんか、ちょっと。明確にしてください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) すみません。今、令和3年度と令和2年度と両方について申し上げてしまいましたが、後段で申し上げた国・の補助、また市の補助というところは令和2年度で、そういった形で現金預金のほうをある程度残せそうですので、そういったものを財源として、令和3年度の病院運営をしていきたいと、そのように考えているということで申し上げました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 恐らく私が理解するのは、令和3年度はもうある程度補助金もらいましたよね、ということですよね。国・から、それから市からということですよね。市からは、先ほど言ったように1億3,000万円とおっしゃいました。国・から幾らぐらい来たんですか。大体でいいですよ。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 国・については、まだ確定していない部分があって、流動的な部分もございますけれども、おおよその見込みでは1億1,000万円ぐらいの補助が見込めるのではないかというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 先ほど局長、市から1億3,000万円もらったと言っていたけれども、市からもらえるということをあまり当てにされても困るんだけれども、市だって財政的に厳しいわけですから、それをあまり当てにされちゃうと困るんだけれども。 今現在、キャッシュ・フローどのくらいあるの、病院は。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 現在、2月末時点での病院のキャッシュ・フローは9,000万円ほどでありますけれども、これが一応令和2年度末には、大体2億円程度になるのではないかなというふうに見込んでおります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 2億円というと老健のほうで、前2億円あったお金が、一時的に借りたりして運用できるということで、運用しながらやったときの資金繰りで使った金額に充当しているんで、それはそれでよかったという解釈をしますけれども、ただ、市のほうの補助をあまり当てにされると困るんで、今後の経営状況というのは、かなり綿密に資金管理をしていかなきゃならないと思いますが、その点、局長としてはどう考えますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 確かに1億3,000万円というのは令和2年度に限った話で、令和3年度については、これまで基準外としていただいていた繰り出しについてもなしということになっておりますので、それだけでも7,000万円以上の補助金の減、1億3,000万円と合わせますと2億円程度の補助金の減になるわけですので、そういったところはもう十分念頭に置いて運営していきたいと考えております。
    ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) よろしくお願いします。 それで、具体的なところで、先ほど局長から説明があった包括ケア病棟のランクアップの件、レセプト収入ですよね、要はね、収入のところの。これはレスパイト入院ということですけれども、先ほどの院長のお話ですと、コロナ、これ終息するのを、これを今言ったレスパイト入院、対応するのもちょっと来年度も厳しいんじゃないかなと思うんですが、今の、局長、管理者の意見を聞いてどう思われますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) やはりレスパイト入院というと短期の入院ということになるので、そういったところで地域から入院患者さんを受け入れるときに、やっぱりそれなりのリスクというのがあるというところでの、コロナ禍での運用がなかなかうまくいかない理由の一つになっております。 そういった中で、まだまだ先行きが不透明な中では、これを円滑に運用していくというのは、少し先になってしまうのかなというふうに考えます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) その点ちょっと注視していただきたいと思います。 それで、まずその次に、旭中央病院さんから入院患者さんの引き回しということで御紹介いただいておると思うんです。その点、今現状において、月に大体何人くらい御紹介をいただいているんでしょうか。大体でいいです。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 大体平均ですと、月に10人程度の患者さんの紹介をいただいて、平均ですと七、八人の入院を受け入れていると、そのような形です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) その件については、もうちょっとあれですか、受け入れるキャパシティーはあるのでしょうか。それは端的に局長として答えられない、ドクターとスタッフのあれもあると思うんですけれども、局長として、もうちょっと受け入れられるキャパはあるのでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今議員おっしゃられたように、基本的には医師の判断での、医師の、ドクターの判断での受入れということでありますけれども、現在、旭中央病院で新たな取組として、救急を旭のほうで受けていただいた代わりに、救急のほうを、その急性期を脱した場合に、すぐ当院のほうで受け入れるかという、そのような調整もしているところですので、そういったことで、さらにまた旭中央病院からの入院患者の受入れというのは増えていくのではないかというふうに考えています。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 先ほど来、院内での今の体制での収益改善というのは難しいという部分がある中で、やっぱり外部からの入院患者を主体にするのと、あとは外来を増やすというのがもう主体になってくると思います。 その中で、旭中央病院さんからの、先ほど言っている地域包括ケア病床の案内もあるんですけれども、今、御存じのようにレセプトで救急患者でも、入院して早く退院させると加点が多いということで、その退院した患者さんを引き受けるというのも一つの収益改善の手段だというのは、私もちょっと理解しておりますので、院長はじめ職員大変ですけれども、そういった点ちょっと重視していただいて、無理のない範囲でその点を改善していただき、進めていただけるようお願いしたいと思います。答弁は結構です。 病院関係はこれで終わりにしますので、院長さんもしあれでしたら退席いただいても大丈夫です。 次に、ごみ処理問題についてお伺いします。 先ほど市長答弁の中で、市長、この間我々広域議会でやっているときに、最終処分場が工期が遅れると。その遅れる説明の中で業者との関係、それは理解します。しかしながら、今市長答弁にあったときに、工期延長になることが管理運営委託費減額となる見込みであるが、焼却後の灰の処分先の検討と処理費が別途必要になると。私これ初めて聞いたんですよ。 恐らく市長も今まで知らなくて、私のこの質問があって、担当課と確認しこういう問題になったと思うんですけれども、市長これ、我々広域議会の中ではこんな話出ていなかったですよね。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私の答弁の中では、首長会議やいろいろもろもろの課長会議の中で、工期が延長になった場合には、最終的な灰の処理を最終処分場が開始するまでの間、どこかへ処分をしなければいけないんで、その処分に係る費用が発生するというような説明は受けておりました。 そういう形で、答弁になったかもしれませんですけれども、組合議会のほうではそういう詳しい話というのは、もしかしたらなかったのかなというふうな感じは受けておりますけれども、私と担当課長会議の中では、そのような話は伺っておったので答弁させていただきました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、我々は全然そんな話聞いていないんですよね。あくまで、例えば中継施設が工期遅れる場合に、遅れたときの国・の補助金とかそういうのは削減されないですよという説明以外何も受けていないんですよ。だから、工期延長にも、それはしようがないだろうなということで同意したんですね。 それは同意したことを覆すもんじゃありませんけれども、ちょっとね、あまりにも市長も分かっているとおり、施設整備課が我々広域議会議員に対しての情報開示がなさ過ぎるんですよね。全部後づけ論であって、じゃあこの費用を今担当課に聞きますけれども、どのくらいかかるのかも分かんないじゃないですか。というと市の財政にまた負担がかかるわけですよね。 だから市長、申し訳ないですけれども、副管理者として、施設整備課にも議員に出た内容は郵送でも結構ですよ、かえって文書化してもらったほうが間違いないと思うんですよ。管理者会議で出た内容は、やっぱり議会が、広域議会は少ないんですから情報開示をしていただけるよう改めてお願いできますでしょうか。答弁をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 情報開示というより、情報をお知らせするというような形になろうかと思いますけれども、議員がおっしゃるとおり、特に広域市町村圏事務組合のそういう情報が意外と広く流れておることはなかなか難しいのかなと、少ないのかなというふうに私も思っております。ですから、そういう御意見をいただいた中で、また事務局のほうにお願いをしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 我々広域議員が知らないというのは、ある意味ちょっとこれは問題にもなるんですよ。それで、我々広域議員が各議会に帰って報告義務もありますので、その点十分、またさらなる配慮をお願いしたいと思います。 そこでお伺いしますけれども、鎌形さん、このごみ処理、灰ですよね。シャフト炉で燃やした減量化された灰を、どのように広域は対応するって言っているんですか。聞いた内容で結構ですから御報告ください。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの議員の御質問にお答えさせていただきます。 現在私が伺っている内容としましては、新年度予算の中で飛灰と言っておりますが、この飛灰の処理について、どこかの最終処分場にお願いして、運搬して受け入れていただく必要があるということで、その費用として400万円見込んでいるというような説明を受けております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 400万円というのは3か月遅れた工期の金額ですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えいたします。 遅れた月数につきましては、私どもは広域議会の結果をいただきまして、その議案の中で3か月遅れるということを初めて確認させていただきまして、予算の説明を受けた段階では、3か月分というふうには伺っておりませんでした。そのときの試算では1か月分だったというふうに記憶しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) そうすると、3か月遅れると1,200万円ということですよね、単純にね。分かんないけれども一応ね。 これはどこにお金を払って処理しようと思っているという説明はありましたか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えいたします。 その時点では、搬出先はまだ決定はしていないということでございました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 太田副管理者にお伝えしたいんですけれども、1,200万円ぐらいかかるということであれば、その費用分ね、一般業者に払って最終処分場で埋めるんであれば、例えばですけれども、旭市と匝瑳市はまだ最終処分場入るんですよ。うちの最終処分場はまだ閉鎖はしていませんから、受入れ体制ができるわけですよ。回り回ってくるわけですけれども、同じお金を払うんであれば、当市の最終処分場に入れていただいて、広域から御負担いただいて、うちの1市2町環境衛生にお金を入れるのも、一つのこれは方法だと思います。 管理者間で一度そういう今の経緯があるんであれば、検討していただけませんでしょうか。費用がぐるっと回ってきますけれども、回り回ってうちの財政も若干楽になると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 今の見積りですと、1か月廃棄処分をするのに400万円かかるということで、3か月程度工期が遅れるということであります。1,200万円という数字がはじき出されるわけでありますけれども、銚子市は最終処分場はもういっぱいだという話は伺っております。そうなると、3市の中で旭市か、まず松山環境衛生組合のほうに一番先に話に来るんではないかなというふうに思いますので、またそういうところも考えまして、相談をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 1市2町の環境衛生組合の多古町さん、横芝光町さんも費用をもらえるんであればそれは納得すると思います。ましてやこれから閉鎖に向けた費用がかかるわけです。それに向けても多少なりとも財源ができればいいと思いますので、負担はするわけですから、各市が、その点を理解いただければと思います。 そこで、通告してある内容の中の、市長、旭市さんの御理解をいただいて、議員さんらも御理解していただいて、今回、負担割合が変わったわけであります。市長は管理者同士でなかなか出なくて、議員間が動いたというのが今回の負担割合の変更の内容でありました。市長として、この変更に対してどう思われるのか、一度確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 本来の筋からいけば、首長会議で負担割合は合意ができると、そういう形で議会の御承認をいただいた形で執行するというのが、本来の姿であろうかというふうに思います。しかし、林議員の質問にもお答えいたしましたように、なかなか6年、7年かけて首長会議でも決定することができなかったと。また、担当課長会議や、また副市長も交えたその会議の中でも合意が見いだせなかったということであります。 そのような中で、議員さんの中でもこの負担金の改正は、今がやる最後の時期ではないかというような思いの中で、2・8という形で提案されていただいたということであります。そして賛成多数ということで可決をされたわけでありますけれども、これは、議会制民主主義にのっとった形の決定、議決だというふうに私は思っております。 私は、2・8というのは、1・9ということで、匝瑳市そして私自身も要望しておったところでありますけれども、ちょうど2・8というのは、本当に歩み寄れる最大の数字ではないかなというふうに私は思っておるところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしましても、変更になって匝瑳市民は、かなり利益といいますか、恩恵があるのかなと思っております。 その中で、聞くところによりますと、銚子市さんのほうでは何か動揺をされて、抗議文を明智管理者に持っていったとか、何か訳の分からない行動を銚子市さんがされているみたいです。広域議会の議決をもって、今市長が言ったように、決まったことですから、明智さんにも私お伝えしますけれども、明智管理者並びに太田市長は副管理者でありますから、ひるまず今後の議会運営に対応していただきたいと思いますが、その点、最後にお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は議会制民主主義にのっとった形で前向きに行動をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それでは、次にデマンドタクシーについてお伺いします。 先ほど報告もございましたように、匝瑳市地域公共交通活性化協議会のほうで論議し、その結果を基に市長も決断をしたいということであります。それは御理解します。その中で、市長としましても、これは個人的な見解、委員会いわゆる協議会じゃなくてね、デマンドに対しては理解をされているのかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) デマンドタクシーというものに対しましては、私も理解はしているつもりであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) そのパブリックコメントを基に出た結果には、市長としてもなるべく前向きに検討していただきたいと思います。私は今の答弁の内容をもって考えると、もうこういう事業が進むことだと理解しております。 次に、このパブリックコメントの内容は、もう全部精査して、課長、できているんですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 パブリックコメントでございますが、令和3年2月2日からこの3月3日まで実施いたしました。現在いただいた意見書等を回収しまして、集計等を行っている最中でございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ここに匝瑳市地域公共交通活性化協議会の座長である副市長、でよかったんですよね、がおられます。その会議の、協議会の内容というのを随時議会にまず開示していただけるのかどうかということと、パブリックコメントは市でやっていますよね。ですから、その内容も我々議員に、2点、開示していただけるのかどうか、御確認をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 宇井副市長。 ◎副市長(宇井和夫君) ただいまの、私のいわゆる匝瑳市地域公共交通活性化協議会の会長ということで仰せつかっているわけでございますが、私の立場で、まず1点ほど先に申し上げさせていただきますと、御案内のように、この協議会につきましては、いわゆる法定協議会ということで、法の規定によります、国・、そして市民の代表の皆様方、また、鉄道、バス、タクシーの事業者の皆様方に御参画をいただいておりますので、今全22名の方々の御意見をお一人お一人多くお聞きして、その意見を集約して取りまとめていくことが、私の職責だというふうに理解をいたしております。 今お話にございました、協議会での会議記録でございますが、これは市のホームページにも掲載をしておりますので、そちらにつきましては、そういった形で配付することができるかと思っております。 2点目のパブリックコメントの内容等につきましては、近々第5回の協議会、今月の下旬に予定しておりますので、その中で一度お諮りをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) パブリックコメントなんで、お諮りするのも大切ですけれども、やっぱり市民周知には公開するのが原則だと思うんですよ。その点、副市長ね、座長であるからやっぱり理解をいただいて配付する方向。議会には、大変申し訳ないんですけれども、ホームページに出ているからそれを御覧くださいというのはちょっとおかしい。 議会にはやっぱり報告義務というものであって、全部書面で我々議員に出すのが、私は今の議会の在り方だと思っています。ですから、やっぱり重要な、今後市内の公共交通を考える案件ですから、その辺の情報開示を議会に議長をして通達していただきたいと思いますので、再度御確認をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 宇井副市長。 ◎副市長(宇井和夫君) 大変失礼いたしました。私ちょっと言葉が足らなくて申し訳ございませんでした。 まず1点は、市のホームページをもって公表いたしておりますという事実だけをちょっと申し上げたところでございまして、そちらにつきましては、きちっとした資料として、後日、議長に御相談をさせていただいた上でお配りをさせていただきたいと思います。 また、パブリックコメントにつきましても、本来は公表ということが前提となるわけでございますので、先ほど申し上げた手続を一度取らせていただいた上で、お願いをさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 手続取っていただいて、公表はお願いしたいと思います。 さっき課長が答えた、近隣4市の内容を調査しているとおっしゃっていましたよね。その内容についても併せて報告をいただけると助かりますが、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 近隣に行いました調査結果につきましては、活性化協議会のほうの会議の資料に当然なりますので、まとめた内容については、その協議会の資料ということで作成いたしますので、こちらについて提出につきましても、議長と相談させていただきまして、対応していきたいと思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 これはあれですか、課長、ちょっとお聞きしたいんですけれども、これ行うことによって、この会議とかで予算というのは、国・とか何かから来るの、こういう財源に対しては。そういうの分かりますか。ニュアンスでいいですよ、金額とかじゃなくて。何かあればお知らせください。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 国から補助金を頂きます。補助金を受ける主体としては、活性化協議会のほうが補助金を受けるということになります。 運営するに当たりまして、当初予算がございませんので、市から1年間分の補助金を一旦、この協議会のほうに支出しまして、協議会が国から補助金を頂いた時点で、その補助金分を市のほうに返戻していただくというような形になっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) では、協議会自体にも国からの、この会議をやっていることに対して補助金が出るということで、随時それはうまく使っていただいて、会議を促進していただきたいと思います。 次に、市内の家畜保健衛生所をが計画している内容について再度確認します。 現在、鳥インフルエンザは市内蔓延しておりまして、その状況下でなかなか進んでいないようでありますけれども、市長はもともとの施設だから誘致するのはいいだろうということでおっしゃっておりました。しかしながら、これだけ本市に重大な影響を及ぼした鳥インフルエンザに関する施設になるわけです。 今回、実際のところ、この鳥インフルエンザ対応については、の既存施設で対応ができていますよね、調査のところに。私思うんですけれども、私もいろいろ調べたら、の家畜衛生の土地に関する土地は結構あるんですよね。例えば、市長御存じかどうか分からないですけれども、八街市、いわゆる東金市と端境のところにの膨大な土地があって、そこで家畜とかいろんなものの試験とか行っているわけですよ。 確かに、造るのは近いほうがいいという解釈もありますけれども、仮に鳥インフルエンザが出て検査するのにも、県内動くのに、今の既存の検査場から1時間かからないでみんな検体とかやれるわけですよ。 だから、地元住民ともめてまでも、この匝瑳市の今泉地区に造る必要は、私ないと思うんですよね。市長、これだけの事件というか、ものがあって、やっぱりの土地は誘致したいというそういうお考えありますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は、今回の鳥インフルエンザの地元での大量発生という状況を鑑みますと、やはり近いところにこの家畜保健衛生所があったほうが、発生農場、あるいはまた近隣の心配する度合いが薄くなるというふうに思っておりますので、今回のインフルエンザ発生と家畜保健衛生所の対比というのはできないというふうに思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしましても、そんな端的にこれはこれ、これはこれという状況じゃないと思いますよ。市民感情と住民感情を、市長、ちょっと理解していただきたいと思います。 あの問題に関しては人にうつらないということでしたけれども、人にうつるということは、市長、分かっていますよね、この検体が。それを再確認して私の質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 鳥インフルエンザでは、今まで人体に影響がないというような話を承っておりましたけれども、何か二、三週間前にロシアのほうで、何かあったというような話はちょっと報道で目にしたことはございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。 暫時休憩をいたします。 △午後0時03分 休憩--------------------------------------- △午後1時29分 再開 ○議長(石田勝一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程の追加 ○議長(石田勝一君) お諮りいたします。議会運営委員会委員大木傳一郎君の御逝去に伴い、議会運営委員会委員の欠員が生じました。よってこの際、議会運営委員会委員1名の選任についてを本日の日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。---------------------------------------議会運営委員会委員の選任について ○議長(石田勝一君) 議会運営委員会委員の選任についてを議題とします。 お諮りいたします。議会運営委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長の指名によることになっております。議会運営委員会委員の選任について慎重に検討の上、選任をいたしました。その委員について、事務局長をして発表させます。 増田議会事務局長。 ◎議会事務局長(増田善一君) それでは発表させていただきます。 新たに議会運営委員会委員に選任されました委員は、田村明美議員でございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 以上のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました田村明美君を議会運営委員会委員に選任することに決しました。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 3月15日月曜日は総合調整のため休会とし、3月16日火曜日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後1時32分 散会...