匝瑳市議会 > 2020-12-17 >
12月17日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2020-12-17
    12月17日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 2年 12月 定例会          匝瑳市議会令和2年12月定例会議事日程(第14日)                     12月17日(木曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問  18番 大木傳一郎君  15番 苅谷進一君3 散会---------------------------------------出席議員(18名)     議長  石田勝一君       副議長  平山政利君     1番  宮内康幸君        2番  都祭広一君     3番  増田正義君        4番  椿 日出男君     6番  林 明敏君        7番  山崎 等君     8番  行木光一君        9番  武田光由君    10番  小川博之君       11番  石田加代君    12番  浅野勝義君       13番  栗田剛一君    14番  佐藤 悟君       15番  苅谷進一君    16番  田村明美君       18番  大木傳一郎---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        増田善一    主幹          山崎利男 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   秘書課長        大川純一君 企画課長        林 雅之君   総務課長        大木寛幸君 財政課長        布施昌英君   税務課長        塚本 優君 環境生活課長      鎌形 健君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      武田英樹君   福祉課長        畔蒜稔行君 市民病院事務局長    太田和広君   教育委員会教育長    二村好美君 教育委員会学校教育課長 加藤雅博君   教育委員会生涯学習課長 林 鉄也君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は18名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより12月16日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △発言の申出(答弁の訂正) ○議長(石田勝一君) ここで、企画課長から発言の申出がありますので、これを許します。 林企画課長。 ◎企画課長(林雅之君) 昨日の林議員の国勢調査に関する一般質問におきまして、令和2年国勢調査の回収率はとの御質問に、85.9%と申し上げました。正しくは、調査期間中に調査員が配布した調査票数は1万3,313件であり、11月20日現在での回答世帯数は1万925件でありますことから、回収率は82.1%となります。 なお、現在、国の手引に従った調査票の審査において、現地の居住確認等により調査票の補正を行っておりますので、回収率等に変動が生じる可能性がございます。 おわびして訂正申し上げます。よろしくお願いいたします。 以上でございます。---------------------------------------一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、12月16日に引き続きまして、一般質問を行います。 それでは、通告により、順次質問を許します。 初めに、大木傳一郎君の登壇を求めます。 大木傳一郎君。     〔18番大木傳一郎君登壇〕 ◆18番(大木傳一郎君) 皆さん、おはようございます。日本共産党大木傳一郎です。 ただいまより、12月議会における一般質問を行います。 一つは、最近発足した菅内閣についてお尋ねします。 それから、次に匝瑳市の都市宣言実現のための企画力、創造力を発揮するための具体的方針について伺います。匝瑳市政はどんな特徴を持った事業を展開し、匝瑳市らしい姿を内外に発信するかについてお尋ねします。 それから、学校給食の財源を含め、財源確保の努力をどう進めるかについてお尋ねします。 それと関連するわけですが、議会決議学校給食の無償化の直ちの実施、できるだけ早く学校給食の無償化を実現したいという市長答弁、この二つの決断に沿った方針がいつまでにできるのか。次に、コロナ関連から考える無償化、これも極めて重大だと思います。 次に、コロナ対策についてお尋ねします。 感染の実態把握、PCR、抗体検査の状況、この把握状況をお答えください。 それから、市民病院の今後の在り方についてですが、コロナ対策からの教訓と第3波に向けた対策について。極めて重要なのは、私が市会議員になった、約50年近くになりますか、ちょっと前ですが、当時、市民病院が改築、創設される。市民に親しみのある病院として、今、役割を果たしているわけですけれども、病院長や管理者や市長に、市民病院の役割と重要性に対する再認識を改めて伺いたいと。 それから、市民が利用しやすい、そして医療従事者が働きやすい病院づくりのためにどう考えているのか。 市長は、昨年の台風被害の病院の姿を見て、愕然、愕然とは言わなかったけれども、びっくりしたと、ひどい状況だと、これを何とかしなければならないと。12月までに結論、方向性を打ち出したいというけれども、依然としてその姿が我々議員にも発信されておりません。ぜひ明確にしていただきたい。市民は、それに大きな期待を寄せています。ですから、もう12月議会ですから、その後の検討の結果、方針がどう具体化、検討されているか伺いたいと思います。 それと、匝瑳市の貴重な歴史的、文化的な遺産の継承について。 これは何度も私、もうやらなくてもいいほどここで質問しているんですが、あまり進展がないわけですよね。やっぱり江戸時代の匝瑳市でどんな暮らしを市民はしていたのかという、そういう展示会とか、匝瑳市の県内でも有数な自由民権運動の歴史はどうだったのか、そういう文書や写真や展示、市民の暮らし、行政、議会などの未発掘なものが埋もれている。戦跡、戦争遺品、植木のまち匝瑳市、巨木、銘木の実践選考、匝瑳市遺産の選定。 一番問題は、所管が不明確だと私は思うんですよ。教育委員会なのか、総務課なのか、企画課なのか、これをやっぱり明確にして取り組まないと話は進まないということで、今回の質問では所管の明確化、それぞれどう考えているか。 今までも私が話をしてきた、被爆二世の植える作業。これは学校に植えるということで、教育委員会がやったわけですよね。あとは8月の、駅前の平和の像に対する事業は総務課ですか。あと、私も声をかけて発行することになった匝瑳市、当時は八日市場か、八日市場の戦争の体験記、これは冊子を作ったんですよね。あれもたしか総務課だったかな。いわゆるばらばらなんですよ。統一した、平和なら平和行政の統一した方針。歴史文化の保存、展示、継承、こういうものをつかさどる担当を明確にする必要があるんではないかということを強調したいと思いますが、その点等についていかがお考えか質問いたしたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君の登壇質問が終わりました。 大木傳一郎君に申し上げます。再質問からは自席で着席のままで結構です。 大木傳一郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 皆さん、おはようございます。 それでは、私のほうから、ただいまの大木議員の御質問にお答えさせていただきます。 初めに、菅内閣についてのお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染拡大防止と日本経済の立て直しという国難のさなかではありますが、私といたしましては、官房長官時代から政府を支えてこられた手腕を遺憾なく発揮されることを期待しておるところであります。 次に、都市宣言実現のための具体的方針でございますけれども、本市における都市宣言につきましては、旧八日市場市及び旧野栄町から引き継ぐ形で、平成18年6月2日に平和都市宣言をはじめとする七つの都市宣言を制定しております。 これまで、それぞれの宣言の趣旨を生かし、平和事業等の各種施策を進めているところであり、今後も引き続き都市宣言を尊重した施策に取り組んでまいります。 次に、市政はどんな特徴を持った事業を進めるのかというお尋ねでございますけれども、来年度の事業につきましては、現在、令和3年度匝瑳市予算編成方針に基づき、予算の編成に当たっているところであります。 このような状況でありますけれども、大変厳しい予算編成となるものと考えておりますが、このような状況の中、予算編成の基本方針に掲げた第2次匝瑳市総合計画の着実な推進をはじめ、市民の皆様にお約束いたしております市長マニフェストの実現、第2次匝瑳市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけた取組を着実に実行してまいりたいと考えております。 次に、新型コロナウイルス感染の実態把握、PCR検査等についてでございますけれども、昨日、宮内議員の御質問にも御答弁させていただきましたが、県は季節性インフルエンザ新型コロナウイルス感染症との同時流行に備えた発熱患者等の外来診療、検査の整備を行い、先月16日から運用を開始しております。 これによりまして、まずは地域の身近なかかりつけ医に相談するといった流れが整いまして、それまで保健所に集中しておりました相談や検査の振り分けの業務が分散されたところであります。また、PCR検査につきましては、市内で発熱外来の指定を受けた医療機関での実施が可能となっております。 新型コロナウイルス感染症は、依然として収束が見られず、感染拡大が懸念されている状況ではありますが、PCR検査体制の拡充が図られてきたことにより、必要な人が迅速に検査を受けられることができるようになったことは、大きな前進であると考えております。 今後も、市民の皆様が安心して受診や検査ができるよう、情報の周知を図ってまいりますとともに、保健所や旭匝瑳医師会、医療機関との連携強化に努めてまいります。 最後に、市民病院の建て替えについてのお尋ねでございますけれども、本件につきましては、本年3月定例会の予算決算常任委員会での議員からの御質問に対する私の答弁についての御指摘というふうに理解をいたしまして、御答弁申し上げます。 その際、私は市民病院の経営状況が健全な方向に向かっており、そのあかしをもって建て替えの判断をする、それが前提であると申し上げた上で、施設の老朽化が顕著となってきたこともあり、令和2年度末をもって建て替えの判断をするか、それとも前倒しで決断すべきかとの時期は、この1年間にあるのではないかとお答えしたところであります。 御承知のように、その後、新型コロナウイルス感染拡大が長期化し、その収束が見えない中で、市民病院を含め全国の各病院の診療体制や経営等も極めて深刻な状況であり、影響を与えているのであります。このため、現下の諸状況を勘案した上で、なるべく早い時期に何らかの方針をお示しさせていただきたいと考えております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては、教育長及び病院事業管理者、担当課長から御答弁を申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、学校給食の無償化と、匝瑳市の歴史文化の継承についてお答えいたします。 初めに、学校給食の無償化の議会決議市長答弁に沿った実施決断について、並びにコロナ関連から考える無償化のお尋ねでございますが、学校給食の無償化につきましては、さきの6月あるいは9月定例会で答弁させていただきましたように、本年4月から小・中学校の給食費を引き下げること、並びに第3子以降を無償化することを併せて実施しております。 また、新型コロナウイルス感染症の影響による子育て世代への生活支援策の一つとして、市内幼稚園小・中学校の給食費を6月から11月までの6か月間、免除いたしました。同様に、匝瑳市に住民票を有し、市外の小・中学校及び特別支援学校に在学している児童生徒の保護者に対し、匝瑳市の給食費相当額について最大6か月分の給付を行うこととしており、現在給付対象者、対象期間の最終確認と、給付に向けた準備をしているところでございます。 なお、完全無償化につきましては、恒久的な財源確保の面を考えますと、やはり現状では実施困難と言わざるを得ません。今後も、国の動向等を引き続き注視してまいります。 次に、匝瑳市の貴重な歴史文化の継承についてお答えさせていただきます。 当面の緊急事業と、中長期計画についての御質問でございますが、当面の緊急事業といたしましては、のさか図書館2階の展示室において、多古田低地遺跡の企画展を予定しております。この出土品が、令和3年度中に匝瑳市に移管される予定でありますので、同遺跡の企画展を計画しまして、多くの市民の皆様に地元の埋蔵文化財について触れていただく機会をつくってまいりたいと考えております。 なお、開催時期につきましては、新型コロナウイルス感染状況及び印旛郡市文化財センターとの調整の上、判断してまいります。 また、中長期計画は策定しておりませんが、9月の定例議会で御答弁しましたとおり、第2次匝瑳市総合計画前期基本計画に地域文化の振興としまして位置づけており、各種施策に取り組んでまいります。 歴史文化の継承につきましては、各種団体と連携をしながら、有形、無形の貴重な歴史文化遺産の保護、活用に努めてまいりたいと考えております。 最後に、議員から御指摘のありました貴重な歴史遺産、文化、これを後世に残していくための所管が不明確ではないのかという御指摘でございますが、これにつきましては少々お時間をいただきまして、庁内においていま一度再確認をしたいと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、コロナ対策からの教訓と第3波に向けた対策に関する御質問にお答えをいたします。 初めに、コロナ対策について、市民病院が果たしてきた役割とさらなる対策についてでございますが、市民病院では本年2月から新型コロナウイルスの感染が疑われる患者さんの診察を、発熱外来としているプレハブの診察室で行ってまいりました。 2月から11月までに対応した患者数は559人で、この多くは相談窓口となっていた保健所からの紹介による受診でございます。このうち297人の方について、医師が感染の疑いがあるものと判断をいたしまして検体を採取しており、検査の内訳はPCR検査が248人、抗原検査が49人となっております。 現在は、PCR検査の検体採取について唾液検体が認められておりますので、採取時のリスクは大分減りました。7月中旬までは咽頭拭い液を採取していましたので、採取時のリスクは高く、医師や看護師には相当のストレスとなっておりました。なお、抗原検査については、咽頭拭い液を採取するということですので、相変わらずハイリスクでございます。 次に、新型コロナウイルスに対する当院の対策ということですが、これまでは外来での患者対応が主なものでした。千葉県の感染拡大の指標がステージ4になった時点で、当院でも入院の受入れを行うこととしております。最大で5床を準備しておりますが、入院受入れを行いますと院内感染のリスクも出てまいりますし、治療や診察を行う医師や看護師には、自分が感染し、他のスタッフや家族へ感染させてしまうのではないかという不安が常に付きまとうことになります。 また、その病床で勤務しなくとも、医療従事者は自分を介して病院へ持ち込んでしまうこと、あるいは家族へ感染させてしまうことに対する不安が大変大きい。個人的な社会活動についても自制をしているところでございます。 職員に対するフォローもできる限り実施し、コロナ禍においても職員が不安なく勤務していけるようにしていきたいと考えております。 次に、市民が利用しやすい、医療従事者が働きやすい病院づくりのためにということですが、コロナ禍においても、市民の皆さんに通常の医療を提供するということが病院にとって最大の目的となりますので、これに向けて職員が一丸となり、院内における感染対策を実施しているところです。 これからも、院内感染防止を徹底的に行って、市民の皆様への医療を継続していけるように取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 布施財政課長。 ◎財政課長(布施昌英君) 私からは、財源確保の努力をどう進めるかについてお答えさせていただきます。 本市の財政状況につきましては依然として厳しい状況であり、可能な限り歳入の確保と歳出の削減を行っておりますけれども、ここ数年は財政調整基金からの繰入れによりまして黒字を堅持しているところでございます。 令和3年度の予算編成におきましても、昨日の宮内議員一般質問でお答えしたとおり、財源不足は13億5,400万円と試算をしております。 このような状況から、予算要求に当たっては令和3年度予算編成方針に基づき、枠配分方式による経常的経費の削減、継続的な事業であってもゼロベースでの事業の見直し、事業の新規、増額に当たってはスクラップ・アンド・ビルドの徹底、市単独補助金の見直し、国・県の財政措置の動向に留意し、より有利な補助制度の検討等、積極的な財源確保に努めることなどを各課に指示し、現在予算を編成しているところでございます。 また、第2次匝瑳市財政健全化計画に掲げる歳入確保のための取組であります、市税の滞納整理の強化を図るため、7級職員で構成する滞納整理特別対策班による集中的な臨戸徴収の実施、広報紙、ホームページ等を活用した広告利用の促進、本市へのふるさと納税寄附金の推進、未利用市有地の売却、貸付け、公共施設等における企業広告主の確保など、職員が一丸となって財源確保に努めているところでございます。 しかしながら、令和3年度においても、財源不足財政調整基金から繰入れで対応しなければならない状況は避けられません。 このような財政状況で、1億円を超える一般財源を投入する経常的な事業を行うことは非常に厳しく、引き続き財源確保に努めてまいりますが、まずは財政調整基金の繰入れに頼らない、歳入に見合った歳出構造を確立することが先決すべき課題であると考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 林生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(林鉄也君) 私からは、匝瑳市の歴史文化の継承につきまして、教育長答弁に補足させていただきます。 教育長が答弁いたしましたように、当面の緊急課題といたしまして、のさか図書館2階の展示室において、多古田低地遺跡の企画展を実施してまいります。この展示室は、平成23年度に整備いたしましたが、今後、埋蔵文化財や郷土資料などを計画的に展示し、本市の貴重な文化財の周知、PRに努めてまいりたいと考えております。 また、議員よりお話のありました歴史文化に係るプロジェクトチームの設置につきまして、まずは生涯学習課内において文化財の保存、継承に係る対応等を検討し、必要に応じて教育委員会内及び市長部局の関係課等と協議調整してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。
    ◆18番(大木傳一郎君) 失礼ですが、座ったまま質問させていただきます。 まず、菅内閣についてですが、発足後、最近のアンケート、世論調査では支持率が42%と急落しているわけですね。この背景には、コロナ問題に対する対応、それから元農水大臣2人の大臣の問題、あるいは河井克行、案里参議院議員の買収選挙等々、様々な理由があるわけです。市長は市長らしく期待を込めているわけですが、やっぱり期待と同時に問題把握を、問題点を把握して行政のトップとして見詰めていくというのが正しい在り方だと思うんですよ。ですから、その点、正しい姿勢はどうなのか改めて伺います。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 菅内閣が発足当時、支持率は七、八十%あったというふうに思っておるんですけれども、現在は50%を切ったということで、それが報道等によりますとコロナの問題で、それが大きな要因ということで支持率が下がっておるんではないかというような報道もされておりますし、私もそうではないかなというふうには思っております。 しかしながら、そのように菅内閣にとっては、生命とそしてまた経済というはざまに立った形で今日まで進んできたということで、それが支持率の減少ということになれば、非常に苦慮されておるなというふうに思うわけでございます。 支持率というのは、内閣に対する期待の表れの数字ではないかというふうに思っておりますので、私といたしましては、この支持率というのをなるべく早い時期に回復をするための努力をしていただきたいというふうに思っております。 また、金権政治あるいはまた私的な私物政治についてでありますけれども、これは報道されておられます関係ある方々に対しましては、やはり国民の理解が得られるような形で、丁寧な説明をしていただきたいというふうに思っておるところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 都市宣言の実行ですね。これは私も評価しますよ。今までどこにも触れていなかったけれども、例規集のトップに掲げるとか、様々な市の重要文書に都市宣言が表示されるとか、これはその努力の跡、頑張ったよなと。実際に事業としてもいろいろやっているんですよね。幾ら言ってもやらないのもありますけれども。 当面、来年度予算でどうなるか分からないけれども、今、右下がりのふれあいパーク、売上げが落ち込んでいる。 やっぱり、今、国民は地産地消、自給率向上、食の安全という当市の、県内でも珍しいんです、これ、この宣言は。恐らく横芝光町と当市だけじゃないですか。これは、でっかい看板でも架けて、ああ、あそこは本当にこういう内容の食材を扱っているんだと。来年度の予算でぶっ立てて、多くの皆さんに利用向上の一つの手だてとしたらどうかというふうに考えているんですが、その辺いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) それでは、議員のお尋ねにお答えいたします。 地産地消、食の安全と自給率向上都市宣言に関する施策といたしましては、食育推進事業都市農村交流対策事業などの体験イベントの中で、季節野菜の収穫体験や地元食材を使用した食事の提供など、地産地消の取組を行っています。 また、環境保全型直接支払交付金事業や、環境にやさしい農業推進事業等補助事業によりまして、安全・安心な農産物の生産に取り組む農業者を支援しまして、環境に配慮した農業の推進を図っておるというところでございます。 看板につきましては、今のところちょっと検討段階ということでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 聞いているのは、いわゆる広報活動ですよ。看板を、ちょっと大きめのものを作って。 今、農業まつりにしたって、農業関係のイベントができないわけでしょう。そういうときだけに、コロナと真っ向対立なんです、これ、やったほうがいいわけですよ、コロナ対策を考えてもね。ぜひこれはやるように、市長、いかがですか、これ。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 平和都市宣言に関するPRをもっと市民に、そしてまた地域に周知をしろという意味で、看板等を設置したらどうかというような御意見だと思います。 私といたしましても、宣言をしたからにはその趣旨に沿った形で推進していきたいという気持ちの中で、それらのPRの方法等について、これからも検討させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 善は急げですから早めにね、来年の当初予算で予算を組んで、具体的に進める。 私はやっぱり、個性的、個性のある匝瑳市、その一つなんです、これ。県内でもそういうところは幾つもありますよ。房州のいすみ市ですか。有機米を作って、かなり高くつきますよ。でも、学校給食に地元の有機米を使っている。ですから、匝瑳市は匝瑳市として、やっぱり個性的な、特徴のある、いわゆる宣言の実行ですよね。 それで、例えばその宣言、農業関係ではそれですよね。 もう一つは健康宣言ですよ。健康宣言を、本当にこのコロナ問題を中心にして、今ほど匝瑳市の健康宣言を大きく打ち出すという、その時来たりなんですよ、これ。やっぱりそこに着目して、保健課長、どうですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの大木議員の御質問にお答えをさせていただきます。 健康宣言に関します主な取組の事業といたしましては、まずがん対策では……     (何事か発言する者あり) ◎健康管理課長(小川豊君) これまでも様々な事業を行ってきておりますけれども、これからも健康宣言にのっとり、広く事業を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 今までの、よく見えないわけですよ。宣言に基づいて意識的に、匝瑳市民の。その辺がおしとやかというのか。 例えばの話、コロナのワクチンの問題。それにプラスして、今年は、今まで65歳ですか、インフルエンザのワクチンね。65歳以上は1,000円ですか、助成していたわけでしょう。これを全市民に助成金をやると。何か話だと匝瑳市と千葉市と大多喜町ですか、県内で幾つもない。そういう意味では画期的な事業ですよ、匝瑳市がやったことは。これは、でも誰もあまりよく知らないわけですよね。やっぱりそれなりに、匝瑳市はこういう形で頑張っているという姿を見てもらわないと。 やっぱりこれは健康宣言が基盤になるというふうに、把握の仕方を考えてもらいたい。いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 インフルエンザのワクチン接種につきましては、匝瑳市が助成すると決定した時点では、3市で、3……     (何事か発言する者あり) ◎健康管理課長(小川豊君) 当初、3でございましたが、現在は千葉県内では4の自治体が、全市民に対して助成をしているという状況でございます。 この助成につきましても、9月の対策本部で実施を決定いたしまして、ワクチンの接種が10月1日からということでございましたが、それに間に合うという広報ができなかったものですから、旭匝瑳医師会のほうに御協力をお願いいたしまして、市内、近隣の医療機関におきまして、匝瑳市としてはこういう助成をするということをお知らせしていただいたということでございました。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 3自治体から4つになった。増えたのはどこですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 3自治体、千葉市、大多喜町、匝瑳市、それに長生村でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) やっぱり、これ自体の普及、広報活動。ただいいことをやっているだけじゃ駄目ですよ。匝瑳市はこういうことをやっているんだと。何のためにやっているかというと、もともとは健康宣言がある。市民の健康、暮らしを守る。これを市民の皆さんに理解を求めるという、その辺が何だか匝瑳市は下手というのか、おとなしいというのか、つつましいというのか。 次に、コロナ対策の問題で幾つか現状を報告いただいたんですが、感染の実態把握、PCR、抗体検査の状況。これは、ここ1か月でかなり大きな変化が出ていると思うんですが、その辺いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) PCR検査の実態、状況ということでございますけれども、これまでも御答弁させていただきましたが、その数については県のほうで公表はしておりませんので、その数については把握をしておりませんが、ここ最近は国内外ともに感染者数が増えているということで、PCR検査の数は大分増大しているというふうに認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) これは全国的にそういう傾向なんですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 御答弁させていただきます。 全国的に増加しているという状況でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) いわゆる知る権利が奪われているわけですよね、情報が開示されない。なぜなんですか、これ。住民は知りたいんですよ。 それで、県や国にその情報の開示を求めていますか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 千葉県であったり、各県ごとの数というのは公表されておりますが、各市町村ごとの数というのは公表されておりません。この点についての要望はしてございません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 千葉日報とか東京新聞なんかで、各行政区ごとの、今、匝瑳市、27人とか28人とか報道されていますよね、感染者。そのデータさえ県は示さないんだ。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。 感染者の情報につきましては、毎日、県のほうから報道発表資料が提供されております。また、これまで私どもの市長が知事に対していろいろ情報開示を求めてきました。また、市長会を通じて、県・国に要望を求めてまいりましたことによりまして、報道発表されております情報以上の情報を現在はいただいております。しかし、この情報につきましては非公表とされておることから、内容については御答弁することはできません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 私は匝瑳市内の中でも感染が急速に拡大する危険性というのはあると思うんですよ。それはどういうところかというと、特に病院や介護関係、役所もそこの中に入ると思いますよ。集団でいろいろ、どっちかというと密が深いところね。それだと、やっぱり接触者がどういうところにいるのか、今、訳が分からないわけだ。 そういう意味で、場合によっては一気にクラスター、集団感染、これが発生する状況が生まれる。生まれてからではかなり厳しいと。クラスター対策、あるいはやっぱり危機感を持って、八日市場保健所。 私なんか議員になりたての頃は、八日市場保健所というと非常に大きな役割を果たしたわけですよ。それが銚子市に移転しちゃったわけでしょう、本体は。やっぱりこれは、今のコロナ問題、これからどんどん続きますからね。今、第3波、次に第4波、場合によっては第5波。それを防止するための保健所の再構築、これも機会があれば要請する。千葉県、匝瑳市にも立派な県会議員がいるわけですから、それを仲立にして匝瑳市の県の保健所の再構築をやはりやっていく必要があると。いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) それでは、ただいまの大木議員の御質問にお答えをさせていただきます。 市内でクラスター、集団感染が発生するおそれがあるという状況のときには、県のほうから詳しい情報が入ることになっております。 また、保健所の機能につきましては、先ほど市長が御答弁申し上げましたとおり、新しい医療体制が整備をされましたことから、これまで保健所にかかっていた業務が分散をされることになり、本来の感染者の状況であったり、その把握、また健康観察といった業務がスムーズに行えるようになってきたと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 市長、先ほどお話がありましたけれども、八日市場保健所の今後の対応ですよね。改めて、再確認の上で市長の考え方をちょっと答弁してください。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) コロナの対策に対して、八日市場の保健所という話が出たわけでありますけれども、これは八日市場保健所に限らず、実はこの議会でも以前、私は答弁させていただいたと思うんですけれども、市長会、そしてまた香取海匝の首長会と県会議員と一緒に知事のほうへ、もうじかに保健所の体制の強化、人員の配置、予算の配分ということをやっていただきたいというような形で強く陳情はしております。 その結果、体制強化はなかなか目に見えないんですけれども、保健所の負担が軽減されるような形で、県のほうでも検討されてきたという経過があるわけでございますので、首長や市長会の陳情が徐々に浸透してきているんではないかなと、効果が現れているのではないかなというふうには感じておりますけれども、まだまだその体制の強化、そしてまた情報の開示の在り方について県のほうには陳情してまいりたい、お願いしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 次に、発熱診察対応機関として、当初、県内819機関、これが次に1,100機関として報道されていますよね。これは匝瑳市内では幾つの機関が指定というのか、認定されているんですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 発熱外来の指定の件でございますけれども、この数につきましては、県のほうで公表されておりませんのでお答えできません。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 大事なところが全部公表されていないでは、市民は不安でしょう、これ。聞いてみたんですか。819とか1,100とかで、数字は出てくるわけだよね、全県の。 匝瑳市では、例えば私のかかりつけ医はどうなのか。1,100というとかなりの数ですよ。だから、そこへ連絡すれば何とかなるのかなとかね。はっきりしないで、これでまずいんじゃないのというような話はしないんですか。そんな申込みというのか申入れはしましたか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 発熱外来の病院等につきましては、健康管理課のほうでは把握しております。もし市民の方から、発熱外来に受診をしたいという御相談があったときは御紹介をすることが可能となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 管理課では把握していると。管理課が市民にはないしょにしていると、こういうことですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 医療機関のほうが公表を望んでおらないということもございまして、一般には公表ができないということでございますが、御相談があった際には御紹介するということでございます。 以上でございます。     (「ちょっと聞きづらいな」と呼ぶ者あり) ○議長(石田勝一君) もう一度答弁を求めますか。     (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(石田勝一君) もう一度、小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 医療機関のほうが公表を希望しないということでございますので公表ができないことになっておりますが、健康管理課では把握をしておりますので、御相談いただければ御紹介をいたします。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) そうすると、医師会全体が公表を拒否していると、こう理解していいわけですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) 県が調査をいたしました医療機関におきまして、公表を希望するかしないかということで、希望しないという医療機関が多いものですから、このようになったということでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 中にはやってもいいよという医療機関もやっぱりあると思うんですよ、当然。そういう希望、やってもいいというところは公表したらいかがですか。 ○議長(石田勝一君) 小川健康管理課長。 ◎健康管理課長(小川豊君) ただいまの御質問に御答弁をさせていただきます。 県のほうで集計をしておりまして、ある程度の数がまとまった時点で公表するということでございます。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) これね、やっぱり何か話が、行政の中での、いわゆる市民との乖離があると思うんですよ。市民は知りたい。行政はできるだけ仕事を増やしたくないという問題もありますから、乖離ができてくる。これは行政不信につながりますからね。どうせ役所に相談したって相談に乗ってくれないよと。これは後々の行政にかなり暗い影を落としますよね。まあ、しようがないわ。 市民病院の問題なんですが、私も、私の両親、妻を市民病院でみとりました。入院の経験もあります。今まで議員としても、小児科の設置、産科の設置、名称の、昔はよく国保病院と言っていたんですが、それを市民病院に名前を変更する。エアコンの設置、内装、外装、給食に地元のコシヒカリ、こういうことで一歩一歩、市民のための身近な市民病院づくりのためにやってきました。今、病院をよりよい病院にしていこうという市民運動も高まっています。 ところが、見えるところによると、旭市は別格ですよね、これは。佐原は小見川病院、多古は多古なりに、東陽病院は東陽病院なりに。果たして、匝瑳市民病院、八日市場市民病院がそういう近隣から見ていかなる状態の中にあるかという場合、これはやっぱりそういう広域的な視野で市民病院を見なければならないと。 市長は12月に結論を出すと、方向性を出したいというのに対する、あの当時の発言に対する軌道修正というのかな、答弁がちらりとあったわけですが、何か怪しい動きですよ、これね。本当の決断に基づいたものではないと。あの台風の被害を受けた、市長の心を痛ませる状況を変えるものではない。さらに一歩後退。このままいくと、財源問題を中心にしながら、ずるずる行ってしまうんじゃないかなという危機感を私は痛感しました。 そこで、少なくともやっぱり12月、12月と言っているから、私は人がいいから、ああ、市長はよく考えているなと。事務局に聞かせると、何の指示もありません。これでいいのかと。やっぱりどうにか、これは管理者と市長で両トップ同士での、この問題での話合いというのはやっているんですか、市長。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 市民病院の建て替え問題については、後退したというような、何かお言葉があったんですけれども、私は後退はしていないというのを自負しております。真剣に取り組んでいるということで。 そして、また今回のコロナの問題があってなかなか、いろいろ整理がつかないということも事実あるんですけれども、やはり市民病院の最初に言った役割と重要性というのは本当に私はなくてはならないものだというふうに、市民病院は捉えておるところであります。 それで、病院の建て替えの改革案が出てから2年たつわけでありますけれども、その間、私のほうは、令和2年度の決算をもって、ひとつ判断をしたいという形で発言をさせていただいておりますけれども、この間にやっぱり病院管理者とも相談はさせてもらっております。管理者からは現場の声というのを、そしてまた医療の重大さと大切さ、病院への市民からの期待度というのを管理者のほうから承っておりまして、そちらのほうにもお話を聞く中で、なるべく早く答えたいなというふうには、私はその時々に思っておるというような状態であります。 とにかく、先ほど申し上げましたように、一刻も早くその方針を決めたいというのが現状であります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君の一般質問を打ち切ります。 続いて、苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔15番苅谷進一君登壇〕 ◆15番(苅谷進一君) まず初めに、現在進行中のコロナウイルス問題に対応している市職員並びに市民病院関係者、全国の医療従事者の方々に敬意を表するものであります。 また、この問題で、日本国内でお亡くなりになった方々の御冥福をお祈り申し上げます。また、現在この問題は進行中であり、闘病中の方々には早期の回復をお祈り申し上げます。 次に、執行部の皆様方におかれましては、今日まで、昨年の台風復興に御尽力いただき、また財政健全化、病院事業の健全化に取り組んでいただいていることに対し、敬意を表する次第であります。 しかしながら、今後の匝瑳市の財政を考えると厳しい状況であることは変わりません。今年度も多額の財政調整基金を使用しています。また、病院の経営は危機的状況です。執行部、議会が一丸となって、財政問題、病院問題に対応して取り組んでいくことが必要であると考えます。 また、現在、匝瑳市の課題であるごみ処理問題の方針についても、至急問題解決をしなくてはなりません。執行部、担当課も大変ですが、市民のため、最大限の努力をお願いいたします。 財政健全化には一定の理解を示しますが、財政調整基金が急激に減少している現在、このままいったら、問題が発生したら直ちに使い果たすと思います。さらなる慎重な財政運営が必要であることを執行部は理解していただきたいと考えます。 次に、昨今、毎日のように報道で、高齢者による事故問題など事件が多発しています。高齢者の交通手段についても、本市ではどのように取り組んでいるのでしょうか。例えば、タクシー券などでお願いした高齢者が、行きは医療機関に行ってお願いしたら、帰りもお願いしますと言ったら、断られている例がございます。これでは、一つの社会問題になります。ぜひこの問題について取り組んでいただきたいと思います。また、この件について、新しい交通システムの取組が必要であると考えますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 ともかく、コロナウイルス問題関連でいろいろな問題が発生しています。執行部が一丸となって様々な問題に対応していただきたいと考えます。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問をさせていただきます。 まず第1に、医療問題から、市民病院について、第2に、環境衛生問題から、広域ごみ処理施設と匝瑳市ほか二町環境衛生組合のごみ処理施設について、第3に、産業振興問題から、家畜保健衛生所の移転についてをお伺いします。 それでは、まず第1に、医療問題から、市民病院についてお伺いします。 経営再建の進捗状況について御説明ください。 現在の経営を分析しますと、前にも言いましたが収益の約25%が赤字であり、かなり危険な状態であると考えます。抜本的な経営戦略の構築が必要です。さらなる具体的な今後の収益増を見込んだ経営戦略を持っているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 前の議会のとき、問題のあった薬品の管理問題はどうなっているのでしょうか。また、窃盗犯は捕まったのでしょうか、御報告をお願いします。 次に、環境衛生問題から、広域ごみ処理施設についてお伺いします。 広域ごみ処理施設に関して、組合の条例、規約に関して、我々東総議会議員には提案がありましたが、急遽取下げになりました。その内容について、その後、担当課または執行部のほうで協議をされているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、負担割合については、会議ではその後どのようになっているのでしょうか、現状をお示しください。 次に、中継処理施設について、市内からのごみを収集、運搬し、集約したものを銚子市に運搬する予定でありました。しかしながら、この選定方法をやるにしても、現在、積込業者の選定方法はどのようになっているのか、お答えいただきたいと思います。 次に、3市で考えていた中継処理施設の計画はどのようになっているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。もう、計画ですとこの3月には完全に完成し、竣工が行われる予定であります。その状態の中、中継処理施設問題については地元の協議は終わっているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 また、新しい広域ごみ処理施設の最終処分場の工事の状況においてはいかがでしょうか、お答えいただきたいと思います。工事業者は遅れると言っているのにもかかわらず、まだ現状、どうなっているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、匝瑳市ほか二町環境衛生組合ごみ処理施設についてお伺いします。 現在の匝瑳市ほか二町環境衛生組合職員の立場はどのようになるのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、現在の最終処分場については今後どのように閉鎖していくのか、お答えいただきたいと思います。その費用はどのように負担していくのか、改めてお答えいただきたいと思います。 次に、本市が市民に、現在、松山に持ち込んでいるごみに対して、このような持込みごみに対してはどのように今後対応していくのか、早く市民に知らせていただきたいと思いますのでお知らせいただきたいと思います。 第3に、産業振興問題から、千葉県が計画している家畜保健衛生所の移転についてお伺いします。 前の地元説明会では、今後改めて説明会をするとか、地元と協定を結ぶとか対応していくとの農林部長さんの話がありました。その後どのようになっているのでしょうか、御説明いただきたいと思います。 以上で私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。私のほうからは、質問分野の2、環境衛生問題について御答弁を申し上げます。 初めに、広域ごみ処理施設に係るごみ処理広域化推進事業に関連する規約、条例についてのお尋ねでございますけれども、東総地区広域市町村圏事務組合では、施設の設置管理条例や廃棄物の処理及び清掃に関する条例の原案を取りまとめまして、本年10月23日開催の組合議会9月定例会に提出をされましたが、議員御発言のとおり、事務局からの申出により取下げとなりました。 この条例案につきましては、今後、構成3市の環境担当課長会議において内容を協議した後、首長会議を経て、組合議会に再提出される予定との報告を受けております。 次に、広域ごみ処理事業に係る本市の財政負担と負担割合についてのお尋ねでございますが、広域ごみ処理施設・最終処分場等整備事業の総事業予算及び負担割合については、現在のところ、本年9月議会で御答弁申し上げました内容からは変更はございません。また、管理運営費の負担割合については、現在も協議中でございます。 次に、中継施設についてのお尋ねでございますが、中継施設に集められたごみを広域ごみ処理施設まで運搬する事業者の選定方法及び委託方法につきましては、中継施設の整備について地元地区の合意が正式に得られましたら組合で入札を行い、事業者を決定する予定であると聞いております。 中継施設の整備につきましては、構成3市の既存施設を改修して整備することが計画されておりますが、詳細な整備内容については、現在も組合と構成3市で検討を行っているところであります。 また、本市で計画をしております中継施設についての地元合意につきましては、本年11月16日に松山清掃工場周辺住民連絡協議会との意見交換会を開催いたしまして、令和3年4月以降のごみの受入体制等について御説明をさせていただいております。現在、連絡協議会役員の皆様と相談をさせていただく中で、中継施設の整備についての周知と説明のための回覧文書をお願いしたところであります。 次に、広域最終処分場についてのお尋ねでございますが、現在、最終処分場建設工事では、埋立地部分となります貯留構造物の被覆施設の工事及び浸出水処理施設の工事が行われております。工事の進捗状況については、令和2年11月末時点で進捗率58.1%であると報告を受けております。組合からは、現在、工期の遅れについて工事業者と協議を行っていると伺っております。 次に、地元の匝瑳市ほか二町環境衛生組合の今後の運営についてのお尋ねでございますが、現在環境衛生組合で雇用しております職員の処遇等については、令和3年度以降の業務内容及び組織体制と併せまして、環境衛生組合で検討が行われている状況でございます。 最後に、環境衛生組合の一般廃棄物最終処分場についてのお尋ねでございますけれども、これも議会で度々御報告しておるところでありますけれども、ごみ処理業務が廃止となり、最終処分場の閉鎖後から廃止基準に達するまでの間は、環境衛生組合において廃止に向けた手続と管理を行っていくとの報告を受けております。 この間の管理費用等でございますけれども、その負担割合につきましては、直近の10年間の負担割合の平均値を固定値として、構成市町で負担する予定となっております。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては、病院事業管理者及び事務局長、そして担当課長から御答弁申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、市民病院の経営再建の進捗状況と管理体制についてお答えをいたします。 初めに、経営再建の状況ですが、まず外来については、新型コロナウイルスへの警戒から来院を控える傾向が3月から顕著になってきたということは、9月の一般質問でもお答えいたしました。その傾向はいまだに続いております。 4月から11月までの7か月間で、前年度より延べ6,144人、1日平均では43.3人の外来患者が減少しております。一方、入院につきましては6月から影響が出始めまして、入院患者数が50人を下回る月も出るようになりました。4月から11月までの7か月間で、前年より延べ2,517人、1日平均で10.3人の入院患者の減少がありました。 このような外来と入院の状況から、医業収益については10月までの実績で約7,700万円の減収となっており、このまま推移した場合は、昨年度より約1億4,000万円の大幅な減収になるのではないかと危惧をしております。 ただし、10月臨時会で御可決いただきました追加支援策としてのコロナ対策支援補助金1億3,000万円、さらにこの議会に補正予算で計上しております国からの運営支援の補助金約2,000万円などにより、大幅な資金繰りの悪化は避けられる見込みとなっております。 現在の感染拡大状況からすると、当院でも入院の受入れが目前に迫っております。こういった状況から、一般の入院の受入れが進まず、収益の向上が思うように進まないのが現状で、私としましても心苦しい思いをしているところです。 しかしながら、今後さらにコロナの感染が進むような状況になっても、市民の皆様に通常の医療を提供していくことが市民病院の最大の使命であると考えておりますので、院内感染を発生させることなく医療を継続できるよう、対策を徹底してまいりたいと思います。 次に、病院の薬剤の管理体制についてお答えいたします。 9月議会において、当院における2度の薬剤の紛失の件について御報告をいたしました。 この件につきましては、9月10日に海匝保健所に薬剤の管理体制に対する改善報告書を提出し、その後9月18日に海匝保健所から報告書どおりの改善ができているかを確認する立入検査がありました。 立入検査の結果、海匝保健所からは、薬品管理の現状を確認し、法令違反は確認されない。一つ、一連の事故を通じて、保健所への報告が迅速に行われたことについて評価、確認していただき、改めて院内における報告体制の重要性について御指導をいただきました。あわせて、この9月18日の立入調査をもって、本件の調査について完結するとの回答をいただいております。 なお、匝瑳警察署からは、現在までのところ捜査に進展はないということでありまして、進展があった場合には連絡をいただけるとのことでした。 私といたしましても、これら一連の薬剤の紛失について大変重く受け止めているところであり、保健所の指導の下で管理体制について強化することができましたので、今後このような事態を起こすことのないよう、徹底した安全管理の強化に努めてまいります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私からは、具体的な今後の収益増の戦略に関する御質問にお答えさせていただきます。 現在、市民病院では、平成28年度に策定しました国保匝瑳市民病院新改革プランに基づき、経営改善を進めているところです。この新改革プランにつきましては、国からの要請に基づいて全国の公立病院が策定したもので、令和2年度をもってこの計画期間が満了することとなります。 国においては、令和2年度、今年度の夏頃をめどに公立病院改革ガイドラインを改めて策定し、それに基づき、全国の公立病院に新たな改革プランの策定を要請するという予定でしたが、新型コロナウイルスの影響によりまして、これが大幅に遅延しているところです。 公立病院改革ガイドラインと改革プランの策定時期については改めて示されることとなっておりますので、各公立病院において新たな新改革プランの策定は、このガイドラインの発出を待ってからとなるところですけれども、当院ではこれまで進めてきた経営改善を停滞することなく推進するために、新たな改革プランで定める内容のうち、経営改善の部分について先行して検討を進めており、この年度内には取りまとめる予定でおります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 武田産業振興課長。 ◎産業振興課長(武田英樹君) それでは、私のほうから、家畜保健衛生所の移転についてのお尋ねについてお答えいたします。 本年度事業の進捗状況につきまして、過日、県畜産課に伺いましたところ、基本設計につきましては現在設計中とのことでございます。なお、今後の住民説明会の開催につきましては、基本設計等の状況を踏まえて検討したいとのことでございました。 市といたしましては、引き続き地域住民の理解を得られるよう丁寧に対応していただきたいとの考えを伝えているところでございます。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私からは、広域ごみ処理施設について、市長答弁に補足させていただきます。 組合の総務課を主務課とした負担金制度検討会につきましては、これまでに5回開催されております。 本年度に入り、構成3市の環境財政担当課の意見交換が行われ、組合事務局から検討案が提案されております。この検討案について、10月12日に開催された負担金制度検討会議において協議が行われ、提案内容について各市で検討を行うこととされたところでございます。この検討案につきましては、先月26日開催の匝瑳市議会全員協議会で御報告させていただいたところでございます。 次に、令和3年4月以降の本市の市民が持ち込むごみについての受入体制ということにつきまして補足させていただきます。 今後、中継施設を整備して受け入れる計画となっておりますが、松山清掃工場が閉鎖となった令和3年度以降に基本設計が行われ、整備に着手する計画となっております。また、その中継施設が整備されるまでの間につきましては、現在の松山清掃工場の設備を利用した仮設の施設により、市民の直接搬入のごみを受入れする予定となっております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ありがとうございました。 それでは、まず市民病院の問題についてお伺いいたします。 先ほど報告がありました中での質問ですが、経営再建の状況を、私が言ったのは独自に考えているかということで質問したわけです。ところが、局長からあったのは新改革プランに基づき改善を進めていますということなんですけれども、質問の趣旨と違うんですが、その点お答えいただけますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私のほうでお答えさせていただきましたのは、苅谷議員から、そういう今後の改善の計画ということでお問合せがあったものと思いまして、これまで市民病院で、経営改善にはまず新改革プランという計画に基づく改善、さらには病院内での経営改善委員会での改善の、職員提案等による経営改善と、そういうことで進めてまいりまして、その基となっている新改革プランについて、今年度で期間が終わるものですから、その後についてということでお答えをさせていただいたところです。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 質問の趣旨、さっき言ったとおり、私は独自に考えていますかと言ったんだから、独自に考えているか考えていないかと聞きたいんですよ。 だけれども、局長が言っているのは改革プランに基づいてということですけれども、ただし改革プランを見ても分かっているとおり、改革プランどおりにはいっていないんですよ。それは分かりますか、局長。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 議員のおっしゃるとおり、全て改革プランどおりには事が進んでいないということは確かですけれども、ただ、これまでこの3年間、経営改善に取り組む中で、入院にしても外来にしても収益の上がる構造になってきておりますので、経営改善自体は進んできているというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 改革プランの内容を見ますと、当時は110床の計画なんですよ。今、99床なんですよ。それで、繰入金とか補助金をもらって経営改革をしているのであって、独自の経営改革が進んでいるという見方になりませんよ。そう理解しますか、私は一切そう見ません。 やっぱり病床数を減らして外部からの補助金、それからいろんな手当を頂いてやっているものであって、独自に経営改善になっているという形ではないと思いますが、局長、いかがお考えですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 確かに、大きなところで、病床数を減らしたことによる市からの繰入金の増額等はございました。 ただ一方で、これまで病院のほうで取り組んできた各種加算の取得ですとか、外来患者さんへ定期的な検査を行うことですとか、さらには経費の節減対策ですとか、そういったところを全般にこれまで改善方策を実施してきたことが、今でいうと令和元年度に大幅に収益が上がったということの、そこに成果として現れてきていると、そのように考えております。
    ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 確かにレセプトの請求内容を増やしたり、いろんな収益改善しているのは、それは私も認めます。確かにないとは言えません。独自の方法でやっていることは、独自というかいろんな形でやっている、それはあると思います。ただ、実際、改革プランにそれは入っていないですよね、入っていましたか、入っていないですよ。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 取組の内容によっては、改革プランに基づく改善方向になっているものと、あとはその後の職員提案制度の中で新たに出てきたものを具現化したものということで、改革プランには載っていなかったけれども、さらに追加したものということでございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 今、この改革プランの内容をお持ちだと思いますけれども、今、東総広域圏内で病床利用率、大分、コロナの件もあって下がっていると思うんですけれども、現在病床数、香取海匝で幾つありますか。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 分からないようなので、私のほうから答えると、約3,069床。平成30年度時代なんですね。 これの話をしているんですから、局長、申し訳ないけれども、改革プランをちゃんと持って私とこの論議をしてもらわないと、論議が続かなくなっちゃうんですよ。 改革プランの29ページに、今後の地域医療を考えた病院の構想というのがありまして、これによりますと、今後、病床数を香取海匝圏で、この計画書ですよ、あくまで。3,069床から2,181床まで888床、当時でいう平成37年までに減らすという計画がありますけれども、それ、局長、分かりますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 香取海匝医療圏における病床数に関しましては、当院のほうの計画ということではなくて、県のほうで地域医療構想の中で示されている医療圏における病床数ということで示されているものです。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) でも、これは県が相手じゃないと、我々は病床数はやっていけないわけでしょう。違いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 病床数に関しては県の許認可事務になっておりますので、増やすということは今なかなか認められておりませんけれども、減らす際にも県の許可が必要です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) そうしますと、病院で病床数を持っているのが香取海匝圏内で26件あるわけですよ。それが今、3,087床が稼働していると思うんですね。 これを、今、県の計画で2,180床まで減らすということは、うちの病院も今度、数を減らさなきゃ、均等割でいったらですよ、逆に簡単に計算したらですよ、減らさざるを得なくなっちゃうと思いますけれども、そうは思いませんか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 千葉県のほうで、今、この基になっている病床数を把握した際には、各病院において実際には使用していない休眠病床みたいなところも含めた上での数値となっておりまして、その後、各病院のほうで病床機能報告ということで、今、実際に何床使っているのかという形の報告については、年に一度行っております。 その中で、それでもまだ多分、香取海匝医療圏においては、病床のほうは過剰になっているかと思うんですけれども、当院においてはこの計画の策定時点で110床から99床ということで、11床の病床削減をしておりますので、その上で千葉県が、例えばですけれどもイニシアチブを取って、各病院に病床を減らせとかそういうことは行わないということで、各病院独自の考えの中で、病床の転換ですとか病床数の削減ということを実施していくというようなことになっております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) じゃ、県は目標値は出しても、各自の判断でやってくれと、そういうことで確認しますけれども、間違いないですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) これまでも千葉県のほうで地域医療構想に基づく会議ということで、香取海匝医療圏の病院を集めた会議を何度も行っておりますけれども、その中で千葉県としては、病床数そのものについては、やはり各病院の経営そのものに関わってくるものなので、県として主導して、ここの病院は何床にしなさいということは言えないということを会議の席上、何度もおっしゃっておりまして、そこについては各病院のほうで実態に合わせて検討していただきたいと、そのような指示をいただいているところです。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) とはいうものの、先ほどそちらで述べたように、この香取海匝圏というのはベッド数が多いわけですよ。それの適正ベッド数というのは県と協議して、話を聞きましたか。やっぱり当初言っている平成37年度、平成37年度だから令和5年か、そうだね。令和5年には、目標としては2,181床が好ましいだろうという、前の改革プランに出ているわけですよ。その後のその話はどうなっていますか。分からなかったら、分からなかったでいいです。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今回の県の地域医療構想の中では、その目標数値というのは変わっておりませんので、県としては現在のところはそこについては変わっていないというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 要は、数が多いということは競争になっちゃっているわけですよ。だから、それはやっぱり数を少なくしないとある程度適正な形にはならないし、市の財政負担、それから国・県の財政負担がかかるわけですよ。 ですから、先ほど来言っている話の中で考えますと、病院の在り方自体を単独で考えるよりは、やっぱり広域で物事を考えて整理することも必要であるというのが私の考えなんですよね。 その点、市長は、香取海匝で1回、そういう関係の首長会議を持ちましたよね。その後、その件はどうなっていますでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 実は、年に一、二回開催しようということで申合せになっておるんですけれども、本年度はこのような状態であったので、まだ開催はしておりません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それは、状況は分かりました。ただし、例えば近くである東陽病院にしても、もともとは旧野栄町と光町が相談して造ってやったと。それが今、東陽病院に関しては、我々が当時の借金の負担を払いつつ、横芝光町がやっているという状況でありますよね。 それから、香取海匝の件についても、いろいろな医療圏も考えても、香取海匝になっていますから、中央病院を核としていろんな医療体制があるのは分かるんですけれども、単独で建て替えとかそういうことを考えるより、やっぱり周りのベッド数の集約、それから医療圏、回復期の病床とかいろんなことを考えて、今後計画しないと駄目だと思うんですよ、市長。 そこで、市長が、先ほどの質問ですと、建て替えの意思は変わらないということは一つとして大切なことではありますけれども、単独で考えるよりは、やっぱり地域と医療を連携しながら、きちっとした形で新たな病床を目指し、匝瑳市の医療の充実を図るように計画していかなきゃならない時期であるし、このコロナ禍で、今、拙速に判断をして、地域の医療を将来的に見詰める時期ではないと思っているんです。 ですから、私は前から言っていますように、建て替えについては地域といろいろ検討しながら、単独では考えなく広域でいろいろな相談をしつつ、共同で考えるものかどうなのか、そこも含めて市長に、拙速ではなく重々、経営だけでなく、周りの地域医療体制を考えつつ、今後の計画をしていただきたいと思いますが、市長、いかがお考えでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) ただいまの苅谷議員のお考えということは、私は御理解させていただきます。しかしながら、その広域という形で、もう相当年数をかけて近隣の病院関係、そしてまた市町村の中で統合という形、合併という形で運営していったらいいだろうというような形で相談をさせていただいた経緯があります。 その中で、非常に難しいのは、各自治体でも、私どもの自治体の中でやはり公立病院を持ちたいという意見が非常に強いということで、なかなか広域の病院の建設というのにはハードルが高いなというふうには思っております。 しかしながら、そのような広域の医療機関というのは一つの手段という形の中で、検討はしていかなければいけないとは思うんですけれども、現時点では、私の今までの経験や会議の経過の中では、非常にハードルが高いなというふうには思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 御理解を示していただいた上で、今までの経過ということですけれども、今までその報告は、私、改めて受けていなかったと思うんですよ。いつ、どういう場でそういう話をされたんですか。今までの経緯が見えないで、今初めて聞いたことだと私は思っています。やっぱり、我々議員がそういうことを知り得る場も必要ですので、今までどういう過程があったんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私の記憶では、この議会の中でも広域の中で、各病院間の事務局長を中心として相談をさせていただいたというような経緯は報告してある記憶であります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、事務局長の話は聞いたんですよ。私が言っているのはそうじゃなくて、これは首長たちが話をしないと話が進まないと思うんですよ。 だから、胸襟を開いて首長同士が、確かに事務局長レベルで、うちは公立病院が欲しいと。でも、今この社会で、交通システムだけ構築して送り迎えとかきちっとやってあげればそんなに、例えばの話ですよ、多古町とか横芝光町とかうちらが一緒になったって、約30分あれば届くわけですよ。救急車だって、15分あれば届くわけですよ。 だからそういう状態を、やっぱり胸襟を開いて市長が先頭に立ってやるべきじゃないかと私は言いたいんですよ。そこをちょっとお聞かせいただきたい。やらないで、局長レベルで、いや、そういうレベルだという話じゃなくて、一応ちゃんと胸襟をもって今後の地域医療を考えたら、譲り合いしてお互いにこういう形をつくったほうがいいんじゃないかというのが市長たる指導力だと思っています。その辺、いかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) トップ会談という形は最終的な会談ではないかなというふうには思っておりますけれども、いろいろ選択肢の方法ということを考えますと、やはりそちらのほうも着手していきたいなというふうには思っております。しかし、ハードルが高いということは、私は自分では考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ハードルが高くても登り詰めれば、こつこつやれば何とかなるということもあり得ますので、一応ちゃんと胸襟を開いて、今後動いていただくことをお願いしたいと思います。 続きまして、先ほど来御報告がありました薬品の管理の件ですが、局長から報告がありましたが、ということは、先ほどの管理者からの答弁も踏まえて聞きますと、今までの病院の医療管理体制は基準を満たしていなかったということですか。局長、お答えください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 薬品の管理に関して、基準を満たしていなかったということではありません。 今回紛失した薬剤に関しては、必ずしも鍵をかけて保管する必要があるというものではございませんでした。ですから、そこに関して、当院で鍵のかからないところに保管していたということ自体は法令違反があったということではないということは、これは保健所のほうでも確認をしていただいております。 ただ、こういうふうに実際になくなっている、それが2度続いているということを見ますと、やはり管理体制についてもっときちんとする必要があったということで、現在はその管理体制を万全にできているというふうに考えております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) だって、局長はさっき改善報告書を提出してということを、改善ということは、悪かったから改善したわけでしょう。違いますか。改善報告書というのは、悪いから直すためにこうしました、これで検査してもらったら大丈夫でしたという話じゃないですか。ちょっと言っていることが違っちゃいますよ。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 確かに、千葉県に報告したものは改善報告書という名称でございましたので、改善報告書という名前を使わせていただいております。しかも、これまでの病院の管理体制を改善したということで間違いないと思うんですが、ただ、くどいようですけれども、法令違反があったということ、要は鍵のかかるところに保管すべきものを、鍵のかからないところに保管したとか、そういった法令に違反することがあったということではないということは申し上げさせていただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ちょっと、やっぱりこれ答弁内容が我々には理解できなかったので、そういうふうに確認したわけですよ。 管理体制については問題ないということですが、実際、今後、その対応をしたことによって、前にはカメラをつけるとか何とかと、ちょっと場外で話があったじゃないですか。それはどうなっていますか、最終的に。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 防犯カメラは設置いたしました。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) その管理体制は、今、誰が管理をされていますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) その映像の管理につきましては、事務局のほうで行っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それは毎日チェックしていますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) これにつきましては、毎日のチェックはしておりません。記録に関して、かなり長い期間撮れるものですから、仮に何かあったらそのときにはチェックできるということで、個々に何もないときにチェックするということはしておりません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 悪い人はよくこういうことをやるんですよ。その機械を止めて、止めている間にやるとかね。だから、毎日何らかのチェックは、全部見ろとは言いませんよ。そういうこともやっておかないと、例えば映像時間が24時間やっていたとして、そこがちゃんと明るくなっていますか、その管理体制をやっているところは。そういうこともちゃんと配慮してやっているかどうか、最後に確認させてください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) まず、設置したカメラ自体が暗いところでも明るく映るカメラでして、それを2方向から設置しておりますので、必ずどちらかに、何か細工をしようとすれば、その姿が片方のカメラには確認できるように、暗いところでも明るく撮れるようになっておりますので、その辺のところは大丈夫だと思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) いずれにしても、管理はきちっとやっていただきたいと思います。 もう一つなんですけれども、管理体制の中で、先般新聞にも報道で出ていましたけれども、東金の東千葉メディカルで不当契約とかいろいろな問題がありました。 管理体制の一環として、そういう契約に関しては問題はないと思いますけれども、他人のものを見て、やっぱり我がふり直せじゃないですけれども、きちっとチェックが必要だと思いますが、そういうことをされましたか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 東千葉メディカルセンターの契約の件ですとか、新聞報道で知る範囲ですけれども、そういったことについては事務局内でも情報を共有いたしまして、これまでに増して一層、そういう個々の事務処理についても目配せをして、こういうことのないように徹底するよう、各職員に指導しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 東千葉メディカルの件を見て、私もないとは思います。今、経営が大変なのは分かっているので、ないとは思いますけれども、やっぱり改めてチェックが必要かなと。あそこも何十億円と赤字を出しているところですからね。そういうところの中でこういうことがあり得るということも、我々としてはないとはあり得ませんので、再度チェックをお願いしたいと思います。 次に、ごみ処理問題についてお伺いします。 先ほど市長答弁では、中継処理施設については計画中ですという話ですよね。だけれども、鎌形課長からは、検討中じゃなくこういうふうにしますというふうに、今検討しているというか、やる予定ですということなんですよね。我々、広域議会でもまだはっきりしていない。 実際のところ、市長、今、中継処理施設については話が止まっちゃっているんじゃないですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私の首長会議等で知り得る範囲では決まってはいないということです。 この議会でも報告をして、いろいろ御意見も頂戴したと思うんですけれども、3市の中継施設の見積りですか、建設と解体の見積りがあまりにも高額だったというような、それは3市の首長はみんな同感である中で、そんなにかかるなら私のほうは中継施設は造らない、解体もしないというような話が今ちょうど出ておる段階で、まだ決定ではないということです。 その中でも、匝瑳市の場合には一番遠距離だということ、そしてまた供用を開始してからいろいろな経費面を考えると、匝瑳市はやはり中継施設を造りたい、そして解体もしていただきたいという形で首長会議では申し上げているんですけれども、それはまだ決定ではないということであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 少なからず、我々東広に出ている議員は、中継処理施設は改修でするというところまでしか知らないわけですよね。そうすると、首長間ではそんな勝手な話になっちゃっていて、事務局ではまだ話がまとまっていなくてと、これ一体全体どうなるかということなんですよ、私が言いたいのは。 だから、担当課のほうでも分からないし、管理者は管理者同士で話をしている。恐らく漏れ伝わって、市長とも前に話した話だと、銚子市と旭市は中継施設でやらないで、積替えでやるか直接搬入かと。だけれども、組合議会に対して何ら報告がないわけですよね。ないですよね、我々議員に対しては。こんな状態で来年の3月には完成して、4月から運用を開始すると。あと3か月足らずですよ。それはちょっとまずいんじゃないかと思うんですよね。 この間も、広域議会の予定がいっぱいどんどん出てきましたけれども、そういう状況の中で、先ほど回答もありました一般廃棄物処理法もまだ決まっていない、中継処理施設も決まっていない、最終処分場は工期が遅れるという状態。しかし、プラントは、プラントというかごみ処理場は4月に動く。動いたら、出た灰はどうするんですかね。やっぱり最終処分場に持っていくというのが今回のプランじゃないですか。 全く、今、運営できる状態ではないにもかかわらず、また肝腎な負担割合も決まらないと。これは首長間で早く詰める必要があると思いますけれども、市長、どう思いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) これは、苅谷議員も派遣議員ということで、いろいろ情報は得ておるのではないかなというふうに思いますので、その発言のお考えをぜひ東広の議会で発していただきたいというように私は希望するところであります。 あともう数か月で供用開始になるということでありますので、問題が山積しておるわけですけれども、一つ一つ、もう早急に解決をして、来年の4月に向けて頑張りたいというふうに思っておりますので、ひとつ援護射撃をよろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 援護射撃は相当やっているつもりです。イージス艦じゃないけれども、相当攻撃しているんですけれども。 ただ、市長、分かってのとおり、我々は議会がないんですよ、議会の場が。1か月、2か月空いちゃうので。やっぱり首長会議で一回発してもらわないと、援護射撃もし切れない状態で、それこそ艦砲射撃しないと駄目な状態ですから。市長、やっぱり首長会議で一回詰めようよという話をしていただきたいと思います。もう一度ちょっと答弁をお願いします。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は、首長会議のときには匝瑳市の首長ということで、責任ある、そしてまた間違いのない形で発言をさせていただいております。しかしながら、3人いるということで、なかなかまとまらないというのが現状であります。頑張っています。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 3人が本当に言うことを聞かなかったら、匝瑳市一丸となって脱会したっていいんですよ、あんなの。そんないいかげんなことをやられるんだったら。 銚子市のためにやっているんじゃない、旭市のためにやっているんじゃない、3市の市民が共同でやっていこうということでやっているわけですから、そのくらいの気持ちを持ってこれから対応していかなきゃならないということを、また市長も私もそうですけれども、肝に銘じて動きたいと思います。 それで、この間ちょっと銚子市の市長が勝手に、一般廃棄物処理法で併せ産廃でビニールも燃すなど何だのかんのと。市長が、私はそういう認識がないと。まさにそうなんですよ。 確かに、併せ産廃ということがあっても、それを規約で定めて、議会の承認もなくやろうなんてとんでもない話ですよ、これ。規約で定めれば議会の承認は必要ないんですよね、市長。議会の承認をちゃんと取って物事をやるように、広域にちょっと、公の場に出るような形で、併せ産廃の件も条例化しないとまずいと思います。市長、どう思われますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) これからスタートするわけでありますけれども、しっかりとした形でスタートしなければいけないというふうに思っています。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ともかく、併せ産廃といって燃し始めたら切りがないと思います。 正直言って、農業用ビニール、それから銚子市には大きな、海産物を踏まえた海洋漁業に対する問題があります。ごみの比率でいったら、例えばビニールとか、それから海洋関係のものを燃すといったらほとんど、申し訳ないけれども銚子市のごみですよ。それでは、銚子市のためにあのプラントを造ったことになっちゃいますよ。そんなことはちょっとあり得ないですよ。燃せば燃すほど炉は傷むから、それだけ今度負担金がかかってくるんですよ。それは、市長、お分かりですよね。 だからそういうものの中で、一概にあんな銚子市の市長が、申し訳ないけれども勝手なことを、首長間で合意したようなことを言っちゃったりしているわけですよね。これは、申し訳ないけれども、首長間で訂正をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) その件につきましては、実は過日の記者懇談会の中で記者の方から確認をされました。私は、首長会議では同意していないということをはっきりと、その記者懇談会の中でも答弁させていただきました。その姿勢でこれからもやっていきたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 記者懇談会の件は知らなかったので、ありがとうございました。その姿勢であれば、匝瑳市民の代表として助かります。 先ほど、実は松山の件の報告、課長からありましたけれども、松山の住民に対してはまだ仮の話になっちゃうんですよね、市長。 一応、中継処理施設ができるまでは、仮に駐車場のところを使ってこうやってやりますよ、それで中継処理施設ができたら積替えをしますよと、そういう丁寧な説明をしていますか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 周辺住民連絡会の中で、今後の中継施設の建設の中身と……     (「聞こえない」と呼ぶ者あり) ◎環境生活課長(鎌形健君) 中継施設の整備をする予定と、それから整備されるまでの間、仮設で市民の持込みごみを受け入れるということで、その受け入れる車の動線ですとか、そういったことも含めて説明させていただいております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 今、市長、恐らく、中継処理施設が今の段階で決まっていないということは、改修しても2年以上かかると思うんですよね。だから、その辺の期間は余裕を持って話をしてありますか。していなかったら、していないと言ったほうがいいよ。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えします。 説明の中では、おおむね2年から3年かかるという話で説明してございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。
    ◆15番(苅谷進一君) 3年かかったら大ごとですよ、これ。だって、臭いとかハエとか、積替えによっていろいろ出るわけですよ。だから、そういう殺虫対策とかそういう予算も全部広域でちゃんと持ってもらって、匝瑳市民の負担にならないようにしていただきたいと思いますが、課長、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) ただいまの御質問にお答えします。 中継施設の整備につきましては、東総広域のほうで担当して整備をします。 それから、その間の仮設の運営につきましても東総広域の運営になりますので、広域の事務組合と連携を取りながら、その辺の管理はしていきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ぜひ中継処理施設の計画も念入りに、再度動いていただかないとしようがないと思いますので、市長、よろしくお願いします。 最後に、県が計画している家畜保健衛生所についてお伺いします。 先ほど武田課長の報告ですと、計画して、計画書ができたら説明するとありますけれども、市長、それで市民に対して丁寧な説明になると思いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私は、本件につきましては、県のほうには本当に、地元の方々が納得していただけるような形で、小まめな説明をしていただきたいというふうにお願いをしておりますので、これからもそういう姿勢で県のほうにお願いをしていきたいというふうに思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、やっぱり地域住民が一番大切なんですよ。地域住民の理解が100%でなくても、ある程度の理解がほとんどの住民からいただけるようにしないと、こういう計画はよくないと思います。 ましてコロナ問題下で、武漢の問題だって、そういう家畜衛生の問題から発端しているのはあるわけですよ。そういうことも踏まえて県に対応していただきたいと思いますが、市長、最後にいかがでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 建設に対しましては、本当に地元として理解ができるような形の中でやっていただきたいというふうに申し添えさせていただきます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 12月18日金曜日は総合調整のため休会とし、12月21日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後0時05分 散会...