◆
総務常任委員長(平山政利君)
総務常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 去る9月9日の本会議において本委員会に付託されました
事件は、議案第9号 匝瑳市使用料、手数料、
占用料等条例の一部を改正する条例の制定について、議案第10号 匝瑳市
監査委員条例及び匝瑳市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上、議案2件でした。 この審査のため、去る9月11日午前10時から、第2
委員会室において、委員6名、執行部から副市長及び
関係課長等の出席を求め、委員会を開催しましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。 議案第9号では、新たなごみの分別方法や料金設定などに関する質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第10号では、
賠償責任監査の内容や職員の賠償責任の実態などに関する質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 採決の結果、議案第9号及び議案第10号ともに
賛成全員で、原案のとおり本会議で可決するものと決しました。 以上で
総務常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
○議長(
石田勝一君)
総務常任委員長の報告が終わりました。 続いて、
文教福祉常任委員長の報告を求めます。
林文教福祉常任委員長。 〔
文教福祉常任委員長林 明敏君登壇〕
◆
文教福祉常任委員長(林明敏君) それでは、私
ども文教福祉常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 去る9月9日の本会議において本委員会に付託されました
事件は、議案第11号 匝瑳市
ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上、議案1件でありました。 この審査のため、去る9月14日午前9時59分から、第2
委員会室において、委員6名、執行部側から副市長、教育長及び
関係課長等の出席を求め、委員会を開催いたしました。 その審査の経過と結果につきまして御報告いたします。 議案第11号では、現行制度との変更点、対象となる家庭の状況の把握などに関する質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 採決の結果、議案第11号は
賛成全員で原案のとおり本会議で可決するものと決しました。 以上で
文教福祉常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
○議長(
石田勝一君)
文教福祉常任委員長の報告が終わりました。 続いて、
産業建設常任委員長の報告を求めます。
椿産業建設常任委員長。 〔
産業建設常任委員長椿 日出男君登壇〕
◆
産業建設常任委員長(椿日出男君) それでは、
産業建設常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 去る9月9日の本会議において本委員会に付託されました
事件は、議案第12号 匝瑳市ほか二町
環境衛生組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてであります。 以上、議案は1件でした。 この審査のため、9月15日午前10時01分から、第2
委員会室において、委員6名、執行部から副市長、
関係課長等の出席を求め、委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。 議案第12号では、今後の匝瑳市ほか二町
環境衛生組合の事業内容、本市の費用負担などに関する質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 採決の結果、議案第12号は
賛成全員で原案のとおり本会議において可決するものと決しました。 以上で
産業建設常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
○議長(
石田勝一君)
産業建設常任委員長の報告が終わりました。 続いて、
予算決算常任委員長の報告を求めます。
石田予算決算常任委員長。 〔
予算決算常任委員長石田加代君登壇〕
◆
予算決算常任委員長(石田加代君)
予算決算常任委員会の審査の経過と結果について御報告いたします。 去る9月9日の本会議において本委員会に付託されました
事件は、議案第1号 令和元
年度匝瑳市
一般会計歳入歳出決算認定について、議案第2号 令和元
年度匝瑳市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第3号 令和元
年度匝瑳市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、議案第4号 令和元
年度匝瑳市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、議案第5号 令和元
年度匝瑳市
病院事業決算認定について、議案第6号 令和2
年度匝瑳市
一般会計補正予算(第6号)について、議案第7号 令和2
年度匝瑳市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、議案第8号 令和2
年度匝瑳市
病院事業会計補正予算(第3号)について、以上、議案8件でありました。 この審査のため、議場において、去る9月9日午後1時45分から、委員17名、及び9月10日午前10時から、委員17名、執行部から市長、副市長、教育長、
代表監査委員、
病院事業管理者及び
関係課長等の出席を求め、委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について御報告いたします。 議案第1号では、財政状況について、被爆樹木二世について、財政指標について、
防犯対策事業について、予算編成時の目標について、
定住促進空き家バンク事業について、
子育て世代包括支援センター運営事業について、
出会い創出事業などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第2号では、被保険者証、短期証の交付について、国保税の負担軽減などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第3号では、歳入の主な増減理由などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第4号では、
認定調査等費業務委託などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第5号では、
病院事業については看護師数について、施設の老朽化及び耐震性について、経営改善について、
病床利用率について、
訪問看護ステーションについて、
介護老人保健施設事業については収益について、
施設利用率及び利用料について質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第6号では、
消防施設解体等工事費について、
介護施設等整備事業について、
ハザードマップ作成業務委託料について、
ふるさと納税推進事業などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 議案第7号について、質疑はありませんでした。 議案第8号では、
特別減収対策企業債について、
現金預金残高について、
新型コロナウイルス感染症の対応などについて質疑があり、執行部から詳細な説明がありました。 採決の結果、議案第1号及び議案第2号は賛成多数で、原案のとおり本会議で認定するものと決しました。 議案第3号から議案第5号までは
賛成全員で、原案のとおり本会議で認定するものと決しました。 議案第6号から議案第8号までは
賛成全員で、原案のとおり本会議で可決するものと決しました。 以上で
予算決算常任委員会における審査の経過と結果の報告を終わります。
○議長(
石田勝一君)
予算決算常任委員長の報告が終わりました。 以上で各
常任委員長の報告が終わりました。
---------------------------------------
△
委員長報告に対する質疑
○議長(
石田勝一君) 日程第2、これより質疑に入ります。 ただいまの各
常任委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) ないようですので、これをもって質疑を打ち切ります。 以上で質疑を終結いたします。
---------------------------------------
△議案(第1号-第12号)に対する討論
○議長(
石田勝一君) 日程第3、これより議案に対する討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 初めに、議案第1号に対する反対者、
大木傳一郎君の登壇を求めます。
大木傳一郎君。 〔18番
大木傳一郎君登壇〕
◆18番(
大木傳一郎君) 皆さん、御苦労さまです。
日本共産党の
大木傳一郎です。 私は、見詰める市政、見える市政、みんなの市政、その立場で議会活動を進めております。 今回、市長から提案された議案第1号 令和元
年度匝瑳市
一般会計歳入歳出決算認定について、次の理由により反対をいたします。 まず第1に、市の全般が
行財政運営が極めて消極的だと。このままでは隣接の旭市、香取市、多古町、横芝光町との行財政に後れを取らないか、埋没してしまうのではないか、このままでよいのだろうか、近隣との格差が拡大してしまうのではないかという心配が痛感しているところであります。 第2に、匝瑳市は問題が山積しています。限界集落の広がり、農村部、農業、商工業などの衰退、パートや契約社員の増大、消費税、災害、コロナによる暮らしの悪化、激しい
少子高齢化の深まり、特に子どもの貧困が広がっています。そういうことから見ても、匝瑳市での企画力、
財政運営計画、弱い積極性の打破、行政現場も教育現場も多忙に追われ、新たな発想が生まれる余裕を失せている状況にあります。コロナ禍での打開策が十分取られておりません。 第3に、政治姿勢の問題です。やはり憲法を暮らしに生かす、匝瑳市民のために憲法を活用する、そういう立場に果たして職員全体が、市庁全体が、教育長を先頭にそういう立場に立ち切っているかどうか、極めて疑問です。
消費税増税についてはっきりとした反対表明はできませんでした。匝瑳市の都市宣言、特に
非核平和都市宣言、
核兵器禁止条約に対する対応についても、直接的に政府に求めることはありませんでした。市長会や議長会からではなく、直接的に要請すべきであります。 あるいは、一歩進みつつありますが、国連決議のSDGs、持続可能な未来のためにこの17の目標をいかに達成するかと、これは基本計画とか実施計画の中にも盛り込まれて、一歩大きな前進を図りつつありますが、しかし家族農業や農民宣言、国連が決議したその方針に沿うような具体化がまだ図られておりません。 そして、さらに憲法、
教育基本法、給食法に不誠実であります。特に児童憲章、子どもの権利条約について何回かにわたって質問しましたけれども、何らの変化の報告はありません。宣言の具体化をどうするのか。弱いのではないか。各種宣言の徹底したさらなる具体化を求めたいと、このように思います。 第4点に、匝瑳市政の中に、まだ部分的ですが、公正、公平に反する市政が生まれつつあるのではないかと。いわゆる公費を使ってのみこしの修理、あるいは
学校給食費についての協議する
子育て支援協議会ですか、
子育て支援の会議に議事録の公開をしない、極めて秘密主義、これは行政に対する市民の不信を高めることになります。 そういうわけですから、当然、行政の中の指揮系統、役割分担、行政全体の姿、政策決定は非公開、結論の押しつけ、こんなような状況が広がりつつあると。これは将来にわたって極めて危険な警鐘を乱打すべき事柄であります。 第5に、女性の登用が不十分であります。努力をしているところは分かりますけれども、全く大きな前進が図られておりません。 第6点として、緊急性、優先性から問題のある
パークゴルフの建設強行、これはやはり今後の大きな問題点として続いていくのではないかと。 それから、今後の匝瑳市の活性化についての職員の衆知の掌握というのか、この点についてどうもその場しのぎというのか、その意欲が弱いという感じがします。例えば事前の議会での各種の意見を反映する件、あるいは食の安全、地産地消宣言に基づく地域の農業、食の安全をいかに確保するかという政策、例えば除草剤のグリホサートを使用しないとか、いすみ市の
有機米ブランドを給食に使っていることを学ぶとか、あるいは
環境保全推進で
自然再生エネルギーの主体的な取組との協力、協働、あるいは農産物の生産でも一歩上の産物として
カメムシ防除のための問題のあるスタークル、あるいはネオニコチノイドの不使用による匝瑳市の米をはじめ農産物の価値の高揚、これが必要であります。 第8点として、これもなかなか進まない、それは匝瑳市の文化歴史の保存、管理、継承です。具体的な計画推進あるいは設立をいつやるのか。匝瑳市は植木のまちでありますので、匝瑳市の遺産を残すという意味で匝瑳市の巨木、銘木の十選とか、あるいはその中には春海のテレビでよく報道される高いマキ塀、あるいは平和遺産である掩体壕、地下壕、こういうものの保存、こういうものに十分目が行っているのか、行政は、という疑問が残ります。 そのために、第9として、やっぱりこれらをやっていくには行政も一生懸命頑張ることがまず第一ですが、やはり市民との協働で元気のある匝瑳市、希望のある、活性化がある匝瑳市を図るという意味で、21団体のボランティアとの協力、協働、会員数450人いるわけですから、こういうところとの協力関係、そして
プロジェクトチーム結成、公募による協力しての協議、それには
再生可能エネルギーの利用促進、あるいは停電のときでのタイアップも大事であります。 また、匝瑳市は私は文化財の宝庫の地域だというふうに思います。何度か強調しましたけれども、全国一と言われる丸木舟の出土、あるいは匝瑳市の明治維新の事業、あるいは全国初の干拓事業とも言われる椿海の干拓の歴史、福善寺を拠点として決起した真忠組、
世直し運動、西の
天草キリシタンと共通する不受不施派の宗教弾圧、隠し墓、市内各地で広がった
自由民権運動、大原幽学の門下生も匝瑳市内にはたくさんいました。小作争議の歴史、戦跡の保存、こういうものも大変大事であります。 そして、第11に、これも内容が報告されておりませんけれども、匝瑳市の
歴史的遺産、資源、それらを収集した保存館、歴史館、資料館、こういうものをやはり今やらないとどんどん消えてしまう。広報そうさに掲載されている依知川さんの「匝瑳探訪」、これの冊子化を求めますが、これをやる報告もありません。ぜひできるだけ早くそういう方向性を腰を据えて、腰を入れて実現することを願うものであります。匝瑳市のイメージアップも、やりようによっては大きく前進することができます。 ある程度進んでいる、いわゆる久方の
--久方かな、あそこは--の箕づくりの里、あるいは
有機奨励品認定制度、
自然再生エネルギーの
里景観保全、そういうことで植木の緑の彫刻、いわゆる植木畑のめぐりのコース、そういうものも作っていく必要があるんではないかと。 ですから、今思いがけないSNSの時代ですから、SNSの活用によって大きく匝瑳市の魅力が、イメージがアップすることができるわけです。過去、匝瑳市も、例えば
吉永小百合さんが吉崎の新川の出口のところで、あれは「五番町夕霧楼」という映画だったんでしょうか、あそこで映画を撮りました。恐らく市にはその画像が残っていると思うんです。あれはNHKの大河ドラマ、武田信玄の物語があったと思うんですが、武田信玄が初めて海を見た、それは九十九里、吉崎の浜であったわけですね。そういうような小説とか映画とか、いろいろな歴史に残るようなそういうものをまとめ上げた、そういうものの収集と保存、これが私は大事だなと、このように思うんです。 ですから、私は市の職員はすごい能力を持っていると、大きな力を持っていると。思い切って、やはり市の職員になったときの、私は匝瑳市の市民全体の奉仕者としてこれから頑張るんだという、あの熱い情熱を課長になってからも、市長を先頭にですが、教育長もですね、そういうやはり心に火をともしてこれからの行政をぜひやっていただきたいと。元年度の決算を振り返り、次なる年にそれを生かしていくと。私の指摘が不十分なところもありますし、ちょっと言い過ぎたところもあるかもしれませんが、ぜひ納得できると。 最近テレビで、東京の三越の入り口にライオンの銅像というのか鋳造があるんですが、あのライオンがマスクをつけていましたよ。あれ面白いなと思いました。私、提案しても、まあまあそういうことは実際にはこれやるかなという、かすかな期待は持っていたんですが、まだ遅くもありませんが、やれることがあればそういうふうにぜひ前向きな、ポジティブな匝瑳市づくりのために検討を期待して討論といたしたいと思います。 以上です。
○議長(
石田勝一君)
大木傳一郎君による議案第1号の反対討論が終わりました。 次に、議案第1号に対する賛成者、宮内康幸君の登壇を求めます。 宮内康幸君。 〔1番宮内康幸君登壇〕
◆1番(宮内康幸君) それでは、私は議案第1号 令和元
年度匝瑳市
一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場で討論を行います。 先ほどの反対討論では、市政全般における
行財政運営について、そして各種市の課題について、限界集落、農業の問題、工業の問題、災害に対する対応、コロナ対策、少子化、
少子高齢化、また貧困、そして女性の登用、地方の活性化、農薬の問題、また地域の歴史文化、そのほかSNSの情報発信など、多数11点について施策内容が不十分という市長の政治姿勢などを問うものでありましたが、平成31年度の予算、令和元年度の予算における市政運営方針の対応と市長の所信表明を踏まえた予算の執行につきましては、おおむね所期の目的に沿って公正、公平、適正かつ効果的に執行されたものと私は考えております。その概要について、以下述べさせていただきます。 令和元年度決算は、市税の減少や合併算定替の縮減率の拡大により普通交付税が減少したことなどから、経常一般財源等が減少し、さらに合併特例債等の元金償還金により公債費が増加するなど経常経費が増加したため、経常収支比率は94.5%と前年度から2.8ポイントの上昇となりました。しかしながら、実質収支は6億4,500万円の黒字を堅持し、また財政の健全化を客観的に示す健全化判断比率は国の基準を大きく下回るなど、堅実な財政運営がなされたものと評価するものであります。 歳入では、自主財源のうち大きな比重を占める市税が前年度より1,500万円減少したものの、徴収率は91.9%と、前年度に比べ0.9ポイントアップしております。財政力の低い本市において限られた財源を確実に確保するため、執行部が取り組まれた成果であると考えます。 執行部におかれましては、今後とも最大限の工夫と努力をもって財源の確保に当たられるよう、強く望むものであります。 また、歳出では、小・中学校の空調設備整備や小学校ブロック塀の改修、さらには計画的に進められております小学校トイレの大規模改造に取り組まれるなど、未来を担う児童生徒の安全で快適な教育環境の向上が図られたところであります。 御承知のように、昨年度は台風第15号等により市内に甚大な被害を受けましたが、執行部においては速やかな財政措置の下、太田市長を先頭に各団体や自衛隊、そして市民の協力を得ながら、昼夜を徹し復旧作業に当たられました。また、近年の異常気象から、今後も大規模な自然災害がいつ起こってもおかしくない状況であります。この災害を教訓に、万全な防災体制の下、いざというときには迅速かつ適切な対応に当たられるよう、要望をしておきます。 このほかでは、公衆無線LAN環境整備事業による災害における情報伝達手段の確保をはじめ、子育て世代包括支援センターの開設による妊娠期から子育て期までの包括的、継続的な
子育て支援、住宅リフォーム補助事業による住宅環境の向上など、新たな事業にも積極果敢に取り組まれており、太田市長が市政運営に掲げた一つ上のまちづくりが着実に進められております。 しかしながら、匝瑳市の将来を展望いたしますと、
少子高齢化の進展や社会保障分野における行政サービスの需要の増大、さらに今後、地方交付税の合併算定替の終了や人口減少等に伴う地域の経済力低下に対する懸念など、財源の確保がより一層厳しくなることが見込まれております。 また、昨年度の台風被害や本年度での
新型コロナウイルス感染症対策では、財政調整基金を取り崩して必要な予算を捻出してきたところでありますが、財政調整基金が減少する中では、これまでのように基金を取り崩しての財政運営にも限界が近づきつつあるものと考えます。 執行部におかれましては、本年度、新たな財政健全化計画の下に健全財政に当たられているところではありますが、まずそのことを全ての職員に認識してもらい、その上で一人一人の創意工夫により最少の経費で最大の効果を上げられるよう、事業の必要性やその効果などを十分精査、検証され、将来にわたり持続可能で安定的な
行財政運営が図られること、そして市民満足度の高い行政サービスを提供し続けられるように、最大限努力されることを要望いたします。 さらに、私としては、市長マニフェストの基本方針の一つである市民参加のまちづくりをより一層推し進め、市民の皆様と一丸となり、共に考え共に行動する体制を、このコロナ禍にあっては充実させていく必要があると考え、「市民とともに創る協働のまち匝瑳」の実現に向け、併せて尽力願いたいと思います。 以上のことから、私は議案第1号 令和元
年度匝瑳市
一般会計歳入歳出決算認定については原案のとおり認定すべきものと考え、議員諸兄の御賛同をお願い申し上げまして、賛成の立場からの討論を終わります。 御清聴ありがとうございました。
○議長(
石田勝一君) 宮内康幸君による議案第1号の賛成討論が終わりました。 次に、議案第2号に対する反対者、田村明美君の登壇を求めます。 田村明美君。 〔16番田村明美君登壇〕
◆16番(田村明美君)
日本共産党の田村明美です。 市長から提案されました議案第2号 令和元
年度匝瑳市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、反対であるとの討論を行います。 要点は2つです。 一つには、高過ぎて払い切れない国民健康保険税額の見直し検討がなされなかったこと、二つには、資格者証発行ではなく被保険者全員に被保険者証交付をと求めてきましたが、実現されなかったことという理由です。 令和元年度の国保会計規模は、歳入決算額47億5,012万3,061円、歳出決算額45億900万8,130円で、実質収支は2億4,111万4,931円の黒字となり、うち1億2,100万円を匝瑳市国保財政調整基金に積み立てることとし、その結果、現在、令和2年途中の国保財政の調整基金残高は8億1,256万1,000円が見込まれるとの報告です。前年度からの繰越しや基金からの繰入れを差し引いた令和元年度の実質単年度収支も、3,689万6,000円の黒字となっています。 歳入全体については、国保税の資産割を廃止したこと、被保険者数が減少したことで前年度よりマイナス7%、約3億5,638万円の減少でした。国保世帯より徴収される保険税の調定額は約14億8,044万円で、うち不納欠損は約4,095万円、収入未済は約3億8,695万円という結果です。 また、歳出については、被保険者数の減少に伴う保険給付費の減少で前年度より4.4%の減、約2億728万円の減でしたが、ただし被保険者1人当たりの平均受診件数、医療への受診件数及び療養給付額は増加となっています。 これら決算報告には、匝瑳市の人口減少と高齢化に比例して国保被保険者数は減少しているが、同時に医療機関の受診件数、医療費は増加していることが表れています。今後はさらに医療需要が高まり、医療が重要になっていくと考えられます。 会計黒字の一方では、匝瑳市の国保税額が高過ぎて家計負担が重過ぎることから、保険税の未納・滞納が増え続けているという問題があります。一般被保険者1万1,554人の国保税徴収率、令和元年度現年分は91.87%、しかし滞納繰越分は14.89%でした。金額ベースでは現年分は高水準と見えますが、滞納税額の階層別状況表によれば、未納・滞納5万円未満世帯は滞納繰越し345世帯、現年分未納は368世帯、10万円未満の未納・滞納は滞納繰越し144世帯、現年分未納172世帯、25万円未満の未納・滞納は滞納繰越し238世帯、現年分未納219世帯、50万円未満は滞納繰越し167世帯、現年分未納73世帯というように、国保税の滞納繰越しがある世帯は現年分も未納・滞納になっているということが推測できます。 また、滞納繰越しの事由別表では、誓約して分納中であるというのが327世帯ありますが、分納の中断で不履行となっている世帯は121、納税意欲欠如、これは連絡や相談ができていないケースということですが、納税意欲欠如は649世帯、生活困窮は152世帯、経営不振は11世帯等となっています。 令和元年度の保険税徴収結果の下で、保険証ではない資格者証の発行数は、本年5月末現在、175世帯の244人に交付されているとの報告がありました。資格者証は、医療にかかるとき、保険給付である医療費が本人10割負担となります。やりくりがつかず保険税滞納となっている家庭が、医療費10割負担の支払いができるでしょうか。滞納繰越事由のうち、とりわけ分納中断、また納税意欲欠如、また生活困窮、これらの約1,000件に及ぶ世帯は、医療にかかることをちゅうちょする可能性があります。 誰もがいつでも必要な医療にお金の心配せずにかかれるようにしなければならないとの考えから、被保険者全員に資格者証ではなく被保険者証の交付をと求めてきましたが、太田市長はこれまでの資格者証発行の方針を変えていません。新型コロナウイルス感染問題の下で、被保険者証の全員交付を改めて求めるものです。 国保税の算出は、前年の年間収入から必要経費と基礎控除額33万円を控除した額、これが基になって所得割を算出し、さらに均等割は1人当たり年間医療費分2万円と後期高齢者支援分1万2,500円、合わせて3万2,500円がかかります。さらに、40歳以上は介護分も加算されます。そして、その家族の人数分を乗じた額が加算されます。均等割は収入の全くない子どもも課税対象となっています。家計に大変な重税としてのしかかっています。 少子化対策にも逆行しています。私は、18歳以下の子ども、被扶養者の均等割を廃止または減免することを市長に再三求めてきました。しかし、太田市長は、国の国保制度設計の課題であると答弁され、市としての検討は行われませんでした。国保制度は、広域化により千葉県と市町村が保険者となって事業運営する仕組みに変わりましたが、匝瑳市としての保険税徴収方針を発揮することは可能と考えます。国民皆保険制度の趣旨にのっとり、誠実に生活している市民は、誰もがお金の心配なく医療にかかれるよう、また滞納せずに納税できる保険税額となるようにするにはどうするのか、研究、検討が必要です。従来どおりの国保事業運営を批判しまして、決算認定に反対いたします。
○議長(
石田勝一君) 田村明美君による議案第2号の反対討論が終わりました。 次に、議案第2号に対する賛成者、平山政利君の登壇を求めます。 平山政利君。 〔5番平山政利君登壇〕
◆5番(平山政利君) 私は、議案第2号 令和元
年度匝瑳市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、原案に賛成の立場から討論をいたします。 御承知のように、公的医療保険制度である国民健康保険は、加入者の疾病、負傷、出産または死亡に対して療養の給付等を行う保険制度として、国民皆保険制度の根幹を支えているものであります。 令和元年度の決算状況を見ますと、被保険者数の減少と課税方式の変更により国保税収が減少いたしましたが、1人当たりの受診件数と療養給付費は増加しており、今後も歳入が減少する一方で、歳出での増加傾向が続くものと見込まれます。 そうした中で、このたびの決算では、平成21年度から9年間続いた一般会計からの法定外繰入れも昨年度と同様に解消され、実質収支も黒字となりました。この間、執行部では滞納整理対策本部を設置し、きめ細かな納税相談をはじめ、収納対策に全庁体制で当たられており、その成果を上げたことは大いに評価するものであります。 また、本決算では、財政調整基金での積み増しが図られたところでありますが、今後の保険給付費の推移、動向等を注視しつつ、不測の事態等の備えとして一定規模の基金を確保しておく必要があります。 今後とも、執行部に対しましては、国保財政の健全で安定的な運営に全力を挙げて取り組まれることを切に要望いたしまして、議案第2号 令和元
年度匝瑳市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定については原案のとおり認定すべきものと考え、議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の討論を終わります。
○議長(
石田勝一君) 平山政利君による議案第2号の賛成討論が終わりました。 以上で通告による討論は終わりました。 以上で討論を終結いたします。
---------------------------------------
△議案(第1号-第12号)の採決
○議長(
石田勝一君) 日程第4、これより議案の採決をいたします。 議案第1号 令和元
年度匝瑳市
一般会計歳入歳出決算認定について、本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
石田勝一君) 起立多数、賛成多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり認定されました。 議案第2号 令和元
年度匝瑳市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
石田勝一君) 起立多数、賛成多数であります。よって、議案第2号は原案のとおり認定されました。 議案第3号 令和元
年度匝瑳市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり認定されました。 議案第4号 令和元
年度匝瑳市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について、本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第4号は原案のとおり認定されました。 議案第5号 令和元
年度匝瑳市
病院事業決算認定について、本案に対する委員長の報告は認定であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第5号は原案のとおり認定されました。 議案第6号 令和2
年度匝瑳市
一般会計補正予算(第6号)について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 議案第7号 令和2
年度匝瑳市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 議案第8号 令和2
年度匝瑳市
病院事業会計補正予算(第3号)について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。 議案第9号 匝瑳市使用料、手数料、
占用料等条例の一部を改正する条例の制定について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。 議案第10号 匝瑳市
監査委員条例及び匝瑳市
病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 議案第11号 匝瑳市
ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 議案第12号 匝瑳市ほか二町
環境衛生組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について、本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 暫時休憩をします。
△午前11時07分 休憩
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△午後0時05分 再開
○議長(
石田勝一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△資料の配付
○議長(
石田勝一君) ここで申し上げます。 本日配付をしました資料16、
ごみ処理広域化推進事業に係る
中継施設整備費用について、資料の差し替えがありましたので、各議席に配付しました。 なお、配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
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△日程の追加
○議長(
石田勝一君) 次に、本日、発議案として、佐藤悟君より発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書について、林明敏君より発議案第2号
国保匝瑳市民病院の早期建替を求める決議について、以上2件の提案がありました。 休憩中に議会運営委員会にお諮りし、上程することといたしました。よって、この際、本発議案2件について、本日の日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、本発議案2件について、本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。 なお、発議案の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) 配付漏れなしと認めます。
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△発議案(第1号・第2号)の
上程-採決
○議長(
石田勝一君) 発議案第1号及び発議案第2号について一括議題とします。 これより発議案第1号及び発議案第2号について、提出者から提案理由の説明を求めます。 初めに、発議案第1号について、本案提出者、佐藤悟君から提案理由の説明を求めます。 佐藤悟君。 〔14番佐藤 悟君登壇〕
◆14番(佐藤悟君) どうも皆さん、お疲れさまです。 ただいまから提案理由を申し上げます。 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書について 上記の議案を別紙のとおり、匝瑳市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和2年9月24日提出 匝瑳市議会議長
石田勝一様 提出者 匝瑳市議会議員 佐藤 悟 賛成者 匝瑳市議会議員 田村明美 賛成者 〃 浅野勝義 賛成者 〃 行木光一 賛成者 〃 平山政利 賛成者 〃 椿 日出男 賛成者 〃 宮内康幸 なお、提案理由の説明は、意見書の朗読をもって代えさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、わが国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっている。 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。 記 1 地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。 2 地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。 3 令和3年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。 4 税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。 5 固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和2年9月24日 匝瑳市議会議長
石田勝一 衆議院議長 大森理森殿 参議院議長 山東昭子殿 内閣総理大臣 菅 義偉様 内閣官房長官 加藤勝信様 総務大臣 武田良太様 財務大臣 麻生太郎様 経済産業大臣 梶山弘志様 経済再生担当大臣 西村康稔様 まち・ひと・しごと創生担当大臣 坂本哲志様 以上、御審議いただきまして、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
石田勝一君) 発議案第1号の提案理由の説明が終わりました。 続いて、発議案第2号について、本案提出者、林明敏君から提案理由の説明を求めます。 林明敏君。 〔6番林 明敏君登壇〕
◆6番(林明敏君) 発議案第2号
国保匝瑳市民病院の早期建替を求める決議について 上記の決議を別紙のとおり、匝瑳市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 令和2年9月24日提出 匝瑳市議会議長
石田勝一様 提出者 匝瑳市議会議員 林 明敏 賛成者 匝瑳市議会議員 栗田剛一 賛成者 〃 行木光一 賛成者 〃 田村明美 賛成者 〃
大木傳一郎 賛成者 〃 石田加代 提案理由を申し上げます。 発議案第2号
国保匝瑳市民病院の早期建替を求める決議 本案は、
国保匝瑳市民病院の早期建替を求めるため、別紙のとおり決議案を提出するものであります。 御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
石田勝一君) 発議案第2号の提案理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書についてを議題とします。 質疑を許します。 林明敏君。
◆6番(林明敏君) それでは、私はこの意見書に反対するものではありませんが、賛成するに当たり、分からないところがありますので、何点か提出者に御教示をいただきたく御質問をさせていただきます。 1点として、基本的なことですが、地方財政の急激な悪化というのはどういうことか。 2点目としては、
地方税財源とはどういうものですか。 3点目としては、基本的なことですが、戦後最大の経済危機というのはどういうことで捉えておるんでしょうか。 4点目として、地方税及び地方交付税など一般財源の激減と言っておりますが、国から交付される依存財源は一般財源というものでありますか。 5点目として、地方交付税とはどのような制度ですか、お教えください。 6点目として、この中に書いてある減収補填債とはどのようなものですか。これもお教え願いたいと思います。 7点目としまして、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとありますが、これはどういうことですか。御説明をよろしくお願いいたします。
○議長(
石田勝一君) 佐藤悟君。
◆14番(佐藤悟君) 実は私が今提案しましたものは、全国議長会より各市議会に提案がされたもので、そしてこれは私1人でやったんじゃなく、各派代表者会議で一応全員賛成して提案しようということになりました。それで、私が議長で年配者であるということから私が務めたわけです。 今質問された林さん、誰の会派か私、分かりませんけれども、そのときに代表者として参加しているわけだ。それから、その説明は行かなかったか何だか、私には分かりません、それは。だけれども、一緒に会議に参加した、代表として送ってあるその人に内容はよく聞いてください。 以上です。
○議長(
石田勝一君) 林明敏君。
◆6番(林明敏君) 提出者として、その辺は御理解しないで提出したということで理解していいでしょうか。
○議長(
石田勝一君) 佐藤悟君。
◆14番(佐藤悟君) それは分からないで提出とかそういうよりも、みんなで合意して、だから林さんのグループ、会長誰だ、その人から自分のグループには説明が行っているわけだよ。ね。だから、それから聞いてくれということ。私には分からない、それは。
○議長(
石田勝一君) 林明敏君。
◆6番(林明敏君) じゃ、これで3回目となるんでしょうか。 じゃ、もう何点かちょっとお聞きしますが、これ分からなかったらお答えしなくてもいいんですが、ちょっと私はよく分からないもので提出者なら分かるかなと思ってお聞きしたいと思うんですが、地方交付税の激減はどうして起きるかと。この中に激減が起きると書いてありますが、どうして起きるかと。 2点目に、地方税の激減は避けられないと言っておりますが、地方税の中で、今回のコロナ騒ぎで何が一番地方税の中で激減が起こる、何税が激減が起こるかと。 3点目としては、地方交付税の総額を確保することとこの中に述べてあります。その総額というのはどうやって決めて、何を示すかということもお教え願いたいと思います。 4点目としましては、減収補填債、税の収入が予定より少なかったときに発行ができると思いますが、何の税が対象になりますか。これがお分かりになったらお願いいたします。 5点目として、さきの緊急経済対策として講じた特例措置、それはどういうものですか。それで、緊急経済対策として講じた特例措置とは、多分私がちょっと調べたところ、固定資産税の特例であると思いますが、その減額はどのような減額になって、またどのような方々が対象になり、いつから減額が始まって、いつこれは終了するのか。この文章の中ではそれを時限立法みたく書いてありまして、それをいつというようなことでこれ、国に申し込む、そこら理解を皆さん方しているかどうか分からないんですが、そういう御理解をいただいてこれは意見書は出すべきだと思うんですが。 それでまた、この意見書が行って地方税源が増えたとしたら、市民に、3.11の場合は市民の住民税に課税されています、その分として。そのような課税が起こるかどうかというのが、これも分かればお答え願いたいと思います。 市長選にもお出になった、6期もやった経歴がある方ですので、その辺、1問ぐらい分かればお答え願いたいんです。 これで終わります。
○議長(
石田勝一君) 佐藤悟君。
◆14番(佐藤悟君) 先ほど言ったとおりです。
○議長(
石田勝一君) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) ないようですので、これをもって発議案第1号の質疑を打ち切ります。 次に、発議案第2号
国保匝瑳市民病院の早期建替を求める決議についてを議題とします。 質疑を許します。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) ないようですので、これをもって発議案第2号の質疑を打ち切ります。 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております発議案第1号及び発議案第2号について、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、発議案第1号及び発議案第2号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありません。 お諮りいたします。討論を省略して採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、討論を省略して採決に入ります。 これより採決に入ります。 発議案第1号
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書について、本案について原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立全員〕
○議長(
石田勝一君) 起立全員、
賛成全員であります。よって、発議案第1号は原案のとおり可決されました。 発議案第2号
国保匝瑳市民病院の早期建替を求める決議について、本案について原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(
石田勝一君) はい、結構です。御着席ください。 起立少数、賛成少数であります。よって、発議案第2号は否決されました。 ただいま可決されました発議案第1号については、意見書の提出でありますので、地方自治法第99条の規定により関係行政機関に提出いたします。 お諮りいたします。ただいま意見書案が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石田勝一君) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理については議長に一任することに決しました。
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△議長挨拶
○議長(
石田勝一君) 今定例会に
付議された
事件は全て議了されました。 ここで一言御挨拶を申し上げます。 今期定例会は、去る9月4日に招集されて以来、会期21日間にわたりましたが、この間における皆様方の御精励と御苦労に対しまして、衷心より深く感謝申し上げる次第であります。 皆様方におかれましては、時節柄、御自愛の上、さらに一層の御活躍をお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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△閉会の宣告
○議長(
石田勝一君) これにて
匝瑳市議会令和2年9月定例会を閉会いたします。
△午後0時28分 閉会 署名 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 令和2年9月24日 議長
石田勝一 議員 椿 日出男 議員 浅野勝義...